JP2001317693A - 自動車への液化石油ガス燃料の供給方法 - Google Patents

自動車への液化石油ガス燃料の供給方法

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JP2001317693A
JP2001317693A JP2000133071A JP2000133071A JP2001317693A JP 2001317693 A JP2001317693 A JP 2001317693A JP 2000133071 A JP2000133071 A JP 2000133071A JP 2000133071 A JP2000133071 A JP 2000133071A JP 2001317693 A JP2001317693 A JP 2001317693A
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petroleum gas
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fuel
tank
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Mitsunori Kawabe
光則 川邊
Yoshitaka Wakao
佳孝 若尾
Yoji Nabeta
洋司 鍋田
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Iwatani Industrial Gases Corp
Iwatani International Corp
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Iwatani Industrial Gases Corp
Iwatani International Corp
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給元となるタンクと自動車に搭載されてい
る車載タンクとの内圧の差圧で自動車燃料用液化石油ガ
スを移充填させる場合でも、確実に車載タンクに自動車
燃料用液化石油ガスを移充填する方法を提供する。 【解決手段】 自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク
(１)に加圧用ガスを供給して自動車に搭載されている車
載タンク(14)に自動車燃料用液化石油ガスを移送するよ
うにした自動車への液化石油ガス燃料の供給方法におい
て、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)から導出
した液払出しライン(５)中に配置した流量計(７)よりも
下流側で圧抜き路(８)を液払出しライン(５)から分岐さ
せて導出し、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)
からの自動車燃料用液化石油ガスを車載タンク(14)に移
送する際に、車載タンク(14)内の圧力を液払出しライン
(５)を介して圧抜き路(８)から抜くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
ている車載タンクに液化石油ガスを供給する供給方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車に搭載されてい車載るタンクに液
化石油ガス(ＬＰＧ)を供給する場合、従来では、補給元
の自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出したＬ
ＰＧを充填ポンプで送給していた。ところが、この場
合、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク内のＬＰＧを
充填ポンプを使用して移充填するようにしていることか
ら、高圧ガス保安法上第１種製造者となり、広範囲な法
定距離の確保が必要であった。
【０００３】そこで、本出願人らは先に、自動車燃料用
液化石油ガスよりも気化温度の低い液化石油ガスを加圧
用ガスとして自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクに供
給し、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクの内圧と車
載タンクの内圧との差圧で移充填するものを提案した
(特開平１１−２１０９８９号)。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、両タンクの
圧力差で液化石油ガスを移充填する場合、自動車に搭載
されている車載タンクは、日射やエンジンからの排熱等
の影響を受けて昇温しやすく、内圧が上昇しやすい。こ
のため、加圧用ガスを自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タ
ンクに供給して自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクの
内圧を高めても、車載タンクの状況によっては差圧が十
分生ぜず、充填速度が低下したり、充填できなかったり
することがある。
【０００５】本発明はこのような点に着目して、両タン
ク内圧の差圧で自動車燃料用液化石油ガスを移充填させ
る場合でも、確実に車載タンクに自動車燃料用液化石油
ガスを移充填する方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項１に記載の本発明は、自動車燃料用液化石油
ガス貯蔵タンクから自動車に搭載されている車載タンク
ヘ差圧で自動車燃料用液化石油ガスを移充填させるにあ
たり、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出し
た液払出しライン中に配置した流量計よりも下流側で圧
抜き路を液払出しラインから分岐させて導出し、自動車
燃料用液化石油ガス貯蔵タンクからの自動車燃料用液化
石油ガスを自動車に搭載されている車載タンクに移送す
る際に、車載タンク内の圧力を液払出しラインを介して
圧抜き路から抜くようにしたことを特徴としている。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、自動車燃
料用液化石油ガス貯蔵タンクから自動車に車載されてい
るタンクヘ差圧で自動車燃料用液化石油ガスを移充填さ
せるにあたり、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクを
複数基併設し、この複数の自動車燃料用液化石油ガス貯
蔵タンクに加圧用ガスを択一的に供給して、その選択さ
れている自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから車載
タンクに自動車燃料用液化石油ガスを供給するように構
成し、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出し
た液払出しライン中に配置した流量計よりも下流側から
分岐導出させた圧抜き路を待機している自動車燃料用液
化石油ガス貯蔵タンクの気相部に連通接続させ、自動車
燃料用液化石油ガス貯蔵タンクからの自動車燃料用液化
石油ガスを自動車に搭載されている車載タンクに移送す
る際に、車載タンク内の気化ガスを待機している自動車
燃料用液化石油ガス貯蔵タンクに回収することを特徴と
している。
【０００８】請求項３に記載の発明は、自動車燃料用液
化石油ガス貯蔵タンクから自動車に搭載されている車載
タンクヘ差圧で自動車燃料用液化石油ガスを移充填させ
るにあたり、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから
導出した液払出しラインの先端に配置した車載タンクと
の接続具から圧抜き路を導出し、自動車燃料用液化石油
ガス貯蔵タンクからの自動車燃料用液化石油ガスを自動
車に搭載されている車載タンクに移送する際に、車載タ
ンク内の圧力を圧抜き路から抜くようにしたことを特徴
としている。
【０００９】請求項４に記載の発明は、自動車燃料用液
化石油ガス貯蔵タンクから自動車に搭載されている車載
タンクヘ差圧で自動車燃料用液化石油ガスを移充填させ
るにあたり、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクを複
数基併設し、この複数の自動車燃料用液化石油ガス貯蔵
タンクに加圧用ガスを択一的に供給して、その選択され
ている自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから車載タ
ンクに自動車燃料用液化石油ガスを供給するように構成
し、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出した
液払出しラインの先端に配置した車載タンクとの接続具
から導出させた圧抜き路を待機している自動車燃料用液
化石油ガス貯蔵タンクの気相部に連通接続させ、車載タ
ンク内の気化ガスを待機している自動車燃料用液化石油
ガス貯蔵タンクに回収することを特徴としている。
【００１０】
【発明の作用】本発明では、車載タンク内の気化ガスを
燃料供給時に抜き取るようにしていることから、供給元
である自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクと車載タン
クとの間に十分な充填速度で確実に燃料を移充填するこ
とができる差圧を確保することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図は本発明を実施する自動車燃料
用液化石油ガス供給設備の概略構成図である。この自動
車燃料用液化石油ガス供給設備は、２基の自動車燃料用
液化石油ガス貯蔵タンク(１)・(２)と、この自動車燃料
用液化石油ガス貯蔵タンク(１)・(２)に供給する液化石
油ガス移送用の加圧用ガスを貯蔵している加圧用ガス貯
蔵タンク(３)と、加圧用ガス貯蔵タンク(３)から導出さ
れ両自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)・(２)の
上部に連通接続する加圧用ガスライン(４)と、両自動車
燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)・(２)から導出した
液払出しライン(５)と、液払出しライン(５)に配置した
気液分離装置(６)及び流量計(７)と、流量計(７)よりも
下流側から導出され、両自動車燃料用液化石油ガス貯蔵
タンク(１)・(２)の上部の気相部に連通する圧抜き路
(８)とを有している。
【００１２】加圧用ガスライン(４)には、加圧用ガス貯
蔵タンク(３)との接続部分に流路開閉弁(９)が、第１自
動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)との接続部分に
第１ガス供給弁(10)が、第２自動車燃料用液化石油ガス
貯蔵タンク(２)との接続部分に第２ガス供給弁(11)がそ
れぞれ装着してある。
【００１３】液払出しライン(５)には、第１自動車燃料
用液化石油ガス貯蔵タンク(１)との接続部に第１液払出
し弁(12)が、また、第２自動車燃料用液化石油ガス貯蔵
タンク(２)との接続部に第２液払出し弁(13)がそれぞれ
装着してあり、その先端部分に自動車に搭載されている
車載タンク(14)への接続具(15)が配置してある。図中符
号(16)は液払出しライン(５)の圧抜き路分岐部に配置し
た三方弁である。
【００１４】このような構成からなる自動車燃料用液化
石油ガス供給設備では、接続具(15)を車載タンク(14)に
接続した状態で択一的に選択された自動車燃料用液化石
油ガス貯蔵タンク(１)に加圧用ガスを供給して、内部に
貯蔵されている自動車燃料用液化石油ガスを車載タンク
(14)との差圧によって移充填させるのであるが、接続具
(15)を車載タンク(14)に接続した際、液払出しライン
(５)に介装してある三方弁(16)を切換えて、三方弁(16)
よりも下流側を圧抜き路(８)に連通させる。これによ
り、車載タンク(14)が液払出しライン(５)、三方弁(1
6)、圧抜き路(８)を介して待機している自動車燃料用液
化石油ガス貯蔵タンク(２)の気相部に連通して、車載タ
ンク(14)の内圧は、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タン
クの内圧まで低下する。
【００１５】車載タンク(14)の内圧が自動車燃料用液化
石油ガス貯蔵タンクの内圧まで低下すると、液払出しラ
イン(５)に介装してある三方弁(16)を切換えて、三方弁
(16)よりも上流側と下流側とを連通させ、自動車燃料用
液化石油ガス貯蔵タンク内の自動車燃料用液化石油ガス
を車載タンク(14)に移充填する。
【００１６】このように、車載タンク(14)内の圧力を抜
いた後、自動車燃料用液化石油ガスを供給するようにす
ると、加圧用ガスで昇圧された自動車燃料用液化石油ガ
ス貯蔵タンク(１)の内圧と車載タンク(14)の内圧との間
に所定の差圧が保持できることになるから、所望の充填
速度を得ることができる。
【００１７】なお、上記の実施形態では、液払出しライ
ン(５)に三方弁(16)を介して圧抜き路(８)を導出したも
のについて説明したが、流量計(７)よりも下流側の液払
出しライン(５)とこの液払出しライン(５)から分岐導出
した圧抜き路(８)とにそれぞれ仕切弁を配置し、この仕
切弁を切換え制御することにより、圧抜きを行うように
してもよい。さらに、仮想線で示すように接続具(15)か
ら圧抜き路(８)を導出するようにしてもよい。
【００１８】また、上記の実施形態では、２基の自動車
燃料用液化石油ガス貯蔵タンクを択一的に選択して使用
するようにしているが、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵
タンクは１基だけであっても、３基以上の複数基であっ
てもよい。
【００１９】なお、上述の実施態様においては、自動車
燃料用液化石油ガスとして、液化ブタンに液化プロパン
を２０wt％〜３０wt％混合させたものを使用し、加圧用
ガスとして液化ブタンよりも気化温度の低い液化プロパ
ンの気化ガスを使用している。このように加圧用ガスを
プロパンガスにすると、自動車燃料用液化石油ガス中に
加圧用ガスが溶込むことがあっても、燃焼作用に大きな
悪影響を及ぼすことがない。
【００２０】
【発明の効果】本発明では、車載タンク内の気化ガスを
燃料供給時に抜き取るようにしていることから、供給元
である自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクと車載タン
クとの間に十分な充填速度で確実に燃料を移充填するこ
とができる差圧を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車燃料用液化石油ガス供給設備の概略構成
図である。
【符号の説明】
１・２…自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク、５…液
払出しライン、７…流量計、８…圧抜き路、14…車載タ
ンク、15…接続具。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年５月２３日（２０００．５．２
３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】自動車に搭載されている車載タンクに液化
(ＬＰＧ)を供給する場合、従来では、補給元の自動車燃
料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出したＬＰＧを充填
ポンプで送給していた。ところが、この場合自動車用液
化石油ガス貯蔵タンク内のＬＰＧを充填ポンプを使用し
て移充填するようにしていることから、高圧ガス保安法
上第１種製造者となり、広範囲な法定距離の確保が必要
であった。
フロントページの続き (72)発明者 若尾 佳孝 東京都港区西新橋３丁目21番８号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 鍋田 洋司 東京都港区西新橋３丁目21番８号 岩谷瓦 斯株式会社内 Ｆターム(参考） 3E072 AA03 GA30 3E083 AA13 AE06 AE15 AJ08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクに
    加圧用ガスを供給して自動車に搭載されている車載タン
    ク(14)に自動車燃料用液化石油ガスを移送するようにし
    た自動車への液化石油ガス燃料の供給方法において、自
    動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから導出した液払出
    しライン(５)中に配置した流量計(７)よりも下流側で圧
    抜き路(８)を液払出しライン(５)から分岐させて導出
    し、自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクからの自動車
    燃料用液化石油ガスを車載タンク(14)に移送する際に、
    車載タンク(14)内の圧力を液払出しライン(５)を介して
    圧抜き路(８)から抜くようにしたことを特徴とする自動
    車への液化石油ガス燃料の供給方法。
  2. 【請求項２】 自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクを
    複数基併設し、この複数の自動車燃料用液化石油ガス貯
    蔵タンクに加圧用ガスを択一的に供給して、その選択さ
    れている自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから車載
    タンク(14)に自動車燃料用液化石油ガスを供給するよう
    に構成し、圧抜き路(８)を待機している自動車燃料用液
    化石油ガス貯蔵タンクの気相部に連通接続させて車載タ
    ンク(14)から抜き出したガスを待機している自動車燃料
    用液化石油ガス貯蔵タンクに回収する請求項１に記載の
    自動車への液化石油ガス燃料の供給方法。
  3. 【請求項３】 自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクに
    加圧用ガスを供給して自動車に搭載されている車載タン
    ク(14)に自動車燃料用液化石油ガスを移送するようにし
    た自動車への液化石油ガス燃料の供給方法において、自
    動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンク(１)・(２)から導出
    した液払出しライン(５)の先端に配置した接続具(15)か
    ら圧抜き路(８)を導出し、自動車燃料用液化石油ガス貯
    蔵タンクからの自動車燃料用液化石油ガスを車載タンク
    (14)に移送する際に、車載タンク(14)内の圧力を圧抜き
    路(８)から抜くようにしたことを特徴とする自動車への
    液化石油ガス燃料の補給方法。
  4. 【請求項４】 自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクを
    複数基併設し、この複数の自動車燃料用液化石油ガス貯
    蔵タンクに加圧用ガスを択一的に供給して、その選択さ
    れている自動車燃料用液化石油ガス貯蔵タンクから車載
    タンク(14)に自動車燃料用液化石油ガスを供給するよう
    に構成し、圧抜き路(８)を待機している自動車燃料用液
    化石油ガス貯蔵タンクの気相部に連通接続させて車載タ
    ンク(14)から抜き出したガスを待機している自動車燃料
    用液化石油ガス貯蔵タンクに回収する請求項３に記載の
    自動車への液化石油ガス燃料の供給方法。
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