JP2001329686A - 高所作業用足場の構築方法 - Google Patents

高所作業用足場の構築方法

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JP2001329686A
JP2001329686A JP2000149874A JP2000149874A JP2001329686A JP 2001329686 A JP2001329686 A JP 2001329686A JP 2000149874 A JP2000149874 A JP 2000149874A JP 2000149874 A JP2000149874 A JP 2000149874A JP 2001329686 A JP2001329686 A JP 2001329686A
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JP
Japan
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suspended
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ground
height
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JP2000149874A
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English (en)
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Hiroshige Otaki
浩成 大滝
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大空間の天井仕上げ工事等において棚足場を
工事範囲全面に架ける場合に生じる不具合を解決するこ
と。 【解決手段】 本設梁2に取り付けた吊り上げ設備3の
電動チルホール32、33によって地組みされた吊足場
1を所要の高所作業に必要な高さ位置にまで吊り上げ、
吊足場1を固定ワイヤW1〜W4で定着した後、吊足場
1を既設の枠組足場7に接続するようにした。この結
果、少量の足場資材で済み、組みばらしも簡単となり、
仮設通路や資材供給通路の確保が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大空間の天井仕上
げ工事等において必要となる高所作業用足場の構築方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アトリウムのような大空間にお
いて天井仕上げ工事や天井内吊物鉄骨及び設備工事等を
行おうとする場合、従来では、これらの工事の遂行に必
要な足場は天井仕上げに影響を与えないようにするた
め、地上より工事作業の高さ位置まで延びる枠組足場を
用いた棚足場を地上から天井に向かって構築しており、
この結果、大空間の工事範囲全面において地上より棚足
場が架けられた状態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような大空間に
地上より棚足場を工事範囲全面に架ける従来の足場構築
方法によると、大量の足場資材が必要とされるので、資
材の調達コストが高くなるのは勿論のこと、足場資材の
組み立て及び解体に多大の時間とコストを要し、さらに
足場を使用している期間中足場の状態を良好に維持する
ための保守にも相当のコストがかかってしまうという問
題点を有している。
【0004】また、工事範囲全面に棚足場が架けられる
と、足場面積部分が床面積の大部分を占めてしまい、工
事作業者等が通るための仮設通路や棚足場上の作業以外
の部分で必要とされる資材の供給通路を充分に確保する
ことが困難となり、この結果作業効率が悪くなるという
別の問題点も有している。
【0005】本発明の目的は、従来の技術における上述
の問題点を解決することができる高所作業用足場の構築
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の方法の特徴は、大空間での天井仕上げ等のた
めに用いる高所作業用足場の構築方法であって、吊足場
を地上で組み立てると共に本設梁に吊り上げ設備を取り
付け、該吊り上げ設備によって前記吊足場を所要の高所
作業に必要な高さ位置にまで吊り上げ、前記吊足場をワ
イヤーで定着した後、前記吊足場を既設の足場に接続す
るようにした点にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0008】図1乃至図4は、本発明による高所作業用
足場の構築方法の実施の形態の一例を説明するための工
程図である。本実施の形態はアトリウムの大空間の天井
仕上工事のための足場を構築する場合の例であり、図1
に示されるように地上では吊足場1の地組みを行い、天
井近くの本設梁2の上では吊足場1をリフトアップする
ための吊り上げ設備3の設置が行われる。
【0009】吊足場1は、地面Gの上に置かれた架台4
の上に複数のH鋼1Aを並べた上に角パイプ1Bを配設
し、足場板1Cを取り付けて成る公知の構成のものであ
る。
【0010】吊り上げ設備3は、先ず、本設梁2上に設
置された複数の架台5の上にクレーンを用いて複数のH
鋼3Aを並べて吊足場支持部材31を形成する。
【0011】図2には、このようにして完成された吊り
上げ設備3が示されている。吊り上げ設備3は、吊足場
支持部材31に一対の電動チルホール32、33を所定
の間隔をあけて固定して成っている。また、図2には、
地組みによって完成された吊足場1の状態が示されてい
る。
【0012】このようにして吊足場1の地組みが完成
し、本設梁2上に吊り上げ設備3が設置されたならば、
吊り上げ設備3によって吊足場1を天井仕上げのための
高所作業に必要な高さ位置にまで吊り上げる。このた
め、電動チルホール32、33に対応させて吊足場1に
一対の滑車11、12を取り付け、電動チルホール32
からのワイヤ34を滑車11にワイヤ掛けし、電動チル
ホール33からのワイヤ35を滑車12にワイヤ掛けす
る。そして電動チルホール32、33を動作させて吊足
場1の吊り上げを行う。なお、吊足場1が適当な高さ位
置に吊り上げられた時点で、吊足場1の下面に水平養生
ネットNの取付けを行う。
【0013】吊足場1が水平状態に吊り上げられている
か否かをチェックするため、吊足場1と地面Gとの間に
は2本のスチールテープT1、T2がセットされてお
り、レベル計Lを用いて吊足場1の水平度をチェック
し、このチェック結果に応じて電動チルホール32、3
3による吊り上げ動作を加減する。
【0014】図3には、以上のようにして吊足場1が吊
り上げ設備3により所定の高さ位置にまで吊り上げら
れ、且つ吊足場1が水平状態となったところで、固定ワ
イヤW1、W2を用いて吊足場1を吊り上げ設備3の吊
足場支持部材31に定着した状態が示されている。
【0015】この後、図4において示されているよう
に、固定ワイヤW3、W4を定着のために設け、その後
に電動チルホール32、33及び滑車11、12を取り
外し、この結果、固定ワイヤW1〜W4によって吊足場
1が吊足場支持部材31から吊り下げられた状態とされ
る。
【0016】そして、吊足場1の一端部1aを、その近
傍に予め設置されている枠組足場7に角パイプ8によっ
て接続する。
【0017】図5には、角パイプ8による接続のための
詳細な構成図が示されている。この例では、吊足場1の
H鋼1Aにボルト止め等によって固定されているH鋼8
1に、角パイプ8の一端部8Aをキャッチクランプ82
を用いて固定し、角パイプ8の他端部8Bを直交クラン
プ83によって枠組足場7の枠柱71に固定している。
このような角パイプ8を用いた接続を複数箇所にて行う
ことで、吊足場の安定性を向上させると共に、その上に
足場板をのせるなどして、作業者の歩行を可能にするこ
とができる。
【0018】吊足場1は以上のようにして構築されるの
で、必要とされる足場資材の量が削減され、資材の調達
コストを抑えることができると共に、足場資材の組み立
て及び解体に要する時間及びコストも削減できる。さら
に、吊足場1の使用期間中足場状態を良好に維持するた
めの保守コストも削減することができる。また、吊足場
1が地上より吊り上げられることにより、床が高所作業
用の足場のために占有されることがなくなるので、仮設
通路や資材の供給通路などの充分な確保が容易となり、
作業効率を著しく改善することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、少ない量
の足場資材で短時間のうちに高所作業用足場の組み立て
及び解体が可能となるため、コストの低減と工期の短縮
とを同時に実現することができる。さらに、使用期間中
の保守コストが削減できるほか、足場が地上より吊り上
げられることにより、地上の作業エリアが広くなるた
め、仮設通路や資材の供給通路などの充分な確保が容易
となり、作業効率を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高所作業用足場の構築方法の実施
の形態の一例の説明のため吊足場の地組み工程と吊り上
げ設備の設置工程とを示す図。
【図2】本発明による高所作業用足場の構築方法の実施
の形態の一例の説明のため地組みされた吊足場を吊り上
げ設備により吊り上げる工程を示す図。
【図3】本発明による高所作業用足場の構築方法の実施
の形態の一例の説明のため吊足場の定着工程を示す図。
【図4】本発明による高所作業用足場の構築方法の実施
の形態の一例の説明のため吊足場を枠組足場に接続する
工程を示す図。
【図5】図4に示した吊足場を枠組足場との接続のため
の構成を詳細に示す詳細構成図。
【符号の説明】
1 吊足場 2 本設梁 3 吊り上げ設備 7 枠組足場 8 角パイプ 11、12 滑車 31 吊足場支持部材 32、33 電動チルホール 34、35 ワイヤ G 地面 W1、W2、W3、W4 固定ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大空間での天井仕上げ等のために用いる
    高所作業用足場の構築方法であって、 吊足場を地上で組み立てると共に本設梁に吊り上げ設備
    を取り付け、該吊り上げ設備によって前記吊足場を所要
    の高所作業に必要な高さ位置にまで吊り上げ、前記吊足
    場をワイヤーで定着した後、前記吊足場を既設の足場に
    接続するようにしたことを特徴とする高所作業用足場の
    構築方法。
JP2000149874A 2000-05-22 2000-05-22 高所作業用足場の構築方法 Pending JP2001329686A (ja)

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ID=18655664

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079411A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Asai:Kk 重量物の走行又は回転方法
CN110820564A (zh) * 2019-10-15 2020-02-21 同济大学 一种可升降可开合的盖梁施工检修多用途平台

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