JP2001327027A - シールド電線の編組切断方法及び編組切断装置 - Google Patents

シールド電線の編組切断方法及び編組切断装置

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JP2001327027A
JP2001327027A JP2000146056A JP2000146056A JP2001327027A JP 2001327027 A JP2001327027 A JP 2001327027A JP 2000146056 A JP2000146056 A JP 2000146056A JP 2000146056 A JP2000146056 A JP 2000146056A JP 2001327027 A JP2001327027 A JP 2001327027A
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Nobuyuki Itaya
暢之 板谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド電線の端末加工における編組切断を
切断長さが長くても安定して行えるようにし、多品種、
少量生産についての対応性も向上させる。 【解決手段】 回転盤8とギヤディスク9間に着脱自在
のカートリッジ20を設け、そのカートリッジに編組浮
かしパイプ29と屑落とし具30と円筒状の外刃31と
パイプ29と一体の内刃32を備えさせ、編組叩きユニ
ット17の爪17で叩いてシールド電線Aの編組Sの先
端を開かせた後、電線端を爪17aで掴んでセンタリン
グした状態下で編組の先端にパイプ29の先端を挿入
し、その後、爪17aを開き、パイプ29の挿入力で編
組を軽く押し縮めて外側に膨らませながらパイプ29を
編組の内側にもぐり込ませ、外刃31を内刃32側に動
かして切断を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド電線の
端末部に剥ぎ出した編組シールド(以下、編組と言う)
を所定長さ切り取る編組切断方法と編組切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シールド電線の端末加工における編組切
断は、電線の端末に剥ぎ出した編組の切断点付近を2分
割された円筒状の内刃で掴み、更に、露出した編組をパ
ンチで外側から叩いて編組の先端を開かせ、その後、電
線端から編組の内側に編組開きパイプをもぐり込ませて
編組の切断領域を放射状に開かせ、この状態でスプリン
グに付勢された編組開きパイプを内刃で押してホルダ内
に没入させながら内刃をホルダ先端に設けた円筒状外刃
内に進入させ、その内刃と外刃で編組を剪断すると言っ
た方法でなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法は、編組
の剥ぎ取り長さ(切断長)が長くなると加工トラブルを
生じ易い。編組開きパイプを内側にもぐり込ませても、
先端から離れた領域の編組は素線の絡みが解けず、これ
が原因で切断長さが長くなると編組は先端側しか開かな
い。そのため、開きの不充分な領域が外刃、内刃の端面
間に挟まれ、提灯状に押し潰され(波打つように座屈す
る)て切断のばらつき、切り残しなどの切断不良や切断
停止のトラブルを招く。
【0004】また、この方法では、編組の切断屑が復帰
する内刃や、内刃復帰時にホルダから突出してくる編組
開きパイプに引っ掛かって加工部に残り易い。そこで、
切断屑を引き裂く機構や引き裂いた屑を吸引回収するフ
ードなどを設けているが、これは装置の複雑化を招く。
【0005】また、多品種対応を1台の装置で行えると
設備投資面で有利になるが、これまでに開発されている
装置は、品種変更(切断長さや電線径の変更)に簡単に
対応できるものが殆ど見当たらない。品種変更に伴う段
取り替えや調整に時間がかかると多品種少量生産での装
置の稼動率が悪くなり、好ましくない。
【0006】そこで、この発明は、編組の切断長さが長
くても安定した切断がなされるようにすることを課題と
している。
【0007】また、段取り替えを楽に迅速に行え、段取
り替え時の調整も不要にして1台の装置で多品種加工を
効率良く行えるようにすることも課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、下記の編組切断方法と切断装
置を提供する。この発明の編組切断方法では、端末の外
皮剥ぎがなされたシールド電線を加工中心に保持して露
出した編組をパンチとして機能する爪で叩いてほぐし、
しかる後、外周に内刃を備える円筒状の編組浮かしパイ
プを編組の内側にもぐり込ませ、そのもぐり込みを、前
記パイプから伝わる力で露出した編組を電線長手方向に
軽く押し縮めて拡径させながら行い、もぐり込み完了
後、予め電線を貫通させた円筒状外刃を移動させて内刃
と擦り合わせ、その外刃と内刃で編組浮かしパイプ上に
被さった編組を切断する。
【0009】また、この方法を実行する切断装置は、端
末の外皮剥ぎがなされたシールド電線の端部を端面に当
てて電線端の位置決めを行う位置決め具と、位置決め後
のシールド電線を加工中心に保持するチャックと、この
チャックの前方に配置する円筒状の外刃と、電線の前方
に対向配置される先端部外周に内刃を備えた円筒状の編
組浮かしパイプと、そのパイプの先端外周にスライド自
在に嵌める屑落とし具と、編組浮かしパイプと屑落とし
具を電線側に押し動かすアクチュエータと、複数個の爪
で編組を外側から叩く編組叩きユニットと、その編組叩
きユニットを加工中心を支点にして回転させる回転駆動
機構と、前記外刃を電線長手方向に進退させるスライド
機構と、編組叩きユニットを電線長手方向に単独に動か
す送り機構とを具備し、編組叩きユニットの爪が電線の
周りを移動しながら露出した編組を外側から叩いて編組
の先端を開かせ、さらに、その爪が編組端の近くを掴ん
でセンタリングした状態で編組浮かしパイプの先端が編
組の先端に進入し、前記爪が開いて退避した後、外周の
内刃が設定位置に到達するまで編組浮かしパイプが編組
の内側にもぐり込み、この位置で外刃が内刃側に動いて
外刃と内刃による編組の切断がなされ、編組浮かしパイ
プのもぐり込み時に相対的に後退した屑落とし具が編組
浮かしパイプの復帰時に相対的に前進して前記パイプ上
の編組切断屑を押し外すように構成される。
【0010】この切断装置は、位置決め具を電線長手方
向に変位させる変位量の電気的制御が可能な位置調整機
構を設けると好ましい。編組叩きユニットの爪を前記位
置決め具として兼用し、この爪の位置と、編組ほぐしユ
ニットの回転角を共に電気的に制御できるようにすると
より好ましい。
【0011】また、前記スライド機構のスライダ上に、
加工中心と同心のギヤディスクと回転盤を設け、そのギ
ヤディスクと回転盤間に着脱自在のカートリッジを配置
し、このカートリッジに編組浮かしパイプと屑落とし具
と外刃を設けるのも好ましい。
【0012】このほか、カートリッジは、実施形態の項
で述べる構成のものが、装置の更なる簡素化とコスト削
減が図れて好ましい。
【0013】
【作用】この発明では、編組を放射状に開かせるのでは
なく、編組浮かしパイプの移動力で電線長手方向に軽く
押し縮めて膨らませ、内径が拡大して挿入抵抗が小さく
なった編組の内側に浮かしパイプをもぐり込ませる。そ
して、この状態で外刃を動かして編組浮かしパイプ上に
被さった編組を切断する。従って、編組が内刃と外刃間
で電線長手方向に圧縮されて提灯状に潰れることがなく
なり、ばらつき、切り残しの無い良好な切断が安定して
なされる。
【0014】この発明の切断装置のその他の作用、効果
を以下に例挙する。 (1)編組叩きユニットの爪で編組を叩いて編組の先端
を開かせた後、同じ爪で電線端のセンタリングを行って
編組浮かしパイプを編組の先端に挿入するので、パイプ
の挿入ミスが起こらない。 (2)編組浮かしパイプ上に残ろうとする編組切断屑を
屑落とし具で強制的に押し外すので切断屑の処理が確実
になり、屑の噛み込みによる装置の動作トラブルが生じ
ない。 (3)位置決め具の位置を電気的に制御できるようにし
たものは、編組の切断長さを任意に設定できる。 (4)編組叩きユニットの爪を位置決め具として兼用
し、この爪の位置と回転角を共に電気的に制御できるよ
うにしたものは、叩きによる編組先端の拡がりを最適化
して編組浮かしパイプのもぐり込みをより円滑にするこ
とができ、装置の簡素化も図れる。 (5)編組浮かしパイプで、屑落とし具及び外刃をカー
トリッジに設けたものは、カートリッジを交換して電線
径の変更に迅速に対応でき、段取り替えに伴う調整も不
要になる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に、この発明の編組
切断装置の実施形態を示す。
【0016】図1に示すように、ベース板1上にスライ
ド機構2と、支持板3、4が設けられている。スライド
機構2は、スライダ2aと、このスライダ2aを電線長
手方向に押し引きするエアーシリンダ2bと、リニアガ
イド2cとから成る。このスライド機構のスライダ2a
上に2つの支持板5、6が対向して立設され、図中右側
の支持板5に、電磁駆動のチャック7と、中心に穴を有
する回転盤8が取付けられている。
【0017】また、図中左側の支持板6には、ギヤディ
スク9が回転可能に取付けられ、ギヤ10を介してギヤ
ディスク9を回転させるブレーキ付きモータ11もその
支持板6に取付けられている。なお、ギヤディスク9と
回転盤8の回転中心は電線の加工中心上にある。
【0018】図1の12は、支持板4に取付けたエアー
シリンダである。打突ピース13を取付けたシリンダ1
2の出力ロッド先端は、ギヤディスク9の中心の穴に挿
入されている。シリンダ12は編組浮かしパイプ29の
駆動源として設けたが、他のアクチュエータに代えても
よい。例えばサーボ制御のアクチュエータを用いると加
工の精度向上、タクト向上が図れて好ましい。
【0019】図1の20は、ギヤディスク9と回転盤8
間に着脱自在に取付けたカートリッジである。図4にそ
のカートリッジの平面を示す。
【0020】このカートリッジ20は、ギヤディスク9
に接続される第1端板21と、回転盤8に接続される第
2端板22と、両端を第1、第2端板に固定する複数本
(図は3本)の第1ガイドロッド23と、第1ガイドロ
ッドに嵌めたスライドブッシュに取付けて第1ガイドロ
ッドで案内する第1取付板24と、第1取付板24を第
1端板21側に押し戻す復帰スプリング25と、第1取
付板24に固定したブッシュにスライド自在に挿通して
第1取付板24で支える複数本(図は2本)の第2ガイ
ドロッド26と、第2ガイドロッド26の先端に固定し
た第2取付板27と、第2取付板27を第1取付板24
から離れる方向に押し戻す復帰スプリング28と、第1
取付板24に固定した編組浮かしパイプ29と、第2取
付板27に固定して編組浮かしパイプ29の先端外周に
スライド自在に嵌めた屑落とし具30と、第2端板22
に取付けた円筒状の外刃31を有している。編組浮かし
パイプ29は先端近くの外周に円筒状の内刃32を有す
る。また、カートリッジ20は、以上の要素のほかに、
取っ手33及び各端板に設けたインデックスプランジャ
34、取付け用のボス35、36(36のみ鍔付きボ
ス)、打突ピース13に突き動かされるロッド37を有
している。
【0021】このカートリッジ20は、プレート14、
15に設けた溝にボス35、36を落とし込み、プレー
ト15の内面にボス36の先端の鍔を係止させる。そし
て、インデックスプランジャ34の先端の位置決めピン
を各端板21、22に設けたブッシュ16に嵌めると装
着が完了し、装着状態が保持される。
【0022】図1、図3の17は、左右一対の爪17a
をエアーチェック17bで開閉する編組叩きユニットで
ある。このユニットの爪17aは位置決め具を兼ねてお
り、閉じた爪17aの端面に電線の端面を突き当てて電
線端の位置決めを行う。
【0023】この編組叩きユニット17は、送り機構1
8の可動フレーム18aに取付けられている。送り機構
18は、図2、図3に示すように、プレート14、15
間に左右一対のガイドロッド18bを設け、そのガイド
ロッド18bに嵌めたスライドブッシュに前述の可動フ
レーム18aを取付け、その可動フレーム18aにサー
ボモータを駆動源とするボールねじ機構18cで送りを
かけるようにしてある。この編組叩きユニット17は、
ギヤディスクを回転させるとカートリッジ20と共に回
転して電線Aの周りを移動する。なお、送り機構18に
は、第2取付板27の位置を検出する光ファイバセンサ
18d(図2参照)を含ませている。
【0024】このように構成した編組切断装置は、編組
叩きユニットの爪17aを閉じて所定位置に待機させ、
端末の外皮剥ぎを終えたシールド電線Aを図5に示すよ
うに、爪17aの端面に当てて電線端の位置決めを行
う。このときの爪17aの位置を図2の送り機構18で
変化させると、編組Sの切断長さが変わる。
【0025】電線端の位置決めがなされたら、図1のチ
ャック7で電線Aを加工中心に保持し、編組叩きユニッ
ト17を回転及び電線長手方向に移動させながらそのユ
ニットの爪17aで編組Sを叩いて編組の先端を開かせ
る(図6参照)。このときの編組の叩き位置、叩き回数
は任意に設定できる。
【0026】以上の作業を終えたら、図2の光ファイバ
センサ18dが第2取付板27を検出する位置に爪17
aを移動させ、その爪17aで電線Aの先端近くを掴ん
で図7に示すようにセンタリングする。爪17aによる
センタリング点は、センサ18dによる第2取付板27
の位置検出により、編組切断長さが変更されても電線端
からの距離がほぼ一定する。
【0027】爪17aによるセンタリング後、図1のエ
アーシリンダ12が作動して編組浮かしパイプ29が電
線A側に押され、そのパイプ29の先端が編組Sの先端
に進入する。その直後に爪17aが開いて逃げ、パイプ
29の押し込みが継続されてパイプ29が設定位置まで
編組Sの内側にもぐり込む。そのもぐり込みの過程にお
いて、図8に示すように編組Sが電線長手方向に軽く圧
縮されて外側に膨らみ、これによる内径拡大でパイプ2
9のもぐり込みが円滑になる。また、このとき、屑落と
し具30は編組Sに押されて後退する。図1の復帰スプ
リング28は、この際に編組Sの座屈が起こらないよう
に付勢力の弱いものを用いている。図9は、編組浮かし
パイプ29のもぐり込みが完了した状態を示す。この位
置では内刃32が外刃31からまだ離れている。
【0028】この後、図1のスライド機構2が作動して
図10に示すように、外刃31が電線Aの先端側に動き
(図の装置はこのときチャック7も動くのでチャックに
よる電線のクランプを先に解いておく)、その外刃31
と内刃32によって編組の切断がなされる。また、切断
完了後、外刃31と編組浮かしパイプ29が復帰し、パ
イプ29の復帰に伴い屑落とし具30も復帰して図11
に示すように、切断屑S1 をパイプ29上から押し外
す。外れた屑は落下して図1の回収ボックス19に回収
される。
【0029】以上で一連の作業が完了する。
【0030】なお、加工する電線の径が変われば、カー
トリッジ20を電線径に合った大きさの編組浮かしパイ
プ29、屑落とし具30、外刃31、内刃32を有する
ものと交換して作業を行う。カートリッジ交換は、イン
デックスプランジャ34を操作して簡単に行える。ま
た、カートリッジは、各構成、要素の位置決めがなされ
ているので、交換後の各要素の位置調整も不要である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、編組
を膨らませてその内側に内刃を有する編組浮かしパイプ
をもぐり込ませ、その後、外刃を動かし、編組に無理な
力が働かない状況下で切断を行うので、編組の切断長さ
が長くなっても、ばらつき、切り残しの無い良好な切断
がなされて製品の品質が向上する。
【0032】また、電線端のセンタリングによって編組
浮かしパイプの挿入が確実になり、さらに編組切断屑の
強制押し外しで切断屑の処理漏れも無くなり、装置の運
転トラブルが減少する。
【0033】このほか、実施形態の装置は、編組の切断
長さを任意に設定でき、編組の叩きも最適な位置を選ん
でパイプもぐり込みの円滑化を図ることができる。
【0034】また、カートリッジを使用したことにより
電線径の変更に対する対応が迅速に行え、多品種少量生
産での稼働率低下を無くして生産性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の編組切断装置の実施形態を示す縦断
側面図
【図2】同上の装置の平面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った拡大断面図
【図4】カートリッジの平面図
【図5】加工の動作工程を示す図
【図6】加工の動作工程を示す図
【図7】加工の動作工程を示す図
【図8】加工の動作工程を示す図
【図9】加工の動作工程を示す図
【図10】加工の動作工程を示す図
【図11】加工の動作工程を示す図
【符号の説明】
1 ベース板 2 スライド機構 3、4、5、6 支持板 7 チャック 8 回転盤 9 ギヤディスク 10 ギヤ 11 ブレーキ付きモータ 12 エアーシリンダ 17 編組叩きユニット 17a 爪 18 送り機構 20 カートリッジ 24 第1取付板 25 復帰スプリング 27 第2取付板 28 復帰スプリング 29 編組浮かしパイプ 30 屑落とし具 31 外刃 32 内刃 34 インデックスプランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板谷 暢之 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G355 AA05 BA04 CA05 CA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末の外皮剥ぎがなされたシールド電線
    を加工中心に保持して露出した編組をパンチとして機能
    する爪で叩いてほぐし、しかる後、外周に内刃を備える
    円筒状の編組浮かしパイプを編組の内側にもぐり込ま
    せ、そのもぐり込みを、前記パイプから伝わる力で露出
    した編組を電線長手方向に軽く押し縮めて拡径させなが
    ら行い、もぐり込み完了後、予め電線を貫通させた円筒
    状外刃を移動させて内刃と擦り合わせ、その外刃と内刃
    で編組浮かしパイプ上に被さった編組を切断するように
    したシールド電線の編組切断方法。
  2. 【請求項2】 端末の外皮剥ぎがなされたシールド電線
    の端部を端面に当てて電線端の位置決めを行う位置決め
    具と、位置決め後のシールド電線を加工中心に保持する
    チャックと、このチャックの前方に配置する円筒状の外
    刃と、電線の前方に対向配置される先端部外周に内刃を
    備えた円筒状の編組浮かしパイプと、そのパイプの先端
    外周にスライド自在に嵌める屑落とし具と、編組浮かし
    パイプと屑落とし具を電線側に押し動かすアクチュエー
    タと、複数個の爪で編組を外側から叩く編組叩きユニッ
    トと、その編組叩きユニットを加工中心を支点にして回
    転させる回転駆動機構と、前記外刃を電線長手方向に進
    退させるスライド機構と、編組叩きユニットを電線長手
    方向に単独に動かす送り機構とを具備し、編組叩きユニ
    ットの爪が電線の周りを移動しながら露出した編組を外
    側から叩いて編組の先端を開かせ、さらに、その爪が編
    組端の近くを掴んでセンタリングした状態で編組浮かし
    パイプの先端が編組の先端に進入し、前記爪が開いて退
    避した後、外周の内刃が設定位置に到達するまで編組浮
    かしパイプが編組の内側にもぐり込み、この位置で外刃
    が内刃側に動いて外刃と内刃による編組の切断がなさ
    れ、編組浮かしパイプのもぐり込み時に相対的に後退し
    た屑落とし具が編組浮かしパイプの復帰時に相対的に前
    進して前記パイプ上の編組切断屑を押し外すように構成
    されたシールド電線の編組切断装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め具を電線長手方向に変位さ
    せる変位量の電気的制御が可能な位置調整機構を設けた
    請求項2記載のシールド電線の編組切断装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動機構として、編組叩きユニ
    ットの回転角を電気的に制御できるものを用いた請求項
    2又は3記載のシールド電線の編組切断装置。
  5. 【請求項5】 編組叩きユニットの爪を前記位置決め具
    として兼用し、位置決め時に電線端を閉じた爪の端面に
    当てるようにした請求項2乃至4のいずれかに記載のシ
    ールド電線の編組切断装置。
  6. 【請求項6】 前記スライド機構のスライダ上に、加工
    中心と同心のギヤディスクと回転盤を設け、そのギヤデ
    ィスクと回転盤間に着脱自在のカートリッジを配置し、
    このカートリッジに内刃を有する編組浮かしパイプと、
    屑落とし具と、外刃を設けた請求項2乃至5のいずれか
    に記載のシールド電線の編組切断装置。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジに、ギヤディスクに着
    脱される第1端板と、回転盤に着脱される第2端板と、
    両端を第1、第2端板に固定する複数本の第1ガイドロ
    ッドと、前記アクチュエータで押して第1ガイドロッド
    で案内する第1取付板と、第1取付板を第1端板側に押
    し戻す復帰スプリングと、第1取付板でスライド自在に
    支える複数本の第2ガイドロッドと、第2ガイドロッド
    と一体の第2取付板と、第2取付板を第1取付板から離
    反する方向に押し戻す復帰スプリングを含ませて前記第
    1取付板に編組浮かしパイプを、第2取付板に屑落とし
    具を、第2端板に外刃を各々取付けた請求項6記載のシ
    ールド電線の編組切断装置。
  8. 【請求項8】 編組叩きユニットを第1取付板で支持
    し、前記回転駆動機構の駆動源で前記ギヤディスクを回
    転させて前記カートリッジと共に編組叩きユニットを回
    転させるようにした請求項7記載のシールド電線の編組
    切断装置。
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