JP2001313672A - ネットワークシステム、パケット中継装置、無線端末及びパケット処理方法 - Google Patents

ネットワークシステム、パケット中継装置、無線端末及びパケット処理方法

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JP2001313672A
JP2001313672A JP2000131612A JP2000131612A JP2001313672A JP 2001313672 A JP2001313672 A JP 2001313672A JP 2000131612 A JP2000131612 A JP 2000131612A JP 2000131612 A JP2000131612 A JP 2000131612A JP 2001313672 A JP2001313672 A JP 2001313672A
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淳 井上
Naohisa Shibuya
尚久 渋谷
Noriyasu Kato
紀康 加藤
Masahiro Ishiyama
政浩 石山
Masahiro Takagi
雅裕 高木
Eiji Kamagata
映二 鎌形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信専用無線I/Fを持つ無線端末が該無線
I/Fにて接続するサブネットに対するプロトコル処理
を実行可能にした通信システムを提供すること。 【解決手段】 無線基地局101から無線I/F111
を介し無線端末11へ第1のサブネットのパケット中継
装置12のアドレスを通知し、無線端末11はDHCP
要求を該アドレス宛パケットにIPカプセル化して無線
I/F112から送信し、該パケットは第2のサブネッ
ト及びバックボーン網6を経てパケット中継装置12へ
転送され、パケット中継装置12は該パケットをデカプ
セル化して取り出したDHCP要求を代行処理した後、
該DHCP要求に対するDHCP応答を無線端末11が
無線I/F112にて受信可能なパケットとしてバック
ボーン網6及び第2のサブネットを経由するように送信
し、該パケットを無線I/F112にて受信した無線端
末11は該パケット内のDHCP応答を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信のみに使用可
能な第1の通信インタフェース及び送受信に使用可能な
第2の通信インタフェースを備えた無線端末と、該無線
端末が該第1の通信インタフェースを使用しダウンリン
ク用無線網の無線基地局を介して接続可能な第1のサブ
ネットワークと、該無線端末が該第2の通信インタフェ
ースを使用し双方向通信網を介して接続可能な第2のサ
ブネットワークと、第1及び第2のサブネットワークが
接続されたバックボーン網と、該第1のサブネットワー
クにおいて該無線端末を代行してプロトコル処理を行う
パケット中継装置とを含むネットワークシステム、その
パケット中継装置、その無線端末及びそれらのパケット
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線技術およびインターネット技術の進
展に伴い、無線端末を携帯して移動しながら情報通信を
行うシステムが提案されており、特に必要な情報をイン
ターネット上のサーバから無線ネットワーク経由でダウ
ンロードするシステムが注目されている。その際の無線
ネットワークとしては、既存のPDCやPHSなどの公
衆通信網をそのまま利用したり、無線LANやさらに新
規の無線ネットワークを使用したりする。
【0003】一般にIP(Internet Prot
ocol)ネットワーク上で、ネットワークをまたがる
移動を行う端末に対する通信の移動透過性を保証する技
術として、IETF(Internet Engine
ering Task Force)において、Mob
ile IP(RFC2002,“IP Mobili
ty Support”)が提案されている。
【0004】図9に、Mobile−IPにおける典型
的なネットワーク構成を示す。
【0005】移動端末(MN:Mobile Nod
e)2011は、ネットワークを移動する端末であり、
通信相手端末(CN:Correspondent N
ode)2010は、移動端末2011と通信を行う端
末である。ホームネットワーク2021は、移動端末2
011が本来所属するネットワークで、移動端末201
1の移動をサポートするホームエージェント(HA:H
ome Agent)2012が存在する。フォーリン
ネットワーク2022は、ホームネットワーク2021
以外の移動端末2011の移動先のネットワークで、フ
ォーリンネットワーク2022における移動端末201
1の通信をサポートするフォーリンエージェント(F
A:Foreign Agent)2013が存在す
る。なお、図中、2020はバックボーン網(IPネッ
トワーク)である。
【0006】ホームエージェント2012は、移動端末
2011の現在位置に関する情報を保持し、通信相手端
末2010が移動端末2011のホームアドレス宛に送
信したIPパケットを代理で受信し、それを移動端末2
011の現在のフォーリンネットワーク2022上のケ
アオブアドレス宛にカプセル化して転送する。フォーリ
ンネットワーク2022上でフォーリンエージェント2
013を介して通信を行う移動端末2011のケアオブ
アドレスは、フォーリンエージェント2013のアドレ
スとなる。また、このカプセル化とは、あるIPパケッ
トをさらに別なIPパケットに包含して送信する手法で
ある。すなわち、移動端末2011のホームアドレス宛
に送信されたIPパケットは、ケアオブアドレスを宛先
としたIPパケットにカプセル化されて送信され、それ
は移動端末2011が現在属するフォーリンネットワー
ク2022上のフォーリンエージェント2013に送信
される。
【0007】カプセル化されて送信されて来たIPパケ
ットを受信したフォーリンエージェント2013は、カ
プセル化を解いて移動端末2011に転送する。この場
合、移動端末2011に転送されたIPパケットの宛先
アドレスは移動端末2011のホームアドレスとなって
いる。
【0008】このように、移動端末2011はフォーリ
ンネットワーク2022上で通信相手端末2010と通
信する場合に、ホームエージェント2012およびフォ
ーリンエージェント2013のサポートを受けることに
よって、常にホームネットワーク2021にいるかのご
とく通信することができる。
【0009】また、移動端末2011がホームネットワ
ーク2021からフォーリンネットワーク2022へ移
動した際には、移動端末2011がホームエージェント
2012およびフォーリンエージェント2013のサポ
ートを得るために、ホームエージェント2012および
フォーリンエージェント2013に対する登録処理が必
要となる。ホームエージェント2012およびフォーリ
ンエージェント2013は、それぞれ、移動端末201
1に対して現在位置を教え、サービスの提供の意思を伝
えるために、エージェントアドバータイズメントメッセ
ージ(Agent Advertisement)を周
期的にブロードキャストまたはマルチキャストする。
【0010】ホームネットワーク2021からフォーリ
ンネットワーク2022へ移動した移動端末2011
は、受信したエージェントアドバタイズメントメッセー
ジに含まれる情報を利用して、フォーリンエージェント
2013に登録要求メッセージを送信する。登録要求メ
ッセージを受け取ったフォーリンエージェント2013
は、登録要求メッセージに含まれる情報からホームエー
ジェント2012のIPアドレスを知り、移動端末20
11のホームネットワーク2021のホームエージェン
ト2012に対して、登録要求メッセージを転送する。
登録要求メッセージを受け取ったホームエージェント2
012は、移動端末2011の登録処理を行い、その登
録応答をフォーリンエージェント2013へ送信する。
登録応答を受け取ったフォーリンエージェント2013
は、これを移動端末2011へ転送する。
【0011】逆に、フォーリンネットワーク2022か
らホームネットワーク2021へ移動した移動端末20
11は、受信したエージェントアドバータイズメントメ
ッセージに含まれる情報を利用して、ホームエージェン
ト2012に直接登録解除要求メッセージを送信する。
そして、登録解除要求メッセージを受け取ったホームエ
ージェント2012は、登録を解除する。
【0012】さて、一般に高速な通信を行う無線ネット
ワークを短期間に広域展開することは困難であるので、
通常そのような高速無線サービスは、点在するスポット
サービスエリアで行われることになる。その場合、サー
ビスの継続性の面で不利になるので、無線端末が複数の
無線インタフェースを持ち、片方を既存の低速だが広域
展開された公衆網無線、他方を新規の高速無線で使用す
る形態が考えられる。
【0013】さらに、一般に高速無線を端末側に実装す
る場合、送信を行うとバッテリー保持時間や無線機コス
トの点で問題がある。また、一般にダウンロードシステ
ムの場合、大量に転送される下り方向(ネットワーク→
端末方向;ダウンロード)の通信に比べ、反対の上り方
向(端末→ネットワーク方向;アップロード)の通信は
ACKなど限られた数のパケットしか送信されない。
【0014】以上の点を考慮して、無線端末が受信専用
の第1の無線インタフェースおよび送受信可能な第2の
無線インタフェースを持ち、第1のインタフェースを高
速無線側の下り方向通信のみに使用し、第2のインタフ
ェースを既存公衆網側で使用することを考える。この場
合、第1の無線インタフェースは受信専用であるため、
従来の双方向を想定して設計されたインターネット用プ
ロトコルをそのまま使用できなくなる。
【0015】例えば、携帯端末が高速無線ネットワーク
の側で動的にアドレスを獲得する場合を考える。IPネ
ットワークでIPアドレスを動的に割り当てるためのプ
ロトコルとしてDHCP(Dynamic Host
ConfigurationProtocol)があ
る。これはアドレス割り当てを要求するネットワークに
ブロードキャストの要求メッセージを送信し、これを受
けたDHCPサーバが予めプールされたアドレス群から
割り当てを行うというプロトコルである。
【0016】これを上記のような無線端末の高速無線ネ
ットワーク側で適用しようとすると、まず高速無線ネッ
トワーク側にDHCP要求を直接送信することができ
ず、DHCPをそのまま適用することができなくなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、受信専用
の無線インタフェースおよび送受信可能な無線インタフ
ェースを備えた無線移動端末を使用する場合、そのネッ
トワークの非対称性が原因で、通常IPネットワーク上
で使用されるプロトコルを使用できなくなってしまうこ
とがある。
【0018】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、受信専用の無線インタフェースを備えた無線端末
が該受信専用の無線インタフェースにより接続するネッ
トワークに対する所定のプロトコルを実行できるように
したネットワークシステム、パケット中継装置、無線端
末及びパケット処理方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信のみに使
用可能な第1の通信インタフェース及び送受信に使用可
能な第2の通信インタフェースを備えた無線端末と、該
無線端末が該第1の通信インタフェースを使用しダウン
リンク用無線網(例えば、IEEE802.11に規定
される無線LAN)の無線基地局を介して接続可能な第
1のサブネットワークと、該無線端末が該第2の通信イ
ンタフェースを使用し双方向通信網(例えば、携帯電話
やPHSなどの公衆通信網、または有線の公衆電話網、
データ通信網)を介して接続可能な第2のサブネットワ
ークと、第1及び第2のサブネットワークが接続された
バックボーン網と、該第1のサブネットワークにおいて
該無線端末を代行してプロトコル処理を行うパケット中
継装置とを含むネットワークシステムにおいて、前記無
線基地局からその無線エリア内の無線端末へ、該無線基
地局が所属する第1のサブネットワークにおける前記パ
ケット中継装置の存在又はアドレスを示す情報を含む通
知メッセージ(例えば、エージェントアドバータイズメ
ントメッセージあるいはビーコンメッセージを利用した
もの)を送信し、前記通知メッセージを前記第1の通信
インタフェースにより受信した無線端末は、前記第1の
サブネットワークに対する所定のプロトコルの要求メッ
セージ(例えば、DHCP要求メッセージ)を、該通知
メッセージに基づいて得た前記パケット中継装置のアド
レスを宛先とするパケットにIPカプセル化して、前記
第2の通信インタフェースから送信し、前記無線端末か
ら送信され前記第2のサブネットワーク及び前記バック
ボーン網を経由して転送されてきた前記IPカプセル化
されたパケットを受信した前記第1のサブネットワーク
における前記パケット中継装置は、該パケットをデカプ
セル化して取り出した前記要求メッセージを代行して処
理するとともに、該要求メッセージに対する応答メッセ
ージ(例えば、DHCP応答メッセージ)を、前記無線
端末が前記第2の通信インタフェースにより受信可能な
パケットとして、前記バックボーン網及び前記第2のサ
ブネットワークを経由するように送信し、前記パケット
中継装置から送信された前記パケットを前記第2の通信
インタフェースにより受信した前記無線端末は、該パケ
ットに含まれる前記応答メッセージを処理する(例え
ば、TCP/IPの設定もしくはその更新の処理をす
る)ことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、受信のみに使用可能な第
1の通信インタフェース及び送受信に使用可能な第2の
通信インタフェースを備えた無線端末が、該第1の通信
インタフェースを使用しダウンリンク用無線網の無線基
地局を介して接続可能な第1のサブネットワークに設置
されるパケット中継装置であって、前記第1のサブネッ
トワークに所属する無線基地局の無線エリア内に存在す
る無線端末から送信され、第1のサブネットワークとは
異なる第2のサブネットワークを経由して転送されてき
た、所定のプロトコルの要求メッセージを含むIPカプ
セル化されたパケットを受信する受信手段と、受信した
前記IPカプセル化されたパケットをデカプセル化して
前記所定のプロトコルの要求メッセージを取り出し、前
記第1のサブネットワークにおいて該要求メッセージの
要求元の前記無線端末を代行して該要求メッセージを処
理する代行処理手段と、この代行の処理によって得た前
記所定のプロトコルの要求メッセージに対する応答メッ
セージを、前記無線端末が前記第2のサブネットワーク
経由で受信可能なパケットにして送信する送信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0021】また、本発明は、受信のみに使用可能な第
1の無線インタフェース及び送受信に使用可能な第2の
無線インタフェースを備えた無線端末であって、前記第
1の通信インタフェースを使用しダウンリンク用無線網
の無線基地局を介して接続可能な第1のサブネットワー
クに所属する無線基地局の無線エリア内へ入った際に、
該無線基地局から送信される、該無線基地局の所属する
第1のサブネットワークにおいて自端末を代行してプロ
トコル処理を行うパケット中継装置の存在又はアドレス
を示す情報を含む通知メッセージを、前記第1の通信イ
ンタフェースにより受信する第1の受信手段と、受信し
た前記通知メッセージに基づいて前記パケット中継装置
のアドレスを得された後に、前記第1のサブネットワー
クに対する所定のプロトコルの要求メッセージを、該パ
ケット中継装置のアドレスを宛先とするパケットにIP
カプセル化して、前記第2の通信インタフェースを使用
し双方向通信網を介して接続可能な第2のサブネットワ
ークを経由するように、前記第2の通信インタフェース
から送信する送信手段と、前記パケット中継装置から送
信され前記第2のサブネットワークを経由して転送され
てきた前記所定のプロトコルの要求メッセージに対する
応答メッセージを、前記第2の通信インタフェースによ
り受信する第2の受信手段と、受信した前記所定のプロ
トコルの応答メッセージを処理する処理手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0022】また、本発明は、受信のみに使用可能な第
1の通信インタフェース及び送受信に使用可能な第2の
通信インタフェースを備えた無線端末が、該第1の通信
インタフェースを使用しダウンリンク用無線網の無線基
地局を介して接続可能な第1のサブネットワークに設置
されるパケット中継装置におけるパケット処理方法であ
って、前記第1のサブネットワークに所属する無線基地
局の無線エリア内に存在する無線端末から送信され、第
1のサブネットワークとは異なる第2のサブネットワー
クを経由して転送されてきた、所定のプロトコルの要求
メッセージを含むIPカプセル化されたパケットを受信
し、受信した前記IPカプセル化されたパケットをデカ
プセル化して前記所定のプロトコルの要求メッセージを
取り出し、前記第1のサブネットワークにおいて該要求
メッセージの要求元の前記無線端末を代行して該要求メ
ッセージを処理し、この代行の処理によって得た前記所
定のプロトコルの要求メッセージに対する応答メッセー
ジを、前記無線端末が前記第2のサブネットワーク経由
で受信可能なパケットにして送信することを特徴とす
る。
【0023】また、本発明は、受信のみに使用可能な第
1の無線インタフェース及び送受信に使用可能な第2の
無線インタフェースを備えた無線端末におけるパケット
処理方法であって、前記第1の通信インタフェースを使
用しダウンリンク用無線網の無線基地局を介して接続可
能な第1のサブネットワークに所属する無線基地局の無
線エリア内へ入った際に、該無線基地局から送信され
る、該無線基地局の所属する第1のサブネットワークに
おいて自端末を代行してプロトコル処理を行うパケット
中継装置の存在又はアドレスを示す情報を含む通知メッ
セージを、前記第1の通信インタフェースにより受信
し、受信した前記通知メッセージに基づいて前記パケッ
ト中継装置のアドレスを得された後に、前記第1のサブ
ネットワークに対する所定のプロトコルの要求メッセー
ジを、該パケット中継装置のアドレスを宛先とするパケ
ットにIPカプセル化して、前記第2の通信インタフェ
ースを使用し双方向通信網を介して接続可能な第2のサ
ブネットワークを経由するように、前記第2の通信イン
タフェースから送信し、前記パケット中継装置から送信
され前記第2のサブネットワークを経由して転送されて
きた前記所定のプロトコルの要求メッセージに対する応
答メッセージを、前記第2の通信インタフェースにより
受信し、受信した前記所定のプロトコルの応答メッセー
ジを処理することを特徴とする。
【0024】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。また、装置または方法に係る本発明
は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させ
るための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する
手段として機能させるための、あるいはコンピュータに
当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として
も成立する。
【0025】従来、受信専用のダウンリンク用ネットワ
ークと双方向ネットワークとを組み合わせたシステムに
おいて、ダウンリンク専用ネットワークの側では、ネッ
トワークが片方向であるため、通常、IPネットワーク
で使用されるプロトコルがそのまま使用できない。本発
明では、ダウンリンク専用ネットワークに、パケット中
継装置を設け、ダウンリンクネットワーク側へのプロト
コル要求を、双方向ネットワーク側からIPカプセル化
して、該パケット中継装置に送信し、これを受けた該パ
ケット中継装置は、無線端末を代行して、ダウンリンク
専用ネットワーク側で所定のプロトコル動作を行い、獲
得した応答を同様に双方向ネットワーク経由で、元のプ
ロトコルメッセージを発信した無線端末に転送する。こ
の制御により、片方向リンクしか利用できない無線リン
クの側でも、従来IPネットワークで使用されていたプ
ロトコルを、双方向リンク側からメッセージを転送する
ことで使用可能になり、これにより従来使用されていた
インターネット機器をそのような非対称経路を持つシス
テムに適用することが容易に行え、システムを低コスト
にかつ容易に構築可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0027】図1に、本発明の一実施形態に係る無線端
末装置およびパケット中継装置を含むネットワークの構
成例を示す。
【0028】図1に示すように、本IPネットワーク
は、無線端末11が高速ダウンリンク用無線網内の第1
の無線基地局101を介して接続可能な第1のローカル
サブネットワーク(以下、第1のローカルサブネット)
1、無線端末11が双方向広域無線網内の第2の無線基
地局102を介して接続可能な第2のローカルサブネッ
トワーク(以下、第2のローカルサブネット)2、第
1,第2のローカルサブネット1,2が接続されたバッ
クボーン網(例えば、インターネット)6から構成され
る。無線端末11は、(第1または第2の無線基地局1
01,102を介し)第1または第2のローカルサブネ
ット1,2を経由してバックボーン網6に接続可能であ
り、バックボーン網6に直接または他のサブネットを介
して接続された端末あるいはサーバ等(例えば、WWW
サーバ62)と通信可能である。なお、図1では、無線
端末11は1つのみ示してあるがもちろん無線端末11
は複数存在し得る。
【0029】無線端末11は、第1の無線基地局101
と通信するための第1の無線インタフェース111、第
2の無線基地局102と通信するための第2の無線イン
タフェース112、データリンクレイヤ処理機能および
TCP/IPプロトコル処理機能などの基本的な通信プ
ロトコル処理機能(IPレイヤ処理機能、TCPレイヤ
処理機能、PPP(Point to Point P
rotocol、RFC1661)処理機能などを含
む)に加えて、必要に応じて搭載されるプロトコル処理
機能(例えば、Mobile−IPに準拠した移動ノー
ド(MN)として動作可能とする場合に搭載されるMo
bile−IPプロトコル処理機能)を含む通信プロト
コル処理部113を持つ。
【0030】また、無線端末11の第1の無線インタフ
ェース111は、受信機能しか持たなくてもよい(本実
施形態では、受信機能のみ持つものとする)。一方、第
2の無線インタフェース112は、少なくとも送信機能
を持つものとする(本実施形態では、送受信機能を持つ
ものとする)。本実施形態では、第1の無線インタフェ
ース111を使用した第1の無線基地局101と無線端
末11との間の通信としては第1の無線基地局101か
ら無線端末11への下り方向の通信のみがサポートさ
れ、この通信と相前後してなされるべき上り方向の通信
については第2の無線インタフェース112を使用して
第2の無線基地局102を経由させて行うことになる。
【0031】また、本実施形態の無線端末11は、計算
機としての機能を有するものを想定している。
【0032】高速ダウンリンク用無線網を構成する複数
の第1の無線基地局101および各移動端末11の第1
の無線インタフェース111は、例えばIEEE80
2.11に規定されるような無線LANで実現される。
あるいは、衛星通信で実現することも可能である。
【0033】双方向広域無線網を構成する複数の第2の
無線基地局102および各移動端末11の第2の無線イ
ンタフェース112は、例えばPHSや携帯電話をデー
タ通信に使用した場合のものとする。移動端末11が移
動して、収容される第2の無線基地局102が変わる場
合の移動制御は、双方向広域無線網内の機能で行われ
る。
【0034】なお、高速ダウンリンク用無線網を構成す
る各々の第1の無線基地局101の無線エリアは、双方
向広域無線網を構成する第2の無線基地局102の無線
エリアにより内包されるものとする(すなわち、無線端
末11は、第1の無線基地局101と通信可能な状態に
ある場合には、同時に、第2の無線基地局102とも通
信可能な状態にあるものとする)。また、高速ダウンリ
ンク用無線網内の第1の無線基地局を介して接続可能な
ローカルサブネットは、唯一である場合(無線端末はい
ずれの第1の無線基地局に接続されても同一のローカル
サブネットのIPノードとなる場合)と、複数の場合
(無線端末がいずれの第1の無線基地局あるいはいずれ
の第1の無線基地局群に接続されたかによっていずれの
ローカルサブネットのIPノードとなるかが異なってく
る場合)がある。さらに、いずれの場合においても、第
2の無線基地局102のみと通信可能なエリア(すなわ
ち、第1の無線基地局101とは通信不可能なエリア)
が存在することも存在しないこともある。
【0035】また、本実施形態においては、第1のロー
カルサブネット1に、パケット中継装置12が設置され
る。このパケット中継装置12は、詳しくは後述するよ
うに、無線端末11が第1のローカルサブネット1に対
して所定のプロトコルに従う手続きを行うあるいは要求
すべき場合に、無線端末11を代行して処理するもので
ある。
【0036】また、第1のローカルサブネット1には、
その他の各種サーバやルータ等が必要に応じて設置され
(図1では、DHCPサーバ14(DHCPを採用する
場合)、Mobile−IPのフォーリンエージェント
16(Mobile−IPを採用する場合)を例示して
ある)、同様に、第2のローカルサブネット2には、各
種サーバやルータ等が設置される(図1では、アクセス
サーバ22(PPPを採用する場合)を例示してあ
る)。なお、第1のローカルサブネット1にMobil
e−IPのフォーリンエージェント16が設置される場
合に、Mobile−IPのホームエージェントは例え
ば第2のローカルサブネット2内に設置される。
【0037】以下、本実施形態の処理シーケンスについ
て説明する。
【0038】図2に、本実施形態の全体的な処理シーケ
ンスの一例を示す。
【0039】最初に、無線端末11は、(第1のローカ
ルサブネット1にマッピングされた第1の無線基地局1
01の無線エリア内にいるかどうかにかかわらず)第2
の無線インタフェース112を使用し、双方向広域無線
網内の第2の無線基地局102を介して、第2のローカ
ルサブネット2内に設置されたアクセスサーバ22との
間にPPPによるIP接続を確立する(ステップS
1)。
【0040】なお、このIP接続の確立のために、無線
端末11の通信プロトコル処理部113とアクセスサー
バ22との間で、PPPに関する各種パラメータのネゴ
シエーションや、当該無線端末11の認証などが行われ
るが、その手順の詳細についてはここでは省略する。P
PP接続のネゴシエーションには、複数のメッセージ交
換を含んでよい。
【0041】PPP接続のネゴシエーションが完了する
と、無線移動端末11は、バックボーン網6とIP的な
接続性を持ち、バックボーン網6にIP的に接続されて
いる任意の装置(例えば、図1のWWWサーバ62、パ
ケット中継装置12(ただし、アドレスを取得した
後))と通信が行える状態になる。このときに無線端末
11に、第2の無線基地局102を介して接続された第
2のローカルサブネット2におけるIPアドレスが割り
当てられる。
【0042】この段階での無線端末11とバックボーン
網6にIP的に接続されている任意の装置との間の通信
は、上り方向(無線端末11から送信する方向)の通
信、下り方向(無線端末11が受信する方向)の通信と
もに、第2のローカルサブネット2(第2の無線基地局
102)経由で行われる。
【0043】図3(a)に、WWWサーバ62と通信す
る場合の例を示す。
【0044】無線端末11は、第2の無線インタフェー
ス112からWWWサーバ62に対する要求メッセージ
を送信すると、この要求メッセージは、第2の無線基地
局102から、第2のローカルサブネット2、バックボ
ーン網6を経由して、WWWサーバ62により受信され
る(ステップS11)。WWWサーバ62は、該要求メ
ッセージを処理し、該要求メッセージに対する応答メッ
セージを送信すると、該応答メッセージは、バックボー
ン網6、第2のローカルサブネット2を経由し、第2の
無線基地局102を介して、無線端末11の第2の無線
インタフェース112により受信される(ステップS1
2)。無線端末11は、受信した応答メッセージを処理
する。
【0045】次に、無線端末11が第1の無線基地局1
01の無線エリア内に移動したときに、下り方向の通信
を第1の無線基地局101経由で行うとする。その場
合、TCP/IPでは、第1の無線基地局101が接続
された第1のローカルサブネット1に対して情報の検索
や設定などを行う通信プロトコルが多数存在する。
【0046】この場合、無線端末11の通信プロトコル
処理部113は、本来のTCP/IP通信における場合
であれば第1の無線インタフェース111側に出力すべ
きパケットを、(第1の無線インタフェース111は下
り方向専用なので)第2の無線インタフェース112側
のアップリンクに出力する。このため、通信のソケット
機構でパケットの出力インタフェースを切り替えること
が可能であると仮定する。
【0047】例えば、第1の無線基地局101が接続さ
れた第1のローカルサブネット1で動的にアドレスを獲
得するためにDHCP(Dynamic Host C
ofiguration Protocol)を使用す
る場合が考えられる。しかし、第1の無線基地局101
側の無線リンクは、下り方向の通信しか行えないので、
DHCP要求メッセージをサブネットブロードキャスト
を使用して送信し、これに対する回答をDHCPサーバ
14から受信するような本来のプロトコル動作を行うこ
とはできない。
【0048】そこで、本実施形態では、本来ならば第1
の無線基地局101側から行うべきブロードキャストメ
ッセージの転送を、第2の無線基地局102側から、パ
ケット中継装置12を介して行うことを考える。すなわ
ち、パケット中継装置12は、あたかも無線端末11が
第1のローカルサブネット1上に接続されて、所定のプ
ロトコル処理を行っているかのように、代行するわけで
ある。
【0049】ここで必要になるのは、無線端末11が、
第1のローカルサブネット1におけるパケット中継装置
12のアドレスと、そのパケット中継装置12の属性
(例えば、そのパケット中継装置12のサポートするプ
ロトコル(群))を取得できるようにすることである。
この方法としては、種々のものが考えられるが、例え
ば、次の2種類がある。・第1のローカルサブネット1
において定期的に第1の無線基地局101から無線端末
11宛に送信(ブロードキャストあるいはマルチキャス
ト)される所定のメッセージ内に、パケット中継装置1
2のアドレスおよび属性をエンコードして通知する方法
(ステップS2−1)。・第1の無線基地局101の発
するビーコンメッセージ(基地局管理情報)内の基地局
識別子(BS−ID)をキーに、システム内のリソース
データベースに問い合わせて、必要なパケット中継装置
12のアドレスおよび属性を獲得する方法(ステップS
2−2)。
【0050】なお、上記の2種類の方法は併用可能であ
る。
【0051】以下、各々の方法について説明する。
【0052】図9で説明したMobile IPベース
の移動管理を行うシステムの場合、サブネット間の移動
検出やルーティングの切り替えをMobile IPの
規定により実行する。この場合、Mobile IPの
移動ノードとしての無線端末11は、あるサブネット
(第1のローカルサブネット1)にマッピングされる無
線エリアに入ったときに、そのサブネット(第1のロー
カルサブネット1)内に設置されたフォーリンエージェ
ント16から定期的に発信されるエージェントアドバー
タイズメントメッセージにより自端末の所属するサブネ
ット(第1のローカルサブネット1)を検出することを
行う。そこで、このエージェントアドバータイズメッセ
ージを拡張して、そのサブネット(第1のローカルサブ
ネット1)においてパケット中継を行うパケット中継装
置12のアドレスとそのパケット中継装置12のサポー
トするプロトコルなどを示す属性情報を付加すればよ
い。このような拡張を行ったエージェントアドバータイ
ズメントメッセージの例を図4に示す。もちろん、その
他にも定期的に無線端末11宛に送信されるメッセージ
があれば、それを利用することができる。また、パケッ
ト中継装置12が自らそのアドレスおよび属性情報を含
むアドバータイズメントメッセージを送出するようにし
てもよい。
【0053】また、一般に無線基地局(第1の無線基地
局101)からはその基地局の基地局識別子を含むビー
コンメッセージが定期的に送信されるので、この基地局
識別子をキー情報として使用し、システム内のデータベ
ースに(第2の無線インタフェース112を用いて第2
の無線基地局102を介して)アクセスし、自端末が接
続した当該基地局識別子を持つ第1の無線基地局101
が所属する第1のローカルサブネット1に設置されたパ
ケット中継装置12のアドレスおよび属性情報を獲得す
ることができる。例えば、このためのプロトコルとして
LDAP(Lightweight Director
y Access Protocol)を使い、図3
(a)に例示した手順と同様にして、バックボーン網6
に接続されたLDAPサーバにアクセスして、第1の無
線基地局101の基地局識別子をキー情報とした情報の
検索を行うことができる。なお、例えば、ビーコンメッ
セージ内にパケット中継装置12が存在するか否かを示
すフラグを含めるようにしてもよい。
【0054】なお、上記の各方法において、パケット中
継装置12以外の各種サーバのアドレスの情報について
も通知し、あるいはパケット中継装置12以外の各種サ
ーバ群が存在するか否かを示すフラグ群をも含めるよう
にしてもよい。
【0055】以上のような方法により、無線端末11
は、現在通信する第1の無線基地局101に接続してい
る第1のローカルサブネット1上のパケット中継装置1
2のアドレスと属性を知ることができ、そのパケット中
継装置12宛に、ブロードキャストパケットをカプセル
化して転送できるようになる。
【0056】さて、無線端末11の通信プロトコル処理
部113は、例えば第1の無線基地局101から送信さ
れるエージェントアドバタイズメントメッセージあるい
はビーコンメッセージを第1の無線インタフェース11
1を介して受信することによって、自端末が第1のロー
カルサブネット1にマッピングされる第1の無線基地局
101の無線エリア内に入ったことを認識し、受信した
エージェントアドバタイズメントメッセージあるいはビ
ーコンメッセージに基づいて、自端末が代行してもらう
べき第1のローカルサブネット1上のパケット中継装置
12のアドレスと属性を取得すると、無線端末11は、
図5に例示するように、第1のローカルサブネット1に
対するDHCP要求ブロードキャストパケット(MAC
ヘッダにおいて自端末を送信元とする)を、IPカプセ
ル化し(IPヘッダにおいて自端末を送信元としパケッ
ト中継装置12を宛先とし、プロトコルフィールドをD
HCP要求とする)、パケット中継装置12を宛先とし
て、第2の無線インタフェース112によって送出する
(ステップS3)。
【0057】このカプセル化されたDHCP要求ブロー
ドキャストパケットは、第2の無線基地局102、第2
のローカルサブネット2、バックボーン網6を経て、第
1のローカルサブネット1のパケット中継装置12によ
って受信される(ステップS3)。
【0058】このカプセル化されたパケットを受信した
パケット中継装置12は、該パケットのプロトコルフィ
ールドを参照することによって代行して実行すべきプロ
トコルを判別し、この例の場合はDHCPプロトコルで
あることが判別され、無線端末11を代行してDHCP
プロトコルによってIPアドレスを獲得すべきであるこ
とを認識し、該カプセル化パケットのペイロードとして
転送されてきたDHCP要求ブロードキャストパケット
を、第1のローカルサブネット1に送信する(ステップ
S4)。
【0059】ここで、DHCPプロトコルの場合、無線
端末11の第1の無線インタフェース111側のMAC
アドレスを付与した、リンクブロードキャストが転送さ
れるが、(i)パケット中継装置12が、DHCP要求
メッセージ内の無線端末11のMACアドレスを自装置
のものに置き換えて転送し、この要求に対するDHCP
応答メッセージを受けて、これを無線端末11に返す方
法、(ii)パケット中継装置12は、DHCP要求メッ
セージをそのまま転送し、その結果、DHCP応答メッ
セージは、第1の無線基地局101を経由して、直接、
無線端末11に流れるようにする方法、の2つの方法が
考えられる。このいずれを採用するかについては、プロ
トコルが比較的単純で、プロトコルの状態保持や、プロ
トコルの終了状態に応じたクライアント側の設定変更が
不要な場合は(ii)でも構わないが、一般にサブネット
ベースのサーバ・クライアントプロトコルはエラー処理
も含め、複雑な状態遷移を行うので、(i)が好まし
い。
【0060】上記の(i)を採用する場合、パケット中
継装置12は、図6に示すパケット処理を行うことにな
る。
【0061】まず、受信したパケットでの要求プロトコ
ルを認識し(図6(a))、これをデカプセル化する。
この時点でDHCPの代行要求であることを認識するの
で、次にペイロードのリンクブロードキャストパケット
を取り出し、MACソースアドレスをパケット中継装置
12のローカルリンクアドレス(MAC−proxy)
に置き換え(図6(b))、このパケットを第1のロー
カルサブネット1に送信し、DHCPサーバ16からの
要求を待つ(ステップS4)。なお、DHCPサーバ1
6は、このパケットを受信すると、IPアドレスを発行
し、該IPアドレスを含むDHCP応答メッセージ(図
7(a)参照)をパケット中継装置12へ返送し、パケ
ット中継装置12はこれを受信する(ステップS5)。
【0062】上記では、DHCPを例にして説明した
が、無線端末11から他のプロトコル処理の代行を依頼
されたときも同様である。
【0063】さて、上記のように、パケット中継装置1
2が要求元の無線端末11の代行を行って所定のプロト
コル処理を代行した結果、何らかのプロトコル応答をパ
ケット中継装置12が獲得すると、これを無線端末11
に伝送することが必要になる。
【0064】DHCPプロトコルの場合、獲得されたI
Pアドレス情報を第2の無線基地102経由で無線端末
11に伝送する。また、これとともに、第1のローカル
サブネット1において、無線端末11の第1の無線イン
タフェース111側のMACアドレスと、獲得したIP
アドレスとの関連付けを行うように、ARP(Addr
ess Resolution Protocol)の
要求を行う。
【0065】IPアドレス情報については、再度、IP
カプセル化して、第2の無線基地局102を経由して無
線端末11に転送する方法がある(ステップS6)。
【0066】この場合、パケット中継装置12は、図7
に示すパケット処理を行うことになる。
【0067】まず、パケット中継装置12は、獲得した
DHCP応答メッセージ(図7(a))に対し、その宛
先MACアドレスを、最初にカプセル化して転送された
DHCP要求に対するソースMACアドレスと同じにす
る。そして、これを(IPヘッダにおいて自装置を送信
元とし無線端末11を宛先とし、プロトコルフィールド
をDHCP応答として)カプセル化し(図7(b))、
送信する。
【0068】このカプセル化されたDHCP応答メッセ
ージは、バックボーン網6、第2のローカルサブネット
2、第2の無線基地局102を経て、無線端末11の第
2の無線インタフェース112により受信される。無線
端末11は、受信したパケットをIPデカプセル化し、
DHCP応答メッセージを解釈して応答コードや第1の
サブネットワーク1において自端末に割り当てられたI
Pアドレスなどを獲得する。そして、このIPアドレス
に対する送信インタフェースを第2の無線インタフェー
ス112に設定し、受信インタフェースを第1の無線イ
ンタフェース111に設定する。
【0069】もちろん、DHCP以外のプロトコル処理
の場合も同様に、無線端末11は、受信した応答メッセ
ージを適宜処理する。
【0070】なお、前述のカプセル化機能とこの反対方
向のデカプセル化機能を一体化して無線端末11上に実
装し、その結果、パケットを、通信プロトコル処理部1
13に与えるようにすれば、従来のTCP/IPプロト
コル仕様(の通信ソフトウェア)をそのまま保持して通
信制御が可能である。
【0071】さて、以上のようにして第1の無線基地局
101側で(第1のローカルサブネット1におけるIP
ノードとして)、IPアドレス(例えばAとする)を獲
得した場合、宛先IPアドレス“A”のパケットはシス
テムの経路が第1の無線基地局101経由の経路に設定
されているので、無線端末11は第1の無線基地局10
1経由で宛先IPアドレス“A”のパケットを受信す
る。
【0072】一方、これに対応するパケットすなわち送
信元IPアドレス“A”のパケットは、(第1の無線基
地局101側のアップリンクが使用できないので)第2
の無線インタフェース112から出力する。この場合、
このパケットの送信元IPアドレス“A”が、第2のロ
ーカルサブネット2におけるアクセスサーバ22との間
のPPPネゴシエーションなどにより自端末に与えられ
たIPアドレス(例えばDとする)とは異なるので、例
えば第2のローカルサブネット2内でパケットフィルタ
による送信元IPアドレスのチェックなどを行っている
と、送信元IPアドレスを(当該無線端末が第2のロー
カルサブネット2側で本来使用すべき“D”ではなく、
第1のローカルサブネット1側における)“A”とした
パケットが第2のローカルサブネット1内の機能によっ
て第2のローカルサブネット1外に転送してもらえない
ことがあるが、ここでは、そのようなパケットフィルタ
はないものと仮定する。もしくは、そのようなパケット
フィルタがあっても、予め登録された利用者からのパケ
ットは、第2のローカルサブネット2の外に送出するこ
とを許可するものとする。
【0073】従って、無線端末11内では、送信元IP
アドレスを第1のローカルサブネット1におけるIPア
ドレス“A”とするパケットであっても、経路表上は、
第2の無線インタフェース112側をデフォルトルート
に選択するように、経路情報を変更する。DHCPプロ
トコルの場合、このような付加的な経路表の更新が必要
になる。
【0074】この段階で、無線端末11は、バックボー
ン網6にIP的に接続されている任意の装置との間で、
下り方向(無線端末11が受信する方向)の通信を第1
のローカルサブネット1(第1の無線基地局101)経
由で行い、上り方向(無線端末11が送信する方向)の
通信を第2のローカルサブネット2(第2の無線基地局
102)経由で行うことができる。
【0075】図3(b)に、WWWサーバ62と通信す
る場合の例を示す。
【0076】無線端末11は、第2の無線インタフェー
ス112からWWWサーバ62に対する要求メッセージ
を送信すると、この要求メッセージは、第2の無線基地
局102から、第2のローカルサブネット2、バックボ
ーン網6を経由して、WWWサーバ62により受信され
る(ステップS21)。WWWサーバ62は、該要求メ
ッセージを処理し、該要求メッセージに対する応答メッ
セージを送信すると、該応答メッセージは、バックボー
ン網6、第1のローカルサブネット1を経由し、第1の
無線基地局101を介して、無線端末11の第1の無線
インタフェース111により受信される(ステップS2
2)。無線端末11は、受信した応答メッセージを処理
する。
【0077】以上、DHCPの例を中心として説明して
きたが、DHCP応答のようなMAC層を含む応答でな
く、トランスポート層以上の情報のみを返すプロトコル
の場合には、パケット中継装置12は、代行処理によっ
て得た応答メッセージパケットの宛先IPアドレスを、
無線端末11の第2の無線インタフェース112側に付
与されたIPアドレスに書き換えて転送するだけでもよ
い。
【0078】また、DHCPでは、無線端末11は、第
1のローカルサブネットワーク1に対するリンクブロー
ドキャストを、パケット中継装置12宛にカプセル化し
て転送したが、一般には、通常のユニキャストまたはマ
ルチキャストによるプロトコル要求をカプセル化して第
2の無線基地局102を経由して転送することも可能で
ある。
【0079】例えば、第1のローカルサブネットワーク
1側で、SLP(ServiceLocation P
rotocol)により特定のサービスを提供するノー
ドを探索するような場合、無線端末11は、ブロードキ
ャストもしくはマルチキャストパケットをIPカプセル
化して、パケット中継装置12へ転送する。この場合、
応答メッセージは通常のトランスポート上で転送可能な
メッセージであるので、パケット中継装置12は、応答
メッセージパケットの宛先IPアドレスを無線端末11
の第2の無線インタフェース112側に付与されたIP
アドレスに書き換えて転送するだけでよい。
【0080】その他、例えば、第1のローカルサブネッ
トワーク1側で、特定のルータ装置を発見するためにマ
ルチキャストで転送されるルータ問い合わせ(Rout
erSolicitation)メッセージを、第2の
無線インタフェース112側から転送する場合にも、同
様にして、パケット中継装置12を経由して実行でき
る。また、Mobile IPにおいて、移動先ネット
ワークで移動ノードをサポートするエージェントを発見
するためにマルチキャストで転送されるエージェント問
い合わせ(Agent Solicitation)と
いうメッセージがあるが、これについてもルータ問い合
わせの拡張として定義されているので、本実施形態にお
ける機構をそのまま使用できる。
【0081】さらに、ブロードキャスト、マルチキャス
トメッセージを第1の無線基地局101側ネットワーク
に伝送する以外にも、本発明は適用できる。
【0082】図8に、その一例としてARPの場合の手
順例を示す。
【0083】一般に、第1のローカルサブネットワーク
1側で、移動ノードに対するARP要求があったとする
(ステップS31)。このとき、無線端末11は、これ
に対するARP応答を行うべき場合がある。しかし、第
1の無線基地局101は下り専用なので、このARP応
答メッセージをそのまま上りリンクを使って転送するこ
とができない。この場合に、パケット中継装置12への
カプセル化転送を行うことで、ARP応答メッセージ
を、第2の無線インタフェース112側から回し込んで
転送することが可能である(ステップS32)。この場
合、パケット中継装置12は、デカプセル化を行って、
ARP応答メッセージをARPの要求元に転送する(ス
テップS32)。
【0084】また、第1のローカルサブネットワーク1
側に設置されるマルチキャストルータからのIGMP照
会メッセージに対し、IGMP報告メッセージ(IGM
Preportメッセージ)を返信する場合もある。こ
の場合も、第1の無線基地局101は下り専用なので、
このIGMP reportメッセージをそのまま上り
リンクを使って転送することができない。その場合に、
パケット中継装置12へのカプセル化転送を行うこと
で、IGMP reportメッセージを第2の無線イ
ンタフェース112側から回し込んで転送することが可
能である。この場合、パケット中継装置12は、デカプ
セル化を行って、IGMP reportメッセージを
マルチキャストルータに送信する。
【0085】以上説明してきたように、プロトコルが動
作するレイヤ(アプリケーション層、ネットワーク層
(IP層)、データリンク層など)あるいは無線端末の
通信相手の範囲(ユニキャスト、マルチキャスト、ブロ
ードキャスト)などには種々のバリエーションがある
が、本発明を利用することにより、第1の無線基地局側
の第1のローカルサブネットからは無線端末への下り方
向しか転送できないという制約を、本発明によるパケッ
ト中継装置へのカプセル化転送を行うことで、第1の無
線基地局側の第1のローカルサブネット宛メッセージを
第2の無線インタフェース112側(第2のローカルサ
ブネット側)から回し込んで転送することにより、従来
のTCP/IPで使用されているプロトコル(による通
信ソフトウェア)をそのまま使用することが可能であ
る。
【0086】ところで、無線端末11が移動することに
よって、すべての第1の無線基地局101の無線エリア
を離れたことを検出した場合には、第2の無線基地局1
02経由で双方向の通信を行うように再設定する。ここ
で、第1の無線基地局101の無線エリアを離れたこと
を検出する手法は特定のものに限定しないが、例えば、
第1の無線基地局101が定期的にビーコンメッセージ
を送出している場合に、このビーコンメッセージを受信
できなくなったことを第1の無線基地局101の無線エ
リアを離れた状態を示すものとして認識する方法や、フ
ォーリンエージェント16が存在する場合に、このフォ
ーリンエージェント16が定期的に送信するエージェン
トアドバタイズメントメッセージをある一定時間受信で
きなくなったことを第1の無線基地局101を離れたこ
とを示すものとして認識する方法などがある。
【0087】なお、以上では、無線端末11が第1の無
線基地局101の無線エリア外からエリア内に移動した
ときに、下り方向の通信には優先的に第1の無線基地局
101を利用する場合を想定して説明したが、下り方向
の通信に第1の無線基地局101を利用するか第2の無
線基地局102を利用するかを例えばユーザが選択でき
るようにする構成も可能である。この場合には、無線端
末11が第1の無線基地局101の無線エリア内に存在
し、かつ、下り方向の通信に第1の無線基地局101を
利用する選択がなされていることが両方とも成立したと
きに(例えば、下り方向の通信に第1の無線基地局10
1を利用する選択が既になされている状態で、無線端末
11が第1の無線基地局101の無線エリア外からエリ
ア内に移動したときに、あるいは無線端末11が第1の
無線基地局101の無線エリア内に既に存在する状態
で、下り方向の通信に第1の無線基地局101を利用す
る選択がなされたときに)、下り方向の通信に第1の無
線基地局101を利用するための処理を行う。
【0088】同様に、以上では、無線端末11が第1の
無線基地局101の無線エリア内からエリア外に移動し
たときに、下り方向の通信に第2の無線基地局102を
利用する場合を想定して説明したが、下り方向の通信に
第1の無線基地局を利用するか第2の無線基地局を利用
するかを例えばユーザが選択できるようにする構成も可
能である。この場合には、無線端末11が第1の無線基
地局101の無線エリア内に存在しないことと、下り方
向の通信に第1の無線基地局101を利用する選択がな
されていないことの少なくとも一方が成立したときに
(例えば、無線端末11が第1の無線基地局101の無
線エリア内からエリア外に移動したときに、あるいは無
線端末11が第1の無線基地局101の無線エリア内に
存在する状態で、下り方向の通信に第2の無線基地局1
02を利用する選択がなされたときに)、下り方向の通
信に第2の無線基地局102を利用するための処理を行
う。また、この選択は、例えば、アプリケーション毎
に、あるいは通信データ量などに応じて、行うことも可
能である。
【0089】なお、本実施形態は、(1)第1の無線基
地局101は送信のみ可能で、無線端末11の第1の無
線インタフェース111は受信のみ可能な場合を想定し
て説明したが、本発明はその他の無線端末11が第1の
無線インタフェース111によっては第1の無線基地局
101へメッセージを送信できない場合にも適用可能で
あり、例えば、(2)第1の無線基地局101は送受信
可能で、無線端末11の第1の無線インタフェース11
1は受信のみ可能な場合(この場合、第1の無線基地局
101との双方向無線通信機能を持つ端末が併存し得
る)、(3)第1の無線基地局101は送信のみ可能
で、無線端末11の第1の無線インタフェース101は
送受信可能な場合のいずれも可能である。
【0090】また、本実施形態では、双方向広域無線網
として無線網を想定して説明したが、本発明は双方向広
域無線網が有線網(例えば、公衆電話網、データ通信
網)である場合にも適用可能である。
【0091】なお、以上の各制御機能、処理機能は、ソ
フトウェアとしても実現可能である。また、それら各制
御機能、処理機能は、コンピュータに所定の手段を実行
させるための(あるいはコンピュータを所定の手段とし
て機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機
能を実現させるための)プログラムを記録したコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体としても実施することもでき
る。
【0092】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、無線端末への下り方向
の通信のみ可能な第1のサブネットワークに、無線端末
の代行で所定のプロトコルの要求メッセージを処理する
パケット中継装置を設け、無線端末との間での上り方向
および下り方向の双方向の通信が可能な第2のサブネッ
トワークを経由して、無線端末からパケット中継装置へ
IPカプセル化した要求メッセージを転送し、パケット
中継装置から無線端末へ要求メッセージに対する応答メ
ッセージを転送することによって、無線端末は第1のサ
ブネットワークに対する所定のプロトコルを実行するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク構成例
を示す図
【図2】同実施形態に係る処理シーケンスの一例を示す
【図3】同実施形態に係る処理シーケンスの一例を示す
【図4】同実施形態に係るパケット中継装置のアドレス
および属性情報を付加するための拡張を行ったエージェ
ントアドバタイズメントメッセージのフォーマット例を
示す図
【図5】同実施形態に係る移動端末が第1のローカルサ
ブネットに対するDHCP要求ブロードキャストパケッ
トをパケット中継装置に転送するためのIPカプセル化
パケットの形式の一例を示す図
【図6】同実施形態に係るパケット中継装置によるパケ
ット処理を示す図
【図7】同実施形態に係るパケット中継装置によるパケ
ット処理を示す図
【図8】同実施形態に係る処理シーケンスの一例を示す
【図9】Mobile−IPにおけるネットワーク構成
を示す図
【符号の説明】
1,2…ローカルサブネットワーク 6…バックボーン網 11…無線端末 12…パケット中継装置 14…DHCPサーバ 16…フォーリンエージェント 22…アクセスサーバ 62…WWWサーバ 101,102…無線基地局 111,112…無線インタフェース 113…通信プロトコル処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 紀康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 石山 政浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 高木 雅裕 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 鎌形 映二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HD03 JA05 JT09 KX28 LD01 5K033 CB01 CC01 DA17 DB18 5K067 BB21 CC14 DD17 DD24 DD51 EE02 EE06 EE10 HH11 5K072 BB02 BB25 BB27 CC31 DD11 DD16 EE04 FF04 FF05 FF27 9A001 CC06 DD10 JJ12 KK56

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信のみに使用可能な第1の通信インタフ
    ェース及び送受信に使用可能な第2の通信インタフェー
    スを備えた無線端末と、該無線端末が該第1の通信イン
    タフェースを使用しダウンリンク用無線網の無線基地局
    を介して接続可能な第1のサブネットワークと、該無線
    端末が該第2の通信インタフェースを使用し双方向通信
    網を介して接続可能な第2のサブネットワークと、第1
    及び第2のサブネットワークが接続されたバックボーン
    網と、該第1のサブネットワークにおいて該無線端末を
    代行してプロトコル処理を行うパケット中継装置とを含
    むネットワークシステムにおいて、 前記無線基地局からその無線エリア内の無線端末へ、該
    無線基地局が所属する第1のサブネットワークにおける
    前記パケット中継装置の存在又はアドレスを示す情報を
    含む通知メッセージを送信し、 前記通知メッセージを前記第1の通信インタフェースに
    より受信した無線端末は、前記第1のサブネットワーク
    に対する所定のプロトコルの要求メッセージを、該通知
    メッセージに基づいて得た前記パケット中継装置のアド
    レスを宛先とするパケットにIPカプセル化して、前記
    第2の通信インタフェースから送信し、 前記無線端末から送信され前記第2のサブネットワーク
    及び前記バックボーン網を経由して転送されてきた前記
    IPカプセル化されたパケットを受信した前記第1のサ
    ブネットワークにおける前記パケット中継装置は、該パ
    ケットをデカプセル化して取り出した前記要求メッセー
    ジを代行して処理するとともに、該要求メッセージに対
    する応答メッセージを、前記無線端末が前記第2の通信
    インタフェースにより受信可能なパケットとして、前記
    バックボーン網及び前記第2のサブネットワークを経由
    するように送信し、 前記パケット中継装置から送信された前記パケットを前
    記第2の通信インタフェースにより受信した前記無線端
    末は、該パケットに含まれる前記応答メッセージを処理
    することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】受信のみに使用可能な第1の通信インタフ
    ェース及び送受信に使用可能な第2の通信インタフェー
    スを備えた無線端末が、該第1の通信インタフェースを
    使用しダウンリンク用無線網の無線基地局を介して接続
    可能な第1のサブネットワークに設置されるパケット中
    継装置であって、 前記第1のサブネットワークに所属する無線基地局の無
    線エリア内に存在する無線端末から送信され、第1のサ
    ブネットワークとは異なる第2のサブネットワークを経
    由して転送されてきた、所定のプロトコルの要求メッセ
    ージを含むIPカプセル化されたパケットを受信する受
    信手段と、 受信した前記IPカプセル化されたパケットをデカプセ
    ル化して前記所定のプロトコルの要求メッセージを取り
    出し、前記第1のサブネットワークにおいて該要求メッ
    セージの要求元の前記無線端末を代行して該要求メッセ
    ージを処理する代行処理手段と、 この代行の処理によって得た前記所定のプロトコルの要
    求メッセージに対する応答メッセージを、前記無線端末
    が前記第2のサブネットワーク経由で受信可能なパケッ
    トにして送信する送信手段とを備えたことを特徴とする
    パケット中継装置。
  3. 【請求項3】前記代行処理手段は、前記所定のプロトコ
    ルの要求メッセージがDHCP要求メッセージである場
    合、前記第1のサブネットワークへ該DHCP要求メッ
    セージを送信し、該DHCP要求メッセージを処理した
    DHCPサーバからDHCP応答メッセージを受信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のパケット中継装置。
  4. 【請求項4】前記送信手段は、前記所定のプロトコルの
    応答メッセージの宛先アドレスを前記無線端末が前記第
    2のサブネットワーク側で獲得しているIPアドレスに
    変換して送信することを特徴とする請求項2に記載のパ
    ケット中継装置。
  5. 【請求項5】前記送信手段は、前記所定のプロトコルの
    応答メッセージの宛先アドレスを前記無線端末が前記第
    2のサブネットワーク側で獲得しているIPアドレス宛
    パケット内にIPカプセル化して送信することを特徴と
    する請求項2に記載のパケット中継装置。
  6. 【請求項6】受信のみに使用可能な第1の無線インタフ
    ェース及び送受信に使用可能な第2の無線インタフェー
    スを備えた無線端末であって、 前記第1の通信インタフェースを使用しダウンリンク用
    無線網の無線基地局を介して接続可能な第1のサブネッ
    トワークに所属する無線基地局の無線エリア内へ入った
    際に、該無線基地局から送信される、該無線基地局の所
    属する第1のサブネットワークにおいて自端末を代行し
    てプロトコル処理を行うパケット中継装置の存在又はア
    ドレスを示す情報を含む通知メッセージを、前記第1の
    通信インタフェースにより受信する第1の受信手段と、 受信した前記通知メッセージに基づいて前記パケット中
    継装置のアドレスを得された後に、前記第1のサブネッ
    トワークに対する所定のプロトコルの要求メッセージ
    を、該パケット中継装置のアドレスを宛先とするパケッ
    トにIPカプセル化して、前記第2の通信インタフェー
    スを使用し双方向通信網を介して接続可能な第2のサブ
    ネットワークを経由するように、前記第2の通信インタ
    フェースから送信する送信手段と、 前記パケット中継装置から送信され前記第2のサブネッ
    トワークを経由して転送されてきた前記所定のプロトコ
    ルの要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第
    2の通信インタフェースにより受信する第2の受信手段
    と、 受信した前記所定のプロトコルの応答メッセージを処理
    する処理手段とを備えたことを特徴とする無線端末。
  7. 【請求項7】前記通知メッセージは、前記無線基地局が
    所属する前記第1のサブネットワーク内に設置された特
    定のノードが定期的に発行する特定のメッセージ又は前
    記無線基地局が定期的に発行する特定のメッセージを兼
    用したものであり、 前記第1の受信手段は、受信した前記特定のノードが定
    期的に発行する特定のメッセージ又は前記無線基地局が
    定期的に発行する特定のメッセージから前記パケット中
    継装置の存在又はアドレスを示す情報を取得することを
    特徴とする請求項6に記載の無線端末。
  8. 【請求項8】前記送信手段は、前記所定のプロトコルの
    要求メッセージとして、前記第1のサブネットワークに
    対するブロードキャストパケット又は前記第1のサブネ
    ットワーク上の所定のノード群に対するマルチキャスト
    パケットを送信することを特徴とする請求項6に記載の
    無線端末。
  9. 【請求項9】前記送信手段は、前記所定のプロトコルの
    要求メッセージとして、前記第1のサブネットワークに
    対するDHCP要求メッセージを送信することを特徴と
    する請求項6に記載の無線端末。
  10. 【請求項10】前記る処理手段は、自端末が送信した前
    記DHCP要求メッセージに対するDHCP要求メッセ
    ージを受信した場合、該DHCP要求メッセージに含ま
    れる、前記第1のサブネットワークにおいて自端末に割
    り当てられたIPアドレスに対する送信インタフェース
    を前記第2の通信インタフェースに、受信インタフェー
    スを前記第1の通信インタフェースにそれぞれ設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線端末。
  11. 【請求項11】前記送信手段は、前記所定のプロトコル
    の要求メッセージとして、前記第1のサブネットワーク
    に対するルータ問い合わせメッセージを送信することを
    特徴とする請求項6に記載の無線端末。
  12. 【請求項12】前記送信手段は、前記所定のプロトコル
    の要求メッセージとして、前記第1のサブネットワーク
    上のマルチキャストルータに対するIGMP報告メッセ
    ージを送信することを特徴とする請求項6に記載の無線
    端末。
  13. 【請求項13】前記送信手段は、前記所定のプロトコル
    の要求メッセージとして、前記第1のサブネットワーク
    に対するARP応答メッセージを送信することを特徴と
    する請求項6に記載の無線端末。
  14. 【請求項14】前記送信手段は、前記所定のプロトコル
    の要求メッセージとして、前記第1のサブネットワーク
    に対するサービス発見プロトコルの要求メッセージを送
    信することを特徴とする請求項6に記載の無線端末。
  15. 【請求項15】前記第2の受信手段は、受信した前記所
    定のプロトコルの応答メッセージが、IPカプセル化さ
    れたパケットである場合、これをデカプセル化して前記
    処理手段に与えることを特徴とする請求項6に記載の無
    線端末。
  16. 【請求項16】受信のみに使用可能な第1の通信インタ
    フェース及び送受信に使用可能な第2の通信インタフェ
    ースを備えた無線端末が、該第1の通信インタフェース
    を使用しダウンリンク用無線網の無線基地局を介して接
    続可能な第1のサブネットワークに設置されるパケット
    中継装置におけるパケット処理方法であって、 前記第1のサブネットワークに所属する無線基地局の無
    線エリア内に存在する無線端末から送信され、第1のサ
    ブネットワークとは異なる第2のサブネットワークを経
    由して転送されてきた、所定のプロトコルの要求メッセ
    ージを含むIPカプセル化されたパケットを受信し、 受信した前記IPカプセル化されたパケットをデカプセ
    ル化して前記所定のプロトコルの要求メッセージを取り
    出し、前記第1のサブネットワークにおいて該要求メッ
    セージの要求元の前記無線端末を代行して該要求メッセ
    ージを処理し、 この代行の処理によって得た前記所定のプロトコルの要
    求メッセージに対する応答メッセージを、前記無線端末
    が前記第2のサブネットワーク経由で受信可能なパケッ
    トにして送信することを特徴とするパケット処理方法。
  17. 【請求項17】受信のみに使用可能な第1の無線インタ
    フェース及び送受信に使用可能な第2の無線インタフェ
    ースを備えた無線端末におけるパケット処理方法であっ
    て、 前記第1の通信インタフェースを使用しダウンリンク用
    無線網の無線基地局を介して接続可能な第1のサブネッ
    トワークに所属する無線基地局の無線エリア内へ入った
    際に、該無線基地局から送信される、該無線基地局の所
    属する第1のサブネットワークにおいて自端末を代行し
    てプロトコル処理を行うパケット中継装置の存在又はア
    ドレスを示す情報を含む通知メッセージを、前記第1の
    通信インタフェースにより受信し、 受信した前記通知メッセージに基づいて前記パケット中
    継装置のアドレスを得された後に、前記第1のサブネッ
    トワークに対する所定のプロトコルの要求メッセージ
    を、該パケット中継装置のアドレスを宛先とするパケッ
    トにIPカプセル化して、前記第2の通信インタフェー
    スを使用し双方向通信網を介して接続可能な第2のサブ
    ネットワークを経由するように、前記第2の通信インタ
    フェースから送信し、 前記パケット中継装置から送信され前記第2のサブネッ
    トワークを経由して転送されてきた前記所定のプロトコ
    ルの要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第
    2の通信インタフェースにより受信し、 受信した前記所定のプロトコルの応答メッセージを処理
    することを特徴とするパケット処理方法。
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