JP2001312090A - 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法 - Google Patents

二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法

Info

Publication number
JP2001312090A
JP2001312090A JP2000133951A JP2000133951A JP2001312090A JP 2001312090 A JP2001312090 A JP 2001312090A JP 2000133951 A JP2000133951 A JP 2000133951A JP 2000133951 A JP2000133951 A JP 2000133951A JP 2001312090 A JP2001312090 A JP 2001312090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
average particle
component developer
less
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000133951A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kondo
富美雄 近藤
Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
Mitsuteru Kato
光輝 加藤
Noboru Kuroda
昇 黒田
Yasushi Nakamura
靖 中村
Ryoichi Ito
良一 伊藤
Kenichi Uehara
賢一 上原
Sachihiro Sugiyama
祥弘 杉山
Satoshi Miyamoto
聡 宮元
Osamu Uchinokura
理 内野倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000133951A priority Critical patent/JP2001312090A/ja
Publication of JP2001312090A publication Critical patent/JP2001312090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高寿命であり、かつトナー凝集物が発生せ
ず、更にはホタル、白抜けと呼ばれる画像欠陥のない二
成分現像剤を提供する。 【解決手段】 トナーと磁性キャリアからなる二成分現
像剤において、該トナーの粒径分布が、重量平均粒径
が6.0〜11.5μm、5μm以下のトナー粒子が
15個数%以下、重量平均粒径の2倍径以上のトナー
粒子が5重量%以下、累積個数分布が25%と75%
となる個数平均粒子径D25とD75の関係が0.60
≦D25/D75≦0.85の範囲であり、かつ該トナ
ーを500メッシュで篩った後のメッシュ上残留物の円
形度が0.93〜0.97の範囲であり、更には該トナ
ー100gを500メッシュで篩った後の残留物重量が
10mg以下であることを特徴とする二成分現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真や静電記
録の分野における二成分現像剤、その製造方法、及びそ
れを用いる画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は、一般には光導電性物質を
利用し、種々の手段により静電潜像坦持体上に電気的潜
像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必
要に応じて紙などにトナーを転写した後、加熱あるいは
溶剤蒸気などにより定着し、コピー画像或いはプリント
画像を得るものである。感光体などの静電潜像坦持体上
に形成された静電潜像を現像する手段としては、液体現
像剤を用いる方法(湿式現像法)と、結着樹脂中に着色
剤を分散させたトナー或いはこのトナーをキャリアと混
合した一成分型または二成分型乾式現像剤を用いる方法
(乾式現像法)とがある。これらの方法にはそれぞれ長
所・短所があるが、現在では乾式現像法が多く利用され
ている。
【0003】これらの方法の中で二成分現像方法は、一
成分現像方法に比べて、比較的、高速化・高寿命化が可
能であることから、中速から高速の複写機やプリンター
を中心に広く普及している。
【0004】近年では、複写或いはプリント画像のより
高精細化・高解像化が強く望まれている。こうした高精
細、高解像度の画像を得るために、特開平1−1122
53号公報、特開平2−284158号公報、特開平7
−295283号公報では、平均粒径が小さく、かつ5
μm以下のトナー粒子含有量及びその分布を規定した現
像剤が提案されている。ここでは、5μm以下のトナー
粒子は高精細、高解像度の画像を形成するための必須成
分であり、この粒径のトナーが潜像の現像時に円滑に供
給される場合、潜像に忠実な、即ち、潜像からはみ出す
ことのない再現性に優れた画像が得られるとしている。
また、一方で、エッジ部に比べて画像中央部の濃度が薄
くなるエッジ効果現象は、5μm以下のトナー粒子程、
顕著に現れるが、これに対しては5μm以上の中間粒径
のトナー粒子の個数%を規定することで、この問題を解
決できるとしている。
【0005】しかしながら、小粒径のトナーほど高精
細、高解像度の画像を形成するには有利ではあるが、代
表例として図1、図2に示すように、5μm以下のトナ
ー粒子を17個数%含有する場合では、体積%としては
わずか3体積%を占めるにすぎない。この程度の量で、
5μm以下の小粒径トナーが潜像上の周囲部分に選択的
にのるということは、極めて考えにくい。一方、図3、
図4に代表例として示すように、5μm以下のトナー粒
子を60個数%と多量に含有する場合では、トナーが過
剰帯電するため、トナーは現像されにくくなる。結果、
画像濃度は著しく低下する。また、トナーが現像されに
くいと、キャリア表面にトナーが蓄積するため、スペン
トと呼ばれる現象が生じ、現像剤の寿命を著しく損なっ
ている。
【0006】このようなスペントを防止するため、従来
より、キャリア表面に種々の樹脂を被覆する方法が提案
されている。例えば、スチレン−メタクリレート共重合
体、スチレン重合体などの樹脂で被覆されたキャリア
は、帯電特性には優れているが、表面の臨界表面張力が
比較的高いため、現像剤としての寿命はそれほど長くな
い。
【0007】また、四フッ化エチレン共重合体を被覆し
たキャリアは表面張力が低いため、トナーのスペント化
は起きにくいが、四フッ化エチレン共重合体が摩擦帯電
系列において、最も負側に位置していることから、トナ
ーを負極性に帯電しようとする場合には用いることがで
きない。
【0008】また、低表面張力を持つものとして、シリ
コーン樹脂含有の被覆層でコートしたキャリアが提案さ
れている。例えば、不飽和シリコーン樹脂とオルガノシ
リコーン、シラノールなどをスチレン〜アクリル樹脂と
混合してキャリア表面を被覆したもの(米国特許第35
62533号明細書)、ポリフェニレン樹脂とオルガノ
シリコーンターポリマー樹脂とで表面を被覆されたキャ
リア(米国特許第3847127号明細書):スチレン
〜アクリレートメタクリレート樹脂と、オルガノシラ
ン、シラノール、シロキサンなどで表面を被覆されたキ
ャリア(米国特許第3627522号明細書):シリコ
ーン樹脂で表面を披覆されたキャリア(特開昭55−1
27567号公報);及び樹脂変性シリコーン樹脂で表
面を被覆されたキャリア(特開昭55−157751号
公報)などが挙げられる。
【0009】シリコーン樹脂被覆キャリアにすることに
よって、耐スペント性は向上するが、5μm以下のトナ
ー粒子が多い場合には、昨今の高寿命化の要求を十分に
満足しているとは言えない。
【0010】5μm以下のトナー粒子を少なく規定した
ものとしては、特開平4−124682号公報、特開平
10−91000号公報で、一成分現像方式について提
案されているが、画像の品質を決定付ける大部分のトナ
ー粒子が存在する範囲の粒径分布については記載されて
いない。また、その効果も一成分現像方式に限定された
ものとなっている。また、昨今では、パソコンの低価格
化と高性能化に伴い、比較的容易にカラー画像を利用で
きるようになり、カラー画像が急速に普及している。カ
ラー画像は黒白画像と比較して、ベタ画像が圧倒的に多
く、これにより、黒白画像では大きな問題とはならない
ホタルや白抜けと呼ばれる画像欠陥が、カラー画像では
致命的な問題となっている。このホタルや白抜けと呼ば
れる画像欠陥は、トナー中に凝集物が存在すると凝集物
は他の正常なトナーと同様に現像されるが、転写工程、
定着工程を経る間に転写不良或いは定着不良を起こし、
凝集物が現像された部分だけ、画像上、点状或いは線状
の白抜けとなる現象である。この画像欠陥に対しては、
以下のような方法が提案されている。
【0011】例えば、特開平9−96923号公報で
は、少なくとも2種類の疎水性金属酸化物微粒子を添加
混合する際に使用する回転羽根式混合機の羽根形状を規
定する方法が提案されているが、トナー凝集物発生は羽
根形状に依存するものではなく、画像欠陥の改善効果は
期待できない。特開平9−160282号公報では、体
積平均粒径5〜50nmの無機粒子を添加混合し、かつ
鉄粉との摩擦帯電量を規定して有機粒子を固定化する方
法が提案されているが、流動性付与の効果は十分なレベ
ルではなく、固定化工程と外添剤混合工程とが区別され
ているために生産性低下が懸念される。また、本公報で
は混合方法(羽根周速、混合時間)については規定され
ているが、混合時のトナー重量は考慮されていないこ
と、更には規定値V・Tが4000〜8000の範囲で
はトナー凝集物が発生してしまうことなどから、本方法
ではトナー凝集物発生を抑制することは不十分である。
特開平7−230185号公報では、トナー粒子のみを
混合処理した後に、該トナー粒子と流動化剤とを混合処
理する方法が提案されているが、トナーのみを混合処理
してもトナー凝集性には依存せず、画像欠陥を抑制する
ことはできない。特開平4−204660号公報では、
トナー粒子の粒度分布変動係数、シリカ微粒子添加量及
び150メッシュ篩残分を規定する方法が提案されてい
るが、150メッシュ(目開き105μm)ではホタル
の原因である凝集物、粗大粒子を完全に除去できないこ
とから、150メッシュ篩での残量を規定しても品質改
善効果は得られない。
【0012】また、流動性付与剤の平均粒径、添加量を
規定する方法も多数提案されている。例えば、特開平2
−43654号公報では、平均粒径0.05μm以下の
シリカ微粉末と平均粒径0.1μm以上のチタニア粒子
を添加する方法が提案されているが、チタニア粒子を添
加することは環境安定性、画像濃度安定化には効果が有
るものの、平均粒径0.1μm以上の流動性付与剤を使
用した場合、現像機中でトナーから脱離してしまい、ホ
タルなどの画像品質を損なう原因となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の間題
点を解決しようとするもので、 (1)本発明の第一の目的は、高寿命であり、かつトナ
ー凝集物が発生せず、更にはホタル、白抜けと呼ばれる
画像欠陥のない二成分現像剤を提供することにある。 (2)本発明の第二の目的は、更なる高寿命化が可能な
二成分現像剤を提供することにある。 (3)本発明の第三の目的は、環境安定性・画像濃度安
定性に優れた二成分現像剤を提供することにある。 (4)本発明の第四の目的は、上記二成分現像剤を有す
る画像形成方法を提供することにある。 (5)本発明の第五の目的は、上記二成分現像剤を有す
るフルカラー画像形成方法を提供することにある。 (6)本発明の第六の目的は、上記二成分現像剤の製造
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討によれ
ば、二成分現像方式において、先述の目的を達成するた
めには、トナーの粒径分布が、重量平均粒径が6.0
〜11.5μm、5μm以下のトナー粒子が15個数
%以下、重量平均粒径の2倍径以上のトナー粒子が5
体積%以下、個数平均粒子径D25とD75の関係が
0.60≦D25/D75≦0.85の範囲であり、か
つ該トナーを500メッシュで篩った後のメッシュ上残
留物の円形度が0.93〜0.97の範囲であり、更に
は該トナー100gを500メッシュで篩った後の残留
物重量が10mg以下であることが重要であることを見
出した。
【0015】5μm以下のトナー粒子が15個数%以下
であると、相対的に平均粒径が大きくなる分、高解像に
は不利にはなるが、トナーの過剰帯電や流動性の悪化が
防止でき、現像不良によるキャリアヘのトナー蓄積が防
止できるため、現像剤寿命は向上した。5μm以下のト
ナー粒子は全粒子数の15個数%以下であることが良
く、さらに好ましくは12個数%以下が良い。
【0016】また、本発明者らによれば、高精細、高解
像度を得るためには、個数平均粒子径D25とD75の
関係が最も量要であり、それには適正な範囲があること
を見出した。D25/D75が、≦0.60では粒度分
布がブロードになり、トナー粒子一つ一つの挙動が均一
でなくなるため、選択的なトナーの消費や帯電量の異な
るトナーが増大し、画像を悪化させる。また、≧0.8
5ではシャープな粒度分布となり、高解像度の画像形成
には有利にはなるが、従来の乾式粉砕分級による製造方
法では生産性が極端に低下するため実用的ではない。個
数平均粒子径D25とD75の関係は、0.60≦D2
5/D75≦0.85であることが良い。0.60≦D
25/D75≦0.85であれば、高精細、高解像度の
画像を安定して形成できる。好ましくは0.70≦D2
5/D75≦0.85が良い。
【0017】また、本発明者らによれば、重量平均粒径
の2倍径以上のトナー粒子は5体積%以下であることが
望ましく、好ましくは3体積%以下であることが明らか
となった。5体積%を超えると細線再現性が著しく劣る
傾向にあった。また、トナーの重量平均粒径は6.0〜
11.5μmであり、好ましくは7.5〜10.5μm
である。重量平均粒径6.0μm未満では、長期間の使
用でのトナー飛散による機内の汚れ、低湿環境下での画
像濃度低下等の問題が生じやすい。また、重量平均粒径
が11.5μmを超える場合では、100μm以下の微
小スポットの解像度が充分でなく非画像部への飛び散り
も多く画像品質が劣る傾向にあった。
【0018】また、本発明者らによれば、トナーを50
0メッシュで篩った後のメッシュ上残留物の円形度及び
トナー100g中の残留物重量については、以下の知見
が得られた。一般的には、流動性付与剤を添加混合した
後には、金網などで異物を除去する工程が設けられてい
るため、トナー中にはトナー凝集物や粗大粒子が存在し
ないと考えられている。しかしながら、凝集物の中に
は、金網を通過するものがあることが明らかとなった。
この凝集物は、金網通過時には、一時的に凝集を解き、
通過後に再び凝集していた。凝集を防止するには、流動
性付与剤の添加量を増やす方法が考えられるが、この場
合、感光体ドラムの表面膜削れの増加やメダカと呼ばれ
る画像欠陥の等の副作用があるため、有効な方法である
とは言えない。
【0019】本発明者らが鋭意研究したところによれ
ば、ホタル、白抜けが発生するトナーを500メッシュ
(目開き25μm)で篩い、メッシュ上残留物の円形度
を測定したところ、円形度が非常に高いことが明らかに
なった(図7、図8)。そこで、本発明者らは流動性付
与剤をトナーに外添混合する回転羽根式混合機に着目し
た。羽根回転数が高すぎる場合、混合機内部の発熱によ
りトナー表面が溶融し、球形化現象や流動性付与剤のト
ナー粒子中への埋没が起こっていた。特に、カラートナ
ーの場合、混合機内部での球形化現象は、通常の黒白画
像で使用されるトナーに比べて、より顕著であった。こ
れは、イエロー、マゼンタ、シアンの基本色を重ね合せ
て色調を再現させているため、使用される結着樹脂は低
分子量成分を多く含む低軟化タイプものを採用せざるを
得ないことに起因している。
【0020】ホタル、白抜けなどの画像欠陥を防止する
ためには、トナーを500メッシュで篩った後のメッシ
ュ上残留物の円形度が0.93〜0.97の範囲であ
り、かつ該トナー100gを500メッシュで篩った後
のメッシュ上残留物重量が10mg以下であることが重
要であった。また、本発明で用いられる粒度分布のトナ
ーを用いることにより、その効果は飛躍的に向上した。
本発明で用いられる円形度は、種々の方法で測定可能で
あるが、本発明においては東亜医用電子製フロー式粒子
像分析装置FPA−1000を使用して求めた。メッシ
ュ上残留物の円形度は、凝集物を1%食塩水の電解液に
希釈して測定を行った。
【0021】流動性付与剤の混合方法としては、流動性
付与剤を混合時の攪拌羽根周速をV(m/sec)、攪
拌混合時間をT(sec)、攪拌混合を行うトナー重量
をM(kg)としたときに、50≦(V・T)/M≦2
00を満足する条件で流動性付与剤との攪拌混合を行う
ことによって、画像欠陥に対する品質改替効果は顕著で
あった。
【0022】また、本発明の二成分現像剤は上記記載の
トナーとシリコーン樹脂とカーボンブラックを主成分と
したコート層からなる平均粒径35〜80μmの磁性キ
ャリアと組台せることが好ましい。これにより、剤寿命
は飛躍的に向上した。
【0023】また、本発明のイエロー、マゼンタ、シア
ン用二成分現像剤は上記記載のトナーとシリコーン樹脂
を主成分としたコート層からなる平均粒径35〜80μ
mの磁性キャリアと組合せることが好ましい。これによ
り、寿命は飛距的に向上した。
【0024】本発明で用いられるキャリアの平均粒径
は、種々の方法で測定可能であるが、本発明においては
通常の篩分けによる方法や光学顕微鏡から得られる画像
からランダムに抽出した200〜400個を、画像処理
解析装置により解析する方法を用いることができる。
【0025】本発明で用いられるトナー粒度分布は、種
々の方法で測定可能であるが、本発明においてはコール
ターカウンターを用いて行なった。即ち、測定装置とし
てはコールターカウンターTA−II型(コールター社
製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフ
ェイス(日科機製)及びPC9801パーソナルコンピ
ューター(NEC製)を接続し、電解液は1級塩化ナト
リウムを用いて1%NaCl水溶液を調製した。測定法
としては、前記電解水溶液10〜15ml中に分散剤と
して界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20
mg加え、超音波分散器で約1〜3分分散処理を行う。
別のビーカーに電解水溶液100〜200mlを入れ、
その中に前記サンプル分散液を所定の濃度になるように
加え、前記コールターカウンターTA−II型によりア
パーチャーとして100μmアパーチャーを用いて個数
を基準として2〜40μmの粒子の粒度分布を測定し、
2〜40μmの粒子の体積分布と個数分布を算出し、体
積分布から求めた重量基準の重量平均粒径(D4:各チ
ャンネルの中央値をチャンネルの代表値とする)を求め
た。
【0026】本発明で用いられる流動性付与剤として
は、Si、Ti、Al、Mg、Ca、Sr、Ba、I
n、Ga、Ni、Mn、W、Fe、Co、Zn、Cr、
Mo、Cu、Ag、V、Zr等の酸化物や複合酸化物が
挙げられ、これらを1種或いは2種以上組合せて用いら
れる。これらのうち、二酸化珪素(シリカ)、二酸化チ
タン(チタニア)、アルミナの微粒子が好適に用いられ
る。また、これらのうち、1次粒子径は0.1μm以下
のものが好ましい。
【0027】さらに、疎水化処理剤等により表面改質処
理することが有効である。疎水化処理剤の代表例として
は以下のものが挙げられる。ジメチルジクロルシラン、
トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、ア
リルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロル
シラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチル
ジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシ
ラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチ
ルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラ
ン、p−クロルフェニルトリクロルシラン、3−クロル
プロピルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメト
キシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルジクロル
シラン、ジメチルビニルクロルシラン、オクチル−トリ
クロルシラン、デシル−トリクロルシラン、ノニル−ト
リクロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)−トリ
クロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−トリクロ
ルシラン、ジベンジル−ジクロルシラン、ジヘキシル−
ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジノニ
ル−ジクロルシラン、ジデシル−ジクロルシラン、ジド
デシル−ジクロルシラン、ジヘキサデシル−ジクロルシ
ラン、(4−t−ブチルフェニル)−オクチル−ジクロ
ルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジデセニル−
ジクロルシラン、ジノネニル−ジクロルシラン、ジ−2
−エチルヘキシル−ジクロルシラン、ジ−3,3−ジメ
チルペンチル−ジクロルシラン、トリヘキシル−クロル
シラン、トリオクチル−クロルシラン、トリデシル−ク
ロルシラン、ジオクチル−メチル−クロルシラン、オク
チル−ジメチル−クロルシラン、(4−t−プロピルフ
ェニル)−ジエチル−クロルシラン、オクチルトリメト
キシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジ
シラザン、ジエチルテトラメチルジシラザン、ヘキサフ
ェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。この他
チタネート系カップリング剤−アルミニューム系カップ
リング剤も使用可能である。
【0028】これら流動性付与剤の内、平均粒径0.0
5μm以下の疎水性シリカ微粒子と平均粒径0.05μ
m以下の疎水性酸化チタン微粒子とを併用することが、
環境安定性・画像濃度安定性には最も効果が高かった。
本発明に用いられる流動性付与剤は、トナーに対して
0.1〜2重量%使用されるのが好ましい。0.1重量
%未満では、トナー凝集を改善する効果が乏しくなり、
2重量%を超える場合は、細線間のトナー飛び散り、機
内の汚染、感光体の傷や摩耗等の問題が生じやすい傾向
がある。本発明におけるキーポイントは、添加量が少量
でも所定の流動性を確保でき、長期間、多数枚数の複
写、プリントにおいても高解像度の画質を維持できるこ
とにあり、この効果は5μm以下のトナー量を多くし
て、流動性付与剤を多量に添加した場合より、明らかに
効果的であった。
【0029】また、本発明の現像剤には、実質的な悪影
響を与えない範囲内で更に他の添加剤、例えばテフロン
(登録商標)粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化
ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;あるいは酸化セリウム
粉末、炭化珪素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末など
の研磨剤;あるいは例えばカーボンブラック粉末、酸化
亜鉛粉末、酸化スズ粉末等の導電性付与剤:また、逆極
性の白色微粒子、及び黒色微粒子を現像性向上剤として
少量用いることもできる。
【0030】本発明のトナー用結着樹脂としては従来公
知のものを広く使用することができる。本発明で使用さ
れる結着樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−
p−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレ
ン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロルス
チレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチ
レン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフ
タリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合
体、、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテ
ル共重合体、スチレンビニルメチルケトン共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共
重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合
体などのスチレン系共重合体;アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、ポリビニルブ
チラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、
テルペン樹脂、フェノール樹脂、天然樹脂変性フェノー
ル樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ポリウレタン、
ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、クマロイ
ンデン樹脂、シリコーン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水
素樹脂、芳香族系石油樹脂などが挙げられ、これらは単
独で或いは混合して使用される。特に、スチレン系共重
合体及びポリエステル樹脂が現像特性、定着性等の面で
好ましい。
【0031】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、アクリル酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクリルアミドのような二重結合を
有するモノカルボン酸もしくはその置換体;マレイン
酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸
ジメチルのような二重結合を有するジカルボン酸及びそ
の置換体;塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルの
ようなビニルエステル類;エチレン、プロピレン、ブチ
レンのようなエチレン系オレフィン類;ビニルメチルケ
トン、ビニルヘキシルケトンのようなビニルケトン類;
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル
イソブチルエーテルのようなビニルエーテル類が挙げら
れ、これらのビニル単量体が単独でもしくは2種以上用
いられる。
【0032】ポリエステル樹脂はアルコール成分と酸成
分を原材料に公知の合成方法で製造することができる。
アルコール成分としては、ポリエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−ブテンジオールなどのジオール類、
1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビ
スフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキ
シエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン
化ビスフェノールAなどのエーテル化ビスフェノール
類、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭
化水素基で置換した二価のアルコール単位体、その他の
二価のアルコール単位体、ソルビトール、1,2,3,
6−ヘキサンテトロール、1,4−サルビタン、ペンタ
エリストール、ジペンタエリストール、トリペンタエリ
ストール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,
2,5−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチル
プロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタン
トリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等
の三価以上の多価アルコール単量体等が挙げられる。
【0033】酸成分としては、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸などのモノカルボン酸、マレイン酸、
フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、
グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22の
飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した二価の有機
酸単量体、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル
トリノレイン酸の二量体、その他の二価の有機酸単量
体、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5
−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサ
ントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボ
ン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸エンボール三量体酸、これら酸の無水物等
の三価以上の多価カルボン酸単量体等が挙げられる。
【0034】本発明で用いる顔料としては以下のものが
用いられる。黒色顔料としては、カーボンブラック、オ
イルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプ
ブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等の
アジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属
酸化物が挙げられる。黄色顔料としては、カドミウムイ
エロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイ
エロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、
ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジン
イエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネント
イエローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。橙
色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオ
レンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレン
ジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ペンジ
ジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジ
GKが挙げられる。赤色顔料としては、ベンガラ、カド
ミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッ
ド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム
塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
シンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、
ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。紫色顔料とし
ては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキが挙げられる。青色顔料としては、コバルトブル
ー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロ
シアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロ
シアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブル
ー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。緑色顔料
としてば、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグ
リーンB、マラカイトグリーンレーキ等がある。これら
は、1種または2種以上を使用することができる。
【0035】また、本発明におけるトナーには定着時の
オフセット防止のために離型剤を内添することも可能で
ある。離型剤としては、キャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ライスワックスなどの天然ワックス、モ
ンタンワックス、パラフィンワックス、サゾールワック
ス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、
アルキルリン酸エステルなどがある。これらは、結着樹
脂および定着ローラー表面材質により選択される。これ
ら離型剤の融点は65〜90℃であることが好ましい。
この範囲より低い場合には、トナーの保存時のブロッキ
ングが発生しやすくなり、この範囲より高い場合には定
着ローラー温度が低い領域でオフセットが発生しやすく
なる場合がある。
【0036】本発明で用いられる荷電制御剤は、トナー
に配合(内添)、又はトナーと混合(外添)して用いる
ことができる。荷電制御剤によって、現像システムに応
じた最適の荷電量コントロールが可能となり、特に本発
明では粒度分布と荷電量とのバランスを更に安定したも
のとすることが可能である。正極性としては、ニグロシ
ン及び四級アンモニウム塩、イミダゾール金属錯体や塩
類を、単独であるいは2種類以上組合わせて用いること
ができる。また、負極性としては、サリチル酸金属錯体
や塩類、有櫨ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物、
クロムや鉄を主成分とした含金属アゾ化合物などが用い
られる。
【0037】本発明で使用される磁性キャリアとして
は、従来公知のものが使用可能であり、例えば鉄粉、フ
ェライト粉、ニッケル粉、マグネタイト粉の如き磁性粒
子あるいはこれら磁性粒子の表面を樹脂で処理したも
の、あるいは磁性粒子が樹脂中に分散されている磁性粒
子分散樹脂粒子等が挙げられる。これら磁性キャリアの
平均粒径は35〜80μmが良い。これらの中で、磁性
粒子の表面にシリコーン樹脂層を設けたもの或いはカー
ボンブラックを含むシリコーン樹脂層を設けたものが、
耐スペント性に最も優れている。
【0038】コート層を形成する樹脂としては、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、
クロロスルホン化ポリエチレン等のポリオレフィン系樹
脂;ポリスチレン、アクリル(例えばポリメチルメタク
リレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニル
エーテル、ポリビニルケトン等のポリビニル及びポリビ
ニリデン系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化
ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン等の弗素
樹脂;ポリアミド;ポリエステル;ポリウレタン;ポリ
カーボネート;尿素−ホルムアルデヒド樹脂等のアミノ
樹脂;エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
【0039】シリコーン掛脂としては、従来から知られ
ているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、下記式
で示されるオルガノシロキサン結合のみからなるストレ
ートシリコーンおよびアルキド、ポリエステル、エポキ
シ、ウレタンなどで変成したシリコーン樹脂が挙げられ
る。
【化1】 上記式中R1は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基またはフェニル基、R2およびR3は水素基、炭素原子
数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、
炭素原子数2〜4のアリケニル基、炭素原子数2〜4の
アルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、
エチレンオキシド基、グリシジル基または下記式で示さ
れる基である。
【化2】 上記式中R4、R5はヒドロキシ基、カルボキシル碁、炭
素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアル
コキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子
数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノキ
シ基、k、l、m、n、o、pは1以上の整数を示す。
上記各置換基は未置換のもののほか、例えばアミノ基、
ヒドロキシ基、カルボキシル基、メルカプト基、アルキ
ル基、フェニル基、エチレンオキサイド基、グリシジル
基、ハロゲン原子のような置換基を有してもよい。
【0040】また、コート層にカーボンブラックを含ま
せることによって、所望のキャリアの電気抵抗を得るこ
とができる。本発明で使用されるカーボンブラックとし
ては、例えばファーネスブラック、アセチレンブラッ
ク、チャンネルブラックなどのすべてのカーボンブラッ
クが使用できる。この中でも特にファーネスブラックと
アセチレンブラックの混合物を用いることにより、少量
の添加で効果的に導電性の調整が可能で、更にコート層
の耐摩耗性に優れたキャリアを得ることが可能となっ
た。これらのカーボンブラックは、粒径0.01〜10
μm程度のものが好ましく、被覆樹脂100重量部に対
して2〜30重量部添加されることが好ましく、さらに
は5〜20重量部が好ましい。
【0041】また、キャリア被覆層中には核体粒子との
接着性を向上させたり導電性付与剤の分散性を向上させ
る目的でシランカップリング剤、チタンカップリング剤
等を添加しても良い。本発明で用いられるシランカップ
リング剤としては、下記一般式で示される化合物であ
る。
【化3】YRSiX3 但し、Xはけい素原子に結合している加水分解基でクロ
ル基、アルコキシ基、アセトキシ基、アルキルアミノ
基、プロペノキシ基などがある。Yは有機マトリックス
と反応する有機官能基でビニル基、メタクリル基、エポ
キシ基、グリシドキシ基、アミノ基、メルカプト基など
がある。Rは炭素数1〜20のアルキル基またはアルキ
レン基である。
【0042】このシランカップリング剤の中でも、特に
負帯電性を有する現像剤を得るにはYにアミノ基を有す
るアミノシランカップリング剤が好ましく、正帯電性を
有する現像剤を得るにはYにエポキシ基を有するエポキ
シシランカップリング剤が好ましい。
【0043】コート層の形成法としては、従来と同様、
キャリア核体粒子の表面にコート層形成液を噴霧法、浸
漬法等の手段で塗布すればよい。コート層の厚さは0.
1〜20μmが好ましい。
【0044】本発明に係る二成分現像剤を作製する方法
の一例としては、先ず、前述した結着樹脂、着色剤とし
ての顔料又は染料、荷電制御剤、滑剤、その他の添加剤
等をヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合
した後、バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサーや
連続式の2軸押出し機、例えば神戸製鋼所社製KTK型
2軸押出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、K
CK社製2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出
し機、栗本鉄工所社製KEX型2融押出し機や、連続式
の1軸混練機、例えばブッス社製コ・ニーダ等の熱混練
機を用いて構成材料を良く混練し、冷却後、ハンマーミ
ル等を用いて粗粉砕する。また、カラートナーの場合、
顔料の分散を向上させる目的で、結着樹脂の一部と顔料
を予め溶融混練して得られるマスターバッチを着色剤と
して使用することが一般的である。更に、これら粗粉砕
物をジェット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機を単
独に用いて或いは併用して微粉砕し、旋回気流を用いた
分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒度
に分級する。更に、流動性付与剤とヘンシェルミキサー
の如き混合機により充分混合し、250メッシュ以上の
篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去する。
【0045】
【実施例】以下、本発明を製造例及び実施例により具体
的に説明するが、これらは本発明をなんら限定するもの
ではない。尚、以下の配合における部数は全て重量部で
ある。
【0046】 実施例1 結着樹脂 ポリエステル樹脂 100部 着色剤 カーボンブラック 10部 帯電制御剤 含Crアゾ化合物 5部 離型剤 カルナウバワックス 5部 上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し
機により混練物温度120℃で溶融混練した。混練物を
圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用
いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、
5μm以下が15.0個数%、D25/D75=0.6
3、重量平均粒径の2倍径以上が4.3体積%の粒度分
布に分級した。さらに、母体着色粒子20kgに対し
て、平均粒径0.3μmの疎水性シリカ200gを添加
して、羽根周速V=20(m/sec)、攪拌混合時問
T=100(sec)、V・T/M=100の条件で攪
拌混合を行ない、トナーAを得た。 スチレン−ブチルアクリレート樹脂 100部 トルエン 100部 カーボンブラック 10部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、コート層
形成液を調整した。このコート層形成液を流動床型コー
ティング装置を用いて、粒径80μmの球状マグネタイ
ト1000部の表面にコーティングして磁性キャリアA
を得た。
【0047】このキャリアA97部とトナーA3部を混
合し、二成分現像剤Aを得た。
【0048】次に、リコー製imagio DA 505
にて、耐久性の評価を150万枚前後の解像度と地肌汚
れで評価した。ホタルは、初期画像で評価した。また、
環境安定性は、画像濃度の変動で評価した。結果を表
1、表2、表3に示した。尚、評価の指標は、以下の通
りとした。 ◎:特に優れている、○:良好、△:やや不良、×:不
良 解像度は、縦線、横線がそれぞれ1mmあたり2.0、
2.2、2.5、2.8、3.2、3.6、4.0、
4.5、5.0、5.6、6.3、7.1本の線が等間
隔に並んでいる線画像に対して、複写画像が線間をどこ
まで忠実に再現できているかを評価する。即ち再現でき
ている1mmあたりの本数が解像度になる。
【0049】 実施例2 シリコーン樹脂(オルガノストレートシリコーン) 100部 トルエン 100部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6部 カーボンブラック 10部 磁性キャリアのコート層を上記の原材料に変更した以外
は、実施例1と同様の方法で磁性キャリアBと二成分現
像剤Bを作成し、実施例1と同様の評価を行なった。結
果を表1、表2、表3に示した。
【0050】実施例3 流動性付与剤を平均粒径0.3μmの疎水性シリカ単独
から、平均粒径0.3μmの疎水性シリカ100gと平
均粒径0.3μmの疎水性チタン100gとの併用に変
更した以外は、実施例2と同様の方法でトナーBと二成
分現像剤Cを作成し、実施例2と同様の評価を行なっ
た。結果を表1、表2、表3に示した。
【0051】 実施例4 結着樹脂 ポリエステル樹脂 93.5部 着色剤 C.I.ピグメントイエロー 3.5部 帯電制御剤 サリチル酸亜鉛剤 3.5部 上記原材料をミキサーで十分に混合した後、2軸押出し
機により混練物温度120℃で溶融混練した。混練物を
圧延冷却後カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を用
いた微粉砕機で粉砕後、旋回式風力分級装置を用いて、
5μm以下が13.0個数%、D25/D75=0.6
5、重量平均粒径の2倍径以上が3体積%の粒度分布に
分級した。さらに、母体着色粒子20kgに対して、平
均粒径0.3μmの疎水性シリカ200gを添加して、
羽根周速V=20(m/sec)、攪拌混合時間T=1
00(sec)、V・T/M=100の条件で攪拌混合
を行ない、イエロートナーCを得た。次に、C.I.ピ
グメントイエローをローダミン系顔料3.5部に変更し
て、マゼンタトナーCを得た。更に、C.I.ピグメン
トイエローをフタロシアニン顔料3.5部に変更して、
シアントナーCを得た。更に、C.I.ピグメントイエ
ローをカーボンブラック顔料3.5部に変更して、ブラ
ックトナーCを得た。 スチレン−ブチルアクリレート樹脂 100部 トルエン 100部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、コート層
形成液を調整した。このコート層形成液を流動床型コー
ティング装置を用いて、粒径50μmの球状マグネタイ
ト1000部の表面にコーティングして磁性キャリアC
を得た。
【0052】このキャリアC97部とトナーC5部を混
合し、二成分現像剤Dを得た。
【0053】IBM3170にて、耐久性の評価を15
0万枚前後の解像度と地肌汚れで評価した。ホタルは、
初期画像で評価した。また、環境安定性は、画像濃度の
変動で評価した。更に色汚れの評価を実施した。結果を
表1、表2、表4に示した。尚、評価の指標は、以下の
通りとした。 ◎:特に優れている、O:良好、△:やや不良、×:不
【0054】 実施例5 シリコーン樹脂(オルガノストレートシリコーン) 100部 トルエン 100部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6部 磁性キャリアのコート層を上記の原材料に変更した以外
は、実施例4と同様の方法で磁性キャリアDと二成分現
像剤Eを作成し、実施例4と同様の評価を行なった。結
果を表1、表2、表3に示す。その後、実施例3と同様
の方法で二成分現像剤を作成し、実施例4と同様の評価
を行なった。結果を表1、表2、表4に示した。
【0055】実施例6 流動性付与剤を平均粒径0.3μmの疎水性シリカ単独
から、平均粒径0.3μmの疎水性シリカ100gと平
均粒径0.3μmの疎水性チタン100gとの併用に変
更した以外は、実施例5と同様の方法でトナーDと二成
分現像剤Fを作成し、実施例5と同様の評価を行なっ
た。結果を表1、表2、表4に示した。
【0056】 実施例7 シリコーン樹脂(オルガノストレートシリコーン) 100部 トルエン 100部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6部 カーボンブラック 10部 ブラック現像剤用の磁性キャリアのコート層を上記の原
材料に変更した以外は、実施例6と同様の方法で磁性キ
ャリアEと二成分現像剤Gを作成し、実施例6と同様な
評価を行なった。結果を表1、表2、表4に示した。
【0057】比較例1 分級条件を変更し、5μm以下が23.5個数%、D2
5/D75=0.65、重量平均粒径の2倍径以上が
1.7体積%の粒度分布に分級した以外は実施例1と同
様の方法で、トナーEと二成分現像剤Hを作成し、実施
例1と同様の評価を行なった。結果を表1、表2、表3
に示した。
【0058】比較例2 分級条件を変更し、5μm以下が10.34個数%、D
25/D75=0.59、重量平均粒径の2倍径以上
0.7体積%の粒度分布に分級した以外は実施例1と同
様の方法で、トナーFと二成分現像剤1を作成し、実施
例1と同様の評価を行なった。結果を表1、表2、表3
に示した。
【0059】比較例3 分級条件を変更し、5μm以下が14.6個数%、D2
5/D75=0.72、重量平均粒径の2倍径以上が
8.1体積%の粒度分布に分級した以外は実施例1と同
様の方法でトナーGと二成分現像剤Jを作成し、実施例
1と同様な評価を行なった。結果を表1、表2、表3に
示した。
【0060】比較例4 羽根周速V=30(m/sec)、攪拌混合時間T=1
50(sec)、V・T/M=225の条件で攪拌混合
する以外は実施例1と同様な方法でトナーHと二成分現
像剤Kを作成し、実施例1と同様な評価を行なった。結
果を表1、表2、表3に示した。
【0061】比較例5 羽根周速V=8(m/sec)、攪拌混合時間T=10
0(sec)、V・T/M=40の条件で攪拌混合した
以外は実施例1と同様な方法でトナーHと二成分現像剤
Kを作成し、実施例1と同様な評価を行なった。結果を
表1、表2、表3に示した。
【0062】比較例6 分級条件を変更し、5μm以下が23.5個数%、D2
5/D75=0.65、重量平均粒径の2倍径以上が
1.7体積%の粒度分布に分級した以外は実施例5と同
様の方法でトナーJと二成分現像剤Mを作成し、実施例
5と同様の評価を行なった。結果を表1、表2、表4に
示した。
【0063】比較例7 分級条件を変更し、5μm以下が10.34個数%、D
25/D75=0.59、重量平均粒径の2倍径以上
0.7体積%の粒度分布に分級した以外は実施例5と同
様の方法で、トナーKと二成分現像剤Nを作成し、実施
例5と同様の評価を行なった。結果を表1、表2、表4
に示した。
【0064】比較例8 分級条件を変更し、5μm以下が14.6個数%、D2
5/D75=0.72、重量平均粒径の2倍径以上が
8.1体積%の粒度分布に分級した以外は実施例5と同
様の方法でトナーLと二成分現像剤Oを作成し、実施例
5と同様な評価を行なった。結果を表1、表4に示し
た。
【0065】比較例9 羽根周速V=30(m/sec)、攪拌混合時間T=1
50(sec)、V・T/M=225の条件で攪拌混合
した以外は、実施例5と同様な方法で、トナーMと二成
分現像剤Pを作成し、実施例5と同様な評価を行なっ
た。結果を表1、表2、表4に示した。
【0066】比較例10 羽根周速V=8(m/sec)、攪拌混合時間T=10
0(sec)、V・T/M=40の条件で攪拌混合した
以外は実施例5と同様な方法でトナーNと二成分現像剤
Qを作成し、実施例5と同様な評価を行なった。結果を
表1、表2、表4に示した。
【0067】 比較例11 シリコーン樹脂(オルガノストレートシリコーン) 100部 トルエン 100部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6部 カーボンブラック 10部 ブラック現像剤用以外の磁性キャリアのコート層を上記
の原材料に変更した以外は実施例7と同様の方法で磁性
キャリアFと二成分現像剤Rを作成し、実施例7と同様
な評価を行なった。結果を表1、表2、表4に示した。
【0068】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、高寿命であり、かつト
ナー凝集物が発生せず、更にはホタル、白抜けと呼ばれ
る画像欠陥のない二成分現像剤を提供することができ
る。また、本発明によれば、更なる高寿命化が可能な二
成分現像剤を提供することができる。また、本発明によ
れば、環境安定性・画像濃度安定性に優れた二成分現像
剤を提供することができる。また、本発明によれば、上
記二成分現像剤を有する画像形成方法及びフルカラー画
像形成方法を提供することができる。また、本発明によ
れば、上記二成分現像剤の製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】5μm以下の粒子が17個数%の場合の代表的
な個数粒度分布を示す図である。
【図2】5μm以下の粒子が17個数%の場合の代表的
な重量粒度分布を示す図である。
【図3】5μm以下の粒子が60個数%の場合の代表的
な個数粒度分布を示す図である。
【図4】5μm以下の粒子が60個数%の場合の代表的
な重量粒度分布を示す図である。
【図5】本発明の代表的な個数粒度分布を示す図であ
る。
【図6】本発明の代表的な重量粒度分布を示す図であ
る。
【図7】500メッシュで篩った後の通過物のSEM写
真(×500)を表わした図である。
【図8】500メッシュで篩った後の残留物のSEM写
真(×500)を表わした図である。
【図9】本発明の代表的なフルカラー画像形成方法に用
いる装置説明図である。
【図10】本発明の代表的なフルカラー画像形成方法に
用いる装置説明図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 加圧ローラー 3 定着ローラー 4 スキャナー 5 スキャナー 6 現像ユニット 7 ミラー 8 防塵ガラス 9 レンズ 10 チャージャー 11 レンズ 12 レンズ 13 基板 14 レンズ 15 ミラー 16 クリーニングユニット 17 ブラシ 18 手差し給紙台 19 中間転写体 20 感光体ドラム 21 レジストローラー 22 ローラー 23 中間転写チャージャー 24 紙転写チャージャー 25 クリーニングユニット 26 搬送ベルト 51 給紙トレイ 52 加圧ローラー 53 定着ローラー 54 スキャナー 55 スキャナー 56 現像ユニット 57 ミラー 58 防塵ガラス 59 レンズ 60 チャージャー 61 レンズ 62 レンズ 63 基板 64 レンズ 65 ミラー 66 クリーニングユニット 67 ブラシ 68 手差し給紙台 69 中間転写体 70 感光体ドラム 71 レジストローラー 72 ローラー 73 中間転写チャージャー 74 紙転写チャージャー 75 クリーニングユニット 76 搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/113 G03G 9/10 352 361 (72)発明者 加藤 光輝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 黒田 昇 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中村 靖 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 良一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 上原 賢一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 祥弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮元 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 内野倉 理 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AA15 AA21 AB10 BA06 BA07 CA12 CB07 CB13 CB18 EA05 FA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーと磁性キャリアからなる二成分現
    像剤において、該トナーの粒径分布が、重量平均粒径
    が6.0〜11.5μm、5μm以下のトナー粒子が
    15個数%以下、重量平均粒径の2倍径以上のトナー
    粒子が5重量%以下、累積個数分布が25%と75%
    となる個数平均粒子径D25とD75の関係が0.60
    ≦D25/D75≦0.85の範囲であり、かつ該トナ
    ーを500メッシュで篩った後のメッシュ上残留物の円
    形度が0.93〜0.97の範囲であり、更には該トナ
    ー100gを500メッシュで篩った後の残留物重量が
    10mg以下であることを特徴とする二成分現像剤。
  2. 【請求項2】 該磁性キャリアが少なくともシリコーン
    樹脂とカーボンブラックを主成分としたコート層からな
    り、かつ該キャリアの平均粒径が35〜80μmである
    ことを特徴とする請求項1に記載の二成分現像剤。
  3. 【請求項3】 該磁性キャリアが少なくともシリコーン
    樹脂を主成分としたコート層からなり、かつ該キャリア
    の平均粒径が35〜80μmであることを特徴とする請
    求項1に記載の二成分現像剤。
  4. 【請求項4】 該トナーに流動性付与剤が含まれること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の二成
    分現像剤。
  5. 【請求項5】 該トナーに含まれる流動性付与剤が平均
    粒径0.05μm以下の疎水性シリカ微粒子と平均粒径
    0.05μm以下の疎水性酸化チタン微粒子であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の二成
    分現像剤。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は5に記載の二成分現像
    剤を使用して画像形成を行うことを特徴とする画像形成
    方法。
  7. 【請求項7】 該トナーに含まれる流動性付与剤が平均
    粒径0.05μm以下の疎水性シリカ微粒子と平均粒径
    0.05μm以下の疎水性酸化チタン微粒子である二成
    分現像剤を使用することを特徴とする請求項6に記載の
    画像形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、3又は5に記載の二成分現像
    剤をブラック現像剤、イエロー現像剤、マゼンタ現像剤
    友びシアン現像剤として使用して画像形成を行うことを
    特徴とするフルカラー画像形成方法。
  9. 【請求項9】 該トナーに含れる流動性付与剤が平均粒
    径0.05μm以下の疎水性シリカ微粒子と平均粒径
    0.05μm以下の疎水性酸化チタン微粒子である二成
    分現像剤を使用することを特徴とする請求項8に記載の
    フルカラー画像形成方法。
  10. 【請求項10】 ブラック現像剤が少なくともシリコー
    ン樹脂とカーボンブラックを主成分としたコート層から
    なり、かつ該キャリアの平均粒径が35〜80μmであ
    る二成分現像剤であることを特徴とする請求項8又は9
    に記載のフルカラー画像形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項4又は5に記載の二成分現像剤
    の製造する方法において、攪拌羽根を使用して流動性付
    与剤をトナーに混合し、かつその混合条件が下記式を満
    足することを特徴とする二成分現像剤の製造方法。 50≦(V・T)/M≦200 V(m/sec):攪拌羽根周速、T(sec):攪拌
    混合時間、M(kg):攪拌混合を行なうトナー重量
JP2000133951A 2000-05-02 2000-05-02 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法 Pending JP2001312090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133951A JP2001312090A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133951A JP2001312090A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001312090A true JP2001312090A (ja) 2001-11-09

Family

ID=18642328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000133951A Pending JP2001312090A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001312090A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7177555B2 (en) * 2003-01-15 2007-02-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming process and image forming apparatus
JP2007310329A (ja) * 2006-04-20 2007-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016166950A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7177555B2 (en) * 2003-01-15 2007-02-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming process and image forming apparatus
JP2007310329A (ja) * 2006-04-20 2007-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016166950A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4315263B2 (ja) 二成分現像剤
EP0997786B1 (en) Toner and two-component developer for electrophotographic process and image formation method and image formation apparatus using the toner
US6790575B2 (en) Two-component developer, image forming apparatus, and image forming method
JP4239835B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法
JP2003207942A (ja) 静電荷像現像用カラートナー
JP2004326049A (ja) 現像用非磁性トナー
JP2006227308A (ja) トナー及びそれを用いた画像形成方法
JP5396499B2 (ja) 静電潜像現像用トナー
JP2001022118A (ja) 電子写真用カラートナー及び該トナーの製造方法並びに画像形成方法
JPH086286A (ja) カラートナー及び現像剤
JP2001312090A (ja) 二成分現像剤、その製造方法及び画像形成方法
JP4334792B2 (ja) 二成分現像剤用トナー、二成分現像剤、トナー容器、画像形成装置及び画像形成方法
JP4030066B2 (ja) 電子写真用現像剤および画像形成方法
JP2002278261A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びトナー
JP2000330327A (ja) 電子写真用現像剤および画像形成方法
JP4454000B2 (ja) 画像形成方法、装置及び画像形成用トナー
JP5991943B2 (ja) 静電潜像現像用トナーの製造方法、及び静電潜像現像用トナー
JP3986044B2 (ja) 二成分現像剤、画像形成装置及び画像形成方法
JP4030725B2 (ja) 二成分現像剤、画像形成装置及び画像形成方法
JP3884918B2 (ja) 二成分系現像剤とその製造方法
JP3598570B2 (ja) 静電荷像現像剤
JP2002372801A (ja) 電子写真用トナー、二成分現像剤、それを用いる画像形成方法及び画像形成装置
JP2006243217A (ja) トナー
JP4068806B2 (ja) 静電潜像現像剤用トナー、静電潜像現像剤及び該静電潜像現像剤を用いた画像形成方法
JP2000267358A (ja) カラートナー、該カラートナーを使用した画像形成方法、および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050203

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050310

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050225

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20060221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024