JP2001309310A - マルチメディアデータ再生装置、マルチメディアデータ再生方法及び記録媒体 - Google Patents

マルチメディアデータ再生装置、マルチメディアデータ再生方法及び記録媒体

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JP2001309310A
JP2001309310A JP2000126419A JP2000126419A JP2001309310A JP 2001309310 A JP2001309310 A JP 2001309310A JP 2000126419 A JP2000126419 A JP 2000126419A JP 2000126419 A JP2000126419 A JP 2000126419A JP 2001309310 A JP2001309310 A JP 2001309310A
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Hiromatsu Aoki
博松 青木
Masao Hiramoto
政夫 平本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像データに音声データが埋め込まれてい
るマルチメディアデータから音声データと動画像データ
とを同時間帯に再生させるマルチメディアデータ再生装
置を提供する。 【解決手段】 本マルチメディアデータ再生装置100
は、音声データが埋め込まれた動画像データを保持する
JPEGファイル入力部11と、音声データを抽出する音声
データ取出し部12と、音声データを再生するオーディ
オデコーダ22と、動画像データを再生するビデオデコ
ーダ21と、音声データ抽出後にオーディオデコーダ2
2とビデオデコーダ21と再生開始させてビデオデコー
ダ21の再生を制御することにより動画像データの再生
を音声データの再生にあわせて同時間帯再生させる制御
部23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データに音
声データが埋め込まれたマルチメディアデータから音声
データと動画像データとを再生するマルチメディアデー
タ再生装置、マルチメディアデータ再生方法及び記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラにおいては
静止画だけでなく、動画像及び音声の記録が可能となっ
ている。一般に、デジタルスチルカメラにより撮影され
た動画像はモーションJPEG方式により圧縮されて記
録される。モーションJPEG方式とは、動画像を構成
する各フレーム1枚ずつをJPEG方式により符号化す
る符号化方式である。
【0003】ここで音声データを格納する領域を動画像
データとは別に設けた場合、音声データを追加した分だ
け情報量が増加してしまうという問題点がある。この問
題を解決し、記録時間をより長くするために、電子透か
し技術を応用し、モーションJPEG方式により圧縮さ
れた動画像データに音声データを埋め込む技術の利用が
考えられる。
【0004】ここで音声データを動画像データに埋め込
む方法の一例を簡単に説明しておく。図8(a)は、複
数のフレームからなる動画像データを示す。動画像デー
タの各フレームは8画素×8ラインのブロック毎にDC
T符号化され、量子化される。同図(b)に量子化DC
T係数ブロックの一例を示す。同図(b)において、丸
印により囲まれた8つのAC係数は、音声データの埋め
込みにより改ざんされている。同図(c)は音声データ
の一例を示し、先頭から8ビットが同図(b)の丸印で
囲まれた8つのAC係数に対してその低周波側からジグ
ザグスキャン順に埋め込まれている。同図(d)は、同
図(b)の8つのAC係数と同図(c)の8ビットとを
対応させている。同図(d)において、奇数のAC係数
には音声データの1が対応し、偶数のAC係数には音声
データの0が対応している。このように同図における埋
め込み方法は、DCT係数ブロックの低周波側からジグ
ザグスキャン順に8つのAC係数をそれぞれ埋め込み対
象とし、埋め込む音声データのビット値が0である場
合、AC係数が偶数になるように元のAC係数の値を改
ざんし、埋め込む音声データのビット値が1である場
合、AC係数が奇数になるように元のAC係数の値を改
ざんする方法である。こうして音声データが埋め込まれ
たDCT係数ブロックは、可変長符号化されてモーショ
ンJPEGファイルとなる。
【0005】音声データが埋め込まれたモーションJP
EGファイルを再生させる場合、まず可変長復号してD
CT係数ブロックにし、DCT係数ブロックから音声デ
ータを抽出してからDCT係数ブロックについては逆量
子化及び逆DCTを施し、抽出された音声データと逆D
CT後の動画像データとをそれぞれの再生装置により再
生させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで音声データと
動画像データとをパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンと省略する)等により再生させる場合、音声データ
については、汎用のパソコンに備えられた音源ボードに
音声データを渡すことにより、パソコンのCPU処理能
力に関係無く、録音時と同じレートで音声データを再生
させることができる。一方、動画像データの再生はパソ
コンのCPU処理能力に依存しており、録画時と同じフ
レームレートにより再生させることができない場合があ
る。このような場合、例えば図9に示すように同期間記
録された音声データ(同図中91)と動画像データ(同
図中92)とを同時刻に再生開始すると、音声データは
録音時と同じレートで再生されるので記録時の期間と同
じ再生期間となるが(同図中93)、動画像データは録
画時と同じフレームレートで再生されずに記録時の期間
をオーバーし(同図中94)、音声データと動画像デー
タとの再生時間帯が異なるという問題があった。
【0007】上記問題に鑑みて、本発明は音声データの
埋め込まれた動画像データから同記録期間分の音声デー
タと動画像データとを同時間帯に再生させるマルチメデ
ィアデータ再生装置、マルチメディアデータ再生方法及
び記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のマルチメディアデータ再生装置は、音声データ
が埋め込まれた動画像データから音声データを抽出し、
抽出後に動画像データと音声データとを同時に再生開始
させ、再生開始時から動画像データのフレームの再生に
要する期間を実測し、実再生期間と動画像データの記録
期間との比較結果に応じて動画像データの各フレームを
再生させるか否かを制御することにより音声データと動
画像データとを同時間帯に再生する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明のマルチメディアデ
ータ再生装置の実施形態について図面を用いて説明す
る。 (第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるマルチメ
ディアデータ再生装置の構成を示すブロック図である。
【0010】同図に示すようにマルチメディアデータ再
生装置100は、前処理部10と本処理部20とから構
成される。前処理部10は、JPEGファイル入力部1
1、音声データ取り出し部12、埋め込み条件入力部1
3及び音声データ再構築部14から構成される。JPE
Gファイル入力部11は、外部より入力されるモーショ
ンJPEGファイルを記憶する。ここでモーションJP
EGファイルは、モーションJPEG方式により圧縮さ
れたファイルであり、音声データと動画像データとから
なり、動画像データは図8(b)に示したように音声デ
ータの埋め込みにより部分的に改ざんされているものと
する。より詳しくはモーションJPEGファイルは、動
画像データがブロック毎にDCT符号化され、量子化さ
れ、一方音声データは、先頭から所定ビットずつ(本実
施形態においては8ビットずつ)のビット列に分割さ
れ、量子化DCT係数ブロック中の8つの係数に音声デ
ータのビット列が埋め込まれてから可変長符号化された
ものである。
【0011】音声データ取り出し部12は、JPEGフ
ァイル入力部11に記憶されたJPEGファイルを可変
長復号してから音声データを抽出し、音声データ再構築
部14に出力する。埋め込み条件入力部13は、JPE
Gファイル入力部11に記憶されるJPEGファイルに
おける音声データの埋め込み方法を音声データ取り出し
部12に通知する。数種類ある埋め込み方法の中からJ
PEGファイルに対応する埋め込み方法を音声データ取
り出し部12に通知する。これにより音声データ取り出
し部12は、通知された埋め込み方法に応じた抽出方法
により動画像データから音声データを抽出する。
【0012】音声データ再構築部14は、音声データ取
り出し部12より出力された音声データを抽出される順
に蓄積して1つの音声データを再構築し、オーディオデ
ーコーダ22に出力する。本処理部20は、ビデオデコ
ーダ21、オーディオデコーダ22及び制御部23から
構成される。
【0013】ビデオデコーダ21は、制御部23の指示
に従って、JPEGファイル入力部11より可変長復号
された動画像データを読み出し、ブロック単位に逆量子
化及び逆DCTを行って動画像データを復号して外部の
表示装置等に出力する。音声デコーダ21は、制御部2
3の指示に従って、音声データ再構築部14より音声デ
ータを読み出して再生する。
【0014】制御部23は、再生開始部221、計測部
232及び再生制御部233から構成され、ビデオデコ
ーダ21及びオーディオデコーダ22によって同記録期
間分の音声データと動画像データとが同時間帯に再生さ
れるよう制御する。より詳しくは、制御部23は、動画
像データを連続する所定数フレーム毎の組に分割して組
毎に目標の再生時刻を割り振り、各組の再生時間帯にお
いて、フレーム毎に目標の再生時刻と実際の再生時刻と
を比較し、実際の再生時刻が目標の再生時刻より早まっ
ている場合には、目標の再生時刻と一致するようにフレ
ームの再生時刻を遅延させて再生させ、実際の再生時刻
が目標の再生時刻より遅延している場合には、当該組の
再生時間帯において再生可能な限り、フレームの先頭か
ら順に再生させ、次の組の再生開始に遅延を生じさせな
いようにする。ここにおいて組毎の目標の再生時刻は先
頭の組の再生開始時刻と各組のフレーム枚数と記録時に
おけるフレームレートとから求められる。
【0015】図2は、前処理部10の処理手順を示すフ
ローチャートである。ステップ201においてJPEG
ファイル入力部11は、外部から入力されるモーション
JPEGファイルの合計フレーム数(MAX)を数え、
フレーム番号(i)の初期値として1を初期設定する。
ここでJPEGファイル入力部11は、モーションJP
EGファイルを可変長復号しておく。
【0016】ステップ202において音声データ取り出
し部12は、可変長復号されたモーションJPEGファ
イルの第iフレーム(第1フレーム)のデータをJPE
Gファイル入力部12より読み出す。ステップ203に
おいて音声データ取り出し部12は、第iフレームを構
成する量子化DCT係数から音声データを抽出して音声
データ再構築部14に出力する。音声データ再構築部1
4は、出力される音声データを順次蓄積することにより
1つの音声データを再構築する。
【0017】ステップ204、205においては、現フ
レーム番号に1を加え(ステップ204)、1加えられ
たフレーム番号(i)が合計フレーム数(MAX)以下
かどうか判定する。以上のようにしてフレーム番号
(i)が合計フレーム数(MAX)以下の間ステップ2
02からステップ205の処理を繰り返し、合計フレー
ム数を超えた時点で処理を終了する。
【0018】図3は、制御部23による処理手順を示す
フローチャートである。制御部23は、同図の処理に先
立ってJPEGファイル入力部11に記憶される動画像
データを先頭から所定数フレームずつの組に分割し、先
頭の組から順に組番号を付けておく。本実施形態におい
ては所定数フレームの数は10フレームとする。
【0019】ステップ301において、制御部23は、
初期値として組番号Lの値を1に設定する。また制御部
23は、内部に備える時計により現在時刻を測定しそれ
を先頭組の再生開始時刻T0として設定する。制御部2
3は、各組に対してステップ302〜ステップ306の
処理を繰り返す。
【0020】ステップ302、ステップ303におい
て、制御部23の計測部232は、現在時刻T1を測定
し、現在時刻T1が第L組の再生開始時刻に達している
か否かを判定する。具体的には、計測部232は、現在
時刻T1と先頭組の再生開始時刻T0との減算により先
頭組の再生開始から現在に至るまでの経過時間(実経過
時間とする)を算出し、また記録時のフレームレートに
基いて先頭組の再生開始から第L組の再生開始に至るま
での目標の経過時間(目標経過時間とする)を算出す
る。ここで目標経過時間は、第L組の総フレーム数を
M、記録時のフレームレートをNとするとき(L−1)
×M/Nで与えられる。
【0021】そして計測部232は、実経過時間と目標
経過時間との比較により実経過時間の値が目標経過時間
以上であれば第L組の再生開始時刻に達していると判定
してステップ304に進む。計測部232は、実経過時
間の値が目標経過時間より小さい場合、未だ第L組の再
生開始時刻に達していないと判定してステップ302に
戻る。
【0022】ステップ304において制御部23の再生
開始部221は、ビデオデコーダ21に第L組の動画像
データの再生を開始するよう指示を与える。この指示に
よりビデオデコーダ21は、第L組の動画像データの再
生を開始する。ステップ306において制御部23は、
Lの値に1を加え、ステップ306においてLの値が総
組数を超えたか否か判定し、超えていない場合にはステ
ップ302の処理に戻る。
【0023】ステップ306において制御部23は、L
の値が総組数を超えた時点で処理を終了する。図4は、
制御部23による第L組における再生制御の処理手順を
示すフローチャートである。ステップ401において制
御部23は、組内のフレームを識別するためのフレーム
番号nを0に初期化し、また現在時刻を測定してそれを
第L組の先頭のフレームの再生開始時刻T2として設定
する。
【0024】制御部23は、第L組の各フレームについ
てステップ402〜ステップ409の処理を繰り返す。
ステップ402、ステップ403において、制御部23
の計測部232は、現在時刻T3を測定し、現在時刻T
3が第n+1フレームの再生開始時刻に達しているか否
かを判定する。具体的には、計測部232は、現在時刻
T3と先頭フレームの再生開始時刻T2との減算により
第L組の先頭フレームの再生開始から現在にいたるまで
の経過時間(フレーム再生実経過時間)を算出し、また
先頭フレームの再生開始から第n+1フレームの再生開
始に至るまでの目標の経過時間(フレーム再生目標経過
時間とする)を算出する。そして計測部232は、フレ
ーム再生実経過時間とフレーム再生目標経過時間との比
較によりフレーム再生実経過時間の値がフレーム再生目
標経過時間以上であれば第nフレームの再生開始時刻に
達していると判定してステップ404に進む。計測部2
32は、フレーム再生実経過時間の値がフレーム再生目
標経過時間より小さければステップ402に戻る。
【0025】ステップ404において計測部232は、
次の組、すなわち第L+1組の再生開始時刻までの残り
時間で、第L組における1フレーム分の再生ができるか
否かを判定する。具体的には計測部232は、第L組に
おけるフレームをすべて再生し終えた場合の目標の経過
時間から1フレームの再生にかかると予測される予測再
生時間Fとを減算した値(M/N−F)と、フレーム再
生実経過時間とを比較する。比較の結果、フレーム再生
実経過時間がM/N−Fと同じかそれ以下である場合、
計測部232は、次の組の再生開始までの残り時間で1
フレーム分の再生が可能であると判定しステップ405
に進む。なおここにおいて予測再生時間Fは、ステップ
403において計算されたフレーム再生実経過時間をそ
の組において再生済みのフレーム数で割ることにより得
られる。
【0026】一方、フレーム再生実経過時間がM/N−
Fより大きければ1フレーム分の再生は不可能であると
判定して図4のフローチャートを終了する。このとき再
生制御部233はビデオデコーダ21に対して、第nフ
レームの再生が終了した時点で第n+1フレーム以降の
フレームの再生をスキップさせる。これによりビデオデ
コーダ21は、第L組における第n+1フレーム以降の
再生を行わずに次の第L+1組の再生処理を行うことと
なる。
【0027】ステップ405において再生開始部221
は、ビデオデコーダ21に第n+1フレームの復号と表
示の指示、すなわち再生の指示を与える。ステップ40
6において再生開始部221は、音声再生フラグの値が
FALSEか否か判定する。ここにおいて音声再生フラ
グは、再生開始部221が保持するフラグであり、その
初期値はFALSEである。
【0028】音声再生フラグの値がFALSEの場合、
ステップ407において再生開始部221はオーディオ
デコーダ22に再生開始の指示を与え、音声再生フラグ
の値をTRUEに変更する。ここでステップ407の処
理が行われるのは、先頭の組における先頭のフレームの
再生がなされたときのみとなる。ステップ408、40
9において制御部23は、nの値に1を加え、nが第L
組の総フレーム数Mを超えたか否か判定する。nがMよ
り小さい間であって、次組の再生開始時刻までの残り時
間が1フレームの予測再生時間以上ある間、ステップ4
02からステップ409の処理を繰り返す。
【0029】このような構成によりマルチメディアデー
タ再生装置100は、モーションJPEGの各フレーム
に埋め込まれた音声データをすべて抽出した後、音声デ
ータと動画像データとの再生を同時に開始する。再生時
においてマルチメディアデータ再生装置100は、動画
像データの再生については、連続するMフレーム毎の組
を単位として、フレームレートから計算される各組の目
標の再生開始時刻に合わせて各組の再生を開始する。各
組の再生時においては、フレームレートに基いて各フレ
ームの目標の再生時刻を計算し、第nフレームについ
て、次のフレームの目標の再生時刻より早く再生終了し
た場合は、次のフレームの目標の再生時刻を待って次の
フレームの再生を開始し、次のフレームの目標の再生時
刻までに第nフレームの再生が終了しなかった場合には
次の組の再生開始時刻に遅延が生じないと予想されると
きのみ直ちに次のフレームの再生を行う。次の組の再生
開始時刻に遅延が生じると予想されるときは、第nフレ
ーム以降のフレームの再生を省略し、次の組の目標の再
生開始時刻を待って次の組の再生を開始する。このよう
に再生することによりマルチメディアデータ再生装置1
00は、同記録期間分の音声データと動画像データとを
同時間帯に再生することができる。 また本実施形態の
マルチメディアデータ再生装置100は、組毎、フレー
ム毎に実際の再生にかかる時刻と目標の再生開始時刻と
を比較して、比較に応じた再生を行うので、例えば時間
経過とともに動画像データを再生するハードウェアの処
理負荷が変化しすることにより動画像データの再生にか
かる処理速度が変化した場合であっても、その変化に追
従して音声データと動画像データとを同時間帯に再生す
ることができる。
【0030】(第2実施形態)以下に第2実施形態にか
かるマルチメディアデータ再生装置200について説明
する。本実施形態のマルチメディアデータ再生装置20
0は、動画像データの再生方法が第1実施形態のマルチ
メディアデータ再生装置100とは異なっている。要す
るにマルチメディアデータ再生装置200は、1枚のフ
レームにかかる再生時間を予め計測し、動画像データ全
体の記録に要した記録時間(これが動画像データ全体の
目標再生時間となる)と1枚のフレームにかかる実際の
再生時間とから動画像データ全体の目標再生時間におい
て再生可能なフレーム数を算出し、フレーム数分のフレ
ームをフレーム全体の中から選択して再生することによ
り、動画像データを再生するハードウェアの処理能力に
左右されることなく、同記録時間分の音声データと動画
像データとを同時間帯に再生するものである。
【0031】以下では、第1実施形態とは異なる点を中
心に説明する。なおマルチメディアデータ再生装置20
0とマルチメディアデータ再生装置100とは、各構成
要素の機能が異なるものの、それら各構成要素の名称は
同じであるので、以下の説明においては、図1のブロッ
ク図をマルチメディアデータ再生装置200の構成とし
て流用するものとする。
【0032】図5は、初期設定の処理手順を示すフロー
チャートである。マルチメディアデータ再生装置200
は、図2の処理の替わりに図5の処理を実行する。ステ
ップ601において、JPEGファイル入力部11は、
外部よりモーションJPEGファイルを読み込んで記憶
し、可変長復号を施して動画像データのフレーム総数N
sumを計数する。
【0033】ステップ602において、JPEGファイ
ル入力部11は、外部より入力される動画像データの録
画時のフレームレートNsecを制御部23に出力す
る。ここにおいてフレームレートNsecは、モーショ
ンJPEGファイルとは別に外部より入力されるものと
しているが、モーションJPEGファイル中に記述され
ているものとしてそれをJPEGファイル入力部11が
読み取るよう構成してもよい。
【0034】ステップ603において音声データ取り出
し部12は、可変長復号された動画像データに埋め込ま
れた音声データのビット列を抽出して音声データ再構築
部14に出力し、音声データ再構築部14は、ビット列
から1つの音声データを再構築する。ステップ604に
おいて制御部23の再生制御部233は、JPEGファ
イル入力部11に記憶される動画像データの先頭の1フ
レーム目をビデオデコーダ21に再生させることにより
外部の表示装置に1フレーム目の画像を表示させる。こ
のとき計測部232は、1フレーム目の再生開始から再
生終了までの時間を計測し、それを実再生時間Tdpy
とする。
【0035】図5に示す初期設定処理の後、計測部23
2は、図5において得られたフレーム総数Nsum、フ
レームレートNsec及び実再生時間Tdpyを用いて
以下の(式1)〜(式3)に示す計算を実行することに
より再生可能なフレーム数Ndpyを算出する。 (式1) 1フレームを録画するのに要した時間Trec=100
0/Nsec(単位;msec) (式2) 目標再生時間(音声再生時間)Ta=Nsum×Tre
c (式3) 目標再生時間中に再生可能なフレーム数Ndpy=Ta
/Tdpy 再生制御部233は、再生可能なフレーム数Ndpyに
応じて動画像データ全体のフレーム中から再生させるフ
レームと再生させないフレームとを決定する再生フレー
ム決定処理を行う。
【0036】図6は、再生フレーム決定処理の処理手順
を示すフローチャートである。ステップ501において
再生制御部233は、再生フラグPLYF(i)を0に
初期化する。ここにおいてiは1からフレーム総数Ns
umまでの整数であり、再生フラグPLYF(i)は各
フレームと一対一で対応し、各フレームについて再生さ
せるか否かを示す。
【0037】ステップ502において再生制御部233
は、割合Pを算出する。Pは次式により与えられる。 (式4) P=Nsum/Ndpy 割合Pは、すなわち再生可能なフレーム数Ndpyに対
するフレーム総数Nsumの割合である。
【0038】ステップ503において再生制御部233
は、割合Pが1以下であるか否かを判定する。割合Pが
1以下である場合、再生可能なフレーム数Ndpyはフ
レーム総数Nsumより多い。これは目標再生時間内に
すべてのフレームが再生可能であることを意味するの
で、再生制御部233は、ステップ504において、す
べての再生フラグPLYF(i)に1をセットする。こ
れによりビデオデコーダ21はすべてのフレームを再生
することとなる。
【0039】一方、割合Pが1より大きい場合、再生可
能なフレーム数Ndpyはフレーム総数Nsumより少
ない。これは目標再生時間内にすべてのフレームを再生
することが不可能であることを意味する。この場合にお
いて再生制御部233は、全フレームのうちのいくつか
をスキップして再生させる。スキップ再生するために再
生制御部233は、ステップ506〜508の処理にお
いて再生させるフレームを決定する。
【0040】ステップ506において再生制御部233
はフレームのスキップ間隔を表す変数skipを算出す
る。変数skipは以下の式により与えられる。 (式5) skip=INT(P)+1 つまり変数skipは割合Pの整数部分に1を加えた値
となる。
【0041】ステップ507において再生制御部233
は変数skipの間隔で再生フラグPLYF(i)に1
をセットする。参考までにこの内容をBASIC形式で
記述すると以下のようになる。 ここにおいてcntは再生フラグ(i)を1にセットし
た数のカウント値である。
【0042】ステップ507の処理において例えばsk
ip=6の場合、再生フラグ(1)、再生フラグ
(7)、再生フラグ(13)、再生フラグ(19)・・
・というように6つ間隔で再生フラグ(i)が1にセッ
トされる。なお上記BASIC形式で示した処理におい
ては、再生フラグ(1)には必ず1がセットされる。こ
れは第1フレームを必ず再生させるようにするためであ
るが、その理由は第1フレームは他のフレームに比べて
視覚的な重要度が高い場合が多いからである。
【0043】ステップ508において再生制御部233
は、再生可能なフレーム数Ndpyとステップ507に
おいて1がセットされた再生フラグ(i)の数を減算し
て、残りのフレーム数を算出し、そのフレーム数分だけ
再生フラグ(i)に1をセットする。このとき再生制御
部233は、ステップ507において1がセットされた
再生フラグ(i)の中間の再生フラグ(i)に1をセッ
トする。この処理により先のskip=6の例の場合で
あれば、再生フラグ(4)、再生フラグ(10)、再生
フラグ(16)・・・というように再生フラグ(i)に
1がセットされる。参考までにステップ508の処理内
容をBASIC形式で記述すると以下のようになる。 以上のようにして再生制御部233は、再生フラグ
(i)に1をセットすることにより、全フレームのうち
から再生可能なフレーム数Ndpy分のフレームを再生
させるフレームとして選択する。
【0044】図7は、動画像再生処理を示すフローチャ
ートである。再生制御部233は、動画像再生処理の開
始時にオーディオデコーダ22に音声データの再生を開
始させる指示を与え、再生フラグPLYF(i)につい
て再生フラグPLYF(1)から順にステップ701〜
ステップ705の処理を繰り返す。
【0045】ステップ702において再生制御部233
は、再生フラグPLYF(i)が1であるか0であるか
を判定する。判定の結果、1であると判定した場合、再
生制御部233は、ビデオデコーダ21に対応する第i
フレームを再生する指示を与える。ステップ720の判
定の結果、再生フラグPLYF(i)が0であると判定
した場合、再生制御部233は、ビデオデコーダ21に
対応する第iフレームの再生をスキップさせる。
【0046】このようにして再生制御部233は、再生
フラグPLYF(i)の値に応じてビデオデコーダ21
の再生を制御する。先のskip=6の例であれば、6
間隔の再生フラグ(1)、(7)、(13)、(19)
が1であり、またその間の再生フラグ(4)、(1
0)、(16)が1であるので、再生制御部233は、
ビデオデコーダ21に第1、4、7、10、13、1
6、19フレームを再生させてそれ以外のフレームの再
生をスキップさせる。
【0047】以上の構成によりマルチメディアデータ再
生装置200は、1フレームの再生にかかる実再生時間
Tdpyと動画像データ全体の目標再生時間Taとか
ら、目標再生時間Ta内に再生可能なフレーム数Ndp
yを算出し、当該フレーム数Ndpyの枚数分をフレー
ム全体の中からほぼ等間隔になるように選択し、選択し
たフレームを音声データとともに再生することにより、
動画像データを再生するハードウェアの処理能力に左右
されることなく、同記録時間分の音声データと動画像デ
ータとを同時間帯に再生することができるという効果が
ある。
【0048】またマルチメディアデータ再生装置200
は、全フレームからほぼ均等にフレームを間引いて再生
させるので視覚的な劣化が少ないという効果がある。以
上、本発明にかかるマルチメディアデータ再生装置につ
いて実施形態に基いて説明したが本発明はこれらの実施
形態に限らず、以下のようにしてもよい。 (1)第2実施形態における再生処理は、第1実施形態
における図4のフローチャートに示す組毎の再生処理の
替わりとしてもよい。すなわち制御部23は、動画像デ
ータを連続する所定数フレーム毎の組に分割して組毎に
目標の再生時刻を割り振り、各組の再生時間帯において
は、各組の目標再生時間と1フレームの再生にかかる実
再生時間とから組における再生可能なフレーム数を算出
し、再生可能なフレーム数分を組内の全フレームのなか
からほぼ等間隔になるように選択し、選択したフレーム
を再生する。音声データについては先頭の組の再生開始
と同時に再生開始する。 (2)第1実施形態においては、フレームを所定数フレ
ームからなる組に分割して組単位で繰り返し再生処理を
行う構成としているが、フレーム全体を1つの組とみな
して再生処理を行うよう構成してもよい。 (3)マルチメディアデータ再生装置100、200の
各構成要素の動作手順を、汎用のコンピュータ又はプロ
グラム実行機能を有する機器等に実行させるためのコン
ピュータプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信
路等を介して、流通させ頒布することもできる。このよ
うな記録媒体にはICカード、光ディスク、フレキシブ
ルディスク、ROM等がある。
【0049】
【発明の効果】本発明のマルチメディアデータ再生装置
は、動画像データに同じ記録期間の音声データが埋め込
まれたマルチメディアデータから、音声データと動画像
データとを再生するマルチメディアデータ再生装置であ
って、前記マルチメディアデータを記憶する記憶手段
と、前記マルチメディアデータから全ての音声データを
抽出する抽出手段と、前記音声データを再生する音声再
生手段と、前記動画像データを再生する動画像再生手段
と、音声データ抽出後、前記動画像データが前記音声デ
ータの再生にあわせて同時間帯に再生されるよう前記音
声再生制御手段と前記動画像再生手段それぞれによる再
生を制御する制御手段とを備える。
【0050】また前記制御手段は、音声データ抽出後に
音声再生手段と動画像再生手段とに同時に再生を開始さ
せる開始制御手段と、前記動画像再生手段により動画像
データのフレームが再生される毎に、再生開始時から当
該フレームの再生完了までの期間を示す実再生期間を計
測する計測手段と、前記記録期間と前記実再生期間とに
基いて、前記音声データと前記動画像データとが同時間
帯に再生されるよう、前記動画像再生手段に対してフレ
ーム毎に再生させるか否かの制御を行う再生制御手段と
を備える。
【0051】この構成によれば本装置は、音声データが
埋め込まれた動画像データから音声データを抽出した
後、両データの再生を同時に開始させ、当該再生中に動
画像データの再生にかかる再生開始時からの期間(実再
生期間)を計測し、当該実再生期間と動画像データ全体
の記録に要した期間(記録期間)とに応じて動画像デー
タのフレーム毎に再生させるか否かを制御する。つまり
本装置は、動画像データの再生期間が記録期間と一致す
るよう動画像データの再生を制御することとなる。これ
により再生レートが動画像再生手段の処理能力に依存し
て記録時のレートと一致しない場合においても、動画像
データと音声データとは同時間帯に再生される。なおこ
こにおいて音声データは処理負荷が軽いため再生時に遅
延することなく記録期間と同期間で再生される。
【0052】前記再生制御手段は、フレームが再生され
る毎に前記実再生期間と前記記録期間とを比較する比較
手段と、前記比較結果に応じて、前記実再生期間が前記
記録期間内のときは順次にフレームを再生させ、前記実
再生期間が記録期間外のときはフレームを再生させない
よう前記動画像再生手段を制御するフレーム制御手段と
を備える。
【0053】この構成によれば本装置は、再生開始時か
ら前記記録期間の間、動画像データを再生することとな
り、音声データと動画像データとを同時間帯再生させる
ことができる。前記フレーム制御手段は、前記比較結果
により前記実再生期間が前記記録期間よりも短くかつ前
記実再生期間と前記記録期間との差が1フレーム分の実
再生期間より長い場合に次のフレームを再生させ、その
他の場合にはフレームを再生させないよう前記動画像再
生手段を制御するので、動画像データが前記記録期間を
オーバーして再生されることがないという効果がある。
【0054】前記制御手段は、さらに、前記実再生期間
を用いて動画像再生手段による再生が記録時のフレーム
レートより速いか否かを判定する判定手段を備え、前記
再生制御手段は、さらに、前記判定手段により速いと判
定された場合、前記記録時のフレームレートに一致させ
て次のフレームを再生させるよう前記動画像再生手段を
制御するので、本装置は、動画像再生手段の処理能力が
高く再生レートが速い場合であっても、再生レートが遅
くなるように制御するので、動画像データの再生期間が
音声データの再生期間より短くなることなく、動画像デ
ータと音声データと同時間帯に再生させることができる
という効果がある。
【0055】前記制御手段は、さらに、動画像データを
連続する複数のフレームからなる組に分割する分割手段
を備え、前記計測手段は、前記組毎に、前記動画像再生
手段により動画像データのフレームが再生される毎に、
当該組の再生開始時から当該フレームの再生完了までの
期間を示す実再生期間を計測し、前記再生制御手段は、
1組分の記録期間と前記実再生期間との比較に基づい
て、前記1組分の記録期間内に当該組の動画像データが
再生されるよう前記動画像再生手段に対して各フレーム
を再生させるか否かの制御を行うことにより、前記音声
データと前記動画像データとが同時間帯に再生されるよ
う制御する。
【0056】この構成によれば、本装置は、組毎に動画
像データの再生を制御することにより動画像データと音
声データとを同時間帯に再生させることができるという
効果がある。前記制御手段は、前記動画像再生手段に1
フレームの再生を前処理として行わせることにより1フ
レームの再生に要する期間を示す実再生期間を計測する
計測手段と、前記実再生期間と動画像データの記録時の
フレームレートとに基づいて、前記記録期間と同じ期間
内において前記動画像再生手段により再生可能なフレー
ム数を示す再生フレーム数を算出する算出手段と、前記
動画像データ中から前記再生フレーム数分のフレームを
選択する選択手段と、音声データ抽出後に前記音声再生
手段と前記動画像再生手段とに同時に再生を開始させ、
前記動画像再生手段に対して前記選択手段により選択さ
れたフレームを再生させ、選択されないフレームを再生
させないよう制御する再生制御手段とを備える。
【0057】この構成によれば、本装置は、動画像デー
タと音声データとを同時間帯に再生させる処理に先立っ
て、再生速度を実測し、実測値に応じたフレーム数分の
フレームを予め選択しておくことにより、選択したフレ
ームと音声データとを同時間帯再生させることができ
る。前記選択手段は、前記動画像データのフレーム順に
対して略等間隔に前記再生フレーム数分のフレームを選
択するよう構成される。
【0058】この構成により本装置は、上記効果に加え
て、略等間隔に選択したフレームを再生させるので、他
の選択の仕方による再生よりも人間の視覚的な積分効果
がより高く働くこととなり、フレーム省略による劣化を
抑えることができるという効果がある。前記選択手段
は、前記総フレーム数を前記再生フレーム数で割った値
の整数部分に1を加えた値を定数とするとき、前記動画
像データのフレーム順の先頭から前記定数に相当するフ
レーム数毎に1フレームを選択し、その結果、選択され
たフレームの枚数が前記再生フレーム数に満たない場合
は未だ選択されていないフレームを対象として残りの枚
数分のフレームを選択するよう構成されるので、前記定
数に基づいて容易に略等間隔のフレーム選択を行うこと
ができる。
【0059】前記選択手段は、前記未だ選択されていな
いフレームの先頭側からフレーム順に略等間隔に前記残
りの枚数分のフレームを選択するよう構成される。この
構成によれば先頭側から残りの枚数分のフレームが選択
されるので、動画像データの前方の劣化を後方より少な
くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチメディアデータ再生装置の構成を示す。
【図2】前処理部10による処理を示すフローチャート
である。
【図3】制御部23による処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】制御部23による第L組の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図5】初期設定の処理を示すフローチャートである。
【図6】再生フレーム決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】動画像再生処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)は複数のフレームから構成される動画像
データの一例を示す。(b)は音声データの埋め込みに
より改ざんされた動画像データのDCT係数ブロックの
一例を示す。(c)音声データの一例を示す。(d)改
ざんされたDCT係数と音声データとの関係を示す。
【図9】音声データ及び動画像データの録音及び録画時
間と、音声再生及び動画像再生時間との関係を示す。
【符号の説明】
10 前処理部 11 JPEGファイル入力部 12 音声データ取り出し部 13 埋め込み条件入力部 14 音声データ再構築部 20 本処理部 21 ビデオデコーダ 22 オーディオデコーダ 23 制御部 100 マルチメディアデータ再生装置 221 再生開始部 232 計測部 233 再生制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA08 FA10 GA11 GB11 GB22 GB36 HA27 JA03 JA12 5C063 AC01 AC06 DA05 DA13 5D044 AB05 AB07 FG10 FG21 GK03 GK08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データに同じ記録期間の音声デー
    タが埋め込まれたマルチメディアデータから、音声デー
    タと動画像データとを再生するマルチメディアデータ再
    生装置であって、 前記マルチメディアデータを記憶する記憶手段と、 前記マルチメディアデータから全ての音声データを抽出
    する抽出手段と、 前記音声データを再生する音声再生手段と、 前記動画像データを再生する動画像再生手段と、 音声データ抽出後、前記動画像データが前記音声データ
    の再生にあわせて同時間帯に再生されるよう前記音声再
    生制御手段と前記動画像再生手段それぞれによる再生を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とするマルチメ
    ディアデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 音声データ抽出後に音声再生手段と動画像再生手段とに
    同時に再生を開始させる開始制御手段と、 前記動画像再生手段により動画像データのフレームが再
    生される毎に、再生開始時から当該フレームの再生完了
    までの期間を示す実再生期間を計測する計測手段と、 前記記録期間と前記実再生期間とに基いて、前記音声デ
    ータと前記動画像データとが同時間帯に再生されるよ
    う、前記動画像再生手段に対してフレーム毎に再生させ
    るか否かの制御を行う再生制御手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載のマルチメディアデータ再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記再生制御手段は、 フレームが再生される毎に前記実再生期間と前記記録期
    間とを比較する比較手段と、 前記比較結果に応じて、前記実再生期間が前記記録期間
    内のときは順次にフレームを再生させ、前記実再生期間
    が記録期間外のときはフレームを再生させないよう前記
    動画像再生手段を制御するフレーム制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2記載のマルチメディアデータ
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記フレーム制御手段は、 前記比較結果により前記実再生期間が前記記録期間より
    も短くかつ前記実再生期間と前記記録期間との差が1フ
    レーム分の実再生期間より長い場合に次のフレームを再
    生させ、その他の場合にはフレームを再生させないよう
    前記動画像再生手段を制御することを特徴とする請求項
    3記載のマルチメディアデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、さらに、 前記実再生期間を用いて動画像再生手段による再生が記
    録時のフレームレートより速いか否かを判定する判定手
    段を備え、前記再生制御手段は、 さらに、前記判定手段により速いと判定された場合、前
    記記録時のフレームレートに一致させて次のフレームを
    再生させるよう前記動画像再生手段を制御することを特
    徴とする請求項3又は4記載のマルチメディアデータ再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、さらに、 動画像データを連続する複数のフレームからなる組に分
    割する分割手段を備え、 前記計測手段は、前記組毎に、前記動画像再生手段によ
    り動画像データのフレームが再生される毎に、当該組の
    再生開始時から当該フレームの再生完了までの期間を示
    す実再生期間を計測し、 前記再生制御手段は、1組分の記録期間と前記実再生期
    間との比較に基づいて、前記1組分の記録期間内に当該
    組の動画像データが再生されるよう前記動画像再生手段
    に対して各フレームを再生させるか否かの制御を行うこ
    とにより、前記音声データと前記動画像データとが同時
    間帯に再生されるよう制御することを特徴とする請求項
    5記載のマルチメディアデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記動画像再生手段に1フレームの再生を前処理として
    行わせることにより1フレームの再生に要する期間を示
    す実再生期間を計測する計測手段と、 前記実再生期間と動画像データの記録時のフレームレー
    トとに基づいて、前記記録期間と同じ期間内において前
    記動画像再生手段により再生可能なフレーム数を示す再
    生フレーム数を算出する算出手段と、 前記動画像データ中から前記再生フレーム数分のフレー
    ムを選択する選択手段と、 音声データ抽出後に前記音声再生手段と前記動画像再生
    手段とに同時に再生を開始させ、前記動画像再生手段に
    対して前記選択手段により選択されたフレームを再生さ
    せ、選択されないフレームを再生させないよう制御する
    再生制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載
    のマルチメディアデータ再生装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、 前記動画像データのフレーム順に対して略等間隔に前記
    再生フレーム数分のフレームを選択することを特徴とす
    る請求項7記載のマルチメディアデータ再生装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、 前記総フレーム数を前記再生フレーム数で割った値の整
    数部分に1を加えた値を定数とするとき、前記動画像デ
    ータのフレーム順の先頭から前記定数に相当するフレー
    ム数毎に1フレームを選択し、その結果、選択されたフ
    レームの枚数が前記再生フレーム数に満たない場合は未
    だ選択されていないフレームを対象として残りの枚数分
    のフレームを選択することを特徴とする請求項8記載の
    マルチメディアデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 前記選択手段は、 前記未だ選択されていないフレームの先頭側からフレー
    ム順に略等間隔に前記残りの枚数分のフレームを選択す
    ることを特徴とする請求項9記載のマルチメディアデー
    タ再生装置。
  11. 【請求項11】 動画像データに同じ記録期間の音声デ
    ータが埋め込まれたマルチメディアデータから、音声デ
    ータと動画像データとを再生するマルチメディアデータ
    再生方法であって、 前記マルチメディアデータから全ての音声データを抽出
    する抽出ステップと、音声データ抽出後に音声再生装置
    と動画像再生装置に対して、音声データの再生と動画像
    データの再生とを同時に開始させる再生ステップと、 前記動画像データが前記音声データの再生にあわせて同
    時間帯に再生されるよう前記動画像再生装置を制御する
    制御ステップとからなることを特徴とするマルチメディ
    アデータ再生方法。
  12. 【請求項12】 前記制御ステップは、 前記動画像再生手段により動画像データのフレームが再
    生される毎に、再生開始時から当該フレームの再生完了
    までの期間を示す実再生期間を計測する計測ステップ
    と、 前記記録期間と前記実再生期間との比較に基づいて、前
    記音声データと前記動画像データとが同時間帯に再生さ
    れるよう、前記動画像再生装置に対してフレーム毎に再
    生させるか否かの制御を行う再生制御ステップとからな
    ることを特徴とする請求項11記載のマルチメディアデ
    ータ再生方法。
  13. 【請求項13】 前記マルチメディアデータ再生方法
    は、 前記再生ステップに先立つ処理として 前記動画像再生装置に1フレームの再生を行わせること
    により1フレームの再生に要する期間を示す実再生期間
    を計測する計測ステップと、 前記実再生期間と動画像データの記録時のフレームレー
    トとに基づいて、前記記録期間と同じ期間内において前
    記動画像再生手段が再生可能なフレーム数を示す再生フ
    レーム数を算出する算出ステップと、 前記動画像データの中から前記再生フレーム数分のフレ
    ームを選択する選択ステップとを有し、 前記制御ステップは、前記動画像再生装置に対して、前
    記選択ステップにより選択されたフレームを再生させ、
    選択されないフレームを再生させないよう制御すること
    を特徴とする請求項11記載のマルチメディアデータ再
    生方法。
  14. 【請求項14】 動画像データに同じ記録期間の音声デ
    ータが埋め込まれたマルチメディアデータから、音声デ
    ータと動画像データとを再生するためのプログラムが記
    録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、当該プログラムはコンピュータに、 前記マルチメディアデータから全ての音声データを抽出
    する抽出ステップと、 音声データを再生する音声再生ステップと、 動画像データを再生する動画像再生ステップと、 前記音声データ抽出後に、前記動画像データが前記音声
    データの再生にあわせて同時間帯に再生されるよう前記
    音声再生ステップと前記動画像再生ステップそれぞれに
    よる再生を制御する制御ステップとを実行させることを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップは、 音声データ抽出後に音声再生ステップと動画像再生ステ
    ップとに同時に再生を開始させる開始制御ステップと、 前記動画像再生手段により動画像データのフレームが再
    生される毎に、再生開始時から当該フレームの再生完了
    までの期間を示す実再生期間を計測する計測ステップ
    と、 前記記録期間と前記実再生期間とに基いて、前記音声デ
    ータと前記動画像データとが同時間帯に再生されるよ
    う、前記動画像再生ステップに対してフレーム毎に再生
    させるか否かの制御を行う再生制御ステップとからなる
    ことを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記再生制御ステップは、フレームが
    再生される毎に前記実再生期間と前記記録期間とを比較
    する比較ステップと、 前記比較結果に応じて、前記実再生期間が前記記録期間
    内のときは順次にフレームを再生させ、前記実再生期間
    が記録期間外のときはフレームを再生させないよう前記
    動画像再生ステップを制御するフレーム制御ステップと
    からなることを特徴とする請求項14記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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KR20150101838A (ko) * 2014-02-27 2015-09-04 에스케이플래닛 주식회사 클라우드 스트리밍 서비스 시스템, 이를 위한 장치 및 클라우드 스트리밍 서비스 방법

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KR20150101838A (ko) * 2014-02-27 2015-09-04 에스케이플래닛 주식회사 클라우드 스트리밍 서비스 시스템, 이를 위한 장치 및 클라우드 스트리밍 서비스 방법
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