JP2001329962A - 圧縮機の吐出弁装置 - Google Patents

圧縮機の吐出弁装置

Info

Publication number
JP2001329962A
JP2001329962A JP2000155949A JP2000155949A JP2001329962A JP 2001329962 A JP2001329962 A JP 2001329962A JP 2000155949 A JP2000155949 A JP 2000155949A JP 2000155949 A JP2000155949 A JP 2000155949A JP 2001329962 A JP2001329962 A JP 2001329962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
valve
discharge
discharge valve
reed valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000155949A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Sagiya
昌敏 鷺谷
Mitsuhiro Takashima
充宏 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP2000155949A priority Critical patent/JP2001329962A/ja
Publication of JP2001329962A publication Critical patent/JP2001329962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出口が形成された弁板と、弁板に片持ち状
態で固定され面外方向へ弾性変形して吐出口を開閉する
リード弁と、リード弁の開度を規制するリテーナとを備
える圧縮機の吐出弁装置であって、圧縮機の高速運転時
に騒音が発生しない吐出弁装置を提供する。 【解決手段】 吐出口が形成された弁板と、弁板に片持
ち状態で固定され面外方向へ弾性変形して吐出口を開閉
するリード弁と、リード弁の開度を規制するリテーナと
を備え、リテーナは、リード弁の開度を規制する第1リ
テーナと、リード弁の開弁時に第1リテーナよりも先に
リード弁に当接するがリード弁が第1リテーナに当接す
るのを妨げない第2リード弁とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機の吐出弁装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吐出口が形成された弁板と、弁板に片持
ち状態で固定され面外方向へ弾性変形して吐出口を開閉
するリード弁と、リード弁の開度を規制するリテーナと
を備える圧縮機の吐出弁装置が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の吐出弁装置に
は、圧縮機の高速運転時に、一回の吐出継続時間が微小
になるために開弁時のリード弁の変形量が減少し、リー
ド弁がリテーナに接触しないまま片持ち状態で開閉を繰
り返して振動し、騒音が発生するという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、吐出
口が形成された弁板と、弁板に片持ち状態で固定され面
外方向へ弾性変形して吐出口を開閉するリード弁と、リ
ード弁の開度を規制するリテーナとを備える圧縮機の吐
出弁装置であって、圧縮機の高速運転時に騒音が発生し
ない吐出弁装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、吐出口が形成された弁板と、弁
板に片持ち状態で固定され面外方向へ弾性変形して吐出
口を開閉するリード弁と、リード弁の開度を規制するリ
テーナとを備え、リテーナは、リード弁の開度を規制す
る第1リテーナと、リード弁の開弁時に第1リテーナよ
りも先にリード弁に当接するがリード弁が第1リテーナ
に当接するのを妨げない第2リード弁とを有することを
特徴とする圧縮機の吐出弁装置を提供する。本発明に係
る圧縮機の吐出弁装置においては、リード弁の開弁時に
第1リテーナよりも先にリード弁に当接する第2リテー
ナが配設されているので、圧縮機の高速運転時にリード
弁の変形量が減少しても、リード弁は第2リテーナには
接触する。この結果、リード弁がリテーナに接触しない
まま片持ち状態で開閉を繰り返して振動するという事態
の発生が防止され、騒音の発生が防止される。第2リテ
ーナはリード弁が第1リテーナに当接するのを妨げない
ので、高流量時にはリード弁は第1リテーナに当接する
位置まで充分に面外変形することができる。この結果、
高流量時には充分なリード弁の開度が確保される。
【0005】本発明の好ましい態様においては、第2リ
テーナは、板バネである。板バネにより、簡便に第2リ
テーナを構成することが出来る。
【0006】本発明の好ましい態様においては、第2リ
テーナは、第1リテーナに形成された切欠部を介して第
1リテーナを越えてリード弁に接近する。本発明の好ま
しい態様においては、第2リテーナは、第1リテーナの
側方で第1リテーナを越えてリード弁に接近する。第2
リテーナは、第1リテーナに形成された切欠部を介して
第1リテーナを越えリード弁に接近し、或いは、第1リ
テーナの側方で第1リテーナを越えリード弁に接近する
ことにより、リード弁の開弁時に第1リテーナよりも先
にリード弁に当接することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る吐出弁装置
を備えるピストン往復動式圧縮機を図1〜3に基づいて
説明する。図1に示すように、筒状のハウジング1の両
端が、フロントハウジング2とリヤハウジング3とによ
り閉鎖されている。ハウジング1の内部に、クランク室
4と、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のシ
リンダボア5とが形成されている。クランク室4内に、
斜板6が配設されている。斜板6の中心に駆動軸7が挿
通されている。駆動軸7は、ベアリング8a、8bを介
して、フロントハウジング2、ハウジング1に回転可能
に支持されている。駆動軸7に、ロータ9が固定されて
いる。ロータ9の先端部に穴9aが形成されている。ロ
ータ9は、スラストベアリング10を介してフロントハ
ウジング2に支持されている。斜板6に、ロータ9へ向
かって延びる耳部11が設けられている。耳部11に長
穴11aが形成されている。長穴11aと穴9aとに挿
通されたピン12により、斜板6とロータ9とが連結さ
れている。
【0008】斜板6に、スラストベアリング13とラジ
アルベアリング14とを介して、揺動板15が、回転可
能に支持されている。揺動板15に、周方向に互いに間
隔を隔てて複数の球面座15aが形成されている。ピス
トンロッド16の一端16aが、枢動可能に球面座15
aに嵌合している。ピストンロッド16の他端16b
が、ピストン17に形成された球面座17aに枢動可能
に嵌合している。ピストン17は、シリンダボア5に摺
動可能に嵌合している。揺動板15の回転を阻止する回
転阻止装置18が配設されている。
【0009】リヤハウジング3の内部に、吸入室19と
吐出室20とが画成されている。ハウジング1とリヤハ
ウジング3とに挟持されて弁板21が配設されている。
弁板21には、シリンダボア5に対峙して、吸入口21
aと、吐出口21bとが形成されている。吸入口21a
を開閉する吸入弁22と吐出口21bを開閉する吐出弁
23とが配設されている。吐出弁23は片持ち状態で弁
板21に固定されている。吸入弁22、吐出弁23は、
内外の圧力差により面外方向へ弾性変形して吸入口21
a、吐出口21bを開閉するリード弁として構成されて
いる。
【0010】図1〜3に示すように、吐出室20内に、
吐出弁23の開度を規制するリテーナ24が配設されて
いる。リテーナ24は、吐出弁23の開度を規制する第
1リテーナ24aと、第1リテーナ24aに形成された
切欠部24a′を介して第1リテーナ24aを越えて吐
出弁23に接近し、吐出弁23の開弁時に第1リテーナ
24aよりも先に吐出弁23に当接する第2リテーナ2
4bとを有している。第1リテーナ24aと第2リテー
ナ24bとは、弁板21に固定されている。第2リテー
ナ24bは、金属の薄板から成る板バネとして構成され
ている。
【0011】クラッチ装置25が、フロントハウジング
2に取り付けられている。上記構成を有する本実施例に
係るピストン往復動式圧縮機は、車両に搭載され冷房装
置の冷媒圧縮機として使用されている。クラッチ装置2
5が図示しないベルトを介して図示しない車両エンジン
のクランク軸に連結されている。
【0012】本ピストン往復動式圧縮機の作動を以下に
説明する。クラッチ装置25をONすることにより、本
ピストン往復動式圧縮機は、車載エンジンにより駆動さ
れる。駆動軸7が回転し、駆動軸7の回転に伴って斜板
6が回転する。斜板6の回転に伴って、揺動板15が揺
動する。揺動板15の回転は、回転阻止装置18により
阻止される。揺動板15の揺動に伴って、ピストン17
がボア5内を往復移動する。ピストン17の往復移動に
伴い、外部の冷却回路から吸入室19へ流入した冷媒ガ
スが、吸入口21aと吸入弁22とを通ってボア5内に
吸入され、ボア5内で圧縮され、吐出口21bと吐出弁
23とを通って吐出室20内へ吐出し、吐出室20から
外部の冷却回路へ流出する。
【0013】吐出弁23の開度が、リテーナ24により
規制され、吐出弁23が過大変形によって損傷する事態
の発生が防止される。本ピストン往復動式圧縮機の低速
運転時や高流量運転時には、吐出弁23は開弁時に吐出
圧を受けて面外方向へ弾性変形する。第2リテーナ24
bは第1リテーナ24aに形成された切欠部24a′を
介して第1リテーナ24aを越えて吐出弁23に接近し
ているので、吐出弁23は先ず第2リテーナ24bに接
触する。吐出弁23は第2リテーナ24bを面外方向へ
弾性変形させつつ変形量を増し、図3の左半分に示すよ
うに、第1リテーナ24aに当接して停止する。第2リ
テーナ24bは金属の薄板からなる板バネであり、弾性
変形可能であって、吐出弁23が第1リテーナ24aに
当接するのを妨げないので、吐出弁23は第1リテーナ
24aに当接する位置まで充分に面外変形することがで
きる。この結果、冷房装置の負荷が高い高流量運転時
に、充分な吐出弁23の開度が確保され、充分な冷媒吐
出量が確保される。本ピストン往復動式圧縮機の高速運
転時には、一回の吐出継続時間が微小になるので開弁時
の吐出弁23の変形量が減少する。しかし、第1リテー
ナ24aよりも先に吐出弁23に当接する第2リテーナ
24bが配設されているので、圧縮機の高速運転時に吐
出弁23の変形量が減少しても、吐出弁23は第2リテ
ーナ24bには接触する。この結果、吐出弁23がリテ
ーナに接触しないまま片持ち状態で開閉を繰り返して振
動するという事態の発生が防止され、騒音の発生が防止
される。
【0014】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。図4に示すように、第2
リテーナ34bを二股に形成し、第1リテーナ34aを
挟んで第1リテーナ34aの側方で第1リテーナ34a
を越えて吐出弁に接近させても良い。第2リテーナ34
bは吐出弁の開弁時に第1リテーナ34aよりも先に吐
出弁に当接することができ、且つ、吐出弁が第1リテー
ナ34aに当接するのを妨げない。図5に示すように、
第1リテーナ44aに凹部44a′を形成し、凹部44
a′内に、吐出弁23ヘ向けて突出するコイルバネから
成る第2リテーナ44bを配設しても良い。かかる構成
によっても、上記実施例における第2リテーナ24bと
同様の効果が得られる。但し、構成的には、板バネから
成る第2リテーナ24bの方が簡便である。本発明に係
る吐出弁装置は、リード弁から成る吐出弁を備える全て
の種類の圧縮機に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る圧縮
機の吐出弁装置においては、リード弁の開弁時に第1リ
テーナよりも先にリード弁に当接する第2リテーナが配
設されているので、圧縮機の高速運転時にリード弁の変
形量が減少しても、リード弁は第2リテーナには接触す
る。この結果、リード弁がリテーナに接触しないまま片
持ち状態で開閉を繰り返して振動するという事態の発生
が防止され、騒音の発生が防止される。第2リテーナは
リード弁が第1リテーナに当接するのを妨げないので、
高流量時にはリード弁は第1リテーナに当接する位置ま
で充分に面外変形することができる。この結果、高流量
時には充分なリード弁の開度が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吐出弁装置を備えるピス
トン往復動式圧縮機の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る圧縮機の吐出弁装置の正
面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。右半分は吐出弁が
閉じた状態を示し、左半分は吐出弁が最大開度まで開い
た状態を示す
【図4】本発明の他の実施例に係る圧縮機の吐出弁装置
の正面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る圧縮機の吐出弁装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 6 斜板 7 駆動軸 17 ピストン 19 吸入室 20 吐出室 21b 吐出口 24 リテーナ 24a、34a、44a 第1リテーナ 24b、34b、44b 第2リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA03 AB07 AC03 AD01 CA01 CA02 CB07 CC11 CD02 CD03 CD04 3H058 AA15 BB35 CD04 CD07 EE13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口が形成された弁板と、弁板に片持
    ち状態で固定され面外方向へ弾性変形して吐出口を開閉
    するリード弁と、リード弁の開度を規制するリテーナと
    を備え、リテーナは、リード弁の開度を規制する第1リ
    テーナと、リード弁の開弁時に第1リテーナよりも先に
    リード弁に当接するがリード弁が第1リテーナに当接す
    るのを妨げない第2リード弁とを有することを特徴とす
    る圧縮機の吐出弁装置。
  2. 【請求項2】 第2リテーナは、板バネであることを特
    徴とする請求項1に記載の圧縮機の吐出弁装置。
  3. 【請求項3】 第2リテーナは、第1リテーナに形成さ
    れた切欠部を介して第1リテーナを越えてリード弁に接
    近することを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機
    の吐出弁装置。
  4. 【請求項4】 第2リテーナは、第1リテーナの側方で
    第1リテーナを越えてリード弁に接近することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の圧縮機の吐出弁装置。
JP2000155949A 2000-05-23 2000-05-23 圧縮機の吐出弁装置 Pending JP2001329962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000155949A JP2001329962A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 圧縮機の吐出弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000155949A JP2001329962A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 圧縮機の吐出弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001329962A true JP2001329962A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18660808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000155949A Pending JP2001329962A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 圧縮機の吐出弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001329962A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343510C (zh) * 2002-12-04 2007-10-17 三电有限公司 具有包括带特别设计曲面的阀座圈的排出阀机构的压缩机
CN100343534C (zh) * 2003-04-11 2007-10-17 乐金电子(天津)电器有限公司 涡旋压缩机排出噪音消减装置
JP2017150492A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 周 文三 空気圧縮機のシリンダ排気構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343510C (zh) * 2002-12-04 2007-10-17 三电有限公司 具有包括带特别设计曲面的阀座圈的排出阀机构的压缩机
CN100343534C (zh) * 2003-04-11 2007-10-17 乐金电子(天津)电器有限公司 涡旋压缩机排出噪音消减装置
JP2017150492A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 周 文三 空気圧縮機のシリンダ排気構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0223829Y2 (ja)
JP2007120408A (ja) 圧縮機
WO2006062051A1 (ja) 圧縮機
US6283722B1 (en) Variable displacement type compressor
JP2007327446A (ja) 開度調整弁及びこれを用いた可変容量型圧縮機
JP2006207484A (ja) 可変容量圧縮機
JPH1162823A (ja) 可変容量圧縮機
JP2001329962A (ja) 圧縮機の吐出弁装置
JP2000145637A (ja) 密閉型電動圧縮機
WO2018062479A1 (ja) 圧縮機の弁構造
JP2004092652A (ja) 圧縮機
JP2004092648A (ja) 圧縮機
JP2005105975A (ja) 圧縮機の弁構造
JP2005042695A (ja) 圧縮機の弁構造
JPS5934078A (ja) リ−ド弁装置
JP2001263228A (ja) ピストン式圧縮機及びその組立方法
JP2001099065A (ja) 冷媒圧縮機
JP2001193647A (ja) 往復動型圧縮機
JP2002285965A (ja) 往復動圧縮機
JP2000045949A (ja) 冷媒圧縮機
KR102087676B1 (ko) 가변 사핀식 압축기의 최소 사판각 유지장치
JP2010007588A (ja) 冷媒圧縮機
JP2000283042A (ja) 往復動型圧縮機
JP4368255B2 (ja) 往復動圧縮機
JP2006170087A (ja) 圧縮機の吸入圧力空間からの冷媒ガス供給機構