JP2001305867A - 液体トナーの濃度測定装置及びそれを用いた液体現像電子写真装置 - Google Patents

液体トナーの濃度測定装置及びそれを用いた液体現像電子写真装置

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JP2001305867A
JP2001305867A JP2000120252A JP2000120252A JP2001305867A JP 2001305867 A JP2001305867 A JP 2001305867A JP 2000120252 A JP2000120252 A JP 2000120252A JP 2000120252 A JP2000120252 A JP 2000120252A JP 2001305867 A JP2001305867 A JP 2001305867A
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liquid
liquid toner
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Yutaka Nakajima
豊 中島
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Shigenori Uesugi
茂紀 上杉
Satoru Moto
悟 本
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
Tei Nishikawa
禎 西川
Satoshi Miyamoto
悟司 宮本
Kazushi Terajima
一志 寺嶋
Satoshi Sakai
聡 坂井
Hironaga Motokawa
浩永 本川
Masanobu Motoe
雅信 本江
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体トナーのリサイクル機能を実現するため
に、回収された液体トナーの固形粒子濃度を測定する手
段を提供することを目的とする。 【解決手段】濃度測定装置により測定された濃度に基づ
き、濃度制御装置を介して、キャリア液、或いは高濃度
液体トナー、もしくはその両方を補充して、トナー溜ま
り44内の液体トナーの濃度を所定値に調整することが
できる。所定濃度に調整された液体トナーは、アプリケ
ータローラ41,42、及び現像ローラ40を介して感
光ドラム10に供給される。濃度測定装置としては、透
明な管と、該管の表面に液体トナーを塗布するためのト
ナー塗布ローラと、管の外或いは中に配置された発光素
子、及び管の中或いは外に配置された受光素子とから構
成される。発光素子からの透過光量は、受光素子で光学
的に測定され、これによって、液体トナーの固形分濃度
が測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーの濃度測定装置及びそれを用
いた液体現像湿式電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
【0004】そこで、高い解像度が必要となる場合に
は、液体トナーを用いる湿式のものが用いられる。液体
トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいとともに、
帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起きにくく、
高い解像度を実現できるからである。
【0005】液体現像方式の電子写真装置において、現
像液として、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナ
ーを用いる場合、液体トナーをリサイクルしていくとい
う機能を備えると、非常に便利なものとなる。一般に、
粉体トナーを用いる乾式の電子写真装置では、粉体トナ
ーをリサイクルするという考え方はない。粉体トナーは
希釈されることはないからである。すなわち、乾式の電
子写真装置では、現像ローラに対して、ブレードを使っ
て摩擦帯電しつつ粉体トナーを供給することで、感光体
にトナーを供給していくとともに、感光体に転写された
現像ローラ部分に対して粉体トナーを補給していくとい
う処理を行うだけである。
【0006】これに対して、液体トナーを用いる液体現
像電子写真装置では、液体トナーが希釈されることか
ら、液体トナーをリサイクルするという考え方がでてく
る。
【0007】図9は、現像剤を回収し、再利用する従来
の構成を例示している(特開平11−272083号公
報)。液体トナーを液体現像液として用いるために、1
〜50μm の薄層にして現像ローラ40上に塗布され現
像ギャップ部に送られる。現像ギャップ部を通過後現像
ローラ40上に残留した液体現像液は、ブレード45に
よって掻き取られて溜まり部43に溜められるが、これ
は、固形粒子が感光ドラム10上に移動することで希釈
され、さらにプリウェットオイルの混入によっても希釈
されたものとなっている。
【0008】この希釈された液体現像液は、ポンプ等を
用いてトナー溜まり44に送られる。ここには、高濃度
のトナーが供給されて、先の希釈トナーと混合されて、
所定値の濃度を有する液体トナーになる。この所定濃度
の液体トナーは、ローラ41、及びローラ42によって
構成されるアプリケータにより、トナー溜まり44から
薄く引き延ばしつつ、現像ローラ40に供給され、これ
によって、現像が行われる。
【0009】しかしながら、回収される液体トナーの固
形粒子の割合は一定していない。典型的には、画像デー
タに基づき固形粒子の消費量は変化する。液体トナーを
再利用するためには、回収する液体トナーの固形粒子の
割合(濃度)を正確に把握する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、不揮発性を示す高粘度で
高濃度の液体トナーを用いる構成を採るときにあって、
液体トナーのリサイクル機能を実現するために、回収さ
れた液体トナーの固形粒子濃度を測定する手段を提供す
ることを目的とする。
【0011】また、本発明は、検出された液体トナーの
固形粒子濃度に基づき、該濃度を補正して、感光ドラム
或いは現像ローラに供給することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の液体トナーの濃
度測定装置は、透明な管と、該管の表面に液体トナーを
塗布するためのトナー塗布ローラと、管の外或いは中に
配置された発光素子、及び管の中或いは外に配置された
受光素子とから構成される。発光素子からの透過光量
は、受光素子で光学的に測定され、これによって、液体
トナーの固形分濃度が測定される。
【0013】また、管の中に配置された受発光素子を配
置して、受発光素子から発光して液体トナー層で反射し
た反射光量を、受発光素子で光学的に測定するよう構成
することができる。
【0014】また、一定圧力により当接している一対の
ローラと、該一対のローラ間に一定量のトナーを投入
し、ニップ出口の液体トナーの拡がり幅を読み取る光学
ラインセンサとを備え、読み取った液体トナーの拡がり
幅に基づいて液体トナーの濃度を判断することができ
る。
【0015】また、本発明の液体トナーの濃度測定装置
は、管中央部に凹部が形成されるように両サイドに段差
を設けた金属ローラと、該金属ローラ表面に塗布された
液体トナーの過剰のものを掻き取るためのブレードと、
金属ローラと接触して回転する弾性ローラとを備える。
この金属ローラと弾性ローラ間にバイアス電圧を印加し
て、その際に流れる電流を測定することにより液体トナ
ーの濃度を判断することができる。
【0016】また、本発明の液体現像電子写真装置は、
トナータンクから現像ユニットに液体トナーを搬送する
ための管の表面にヒータを設けて、一定温度に保持する
手段と、管の中の液体トナーを搬送するスクリュー、及
び該スクリュー駆動のためのモータとを備える。このモ
ータ負荷を電流値又は回転数をモニターすることにより
液体トナーの濃度を判断することができる。
【0017】また、本発明の液体現像電子写真装置は、
画像支持体上にトナー濃度チェック用のパターンを形成
する手段と、該パターンの現像を行った際に現像ローラ
に流れる現像電流を測定する手段と、記現像電流を予め
定めておいた設定値と比較する手段と、比較手段の出力
が、前記設定値よりも小さな現像電流を示すときは、高
濃度のトナーを供給し、そして、前記比較手段の出力
が、前記設定値よりも大きな現像電流を示すときは、キ
ャリア液を供給する手段とから構成される。
【0018】また、本発明の液体現像電子写真装置は、
トナー供給ローラにバイアス電圧を印加しつつ該トナー
供給ローラから液体トナーが供給される現像ローラと、
トナー供給ローラに流れるバイアス電流を測定する手段
と、バイアス電流を予め定めておいた設定値と比較する
手段と、比較手段の出力が、前記設定値よりも小さなバ
イアス電流を示すときは、前記トナー供給ローラに印加
されるバイアス電圧を高くして、トナー供給量を増や
し、そして、前記比較手段の出力が、前記設定値よりも
大きなバイアス電流を示すときは、前記トナー供給ロー
ラに印加されるバイアス電圧を低くして、トナー供給量
を減らす手段とから構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。なお、液体トナーは、液体キャリア
(オイル)中に顔料などのトナー粒子を分散させたもの
である。
【0020】図1は、液体トナーを回収して、濃度を測
定し、濃度を調整し、再利用する全体構成を示す図であ
る。液体トナーは、現像ローラ40から回収されるよう
に図示したが、現像ローラ40から回収された液体トナ
ーに限らず、感光ドラム、或いは中間転写体上から回収
されたキャリア液、或いはプリウエット液等もトナー溜
まり44に集めることができる。
【0021】図示の濃度測定装置は、濃度調整後の濃度
を測定するよう構成しているが、回収された液体トナー
そのものの濃度を測定するよう構成することもできる。
濃度測定装置により測定された濃度に基づき、濃度制御
装置を介して、キャリア液、或いは高濃度液体トナー、
もしくはその両方を補充して、トナー溜まり44内の液
体トナーの濃度を所定値に調整することができる。所定
濃度に調整された液体トナーは、通常のように、アプリ
ケータローラ41,42、及び現像ローラ40を介して
感光ドラム10に供給される。
【0022】図2は、本発明の濃度測定装置の第一の構
成を例示する図である。図において、透明な管の表面に
は、トナー塗布ローラにより液体トナーが薄く塗布され
る。透明な管の中に発光素子が配置され、かつ、それに
対応して管の外には受光素子が配置される。或いは発光
素子と、受光素子を逆にすることもできる。発光素子か
らの発光が、透明な管、及び液体トナー層を通して透過
した光量を、受光素子で光学的に測定することにより液
体トナーの固形分濃度を測定する。トナーを薄く塗布で
きるため、高濃度トナーでも濃度測定が可能となる。な
お、図示したブレードは、測定後に残留トナーを掻き取
るためのものである。
【0023】また、管の中に、受発光素子を配置するこ
とができる。受発光素子から発光した後、液体トナー層
で反射した反射光量を、受発光素子で光学的に測定する
ことにより液体トナーの固形分濃度を測定する。トナー
を薄く塗布することで高濃度トナーでも、光学的に濃度
測定が可能となる。また、受発光素子が、液体トナーに
より汚れることを防止することが容易に可能となる。
【0024】図3は、上記第一の構成に用いられる透明
な管の表面に塗布される液体トナーの層厚を一定にする
ための構成を示している。図示した透明な管は、管中央
部に凹部が形成されるように両サイドに段差を設けてい
る。また、管表面の液体トナーを掻き取るためのブレー
ドが備えられている。このため、管中央部の凹部に塗布
された液体トナーの層厚は、例えば数μmの高さに設定
された段差の高さによって決まり、一定になる。
【0025】図4は、液体トナーの濃度を測定する第二
の構成を示している。図示したように、一定圧力により
当接している一対のローラが備えられて、この一対のロ
ーラ間に一定量の液体トナーが投入される。このときの
ニップ出口の液体トナーの拡がり幅は、所定回転数まで
は拡がるものの、それ以降は、略一定幅になり、そして
このときの拡がり幅は、液体トナーの固形分濃度に略比
例している。そこで、この拡がり幅を、光学ラインセン
サを使って読み取ることで、液体トナーの濃度を判断す
ることができる。
【0026】図5は、液体トナーの濃度を測定する第三
の構成を示している。図示したように、管中央部に凹部
が形成されるように両サイドに段差を設けた金属ローラ
が備えられる。この金属ローラ表面には液体トナーが塗
布されるが、過剰の液体トナーは、ブレードにより掻き
取るために、金属ローラ表面の液体トナーは、粘度によ
らず、常に一定の層厚にすることができる。そして、金
属ローラと接触して回転する導電性弾性(ゴム)ローラ
を備え、この両ローラ間にバイアス電圧を印加して、そ
の際に流れる電流を測定することにより液体トナーの濃
度を判断することができる。なお、管中央部の凹部以外
の金属表面から、液体トナーを介さずに導電性弾性ロー
ラに流れる電流は、それを防ぐように金属ローラ表面を
絶縁するか、或いは、測定値から差し引くように補正す
ることができる。
【0027】図6は、液体トナーの濃度を測定する第四
の構成を示している。図示したように、トナータンクか
ら現像ユニットに液体トナーを搬送するための管の表面
にヒータを設け、さらには管表面の温度を検出するサー
ミスタを設けて、管表面は一定温度に保持されるように
制御される。そして、管の中の液体トナーを搬送するス
クリュー、及び該スクリュー駆動のためのDCモータと
を備え、このモータ負荷を電流値又は回転数によってモ
ニターする。このモニターされたモータ負荷により、液
体トナーの濃度を判断することができる。液体トナーの
粘度と濃度の間には相関関係があることを利用した測定
方法であるが、トナーの粘度が温度の影響を受けないよ
うに一定温度に制御するものである。
【0028】図7は、現像電流を検出して、液体トナー
の濃度を調整する構成を例示する図である。液体トナー
は、液体現像液として用いるために、1〜50μm の薄
層にして現像ローラ40上に塗布されて、感光ドラム1
0との間の現像ギャップ部に送られる。現像ローラ40
上に残留した液体現像液は、現像ギャップ部を通過後、
ブレード45によって掻き取られて溜まり部43に溜め
られるが、これは、固形粒子が感光ドラム10上に移動
することで希釈され、さらにプリウェットオイルの混入
によっても希釈されたものとなっている。
【0029】この希釈された液体現像液は、ポンプ等を
用いてトナー溜まり44に送られる。ここには、高濃度
の液体トナー或いはキャリア液が供給されて、先の希釈
トナーと混合されて、所定値の濃度を有する液体トナー
になる。この所定濃度の液体トナーは、ローラ41、及
びローラ42によって構成されるアプリケータから、現
像ローラ40に供給される。
【0030】このとき、液体トナーが所定値の濃度を有
しているかどうかが、現像ローラに流れるバイアス電流
によって検出される。現像ローラ40が感光ドラム10
上に接触して液体トナーを供給する際に、現像ローラに
印加されるバイアス電圧として、例えば400Vの正電
圧が、例えば約100Vに帯電される感光ドラム10の
露光部分にトナー粒子を付着させるために印加される。
このとき流れるバイアス電流は、露光部分に付着するト
ナー粒子量の影響を受ける。
【0031】そこで、この影響を受けず、条件を等しく
するために、印刷されるべき画像としてトナー濃度チェ
ック用のパターンを選択して、感光ドラム10上にこの
パターンを形成する。この現像を行った際に現像ローラ
に流れる現像電流(バイアス電流)は、トナー層厚を一
定とすると、液体トナーの濃度の影響を受けたものとな
る。
【0032】従って、この現像電流を、比較器において
予め定めておいた設定値(Vr)と比較して、それより
も低い場合には、液体トナーの濃度が低いということを
意味するから、その場合には、高濃度の液体トナーを供
給するよう構成する。
【0033】逆に、この現像電流を、比較器において予
め定めておいた設定値(Vr)と比較して、それよりも
高い場合には(図示の構成においては、上記比較器の出
力をインバータを通して検出)、液体トナーの濃度が高
いということを意味するから、その場合には、キャリア
液を供給するよう構成する。
【0034】また、この比較器の出力が、一定範囲内に
収まっている場合には、現像ローラへのトナー層厚を調
整する装置(図示せず)を設けて、一定画像濃度が得ら
れるようにすることができる。例えば、現像ローラ40
に対するアプリケータローラの間隔を調整することによ
り直接的に、或いはアプリケータローラ41と42の間
隔を調整して供給量を調整することにより間接的に、現
像ローラ40上のトナー層厚を調整することができる。
【0035】また、上記の比較器の出力が、一定範囲内
に収まっている場合には、現像ローラ40に印加するバ
イアス電圧V1を調整する装置(図示せず)を設けて、
一定画像濃度が得られるように構成することもできる。
【0036】さらに、アプリケータローラ41から現像
ローラ40に液体トナーを供給する際にもバイアス電圧
(V2)を印加することができる。このようなバイアス
電圧によって、アプリケータローラ41から現像ローラ
40に移動する液体トナー量を制御できることが知られ
ている。現像ローラ40に印加されるバイアス電圧より
も、例えば100V高いバイアス電圧を印加することに
より、現像ローラ40とアプリケータローラ41の接触
部において、液体トナーの多くを現像ローラ40側に移
動させることが可能になる。
【0037】そこで、アプリケータローラ41に流れる
バイアス電流を検出して、このバイアス電流に基づい
て、バイアス電圧を調整する電圧制御装置を設ける。バ
イアス電流が低いということは、液体トナー濃度が低い
ことを意味する。それ故、バイアス電流を、予め定めて
おいた設定値と比較して、それよりも小さい値を示すと
きは、アプリケータローラ41に印加されるバイアス電
圧を高くして、トナー供給量を増やすことができる。逆
に、バイアス電流が、予め定めておいた設定値よりも大
きい値を示すときは、アプリケータローラ41に印加さ
れるバイアス電圧を低くして、トナー供給量を減らすこ
とができる。
【0038】また、アプリケータローラ41の表面は、
メッシュ状に凹部を設けた構成とすることができる。図
8は、このようなアプリケータローラ41の表面構成を
例示する図である。前述のようにして、アプリケータロ
ーラ41に流れるバイアス電流からトナー濃度を推測す
るためには、トナー層厚、即ちトナー供給量を一定に維
持することが望ましい。図示したように、液体トナー
を、その凹部に保持して搬送、供給することにより、ト
ナー供給量を一定に維持することができる。
【0039】また、バイアス電流からトナー濃度を推測
するためには、バイアス電流が凹部内の液体トナーを通
してのみ流れて、凸部を通しては流れないようにする
か、流れても無視できる程度に抑えることが望ましい。
そのため、図示したローラの凸部表面は、ウレタン樹脂
等により塗膜して絶縁性にすることが望ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、不揮発性を示す高粘度で高濃
度の液体トナーを用いる構成を採る液体現像電子写真装
置において、液体トナーのリサイクル機能を実現するた
めに、回収された液体トナーの固形粒子濃度を測定する
ことを可能にする。
【0041】また、本発明は、検出された液体トナーの
固形粒子濃度に基づき、該濃度を補正して、感光ドラム
或いは現像ローラに供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体トナーを回収して、濃度を測定し、濃度を
調整し、再利用する全体構成を示す図である。
【図2】本発明の濃度測定装置の第一の構成を例示する
図である。
【図3】図2に示す透明な管の表面に塗布される液体ト
ナーの層厚を一定にするための構成を示す図である。
【図4】液体トナーの濃度を測定する第二の構成を示す
図である。
【図5】液体トナーの濃度を測定する第三の構成を示す
図である。
【図6】液体トナーの濃度を測定する第四の構成を示す
図である。
【図7】現像電流を検出して、液体トナーの濃度を調整
する構成を例示する図である。
【図8】アプリケータローラの表面構成を例示する図で
ある。
【図9】現像剤を回収し、再利用する従来の構成を示す
図である。
【符号の説明】
10 感光ドラム 40 現像ローラ 41、42 アプリケータローラ 43 溜まり部 44 トナー溜まり 45 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本 悟 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 西川 禎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 宮本 悟司 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 一志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 坂井 聡 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本川 浩永 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本江 雅信 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB04 BB09 CC20 DD16 EE01 EE02 FF06 GG00 KK01 KK04 NN01 2G060 AA06 AE17 AF01 AG07 AG11 HB06 HC07 HC10 2H073 BA01 BA13 BA21 BA27 CA32 2H074 AA03 BB50 BB54 BB60 BB72 CC03 CC13 CC23 CC24 CC26 CC28 CC64

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な管と、 該管の表面に液体トナーを塗布するためのトナー塗布ロ
    ーラと、 前記管の外或いは中に配置された発光素子、及び管の中
    或いは外に配置された受光素子とを備え、 発光素子からの透過光量を、受光素子で光学的に測定す
    ることにより液体トナーの固形分濃度を測定する液体ト
    ナーの濃度測定装置。
  2. 【請求項2】前記透明な管は、管中央部に凹部が形成さ
    れるように両サイドに段差を設けると共に、管表面の液
    体トナーを掻き取るためのブレードを備えて、前記管中
    央部の凹部に塗布された液体トナーの層厚を一定にした
    請求項1に記載の液体トナーの濃度測定装置。
  3. 【請求項3】透明な管と、該管の表面に液体トナーを塗
    布するためのトナー塗布ローラと、 前記管の中に配置された受発光素子とを備え、 前記受発光素子から発光して液体トナー層で反射した反
    射光量を、受発光素子で光学的に測定することにより液
    体トナーの固形分濃度を測定する液体トナーの濃度測定
    装置。
  4. 【請求項4】一定圧力により当接している一対のローラ
    と、 該一対のローラ間に一定量のトナーを投入し、ニップ出
    口の液体トナーの拡がり幅を読み取る光学ラインセンサ
    とを備え、 該読み取った液体トナーの拡がり幅に基づいて液体トナ
    ーの濃度を判断することからなる液体トナーの濃度測定
    装置。
  5. 【請求項5】管中央部に凹部が形成されるように両サイ
    ドに段差を設けた金属ローラと、 該金属ローラ表面に塗布された液体トナーの過剰のもの
    を掻き取るためのブレードと、 前記金属ローラと接触して回転する弾性ローラとを備
    え、 前記金属ローラと弾性ローラ間にバイアス電圧を印加し
    て、その際に流れる電流を測定することにより液体トナ
    ーの濃度を判断する液体トナーの濃度測定装置。
  6. 【請求項6】液体キャリア中にトナー粒子を所定の濃度
    で分散させた不揮発性を示す高粘度の液体トナーを液体
    現像液として用いる液体現像電子写真装置において、 トナータンクから現像ユニットに液体トナーを搬送する
    ための管の表面にヒータを設けて、一定温度に保持する
    手段と、 管の中の液体トナーを搬送するスクリュー、及び該スク
    リュー駆動のためのモータとを備え、 該モータ負荷を電流値又は回転数をモニターすることに
    より液体トナーの濃度を判断することから成る液体現像
    電子写真装置。
  7. 【請求項7】液体キャリア中にトナー粒子を所定の濃度
    で分散させた不揮発性を示す高粘度の液体トナーを液体
    現像液として用いる液体現像電子写真装置において、 画像支持体上にトナー濃度チェック用のパターンを形成
    する手段と、 前記パターンの現像を行った際に現像ローラに流れる現
    像電流を測定する手段と、 前記現像電流を予め定めておいた設定値と比較する手段
    と、 前記比較手段の出力が、前記設定値よりも小さな現像電
    流を示すときは、高濃度のトナーを供給し、そして、前
    記比較手段の出力が、前記設定値よりも大きな現像電流
    を示すときは、キャリア液を供給する手段と、 を備える液体現像電子写真装置。
  8. 【請求項8】前記比較手段の出力が、一定範囲内に収ま
    っている場合には、現像ローラへのトナー層厚を調整し
    て、一定画像濃度が得られるようにした請求項7に記載
    の液体現像電子写真装置。
  9. 【請求項9】前記比較手段の出力が、一定範囲内に収ま
    っている場合には、現像バイアスを調整して、一定画像
    濃度が得られるようにした請求項7に記載の液体現像電
    子写真装置。
  10. 【請求項10】液体キャリア中にトナー粒子を所定の濃
    度で分散させた不揮発性を示す高粘度の液体トナーを液
    体現像液として用いる液体現像電子写真装置において、 トナー供給ローラにバイアス電圧を印加しつつ該トナー
    供給ローラから液体トナーが供給される現像ローラと、 前記トナー供給ローラに流れるバイアス電流を測定する
    手段と、 前記バイアス電流を予め定めておいた設定値と比較する
    手段と、 前記比較手段の出力が、前記設定値よりも小さなバイア
    ス電流を示すときは、前記トナー供給ローラに印加され
    るバイアス電圧を高くして、トナー供給量を増やし、そ
    して、前記比較手段の出力が、前記設定値よりも大きな
    バイアス電流を示すときは、前記トナー供給ローラに印
    加されるバイアス電圧を低くして、トナー供給量を減ら
    す手段と、 を備える液体現像電子写真装置。
  11. 【請求項11】前記トナー供給ローラの表面は、メッシ
    ュ状に凹部を設けた請求項10に記載の液体現像電子写
    真装置。
  12. 【請求項12】前記メッシュ状に凹部を設けたトナー供
    給ローラの凸部面を絶縁性にした請求項11に記載の液
    体現像電子写真装置。
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