JP2001322074A - トグルスイッチの防塵装置及び該防塵装置を有する電動工具 - Google Patents

トグルスイッチの防塵装置及び該防塵装置を有する電動工具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵性と操作レバーの操作性とが改善された
トグルスイッチの防塵装置及び該防塵装置を備えた電動
工具の提供。 【解決手段】 電気機器に取り付けられるトグルスイッ
チ9の防塵装置17は、トグルスイッチ9を外部からの
切り粉等の侵入をほぼ完全に防止した状態で取り囲む囲
み部材30と、囲み部材30に設けられた開口部16
と、開口部16を閉塞状態に維持しつつ所定の範囲でシ
フト操作可能なスイッチプレート18と、スイッチプレ
ート18のシフト動をトグルスイッチ9の操作レバー1
3に該操作レバー13の切替動として伝達する伝達手段
22とを有する。また、このような防塵装置17を備え
た電動工具はハンドル部5とバッテリハウジング部4と
の接続部8に防塵装置17を設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動工具等の電気
機器に取り付けられるトグルスイッチの防塵装置及び該
防塵装置を有する電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器においては切替スイッチとして
トグルスイッチを始めとしてスライドスイッチ、押しボ
タンスイッチ、跳ね返りボタンスイッチ等、種々のスイ
ッチが利用されてきている。これらのスイッチのうち、
トグルスイッチは上記の他のスイッチと比較して小サイ
ズに構成できること及びその操作レバーが外部に露出し
ているため切替操作が容易であり、またその接点部と操
作レバーとが離れているため防塵性が優れている。この
ため、電動工具のような切り粉や削り粉を生じる電気機
器において特に多用されている。
【0003】ところで、このようなトグルスイッチにお
いても特に細かい粉塵が操作レバーの取付部からスイッ
チ本体の内部に侵入する場合が有り、これを防止するた
めに従来では操作レバーをスイッチ本体との取付部から
先端部にかけてゴム等のダストカバーにより外側から取
り囲んで覆う構造が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バーは使用者により切替操作される可動部分であり、こ
れをゴム等のダストカバーで覆った場合には、ダストカ
バーにより操作レバーの操作感が悪くなったり操作性が
阻害される場合が有った。特にダストカバーがゴム製で
あった場合には操作レバーを切替操作しても操作レバー
がゴムの弾性力により元の位置に戻ったりする場合もあ
り、問題のあるものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は電気機器に取り付けられるトグル
スイッチの防塵装置であって、トグルスイッチを外部か
らの切り粉等の侵入がほぼ不能な状態で取り囲む囲み部
材と、該囲み部材に設けられた開口部と、該開口部を閉
塞状態に維持しつつ所定の範囲でシフト操作可能なスイ
ッチプレートと、該スイッチプレートのシフト動をトグ
ルスイッチの操作レバーに該操作レバーの切替動として
伝達する伝達手段とを有するトグルスイッチの防塵装置
である。
【0006】請求項1の発明によれば囲み部材によりト
グルスイッチを外部から囲いつつ、トグルスイッチの操
作レバーをスイッチプレートのシフト動により操作する
ことができる。
【0007】このため、切り粉や削り粉の囲み部材内さ
らにはトグルスイッチの周囲への侵入を確実に防止でき
るので防塵性が向上する。また、操作レバーに切替操作
の障害となるダストカバーを設けずとも操作レバーを操
作することができるので操作性が向上する。
【0008】請求項2の発明は請求項1において前記ス
イッチプレートは前記囲み部材に対して前記開口部を横
切る方向にスライド式にシフト動可能である防塵装置で
ある。
【0009】請求項2の発明によればシフト時における
開口部周縁とスイッチプレートとの間の密接状態を容易
かつ確実に得ることができるので防塵性が向上し、かつ
切替操作が容易となる。
【0010】請求項3の発明は請求項1もしくは2の防
塵装置をハンドル部とバッテリハウジング部との接続部
に設けた電動工具である。
【0011】請求項3によれば電動工具のハンドル部と
バッテリハウジング部との接続部に防塵装置を設けたの
で、接続部を囲み部材として利用でき、このため囲み部
材として別個の部材を設ける必要がないので、トグルス
イッチの防塵性に優れた電動工具を簡単かつ安価に製造
できる利点を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態を図面を
参照して説明する。なお、本実施形態は電気機器として
充電式インパクトレンチに本発明を適用した場合の実施
形態に関するものである。
【0013】図1に全体を示した充電式インパクトレン
チは中空のハウジング1を有しており、このハウジング
1は一対の半割ハウジング部材1aを互いにネジ結合し
て構成されている。ハウジング1はモータと変速ギヤ及
びインパクト機構(いずれも図示しない)を内蔵したモ
ータ・ギヤハウジング部2を上部に有し、またモータに
給電するバッテリを収容するバッテリパック3が装着さ
れるバッテリハウジング部4を下部に有している。また
モータ・ギヤハウジング部2とバッテリハウジング部4
との間には使用者による把持のためのハンドル部5が設
けられている。
【0014】ハンドル部5の上部かつ前部(図中右側)
にはトリガ6が設けられており、このトリガ6を引き操
作することでモータが起動し、これにより、モータ・ギ
ヤハウジング部2の先端(図中右端)から突出するスピ
ンドル7が上記変速ギヤ及びインパクト機構を介して回
転駆動されるようになっている。なお、このような変速
ギヤ及びインパクト機構は従来のインパクトレンチのも
のと同様であり、図示及び詳細な説明は省略する。
【0015】さて、ハンドル部5とバッテリハウジング
部4との接続部8の内部前側(図中右側)にはトグルス
イッチ9が収容されている。ここで、接続部8の上側に
はハンドル部5さらにはモータ・ギヤハウジング部2が
位置しており、これらの内部にはモータ、ギヤ或いは電
気回路部材等が収容されているので、接続部8の上側か
らの切り粉、削り粉等の粉塵の侵入がほぼ完全に防止さ
れている。また、バッテリハウジング部4の下部にはバ
ッテリパック3が装着されているので、接続部8への下
側からの切り粉、削り粉等の粉塵の侵入もほぼ完全に防
止されている。従って、本実施形態においてハンドル部
5,バッテリハウジング部4及びその間の接続部8は、
トグルスイッチ9を、切り粉削り粉等の粉塵の外部から
の侵入をほぼ完全に防止した状態で取り囲む囲み部材3
0を構成しており、この囲み部材30が後述する防塵装
置17の一部を形成している。
【0016】次に、トグルスイッチ9の構成に関し説明
すると、トグルスイッチ9はスイッチ本体10を有し、
このスイッチ本体10は接続部8内に固定されたスイッ
チ保持部材11により保持されている。図1及びその部
分拡大図である図2に示すように、スイッチ本体10の
一端からは図示しないモータの制御回路に接続される端
子12,12が突出しており、他端にはスイッチ本体1
0に対して複数の切替位置(本実施形態では2位置)間
で傾動可能な操作レバー13が設けられている。なお、
スイッチ本体10の内部には操作レバー13の切替操作
により切替接続される接点機構が設けられており、この
ような接点機構を含むトグルスイッチ9自体の構造は周
知であり、詳しい説明は省略する。
【0017】図2に示すように、トグルスイッチ9は、
スイッチ保持部材11による保持状態で、操作レバー1
3を下側としてスイッチ本体10の長手方向軸が前方に
向けて斜め下方に延びており、操作レバー13はその先
端部がハウジング1の接続部8の前側の下向き湾曲部8
aの下部に近接して位置している。また図示の状態で操
作レバー13ひいてはスイッチ本体10の長手方向軸は
湾曲部8aの下部すなわちバッテリハウジング部4の上
面とほぼほぼ平行に延びている。
【0018】なお、本実施形態では操作レバー13は図
1及び図2中紙面に直角な方向に傾動可能となってお
り、スイッチ保持部材11には操作レバー13を上記湾
曲部8aと反対側においてスライド可能にバックアップ
するためのスライド台14が設けられている。
【0019】次にトグルスイッチ9の防塵装置17につ
いて説明すると、防塵装置17は上記したようにハウジ
ング1の一部である囲み部材30を一つの構成要素とし
て有しており、図2さらにはこの部位のA方向の矢視図
である図3に示すように、接続部8の湾曲部8aの下部
の壁部15には上記トグルスイッチ9の操作レバー13
先端部に対面する部位において矩形の開口部16が設け
られている。なお、防塵装置17は他の主たる構成要素
としてスイッチプレート18及びリーフスプリング24
を有しており、これらについて以下順次説明する。
【0020】スイッチプレート18は矩形の平板状をな
しており、上記開口部16を内側から塞ぐかたちで配置
されている。これに関連して、スイッチプレート18は
長さ及び幅ともに開口部16よりも若干大きな寸法を有
している。なお、本実施形態の説明において開口部16
或いはスイッチプレート18の長さ方向とは図3中上下
方向(図1或いは図2中紙面に直角な方向)を言い、幅
方向とは図3中左右方向(トグルスイッチ9のスイッチ
本体10の長手方向に平行な方向)を言う。
【0021】また開口部16の外面側の周縁部には開口
部16に向けて下方に傾斜する斜面19〜19が形成さ
れており、後述する操作つまみ21の操作が容易となっ
ている。一方開口部16の内面側の周縁部には壁部15
から内側に向けて矩形のフランジ部20が突出形成され
ており、このフランジ部20の下縁にスイッチプレート
18の外周部がその全周にわたり摺接している。
【0022】スイッチプレート18の上面の長さ方向中
央部には図4に示すように使用者によるシフト操作のた
めの操作つまみ21が一体形成されており、操作つまみ
21の両側の上面には数字”1”及び”2”が刻印等の
適宜方法で表示されている。ここで、操作つまみ21の
幅は開口部16とほぼ同じであるが、長さは開口部16
よりも短く設定されており、開口部16を通って若干部
分的に外部に突出している。このため、図3及び図6
(a)に示すように操作つまみ21を開口部16の長さ
方向一端に当接する位置までシフトさせると数字”1”
が開口部16を通じて外部から見え、逆に図6(b)に
示したように操作つまみ21が開口部16の他端に当接
する位置までシフトさせると数字”2”が開口部16か
ら見えるようになっている。なお、操作つまみ21の上
面にはシフト操作を容易にするための断面鋸刃状の滑り
止め面21aが形成されている。
【0023】また、図5に示すように、スイッチプレー
ト18の下面には後側(トグルスイッチ9側)の部位に
おいて係合部材22が一体で設けられている。この係合
部材22は図7(a)及び図7(b)に示すようにトグ
ルスイッチ9の操作レバー13の先端部に係合するもの
であり、操作つまみ21を介するスイッチプレート18
の上記シフト動を操作レバー13その切替動として伝達
する伝達手段を構成している。係合部材22は後側(図
5中上側)が開放した略コの字形をなしており、前側の
辺部中央には操作レバー13の先端が挿通する凹溝23
が形成されている。また、この凹溝23の両側には操作
レバー13の傾動時において操作レバー13の側面とほ
ぼ平行状態で当接する当接面23a,23aが形成され
ている。
【0024】図1及び図2に示した組み付け状態におい
て係合部材22の底面は上記スイッチ保持部材11のス
ライド台14に当接しており、従って、スライド台14
は係合部材22を介してスイッチプレート18をスライ
ド可能に案内する役割をも有している。
【0025】次に、リーフスプリング24について説明
すると、図2,図7(a)、図7(b)、図8(a)及
び図8(b)に示すように、リーフスプリング24は、
スイッチプレート18の下側において、係合部材22の
前側に近接する空間を横切るかたちで配置されている。
リーフスプリング24は壁部15内壁に取り付けられた
一対のスプリング保持プレート25,25(図8(a)
及び図8(b)参照)によって両端部を保持されてお
り、これらのスプリング保持プレート25,25は開口
部16の長さ方向両側において、スイッチプレート18
のシフト範囲よりも若干広い距離を隔てて配置されてい
る。
【0026】ここで、リーフスプリング24はその両側
縁を上下方向に向けて配置された均一幅の帯状をなして
おり、一側の面がトグルスイッチ9の操作レバー13の
先端に対面している。またリーフスプリング24のほぼ
中央部には操作レバー13側に向かう凸状の湾曲部24
aが形成されており、スイッチプレート18が図6
(a)に示すように数字”1”が開口部16から見える
位置にシフトした状態では、操作レバー13の先端が図
7(a)に示すようにリーフスプリング24に対して湾
曲部24aの一方側(図中左側)で当接し、また図6
(b)に示したように数字”2”が開口部16から見え
る位置にシフトした状態では、図7(a)に示すように
操作レバー13の先端がリーフスプリング24に対して
湾曲部24aの他方側(図中右側)で当接するようにな
っている。
【0027】次に上記実施形態の作用について説明する
と、まず図3及び図6(a)に示すように防塵装置17
のスイッチプレート18が開口部16を通じて数字”
1”が見える位置にシフトされている状態では、トグル
スイッチ9の操作レバー13が図7(a)中左側に傾動
している。この状態では操作レバー13の先端の右側に
リーフスプリング24の湾曲部24aが位置しており、
これによって、操作レバー13の図中右方向への傾動が
確実に阻止されている。なお、トグルスイッチ9には操
作レバー13を図示したような傾動位置(スイッチ位
置)に保持するためのスプリングやストッパが通常設け
られているが、このようなリーフスプリング24の湾曲
部24aによって操作レバー13ひいては後述するよう
にスイッチプレート18が図示した位置に確実に保持で
きるようになっている。
【0028】また、スイッチプレート18はその上面外
周縁が開口部16周縁のフランジ部20に密に摺接して
おり、開口部16はスイッチプレート18によって完全
に塞がれた状態となっているため、細かい粉塵を含む切
り粉や削り粉等の開口部16を通じたハウジング1内、
特に囲み部材30内への侵入さらにはトグルスイッチ9
のスイッチ本体10内への侵入が確実に防止されてい
る。
【0029】さて、図7(a)に示した状態において、
操作レバー13の図中左側の側面はスイッチプレート1
8の係合部材22の凹溝23の左側の当接面23aにほ
ぼ面一で当接しており、また操作レバー13の図中右側
の側面には凹溝23の右側の当接面23aのトグルスイ
ッチ9側の端縁が当接している。これによって係合部材
22ひいてはスイッチプレート18の操作レバー13に
対する図中左右方向への移動が阻止されている。つま
り、リーフスプリング24は操作レバー13を介してス
イッチプレート18を図示の位置に保持する役割を果た
している。
【0030】なお、スイッチプレート18は開口部16
内に位置するその操作つまみ21の幅が開口部16とほ
ぼ同じに設定されているため、前後方向(図7(a)中
紙面に直角な方向)の移動を阻止されており、またスイ
ッチプレート18はその上面外周部が開口部16周縁の
フランジ部20に摺接するとともにその下部の係合部材
22がスライド台14に摺接しており、しかも図2及び
図8(a)に示すようにスイッチプレート18の係合部
材22の前側の下面にリーフスプリング24の上縁が摺
接しているので、上下方向の移動も阻止されているもの
である。
【0031】このような状態で操作者がトリガ6を引き
操作するとモータが起動し、スピンドル7は図示したト
グルスイッチ9の切替位置に応じた回転速度で回転す
る。ここで、トグルスイッチ9がこの切替位置ではスイ
ッチプレート18上面の数字”1”が外側から見えてお
り、これによって操作者は、トグルスイッチ9の切替位
置が”1”であること、本例の場合には”1”のスピン
ドル回転速度が選択されていることを認識することがで
きる。
【0032】次に操作者が、図6(a)の状態から、ス
イッチプレート18をその操作つまみ21の上面の滑り
止め面21aを指により若干押さえつつ開口部16を横
切って右側にスライドさせると、スイッチプレート18
上面の数字”1”がハウジング1の壁部15により隠
れ、図6(b)に示すように数字”2”が開口部16を
通じて見える位置で停止する。このような作用を以下に
詳しく説明する。
【0033】まず、スイッチプレート18を図6(a)
の状態から右側に動かすと、トグルスイッチ9の操作レ
バー13に係合部材22の一方の当接面23aを介して
図中右側への傾動力が加わる。つまり、ここでは、係合
部材22はスイッチプレート18のシフト動を操作レバ
ー13にその切替動として伝達する伝達手段としての役
割を果たす。
【0034】すると、操作レバー13の先端部がリーフ
スプリング24の湾曲部24aに突き当たり、リーフス
プリング24が弾性的に撓んで操作レバー13の先端部
が湾曲部24aを乗り越える。操作レバー13の先端部
が湾曲部24aを乗り越えると同時にリーフスプリング
24が弾性的に復元し、また同時にスイッチプレート1
8が操作つまみ21により規制されるシフト限に達して
それ以上の移動が阻止され、かつ操作レバー13も右側
の傾動限に達して傾動を停止し、図6(b),図7
(b)及び図8(b)に示した状態となる。
【0035】図6(b),図7(b)及び図8(b)に
示した状態では、先の状態とは逆に操作レバー13の先
端の左側にリーフスプリング24の湾曲部24aが位置
しており、これによって、操作レバー13の図中左方向
への傾動が確実に阻止されている。また、図7(b)に
示すように、操作レバー13の図中右側の側面がスイッ
チプレート18の係合部材22の凹溝23の右側の当接
面23aにほぼ面一で当接しており、また操作レバー1
3の図中左側の側面には凹溝23の左側の当接面23a
のトグルスイッチ9側の端縁が当接している。これによ
って図7(a)に関連して説明したと同様、係合部材2
2ひいてはスイッチプレート18の操作レバー13に対
する図中左右方向への移動が阻止されている。すなわ
ち、リーフスプリング24は係合部材22と協働してト
グルスイッチ9の操作レバー13ひいてはスイッチプレ
ート18を図6(a)及び図6(b)の二つの切替位置
において弾性的に保持する保持手段を構成しており、こ
のようなリーフスプリング24によって、操作レバー1
3ひいてはスイッチプレート18を切替位置に確実に保
持できる。また、本実施形態ではリーフスプリング24
はスイッチプレート18のシフト位置での保持機能のみ
ならず、スイッチプレート18の下面を摺接状態で支持
する機能をも有しており、このため防塵装置17をコン
パクトに構成できる利点を有している。
【0036】さて、図6(b)の状態では先に述べたよ
うにスイッチプレート18の上面の数字”2”が開口部
16を通じて見えており、これによって操作者は、トグ
ルスイッチ9の切替位置が”2”であること、本例の場
合には”2”のスピンドル回転速度が選択されているこ
とを認識することができる。
【0037】なお、スイッチプレート18は開口部16
を横切って直線的にスライドするものであり、スイッチ
プレートの長さは開口部16の長さよりも長く設定され
ているので、図6(b)に示したシフト位置さらには図
6(a)の位置から図6(b)の位置に移る間において
も外周部が開口部16周縁のフランジ部20に常に密接
して開口部16を完全に塞いだ状態に保っている。従っ
て、シフト位置に無関係に切り粉や削り粉の開口部16
を通じた囲み部材30内部への侵入とそれに伴うトグル
スイッチ9への悪影響を完全に排除できる。このように
スイッチプレート18が開口部16を横切って直線的に
スライドする構成としたことにより、シフト時における
開口部16周縁とスイッチプレート18との間の密接状
態を容易かつ確実に得ることができるので防塵性が向上
する。また、このようなスイッチプレート18の直線的
なスライド操作は操作者によって簡単に行うことができ
るので、操作レバーの切替操作が容易となる。また、ス
イッチプレート18の直線動を係合部材22を利用した
簡単な構造で操作レバー13に切替動として伝達でき
る。
【0038】なお、以上の実施形態においてスイッチプ
レート18は開口部16を横切って直線的にスライドす
るものとしたが、このようなスイッチプレートとしては
開口部に対して円弧状の経路でスライドし或いは回転式
にスライドするものであってもよい。また、スイッチプ
レート18と開口部16の周縁のフランジ部20間に付
加的なシール部材を設け、或いはこれらを取り囲む付加
的な防塵手段を設けても良い。さらに、スイッチプレー
ト18のシフト動を操作レバー13の切替動として伝達
するための手段としては上記係合部材22のみならず適
当ないかなる機構であっても良い。
【0039】また、本実施形態ではスイッチプレート1
8の切替位置での保持手段としてリーフスプリング24
を採用したが、コイルスプリング等、同様な機能を有す
る付勢手段であれば他のいかなる付勢手段も利用でき
る。
【0040】さらに、以上の実施形態は電動工具のハウ
ジング1の一部をトグルスイッチ9の囲み部材30とし
て利用したが、トグルスイッチの取付場所等に応じて囲
み部材を別個に設けても良い。
【0041】加えて、以上は充電式インパクトレンチの
スピンドル速度切替のためのトグルスイッチに関して説
明したが、他の用途のトグルスイッチさらには3以上の
位置を有するトグルスイッチにも同様な構成を適用でき
る。また、充電式インパクトレンチ以外の電動工具さら
には工具以外の電気機器におけるトグルスイッチにも同
様な構成を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるトグルスイッチの防
塵装置を組み込んだ充電式インパクトレンチの部分断面
側面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2のA方向の矢視図である。
【図4】防塵装置のスイッチプレートの斜視図である。
【図5】スイッチプレートの底面図である。
【図6】分図(a)、(b)は防塵装置をトグルスイッ
チとともに、2つの異なる切替状態で示した平面図であ
る。
【図7】分図(a),(b)はそれぞれ図6の分図
(a)、(b)の底面図である。
【図8】分図(a),(b)は防塵装置をトグルスイッ
チと反対側から見た、それぞれ図6の分図(a)、
(b)に対応する正面図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 4 バッテリハウジング部 5 ハンドル部 8 接続部 9 トグルスイッチ 13 操作レバー 16 開口部 17 防塵装置 18 スイッチプレート 22 係合部材(伝達手段) 24 リーフスプリング(保持手段) 30 囲み部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器に取り付けられるトグルスイッ
    チの防塵装置であって、トグルスイッチを外部からの切
    り粉等の侵入をほぼ完全に防止した状態で取り囲む囲み
    部材と、該囲み部材に設けられた開口部と、該開口部を
    閉塞状態に維持しつつ所定の範囲でシフト操作可能なス
    イッチプレートと、該スイッチプレートのシフト動をト
    グルスイッチの操作レバーに該操作レバーの切替動とし
    て伝達する伝達手段とを有するトグルスイッチの防塵装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチプレートは前記囲み部材に
    対して前記開口部を横切る方向にスライド式にシフト動
    可能である請求項1の防塵装置。
  3. 【請求項3】 ハンドル部とバッテリハウジング部との
    接続部に請求項1もしくは請求項2の防塵装置を設けた
    電動工具。
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