JP2001326624A - 送信体から1つ以上の受信体に送信すべき1つ以上のシンボルを変調するための方法および装置 - Google Patents

送信体から1つ以上の受信体に送信すべき1つ以上のシンボルを変調するための方法および装置

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JP2001326624A JP2001095829A JP2001095829A JP2001326624A JP 2001326624 A JP2001326624 A JP 2001326624A JP 2001095829 A JP2001095829 A JP 2001095829A JP 2001095829 A JP2001095829 A JP 2001095829A JP 2001326624 A JP2001326624 A JP 2001326624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の第3次世代電気通信システムの分
野に特に用途がある、不連続拡散符号を用いる拡散スペ
クトル変調に関する方法を提供する。 【解決手段】使用されるスペクトル拡散符号はチップの
シーケンスであり、少なくとも1つのチップの値は0で
ある。これらの符号は不連続拡散符号と呼ばれる。不連
続拡散符号における値0のチップの各々により、対応の
送信信号について0に近似する送信電力が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、送信体から1つ以上の受信体
に送信されることとなる1つ以上のシンボルを変調する
ための方法に関する。本発明は、移動体のための第3次
世代電気通信システムの分野に特に適用可能である。
【0002】
【発明の背景】3GPPグループ(第3次世代パートナ
ーシッププロジェクト)は標準化機構であり、その目的
は移動体のための第3次世代電気通信システムを標準化
することにある。このシステムによって維持される技術
はCDMA技術(符号分割多重接続)である。
【0003】ISO(国際標準化機構)のOSIモデル
(オープンシステムインターコネクション)では、装置
の通信部分は、プロトコルの積重ねを含む階層モデルに
よってモデル化され、各層は上位レベルの層にサービス
を提供するプロトコルである。レベル1の層によって提
供されるサービスは「トランスポートチャネル」と呼ば
れる。よってトランスポートチャネルは、装置の同じ部
分のレベル1およびレベル2の層の間のデータの流れと
して理解することができる。図1は、CDMA技術によ
って動作する送信機で行なわれるステップを示す。この
送信機は1つ以上の基地局に信号を供給することを意図
する。この送信方向を以下アップリンクと呼ぶ。
【0004】まず最初に、この送信機は102で示され
る符号化ステップを行なう。このステップ時に、送信機
は以下の動作を行なう。すなわち、トランスポートチャ
ネルのチャネル符号化と、符号化されたトランスポート
チャネルのレート整合と、符号化されたトランスポート
チャネルのインタリーブと、符号化されたトランスポー
トチャネルを多重化して複合チャネルを形成すること
と、1つ以上の物理チャネルに複合チャネルをマッピン
グすることとを行う。
【0005】このステップの後、上記1つ以上の物理チ
ャネルを変調するためのステップ104が行なわれる。
通常この変調ステップは以下の動作を含む。すなわち、
チャネルシンボルのシーケンスをチップのシーケンスに
変換するための拡散スペクトル変調動作と、チップのシ
ーケンスを無線周波信号に変換するための無線周波変調
動作とである。
【0006】専用物理チャネルで行なわれるスペクトル
拡散動作を図2に示す。一般に、専用無線リンクはDP
CCH(専用物理制御チャネル)と呼ばれる物理制御チ
ャネルと、DPDCH(専用物理データチャネル)と呼
ばれ1から6で示される1から6の物理データチャネル
とを含む。
【0007】DPDCHタイプの物理チャネルのみが複
合チャネルを保持する。さらに、DPCCHタイプの物
理チャネルは特に、受信機および送信機が無線送信を無
線チャネルの変化に調節できるようにする。
【0008】各物理チャネルは二進チャネルシンボルの
シーケンスであり、各二進シンボルは方形パルスなどで
ライン上に表わされる。よって、0の値を有するビット
は振幅+1の方形パルスの形で送信され、1の値を有す
るビットは振幅−1の方形パルスの形で送信される。同
一の物理チャネルではすべてのシンボルの期間TSは対
応の方形パルスの期間に等しく、シンボルの対応のレー
トの値は1/TSであることに留意されたい。期間TS
物理チャネルに特有であり、拡散係数と呼ばれる係数S
Fと、チップの期間に対応する一定の共通期間TCとの
積に等しく、拡散係数はシンボル当りのチップ数であ
る。よって下記の関係が成り立つ。
【0009】TS=SF・TC したがって、拡散係数は物理チャネルに特有である。そ
れにもかかわらずアップリンクでは、同一の無線リンク
を有するDPDCHタイプのすべての物理チャネルの拡
散係数は同じである。さらに、可変レートの複合チャネ
ルの場合、DPDCHタイプの物理チャネルの拡散係数
は無線フレームと呼ばれる10msの周期で変化し得
る。
【0010】このスペクトル拡散動作時に、物理チャネ
ルの各々に対応する信号DPDCH 1からDPDCH6
よびDPCCHは、それぞれCd,1からCd,6およびCC
である拡散符号信号によって、200で示されるステッ
プでまず最初に乗算される。拡散符号はチップと呼ばれ
るシンボルの周期的シーケンスである。チップは無線リ
ンクの受信機および送信機において同一の決定的な法則
にしたがって生成される。チップは二進シンボルである
ため、振幅+1または−1の方形パルスによってこれも
またライン上で表わされる。各パルスはTCの期間を有
し、パルスシーケンスの周期はTSに等しい。したがっ
て、このパルスのシーケンスは、対応の物理チャネルの
各シンボルに関する最初から最後の各チップの振幅をも
たらす+1または−1の値のSF振幅のリストによって
全体が定義される。以下の説明では、このリストが符号
自体であるとみなし、リストの要素のSF数を拡散符号
の拡散係数と称する。
【0011】ステップ200により結果として得られる
信号はその後、DPDCHチャネルについてはゲインβ
dによって、かつDPCCHチャネルについてはβcによ
って、振幅値+1および−1がそれぞれ+βdおよび−
βdまたは+βcおよび−βcになるように重み付けされ
る。
【0012】この重み付けステップの後、結果として得
られる信号が二次元の複素平面で、204で示されるス
テップで加算される。このステップはまず、偶数のDP
DCHチャネルからの信号をともに加算し、次に奇数の
DPDCHチャネルおよびDPCCHチャネルからの信
号をともに加算し、結果として得られる信号をjで乗算
し、次に、2つの結果として得られた信号を加算するこ
とからなる。かくして得られた複素信号はその後スクラ
ンブル符号Ceによってステップ206で乗算される。
【0013】拡散符号は、異なった物理チャネルのチャ
ネル化を可能にするためチャネル化符号とも呼ばれる。
それらはOVSF符号(直交可変拡散係数)と呼ばれる
1組の符号に属し、通常はこれにCch,SF,nが付され、
ここでchは符号がチャネル化符号(channelisationの
ch)であることを示し、SFは符号の拡散係数であり、
nは0とSF−1との間の数であり、SFの中でOVS
F符号としての可能性のあるOVSF符号数を示し、そ
の拡散係数はSFである。拡散係数SFのOVSF符号
はSF行およびSF列を有するアダマール行列の行で与
えられる。拡散係数SFの値は2の冪乗であり、よって
SF=2Nである。
【0014】以下の説明では、マトリクスの列および行
はそれぞれ上から下に、かつ左から右に0から番号付け
される。2つのマトリクスAおよびBのクロネッカー積
【0015】
【数3】
【0016】
【数4】
【0017】
【数5】
【0018】
【数6】
【0019】
【数7】
【0020】複合チャネルのレートを徐々に増加する
と、OVSF符号の割当が図4に示されるように行なわ
れる。DPCCHチャネルは402で示される符号C
ch,256,0のQフェーズで拡散される。初めに、404で
示される符号Cch,256,64が独特なDPDCHチャネル
に割当てられ、この符号が後にIフェーズで使用され
る。後にレートが増加すると、DPDCHチャネルに割
当てられた拡散係数の値が減少する。この拡散係数の減
少は、408で示される符号Cch,4,1に到達するまで、
406で示される矢印に沿ってOVSFツリーを再度登
りつめることからなる。この段階で、拡散係数の最小値
は4であるためそれを減少させることはできない。レー
トがさらに増加すると、符号の2つのフェーズIおよび
Qがその後使用される。それがさらに増加すると、いく
つかの符号を並行に使用する必要がある。このとき使用
される符号は414で示される楕円に含まれる符号であ
る。ルールでは、既に割当てられている符号の2つのフ
ェーズが使用されないのであれば新しい符号を使用しな
い。このため、さらにレートが増加すると、408で示
される符号Cch,4,1の2つのIおよびQフェーズがまず
使用され、その後410で示される符号Cch,4,3のIフ
ェーズが使用され、その後そのQフェーズが使用され、
次いで412で示される符号Cch,4,2のIフェーズが使
用され、そのQフェーズがその後使用される。これらの
3つの符号の2つのフェーズが使用されると、複合チャ
ネルのレートをこれ以上増加することはできない。
【0021】OVSF符号Cch,SF,nもまた下記の式で
定義される、1つの行およびSF列を有するマトリクス
として定義される。
【0022】
【数8】
【0023】bi=0である場合Wi=[1 1]であ
り、かつbi=1である場合Wi=[1 −1]である。
【0024】上記関係式(1)は受信機の構築に関して
興味深い。実際に、ほとんどの受信機が典型的には、伝
搬経路に特有な信号e′(t)を逆拡散するようにOV
SF符号にサンプルのシーケンスを相関させるための1
つ以上の装置を含む。以下逆拡散器と称するこのような
相関装置の原理を図5に図示する。信号e′(t)は5
10で示されるOVSF符号発生器によって与えられる
OVSF符号によって乗算器504で乗算される。発生
器は512で示される時間制御発生器によってトリガさ
れる。時間制御発生器512は各シンボルの初めでパル
スを発生することを指示される。よって、OVSF符号
発生器がパルスを受信するたびに、それは始めで再度O
VSF符号の発生を開始する。その後、OVSF符号に
よって乗算された信号が506で示される積分器に与え
られる。時間制御発生器512の各パルスで、積分器の
加算レジスタの内容が相関装置の出力に搬送される。積
分器506から出力された信号s′(t)は逆拡散信号
をなす。逆拡散器によって行なわれる動作は通常相関と
呼ばれる。なぜなら、受信したシンボルのチップのシー
ケンスを拡散符号のチップのシーケンスに相関させるか
らである。
【0025】このような逆拡散器の動作では、逆拡散対
象となる信号のOVSF符号に関する情報があることを
前提とする。実際に、DPDCH物理チャネルのレート
は一定ではなく、10msごとである、最大でも無線フ
レームごとに変化し得る。拡散係数およびしたがってO
VSF符号はレートに反比例して変化する。この符号の
拡散係数はこの場合、対応のDPCCHチャネルによっ
て送信されるTFCI(トランスポートフォーマットコ
ンビネーションインジケータ)と呼ばれる情報の部分の
おかげで決定することができる。この情報の部分は無線
フレーム(10ms)によってインタリーブされるた
め、この無線フレームが終る前に復号化することはでき
ない。したがって、各無線フレームの終りで拡散係数を
復号化する必要がある。これを行なうためには、無線フ
レームのチップサンプル(すなわちレートが1秒当り
3.84メガチップの場合38400サンプル)をスト
アするための手段を含むベース受信機を設計することが
できる。このようなアーキテクチャには下記の2つの大
きな欠点がある。
【0026】復調を開始する前に無線フレームの終りを
待機する必要があるため、10ms(無線フレームの時
間)の処理遅延が生じてしまう。
【0027】また、無線フレームのチップサンプルを記
憶するために大きなメモリを必要とする。
【0028】しかしながら、無線フレームの終りを待機
することなく逆拡散を開始できる、より高度な受信機が
存在する。以下、この受信機を階層的逆拡散受信機と呼
ぶ。実際に、
【0029】
【数9】
【0030】この2段階の逆拡散動作は、無線フレーム
中に処理の部分が行なわれるため処理時間から見て満足
のいくものであり、かつ中間チップがチップよりもSF
0倍少ないためメモリの観点から見ても満足のいくもの
である。
【0031】それにもかかわらず、第3次世代システム
では、各トランスポートチャネルについて所与の品質の
サービスを保証する必要がある。このサービスの品質は
特に、このトランスポートチャネルの最高ビットエラー
デート、すなわちBERによって決定する。このBER
は物理チャネルの受信に関する、SIR(干渉に対する
信号の比)と呼ばれる信号対干渉比の関数である。SI
R比が高いほどビットエラーレートは低い。このため、
SIR比をSIRtargetで示される目的値より上に維持
することが最良である。これは無線リンクにおいてフィ
ードバックループで行なわれ、すなわち時間スロットご
と(約666.67μsごと)に受信機においてSIR
比が周期的に測定され、測定されたSIR比がSIR
targetの値よりも低い場合、ネットワークは対応の時間
スロットにおいて、1つのステップにおけるその送信電
力ΔTPC(通常はΔTPC=1dB)を上げる要求を移動局
に送る。
【0032】さらに、移動局がその送信電力を上げる
と、他の移動局に受信干渉が生じることを忘れてはなら
ない。実際に、CDMA技術では、同一のセル内で同一
の搬送周波数でいくつかの移動局が送信を行い得る。各
移動局はこのため、同一の搬送周波数で送信を行なって
いる他の移動局の干渉源となる。この結果、1つの移動
局の送信電力が上がると、干渉が大きくなるため他の移
動局の受信SIR比が低下してしまう。また、ネットワ
ークによって測定されるSIR比がSIRtargetの値を
超えるたびに、ネットワークは、1つのステップのその
送信電力ΔTPCを下げることを要求する電力制御命令を
対応の移動局に返信する。
【0033】このため、CDMA技術で動作するシステ
ムは、アップリンクにおいて、各移動局の受信SIR比
がSIRtargetの値付近に維持されるようにする必要が
ある。移動局の受信SIR比は特に、受信信号の送信電
力および経路損失に依存する。したがって、それぞれの
経路損失を補償するためには、ネットワークが遠隔地に
ある移動局に、基地局に近いものよりも高い電力を送信
する命令を出す。この要件が満たされない場合、「近遠
効果」の問題が生じ、すなわち、近くの移動局の送信電
力が高すぎ、遠隔地の移動局からの受信を妨害してしま
う。この問題を回避するためには、移動局の送信電力を
高くし、80dBのオーダの大きさにする必要がある。
移動局の密度が高い場所(たとえば駅の待合室またはシ
ョッピングモール)では、ネットワークはマイクロセル
またはピコセルを用いて空間周期を短縮して無線スペク
トルを再利用し、これにより1単位面積当りに許容でき
る移動局の数を増やすようにする。基地局の数が多いこ
とに鑑みると、移動局を基地局に近づけないようにする
ことは困難である。なぜなら、基地局の場所によっては
必ずしもそれが可能ではないからである。特に、基地局
のアンテナを十分に高い柱の上に設置することは必ずし
も可能ではない。したがって、基地局に近づきつつある
移動局がそれらの送信電力を低下させる能力を持たない
場合には「近遠効果」の問題が致命的となる。なぜな
ら、それらは既に最小送信電力であるからである。
【0034】
【発明の概要】発明の目的は、不連続拡散符号による拡
散スペクトル変調と呼ばれる新しい変調を適用すること
によりCDMA技術を用いて電気通信システムにおける
「近遠効果」の現象を軽減することであり、移動局の最
小送信電力を低下させることを狙いとする。
【0035】発明の別の目的は、OVSF符号の既知の
利点を維持できる拡散スペクトル変調を提案することで
ある。これはすなわち、広い意味での直交性と、階層的
逆拡散が行なえるようにすることとを含む。
【0036】したがって、発明の主題は、送信体から1
つ以上の受信体に送信されることとなる1つ以上のシン
ボルを変調するための方法である。上記1つ以上のシン
ボルは1つ以上の物理チャネルから発行される。上記方
法は、上記1つ以上の物理チャネルの各々にスペクトル
拡散符号を割当てるステップと、1つ以上のスペクトル
拡散符号を発生するステップとを含み、上記1つ以上の
スペクトル拡散符号は可変拡散係数を有する1組の直交
拡散符号から取られ、さらに対象の物理チャネルに割当
てられた発生されたスペクトル拡散符号によって上記1
つ以上の物理チャネルの各々の上記1つ以上のシンボル
の各々を多重化するステップを含む。上記方法は、1つ
以上のスペクトル拡散符号を発生する上記ステップが、
チップのシーケンスを含む1つ以上のスペクトル拡散符
号を発生することを含み、1つ以上のチップが0の値を
有し、不連続スペクトル拡散符号と呼ばれる、かくして
発生されたスペクトル拡散符号内に含まれる0の値を有
するチップの各々が、上記不連続スペクトル拡散符号が
割当てられる物理チャネルに、対応の送信信号に0に近
い送信電力を発生することを特徴とする。
【0037】0の値を有するチップは送信体によって送
信されるシンボルの平均送信電力の低減に寄与する。発
生されたチップのシーケンスはさらに−1または1の値
を持つチップを含む。
【0038】少なくとも2つのスペクトル拡散符号が、
いわゆるツリー構造によっておそらく構成されたスペク
トル拡散符号のリスト内に含まれる特定的な一実施例に
よると、方法は、上記リスト内に割当てられるべきスペ
クトル拡散符号を選択するステップを含み、上記割当ら
れるべきスペクトル拡散符号の選択は、上記選択された
スペクトル拡散符号が割当てられることとなる物理チャ
ネルに特有な1つ以上の連続番号に従って行なわれる。
上記方法はさらに、上記リスト内の少なくとも2つのス
ペクトル拡散符号を置換するステップを含み、上記置換
ステップは、上記リスト内の少なくとも2つのスペクト
ル拡散符号を少なくとも1回置換することを含み、上記
少なくとも1回の置換は、置換周期と呼ばれる予め定め
られた周期によって擬似ランダムな態様で行なわれる。
上記選択および割当ステップは、少なくとも1回の置換
の後に繰返され、上記割当ステップの各々の後に、上記
発生ステップは対象の置換が行なわれる前に割当てられ
たスペクトル拡散符号の発生を止め、対象の置換の後に
割当てられたスペクトル拡散符号を発生する。
【0039】この方法は、第1の要求メッセージと呼ば
れる、上記1つ以上の受信体によって送信される要求メ
ッセージを上記送信体が受信した後に実行され、かつ第
2の要求メッセージと呼ばれる、上記1つ以上の受信体
によって送信される要求メッセージを上記送信体が受信
することに応答して非活性化され得る。
【0040】発明の別の主題は、送信体から1つ以上の
受信体に送信されることとなる1つ以上のシンボルを変
調するため装置であって、上記1つ以上のシンボルは1
つ以上の物理チャネルから発行される。上記装置は、ス
ペクトル拡散符号を上記1つ以上の物理チャネルの各々
に割当てるための手段と、1つ以上のスペクトル拡散符
号を発生するための手段とを含み、上記1つ以上のスペ
クトル拡散符号は可変拡散係数を有する1組の直交拡散
符号から取られる。上記装置はさらに、対象の物理チャ
ネルに割当てられた発生されたスペクトル拡散符号によ
って上記1つ以上の物理チャネルの各々の上記1つ以上
のシンボルの各々を乗算するための手段を含む。上記装
置は、上記1つ以上のスペクトル拡散符号を発生するた
めの手段が、1つ以上のチップの値が0であるチップの
シーケンスを含む1つ以上のスペクトル拡散符号を発生
し、このとき不連続スペクトル拡散符号と呼ばれる、か
くして発生されたスペクトル拡散符号内に含まれる上記
0の値を有するチップの各々が、上記不連続スペクトル
拡散符号が割当てられる物理チャネルに関して、対応す
る送信信号に関して0に近似する送信電力を発生するこ
とを特徴とする。
【0041】発明の別の主題は、1つ以上の物理チャネ
ルを送信するための手段を含む移動局であり、上記1つ
以上の物理チャネルの各々は1つ以上のシンボルを保持
し、上記移動局は上述の変調装置を有する。
【0042】発明のさらなる主題は、受信体によって受
信された1つ以上のシンボルを復調するための手段であ
り、上記1つ以上のシンボルは1つ以上の変調された物
理チャネルから発行され、上記方法は、上記1つ以上の
変調物理チャネルの各々にスペクトル逆拡散符号を割当
てるためのステップを含み、上記スペクトル逆拡散符号
は、変調されかつ送信されることとなる物理チャネルを
変調するために使用されるスペクトル拡散符号に対応
し、上記方法はさらに1つ以上のスペクトル逆拡散符号
を発生するステップを含み、上記1つ以上のスペクトル
逆拡散符号は、可変逆拡散係数を有する1組の直交逆拡
散符号から取られ、さらに上記1つ以上の変調物理チャ
ネルの各々の上記1つ以上のシンボルの各々を相関させ
るステップを含み、上記相関ステップは、対象の変調物
理チャネルに割当てられた発生されたスペクトル逆拡散
符号に対象のシンボルを相関させることを含む。上記方
法は、上記1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生する
ステップが、チップのシーケンスを含む1つ以上のスペ
クトル逆拡散符号を発生することを含み、上記1つ以上
のチップの値が0であることを特徴とする。
【0043】発明の別の主題は、受信体によって受信さ
れた1つ以上のシンボルを復調するための装置であり、
上記1つ以上のシンボルは1つ以上の変調された物理チ
ャネルから発行され、上記装置は、スペクトル逆拡散符
号を上記1つ以上の変調物理チャネルの各々に割当てる
ための手段を含み、上記スペクトル逆拡散符号は、変調
されることとなる物理チャネルを変調するために使用さ
れるスペクトル拡散符号に対応し、上記装置はさらに1
つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生するための手段を
含み、上記1つ以上のスペクトル逆拡散符号は、可変逆
拡散係数を有する1組の直交逆拡散符号から取られ、さ
らに上記1つ以上の変調物理チャネルの各々の上記1つ
以上のシンボルの各々を、対象の変調物理チャネルに割
当てられた発生されたスペクトル逆拡散符号に相関させ
るための手段を含む。上記装置は、上記1つ以上のスペ
クトル逆拡散符号を発生するための手段が、チップのシ
ーケンスを含む1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生
し、1つ以上のチップの値が0であることを特徴とす
る。
【0044】さらに、発明は1つ以上の変調物理チャネ
ルを受信するための手段を含む基地局にも関し、上記1
つ以上の変調物理チャネルの各々は、1つ以上のシンボ
ルを保持し、上記基地局は上述の復調装置を含む。
【0045】発明は、添付の図面を参照して以下の詳細
な説明を読むとよりよく理解できるであろう。
【0046】
【詳細な説明】発明によると、連続OVSF符号と呼ば
れる伝統的なOVSF符号の他に、不連続OVSF符号
と呼ばれるOVSF符号が使用される。したがって、ス
ペクトル拡散に使用されるOVSF符号の組は、発明に
よると、不連続OVSF符号に拡張される。以下、この
組のすべての連続または不連続OVSF符号を拡張OV
SF符号と呼ぶ。SF=2Nの拡散係数を有する拡張O
VSF符号は4N行および2N列を有するマトリクスの行
によって与えられる。
【0047】
【数10】
【0048】
【数11】
【0049】
【数12】
【0050】発明によると、拡散スペクトル変調方法
は、無線リンクの各物理チャネルに拡張拡散符号を割当
て、その後これらの符号を発生し、最後に、それに割当
てられた拡張拡散符号によって物理チャネルの各シンボ
ルを乗算することを含む。有利には、割当ステップは、
必要な拡散符号、すなわち割当てられた拡散符号だけを
発生するように発生ステップの前に行なわれる。発明の
実施例において、符号発生器はたとえば符号の数(S
F,n)である符号を特定する簡単な情報によって設定
された後に符号を発生することができる。この場合割当
は各物理チャネルに符号数を相関させ、発生はこの符号
のチップのシーケンスを生成することを含む。
【0051】拡張OVSF符号は図6に示されるように
ツリー構造に従って分類化できる。図をわかりやすくす
るために、チップ+1、0および−1をそれぞれ
「+」、「0」および「−」で表わす。ツリーのすべて
の分岐点Nはそれぞれ上から下にマトリクス
【0052】
【数13】
【0053】の4つの行に対応する4つの子符号(child
code)を有する符号である。かくして得られたツリー分
類により、広い意味で符号が互いに対して直交となるよ
うな簡単な形態には見えなくなる。もちろん、2つの符
号が直交であるためにはいずれかが他方の先祖または子
孫でないことが肝要であるが、この制限は十分ではな
い。
【0054】しかしながら、広い意味で2つの符号が互
いに直交するかどうかをこのツリーから判断することが
できるようにする方法がある。この方法を図7で示す。
この図に示される符号のツリーは、過密になることを避
けるよう符号の値が示されないことを除いては図6のも
のと同一である。一点鎖線によりツリーの枝が切断され
る。各軸は拡散係数SFを表わし、SF2の枝にツリー
を切断する。よって、拡散係数SF=2、4および8は
それぞれ縦軸700、702および704で表わされ
る。ツリーの枝は4つのグループで表わされ、各グルー
プは同じ分岐点から出る4つの枝で形成される。各グル
ープの最初の2つの枝はそれぞれ直交する係数[1
1]および[1 −1]に対応し、係数という用語はこ
こではクロネッカー積を意味するよう使用される。同様
に、各グループの後の2つの枝は互いに直交する係数
[1 0]および[0 1]にそれぞれ対応する。よっ
て、2つの符号AおよびBが直交するためには、軸70
0、702および704のうちの少なくとも1つによ
り、互いに直交する係数、すなわち[1 1]および
[1−1]または[1 0]および[0 1]に対応す
る2つの枝のレベルで2つの符号AおよびBに、ルート
(root)から延びるツリーの2つの経路を切断する必要が
ある。この条件が必要でありこれで十分であろう。
【0055】この条件を図7の符号の例で示す。図7で
は722、724、726および728で示された影付
きの六角形で4つの符号を示す。符号724および72
8は、軸704が、互いに直交である係数[1 1]お
よび[1 −1]にそれぞれ対応する720および71
8で示される枝のレベルでそれぞれの経路を切断するた
め、互いに直交する。
【0056】同様に、符号722は符号724、726
および728の各々に対して直交する。なぜなら、軸7
00が、708で示される枝のレベルで符号722に関
連する経路を切断し、かつ712で示される枝のレベル
で符号724、726および728に関連する経路を切
断するからである。そしてこれらの2つの枝はそれぞれ
互いに直交する係数[1 0]および[0 1]に対応
する。
【0057】一方、符号726および728は互いに直
交しない。実際に、それらのそれぞれの経路を切断する
共通軸は軸700および702である。軸700はそれ
自体に対して直交しない係数[0 1]に対応する71
2で示される同じ枝のレベルで2つの経路を切断する。
軸702については、互いに直交しない係数[1 −
1]および[1 0]に対応する714および716で
示される枝のレベルでそれぞれこれらの2つの符号の経
路を切断する。このツリーにより、互いに直交する連続
または不連続OVSF符号を簡単な態様で決定すること
ができるようになる。
【0058】対応の復調方法は、各変調物理チャネル
に、変調に使用される拡張スペクトル拡散符号に対応す
る逆拡散スペクトル符号を割当て、上記拡張スペクトル
逆拡散符号を発生し、その後、発生した拡張スペクトル
逆拡散符号によって変調物理チャネルの各シンボルを相
関させるステップを行なうことを含む。
【0059】不連続OVSF符号により階層的な逆拡散
を行なうことができるようになる。なぜなら、連続OV
SF符号と同様に、それらは短い基礎的な符号、この場
合係数[1 1]、[1 −1]、[1 0]および
[0 1]のクロネッカー積に対応するからである。こ
の階層的逆拡散は一般に、物理チャネルの拡散符号が変
化する場合に行なわれる。この逆拡散時に、復調される
こととなる物理チャネルに割当てられるべきスペクトル
逆拡散符号が、可変拡散係数を有する上記変調物理チャ
ネルに関連するリスト内から選択される。このリスト
は、上記変調物理チャネルの可能な拡散係数の各々に関
する独特なスペクトル逆拡散符号を含む。このリストに
おいて、各スペクトル逆拡散符号は第1の係数と呼ばれ
る対象のリストのスペクトル逆拡散符号のすべてに共通
の係数Vと、第2の係数と呼ばれる対象のスペクトル逆
拡散符号に特有な係数Uとのクロネッカー積の結果であ
る。よって、階層的逆拡散は下記のステップを行なうこ
とを含む。すなわち第1の係数Vを発生するステップ
と、第1の係数によって変調された上記物理チャネルの
各シンボルに対して1つ以上の時間セグメントを相関さ
せて、各シンボルに関する中間チップのシーケンスを得
るようにするステップとを含み、このステップは第1の
相関ステップと呼ばれ、さらに第2の係数Uを決定する
ステップと、第2の係数Uによって得られた対応の中間
チップのシーケンスの各シンボルを相関させるステップ
とを含み、このステップは第2の相関ステップと呼ばれ
る。
【0060】上で示したとおり、この階層的逆拡散によ
り、復調ステップの時間が短縮化される。
【0061】不連続OVSF符号による逆拡散の付加的
な利点は、OVSF符号による逆拡散を行なうのが簡単
である点にある。実際に、この場合、図5の逆拡散装置
の積分器506によって行なわれる拡散シンボル当りの
加算回数は有効拡散係数に等しく、以前はこれは拡散係
数に等しかった。よって加算回数はSFd、すなわち少
なくとも2で除される。これは、基礎的な符号[1
0]または[0 1]による逆拡散が実際には、2によ
るデシメーションからなり加算を伴わないことによる。
【0062】この復調方法を行なう装置は有利には、第
3次世代電気通信システムの基地局に置かれる。
【0063】電気通信システムの移動局は公知の態様で
測定を行ない、その後これらの測定結果をネットワーク
に送信する。この送信は定期的に行なわれるか、または
何らかの所与の事象によってトリガされ得る。特に、基
地局は所与の周期で送信された信号の送信電力の測定を
行なう。それはその後、送信電力情報メッセージと呼ば
れるメッセージを送信し、これはその電力の測定結果を
含む。次いでネットワークは、基地局がその最小送信電
力近づくときを検知し得る。さらに、発明によると、移
動局によって送信される電力Pが第1のしきい値P1未
満になると、ネットワークは、不連続スペクトル拡散を
行なう第1の要求メッセージをそれに送り、すなわち、
物理チャネルのうちの少なくとも1つに不連続拡散符号
を割当てることを要求する。この要求は、無線リンクの
物理チャネルすべてに不連続拡散符号を割当てるために
も使用され得る。逆に、移動局によって送信される電力
が、P1よりも高い第2のしきい値P2を超えると、ネ
ットワークは第2の要求メッセージによって、再度連続
OVSF符号を使用すること、または連続OVSF符号
の少なくとも大部分を使用することを移動局に要求す
る。
【0064】よって、ネットワークの要求時に、移動局
は下記のモードの1つに従って送信を行なう。
【0065】連続OVSF符号を使用する通常の拡散モ
ード、または1つ以上の不連続OVSF符号を用いる不
連続拡散モード。
【0066】2つのしきい値P1およびP2を使用する
ことにより、2つのモード間の「ピンポン(ping-pon
g)」、すなわちモードの変更を頻繁に行ないすぎ必要な
信号処理のオーバーロードをもたらす事態を有利に回避
することができる。
【0067】発明の好ましい一実施例によると、移動局
は、式(2)によって与えられるマトリクスの行によっ
て規定される不連続OVSF符号の中でも、下記のクロ
ネッカー積から結果として得られる2N行および2N列の
マトリクスの行ベクトルである不連続OVSF符号を使
用する。
【0068】
【数14】
【0069】式(4)によって規定される行ベクトルの
組は式(2)によって規定される行ベクトルの組のサブ
セットである。この式では、SFdminは最小不連続性係
数を表わし、SF(物理チャネルのレートに依存する)
とは対照的に物理チャネルのレートには依存しない不連
続拡散モードパラメータをなす。SFeは物理チャネル
の有効拡散係数である。SFdaddは式SFd=SFdadd
・SFdminによって規定され、ただしSFdは物理チャ
ネルの不連続性係数である。さらに、物理チャネルはそ
れぞれSFeminおよびSFemaxである最小および最大有
効拡散係数を有し、これらもまた不連続拡散モードパラ
メータである。よって、不連続拡散モードは3つのパラ
メータSFdmin、SFeminおよびSFemaxによって規定
される。
【0070】不連続拡散モードにおいて、最小拡散係数
はSFmin=SFdmin・SFeminである。よって、拡散
係数SFがSFmin=SFdmin・SFeminから増加し始
めると、式(4)の変数SFd、SFdaddおよびSFe
SFの関数であると定義され、下記の式によって与えら
れる。
【0071】
【数15】
【0072】よって、拡散係数SFがSFdmin・SF
emax以下であるならば、SFdはSFd minに等しくSFe
はSF/SFdminに等しい。SFがSFdmin・SFemax
よりも大きくなると、SFdがSF/SFemaxに等しく
なりSFeがSFemaxに等しくなる。変数SFe、SFd
およびSFdaddの変化はSFdmin=4、SFemin=2、
およびSFemax=32について図8の曲線800、80
2および804によってそれぞれ対数目盛で示される。
【0073】式(4)は2つの行および2つの列を有す
るマトリクスのクロネッカー積である。よって、3つの
パラメータSFdmin、SFeminおよびSFemaxが一定で
ありSFが可変である場合、伝統的なOVSFツリーに
類似する二進ツリーで式(4)によって与えられる不連
続OVSF符号を表わし、それらを同様に番号付けるこ
とが可能である。よって、値SFdmin、SFeminおよび
SFemaxで設定される不連続拡散モードにおける、番号
nおよび拡散係数SFを有する不連続OVSF符号はD
ch,SF,nで示され、ただし0=n<SFである。パラメ
ータSFdmin、SFeminおよびSFemaxの値はそれをオ
ーバーロードしないように注釈で示していない。このよ
うな二進ツリーが図9に示される。この図ではSFdmin
=4であり、SFemin=8であり、かつSFemax=32
である。このツリーは図では900で示される。
【0074】定義上は、Dch,1,0=[1]はツリーのル
ートに見られる符号であり、すなわちSF=1の場合に
関する。
【0075】904で示される、間隔[1,SFdmin
の拡散係数を有する符号の場合、各符号Dは上方の枝に
ついては子符号として
【0076】
【数16】
【0077】最小拡散係数がSFdmin=SFdmin・SF
eminであり、利用できる唯一の符号が910で示される
間隔で表わされることに留意されたい。
【0078】二進ツリー900により、伝統的なOVS
Fツリーの場合のように広い意味で直交性が定義できる
ようになり、これは、2つのうちいずれかが他方の先祖
でないかまたは他方と等しくない場合にのみ2つの符号
が直交であることを意味する。
【0079】式(4)によって与えられかつこのような
ツリーによって示される符号にそれ自体を制限すること
により、下記の利点が得られる。
【0080】不連続OVSF符号を利用することによっ
て結果として得られる拡散シンボル当りの送信エネルギ
の低下が常に1/SFdmin以上である。
【0081】ツリー(間隔904)のルートにおける基
礎的な係数[1 0]および[01]を利用することに
より、すべてのSFdminチップのうち非ゼロのチップが
1つしかなくなることが保証される。さらに、これらの
基礎的な係数から発せられるゼロのチップが均一に分散
され、よって拡散信号がアップリンクの他の信号を遮断
することがなくなる。
【0082】たとえば4に等しい有効拡散係数SFemin
をとることにより、物理チャネルの等化を行なうRAK
Eタイプの受信機の良好な動作、すなわちスペクトル逆
拡散と同時に行なわれるシンボル間の干渉の抑制が行な
われることが保証される。
【0083】積SFemax・SFdminは一般にアップリン
ク上で認められた最大の拡散係数、すなわち256に等
しいが、アップリンク上で可変レートを有するチャネル
にSFemax・SFdmin<256をとることにより、伝統
的なOVSF符号ではなく不連続OVSF符号によって
逆拡散される階層的逆拡散の2回目の逆拡散を簡単にす
ることができる。等しい拡散係数を有する不連続OVS
F符号によって逆拡散する場合、シンボル当りに行なう
べき加算の回数が少なくなることを思い出されたい。
【0084】図10は、図4とは対照的に、複合チャネ
ルレートが徐々に増加するときの専用無線リンクに関す
る不連続拡散モードにおける不連続OVSF符号の利用
を示す。この例では、SFdmin=4であり、SFemin
4でありかつSFemax=32であるとする。DPCCH
チャネルは一定のレートであり、1002で示される符
号Dch,256,0を使用する。最低レートの場合、符号D
ch,256,256/SFdminを用いる単一のDPDCHチャネル
があり、これはたとえば1004で図10に示される符
号Dch,256,64で示される。レートが上昇すると、DP
DCHチャネルの拡散係数SFがまず2で除され、その
後この動作がレートの増加とともに最高で
【0085】
【数17】
【0086】
【数18】
【0087】
【数19】
【0088】発明の好ましい実施例によると、異なった
物理チャネルに割当てられた不連続拡散モードの不連続
OVSF符号の順は、不連続拡散モードに従って動作す
る各移動局において特有でありかつ擬似ランダムな態様
で変化する置換によって修正される。その後拡散が、置
換された不連続OVSF符号で行なわれる。
【0089】このような置換がない場合、2つの移動局
が偶然にも同時に同じ不連続OVSF符号を使用した
り、同一の無線フレームにおいて同一の次数のモジュロ
256のそれらのチップが、重要な伝搬経路に関して同
時に受信されるならば、不都合な状況になる。これらの
移動局はより大きく相互に干渉を及ぼし合う。なぜな
ら、基地局はそれらの各々から同時に非ゼロチップを受
信するからである。これに対して、2つの移動局のうち
の一方からのゼロのチップが、他方からの非ゼロチップ
と同時に受信される場合には好都合な状況となる。不連
続モードにおいて移動局の各々に特有な態様で符号を置
換することにより、かつ各移動局に特有な態様でこの置
換を経時変化させることにより、長期間にわたってこの
ような状況が生じる可能性は下がらないものの、不都合
な状況または好都合な状況がない事態が続かないことが
保証される。この置換の別の利点は、それがない場合
に、信号のエンベロープの変化は周期的であり、よって
エンベロープの変化の周期に対応する周波数に集中する
送信電力による、電磁的な互換性に関する問題が生じる
恐れがある。この問題は時間とともに符号を擬似ランダ
ム置換することによって解決できる。
【0090】発明の変調方法にはその後、置換ステップ
が付加される。このステップは符号のリストからの1つ
以上のスペクトル拡散符号間で少なくとも1回の置換を
行なうことを含み、1回の置換は置換周期と呼ばれる予
め定められた周期に従って擬似ランダムな態様で行なわ
れる。拡散符号のリストは二進ツリーで構成され得る。
この好ましい実施例において、置換ステップの後に、上
記置換リストにある割当てるべきスペクトル拡散符号を
選択するステップが行なわれる。この割当てられるべき
スペクトル拡散符号の選択は次数の関数として行なわれ
る。次数はたとえば、拡散係数SFおよび拡散係数SF
を有する符号に制限されたリストにある位置番号nに対
応する。次数(SF,n)はしたがって置換のない場合
の符号番号に対応する。その後、選択された拡散符号が
物理チャネルに割当てられる。割当ステップが行なわれ
るたびに、発生ステップは、対象の置換の前に割当てら
れたスペクトル拡散符号を発生することを止め、対象の
置換の後に割当てられたスペクトル拡散符号を生成す
る。
【0091】このように、不連続OVSF符号の置換
は、各不連続OVSF符号が同じ拡散係数を有する不連
続OVSF符号で置換されるように行なわれるべきであ
る。よって、各拡散係数SFについてσSFで示される置
換を規定する必要がある。この置換の機能により、すべ
てのn∈{0,1,...,SF−1}について、符号Dch,
SF,kで符号Dch,SF,nを置換し、ここでk=σSF(n)
である。SFはSFmin=SFdmin・SFemin以上であ
るため、すべてのSF∈{SFmin,2・SFmin,...,
256}について置換σSFを規定するだけで十分であ
る。
【0092】加えて、階層的逆拡散を可能にするため、
二進ツリー構造を維持するよう置換を行なう必要があ
る。換言すれば、3つの符号A、BおよびCが、Bおよ
びCがAの子符号であるような関係にあるとすれば、置
換により符号A、BおよびCがそれぞれ、EおよびFが
Dの2つの子符号となるように符号D、EおよびFによ
って置換される。二進ツリー200における符号間の親
子関係は、置換により下記の関係が成立するならば維持
される。
【0093】
【数20】
【0094】要約すると、置換σ256=σおよび式
(6)によってσ256から減じられた他の置換σSFによ
り式(5)を成立させる必要がある。
【0095】典型的には、T個のチップごとに符号の選
択およびその割当が繰返され、Tは256であるアップ
リンクにおける最大拡散係数の倍数である。以下、Tを
選択周期と称する。より一般的には、置換σはτ個のチ
ップごとに変化し、τはTに等しいか、またはその除数
である(たとえばτは1個のチップに等しい)。
【0096】以下に、一例として、置換{σSF
σ2SF,...σ256}のシーケンスを発明にしたがって生成
できるようにする方法を示す。
【0097】まず、置換
【0098】
【数21】
【0099】
【数22】
【0100】
【数23】
【0101】このようにして置換の生成がランダムな数
の発生器およびXOR型論理ゲートによって非常に簡単
に行なわれる。
【0102】場合によっては、256個よりも少ない数
のチップを各物理チャネルに特有な選択周期Tに設ける
こともできる。実際に、TAおよびTBが2つの物理チャ
ネルAおよびBの拡散符号の選択周期であるとする。簡
単に言うと、周期TAおよびTBはチップの数で表現され
る。これらの2つの周期は256個以下の個数のチップ
に対応する。置換σがτ個のチップごとに変化するなら
ば、τはTAおよびTBの除数でなければならず、置換σ
から結果として得られる拡散符号は、それぞれ物理チャ
ネルAおよびBに関するTAまたはTBのチップごとにの
み変化すべきである。
【0103】拡散符号の選択周期Tはその拡散係数SF
の倍数でなければならない。よって、実際には、DPC
CHチャネルの拡散符号の選択周期TCは256に等し
くなるように決定され、DPDCHチャネルのTDはS
maxに等しく、SFmaxは、DPDCHタイプの物理チ
ャネルに関する対象の移動局および対象の無線リンクに
よって使用される最大拡散係数である。
【0104】変数として、DPDCHチャネルの選択周
期TDは、現在の無線フレームの対応の拡散符号の拡散
係数SFまたはこの倍数に等しくなるようにとられる。
よって、TD=SFとすることにより、拡散係数SFが
ある無線フレームから別のものに変化するときに選択周
期TDが同様に変化する。しかしながら、TDが一定でな
いと、階層的逆拡散は不可能になる。
【0105】したがって、σ(0)がTC=256個の
チップごとにのみ変化するという条件であればσをτ=
D個のチップごとに変化させることができる。
【0106】このような置換のシーケンスは下記の態様
で構築することができる。まず最初に、
【0107】
【数24】
【0108】TD個のチップごとにランダムな変数SSF
を変化させ、かつランダムな変数SS Fの最下位ビットが
C=256個のチップごとにのみ確実に変化するよう
にすることにより、他の置換σSFを生成することができ
る。
【0109】さらに、発明の方法はDPCCHおよびD
PDCHチャネルだけでなく従来技術の拡散符号を用い
るアップリンク上のすべてのチャネルに適用可能である
ことに留意されたい。実際に、PRACHチャネル(物
理ランダムアクセスチャネル)はDPCCHチャネルに
類似するメッセージ部の制御部とDPDCHチャネルに
類似するメッセージ部のデータ部とに分割される。メッ
セージ部の制御部は連続拡散モードにおいて必ずしも符
号Cch.256,0を使用するわけではないが、n∈{0,1
6,32,48,64,80,96,112,128,
144,160,176,192,208,224,2
40}であるすべての符号Cch.256,nも使用し得る。し
たがって、PRACHチャネルの不連続OVSF符号を
256個のチップごとよりもより頻繁に置換することが
望ましい場合、PRACHチャネルのメッセージ部のデ
ータ部に使用される最大拡散係数が体系的に256未満
であるならばこれは可能であり、この差を考慮に入れて
最大で256個のチップごとにメッセージ制御部の符号
を置換するだけにすることが必要であろう。
【0110】さらに、PRACHチャネルは一般的なチ
ャネルであるため、不連続OVSF符号の利用は移動局
の測定フィードバックおよびネットワークのコマンドに
基づく無線リンクパラメータであってはならない。PR
ACHチャネルの場合、発明に従う不連続拡散モードの
利用は移動局の指揮下で行なわれ、ネットワークからの
コマンドに基づくものではない。移動局はネットワーク
によってブロードキャストされた監視通信路の受信レベ
ルを測定する。ネットワークによってブロードキャスト
されたこの受信レベルおよびしきいパラメータにより、
移動局は不連続拡散モードまたは通常の拡散モードのい
ずれを使用すべきかを判断する。一方、いくつかのPR
ACHチャネルが存在し、これらはそれらのスクランブ
ル符号またはそれらのアクセス時間スロット番号のいず
れかによって区別される。
【0111】これらのPRACHチャネルは2つの組に
分類化され、一方の組は通常の拡散モードを使用するも
のであり、他方の組は不連続拡散モードを使用するもの
である。移動局にはネットワークによってブロードキャ
ストされたメッセージによって、これらの2つの組にP
RACHチャネルが分割されることが通知される。よっ
て、移動局がPRACHチャネルに対して通常の拡散モ
ードまたは不連続拡散モードで送信する判断に基づい
て、それは第1または第2の組のPRACHチャネルを
選択することとなる。
【0112】なお、以上のことにおいて、256は3G
PPグループの第3次世代システムの拡散係数の最高値
である。発明は256以外の最大拡散係数を有するシス
テムにも適用できる。実際に、上の技術では、256の
値を、対象のシステムの最高拡散係数の値と置換えても
十分である。
【0113】最後に、SFemax・SFdmin=256の場
合、拡散係数SFを有する不連続OVSF符号による物
理チャネルの拡散を、拡散係数SF/SFdminのOVS
F符号によって拡散し、その後各チップ間にSFmin
1のゼロチップを挿入するものとして簡単に説明するこ
とができる。不連続OVSF符号の置換の場合、挿入さ
れるゼロのチップ数は変化し得るが、SFmin−1の平
均値を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CDMA技術によって動作する送信機で行な
われるステップを示す図である。
【図2】 専用物理チャネルで行なわれるスペクトル拡
散動作を示す図である。
【図3】 拡散係数を有するOVSF符号を示す図であ
る。
【図4】 OVSF符号の割当てを示す図である。
【図5】 相関装置の原理を示す図である。
【図6】 連続および不連続OVSF符号の部分的な4
次ツリー構造を示す図である。
【図7】 符号間の直交関係を示す、連続および不連続
OVSF符号の部分的な4次ツリー構造を示す図であ
る。
【図8】 所与の例に関して、拡散係数の関数としての
2つのパラメータSFdaddおよびSFeの変化を示す図
である。
【図9】 不連続OVSF符号の二進ツリーの例を示す
図である。
【図10】 無線リンクビットレートが上昇したときに
割当てられる不連続符号を示す図である。
【符号の説明】
722,724,726,728 符号 708,712 枝

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信体から1つ以上の受信体に送信すべ
    き1つ以上のシンボルを変調するための方法であって、
    前記1つ以上のシンボルは1つ以上の物理チャネルから
    発行され、前記方法は、 スペクトル拡散符号を前記1つ以上の物理チャネルの各
    々に割当てるステップと、 1つ以上のスペクトル拡散符号を発生するステップとを
    含み、前記1つ以上のスペクトル拡散符号は、可変拡散
    係数を有する1組の直交拡散符号から取られ、さらに対
    象の前記物理チャネルに割当てられた、発生したスペク
    トル拡散符号によって、前記1つ以上の物理チャネルの
    各々の前記1つ以上のシンボルの各々を乗算するステッ
    プを含み、 前記1つ以上のスペクトル拡散符号を発生するステップ
    が、チップのシーケンスを含む1つ以上のスペクトル拡
    散符号を発生するステップを含み、前記1つ以上のチッ
    プは0の値を有し、このとき不連続スペクトル拡散符号
    と呼ばれる、かくして発生されたスペクトル拡散符号内
    に含まれる前記0の値を有するチップの各々は、前記不
    連続拡散符号が割当てられる物理チャネルに、前記対応
    の送信信号について、ゼロに近似する送信電力をもたら
    すことを特徴とする、方法。
  2. 【請求項2】 前記チップのシーケンスが、−1または
    +1の値を有するチップをさらに含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記スペクトル拡散符号を前記1つ以上
    の物理チャネルの各々に割当てるステップが、前記1つ
    以上のスペクトル拡散符号を発生するステップの前に行
    なわれることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 2N個のチップを有するスペクトル拡散
    符号が、N個の係数Hを含むクロネッカー積 【数1】
  5. 【請求項5】 2N個のチップを有するスペクトル拡散
    符号が、 【数2】 Nはそれぞれ前記マトリクスH1、H2およびH3の結果
    を有するI、JおよびK個の積の係数の和に等しいこと
    を特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 2つ以上のスペクトル拡散符号が、いわ
    ゆるツリー構造に従って構成され得るスペクトル拡散符
    号のリスト内に含まれ、前記方法は、前記リスト内に割
    当てられたスペクトル拡散符号を選択するステップを含
    み、前記割当てられるべきスペクトル拡散符号の選択
    は、前記選択されたスペクトル拡散符号が割当てられる
    べき物理チャネルに特有な少なくとも1つの次数(S
    F,n)に従って行なわれ、前記方法はさらに、前記リ
    スト内の前記少なくとも2つのスペクトル拡散符号を置
    換するステップを含み、前記置換ステップは、前記リス
    ト内の前記少なくとも2つのスペクトル拡散符号を少な
    くとも1回置換することを含み、前記少なくとも1回の
    置換は置換周期(τ)と呼ばれる予め定められた周期に
    従って擬似ランダムな態様で行なわれ、 前記選択および割当ステップが前記少なくとも1回の置
    換の後に繰返され、 前記割当ステップが行われるたびに、前記発生ステップ
    が、対象の置換前に割当てられた前記スペクトル拡散符
    号を発生することを止め、対象の前記置換後に割当てら
    れたスペクトル拡散符号を発生することを特徴とする、
    請求項3から5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記選択および割当ステップが、選択周
    期(T)と呼ばれる予め定められた期間に従って繰返さ
    れ、前記選択周期は前記置換周期(τ)の倍数であり、
    前記選択周期はスペクトル拡散符号内のチップの最大数
    を表わすチップ数(T)に対応することを特徴とする、
    請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記シンボル当りのチップ数(SF)が
    一定であり、スペクトル拡散符号が割当てられる前記1
    つ以上の物理チャネルごとに、無線フレームの周期中
    に、シンボル内のチップの最小数の除数であるチップ数
    (τ)に前記置換周期が対応し、前記最小数は前記1つ
    以上の物理チャネルのすべてについて考慮されることを
    特徴とする、請求項6および7のいずれかに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記選択および割当ステップが、選択周
    期(T)と呼ばれ、前記無線フレームの周期中のシンボ
    ル当りの前記チップ数(SF)の倍数に対応する、予め
    定められた期間に従って繰返されることを特徴とする、
    請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 スペクトル拡散符号の拡散係数が、該
    スペクトル拡散符号内に含まれるチップ数に対応し、前
    記置換ステップが、前記リスト内の少なくとも2つのス
    ペクトル拡散符号と、同じ拡散係数を有するスペクトル
    拡散符号とを置換することを含むことを特徴とする、請
    求項6から9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記リストが二進ツリー構造に従って
    構成され、前記置換ステップは前記二進ツリー構造を維
    持することを特徴とする、請求項6から10のいずれか
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1の要求メッセージと呼ばれ前記1
    つ以上の受信体によって送信される要求メッセージを前
    記送信体が受信した後に、前記送信体において行なわれ
    ることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 第2の要求メッセージと呼ばれ、前記
    1つ以上の受信体によって送信される要求メッセージを
    前記送信体が受信した後に非活性化されることを特徴と
    する、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記送信体の指揮下で行なわれること
    を特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 送信電力情報メッセージと呼ばれ、予
    め定められた送信期間中に送信された対応する信号の送
    信電力の1つ以上の測定結果を含む1つ以上のメッセー
    ジを、前記1つ以上の受信体に前記送信体が送信するこ
    とを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記送信電力情報メッセージが、情報
    期間と呼ばれる予め定められた期間で送信されることを
    特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の要求メッセージが、前記送
    信された信号の送信電力の測定結果が、第1のしきい値
    と呼ばれる予め定められたしきい値よりも低いときに送
    信されることを特徴とする、それ自体が請求項12に従
    属する、請求項15および16のいずれかに記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記第2の要求メッセージが、前記送
    信された信号の送信電力の測定結果が、第2のしきい値
    と呼ばれる予め定められたしきい値よりも高いときに送
    信されることを特徴とする、それ自体が請求項13に従
    属する、請求項15から17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記不連続スペクトル拡散符号が少な
    くとも3つのパラメータによって規定され、第1のパラ
    メータSFdminは前記不連続スペクトル拡散符号の不連
    続性係数の最小値を表わし、前記不連続性係数はゼロで
    ない値を持つチップに対するチップ数の総数の比に対応
    し、第2のパラメータSFeminは、前記不連続スペクト
    ル拡散符号の有効拡散係数の最小値を表わし、前記有効
    拡散係数は前記不連続スペクトル拡散符号内のゼロでな
    い値を持つチップの数に対応し、第3のパラメータSF
    emaxは、前記有効拡散係数の最大値を表わすことを特徴
    とする、請求項1から18のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 送信体から1つ以上の受信体に送信さ
    れるべき1つ以上のシンボルを変調するための装置であ
    って、前記1つ以上のシンボルは1つ以上の物理チャネ
    ルから発行され、前記装置は、 スペクトル拡散符号を前記1つ以上の物理チャネルの各
    々に割当てるための手段と、 1つ以上のスペクトル拡散符号を発生するための手段と
    を含み、前記1つ以上のスペクトル拡散符号は、可変拡
    散係数を有する1組の直交拡散符号から取られ、さらに
    対象の物理チャネルに割当てられた前記発生されたスペ
    クトル拡散符号によって前記1つ以上の物理チャネルの
    各々の前記1つ以上のシンボルの各々を乗算するための
    手段を含み、 前記1つ以上の拡散符号を発生するための手段が、チッ
    プのシーケンスを含む1つ以上のスペクトル拡散符号を
    発生し、1つ以上のチップの値は0であり、このとき不
    連続スペクトル拡散符号と呼ばれる、かくして発生され
    たスペクトル拡散符号内に含まれる、前記0の値を持つ
    チップの各々は、前記不連続スペクトル拡散符号が割当
    てられる物理チャネルに、前記対応の送信信号に関して
    0に近似する送信電力をもたらすことを特徴とする、装
    置。
  21. 【請求項21】 1つ以上の物理チャネルを送信するた
    めの手段を含み、前記1つ以上の物理チャネルの各々は
    1つ以上のシンボルを保持し、請求項20に記載の変調
    装置を含むことを特徴とする、移動局。
  22. 【請求項22】 受信体によって受信された1つ以上の
    シンボルを復調するための方法であって、前記1つ以上
    のシンボルは、変調された1つ以上の物理チャネルから
    発行され、前記方法は、 前記1つ以上の変調物理チャネルの各々にスペクトル逆
    拡散符号を割当てるステップを含み、前記スペクトル逆
    拡散符号は、変調されかつ送信されることとなる物理チ
    ャネルを変調するために使用されるスペクトル拡散符号
    に対応し、さらに1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発
    生するステップを含み、前記1つ以上のスペクトル逆拡
    散符号は、可変逆拡散係数を有する1組の直交逆拡散符
    号から取られ、さらに前記1つ以上の変調物理チャネル
    の各々の前記1つ以上のシンボルの各々を相関させるス
    テップを含み、前記相関ステップは、前記対象のシンボ
    ルを、前記対象の変調物理チャネルに割当てられた前記
    発生されたスペクトル逆拡散符号に相関させることを含
    み、 前記1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生するステッ
    プが、チップのシーケンスを含む1つ以上のスペクトル
    逆拡散符号を発生することを含み、前記1つ以上のチッ
    プの値は0であることを特徴とする、方法。
  23. 【請求項23】 スペクトル逆拡散符号の逆拡散係数
    が、該スペクトル逆拡散符号内に含まれるチップ数に対
    応し、前記1つ以上の変調物理チャネルは、可変拡散係
    数を有する1つ以上の変調物理チャネルを含み、前記変
    調物理チャネルの拡散係数は、前記変調物理チャネルの
    シンボル当りのチップ数に対応し、前記可変拡散係数を
    有する前記1つ以上の変調物理チャネルの各々に割当て
    られる前記スペクトル逆拡散符号は、前記可変拡散係数
    を有する前記変調物理チャネルに割当てられたリスト内
    から選択され、前記1つ以上のリストの各々は、対象の
    リストが割当てられる前記変調物理チャネルに関する前
    記可能な拡散係数の各々に関する独特なスペクトル逆拡
    散符号を含み、 前記1つ以上のリストの各々のスペクトル逆拡散符号の
    各々は、第1の係数と呼ばれる前記対象のリストのスペ
    クトル逆拡散符号すべてに共通の係数(V)と、第2の
    係数と呼ばれる対象のスペクトル逆拡散符号に特有な係
    数(U)とのクロネッカー積の結果であり、 前記方法は前記1つ以上のリストごとに、 前記第1の係数(V)を発生するステップと、 第1の相関ステップと呼ばれる、1つ以上の時間セグメ
    ントを、前記発生した第1の係数によって前記1つ以上
    の変調物理チャネルの前記1つ以上のシンボルの各々に
    相関させるステップとを含み、前記1つ以上のシンボル
    ごとに中間チップのシーケンスが得られ、前記中間チッ
    プの各々は前記相関の結果として得られ、さらに前記第
    2の係数を決定するステップと、 第2の相関ステップと呼ばれる、前記1つ以上のシンボ
    ルごとに前記第2の係数によって得られた中間チップの
    対応のシーケンスを相関させるステップとを含む、請求
    項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 受信体によって受信された1つ以上の
    シンボルを復調するための装置であって、前記1つ以上
    のシンボルは、変調された1つ以上の物理チャネルから
    発行され、前記装置は、 スペクトル逆拡散符号を前記1つ以上の変調物理チャネ
    ルの各々に割当てるための手段を含み、前記スペクトル
    逆拡散符号は、変調されることとなる物理チャネルを変
    調するために使用されるスペクトル拡散符号に対応し、
    さらに1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生するため
    の手段を含み、前記1つ以上のスペクトル逆拡散符号
    は、可変逆拡散係数を有する1組の直交逆拡散符号から
    取られ、さらに−前記変調物理チャネルの各々の前記1
    つ以上のシンボルの各々を、対象の前記変調物理チャネ
    ルに割当てられた発生されたスペクトル逆拡散符号に相
    関させるための手段を含み、 前記1つ以上のスペクトル逆拡散符号を発生するための
    手段が、チップのシーケンスを含む1つ以上のスペクト
    ル逆拡散符号を発生し、前記1つ以上のチップの値は0
    であることを特徴とする、装置。
  25. 【請求項25】 1つ以上の変調された物理チャネルを
    受信するための手段を含み、前記1つ以上の変調物理チ
    ャネルは1つ以上のシンボルを保持し、請求項24に記
    載の復調装置を含むことを特徴とする、基地局。
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