JP2001307773A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
- Publication number
- JP2001307773A JP2001307773A JP2000118186A JP2000118186A JP2001307773A JP 2001307773 A JP2001307773 A JP 2001307773A JP 2000118186 A JP2000118186 A JP 2000118186A JP 2000118186 A JP2000118186 A JP 2000118186A JP 2001307773 A JP2001307773 A JP 2001307773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- battery
- positive electrode
- aqueous electrolyte
- lithium carbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高温放置時に電池膨れを生じることなく、過充
電時の安全性にも優れる非水電解質電池を提供する。 【解決手段】リチウムを吸蔵・放出可能な活物質を有す
る正極と、負極と、非水電解質とから構成される非水電
解質電池において、正極に炭酸リチウムを含有するとと
もに、非水電解質にプロパンスルトンを含有する。
電時の安全性にも優れる非水電解質電池を提供する。 【解決手段】リチウムを吸蔵・放出可能な活物質を有す
る正極と、負極と、非水電解質とから構成される非水電
解質電池において、正極に炭酸リチウムを含有するとと
もに、非水電解質にプロパンスルトンを含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水電解質電池に関す
るものであり、特に高温放置時に電池膨れを生じるるこ
となく、過充電時の安全性にも優れる非水電解質電池に
関するものである。
るものであり、特に高温放置時に電池膨れを生じるるこ
となく、過充電時の安全性にも優れる非水電解質電池に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術のめざましい進歩は、電
子機器の小形・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、電源である電池に対しても、一層の小型化、軽量
化、高エネルギー密度化が求められるようになってい
る。
子機器の小形・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、電源である電池に対しても、一層の小型化、軽量
化、高エネルギー密度化が求められるようになってい
る。
【0003】従来、一般用途の電池としては、鉛電池、
ニッケルカドミウム電池等の水溶液系電池が主流であっ
た。しかし、これらの水溶液系電池は、サイクル特性に
は優れるものの、電池重量やエネルギー密度の点では十
分に満足できるものとは言えなかった。
ニッケルカドミウム電池等の水溶液系電池が主流であっ
た。しかし、これらの水溶液系電池は、サイクル特性に
は優れるものの、電池重量やエネルギー密度の点では十
分に満足できるものとは言えなかった。
【0004】そこで、最近、電池電圧が高く、高いエネ
ルギー密度を有し、サイクル特性にも優れた非水電解質
電池が使用され始めている。非水電解質電池の代表的な
ものとしては、リチウムイオンの可逆的インターカレー
ションが可能な物質を電極材料に用いたリチウムイオン
電池がある。
ルギー密度を有し、サイクル特性にも優れた非水電解質
電池が使用され始めている。非水電解質電池の代表的な
ものとしては、リチウムイオンの可逆的インターカレー
ションが可能な物質を電極材料に用いたリチウムイオン
電池がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リチウムイオン電池
は、エネルギー密度、充放電サイクル特性に優れること
から、比較的消費電力の大きい携帯用通信端末機器の電
源として使用され、広範に普及してきている。
は、エネルギー密度、充放電サイクル特性に優れること
から、比較的消費電力の大きい携帯用通信端末機器の電
源として使用され、広範に普及してきている。
【0006】ところが、リチウムイオン電池において
は、過充電時に電解質や活物質の分解等の異常反応が起
こり、電池の発熱や破損に至る場合がある。このため、
過充電時における熱暴走を防止するために、正極合剤中
に炭酸リチウムを添加して電気化学的な分解反応による
CO2ガスの発生を利用して、電池に装着される電流遮
断素子を作動させる方法が提案されている(特開平4−
328278号、特開平4−329268号等参照)。
なお、正極に炭酸リチウムを添加した電池は、電流遮断
素子ではなく、電池の内圧上昇によって開弁する安全弁
であっても、上記と同様にCO2ガスの発生により容易
に安全弁を作動することにより、過充電時における熱暴
走を防止することができる。
は、過充電時に電解質や活物質の分解等の異常反応が起
こり、電池の発熱や破損に至る場合がある。このため、
過充電時における熱暴走を防止するために、正極合剤中
に炭酸リチウムを添加して電気化学的な分解反応による
CO2ガスの発生を利用して、電池に装着される電流遮
断素子を作動させる方法が提案されている(特開平4−
328278号、特開平4−329268号等参照)。
なお、正極に炭酸リチウムを添加した電池は、電流遮断
素子ではなく、電池の内圧上昇によって開弁する安全弁
であっても、上記と同様にCO2ガスの発生により容易
に安全弁を作動することにより、過充電時における熱暴
走を防止することができる。
【0007】しかしながら、上記のように炭酸リチウム
を添加した正極を備えた電池においては、高温環境下で
充放電された場合や充電状態で放置されただけで、CO
2ガスが多量に発生するために電池が膨れたり、さらに
は電池の電流遮断素子や安全弁が作動するといった悪影
響の出ることがあった。
を添加した正極を備えた電池においては、高温環境下で
充放電された場合や充電状態で放置されただけで、CO
2ガスが多量に発生するために電池が膨れたり、さらに
は電池の電流遮断素子や安全弁が作動するといった悪影
響の出ることがあった。
【0008】本発明は、上記のような従来の課題を解決
するためになされたものであり、過充電時の安全性を確
保するため、正極合剤に炭酸リチウムを添加するととも
に、非水電解液中にプロパンスルトンを添加して、高温
放置時等における電池の膨れを抑制することにより、安
全性と信頼性を兼ね備えた非水電解質電池を提供するこ
とを目的としている。
するためになされたものであり、過充電時の安全性を確
保するため、正極合剤に炭酸リチウムを添加するととも
に、非水電解液中にプロパンスルトンを添加して、高温
放置時等における電池の膨れを抑制することにより、安
全性と信頼性を兼ね備えた非水電解質電池を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る第一の発明は、非水電解質電池において、正極に炭酸
リチウムを含有するとともに、非水電解液にプロパンス
ルトンを含有することを特徴とする。
る第一の発明は、非水電解質電池において、正極に炭酸
リチウムを含有するとともに、非水電解液にプロパンス
ルトンを含有することを特徴とする。
【0010】また、本発明にかかる第二の発明は、上
記、電解液にプロパンスルトンを含有した非水電解質電
池において、正極合剤中の炭酸リチウム含有量が、正極
活物質100重量部に対して1重量部以上、5重量部以
下であることを特徴とする。
記、電解液にプロパンスルトンを含有した非水電解質電
池において、正極合剤中の炭酸リチウム含有量が、正極
活物質100重量部に対して1重量部以上、5重量部以
下であることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明にかかる第三の発明は、上
記、炭酸リチウムを含有した正極合剤を備えた非水電解
質電池において、プロパンスルトンの添加量が、電解液
量に対して0.2重量%以上、5重量%以下であること
を特徴とする。
記、炭酸リチウムを含有した正極合剤を備えた非水電解
質電池において、プロパンスルトンの添加量が、電解液
量に対して0.2重量%以上、5重量%以下であること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】上述のごとく、本発明の特徴は、
非水電解質電池において、正極に炭酸リチウムを含有す
るとともに、非水電解液にプロパンスルトンを含有する
ことにある。
非水電解質電池において、正極に炭酸リチウムを含有す
るとともに、非水電解液にプロパンスルトンを含有する
ことにある。
【0013】本発明の非水電解質電池において使用され
る正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵・放出で
きる物質であればよく、金属酸化物(LiCoO2、L
iNiO2、LiMn2O4、MnO2、MoO2、Cu
O、Cr2O3、CrO3、V2O5、NiOOHなど)、
金属硫化物(FeS、TiS2、又はMoS2など)、金
属セレン化物(TiSe2など)等が例示される。
る正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵・放出で
きる物質であればよく、金属酸化物(LiCoO2、L
iNiO2、LiMn2O4、MnO2、MoO2、Cu
O、Cr2O3、CrO3、V2O5、NiOOHなど)、
金属硫化物(FeS、TiS2、又はMoS2など)、金
属セレン化物(TiSe2など)等が例示される。
【0014】また、正極導電剤としては、アセチレンブ
ラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、グ
ラファイト等を単体、もしくはこれらを組み合わせての
使用が例示される。
ラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、グ
ラファイト等を単体、もしくはこれらを組み合わせての
使用が例示される。
【0015】さらに、結着剤としては、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリテトラフルオロエチレン、ゴム系高分子も
しくはこれらとセルロース系高分子との混合物またはポ
リフッ化ビニリデンを主体とするコポリマー等が例示さ
れる。
リデン、ポリテトラフルオロエチレン、ゴム系高分子も
しくはこれらとセルロース系高分子との混合物またはポ
リフッ化ビニリデンを主体とするコポリマー等が例示さ
れる。
【0016】一方、負極活物質としては、リチウム金
属、またはリチウムアルミニウム合金や熱分解炭素、コ
ークス類、天然黒鉛や人造黒鉛等のグラファイト類、有
機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭などリチウム
を吸蔵・放出する炭素材料、またはポリピロールやポリ
アセチレンのようなポリマー材料を用いることも可能で
ある。
属、またはリチウムアルミニウム合金や熱分解炭素、コ
ークス類、天然黒鉛や人造黒鉛等のグラファイト類、有
機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭などリチウム
を吸蔵・放出する炭素材料、またはポリピロールやポリ
アセチレンのようなポリマー材料を用いることも可能で
ある。
【0017】非水電解質に用いる溶媒としては、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカー
ボネートなどの炭酸エステルやγ-ブチルラクトン、
1,2ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メ
チルテトラヒドロフラン、プロピオン酸メチル等の有機
溶媒を単独または2種以上混合して使用しても良い。
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカー
ボネートなどの炭酸エステルやγ-ブチルラクトン、
1,2ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メ
チルテトラヒドロフラン、プロピオン酸メチル等の有機
溶媒を単独または2種以上混合して使用しても良い。
【0018】非水電解質の溶質としてのリチウム塩に
は、LiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiB
F4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2等を単独
または2種以上混合して使用することができる。
は、LiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiB
F4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2等を単独
または2種以上混合して使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、下記実施例により何ら限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実
施することが可能であることは言うまでもない。 [実施例] (正極): 活物質であるLiCoO2100重量部に
対して、炭酸リチウムをそれぞれ0.5重量部、1.0
重量部、3.0重量部、5.0重量部及び6.5重量部
と変化させて混合し、さらに炭素系導電剤としてアセチ
レンブラックを3重量部、結着剤としてポリフッ化ビニ
リデン(PVdF)を4重量部を加え、そして、これら
の混合物に分散溶媒としてのNMP(N−メチルピロリ
ドン)を加えて混練し、正極ペーストを得た。次に、こ
の正極ペーストをアルミニウム箔よりなる電極基体に塗
布し、乾燥させ、炭酸リチウム添加量の異なる5種類の
リチウム電池用正極を得た。
するが、下記実施例により何ら限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実
施することが可能であることは言うまでもない。 [実施例] (正極): 活物質であるLiCoO2100重量部に
対して、炭酸リチウムをそれぞれ0.5重量部、1.0
重量部、3.0重量部、5.0重量部及び6.5重量部
と変化させて混合し、さらに炭素系導電剤としてアセチ
レンブラックを3重量部、結着剤としてポリフッ化ビニ
リデン(PVdF)を4重量部を加え、そして、これら
の混合物に分散溶媒としてのNMP(N−メチルピロリ
ドン)を加えて混練し、正極ペーストを得た。次に、こ
の正極ペーストをアルミニウム箔よりなる電極基体に塗
布し、乾燥させ、炭酸リチウム添加量の異なる5種類の
リチウム電池用正極を得た。
【0020】(負極): ピッチの炭素化過程で生ずる
メソフェーズ小球体を原料としたメソカーボンマイクロ
ビーズをリチウムイオンのインターカレーション材と
し、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)を結着剤として
混練し、適宜NMPを添加してペーストとしたものを、
銅箔からなる電極基体に塗布し、乾燥させ、負極を作製
した。なお、このときのメソカーボンマイクロビーズと
して、粒子径が5〜50μm、比表面積が1〜10m2
/gのものを用いた。
メソフェーズ小球体を原料としたメソカーボンマイクロ
ビーズをリチウムイオンのインターカレーション材と
し、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)を結着剤として
混練し、適宜NMPを添加してペーストとしたものを、
銅箔からなる電極基体に塗布し、乾燥させ、負極を作製
した。なお、このときのメソカーボンマイクロビーズと
して、粒子径が5〜50μm、比表面積が1〜10m2
/gのものを用いた。
【0021】(非水電解液): エチレンカーボネート
とジエチルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒
に、LiPF6を1モル/リットル溶解したもの(以
下、A液という)99.9重量%に対して、プロパンス
ルトン(以下、B液という)0.1重量%混合した非水
電解液を調整した。同様に、A液とB液の混合比をそれ
ぞれ99.8対0.2、99.5対0.5、98.5対
1.5、96.5対3.5、95.0対5.0及び9
4.0対6.0とした非水電解液を調整した。
とジエチルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒
に、LiPF6を1モル/リットル溶解したもの(以
下、A液という)99.9重量%に対して、プロパンス
ルトン(以下、B液という)0.1重量%混合した非水
電解液を調整した。同様に、A液とB液の混合比をそれ
ぞれ99.8対0.2、99.5対0.5、98.5対
1.5、96.5対3.5、95.0対5.0及び9
4.0対6.0とした非水電解液を調整した。
【0022】(セパレータ): 厚さ25μm、空孔率
40%であるポリエチレン微多孔膜をセパレータとして
使用した。セパレータについても、特に制限されず、従
来から使用されている種々のセパレータを用いることが
できる。
40%であるポリエチレン微多孔膜をセパレータとして
使用した。セパレータについても、特に制限されず、従
来から使用されている種々のセパレータを用いることが
できる。
【0023】(電池): 上記正負両極、セパレータ、
電解液を巻回して電極群を構成し、幅30mm×高さ4
8mm×厚さ5mmの角型電池容器に収納し、さらに非
水電解液を注入した上でその注液口を封口して、非水電
解質電池を作製した。この電池の概略図を図1に示す。
この電池の主な構成要素は、正極3と負極4とセパレー
タ5を巻回した電極群2、電池ケース6、安全弁8、電
解液(図示せず)等である。また、本実施例において作
製した電池の種類は、炭酸リチウム量の異なる正極5種
類とプロパンスルトンの添加量が異なる電解液の7種類
の組み合わせとなり、計35種類である。 [比較例1]正極に炭酸リチウムを添加しないことを除
いては、実施例と同様の手順により電池を作製した。す
なわち、電解液中の上記A液とB液の重量比だけが異な
る7種類の電池を作製した。 [比較例2]電解液中の上記A液とB液の重量比が10
0対0、すなわち、プロパンスルトンが添加されていな
い非水電解液を用いたことを除いては、実施例と同様の
手順により電池を作製した。すなわち、正極への炭酸リ
チウム添加量だけが異なる5種類の電池を作製した。 [比較例3]正極に炭酸リチウムを添加せず、さらに非
水電解液にプロパンスルトンを添加していないことを除
いては、実施例と同様の手順により電池を作製した。
電解液を巻回して電極群を構成し、幅30mm×高さ4
8mm×厚さ5mmの角型電池容器に収納し、さらに非
水電解液を注入した上でその注液口を封口して、非水電
解質電池を作製した。この電池の概略図を図1に示す。
この電池の主な構成要素は、正極3と負極4とセパレー
タ5を巻回した電極群2、電池ケース6、安全弁8、電
解液(図示せず)等である。また、本実施例において作
製した電池の種類は、炭酸リチウム量の異なる正極5種
類とプロパンスルトンの添加量が異なる電解液の7種類
の組み合わせとなり、計35種類である。 [比較例1]正極に炭酸リチウムを添加しないことを除
いては、実施例と同様の手順により電池を作製した。す
なわち、電解液中の上記A液とB液の重量比だけが異な
る7種類の電池を作製した。 [比較例2]電解液中の上記A液とB液の重量比が10
0対0、すなわち、プロパンスルトンが添加されていな
い非水電解液を用いたことを除いては、実施例と同様の
手順により電池を作製した。すなわち、正極への炭酸リ
チウム添加量だけが異なる5種類の電池を作製した。 [比較例3]正極に炭酸リチウムを添加せず、さらに非
水電解液にプロパンスルトンを添加していないことを除
いては、実施例と同様の手順により電池を作製した。
【0024】(初期容量試験): 上記実施例と比較例
の電池(各10個)を、下記条件において充放電を行
い、電池の初期容量を測定した。なお、充放電時の周囲
温度は25℃とした。 充電条件: 570mA定電流充電−終止電圧4.2V その後、4.2V定電圧充電 × 5.0h 放電条件: 570mA定電流放電−終止電圧3.0V (高温放置前後の電池厚み変化測定): 上記実施例と
比較例の電池(各5個)を、下記充電条件において充電
した後、60℃の恒温槽内に30日間放置した。放置前
の充電直後と、30日間放置後における電池厚さを測定
し、その差をもって電池厚み変化量を算出した。 充電条件: 570mA定電流充電−終止電圧4.2V その後、4.2V定電圧充電 × 5.0h なお、充電時の周囲温度は25℃とした。 (過充電試験): 上記実施例と従来例の電池(各5
個)を、下記条件での過充電試験に供した。なお、過充
電時の周囲温度は25℃とした。 過充電条件: 3.0A定電流充電 × 3.0h(連
続) そして、この過充電試験において、電池に漏液、発煙等
の異常の発生が見られるかどうかを観察した。
の電池(各10個)を、下記条件において充放電を行
い、電池の初期容量を測定した。なお、充放電時の周囲
温度は25℃とした。 充電条件: 570mA定電流充電−終止電圧4.2V その後、4.2V定電圧充電 × 5.0h 放電条件: 570mA定電流放電−終止電圧3.0V (高温放置前後の電池厚み変化測定): 上記実施例と
比較例の電池(各5個)を、下記充電条件において充電
した後、60℃の恒温槽内に30日間放置した。放置前
の充電直後と、30日間放置後における電池厚さを測定
し、その差をもって電池厚み変化量を算出した。 充電条件: 570mA定電流充電−終止電圧4.2V その後、4.2V定電圧充電 × 5.0h なお、充電時の周囲温度は25℃とした。 (過充電試験): 上記実施例と従来例の電池(各5
個)を、下記条件での過充電試験に供した。なお、過充
電時の周囲温度は25℃とした。 過充電条件: 3.0A定電流充電 × 3.0h(連
続) そして、この過充電試験において、電池に漏液、発煙等
の異常の発生が見られるかどうかを観察した。
【0025】実施例ならびに各比較例における、電池の
初期容量試験の結果を表1、表2および表3に示す。正
極への炭酸リチウムの添加量を増やすほど、正極板の容
量は減少するが、電極多孔度の調整等により、本試験電
池はいずれも570mAhになるように設計されたもの
である。表1、表2からプロパンスルトンの添加量が電
解液の重量に対して5重量%までなら容量劣化はない
が、6重量%になると容量劣化が大きくなる。これよ
り、プロパンスルトンの配合比は電解液量の5重量%以
下であることが好ましい。
初期容量試験の結果を表1、表2および表3に示す。正
極への炭酸リチウムの添加量を増やすほど、正極板の容
量は減少するが、電極多孔度の調整等により、本試験電
池はいずれも570mAhになるように設計されたもの
である。表1、表2からプロパンスルトンの添加量が電
解液の重量に対して5重量%までなら容量劣化はない
が、6重量%になると容量劣化が大きくなる。これよ
り、プロパンスルトンの配合比は電解液量の5重量%以
下であることが好ましい。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】次に、実施例ならびに各比較例における、
高温放置試験の結果を表4、表5および表6に示す。表
4、表6から、炭酸リチウムの添加量が多くなるほど、
電池厚みが大きくなる傾向にある。これは、CO2ガス
の発生量が多くなることにより、電池の膨れが大きくな
ったものと考えられる。そして、表4、表6から、プロ
パンスルトンの配合比を0.2重量%以上にすると、C
O2ガスの発生による電池の膨れが小さくなることがわ
かった。これは、プロパンスルトンの添加により電解液
の分解が抑制され、 CO2ガスの発生が抑えられたため
と考えられる。しかし、炭酸リチウムの添加量が6.5
重量部になると、プロパンスルトン添加の有無に関わら
ず、電池の膨れが大きくなる。以上のことから、炭酸リ
チウムの添加量は5重量部以下、プロパンスルトンの配
合比は全電解液量の0.2重量%以上であることが好ま
しい。
高温放置試験の結果を表4、表5および表6に示す。表
4、表6から、炭酸リチウムの添加量が多くなるほど、
電池厚みが大きくなる傾向にある。これは、CO2ガス
の発生量が多くなることにより、電池の膨れが大きくな
ったものと考えられる。そして、表4、表6から、プロ
パンスルトンの配合比を0.2重量%以上にすると、C
O2ガスの発生による電池の膨れが小さくなることがわ
かった。これは、プロパンスルトンの添加により電解液
の分解が抑制され、 CO2ガスの発生が抑えられたため
と考えられる。しかし、炭酸リチウムの添加量が6.5
重量部になると、プロパンスルトン添加の有無に関わら
ず、電池の膨れが大きくなる。以上のことから、炭酸リ
チウムの添加量は5重量部以下、プロパンスルトンの配
合比は全電解液量の0.2重量%以上であることが好ま
しい。
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】さらに、実施例ならびに各比較例における
過充電試験の結果を表7、表8および表9に示す。過充
電試験において,表中の○は異常がなかったもの,×は
漏液または発煙したものを表す。
過充電試験の結果を表7、表8および表9に示す。過充
電試験において,表中の○は異常がなかったもの,×は
漏液または発煙したものを表す。
【0034】
【表7】
【0035】
【表8】
【0036】
【表9】
【0037】表7、表8および表9から、炭酸リチウム
が無添加、あるいは添加量が0.5重量部では、プロパ
ンスルトン添加の有無にかかわらず、電池はすべて漏液
または発煙に至った。また、炭酸リチウム添加量が1重
量部以上においては、過充電時において電池が熱暴走を
起こす前に、電気化学的な分解反応によるCO2ガスの
発生により、安全弁が正常に作動し、いずれも漏液また
は発煙までは至らなかった。この結果から、炭酸リチウ
ムの添加量は1重量部以上であることが好ましいと考え
られる。
が無添加、あるいは添加量が0.5重量部では、プロパ
ンスルトン添加の有無にかかわらず、電池はすべて漏液
または発煙に至った。また、炭酸リチウム添加量が1重
量部以上においては、過充電時において電池が熱暴走を
起こす前に、電気化学的な分解反応によるCO2ガスの
発生により、安全弁が正常に作動し、いずれも漏液また
は発煙までは至らなかった。この結果から、炭酸リチウ
ムの添加量は1重量部以上であることが好ましいと考え
られる。
【0038】以上の結果から明らかなように、炭酸リチ
ウム添加量が正極活物質100重量部に対して1重量部
以上、5重量部以下であり、且つ、プロパンスルトン添
加量が電解液量の0.2重量%以上、5重量%以下の時
に、高温放置時に電池の膨れ小さく、しかも安全性にも
優れた電池を提供することが可能となる。
ウム添加量が正極活物質100重量部に対して1重量部
以上、5重量部以下であり、且つ、プロパンスルトン添
加量が電解液量の0.2重量%以上、5重量%以下の時
に、高温放置時に電池の膨れ小さく、しかも安全性にも
優れた電池を提供することが可能となる。
【0039】本実施例においては、リチウムイオン電池
における例を示したが、電解液を含浸するポリマー電解
質を用いた非水電解質電池においても同等の効果が得ら
れる。
における例を示したが、電解液を含浸するポリマー電解
質を用いた非水電解質電池においても同等の効果が得ら
れる。
【0040】
【発明の効果】本発明にかかる第一の発明は、非水電解
質電池において、正極に炭酸リチウムを含有するととも
に、電解液にプロパンスルトンを含有することを特徴と
する。
質電池において、正極に炭酸リチウムを含有するととも
に、電解液にプロパンスルトンを含有することを特徴と
する。
【0041】また、本発明にかかる第二の発明は、上
記、電解液にプロパンスルトンを含有した非水電解質電
池において、正極合剤中の炭酸リチウム含有量が、正極
活物質100重量部に対して1重量部以上、5重量部以
下であることを特徴とする。
記、電解液にプロパンスルトンを含有した非水電解質電
池において、正極合剤中の炭酸リチウム含有量が、正極
活物質100重量部に対して1重量部以上、5重量部以
下であることを特徴とする。
【0042】さらに、本発明にかかる第三の発明は、上
記、炭酸リチウムを含有した正極合剤を備えた非水電解
質電池において、プロパンスルトンの添加量が、電解液
量に対して0.2重量%以上、5重量%以下であること
を特徴とする。
記、炭酸リチウムを含有した正極合剤を備えた非水電解
質電池において、プロパンスルトンの添加量が、電解液
量に対して0.2重量%以上、5重量%以下であること
を特徴とする。
【0043】以上、詳述したように、本発明は、従来の
非水電解質電池と比較して、正極に炭酸リチウムを添加
し、さらに電解液中にプロパンスルトンを添加すること
により、高温放置時において電池が膨れることなく、過
充電時の安全性にも優れた電池を提供することを可能に
した。
非水電解質電池と比較して、正極に炭酸リチウムを添加
し、さらに電解液中にプロパンスルトンを添加すること
により、高温放置時において電池が膨れることなく、過
充電時の安全性にも優れた電池を提供することを可能に
した。
【図1】 本発明の一つの実施例である電池の概略構造
を示す図である。
を示す図である。
1 非水電解質電池 2 電極群 3 正極 4 負極 5 セパレータ 6 電池ケース 7 蓋 8 安全弁 9 正極端子 10 正極集電リード 11 金属箔
Claims (3)
- 【請求項1】リチウムを吸蔵・放出可能な活物質を有す
る正極と、負極と、非水電解液を備える非水電解質電池
において、正極に炭酸リチウムを含有するとともに、非
水電解液にプロパンスルトンを含有することを特徴とす
る非水電解質電池。 - 【請求項2】前記炭酸リチウムが正極活物質量100重
量部に対して1重量部以上、5重量部以下含有されるこ
とを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。 - 【請求項3】前記プロパンスルトンが非水電解液中に
0.2重量%以上、5重量%以下含有されることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の非水電解質電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118186A JP3448544B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 非水電解質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118186A JP3448544B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 非水電解質電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001307773A true JP2001307773A (ja) | 2001-11-02 |
JP3448544B2 JP3448544B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18629376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000118186A Expired - Lifetime JP3448544B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 非水電解質電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448544B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186792A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2008277106A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Gs Yuasa Corporation:Kk | 非水電解質電池及び電池システム |
US9023537B2 (en) | 2010-04-09 | 2015-05-05 | Sony Corporation | Battery |
US9350049B2 (en) | 2013-11-28 | 2016-05-24 | Gs Yuasa International Ltd. | Electric storage device and electric storage apparatus |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0456064A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-24 | Sony Corp | リチウム2次電池の正極活物質LiCoO2およびその製造方法、並びに、リチウム2次電池 |
JPH05182667A (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-23 | Sony Corp | 正極材料の製造方法 |
JPH10267909A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 非水系電解質二次電池用正極活物質中の炭酸塩の定量分析方法 |
JPH11339850A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-10 | Nec Mori Energy Kk | リチウムイオン二次電池 |
JP2000003724A (ja) * | 1997-08-22 | 2000-01-07 | Ube Ind Ltd | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 |
JP2000123868A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-04-28 | Hitachi Maxell Ltd | 非水二次電池 |
JP2000268857A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-09-29 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | リチウムイオン二次電池 |
JP2001043895A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-02-16 | Ube Ind Ltd | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 |
JP2001160417A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | 非水系電解液二次電池 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000118186A patent/JP3448544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0456064A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-24 | Sony Corp | リチウム2次電池の正極活物質LiCoO2およびその製造方法、並びに、リチウム2次電池 |
JPH05182667A (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-23 | Sony Corp | 正極材料の製造方法 |
JPH10267909A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 非水系電解質二次電池用正極活物質中の炭酸塩の定量分析方法 |
JP2000003724A (ja) * | 1997-08-22 | 2000-01-07 | Ube Ind Ltd | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 |
JPH11339850A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-10 | Nec Mori Energy Kk | リチウムイオン二次電池 |
JP2000123868A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-04-28 | Hitachi Maxell Ltd | 非水二次電池 |
JP2000268857A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-09-29 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | リチウムイオン二次電池 |
JP2001043895A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-02-16 | Ube Ind Ltd | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 |
JP2001160417A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | 非水系電解液二次電池 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186792A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2008277106A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Gs Yuasa Corporation:Kk | 非水電解質電池及び電池システム |
US9023537B2 (en) | 2010-04-09 | 2015-05-05 | Sony Corporation | Battery |
US9350049B2 (en) | 2013-11-28 | 2016-05-24 | Gs Yuasa International Ltd. | Electric storage device and electric storage apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3448544B2 (ja) | 2003-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4608735B2 (ja) | 非水電解質二次電池の充電方法 | |
JP3978881B2 (ja) | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
JP6198684B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
WO2008147751A1 (en) | Non-aqueous electrolytes and electrochemical devices including the same | |
JP2000058117A (ja) | 非水系二次電池 | |
JP4396082B2 (ja) | 非水電解質二次電池及び電気機器 | |
JP3820748B2 (ja) | リチウム二次電池用電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
JPH087926A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JP5205863B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JP4915025B2 (ja) | 非水電解液とリチウム二次電池 | |
JP2004228019A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP3448544B2 (ja) | 非水電解質電池 | |
JP2000149996A (ja) | 非水電解液二次電池の製造方法 | |
JP4795509B2 (ja) | 非水電解質電池 | |
JP2002313418A (ja) | 非水電解質及び非水電解質二次電池 | |
JP4016497B2 (ja) | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
JP4147691B2 (ja) | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
JP2002110251A (ja) | リチウムイオン2次電池 | |
JP2001185143A (ja) | 非水電解質二次電池およびその組電池 | |
JP2000149987A (ja) | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
JP2004200122A (ja) | 非水電解質二次電池の製造方法 | |
JP2004063145A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP2000323173A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JP2003077478A (ja) | リチウムイオン2次電池 | |
JPH1131527A (ja) | 非水電解液二次電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 7 |