JP2001305503A - 液晶用基板の検査方法及び検査装置 - Google Patents

液晶用基板の検査方法及び検査装置

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JP2001305503A
JP2001305503A JP2000122604A JP2000122604A JP2001305503A JP 2001305503 A JP2001305503 A JP 2001305503A JP 2000122604 A JP2000122604 A JP 2000122604A JP 2000122604 A JP2000122604 A JP 2000122604A JP 2001305503 A JP2001305503 A JP 2001305503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配向膜のシミやむら、配向膜上の異物の検査
を常に安定した精度にて行える液晶基板の検査方法及び
検査装置を提供する。 【解決手段】 配向膜が形成された液晶基板100に対
し、515〜565nmの波長の光を垂直方向に照射
し、この照射された光の反射光を検出してその光量に応
じた画像信号をCCDカメラ61により出力する工程
と、液晶基板100に対し、425〜475nmの波長
の光と635〜685nmの波長の光とが混合された光
を液晶基板100に対し斜めから照射し、この照射され
た光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号をC
CDカメラ71により出力する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の技術分野は、液晶基
板の検査方法及び検査装置に関し、特に配向膜のシミや
むら、配向膜上の異物の検査を常に安定した精度にて行
える液晶基板の検査方法及び検査装置に属する。
【0002】
【従来の技術】液晶装置は、2枚の液晶基板、例えばア
レイ基板と対向基板との間に液晶層を挟持して構成され
ている。アレイ基板は、互いに交差した複数の走査線及
びデータ線並びにこれらの各交差部毎に対応して多数の
スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(Thin Fi
lm Transistor あるいはTFT)、薄膜トランジスタ
に電気的に接続された画素電極が基板上に配置されて構
成されている。一方、対向基板は、基板上に対向電極が
配置されて構成されている。更に、アレイ基板上及び対
向基板上には、それぞれ液晶層と接してポリイミド膜を
配向処理してなる配向膜が形成されている。
【0003】液晶装置では、対向電極と画素電極との電
位差による液晶層の光学的変化を利用して表示が行われ
る。液晶層に対し電圧が無印加の状態での液晶層の配向
状態は、配向膜に施されている配向処理により決定され
る。そのため、配向膜の成膜状態や配向膜上の異物の有
無により、液晶装置の表示特性が大きく影響される。
【0004】従来、上述の配向膜の検査は、液晶基板に
光を照射し、その光の透過光あるいは反射光を直接ある
いはルーペを介して作業者が目視により検査することに
よって、異物、シミやむらを検出していた。しかしなが
ら、作業者による目視検査は精度が良いものの、個々の
作業者における精度むらが生じ、常に安定した製品特性
の液晶基板を得ることが困難であった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、常に安定した製品特性の液晶基板を得る液晶基
板の検査方法及び検査装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、配向膜上の異
物、配向膜に起因するシミやむらといった異なる検査対
象に対してそれぞれに最適な検査方法を、発明者によっ
て見出しなされたものであり、検査対象毎に検査時に用
いる光の照射方法と光の波長とを限定することにより常
に安定した検査を行うことができる液晶基板の検査方法
及び検査装置である。
【0007】すなわち、本発明の液晶基板の検査方法
は、透明基板の一方の面に配向膜が形成された液晶基板
の検査方法において、(a)前記液晶基板の前記配向膜
に対し、515〜565nmの波長の光を前記透明基板
と垂直な方向から照射し、該光の反射光を検出してその
光量に応じた画像信号を撮像装置にて出力する工程と、
(b)前記液晶基板の前記配向膜に対し、425〜47
5nmの波長の光を前記透明基板に斜めの方向から照射
し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
を撮像装置にて出力する工程と、(c)前記液晶基板の
前記配向膜に対し、635〜685nmの波長の光を前
記透明基板に斜めの方向から照射し、該光の反射光を検
出してその光量に応じた画像信号を撮像装置にて出力す
る工程と、を具備することを特徴とする。
【0008】本発明のこのような構成によれば、(a)
工程により基板面内における配向膜の膜厚むらが原因と
なるシミ、むらといったマクロ的な不良を効率良く検出
することができ、(b)工程により液晶基板に付着した
ガラス破片などの異物といったミクロ的な不良の有無を
効率良く検出することができ、(c)工程により配向膜
の塗布むらに起因する異物、例えばポリイミドの塊など
といったミクロ的な不良の有無を効率良く検出すること
ができる。すなわち、検出したい不良に応じて、照明光
の波長及び照明方法を限定することにより精度良く常に
安定した検査を行うことができ、常に製品特性の安定し
た液晶基板を得ることができる。
【0009】また、前記(b)工程では、425〜47
5nm、例えば450nmの波長の光を用いることがで
きる。
【0010】また、前記(c)工程では、635〜68
5nm、660nmの波長の光を用いることができる。
【0011】また、前記(b)工程及び前記(c)工程
で用いられる光は、リング照明から照射された光である
ことを特徴とする。このような構成によれば、リング照
明を用いることにより、液晶基板のある領域に対し、そ
の領域を囲むように照明が配置されることになるので、
その領域に対しまんべんなく斜め光を照射することがで
き、異物検出精度が向上する。
【0012】また、本発明のほかの液晶基板の検査方法
は、透明基板の一方の面に配向膜が形成された液晶基板
の検査方法において、(a)前記液晶基板の前記配向膜
に対し、515〜565nmの波長の光を前記透明基板
と垂直な方向から照射し、該光の反射光を検出してその
光量に応じた画像信号を撮像装置にて出力する工程と、
(b)前記液晶基板の前記配向膜に対し、425〜47
5nmの波長の光と635〜685nmの波長の光とを
混合した光を前記透明基板に斜めの方向から照射し、該
光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像
装置にて出力する工程と、を具備することを特徴とす
る。
【0013】本発明のこのような構成によれば、(a)
工程により基板面内における配向膜の膜厚むらが原因と
なるシミ、むらといったマクロ的な不良を効率良く検出
することができ、(b)工程により液晶基板に付着した
ガラス破片などの異物や、配向膜の塗布むらに起因する
異物、例えばポリイミドの塊などといったミクロ的な不
良の有無を効率良く検出することができる。すなわち、
検出したい不良に応じて、照明光の波長及び照明方法を
限定することにより精度良く常に安定した検査を行うこ
とができ、常に製品特性の安定した液晶基板を得ること
ができる。
【0014】また、前記(b)工程では、425〜47
5nmの波長の光、635〜685nmの波長の光、例
えば450nmの波長の光と660nmの波長の光とを
混合した光を用いることができる。
【0015】また、前記(b)工程で用いられる光は、
リング照明から照射された光であることを特徴とする。
このような構成によれば、リング照明を用いることによ
り、液晶基板のある領域に対し、その領域を囲むように
照明が配置されることになるので、その領域に対しまん
べんなく斜め光を照射することができ、異物検出精度が
向上する。
【0016】また、前記(a)工程では、515〜56
5nmの波長の光、例えば540nmの波長の光を用い
ることができる。
【0017】また、前記(a)工程で用いられる光は、
同軸落射照明から照射された光を用いることができる。
【0018】また、(d)前記液晶基板の他方の面から
前記液晶基板に対し、635〜680nmの波長の光を
照射し、該光の透過光を検出してその光量に応じた画像
信号を撮像装置にて出力する工程と、を更に具備するこ
とを特徴とする。このような構成によれば、(d)工程
により、透明基板上に形成された不透明膜、例えば遮光
層や配線層などのパターン形状の不良を検出することが
できる。
【0019】また、前記(d)工程では、635〜68
0nmの波長の光、例えば660nmの波長の光を用い
ることができる。
【0020】また、前記(b)工程が最終工程であるこ
とを特徴とする。このように、液晶基板に付着したガラ
ス破片などのミクロ系の異物の有無を検査する工程を検
査時の最終段階に設けることにより、検査中に生じた異
物を検出することができる。検査中では、例えば液晶基
板の搬送により例えば基板が欠け、そのガラス破片が液
晶基板に付着する場合があり、このような異物を、検査
の最中段階で検出することが望ましい。
【0021】本発明の検査装置は、透明基板の一方の面
に配向膜が形成された液晶基板の前記配向膜に対し、5
15〜565nmの波長の光を前記液晶基板と垂直方向
に照射する第1照明手段と、前記第1照明手段から照射
された光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
を出力する第1撮像手段と、前記液晶基板の配向膜に対
し、425〜475nmの波長の光と635〜685n
mの波長の光とが混合された光を前記液晶基板に対し斜
めから照射する第2照明手段と、前記第2照明手段から
照射された光の反射光を検出してその光量に応じた画像
信号を出力する第2撮像手段と、を具備することを特徴
とする。
【0022】本発明のこのような構成によれば、第1撮
像手段に出力された画像信号を観察することにより基板
面内における配向膜の膜厚むらが原因となるシミ、むら
といったマクロ的な不良を効率良く検出することがで
き、第2撮像手段に出力された画像信号を観察すること
により液晶基板に付着したガラス破片などの異物や配向
膜の塗布むらに起因する異物、例えばポリイミドの塊な
どといったミクロ的な不良の有無を効率良く検出するこ
とができる。すなわち、検出したい不良に応じて、照明
光の波長及び照明方法を限定することにより精度良く常
に安定した検査を行うことができ、常に製品特性の安定
した液晶基板を得ることができる。
【0023】また、前記第1撮像手段と前記第2撮像手
段の少なくとも1つの撮像手段に出力された画像信号が
観察により不良と判断された前記液晶基板を収納する不
良基板収納手段を更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、検査により良品と判断された液晶
基板と不良と判断された液晶基板とを分けて収容するこ
とができるので、効率良く液晶基板の回収作業を行うこ
とができる。
【0024】また、前記第撮像手段と前記第2撮像手段
とは共通の撮像手段であることを特徴とする。このよう
な構成によれば、検査装置を小型化することができる。
【0025】また、前記液晶基板の他方の面から前記液
晶基板に対し、635〜680nmの波長の光を照射す
る第3照明手段と、該光が前記液晶基板を透過してなる
透過光を検出してその光量に応じた画像信号を出力する
第3撮像手段とを更に具備することを特徴とする。この
ような構成によれば、透明基板上に形成された不透明
膜、例えば遮光層や配線層などのパターン形状の不良、
及び透明基板下に付着したゴミ等の異物を検出すること
ができる。
【0026】また、前記第1撮像手段と前記第2撮像手
段と前記第3撮像手段とは共通の撮像手段であることを
特徴とする。このような構成によれば、検査装置を小型
化することができる。
【0027】また、前記第1撮像手段、前記第2撮像手
段、前記第3撮像手段の少なくとも1つの撮像手段に出
力された画像信号が観察により不良と判断された前記液
晶基板を収納する不良基板収納手段を更に具備すること
を特徴とする。このような構成によれば、検査により良
品と判断された液晶基板と不良と判断された液晶基板と
を分けて収容することができるので、効率良く液晶基板
の回収作業を行うことができる。
【0028】また、前記第3照明手段は、660nmの
波長の光を照射することを特徴とする。第3照明手段に
用いる光は、635〜680nmの波長の光、例えば6
60nmの波長の光を用いることができる。
【0029】また、前記第1照明手段は、540nmの
波長の光を照射することを特徴とする。第1照明手段に
用いる光は、515〜565nmの波長の光、例えば5
40nmの波長の光を用いることができる。
【0030】また、前記第2照明手段は、450nmの
波長の光と660nmの波長の光とが混合された光を照
射することを特徴とする。第2照明手段に用いる光は、
425〜475nmの波長の光、635〜685nmの
波長の光を用いることができ、例えば450nmの波長
の光と660nmの波長の光とを混合した光を用いるこ
とができる。
【0031】また、前記第1照明手段と前記第1撮像手
段を有する第1検査部と、前記第2照明手段と前記第2
撮像手段を有する第2検査部との間の前記液晶基板の搬
送を行う搬送機構とを更に具備することを特徴とする。
このように検査部間に搬送機構を設けることができる。
【0032】本発明の他の液晶基板の検査方法は、透明
基板の一方の面に配向膜が形成された液晶基板の検査方
法において、(a)前記液晶基板の前記配向膜に対し、
緑−黄緑系の波長の光を前記透明基板と垂直な方向から
照射し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像
信号を撮像装置にて出力する工程と、(b)前記液晶基
板の前記配向膜に対し、青紫−青系の波長の光を前記透
明基板に斜めの方向から照射し、該光の反射光を検出し
てその光量に応じた画像信号を撮像装置にて出力する工
程と(c)前記液晶基板の前記配向膜に対し、赤系の波
長の光を前記透明基板に斜めの方向から照射し、該光の
反射光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像装置
にて出力する工程と、を具備することを特徴とする。
【0033】本発明のこのような構成によれば、(a)
工程により基板面内における配向膜の膜厚むらが原因と
なるシミ、むらといったマクロ的な不良を効率良く検出
することができ、(b)工程により液晶基板に付着した
ガラス破片などの異物といったミクロ的な不良の有無を
効率良く検出することができ、(c)工程により配向膜
の塗布むらに起因する異物、例えばポリイミドの塊など
といったミクロ的な不良の有無を効率良く検出すること
ができる。すなわち、検出したい不良に応じて、照明光
の波長及び照明方法を限定することにより精度良く常に
安定した検査を行うことができ、常に製品特性の安定し
た液晶基板を得ることができる。
【0034】本発明の他の検査装置は、透明基板の一方
の面に配向膜が形成された液晶基板の前記配向膜に対
し、緑−黄緑系の波長の光を前記液晶基板と垂直方向に
照射する第1照明手段と、前記第1照明手段から照射さ
れた光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号を
出力する第1撮像手段と、前記液晶基板の配向膜に対
し、青紫−青系の波長の光と赤系の波長の光とが混合さ
れた光を前記液晶基板に対し斜めから照射する第2照明
手段と、前記第2照明手段から照射された光の反射光を
検出してその光量に応じた画像信号を出力する第2撮像
手段と、を具備することを特徴とする。
【0035】本発明のこのような構成によれば、第1撮
像手段に出力された画像信号を観察することにより基板
面内における配向膜の膜厚むらが原因となるシミ、むら
といったマクロ的な不良を効率良く検出することがで
き、第2撮像手段に出力された画像信号を観察すること
により液晶基板に付着したガラス破片などの異物や配向
膜の塗布むらに起因する異物、例えばポリイミドの塊な
どといったミクロ的な不良の有無を効率良く検出するこ
とができる。すなわち、検出したい不良に応じて、照明
光の波長及び照明方法を限定することにより精度良く常
に安定した検査を行うことができ、常に製品特性の安定
した液晶基板を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、液
晶基板としての対向基板の検査を例にあげ、図面に基づ
いて説明する。
【0037】(液晶基板の構造)まず、検査対象となる
液晶基板の構造について説明する。
【0038】図6に示すように、液晶基板としての対向
基板100は、例えばガラスからなる透明基板102の
一方の面に、Crからなる遮光層103が形成されてい
る。遮光層103は、透明基板102の基板周縁部に沿
った額縁状及びこの額縁状内にマトリクス状の形状に形
成されている。更に、遮光層103を覆うように、IT
Oからなる透明電極104が形成され、透明電極104
上には、厚さが0.05μmの配向膜105が形成され
ている。配向膜105は、ポリイミド膜をラビングなど
の配向処理を施して形成される。
【0039】尚、本実施形態においては、液晶基板とし
て対向基板を例に挙げたが、少なくとも透明基板に配向
膜が形成されたものであれば良く、複数のスイッチング
素子が形成されたアレイ基板やR、G、Bの着色層が形
成されたカラーフィルタ基板の配向膜検査に適用できる
ことは言うまでもない。
【0040】(液晶基板の検査装置)本実施形態におけ
る検査装置について、図1〜図5、図7を用いて説明す
る。図1は検査装置の概略斜視図、図2は図1の検査装
置の平面図である。
【0041】図1、図2に示すように、検査装置1は、
カセット載置部120と検査部130とから構成されて
いる。
【0042】カセット載置部120は、カセット載置台
121上に、検査前の液晶基板を収容する検査前基板収
容部122と、検査後の液晶基板を収容する検査後基板
収容部123と、第1搬送機構10とが配置され構成さ
れている。更に、カセット載置部120と検査部130
との間での液晶基板の搬送を行うための、カセット載置
部120から検査部130へ液晶基板を供給する第1ベ
ルトコンベア80と、検査部130からカセット載置部
120へ液晶基板を供給する第3ベルトコンベア82が
配置されている。
【0043】検査前基板収容部122は、第1ベルトコ
ンベア80に隣接して延びるレール4が敷設され、液晶
基板100を配置したパレット101を搬送する搬送台
6がレール4上に移動可能に載置されている。搬送台6
を挟むようにレール4の一端部にカセット30、他端部
にカセット31が搬送台6に対して対向配置されてい
る。図7に示すように、カセット30,31は、パレッ
ト101を所定の間隙をおいて複数枚収納できるように
多段の収納部で構成されている。カセット30には検査
前の液晶基板100を例えば4枚配置したパレット10
1を収納する。搬送台6はカセット30に収納された検
査前の液晶基板100を配置したパレット101を一枚
ずつ搬送し、所定の位置で停止し、第1搬送機構10か
ら液晶基板100が取り出されるまで待機する。そし
て、液晶基板100が全て搬出されて空となったパレッ
ト101をカセット31に収納するよう搬送する。
【0044】検査後基板収容部123は、第3ベルトコ
ンベア82に隣接して延びるレール5が敷設され、液晶
基板100を載置するパレット106を搬送する搬送台
7がレール5上に移動可能に載置されている。搬送台7
を挟むようにレール5の一端部にカセット33、他端部
にカセット34が搬送台7に対して対向配置されてい
る。カセット33,34は、検査前基板収容部122の
カセット30及び31とは大きさが違う点以外は同じ構
造でなり、パレット106を所定の間隙をおいて複数枚
収納できるように多段の収納部で構成されている。カセ
ット34には液晶基板100を例えば8枚配置できる空
のパレット106を収納する。搬送台6はカセット34
に収納されたパレット106を必要に応じて一枚ずつ搬
送し、所定の位置で停止し、第1搬送機構10より検査
後、良品とみなされた液晶基板100がパレット106
に載置されるまで待機する。そして、例えば8枚の液晶
基板100が載置されたパレット106をカセット33
に収納するよう搬送する。
【0045】第1搬送機構10は、回転可能な第1軸3
と、この第1軸3の回転に連動して稼動する第1ハンド
機構2とを有する。第1ハンド機構2は、搬送台6上に
配置されたパレット、搬送台7上のパレット、第1ベル
トコンベア80、第3ベルトコンベア82にアクセス可
能に設定されている。
【0046】第1ハンド機構2の先端部2aは、図4
(b)に示すように、液晶基板100の大きさに対応し
た矩形状の凸部でなる吸着部と、底面に形成され図示し
ない吸引ポンプに連通した吸引口2bが設けられてい
る。この構成により、図4(a)に示すように、液晶基
板100に、先端部2aの吸着部が接して、吸引口2b
からポンプにより吸引することにより、液晶基板100
を吸着保持する。
【0047】そして、第1ハンド機構2は、検査前基板
収容部122のパレット101から液晶基板100を吸
着保持した状態で、第1ベルトコンベア80まで移動す
る。その後、吸着を解除し、液晶基板100を第1ベル
トコンベア80上に配置する。検査部130にて検査が
終了し、良品と判断され、第3ベルトコンベア82によ
りカセット載置部120へ搬送された液晶基板100
は、第1ハンド機構2の先端部2aに吸着保持され、検
査後基板収容部123のパレット106上に搬送され
る。なお、パレット101は、図4(a)に示すよう
に、液晶基板100に対応した領域が凹部となってお
り、この凹部内に液晶基板100が収容されている。ま
た、パレット106も同様に、液晶基板100を収容す
る凹部が形成されている。
【0048】検査部130では、検査部載置台131上
に、第1検査部50と、第2検査部60と、第3検査部
70と、不良基板収納部85と、液晶基板を搬送する第
2搬送機構20及び第3搬送機構30とが配置されてい
る。更に、第2搬送機構20と第3搬送機構30との間
での液晶基板100の搬送を行う第2ベルトコンベア8
1が配置されている。
【0049】第1ベルトコンベア80、第1検査部5
0、第2検査部60及び第2ベルトコンベア81は第2
搬送機構20のアームの旋回領域に位置し、液晶基板1
00はそれらの間を第2搬送機構20により搬送され
る。第2ベルトコンベア81、第3検査部70、不良基
板収納部85の不良基板載置部83は第3搬送機構30
のアームの旋回領域に位置し、液晶基板100はそれら
の間を第3搬送機構30により搬送される。
【0050】第2搬送機構20と第3搬送機構30の構
造は第1搬送機構10と同構造である。
【0051】第2搬送機構20は、図1及び図2に示す
ように、回転可能な第2軸13と、この第2軸13の回
転に連動して稼動する第2ハンド機構12とを有する。
第2ハンド機構12は、第1ベルトコンベア80、第1
検査部50、第2検査部60及び第2ベルトコンベア8
1にアクセス可能に設定されている。第2ハンド機構1
2の先端部には、図1及び図5に示すように、基板保持
部14が設けられている。基板保持部14は、液晶基板
100の向かい合う辺のみを部分的に支持するようU字
形状に形成されている。第1ベルトコンベア80にて搬
送された液晶基板100は、第2ハンド機構12の基板
保持部14により支持される。基板保持部14に支持さ
れた液晶基板100は、基板保持部14にて保持された
状態で第1検査部50の載置台53に載置され、検査さ
れる。検査後、第2ハンド機構12の移動により、液晶
基板100は、基板保持部14にて保持された状態で第
2検査部60の載置台63に載置され、検査される。検
査後、第2ハンド機構12の移動により、液晶基板10
0は第2ベルトコンベア81上に搬送される。
【0052】第3搬送機構30は、図1及び図2に示す
ように、回転可能な第3軸23と、この第3軸23の回
転に連動して稼動する第3ハンド機構22とを有する。
第3ハンド機構22は、第2ベルトコンベア81、第3
検査部70、不良基板載置部83、第3ベルトコンベア
82にアクセス可能に設定されている。第3ハンド機構
22の先端部は、第2ハンド機構12の先端部と同様
に、図1及び図5に示すように、基板保持部24が設け
られている。基板保持部24は、液晶基板100の向か
い合う辺のみを部分的に支持するようU字形状に形成さ
れている。第2ベルトコンベア81にて搬送された液晶
基板100は、第3ハンド機構22の基板保持部24に
より支持される。基板保持部24に支持された液晶基板
100は、基板保持部24にて保持された状態で第3検
査部70の載置台73に載置され、検査される。検査
後、第1検査部50、第2検査部60、第3検査部70
の少なくとも1つの検査部にて不良と判断された液晶基
板100は、不良基板載置部83上に搬送される。一
方、検査により良品と判断された液晶基板100は、第
3搬送機構30により、第3ベルトコンベア82へ搬送
される。
【0053】不良基板収納部85は、不良基板載置部8
3と、不良基板収納カセット35と、不良基板載置部8
3上に載置された液晶基板を不良基板収納カセット35
へ搬送する第4搬送機構84とから構成される。不良基
板載置部83には、第1検査部50、第2検査部60、
第3検査部70の少なくとも1つの検査部で不良と判断
された液晶基板が搬送される。尚、本実施形態において
は、不良基板収納部85は1つしか設けていないが、各
検査部50、60、70毎に不良基板収納部を設けても
良く、更に作業効率を向上することができる。
【0054】以下に、第1検査部50、第2検査部6
0、第3検査部70の構成について図1、図2、図3を
用いて説明する。図3(a)は第1検査部50の概略
図、図3(b)は第2検査部60の概略図、図3(c)
は第3検査部70の概略図である。
【0055】第1検査部50は、図1、図2、図3
(a)に示すように、液晶基板を載置する載置台53
と、635〜685nmの波長の光、ここでは660n
mの波長の光を液晶基板100に対して照射する照射手
段52と、照射手段52からの光が液晶基板100を透
過してなる透過光を検出してその光量に応じた画像信号
を出力する撮像手段としてのCCDカメラ51とからな
る。載置台53は、液晶基板100の外周部を支持する
ように額縁状に形成され、中央部はくりぬかれた状態と
なっている。第1検査部50では、載置台53上に配向
膜105を上面にして液晶基板100が水平に保持され
た状態で配向膜検査が行われる。液晶基板の下面側には
照明手段52が配置され、照明手段52からの光は液晶
基板に向かって照射される。照射された光は液晶基板1
00を透過し、この透過光をCCDカメラ51にて検出
し、画像信号を検出信号として出力する。第1検査部5
0では、画像信号から生成された検出画像を作業者が観
察することにより主に遮光層のパターニング不良を検出
することができる。
【0056】第2検査部60は、図1、図2、図3
(b)に示すように、液晶基板を載置する載置台63
と、緑―黄緑系の515〜565nmの波長の光、ここ
では540nmの波長の光を液晶基板100に対して照
射する照射手段62と、照射手段62からの光が液晶基
板100に反射してなる反射光を検出してその光量に応
じた画像信号を出力する撮像手段としてのCCDカメラ
61とからなる。第2検査部60では、同軸落射照明を
用いており、照射手段62から照射される光がプリズム
64に反射し、プリズムにより光路が変更された光が液
晶基板に対し垂直に入射する。この入射光は液晶基板に
反射し、この反射光がプリズム64を通ってCCDカメ
ラ61に入射される。第2検査部60では、載置台63
上に配向膜105を上面にして液晶基板100が水平に
保持された状態で配向膜検査が行われる。第2検査部6
0では、画像信号から生成された検出画像を作業者が観
察することにより、基板面内における配向膜の膜厚むら
が原因となるシミ、むらを検出することができる。
【0057】第3検査部70は、図1、図2、図3
(c)に示すように、液晶基板を載置する載置台73
と、青紫―青系の425〜475nmの波長の光、ここ
では450nm、及び赤系の635〜685nmの波長
の光、ここでは660nmの波長の光が混合された光を
液晶基板100に対して斜めから照射する照射手段72
と、照射手段72からの光が液晶基板100に反射して
なる反射光を検出してその光量に応じた画像信号を出力
する撮像手段としてのCCDカメラ71とからなる。第
3検査部70では、照射手段72としてリング照明を用
いているので、液晶基板のある領域に対し、その領域を
囲むように照明が配置されることになる。そして、ある
領域に対して一様に斜め光を照射することができ、異物
検出精度が向上する。第3検査部70では、載置台73
上に配向膜105を上面にして液晶基板100が水平に
保持された状態で配向膜検査が行われる。第3検査部7
0では、斜めから光が照射されることにより、異物が存
在すると光が異物により散乱する。この散乱光を観察す
ることにより異物の有無を検出することができる。第3
検査部70では、波長450nmの光の反射光により、
液晶基板に付着したガラス破片などの異物の有無を検査
することができる。更に、660nmの波長の光の反射
光により、配向膜の塗布むらに起因する異物、例えばポ
リイミドの塊など有無を検査することができる。尚、本
実施形態では、第3検査部70において、波長450n
mの光と波長660nmの光とを混合した光を照射して
いるが、例えばそれぞれの光を段階的に照射して検査す
ることもでき、検査の順番はどちらが先となっても良
い。また、このような場合、波長の異なる光の照射手段
毎に検査部を別々に設けても良いし、同一としても良
い。更に、検査部を別々にする場合であって、検査部間
に液晶基板の搬送機構を設ける場合には、波長425〜
475nmの光を用いた検査工程を、検査全体の最終検
査工程とすることが望ましい。これにより、液晶基板搬
送時に発生した基板破片などの異物の検出を行うことが
できる。
【0058】(液晶基板の検査方法)次に、上述の検査
装置1による液晶基板の検査方法について図を用いて説
明する。
【0059】まず、複数の液晶基板としての対向基板1
00を用意し、1つのパレット101に4枚の液晶基板
が配置されるように、液晶基板をパレット上に配置す
る。そして、複数枚のパレットが積層され収容されたカ
セット31を用意し、レール4の一端部に設置する。
【0060】カセット31に収容されたパレット101
は、1枚づつ搬送台6により搬出される。搬送台6は、
第1ハンド機構2とアクセス可能な位置まで移動し、停
止する。次に、第1ハンド機構2が移動し、搬送台6上
のパレット101に配置された液晶基板100のうち1
枚を先端部2aに吸引保持する。第1ハンド機構2は、
液晶基板100を吸着保持した状態で第1ベルトコンベ
ア80とアクセス可能な位置まで移動する。第1ハンド
機構2は、吸引を解除し、液晶基板100を第1ベルト
コンベア80上に配置すると、搬送台6上のパレット1
01とアクセス可能な位置まで移動し、再度、パレット
101上に配置された液晶基板を吸着保持する。このよ
うな動作が何回か繰り返され、搬送台6上に配置された
パレット101上の全ての液晶基板が第1ベルトコンベ
ア80上に搬送されると、搬送台6は空になったパレッ
ト101をカセット32内に搬送し、空になったパレッ
ト101はカセット32内に収容される。第1ベルトコ
ンベア80上に配置された液晶基板100は、図1の図
面上、左から右に向かって搬送される。
【0061】次に、第2ハンド機構12が、第1ベルト
コンベア80とアクセス可能な位置まで移動する。第2
ハンド機構12の基板保持部14は、第1ベルトコンベ
ア80上に配置された液晶基板100を1枚保持した状
態で、第1検査部50の載置台53上まで移動する。液
晶基板100は、基板保持部14に保持された状態で、
載置台53上に載置され検査される。ここでは、上述し
たように、660nmの波長の光を液晶基板に照射し、
液晶基板を透過した透過光をCCDカメラにより観察す
ることによって、遮光層のパターニング不良が検出され
る。
【0062】次に、第1検査部50での検査終了後、第
2ハンド機構12は、液晶基板100を保持した状態で
第2検査部へ移動する。第2ハンド機構12の基板保持
部14は、液晶基板100を保持した状態で、載置台6
3上に液晶基板100を載置し、検査が行われる。ここ
では、上述したように、同軸落射照明を用いて540n
mの波長の光を液晶基板の配向膜に照射し、その反射光
をCCDカメラにより観察することによって、基板面内
における配向膜の膜厚むらが原因となって現れるシミ、
むらが検出される。
【0063】次に、第2ハンド機構12は、第2ベルト
コンベア81にアクセス可能な位置まで移動し、基板保
持部14に支持された液晶基板100は、第3ベルトコ
ンベア81上に配置され、搬送される。第2ベルトコン
ベア81上に配置された液晶基板100は、図1の図面
上、下から上に向かって搬送される。
【0064】次に、第3ハンド機構22が第2ベルトコ
ンベア81とアクセス可能な位置まで移動する。第3ハ
ンド機構22の基板保持部24は、第2ベルトコンベア
81上に配置された液晶基板100を1枚保持し、第3
検査部70の載置台73上まで移動する。液晶基板10
0は、基板保持部24に保持された状態で、載置台73
上に載置され検査される。ここでは、上述したように、
異なる波長にて段階的に検査が行われる。まず、リング
照明を用いて、450nmの波長の光を液晶基板100
に対して斜めに照射し、その反射光をCCDカメラによ
り観察することによって、液晶基板に付着したガラス破
片などの異物の有無が検出される。次に、リング照明を
用いて、660nmの波長の光を液晶基板100に対し
て斜めに照射し、その反射光をCCDカメラにより観察
することによって、配向膜の塗布むらに起因する異物を
検査することができる。ここで、450nmの波長の光
による検査は、異物の検出がしやすい反面、液晶基板の
裏面に付着した異物、すなわち配向膜に起因する異物以
外の異物をも検出してしまうため、本実施形態において
は、660nmの波長の光による検査も行っている。6
60nmの波長による検査は、配向膜の塗布むらに起因
するポリイミドの塊などの、配向膜に起因する異物の検
出に有効である。
【0065】次に、第3検査部70での検査終了後、液
晶基板が第1検査部50、第2検査部60、第3検査部
70のいずれの検査部においても良品と判断された場
合、第3ハンド機構22は第3ベルトコンベア82へ搬
送される。一方、第1検査部50、第2検査部60、第
3検査部70の少なくとも1つの検査部において不良と
判断された液晶基板は、不良基板載置部83上に載置さ
れる。
【0066】不良基板載置部83上に載置された液晶基
板は、第4搬送機構84により不良基板収納カセット3
5へ搬送され、不良と判断された液晶基板は不良基板収
納カセット35に収納される。
【0067】良品と判断され、第3ベルトコンベア82
上に配置された液晶基板100は、図1の図面上、右か
ら左に向かって搬送される。次に、第1ハンド機構2が
第3ベルトコンベア82とアクセス可能な位置まで移動
する。搬送台7は、カセット34にアクセスし、カセッ
ト34内に収容されている空のパレット106を取りだ
し、搬送台7上には空のパレット106が配置される。
第1ハンド機構2の先端部2aは第3ベルトコンベア8
2上の液晶基板100を吸引保持した後、第1ハンド機
構2は搬送台7とアクセス可能な位置まで移動する。先
端部2aに吸引保持された液晶基板100は、搬送台7
上のパレット106上に配置される。パレット106上
に液晶基板100が例えば8枚配置されると、搬送台7
は移動し、カセット33内に液晶基板が配置されたパレ
ット106を搬送する。カセット33内には、複数のパ
レット106が所定の間隙をおいて複数枚積層、収納さ
れる。
【0068】本実施形態においては、配向膜上の異物、
配向膜に起因するシミやむらといった異なる検査対象に
対し、それぞれの検査に最適な光の照射方法及び光の波
長とが発明者によって見出され、限定されている。すな
わち、ミクロ系の異物の検出に対しては、波長450n
mの光と波長660nmの光とを混合した光を液晶基板
に対して斜めに照射し、その反射光を観察することが最
適な検査条件であることが見出された。更に、マクロ系
の不良の検出に対しては、波長540nmの光を、液晶
基板に対して垂直に照射し、その反射光を観察すること
が最適な検査条件であることが見出され、この検査によ
り配向膜の膜厚の不均一性に起因するシミやむらといっ
たマクロ系の不良を検出することができる。また、本実
施形態においては、ミクロ系の異物の検出では、2つの
異なる波長を有する光を混合した光を用いて段階的に検
査を行っている。すなわち、波長450nmの光では、
ガラス破片のような配向膜に起因しない、液晶基板の裏
面に付着した異物などを検出することができ、波長66
0nmの光では、配向膜自体に起因する異物、例えば配
向膜の塗布むらなどにより生成されたポリイミドの塊な
どの異物を検出することができる。
【0069】本実施形態では、遮光層のパターニング不
良の検査、マクロ系の不良の検査、ミクロ系の異物の検
査の順に検査を行っているが、検査の順番を変えても良
い。しかしながら、ミクロ系の異物の検査を最終に設け
ることが望ましい。これは、液晶基板の搬送中に例えば
基板が欠け、そのガラス破片が液晶基板に付着する場合
を考慮し、最終検査の段階でガラス破片などの異物を検
出することが望ましいためである。
【0070】また、上述の実施形態において、第1検査
部では、660nmの波長の光を用いているが、635
〜680nmの波長の光を用いることができる。また、
第2検査部では、540nmの波長の光を用いている
が、515〜565nmの波長の光を用いることができ
る。また、第3検査部では、450nmの波長の光を用
いているが、425〜475nmの波長の光を用いるこ
とができる。更に、第3検査部においては、660nm
の波長の光を用いているが、635〜680nmの波長
の光を用いることができる。
【0071】上述の実施形態においては、液晶基板10
0の検査は、第1検査部、第2検査部、第3検査部とい
うように3つの検査部を通って行われるが、図8に示す
ように、これら3つの検査部をまとめ、1つの検査部と
しても良い。すなわち、この検査部は、液晶基板100
の周縁部に対応した額縁状の載置台202と、照射手段
203〜205と、照射手段203〜205からの光が
液晶基板100に反射あるいは透過してなる光を検出し
てその光量に応じた画像信号を出力する撮像手段として
のCCDカメラ201とから構成される。照射手段20
3は、635〜685nmの波長の光、例えば660n
mの波長の光を液晶基板100に対して照射するもので
ある。照射手段204は、515〜565nmの波長の
光、例えば540nmの波長の光を液晶基板100に対
して照射するものである。照射手段205は、425〜
475nmの波長の光、例えば波長450nmの光と、
635〜685nmの波長の光、例えば波長660nm
の光とを混合した光を液晶基板100に対して斜めから
照射するリング照明である。
【0072】載置台202上には、配向膜105を上面
にして液晶基板100が水平に保持される。液晶基板の
下面側には照明手段52が配置され、照明手段52から
の光は液晶基板100に向かって照射される。
【0073】照明手段203から照射される光は、液晶
基板100を透過し、この透過光がCCDカメラ201
によって検出され、画像信号が出力される。照明手段2
03による検査では、遮光層のパターニング不良を検出
することができる。
【0074】照明手段204から照射される光は、プリ
ズム207に反射し、プリズムにより光路が変更された
光が液晶基板に対し垂直に入射する。この入射光は液晶
基板に反射し、この反射光がプリズム207を通ってC
CDカメラ201によって検出され、画像信号が出力さ
れる。ここでは、同軸落射照明を採用している。照明手
段204による検査では、基板面内における配向膜の膜
厚むらが原因となるシミ、むらを検出することができ
る。
【0075】照明手段205からは、2種類の波長の光
が混合された光が液晶基板100に対して斜めに照射さ
れる。液晶基板100に照射された光は、反射し、この
反射光がCCDカメラ201によって検出され、画像信
号が出力される。ここでは、斜めから光が照射されるこ
とにより、異物が存在すると光が異物により散乱する。
この散乱光を観察することにより異物の有無を検出する
ことができる。ここでは、波長450nmの光の反射光
により液晶基板に付着したガラス破片などの異物の有無
を検査することができる。更に、660nmの波長の光
の反射光により配向膜の塗布むらに起因する異物、例え
ばポリイミドの塊など有無を検査することができる。
【0076】図8に示す検査部を用いた検査では、照明
手段203による検査、照明手段204による検査、照
明手段205による検査を、個別に段階的に行えば良
い。このように、3つの検査部を1つにまとめることに
より、検査装置全体を小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液晶基板の検査装置の概略平面図である。
【図2】 図1の検査装置の平面図である。
【図3】 図3(a)は図1の検査装置の第1検査部を
説明する概略図、図3(b)は第2検査部を説明する概
略図、図3(c)は第3検査部を説明する概略図であ
る。
【図4】 図4(a)は、パレット上に配置された液晶
基板を第1ハンド機構の先端部により吸引保持する状態
を説明する図であり、図4(b)は第1ハンド機構の先
端部を示す図である。
【図5】 第2ハンド機構及び第3ハンド機構の基板保
持部を説明する図である。
【図6】 対向基板の概略断面図である。
【図7】 カセットの斜視図である。
【図8】 他の検査装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…検査装置 20…第2搬送機構 30…第3搬送機構 50…第1検査部 51、61、71…CCDカメラ 52、62、72、203、204、205…照射手段 60…第2検査部 70…第3検査部 81…第2ベルトコンベア 100…対向基板 102…透明基板 105…配向膜
フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA73 AA90 AB01 AB02 AB20 AC01 BA01 BA08 CA03 CA04 CA07 CB01 CB02 CB05 DA01 DA06 DA13 2H088 FA12 FA13 FA17 FA24 FA30 HA03 MA18 MA20 2H090 HC20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の一方の面に配向膜が形成され
    た液晶基板の検査方法において、 (a)前記液晶基板の前記配向膜に対し、515〜56
    5nmの波長の光を前記透明基板と垂直な方向から照射
    し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
    を撮像装置にて出力する工程と、 (b)前記液晶基板の前記配向膜に対し、425〜47
    5nmの波長の光を前記透明基板に斜めの方向から照射
    し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
    を撮像装置にて出力する工程と、 (c)前記液晶基板の前記配向膜に対し、635〜68
    5nmの波長の光を前記透明基板に斜めの方向から照射
    し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
    を撮像装置にて出力する工程と、 を具備することを特徴とする液晶基板の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記(b)工程では、450nmの波長
    の光を用いることを特徴とする請求項1に記載の液晶基
    板の検査法方法。
  3. 【請求項3】 前記(c)工程では、660nmの波長
    の光を用いることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の液晶基板の検査法方法。
  4. 【請求項4】 前記(b)工程及び前記(c)工程で用
    いられる光は、リング照明から照射された光であること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記
    載の液晶基板の検査方法。
  5. 【請求項5】 透明基板の一方の面に配向膜が形成され
    た液晶基板の検査方法において、 (a)前記液晶基板の前記配向膜に対し、515〜56
    5nmの波長の光を前記透明基板と垂直な方向から照射
    し、該光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号
    を撮像装置にて出力する工程と、 (b)前記液晶基板の前記配向膜に対し、425〜47
    5nmの波長の光と635〜685nmの波長の光とを
    混合した光を前記透明基板に斜めの方向から照射し、該
    光の反射光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像
    装置にて出力する工程と、 を具備することを特徴とする液晶基板の検査方法。
  6. 【請求項6】 前記(b)工程では、450nmの波長
    の光と660nmの波長の光とを混合した光を用いるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の液晶基板の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記(b)工程で用いられる光は、リン
    グ照明から照射された光であることを特徴とする請求項
    5または請求項6に記載の液晶基板の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記(a)工程では、540nmの波長
    の光を用いることを特徴とする請求項1から請求項7の
    いずれか一項に記載の液晶基板の検査方法。
  9. 【請求項9】 前記(a)工程で用いられる光は、同軸
    落射照明から照射された光であることを特徴とする請求
    項1から請求項8のいずれか一項に記載の液晶基板の検
    査方法。
  10. 【請求項10】 (d)前記液晶基板の他方の面から前
    記液晶基板に対し、635〜680nmの波長の光を照
    射し、該光の透過光を検出してその光量に応じた画像信
    号を撮像装置にて出力する工程と、 更に具備することを特徴とする請求項1から請求項9の
    いずれか一項に記載の液晶基板の検査方法。
  11. 【請求項11】 前記(d)工程では、660nmの波
    長の光を用いることを特徴とする請求項10記載の液晶
    基板の検査方法。
  12. 【請求項12】 前記(b)工程が最終工程であること
    を特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に
    記載の液晶基板の検査方法。
  13. 【請求項13】 透明基板の一方の面に配向膜が形成さ
    れた液晶基板の前記配向膜に対し、515〜565nm
    の波長の光を前記液晶基板と垂直方向に照射する第1照
    明手段と、 前記第1照明手段から照射された光の反射光を検出して
    その光量に応じた画像信号を出力する第1撮像手段と、 前記液晶基板の配向膜に対し、425〜475nmの波
    長の光と635〜685nmの波長の光とが混合された
    光を前記液晶基板に対し斜めから照射する第2照明手段
    と、 前記第2照明手段から照射された光の反射光を検出して
    その光量に応じた画像信号を出力する第2撮像手段と、 を具備することを特徴とする検査装置。
  14. 【請求項14】 前記第1撮像手段と前記第2撮像手段
    の少なくとも1つの撮像手段に出力された画像信号が観
    察により不良と判断された前記液晶基板を収納する不良
    基板収納手段を更に具備することを特徴とする請求項1
    3記載の検査装置。
  15. 【請求項15】 前記第撮像手段と前記第2撮像手段と
    は共通の撮像手段であることを特徴とする請求項13ま
    たは請求項14記載の検査装置。
  16. 【請求項16】 前記液晶基板の他方の面から前記液晶
    基板に対し、635〜680nmの波長の光を照射する
    第3照明手段と、 該光が前記液晶基板を透過してなる透過光を検出してそ
    の光量に応じた画像信号を出力する第3撮像手段とを更
    に具備することを特徴とする請求項13または請求項1
    4記載の検査装置。
  17. 【請求項17】 前記第1撮像手段と前記第2撮像手段
    と前記第3撮像手段とは共通の撮像手段であることを特
    徴とする請求項15または請求項16記載の検査装置。
  18. 【請求項18】 前記第1撮像手段、前記第2撮像手
    段、前記第3撮像手段の少なくとも1つの撮像手段に出
    力された画像信号が観察により不良と判断された前記液
    晶基板を収納する不良基板収納手段を更に具備する請求
    項16または請求項17に記載の検査装置。
  19. 【請求項19】 前記第3照明手段は、660nmの波
    長の光を照射することを特徴とする請求項16から請求
    項18のいずれか一項に記載の検査装置。
  20. 【請求項20】 前記第1照明手段は、540nmの波
    長の光を照射することを特徴とする請求項13から請求
    項19のいずれか一項に記載の検査装置。
  21. 【請求項21】 前記第2照明手段は、450nmの波
    長の光と660nmの波長の光とが混合された光を照射
    することを特徴とする請求項13から請求項20のいず
    れか一項に記載の検査装置。
  22. 【請求項22】 前記第1照明手段と前記第1撮像手段
    を有する第1検査部と、前記第2照明手段と前記第2撮
    像手段を有する第2検査部との間の前記液晶基板の搬送
    を行う搬送機構と、を更に具備することを特徴とする請
    求項13から請求項21のいずれか一項に記載の検査装
    置。
  23. 【請求項23】 透明基板の一方の面に配向膜が形成さ
    れた液晶基板の検査方法において、 (a)前記液晶基板の前記配向膜に対し、緑−黄緑系の
    波長の光を前記透明基板と垂直な方向から照射し、該光
    の反射光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像装
    置にて出力する工程と、 (b)前記液晶基板の前記配向膜に対し、青紫−青系の
    波長の光を前記透明基板に斜めの方向から照射し、該光
    の反射光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像装
    置にて出力する工程と、 (c)前記液晶基板の前記配向膜に対し、赤系の波長の
    光を前記透明基板に斜めの方向から照射し、該光の反射
    光を検出してその光量に応じた画像信号を撮像装置にて
    出力する工程と、 を具備することを特徴とする液晶基板の検査方法。
  24. 【請求項24】 透明基板の一方の面に配向膜が形成さ
    れた液晶基板の前記配向膜に対し、緑−黄緑系の波長の
    光を前記液晶基板と垂直方向に照射する第1照明手段
    と、 前記第1照明手段から照射された光の反射光を検出して
    その光量に応じた画像信号を出力する第1撮像手段と、 前記液晶基板の配向膜に対し、青紫−青系の波長の光と
    赤系の波長の光とが混合された光を前記液晶基板に対し
    斜めから照射する第2照明手段と、 前記第2照明手段から照射された光の反射光を検出して
    その光量に応じた画像信号を出力する第2撮像手段と、 を具備することを特徴とする検査装置。
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