JP2001324563A - レーザレーダ装置 - Google Patents

レーザレーダ装置

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JP2001324563A JP2000140720A JP2000140720A JP2001324563A JP 2001324563 A JP2001324563 A JP 2001324563A JP 2000140720 A JP2000140720 A JP 2000140720A JP 2000140720 A JP2000140720 A JP 2000140720A JP 2001324563 A JP2001324563 A JP 2001324563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の簡単な光源を利用して従来例と同じ距
離分解能を得、信頼性の高いレーザレーダ装置を得る。
また、線幅および周波数変調の精度に対する条件を緩和
し、より簡便な光源が利用できるレーザレーダ装置を得
る。 【解決手段】 レーザパルスを発生するパルスレーザ3
4と、ローカル光を発生するCWレーザ40と、レーザ
パルスを目標に向けて送信し目標からの散乱光の一部を
受信する光送受信系37と、ローカル光と送受信光学系
で受信された受信光を混合する光混合手段38と、上混
合光を光ヘテロダイン検波する光検波器39と、検波信
号から目標の情報を抽出する信号処理装置42とを有す
るコヒーレントレーザレーダ装置において、パルスレー
ザ34は、レーザパルスを周波数変調する第1の周波数
変調手段35を有し、CWレーザ40は、レーザパルス
と同様の周波数変調を1周期とする繰返し周波数変調を
ローカル光に与える第2の周波数変調手段41を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、目標の距離、速
度等の物理情報を測定するためのレーザレーダ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】任意の車両や建築物等の目標(ハードタ
ーゲット)の距離、速度等の物理情報を測定することを
目的とする装置として光波(レーザ)を用いたレーザレ
ーダ装置がある。目標の距離情報を得るレーザレーダ装
置には、パルスレーザ光を送信し目標からの反射散乱光
を受信するまでの時間により目標の距離を得るパルス方
式と、変調したCW(Continuous Wave)レーザ光を送
信する変調CW方式がある。パルス方式には直接検波方
式とコヒーレント検波方式があり、コヒーレント検波方
式では受信光のドップラーシフトから目標の速度情報を
得ることができる。変調CW方式としてはCWレーザ光
を周波数変調するFMCW(Frequency Modulated Cont
inuous Wave)方式がある。
【0003】パルス方式として、コヒーレント検波方式
の従来例を示す。図5は、Sammy W. Henderson等により
米国特許5、237、331号に示されたもので、光源
にインジェクションシーディングパルスレーザ装置を用
いたコヒーレントレーザレーダ装置の構成図である。図
5において、1は単一周波数で発振するCWレーザ光
源、2は第1の光分岐器、3は周波数シフタ、4はイン
ジェクションシーディングパルスレーザ、5はビームス
プリッタ、6は1/4波長板、7は送受光学系、8は走
査光学系、9は第1の光混合器、10は第1の光検波
器、11は第2の光分岐器、12は第3の光分岐器、1
3は第2の光混合器、14は第2の光検出器、15はA
D変換器、16は信号処理装置、17はインジェクショ
ンシーディングパルスレーザ4の共振器長の調整機構、
18は調整機構17の制御回路、19はレーザ光源1か
らのレーザ光、20はシード光、21はパルスレーザ
光、22は送受信光の光軸、23は送信光、24は受信
光、25はローカル光、26は第1の光混合器9による
受信光24とローカル光25の混合光である。
【0004】次に、動作について説明する。単一波長f
0で発振するレーザ1からのレーザ光19は、第1の光
分岐器2により2分岐され、一方はローカル光25に用
いられ、他方は周波数シフタ3により周波数fIFだけ周
波数増加したレーザ光となり、シード光20としてイン
ジェクションシーディングパルスレーザ4に供給され
る。インジェクションシーディングパルスレーザ4は、
シード光20に一番近い周波数を持つ軸モードで単一周
波数(単一波長)のパルス発振を行う。インジェクショ
ンシーディングパルスレーザ4からのパルスレーザ光2
1は、直線偏光しており、ビームスプリッタ5により反
射される。1/4波長板6により円偏光に変換された
後、送受光学系7および走査光学系8を経て、送信光2
3として目標に向けて照射される。
【0005】目標からの散乱光は、送信光とは逆の経路
を経て受信される。受信光24は1/4波長板6によ
り、パルスレーザ光21の偏光面とは90度ずれた直線
偏光になり、ビームスプリッタ5を透過し第1の光混合
器9に導かれる。第1の光混合器9において、受信光2
4とローカル光25は混合される。混合光26は第1の
光検出器10においてコヒーレント検波される。第1の
光検出器10からの信号はAD変換器15によりサンプ
リングされ、信号処理装置16により強度信号の時間波
形から目標の距離が抽出されると共に、ドップラー信号
から目標の速度が抽出される。
【0006】前述のように、インジェクションシーディ
ングパルスレーザ4は、シード光20に一番近い周波数
を持つ軸モードで単一周波数のパルス発振を行うので、
正確なドップラー信号を得るためには、パルスレーザ光
21とローカル光25の周波数差をモニタする必要があ
る。このため、第2、第3の光分岐器11、12により
それぞれパルスレーザ光21とローカル光25の一部を
取り出し、第2の光混合器13で両者を混合した後、第
2の光検出器14でコヒーレント検波を行う。受信光と
同様にAD変換器15によりサンプリングし、信号処理
装置16によりパルスレーザ光21とローカル光25の
周波数差等を求める。ローカル光25の周波数をf0
すると、シード光、パルスレーザ光、受信光、周波数モ
ニタ信号、受信信号のそれぞれの周波数fs、fT
R、fM、fsigは次式で表される。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、fIFは中間周波数、δfはパルス
レーザ光とシード光の周波数差、f dは目標のドップラ
ー周波数であり、受信信号fsigと周波数モニタ信号fM
の差を取ることにより得ることができる。
【0009】パルス方式における距離分解能は、送信レ
ーザパルスのパルス幅により決まり、受信信号のSN比
の強弱や目標のスペックル効果による信号強度の変動を
考慮すると、距離精度も距離分解能程度であると考えら
れる。パルス方式の距離分解能ΔRは次式で表される。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、τはレーザパルスのパルス幅、c
は光速度である。
【0012】数(2)より明かなように、距離分解能Δ
Rを小さくし精度の高い測定をするには、送信するレー
ザパルスの幅τを小さくすればよい。距離分解能の値と
して1mを得るにはパルス幅τを6.6nsとすること
が必要である。高出力のパルスレーザ発振器には、通
常、共振器のQを制御してレーザパルスを得るQスイッ
チパルスレーザ発振器が用いられる。Qスイッチパルス
レーザ発振器により、狭パルス幅のレーザパルスを得る
には高利得が必要である。利得が高くとれる四準位系レ
ーザであるNd系(発振波長1μm)のレーザにおいて
は数nsのパルス幅も達成されているが、アイセーフ波
長(>1.4μm)で発振するEr系、Ho系およびt
m系のレーザは利得の低い3準位系のレーザであり、数
nsのパルス幅の達成は困難であり、利得を大きくする
ために励起パワーを大きくしたり、励起効率をあげるた
めの工夫をしたりするなどより複雑な構成を必要とす
る。さらに、パルス幅を小さくすると、受信信号の周波
数帯域が広くなるため、同じSN比を確保するためにピ
ークパワーを高くする必要がある。
【0013】したがって、パルス方式で高い距離分解能
を得るには高利得のQスイッチパルスレーザ発振器が必
要であるためレーザが複雑な構成となる。また、ピーク
パワーが高くなるため、装置に用いる光学部品に焼けが
生じる可能性が高くなり、信頼性の低下や耐レーザパワ
ー性の高い高価な部品を用いる必要性が生じる問題があ
る。
【0014】また、コヒーレント検波方式においては、
パルス幅を小さくして距離分解能を小さくすると速度分
解能が大きくなる問題がある。これは、距離分解能ΔR
と速度分解能Δvの間には次式の関係があるためであ
る。
【0015】
【数3】
【0016】ここで、λ:レーザパルスの波長である。
【0017】次に、変調CW方式であるFMCW方式の
従来例を示す。図6は、Christer J. Karlson等によりA
pplied Optics 誌(Vol. 38, No. 15, pp33766-3386,
1999)に開示されたFMCW方式のレーザレーダ装置
を示す構成図である。図6において、27は半導体レー
ザ(以下、LDと称す)、28は電源、29はFM変調
回路、30は光カプラ、31は送受信光学系、32は光
検出器、33は信号処理装置である。
【0018】図6に示す構成の動作について説明する。
単一モードで発振するLD27からのCWレーザ光は、
光カプラ30を経て、送受光学系31より目標に向けて
照射される。目標からの散乱光の一部は、送受光学系3
1により受光され、光カプラ30を経て、光検出器32
に至る。また、送受光学系31において、送信光の一部
は、例えば光ファイバの出射端におけるフレネル反射に
より反射される。反射された反射光は、ローカル光とし
て受信光と同様に光カプラ30を経て光検出器32に至
る。光検出器32により、受信光とローカル光はヘテロ
ダイン検波される。光検出器32からの受信信号は、信
号処理装置33により周波数解析され、目標の距離およ
び速度情報が抽出される。
【0019】ここで、LD27からのCWレーザ光は、
FM変調回路29により周波数変調される。図7に、周
波数変調の一例を示す。CWレーザ光は、周期tmの2
等辺三角形状の三角波に周波数変調される。このときの
送信光、ローカル光および受信光の周波数変化は図7に
示す通りである。
【0020】図8に、受信信号から目標の距離、速度を
求める方法を説明するために、受信光、ローカル光およ
び受信信号の1周期分の周波数の時間変化を示す。受信
光の周波数変調は、ローカル光に比べ、目標までのラウ
ンドトリップ時間tr分遅れる。このため、ローカル光
と受信光の周波数変調関数が同一の傾きである時間にお
いて、受信光とローカル光とのビート信号である受信信
号は一定の周波数frを持つ。(固定(静止)目標の
時)一定の周波数frが得られる時間は、周波数変調の
1周期時間をtmとすると、変調関数が正の傾きにおい
てtr〜t m/2、負の傾きにおいてtm/2+tr〜tm
ある。目標が移動目標(装置に対して相対的な速度を持
つ)である場合、ドップラー周波数fdが受信光の周波
数に加わるため、得られるビート周波数は、変調関数が
正の傾きにおいてfr-fd、負の傾きにおいてfr+fd
なる。正負両者の傾きの時のビート周波数より、fr
よびfdを求めることができる。これにより、目標の距
離と速度情報を得ることができる。
【0021】最大測定距離Rmaxは、理論的にはローカ
ル光と受信光の変調関数が同一の傾きを持つ時間が存在
する条件tr=tm/2で決まる距離となるが、計測時間
が限り無く0に近くなり現実的ではない。ここで、計測
時間が50%dutyとなる条件を設けると、最大測定
距離Rmaxと周波数frおよび距離分解能ΔR、周波数分
解能dfrは以下のように求まる。
【0022】
【数4】
【0023】ここで、Δfは変調周波数幅、fm:変調
周波数、df:変調関数の傾きである。
【0024】距離分解能ΔRは変調周波数幅Δfによ
り、変調周波数fmによらない。一方、周波数分解能d
rは次式で表されるから、最大測定距離Rmaxが大きく
なると、周波数分解能dfrは小さくなる。
【0025】
【数5】
【0026】このことは、単に計測時間が長くなるだけ
ではなく、光源の線幅および周波数変調の精度も周波数
分解能以下が必要であるため、影響は大きい。ΔR=1
mとすると、測定距離範囲、即ち最大測定距離が1km
において、光源の線幅および周波数変調の精度は300
kHz、最大測定距離が10kmとすると30kHzが
必要となる。通常入手可能なLDの線幅は1MHz程度
であるので、上記の条件では使用することができない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
パルス方式を用いたレーザレーダ装置では、高い距離分
解能を得るには短パルス幅のパルスが必要である。この
ため、高利得のQスイッチパルスレーザ発振器が必要と
なり、レーザが複雑な構成となる。また、ピークパワー
が高くなるため、装置に用いる光学部品に焼けが生じる
可能性が高くなり、信頼性の低下や耐レーザパワー性の
高い高価な部品を用いる必要性が生じる問題があった。
さらに、コヒーレント検波を用いたパルス方式において
は、距離分解能ΔRと速度分解能Δvの間は逆比例の関
係にあるため、パルス幅を小さくして距離分解能を小さ
くすると速度分解能が大きくなる問題があった。
【0028】一方、従来のFMCW方式では、距離分解
能を小さくすることと測定距離範囲を大きくすることを
両立するには、光源の線幅および周波数変調の精度に高
い条件が必要となり、LDのような安価で変調の容易な
光源が使えなくなるという問題があった。
【0029】この発明は上述した点に鑑みてなされたも
ので、従来のパルス方式に比べ、同じ距離分解能を得る
のに構成のより簡単な光源が利用でき、信頼性の高いレ
ーザレーダ装置を得ることを目的とする。また、従来の
FMCW方式に比べ線幅および周波数変調の精度に対す
る条件を緩和し、より簡便な光源が利用できるレーザレ
ーダ装置を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザレ
ーダ装置は、レーザパルスを発生するレーザパルス発生
手段と、ローカル光を発生するローカル光発生手段と、
上記レーザパルス発生手段からのレーザパルスを目標に
向けて送信し、目標からの散乱光の一部を受信する光送
受信手段と、上記ローカル光発生手段からのローカル光
と上記送受信光学手段で受信された受信光を混合する光
混合手段と、上記光混合手段により混合された混合光を
光ヘテロダイン検波する光検波手段と、上記光検波手段
からの信号から目標の情報を抽出する信号処理手段とを
有するコヒーレントレーザレーダ装置において、上記レ
ーザパルス発生手段は、レーザパルスを周波数変調する
第1の周波数変調手段を有し、上記ローカル光発生手段
は、上記レーザパルス発生手段からのレーザパルスと同
様の周波数変調を1周期とする繰返し周波数変調をロー
カル光に与える第2の周波数変調手段を有することを特
徴とするものである。
【0031】また、上記第1の周波数変調手段は、レー
ザパルス毎に複数の傾きの異なる直線周波数変調で交互
に変調することを特徴とするものである。
【0032】また、上記レーザパルス発生手段と上記ロ
ーカル光発生手段は、単一モードで発振するCWレーザ
と、上記CWレーザからのCWレーザ光を周波数変調す
る変調手段と、上記CWレーザ光を2つに分ける光分岐
手段と、上記光分岐手段で分岐された一方のCWレーザ
光をパルス光として取出す光スイッチ手段とで構成され
ることを特徴とするものである。
【0033】また、上記光分岐手段と上記光送受信手段
との間に、光増幅器を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0034】さらに、上記光増幅器は、光ファイバ増幅
器であることを特徴とするものである。
【0035】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係るレーザレーダ装置を示す構成図で
ある。図1において、34は単一モードで発振するパル
スレーザ、35は第1の周波数変調手段、36は送受信
光分離手段、37は送受光学系、38は光混合手段、3
9は光検出器、40は単一モードで発振するCWレー
ザ、41は第2の周波数変調手段、42は信号処理装
置、43は周波数変調制御回路である。
【0036】次に、図に基づき動作を説明する。パルス
レーザ34は、単一モードの送信レーザパルスを発振す
る。第1の周波数変調手段35は、上記レーザパルスを
周波数変調制御回路43からの制御信号により、パルス
内で上記レーザパルスの光周波数を周波数変調する。変
調する手段としては、パルスレーザ34の共振器長を変
調する、または励起パワーを変調する、またはレーザパ
ルスを直接変調する手段等が考えられる。送信レーザパ
ルスは、送受信光分離手段36を経て、送受光学系37
から目標に向けて照射される。目標からの散乱光の一部
を送受光学系37により受光し、送受信光分離手段36
により送信レーザパルスと分離して光混合器38に受信
光を送る。
【0037】一方、単一モードで発振するCWレーザ4
0は、上記レーザパルスに対し光周波数Δfsを持つC
Wレーザ光を発振する。第2の周波数変調手段41は、
第1の周波数変調手段35のレーザパルスに対する周波
数変調と同一の周波数変調を1周期とする繰返し周波数
変調を上記CWレーザ光の光周波数に対して与える。第
2の周波数変調手段41がCWレーザ光を変調する手段
としては、CWレーザ40の共振器長を変調する、また
は励起パワーを変調する、またはCWレーザ光を直接変
調する手段等が考えられる。変調されたCWレーザ光
は、ローカル光として光混合器38に供給される。
【0038】周波数変調制御回路43は、パルスレーザ
34から繰り返し送信される送信レーザパルス光を2種
類以上の異なった傾きを持つ変調関数で交互に切り替え
て周波数変調を行う制御信号を第1の周波数変調手段3
5に送る。また、第1の周波数変調手段35と同期を取
ってCWレーザ光を周波数変調するよう第2の周波数変
調手段41に制御信号を送る。光混合器38は、受信光
とローカル光を混合して、光検出器39に送る。光検出
器39では、光ヘテロダイン検波を行い、その受信信号
を信号処理装置42に送る。信号処理装置42では、受
信信号の時間および周波数解析を行い、目標の距離およ
び速度情報を求める。
【0039】この発明による方式は、送信レーザ光を1
周期分のパルス光としたFMCW方式であるFMパルス
方式である。図2に、FMCW方式とFMパルス方式の
送信光とローカル光の強度と周波数の時間概念図を示
す。FMCW方式は、送信光およびローカル光が強度一
定で周波数が三角波の変調がかけられたCW光であるの
に対し、FMパルス方式は、送信光がFMCW方式にお
ける三角波の周波数変調の1周期分を斜辺毎に分割した
2つのパルスとなっていることが特徴である。ローカル
光は、各々の送信光パルスに対し、同期しかつ送信光と
同一の周波数波形の繰り返しである鋸歯状の周波数変調
光である。通常のパルス方式における距離分解能はパル
ス幅程度であるが、FMCW方式の手法を用いることに
より距離分解能を向上させることができる。
【0040】第1パルスと第2パルスの対応するタイム
ゲート(レンジビン)の信号の周波数からレンジビン内
の目標の距離に対応した周波数frまたはfr'が求ま
る。さらに、ドップラー周波数dfも同時に求まるの
で、目標の速度情報も得ることができる。図3に、第1
パルスの受信信号とタイムゲートの関係を示す。dtの
値により信号の周波数の値、時間形状が異なるが、少な
くともτ/2の間は周波数一定の区間が存在することが
分かる。τ/2毎にタイムゲートを切り、信号処理を行
うことにより、上記周波数を求めることができる。この
周波数と第2パルスの同一のタイムゲートから求まる周
波数からレンジビン内の目標の距離に対応した周波数f
rまたはfr’およびドップラー周波数dfを求めるこ
とができる。
【0041】frおよびfr'とレンジビン内の目標の
距離R’の関係は次式で表される。
【数6】
【0042】ここで、fmは変調周波数、cは光速度で
ある。
【0043】周波数分解能dfrと距離分解能ΔRの関
係は次式で表される。
【0044】
【数7】
【0045】また、周波数分解能dfrと装置の受信機
帯域Bは等しくとることから、次式となる。
【0046】
【数8】
【0047】よって、次式が得られる。
【数9】
【0048】この発明であるFMパルス方式を用いれ
ば、例えば、最大測定距離10km、距離分解能ΔR=
1mとしたとき、送信レーザパルス幅τ=1μs、周波
数分解能dfr=2MHzで装置を構築することが可能
である。これは、パルス方式がパルス幅τ=6.7ns
が必要であることに比べて、レーザパルスのピークパワ
ーおよびパルス幅の条件を緩和し、パルスレーザにより
簡単な構成のパルスレーザを用いることができる。ま
た、必要な周波数分解能はパルス幅と距離分解能により
決まる。このため、最大測定距離に係わらず上記の条件
では周波数分解能dfr=2MHzと変わらない。よっ
て、FMCW方式と比較した場合、光源の線幅および周
波数変調の精度の条件が緩くなり、より簡便な光源が利
用できる。即ち、LDのような安価で変調の容易な光源
が使える可能性がある。
【0049】この発明によるFMパルス方式において
は、送信レーザパルスを周波数変調し、ローカル光を送
信レーザパルスに与えた周波数変調を1周期とする繰返
し周波数変調を行うようにしたので、従来のパルス方式
に比べ、同じ距離分解能を得るのにピークパワーを小さ
いかつパルス幅の広い光源が利用できるので、より簡単
な構成のパルスレーザが利用でき、装置の信頼性も向上
できる効果がある。また、従来のFMCW方式に比べた
場合、最大測定距離が大きくなっても光源に要求される
線幅および周波数変調の精度は厳しくならないため、よ
り簡便な光源が利用できる効果があり、LDのような安
価で変調の容易な光源が使える可能性がある。さらに、
送信レーザパルス光を2種類以上の異なった傾きを持つ
変調関数で交互に切り替えて周波数変調を行うようにし
たので、目標の距離だけでなく、速度情報も得られる効
果がある。
【0050】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2に係るレーザレーダ装置を示す構成図である。図
4において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一
符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、
44は、周波数変調手段を有し、単一モードの周波数変
調CWレーザ光を出力する基準光源、45は、光分岐器
である光カプラ、46は、光スイッチ、47は、光ファ
イバ増幅器である。
【0051】次に、図に基づき動作について説明する。
基本的な動作は、実施の形態1に等しい。基準光源4
4、光カプラ45および光スイッチ46により、実施の
形態1におけるパルスレーザ34、CWレーザ40およ
び第1、2の周波数変調手段35,41の機能を実現し
ている。基準光源44は、周波数変調制御回路43によ
り、図2に示したローカル光のような周波数変調された
CWレーザ光を出力する。即ち、2つ以上の異なった傾
きを持つ周期τの鋸歯状の周波数変調の組み合わせで繰
返し変調されたCWレーザ光である。基準光源44から
のCWレーザ光は、光カプラ45により2つに分けられ
る。分岐された一方のCWレーザ光は、ローカル光とし
て光混合器38に送られる。光スイッチ46は、周波数
変調制御回路43による制御信号により、他方の分岐さ
れたCWレーザ光から鋸歯状の周波数変調の1周期分を
レーザパルスとして切り出す。切り出されたレーザパル
スは、送信レーザ光として、光ファイバ増幅器47によ
り増幅され、送受信光分離手段36を経て、送受光学系
37から目標に向けて照射される。
【0052】上記のように、パルスレーザ、CWレーザ
および第1、2の周波数変調手段の機能を、基準光源4
4、光カプラ45および光スイッチ46により構成した
ので、レーザ光源および周波数変調手段を一つにするこ
とができ、実施の形態1で記述した効果をより単純な構
成で実現できる効果がある。さらに、光増幅器を用いて
送信レーザ光を増幅しているので、基準光源に必要とさ
れる出力を低減でき、低出力な光源を利用できる効果が
ある。これにより、基準光源には、安価で周波数変調が
注入電流で容易にできるLDを利用できる効果がある。
次いで、光増幅器を光ファイバ増幅器で構成したことに
より、上記の効果を用意に達成できるばかりでなく、装
置内の光の取り回しを光ファイバで構成することがで
き、装置の組み立てや部品配置を容易に行え、振動等の
環境条件にも強い装置を構成できる効果がある。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、FM
パルス方式においては、送信レーザパルスを周波数変調
し、ローカル光に送信レーザパルスに与えた周波数変調
を1周期とする繰返し周波数変調を行うようにしたの
で、従来のパルス方式に比べ、同じ距離分解能を得るの
にピークパワーが小さく、かつパルス幅の広い光源が利
用できるので、より簡単な構成のパルスレーザが利用で
き、装置の信頼性も向上できる効果がある。また、従来
のFMCW方式に比べた場合、最大測定距離が大きくな
っても光源に要求される線幅および周波数変調の精度は
厳しくならないため、より簡便な光源が利用できる効果
があり、LDのような安価で変調の容易な光源が使える
可能性がある。
【0054】また、送信レーザパルス光を複数の異なっ
た傾きの直線周波数変調で交互に切り替えて周波数変調
を行うようにしたので、目標の距離だけでなく、速度情
報も得られる効果がある。
【0055】また、パルスレーザ、CWレーザおよび第
1、2の周波数変調手段の機能を、CWレーザ、変調手
段および光スイッチ手段により構成したので、レーザ光
源および周波数変調手段を一つにすることができ、より
単純な構成で実現できる効果がある。
【0056】また、光増幅器を用いて送信レーザ光を増
幅しているので、CWレーザに必要とされる出力を低減
でき、低出力な光源を利用できる効果がある。これによ
り、CWレーザには、安価で周波数変調が注入電流で容
易にできるLDを利用できる効果がある。
【0057】さらに、光増幅器を光ファイバ増幅器で構
成したことにより、上記の効果を用意に達成できるばか
りでなく、装置内の光の取り回しを光ファイバで構成す
ることができ、装置の組み立てや部品配置を容易に行
え、振動等の環境条件にも強い装置を構成できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るレーザレーダ
装置を示す構成図である。
【図2】 FMCW方式とFMパルス方式の送信光とロ
ーカル光の強度と周波数の時間概念図である。
【図3】 受信信号とタイム(レンジ)ゲートの関係を
示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るレーザレーダ
装置を示す構成図である。
【図5】 Sammy W. Henderson等により米国特許5、2
37、331号に示されたもので、光源にインジェクシ
ョンシーディングパルスレーザ装置を用いたコヒーレン
トレーザレーダ装置の構成図である。
【図6】 Christer J. Karlson等によりApplied Optic
s 誌(Vol. 38, No.15, pp33766-3386, 1999)に開
示されたFMCW方式のレーザレーダ装置を示す構成図
である。
【図7】 周波数変調の一例を示す説明図である。
【図8】 受信信号から目標の距離、速度を求める方法
を説明するために、受信光、ローカル光および受信信号
の1周期分の周波数の時間変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CWレーザ光源、2 第1の光分岐器、3 周波数
シフタ、4 インジェクションシーディングパルスレー
ザ、5 ビームスプリッタ、6 1/4波長板、7 送
受光学系、8 走査光学系、9 第1の光混合器、10
第1の光検波器、11 第2の光分岐器、12 第3
の光分岐器、13 第2の光混合器、14 第2の光検
出器、15 AD変換器、16 信号処理装置、17
インジェクションシーディングパルスレーザ4の共振器
長の調整機構、18 調整機構17の制御回路、19
レーザ光源1からのレーザ光、20 シード光、21
パルスレーザ光、22 送受信光の光軸、23 送信
光、24 受信光、25 ローカル光、26 第1の光
混合器9による受信光24とローカル光25の混合光、
27 半導体レーザ(LD)、28 電源、29 FM
変調回路、30 光カプラ、31 送受信光学系、32
光検出器、33 信号処理装置、34 パルスレー
ザ、35 第1の周波数変調手段、36 送受信光分離
手段、37 送受信系、38 光混合手段、39 光検
出器、40 単一モードで発信するCWレーザ、41
第2の周波数変調手段、42 信号処理装置、43 周
波数変調回路、44 基準光源、45 光カプラ、46
光スイッチ、47 光ファイバ増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳澤 隆行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J084 AA05 AA07 BA03 BB16 BB31 CA03 CA08 EA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザパルスを発生するレーザパルス発
    生手段と、 ローカル光を発生するローカル光発生手段と、 上記レーザパルス発生手段からのレーザパルスを目標に
    向けて送信し、目標からの散乱光の一部を受信する光送
    受信手段と、 上記ローカル光発生手段からのローカル光と上記送受信
    光学手段で受信された受信光を混合する光混合手段と、 上記光混合手段により混合された混合光を光ヘテロダイ
    ン検波する光検波手段と、 上記光検波手段からの信号から目標の情報を抽出する信
    号処理手段とを有するコヒーレントレーザレーダ装置に
    おいて、 上記レーザパルス発生手段は、レーザパルスを周波数変
    調する第1の周波数変調手段を有し、 上記ローカル光発生手段は、上記レーザパルス発生手段
    からのレーザパルスと同様の周波数変調を1周期とする
    繰返し周波数変調をローカル光に与える第2の周波数変
    調手段を有することを特徴とするレーザレーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザレーダ装置にお
    いて、 上記第1の周波数変調手段は、レーザパルス毎に複数の
    傾きの異なる直線周波数変調で交互に変調制御すること
    を特徴とするレーザレーダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のレーザレーダ
    装置において、 上記レーザパルス発生手段と上記ローカル光発生手段
    は、 単一モードで発振するCWレーザと、 上記CWレーザからのCWレーザ光を周波数変調する変
    調手段と、 上記CWレーザ光を2つに分ける光分岐手段と、 上記光分岐手段で分岐された一方のCWレーザ光をパル
    ス光として取出す光スイッチ手段とで構成されることを
    特徴とするレーザレーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレーザレーダ装置にお
    いて、 上記光分岐手段と上記光送受信手段との間に、光増幅器
    を設けたことを特徴とするレーザレーダ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレーザレーダ装置にお
    いて、 上記光増幅器は、光ファイバ増幅器であることを特徴と
    するレーザレーダ装置。
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