JP2001331403A - 情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 会員の興味性の高い情報のみをタイミング良
く配信することができ、その情報配信効率を高めること
ができる情報配信システム及び情報配信方法を提供す
る。 【解決手段】 会員の属性データを記憶し、メールに付
加される付随情報を作成して記憶し、会員からの指示に
基づいてメールを作成し、会員の属性データに基づき、
会員からの指示に基づいて作成されるメールに付随情報
を付加するか否かを判断し、その判断結果に基づいて、
メールに付随情報を付加し、付随情報が付加されたメー
ルを会員から指定された所定の情報端末に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、会員より指定され
た情報をメールとして、会員より指定された情報端末に
配信するようにした情報配信システム及び情報配信方法
に関し、特に、前記メールを配信する会員の属性データ
に基づいて、配信されるメールに付随情報を付加するよ
うにした情報配信システム及び情報配信方法に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴い、種
々様々な情報端末が普及し、その多くがインターネット
に接続されて情報通信手段として用いられている。この
ような情報通信で用いられるｅメールは今や情報社会、
情報文化において不可欠なものとなっている。特に携帯
電話等のような常時携帯される小型の情報端末でのｅメ
ール利用は急激に増加している。そして、商業界では、
インターネットのホームページを用いてサービス情報や
宣伝広告情報を提供し、さらにインターネットと情報端
末を利用したサービス提供や商品販売等が行われるとい
った電子商取引が盛んとなっている。さらに、登録され
た会員には、定期的にあるいは不定期にｅメールにおい
て宣伝広告等の情報提供を配信するサービスも増えてき
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ｅメー
ル配信サービスにおいて配信される情報の多くはサービ
ス提供側から一方的に送られる場合が多く、また、その
提供先も全登録会員とされる場合が多い。このようなメ
ール配信形態は、会員側にしてみれば、興味がない情報
が多く含まれ、その中から真に興味のある情報を抽出す
るのが煩わしい。一方、情報提供者側にしてみれば、多
くの無駄な情報を配信していることとなる。

【０００４】さらに、情報端末の中でも常時携帯される
携帯電話等の通信端末において、サービス情報や宣伝広
告情報のメール配信によりもたらされる商取引の効果は
特に大きいが、不特定多数の配信先に配信されることは
無駄が多く、効果が低減する。

【０００５】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、会員の興味性の高い情報
のみをタイミング良く配信することができ、もって、そ
の情報配信効率を高めることができる情報配信システム
及び情報配信方法を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る情報配信システムは、会員の属性デ
ータを記憶する記憶部と、会員からの指示に基づいて、
メールを作成するメール作成手段と、メールに付加され
る付随情報を作成する付随情報作成手段と、前記メール
作成手段により作成されるメールに、前記会員の属性デ
ータに基づいて前記付随情報を付加する情報付加手段
と、前記付随情報が付加されたメールを前記会員から指
定された所定の情報端末に配信する配信手段とを備えた
ことを特徴とするものである。

【０００７】このような構成によれば、付随情報とそれ
が配信される会員とを属性データを介して結びつけるこ
とができ、付随情報が送られる会員にとってそれが興味
のあるものであることの確率を高めることができるとと
もに、その付随情報は会員が指示して配信されたメール
に付加されているため、配信タイミングも興味を引かせ
るタイミングとして優れる。

【０００８】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記属性データは、会員の年齢、性別、趣味等の
情報データの少なくともいずれかを含んで構成されるも
のである。

【０００９】このような構成によれば、付随情報に対す
る会員の興味性を判断するための属性データを簡単に構
築できる。

【００１０】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記付随情報には前記会員の属性データに対応す
るインデックスが設けられ、前記情報付加手段は前記イ
ンデックスに基づいて、前記メールに前記付随情報を付
加するか否かを判断する判断手段を備えたことを特徴と
する。

【００１１】このような構成によれば、付随情報を付加
するメールの選択が容易となる。

【００１２】さらに、本発明に係る情報配信システムに
おいて、前記付随情報は、前記属性データを有する会員
を対象として作成された商品情報またはサービス情報で
あることを特徴とする。

【００１３】このような構成によれば、電子商取引のた
めの情報提供効果がより高められる。

【００１４】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記付随情報には、前記商品情報またはサービス
情報に関連した関連情報を提供するためのＵＲＬを含ん
でいることを特徴とする。

【００１５】このような構成によれば、ＵＲＬにアクセ
スすることにより、より詳細なあるいは多様化した情報
を提供することができる。

【００１６】さらに、本発明に係る情報配信システムに
おいて、前記関連情報は、前記商品またはサービスに関
するクーポンであることを特徴とする。

【００１７】このような構成によれば、クーポン配布に
人的労力が不要となり、また、そのクーポンを配する効
果を効率的に高めることができる。

【００１８】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記付随情報作成手段は、前記付随情報を提供す
る業者側に設けられた情報端末により構成され、前記メ
ール作成手段、情報付加手段及び配信手段はサーバ装置
により構成されることを特徴とする。

【００１９】このような構成によれば、付随情報提供業
者は通信回線を介して付随情報をサーバ装置に提供で
き、付随情報の提供、配信が容易に且つ迅速に行える。

【００２０】さらに、本発明に係る情報配信システムに
おいて、前記サーバ装置は、情報端末から通信回線を介
して得られた前記会員からの指示に基づいて、所定の情
報をメールとし、前記会員から指定された所定の情報端
末に送信するメール配信サイトを構築することを特徴と
する。

【００２１】このような構成によれば、会員の希望する
情報端末にメールが配信されることとなるので、利便性
に優れる。

【００２２】さらに、本発明に係る情報配信システムに
おいて、前記メール配信サイトは前記会員により検索さ
れるＷｅｂサイト情報を掲載し、前記メール作成手段は
前記会員の情報端末から指定された少なくとも１つ以上
のＷｅｂサイト情報を含むメールを作成し、前記情報付
加手段は前記メール作成手段により作成されたメール
に、前記業者側に設けられた情報端末より送信された前
記付随情報を付加し、前記配信手段は前記会員から指定
された前記所定の情報端末のメールアドレスに前記付随
情報が付加されたメールを配信することを特徴とする。

【００２３】このような構成によれば、会員が興味を有
するサイト情報を取得しようとするタイミングで付随情
報を送ることができるので、付随情報に興味を抱かせよ
うとするタイミングにおいても優れる。

【００２４】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記メール作成手段により作成されたメールには
前記Ｗｅｂサイト情報として該ＷｅｂサイトのＵＲＬが
含まれていることを特徴とする。

【００２５】このような構成によれば、会員はＷｅｂサ
イトに自己の情報端末から容易にアクセスすることがで
きる。

【００２６】また、本発明に係る情報配信システムにお
いて、前記会員から指定された所定の情報端末は携帯端
末であることを特徴とする。

【００２７】このような構成によれば、携帯端末は常時
携帯され得るものであるから、配信された情報を常時取
得することが可能となり、特に、時間的要素を有する情
報配信においては効果的である。

【００２８】また、本発明に係る情報配信方法は、会員
の属性データを記憶する記憶ステップと、メールに付加
される付随情報を作成し、記憶するステップと、会員か
らの指示に基づいてメールを作成するステップと、前記
会員の属性データに基づいて、前記会員からの指示に基
づいて作成されるメールに前記付随情報を付加するか否
かを判断するステップと、前記付随情報を付加するか否
かの判断結果に基づいて、前記メールに前記付随情報を
付加するステップと、前記付随情報が付加されたメール
を前記会員から指定された所定の情報端末に配信するス
テップとを備えてなるものである。

【００２９】このような構成によれば、付随情報とそれ
が配信される会員とを属性データを介して結びつけるこ
とができ、付随情報が送られる会員にとってそれが興味
のあるものであることの確率を高めることができるとと
もに、その付随情報は会員が指示して配信されたメール
に付加されているため、配信タイミングも興味を引かせ
るタイミングとして優れる。

【００３０】さらに、本発明に係る情報配信方法におい
て、前記付随情報には所定の情報を提供するためのＵＲ
Ｌを含み、前記付随情報を配信された情報端末より前記
ＵＲＬにアクセスして前記所定の情報を得るステップを
備えることを特徴とする。

【００３１】このような構成によれば、ＵＲＬにアクセ
スすることにより、より詳細なあるいは多様化した情報
を提供することができる。

【００３２】さらにまた、本発明に係る情報配信方法に
おいて、前記会員から指定された所定の情報端末は携帯
端末であり、前記所定の情報はクーポンであり、前記携
帯端末により前記クーポン情報を表示させるステップを
備えることを特徴とする。

【００３３】このような構成によれば、携帯端末をクー
ポン券の代替として用いることができ、従来のような紙
や印刷作業が不要となる。また、クーポン券を配布する
人的労力も不要となる。

【００３４】

【発明の実施の形態】以下、図１から図９を用いて、本
発明の一実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の
形態は、会員登録したユーザの通信端末からの指示に基
づき、携帯端末専用のＷｅｂサイトリンク集をメールと
して作成し、任意の携帯端末へ配信するとともに、さら
に、該配信メールには提携企業（広告主）との契約によ
り会員の登録情報（属性データ）に合わせて提携企業の
商品広告やクーポン等が付加されるシステムとなってい
る。

【００３５】図１は、本実施の形態における情報配信シ
ステムを簡略に説明するための概略図である。情報配信
システムに用いられるサーバ１はＷｅｂサイト情報デー
タベース２に携帯端末専用の各種Ｗｅｂサイトの情報を
蓄積、管理すると共に、蓄積された情報に基づいて例え
ばインターネットのようなネットワーク３上にＷｅｂを
検索するためのサイト（Ｗｅｂ検索サイト）１０を公開
し、該サイト１０は、サーバ１やＷｅｂサイト情報デー
タベース２の他、登録者データベース４及び該当者デー
タベース５とリンクし、構築されている。登録者データ
ベース４には登録されたユーザ（会員）の情報が格納さ
れており、さらに該当者データベース５には、登録者デ
ータベース４に格納された会員の属性データに基づいて
抽出された会員の情報が格納されている。登録者データ
ベース４及び該当者データベース５もサーバ１の管理下
にある。

【００３６】ユーザは、通信端末６からネットワーク３
を介して、上記Ｗｅｂ検索サイトにアクセスし、会員登
録を行う。この時に氏名や配信先メールアドレスの他に
性別や生年月日、興味ジャンル等が会員の属性データと
して入力され登録者データベース４に格納される。さら
にサーバ１は、予め本システムの提携企業（広告主）７
が希望する属性データを有した会員を抽出しておき、該
当者データベース５に格納する。会員登録後、ユーザは
閲覧を希望するＷｅｂサイトを探して選択する。サーバ
１は選択されたＷｅｂサイトの情報を含むメール、具体
的には該Ｗｅｂサイトの名前やＵＲＬを含むメールをリ
ンク集として作成し、ユーザが指定したアドレスの端
末、例えば携帯電話のような携帯端末８に配信する。

【００３７】メール作成の際、サーバ１は該当者データ
ベース５に基づき、広告主７の商品情報や割引クーポン
等を取得できるＷｅｂサイトのＵＲＬを付加する。該Ｕ
ＲＬからＷｅｂサイトにアクセスし、いつでも商品情報
や割引クーポン券を取得できることとなる。なお、こう
した情報は、予め広告主７側で作成し、広告主７の通信
端末よりサーバ１に送信され、Ｗｅｂサイト情報データ
ベース２に格納される。ユーザは、取得したクーポンの
利用が可能な広告主の店舗９でクーポン券が表示された
携帯電話を提示することによって、割引等の優待を受け
ることができる。

【００３８】なお、Ｗｅｂサイト情報データベース２や
登録者データベース４及び該当者データベース５は、サ
ーバ１内に蓄積、管理されていてもよいし、サーバ１以
外の外部記憶装置に蓄積され、サーバ１とネットワーク
３で接続されていてもよく、図１に示されるような形態
に限定するものではない。また、各データベースが複数
のサーバ装置に別々に管理されていてもよい。このよう
にデータベースを分散化することで、データの機密性及
び安全性が向上する。また、メールの配信先が図示され
ているように携帯電話のような携帯端末に限るものでは
なく、パソコンのような通信端末であってももちろんか
まわない。

【００３９】図２は、本実施の形態における情報配信シ
ステムにおける手続きの流れを示すフローチャートであ
る。図３は、図２におけるＳ１８のＷｅｂサイト検索ス
テップを詳細に説明したフローチャートである。なお、
図２及び図３の実線は処理の流れ、点線はデータの流れ
を示す。さらに、図４から図９は、本システムにおける
表示画面の一例を示したものである。

【００４０】まず、ユーザが通信端末６から本システム
のサーバ１が公開するＷｅｂ検索サイト１０にアクセス
する（Ｓ１１）。図４に該Ｗｅｂ検索サイトのホーム画
面の一例を示す。ここで、ユーザの会員登録がまだであ
れば（Ｓ１２、登録）、図４のホーム画面の会員登録の
ためのボタン「登録はこちらをＣｌｉｃｋ！」３０をク
リックして、会員登録画面を表示させる。

【００４１】会員登録画面の一例を図５に示す。本画面
にて、氏名や生年月日等の項目３３の他、本システムに
よるメールの配信希望先アドレス３４を入力し、興味ジ
ャンル３５から適宜項目を選択する（Ｓ１３）。その後
は、送信ボタン３６をクリックし、システムに登録させ
る。この登録情報は、サーバ１が登録者データベース４
に格納する（Ｓ１５）。登録後は、図４のホーム画面に
戻る。

【００４２】Ｓ１２において既にユーザの会員登録が済
んではいるが、登録情報の変更を希望する場合には、上
述と同様に図５の会員登録画面を表示させ、氏名と生年
月日を入力する。すると、既に登録済みの情報が各項目
の表示されるので、それらを画面上で変更し、送信ボタ
ン３６をクリックする（Ｓ１４）。この変更情報は、サ
ーバ１が登録者データベース４に格納する（Ｓ１５）。
変更後は、図４のホーム画面に戻る。

【００４３】システム側では、予め広告契約を締結した
提携企業（広告主）の指示に基づき、登録者データベー
ス４に格納された会員情報から、広告主の希望する条件
に該当する会員情報を検索・抽出し（Ｓ１６）、該当者
データベース５に格納する（Ｓ１７）。例えば、広告主
が女性向け商品の情報配信を希望する場合、サーバ１は
属性データが女性である登録会員を検索・抽出して、該
当者データベース５に格納したり、また広告主がスポー
ツメーカーである場合、興味ジャンルにスポーツを含む
会員を検索・抽出し、該当者データベース５に格納す
る。

【００４４】なお、本実施の形態において、メール配信
の際に付加される商品情報や割引クーポン等の付随情報
は、会員の属性データに対応して数字やアルファベット
等で構成されたユニークなインデックスと共に予めＷｅ
ｂサイト情報データベース２に格納されている。そし
て、上述した該当者データベース５の構築において、サ
ーバ１は、該インデックスを参照することによって、登
録者データベース４から広告主が配信を希望する会員情
報を検索・抽出し、その抽出された会員情報をインデッ
クス毎に該当者データベース５に格納するようにしてい
る。なお、他の実施の形態としては、該当者データベー
ス５を設けることなく、メール配信に際して、登録者デ
ータベース４に格納されたその会員の属性データを付随
情報に付加されたインデックスと比較し、対応していれ
ば、この会員からの指示によるメールにその付随情報を
付加するようにすることもできる。

【００４５】Ｓ１２においてユーザ登録が既に済んでお
り、変更の必要も無い場合には（Ｓ１２、変更なし）、
次に、配信を希望するＷｅｂサイトを選択する処理に入
る（Ｓ１８）。Ｓ１８の詳細な処理フローを図３に示
す。

【００４６】まず、メール配信先の携帯電話のサービス
種別を選択する（Ｓ１９）。サービス種別は、図４のホ
ーム画面の上部の３つのメニュー項目３２から選択す
る。なお、Homeと書かれたメニュー項目３１は、適宜、
ホーム画面に戻るためのものである。以下、一例とし
て、メニュー項目３２からｉ−ｍｏｄｅ（登録商標）と
表示された項目をクリックする。

【００４７】サービス種別「ｉ−ｍｏｄｅ」を選択する
と、図６のように該サービスに対応するＷｅｂサイトが
カテゴリー毎にリストされた検索画面が表示される。図
においては、ニュース／情報のカテゴリーにおけるＷｅ
ｂサイトの名前、ＵＲＬ、サイトの特徴がＷｅｂサイト
リスト３７として表示されている。別のカテゴリーを検
索したい場合には、上部のカテゴリー表示バー３８にお
いて希望のカテゴリーをクリックする。

【００４８】ユーザは、Ｗｅｂサイトリスト３７から配
信を希望するサイトを選択し、右側のチェックボックス
３９にチェックする（Ｓ２０）。チェックボックス３９
へのチェックは、１つでも複数でもかまわない。希望の
サイトを全てチェックしたら、「サイトを選択！」４０
ボタンをクリックし、サーバ１に送信する。

【００４９】サーバ１は、ユーザが選択したサイトの文
字情報（名前、ＵＲＬ）を含むメールを作成する（Ｓ２
１）。このメールは、ユーザが選択したサービス「ｉ−
ｍｏｄｅ」のメールサービスにおける、送信可能な最大
文字数や幅文字数、使用可能な文字種等の制約を満たす
ようにサーバ１が調整して作成する。例えば、選択した
サイトの数が多すぎるため、最大文字数を超えてしまっ
た場合、メールを２分割する等の調整がなされる。

【００５０】こうしてメールが作成されると、その内容
をユーザが視覚的に確認するための確認画面がポップア
ップウィンドウで表示される。図７に確認画面の一例を
示す。ユーザが選択したＷｅｂサイトの名前とＵＲＬを
含むメールの内容４１が表示され、選択したものを確認
することができる（Ｓ２２）。確認の結果、間違ってい
た場合には（Ｓ２２、ＮＧ）、図５の検索画面に戻って
再度選択し直す。

【００５１】確認の結果、ＯＫならば（Ｓ２２、Ｏ
Ｋ）、画面下部のメールアドレス４２の入力スペースに
希望配信先のメールアドレスを入力する。入力後は、
「ケータイに送る！」ボタン４３をクリックして、サー
バ１に配信の要求を出す（Ｓ２３）。

【００５２】希望配信先のメールアドレスを受け取った
サーバ１は、登録者データベース４に登録された配信先
メールアドレスと一致するかどうかを確認する（Ｓ２
４）。メールアドレスが正しくない場合には（Ｓ２４、
ＮＧ）、エラーメッセージを表示し（Ｓ２５）、ユーザ
に再度入力を促す。このようにサーバ１が配信先メール
アドレスをチェックすることによって、入力ミスによる
誤配や、悪戯等による配信を防ぐことが可能となる。

【００５３】メールアドレスが正しい場合（Ｓ２４、Ｏ
Ｋ）、サーバ１は、該当者データベース５に格納された
データを参照し、作成されたメールに対してさらに商品
情報や割引クーポン券等のデータ（ＵＲＬ）を付加する
か否かを判断する。当該ユーザの会員情報が該当者デー
タベース５に格納されていれば、該当の付随情報をメー
ルに付加する。当該ユーザの会員情報が該当者データベ
ース５に格納されていなければ、何も付加しない（Ｓ２
６）。こうして作成されたメールが指定アドレスに配信
される（Ｓ２７）。

【００５４】携帯端末８に配信されたメールの一例を図
８に示す。該携帯端末８において、配信されたメールを
捨てずに、受信ボックス等に保存しておけば、メールを
開いてＵＲＬを選ぶだけで、いつでも手軽に閲覧したい
Ｗｅｂサイトにアクセスすることができる。またブック
マークにそのまま登録してもよい。

【００５５】さらにまた、図８には、ユーザが選択した
Ｗｅｂサイト情報の他に、付随情報の一例として広告主
である○○コンビニの割引クーポン画像のＵＲＬ４４が
付加されている。受信した携帯電話で該ＵＲＬ４４をク
リックすることによって、Ｗｅｂサイト情報データベー
ス２に格納された割引クーポン画像をダウンロードする
ことができる。図９に、割引クーポンを取得した携帯電
話の例を示す。

【００５６】割引クーポンを取得したユーザは、該当の
広告主が運営する店舗等へ来店し、この携帯電話８の画
面を提示し、割引を受けることが可能となる。特に、ク
ーポン等の付随情報が、携帯電話という常時持ち歩く小
型の媒体に直接配信されれば、ユーザは、いつでも割引
クーポンを取得し、手軽に利用することができる。ま
た、付随情報は割引クーポンに限らず、バーゲン情報や
期間限定商品の割引情報等の多種多様な広告を配信する
ことが可能である。

【００５７】さらに、こうしたクーポン画像の内容は可
変であり、例えば時期限定キャンペーン等のような期間
による情報内容の変更や、クーポン枚数の限定やプログ
ラムによる抽選等のようなＵＲＬにアクセスした人数経
過による情報内容の変更、さらにまた、先着順等のよう
に来店して割引のメリットを享受した人数経過による情
報内容の変更等が可能である。付随情報をＵＲＬにより
配信すれば、こうしたきめ細やかなサービスが可能とな
る。

【００５８】なお、本発明は、様々な状況に応じて、他
の手続きや画面構成等に適用可能であり、上述した手続
きや画面構成等に限定されるものでないのはもちろんで
ある。

【００５９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、会員よ
り指定された情報をメールとして、会員より指定された
情報端末に配信し、さらに、メールを配信する会員の属
性データ、例えば、会員の年齢、性別、趣味等の情報デ
ータに基づいて、配信されるメールに付随情報を付加す
るようにしたので、配信された付随情報が会員の興味あ
る情報である確率が高まるとともに、その付随情報は会
員が指示して配信されたメールに付加されているため、
配信タイミングも興味を引かせるタイミングとして優れ
るという効果を奏する。具体的には、特に商業界におい
て、付随情報に会員の属性データに対応した様々な広告
や商品情報、割引クーポン等を盛り込めば、より効果的
な販売促進を実現することが可能となる。

【００６０】特に本発明によれば、割引クーポン等の配
布において、携帯電話等に容易に配布することが可能と
なるため、人的労力が不要となり、また、会員は配信さ
れたクーポンを容易にまた、手軽に利用できる。このた
め、クーポンを配する効果を効率的に高めることができ
る。

【００６１】さらにまた、付随情報をＵＲＬにより配布
するようにすれば、該ＵＲＬをクリックするだけで、会
員は容易に情報にアクセスし、端末にダウンロードで
き、さらにまた、広告主側からは、より詳細なあるいは
多様化した情報を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る情報配信システム
を簡略に説明するための概略図である。

【図２】同システムを利用した情報配信の手続きの流れ
を示すフローチャートである。

【図３】同システムを利用した情報配信の手続きの流れ
を示すフローチャートである。

【図４】同システムにおけるホーム画面である。

【図５】同システムにおけるユーザ登録画面である。

【図６】同システムにおける検索画面である。

【図７】同システムにおける確認画面である。

【図８】同システムによりメールが配信された携帯端末
である。

【図９】同システムにより付随情報を取得した携帯端末
である。

【符号の説明】

１ サーバ ２ Ｗｅｂサイト情報データベース ３ ネットワーク ４ 登録者データベース ５ 該当者データベース ６ 通信端末 ７ 広告主 ８ 携帯端末 ４４ 付随情報

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 会員の属性データを記憶する記憶部と、 会員からの指示に基づいて、メールを作成するメール作
   成手段と、 メールに付加される付随情報を作成する付随情報作成手
   段と、 前記メール作成手段により作成されるメールに、前記会
   員の属性データに基づいて前記付随情報を付加する情報
   付加手段と、 前記付随情報が付加されたメールを前記会員から指定さ
   れた所定の情報端末に配信する配信手段とを備えてなる
   情報配信システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の情報配信システムにお
   いて、 前記属性データは、会員の年齢、性別、趣味等の情報デ
   ータの少なくともいずれかを含んで構成されるものであ
   る情報配信システム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の情報配
   信システムにおいて、 前記付随情報には前記会員の属性データに対応するイン
   デックスが設けられ、前記情報付加手段は前記インデッ
   クスに基づいて、前記メールに前記付随情報を付加する
   か否かを判断する判断手段を備えている情報配信システ
   ム。
4. 【請求項４】 請求項１乃至請求項３のいずれかに記載
   の情報配信システムにおいて、 前記付随情報は、前記属性データを有する会員を対象と
   して作成された商品情報またはサービス情報である情報
   配信システム。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の情報配信システムにお
   いて、 前記付随情報には、前記商品情報またはサービス情報に
   関連した関連情報を提供するためのＵＲＬを含んでいる
   情報配信システム。
6. 【請求項６】 請求項５に記載の情報配信システムにお
   いて、 前記関連情報は、前記商品またはサービスに関するクー
   ポンである情報配信システム。
7. 【請求項７】 請求項１乃至請求項６のいずれかに記載
   の情報配信システムにおいて、 前記付随情報作成手段は、前記付随情報を提供する業者
   側に設けられた情報端末により構成され、 前記メール作成手段、情報付加手段及び配信手段はサー
   バ装置により構成される情報配信システム。
8. 【請求項８】 請求項７に記載の情報配信システムにお
   いて、 前記サーバ装置は、情報端末から通信回線を介して得ら
   れた前記会員からの指示に基づいて、所定の情報をメー
   ルとし、前記会員から指定された所定の情報端末に送信
   するメール配信サイトを構築する情報配信システム。
9. 【請求項９】 請求項８に記載の情報配信システムにお
   いて、 前記メール配信サイトは前記会員により検索されるＷｅ
   ｂサイト情報を掲載し、 前記メール作成手段は前記会員の情報端末から指定され
   た少なくとも１つ以上のＷｅｂサイト情報を含むメール
   を作成し、 前記情報付加手段は前記メール作成手段により作成され
   たメールに、前記業者側に設けられた情報端末より送信
   された前記付随情報を付加し、 前記配信手段は前記会員から指定された前記所定の情報
   端末のメールアドレスに前記付随情報が付加されたメー
   ルを配信する情報配信システム。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載の情報配信システムに
    おいて、 前記メール作成手段により作成されたメールには前記Ｗ
    ｅｂサイト情報として該ＷｅｂサイトのＵＲＬが含まれ
    ている情報配信システム。
11. 【請求項１１】 請求項１乃至請求項１０のいずれかに
    記載の情報配信システムにおいて、 前記会員から指定された所定の情報端末は携帯端末であ
    る情報配信システム。
12. 【請求項１２】 会員の属性データを記憶する記憶ステ
    ップと、 メールに付加される付随情報を作成し、記憶するステッ
    プと、 会員からの指示に基づいてメールを作成するステップ
    と、 前記会員の属性データに基づいて、前記会員からの指示
    に基づいて作成されるメールに前記付随情報を付加する
    か否かを判断するステップと、 前記付随情報を付加するか否かの判断結果に基づいて、
    前記メールに前記付随情報を付加するステップと、 前記付随情報が付加されたメールを前記会員から指定さ
    れた所定の情報端末に配信するステップと、 を備えてなる情報配信方法。
13. 【請求項１３】 請求項１２に記載の情報配信方法にお
    いて、 前記付随情報には所定の情報を提供するためのＵＲＬを
    含み、 前記付随情報を配信された情報端末より前記ＵＲＬにア
    クセスして前記所定の情報を得るステップを備える情報
    配信方法。
14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の情報配信方法にお
    いて、 前記会員から指定された所定の情報端末は携帯端末であ
    り、 前記所定の情報はクーポンであり、 前記携帯端末により前記クーポン情報を表示させるステ
    ップを備える情報配信方法。