JP2001313024A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

Info

Publication number
JP2001313024A
JP2001313024A JP2000126913A JP2000126913A JP2001313024A JP 2001313024 A JP2001313024 A JP 2001313024A JP 2000126913 A JP2000126913 A JP 2000126913A JP 2000126913 A JP2000126913 A JP 2000126913A JP 2001313024 A JP2001313024 A JP 2001313024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
active material
electrode active
lithium
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000126913A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakai
賢治 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP2000126913A priority Critical patent/JP2001313024A/ja
Publication of JP2001313024A publication Critical patent/JP2001313024A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負極炭素材に残留するリチウム量を有効に活
用した高容量のリチウム二次電池を提供する。 【解決手段】 負極板12には銅箔からなる負極集電体
4上に無定形炭素が活物質として塗着されており、正極
板11にはチタン箔からなる正極集電体1とLiCoO
を活物質とする正極活物質層3との間に、LiCoO
よりも放電電位が低いLiMnO膜2が形成され
ている。LiMnO膜2に予め存在しているリチウ
ム量が充放電に有効に関与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池に
係り、特に、正極集電体にリチウムイオンを放出・吸蔵
することができる正極活物質を塗着した正極と、リチウ
ムイオンを吸蔵・放出することができる炭素材を負極活
物質とする負極と、を用いたリチウム二次電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、負極活物質にリチウムを用いたリ
チウム電池は、高いエネルギーを有することから、数々
の方面でその二次電池化が試みられてきた。しかし、負
極活物質に純金属リチウムを用いる場合には、充放電の
繰り返しに伴う負極リチウムの針状析出(いわゆる、デ
ンドライトの生成)が起こるので、針状析出リチウムが
正極に到達することにより電池内部での短絡が発生し電
池性能が著しく低下するといった性能面での問題と、内
部短絡によって過大な電流が流れることによる発熱で封
口部に不良が生じたり、電解質の揮発より電池の内圧が
著しく上昇するといった安全面での問題と、を考慮する
必要がある。特に安全面では、化学的に活性で反応性の
高い金属リチウムが空気中の水分と反応すると、下記化
学式(1)に示すように、水素ガスと反応熱とが電池の
安全性を阻害する。
【0003】
【化1】
【0004】デンドライト生成による問題を解決するた
めの対策として、負極に、Li−Al合金などのリチウ
ム合金や、充放電に伴いリチウムイオンの吸蔵、放出が
可能な炭素材が用いられている。とりわけ、非水電解液
と、このような炭素材を負極に用いたリチウム二次電池
は、高い安全性を有していることと、ニッケル・カドミ
ウム電池などの従来の二次電池に比べて高容量、高エネ
ルギー密度であることから、その市場は破竹の勢いで増
大するものと予測されている。
【0005】リチウム二次電池は、通常、正極・負極共
に活物質が金属箔に塗着され、セパレータを挟んで両極
が捲回された後、円筒形の缶に収納され、電解液注液
後、キャップ封口され、初充電することによって電池と
しての機能が付与される。負極活物質に用いられる炭素
材は、いわばリチウムが放出しきった状態、すなわち放
電状態であるので、通常、正極も放電状態の活物質、例
えばLiCoOやLiNiOなどが用いられる。こ
のような構成のリチウム二次電池は、高エネルギーであ
るメリットを活かして、主にVTRカメラやノートパソ
コン、携帯電話等のポータブル機器の主電源として使用
されている。このため現在、さらに高容量、高エネルギ
ー密度のリチウム二次電池が要望されている。
【0006】このような高容量化を実現するために、例
えば特開平第6−342673号公報には、正極活物質
より電位が低く、かつ、容量密度が正極活物質より大き
い含リチウム化合物を正極に混ぜ込んだリチウム二次電
池に関する技術が開示されている。
【0007】なお、本発明に関連して、正極に放電電位
の低い副活物質を添加し、負極に放電可能なリチウムを
予め保持させた構成とすることで、過放電時の正負極の
電位を制限して過放電による正負極の劣化を抑制する、
特開平第5−151995号公報に開示された技術があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のリチウム二次電池では、初充電時に炭素材に吸
蔵されたリチウムの約80%しか次の放電で放出でき
ず、残りの20%分は炭素材中に残留するので、初充電
に使われた電気量のおよそ80%しか以降の放電、充電
に用いられない、という問題点がある。すなわち、正極
活物質に予め存在していたリチウムの約80%しか充
電、放電に関与させることができず、正極活物質が持っ
ている能力の約80%しか発揮することができない。
【0009】また、上記特開平第6−342673号公
報の技術では、正極に混ぜ込んだ材料は初充電時以外の
充電、放電にはほとんど関与しないので、却って正極内
のリチウムイオンや電子の動きを妨げることとなり電池
の内部抵抗を増させ、十分な容量アップを図ることが難
しい、という問題点がある。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑み、負極炭素材
に残留するリチウム量を有効に活用した高容量のリチウ
ム二次電池を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、正極集電体にリチウムイオンを放出・吸蔵
することができる正極活物質を塗着した正極と、リチウ
ムイオンを吸蔵・放出することができる炭素材を負極活
物質とする負極と、を用いたリチウム二次電池におい
て、前記正極集電体と前記正極活物質との間に、該正極
活物質よりも放電電位が低い第二正極活物質層を備えた
ことを特徴とする。
【0012】リチウム二次電池の正極活物質として一般
に用いられるLiCoOやLiNiOなどの充電・
放電電位幅は、金属リチウムを基準として、おおよそ
4.3〜3.0Vである。これに対し本発明では、正極
集電体と正極活物質との間に、充電・放電電位幅が、金
属リチウムを基準として、おおよそ3.3〜1.5V程
度の放電電位が低い第二正極活物質層を備えている。こ
のため、初充電時には、はじめに第二正極活物質層が充
電され、次いでLiCoOやLiNiOなどの正極
活物質が充電される。つまり、はじめに第二正極活物質
層からリチウムが電解液中に放出され、次いでLiCo
やLiNiOなどの正極活物質からリチウムが電
解液中に放出される、という反応が起こる。一方、負極
炭素材には電解液中のリチウムが吸蔵される、という反
応が起こる。正極活物質に予め存在しているリチウム量
だけでなく、第二正極活物質層に存在しているリチウム
量も負極炭素材に吸蔵させてやろうというものである。
【0013】電池放電終了時の正極電位は金属リチウム
を基準として約3.0Vであるので、第二正極活物質層
に存在するリチウムは放電にほとんど関与しない。つま
り、初充電で放出されたリチウムは、放電では吸蔵され
ない。従って、第二正極活物質層に存在するリチウムを
負極炭素材に残留するリチウムにあてがうことができる
わけである。そうすると、正極活物質に予め存在してい
るリチウム量は、負極炭素材中に残留することなく充
電、放電に関与させることができ、電池の容量アップに
つながる。
【0014】このように本発明では、電子伝導性を有
し、リチウムの放出が可能で、リチウムの吸蔵(放電)
電位の低い第二正極活物質層を正極集電体と正極活物質
との間に備えることにより、残留するリチウム量を有効
に活用して高容量のリチウム二次電池を得ることができ
る。とりわけ、一般に、充電・放電電位幅が、金属リチ
ウムを基準としておおよそ3.3〜1.5V程度の活物
質はリチウムを放出すると電気抵抗が下がるので、第二
正極活物質層に適している。このような第二活物質層
は、第二活物質のみからなる膜で好適にはLiMnO
の膜としてもよく、又は、第二正極活物質粉末と炭素
粉末と結着材との混合物を含有して形成するようにして
もよい。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して本発明が適用可能なリチウム二次電池の第1の実
施の形態について説明する。
【0016】図1に示すように、本実施形態の円筒形リ
チウム二次電池20は、正極板11及び負極板12を、
厚さ20μmの微多孔性のポリエチレンフィルムからな
るセパレータ6を介して渦巻き状に捲回した捲回群13
を備えている。
【0017】正極板11は、厚さ20μm、平面サイズ
50mm×450mmのチタン箔からなる正極集電体1
の両面に、厚さ約25μmの、第二正極活物質層として
のLiMnO膜2が形成されている。このLi
nO膜2は、次のようにして正極集電体1上に形成さ
れる。
【0018】耐熱ガラス製の電解セル内に、電解液であ
るMnSO(1モル)−HSO (0.5モル)の
混合水溶液を満たし、陰極をグラファイト板とし、陽極
に正極集電体となるチタン箔を配置して、電流密度0.
5〜1A/dm、温度90°Cで陽極のチタン箔表面
上にMnOを電解析出させる。この析出量は、下記化
学式(2)に示すように、ファラデーの法則に従って通
電時間で調整することができる。
【0019】
【化2】
【0020】LiMnO膜は、水分のない雰囲気下
で表面にMnOが電解析出されたチタン箔を正極とす
る簡易リチウム電池を作製し放電させることにより形成
することができる。このような簡易リチウム電池は、例
えば、図2に示すように、MnOが両面に電解析出さ
れた正極集電体1aを試験極とし、試験極の両側にグラ
スウール3aを介して、金属リチウム5aと対極集電体
4aとからなる対極を配置することにより作製可能であ
る。対極集電体4aには、例えば、厚さ20μmのニッ
ケル箔を使用することができ、簡易リチウム電池の容器
にはガラス容器7aを用いることができる。簡易リチウ
ム電池の電解液6aには、プロピレンカーボネートと
1,2−ジメトキシエタンとの混合溶液(混合比:体積
で1:1)に、1mol/dmとなるように6フッ化
リン酸リチウム(LiPF)を溶解したものを用い
た。
【0021】下表1に放電条件を示す。表1の条件で放
電すると、LiMnOのx値は約1.1となる。
【0022】
【表1】
【0023】そして、LiMnO膜2が両面に形成
された正極集電体1を、脱水した1,2−ジメトキシエ
タンで、付着した電解液を洗い流した後、乾燥させ、L
MnO膜2の形成が完了する。
【0024】LiMnO膜2が両面に形成された正
極集電体1には、更に、正極活物質3が塗着され、正極
板11とされる。正極活物質層3は、リチウムイオンを
電極反応種とする正極活物質としてのLiCoO(平
均粒径約2μm)と、導電助剤であるグラファイト(平
均粒径約0.5μm)と、バインダー(結着剤)である
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)と、電解液と、で構
成されている。正極板11の作製手順について詳述すれ
ば、LiCoOとグラファイトとPVDFとを重量比
で80:10:10に十分混合し、そこへ分散溶媒とな
るN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量加え、
十分に混練、分散させ、インク状にし、この混練物をロ
ールからロールへの転写(ロールtoロール転写)によ
り正極集電体1の両面に形成されたLiMnO膜2
に塗着、乾燥させることにより得ることができる(ただ
し、この段階では、電解液は含まれていない。)。正極
活物質層3の厚さは、LiMnO膜2の表面から1
00μmである。
【0025】一方、負極板12は、厚さ10μm、平面
サイズ50mm×450mmの銅箔からなる負極集電体
4の両面に、リチウムイオンを電極反応種とする負極活
物質である無定形炭素(平均粒径約10μm)と、バイ
ンダーであるポリフッ化ビニリデンと、電解液と、で構
成された負極活物質層5が塗着されている。この負極板
12の作製手順について詳述すれば、無定形炭素とPV
DFを重量比で90:10となるように混合し、そこへ
分散溶媒となるN−メチル−2−ピロリドンを適量加
え、十分に混練、分散させ、インク状にし、この混練物
をロールtoロール転写により負極集電体4の両面に塗
着、乾燥させることにより得ることができる(ただし、
この段階では電解液は入っていない。)。負極活物質層
5の厚さは、負極集電体4の表面から100μmであ
る。
【0026】図1に示すように、捲回群13は、円筒形
リチウム二次電池20の缶体となる円筒状の有底負極缶
7に挿入されている。負極缶7には、一端を負極集電体
4に予め溶接しておいた負極タブ端子の他端が捲回群1
3の挿入後に溶接される。一方、正極タブ端子9の一端
は予め正極集電体1に溶接されており、他端が捲回群1
3の挿入後に正極キャップ8に溶接される。また、円筒
形リチウム二次電池20は、正極キャップ8を負極缶7
上部開口に配置し、ガスケット10を介して負極缶7上
部がカシメられ、密閉されている。
【0027】更に、円筒形リチウム二次電池20の負極
缶7内には、図示しない電解液が注液されている。本実
施形態では、電解液に、電解液に対して1mol/lと
なるようにLiPFが溶解された、炭酸エチレンと炭
酸ジエチルとの混合溶媒であり、その混合比を体積にし
て1:1としものを用い、負極缶7内に電解液を4ml
注液した。
【0028】(第2実施形態)次に、本発明が適用可能
なリチウム二次電池の第2の実施の形態について説明す
る。本実施形態のリチウム二次電池は、第二正極活物質
層として、LiMnO粉末と炭素粉末と結着材との
混合物を用いたものである。なお、本実施形態におい
て、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号
を付しその説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0029】本実施形態の円筒形リチウム二次電池の第
二正極活物質層は、第1実施形態に示したLiMnO
膜2のみからなる第二正極活物質層に代えて、Li
MnO粉末(平均粒径約2μm)と、導電助剤である
グラファイト(平均粒径約0.5μm)と、バインダー
であるポリフッ化ビニリデン(PVDF)と、で構成さ
れた第二正極活物質層が用いられている。本実施形態の
第二正極活物質層について詳述すれば、LiMnO
と、グラファイトと、PVDFと、を重量比で80:1
0:10に十分混合し、そこへ分散溶媒となるN−メチ
ル−2−ピロリドンを適量加え、十分に混練、分散さ
せ、インク状として、この混練物をロールtoロール転
写により正極集電体1の両面に塗着、乾燥させたもので
ある。そして、第1実施形態と同様に、簡易リチウム電
池を作製、放電、洗浄することによって、第二正極活物
質層を得た。
【0030】
【実施例】上記第1及び第2実施形態に従って作製した
円筒形リチウム二次電池(以下、実施例1、2の電池と
いう。)と、正極集電体1に第二正極活物質層を形成せ
ず、その他は上記実施例1、2と全く同様に作製した比
較例の電池と、を作製した。
【0031】(試験)そして、これらの電池を以下に示
す条件で初充電し、放電する充放電試験を行った。 初充電:4.2V定電圧、上限電流100mA、20
h、25°C、休止1h 放電:100mA定電流、終止電圧2.8V、25°C (試験結果・評価)図3及び図4に、充放電試験の試験
結果を示す。なお、図3は、初充電時とその後の放電時
の電圧と電流の様子を横軸時間に対して示したものであ
り、図4は、同条件で充電、放電サイクルを繰り返した
ときの、サイクル進行に伴う放電容量推移を示したもの
である。
【0032】図3に示すように、実施例1、2の電池の
方が比較例の電池より初充電容量、放電容量共に大きい
ことが明らかである。また、図4に示すように、比較例
の電池に比べ、実施例1、2の電池の方が高い容量を維
持し続けていることが明白である。
【0033】下表2は、実施例1、2及び比較例の電池
における活物質の化学量論関係を纏めたものである。な
お、表2において、正極活物質の単位活物質重量あたり
の理論容量は140mAh/g、負極活物質の単位活物
質重量あたりの理論容量は280mAh/g、Li
nOの単位活物質重量あたりの理論容量は200mA
h/gとして計算し、活物質量から算出した電池容量
は、実施例1、2の電池では、(1,400×0.8)
+100=1,220(mAh)、比較例の電池では、
1,400×0.8=1,120(mAh)として算出
した。
【0034】
【表2】
【0035】表2に示すように、電池内に仕込んだ正極
及び負極活物質量やLiMnO量から計算される電
池の放電容量と、図3及び図4に示した試験結果の容量
とは、実施例1、2の電池及び比較例の電池共にほぼ一
致していることが分かる。
【0036】なお、以上の実施形態では、正極活物質に
LiCoOを用い、第二正極活物質層にLiMnO
のみからなる膜又はLiMnO粉末を含む混合物
の層、及びLiMnOの形成手順等を例示したが、
本発明はこれに限定されることなく上述した特許請求の
範囲内において他の種々の実施形態を採ることができる
ものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正極集電体と正極活物質との間に、該正極活物質よりも
放電電位が低い第二正極活物質層を備えているので、リ
チウム二次電池の高容量化を図ることができる点で効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態の円筒形リチ
ウム二次電池の断面図である。
【図2】正極集電体の両面にLiMnO膜を形成さ
せるために作製した簡易リチウム電池の断面図である。
【図3】実施例及び比較例の電池の初充電及び放電電圧
推移を示すグラフである。
【図4】実施例及び比較例の電池の充放電サイクルに伴
う放電容量推移を示すグラフである。
【符号の説明】
1、1a 正極集電体 2、2a LiMnO膜(第二正極活物質層) 3 正極活物質層 4 負極集電体 5 負極活物質層 6 セパレータ 11 正極板(正極) 12 負極板(負極) 20 円筒形リチウム二次電池(リチウム二次電池)
フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ03 AK03 AL08 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ12 BJ14 DJ08 DJ12 DJ17 EJ04 HJ02 HJ12 5H050 AA08 BA17 CA08 CA09 CB09 EA08 EA24 FA02 FA04 FA08 HA02 HA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極集電体にリチウムイオンを放出・吸
    蔵することができる正極活物質を塗着した正極と、リチ
    ウムイオンを吸蔵・放出することができる炭素材を負極
    活物質とする負極と、を用いたリチウム二次電池におい
    て、前記正極集電体と前記正極活物質との間に、該正極
    活物質よりも放電電位が低い第二正極活物質層を備えた
    ことを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 前記第二正極活物質層は、第二活物質の
    みからなる膜であるとを特徴とする請求項1に記載のリ
    チウム二次電池。
  3. 【請求項3】 前記第二正極活物質層は、LiMnO
    の膜であることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のリチウム二次電池。
  4. 【請求項4】 前記第二正極活物質層は、第二正極活物
    質粉末と炭素粉末と結着材との混合物を含有することを
    特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池。
  5. 【請求項5】 前記第二正極活物質層は、LiMnO
    粉末と炭素粉末と結着材との混合物からなることを特
    徴とする請求項1又は請求項4に記載のリチウム二次電
    池。
JP2000126913A 2000-04-27 2000-04-27 リチウム二次電池 Abandoned JP2001313024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126913A JP2001313024A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 リチウム二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126913A JP2001313024A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 リチウム二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001313024A true JP2001313024A (ja) 2001-11-09

Family

ID=18636599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000126913A Abandoned JP2001313024A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 リチウム二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001313024A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338639A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Sony Corp 非水電解質電池
KR100769567B1 (ko) 2005-12-07 2007-10-23 한국전기연구원 하이브리드 캐패시터 양극, 이의 제조방법 및 하이브리드 캐패시터
US10985407B2 (en) 2017-11-21 2021-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid-state secondary battery including anode active material alloyable with lithium and method of charging the same
US11824155B2 (en) 2019-05-21 2023-11-21 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid lithium secondary battery and method of charging the same

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338639A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Sony Corp 非水電解質電池
KR100769567B1 (ko) 2005-12-07 2007-10-23 한국전기연구원 하이브리드 캐패시터 양극, 이의 제조방법 및 하이브리드 캐패시터
US10985407B2 (en) 2017-11-21 2021-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid-state secondary battery including anode active material alloyable with lithium and method of charging the same
US11764407B2 (en) 2017-11-21 2023-09-19 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid-state secondary battery including anode active material alloyable with lithium and method of charging the same
US11929463B2 (en) 2017-11-21 2024-03-12 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid-state secondary battery and method of charging the same
US11824155B2 (en) 2019-05-21 2023-11-21 Samsung Electronics Co., Ltd. All-solid lithium secondary battery and method of charging the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108717977A (zh) 一种具有优良零伏存储性能的锂离子电池
JP2001222995A (ja) リチウムイオン二次電池
JPH11120993A (ja) 非水電解質二次電池
JP2004259485A (ja) 非水電解質二次電池
JP4503964B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2001143708A (ja) 非水電解質二次電池
JP2002175836A (ja) 非水電解質電池
JP2002313416A (ja) 非水電解質二次電池
JP2001313024A (ja) リチウム二次電池
JP3921836B2 (ja) 有機電解液二次電池
JP3432922B2 (ja) 固体電解質二次電池
JP2001015168A (ja) リチウム二次電池
JP3775107B2 (ja) リチウム二次電池
JP2001357851A (ja) 非水電解質二次電池
JP3596225B2 (ja) 非水二次電池およびその製造方法
JP2000306610A (ja) 非水電解質二次電池
JP3448494B2 (ja) 非水電解質二次電池
JPH1154122A (ja) リチウムイオン二次電池
JP3148905B2 (ja) 薄形非水電解液二次電池の製造法
JP2005078799A (ja) 非水電解質電池
JPH09171825A (ja) 非水溶媒電解液を有する二次電池
JP2001196073A (ja) 非水電解質電池
JP2002093463A (ja) 非水電解質電池
JPH1131527A (ja) 非水電解液二次電池
JP2000058065A (ja) 非水電解質二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20080404