JP2001327132A - 極数切り替え誘導電動機 - Google Patents

極数切り替え誘導電動機

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JP2001327132A
JP2001327132A JP2000146766A JP2000146766A JP2001327132A JP 2001327132 A JP2001327132 A JP 2001327132A JP 2000146766 A JP2000146766 A JP 2000146766A JP 2000146766 A JP2000146766 A JP 2000146766A JP 2001327132 A JP2001327132 A JP 2001327132A
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poles
inverter
rotation speed
torque
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Shinji Nishimura
慎二 西村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/16Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring
    • H02P25/18Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring with arrangements for switching the windings, e.g. with mechanical switches or relays
    • H02P25/20Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring with arrangements for switching the windings, e.g. with mechanical switches or relays for pole-changing
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K17/00Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/12Asynchronous induction motors for multi-phase current
    • H02K17/14Asynchronous induction motors for multi-phase current having windings arranged for permitting pole-changing

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の極数比を得ることができ、巻数も任意
に選べることから動作範囲を非常に大きくとることがで
き、さらに、極数切り替えに際し動作が安定する極数切
り替え誘導電動機を得る。 【解決手段】 かご型巻線を有する回転子1と、同一の
固定子鉄心に巻装された少なくとも1組の極数2n極で
巻かれた第1の巻線2a及び極数2m極で巻かれた第2
の巻線2bを有する固定子2と、第1の巻線2aに接続
された第1のインバータ3と、第2の巻線に接続された
第2のインバータ4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば低速時と
高速時とで極数を切り替える極数切り替え誘導電動機に
関し、特に動作範囲を大きくとれ、また、極数切り替え
の際動作が安定する極数切り替え誘導電動機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6はかご型電動機の極数を切り替える
方法の一つを説明する図である。かご型電動機において
は、極数は、固定子の極数によって決まる。従来、かご
型電動機の極数を切り替える方法の一つとして、固定子
に設けられた同一の巻線の接続を切り替えることにより
異なった極数を得るようにしたものがある。
【0003】図6で説明されるかご型電動機は、固定子
に連続して設けられた4個のコイルを有している。4個
のコイルは、高速時には、隣り合うコイルが違う極とな
るように励磁される。すなわち、図6の(a)のように
図の左側から、N極、S極、N極、S極と励磁される。
これにより、4極の電動機となる。
【0004】一方、4個のコイルは、低速時には、図6
の(b)のように、すべてのコイルが同じ極となるよう
に励磁される。そしてこのとき、隣り合う2つのN極間
には、仮想的にS極が形成される。これにより、8極の
電動機となる。
【0005】そして、例えば特開平7−336971号
公報には、上述のような構成のかご型電動機において、
極が変わる巻線群に接続される第1のインバータと極が
変わらない巻線群に接続される第2のインバータとを設
けた構成が示され、この第1のインバータと第2のイン
バータとを同じ極性として出力して、8極の電動機と
し、一方、第1のインバータのみ極性を反転して4極の
電動機を得る方法が開示されている。
【0006】このような構成の極数切り替え誘導電動機
においては、低速時には、極数を多くして、少ない電流
で大きなトルクを獲得し、一方、高速時には、極数をす
くなくして出力を稼ぐことができる。
【0007】しかし、このような構成の極数切り替え誘
導電動機においては、周波数が異なる2種類の電圧を合
成して、この周波数を徐々に変化させながら極数を切り
替えるため、頻繁に極数切り替えが行われると動作が不
安定になる恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の極数切り替え誘導電動機においては、同一の巻線の接
続を切り替えることにより異なった極数を得るようにし
たので、1:2の極数比でしか切り替えができなかっ
た。また、巻数が同一なので、電圧利用率は2倍しかで
きなかった。さらに、上記に述べたように、回転速度が
頻繁に変化する場合動作が不安定になる恐れがあった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、任意の極数比を得ることがで
き、巻数も任意に選べることから動作範囲を非常に大き
くとることができ、さらに、極数切り替えに際し動作が
安定する極数切り替え誘導電動機を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る極数切り
替え誘導電動機は、かご型巻線を有する回転子と、同一
の固定子鉄心に巻装された少なくとも1組の極数2n極
で巻かれた第1の巻線及び極数2m極で巻かれた第2の
巻線を有する固定子と、第1の巻線に接続された第1の
インバータと、第2の巻線に接続された第2のインバー
タとを備えている。
【0011】また、mとnの関係は、m=2kn ここ
で、kは自然数である。
【0012】また、第1の巻線と、第2の巻線の巻数が
異なる。
【0013】また、回転子の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、回転速度に基づいて第1のインバータを
制御する第1のインバータ制御手段と、回転速度に基づ
いて前記第2のインバータを制御する第2のインバータ
制御手段とをさらに備えている。
【0014】また、トルク指令を入力し、トルク指令
を、第1のインバータへ出力する第1のトルク指令と、
第2のインバータへ出力する第2のトルク指令とに分配
するトルク分配手段をさらに備えている。
【0015】また、トルク分配手段は、回転速度検出手
段の出力する回転速度に基づいてトルクの分配比を決定
する。
【0016】また、トルク分配手段は、回転速度が、所
定の回転速度以下の時、第2のインバータへ出力する第
2のトルク指令が大きく、また、所定の回転速度以上の
時、第1のインバータへ出力する第1のトルク指令が大
きくなるようにトルク指令を分配する。
【0017】また、トルク分配手段は、トルク指令を極
数の大きい方の巻線にまず割り当て、トルクの不足分を
極数の小さい方の巻線に割り当てる。
【0018】また、第1の巻線と第2の巻線は、同じス
ロットに巻線されている。
【0019】また、mとnの関係がn>mのとき、極数
2m極で巻かれた第2の巻線がスロットの開口部側に配
置されている。
【0020】また、極数2n極で巻かれた第1の巻線及
び極数2m極で巻かれた第2の巻線のスロット内の断面
積の割合が異なる。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
極数切り替え誘導電動機を示すブロック図である。図2
は1つの固定子に極数が異なる4極と8極の2組の巻線
を設けた様子を示す図である。図1において、1は、か
ご型巻線1aを有する回転子である。2は、極数4極で
巻かれた第1の巻線2aと極数8極で巻かれた第2の巻
線2bとを有する固定子である。本実施の形態において
は、極数8極で巻かれた第2の巻線2bの巻数が極数4
極で巻かれた第1の巻線2aの巻数より多くされてい
る。図2において、U,V,Wが極数8極で巻かれた第
2の巻線2bであり、X,Y,Zが極数4極で巻かれた
第1の巻線2aである。
【0022】図1に戻り、3は、第1の巻線2aに接続
された4極励磁用の第1のインバータである。第1のイ
ンバータ3は、第1のインバータ制御手段3aを内蔵し
ている。一方、4は、第2の巻線2bに接続された8極
励磁用の第2のインバータである。第2のインバータ4
は、第2のインバータ制御手段4aを内蔵している。
【0023】さらに、5は、回転子1の回転速度を検出
する回転速度検出手段としての回転速度センサである。
また、6は、回転速度によりトルク指令を分配するトル
ク分配手段としてのトルク指令分配器である。
【0024】さらに、11は、第1の巻線2aのV相に
接続され、第1の巻線2aのV相の電流を検出する第1
の電流センサである。12は、第1の巻線2aのW相に
接続され電流を検出する第2の電流センサである。同じ
く、13は、第2の巻線2bのV相に接続され、第2の
巻線2bのV相の電流を検出する第3の電流センサであ
る。14は、第2の巻線2bのW相に接続され電流を検
出する第4の電流センサである。
【0025】回転速度センサ5の検出した回転子1の回
転速度ωmは、第1のインバータ制御手段3a、第2の
インバータ制御手段4a、及びトルク指令分配器6に入
力される。第1の電流センサ11の検出する電流Iw1
と第2の電流センサ12の検出する電流Iv1は、第1
のインバータ制御手段3aに入力される。そして、第3
の電流センサ13の検出する電流Iw2と第4の電流セ
ンサ14の検出する電流Iv2は、第2のインバータ制
御手段4aに入力される。
【0026】また、トルク指令分配器6は、トルク指令
Tを入力し、入力されたトルク指令Tを、第1のインバ
ータ3への出力する第1のトルク指令T1と、第2のイ
ンバータ4へ出力する第2のトルク指令T2とに分配す
る。
【0027】次に動作を説明する。トルク指令分配器6
は、回転速度ωmに基づき、回転速度が低いときは、電
動機が極数8極で巻かれた第2の巻線2bのみで駆動す
るようトルク指令T2を出力する。第2の巻線2bは、
8極なので周波数が高くなり、磁束が少なくても周波数
が高い分起電力が大きくなり、また、巻数が多くされて
いるので、少ない電流で大きなトルクを出すことができ
る。しかし、このまま高速回転をしてしまうと、起電力
が大きくなりすぎて出力がでなくなる。
【0028】そこで、トルク指令分配器6は、回転速度
ωmに基づき、回転速度が高くなると、電動機が極数4
極で巻かれた第1の巻線2aのみで駆動するようトルク
指令T1を出力する。第1の巻線2aは、4極なので回
転速度が大きくなっても低い周波数で励磁され、磁束が
多くても周波数が低いので起電力を小さくすることがで
きる。また、逆起電力が小さいのでたくさんの電流を流
すことができる。
【0029】トルク指令分配器6は、回転速度ωmをフ
ィードバックしてこの回転速度ωmに基づいて分配の比
率を変えても良いし、また所定の回転速度を境に切り替
えても良い。本実施の形態は、極数が異なるので、互い
の電流による磁束は干渉することがない、従って、あた
かも独立した2個の電動機を駆動するように使うことが
できる。第1の巻線2aと第2の巻線2bは、同時に駆
動させても良いし、片側づつ駆動させても良い。その切
り替えは、トルク指令分配器6分配の方法を変えるだけ
である。極数4極で巻かれた第1の巻線2aは、発電に
用いられても良い。
【0030】図3は従来の1巻線1インバータの電動機
と本実施の形態の電動機のトルクを比較するグラフであ
る。図3において、縦軸はトルク(Nm)、横軸は回転
数N(rpm)である。図3において、曲線Aは、極数
切り替えをしない1巻線1インバータ(16Vrms、
900Arms)のトルクの変化を示す。
【0031】曲線Bは、2巻線2インバータ(16Vr
ms、150Arms×2)のうち極数の多い巻線(す
なわち8極)のみのトルクの変化を示す。曲線Cは、2
巻線2インバータのうち極数の少ない巻線(すなわち4
極)のみのトルクの変化を示す。曲線Dは、2巻線2イ
ンバータの2個の巻線の出力トルクを合成したもの、す
なわちこの実施の形態の電動機のトルクの変化を示す。
【0032】図3から明らかなように、極数の多い巻線
Bは、回転数が非常に低いとき(起動時)のトルクが飛
び抜けて大きい、しかし、高回転時には、きわめて低い
トルクしかでない。一方、極数の少ない巻線Cは、回転
数にあまり左右されない、平均的なトルクが発生する。
【0033】そして、これらを合成したこの実施の形態
の電動機は、回転数が非常に低いとき(起動時)に飛び
抜けて大きいのトルクが得られて、また、高速回転時
(4000rpm以上)にも比較的大きな(従来の1巻
線1インバータより大きな)トルクが得られる良い特性
となる。
【0034】そして、その他の部分においては、1巻線
1インバータのものの方が高トルクであるが、実際に
は、この付近の回転数においては、このように大きなト
ルクは必要でない。一方、1巻線1インバータの電流容
量が、900Armsであるのに対し、2巻線2インバ
ータの電流容量は150Arms×2すなわち300A
rmsであるので、1/3で済む。
【0035】図4は従来の1巻線1インバータの電動機
と本実施の形態の電動機の出力を比較するグラフであ
る。図4において、縦軸は出力(Nm)、横軸は回転数
N(rpm)である。図4中、A乃至Dの曲線は、図3
と同様の意味である。図4から明らかなように、本実施
の形態の電動機は高速回転時(4000rpm以上)の
出力が十分得られる。尚、従来の1巻線1インバータの
ものは1000rpm付近の出力が非常に大きいがこの
近辺の出力は実際にはそれほど必要ではない。
【0036】すなわち、図3及び図4において本実施の
形態と1巻線1インバータとを比較すると、本実施の形
態は、概略同等のトルク、及び出力を得るのに、1/3
の電流容量で済み、さらに、回転速度が低いとき(起動
時)及び高速回転時では、さらに良い特性が得られる。
【0037】尚、トルク指令分配器6の動作は、必ずし
も上述の方法だけでなく、他の方法が用いられても良
い。例えば、トルク指令が与えられると、極数8極で巻
かれた第2の巻線2bに割り当て、第2の巻線2bでト
ルクが不足する場合に不足分を極数4極で巻かれた第1
の巻線2aに割り当てても良い。
【0038】また、トルク指令に基づいて、低速では主
に極数8極で巻かれた第2の巻線2bで駆動させ、高速
になると8極ではトルクが小さくなるので、極数4極で
巻かれた第1の巻線2aを主に駆動するようにベクトル
制御しても良い。
【0039】極数4極で巻かれた第1の巻線2aは、主
に高速で使われるので、トルクは比較的小さい。従っ
て、必要とするアンペア回数も小さくなりで、コイルの
断面積(素線断面積×巻数)も小さくて良いこととな
る。具体的には、スロット内の断面積の割合において、
極数8極で巻かれた第2の巻線2bが70パーセント、
極数4極で巻かれた第1の巻線2aが30パーセント程
度で良い。
【0040】また、回転速度センサ5は1個設ければ良
い。極数が異なると回転子1の電気角速度は異なるが、
各々のインバータ3または4内部で極対数を乗算等すれ
ば所望の電気角速度を得ることができる。
【0041】尚、本実施の形態においては、トルク分配
手段としてのトルク指令分配器6が設けられているが、
トルク指令分配器6は、本発明において必ずしも必要な
ものではなく、トルクを分配せずに、独立した2つのト
ルク指令を各々に入力するようにしても良い。
【0042】実施の形態2.図5はこの発明の極数切り
替え誘導電動機の他の例を示す1つの固定子に極数が異
なる6極と8極の2組の巻線を設けた様子を示す図であ
る。その他の構成は、概略実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、所定の回転速度以下では、極
数8極で巻かれた巻線で駆動され、所定の回転を越える
と極数6極で巻かれた巻線で駆動される。そして、一方
の巻線が駆動しているときは、他方の巻線は駆動しな
い。
【0043】極数8極の巻線と極数6極の巻線を分数ス
ロットを使って巻線した場合、一部の磁束が干渉するの
で、同時駆動しにくい場合がある。しかし、一方の巻線
を駆動せず休ませておけば駆動は容易である。一部の干
渉磁束により、休止している側の巻線に起電力が生じる
が、干渉する磁束が小さいので起電力も小さく、この巻
線に接続されるインバータをオフするように制御すれ
は、直流電圧にクランプされて電流が流れることはな
い。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る極数切り替え誘導電動機
は、かご型巻線を有する回転子と、同一の固定子鉄心に
巻装された少なくとも1組の極数2n極で巻かれた第1
の巻線及び極数2m極で巻かれた第2の巻線を有する固
定子と、第1の巻線に接続された第1のインバータと、
第2の巻線に接続された第2のインバータとを備えてい
る。そのため、少ない電流で、広範囲の運転をすること
ができる。
【0045】また、mとnの関係は、m=2kn ここ
で、kは自然数である。そのため、極数の組み合わせに
よる磁束の干渉がなくなる。
【0046】また、第1の巻線と、第2の巻線の巻数が
異なる。そのため、さらに広範囲の運転をすることがで
きる。
【0047】また、回転子の回転速度を検出する回転速
度検出手段と、回転速度に基づいて第1のインバータを
制御する第1のインバータ制御手段と、回転速度に基づ
いて前記第2のインバータを制御する第2のインバータ
制御手段とをさらに備えている。そのため、個々の巻線
の制御を細かく行うことができ電動機の効率を良くする
ことができる。
【0048】また、トルク指令を入力し、トルク指令
を、第1のインバータへ出力する第1のトルク指令と、
第2のインバータへ出力する第2のトルク指令とに分配
するトルク分配手段をさらに備えている。そのため、ト
ルク発生の分配をすることで使いやすい電動機とするこ
とができ、また、さらに電動機の効率を良くすることが
できる。
【0049】また、トルク分配手段は、回転速度検出手
段の出力する回転速度に基づいてトルクの分配比を決定
する。そのため、容易な方法でトルクの分配比を決定す
ることができ、コストダウンをすることができる。
【0050】また、トルク分配手段は、回転速度が、所
定の回転速度以下の時、第2のインバータへ出力する第
2のトルク指令が大きく、また、所定の回転速度以上の
時、第1のインバータへ出力する第1のトルク指令が大
きくなるようにトルク指令を分配する。そのため、さら
に容易な方法でトルクの分配比を決定することができ、
さらなるコストダウンをすることができる。
【0051】また、トルク分配手段は、トルク指令を極
数の大きい方の巻線にまず割り当て、トルクの不足分を
極数の小さい方の巻線に割り当てる。そのため、簡単な
演算でトルク指令を適切に分配することができる。
【0052】また、第1の巻線と第2の巻線は、同じス
ロットに巻線されている。そのため、スロット数が増え
てティースの強度が低下することを防止し、また、コイ
ルエンドが重なり巻線しにくくなることを解消すること
ができる。
【0053】また、mとnの関係がn>mのとき、極数
2m極で巻かれた第2の巻線がスロットの開口部側に配
置されている。そのため、高速回転時の表皮効果を低減
することができ(リアクタンスが小さくなり)電動機の
効率が良くなる。また、電圧利用率が良くなり、より高
速まで運転することができる。
【0054】また、極数2n極で巻かれた第1の巻線及
び極数2m極で巻かれた第2の巻線のスロット内の断面
積の割合が異なる。そのため、余分な材料を削減するこ
とができ、また、電動機を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の極数切り替え誘導電動機を示すブ
ロック図である。
【図2】 1つの固定子に極数が異なる4極と8極の2
組の巻線を設けた様子を示す図である。
【図3】 電動機のトルクを比較するグラフである。
【図4】 電動機の出力を比較するグラフである。
【図5】 この発明の極数切り替え誘導電動機の他の例
を示す1つの固定子に極数が異なる6極と8極の2組の
巻線を設けた様子を示す図である。
【図6】 かご型電動機の極数を切り替える方法の一つ
を説明する図である。
【符号の説明】
1 回転子、2a 第1の巻線、2b 第2の巻線、2
固定子、3 第1のインバータ、4 第2のインバー
タ、5 回転速度センサ(回転速度検出手段)、3a
第1のインバータ制御手段、4a 第2のインバータ制
御手段、6 トルク指令分配器(トルク分配手段)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご型巻線を有する回転子と、 同一の固定子鉄心に巻装された少なくとも1組の極数2
    n極で巻かれた第1の巻線及び極数2m極で巻かれた第
    2の巻線を有する固定子と、 前記第1の巻線に接続された第1のインバータと、 前記第2の巻線に接続された第2のインバータとを備え
    たことを特徴とする極数切り替え誘導電動機。
  2. 【請求項2】 前記mと前記nの関係は、 m=2kn ここで、kは自然数であることを特徴とす
    る請求項1記載の極数切り替え誘導電動機。
  3. 【請求項3】 前記第1の巻線と、前記第2の巻線の巻
    数が異なることを特徴とする請求項1または2記載の極
    数切り替え誘導電動機。
  4. 【請求項4】 前記回転子の回転速度を検出する回転速
    度検出手段と、 前記回転速度に基づいて前記第1のインバータを制御す
    る第1のインバータ制御手段と、 前記回転速度に基づいて前記第2のインバータを制御す
    る第2のインバータ制御手段とをさらに備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の極数切り替え
    誘導電動機。
  5. 【請求項5】 トルク指令を入力し、該トルク指令を、
    前記第1のインバータへ出力する第1のトルク指令と、
    前記第2のインバータへ出力する第2のトルク指令とに
    分配するトルク分配手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項4記載の極数切り替え誘導電動機。
  6. 【請求項6】 前記トルク分配手段は、前記回転速度検
    出手段の出力する回転速度に基づいて前記トルクの分配
    比を決定することを特徴とする請求項5記載の極数切り
    替え誘導電動機。
  7. 【請求項7】 前記トルク分配手段は、前記回転速度
    が、所定の回転速度以下の時、前記第2のインバータへ
    出力する第2のトルク指令が大きく、また、所定の回転
    速度以上の時、前記第1のインバータへ出力する第1の
    トルク指令が大きくなるように前記トルク指令を分配す
    ることを特徴とする請求項6記載の極数切り替え誘導電
    動機。
  8. 【請求項8】 前記トルク分配手段は、前記トルク指令
    を極数の大きい方の前記巻線にまず割り当て、トルクの
    不足分を極数の小さい方の前記巻線に割り当てることを
    特徴とする請求項5記載の極数切り替え誘導電動機。
  9. 【請求項9】 前記第1の巻線と前記第2の巻線は、同
    じスロットに巻線されていることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか記載の極数切り替え誘導電動機。
  10. 【請求項10】 前記mと前記nの関係がn>mのと
    き、極数2m極で巻かれた前記第2の巻線が前記スロッ
    トの開口部側に配置されていることを特徴とする請求項
    9記載の極数切り替え誘導電動機。
  11. 【請求項11】 前記極数2n極で巻かれた第1の巻線
    及び極数2m極で巻かれた第2の巻線の前記スロット内
    の断面積の割合が異なることを特徴とする請求項9また
    は10記載の極数切り替え誘導電動機。
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