JP2001321308A - 充電台付電気掃除機及びその充電台 - Google Patents

充電台付電気掃除機及びその充電台

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JP2001321308A
JP2001321308A JP2000149809A JP2000149809A JP2001321308A JP 2001321308 A JP2001321308 A JP 2001321308A JP 2000149809 A JP2000149809 A JP 2000149809A JP 2000149809 A JP2000149809 A JP 2000149809A JP 2001321308 A JP2001321308 A JP 2001321308A
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charging
power supply
cleaner main
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JP2000149809A
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Koichi Umezawa
功一 梅澤
Yoji Nakagawa
洋二 中川
Wataru Yamamoto
亘 山本
Kenichi Tada
健一 多田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電池を備えた電気掃除機本体と吸口体に対
して良好な充電が図れる充電台付電気掃除機とその充電
台を提供する 【解決手段】 充電可能な電源装置111、510を備
えた電気掃除機本体100と吸口体500とが連結手段
を介して連結されて特定の収納姿勢をとることが可能で
あり、その収納姿勢の下部となる前記電気掃除機本体1
00と前記吸口体500のそれぞれの底面に電気掃除機
用充電端子部152、1111をそれぞれ備えた電気掃
除機と、前記特定の収納姿勢を取る前記電気掃除機本体
100と前記吸口体500に対して、下方からそれぞれ
の底面を支持し、かつ前記電気掃除機用充電端子部15
2、1111と電気的に接続する充電接続端子707,
708をそれぞれ有する掃除機本体収納部701と吸口
体収納部702とを設けた充電台とからなる充電台付電
気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電池を内蔵した
電気掃除機本体と吸口体とを備えた電気掃除機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在一般に普及している電気掃除機は、
送風機を内蔵した筐体の両側に一対の大車輪を備えた掃
除機本体と、この掃除機本体に一端を取付けられて前記
送風機に連通する柔軟性のある吸引ホースと、この吸引
ホースの他端と取付けられて前記送風機に連通する手元
ハンドルと、この手元ハンドルに取付けられて前記吸引
ホースに連通する接続管と、この接続管に取付けられて
該接続管に連通する吸口体とからなるキャニスター型の
電気掃除機である。
【0003】これらの掃除機本体は、コードリール装置
を備えて家庭内配線から電源を供給するものが一般的で
あるが、特開平7−39483号のように蓄電池を備え
て充電可能にしたものがある。また、電気掃除機本体
は、塵埃を取り除いた排気で送風機を冷却して背面後方
や大車輪などの特定の個所から集中して排気するのが一
般的であるが、最近は排気循環方式と呼ばれる排気を吸
口体に戻して再び取り込むものがある。更に、前記吸口
体は、回転ブラシを備えたものが主流であるが、この回
転ブラシは吸込みの空気流で回転させるものと駆動モー
タを備えて電気的に回転させるものがあるが、駆動モー
タを備えたものは、掃除機本体から電源供給を受けて駆
動している。
【0004】このキャニスター型の電気掃除機は、手元
ハンドルを使用者が手に持って前記接続管を介して前記
吸口体を操作することで、使用者は立った姿勢で床面の
操作を行うことができるとともに、前記吸引ホースを介
して本体の両側に備えた大車輪を備えた電気掃除機本体
を引き回して広範囲な清掃を快適に行うことができる。
そして、収納する際には、前記大車輪を介して掃除機本
体を引き起こして、この縦姿勢の掃除機本体に吸口体を
備えた接続管を取り付けて収納している。また、前記蓄
電池を備えた前記従来例は、大車輪を介して充電台に乗
り上げながら所定の位置に縦収納姿勢で設置して充電可
能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電気掃除機
によれば、コードリール装置を備えているためこの電源
コードによる制約がある。また、前記充電式の従来例で
は、長時間の使用や吸口体の取扱性について配慮さてい
ない。また、掃除機本体から排気する従来例は特定個所
から集中して排気しているために、その排気が使用者に
あたることが課題である。更に縦収納姿勢での取扱性に
ついて課題が残っている。本実施の形態に記載される電
気掃除機は上記課題を解決したものである。
【0006】そして、この発明の目的とするところは、
充電池を備えた電気掃除機本体と吸口体に対して良好な
充電が図れる充電台付電気掃除機とその充電台を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る充電台付電
気掃除機は、前記目的を達成するために、充電可能な電
源装置を備えた電気掃除機本体と吸口体とが連結手段を
介して連結されて特定の収納姿勢をとることが可能であ
り、その収納姿勢の下部となる前記電気掃除機本体と前
記吸口体のそれぞれの底面に電気掃除機用充電端子部を
それぞれ備えた電気掃除機と、前記特定の収納姿勢を取
る前記電気掃除機本体と前記吸口体に対して、下方から
それぞれの底面を支持し、かつ前記電気掃除機用充電端
子部と電気的に接続する充電接続端子をそれぞれ設けた
掃除機本体収納部と吸口体収納部とを備えた充電台とを
有する。
【0008】また、本発明に係る電気掃除機用充電台
は、前記目的を達成するために、扁平な本体の上面に、
充電端子をそれぞれ備えた凹状の掃除機本体収納部と吸
口体収納部を並べて形成し、この充電台の電源装置と回
路基板を前記掃除機本体収納部と前記吸口体収納部とを
仕切る***部の長手方向の両側に分割して設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
1から図53を参照して説明する。図1から図29が本
発明に係る電気掃除機の第1の実施の形態、図30から
図48が電気掃除機本体の他の応用例を示し、図49か
ら図52が吸口体の他の応用例を示し、図53が電気掃
除機の他の応用例を示している。なお、以下の説明で
は、重複した説明を避けるために同一または同様な部位
や位置、あるいは矢印などを同一符号をもって示してい
る。
【0010】(第1の実施の形態)図1から図29は本
発明に係る充電式電気掃除機システムの第1の実施の形
態であり、図1、図2が電気掃除機の外観斜視図、図3
から図10が電気掃除機本体の説明図、図11から図2
0が吸口体の説明図、図21から図29が充電台の説明
図である。
【0011】先ず、図1と図2を参照して本実施の形態
に係る充電台付電気掃除機システムの概略構造を説明す
る。図1はこの電気掃除機システムの縦収納姿勢の外観
図であり、縦収納姿勢の電気掃除機を充電台にセットし
ようとする外観図とセットした状態を並べて図示してい
る。図2は電気掃除機の清掃状態を示す外観図である。
【0012】図1、図2において、符号1で総括的に示
すのは充電台付電気掃除機システムであり、キャニスタ
タイプと呼ばれる電気掃除機10と、この電気掃除機1
0に電源を充電するための充電台700とから構成され
る。即ち、この充電台付電気掃除機システム1では、電
気掃除機10に内蔵した充電池を備えた電源部により、
従来のコードリールを備えた電気掃除機のように家庭内
配線に電源コードを接続して、この電源コードから供給
される電源により内臓の送風機を駆動して掃除を行うこ
とによる動作範囲の制限を受けないで、自由に移動させ
て掃除を行うことができる。そして、掃除を行った後で
は、設置面積の小さい縦収納姿勢のまま、前記充電台7
00に設置して前記電源部に充電することができる。
【0013】前記電気掃除機10は、塵埃を集塵室に吸
い込むための図示しない機構、例えば送風機を備えた電
気掃除機本体100と、この電気掃除機本体100のホ
ース取付部101に取り付けられる連結体(以下サブハ
ンドル部という)600と、一端が前記サブハンドル部
600に取り付けられ、前記送風機に連通する柔軟性の
ある吸引ホース200と、前記吸引ホース200の他端
に取り付けられて前記送風機に連通する手元ハンドル3
00と、前記手元ハンドル300に取り付けられて前記
吸引ホース200に連通する接続管400と、前記接続
管400に取り付けられ、該接続管400に連通する吸
口体500とから構成される。
【0014】この実施の形態では、前記サブハンドル部
600に前記電気掃除機本体100に取り付けるための
本体取付機構部610と、前記吸引ホース200を取り
付けるためのホース取付機構部620と、前記電気掃除
機本体100と前記吸引ホース200を連通する塵埃通
路630と、前記接続管400を保持する接続管取付機
構部640と、このサブハンドル部600を使用者が保
持するためのハンドル部660を備えることにより、極
一般的な電気掃除機を収納性と搬送性に優れた電気掃除
機10とすることができる。
【0015】例えば、この実施の形態では、走行手段1
02を備えて、図2に示す清掃姿勢ではホース取付部1
01に取り付けられる吸引ホース200による引っ張り
走行が可能であり、この清掃姿勢から、図2に示すよう
な、前記走行手段102を構成する大車輪104を回転
中心B1として矢印Z方向に回転させて、図1に示すよ
うな、前記ホース取付部101を上方に位置させる縦収
納姿勢に変化可能な電気掃除機10の収納性と搬送性を
一段と向上することができる。
【0016】即ち、前記サブハンドル部600は、前記
清掃姿勢では上方に張り出すように前記ハンドル部66
0が設けられている。このため、このハンドル部660
を介して、ホース取付部101が設けられる前記電気掃
除機本体100の先端部を、走行手段102で支持され
る電気掃除機本体100の後端側(回転中心B1)を支
点にして、床面に近い位置から上方の位置まで楽に持ち
あげて前記清掃姿勢から前記縦収納姿勢に簡単に姿勢変
更させることができる。そして、この縦収納姿勢の状態
で、前記ハンドル部660の近傍に設けた前記接続管取
付機構部640に前記接続管400に設けた取付部40
1を簡単に取り付けて、この接続管400を前記電気掃
除機本体100の背中に背負うように取り付けることが
できる。
【0017】しかも、この実施の形態では、前記手元ハ
ンドル300に設けた第1の伸縮スイッチ301を介し
て、前記接続管400を構成する第1の接続管420と
第2の接続管440とを伸縮させて、使用者が立ち姿勢
のままで前記接続管400を前記電気掃除機本体100
に取り付けることができ、更に、前記第1の接続管42
0と第2の接続管440の接合部に設けた第2の伸縮ス
イッチ403により、しゃがみ姿勢での接続も容易に行
うことができる。
【0018】このように、本実施の形態によれば、前記
ハンドル部660の両側に前記電気掃除機本体100と
前記接続管400を分けて保持し、このハンドル部66
0を介して縦収納姿勢の前記電気掃除機10をそのまま
の姿勢を維持したまま片手で持ち上げて左右の重量バラ
ンスを向上させて搬送性を向上することができる。
【0019】しかも、前記手元ハンドル300が縦収納
姿勢の上端部に固定されるので、この高い位置にある前
記手元ハンドル300を保持して、これを介して前記走
行手段102を利用して縦収納姿勢で固定される電気掃
除機10を楽に移動させることができる。したがって、
この実施の形態では、例えば、前記縦収納姿勢で前記充
電台700まで移動させて、前記ハンドル660を介し
て持ち上げることで、使用者は大きく姿勢を変えること
なく、前記充電台700の所定の位置に簡単に前記電気
掃除機10をセットすることができる。この充電姿勢で
は、従来のものが、電気掃除機本体の底面側に接続管を
取り付けているため、吸口体側を正面に向けると電気掃
除機本体の底面が見えてしまい見栄えが悪くなる。逆
に、電気掃除機本体の上面を正面に向けると見栄えは向
上するものの、壁面に向けた吸口体の上部に無効空間が
できてしまい、収納効率や安定感が悪くなる。しかし、
この実施の形態では接続管400を電気掃除機本体10
0の上面に背負う構造であるため、意匠効果が劣る底面
を壁面側に向けて、かつ前記吸口体500を正面に向け
ることができる意匠性や収納効率更には安定感を向上す
ることができる。
【0020】前記充電台700は、高さの低い薄型の形
態を備え、前記縦収納姿勢の電気掃除機10を下方より
安定して支持するように、その上面に凹状の掃除機本体
収納部701と吸口体収納部702が設けられている。
これにより、最小設置面積でコンパクトに収納できると
ともに、この縦収納姿勢を充電姿勢とすることができ
る。しかも、この充電台700は、前記掃除機本体収納
部701と吸口体収納部702との間に図22に示す回
路基板703と電源装置(トランス)704を両側に分
割して設け、これをカバーする第1の***部705と第
2の***部706を形成しているので、内部実装効率を
向上させて設置面積を一層向上させ、かつ縦収納姿勢の
電気掃除機10を安定支持することができる。
【0021】また、この実施の形態では、充電式の前記
電気掃除機10の吸引パワーを補助するため、前記吸口
体500に、図11に示すような、駆動モータ502を
介して回転する回転ブラシ501を備えている。そし
て、この駆動モータ502に電源を供給する電源部51
1をこの吸口体500自身に設けるようにしている。即
ち、この実施の形態では、前記電気掃除機本体100と
前記吸口本体500に前記電源部(111、510)を
分割して設けることにより、電源部のロスを軽減してい
る。これは、例えば、電気掃除機本体100に前記電源
部111を集中配置させた場合、この電源部から前記吸
引ホース200と接続管400を介して前記吸口体50
0に電源を供給すると、その長い配線距離のために途中
の放電がロスとなるため、稼動時間が短くなったり、あ
るいはこれを補うための電源部の大型化や配線の複雑化
が課題となる。この実施の形態では、前記課題を解決す
ることができる。
【0022】そして、この実施の形態では、前記電源部
の分割化にともなって、前記充電台700の前記掃除機
本体収納部701と吸口体収納部702にそれぞれ充電
端子部707、708が設けられている。
【0023】また、この実施の形態に係る電気掃除機本
体100は、図4、図5に示すように、集塵室109と
送風機110と電源部111を前後の一列配置とするこ
とにより、前記移動手段102による走行姿勢での引っ
張り走行や、この走行姿勢から縦収納姿勢への変化、あ
るいは搬送性に優れた重量バランスを維持しながら全体
をコンパクトにまとめることができる。
【0024】更に、この電気掃除機本体100は、この
筐体の複数個所に排気口を分散して設けている。これに
より、特定の個所から排気される従来例に比べて排気が
気にならなくすることができる。
【0025】以下、この図1及び図2を参照して、この
実施の形態に係る電気掃除機10の概略構造を更に説明
する。
【0026】図2において、前記電気掃除機本体100
は、その内部に使い捨て集塵袋144(図5参照)を備
えた集塵室109(図5参照)を備え、一対の大車輪1
04と1個の自在車輪105とで前記移動手段102を
構成し、前記吸引ホース200を介して移動させること
ができる。通常の清掃(走行)姿勢では、前記大車輪1
04と自在車輪105とで清掃面に設置した前後に長い
姿勢を取る。
【0027】前記電気掃除機本体100は長手方向の一
方に前記集塵室109を設け、他の一方に送風機110
と電源部111を設けている。そして、前記集塵室10
9の下方に自在車輪105、前記送風機110と電源部
111の両側に一対の大車輪104を設けている。ま
た、前記集塵室109側の長手方向の端部に、前記長手
方向に沿って水平方向に向いた前記ホース取付部101
が形成されている。また、前記一対の大車輪104は、
前記ホース取付部101が設けられた端部と対向する長
手方向の他の端部側に設けられて、大車輪104の周囲
の設置部104aが、電気掃除機本体100の底面と背
面(前記他の端部)に飛び出すように設けられている。
これにより、この電気掃除機本体100は、前記一対の
大車輪104と前記自在車輪105で支持された清掃姿
勢から、前記大車輪104の回転軸B1を中心に前記自
在車輪105を浮かすようにZ方向に回転させて、前記
ホース取付部101を垂直方向に向けるような縦位置の
縦収納姿勢にするこができる。
【0028】この縦収納姿勢では、電気掃除機本体10
0が前記一対の大車輪104と前記電気掃除機本体10
0の背面上部に設けた脚部103によって安定支持され
るようにしている。
【0029】また、前記電気掃除機本体100の運転制
御は、該電気掃除機本体100の上面に設けた赤外線受
光部112で、前記手元ハンドル300から発信される
操作信号を受けて操作される。
【0030】そして、この実施の形態に係る電気掃除機
本体100の大きな特徴の1つは、充電池を備えた前記
電源部111を内蔵することにより、従来のように家庭
内配線に接続することなく、自由に移動できる点であ
る。しかも、この実施の形態では、従来コードリールが
配置されていたスペースに前記電源部111を配置する
ことによって、この電気掃除機本体100の大きさやバ
ランスを変えることなく電源コードのない、キャニスタ
型のいわいるコードレス掃除機を実現している。特に、
この実施の形態では、通常の電気掃除機10を使った掃
除が20分前後であることに着目し、この稼動時間と前
記配置スペース、更に前記送風機110のパワーを考慮
して25程度稼動可能な充電容量に設定している。
【0031】もちろん、この実施の形態では、コードレ
スでの駆動が所定の経過して更に掃除を行いたい場合を
想定して、付属の電源コードを接続して通常の家庭内配
線での運転をも行うことができる。この実施の形態が採
用する前記送風機110は、整流子モータを採用してい
るので、直流電源でも交流電源でも駆動させることがで
きる。この実施の形態では、この整流子モータの特性を
利用して、通常は前記電源部111から直流電源を供給
し、必要により、電源コードを接続して交流電源を直接
前記送風機110に供給するようにしている。
【0032】また、この実施の形態に係る電気掃除機本
体100の大きな特徴の他の1つは、分散排気を採用し
た点にある。例えば、この実施の形態では、前記送風機
110の両側に設けた一対の大車輪104と、前記集塵
室109の両側の前記バンパー部106と、本体背面側
にそれぞれ第1の排気部113、第2の排気部114、
第3の排気部115(図6参照)を設けている。これに
より、排気が分散されるので、使用者に排気を気にさせ
ることを軽減できる。しかも、これらの排気は、前記送
風機110からの排気が内蔵される排気フイルタ116
(図5参照)を1度通過した後にそれぞれの排気部から
排気されるので、各排気通路が長くなるので騒音を軽減
することができる。
【0033】前記サブハンドル部600は、このサブハ
ンドル部600を前記電気掃除機本体100に取り付け
るための機能と、このサブハンドル部600に前記吸引
ホース200を取り付けるための機能と、前記電気掃除
機本体100と前記吸引ホース200を連通する機能
と、前記接続管400を保持する機能と、このサブハン
ドル部600を使用者が保持するためのハンドル機能を
備えている。
【0034】この実施の形態では、前記サブハンドル6
00の外観構造を、前記電気掃除機本体100と前記吸
引ホース200を連通する管状のパイプ構造体601
と、このパイプ構造体601と平行に配置される前記接
続管取付構造体602と、前記接続管取付構造体602
を前記パイプ構造体601に連結するための主連結体6
03と、サブ連結体604とから構成され、前記4つの
構造体は、その中央に貫通した空間605を備えるよう
に形成されている。
【0035】前記サブ構造体604は、電気掃除機本体
100側に位置し、主構造体603はこれと反対側に位
置する。そして、前記主構造体603と前記接続管取付
構造体602は使用者がこの2つの構造体を握れる程度
の太さ及び握っても違和感がないように少なくとも前記
貫通した空間605部分にアール形状などの表面処理を
施している。
【0036】このサブハンドル600では、前記パイプ
構造体601が前記塵埃通路630を構成し、その一端
に本体取付機構部610が設けられ、他の一端にホース
取付機構部620が設けられ、接続管取付構造体602
に接続管取付機構部640が設けら、前記主構造体60
3にハンドル部660が設けられる。そして、この実施
の形態では、清掃姿勢において、前記接続管取付構造体
602が上方となるように、前記ホース取付機構部62
0を前記ホース取付部101に取り付け、前記ホース取
付機構部620に前記吸引ホース200のホース連結部
230を取り付けるようにする。
【0037】このサブハンドル600によれば、使用者
は、前記接続管取付構造体602または主構造体603
を握って図2に示す清掃姿勢から図1に示す縦収納姿勢
に簡単に姿勢変更することができる。
【0038】また、縦収納姿勢では、前記電気掃除機本
体100と接続管400とが、その長手方向をほぼ平行
とする位置、即ち前記接続管400をほぼ垂直な姿勢で
連結することにより、縦収納姿勢の安定性を向上させ、
さらに設置面積を小さくすることができる。この実施の
形態にかかる前記電気掃除機本体100は、移動手段1
02が設けられる電気掃除機本体100の底面をほぼフ
ラット(側面から見てほぼ直線)として、前記大車輪1
04側が太く、ホース取付部101が配置される先端部
が細くなるように、電気掃除機本体100の上面は傾斜
面で構成されている。また、前記電気掃除機本体100
は、走向時の転倒を軽減するために前記ホース取付部1
01は低い位置に取り付けられている。
【0039】このため、前記電気掃除機本体100に背
負うようにほぼ垂直に取り付けられる前記接続管400
と前記ホース取付部101との間には広い空間が構成さ
れる。本実施の形態では、この空間を利用してサブハン
ドル部600を配置している。このサブハンドル部60
0が設けられる位置は、縦収納姿勢の電気掃除機10の
重心位置の上方となる位置であり、主たる装置である電
気掃除機本体100と、前記手元ハンドル300と吸口
体500が接続される接続管400との中間の位置であ
り、かつ、使用者が操作し易い上方の位置である。
【0040】しかも、このサブハンドル部600が設け
られる位置は、広い空間があるがゆえに、使用者が縦収
納姿勢の電気掃除機10を確り保持するために必要な十
分な長さを備えた横長の前記ハンドル部300を設ける
ことができる。
【0041】また、この実施の形態では、前記接続管4
00をほぼ垂直な姿勢で保持させているが、必ずしも、
厳密に垂直な姿勢をとらせる必要はない。例えば、縦収
納姿勢において、前記手元ハンドル300が前記電気掃
除機本体100の上方の位置となるように、前記接続管
400の下方に設けた前記吸口体500が電気掃除機本
体100から離れる方向にずらして前記接続管取付構造
体602に角度を付けることにより、縦収納姿勢をより
安定支持するとともに、前記手元ハンドル300での移
動に際し、電気掃除機本体100を傾ける角度を小さく
することができるので、この手元ハンドル300を保持
する利用者の負担を軽減することができる。
【0042】次に、前記吸引ホース200は、塵埃を前
記電気掃除機本体100に搬送するための搬送通路とし
ての機能と、前記電気掃除機本体100を移動させるた
めの移動引っ張り手段としての機能を備えている。この
実施の形態では、じゃばら状の柔軟性のあるホースを採
用している。
【0043】前記手元ハンドル300は、前記吸引ホー
ス200と前記接続管400とを連通させる機能と、前
記電気掃除機本体100の運転制御および電気掃除機本
体100を移動させる機能、さらに前記吸口体500の
動きを操作する機能と、接続管400の伸縮を固定また
は解除する機能を備えている。
【0044】該手元ハンドル300は、前記吸引ホース
200と着脱可能に接続され、さらに前記接続管400
とも着脱自在に取り付けられることで、前記吸引ホース
200と前記接続管400とを連通させて塵埃の搬送路
を形成している。
【0045】更に該手元ハンドル300はハンドル部3
02を備えて、このハンドル部302により、前記吸引
ホース200を介して前記電気掃除機本体100を移動
させることができ、更に、前記吸口体500の動きを操
作することができる。また、前記縦収納姿勢の電気掃除
機10を、前記ハンドル部302を介して、斜めに倒
し、この状態で引っ張ったり、押したりして移動させる
ことができる。
【0046】特に、このハンドル部302によれば、ひ
ねり動作、即ち前記接続管400の中心軸A1を中心と
した回転P1を容易に行うことができる。しかも、この
ひねり動作では、前記手元ハンドル300に対して前記
吸引ホース200が重力により常に前記ハンドル部30
2の下方に位置するように回転可能に取付けられている
ので、ハンドル部302のひねり動作で吸引ホース20
0を引き上げないので、手首に係る負担を軽減できる。
この際、ハンドル部302を上部に設けているので、下
方に設けた吸引ホース200が前記ひねり動作を邪魔す
ることがない。これにより、後述の如く吸口体500を
床面(清掃面)上で90度以上回転させることができる
(図中のP2)。
【0047】更に、前記ハンドル部302の近傍には前
記電気掃除機本体100の運転を操作する操作部303
が設けられている。また、この前記ハンドル部302の
近傍には、接続管400の伸縮を固定又は解除する第1
の伸縮スイッチ301が設けられている。この実施の形
態では、前記第1の伸縮スイッチ301がハンドル部3
02の根元付近の下部に設けられ、ハンドル部302を
持った際に拳銃の引き金を引くように人差し指で操作で
きるように設けている。この機構により、使用者はハン
ドル302を保持しながら接続管400の伸縮の固定と
解除操作を片手で操作することができる。
【0048】前記接続管400は、前記手元ハンドル3
00と前記吸口体500とを連通させ、さらに該手元ハ
ンドル300と該吸口体500とを所定の位置で固定す
ることで、該手元ハンドル300の動き(移動や回転)
を前記吸口体500の動き(移動や回転)とするように
伝達する機能を備えている。この実施の形態では、大き
さの異なる2つの管体、即ち第1の管体420と第2の
管体440とを組み合わせることにより、前記接続管4
00を所定の長さで固定できるように伸縮自在に構成
し、一方に前記手元ハンドル300を、他方に前記吸口
体500を着脱自在に取り付けるようにしている。
【0049】そして、この実施の形態では、この接続管
400の伸縮の固定または解除を前記手元ハンドル30
0に設けた前記第1の伸縮スイッチ301で操作できる
とともに、前記手元ハンドル300と分離されても、接
続管400の伸縮が可能なように、前記第1の管体42
0の下端部に第2の伸縮スイッチ403を備えている。
【0050】また、この実施の形態では、伸縮すること
で吸口体500との長さが変化する管体の端部側に前記
取付部401を設け、前記接続管400を縮めることに
より必然的にこの前記取付部401が前記サブハンドル
部600に設けた前記接続管取付機構部640に嵌合さ
せることができるので、操作性を向上させることができ
る。
【0051】前記吸口体500は、塵埃を吸い込むため
の吸口開口部1107(図12参照)を底面に備えた吸
口本体1000と、前記吸口本体1000を前記接続管
400に連結し、前記接続管400を介して伝達される
手元ハンドル300の動きに対して常に吸口本体100
0の底面を清掃面(床面)に接するように動作するとと
もに、前記吸口本体1000から吸い込んだ塵埃を含ん
だ空気流が前記接続管400に導かれるように連通する
自在連結部1500とで構成される。
【0052】前記吸口本体1000は、扁平な略長方形
状を備えて、その上面中央に前記自在連結部1500が
回転可能に取付けられる。前記自在連結部1500は、
管状の第1の腕部1501と第2の腕部1502とから
構成され、前記第1の腕部1501は、その一端が第1
の回転部1503を介して前記吸口本体1100に対し
て仰角となるY方向に回転可能に取付けられ、前記第2
の腕部1502は、その一端が第2の回転部1504を
介して前記第1の腕部1501の他端に設けられて前記
吸口本体1000を清掃面と平行に回転させるX方向に
回転可能に取り付けられている。そして、前記自在連結
部1500は、該吸口体500を中心にして、前記手元
ハンドル300の高低方向Yと、左右方向Xに回転可能
に連結するとともに、前記手元ハンドル300のひねり
動作の回転P1をそのままこの吸口本体1000の清掃
面に対する回転P2に伝達することができる。
【0053】つまり、この実施の形態によれば、前記手
元ハンドル300のハンドル部302をまっすぐにした
姿勢では、図2の実線で示すように前記吸口本体100
0の奥行方向が掃除の前後方向と一致する第1の駆動形
態をとって幅広い清掃が可能なV1方向の清掃が可能と
なり、前記ハンドル部302を90度ひねる動作で図2
の点線で示すように吸口本体1000の長手方向が掃除
の前後方向と一致する第2の駆動形態をとって幅の狭い
清掃が可能なV2方向の清掃が可能となる。
【0054】これによって、例えば、前記手元ハンドル
300を90度ひねることにより、この吸口体500を
長手方向が左右方向の通常横姿勢の状態から、この吸口
体が90度回転した長手方向を前後方向とする縦姿勢の
状態とするよう車のハンドルと車輪と同様に回転変化さ
せることができる。
【0055】そして、この実施の形態の大きな特徴は、
第1の回転部1503の下部に前記充電池を備えた電源
部510(図12参照)を配置することにより、装置の
大型化をまねくことなくこの電源部510を収納した点
にある。特に、この実施の形態では、前記自在連結部1
500を水平にした状態(寝かせた状態)で第1の腕部
1501が第2の腕部1502の上側に位置する構造と
しているので、この2つの腕部の段差を利用して前記電
源部510を配置している。
【0056】更に、この実施の形態では、前記電源部の
重心が前記第1の回転部1503の回転中心より後方側
に位置させることで、前記回転中心に対するこの吸口体
500の前後のバランスを向上させている。これため、
前記接続管400を介して吸口体500が床面から浮か
されても、吸口本体1000の底面部を床面とほぼ平行
になるように設定されている。
【0057】このように、本実施の形態に係る電気掃除
機10によれば、コードレス方式のキャニスタ型掃除機
とすることにより、電源コードの制約を受けることなく
自由に移動させることができるので、前記手元ハンドル
300を介しての引っ張り走行を向上できる。しかも、
これを実現する電源部(111、510)は、この電源
供給を受ける駆動モータ(110、502)を備えた電
気掃除機本体100と吸口体500にそれぞれ配置さ
れ、しかもそれぞれの配置が各装置の大型化をまねくこ
となくコンパクトに配置されているので、電源供給にお
けるロスを軽減でき、しかも操作性を向上することがで
きる。
【0058】また、前記手元ハンドル300を介して、
前記電気掃除機本体100の運転制御及び電気掃除機本
体100を移動させる機能と前記吸口体500の動きを
操作する機能を備えるとともに、接続管400の伸縮を
固定または解除する機能を備えることで、前記手元ハン
ドル300を保持する立ち姿勢の使用者が大きく姿勢を
変えることなく、運転操作や掃除及び収納を行うことが
できる。
【0059】しかも、この縦収納姿勢では、前記手元ハ
ンドル300が最頂部に配置されて保持されるので、こ
の手元ハンドル300を介して縦収納姿勢のまま移動を
行うことができる。
【0060】次に、図3〜図10を参照して、電気掃除
機本体100について詳細に説明する。図3は電気掃除
機本体の外観図で(a)図が前方斜視図、(b)図が平
面図、(c)図が正面図、(d)図が右側面図である。
図4は、電気掃除機本体の部品構成図である。図5は電
気掃除機本体の中央縦断面図である。図6は電気掃除機
本体に電源部を挿入する状態を示す後方斜視図である。
図7は充電部の説明図であり、(a)図が電気掃除機本
体の後方カバーを外した状態の後方斜視図、(b)図が
充電部の構造を示す透視図である。図8は電気掃除機本
体の排気の流れを示す説明図である。図9は電気掃除機
本体の排気の流れを示す横断面図である。図10は電気
掃除機本体の車輪からの排気を説明する要部断面図であ
る。
【0061】先ず、図3を参照して、この電気掃除機本
体100の外観構造を説明する。図3において、前記電
気掃除機本体100は、その外観を、丸太を横配置した
形状にも似た断面形状が大きな丸みで形成される前後方
向に長い形状としている。そして、この前後に長い前記
電気掃除機本体100の両側面の後方に前記一対の大車
輪104を取付けている。前記大車輪104は、正面か
ら見て下側がすぼまり、上方が開くように車軸117
(図4参照)を傾けて設けており、これにより電気掃除
機本体100の走行性や旋回性を向上している。また、
前記電気掃除機本体100の底面前部には1個の自在車
輪105を設けている。
【0062】また、電気掃除機本体100は、前記大車
輪104が配置される長手方向の端部側の高さを高くす
ることで、内部に配置される前記電動送風機110と電
源部111及び集塵フイルタ116の配置スペースを確
保している。そして、前記電気掃除機本体100の上面
は、高さのある長手方向の前記端部から他の端部に向か
って傾斜して形成することで、走行性やコンパクト化を
図っている。
【0063】また、前記電気掃除機本体100の上面中
央から後端部には、この横長の清掃姿勢を維持して搬送
することが可能なメインハンドル部107を設けてい
る。このメインハンドル部107は、U字型の構造を備
え、このU字型の1対の端部が電気掃除機本体100の
重心位置G1の上方に設けた1対の回転軸108を中心
に回転して、後端部に張り出した握り部を介して引き起
こしたり、電気掃除機本体100の上面に形成した凹部
に収納することができる。
【0064】更に、前記電気掃除機本体100の上面前
部には、前記赤外線受光部112と、前記手元ハンドル
300からの赤外線信号が電池切れなどにより発信でき
ない時や、電気掃除機本体100側で操作したい時に操
作する電源スイッチと、各種の運転状態を表示する複数
の表示ランプを備えた運転表示パネル118を設けてい
る。
【0065】また、この電気掃除機本体100は、ホー
ス取付部101をそのほぼ中央に備えてた前ケース11
9が、下端部のヒンジ120と、前記運転表示パネル1
18の前部に設けらロック機構121を介して開閉可能
に取り付けられている。この構造により、前記電気掃除
機本体100を縦収納姿勢にした状態で、前記前ケース
119を開閉することができ、この前ケース119を開
いた状態で、前記集塵室109を露出して、内部に取り
付けられた図示しない使い捨て集塵袋144を簡単に交
換することができる。
【0066】更に、前記大車輪104に設けられる前記
第1の排気部113は、側面からみて、周囲の前記設置
部104aの内側全体に形成される複数の***郡113
aで構成される。そして、この***郡113aは、前記
大車輪104の前記車軸117に固定して取り付けられ
た車輪カバー122により、前記大車輪104の上部に
常に三日月状の前記第1の排気部113を形成するよう
になっている。
【0067】また、前記電気掃除機本体100の前部と
両側のほぼ中央には前記バンパー部106が形成され、
このバンパー部106の両側には複数の***郡114a
で構成される第2の排気部114が形成される。
【0068】そして、この実施の形態では、前記第1の
排気部113と前記第2の排気部114と後で詳細に説
明する第3の排気部115を介して分散排気するように
なっている。
【0069】また、前記上面後方の片側には、家庭内配
線から電源を供給するために接続する電源コード接続部
123を設けている。これにより、電源コードを取り付
けた際には、従来例のコードリールから電源コードを引
き出した状態と同様な状態となるので、違和感なく電源
コード接続での使用を行うことができる。
【0070】ここで、この実施の形態では、走行姿勢で
の清掃面から電気掃除機本体100の最頂部までの高さ
H2を220mm、横幅W1を240mm、前後の長さ
L1を350mmに設定している。
【0071】このように、この実施の形態に係る電気掃
除機本体100は、従来の送風機とコードリールを左右
に並べて、あるいは前後に配置した電気掃除機本体と同
程度の大きさの筐体を実現している。
【0072】図4、図5を参照して、この実施の形態に
係る電気掃除機本体100の部品構造と内部構造を詳細
に説明する。図4、5において、前記電気掃除機本体1
00の筐体は樹脂成形された下ケース124と上ケース
125と前記前ケース119と後ケース126と集塵室
カバー127とを備えている。前記上ケース125と下
ケース124は両側面のほぼ中央で上下に合わされて図
示しないネジで取付けられる。
【0073】前記下ケース124の両側後方は、上方に
張り出して形成される車輪ベース部128が形成され
る。この車輪ベース部128の中央には、外側に張り出
した前記車軸117が設けられ、この車輪ベース部12
8に前記大車輪104が回転可能に取り付けられる。更
に、前記大車輪104に隠蔽される前記車輪ベース部1
28の上部には、第1の排気部113に排気を供給する
排気口129が形成される。そして、前記車軸117に
前記車輪カバー部122が固定される。
【0074】また、この下ケース124及び上ケース1
25の内側には、この内部空間を前後に大きく3分割す
る前部内壁130と後部内壁131を形成している。そ
して、前部内壁130の前方の前部内部空間132が設
けられ、後部内壁131の後方に後部内部空間134が
設けられ、2つの内壁の間に前記送風機110を収納す
る中央内部空間133が形成される。前記前部内壁13
0の中央には前記前部内部空間132から前記中央内部
空間133に連通させるための開口部135が形成さ
れ、前記後部内壁131は前記中央内部空間133と前
記後部内部空間134とを閉鎖するように形成される。
【0075】そして、前記中央内部空間133の下部に
位置する前記下ケース124の底面には凹状の排気フイ
ルタ116を収納する排気フイルタ収納部136が形成
され、この排気フイルタ収納部136と前記中央内部空
間133とが連通する。なお、この排気フイルタ収納部
136は、その底面を後方ヒンジで開閉可能な底蓋13
7で覆われており、前記排気フイルタ116の着脱を可
能にしている。
【0076】一方、前記後部内部空間134は、前記排
気フイルタ収納部136と前記後部内壁131の下方で
連通するように形成され、この後部内部空間134の中
央にほぼ箱型の前記電源部111が形成される。この電
源部111は、前記後部内部空間134と連通しないよ
うになっている。この実施の形態では、前記電源部11
1の上部を前記上ケース125で形成し、この電源部1
11の下部を下ケース124で形成し、上ケース125
と下ケース124を組み立てた状態で、この電源部11
1が周囲の後部内部空間134から密閉されるようにし
ている。そして、この電源部111に複数の充電池から
なる充電パック138を収納するための挿入口139を
下ケース124の底面に設け、この挿入口139から挿
入された充電パック138が前記送風機110の後方に
位置するようになっている。
【0077】また、前記前部内部空間132の下方に位
置する下ケース124の底面は平坦に形成され、前記自
在車輪105が取り付けられている。更に、前記前部内
部空間132の両側に位置する前記下ケース124の両
側前部には複数の開口部140が前後方向に並べて形成
され、これを覆うように第2の排気部114を備えた前
記バンパー部106が取り付けられている。この他、こ
の下ケース124及び上ケース125の内側には、各種
の装置を取り付けるリブや排気通路が設けられている。
【0078】前記上ケース125は、前記したように、
前部に運転表示パネル118、中央から後方にかけてメ
インハンドル部107が設けられる。そして、上ケース
の後部は凹状に形成され、この凹部141に前記電源部
111の上部が形成され、この凹部141を前記後ケー
ス126が覆う構造となっている。
【0079】前記前ケース119は、その前部に前記吸
引ホース200の一端が取り付けられる前記ホース接続
部101が設けられ、前記上ケース125と下ケース1
24の前部を覆うように設けられている。また、前記前
ケース119は前記ヒンジ部120を介して回転可能に
取り付けられるとともに、前記上ケース125のロック
機構部121を介して固定または解除することができ
る。この前ケース119の開閉で内部に配置する図示し
ない使い捨て集塵袋144を着脱することができる。
【0080】また、前記集塵カバー127は、前記前ケ
ース119側の一方が開放したケースであり、この開口
部142の周囲のフランジ142aを利用して前記上下
ケース125,124に取付けられる。そして、このフ
ランジ142aを利用して、あるいは図示しない取付部
を介して前記使い捨て集塵袋144を取り付ける。
【0081】前記集塵カバー127は前記前部内部空間
132に収納され、前記前ケース119とともに前記集
塵室109を構成する。そして、前記集塵カバー127
の上部と上ケース125との間の空間を利用して前記運
転表示パネル118の回路基板143を配置し、この集
塵カバー127の両側と下ケース124との間の空間
は、前記排気フイルタ収納部136と連通させ、この空
間を利用して第2の排気部114へ連通する排気通路が
形成されている。
【0082】次に、図5において、更に詳細に電気掃除
機本体100の内部構造を説明する。図5において、前
記送風機110は前部に配置される径の大きなフアン部
146と、このフアン部146の後方に配置される径の
小さな駆動モータ部147とから構成される。前記駆動
モータ部147の周囲には、図9に斜線部で示すよう
に、消音材148が配置されている。そして、この送風
機110は前部内壁130と後部内壁131によって支
持されて前記中央内部空間133に配置される。
【0083】この中央内部空間133の下方に配置され
る前記排気フイルタ収納部136は、底面からみて、矩
形状に形成され、薄型扁平な排気フイルタ116を収納
することができる。この実施の形態の排気フイルタ11
6は、フイルタを蛇腹状に折り曲げて表面積を増やし
て、集塵効率を高め、微細なホコリも強力にキャッチす
る着脱可能なカセット式の抗菌防臭フイルタとしてい
る。例えば、この実施の形態では、静電フイルタを採用
している。更に、この実施形態では、前記中央内部空間
133の下方に排気フイルタ収納部136を配置するこ
とで、前記送風機110をその投影面積内に収めるほど
の大きを備えた排気フイルタ116を配置することがで
きるの微細な集塵効率や防臭効率を高めることができ
る。
【0084】一方、前記送風機110の上部には、前記
メインハンドル部107を支持する回転軸108が設け
られている。この実施の形態では、前記フアン部146
と駆動モータ部147の間の上部近傍に配置されてい
る。また、この実施の形態では電源部111を備えてい
るので、従来のように、本体後方にコードリースを備え
たものに比べて、電源コードを引き出した状態と電源コ
ードを収納した状態との重心位置の変化がないので、前
記メインハンドル部107で保持した際に、常に前後の
バランスが均一となるので、安定した搬送が可能とな
る。
【0085】なお、この実施の形態では、前記吸引ホー
ス取付部101に吸引ホース200が取り付けられて前
記メインハンドル部107で保持される場合を考慮し
て、前記回転軸108は電気掃除機本体100の重心G
1の位置よりやや前方に設けられている。即ち、メイン
ハンドル部107の回転軸108を前記送風機110を
支持する前部内部壁130から電気掃除機本体100の
重心G1の位置の間に設けることで、前記吸引ホース2
00を取り付けても、取り外しても常にこのメインハン
ドル部107で安定したバランスの搬送を可能にしてい
る。
【0086】また、前部内部空間132に形成される前
記集塵室109は、側面からみて、その中心位置が前記
送風機110のフアン回転中心位置よりよりやや下方に
配置され、この集塵室109の上部に前記基板143を
配置し、この集塵室109の下部に自在車輪105が配
置される。即ち、この実施の形態では、前記集塵室10
9を前記送風機110よりやや下方に配置することによ
り、この集塵室109の前部に設けられる吸引ホース取
付部101の位置を下方に下げることができるので、吸
引ホース200による安定した引っ張り走行が可能とな
る。更に、集塵室109の一定の大きさを確保しつつ、
前記自在車輪105を下方に張り出させ、上部の基板1
43の配置スペースを下方に下げることができるので、
前のめりのコンパクトな外形状を実現することができ
る。
【0087】また、前記後部内部空間134は、この後
部内部壁134と筐体の背面壁(下ケースの背面壁と後
ケース126)とで囲われた空間である。この後部内部
空間134には、その内部に前記上ケース125で形成
される上部充電カバー148と、下ケース124で形成
される下部充電カバー149とで電源部111の外形が
形成される。前記電源部111は、その内部に複数の縦
長円柱状のセル138a(充電池)からなる充電パック
138が設けられている。この充電パック138は、断
熱材150で電源部111の周囲の後部内部空間134
と熱的に遮蔽されており、下方に挿入口139から挿入
されて、充電部蓋145で保持される。(図6参照)更
に、詳細は図7で説明するが、この充電パック138
は、前記セル138aの長手方向が垂直(電気掃除機本
体の長手方向と直行する方向)となる姿勢で各セル13
8aが左右方向及び上下方向に配列された前後に一列に
配置されている。
【0088】一方、前記後部内部空間134は、前記排
気フイルタ収納部137との間を仕切る後部内部壁13
1に開口部151を備えて連通し、前記排気フイルタ1
16を通過した空気がこの後部内部空間134に流れ込
むようになっている。また、前記電源部111の上部後
方には、前記充電台700の接点と接続する充電端子部
152や、電源コードとの電源コード接続部123が設
けられている。
【0089】このように、この実施の形態では、前記集
塵室109と送風機110と電源部111を前後方向に
一列配置となるように設けているので、高さや前後の長
さを押さえたコンパクトな電気掃除機本体100とする
ことができる。更に、前記電源部111を、各セル13
8aが左右方向及び上下方向に配列された1列配置とし
ているので、前記送風機110の後方のスペースを有効
に使い、かつ前後の長さが短いコンパクトな形態とする
ことができる。更に、この実施の形態では、前記集塵室
109と送風機110と電源部111と充電端子部15
2を前後方向に一列配置させているので、設置面積が小
さい縦収納姿勢での充電が可能である。この縦収納姿勢
では、前記充電パック138が水平配置となるため、仮
に電気掃除機本体100が落下した場合でも充電パック
138の荷重を比較的大きな面積で受けられるので、応
力集中をさけ、本体強度UPが図れる。
【0090】また、この実施の形態では、前記大車輪1
04を前記電源部111と送風機110の両側に設けて
いるので、この重量の重い装置を堅牢な大車輪104で
支持することができる。しかも、この大車輪104の車
軸117を前記電源部111と送風機110の間に設け
ることで、前記自在車輪105に係る負荷を軽減して走
行性を向上させつつ、この大車輪104を介しての縦収
納姿勢への変化を簡単に行うことができる。なお、この
実施の形態では、直径が180mm大車輪104を備え
ているので、前記送風機110の後方でかつ前記後部内
部壁131の近傍に前記車軸117を設けているが、最
も重量の重い前記駆動モータ部147の中心と前記電源
部111の中心位置との間にこの車軸117を設けるこ
とによって、走行性を向上させることができる。
【0091】次に、図6、図7を参照して、この電気掃
除機本体10の背面構造と、この背面における排気構造
と冷却構造について説明する。先ず、図6において、前
記後ケース126には、本体背面の片側上部に水平面を
備えた凹部153が形成され、この水平面に電源コード
を接続する前記電源コード接続部123が差込口を上部
にして取り付けられる。これにより、L型の差込口を備
えた電源コードを差し込むことができるから、電源コー
ドを使用しての引っ張り走行でも、電源コードに引っ張
り負荷が生じても簡単に外れるのを軽減することができ
る。
【0092】また、この電源コード接続部123は、安
全のため電源コードが接続されない場合は、この電源コ
ード接続部123が前記電源部111の充電端子部とな
らないように図示しない切り換えスイッチを備えてい
る。この切り替えスイッチは、電源コードの差し込み口
がこの電源コード接続部123に接続されていない場合
は、前記電源部111と前記送風機110を接続し、こ
の電源コード接続部123に電源コードの差し込み口が
装着された場合は、この電源コード接続部123と前記
送風機110を接続する。
【0093】前記電源コード接続部123の横には、前
記電源部の通風路を構成するスリット状の吸気口154
と排気口155が設けられ、この吸気口154から吸い
込まれた空気が電源部111内の熱を奪い前記排気口1
55から排出される。また、前記後ケース126の両側
には、突出して形成される脚部103が設けられてい
る。この脚部103と前記大車輪104とで電気掃除機
本体100の縦収納姿勢を保持する。そして、この一対
の脚部103の間に凹状の前記充電端子部152が設け
られるので、充電時以外の縦収納姿勢での前記充電端子
部152が床面などに触れるのを軽減することができ
る。
【0094】前記充電端子部152は、その凹状の内部
に図示しないリセットスイッチを備えている。この実施
の形態では、筐体内部に電源部111を備えているた
め、前記回路143に設けた図示しないマイコンが何か
の理由で暴走した場合、電気掃除機本体100は内部の
前記電源部111の供給を受けてその暴走が止まらない
ケースが考えられる。従来例であれば、電源コードを抜
くことで駆動モータ110を停止させることができる
が、充電式の場合は前記充電パック138を取り出すの
に手間がかかる。また、この充電パック138を抜くこ
とを忘れてしまうことが想定される。そこで、この実施
の形態では、充電することにより、前記マイコンがリセ
ットさせるようにしている。なお、この実施の形態で
は、前記充電他端子部152と前記リセットスイッチを
一体化しているが分離してもかまわない。
【0095】更に、前記後ケース126の下部にはスリ
ット状の前記第3の排気部115が形成される。なお、
前記したように、前記充電パック138は本体下方から
挿入されて、ネジなどを介して取り付けられる充電部蓋
145によって固定される。ここで、前記ねじをコイン
等で回動可能なロック機構にすることで電池交換の使い
勝手が良い。
【0096】図7において、(a)図に示すように、排
気フイルタ収納部136から排出される空気は前記後部
内部壁131に形成した前記開口部151を介してこの
後部内部空間134に入り前記電源部111の周囲を通
過して前記第3の排気部115から排気される第3の排
気通路156を備えている。
【0097】一方、前記電源部111の冷却を図るため
に、この充電部111に設けられる送風ユニット157
を介して、前記後ケース126の前記吸気口154を通
して電源部111の上部に形成される吸気口158から
内部に取り込まれ、電源部の上部に形成される排気口1
59と前記後ケース126の前記排気口155から外部
に排気される電源部冷却通路160が形成される。
【0098】このように、前記第3の排気通路156と
電源部冷却通路160を分離する理由は、前記排気フイ
ルタ116を通過する空気が前記駆動モータ部147を
冷却した空気であるために高温の温風となっているお
り、この温風で使用時に高温となるこの電源部111を
冷却することが困難であることに起因する。この実施の
形態では、前記2つの通風路146、160を分離する
ために、前記電源部111を、前記第3の排気通路14
6を構成する周囲の後部内部空間134から密閉して形
成し、独自の冷却通路(電源部冷却通路160)を形成
している。更に、この実施の形態では、第3の排気通路
156からの熱的影響を避けるために前記電源部111
を前記断熱材150で覆うようにしている。この断熱材
150は電源部111の内部に設けているが、もちろ
ん、この電源部111の周囲を包むようにしてもよい。
【0099】なお、この実施の形態では、分散排気を採
用しているために、前記のような構造としているが、前
記後部内部空間134に排気を取り込まない構造であれ
ば、前記のような前記後部内部空間134を電源部11
1とすることができる。また、この電源部111に設け
られるセル138aの数が少量であれば、前記のような
送風ユニット157を設ける必要はなく、例えば、前記
後部内部空間134の下方に排気口を設け、ここから自
然対流で取り込まれた空気が前記充電パック138を冷
却して前記後部内部空間134の上部に形成する排気口
から排気するようにしてもよい。
【0100】また、(b)図に示すように、この実施の
形態の充電パック138は前後方向に薄い構造を採用し
ている。(b)図は、電源部111を後方から透視した
概略斜視図である。前記充電パック138は、縦長円柱
形状の外形を備えたセル138aを長手方向を上下にし
て、上下に3段、左右に7列配列し、1個のセル138
aのスペースを配線スペースとした20個のセル138
aを扁平に配列したものである。また、各列は直列接続
に便利なようにプラス・マイナスが逆転するように配列
されている。
【0101】この実施の形態では、前記セル138aを
長手方向の長さ(高さ)Shが43mm、直径Sdが2
3mmの単三電池よりやや小さいSUB−Cの規格の充
電池を採用している。そして、これら複数のセル138
aは、樹脂シートに包まれて前記配列を維持して充電パ
ック138となるようになっている。したがって、この
充電パック138は、この充電パック138の横幅Jw
を165mm前後、高さJhが133mm前後、奥行き
25mm前後の大きさを備えている。
【0102】即ち、従来の5m前後の電源コードの長さ
を備えたコードリールは、直径J2を165mm、奥行
d2を58mm程度の大きさのものを採用している。こ
の実施の形態に係る前記充電パック138は、前記電源
部111の大きさを考慮しても前記従来のコードリール
装置の大きさとほぼ同程度の大きさを備えればよいの
で、電気掃除機本体100の大きさを大きく変更するこ
となく、コードレス電気掃除機を実現することができ
る。特に、第3の排気通路156を採用しなければ、こ
の電気掃除機本体100の大きさを小さくすることもで
きるし、あるいは、奥行方向にセル138aを1列並べ
て前後2列にすることで、セル138aの数を増やして
この充電パック138の容量を大きくすることもでき
る。
【0103】更に、この実施の形態では、最大直径J1
が120mm、奥行d1が105mmの前記送風機11
0を採用しているので、電気掃除機本体100の長手方
向からみたこの充電パック138の投影面積内に前記送
風機110を配置することもできるので、前後方向の短
いコンパクトな電気掃除機10を実現することができ
る。
【0104】しかも、この実施の形態では、図5から明
らかなように、前記充電パック138を前後方向に薄い
1列配置の構造としているために、上方に前記電源部1
11を大きく張り出すことなく1対の大車輪の後方下部
1/4(側面からみて大車輪104の3時から6時の範
囲)の投影面積内に収めることができるので、装置の大
型化をまねくことなく、前記充電パック138を収めた
電気掃除機本体100を、大車輪104を中心として、
清掃姿勢から縦収納姿勢に変化させることができる。
【0105】また、前記充電池は一般に1.2Vの電圧
を備えているので、この実施の形態では、1.2V×2
0個=24Vの電源を供給することができる。この電源
供給量によれば、前記駆動モータ部147のモータ寿命
を短縮させることなく、十分な仕事量を得られ、かつ使
用者の標準的な清掃時間である25分程度のパワーを得
ることができる。
【0106】なお、この実施のセル138aが20個で
24Vの電源を確保しているが、このセル138aを1
8個からセル21個、即ち18Vから25.2Vが得ら
れる充電パック138とすることでも、本実施の形態と
同様なレベルで使用することができる。
【0107】さて、前記充電パック138は、(b)図
に示すように、左右方向の中央に仕切板161が形成さ
れる扁平な前記電源部111に挿入される。この実施の
形態では、前記充電パック138を左右に2分割して、
前記仕切板161により左右に分割されているが、1つ
の充電パック138を使用する場合は、左右方向に空気
が流れないようにこの充電パック138に密着したリブ
を設けるようにしてもよい。
【0108】前記仕切板161は、下方が開放してお
り、左右の一方から入った空気が下方に導かれ、前記仕
切板161の無い部分を介して他方の側に導かれるよう
になっている。そして、前記他方の片側に回転軸が前記
セル138aの長手方向と一致するプロペラフアンを有
する前記送風ユニット157を有する前記排気口159
を配置し、一方の側に前記吸気口160を配置する。こ
の構造により、前記送風ユニット157を介して、前記
吸気口158から空気を取り込んで前記排気口159か
らこの充電パック138を冷やした空気を排気すること
ができる。この際、空気の流れる方向は円柱形状のセル
138aの長手方向に沿って流れるので冷却効率を向上
させることができる。
【0109】次に、図5、図8、図9、図10を参照し
て、本実施の形態の特徴の1つである分散排気構造を更
に説明する。図7の説明において、分散排気の1つを構
成する第3の排気通路156を説明したが、この実施の
形態では、この第3の排気通路156の他に2つの通
路、合計3つの排気通路を備えている。これらの排気通
路は、いずれも前記排気フイルタ116を通過してから
分岐するものであり、分散排気される空気は塵埃や臭い
が極めて少ないクリーンな排気である。
【0110】そして、この排気フイルタ116によって
空気清浄されて浄化された空気は、本体の周囲から緩や
かに上方に向かい清掃面のほこりの舞い上がりをおさえ
るとともに、この上方への緩やかな上昇気流と、前記吸
口体500の吸引力との相乗作用により、室内の空気循
環を積極的に促すことで、日常、部屋の中に浮遊してい
る空中のほこりも速やかに吸引して、掃除中に室内の空
気もきれいにできるものである。
【0111】先ず、図5において、前記送風機110の
吸引力により前記吸引ホース取付部101を介して前記
集塵室109に取り込まれた塵埃は、使い捨て集塵袋1
44に塵埃を残して、前記前部内部壁130の中央に設
けた開口部135を介して前記フアン部146に入る。
図9において、前記フアン部146から押し出された空
気は駆動モータ部147を冷却して、この駆動モータ部
147の周囲から排出される。この排出された空気は、
駆動モータ部146の周囲に囲うように形成されたガイ
ド162の内側に沿って上方の開口部163に導かれる
(図8参照)。この開口部163から排出された空気
は、前記ガイド162の外側と、このガイド162の外
側周囲に設けられた前記消音材148とで形成される通
路を介して、今度は下方に導かれて、前記排気フイルタ
収納部136に設けた排気フイルタ116を通過する。
このように、この実施の形態は、前記集塵室109と送
風機110と電源部111を1列配置としたことによ
り、前記駆動モータ部147の周囲に2重の排気通路が
形成されるので排気通路が長くなるため騒音を低くする
ことができる。
【0112】さて、図8において、前記排気フイルタ1
16を通過した空気は3つの排気通路、第1、第2、第
3の排気通路164、165、156に分岐される。こ
こでは、前記第3の排気通路156は前記したので説明
を省略する。先ず、前記第1の排気通路164は、前記
大車輪104に設けた第1の排気部113から排気され
る排気通路である。この第1の排気通路164は、前記
後部内部壁131の両側の前後に形成される2つの排気
通路(前部通路157と後部通路158)から構成され
る。
【0113】前記前部通路157は、前記後部内部壁1
31と、この後部内部壁131の前部に形成される通路
壁159との間に形成され、前記排気フイルタ116か
ら前記前部通路157に図示しない開口部を介して連通
し、この前部通路157に沿って上昇して、前記車輪ベ
ース128に設けた前記排気口129から噴出される。
一方、後部通路158は、前記第3の排気通路156で
前記後部内部空間134に導かれた空気を後部内部空間
134に隣接する前記車輪ベース128に設けた前記排
気口129から噴出すものである。
【0114】図10に示すように、前記車輪ベース12
8の前記排気口129から排気される空気は、前記大車
輪104に設けた複数の***郡113aからこの大車輪
104の外方に排気される。この際、この大車輪104
は回転するが、前記***郡113aは車輪全体に設けて
あるので、この大車輪104によって排気が妨げられる
ことがない。一方、この大車輪104の外側の下部約2
/3は前記車輪カバー122によって覆われているの
で、前記三日月状の第3の排気部113以外は隠蔽され
るので、外観を損なうことがなく、更には、この第3の
排気部113が意匠的なアクセントとなっている。
【0115】図8に戻り、前記第2の排気通路165
は、この電気掃除機本体100の両側の前記バンパー部
106に形成される第2の排気部114から排気される
ものである。この第2の排気通路114は、前記下ケー
ス124と前記集塵カバー127との間に形成される空
間と、この空間と前記排気フイルタ収納部136とを連
通する開口部166と、前記バンパー部106の取付部
167に形成される複数の開口部140と、この開口部
140を覆うように前記取付部167に取り付けられる
前記バンパー部106に形成される前記第2の排気部1
14とから構成される。
【0116】このように、この実施の形態に係る電気掃
除機10は、1つの排気フイルタ116を通過した空気
を複数に分岐することにより、各排気部から排気される
空気量を少なくすることで、使用者に排気があたる不快
感を軽減することができる。特に、従来より本体の後方
から排気するものや、1対の大車輪から排気される方式
が知られているが、この実施の形態の優れている点は、
本体の両側全体に排気部(第1、第2の排気部)を設け
た点である。これにより、排気部を大きくすることがで
きるとともに、排気通路を長くすることができる、これ
によって、騒音を軽減することもできる。更に、この実
施の形態では、本体の背面に第3の排気部156を設け
ることで、本体のほぼ全周を有効に活用して排気部とす
ることができるので、各排気量を少なくして騒音を低く
押さえることができる。
【0117】また、この実施の形態では、前記送風機1
10の前部の135に図示しない2層の中間部フイルタ
を備えて前記集塵袋144で漏れた大きな塵埃を取り除
いて、前記排気フイルタ116で清浄度の高い空気清浄
を行い、前記3つの排気部の近傍に設けた図示しない1
層の排気部フイルタを備えることにより、高い清浄効果
が得られる電気掃除機を提供している。この実施の形態
では、前記排気部フイルタは、大まかな排気の清浄と、
外部からのごみの進入を防ぐものであり、前記第1の排
気部113と第2の排気部114と第3の排気部115
の内側に設けられる。例えば、前記第1の排気部113
は、前記大車輪104の内側や前記排気口129の内壁
面に設けられ、前記第2の排気部114は前記バンパー
部106の内側や前記開口部の内壁面に設けられ、前記
第3の排気部115は背面壁の内側に設けられる。
【0118】更に、各排気部は、床面に吹き付けて塵埃
を舞い上げることも無く、あるいは、上方に吹き上げて
使用者に吹き付けることも無い周側面に配置されている
ので、使用者に嫌な印象を与えることを軽減でき、更
に、意匠的にも、立ち姿勢の使用者から見え憎い位置に
設けることができる。更に、この実施の形態では、横姿
勢で見え易い前記大車輪104の前記第1の排気部11
3と、バンパー部106の第2の排気部114をそれぞ
れアクセント的に形成し、更に、この2つの排気部を連
続して形成することで、機能を形態に生かしたデザイン
として活かしている。
【0119】次に、図10において、前記第1の排気通
路164を形成する大車輪106の構造を更に詳しく説
明する。この実施の形態に係る大車輪104は、前記大
車輪104の周囲の前記設置部104aの厚さ(車輪横
幅)と、前記車軸受部168の厚さを十分に確保すると
ともに、その両部分の内側の外方を外側を深く内側が徐
々に浅くなるように凹状に形成することで、車輪幅や強
度を確保しつつ全体強度を向上させている。そして、前
記車軸受部168を前記車輪ベース128に張り出して
形成される車軸117に挿入して回転可能に取り付けて
いる。前記車軸117は内部が貫通しており、この貫通
部169に前記車輪カバー122の取付部170が勘合
するようになっている。前記取付部170は、先端部に
外周方向に張り出した立ち上り部172が形成されると
ともに、複数に切欠部171が形成されている。この構
造により、前記切欠部171によって前記先端部が樹脂
の弾性で歪むので、前記立ち上り部172があっても前
記貫通部169を通すことができ、貫通したあとは先端
部が復元するので、この車輪カバー122を前記車軸1
17に固定支持することができるとともに、この固定に
より前記大車輪104が所定位置に回転可能に取り付け
られる。
【0120】また、前記車輪カバー122は、その外形
が車軸受部168を頂点としてほぼ球面状に形成され
て、第1の排気部113を除くその外周が前記凹部17
3に入り込んでいるので前記外周部分近傍まで形成され
ているので安全性を向上させることができる。更に、前
記複数の***郡113aを備えた前記凹部173と、前
記車輪カバー122との間には空間部が形成されるの
で、風切音を軽減することが期待できる。
【0121】次に、図11〜図20を参照して、吸口体
500を詳細に説明する。図11は吸口体の前方斜視図
である。図12は吸口体の部品展開図である。図13は
吸口体の底面に設けた電源蓋及び回転ブラシ固定する支
持板を取り外した状態の底面斜視図である。図14から
図17は吸口体の自在連結部を寝かせた状態の外観図で
あり、図14が正面図、図15が平面図、図16が右側
面図、図17が底面図である。図18は吸口体の中央縦
断面図、(a)図が軸受部の下方に電源部を設けた断面
図、(b)図が電源部を後方に設けた断面図である。図
19は自在連結部を折りたたんだ状態の外観図であり、
(a)図が正面図、(b)図が右側面図である。図20
は車輪付スイッチの部分断面図である。
【0122】先ず、図11において、本実施の形態に係
る吸口体500の概略構造を説明する。図11は、この
吸口体500の主な内部装置を点線で示した外観を示し
ている。この吸口体500の大きな特徴の1つは、内部
に回転ブラシ501と、この回転ブラシ501を回転さ
せる駆動モータ部502と、回路基板503及び、前記
駆動モータ部502に電源を供給する電源部510とを
備え、外部から電源供給を受けることなく、前記回転ブ
ラシ501を回転させながら清掃を行うことができる点
にある。
【0123】従来技術では、前記電気掃除機本体100
から前記吸引ホース200と接続管400の配線を介し
て電源供給を受けて、前記回転ブラシ501を回転させ
るのが一般的であるが、この実施の形態では、この吸口
体500自信に充電池を備えた前記電源部510を備
え、この電源部510を介して前記駆動モータ部502
を駆動させて前記回転ブラシ501を回転させることが
できる。したがって、前記接続管400などに配線を施
すことがないので、この接続管400、あるいは前記吸
引ホース200の構造を簡単にすることができる。ま
た、前記電気掃除機本体100から長い配線を介して電
源供給を受けないので、放電などのロスを軽減できる。
【0124】さて、この吸口体500は、吸口本体10
00と、この吸口本体1000の後方の中央に配置され
た前記自在連結部1500とから構成されている。前記
吸口本体1000は、扁平で奥行方向(短手方向)の長
さよりも左右方向(長手方向)の長さが長く形成された
ほぼ横長の形状を基調とし、その後部中央を後方に張り
出した張出部1040を形成して、上面から見て「凸」
形状にも似た丸みのある外観形状を備えている。
【0125】また、前記吸口本体1000は、その前部
に前記回転ブラシ501を配置し、その後部中央に前記
自在連結部1500を連結するための軸受部1010を
設け、その両側に前記駆動モータ部502と回路基板5
03を左右に分けて設け、更に、前記軸受部1010の
下部に前記電源部510を設けている。
【0126】即ち、この実施の形態の吸口本体500
は、この吸口本体1000を前後に分けて、前部を前記
回転ブラシ501を備えた吸引室1020とし、後部を
機構配置部1030としている。そして、この機構配置
部1030は、その中央に前記軸受部1010と電源部
510を上下に配置し、その両側に前記駆動モータ部5
02と回路基板503を左右に振り分けて設けること
で、実装効率が良好でコンパクトな形態としている。
【0127】また、前記電源部510は、複数の縦長円
柱状の前記セル138aを水平方向に並べて配置した横
方向に偏平な充電パック511を備え、この低い(薄
い)充電パック511の上に前記軸受部1010を設け
ることで、高さを大きくすることなく、前記吸引室10
20からの空気を前記自在連結部1500に連通させる
ことができる。この構造によれば、重量の重い電源部5
10を下方に配置しているので、この吸口体500を前
後方向に移動させる掃除の動きを安定させることができ
る。更に、前記電源部510は前記吸口体500の左右
の中心に配置されるので、この吸口体500の左右のバ
ランスを向上できる。
【0128】また、この実施の形態では、図18(a)
図に示すように、前記軸受部1010の回転軸1011
の下方に電源部510を設けているが、これを(b)図
のように、前記軸受部1010から後方に張り出した前
記張出部1040にかけて設けることで、前記自在連結
部1500への塵埃通路を確保し、かつこの吸口本体1
000の前後の長さを大きくすることなく、実装効率が
良好でコンパクトな形態としている。
【0129】更に、偏平な前記電源部510の重心位置
512を前記軸受部1010の回転軸1011より後方
に設けることで、前記軸受部1010の回転軸1010
に対して、前後のバランスを向上させることができるの
で、この吸口体500を清掃面から浮かした場合に、前
記吸口本体1000をほぼ水平な姿勢に維持させること
ができる。これにより、この吸口体500を浮かした状
態から清掃面に再び設置させる際に、この吸口本体10
00の先端部と後端部のバタツキ(先端部が先について
後で後端部がつく)ことがない。したがって、使用者は
前記接続管400を介してこの吸口体500を持ち上げ
る場合に少し上げるだけでこの吸口体500を清掃面か
ら浮かすことができる。
【0130】図11に戻り、箱型の前記充電部510を
下方に、その上方に円形の前記軸受部1010を設ける
ことで、上部形状をこの軸受部1010の形状に合わせ
て丸くできるので、上面をコンパクトにすることができ
る。更に、この実施の形態では、前記軸受部1010の
前記回転軸1011をこの吸口本体1000の長手方向
と一致させ、さらに、前記駆動モータ部502の駆動軸
502a(図12参照)の軸方向をもほぼ一致させてい
るので、前記軸受部1010と駆動モータ部502と回
路基板503を備えた前記機構配置部1030の上面を
丸くして実装効率が良好なコンパクトな形態とすること
ができる。
【0131】そして、この機構配置部103の両側に、
前記駆動モータ部502のON、OFFを行うフットス
イッチ1050と動作ランプ507を振り分けて設けて
いる。
【0132】一方、前記したように、前記自在連結部1
500は、管状の2つの第1の腕部1501と第2の腕
部1502とを第2の回転部1504で連結し、第1の
腕部1501の他端を前記吸口本体1000の前記軸受
部1010に回転可能連結して構成される第1の回転部
1503を介して高低方向Yに回転可能に取り付け、前
記第2の腕部1502の他端を前記接続管400に取り
付けるための接続管接続部1520としている。
【0133】次に、図12を参照して、この吸口体50
0の部品構成を説明する。図12において、前記吸口本
体1000は、この吸口本体1000の骨格を成す樹脂
材料で成形された下ケース1101と、前記吸口本体1
000の上部前部を覆う樹脂材料で成形された前部上カ
バー1102と、前記吸口本体1000の上部後部を覆
う樹脂材料で成形された後部上カバー1103とを備え
ている。そして前記下ケース1101と前部上カバー1
102とで前記吸引室1020を構成し、前記下ケース
1101と後部上ケ−ス1103とで機構配置部103
0を構成する。
【0134】前記吸引室1020を構成する前記下ケー
ス1101と前部上ケース1102の両側には、前記回
転ブラシ501の両端に形成される回転軸501aを回
転可能に保持する軸受部1106が形成されている。ま
た、前記回転ブラシ501の下方の位置となる前記下ケ
ース1101には、吸口開口部1107部が形成され、
この吸口開口部1107から前記回転ブラシ501のブ
ラシ部分が下方に露出するようになっている。そして、
前記回転ブラシ501は、前記下ケース1101に前部
上ケース1102を図示しないねじを介して取り付ける
ことで、前記吸引室1020の所定の位置に固定され
る。
【0135】前記機構配置部1030の両側は前記吸引
室1020と仕切壁1108によって前後に仕切られ、
前記機構配置部1030の中央部分は下ケース1101
の部分が***してその底面に充電パック収納室1109
が形成され、前記軸受部1010のみ前記吸引室102
0と連通する開口部1110が形成されている。前記軸
受部1010は、前記下ケース1101と後部上ケース
1103とで構成され、その両側に前記第1の腕部15
01の回転軸1508を支持して、この第1の腕部15
01を垂直方向(高低方向)に回転する構造となってい
る。これによって、前記自在連結部1500が取り付け
られることで、前記吸引室1020から自在連結部15
00に塵埃が導かれるようになっている。
【0136】一方、前記機構配置部1030の一方には
前記駆動モータ部502と充電端子部1111が設けら
れている。前記駆動モータ部502は、前記下ケース1
101の内面に形成されたリブなどにより、この下ケー
ス1101と後部上ケース1103によって保持されて
取り付けられている。この駆動モータ部502は、回転
ローラ504を備えた駆動軸502aが外側に向いて取
り付けられ、この駆動車502aと前記回転ブラシ50
1の一端に設けた伝達部506とが回転ベルト505で
伝達されて、前記駆動モータ部502の回転トルクが前
記回転ブラシ501の伝達するようになっている。ま
た、前記充電端子部1111は、前記下ケース1101
の底面を凹状に形成し、この凹部内に3本の端子(プラ
ス、マイナス、アース)を設けている。また、この実施
の形態においても、前記充電端子部1111にリセット
スイッチを備えている。
【0137】また、この実施の形態では、前記駆動モー
タ部502のON,OFFを前記フットスイッチ105
0で行う構造としているために、この駆動モータ部50
2の上部にフットスイッチ基板508が配置され、前記
後部上ケース1103の開口部1112に取り付けられ
る前記フットスイッチ1050と連結される。
【0138】他方、前記機構配置部1030の他方には
前記回路基板503と車輪付スイッチ520がリブなど
により、前記下ケース1101または後部上ケース11
03によって保持されて取り付けられている。前記車輪
付スイッチ520は、ローラ521とローラ支持部52
2を備え、前記下ケース1101の底面に形成された凹
部520aから常に前記ローラ521が下面に突出する
ように図示しないバネ等により付勢されて、清掃面と接
するようになっている。この車輪付スイッチ520の出
没により、前記駆動モータ部502の運転が制御され
る。
【0139】また、前記回路基板503は、前記車輪付
スイッチ520や前記フットスイッチ基板508からの
信号を受けて、前記駆動モータ部502を運転制御する
ものであり、その上部に運転ランプ507を備え、この
運転ランプ507の点灯が前記後部上カバー1103に
設けられた運転パネル1051から認識できるようにな
っている。
【0140】そして、これら機構配置部1030に配置
される前記自在連結部1500や駆動モータ部502等
は前記下ケース1101に後部上ケース1103を図示
しないねじを介して取り付けることで、この機構配置部
1030の所定の位置に固定される。
【0141】次に、前記吸口本体500の底面は、図1
3に示すように、前記吸引室1020の下部には、この
吸口本体1000の長手方向いぱいに形成される前記吸
口開口部1107が設けられ、この吸口開口部1107
の前部にサクションキーパ1113が前記吸口開口部1
107と平行に設けられており、このサクションキーパ
1113の左右には(吸口本体1000の底面の前側の
両隅には)、一対の小車輪1114が回転可能に配置さ
れている。また、前記吸口開口部1107の後部にはこ
の吸口開口部1107と平行に配列された刷毛列111
5が設けられている。
【0142】更に、前記刷毛列1115の後方中央に凹
状の前記充電パック収納室1109が形成され、この充
電パック収納室1109に前記充電パック511を収納
し、電源蓋1116によって保持されることで、前記電
源部510を構成する。この電源蓋1116は、例え
ば、一端を引っ掛け部として、これを充電パック収納室
1109の一端の開口部に挿入し、この電源蓋1116
の他端を、前記充電パック収納室1109の他端に1個
または複数のねじ止めをするような構造を取ることで、
この電源蓋1116と吸口本体1000の底面が面一に
なるようにしている。
【0143】前記充電パック511の両側には、凹状の
前記充電端子部1111と前記車輪付スイッチ520が
左右に振り分けられて設けられている。そして、前記充
電パック収納部1109の後方、即ち、前記吸口本体1
000の凸状に張り出した前記張出部1040の後端部
に車輪幅の広い後部車輪1117が設けられている。こ
の後部車輪1117は、円柱状の外形を備え、その回転
軸1118を前記張出部1040の後端部に形成した車
輪支持部1120によって支持されている。この後部車
輪1117は、その回転面に刷毛や毛などが静電植毛な
どを施すことで横滑り可能に形成されている。また、こ
の後部車輪1117は、一方の前記車輪支持部1120
が、着脱可能な支持板1119で構成されているので、
この支持板1119を止めるねじを取り外すことによ
り、この後部車輪1117を着脱可能としている。
【0144】また、同様に、前記吸口開口部1107の
長手方向の一方の前記下ケース1101の底面は、ねじ
等を介して前記回転ブラシ501を着脱可能に支持する
支持板1121が設けられている。この実施の形態で
は、この支持板1121は、前記回転ベルト505を露
出させる位置に設け、前記回転ブラシ501の着脱にと
もなって、前記回転ベルト505も着脱可能または、こ
の回転ベルト505から前記回転ブラシ501を取り外
すことができる。ここで、この支持板1121や前記支
持板1116のねじをコイン等で回動可能なロック機構
とすることで電池交換の使い勝手が良い。
【0145】図12に戻り、この実施の形態では、前記
下ケース1101に前記回転ブラシ501や駆動モータ
部502、更には前記自在連結部1500などを取り付
けて、前記前部上ケース1102と後部上ケース110
3を図示しないねじを介して取り付ける。そして、この
前部上ケース1102と後部上ケース1103の部材の
合わせ目の周囲に軟質材料からなるバンパー部1122
を取り付ける。
【0146】さて、前記自在連結部1500は、前記し
たように、前記手元ハンドル300のひねり動作に伴う
接続管400のP1方向の回転を前記吸口本体1000
の清掃面に対する回転P2に伝達している。この吸口体
500の回転動作を実現するために、この実施の形態の
前記第1の腕部1501は、前記吸口本体1000の長
手方向と直交する中心軸をもつ主管部1505と、この
主管部1505の一端側に設けられ、両端が閉じた樋状
連結部1506と、前記主管部1505の他端側に設け
られた立ち下がり管部1507を有している。そして、
前記樋状連結部1506の両端に設けた軸支部1508
が、前記下ケース1101の軸受部1010に軸支され
て第1の回転部1503を構成する。これによって、第
1の腕部1501が、鉛直面内に沿った縦方向の回動が
可能なように保持されて、前記樋状連結部1506の開
口部1509が前記吸口本体1000内に対向するよう
になっている。また、この実施の形態では、前記第1の
腕部1501が清掃面とほぼ水平な姿勢からほぼ垂直な
姿勢に至り、この動作範囲において、前記前記開口部1
509が前記吸引室1020と十分な開口面積をもって
回動可能なように、前記樋状連結部1506と前記軸受
部1010との隙間を塞ぐシャッタ1123を前記第1
の回転軸部1503の周囲に設けている前記第2の腕部
1502は、前記接続管400の中心軸線A1と一致す
る中心軸をもつ主管部1510と、前記主管部1510
の一端側に設けられた立ち上がり管部1511とを有
し、前記主管部1510の他端側は前記接続管400と
の接続管接続部1520となっている。前記第1の腕部
1501の立ち下がり管部1507と第2の腕部150
2の立ち上がり管部1511とは、軸心を合わせて突き
合わされ、前記立ち下がり管部1507のフランジ部1
513と立ち上がり管部1511のフランジ部1514
とが、相対回転可能であるように、両フランジ部を結合
し、更に、この結合部をカバーし、前記主管部1505
の上部を覆うする連結カバー1512を設けている。こ
れによって、前記第2の腕部1502は、鉛直面と直交
する平面内に沿った左右方向Xの回動が可能であるよう
に組み付けられる。
【0147】また、第1の腕部1501と第2の腕部1
502とを一体化した状態で、第1の腕部1501の軸
支部1508を下ケース1101の軸受部1010に軸
支させた後、前記上ケース1102を下ケース1101
に組み付けることによって、第1の腕部1501が吸口
本体1000に抜け落ちぬように結合され、前記した吸
口体500として完成されるようになっている。
【0148】次に、図14から図20を参照して更にこ
の実施の形態に係る吸口体500を説明する。図14に
おいて、この吸口体500は、前記前部上ケース110
2で上部を覆われたこの吸口本体1000の前部の高さ
h5を前記後部上ケース1103で覆われたこの吸口本
体1000の後部の高さh6(清掃面から外観トップ面
までの高さ)より低く設定している。そして、前記吸口
本体1000の後部の両側の高さh7は、中央の第1の
回転部1503の部分の前記高さh7より低くし、かつ
前記高さh5より高くしている。更に、図16に示すよ
うに前記第1の回転部1503の部分の高さh6は、前
記自在連結部1500の水平姿勢での高さ、即ち、前記
2の腕部1502の上部に前記第1の腕部1501が配
置された状態でのこの自在連結部1500の高さをほぼ
一致するようにしている。
【0149】これにより、前記第1の回転部1503の
部分を最頂部として周囲が徐々に低くなる、あるいは緩
やかな稜線(裾野)をもって低くなる形態、構造として
いるので、この吸口体500を高さの低い隙間に挿入し
易くなっている。特に、図16に示すように、前記回転
ブラシ501を備えたこの吸口体500の先端部を高さ
の低い隙間に挿入しやすいので、清掃効率を向上させる
ことができる。また、ベッドの下などのように、高さが
低く奥まった場所では、水平な姿勢を取り得る前記自在
連結部1500に連結される前記接続管400を清掃面
とほぼ平行にできるので、楽に清掃作業ができる。
【0150】この実施の形態では、高さの低いコンパク
トな前記吸口体500を実現するために、図18に示す
ように、前記回転ブラシ501の直径を小さくし、この
回転ブラシ501を収納する吸引室1020の高さを低
く押さえている。これにより、吸引効率を落とすことな
く、前記吸口体1000の前部を低く押さえるようにし
ている。一方、前記したように、前記駆動モータ部50
2などの機構をこの吸口体500の後部に集中させ、最
も高さが必要な第1の回転部1503の両側に前記駆動
モータ部502と回路基板503などを分散配置するこ
とで、この吸口体500の左右両側の高さを低くし、最
も高さが必要な第1の回転部1503を、前記電源部5
10と上下に組み合わせることで第1の回転部1503
を吸口体500の高い位置に配置している。
【0151】このように第1の回転部1503を高い位
置に配置することにより、前記吸引室1020に取り込
まれた塵埃を、上方の位置にある第1の腕部1501の
開口部1509に取り込みやすくすることができる。ま
た、この実施の形態が採用する前記自在連結部1500
は、前記接続管400を寝せる姿勢では第1の回転部1
503が高い位置となるので、この第1の腕部1501
を高い位置にすることで、前記接続管400を寝かせ易
くすることができる。逆に、この接続管400を清掃面
とほぼ平行な姿勢を取り得るようにするために必然的に
高くなる第1の回転部1503の下方に前記電源部51
0を配置することで無効空間が少ないコンパクトな吸口
体500を実現している。
【0152】また、図15、図17において、この実施
の形態では、吸口本体100の後方に張出部1040を
形成し、この後端部に後部車輪1117を設けること
で、図2で示すような清掃姿勢において、接続管400
から清掃面に対する力をこの後部車輪1117で強く受
けて、吸口体400を前後方向に移動させながらの清掃
作業を楽に行うことができる。即ち、この吸口体400
を安定動作させるためには、前記第1の回転部1503
の回転軸1508より前記後部車輪1117を後方位置
に置くことは必然となる。そこで、この実施の形態で
は、この後部車輪1117を後方位置させるために必然
的に必要な部分(張出部1040)を有効活用するため
に、この張出部1040に前記電源部510と充電接続
端子部1111を設けている。ここで、前記充電端子部
1111は、図13の実施例では、片側1箇所にまとめ
て設けることで配線や構造を簡単にした事例を示してい
るが、図17の事例では、前記充電端子部をプラス、マ
イナスに分けて、前記充電部510の左右に振り分けて
設けていることで、左右対称でコンパクトな配置構成と
することができる。更に、図17の実施の形態では、前
記張出部1040を2段階に段階的に張り出させて、根
元部分に前記充電端子部1111を設けるようにしてい
るので、よりコンパクトな形態とすることができる。
【0153】また、図19に示すように、この実施の形
態の自在連結部1500は、(b)図に示すように、前
記第1の腕部1501をこの吸口本体1000に対して
前記第1の回転部1503を介して水平姿勢から垂直姿
勢となるように回転させることができ、更に前記第2の
回転部1504は、(a)図に示すように、前記第2の
腕部1502を前記第1の腕部1501に対して第2の
回転部1504を介して回転させることができる。これ
により、前記接続管接続部1504に接続された接続管
400を、図15に示すように、前記吸口本体1000
の長手方向に対して直角となる姿勢から、図19に示す
ように、吸口体400の長手方向とほぼ平行な姿勢とな
るまで移動させることができるので、吸口本体1000
を前記手元ハンドル300のひねり動作の回転P1を接
続管400を介して回転動作として伝達し、この吸口本
体1000を清掃面に対する回転P2とすることができ
る。
【0154】図20において、前記車輪付スイッチ52
0は、前記凹部520aに、ローラ521を備えたロー
ラ支持部522の一端が回転可能に取り付けらている。
前記ローラ521は図示しないバネ等により付勢され
て、吸口体500を清掃面に設置した状態では(a)図
のように前記凹部520aに収められて前記ローラ52
1が清掃面と常に接するようになっている。そして、
(b)図のように、吸口体500が上方に引き上げられ
ることによって、前記ローラ521は前記凹部520a
から露出するようになっている。
【0155】この実施の形態では、この車輪付スイッチ
520の出没により、前記駆動モータ部502の運転が
制御される。例えば、(a)図のように通常の床面の掃
除の場合,ローラ521は床面に当たって突出量も少な
く操作に応じて回転するが,この状態では図示しないリ
ミットスイッチは切れずに駆動モータ部502が運転さ
れて前記回転ブラシ501が回転する。しかし、(b)
図のように、吸口体500が持ち上げられると、ローラ
支持部522が張り出して、更に持ち上げられると床面
から離れて突出量が増し,所定の高さまで出るとリミッ
トスイッチが切れて駆動モータ部502への通電が切
れ,前記回転ブラシ501の回転が止まる。したがっ
て,吸口体500を持ち上げたときに前記回転ブラシ5
01の回転が停止するので、前記吸口開口部1107か
らの遺物が進入しても安全性が確保される。
【0156】一方、使用者は、吸口体500を持ち上げ
なくとも、図11に示す前記フットスイッチ1050を
足または手で操作することで、前記回転ブラシ501の
ON/OFFを選択できることができる。
【0157】この実施の形態では、使用者が意図的に操
作できる前記フットスイッチ1050と、安全性を考慮
した前記車輪付スイッチ520を採用した事例で説明し
たが、これに限定されるものではない。
【0158】例えば、吸口体500の底面にセンサーを
備えてこの吸口体500の操作状態を検出し、この検出
結果に基づいて前記駆動モータ部502を運転して前記
回転ブラシ501を自動的に回転させるようにしてもよ
い。これを実現するために、例えば、図20において、
前記ローラ521の回転動作を検知するようにしてもよ
い。この際、前記ローラ521の回転動作の停止から所
定時間遅らして運転を停止することにより、一時停止か
らの立ち上がりの操作性を向上できる。この他、前記セ
ンサーには前後にその操作に応じて傾くレバー方式,圧
力,光,超音波,または駆動モータ部の電流の変化を検
出する方式がある。
【0159】また、この吸口体500に遠隔操作が可能
な受信部、例えば赤外線受信装置を設け、前記手元ハン
ドル300に設けた送信部、例えば赤外線信号発信部か
らの操作信号を受けて運転動作を行うようにしてもよ
い。
【0160】次に、図1及び図21から図29を参照し
て、この実施の形態に係る充電台700を詳細に説明す
る。図21は充電台から電源コードを取り出した状態の
斜視図である。図22は充電台の部品構成図である。図
23は充電台の平面図である。図24は充電台の側面図
である。図25は充電台の後方斜視図である。図26は
充電台の底面図である。図27は筐体構造の他の応用例
の斜視図である。図28は充電台に電気掃除機をセット
した状態の側面図である。図29は充電台付電気掃除機
システムを室内に設置した状態の上面図である。
【0161】先ず、図1及び図21において、この充電
台700の特徴の1つは、一対の大車輪104と1個の
自在車輪105とで横長の清掃姿勢と、前記大車輪10
4を介して縦長の姿勢に変化させて前記清掃姿勢から縦
長の縦収納姿勢に変化し得る充電式の前記電気掃除機1
0を下方より安定して支持し、この縦収納姿勢で簡単に
充電可能とするために、全体の高さH10(図24参
照)が低くい本体とするとともに、その上面に凹状の掃
除機本体収納部701を形成したものである。そして、
この発明者らは、この充電台700に電気掃除機10を
セットする際に、縦収納姿勢の電気掃除機10が最初に
この充電台700に接触する部分が前記大車輪104で
あり、しかも、この大車輪104は、その周囲に軟質材
からなる設置部104aを備えていることに着目し、こ
の大車輪104を前記掃除機本体収納部701に装着す
る際のガイドとすることを着想した。
【0162】即ち、この実施の形態では、ほぼ四角形状
の前記掃除機本体収納部701の周囲に***部710を
設けることでこの掃除機本体収納部701を凹状とし、
前記対向する***部710aと710bに車輪保持部7
11を形成し、前記凹状の掃除機本体収納部701の最
下部に充電端子部707を設けるようにしている。前記
車輪保持部711は、前記電気掃除機本体100の背面
部分を前記掃除機本体収納部701に収納した際に、前
記大車輪104を収納可能なように、この大車輪104
の直径よりわずかに大きい半円形状の凹部711aを前
記対向する***部710aと710bの内側の側壁に形
成したものである。
【0163】これによって、前記大車輪104が前記隆
起部710と接触して、前記車輪保持部711に位置決
めされ、この車輪保持部711の半円形状にそって大車
輪104が回転して凹状の前記掃除機本体収納部701
内に入り込んで電気掃除機10を所定の位置に案内し、
この掃除機本体収納部701の最下部に設けた凸状の充
電端子部707に、前記電気掃除機10の縦収納姿勢の
下面に設けた前記凹状の充電端子部152が位置決めさ
れて勘合する。したがって、位置合わせの煩わしさが軽
減され、更に、凸状の前記充電端子部707の破損を軽
減することができる。
【0164】また、この充電台700の特徴の他の1つ
は、前記電気掃除機本体100の長手方向に並設する位
置で縦収納姿勢の電気掃除機10にセットされた吸口体
500を安定して保持することが可能な前記吸口体収納
部702を前記***部710aと710bの間の一方の
***部710c側に配置した点である。縦収納姿勢の前
記電気掃除機本体100に装着された前記吸口体500
は、その位置が特定されるので、少なくとも、前記掃除
機本体収納部701と対向する側に***部712を設け
て前記電気掃除機本体100の位置決め動作を邪魔しな
いようにしている。つまり、この実施の形態では、前記
***部710cを掃除機本体収納部701と前記吸口体
収納部702の案内手段と位置決め手段として兼用し、
前記吸口体収納部702は、前記***部710cと、こ
の***部710cと対向する側に形成される***部71
2によって、収納状態の位置が特定される。
【0165】更に、前記***部710cは、前記掃除機
本体収納部701と前記吸口体収納部702が連続する
ように、その中央部分が切り欠かれて、左右に分かれて
前記第1の***部705と第2の***部706が形成さ
れる。これによって、前記第1の***部705と第2の
***部706の間に、縦収納姿勢で保持される吸口体5
00の前記張出部1040が入り込んで、この充電姿勢
の左右のブレを固定して安定させることができる。
【0166】そして、この充電台700の特徴の他の1
つは、前記電気掃除機本体100とともに吸口体500
にも充電可能とした点にある。即ち、この充電台700
は、その上面に前記充電端子部707、708を備えた
複数の装置収納部701、702を備えている。言いか
えれば、充電装置を備えた複数の装置が組み合わされて
特定の収納姿勢を取り、その収納姿勢の一方に充電端子
部を備えた装置に対して、これを組み合わされた状態で
収納し、この充電装置を備えた各装置を収納する各収納
部に充電端子部をそれぞれ設けて充電可能にしたもので
ある。そして、この実施の形態の充電台700は、前記
着想を元に、前記電源部111、510を備えた電気掃
除機本体100と吸口体500とが組み合わされて特定
の縦収納姿勢を取り、その収納姿勢の一方である底面に
充電端子部152、1111を備えた電気掃除機本体1
00と吸口体500に対して、これを組み合わされた状
態で下方から安定収納し、前記電源部111、510を
備えた電気掃除機本体100と吸口体500とをそれぞ
れ収納し、これを収納する掃除機本体収納部701と吸
口体収納部702に充電端子部707,7708をそれ
ぞれ設けて充電可能にしたものである。
【0167】更に、この充電台700の特徴の他の1つ
は、凹状の収納部の周囲に形成される***部710に回
路基板703と電源装置704を配置した点にある。更
に、この実施の形態では、前記2つ収納部を連結する隆
起部710cの両側(第1の***部705と第2の***
部706)に内部装置を振り分けて配置した点にある。
これにより、異形部品が組み合わされて収納姿勢をとる
前記電気掃除機10に対して最小の設置面積で電気掃除
機10を収納して充電することができる。
【0168】加えて、この実施の形態では、前記掃除機
本体収納部701内に電気掃除機10の電源コード収納
部713を設けることにより、電源コードの紛失を軽減
することができる。
【0169】以下、図22から図29を参照して、この
実施の形態に係る充電台700を説明する。図22にお
いて、前記充電台700は、高さの低い薄型の本体を備
え、本体の下部を構成する下ケース720と、本体の上
部を構成する上ケース721とから構成される。前記下
ケース720は、その内部に図示しないリブを備え、こ
のリブを介してトランスなどからなる前記電源装置70
4と回路基板703が取り付けられる。また、前記上カ
バー721には、縦収納姿勢の電気掃除機本体100を
収納する凹状の掃除機本体収納部701と、吸口体50
0を収納する凹状の前記吸口体収納部702が設けら
れ、その各収納部の最下部に凸状の充電端子部707、
708が設けられている。そして、前記上ケース721
と前記下ケース720は、その内部に前記電源装置70
4と回路基板703を内蔵してねじなど介して取り付け
られる。
【0170】また、この実施の形態では、前記掃除機本
体収納部701内に、電気掃除機本体100の電源コー
ドを収納する凹状の電源コード収納部713を形成し、
この電源コード収納部713にボックス714に入った
電源コードを収納可能としている。もちろん、前記ボッ
クス714は、これに限定されるものではなく、前記凹
状の電源コード収納部713に図示しない開閉蓋を備え
て、電源コードを直接収納できるようにしてもよい。こ
れにより、充電式掃除機において臨時的に使用する電源
コードの紛失を避けることができるとともに、この充電
台700の設置面積を増やすことなく電源コードを収納
することができる。
【0171】次に、図23、図24において、この実施
の形態の充電台700は、高さH10が68mm、横幅
W10が270mm、奥行D10が378mmの大きさ
を備えている。また、前記***部710a、b、dは1
2mm程度の厚さd10を備えて、縦収納姿勢の電気掃
除機本体100の背面の大きさよりわずかに大きい大き
さとしている。一方、前記***部710cの厚さd11
は50mm前後の大きさを有している。この厚さd11
は前記吸口体500の張出部1040に対応した大きさ
であり、この大きさを備えることで、縦収納姿勢の電気
掃除機10の姿勢を維持させることができる。
【0172】また、この実施の形態では、前記d11の
大きなスペースを有する前記第1の***部705と第2
の***部706の内部に回路基板703と電源装置(ト
ランス)704を両側に分割して配置することで、内部
実装効率を向上させて、設置面積を小さくしている。更
に、前記回路基板703を内蔵した第1の***部705
には、表示パネル730を設けて、前記回路基板703
に配置される通電ランプ731が確認できるようになっ
ている。
【0173】この表示パネル730が配置される第1の
***部705の上面は、前記吸口体収納部702に収納
された扁平な吸口本体1000の後方に位置するため
に、前記通電ランプ731の前部に使用者の立ち姿勢か
ら視野の障害となるものが無いため、この充電台700
の上面の中では最適な位置である。この他、前記***部
710また712の上端部に前記通電ランプ730を配
置することでもよいが、前記第1の***部705に比べ
て、配置面積が大きくなり、また、配線が長くなる。
【0174】また、本実施の形態では、複数の機器(電
気掃除機本体100と吸口体500)をそれぞれ別々に
充電を可能としているために、この複数の機器の数だけ
前記通電ランプ731を設けるようにしている。これに
より、充電容量により充電時間の異なる各機器の充電状
況を把握することができる。
【0175】また、この実施の形態では、前記充電端子
部707、708を凸状としているので、端子同士の勘
合が確実となる。しかし、この反面、凸状としているた
めに、この充電端子部707、708の破損が課題とな
る。この実施の形態では、収納部に入り込んで充電対象
となる各機器側(電気掃除機本体100と吸口体50
0)を凹状の充電端子部152、1111とすることで
安全性や破損を軽減し、各機器を凹状の収納部(前記掃
除機本体収納部701と吸口体収納部702)を凸状の
充電端子部707,708とすることで安全性や破損を
軽減している。特に、前記充電端子部708は、前記第
1の***部705と第2の***部706の間に配置する
ことで、前記課題を解決している。更には、前記充電端
子部707は、前記掃除機本体収納部701の中心部を
避け***部710に近接して設けることで前記課題を軽
減している。
【0176】図24において、この実施の形態では、縦
収納姿勢の前記電気掃除機10をこの充電台700にセ
ットし易いように、前記車輪保持部711と相似形状の
凹部732を側面に形成している。また、前記吸口体収
納部702は、両側に***部を形成することなく開放し
ている。これにより、使用者は外観からも電気掃除機1
0を装着しようとする大まかな位置を把握することがで
きるので、装着時間の短縮が期待できる。
【0177】図25、図26において、この実施の形態
では、充電台700の底面の4隅に脚部733を設け、
背面には、この充電台700の背面を壁面に押し付けて
設置する場合の安定を保つための支持部734を設けて
いる。更に、この充電台700の底面後端部には、背面
部側に開放された電源コード取付凹部735が形成さ
れ、この電源コード取付凹部内にこの充電台700の電
源コードが接続されている。これにより、この充電台7
00の背面を壁面に押し付けて設置した際に、電源コー
ドの接続部に無用な応力が働いて断線するなどの課題を
軽減している。
【0178】また、図26において、前記電源コード取
付凹部735を、点線に示すように、この充電台700
の底面中央から後方に抜けるような溝736を形成する
とともに、底面後端部に、前記溝736と連通する切欠
部737を形成することにより、この充電台700を壁
面に押し付けて設置しても左右方向にゆとりをもって配
線することができるので設置の自由度を向上することが
できる。
【0179】図27において、この実施の形態に係る充
電台700は、縦収納姿勢の電気掃除機10の底面を支
持するため、その大きさは大きいものとなる。この大き
さは、この充電式電気掃除機システム1を製品梱包する
場合に、梱包の大きさが大きくなる課題がある。図27
の充電台750、760は、この課題を解決するもので
ある。(a)図の充電台750は、本体を、その上部に
前記掃除機本体収納部701を備えたメイン筐体751
と、このメイン筐体751に引出機構752を介して引
出し可能なサブ筐体753とから構成する。
【0180】前記サブ筐体753は、前記掃除機本体収
納部701の平面部とほぼ面一なスライドテーブル75
4を備えている。このスライドテーブル754は、前記
サブ筐体753を押し込んだ(収納した)状態では、前
記掃除機本体収納部701の平面部とオーバラップして
収納され、前記サブ筐体753を引き出すことで、これ
と連動して引き出され、前記吸口体収納部702を構成
する。そして、前記引出機構752は、少なくとも前記
サブ筐体753が引き出された状態を維持するようなロ
ック機構を備えるようにする。
【0181】また、(b)図に示す充電台760は、本
体を、その上部に前記掃除機本体収納部701を備えた
メイン筐体761と、その上部に前記吸口体収納部70
2を備えたサブ筐体762と、両筐体を連結する連結部
762とから構成する。前記連結部762は、例えば、
(b)図のように両筐体の接触部763に勘合穴764
と勘合突起765を設け、これらをねじなどを介して取
り付けたり、あるいは両筐体の底面に連結板をねじなど
を介して取り付けるようにしてもよい。
【0182】このように、図27の実施の形態によれ
ば、充電台750、760を引出し式としたり分解式の
構造とすることにより、本体の大きさを小さくすること
ができるので、梱包の大きさを小さくすることができる
とともに、この充電台750自身の収納性を向上するこ
とができる。これらの構造を取る場合、主体となる筐体
に前記回路基板703と電源装置704、更には充電端
子部707、708を設けるようにすることで、配線や
構造を簡単にすることができる。更に主体となる筐体に
セットする際の位置決めの主体となる前記掃除機本体収
納部701をその上面に設けるようにすると、構造や強
度を向上させることができる。
【0183】以上述べたように、この実施の形態の充電
台700は、縦収納姿勢の電気掃除機10をこの充電台
700にセットする際に一端持ち上げて、これを充電台
700の所定の位置に設置する構造を基本としている。
この構造を取る意味は、充電端子部の確かな接続を可能
にするためには、凹凸の端子を採用することが必要であ
る。この場合、凸状の端子の突出方向から凹状の端子を
勘合させるのが有利である。特に、この実施の形態は、
充電装置を備えた複数の装置が組み合わされて特定の収
納姿勢を取り、その収納姿勢の一方に充電端子部を備え
た装置に対して、これを組み合わされた状態で収納し、
この充電装置を備えた各装置を収納する各収納部に充電
端子部をそれぞれ設けて充電可能にしているので、複数
の凹凸端子を確実に接続するためには、電気掃除機10
を上方からこの充電台700の所定の位置にセットする
のが有効である。
【0184】そこで、この実施の形態の充電台700
は、電気掃除機10の主体となる電気掃除機本体100
を収納する掃除機本体収納部701の周囲に***部71
0を備えた凹状とし、この***部710に案内されて電
気掃除機本体100が前記掃除機本体収納部701の所
定の位置に収まるようにしている。特に、この実施の形
態では、電気掃除機本体100の背面に張り出して設け
られる大車輪104に着目し、この大車輪104を案内
する前記車輪保持部711を前記***部710の対向す
る***部710a、bに設けることで、前記着脱を容易
にしている。
【0185】そして、この充電台700では、前記吸口
体収納部702を多少の自由度が得られるように、左右
方向の***部を無くし、この充電台700の前部に位置
する***部712のみ設けるようにしている。更には、
この***部712が、前記掃除機本体収納部701の位
置決めに支障をきたさないように、***部712の高さ
H11を前記***部710の高さH10より低くして、
先ず前記***部710に前記大車輪104が接触するよ
うにしている。
【0186】そして、この充電台700では、前記電気
掃除機本体100が前記掃除機本体収納部701の所定
の位置に収まることにともなって、吸口体500の先端
部が前記***部712に当たり、吸口体の後部の張出部
1040が前記第1の***部705と第2の***部70
6の間に収まって、電気掃除機10をこの充電台700
の所定の位置に設置することができる。
【0187】また、この充電台700に電気掃除機10
を設置した状態では、図1と図28と図29から明らか
なように、使用者に使い易く、設置性や意匠性が良好な
収納姿勢(充電姿勢)を得ることができる。
【0188】図28、図29において、この実施の形態
によれば、この充電台700の背面、または側面、ある
いは角部を壁面に近接位置で設置することができる。こ
のような設置の場合でも、縦収納姿勢の前記電気掃除機
10のサブハンドル部600が縦収納姿勢の中心に位置
するので壁面などに搬送姿勢を邪魔されることがない。
特に、この実施の形態の電気掃除機10は、接続管40
0を電気掃除機本体の上面に背負う姿勢となるので、仮
に背面側に壁面があった場合でも、この壁面に最初に当
たるのが大車輪104または自在車輪105であるた
め、壁面を傷つけたりすることを軽減することができ
る。
【0189】しかも、この大車輪104が配置される電
気掃除機本体100の底面を壁面側に向けてこの充電台
700に設置されるので、縦収納姿勢の外観を向上する
ことができる。
【0190】(電気掃除機本体の他の応用例)次に、電
気掃除機本体の他の応用例を図30から図48を参照し
て説明する。なお、同一または同様な部材、部位は同一
符号をもって示し、重複した説明を省力する。図30と
図31は電気掃除機本体の他の背面部の外観構造を示す
他の実施の形態である。図32から図36は充電パック
の挿入口を背面部に設けた他の実施の形態である。図3
7から図48は充電パックとコードリールユニットを取
り替え可能に設けた実施の形態であり、図37から図4
1が電気掃除機本体の背面部に着脱可能に設けた実施の
形態、図42から図44が電気掃除機本体の上面後方に
着脱可能に設けた実施の形態、図45から図48が電気
掃除機本体最後部に設けた収納部に着脱可能に設けた実
施の形態を示している。
【0191】先ず、図30と図31を参照して電気掃除
機本体の他の背面部の外観構造を説明する。図30は内
部機構を点線で示した内部透視斜視図である。図31は
充電パックを取り外した状態の後方斜視図である。
【0192】先ず、図6の実施の形態では、前記電気掃
除機本体100の背面上部に突出した脚部103を設け
ることで、丸みのあるコンパクトな背面の形態を備えた
電気掃除機本体100を縦収納姿勢で安定支持するよう
にしていたが、この実施の形態では、電気掃除機本体1
00の背面部をフラットな形態とすることで、内部収納
空間を増やして内部実装効率を向上させている。
【0193】図30、図31において、この実施の形態
では、背面後方からみて、前記充電パック138を収納
した電源部111の投影面にほぼ対応する電気掃除機本
体100の背面部を後方に張り出してほぼ垂直面(ほぼ
フラット)に形成し、その上部をほぼ水平面に形成した
後部張出部800を形成している。即ち、この後部張出
部800は、前記大車輪104の内側に形成される電気
掃除機本体100の背面壁をそのまま上方に立ち上げ
て、前記電源部111の投影面積に対応する部分までの
高さまでの大きさを備えたほぼフラットな垂直面801
を有し、その上部は、ほぼフラットな面802が形成さ
れ、その前方上部に配置されるメインハンドル部107
と段差をもって連続するようにする。これにより、前記
電源部111に対応する内部収納空間を箱型にして広く
することができるので、内部装置の実装効率を向上する
ことができる。
【0194】一方、この後部張出部800の上部は、ほ
ぼフラットな面802が形成されるので、このフラット
な面802に前記電源コード接続部123、吸気口15
4、排気口155、メイン電源スイッチ803などを配
置しやすくすることができる。更にまた、このフラット
な面802を電気掃除機100のメインハンドル部10
7を配置したトップ面より低くして、前記メインハンド
ル部107の握り部と段差をもって形成することで、装
置全体の大型化の印象を軽減するとともにメインハンド
ル部107の使い勝手を損なうことを軽減できる。
【0195】なお、この実施の形態では、突出量を小さ
くした前記脚部103を同様に設けている。また、この
実施の形態では、背面の張り出し部をほぼ垂直面として
いるが、垂直に限定されるものではない。即ち、前記大
車輪104を中心にして清掃姿勢から縦収納姿勢に変化
可能で、この縦収納姿勢で電気掃除機本体100を安定
支持できる範囲であれば、傾斜面でも同様な効果があ
る。
【0196】そして、この実施の形態では、前記後部張
出部800を利用して前記電源部111の後方に充電端
子部152とメイン電源スイッチ803などが前後配置
となるように配置されている。また、この実施の形態で
は、前記電源部111に設けた送風フアン157を、前
記後部張出部800にかかるように配置している。そし
て、この後部張出部800のフラットな面802に、前
記電源コード接続部123、吸気口154、メイン電源
スイッチ803、排気口155を一列配置させている。
【0197】この実施の形態によれば、前記後部張出部
800を形成することにより、装置の大型化の印象をま
ねくことなく内部実装空間を広くすることができるか
ら、前記電源部111の大きさを大きくすることができ
る。例えば、この実施の形態では、本体下部から挿入さ
れる充電パック138を容量の異なる複数のものを用意
している。具体的には、図7の配列の充電パック138
や、セル138aの数を増やしたものや、セル138a
自身の大きさを変更したものなど、複数の容量の異なる
充電パック138を用意することで、1つの電気掃除機
本体100を変更することなく、大きさの異なる充電パ
ック138を使うことができる。これにより、使用者
は、使用時間あるいは吸い込みパワーなど、目的に合わ
せて望所の充電パック138を電気掃除機本体100を
変更することなく選択することができる。
【0198】更にまた、これら容量の異なる充電パック
138を挿入可能な前記電源部111は容量が大きい充
電パック138の挿入を考慮して送風量が大きいものが
必要となるが、前記のような大きな収納空間を有するた
めこれをこの電源部111内に配置することができる。
【0199】次に図32から図36を参照して、充電パ
ック138の挿入口139を電気掃除機本体100の背
面部に設けた他の実施の形態を説明する。図32は充電
パックを取り外した状態の後方斜視図である。図33は
電気掃除機本体の部品展開図である。図34は内部機構
を点線で示した内部透視斜視図である。図35は電気掃
除機本体の後方斜視図である。図36は電気掃除機本体
の概略配置を示す中央断面図である。
【0200】図32において、この実施の形態に係る電
源部111は、電気掃除機本体100の後端部に充電パ
ック138を収納する充電パック収納部810を形成
し、この充電パック収納部810の背面側を開放するこ
とで挿入口139を形成したものである。この挿入口1
39には充電部蓋145が設けられており、背面後方か
ら前記充電パック138の挿入が可能である。前記充電
蓋145は、その下部を前記挿入口139の下端部に差
し込んで、上部に設けた樹脂材料の弾性を利用したレバ
ーで着脱可能に取り付けられることで、閉じた状態で周
囲の筐体面と馴染むように取り付けられる。
【0201】この実施の形態で採用する充電パック13
8は、側方からの挿入のし易さを考慮して、前後方向
(掃除機の長手方向)に厚い外観を備えるている。例え
ば、この充電パック138は、円柱状のセル138a
を、その長手方向が電気掃除機本体100の左右方向に
一致する姿勢で配置し、これを左右方向に4個直列配置
して上方に3段とし、この後方に2段のものが並ぶ前後
2段配置で合計20個のセル138aが樹脂シートでパ
ックされたものを採用している。
【0202】図33、図36において、この実施の形態
では、後方挿入の充電パック138を実現するために、
前記下ケース124の後端部の背面壁に切欠部811を
形成し、この切欠部811に後方に開放した充電パック
収納部810の筐体812を装着し、この上部を後ケー
ス126で覆う構造としている。前記後ケース126の
内側は、上下を仕切る仕切板813が形成され、この仕
切板813と前記筐体812との間に前記送風ユニット
157や充電端子部152などが配置される。
【0203】更に、前記仕切板813の上部は吸気口1
54と排気口155を備え、前記後ケース126の内側
は仕切壁814によって閉じられ、前記後部内部空間1
34と仕切られている。前記仕切板813及び前記筐体
812の上面は図示しない開口部が形成され前記送風ユ
ニット157を介して前記充電パック収納部810内の
放熱が図られる構造となっている。
【0204】図34、図36において、この実施の形態
では、前記後部内部空間134が前後に仕切られ、後部
中央に前記充電パック収納部810が形成され、後部上
方が更に上下に仕切られて、後部上方下部814に前記
送風ユニット152、メイン電源スイッチ803、充電
端子部152が配置され、後部上方上部815に吸気口
154と排気口155が形成される。そして、この充電
パック収納部810の上部に位置する後部上方下部81
4と後部上方上部815とは前記仕切壁813によって
仕切られて通風路として、あるいは熱的に遮断される。
【0205】更に、電源コード接続部123が後ケース
126の背面片側上方に設けられている。この電源コー
ド接続部123は、前記後部上方下部814と後部上方
上部815と仕切られた図示しない区画に収納され、こ
れらと並べて設けている。
【0206】図35において、上記のような構造を備え
るこの実施の形態では、背面部が丸みのある電気掃除機
本体100の最後部に前記電源部111が配置され、こ
の位置に挿入口139が形成されるので、前後方向に厚
みのある充電パック138を収納して、この電源部11
1の上方を前方に傾斜する筐体面とすることができるの
で、丸みのあるコンパクトな電気掃除本体100とする
ことができる。そして、この実施の形態の背面部の外観
は、背面部やや下方に前記充電パック収納部810の挿
入口139を覆う充電蓋145が配置され、その下部に
第3の排気部115が設けられ、この充電蓋145の上
方の傾斜面の上部両側に突出する脚部103が配置さ
れ、この脚部103の間に前記充電端子部152とメイ
ン電源スイッチ803などが配置され、その上部に吸気
口154と排気口155が配置され、片側上部に水平面
を備えた凹部153が形成され、この水平面に電源コー
ドを接続する前記電源コード接続部123が差込口を上
部にして取り付けられる。
【0207】図36において、この実施の形態では、前
記集塵フイルタ116から前記後部内部空間134に導
かれた排気が前記筐体812の下方の空間を通って前記
第3の排気部115から排出される第3の排気通路15
6を構成し、更に前記後部内部空間134に導かれた排
気が前記後部内部壁131にそって上昇して前記第1の
排気部113に連通する前記第1の排気通路164を構
成する。一方、前記電源部冷却通路160は、前記吸気
口154から前記後部上方上部815、後部上方下部8
14を介して前記充電パック収納部810に取り込まれ
て充電パック138を冷却した後、再び前記後部上方下
部と後部上方上部815814を介して排気口155か
ら排気される。ここで、前記後部上方下部と後部上方上
部815は左右に分割され、取り込まれる空気と排気が
混じらないようになっている。
【0208】このように、この実施の形態のように、左
右幅が電気掃除機本体100の横幅に近い大きさの充電
パック138を採用する場合は、この充電パック138
を前後に厚みのある例えば前後に複数段の配列とし、こ
の充電パック138を背面から挿入する構造とすること
が構造面や使い勝手の面から有利である。この場合、電
気掃除本体の背面を上下に分割して下方に電源部111
を配置し、その上部に前記充電端子部152などの内部
装置を配置することで、装置全体のコンパクト化が図ら
れるとともに、充電パックの着脱が容易である。
【0209】次に、図37から図48を参照して、充電
パックとコードリールユニットを取り替え可能に設けた
実施の形態を説明する。図1から図36で説明した実施
の形態は、電源コードを家庭のコンセントにつなぐ手間
が省けて、さっと手軽に使えるようになり、また車の中
のような電源の届かない場所でも掃除できるようにな
る。この実施の形態では、使用者の標準的な掃除の作業
時間と搬送可能な重量、更には吸い込みのパワーなどを
考慮して電源部111の大きさなどを設定している。
【0210】しかしながら、持ち運びする本体ではそれ
ほど大きな容量の充電池を設けることはかえって使い勝
手を低下させることになるため、どうしても吸込み力が
小さくなったり使用時間が短くなる傾向がある。特にそ
れを不満に感じるような場合、たとえば大掃除で長時間
使用したり、毛足の長い絨毯上で掃除するときなどは必
要以上に掃除の時間がかかり、途中で充電池が放電した
りすることがある。また、充電中に突然使いたいケース
も生じる。このような場合、別体の電源コードを取り付
けなければならない課題がある。
【0211】そこで、前記課題を解決するために、図3
7から図48の実施の形態では、充電池を備えた電源ユ
ニットと、家庭内配線から直接電源供給を受けることが
可能なコードリールユニットを取り替え可能なカセット
方式としている。使用者は、自分の使い方により、前記
電源ユニットとコードリールユニットを選択して使うこ
とができる。また、コードリールユニットを直接電気掃
除機本体100に着脱可能とするため、電源コードをむ
き出しのまま収納する手間が省けるので、収納性や取り
扱い性に便利である。
【0212】このような、電源ユニットとコードリール
ユニットを取り替え可能とするカセット構造としてはい
くつか想定される。配置場所としては、前記送風機11
0の周囲に配置するのが有利であり、例えば、前記集塵
室109側からみて、前記送風機110の後方、上部、
下部、側方があるが、重量バランスを考慮すると前記集
塵室109と送風機110を直線で結ぶ線上の位置、即
ち前記送風機110の後方及び上下に配置するのが有利
である。
【0213】一方、各ユニットの装着方法としては、電
気掃除機本体100に予め固定された収納部を備え、こ
の収納部に前記ユニットを挿入する方式と、前記ユニッ
ト自身が電気掃除機本体100の一部を構成するものな
どがある。以下にの説明では最も有効な3つの事例を説
明する。しかし、この3つの事例は代表的な構造であ
り、これに限定されものではない。
【0214】ここで説明する事例は、先ず、図37から
図41の実施の形態では、電気掃除機本体の背面部に電
気掃除機本体100の背面部を構成するユニットを配置
したものである。また、図42から図44の実施の形態
は電気掃除機本体の上面後方にこの電気掃除機本体の上
面の一部を構成するユニットを配置したものである。更
に、図45から図48が電気掃除機本体の最後部に設け
た収納部にユニットを着脱可能に装着するものである。
以下、それぞれの実施の形態を詳細に説明する。
【0215】先ず、図37から図41を参照して、この
実施の形態を説明する。図37は、電気掃除機本体の概
略配置を示す中央縦断面図である。図38は電源ユニッ
トを装着状態を説明する後方斜視図である。図39は、
電源ユニットを装着した後方斜視図である。図40はコ
ードリールユニットを装着した状態とコードリールユニ
ットの内側構造を示す後方斜視図である。図41は、大
容量の電源ユニットを装着した状態を示す後方斜視図で
ある。
【0216】先ず、図37において、この実施の形態の
概略構造を説明する。この実施の形態に係る電気掃除機
本体900は、本体部910と、コードリールユニット
920と、電源ユニット950、951(図40参照)
とから構成される。前記本体部910は、図5で説明し
た後部内部空間134の部分が切り欠かれた構造を備
え、この後部内部空間134の後部以外の構造は図5の
各構造部分と同様な構造を備えている。この本体部91
0の背面部は前記後部内壁131が構成し、この前記後
部内壁131の下部から両側に連続して形成されるユニ
ット支持部911が形成され、この後部内壁131のほ
ぼ中央に前記3つのユニットの電気的な接続をつかさど
る凸状の接続端子部912が設けられ、更に、この後部
内壁131の上部に前記3つのユニットを連結するクラ
ンプ受部913が設けられている。更に、前記ユニット
支持部911の下部ユニット支持部911aの内側に
は、前記3つのユニットの連結位置を決定する位置決め
用の突起914が設けられている。更に前記後部内壁1
31の前記排気フイルタ収納部136と隣接する部分に
は図5の実施例と同様に前記排気フイルタ収納部136
に収められた排気フイルタ116を通過した排気を排出
するための開口部151が形成されている。
【0217】一方、前記3つのユニット(コードリール
ユニット920と、電源ユニット950、951)は、
その外形が何れも前記後部内壁131と対応する主体面
931または961と、前記ユニット支持部911と対
応する周側面932または962とを備えている。そし
て、前記主体面のほぼ中央には、前記凸状の接続端子部
912と接続可能な凹状の接続端子部933または96
3を備えている。更に、前記主体面の上部には、前記ク
ランプ受部913と連結するクランプ止部934または
964が設けられている。更に、前記周側面932また
は962の下部周側面932aまたは962aには、前
記突起914と連結する連結凹部935または965が
それぞれ設けられている。
【0218】加えて、前記3つのユニットの上部には、
その上部に前記クランプ止部934または964が配置
される切欠部916が形成されている。この切欠部91
6は、前記本体部910に装着した際に、この本体部9
10の前記メインハンドル部107の握り部がこの切欠
部916に入り込むことで、この切欠部916の上面に
設けた前記クランプ止部934または964を隠蔽する
ので、誤ってこのクランプ止部934または964を操
作することを軽減している。更に、前記メインハンドル
部107が、この切欠部916に入り込むことで、各ユ
ニットの連結状態が確認されるので、各ユニットの装着
不十分により接続不良や下の防止となる。
【0219】更に、前記コードリールユニット920
は、その内部に電源コード936(図39参照)を巻き
取り収納するリール部939収納が設けられ、更に、前
記主体面931の下方には、前記開口部151と連通す
る吸気口937が設けられ、このコードリールユニット
920の背面壁の上部には排気口938が設けられてい
る。
【0220】一方、電源ユニット950、951は、そ
の内部に前記充電パック138が設けられている。この
2つの電源ユニット950、951の大きな違いは、こ
の内蔵された充電パック138の容量が異なる。つま
り、大きな容量を備えた電源ユニット950は、大きな
容量を備えた充電パック138を備えているため、小さ
な容量の充電パック138を備えた電源ユニット951
より、必然的に内部容積が大きくなるため、前後方向
(紙面上の左右方向)の長さが前記電源ユニット951
より大きくなっている。これにともなって、電源ユニッ
ト950は、周側面962aの後方に補助車輪966が
設けられている。更に、この電源ユニット950、95
1の背面壁には前記吸気口154と前記排気口155が
設けられている。また、この2つの電源ユニット95
0,951は必要により、その内部に前記送風ユニット
157を備えることができる。なお、図37に示す電源
ユニット950は前記送風ユニット157を配置した実
施例を示している。
【0221】さて、図38、図39は、前記本体部91
0の前記ユニット支持部911に前記コードリールユニ
ット920を装着することを説明するものである。この
実施の形態では、前記ユニット支持部911は下部ユニ
ット支持部911aから両側ユニット支持部911bに
向かって上方に徐々に開放した形態を備え、前記3つの
ユニットの下方及び両側を安定支持し、かつ着脱が容易
な形状を備えている。図38に示すコードリールユニッ
ト920は、前記主体面961側を示して図示され、本
体部910は装着前の状態を示し、図39は装着した状
態を示している。
【0222】図36において、前記コードリールユニッ
ト920は、前記本体部910に収納された状態で前記
ユニット支持部911と周側面932が勘合して前記本
体部910とコードリールユニット920が一体化され
て連続した電気掃除機本体900としての外観を備える
ようになっている。そして、前記背面側には、この電気
掃除機本体900の縦収納姿勢を大車輪104とともに
支持する前記脚部103と、前記電源コードを936を
引き出すためのコード口940が設けられている。
【0223】図40において、この図40は前記電源ユ
ニット951を装着した状態を示している。この電源ユ
ニット951を装着した状態では、前記コードリールユ
ニット920と同様に前記本体部910に収納された状
態で前記ユニット支持部911と前記周側面962が勘
合して前記本体部910とこの電源ユニット951が一
体化されて連続した電気掃除機本体900としての外観
を備えるようになっている。そして、前記背面側には、
この電気掃除機本体900の縦収納姿勢を大車輪104
とともに支持する前記脚部103と、この縦収納姿勢で
充電可能とする前記充電端子部152と、一方の片側の
上下に分割して設けた前記吸気口154と、他の片側に
設けた前記排気口155を備えている。
【0224】電源ユニット951は、その内部に前記図
7(b)で説明したと同様に、20個のセル138aを
1列配置した充電パック138と、前記充電端子部15
2などを前後に配置しているが、排気方法を上下方向か
ら左右方向とした点で異なっている。したがって、この
電源ユニット951によれば25分程度の運転時間が可
能である。
【0225】図41において、この図41は前記電源ユ
ニット950を装着した状態を示している。この電源ユ
ニット950を装着した状態では、前記電源ユニット9
51と同様に前記本体部910に収納された状態で前記
ユニット支持部911と前記周側面962が勘合して前
記本体部910にこの電源ユニット951が取りつけら
れる。しかし、この電源ユニット951は前後方向(奥
行方向)に長い筐体としているので、内蔵する大きな充
電パック138の投影面積部分が後方に張り出した形状
となる。したがって、この電源ユニット950の上部
は、前記本体部910と一体化されて連続した電気掃除
機本体900としての外観を備えるようになっている。
【0226】この実施の形態では、前記大車輪104よ
り後方に張り出した形態を備えているため、この電源ユ
ニット951の背面部は、ほぼフラットな垂直面で形成
され、その下部に横長の清掃姿勢から縦長の縦収納姿勢
に変化させるための前記補助車輪966を備え、上部に
は、この補助車輪966とともに縦収納姿勢を維持させ
る前記脚部103を備えている。
【0227】更に、この縦収納姿勢での充電するための
前記充電端子部152と、一方の片側の上下に分割して
設けた前記吸気口154と、他の片側に設けた前記排気
口155を備えている。
【0228】このように、この実施の形態によれば、3
つの前記ユニットは何れも周側面932または962が
上方に開放して形成される前記ユニット支持部911に
案内されて所定の位置に案内される。この所定の位置に
は前記3つのユニットを位置決めする位置決め突起91
4が設けてあるので、この突起914に連結凹部935
または965が連結して、先ず、下方の位置が特定され
る。そして、この下方の位置を支点にして、上部を前記
ユニット支持部911内にユニットを押し込めば前記接
続端子部912と接続端子部933または963を簡単
に接続することができ、最後に最上部の前記クランプ受
部913に前記クランプ止部934または964を取り
付けることで、操作性が良好となる。このように、先
ず、下部の位置を決め、上部を押し込む操作を行うこと
で、使用者は重量のある各ユニットを最初に本体部91
0に乗せ、それから、最終的な位置決め操作を行うこと
ができるので、着脱時間を短縮することができる。
【0229】また、図37、図38に示すように、この
実施の形態では、コードリールユニット920を装着し
た際に前記開口部151と連通する吸気口937を備え
ることにより、本体部910の排気を前記リール部93
9に巻き込まれた電源コードを936の冷却に使用する
ことができる。これに対し、前記排気が悪影響を与える
前記電源ユニット950、951については、前記開口
部151が前記主体面961によって塞がれるので、新
たにシャッタ機構や通風路を設けることなく排気の切り
替えを行うことができる。
【0230】また、このように、一面が開放した本体部
910の前記1面に、前記3つのユニットを選択的に取
り付ける構造によれば、前記本体部910の一方が常に
開放されているので、この開放された方向にユニットの
大きさを拡張することができるので、前記電源ユニット
950、951のように大きさ、容量の異なるユニット
が取り付けられるので、拡張性やシリーズ化を容易に図
ることができる。しかも、この拡張ユニットにより、電
気掃除機本体900の全体の大きさが変化するので、大
きな容量を基準にて小さいものを収納可能とする構造に
比べて前記電源部111の大きさ、容量にあった電気掃
除機本体900を使用することができる。即ち、この実
施の形態では、後方が開放してスペースに余裕が有るこ
とから、前記電源ユニット(950,951)の容量を
複数設定すれば、軽量タイプを望む場合は小容量型、強
く長く使用したい場合は大容量型というように、購入時
や使用時に選択可能にできるので、より使用者の好みに
合わせられ使用満足度を向上できる。
【0231】次に、図42から図44を参照して、この
実施の形態を説明する。図42は電気掃除機本体に電源
ユニットとコードリールユニットを取替え可能に設けた
後方斜視図である。図43は電源ユニットを装着した状
態の後方斜視図である。図44は電源ユニットを装着し
た状態の電気掃除機本体の中央断面図である。
【0232】図42において、この実施の形態の係る電
気掃除機本体901は、本体部911と、この本体部9
11の上部後方に取り替え可能に取り付けられる電源ユ
ニット952と、コードリールユニット921とを有し
ている。前記本体部911は、図44に示すように、前
記ホース取付部101を前部に備えた前記集塵室109
と、この集塵室109の後方に配置される前記送風機1
10と、この送風機110の後方に配置される排気フイ
ルタ収納部136と、前記送風機110と前記排気フイ
ルタ収納部の上部に配置されるユニット収納部850、
前記集塵室109と前記送風機110の上部に配置され
る基板配置部851とを備えてる。
【0233】前記集塵室109と前記送風機110と排
気フイルタ収納部136は、前記ホース取付部101の
軸線と前記送風機110の回転軸がほぼ一致する軸線上
に1列に配置することで、従来の送風機の後方にコード
リールユニットを配置したものに比べて前後方向(図面
上の左右方向)より極端に前後方向を短くでき、また、
従来の送風機とコードリールユニットを左右に並べて設
けたものに比べて左右方向(横幅)の大きさが小さくす
ることができる。
【0234】そして、前記ユニット収納部850は、前
記フアン部146の後方に配置される径の小さな駆動モ
ータ部147と前記排気フイルタ収納部136の上方に
配置されることで、前記従来例に比べて高さ方向が多少
高くなる傾向になるが、径の大きな前記フアン部146
を避けて前記駆動モータ部147と前記排気フイルタ収
納部136の上部にユニット収納部を設けることで高さ
を低く押さえることができる。更に、前記フアン部14
6と前記集塵部109の上部の空間を利用して前記回路
基板143を備えた基板配置部851としている。
【0235】また、この配置によれば、前記メインハン
ドル部107の回転軸108の下方に重量のある前記送
風機110と電源ユニット952とコードリールユニッ
ト921が集中配置されるので、前記メインハンドル部
107を介しての搬送がバランスの取れたものとなる。
また、前記配置によれば重量が異なるが前記電源ユニッ
ト952とコードリールユニット921が取り変えられ
ても前記メインハンドル部107を介しての保持に際し
バランスの差が生じにくい。
【0236】図42に戻り、この実施の形態では、前記
ユニット収納部850を前記本体部911の上部後方
に、上方と後方が開放した凹状に形成している。即ち、
前記ユニット収納部850は、前部壁面852と両側の
壁面853を備え上方と後方が開放している。そしてこ
のユニット収納部850の底面854は、ほぼフラット
に形成され、そのほぼ中央に凸状の接続端子部912が
配置され、前記排気フイルタ収納部136と隣接する部
分に通気部855が設けられている。更に、この底面8
54の前部(前部壁面852の下部)に位置決め凹部8
56が設けられ、この底面854の後部にクランプ受部
913が設けられている。
【0237】一方、前記2つのユニット(前記電源ユニ
ット952とコードリールユニット921)の外形は、
前記ユニット収納部850に収まる大きさを備えてい
る。そして、この2つのユニットともこのユニットを前
記ユニット収納部850に収納した際に前記底面854
と接する面941、967に、前記凸状の接続端子部9
12と接続する凹状の接続端子部933、963を備
え、更に、前記位置決め凹部856に挿入される位置決
め突起942、968を備え、更に、前記クランプ受部
913と連結するクランプ止部934または964が設
けられている。更に、前記コードリールユニット921
は、前記面941に前記通気部855と連通する吸気口
943を備え、設置状態で背面部となる部分にコード口
940を備えている。
【0238】このような構造を備えたこの実施の形態で
は、先ず、前記ユニットの先端部となる位置決め突起9
42、968を前記底面854に接触させて、そのまま
このユニット収納部850に押し込むと、前記位置決め
突起942、968が位置決め凹部856と勘合してこ
のユニットの位置が特定される。そして、ユニットの後
端部を下方に挿入させれば、前記凸状の接続端子部91
2と前記凹状の接続端子部933、963とが接続さ
れ、更に、前記クランプ受部913とクランプ止部93
4または964が連結されて、各ユニットを本体部91
1に一体化することができる。この際、前記コードリー
ルユニット921の前記通気部855と吸気口943も
連通することとなる。なお、取り外しは、図43に示す
ように、露出する前記クランプ止部934または964
を操作して取り外すこととなる。
【0239】このように、この実施の形態では、横姿勢
の電気掃除機本体901の最上部の高い位置の上面に、
上方から前記ユニットを着脱することができるので操作
性が良好である。しかも、斜め後方から前記操作を行う
ことができるので、位置決めなどの作業性が良好とな
る。
【0240】また、この実施の形態では、前記充電端子
152を本体部911の最後部となる背面壁の中央に、
前記排気フイルタ収納部136と連通する排気部857
と並べて設けている。更に、この両側には前記脚部10
3が設けられている。
【0241】図43において、前記2つのユニットは、
本体部911に収納された状態で、この本体部911の
上面を構成する部分に前記メインハンドル部107のハ
ンドル収納部944、969を備えている。例えば、前
記電源ユニット952を装着した状態を示している図4
3から明らかなように、前記ハンドル収納部969は、
前記メインハンドル部107を倒したときに収納して本
体部911の上面をほぼ一様な曲面とするようになって
いる。
【0242】このような形態を備えることにより、通常
のメインハンドル部107を倒した清掃姿勢では前記ユ
ニットの着脱が固定されるので、ご操作を軽減でき、前
記ユニットの落下を防止することができる。なお、この
電源ユニット952には、内蔵する前記送風ユニット1
57を介した冷却に使用する吸気口154と排気口15
5が設けられ、前記コードリールユニット921も図示
しないが排気口938が設けられている。
【0243】図44において、この実施の形態では、前
記送風機110から排出された空気は、後方の前記排気
フイルタ収納部136に導かれて、斜めに傾斜して配置
される排気フイルタ116を通過して前記排気部857
から排出される。この実施の形態では、前記ユニット収
納部850に収められるユニット(コードリールユニッ
ト920と、電源ユニット950、951)がメインハ
ンドル部107との関係で上方を拡張することができな
いので、ユニット拡張は後方となる。このため、前記排
気フイルタ収納部136を大きくすることができるの
で、ここに収められる排気フイルタ116を大きくした
り、図示しない消音材の量をふやすことができる。この
ため、この実施の形態では、この排気フイルタ収納部1
36を通過する排気のクリーン度を向上させるととも
に、騒音を低く押さえることができる。したがって、こ
の実施の形態の配置構造は、上記効果を得るために良好
な構造であるといえる。
【0244】また、この実施の形態でも、前記の実施の
形態と同様に、電源ユニット952の内部に前記送風ユ
ニット152を備えて、前記電源ユニット952の上部
から空気を吸い込んで後方に排気する電源部冷却通路1
60を備えている。
【0245】図45から図48を参照して、この実施の
形態を説明する。図45は電気掃除機本体に電源ユニッ
トとコードリールユニットを取替え可能に設けた後方斜
視図である。図46は電源ユニットを装着した状態を示
す電気掃除機本体の後方斜視図である。図47はコード
リールユニットを装着した状態を示す電気掃除機本体の
後方斜視図である。図48はコードリールユニットを装
着した状態の電気掃除機本体の中央縦断面図である。
【0246】図45、図48において、この実施の形態
に係る電気掃除機本体902は、本体部912と、この
本体部912に収納される電源ユニット953と、コー
ドリールユニット922とを備えている。前記本体部9
12は、図48に示すように、前記ホース取付部101
を前部に備えた前記集塵室109と、この集塵室109
の後方に配置される前記送風機110と、この送風機1
10の下方に配置される前記排気フイルタ収納部136
と、前記送風機110と前記排気フイルタ収納部136
の後方に配置されるユニット収納部860と、前記集塵
室109の上部に配置される基板配置部851とを備え
てる。
【0247】前記ユニット収納部860は、前記本体部
912に対して上方が開放し、前後方向に扁平なほぼ直
方体の袋状に形成され、この上部に形成される挿入口8
61から前記2つのユニット(電源ユニット953とコ
ードリールユニット922)を選択して挿入することが
できる。また、この挿入口861は、斜めにカットされ
ており、この挿入口861から露出する前記ユニットの
面積を結果的に増やして、この露出する面に配置される
通風口の開口面積を増やしている。更に、この挿入口8
61の上方位置に倒した状態の前記メインハンドル部1
07の握り部分が位置するようになっている。
【0248】また、前記2つのユニットの概略形状は、
前記ほぼ直方体の袋状をなす前記ユニット収納部860
に挿入可能な扁平な直方体形状を備え、その上部に取っ
手945、970を備えている。この取っ手945、9
70は、長手方向に沿って形成されたアーチ状の形態を
備え、その長手方向の横幅はU字型の前記メインハンド
ル部107に嵌り込む大きさを備えている。これによっ
て、前記ユニットを装着してメインハンドル部107を
収納することで前記ユニットが固定されるようになって
いる。したがって、この実施の形態では、前記取っ手9
45、970を前記ユニット収納部860の着脱と固定
に使用することができる。
【0249】この他に、この実施の形態では、より安全
性を考慮して、この取っ手945、970の上面には固
定レバー946、971を設けている。この固定レバー
946、971は、引き起こした状態から元に戻すこと
で、側壁に設けたロック爪947、972が突出して、
前記ユニット収納部860の内壁の上端に形成した開口
穴862に嵌り込んで、このユニットを固定するように
なっている。
【0250】更に、前記ユニット収納部860の送風機
側の内壁には前記凸状の接続端子部912が設けられ、
これに接続される凹状の接続端子部948または973
が2つのユニットの扁平な面に形成されている。この凹
状の接続端子部948または973、下方に開いた溝状
に形成されており、前記ユニットをこのユニット収納部
に装着する際に、前記突出した凸状の接続端子部912
が前記溝に沿って前記凹状の接続端子部948または9
73まで導かれて接続するようになっている。
【0251】更に、前記コードリールユニット945は
前記凹状の接続端子部948の配置面の下方に前記排気
フイルタ収納部136と連通する前記吸気口943が設
けられている。
【0252】また、前記本体部912の背面壁には一対
の前記脚部103と、この脚部103の間に配置される
前記排気フイルタ収納部136と連通する前記排気部8
57が設けられている。
【0253】図46において、前記電源ユニット970
は、前記本体部912に装着した際に、前記斜めにカッ
トされた挿入口861に合わせて、その上部形状が斜め
にカットされている。この斜めにカットされて前記挿入
口861から露出する部分に前記吸気口154と排気口
155が設けられている。
【0254】図47において、前記コードリールユニッ
ト945も、前記電源ユニット970と同様の上面形状
を備え、その斜めにカットされて前記挿入口861から
露出する部分に前記排気口938とコード口940を左
右に並べて設けている。
【0255】図48において、前記電源ユニット970
は、上部の斜めにカットされた部分の内部に前記送風ユ
ニット157を斜めにして配置し、前記充電パック13
8は図32で説明した4個直列配置して上方に3段、こ
の後方に2段のものが並ぶ前後2段配置と同様な配列と
しながらも、前後の配置を千鳥に配列することで前後の
長さ(図面の左右方向)を小さくするこの電源ユニット
970の薄型化を図っている。
【0256】このように、選択的に挿入可能な前記電源
ユニット970とコードリールユニット945の殆どを
本体部912に収納する場合は、これらユニットを薄い
扁平な箱型形状とすることが装置全体の薄型化やコンパ
クト化に有効である。そして、このユニットを前記送風
機110の後部に上方から挿入する方式とすることで、
機械的かつ電気的な接続がユニット自身の重量により確
かに行うことができる。しかも、前記ユニットの露出す
る部分が本体部912の背面上部に位置するので電源コ
ードの引き回しや排気が良好となる。
【0257】(吸口体の他の応用例)次に、図49から
図52を参照して、吸口体500の他の応用例を説明す
る。図49から図51は電源部510の着脱構造の実施
の形態、図52は自在連結部を含めた他の実施の形態で
ある。
【0258】先ず、図49から図51を参照して、電源
部510の他の着脱構造について説明する。図49は吸
口体の後方から充電パックを着脱する状態を示す後方斜
視図である。図50は吸口体の側方から充電池を着脱す
る状態を示す後方斜視図である。図51は吸口本体の側
方から充電池を装着する吸口体の部品展開図である。
【0259】前記図11で説明した吸口体500は吸口
体1000の底面から充電パック511を装着する構造
を取っていたが、これに限定されるものではない。この
図49から図51に示す吸口体500は、前記張出部1
040の所定の位置に充電パック511またはセル13
8a(市販の単三乾電池でもよい)を1個ずつ着脱する
ものである。
【0260】図18において、この実施の形態は、吸口
本体100の前記張出部1040に配置される前記軸受
部1010が円弧状で形成されていることを利用して充
電パック511を着脱す実施の形態であり、基本的な構
造は前記図11と同様な構造を備えている。前記軸受部
1010は、円弧状に形成されているために、その下部
に配置される充電パック収納室1109の上面との間に
は後方に開いたほぼ三角形状の空間が形成される。
【0261】このほぼ三角形状の空間は、図49に示す
ように、前記軸受部1010が前記自在連結部1500
を吸口本体1000に垂直方向に回転可能とする第1の
回転軸部1503を構成するため、この自在連結部15
00を垂直な姿勢にすることで、吸口体500の後方か
らその後方に開いた空間1171部分を露出させること
ができる。この実施の形態では、この露出する部分に挿
入口1170を形成し、この挿入口1170と前記充電
パック収納室1109とを前記から前記三角形状の空間
1171を利用して連絡することで、吸口本体1000
に大きな挿入するための開口部を形成することなく充電
パック511を着脱可能とすることができる。
【0262】前記挿入口1170には挿入蓋1172を
ねじなどを介して塞ぐことで前記充電パック511の収
納を確かなものとすることができる。この実施の形態で
は、通常見られにくい部分でありながら着脱時には広く
開放して作業性が良好な部分から充電パック511の着
脱を可能としているので、悪戯されにくく、破損が起こ
りにくく、意匠的効果も期待できる。
【0263】図50において、この実施の形態は、前記
張出部1040の側方に挿入口1173を設けたもので
ある。前記充電パック収納室1109は前記張出部10
40内に設けられているので、この張出部1040の側
壁に前記挿入口1173を形成することで、この挿入口
1173から前記充電パック収納室1109に電池を挿
入することができる。この挿入口は充電パック511を
挿入可能な大きさとしてもよいが、セル138aを1個
ずつ挿入する大きさとすることで、この挿入口1173
を小さくすることができる。しかも、この挿入口117
3の位置を前記後部車輪1117に近接して形成するこ
とで、挿入蓋1174を前記後方車輪1117の着脱構
造と兼用させることができる。例えば、この実施の形態
では、前記挿入蓋1173の一端を前記張出部1040
に差し込み、他の一端を前記後部車輪1117の回転軸
を固定する固定ねじ1174で固定するようにしてい
る。これにより、部品点数を少なくすることができる。
【0264】図51において、この実施の形態に係る吸
口体550は、大口径の回転ブラシ551の中に電源部
552や駆動モータ553を設けたものである。即ち、
前記吸口体550は、吸口本体554と前記自在連結部
1500とから構成される。前記吸口本体554は、側
面からみて上部がほぼ半円形の外形状を備え、上面から
みて、この半形状部分の中央後方に前記張出部1040
が設けた凸形状にも似た横長の形状を備えている。
【0265】前記吸口本体554は、下部を構成する下
ケース555と、上部を構成する上ケース556とか
ら、この上下ケース555、556を図示しないねじで
固定することで、前記回転ブラシ551や前記自在連結
部1500を固定される。なお、前記自在連結部150
0に関する前記吸口本体554との連結構造や動作構造
は、図11のものと同一のため説明を省略する。
【0266】上下ケース555、556の両側には組み
合わされた状態で円形となる開口部557が形成され、
この開口部557に円形の回転ブラシ保持部558が配
置され、この回転ブラシ保持部558に両端を支持され
て筒状の前記回転ブラシ551が回転可能に取り付けら
れる。前記下ケース555の底面には吸口開口部563
が形成され、この吸口開口部563から前記回転ブラシ
551のブラシ部分が露出する。
【0267】前記各回転ブラシ保持558は、その外側
にキャップ559、560が装着される。前記キャップ
559はモータ保持部561を備え、前記キャップ56
0は筒状の電源部552を備えている。そして、前記キ
ャップ559、560が取り付けられた状態で、前記電
源部552と駆動モータ553とモータ保持部561
が、前記回転ブラシ551内で連結する。更に、前記回
転ブラシ551のモータ保持部561側には円形のギヤ
リング561が形成され、このギャリング561に前記
駆動モータ553のギヤが簡略化して図示したギャ機構
部562を介して連結する。
【0268】この実施の形態によれば、前記電源部55
2と駆動モータ553が前記回転ブラシ内に配置される
ので、吸口体550の小型化が図れる。なお、この実施
の形態では、駆動モータ553を前記回転ブラシ551
内に設けているが、これをこの回転ブラシ551から取
り出して、外側から大口径の回転ブラシ551を回転す
るようにしてもよい。この場合、前記筒状の電源部55
2の両端を前記キャップ559,560で支持するよう
にする。
【0269】次に、図52を参照して他の自在連結部1
550を備えた吸口体570について説明する。図52
は、電源部571を取り外した状態の後方斜視図であ
る。図において、この吸口体570は吸口本体572と
自在連結部1550とから構成される。前記吸口本体5
72は、その背面中央に垂直面が形成され、この垂直面
に前記自在連結部1550を回転可能に連結する円形の
開口部からなる軸受部573を備え、その両側下部に後
方に張り出した一対の張出部574を備えている。そし
て、この一方、または必要により両方の前記張出部57
4に取付カバー575を介して前記電源部571を着脱
可能に設けている。
【0270】なお、この実施の形態では、前記張出部5
74の底面にそれぞれ横滑り可能な図示しない車輪を設
けているが、両張出部574の後端部にその回転軸を支
持される横幅のある車輪を設けてもよい。
【0271】一方、前記自在連結部1550は、前記軸
受部573と回転可能に連結される第1の腕部1551
と、前記第1の腕部1551の他の一端に回転部155
3を介して折れ曲がり可能に連結される第2腕部155
2とから構成される。前記第2の腕部1552の他端は
前記接続管400と連結される。ここで、前記軸受部5
73によってZ2方向に回転する第1の腕部1551の
回転中心Z1は清掃面とほぼ平行に構成され、前記回転
部1553は前記Z1軸に対して第2の腕部1552を
折れ曲がる方向Z3に回転させる。この構造によれば、
前記11に示す自在連結部1500と同様な動きを達成
することができる。
【0272】前記自在連結部1550を備えた吸口体5
70は、第1の腕部1551が吸口本体572から後方
に張り出すので、この張り出した第1の腕部1551を
保護したり、前記吸口本体572の前端部の浮き上がり
を防止するために、前記張出部574が必要となる。そ
こで、この実施の形態では、この張出部574のデッド
スペースを利用して、前記電源部571を配置してい
る。このような構造を採用することにより吸口体570
の小型化を実現することができる。
【0273】(電気掃除機の他の応用例)次に、図53
は、排気循環方式と呼ばれる電気掃除機に充電方式の電
源部111を備えた実施の形態を示したものである。図
53は、この実施の形態に係る電気掃除機10Aの空気
の流れを模式的に示した概略図であり、(a)図が全体
の構成図、(b)図がサブ吸口体を取り付けた接続管の
先端部の概略構造図である。
【0274】従来から、塵埃とともに取り込んだ空気を
再び吸口体に戻して、この戻した空気で塵埃を取り込む
構造の排気循環方式とよばれる電気掃除機が知られてい
る。この排気循環方式の電気掃除機は塵埃を運ぶ媒体と
なる空気を循環させるために衛生的である利点がある
が、その一方で吸い込み効率が悪いという課題を備えて
いる。このような排気循環方式を充電式掃除機に導入し
ようとした場合、吸い込み効率を上げるために工夫が必
要である。
【0275】そこで、この実施の形態では、前記手元ハ
ンドル300Aに排気通路を遮断または排気を漏らすな
どして吸口体500Aに戻す排気を調整する調整弁50
を備えている。
【0276】図53において、この実施の形態に係る排
気循環型充電式掃除機10Aは、排気循環型充電式掃除
機本体100Aと、この排気循環型充電式掃除機本体1
00Aのホース取付部101Aに取り付けられて、排気
の入出が可能な柔軟性のある吸引ホース200Aと、前
記吸引ホース200Aの他端に取り付けられて、排気の
入出が可能な手元ハンドル300Aと、前記手元ハンド
ル300Aに取り付けられて、排気の入出が可能な接続
管400Aと、前記接続管400Aに取り付けられて、
排気の入出が可能な該接続管400に連通する排気循環
型充電式吸口体500Aとから構成される。
【0277】前記排気循環型充電式掃除機本体100A
は、その前部にホース取付部101Aを備えた前記集塵
室109と、この集塵室109の後方に配置される前記
送風機110と、この送風機110の後方に配置される
充電池を有する前記電源部111と、前記送風機110
の上部に配置される排気フイルタ116を備える排気フ
イルタ収納部136とを備えた前後方向に長い筐体形状
を備えている。そして、図1に示す電気掃除機本体10
0と同様な構造の一対の大車輪104と自在車輪105
を備えている。更に、前記充電部111も前で説明した
ものと同様な構造を備えている。
【0278】前記ホース取付部101Aは2重の管構造
になっており、その中央管部Aから取り込んだ空気を前
記集塵室109に導入させ、外周管部Bから排気する構
造を備えている。つまり、前記集塵室109に導入され
た塵埃を含んだ空気は、この集塵室109に備えた図示
しない集塵袋に塵埃を残して前記送風機110に取り込
まれ、その上部の排気フイルタ収納部136内の排気フ
イルタ116を通過することでクリーンな排気となり、
この排気フイルタ収納部136と前記ホース取付部10
1Aの外周管部Bに連通する通路51を介して前記吸引
ホース200Aに供給される。
【0279】一方、前記吸引ホース200Aと前記手元
ハンドル300Aと前記接続管400Aは、それぞれ塵
埃を含んだ空気を前記集塵室109に搬送する中央管部
Aと、クリーンな排気を前記吸口体500Aに供給する
外周管部Bとからなる2重管構造の通風路を備えてい
る。ここで、前記手元ハンドル300Aは、前記外周管
部Bに、前記吸口体500Aに戻る排気を調整する前記
調整弁50が設けられている。
【0280】また、前記吸口体500Aは、前記2重管
構造を備えた以外は前記図11の前記吸口体500と同
様な構造を備えた自在連結部1500Aと、この自在連
結部1500Aからの空気を前記吸引室1020に導入
し、再び前記自在連結部1500Aに排気する構造を有
する吸口本体1000Aとから構成される。前記吸口本
体1000Aは、前記図11と同様な配置構成を備えて
おり、その前部に前記吸引室1020が配置され、その
後方中央に前記自在連結部1500Aと電源部511が
上下に配置され、この左右に駆動モータ502と回路基
板503を左右に振り分けて配置している。そして、前
記吸引室1020に前記駆動モータ502により回転す
る前記回転ブラシ501が配置されている。
【0281】以上のような構造を備える電気掃除機10
Aは、前記回転ブラシ501が回転することで清掃面を
ブラッシングして舞い上がった塵埃をこの吸口体500
Aに供給される排気空気ととも前記自在連結部1500
Aの中央管部Aに導入することができる。これにより、
従来取りづらかった溝など塵埃を吸い取ることができ
る。そして、前記自在連結部1500Aの中央管部Aに
導入された塵埃を含んだ空気は、前記接続管400Aと
前記手元ハンドル300Aと前記吸引ホース200Aの
中央管部Aを通って前記集塵室109に取り込まれ、排
気は、前記吸引ホース200Aと前記手元ハンドル30
0Aと前記接続管400Aの外周管部Bを通って再び前
記自在連結部1500Aの外周管部Bから前記吸引室1
020に戻される。
【0282】この実施の形態によれば、前記清掃面に対
応して多様な清掃が可能となる。例えば、前記回転ブラ
シ501を回転する否かを吸口体500Aに設けたスイ
ッチ(フットスイッチ1050)などにより簡単に選択
できる。しかも前記調整弁50を開放するか否かにより
通常の排気循環しない清掃と排気循環させる清掃を選択
して、前記回転ブラシ501の運転と組み合わせること
ができる。更には、この調整弁50が前記手元ハンドル
300Aに設けてあるので、使用者は立ち姿勢で前記操
作を組み合わせて使うことができる。そして、この調整
弁50から噴出される空気はクリーンな空気である。な
お、この調整弁50から噴出される空気を前記接続管4
00Aの方向に噴出すことにより、使用者に排気があた
って嫌な印象を与えることを軽減できる。しかも、この
高さであれば、排気が清掃面の塵埃を吹き上げることが
ない。
【0283】更に、この実施の形態によれば、(b)図
に示すように、前記接続管400Aの先端に隙間用サブ
吸込体52を取り付けた場合は有効である。即ち、前記
したように排気循環方式の場合、隙間清掃に課題がある
ため、前記サブ吸込体52を取り付けると吸引力が低下
するが、この実施の形態では、前記調整弁50を備える
ことにより、この課題を軽減することができる。なお、
外周管部Bの無いサブ吸口体を使うことも考えられる
が、逆に、排気の行き場所が無くなるという課題がでて
くる。この点、この実施の形態ではこの課題を解決する
ことができる。
【0284】
【発明の効果】本発明によれば、充電池を備えた電気掃
除機本体と吸口体を特定の収納姿勢のまま収納して充電
姿勢として、前記電気掃除機本体と吸口体に対して良好
な充電を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電気掃除機システ
ムの縦収納姿勢の外観図であり、縦収納姿勢の電気掃除
機を充電台にセットしようとする外観図とセットした状
態を並べて図示している。
【図2】この発明の実施の形態に係る電気掃除機の清掃
状態を示す外観図である。
【図3】この発明の実施の形態に係るは電気掃除機本体
の外観図で(a)図が前方斜視図、(b)図が平面図、
(c)図が正面図、(d)図が右側面図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の
部品構成図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の
中央縦断面図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体に
電源部を挿入する状態を示す後方斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る充電部の説明図で
あり、(a)図が電気掃除機本体の後方カバーを外した
状態の後方斜視図、(b)図が充電部の構造を示す透視
図である。
【図8】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の
排気の流れを示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の
排気の流れを示す横断面図である。
【図10】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の車輪からの排気を説明する要部断面図である。
【図11】この発明の実施の形態に係る吸口体の前方斜
視図である。
【図12】この発明の実施の形態に係る吸口体の部品展
開図である。
【図13】この発明の実施の形態に係る吸口体の底面に
設けた電源蓋及び回転ブラシ固定する支持板を取り外し
た状態の底面斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態に係る吸口体の自在連
結部を寝かせた状態の正面図である。
【図15】この発明の実施の形態に係る吸口体の自在連
結部を寝かせた状態の平面図である。
【図16】この発明の実施の形態に係る吸口体の自在連
結部を寝かせた状態の右側面図である。
【図17】この発明の実施の形態に係る吸口体の自在連
結部を寝かせた状態の底面図である。
【図18】この発明の実施の形態に係る吸口体の中央縦
断面図、(a)図が軸受部の下方に電源部を設けた断面
図、(b)図が電源部を後方に設けた断面図である。
【図19】この発明の実施の形態に係る吸口体の自在連
結部を折りたたんだ状態の外観図であり、(a)図が正
面図、(b)図が右側面図である。
【図20】この発明の実施の形態に係る吸口体の車輪付
スイッチの部分断面図である。
【図21】この発明の実施の形態に係る充電台から電源
コードを取り出した状態の斜視図である。
【図22】この発明の実施の形態に係る充電台の部品構
成図である。
【図23】この発明の実施の形態に係る充電台の平面図
である。
【図24】この発明の実施の形態に係る充電台の側面図
である。
【図25】この発明の実施の形態に係る充電台の後方斜
視図である。
【図26】この発明の実施の形態に係る充電台の底面図
である。
【図27】この発明の実施の形態に係る充電台の応用例
の斜視図である。
【図28】この発明の実施の形態に係る充電台に電気掃
除機をセットした状態の側面図である。
【図29】この発明の実施の形態に係る充電台付電気掃
除機システムを室内に設置した状態の上面図である。
【図30】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の内部機構を点線で示した内部透視斜視図である。
【図31】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の充電パックを取り外した状態の後方斜視図である。
【図32】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の充電パックを取り外した状態の後方斜視図である。
【図33】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の部品展開図である。
【図34】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の内部機構を点線で示した内部透視斜視図である。
【図35】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の後方斜視図である。
【図36】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の概略配置を示す中央断面図である。
【図37】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の概略配置を示す中央縦断面図である。
【図38】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の電源ユニットを装着状態を説明する後方斜視図であ
る。
【図39】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の電源ユニットを装着した後方斜視図である。
【図40】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
のコードリールユニットを装着した状態とコードリール
ユニットの内側構造を示す後方斜視図である。
【図41】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
の大容量の電源ユニットを装着した状態を示す後方斜視
図である。
【図42】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
に電源ユニットとコードリールユニットを取替え可能に
設けた後方斜視図である。
【図43】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
に電源ユニットを装着した状態の後方斜視図である。
【図44】この発明の実施の形態に係る電源ユニットを
装着した状態の電気掃除機本体の中央断面図である。
【図45】この発明の実施の形態に係る電気掃除機本体
に電源ユニットとコードリールユニットを取替え可能に
設けた後方斜視図である。
【図46】この発明の実施の形態に係る電源ユニットを
装着した状態を示す電気掃除機本体の後方斜視図であ
る。
【図47】この発明の実施の形態に係るコードリールユ
ニットを装着した状態を示す電気掃除機本体の後方斜視
図である。
【図48】この発明の実施の形態に係るコードリールユ
ニットを装着した状態の電気掃除機本体の中央縦断面図
である。
【図49】この発明の実施の形態に係る吸口体の後方か
ら充電パックを着脱する状態を示す後方斜視図である。
【図50】この発明の実施の形態に係る吸口体の側方か
ら充電池を着脱する状態を示す後方斜視図である。
【図51】この発明の実施の形態に係る吸口本体の側方
から充電池を装着する吸口体の部品展開図である。
【図52】この発明の実施の形態に係る吸口体の電源部
571を取り外した状態の後方斜視図である。
【図53】この発明の実施の形態に係る電気掃除機の空
気の流れを模式的に示した概略図であり、(a)図が全
体の構成図、(b)図がサブ吸口体を取り付けた接続管
の先端部の概略構造図である。
【符号の説明】
1…充電台付電気掃除機システム、10…電気掃除機、
100…電気掃除機本体、101…ホース取付部、10
4…大車輪、109…集塵室、110…送風機、111
…電源部、113…第1の排気部、114…第2の排気
部、115…第3の排気部、116…排気フイルタ、1
36…排気フイルタ収納部、138…充電パック、13
8a…セル(充電池)、152…充電端子部、156…
第3の排気通路、160…電源部冷却通路、164…第
1の排気通路、165…第2の排気通路、200…吸引
ホース、300…手元ハンドル、400…接続管、50
0…吸口体、501…回転ブラシ、502…駆動モー
タ、510…電源部、600…サブハンドル部、700
…充電台、701…掃除機本体収納部、702…吸口体
収納部、703…回路基板、704…電源装置、705
…第1の***部、706…第2の***部、707、70
8…充電端子部、1000…吸口本体、1500…自在
連結部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 亘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 多田 健一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 Fターム(参考) 3B057 DA04 DE01 DE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電可能な電源装置を備えた電気掃除機本
    体と吸口体とが連結手段を介して連結されて特定の収納
    姿勢をとることが可能であり、その収納姿勢の下部とな
    る前記電気掃除機本体と前記吸口体のそれぞれの底面に
    電気掃除機用充電端子部をそれぞれ備えた電気掃除機
    と、 前記特定の収納姿勢を取る前記電気掃除機本体と前記吸
    口体に対して、下方からそれぞれの底面を支持し、かつ
    前記電気掃除機用充電端子部と電気的に接続する充電接
    続端子をそれぞれ設けた掃除機本体収納部と吸口体収納
    部とを備えた充電台とを有することを特徴とする充電台
    付電気掃除機。
  2. 【請求項2】充電可能な電源装置を備えた電気掃除機本
    体と吸口体とが連結手段を介して連結されて特定の収納
    姿勢をとることが可能であり、その収納姿勢の下部とな
    る前記電気掃除機本体と前記吸口体のそれぞれの底面に
    電気掃除機用充電端子部をそれぞれ備えた電気掃除機
    と、 前記特定の収納姿勢を取る前記電気掃除機本体と前記吸
    口体に対して、下方からそれぞれの底面を支持し、かつ
    前記電気掃除機用充電端子部と電気的に接続する充電接
    続端子をそれぞれ設けた掃除機本体収納部と吸口体収納
    部とを備えた充電台とを有し、 前記掃除機本体収納部と吸口体収納部は凹状に形成され
    て、前記充電台の上面に並設され、 この充電台の電源装置と回路基板を前記掃除機本体収納
    部と前記吸口体収納部とを仕切る***部の長手方向の両
    側に分割して設けたことを特徴とする充電台付電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】充電可能な電源装置を備えた電気掃除機本
    体と吸口体とが連結手段を介して連結されて特定の収納
    姿勢をとることが可能であり、その収納姿勢の下部とな
    る前記電気掃除機本体と前記吸口体のそれぞれの底面に
    電気掃除機用充電端子部をそれぞれ備えた電気掃除機
    と、 前記特定の収納姿勢を取る前記電気掃除機本体と前記吸
    口体に対して、下方からそれぞれの底面を支持し、かつ
    前記電気掃除機用充電端子部と電気的に接続する充電接
    続端子をそれぞれ設けた掃除機本体収納部と吸口体収納
    部とを備えた充電台とを有し、 前記掃除機本体収納部と吸口体収納部は凹状に形成され
    て、前記充電台の上面に並設され、 前記掃除機本体収納部と前記吸口体収納部とを仕切る隆
    起部は、その中央部分が切り欠かれることで分割され、
    一方の分割された***部に電源部が内蔵され、他方の隆
    起部に回路基板が内蔵され、 前記回路基板が内蔵された***部の上面に前記2つの充
    電端子の充電状態を示す充電ランプを備えたことを特徴
    とする充電台付電気掃除機。
  4. 【請求項4】扁平な本体の上面に、充電端子をそれぞれ
    備えた凹状の掃除機本体収納部と吸口体収納部を並べて
    形成し、 この充電台の電源装置と回路基板を前記掃除機本体収納
    部と前記吸口体収納部とを仕切る***部の長手方向の両
    側に分割して設けたことを特徴とする電気掃除機用充電
    台。
  5. 【請求項5】扁平な本体の上面に、充電端子をそれぞれ
    備えた凹状の掃除機本体収納部と吸口体収納部を並べて
    形成し、 前記掃除機本体収納部と前記吸口体収納部とを仕切る隆
    起部は、その中央部分が切り欠かれることで分割され、
    一方の分割された***部に電源部が内蔵され、他方の隆
    起部に回路基板が内蔵され、 前記回路基板が内蔵された***部の上面に前記2つの充
    電端子の充電状態を示す充電ランプを備えたことを特徴
    とする電気掃除機用充電台。
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