JP2001304350A - 遊星歯車装置 - Google Patents
遊星歯車装置Info
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- JP2001304350A JP2001304350A JP2000117601A JP2000117601A JP2001304350A JP 2001304350 A JP2001304350 A JP 2001304350A JP 2000117601 A JP2000117601 A JP 2000117601A JP 2000117601 A JP2000117601 A JP 2000117601A JP 2001304350 A JP2001304350 A JP 2001304350A
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- JP
- Japan
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- planetary gear
- gear
- traction drive
- fixed
- planetary
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラクションドライブと合体させて一つの減
速機を構成すべく、トラクションドライブに対して隣接
配置される遊星歯車装置であっても、遊星歯車を回転自
在に支持する位置決めピンを、簡単な構造のもとに両持
ち支持することができ、もって強度・寿命に優れ、しか
も安価で組付性に優れた遊星歯車装置を提供する。 【解決手段】 遊星歯車22を回転自在に支持する位置
決めピン24の両端を、2枚一組の保持板(ギアキャリ
アプレート25,バックアッププレート26)によって
支持し、ギアキャリアプレート25はトラクションドラ
イブ1の固定輪13に固定し、バックアッププレート2
6はそのギアキャリアプレート26に対して嵌合固定す
ることで、狭いスペース内で位置決めピンの両持ち支持
を実現し、かつ、良好な組付性を得る。
速機を構成すべく、トラクションドライブに対して隣接
配置される遊星歯車装置であっても、遊星歯車を回転自
在に支持する位置決めピンを、簡単な構造のもとに両持
ち支持することができ、もって強度・寿命に優れ、しか
も安価で組付性に優れた遊星歯車装置を提供する。 【解決手段】 遊星歯車22を回転自在に支持する位置
決めピン24の両端を、2枚一組の保持板(ギアキャリ
アプレート25,バックアッププレート26)によって
支持し、ギアキャリアプレート25はトラクションドラ
イブ1の固定輪13に固定し、バックアッププレート2
6はそのギアキャリアプレート26に対して嵌合固定す
ることで、狭いスペース内で位置決めピンの両持ち支持
を実現し、かつ、良好な組付性を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種減速機等として
用いられる遊星歯車装置に関し、更に詳しくは、トラク
ションドライブと組み合わされて減速機を形成し、か
つ、遊星歯車を保持部材により公転不能に支持したタイ
プの遊星歯車装置に関する。
用いられる遊星歯車装置に関し、更に詳しくは、トラク
ションドライブと組み合わされて減速機を形成し、か
つ、遊星歯車を保持部材により公転不能に支持したタイ
プの遊星歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車装置においては、一般に、太陽
歯車と内歯車を同軸上に設け、これらの間に、これら両
歯車に噛み合い、かつ、保持部材(キャリア)に対して
回転自在に支持された1個もしくは複数個の遊星歯車を
配置した構造をとり、太陽歯車、保持部材および内歯車
のうち一つを固定し、他の二つを入・出力軸として減速
もしくは増速などの機能を担わせる。
歯車と内歯車を同軸上に設け、これらの間に、これら両
歯車に噛み合い、かつ、保持部材(キャリア)に対して
回転自在に支持された1個もしくは複数個の遊星歯車を
配置した構造をとり、太陽歯車、保持部材および内歯車
のうち一つを固定し、他の二つを入・出力軸として減速
もしくは増速などの機能を担わせる。
【0003】このような遊星歯車装置において、保持部
材上で遊星歯車を回転自在に位置決めする支持ピンは、
片持ち支持とすると倒れ等が生じて強度や寿命が低下す
るため、両持ち支持とすることが望ましく、例えば特開
平11−2314号、特開平7−208587号、ある
いは特開平7−113444号等に、両持ち支持された
ピンによって遊星歯車を支持した構造の遊星歯車装置が
開示されている。
材上で遊星歯車を回転自在に位置決めする支持ピンは、
片持ち支持とすると倒れ等が生じて強度や寿命が低下す
るため、両持ち支持とすることが望ましく、例えば特開
平11−2314号、特開平7−208587号、ある
いは特開平7−113444号等に、両持ち支持された
ピンによって遊星歯車を支持した構造の遊星歯車装置が
開示されている。
【0004】ところで、遊星歯車装置単体ではなく、こ
れとトラクションドライブ(摩擦ローラ式変速装置)と
を組み合わせた減速機が知られている。この種の減速機
においては、通常、トラクションドライブを入力側に配
置し、そのトラクションドライブで減速した回転動力を
遊星歯車装置により更に減速して出力するように構成さ
れている。
れとトラクションドライブ(摩擦ローラ式変速装置)と
を組み合わせた減速機が知られている。この種の減速機
においては、通常、トラクションドライブを入力側に配
置し、そのトラクションドライブで減速した回転動力を
遊星歯車装置により更に減速して出力するように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなトラクシ
ョンドライブと遊星歯車装置を組み合わせた減速機にお
いては、これら両者が隣接配置されてスペース的な余裕
がない関係上、前記した各公報記載の技術のように、遊
星歯車装置を単体で用い、そのギアケースやギアカバー
等を利用して、遊星歯車を回転自在に支持する位置決め
ピンを両持ち支持する構造をそのまま単純に採用するこ
とはできない。
ョンドライブと遊星歯車装置を組み合わせた減速機にお
いては、これら両者が隣接配置されてスペース的な余裕
がない関係上、前記した各公報記載の技術のように、遊
星歯車装置を単体で用い、そのギアケースやギアカバー
等を利用して、遊星歯車を回転自在に支持する位置決め
ピンを両持ち支持する構造をそのまま単純に採用するこ
とはできない。
【0006】本発明の目的は、トラクションドライブと
合体させて一つの減速機を構成すべく、トラクションド
ライブに対して隣接配置される遊星歯車装置であって
も、遊星歯車を回転自在に支持する位置決めピンを、簡
単な構造のもとに両持ち支持することができ、もって強
度・寿命に優れ、しかも安価で組付性に優れた遊星歯車
装置を提供することにある。
合体させて一つの減速機を構成すべく、トラクションド
ライブに対して隣接配置される遊星歯車装置であって
も、遊星歯車を回転自在に支持する位置決めピンを、簡
単な構造のもとに両持ち支持することができ、もって強
度・寿命に優れ、しかも安価で組付性に優れた遊星歯車
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の遊星歯車装置は、トラクションドライブと
組み合わせれて減速機を形成する遊星歯車装置であっ
て、太陽歯車と内歯車とに噛み合う遊星歯車を保持部材
により公転不能に支持し、トラクションドライブを介し
て太陽歯車に伝達される回転動力を遊星歯車を介して内
歯車に伝達して外部に取り出す遊星歯車装置において、
上記遊星歯車を回転自在に位置決め支持するピンの両端
が、2枚一組の保持板によって支持されているととも
に、その各保持板のうちの一方は、上記トラクションド
ライブの固定輪に対して固定され、かつ、その一方の保
持板に対して他方の保持板が嵌合固定されていることに
よって特徴づけられる。
め、本発明の遊星歯車装置は、トラクションドライブと
組み合わせれて減速機を形成する遊星歯車装置であっ
て、太陽歯車と内歯車とに噛み合う遊星歯車を保持部材
により公転不能に支持し、トラクションドライブを介し
て太陽歯車に伝達される回転動力を遊星歯車を介して内
歯車に伝達して外部に取り出す遊星歯車装置において、
上記遊星歯車を回転自在に位置決め支持するピンの両端
が、2枚一組の保持板によって支持されているととも
に、その各保持板のうちの一方は、上記トラクションド
ライブの固定輪に対して固定され、かつ、その一方の保
持板に対して他方の保持板が嵌合固定されていることに
よって特徴づけられる。
【0008】本発明は、トラクションドライブにおいて
回転せずに装置の固定部材に対して固定される固定輪を
利用し、その固定輪に対して保持板の一方を固定し、そ
の一方の保持板に対して他方の保持板を嵌合固定するこ
とにより、遊星歯車を回転自在に支持する位置決めピン
の両持ち支持を実現するものである。
回転せずに装置の固定部材に対して固定される固定輪を
利用し、その固定輪に対して保持板の一方を固定し、そ
の一方の保持板に対して他方の保持板を嵌合固定するこ
とにより、遊星歯車を回転自在に支持する位置決めピン
の両持ち支持を実現するものである。
【0009】すなわち、トラクションドライブの固定輪
は装置フレーム等の固定部材に対して固定され、トラク
ションドライブの動作に支障をきたさない限り任意の部
材を固定することができる。そして、この固定輪に対し
て一方の保持板を固定するとともに、この一方の保持板
に対して他方の保持板を嵌合固定し、これら2枚一組の
保持板によって遊星歯車を位置決め支持するピンの両端
を支持することで、狭いスペースを有効に利用して目的
を達成することができる。
は装置フレーム等の固定部材に対して固定され、トラク
ションドライブの動作に支障をきたさない限り任意の部
材を固定することができる。そして、この固定輪に対し
て一方の保持板を固定するとともに、この一方の保持板
に対して他方の保持板を嵌合固定し、これら2枚一組の
保持板によって遊星歯車を位置決め支持するピンの両端
を支持することで、狭いスペースを有効に利用して目的
を達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。図1は本発明の実
施の形態の構成を示す縦断面図であり、図2はそのギア
キャリアプレート25の縦断面図で、図3は同じくギア
キャリアプレート25とバックアッププレート26の分
解斜視図である。
好適な実施の形態について説明する。図1は本発明の実
施の形態の構成を示す縦断面図であり、図2はそのギア
キャリアプレート25の縦断面図で、図3は同じくギア
キャリアプレート25とバックアッププレート26の分
解斜視図である。
【0011】トラクションドライブ1は、太陽ローラ1
1、遊星ローラ12、固定輪である外輪13、および遊
星ローラ12を支持する支持板14を主体として構成さ
れており、減速機の入力側に配置されている。また、減
速機の出力側には遊星歯車装置2が配置されている。
1、遊星ローラ12、固定輪である外輪13、および遊
星ローラ12を支持する支持板14を主体として構成さ
れており、減速機の入力側に配置されている。また、減
速機の出力側には遊星歯車装置2が配置されている。
【0012】トラクションドライブ1の太陽ローラは1
1は入力軸3に固定されて回転が与えられ、また、外輪
13はその内周面と太陽ローラ11の外周面との間に楔
状の環状空間を形成すべく、太陽ローラ11の回転中心
から僅かに偏った位置において固定部材4に固定されて
おり、その環状空間内に複数の遊星ローラ12が配置さ
れている。この構成により、太陽ローラ11の回転時に
遊星ローラ12は自転しつつ太陽ローラ11の回りを公
転する。各遊星ローラ12は支持板14によって回転自
在に支持されており、また、この支持板14はその自転
が束縛されておらず、従って支持板14は、遊星ローラ
12の公転によって自転する。
1は入力軸3に固定されて回転が与えられ、また、外輪
13はその内周面と太陽ローラ11の外周面との間に楔
状の環状空間を形成すべく、太陽ローラ11の回転中心
から僅かに偏った位置において固定部材4に固定されて
おり、その環状空間内に複数の遊星ローラ12が配置さ
れている。この構成により、太陽ローラ11の回転時に
遊星ローラ12は自転しつつ太陽ローラ11の回りを公
転する。各遊星ローラ12は支持板14によって回転自
在に支持されており、また、この支持板14はその自転
が束縛されておらず、従って支持板14は、遊星ローラ
12の公転によって自転する。
【0013】支持板14は遊星歯車装置2の太陽歯車2
1に対して圧入等の手法により固定されており、従っ
て、入力軸3から入力された回転動力はトラクションド
ライブ1によって減速されたうえで、遊星歯車装置2の
太陽歯車21に伝達される。
1に対して圧入等の手法により固定されており、従っ
て、入力軸3から入力された回転動力はトラクションド
ライブ1によって減速されたうえで、遊星歯車装置2の
太陽歯車21に伝達される。
【0014】遊星歯車装置2は、太陽歯車21と、その
太陽歯車21と同軸上に設けられた内歯車23、これら
の太陽歯車21および内歯車23の双方に噛み合う遊星
歯車22、その各遊星歯車22を回転自在に支持する位
置決めピン24、その位置決めピン24の両端を支持す
るギアキャリアプレート25とバックアッププレート2
6とからなる2枚一組の保持板を主体として構成されて
いる。この例においては、遊星歯車22は3個設けられ
ており、その各遊星歯車22はそれぞれに対応する位置
決めピン24によって回転自在に支持されている。そし
て、その各位置決めピン24が、ギアキャリアプレート
25およびバックアッププレート26によって両持ち支
持されている。また、内歯車23は出力軸を兼ねてお
り、軸受5によって回転自在に支持されている。
太陽歯車21と同軸上に設けられた内歯車23、これら
の太陽歯車21および内歯車23の双方に噛み合う遊星
歯車22、その各遊星歯車22を回転自在に支持する位
置決めピン24、その位置決めピン24の両端を支持す
るギアキャリアプレート25とバックアッププレート2
6とからなる2枚一組の保持板を主体として構成されて
いる。この例においては、遊星歯車22は3個設けられ
ており、その各遊星歯車22はそれぞれに対応する位置
決めピン24によって回転自在に支持されている。そし
て、その各位置決めピン24が、ギアキャリアプレート
25およびバックアッププレート26によって両持ち支
持されている。また、内歯車23は出力軸を兼ねてお
り、軸受5によって回転自在に支持されている。
【0015】さて、ギアキャリアプレート25はプレス
成形品であって、軸方向に沿った円筒部251の一端側
に外方に突出するフランジ部252が形成され、他端側
には当該円筒部251の内側を閉塞するように位置する
壁部253が形成された形状を有し、円筒部251には
各遊星歯車22との干渉を避けるべくその外周部を貫通
させるための3個の透孔251aが形成されている。こ
のギアキャリアプレート25は、フランジ部252の外
縁部がトラクションドライブ1の固定輪である外輪13
に対して固定され、壁部253が遊星歯車22の出力軸
側の側面の近傍に位置するようになっている。そして、
その壁部253には3個の遊星歯車22の各位置決めピ
ン24の一端を支持するための3個の貫通孔253aが
形成されている。また、円筒部251のフランジ部25
2の形成側の端部の内周部にh、その内周を三等分する
位置に凹部251bが形成されている。
成形品であって、軸方向に沿った円筒部251の一端側
に外方に突出するフランジ部252が形成され、他端側
には当該円筒部251の内側を閉塞するように位置する
壁部253が形成された形状を有し、円筒部251には
各遊星歯車22との干渉を避けるべくその外周部を貫通
させるための3個の透孔251aが形成されている。こ
のギアキャリアプレート25は、フランジ部252の外
縁部がトラクションドライブ1の固定輪である外輪13
に対して固定され、壁部253が遊星歯車22の出力軸
側の側面の近傍に位置するようになっている。そして、
その壁部253には3個の遊星歯車22の各位置決めピ
ン24の一端を支持するための3個の貫通孔253aが
形成されている。また、円筒部251のフランジ部25
2の形成側の端部の内周部にh、その内周を三等分する
位置に凹部251bが形成されている。
【0016】一方、バックアッププレート26もプレス
成形品であって、その形状は略円盤状をしており、その
外周を3等分する位置に3個の爪261が突出形成され
ている。そして、この各爪261がギアキャリアプレー
ト25の各凹部251bに圧入されてかしめられること
によって、バックアッププレート26がギアキャリアプ
レート25に対して固定・一体化されている。このバッ
クアッププレート26は、組み込み状態において各遊星
歯車の入力軸(トラクションドライブ)側の側面の近傍
に位置するようになっており、中心部には太陽歯車21
を貫通させるための貫通孔262が形成されているとと
もに、その周囲には、各位置決めピン24の他端を支持
するための3個の貫通孔263が形成されている。
成形品であって、その形状は略円盤状をしており、その
外周を3等分する位置に3個の爪261が突出形成され
ている。そして、この各爪261がギアキャリアプレー
ト25の各凹部251bに圧入されてかしめられること
によって、バックアッププレート26がギアキャリアプ
レート25に対して固定・一体化されている。このバッ
クアッププレート26は、組み込み状態において各遊星
歯車の入力軸(トラクションドライブ)側の側面の近傍
に位置するようになっており、中心部には太陽歯車21
を貫通させるための貫通孔262が形成されているとと
もに、その周囲には、各位置決めピン24の他端を支持
するための3個の貫通孔263が形成されている。
【0017】以上の本発明の実施の形態によると、ギア
キャリアプレート25とバックアッププレート26から
なる2枚一組の保持板によって各遊星歯車22の位置決
めピン24が両持ち支持されるため、ピンの倒れ等に起
因する強度や寿命の低下といった問題が生じず、しか
も、それぞれがプレス成形品であるギアキャリアプレー
ト25とバックアッププレート26とを相互に嵌合固定
するので、ギアキャリア幅を狭くして省くスペースを達
成することができ、また、装置への組付に際してはギア
キャリアプレート25をトラクションドライブ1の外輪
13に対して固定するだけでよく、安価で組付性が良好
で、しかもトラクションドライブ1と組み合わされて用
いられることによるスペース的な自由度が制約されたな
かでありながら、各位置決めピン24の両持ち支持を実
現している。
キャリアプレート25とバックアッププレート26から
なる2枚一組の保持板によって各遊星歯車22の位置決
めピン24が両持ち支持されるため、ピンの倒れ等に起
因する強度や寿命の低下といった問題が生じず、しか
も、それぞれがプレス成形品であるギアキャリアプレー
ト25とバックアッププレート26とを相互に嵌合固定
するので、ギアキャリア幅を狭くして省くスペースを達
成することができ、また、装置への組付に際してはギア
キャリアプレート25をトラクションドライブ1の外輪
13に対して固定するだけでよく、安価で組付性が良好
で、しかもトラクションドライブ1と組み合わされて用
いられることによるスペース的な自由度が制約されたな
かでありながら、各位置決めピン24の両持ち支持を実
現している。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トラク
ションドライブと組み合わされて減速機を形成すべく、
トラクションドライブに対して隣接配置される遊星歯車
装置であっても、トラクションドライブの固定輪に対し
て固定されたギアキャリアプレートと、それに嵌合固定
されたバックアッププレートからなる2枚一組の保持板
によって、遊星歯車の位置決めピンを両持ち支持するこ
とが可能となり、強度並びに寿命に優れた遊星歯車装置
が得られる。しかも、ギアキャリアプレートとバックア
ッププレートからなる一組の保持板は、ギアキャリアプ
レートをトラクションドライブの固定輪に固定し、バッ
クアッププレートはそのギアキャリアプレートに対して
嵌合固定するだけでよいので、狭いスペースに対して良
好な組付性のもとに保持板を固定することができる。
ションドライブと組み合わされて減速機を形成すべく、
トラクションドライブに対して隣接配置される遊星歯車
装置であっても、トラクションドライブの固定輪に対し
て固定されたギアキャリアプレートと、それに嵌合固定
されたバックアッププレートからなる2枚一組の保持板
によって、遊星歯車の位置決めピンを両持ち支持するこ
とが可能となり、強度並びに寿命に優れた遊星歯車装置
が得られる。しかも、ギアキャリアプレートとバックア
ッププレートからなる一組の保持板は、ギアキャリアプ
レートをトラクションドライブの固定輪に固定し、バッ
クアッププレートはそのギアキャリアプレートに対して
嵌合固定するだけでよいので、狭いスペースに対して良
好な組付性のもとに保持板を固定することができる。
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1の実施の形態におけるギアキャリアプレー
ト25の縦断面図である。
ト25の縦断面図である。
【図3】同じく図1の実施の形態におけるギアキャリア
プレート25とバックアッププレート26の分解斜視図
である。
プレート25とバックアッププレート26の分解斜視図
である。
1 トラクションドライブ 11 太陽ローラ 12 遊星ローラ 13 外輪(固定輪) 14 支持板 2 遊星歯車装置 21 太陽歯車 22 遊星歯車 23 内歯車 24 位置決めピン 25 ギアキャリアプレート 251 円筒部 251a 透孔 251b 凹部 252 フランジ部 253 壁部 253a 貫通孔 26 バックアッププレート 261 爪部 262 貫通孔(太陽歯車貫通用) 263 貫通孔(位置決めピン支持用) 3 入力軸 4 固定部材 5 軸受
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクションドライブと組み合わせれて
減速機を形成する遊星歯車装置であって、太陽歯車と内
歯車とに噛み合う遊星歯車を保持部材により公転不能に
支持し、トラクションドライブを介して太陽歯車に伝達
される回転動力を遊星歯車を介して内歯車に伝達して外
部に取り出す遊星歯車装置において、 上記遊星歯車を回転自在に位置決め支持するピンの両端
が、2枚一組の保持板によって支持されているととも
に、その各保持板のうちの一方は、上記トラクションド
ライブの固定輪に対して固定され、かつ、その一方の保
持板に対して他方の保持板が嵌合固定されていることを
特徴とする遊星歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117601A JP2001304350A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117601A JP2001304350A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 遊星歯車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304350A true JP2001304350A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18628896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000117601A Pending JP2001304350A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 遊星歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001304350A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004094180A1 (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-04 | Ts Tech Co., Ltd. | 自動車用シートの高さ調整装置 |
WO2005015057A1 (de) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Ina-Schaeffler Kg | Planetenträger für getriebe |
DE102014205797A1 (de) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Planetenträger für ein Umlaufrädergetriebe |
DE102020127814A1 (de) | 2020-10-22 | 2021-10-14 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Planetenträger für ein Planetengetriebe |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000117601A patent/JP2001304350A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004094180A1 (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-04 | Ts Tech Co., Ltd. | 自動車用シートの高さ調整装置 |
EP1621393A1 (en) * | 2003-04-21 | 2006-02-01 | TS Tech Co., Ltd | Height adjusting device for car seat |
US7278686B2 (en) | 2003-04-21 | 2007-10-09 | Ts Tech Co., Ltd. | Height adjusting device for car seat |
EP1621393A4 (en) * | 2003-04-21 | 2009-09-30 | Ts Tech Co Ltd | HEIGHT ADJUSTMENT DEVICE FOR CAR SEAT |
WO2005015057A1 (de) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Ina-Schaeffler Kg | Planetenträger für getriebe |
US7329203B2 (en) | 2003-07-25 | 2008-02-12 | Schaeffler Kg | Planet carrier for a gearbox |
DE102014205797A1 (de) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Planetenträger für ein Umlaufrädergetriebe |
DE102020127814A1 (de) | 2020-10-22 | 2021-10-14 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Planetenträger für ein Planetengetriebe |
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