JP2001310316A - セラミックスグリーンシート、グリーンシート積層圧着体、プリント配線板等のワークの段積用パレット - Google Patents

セラミックスグリーンシート、グリーンシート積層圧着体、プリント配線板等のワークの段積用パレット

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JP2001310316A JP2000131658A JP2000131658A JP2001310316A JP 2001310316 A JP2001310316 A JP 2001310316A JP 2000131658 A JP2000131658 A JP 2000131658A JP 2000131658 A JP2000131658 A JP 2000131658A JP 2001310316 A JP2001310316 A JP 2001310316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを反転させるに際して、専用の装置
(例えばインデックステーブル上方に出入りし尚且つ反
転する吸着プレート)を使用したり、ワークを一枚ずつ
人為的に反転させる必要がない便利なワーク(セラミッ
クスグリーンシート、グリーンシート積層圧着体、プリ
ント配線板等)の段積用パレットを提供する。 【解決手段】 縁枠部1の中途高さ部位にワーク載置面
部11を設けて形成されたパレット体2における縁枠部1
の上端部、下端部のどちらか一方に凹部(環状凹部)4
を、他方に凸部(環状凸部)3を形成して、凹部(環状
凹部)4、凸部(環状凸部)3の係脱可能な係合で必要
数のパレット体2…を段積可能に構成し、前記縁枠部1
は、段積状態で反転した際パレット体相互空間5でのワ
ークWの鉛直方向の移動を許容するようにワークWより
も僅かに大きな平面視形状をもって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスグリ
ーンシート、グリーンシート積層圧着体、プリント配線
板等のワークの段積用パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックスグリーンシート、グリーン
シート積層圧着体、プリント配線板等のワークは、穿孔
加工、印刷加工、カッティング加工等の各種加工を施す
場合、通常、平面視矩形状の段積用パレットに一枚ずつ
収容されて、各加工設備の近傍まで移送され、そのパレ
ットから搬入装置を介して加工設備に搬入して所望の加
工が施される。尚、セラミックスグリーンシートは、穿
孔加工、印刷加工を経て積層、プレスされてグリーンシ
ート積層圧着体を成形し、グリーンシート積層圧着体
は、カッティング工程を経て焼成され、プリント配線板
は、搭載装置でチップや、コンデンサー等が搭載(実
装)される。
【0003】従来の段積用パレットAは、図11に示すよ
うに底部をワーク載置面部11とする薄箱状であったり、
図12に示すようにそのワーク載置面部11の4隅または対
角線上の2隅から位置決め凸部21’…を突設した単純な
構成であり、共に一面(表面)を上方に向けた状態でワ
ークを収容するようになっている。
【0004】ところで、グリーンシート積層圧着体(ワ
ーク)では、例えばチップを碁盤目状にカッティングす
る際にワークを「ギロチン式」に一挙にカッティングす
ると、切断縁の歪み変形が大きくなって、焼成後の歩留
まり低下の大きな要因になることから、同ワークの両面
同一位置から碁盤目状にハーフカットしてから焼成し、
中間のつなぎ部分を人為的に割ってチップを得る方法が
採られている。このチップを得る一連の作動を、前記す
る図11の段積用パレットを使用したカッティング装置で
説明すると、その一連のシステムは、図13にように構成
されている。このシステムは、搬入位置で段積されたパ
レット群A1から上段のパレットAを外す度に、先端に
バキュームパットcを有する搬入・搬出装置Cでワーク
Wを吸着してカッティング装置Bのインデックステーブ
ルbに載承させて、所定間隔をおいて間欠送りされる切
断刃kとインデックステーブルbの割出機能とでワーク
Wの一面に碁盤目状にハーフカットを施し、そのワーク
Wを、カッティング装置Bのインデックステーブルb真
上に接近状に出入りする吸着、吸着解除可能で且つ回転
可能な吸着プレートGで吸着した(図13(a))後、
同吸着プレートGを待機位置に復動させ、その位置でワ
ークWを上向きに回転させた後、前記する搬入・搬出装
置CでワークWを吸着して、その吸着されるワークWを
搬出位置に多段状に段積みされる空のパレットA個々に
収容する(図13(b))。そして、一面側にハーフカ
ットが施されたワークWの全てが搬出位置で空の全ての
パレットAに収容されたら、再びその段積されたパレッ
ト群A1を搬入位置まで移送し、再度搬入・搬出装置C
でのワークWのインデックステーブルbへの載承、切断
刃kによるワークWの他面側からのハーフカット、吸着
プレートGによるワークWの吸着及び回転、搬入・搬出
装置Cによる同ワークWの吸着及び空のパレットAへの
ワークWの収容が行なわれる。
【0005】このような従来のシステムでは、カッティ
ング装置B、搬入・搬出装置Cの他に、インデックステ
ーブルb上方に出入りしてワークWを吸着し尚且つ回転
する吸着プレートGを必要とし、カッティング装置B自
体の大型化と共に装置コストの高騰を招く問題があっ
た。また、インデックステーブルb上のハーフカットさ
れたワークWを直接搬入・搬出装置Cで吸着して、空の
パレットAに収容する際に、そのワークWを人為的に反
転する手法も存在するが、人手を要することから、作業
時間がかかり効率的な切断作業が行なえない。尚、ワー
クの中には、一面側から製品孔を穿孔し、他面側から電
極を印刷するセラミックスグリーンシートや、両面側か
ら電極を印刷するセラミックスグリーンシートや、両面
に施した基準マーク個々に合わせて一面側、他面側から
基準孔や製品孔を穿孔するセラミックスグリーンシート
や、両面にチップや、コンデンサ等を実装するプリント
配線板等様々なものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ワーク
を反転するに際して、専用の装置(例えばインデックス
テーブル上方に出入りし尚且つ回転する吸着プレート)
を使用したり、ワークを一枚ずついちいち人為的に反転
する必要がない、非常に便利なワークの段積用パレット
を提供することである。他の目的とする処は、共通する
一縁部を一致させて段積み可能にして、平面視方向の向
きを同じにして段積する段積用パレットを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に講じた技術的手段として、請求項1は、縁枠部の中途
高さ部位にワーク載置面部を設けて形成されたパレット
体における縁枠部の上端部、下端部のどちらか一方に凹
部を、他方に凸部を形成して、凹部、凸部の係脱可能な
係合で必要数のパレット体を段積可能に構成し、前記縁
枠部は、段積状態のパレット体を反転した際、パレット
体相互空間でのワークの鉛直方向の移動を許容するよう
に前記ワークよりも僅かに大きな平面視形状をもって形
成してあることを要旨とする。
【0008】前記技術的手段によれば、凹部と凸部の相
互の係合で多段状に段積みされる。段積みされた必要数
のパレット群を反転すると、各パレットに収容されるワ
ークは、水平方向に回転することなく各パレット内のワ
ークの他面側を上向きにする。
【0009】請求項2は、請求項1記載のパレット体の
縁枠部において所望の一縁部に、段積時の各パレット体
の向きを合わせる向き合わせ部を設けていることを要旨
とする。この向き合わせ部は、係合部を構成する凹部と
凸部や、目印等、向きを統一させるものであれば、構成
は任意である。
【0010】前記技術的手段によれば、向き合わせ部で
共通する一縁部を一致させて段積して、全てのパレット
を同じ方向に向かせる。
【0011】請求項3は、基板の上下面からワークに開
孔された複数の位置決め孔を個別に挿通させる位置決め
凸部を背中合わせ状に突設してパレット体を形成し、前
記位置決め凸部の上端部、下端部のどちらか一方に係合
用凸部を、他方に係合用凹部を形成して、必要数のパレ
ット体相互における係合用凸部、係合用凹部の係脱可能
な係合で段積可能に構成していることを要旨とする。ま
た、位置決め凸部が、基板の4隅または対角線上の2隅
に形成されている場合であって、図8に示すように各パ
レット体の基板一半部側から突設する上側の位置決め凸
部上端に係合用凹部を、同基板他半部側から突設する上
側の位置決め凸部上端に係合用凸部を形成すると共に基
板一半部側から突設する下側の位置決め凸部下端には逆
に係合用凸部を、基板他半部側から突設する下側の位置
決め凸部下端に係合用凹部を形成してあっても良いもの
であるし、前記位置決め凸部端の凹凸関係を全く逆にす
るのも自由である。このようにすることによって、基板
一半部側と他半部側の位置決め凸部端の形状が異なるた
め、それを目印にして全てのパレットを同じ向きにして
段積できる。
【0012】前記技術的手段によれば、係合用凹部と係
合用凸部の相互の係合で段積させ、その位置決め凸部
が、ワークの位置決め孔を挿通してワークを位置決めす
る。段積されたパレット群を反転すると、ワークは、水
平方向に回転することなく、位置決め凸部をガイド体と
してパレット体相互空間を鉛直方向にスライド落下し
て、他面側を上向きにする。
【0013】請求項4は、基板の上下面に、ワークに開
穿された各位置決め孔に対応してその位置決め孔よりも
大形な位置合わせ凸部を背中合わせ状に突設してパレッ
ト体を形成し、前記位置合わせ凸部の上端部、下端部の
どちらか一方に係合用凸部を、他方に係合用凹部を形成
してなり、係合用凸部は、位置決め孔よりも若干小形を
もって一方の位置合わせ凸部に連設した連絡凸部の先端
に更に小形をもって延設し、係合用凹部は、位置決め孔
よりも若干小形をもって他方の位置合わせ凸部に連設し
た同連絡凸部の先端に凹設し、必要数のパレット体相互
における係合用凸部、係合用凹部の係脱可能な係合で段
積可能に構成していることを要旨とする。前記位置合わ
せ凸部は、ワークに搭載(実装)されるチップや、コン
デンサー等の電装品の厚みよりも高い高さをもって基板
表裏から突設される。
【0014】前記技術的手段によれば、係合用凸部と係
合用凹部の相互の係合で段積させ、連絡凸部がワークの
位置決め孔を挿通してワークを位置決めする。段積され
たパレット群を反転にすると、ワークは、パレット体相
互空間の中間部に支持したまま他面側を上向きにする。
そして、ワークがチップやコンデンサ等を搭載(実装)
している場合、その実装品がパレット内面と接触するこ
とを防止する。
【0015】請求項5は、請求項3または4記載におい
て、パレット体における基板の所望な一縁部に、段積時
の向きを合わせる向き合わせ部を設けていることを要旨
とする。
【0016】前記技術的手段によれば、パレット体にお
ける基板の共通する一縁部を一致させて段積させる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は、本実施の形態段
積用パレットの第1の実施の形態を、図6及び図7は同
第2の実施の形態を、図8は、第3の実施の形態を、図
9及び図10は第4の実施の形態を各々示している。ま
ず、第1の実施の形態を説明すると、符号Aは、段積用
パレットである。
【0018】この段積用パレットA…は、縁枠部1の中
途部にワーク載置面部11を水平に連設して形成されたパ
レット体2のその縁枠部1上端部、下端部の何れか一方
に段積時に係脱可能に係合する凸部(環状凸部)3と、
凹部(環状凹部)4とを備えて構成されている。
【0019】前記ワーク載置面部11は、矩形状のワーク
Wを囲繞する平面視形状を呈する縁枠部1の中間にワー
クWと略同面積をもって水平状に成形されている。詳細
には、このワーク載置面部11は、ワークWの面積よりも
ほんの僅かに広い面積に形成されており、環状凸部3、
環状凹部4は、図2に示すように縁枠部1上端部、下端
部の内側一半部に各々形成され、必要数のパレット体2
…の関係において環状凸部3とその環状凹部4とを互い
に係合させた状態でワーク載置面部11にワークWを支承
して段積し、その段積状態で反転した際、パレット体相
互空間5での各ワークW…の鉛直方向に移動を許容する
ようにしてある(図3参照)。
【0020】また、このパレット体2には、図2に示す
ようにその縁枠部1において所望する一縁部に、段積時
の各パレット体2…の向きを合わせる向き合わせ部6が
設けられている。
【0021】この向き合わせ部6は、本実施の形態では
縁枠部1の一縁部上端部、下端部外側部位同一鉛直上の
位置に部分的に形成した向き合わせ用凸部16と向き合
わせ用凹部26とであり、向き合わせ用凸部16と向き
合わせ用凹部26とが互いに係合するように向きを合わ
せた状態で必要数のパレット体2…を段積みする目印に
なっている。この目印によって、パレット体2の向きを
同じにして段積することができる。
【0022】図4は、グリーンシート積層圧着体である
ワークWを、カッティング装置Bに搬入して同ワークW
の両面にハーフカットを施すシステムを示している。ワ
ークWを収容する段積用パレットAを段積されたパレッ
ト群A1を、カッティング装置Bの搬入位置に移送して
待機させ、その位置で段積用パレットAを上位から順に
外しながら、バキュームパットcを有する搬入・搬出装
置CでワークWを吸着してカッティング装置Bのインデ
ックステーブルbに受け渡し、そのワークWに切断刃k
で碁盤目状にハーフカットする。次いで、一面をハーフ
カットした同ワークWを、搬出位置に載置された空の段
積用パレットAに一枚ずつ収容する。その際、前記向き
合わせ部6を構成する上段への空の段積用パレットAの
積み重ねと、同ワークW一枚ずつの収容とを交互に繰り
返して、一面に碁盤目状のハーフカットを施したワーク
Wを空の段積用パレットAに収容していく(図4(a)
参照)。そして、全てのワークWが搬出位置で空の段積
用パレットAに収容された時点で段積されたパレット群
A1を、再び搬入位置に移送させ、そこで反転する。そ
うすると、各パレットAに収容されているワークWは、
水平方向に回転することなく鉛直方向に落下してハーフ
カットされていない他面が上向きとなる。そして、前記
一面側と同様にこのワークWの他面を前記と同様な工程
を経てハーフカットしていく(図4(b)参照)。両面
からハーフカットされたワークWは、焼成後、そのハー
フット部分を人為的に割ることによってチップDを成形
する(図5)。
【0023】次に、図6及び図7に示す第2の実施の形
態を説明すると、この実施の形態は、前記縁枠部1を位
置決め部として使用せずに、水平状の基板11’に位置決
め凸部21…を突設してパレット体2を形成した段積用パ
レットAを示している。この位置決め凸部21…は、加工
対象となるワークWの4コーナーに開孔した位置決め孔
H…に対応して基板11’から上下に背中合わせ状に一体
に突設してなり、その上端部、下端部のどちらか一方に
係合用凸部21a、係合用凹部21bを設け、上位のパレッ
トAの係合用凸部21aと下位のパレットBの係合用凹部
21bとが互いに係合して多段状に積み重ね可能にしてあ
る。この実施の形態では、ワークWとして電極を裏面に
塗布すると共にパンチ孔に電極をビバホールとして充填
したセラミックスグリーンシートからなるワークを支持
した状態を示し、この電極が硬化した後に、段積された
パレット群を反転して、プレス加工設備に移送させるワ
ークを示している。
【0024】また、段積用パレットAは、図7に示すよ
うにその基板11’の一縁部に、段積時の各パレット体2
の向きを合わせる向き合わせ部6を設けても良いもので
ある。
【0025】この実施の形態の場合の向き合わせ部6
は、基板11’の一縁部から延設片部11aを一体的に上下
方向に延設し、その延設片部11aの上端部に凸片部11a’
を、また下端部に凸片部11a’と同一形状の凹片部11
a”を各々形成し、上位、下位のパレット体2、2にお
いて凸片部11a’と凹片部11b’とを係合させて、向きを
合わせた状態で必要数のパレット体2…が段積されるよ
うに構成されている。また、前記する凸片部11a’、凹
片部11b’とを有する延設片部11aを向き合わせ部6と
して使用せずに、図6で示す、ある位置決め凸部21の係
合用凸部21a、21bの大きさを、他の係合用凸部21a、
係合用凹部21bと相違させて、向き合わせ部6とするこ
と自由であるし、更に、ある位置決め凸部21の径を他の
位置決め凸部21に対して相違させ且つその位置決め凸部
21が挿通する位置決め孔Hを、その位置決め凸部21に丁
度良く挿通される孔径にしておくことによって、ワーク
Wの向きを簡単に合わせることが可能である。
【0026】次に、図8に示す第3の実施の形態を説明
すると、この実施の形態の段積用パレットA…は、各パ
レット体2…の基板11’一半部側(図8では左半部)か
ら突設する上側の位置決め凸部(4隅の片側2個)21先
端に係合用凹部21b、下側の位置決め凸部(4隅の片側
2個)21先端に係合用凸部21aを、基板11’の他半部側
(図8では右半部)から突設する上側の位置決め凸部21
先端に係合用凸部21a、下側の位置決め凸部21先端に係
合用凹部21bを設けて、その係合用凹部21bと係合用凸
部21aの向きでパレットAの段積み方向を特定できるよ
うにしている。このような構成にすることによって、前
記向き合わせ部6を敢えて設けずとも位置決め凸部21の
形状性でパレット体2…の向きを合せることが可能とな
る。
【0027】次に図9及び図10に示す形態を説明する
と、この実施の形態は、両面にチップや、コンデンサ等
の実装品Fを搭載(実装)するプリント配線板をワーク
Wとして支持するに適した段積用パレットを示してい
る。この段積用パレットAは、基板11’の上下面に、ワ
ークWに開穿された各位置決め孔H…に対応してその位
置決め孔H…よりも大形な位置合わせ凸部31…を背中合
わせ状に突設してパレット体2を形成し、前記位置合わ
せ凸部31…の上端部、下端部のどちらか一方に係合用凸
部31bを、他方に係合用凹部31cを形成して、前記位置
決め孔H…を介しての係合用凸部31b、係合用凹部31c
の係脱可能な係合で必要数のパレット体2…を段積可能
に構成している。詳細には、係合用凸部31bは、前記位
置決め孔H…よりも若干小形をもって位置合わせ凸部31
の先端に連設した連絡凸部31aの先端に延設し、また、
係合用凹部31cは、位置決め孔H…よりも若干小形をも
って位置合わせ凸部31の先端に連設した同連絡凸部31a
の先端に凹設して、前記係合用凸部31bと係合用凹部31
cとを係合させて連続する連絡凸部31a、31aを位置決
め孔H…に挿通させることによって、ワークWをパレッ
ト体相互空間5の中途位置で保持するようにしてある。
この実施の形態の場合には、反転する時には連絡凸部31
a、31a間でワークWが上下に微動する構造になってい
るものの、チップや、コンデンサ等の実装品Fがパレッ
ト体2の内面に衝突しないように前記位置合わせ凸部3
1、31の高さが設定されている。この実施の形態におい
て、前記する第2実施の形態と同様構成の向き合わせ部
(図示せず)を設けても良いものである。
【0028】図10は、搭載装置Mで、一面側の所望位
置に所望の実装品F…を搭載(実装)している状態を示
し、実装品F…を搭載(実装)するに際しては、搬入位
置の段積されたパレット群A1から、間欠動するコンベ
アN始端部にワークWを搬入し、一面の所望位置に搭載
装置Mからピックアンドプレース(図示せず)でチップ
や、各実装品F…を搭載(実装)する。この実施の形態
では、一面側にチップや、実装品F…を搭載(実装)し
ながら、コンベアNの終端部側の搬出位置で空のパレッ
トA…を段積する度にワークWを一枚ずつ収容してい
く。そして、全てのワークWを段積されたパレット群A
1に収容した時点で、そのパレット群A1を反転して前
記コンベアN始端側の搬入位置に移送し、上段のパレッ
トAを外しながらコンベアNにワークWを載せて同様に
他面側にチップや、コンデンサ等の実装品F…を同搭載
装置Mで搭載(実装)していく。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、必
要段数に段積された状態で反転すると、一枚宛収容され
ているワークが水平方向に回転することなく反転して他
面(裏面)を上向きにする。従って、従来例に示すよう
にグリーンシート積層圧着体(ワーク)を両面からハー
フカットする際に、専用の装置(例えばインデックステ
ーブル上方に出入りし尚且つ反転する吸着プレート)を
使用したり、ワークを一枚ずついちいち人為的に反転す
る必要がない非常に便利なワークの段積用パレットを提
供することができる。また、両面側から電極を印刷する
場合には、片面に印刷した電極が乾いてから必要段数に
段積されたパレット群を反転して、上段のパレットを外
しながら、印刷機にワークを搬入することでワークの他
面に印刷を施すことができるし、一面側から製品孔を穿
孔し、他面側から電極を印刷する場合や、両面に施した
基準マーク個々に合わせて一面側、他面側から基準孔や
製品孔を穿孔する場合等でも、一面からの加工(穿孔加
工)が終了した後に、段積されたパレット群を反転し
て、上段のパレットを外しながらワーク他面側に所望の
加工(印刷加工、穿孔加工)を施すことができる。しか
も、この段積用パレットは、位置決め孔がないワーク対
応型と、位置決め孔があるワーク対応型の2種が選択利
用され、便利であるし、請求項2、5記載にあっては、
段積されるパレットの向きを一致させ、穿孔機、印刷
機、プレス機、実装品の搭載装置等、所望の加工設備
(マシン)に搬入する際の作業性が非常に良くなる。ま
た、請求項4記載の段積用パレットにあっては、ワーク
をパレット体相互空間の中途位置に保持することができ
る。それ故、両面に実装品を搭載(実装)したワーク
を、その実装品がパレットの内面にぶつかることなく収
容して移送することができ、便利であるし、一面に実装
品を搭載(実装)した後に、他面に実装品を搭載(実
装)すべく、段積されたパレット群を反転した時でも既
に搭載されている実装品がパレットの内面等にぶつかる
ことなく反転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の段積用パレットの使用状
態を示す縦断面図で段積されたパレット群を部分的に示
す。
【図2】 同第1の実施の形態の段積用パレットの斜視
図で一部切欠して示す。
【図3】 この実施の形態で示す段積用パレットを反転
した状態を示す縦断面図で、段積されたパレット群を部
分的に示す。
【図4】 この段積用パレットを使用して、ワークの両
面からカッティングする状態を示し、(イ)は、搬入位
置に段積したワークをカッティング装置に搬入して一面
側をハーフカットし、それを搬出位置に段積した空のパ
レットに収容している状態を示す、(ロ)は、(イ)の
状態時で搬出位置に段積されている段積用パレットを反
転して搬入位置に移送し、そこからそのパレットを上側
から外しつつワークをカッティング装置に搬入して他面
側からハーフカットしている状態を示す。
【図5】 両面の同一位置にハーフカットを設けたワー
クであるグリーンシート積層圧着体を焼結後人為的に割
った状態を示す拡大断面図で概略的に示す。
【図6】 第2の実施の形態の段積用パレットの使用状
態を示す縦断面図で、段積されたパレット群を部分的に
示す。
【図7】 第2の実施の形態の段積用パレットの斜視図
で一部切欠して示す。
【図8】 第3の実施の形態の段積用パレットの使用状
態を示す縦断面図で、段積されたパレット群を部分的に
示す。
【図9】 第4の実施の形態の段積用パレットの使用状
態を示す縦断面図で、段積されたパレット群を部分的に
示す。
【図10】 第4の実施の形態の段積用パレットに実装
品(チップや、コンデンサ等)を搭載装置で搭載(実
装)している状態を示す参考斜視図。
【図11】 従来の段積用パレットの拡大断面図。
【図12】 同他種の段積用パレットの拡大断面図。
【図13】 カッティング装置でワーク両面の同一位置
にハーフカットを施す従来のシステムを示す概略図であ
る。
【符号の説明】
W:ワーク 11:ワーク載
置面部 2:パレット体 1:縁枠部 4:凹部(環状凹部) 3:凸部(環
状凸部) 6:向き合わせ部 21:位置決め
凸部 H:位置決め孔 31:位置合わ
せ凸部 31a:連絡凸部 21a、31b:係合用
凸部 21b、31c:係合用凹部 A:
段積用パレット B:カッティング装置 5:パレット
体相互空間 M:搭載装置 11’:基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁枠部の中途高さ部位にワーク載置面部
    を設けて形成されたパレット体における縁枠部の上端
    部、下端部のどちらか一方に凹部を、他方に凸部を形成
    して、凹部、凸部の係脱可能な係合で必要数のパレット
    体を段積可能に構成し、前記縁枠部は、段積状態のパレ
    ット体を反転した際、パレット体相互空間でのワークの
    鉛直方向の移動を許容するように前記ワークよりも僅か
    に大きな平面視形状をもって形成してあることを特徴と
    するセラミックスグリーンシート、グリーンシート積層
    圧着体、プリント配線板等のワークの段積用パレット。
  2. 【請求項2】 前記パレット体の縁枠部において所望の
    一縁部に、段積時のパレット体の向きを合わせる向き合
    わせ部を設けていることを特徴とする請求項1記載のセ
    ラミックスグリーンシート、グリーンシート積層圧着
    体、プリント配線板等のワークの段積用パレット。
  3. 【請求項3】 基板の上下面からワークに開孔された複
    数の位置決め孔を個別に挿通させる位置決め凸部を背中
    合わせ状に突設してパレット体を形成し、前記位置決め
    凸部の上端部、下端部のどちらか一方に係合用凸部を、
    他方に係合用凹部を形成して、必要数のパレット体相互
    における係合用凸部、係合用凹部の係脱可能な係合で段
    積可能に構成していることを特徴とするセラミックスグ
    リーンシート、グリーンシート積層圧着体、プリント配
    線板等のワークの段積用パレット。
  4. 【請求項4】 基板の上下面に、ワークに開穿された各
    位置決め孔に対応してその位置決め孔よりも大形な位置
    合わせ凸部を背中合わせ状に突設してパレット体を形成
    し、前記位置合わせ凸部の上端部、下端部のどちらか一
    方に係合用凸部を、他方に係合用凹部を形成してなり、
    係合用凸部は、位置決め孔よりも若干小形をもって一方
    の位置合わせ凸部に連設した連絡凸部の先端に更に小形
    をもって延設し、係合用凹部は、位置決め孔よりも若干
    小形をもって他方の位置合わせ凸部に連設した同連絡凸
    部の先端に凹設し、必要数のパレット体相互における係
    合用凸部、係合用凹部の係脱可能な係合で段積可能に構
    成していることを特徴とするセラミックスグリーンシー
    ト、グリーンシート積層圧着体、プリント配線板等のワ
    ークの段積用パレット。
  5. 【請求項5】 前記パレット体における基板の所望な一
    縁部に、段積時のパレット体の向きを合わせる向き合わ
    せ部を設けていることを特徴とする請求項3または4記
    載のセラミックスグリーンシート、グリーンシート積層
    圧着体、プリント配線板等のワークの段積用パレット。
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