JP2001305951A - 点字刻印装置 - Google Patents

点字刻印装置

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JP2001305951A
JP2001305951A JP2000126129A JP2000126129A JP2001305951A JP 2001305951 A JP2001305951 A JP 2001305951A JP 2000126129 A JP2000126129 A JP 2000126129A JP 2000126129 A JP2000126129 A JP 2000126129A JP 2001305951 A JP2001305951 A JP 2001305951A
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plate
braille
sheet material
dot
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JP2000126129A
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English (en)
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Jiyunichi Watari
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレートに設けた凹部の輪郭がくずれて鮮明な
点字による文字や記号を刻印できない。 【解決手段】ドットピン2と、表面に該ドットピン2の
頭部が押入される凹部1aを有するプレート1とを具備
し、前記ドットピン2とプレート1の間にシート材4を
配し、前記ドットピン2の頭部をプレート1の凹部1a
内に押入することによって、シート材4に点字を刻印す
る点字刻印装置であって、前記プレート1がセラミック
スで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、プラスチック
カード等のシート材に所定文字又は記号を点字によって
刻印する点字刻印装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やプラスチックカード等のシー
ト材に所定文字や記号を点字によって刻印する点字刻印
装置は、一般に金属材料からなるドットピンと、樹脂材
料からなり、表面にドットピンの頭部が押入される凹部
を有するプレートとから構成されており、ドットピンと
プレートの間に紙やプラスッチクカード等のシート材を
配し、しかる後、前記ドットピンの頭部をプレートの凹
部に押入することによってシート材に点字による文字や
記号が刻印されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
点字刻印装置は、プレートが軟質な樹脂で形成されてい
るため、シート材に点字による文字や記号を刻印するた
めに、プレート表面の凹部にドットピンを繰り返し押圧
させた場合、ドットピンで凹部周囲を押圧したりシート
材が凹部周囲に摺接することによって、プレートに設け
た凹部の輪郭が短時間でくずれてしまい、その結果、紙
やプラスチックカード等のシート材に鮮明な点字による
文字や記号を刻印することができないという欠点を有し
ていた。
【0004】本発明は、上記欠点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は鮮明な点字による文字や記号を長期
間にわたって刻印することが可能な点字刻印装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドットピン
と、表面に該ドットピンの頭部が押入される凹部を有す
るプレートとを具備し、前記ドットピンとプレートの間
にシート材を配し、前記ドットピンの頭部をプレートの
凹部内に押入することによって、シート材に点字を刻印
する点字刻印装置であって、前記プレートがセラミック
スで形成されていることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の点字刻印装置は前記プレー
トが、複数の単位セラミックスを枠部材に取着して形成
されていることを特徴とするものである。
【0007】本発明の点字刻印装置によれば、ドットピ
ンの頭部が押入される凹部を備えたプレートを硬質なセ
ラミックスで形成したことから、シート材に点字による
文字や記号を刻印するためにプレートの凹部にドットピ
ンの頭部を繰り返し押入させ、ドットピンが凹部周囲を
押圧したり、シート材が凹部周囲に摺接したとしても、
プレートの凹部の輪郭は長期間にわたってくずれること
はなく、その結果、紙やプラスチックカード等のシート
材に鮮明な点字による文字や記号を長期間にわたり刻印
することが可能となる。
【0008】さらに、本発明の点字刻印装置によれば、
プレートを複数の単位セラミックスの集合で形成するこ
とによって、一つの単位セラミックスに破損が生じた
り、凹部の輪郭にくずれが生じた場合、その破損等をし
た単位セラミックスのみを新たな単位セラミックスに取
り替えるだけで、不具合を一掃させることができ、メン
テナンスが容易で且つ経済性に優れたものとなすことが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1及び図2は、本発明の点字刻印装置1
の一実施形態を示し、1は表面に多数の凹部1aを有す
るプレート、2はドットピンである。
【0011】前記プレート1は、その表面上に紙やプラ
スチックカード等のシート材4を支持する支持部材とし
て作用し、酸化アルミニウム質焼結体、ジルコニア質焼
結体、炭化珪素質焼結体、窒化珪素質焼結体等のセラミ
ックスで形成されている。
【0012】前記プレート1は例えば、酸化アルミニウ
ム質焼結体で形成されている場合、酸化アルミニウム
(Al23)、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネ
シウム(MgO)等の原料粉末に適当な有機バインダ
ー、溶剤を添加混合して泥漿状のセラミックスラリーと
成すとともに該セラミックスラリーを従来周知のドクタ
ーブレード法やカレンダーロール法等のシート状のセラ
ミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、し
かる後、前記セラミックグリーンシートを切断加工や打
ち抜き加工により適当な形状にするとともに、これを複
数枚積層し、最後に前記積層されたセラミックグリーン
シートを約1600℃の温度で焼成することによって、
或いは、酸化アルミニウム(Al23)、酸化珪素(S
iO2)等の原料粉末に有機バインダーを添加混合して
原料粉末を調整するとともに、該原料粉末をプレス成形
技術によって所定形状に成形し、しかる後、前記成形体
を約1600℃の温度で焼成することによって製作され
る。
【0013】前記プレート1は、その表面に多数の凹部
1aが形成されており、該凹部1a内にはドットピン2
の頭部が押入案内される。
【0014】前記凹部1aは、プレート1の表面にマト
リックス状に配列されており、各凹部1aの内径寸法
は、ドットピン2の外径寸法に対し若干大きめに形成さ
れている。
【0015】また、前記凹部1aの深さ(T)は、点字
による文字や記号を刻設するシート材4の厚み(t)に
対し、T≦tとなるように設定されている。
【0016】前記凹部1aは、例えばプレート1を複数
枚のセラミックグリーンシートを積層焼結して製作する
場合には、最上層のセラミックグリーンシートのみに予
め、パンチング穴開加工により穴を開けておくことによ
って、また、プレート1に粉末プレス成形技術を採用す
ることによって製作する場合には、予めプレス金型に多
数の凸部を設けておくことによって、プレート1の表面
に形成される。
【0017】さらに、前記プレート1の上部には、上下
に移動可能な複数のドットピン2が配されており、該ド
ットピン2の下側に移動させることによって、頭部がプ
レート1の凹部1a内に押入される。
【0018】前記ドットピン2は、紙やプラスチックカ
ード等のシート材4に文字や記号となる点字を刻印する
使用をなし、例えば超硬合金等の金属で形成されてい
る。
【0019】かくして、上述の点字刻印装置によれば、
プレート1とドットピン2との間に紙やプラスチックカ
ード等のシート材4に点字による文字や記号を刻印され
ることとなる。
【0020】なお、図中、3はガイドプレートであり、
該ガイドプレート3はドットピン2の頭部をプレート1
の凹部1a内に案内するための案内部材として作用し、
例えばセラミックスや金属材料からなり、ドットピン2
が挿入される多数の貫通孔を有している。
【0021】本発明においては、前記プレーと1を酸化
アルミニウム質焼結体、ジルコニア質焼結体、炭化珪素
質焼結体、窒化珪素質焼結体等のセラミックスで形成し
ておくことが重要である。
【0022】かかるプレート1をセラミクッスで形成す
ると該セラミックスのビッカース硬度は10GPa以上
であり、硬質であることからシート材4に点字による文
字や記号を刻印するためにプレート1の凹部1aにドッ
トピン2の頭部を繰り返し押入させたとしても、プレー
ト1の凹部1aの輪郭は長期間にわたってくずれること
はなく、その結果、紙やプラスチックカード等のシート
材4に鮮明な点字による文字や記号を長期間にわたり刻
印することが可能となる。
【0023】(実験例)次に、本発明の作用効果を下記
の実験例に基づいて示す。
【0024】まず、表面に多数の凹部を有するプレート
を表1に示す各材質で形成したプレート材料を準備す
る。
【0025】次に、各プレート試料と超硬合金からなる
ドットピンとの間に厚さ0.2mmの紙からなるシート
材を配置するとともに、ドットピンの頭部をプレート試
料の凹部に押入させてシート材に点字を繰り返し刻印
し、しかる後、刻印された点字を目視により観察し点字
が不鮮明なものとなったときの刻印回数を調べた。
【0026】なお、試料番号5は比較試料であり、従来
の点字刻印装置に使用されている樹脂製のプレートであ
る。
【0027】その結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように従来の点字刻印装
置に使用されている樹脂製のプレートは約3万回の刻印
によって、プレート凹部の輪郭がくずれ、点字が不鮮明
なものとなってしまうのに対し、本発明のプレートを酸
化アルミニウム質焼結体やジルコニア質焼結体、炭化珪
素質焼結体、窒化珪素質焼結体等のセラミックスで形成
したものは10万回の点字刻印によっても点字は極めて
鮮明なものであった。従って、プレートをセラミックス
で形成した本発明の点字刻印装置は点字による文字や記
号を長期間にわたり鮮明に刻印することが可能となる。
【0030】なお、本発明は上述の実験例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれ
ば、種々の変更は個能であり、例えば、上述の実験例で
はプレート1を1枚のセラミックスで形成したが、これ
を図3及び図4に示す如く、表面に凹部5aを有する複
数の単位セラミックス5を枠部材6に集合取着させるこ
とによって形成してもよい。この場合、一つの単位セラ
ミックス5に破損が生じたり、凹部5aの輪郭にくずれ
が生じた場合、その破損等をした単位セラミックス5の
みを新たな単位セラミックス5に取り替えるだけで、不
具合を一掃させることことができ、メンテナンスが容易
で且つ経済性に優れたものとなすことができる。
【0031】前記複数の単位セラミックス5を枠部材6
に集合取着させることによってプレートを形成する場
合、枠部材6の内周面に突起もしくは窪み6aを、各単
位セラミックス5の外周面に窪みもしくは突起5bを設
けておき、枠部材6の突起もしくは窪み6aと単位セラ
ミックス5の窪みもしくは突起5bとを嵌合するように
しておけば枠部材6に対し単位セラミックス5を簡単且
つ定位置に正確に取着することが可能となる。従って、
複数の単位セラミックス5を枠部材6に集合取着させて
プレートを形成する場合には枠部材6の内周面に突起も
しくは窪み6aを、各単位セラミックス5の外周面に
は、前記突起もしくは窪み6aと嵌合する窪みもしくは
突起5bを設けておくことが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の点字刻印装置によれば、ドット
ピンの頭部が押入される凹部を備えたプレートを硬質な
セラミックスで形成したことから、シート材に点字によ
る文字や記号を刻印するためにプレートの凹部にドット
ピンの頭部を繰り返し押入させたとしても、プレートの
凹部の輪郭は長期間にわたってくずれることはなく、そ
の結果、紙やプラスチックカード等のシート材に鮮明な
点字による文字や記号を長期間にわたり刻印することが
可能となる。
【0033】さらに、本発明の点字刻印装置によれば、
プレートを複数の単位セラミックスの集合で形成したこ
とによって、一つの単位セラミックスに破損が生じた
り、凹部の輪郭にくずれが生じた場合、その破損等をし
た単位セラミックスのみを新たな単位セラミックスに取
り替えるだけで、不具合を一掃させることができ、メン
テナンスが容易で且つ経済性に優れたものとなすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点字刻印装置の一実施形態を示す要部
拡大断面図である。
【図2】図1に示す点字刻印装置に使用されるプレート
の斜視図である。
【図3】(a)(b)は他の実施形態を示し、プレート
に使用される単位セラミックスの斜視図である。
【図4】図3に示す単位セラミックスを用いたプレート
の斜視図である。
【符号の説明】
1:プレート 2:ドットピン 3:ガイドプレート 4:シート材 5:単位セラミックス 6:枠部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドットピンと、表面に該ドットピンの頭部
    が押入される凹部を有するプレートとを具備し、前記ド
    ットピンとプレートの間にシート材を配し、前記ドット
    ピンの頭部をプレートの凹部内に押入することによっ
    て、シート材に点字を刻印する点字刻印装置であって、
    前記プレートがセラミックスで形成されていることを特
    徴とする点字刻印装置。
  2. 【請求項2】前記プレートが、複数の単位セラミックス
    を枠部材に取着して形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の点字刻印装置。
JP2000126129A 2000-04-26 2000-04-26 点字刻印装置 Pending JP2001305951A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108569056A (zh) * 2017-03-07 2018-09-25 丰田自动车株式会社 压印装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108569056A (zh) * 2017-03-07 2018-09-25 丰田自动车株式会社 压印装置
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