JP2001306282A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001306282A
JP2001306282A JP2000116314A JP2000116314A JP2001306282A JP 2001306282 A JP2001306282 A JP 2001306282A JP 2000116314 A JP2000116314 A JP 2000116314A JP 2000116314 A JP2000116314 A JP 2000116314A JP 2001306282 A JP2001306282 A JP 2001306282A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は端末及び他の印刷装置とともにネット
ワークに接続され、端末からの印刷要求に失敗すると、
他の印刷装置に代行印刷を行うに際して代行印刷先の印
刷装置を特定可能な状態で代行印刷を行わせる印刷装置
を提供する。 【解決手段】ネットワークプリンタは、入出力部に印刷
要求があると、印刷ジョブID等の印刷データに関する
情報を記憶部に記憶し、印刷部で印刷処理をおこなう。
この印刷処理に失敗すると、代行部が、ネットワークに
接続され代行印刷可能な他のネットワークプリンタを選
択して、印刷データを転送して代行印刷要求処理を行
い、また、記憶部が、印刷ジョブIDと代行先ネットワ
ークプリンタのプリンタ情報からなる代行情報を印刷デ
ータに関する情報に追加して記憶する。代行印刷を受け
た他のネットワークプリンタは、当該代行印刷要求に応
じて、印刷処理を行って、代行印刷に失敗すると、同様
に、さらに他のネットワークプリンタに代行印刷要求処
理を行う(ステップS101〜S107)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
詳細には、複数の情報処理装置等の端末及び他の印刷装
置とともにネットワークに接続され、端末から印刷要求
があった際に印刷処理が不可能であると他の印刷装置に
代行印刷を行うに際して代行印刷先の印刷装置を特定可
能な状態で代行印刷を行わせる印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、OA(Office Automation )化が
進むなかで、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン
という。)やワードプロセッサ(以下、ワープロとい
う。)等の情報処理装置(端末)がネットワークを介し
て印刷装置を共有して、使用することが行われている。
【0003】このような複数の印刷装置を複数の端末が
共有する場合、端末と印刷装置が物理的に接続されてい
るため、いずれの端末からもいずれの印刷装置に対して
も印刷要求を行ってプリントを行うことができる。
【0004】ところが、印刷装置は、複数の端末から印
刷要求を受理すると、データ量の多少に関わらず、印刷
要求を受理した順に印刷処理を行うため、印刷要求の順
番の遅い端末ほど印刷処理が完了するまでの待ち時間が
長くかかり、また、印刷処理を実行中の印刷装置に他の
端末からの印刷要求があった場合、当該処理中の印刷処
理が完了するまで、印刷処理が行われず、たとえ、後の
印刷要求にかかる印刷データのデータ量が1ページ分程
度の少ない場合であっても、前の印刷要求にかかる印刷
データのデータ量が多いほど、待ち時間も長くなる。さ
らに、印刷要求を受けた印刷装置が紙詰まり等の異常発
生のために印刷処理を行うことができない場合がある。
【0005】そこで、従来、印刷装置に予め代行印刷を
行わせる印刷装置と登録し、印刷要求を受けた際に印刷
処理を行うことができないと、当該登録されている代行
印刷用の印刷装置に代行印刷を行わせる技術が提案され
ている(特開平6−035634号公報、特開平7−2
81850号公報等参照)。
【0006】また、従来、ネットワークと、上記ネット
ワークに接続されて互いに通信を行う複数のコンピュー
タと、上記複数のコンピュータのうちの少なくとも1つ
のコンピュータ(以下、プリントサーバと称す。)に接
続されたプリンタとからなり、上記複数のコンピュータ
のうちの上記プリントサーバ以外のコンピュータ(以
下、クライアントと称す。)が上記プリントサーバに印
刷ジョブを送信することにより、上記プリンタを共有し
て印刷を行うリモート印刷システムにおいて、上記プリ
ントサーバは、印刷ジョブの待ち行列であるキューと、
上記キューの状態を管理するキュー管理部と、上記プリ
ンタの状態を監視するプリンタ監視部と、上記プリンタ
監視部の監視結果に基づいて、上記プリンタの状態を管
理するプリンタ状態管理部と、上記キュー管理部の管理
情報及び上記プリンタ状態管理部の管理情報をコード化
して上記ネットワーク上に送信するキュー/プリンタ状
態送信部とを有し、上記クライアントは、上記ネットワ
ーク上からのコード化された管理情報を取り込んで、上
記キューの状態及び上記プリンタの状態を監視するキュ
ー/プリンタ状態監視部を有することを特徴とするリモ
ート印刷システムが提案されている(特開平6−242
901号公報参照)。
【0007】すなわち、この従来のリモート印刷システ
ムは、複数のコンピュータで印刷装置を共有する場合
に、印刷を要求したコンピュータが印刷ジョブの実行状
態及び印刷装置の状態を認識できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、上記特開平6−03563
4号公報等に、印刷処理を他の印刷装置に代行印刷させ
る技術が開示されており、また、上記特開平6−242
901号公報に、印刷要求を行ったコンピュータで印刷
要求の対象である印刷装置の印刷ジョブの実行状態及び
プリンタの状態を認識する技術が開示されているが、印
刷要求を受け付けた印刷装置が他の印刷装置に代行印刷
を行わせた場合、特開平6−242901号公報記載の
リモート印刷システムでは、代行印刷先の印刷装置に対
してまで印刷ジョブの追跡を行うことができず、利用性
が悪いという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、ネットワ
ークに接続され、当該ネットワークに接続された端末か
らの印刷要求に応じて当該端末から転送されてくる印刷
データに基づいて印刷処理を行うに際して、印刷要求に
応じた印刷処理にエラーが発生すると、代行印刷依頼手
段が、ネットワークに接続された他の印刷装置に代行印
刷要求を行って当該他の印刷装置で印刷処理を行わせ、
当該印刷要求に係る印刷ジョブと代行印刷要求を行った
相手先の印刷装置を特定する代行先情報とを関連づけて
代行印刷情報として記憶手段に記憶することにより、代
行印刷を行った場合に、代行印刷先の印刷装置を印刷要
求を行った印刷装置が記憶して、端末に負担をかけるこ
となく、Broadcast等の方式で印刷ジョブの監
視と追跡を容易に行えるようにし、いずれの印刷装置で
印刷処理が行われたかを端末のユーザが容易に確認する
ことのできる利用性の良好な印刷装置を提供することを
目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、代行印刷要求を受
けた印刷装置が、当該代行印刷要求に応じた印刷処理に
エラーが発生すると、当該代行印刷装置の代行印刷依頼
手段が、ネットワークに接続された他の印刷装置に代行
印刷要求を行って当該他の印刷装置で印刷処理を行わ
せ、当該代行印刷装置の記憶手段が、代行印刷要求に係
る印刷ジョブと代行印刷要求を行った相手先の印刷装置
を特定する代行先情報とを関連づけて代行印刷情報とし
て記憶することにより、連鎖的な代行印刷を可能とする
とともに、連鎖的に代行印刷が行われた場合にも、端末
に負担をかけることなく、印刷ジョブの監視と追跡を容
易に行えるようにし、いずれの印刷装置で印刷処理が行
われたかを端末のユーザが容易に確認することのできる
利用性の良好な印刷装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】請求項3記載の発明は、代行印刷依頼手段
が、代行印刷要求にかかる印刷ジョブを特定する識別情
報を代行印刷要求を行う他の印刷装置に送信し、記憶手
段が、識別情報を代行先情報とともに印刷ジョブに関連
づけて代行印刷情報として記憶することにより、代行印
刷を行った場合に、端末に負担をかけることなく、印刷
ジョブの監視と追跡をより一層確実かつ容易に行えるよ
うにし、いずれの印刷装置で印刷処理が行われたかを端
末のユーザが確実かつ容易に確認することのできる利用
性の良好な印刷装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、代行印刷依頼手段
が、代行印刷要求を行うに際して、当該代行印刷要求が
端末から最初に印刷要求を受けた印刷装置による代行印
刷要求から起算して何番目の代行印刷要求であるかを特
定する代行印刷順番特定情報を代行印刷要求を行う他の
印刷装置に送信し、記憶手段が、代行印刷順番特定情報
を代行印刷情報とともに印刷ジョブに関連づけて代行印
刷情報として記憶することにより、連鎖的な代行印刷を
行った場合に、端末に負担をかけることなく、印刷ジョ
ブの監視と追跡を代行印刷の順番を含めてより一層確実
かつ容易に行えるようにし、いずれの印刷装置で印刷処
理が行われたかを端末のユーザがより一層確実かつ容易
に確認することのできる利用性の良好な印刷装置を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の印
刷装置は、ネットワークに接続され、当該ネットワーク
に接続された端末からの印刷要求に応じて当該端末から
転送されてくる印刷データに基づいて印刷処理を行う印
刷装置において、前記印刷要求に応じた印刷処理にエラ
ーが発生すると、前記ネットワークに接続された他の印
刷装置に代行印刷要求を行って当該他の印刷装置で印刷
処理を行わせる代行印刷依頼手段と、前記印刷要求に係
る印刷ジョブと前記代行印刷依頼手段が前記代行印刷要
求を行った相手先の前記印刷装置を特定する代行先情報
とを関連づけて代行印刷情報として記憶する記憶手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、ネットワークに接続さ
れ、当該ネットワークに接続された端末からの印刷要求
に応じて当該端末から転送されてくる印刷データに基づ
いて印刷処理を行うに際して、印刷要求に応じた印刷処
理にエラーが発生すると、代行印刷依頼手段が、ネット
ワークに接続された他の印刷装置に代行印刷要求を行っ
て当該他の印刷装置で印刷処理を行わせ、当該印刷要求
に係る印刷ジョブと代行印刷要求を行った相手先の印刷
装置を特定する代行先情報とを関連づけて代行印刷情報
として記憶手段に記憶するので、代行印刷を行った場合
に、代行印刷先の印刷装置を印刷要求を行った印刷装置
が記憶して、端末に負担をかけることなく、Broad
cast等の方式で印刷ジョブの監視と追跡を容易に行
えるようにすることができ、いずれの印刷装置で印刷処
理が行われたかを端末のユーザが容易に確認することが
がきて、利用性を向上させることができる。
【0015】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記代行印刷要求を受けた前記印刷装置は、当該
代行印刷要求に応じた印刷処理にエラーが発生すると、
当該代行印刷装置の前記代行印刷依頼手段が、前記ネッ
トワークに接続された他の印刷装置に代行印刷要求を行
って当該他の印刷装置で印刷処理を行わせ、当該代行印
刷装置の前記記憶手段が、前記代行印刷要求に係る印刷
ジョブと前記代行印刷要求を行った相手先の前記印刷装
置を特定する代行先情報とを関連づけて前記代行印刷情
報として記憶するものであってもよい。
【0016】上記構成によれば、代行印刷要求を受けた
印刷装置が、当該代行印刷要求に応じた印刷処理にエラ
ーが発生すると、当該代行印刷装置の代行印刷依頼手段
が、ネットワークに接続された他の印刷装置に代行印刷
要求を行って当該他の印刷装置で印刷処理を行わせ、当
該代行印刷装置の記憶手段が、代行印刷要求に係る印刷
ジョブと代行印刷要求を行った相手先の印刷装置を特定
する代行先情報とを関連づけて代行印刷情報として記憶
するので、連鎖的な代行印刷を可能とするとともに、連
鎖的に代行印刷が行われた場合にも、端末に負担をかけ
ることなく、印刷ジョブの監視と追跡を容易に行えるよ
うにすることができ、いずれの印刷装置で印刷処理が行
われたかを端末のユーザが容易に確認することができ
て、利用性をより一層向上させることができる。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記代行印刷依頼手段は、前記代行印刷要求にかか
る前記印刷ジョブを特定する識別情報を前記代行印刷要
求を行う前記他の印刷装置に送信し、前記記憶手段は、
前記識別情報を前記代行先情報とともに前記印刷ジョブ
に関連づけて前記代行印刷情報として記憶するものであ
ってもよい。
【0018】上記構成によれば、代行印刷依頼手段が、
代行印刷要求にかかる印刷ジョブを特定する識別情報を
代行印刷要求を行う他の印刷装置に送信し、記憶手段
が、識別情報を代行先情報とともに印刷ジョブに関連づ
けて代行印刷情報として記憶するので、代行印刷を行っ
た場合に、端末に負担をかけることなく、印刷ジョブの
監視と追跡をより一層確実かつ容易に行えるようにする
ことができ、いずれの印刷装置で印刷処理が行われたか
を端末のユーザが確実かつ容易に確認することができ
て、利用性をより一層向上させることができる。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記代行印刷依頼手段は、前記代行印刷要求を行う
に際して、当該代行印刷要求が前記端末から最初に印刷
要求を受けた前記印刷装置による代行印刷要求から起算
して何番目の代行印刷要求であるかを特定する代行印刷
順番特定情報を前記代行印刷要求を行う前記他の印刷装
置に送信し、前記記憶手段は、前記代行印刷順番特定情
報を前記代行印刷情報とともに前記印刷ジョブに関連づ
けて前記代行印刷情報として記憶するものであってもよ
い。
【0020】上記構成によれば、代行印刷依頼手段が、
代行印刷要求を行うに際して、当該代行印刷要求が端末
から最初に印刷要求を受けた印刷装置による代行印刷要
求から起算して何番目の代行印刷要求であるかを特定す
る代行印刷順番特定情報を代行印刷要求を行う他の印刷
装置に送信し、記憶手段が、代行印刷順番特定情報を代
行印刷情報とともに印刷ジョブに関連づけて代行印刷情
報として記憶するので、連鎖的な代行印刷を行った場合
に、端末に負担をかけることなく、印刷ジョブの監視と
追跡を代行印刷の順番を含めてより一層確実かつ容易に
行えるようにすることができ、いずれの印刷装置で印刷
処理が行われたかを端末のユーザがより一層確実かつ容
易に確認することができて、利用性をより一層向上させ
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図5は、本発明の印刷装置の第1の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、ネットワ
ークに接続された端末から印刷要求があった際に、使用
不可状態であると、ネットワークに接続された他の印刷
装置に代行印刷を行わせた際に、代行印刷先の印刷装置
が分かるようにしたもので、請求項1及び請求項2に対
応するものである。
【0023】図1は、本発明の印刷装置の第1の実施の
形態を適用した印刷装置の接続されたネットワークシス
テム1のシステム構成図である。
【0024】図1において、ネットワークシステム1
は、ネットワークNWに、端末Tと複数のネットワーク
プリンタ(印刷装置)Pa〜Pcが接続されており、本
実施の形態では、3台のネットワークプリンタPa〜P
cが1つのネットワークNWに接続されている例を示し
ているが、ネットワークプリンタPa〜Pcの数は、何
ら限定されるものではなく、また、端末Tの数も何ら限
定されるものではない。ネットワークNWとしては、L
AN(Local Area Network)等が用いられている。
【0025】各ネットワークプリンタPa〜Pcは、ネ
ットワークNWに直接接続されており、端末Tからのプ
リント要求(印刷要求)を受けて、プリント可能状態
(使用可能状態)であると、プリント許可を与え、他の
プリント処理中等のビジー状態あるいは動作不能状態等
の使用不可状態のとき等には、他のプリンタPa〜Pc
に代行印刷を依頼する。
【0026】すなわち、各ネットワークプリンタPa〜
Pcは、図2に示すように、印刷部11、記憶部12、
代行部13及び入出力部14等を備えており、主要各部
は、バス15により接続されている。
【0027】印刷部11は、所定の印刷方式、例えば、
電子写真方式あるいはインク噴射方式等で印刷データに
基づいて記録紙に印刷を行う。
【0028】記憶部12は、ハードディスクあるいは大
容量のRAM(Random Access Memory)等で構成され、
ネットワークを介して転送されてきた印刷データや印刷
ジョブ情報及びこれらの印刷ジョブに関連づけて、印刷
ジョブID及び代行ネットワークプリンタPa〜Pcの
プリンタ情報等からなる代行情報を記憶し、また、読み
出される。
【0029】代行部13は、他のプリント処理中等のビ
ジー状態や印刷部11の紙詰まり等のために動作不能状
態等の使用不可状態であって、印刷部11での印刷処理
に印刷エラーが発生した際に、他のネットワークプリン
タPa〜Pcに代行印刷の依頼(要求)を行う。代行部
13は、この代行印刷の依頼に際して印刷ジョブID及
び代行先ネットワークプリンタPa〜Pcのプリンタ情
報からなる代行情報を作成して記憶部12に転送し、記
憶部12は、この代行情報を同じ印刷ジョブIDを有す
る印刷データに対応づけて記憶する。
【0030】この代行情報は、図3に示すように、印刷
ジョブIDと代行先プリンタ情報からなり、具体的に
は、図4に示すように、例えば、印刷ジョブID「00
01」に対応して代行先プリンタ情報として「プリンタ
Pb」が登録されたものである。
【0031】入出力部14は、ネットワークNWに接続
されており、ネットワークNWを介して接続されている
端末T及び他のネットワークプリンタPa〜Pcとの間
で印刷データ等の各種情報の授受を行う。
【0032】各ネットワークプリンタPa〜Pcは、端
末Tあるいは他のネットワークプリンタPa〜Pcから
転送されてきた印刷データを一旦記憶部12に蓄積した
後、プリント処理を行う。
【0033】端末Tは、例えば、パーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ及びワークステーション等の情報
処理装置であり、CRT(陰極線管:Cathode Ray Tub
e)や液晶ディスプレイ等の表示部や各種命令の指示操
作を行うキーボードやマウス等を備えている。端末T
は、ネットワークプリンタPa〜Pcにプリント要求を
行って、プリント許可が返送されてくると、各種情報処
理を行った処理結果のデータを印刷データとして当該ネ
ットワークプリンタPa〜Pcに転送し、当該ネットワ
ークプリンタPa〜Pcでプリントアウトさせる。
【0034】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のネットワークプリンタPa〜Pcは、ネッ
トワークNWに接続された端末Tから印刷要求がある
と、当該印刷要求に応じて印刷処理を行おうとするが、
他のプリント処理中等のビジー状態や印刷部11の紙詰
まり等のために動作不能状態等の使用不可状態であっ
て、印刷部11での印刷処理に印刷エラーが発生する
と、ネットワークNWに接続された他のネットワークプ
リンタPa〜Pcに代行印刷を依頼するとともに、いず
れのネットワークプリンタPa〜Pcに代行印刷を依頼
したかの代行情報を格納して、依頼元の端末Tに分かる
ようにするところにその特徴がある。
【0035】すなわち、ネットワークプリンタPa〜P
cは、図5に示すように、ネットワークNWを介して入
出力部14に印刷要求があると(ステップS101)、
入出力部14が当該印刷要求に応じて、印刷データに関
する情報、例えば、印刷ジョブID等の記憶を記憶部1
2に依頼し、記憶部12は、入出力部14の記憶依頼に
応じて印刷データに関する情報を記憶する(ステップS
102)。
【0036】入出力部14は、ネットワークNWを介し
て送られてきた印刷データと印刷ジョブIDを印刷部1
1に転送して、印刷の依頼を通知し、印刷部11は、入
出力部14の印刷依頼に応じて、転送されてきた印刷デ
ータに基づいて印刷処理を行う(ステップS103)。
【0037】印刷部11は、この印刷処理の結果を判別
して(ステップS104)、印刷処理が適切に完了する
と、その旨を入出力部14に通知して、処理はステップ
S101に戻って、上記同様の処理が行われる。
【0038】印刷部11は、他のプリント処理中等のビ
ジー状態や印刷部11の紙詰まり等のために動作不能状
態等の使用不可状態であって、印刷部11での印刷処理
に印刷エラーが発生して、印刷処理が適切に完了しない
とき(NGのとき)には、印刷ジョブIDと印刷データ
を代行部13に転送して、代行部13に代行印刷の依頼
を通知する。
【0039】代行部13は、代行印刷の依頼の通知を受
け取ると、ネットワークNWに接続された他のネットワ
ークプリンタPa〜Pcのうち代行印刷可能なネットワ
ークプリンタPa〜Pcを選択して、印刷データを入出
力部14を介して転送して印刷要求を行う代行印刷要求
処理を行う(ステップS105)。
【0040】代行部13は、代行印刷要求を行うと、印
刷ジョブID及び代行先ネットワークプリンタPa〜P
cのプリンタ情報(代行先情報)からなる代行情報を作
成して記憶部12に転送して、記憶の依頼を行い(ステ
ップS106)、記憶部12は、ステップS102で記
憶した印刷データに関する情報のうち、通知された印刷
ジョブIDを有する印刷データに関する情報に代行部1
3から転送されてきた代行情報を追加して記憶する。こ
の代行情報は、上記図3に示すものであり、具体的に
は、図4に示したように、例えば、印刷ジョブIDが
「0003」で、他のネットワークプリンタPa〜Pc
が「ネットワークプリンタPc」からなる代行情報であ
る。
【0041】代行印刷を受けた他のネットワークプリン
タPa〜Pcは、当該代行印刷要求に応じて、上記ステ
ップS101〜S104と同様に、印刷処理を行って、
代行印刷が成功したか否かチェックし(ステップS10
7)、代行印刷に成功しないときには、ステップS10
5からステップS106と同様に、当該代行印刷要求を
受けたネットワークプリンタPa〜Pcの代行部13
が、さらに他のネットワークプリンタPa〜Pcに代行
印刷要求処理を行って(ステップS105)、同様に、
印刷ジョブID及び代行先ネットワークプリンタPa〜
Pcのプリンタ情報からなる代行情報を作成して記憶部
12に転送して、記憶の依頼を行い(ステップS10
6)、記憶部12が、印刷データに関する情報のうち、
通知された印刷ジョブIDを有する印刷データに関する
情報に代行部13から転送されてきた代行情報を追加し
て記憶する。
【0042】なお、この代行印刷要求を受けた他のネッ
トワークプリンタPa〜Pcは、代行印刷要求に成功し
たのか否かの情報を代行印刷要求をしてきたネットワー
クプリンタPa〜Pcに通知し、この通知により最初に
端末Tから印刷要求を受けたネットワークプリンタPa
〜Pcは、代行印刷に成功したのか否かを認識すること
ができる。ステップS017で、代行印刷に成功する
と、処理終了する。このとき、端末Tは、Broadc
ast等の方式で印刷ジョブの監視と追跡を行って、代
行先のネットワークプリンタPa〜Pcから直接印刷結
果を取得してもよい。
【0043】このように、本実施の形態のネットワーク
プリンタPa〜Pcは、ネットワークNWに接続され、
当該ネットワークNWに接続された端末Tからの印刷要
求に応じて当該端末Tから転送されてくる印刷データに
基づいて印刷処理を行うに際して、この印刷要求に応じ
た印刷処理にエラーが発生すると、代行部13が、ネッ
トワークNWに接続された他のネットワークプリンタP
a〜Pcに代行印刷要求を行って当該他のネットワーク
プリンタPa〜Pcで印刷処理を行わせ、当該印刷要求
に係る印刷ジョブと代行印刷要求を行った相手先のネッ
トワークプリンタPa〜Pcを特定する代行先情報(プ
リンタ情報)とを関連づけて代行印刷情報として記憶部
12に記憶している。
【0044】したがって、代行印刷を行った場合に、代
行印刷先のネットワークプリンタPa〜Pcを印刷要求
を行ったネットワークプリンタPa〜Pcが記憶して、
端末Tに負担をかけることなく、Broadcast等
の方式で印刷ジョブの監視と追跡を容易に行えるように
することができ、いずれのネットワークプリンタPa〜
Pcで印刷処理が行われたかを端末のユーザが容易に確
認することががきて、利用性を向上させることができ
る。
【0045】また、本実施の形態のネットワークプリン
タPa〜Pcは、代行印刷要求を受けたネットワークプ
リンタPa〜Pcが、当該代行印刷要求に応じた印刷処
理にエラーが発生すると、当該代行印刷要求を受けたネ
ットワークプリンタPa〜Pcの代行部13が、ネット
ワークNWに接続された他のネットワークプリンタPa
〜Pcに代行印刷要求を行って当該他のネットワークプ
リンタPa〜Pcで印刷処理を行わせ、当該代行印刷要
求を受けたネットワークプリンタPa〜Pcの記憶部1
2が、代行印刷要求に係る印刷ジョブと代行印刷要求を
行った相手先のネットワークプリンタPa〜Pcを特定
する代行先情報(プリンタ情報)とを関連づけて代行印
刷情報として記憶している。
【0046】したがって、連鎖的な代行印刷を可能とす
るとともに、連鎖的に代行印刷が行われた場合にも、端
末Tに負担をかけることなく、印刷ジョブの監視と追跡
を容易に行えるようにすることができ、いずれのネット
ワークプリンタPa〜Pcで印刷処理が行われたかを端
末Tのユーザが容易に確認することができて、利用性を
より一層向上させることができる。
【0047】図6は、本発明の印刷装置の第2の実施の
形態を示す図であり、本実施の形態は、代行印刷の印刷
ジョブを特定する識別情報を代行印刷の依頼先に通知す
るもので、請求項3に対応するものである。
【0048】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のネットワークプリンタPa〜Pcに適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、上記第
1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明す
る。
【0049】本実施の形態のネットワークプリンタPa
〜Pcは、その代行部13が代行印刷の依頼先のネット
ワークプリンタPa〜Pcに印刷データとともに印刷デ
ータに関する情報を付加した代行情報を作成して転送
し、図6に示すように、代行印刷要求を行う。なお、図
6においては、上記第1の実施の形態の図5と同様の処
理ステップには、同一のステップナンバーを付して、そ
の説明を簡略化する。
【0050】すなわち、ネットワークプリンタPa〜P
cは、図6に示すように、ネットワークNWから入出力
部14に印刷要求があると(ステップS101)、入出
力部14が当該印刷要求に応じて、印刷ジョブID等の
印刷データに関する情報の記憶を記憶部12に依頼し
て、記憶部12が印刷データに関する情報を記憶する
(ステップS102)。
【0051】入出力部14は、ネットワークNWを介し
て送られてきた印刷データと印刷ジョブIDを印刷部1
1に転送して印刷の依頼を通知し、印刷部11が、転送
されてきた印刷データに基づいて印刷処理を行う(ステ
ップS103)。
【0052】印刷部11は、この印刷処理の結果を判別
して(ステップS104)、印刷処理が適切に完了する
と、その旨を入出力部14に通知し、処理は、ステップ
S101に戻って、上記同様の処理が行われる。
【0053】印刷部11は、印刷処理が適切に完了しな
いとき(NGのとき)には、印刷ジョブIDと印刷デー
タを代行部13に転送して、代行部13に代行印刷の依
頼を通知する。
【0054】代行部13は、代行印刷の依頼の通知を受
け取ると、ネットワークNWに接続された他のネットワ
ークプリンタPa〜Pcのうち代行印刷可能なネットワ
ークプリンタPa〜Pcを選択して、印刷データを入出
力部14を介して転送して印刷要求を行うとともに(ス
テップS105)、記憶部12に印刷ジョブIDを通知
して、記憶部12から当該印刷ジョブIDの印刷データ
に関する情報、特に、印刷ジョブID(識別情報)を取
り出し、上記印刷データとともに当該印刷データに関す
る情報を代行印刷を依頼するネットワークプリンタPa
〜Pcに転送する(ステップS201)。
【0055】代行部13は、代行印刷要求を行うと、印
刷ジョブID及び代行先ネットワークプリンタPa〜P
cのプリンタ情報からなる代行情報を作成して記憶部1
2に転送して、記憶の依頼を行い(ステップS10
6)、記憶部12は、ステップS102で記憶した印刷
データに関する情報のうち、通知された印刷ジョブID
を有する印刷データに関する情報に代行部13から転送
されてきた代行情報を追加して記憶する。
【0056】そして、代行印刷を受けた他のネットワー
クプリンタPa〜Pcは、当該代行印刷要求に応じて、
上記ステップS101〜S104と同様に、印刷処理を
行って、代行印刷が成功したか否かチェックし(ステッ
プS107)、代行印刷に成功しないときには、ステッ
プS105、S201、S106、ステップS107と
同様に、当該代行印刷要求を受けたネットワークプリン
タPa〜Pcの代行部13が、さらに他のネットワーク
プリンタPa〜Pcに代行印刷要求を行うとともに(ス
テップS105)、同様に、記憶部12に印刷ジョブI
Dを通知して、記憶部12から当該印刷ジョブIDの印
刷データに関する情報(識別情報)を取り出し、上記印
刷データとともに当該印刷データに関する情報を代行印
刷を依頼するネットワークプリンタPa〜Pcに転送す
る(ステップS201)。さらに、代行印刷要求を受け
たネットワークプリンタPa〜Pcの代行部13は、代
行印刷要求を行うと、印刷ジョブID及び代行先ネット
ワークプリンタPa〜Pcのプリンタ情報からなる代行
情報を作成して記憶部12に転送して、記憶の依頼を行
い(ステップS106)、記憶部12は、ステップS1
02で記憶した印刷データに関する情報のうち、通知さ
れた印刷ジョブIDを有する印刷データに関する情報に
代行部13から転送されてきた代行情報を追加して記憶
する。
【0057】なお、この代行印刷要求を受けた他のネッ
トワークプリンタPa〜Pcは、代行印刷要求に成功し
たのか否かの情報を代行印刷要求をしてきたネットワー
クプリンタPa〜Pcに通知し、この通知により最初に
端末Tから印刷要求を受けたネットワークプリンタPa
〜Pcは、代行印刷に成功したのか否かを認識すること
ができる。ステップS017で、代行印刷に成功する
と、処理が終了する。
【0058】このように、本実施の形態のネットワーク
プリンタPa〜Pcは、代行部13が、代行印刷要求に
かかる印刷ジョブを特定する識別情報(印刷データに関
する情報)を代行印刷要求を行う他のネットワークプリ
ンタPa〜Pcに送信し、記憶部12が、識別情報を代
行先情報とともに印刷ジョブに関連づけて代行印刷情報
として記憶している。
【0059】したがって、代行印刷を行った場合に、端
末Tに負担をかけることなく、印刷ジョブの監視と追跡
をより一層確実かつ容易に行えるようにすることがで
き、いずれのネットワークプリンタPa〜Pcで印刷処
理が行われたかを端末Tのユーザが確実かつ容易に確認
することができて、利用性をより一層向上させることが
できる。この場合、印刷要求を行った端末TがBroa
dcast等の方式で印刷ジョブの監視と追跡を容易に
行うことができる。
【0060】図7〜図9は、本発明の印刷装置の第3の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、代行印刷
の順番が分かるようにするもので、請求項4に対応する
ものである。
【0061】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のネットワークプリンタPa〜Pcに適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、上記第
1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明す
る。
【0062】本実施の形態のネットワークプリンタPa
〜Pcは、その代行部13が代行印刷の依頼先のネット
ワークプリンタPa〜Pcに印刷データとともに、図7
に示すように、印刷データに関する情報及び代行番号を
付加した代行情報を作成して転送し、図8に示すよう
に、代行印刷要求を行う。なお、図8においては、上記
第1の実施の形態の図5と同様の処理ステップには、同
一のステップナンバーを付して、その説明を簡略化す
る。
【0063】この代行番号は、図7に示すように、印刷
ジョブIDの中に組み込まれ、例えば、図9に示すよう
に、最初に端末Tから印刷要求を受けたネットワークプ
リンタPa〜Pcでは、直接印刷の状態であるので、代
行番号は、「0」であり、最初に印刷要求を受けたネッ
トワークプリンタPa〜Pcが代行印刷を依頼する場合
には、代行番号を、「1」に設定する。また、最初に代
行印刷の依頼を受けたネットワークプリンタPa〜Pc
は、印刷処理に失敗してさらに他のネットワークプリン
タPa〜Pcに代行印刷を依頼する場合には、代行番号
を「2」に設定する。
【0064】そして、本実施の形態のネットワークプリ
ンタPa〜Pcは、図8に示すように、ネットワークN
Wから入出力部14に印刷要求があると(ステップS1
01)、入出力部14が当該印刷要求に応じて、印刷ジ
ョブID等の印刷データに関する情報の記憶を記憶部1
2に依頼して、記憶部12が印刷データに関する情報を
記憶する(ステップS102)。
【0065】入出力部14は、ネットワークNWを介し
て送られてきた印刷データと印刷ジョブIDを印刷部1
1に転送して印刷の依頼を通知し、印刷部11が、転送
されてきた印刷データに基づいて印刷処理を行う(ステ
ップS103)。
【0066】印刷部11は、この印刷処理の結果を判別
して(ステップS104)、印刷処理が適切に完了する
と、その旨を入出力部14に通知して、処理は、ステッ
プS101に戻って、上記同様の処理が行われる。
【0067】印刷部11は、印刷処理が適切に完了しな
いとき(NGのとき)には、印刷ジョブIDと印刷デー
タを代行部13に転送して、代行部13に代行印刷の依
頼を通知する。
【0068】代行部13は、代行印刷の依頼の通知を受
け取ると、ネットワークNWに接続された他のネットワ
ークプリンタPa〜Pcのうち代行印刷可能なネットワ
ークプリンタPa〜Pcを選択して、印刷データを入出
力部14を介して転送して印刷要求を行うとともに(ス
テップS105)、代行番号を「0」から「1」に設定
して、印刷ジョブIDの代行番号(代行印刷順番特定情
報)に組み込む(ステップS301)。さらに、代行部
13は、記憶部12にこの代行番号を組み込んだ印刷ジ
ョブIDを通知して、記憶部12から当該印刷ジョブI
Dの印刷データに関する情報を取り出し、上記印刷デー
タとともに当該印刷データに関する情報(識別情報)を
代行印刷を依頼するネットワークプリンタPa〜Pcに
転送する(ステップS302)。
【0069】代行部13は、代行印刷要求を行うと、代
行番号を組み込んだ印刷ジョブID及び代行先ネットワ
ークプリンタPa〜Pcのプリンタ情報からなる代行情
報を作成して記憶部12に転送して、記憶の依頼を行い
(ステップS303)、記憶部12は、ステップS10
2で記憶した印刷データに関する情報のうち、通知され
た印刷ジョブIDを有する印刷データに関する情報に代
行部13から転送されてきた代行情報を追加して記憶す
る。
【0070】そして、代行印刷を受けた他のネットワー
クプリンタPa〜Pcは、当該代行印刷要求に応じて、
上記ステップS101〜S104と同様に、印刷処理を
行って、代行印刷が成功したか否かチェックし(ステッ
プS107)、代行印刷に成功しないときには、ステッ
プS105、S301〜S303、S107と同様に、
当該代行印刷要求を受けたネットワークプリンタPa〜
Pcの代行部13が、さらに他のネットワークプリンタ
Pa〜Pcに代行印刷要求を行うとともに(ステップS
105)、同様に、代行番号を「1」から「2」に設定
して印刷ジョブIDに組み込み、当該組み込んだ印刷ジ
ョブIDを記憶部12に印刷ジョブIDを通知して、記
憶部12から当該印刷ジョブIDの印刷データに関する
情報を取り出し、上記印刷データとともに当該印刷デー
タに関する情報を代行印刷を依頼するネットワークプリ
ンタPa〜Pcに転送する(ステップS301、S30
2)。さらに、代行印刷要求を受けたネットワークプリ
ンタPa〜Pcの代行部13は、代行印刷要求を行う
と、上記代行番号を組み込んだ印刷ジョブID及び代行
先ネットワークプリンタPa〜Pcのプリンタ情報から
なる代行情報を作成して記憶部12に転送して、記憶の
依頼を行い(ステップS303)、記憶部12は、記憶
している印刷データに関する情報のうち、通知された印
刷ジョブIDを有する印刷データに関する情報に代行部
13から転送されてきた代行情報を追加して記憶する。
【0071】なお、この代行印刷要求を受けた他のネッ
トワークプリンタPa〜Pcは、代行印刷要求に成功し
たのか否かの情報を代行印刷要求をしてきたネットワー
クプリンタPa〜Pcに通知し、この通知により最初に
端末Tから印刷要求を受けたネットワークプリンタPa
〜Pcは、代行印刷に成功したのか否かを認識すること
ができる。ステップS017で、代行印刷に成功する
と、処理が終了する。
【0072】このように、本実施の形態のネットワーク
プリンタPa〜Pcは、代行部13が、代行印刷要求を
行うに際して、当該代行印刷要求が端末Tから最初に印
刷要求を受けたネットワークプリンタPa〜Pcによる
代行印刷要求から起算して何番目の代行印刷要求である
かを特定する代行印刷順番特定情報である代行番号を代
行印刷要求を行う他のネットワークプリンタPa〜Pc
に送信し、記憶部12が、代行番号を代行印刷情報とと
もに印刷ジョブに関連づけて代行印刷情報として記憶し
ている。
【0073】したがって、連鎖的な代行印刷を行った場
合に、端末Tに負担をかけることなく、印刷ジョブの監
視と追跡を代行印刷の順番を含めてより一層確実かつ容
易に行えるようにすることができ、Broadcast
等の方式で印刷ジョブの監視と追跡を行っても、いずれ
のネットワークプリンタPa〜Pcで印刷処理が行われ
たかを端末Tのユーザがより一層確実かつ容易に確認す
ることができて、利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明の印刷装置によれ
ば、ネットワークに接続され、当該ネットワークに接続
された端末からの印刷要求に応じて当該端末から転送さ
れてくる印刷データに基づいて印刷処理を行うに際し
て、印刷要求に応じた印刷処理にエラーが発生すると、
代行印刷依頼手段が、ネットワークに接続された他の印
刷装置に代行印刷要求を行って当該他の印刷装置で印刷
処理を行わせ、当該印刷要求に係る印刷ジョブと代行印
刷要求を行った相手先の印刷装置を特定する代行先情報
とを関連づけて代行印刷情報として記憶手段に記憶する
ので、代行印刷を行った場合に、代行印刷先の印刷装置
を印刷要求を行った印刷装置が記憶して、端末に負担を
かけることなく、Broadcast等の方式で印刷ジ
ョブの監視と追跡を容易に行えるようにすることがで
き、いずれの印刷装置で印刷処理が行われたかを端末の
ユーザが容易に確認することががきて、利用性を向上さ
せることができる。
【0076】請求項2記載の発明の印刷装置によれば、
代行印刷要求を受けた印刷装置が、当該代行印刷要求に
応じた印刷処理にエラーが発生すると、当該代行印刷装
置の代行印刷依頼手段が、ネットワークに接続された他
の印刷装置に代行印刷要求を行って当該他の印刷装置で
印刷処理を行わせ、当該代行印刷装置の記憶手段が、代
行印刷要求に係る印刷ジョブと代行印刷要求を行った相
手先の印刷装置を特定する代行先情報とを関連づけて代
行印刷情報として記憶するので、連鎖的な代行印刷を可
能とするとともに、連鎖的に代行印刷が行われた場合に
も、端末に負担をかけることなく、印刷ジョブの監視と
追跡を容易に行えるようにすることができ、いずれの印
刷装置で印刷処理が行われたかを端末のユーザが容易に
確認することができて、利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【0077】請求項3記載の発明の印刷装置によれば、
代行印刷依頼手段が、代行印刷要求にかかる印刷ジョブ
を特定する識別情報を代行印刷要求を行う他の印刷装置
に送信し、記憶手段が、識別情報を代行先情報とともに
印刷ジョブに関連づけて代行印刷情報として記憶するの
で、代行印刷を行った場合に、端末に負担をかけること
なく、印刷ジョブの監視と追跡をより一層確実かつ容易
に行えるようにすることができ、いずれの印刷装置で印
刷処理が行われたかを端末のユーザが確実かつ容易に確
認することができて、利用性をより一層向上させること
ができる。
【0078】請求項4記載の発明の印刷装置によれば、
代行印刷依頼手段が、代行印刷要求を行うに際して、当
該代行印刷要求が端末から最初に印刷要求を受けた印刷
装置による代行印刷要求から起算して何番目の代行印刷
要求であるかを特定する代行印刷順番特定情報を代行印
刷要求を行う他の印刷装置に送信し、記憶手段が、代行
印刷順番特定情報を代行印刷情報とともに印刷ジョブに
関連づけて代行印刷情報として記憶するので、連鎖的な
代行印刷を行った場合に、端末に負担をかけることな
く、印刷ジョブの監視と追跡を代行印刷の順番を含めて
より一層確実かつ容易に行えるようにすることができ、
いずれの印刷装置で印刷処理が行われたかを端末のユー
ザがより一層確実かつ容易に確認することができて、利
用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の第1の実施の形態を適用し
たネットワークプリンタの適用されるネットワークシス
テムのシステム構成図。
【図2】図1のネットワークプリンタの要部ブロック構
成図。
【図3】図2のネットワークプリンタの代行部の作成す
る代行情報の一例を示す図。
【図4】図3の代行情報の具体的な一例を示す図。
【図5】図2のネットワークプリンタによるプリント・
代行印刷依頼処理を示すフローチャート。
【図6】本発明の印刷装置の第2の実施の形態を適用し
たネットワークプリンタによるプリント・代行印刷依頼
処理を示すフローチャート。
【図7】本発明の印刷装置の第3の実施の形態を適用し
たネットワークプリンタの代行部の作成する代行情報の
一例を示す図。
【図8】本発明の印刷装置の第3の実施の形態を適用し
たネットワークプリンタによるプリント・代行印刷依頼
処理を示すフローチャート。
【図9】図8の代行印刷依頼処理及び当該代行印刷依頼
処理で作成される代行情報の説明図。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム NW ネットワーク T 端末 Pa〜Pc ネットワークプリンタ 11 印刷部 12 記憶部 13 代行部 14 入出力部 15 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続され、当該ネットワー
    クに接続された端末からの印刷要求に応じて当該端末か
    ら転送されてくる印刷データに基づいて印刷処理を行う
    印刷装置において、前記印刷要求に応じた印刷処理にエ
    ラーが発生すると、前記ネットワークに接続された他の
    印刷装置に代行印刷要求を行って当該他の印刷装置で印
    刷処理を行わせる代行印刷依頼手段と、前記印刷要求に
    係る印刷ジョブと前記代行印刷依頼手段が前記代行印刷
    要求を行った相手先の前記印刷装置を特定する代行先情
    報とを関連づけて代行印刷情報として記憶する記憶手段
    と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】前記代行印刷要求を受けた前記印刷装置
    は、当該代行印刷要求に応じた印刷処理にエラーが発生
    すると、当該代行印刷装置の前記代行印刷依頼手段が、
    前記ネットワークに接続された他の印刷装置に代行印刷
    要求を行って当該他の印刷装置で印刷処理を行わせ、当
    該代行印刷装置の前記記憶手段が、前記代行印刷要求に
    係る印刷ジョブと前記代行印刷要求を行った相手先の前
    記印刷装置を特定する代行先情報とを関連づけて前記代
    行印刷情報として記憶することを特徴とする請求項1記
    載の印刷装置。
  3. 【請求項3】前記代行印刷依頼手段は、前記代行印刷要
    求にかかる前記印刷ジョブを特定する識別情報を前記代
    行印刷要求を行う前記他の印刷装置に送信し、前記記憶
    手段は、前記識別情報を前記代行先情報とともに前記印
    刷ジョブに関連づけて前記代行印刷情報として記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の印刷装
    置。
  4. 【請求項4】前記代行印刷依頼手段は、前記代行印刷要
    求を行うに際して、当該代行印刷要求が前記端末から最
    初に印刷要求を受けた前記印刷装置による代行印刷要求
    から起算して何番目の代行印刷要求であるかを特定する
    代行印刷順番特定情報を前記代行印刷要求を行う前記他
    の印刷装置に送信し、前記記憶手段は、前記代行印刷順
    番特定情報を前記代行印刷情報とともに前記印刷ジョブ
    に関連づけて前記代行印刷情報として記憶することを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の印刷
    装置。
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