JP2001329681A - 板 材 - Google Patents
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F2201/00—Joining sheets or plates or panels
- E04F2201/01—Joining sheets, plates or panels with edges in abutting relationship
- E04F2201/0153—Joining sheets, plates or panels with edges in abutting relationship by rotating the sheets, plates or panels around an axis which is parallel to the abutting edges, possibly combined with a sliding movement
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- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
実部といった嵌合部位に良好な寸法精度と十分な強度を
確保することができる板材を提供する。 【解決手段】表裏両面に防湿層20、30が形成された
基材10にナラ突板40を貼着した床板であり、基材1
0は、合板層10Xの表裏両面に、乾式法によって製造
された比重が0.8以上の木質繊維板からなる繊維板層
10Y、10Yが積層された3層構造になっている。長
辺側の一端部には表面側切除部が、相対する他端部には
裏面側切除部がそれぞれ形成されており、表面側切除部
の端面11aには雌実13が、裏面側切除部を有する一
端部の先端面10bには雌実13に嵌合可能な雄実14
がそれぞれ形成されている。また、表面側切除部の下面
には凹部15が、裏面側切除部の上面には凹部15に嵌
合可能な凸部16がそれぞれ形成されており、この凹部
15及び凸部16は繊維板層10Y部分に形成されてい
る。
Description
して使用される板材、特に、ワンタッチで接合すること
のできる板材に関する。
(a)に示すように、一方の端面に雄実52が、相対す
る他方の端面に雌実53がそれぞれ形成された基材51
の表面に表面化粧材54が貼着されたものが一般的に使
用されており、このような板材50は、同図(b)に示
すように、一端面に形成された雄実52と他端面に形成
された雌実53とを相互に嵌合させることによって順次
接合していくようになっている。
2と雌実53とを単に嵌合させることによって接合して
いく板材50では、一旦接合した板材50同士が容易に
離間してしまうので、こういった板材50を使用する場
合は、通常、接着剤や釘等の固定手段を用いて板材50
を下地材等に順次固定していかなければならず、施工が
面倒であるといった問題があった。
ることなく、ワンタッチで接合していくことのできる板
材が開発されている。図10に示すように、この種の板
材60は、通常、合板、パーティクルボード、MDFと
いった単一の木質材によって形成された基材61と、こ
の基材61の表面に貼着される表面化粧材68とから構
成されており、基材61の一方の端部は、その表面側を
一定幅で切除することによって形成された表面側切除部
62を有していると共に、相対する他方の端部は、その
裏面側を一定幅で切除することによって形成された裏面
側切除部63を有している。
64が、裏面側切除部63を有する一方の端部の先端面
には雌実64に嵌合可能な雄実65がそれぞれ形成され
ており、表面側切除部62の下面には凹部66が、裏面
側切除部63の上面には凹部66に嵌合可能な凸部67
がそれぞれ形成されている。
1(a)に示すように、床下地材の上に載置された板材
60に対して、接合しようとする板材60を、裏面側切
除部63を有する一方の端部が下向きになるように傾斜
させた状態で、その裏面側切除部63を、既に敷設され
ている板材60の表面側切除部62に嵌め込んで、雌実
64と雄実65とを相互に嵌合させると共に、凹部66
と凸部67とを相互に嵌合させることで簡単に接合する
ことができる。
状態では、図11(b)に示すように、雌実64と雄実
65とが相互に嵌合することによって厚み方向の位置ず
れが阻止されると共に、凹部66と凸部67とが相互に
嵌合することによって板材60同士の離間が阻止される
ようになっているので、特に、板材60を接着剤や釘等
を用いて床下地材等に固定しなくても確実に敷設するこ
とができる。
したように、雌雄実部と凹凸部といったそれぞれ嵌合方
向の異なる2種類の嵌合部位を有しているので、板材を
円滑かつ確実に接合させるためには、こういった嵌合部
位を精度良く加工しなければならず、しかも、輸送時や
施工時に嵌合部位の角部に欠けやつぶれが発生しないよ
うに、嵌合部位には十分な強度を確保しておかなければ
ならない。
に、合板のような木質材によって基材61全体を形成し
ていたのでは、雌実64、雄実65、凹部66及び凸部
67といった嵌合部位を精度良く加工することができ
ず、しかも、こういった嵌合部位に十分な強度を確保す
ることができないといった問題がある。
(MDF)のようなある程度緻密な組織からなる木質材
によって基材61を形成することが考えられるが、こう
いった木質材は、水分を吸放出しやすい特性を有してい
るため、こういった木質材によって基材61を形成する
と、湿度変化に対する十分な寸法安定性を確保すること
ができないといった新たな問題が発生する。
して基材全体が十分な寸法安定性を備えており、しか
も、基材に形成される凹凸部や雄雌実部といった嵌合部
位に良好な寸法精度と十分な強度を確保することができ
る板材を提供することにある。
を解決するため、この発明は、一方の端部は、その表面
側が切除されることによって形成された表面側切除部を
有すると共に、相対する他方の端部は、その裏面側が切
除されることによって形成された裏面側切除部を有して
おり、前記表面側切除部の端面には、雌実または雄実が
形成されていると共に、前記表面側切除部の下面には、
凹部または凸部が形成されており、前記裏面側切除部を
有する他方の端部の先端面には、前記雌実または雄実が
嵌合する雄実または雌実が形成されていると共に、前記
裏面側切除部の上面には、前記凹部または凸部が嵌合す
る凸部または凹部が形成されている基材を備えた板材に
おいて、前記基材を、乾式法によって製造された木質繊
維板からなる繊維板層と、合板からなる合板層とによっ
て形成し、前記繊維板層に前記凹部及び前記凸部が形成
されるように、前記繊維板層と前記合板層とを積層した
のである。
の一部を構成している、乾式法によって製造された密な
組織を有する木質繊維板からなる繊維板層に、嵌合部位
である凹部及び凸部が形成されているので、凹部及び凸
部の表面が滑らかになると共に、凹部及び凸部に良好な
寸法精度と十分な強度を確保することができる。しか
も、凹部及び凸部が形成された繊維板層には合板からな
る合板層が積層されているので、湿度変化に対して寸法
変化を起こしやすいという繊維板層の欠点が湿度変化に
対して寸法変化を起こしにくい合板層によって補完さ
れ、基材全体として十分な寸法安定性を確保することが
できる。
板は、湿式法によって製造された木質繊維板に比べて、
その表裏両面に硬い岩盤層が形成されやすいので、湿式
法によって製造された木質繊維板からなる繊維板層を合
板層に積層した基材に比べて、曲げ強度が大きくなる。
記繊維板層に形成された前記凸部が、前記繊維板層に形
成された他の部分に連設されているものにあっては、板
材を接合する際や接合された板材を外す際に凸部に加わ
る力を、繊維板層全体で受けることになるので、凸部の
みが容易に合板層から剥離することがない。
記繊維板層に前記雌実及び前記雄実の一部または全部が
形成されるように、前記繊維板層と前記合板層とを積層
したものにあっては、雄実と雌実との接触面に滑らかな
表面を有する繊維板層が露出することになるので、板材
を接合する際に雌実に対する雄実の滑りが良くなり、板
材をスムーズに接合することができるという効果があ
る。
成されたものにあっては、乾式法によって製造される木
質繊維板の表裏両面に形成される硬い岩盤層が、雄雌実
部分に位置することになるので、この岩盤層によって雄
実及び雌実の強度が向上するという効果がある。
重が0.8以上の緻密な木質繊維板によって、前記繊維
板層が形成されているものにあっては、比重が0.8以
下の中質繊維板(MDF)等によって形成された繊維板
層に比べて、嵌合部位の寸法精度が向上すると共に、嵌
合部位の強度が向上するので嵌合部位に発生しやすいか
けやへこみを有効に防止することができる。
参照して説明する。図1及び図2(a)、(b)に示す
ように、この板材1は、厚さ5.8mmの長方形状の基
材10と、この基材10の表裏両面に形成された厚さ
0.2mmの防湿層20、30と、基材10の表面側に
形成された防湿層20の表面に貼着された表面化粧材と
しての厚さ0.3mmのナラ突板40とから構成されて
おり、前記防湿層20、30は、紙とポリスチレンフィ
ルムまたはポリエチレンフィルムとを積層してなるラミ
ネートシートを、冷圧プレスによって、基材10の表裏
両面に貼着したものである。
板層10Xと、この合板層10Xの表裏両面に積層され
た繊維板層10Y、10Yとからなる3層構造であり、
繊維板層10Y、10Yは、乾式法によって製造された
比重が0.8以上の木質繊維板によって形成されてい
る。
の一方の端部には、基材10の表面側を一定幅で切除す
ることによって表面側切除部11が形成されていると共
に、相対する他方の端部には、基材10の裏面側を一定
幅で切除することによって裏面側切除部12が形成され
ており、図2(b)に示すように、短辺側の一方の端面
10cには雌実17が形成されていると共に、相対する
他方の端面10dには雌実17に嵌合可能な雄実18が
形成されている。
実13が形成されていると共に、裏面側切除部12を有
する一方の端部の先端面10bには雌実13に嵌合可能
な雄実14が形成されており、図4に示すように、雌実
13に雄実14が嵌合した状態では、雄実14と雌実1
3とが線接触するようになっている。
凹部15が形成されていると共に、裏面側切除部12の
上面12bには凹部15に嵌合可能な凸部16がそれぞ
れ形成されており、図4に示すように、裏面側切除部1
2を有する一方の端部の先端面10bと表面側切除部1
1の端面11aとが相互に当接した、板材1、1の接合
状態では、相互に嵌合している凹部15の一方の傾斜面
15aと、この傾斜面15aに対向する凸部16の一方
の傾斜面16aとの間に0.3mm程度の僅かな隙間が
形成されるようになっている。従って、凹部15の傾斜
面15aと凸部16の傾斜面16aとが接触するまで、
接合状態の板材1、1を僅かに離反させることができる
ようになっている。
5の他方の傾斜面15bとこの傾斜面15bに対向する
凸部16の他方の傾斜面16bとの間及び裏面側切除部
12の端面12aと表面側切除部11を有する端部の先
端面10aとの間には、常時、隙間が形成されるように
なっている。
4に示すように、基材10を構成している裏面側の繊維
板層10Y部分に形成されており、裏面側の繊維板層1
0Y部分に形成された凸部16は、裏面側の繊維板層1
0Yに形成された他の部分に連設された状態となってい
る。
及び図4に示すように、基材10を構成している合板層
10Xから裏面側の繊維板層10Yにわたって形成され
ており、雌実13及び雄実14は、その下部側に裏面側
の繊維板層10Yが、上部側に合板層10Xがそれぞれ
露出した状態となっている。
凸部16には、粘度が50cps以下で基材10に容易
に浸透した後に硬化する樹脂、例えば、湿気硬化型ウレ
タン樹脂やアクリル系樹脂等が含浸または塗布されてい
る。なお、こういった樹脂には、撥水性を付与するため
にシリコン樹脂等をブレンドしてもよい。
板を敷設する場合は、図5に示すように、まず、床下地
材の所定位置に載置することによって最初の板材1を敷
設する。そして、2枚目の板材1を、裏面側切除部12
を有する一方の端部が下向きになるように傾斜させた状
態で、その裏面側切除部12を、既に敷設されている1
枚目の板材1の表面側切除部11に嵌め込んで、雌実1
3と雄実14とを相互に嵌合させると共に、凹部15と
凸部16とを相互に嵌合させることで、板材1同士をそ
の短手方向に簡単に接合することができる。このように
して、板材1を相互に接合しながら順次敷設していく。
は、図6に示すように、長手方向に位置ずれさせた状態
で板材1を短手方向に接合した後、同図に矢印で示すよ
うに、この板材1を長手方向にスライドさせることによ
って、既に敷設されている板材1の雄実18に雌実17
を嵌合させることで、簡単に接合することができる。
した状態では、雌実13と雄実14とが線接触してお
り、しかも、短手方向に接合している板材1、1を僅か
に離反させることによって、先端面10bと端面11a
との間及び凹部15と凸部16との間に僅かな隙間が形
成されると共に、雌実13と雄実14とが相互に接触し
なくなるので、両板材1、1が短手方向に接合されてい
るにも拘わらず、大きなスライド抵抗が加わることな
く、板材1をスムーズに長手方向にスライドさせること
ができる。特に、上述したように、雌実13及び雄実1
4にシリコン樹脂をブレンドした湿気硬化型樹脂等を含
浸または塗布しておくと、雌実13と雄実14との間の
滑り性が向上するので、さらにスムーズに板材1をスラ
イドさせることができる。
らなる合板層10Xの表裏両面に、密な組織を有する木
質繊維板からなる繊維板層10Y、10Yを積層するこ
とによって基材10を形成し、その基材10を構成して
いる裏面側の繊維板層10Y部分に、嵌合部位である凹
部15及び凸部16を形成するようにしたので、凹部1
5及び凸部16の表面が滑らかになると共に、凹部15
及び凸部16に良好な寸法精度と十分な強度を確保する
ことができる。
木質繊維のみを使用する乾式法によって製造された木質
繊維板により形成するようにしたので、原料として長い
木質繊維と短い木質繊維の双方を使用する湿式法によっ
て製造された木質繊維板により繊維板層を形成する場合
に比べて、切削加工時の繊維の抜けや毛羽立ち等が発生
しにくく、滑らかな表面を有する寸法精度の良好な嵌合
部位を形成することが可能となる。
上の緻密な木質繊維板によって形成しているので、比重
が0.8以下の中質繊維板(MDF)等によって形成す
る場合に比べて嵌合部位の強度が向上する。MDF等に
よって基材が形成されている従来の板材では、板材の接
合と取り外しを繰り返すと、嵌合部位にかけやへこみが
発生し、板材同士をきちんと接合することができなくな
るという問題があったが、この板材1では、接合と取り
外しを繰り返しても、そういった問題が発生しにくく、
常にきちんと接合することができるという効果がある。
10Xが挟み込まれた状態で、合板層10X及び繊維板
層10Y、10Yが相互に積層されているので、湿度変
化に対して寸法変化を起こしやすい繊維板層10Y、1
0Yの欠点が、湿度変化に対して寸法変化を起こしにく
い合板層10Xによって補完され、基材10全体として
十分な寸法安定性を確保することができる。
板は、湿式法によって製造された木質繊維板に比べて、
その表裏両面に硬い岩盤層が形成されやすいので、湿式
法によって製造された木質繊維板からなる繊維板層を合
板層に積層した基材に比べて、曲げ強度の大きい板材1
を得ることができると共に、切削加工することによって
厚みが小さくなっている接合部分の強度が向上するとい
う効果もある。従って、この板材1のように、乾式法に
よって製造された木質繊維板により基材10を構成して
いる繊維板層10Yを形成しておくと、基材10や実の
下部側に別部材を設けて補強することなく、板材1の厚
みを小さくすることが可能となる。
0Yに形成された凸部16が、独立して合板層10Xに
固着されているのではなく、裏面側の繊維板層10Yに
形成された他の部分に連設された状態で他の部分と共に
合板層10Xに固着されているので、板材1、1を接合
する際や接合された板材1、1を外す際に凸部16に加
わる力を、裏面側の繊維板層10Y全体で受けることに
なり、繊維板層10Yに形成された凸部16のみが合板
層10Xから簡単に剥離することがない。
面側の繊維板層10Yにわたって、雌実13及び雄実1
4を形成することで、雄実13と雌実14の下側の接触
部分に滑らかな表面を有する繊維板層10Yを露出させ
るようにしたので、板材1、1を接合する際に雌実13
に対する雄実14の滑りが良くなり、板材1、1をより
スムーズに接合することができるという効果がある。
側の繊維板層10Yにわたって、雌実13及び雄実14
を形成すると、乾式法によって製造される木質繊維板の
表裏両面に形成される硬い岩盤層が、雌実15及び雄実
16の厚み方向の中間部分に位置することになるので、
この岩盤層の存在によって雌実15及び雄実16の強度
が向上するという効果がある。
にそれぞれ防湿層20、30が形成されており、しか
も、雌実13、雄実14、凹部15及び凸部16といっ
た嵌合部位に、湿気硬化型ウレタン樹脂やアクリル系樹
脂といった、粘度が50cps以下で基材10に容易に
浸透した後に硬化する樹脂が含浸または塗布されている
ので、基材10に対する水分の吸放出が阻止され、嵌合
部位に極めて良好な寸法安定性を確保することができ
る。
1同士の離間を規制している凹部15及び凸部16の間
に僅かな隙間が形成されていると共に、雌実13及び雄
実14が線接触していることで、板材1が水分を吸収す
ることによって膨潤した場合でも、凹凸部及び雄雌実部
を確実に嵌合させることができるので、板材1の接合作
業に支障をきたすことがなく、また、接合後に板材1が
膨潤した場合でも、その膨潤をある程度吸収することが
できるので、板材1が膨潤することに伴って発生する先
端面10bと端面11aとの当接部分における板材1の
突き上げを有効に防止することができるという効果があ
る。
6の傾斜面16aとの間に形成される隙間が大きくなる
と、接合状態における板材1、1の先端面10bと端面
11aとの間に形成される隙間が大きくなるおそれがあ
るので、凹部15の傾斜面15aと凸部16の傾斜面1
6aとの間に形成される隙間は、1mm以下、より好ま
しくは0.1〜0.5mm程度に設定しておくのがよ
い。
側の端部に、雌実13及び雄実14と、凹部15及び凸
部16といった嵌合方向の異なる2種類の嵌合部位を形
成しているが、相対する一対の短辺側の端部には、相互
に嵌合する雌実17及び雄実18のみを形成するように
しているので、上述したように、複数の板材1を前後左
右に相互に接合していく場合に、特に良好な接合作業性
が得られるという効果がある。
Xの表裏両面に繊維板層10Yを積層した3層構造の基
材10を採用しているが、これに限定されるものではな
く、例えば、図7に示すように、表面側の繊維板層10
Y部分を合板層10Xによって形成した2層構造の基材
10を採用することも可能である。このように、湿度変
化に対して寸法変化を起こしにくい合板層10Xの厚み
を大きくしておくと、基材10全体の寸法安定性がさら
に向上するという効果がある。
維板層10Yに形成された凸部16が裏面側の繊維板層
10Yに形成された他の部分に連設されているが、これ
に限定されるものではなく、例えば、図8に示すよう
に、裏面側の繊維板層10Yに形成された凸部16を、
裏面側の繊維板層10Yに形成された他の部分から分離
させることも可能である。ただし、このような構成を採
用すると、上述したように、板材の接合時や取り外し時
等に凸部16が合板層10Xから剥離し易くなるので、
繊維板層10Yに形成された凸部16を繊維板層10Y
に形成された他の部分に連設させるような構成を採用す
ることが望ましい。
表面側及び裏面側に繊維板層10Yを配設しているが、
これに限定されるものではなく、凹部及び凸部が繊維板
層に形成されるのであれば、繊維板層の表裏両面に合板
層を積層した3層構造の基材を採用することも可能であ
り、さらに、繊維板層の厚み方向の中心部分に合板層を
配置した5層構造の基材を採用することも可能である。
8以上の木質繊維板によって繊維板層10Yを形成して
いるが、嵌合部位の強度向上という観点からは、比重が
0.9以上の木質繊維板によって繊維板層10Yを形成
しておくことが望ましい。
雄実14、凹部15及び凸部16といった全ての嵌合部
位に、湿気硬化型ウレタン樹脂やアクリル系樹脂等を含
浸または塗布しているが、これに限定されるものではな
く、必要に応じて雄雌実部または凹凸部のいずれか一方
のみに樹脂を含浸または塗布したり、基材10の露出面
の全てに樹脂を含浸または塗布してもよい。
としてナラ突板40を使用しているが、これに限定され
るものではなく、例えば、メラミン含浸紙を表面化粧材
として使用することも可能であり、さらに、防湿層2
0、30を省略することも可能である。
部11に雌実13及び凹部15を形成し、裏面側切除部
12を有する端部の先端面10bに雄実14を、裏面側
切除部12に凸部16をそれぞれ形成しているが、これ
に限定されるものではなく、例えば、裏面側切除部に雌
実及び凹部を形成し、表面側切除部を有する端部の先端
面に雄実を、表面側切除部に凸部をそれぞれ形成すると
いった具合に、雌実、雄実、凹部及び凸部の形成位置を
任意に設定することができる。
使用される板材1について説明したが、これに限定され
るものではなく、本発明の板材は、壁材等の種々の用途
に使用される板材に適用することができることはいうま
でもない。
平面図である。
(b)は図1のY−Y線に沿った断面図である。
図である。
ある。
上の板材の接合方法を示す断面図である。
図、(b)は同上の板材の接合状態を示す断面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 一方の端部は、その表面側が切除される
ことによって形成された表面側切除部を有すると共に、
相対する他方の端部は、その裏面側が切除されることに
よって形成された裏面側切除部を有しており、 前記表面側切除部の端面には、雌実または雄実が形成さ
れていると共に、 前記表面側切除部の下面には、凹部または凸部が形成さ
れており、 前記裏面側切除部を有する他方の端部の先端面には、前
記雌実または雄実が嵌合する雄実または雌実が形成され
ていると共に、 前記裏面側切除部の上面には、前記凹部または凸部が嵌
合する凸部または凹部が形成されている基材を備えた板
材において、 前記基材を、乾式法によって製造された木質繊維板から
なる繊維板層と、合板からなる合板層とによって形成
し、 前記繊維板層に前記凹部及び前記凸部が形成されるよう
に、前記繊維板層と前記合板層とを積層したことを特徴
とする板材。 - 【請求項2】 前記繊維板層に形成された前記凸部は、
前記繊維板層に形成された他の部分に連設されている請
求項1に記載の板材。 - 【請求項3】 前記繊維板層に前記雌実及び前記雄実の
一部または全部が形成されるように、前記繊維板層と前
記合板層とを積層した請求項1または2に記載の板材。 - 【請求項4】 前記繊維板層を形成している前記木質繊
維板は、比重が0.8以上である請求項1、2または3
に記載の板材。
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---|---|---|---|
JP2000152362A JP2001329681A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 板 材 |
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JP2000152362A Pending JP2001329681A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 板 材 |
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