JP2001296589A - シャッターレリーズ部材 - Google Patents
シャッターレリーズ部材Info
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- JP2001296589A JP2001296589A JP2000108828A JP2000108828A JP2001296589A JP 2001296589 A JP2001296589 A JP 2001296589A JP 2000108828 A JP2000108828 A JP 2000108828A JP 2000108828 A JP2000108828 A JP 2000108828A JP 2001296589 A JP2001296589 A JP 2001296589A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- shutter button
- shutter release
- release member
- button
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/38—Releasing-devices separate from shutter
- G03B17/40—Releasing-devices separate from shutter with delayed or timed action
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストロボの予備発光やフイルム給送をローコ
ストに行うシャッターレリーズ部材を提供する。 【解決手段】 シャッターレリーズ部材10は、軸部1
1,12を介して鏡筒カバー部材15に揺動自在に取り
付けられている。シャッターボタン20の押圧により第
1アーム部18が揺動し、電気接片23がシャッターボ
タン20のレリーズストロークに比べて大きく下方に変
位する。脚部23c,23dがプリント接点34,35
を短絡してストロボの予備発光が行われ、シャッター作
動レバー21が係止レバー16aによるシャッタ駆動レ
バーの係止を解除し、脚部23e,23fがプリント接
点32,36を短絡する。シャッター羽根が開閉する
と、シンクロ接点が短絡してストロボの本番発光が行わ
れる。シャッターボタン20の押圧を止めると、板バネ
部24の付勢によりシャッター作動レバー21等が初期
位置に復帰し、脚部23fがプリント接点33に接触
し、フイルムの1コマ給送とシャッターチャージが行わ
れる。
ストに行うシャッターレリーズ部材を提供する。 【解決手段】 シャッターレリーズ部材10は、軸部1
1,12を介して鏡筒カバー部材15に揺動自在に取り
付けられている。シャッターボタン20の押圧により第
1アーム部18が揺動し、電気接片23がシャッターボ
タン20のレリーズストロークに比べて大きく下方に変
位する。脚部23c,23dがプリント接点34,35
を短絡してストロボの予備発光が行われ、シャッター作
動レバー21が係止レバー16aによるシャッタ駆動レ
バーの係止を解除し、脚部23e,23fがプリント接
点32,36を短絡する。シャッター羽根が開閉する
と、シンクロ接点が短絡してストロボの本番発光が行わ
れる。シャッターボタン20の押圧を止めると、板バネ
部24の付勢によりシャッター作動レバー21等が初期
位置に復帰し、脚部23fがプリント接点33に接触
し、フイルムの1コマ給送とシャッターチャージが行わ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターレリー
ズ部材に関し、更に詳しくはシャッターボタンの押圧操
作に伴って揺動されるシャッターレリーズ部材に関する
ものである。
ズ部材に関し、更に詳しくはシャッターボタンの押圧操
作に伴って揺動されるシャッターレリーズ部材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】シャッターレリーズ部材は、シャッター
ボタンと、シャッターレリーズ機構を作動させるシャッ
ター作動レバーとを一体形成したもので、ローコストな
簡易型カメラ等のカメラ本体を覆うカバーに揺動自在に
組み付けられているものが知られている。
ボタンと、シャッターレリーズ機構を作動させるシャッ
ター作動レバーとを一体形成したもので、ローコストな
簡易型カメラ等のカメラ本体を覆うカバーに揺動自在に
組み付けられているものが知られている。
【0003】また、カメラ本体に摺動自在に取り付けら
れたシャッターレリーズ部材も知られている(米国特許
第5867742号明細書)。このシャッターレリーズ
部材は、細長いアーム部の上端にシャッターボタンが形
成され、シャッターボタンよりやや下がったアーム部の
側方にシャッター作動レバーが突出形成され、さらにア
ーム部の下部側方に突出形成された突起部に電気接片が
固定されている。そして、このアーム部は、カメラ本体
との間に架け渡されたバネ部材により、シャッターボタ
ンの押下方向と逆方向に付勢されている。シャッターボ
タンの押下操作に伴い、シャッター作動レバーによって
シャッター羽根の開閉が行われると同時に、電気接片が
カメラ本体に取り付けられた回路基板のプリント接点と
接触して電気的動作を行う。
れたシャッターレリーズ部材も知られている(米国特許
第5867742号明細書)。このシャッターレリーズ
部材は、細長いアーム部の上端にシャッターボタンが形
成され、シャッターボタンよりやや下がったアーム部の
側方にシャッター作動レバーが突出形成され、さらにア
ーム部の下部側方に突出形成された突起部に電気接片が
固定されている。そして、このアーム部は、カメラ本体
との間に架け渡されたバネ部材により、シャッターボタ
ンの押下方向と逆方向に付勢されている。シャッターボ
タンの押下操作に伴い、シャッター作動レバーによって
シャッター羽根の開閉が行われると同時に、電気接片が
カメラ本体に取り付けられた回路基板のプリント接点と
接触して電気的動作を行う。
【0004】一方、夜間や室内で、瞳孔が開いている状
態の人物を撮影した時に、網膜の毛細血管が写ってうさ
ぎの目のようになる赤目現象が発生しやすい。これを回
避するには、ストロボの本番発光の直前に予備発光を行
うことが有効であり、多くのコンパクトカメラでは、こ
の予備発光機構を搭載している。また、コンパクトカメ
ラでは、給送モータを内蔵して1コマ撮影する毎にフイ
ルム給送を行うものが多く市販されている。
態の人物を撮影した時に、網膜の毛細血管が写ってうさ
ぎの目のようになる赤目現象が発生しやすい。これを回
避するには、ストロボの本番発光の直前に予備発光を行
うことが有効であり、多くのコンパクトカメラでは、こ
の予備発光機構を搭載している。また、コンパクトカメ
ラでは、給送モータを内蔵して1コマ撮影する毎にフイ
ルム給送を行うものが多く市販されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなストロボ
の予備発光やフイルム給送機構は、マイクロコンピュー
タによるシーケンス制御を行う必要があるため、ローコ
ストな簡易型カメラに組み込むことが困難である。ま
た、上述したような米国特許明細書に記載されたシャッ
ターレリーズ部材を用いることも考えられるが、上記電
気接片でシーケンス制御まで行わせるには、上記プリン
ト接点との間に高度な位置精度が要求されるため、ロー
コストな簡易型カメラに採用することが困難である。
の予備発光やフイルム給送機構は、マイクロコンピュー
タによるシーケンス制御を行う必要があるため、ローコ
ストな簡易型カメラに組み込むことが困難である。ま
た、上述したような米国特許明細書に記載されたシャッ
ターレリーズ部材を用いることも考えられるが、上記電
気接片でシーケンス制御まで行わせるには、上記プリン
ト接点との間に高度な位置精度が要求されるため、ロー
コストな簡易型カメラに採用することが困難である。
【0006】本発明は、ストロボの予備発光やフイルム
給送をローコストに行うことができるシャッターレリー
ズ部材を提供することを目的とする。
給送をローコストに行うことができるシャッターレリー
ズ部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシャッターレリーズ部材は、シャッターボ
タンが一体に形成され、シャッターボタンの押圧操作に
伴って揺動されるシャッターレリーズ部材において、シ
ャッターボタンの押圧操作に伴って初期位置からシャッ
ターレリーズ機構を作動させるシャッターレリーズ位置
に揺動されるシャッター作動部と、揺動支点を基準にし
てシャッターボタンと同じ側に設けられ、シャッターボ
タンの押圧操作に伴って初期位置から撮影シーケンスに
係る所定動作を起動する起動位置に揺動される起動手段
と、揺動支点を基準にしてシャッターボタンの反対側に
設けられ、シャッター作動部及び起動手段を初期位置へ
付勢する付勢部材とからなり、カメラ本体以外のカメラ
構成部品に揺動自在に取り付けられるものである。
に、本発明のシャッターレリーズ部材は、シャッターボ
タンが一体に形成され、シャッターボタンの押圧操作に
伴って揺動されるシャッターレリーズ部材において、シ
ャッターボタンの押圧操作に伴って初期位置からシャッ
ターレリーズ機構を作動させるシャッターレリーズ位置
に揺動されるシャッター作動部と、揺動支点を基準にし
てシャッターボタンと同じ側に設けられ、シャッターボ
タンの押圧操作に伴って初期位置から撮影シーケンスに
係る所定動作を起動する起動位置に揺動される起動手段
と、揺動支点を基準にしてシャッターボタンの反対側に
設けられ、シャッター作動部及び起動手段を初期位置へ
付勢する付勢部材とからなり、カメラ本体以外のカメラ
構成部品に揺動自在に取り付けられるものである。
【0008】また、前記起動手段は、揺動支点からシャ
ッターボタンより遠い端部に設けられているものであ
る。また、前記起動手段は、カメラ構成部品に固定され
た回路基板のプリント接点と接触する電気接片であるも
のである。また、前記カメラ本体以外のカメラ構成部品
は、カメラ本体を覆うカバー,カメラ本体に組み付けら
れる鏡筒部,この鏡筒部に固定される鏡筒カバー部材の
いずれかであるものである。
ッターボタンより遠い端部に設けられているものであ
る。また、前記起動手段は、カメラ構成部品に固定され
た回路基板のプリント接点と接触する電気接片であるも
のである。また、前記カメラ本体以外のカメラ構成部品
は、カメラ本体を覆うカバー,カメラ本体に組み付けら
れる鏡筒部,この鏡筒部に固定される鏡筒カバー部材の
いずれかであるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のシャッターレリーズ部材
を示す図1及び図2において、シャッターレリーズ部材
10は、一対の軸部11,12が鏡筒部14の上部を覆
う鏡筒カバー部材15の軸受け部15a,15bに差し
込まれ、鏡筒カバー部材15に対して揺動自在に取り付
けられている。なお、本実施形態では、鏡筒部14の上
方には、シャッターレリーズ機構16とファインダー1
7が設けられ、鏡筒カバー部材15は、これらの上部を
覆うように取り付けられている。
を示す図1及び図2において、シャッターレリーズ部材
10は、一対の軸部11,12が鏡筒部14の上部を覆
う鏡筒カバー部材15の軸受け部15a,15bに差し
込まれ、鏡筒カバー部材15に対して揺動自在に取り付
けられている。なお、本実施形態では、鏡筒部14の上
方には、シャッターレリーズ機構16とファインダー1
7が設けられ、鏡筒カバー部材15は、これらの上部を
覆うように取り付けられている。
【0010】シャッターレリーズ部材10は、一方の端
部に軸部11,12を形成したほぼ長方形の第1アーム
部18と、この他方の端部の上面に形成された円盤状の
シャッターボタン20と、このシャッターボタン20と
軸部11,12との間の第1アーム部18の下部に形成
され、シャッターボタン20への押圧操作に伴う揺動に
よりシャッターレリーズ機構16の係止レバー16aの
係止を解除するシャッター作動レバー21と、第1アー
ム部18のシャッターボタン20より下方に延長形成さ
れた第2アーム部22と、この第2アーム部22の先端
部22aに固定され、左右に3本ずつの脚部を有する本
発明に係る起動手段としての電気接片23と、第1アー
ム部18を軸部11,12からシャッターボタン20と
反対側に細長く延長形成した板バネ部24とからなる。
部に軸部11,12を形成したほぼ長方形の第1アーム
部18と、この他方の端部の上面に形成された円盤状の
シャッターボタン20と、このシャッターボタン20と
軸部11,12との間の第1アーム部18の下部に形成
され、シャッターボタン20への押圧操作に伴う揺動に
よりシャッターレリーズ機構16の係止レバー16aの
係止を解除するシャッター作動レバー21と、第1アー
ム部18のシャッターボタン20より下方に延長形成さ
れた第2アーム部22と、この第2アーム部22の先端
部22aに固定され、左右に3本ずつの脚部を有する本
発明に係る起動手段としての電気接片23と、第1アー
ム部18を軸部11,12からシャッターボタン20と
反対側に細長く延長形成した板バネ部24とからなる。
【0011】前記係止レバー16aは、シャッター羽根
を蹴飛ばしてシャッター羽根の開閉動作を行うシャッタ
駆動レバーをチャージ位置で係止するもので、この係止
を解除することにより、シャッター羽根の開閉が行われ
る。
を蹴飛ばしてシャッター羽根の開閉動作を行うシャッタ
駆動レバーをチャージ位置で係止するもので、この係止
を解除することにより、シャッター羽根の開閉が行われ
る。
【0012】鏡筒部14の前部には、ストロボ回路等の
回路が構成された回路基板30が取り付けられている。
この回路基板30上には、幅広で長いプリント接点31
と、細くて短いプリント接点32〜36が形成されてい
る。なお、プリント接点32は、プリント接点33〜3
6より長く形成されている。一方、電気接片23の脚部
23a〜23dは一体形成され、また脚部23e,23
fは一体形成されていて、脚部23a〜23dと脚部2
3e,23fとは絶縁されている。
回路が構成された回路基板30が取り付けられている。
この回路基板30上には、幅広で長いプリント接点31
と、細くて短いプリント接点32〜36が形成されてい
る。なお、プリント接点32は、プリント接点33〜3
6より長く形成されている。一方、電気接片23の脚部
23a〜23dは一体形成され、また脚部23e,23
fは一体形成されていて、脚部23a〜23dと脚部2
3e,23fとは絶縁されている。
【0013】脚部23a〜23d及びプリント接点3
1,34,35により、赤目現象を防止するためにスト
ロボの予備発光を行うスイッチが構成される。また、脚
部23e,23f及びプリント接点32,33,36に
より、1コマ撮影終了毎のフイルム給送を行うスイッチ
が構成される。
1,34,35により、赤目現象を防止するためにスト
ロボの予備発光を行うスイッチが構成される。また、脚
部23e,23f及びプリント接点32,33,36に
より、1コマ撮影終了毎のフイルム給送を行うスイッチ
が構成される。
【0014】電気接片23は、揺動支点である軸部1
1,12から最も離れた第2アーム部21の先端部21
aに固定されているから、シャッターボタン20のレリ
ーズストロークに対して移動量が大きくなる。これによ
り、プリント接点31〜36に要求されるパターンの大
きさや位置精度を緩く設定でき、製造適性を向上でき
る。
1,12から最も離れた第2アーム部21の先端部21
aに固定されているから、シャッターボタン20のレリ
ーズストロークに対して移動量が大きくなる。これによ
り、プリント接点31〜36に要求されるパターンの大
きさや位置精度を緩く設定でき、製造適性を向上でき
る。
【0015】板バネ部24は、第1アーム部18より厚
みが薄く形成されており、端部24aはほぼ直角に屈曲
されている。シャッターレリーズ部材10を鏡筒カバー
部材15に取り付けることにより、端部24aがカメラ
本体40を覆うカバー41の内壁面に形成されたリブ4
2に当接される。なお、カメラ本体40は、鏡筒部14
を取り付ける暗箱部を挟んで左右に、写真フイルムパト
ローネを装填するパトローネ室と、露光済みの写真フイ
ルムを巻取りスプールに巻き取りながら収納するフイル
ム巻取り室44とを一体的に形成したものである。
みが薄く形成されており、端部24aはほぼ直角に屈曲
されている。シャッターレリーズ部材10を鏡筒カバー
部材15に取り付けることにより、端部24aがカメラ
本体40を覆うカバー41の内壁面に形成されたリブ4
2に当接される。なお、カメラ本体40は、鏡筒部14
を取り付ける暗箱部を挟んで左右に、写真フイルムパト
ローネを装填するパトローネ室と、露光済みの写真フイ
ルムを巻取りスプールに巻き取りながら収納するフイル
ム巻取り室44とを一体的に形成したものである。
【0016】このように構成されたシャッターレリーズ
部材10の作用を説明する。シャッターボタン20にな
んらの力も加えていない初期状態では、図2の実線で示
すように、電気接片23の脚部23a〜23dがプリン
ト接点31に、また脚部23e,23fがプリント接点
32,33にそれぞれ接触していて、ストロボの予備発
光及びフイルム給送は行われない。また、シャッターレ
リーズ機構16はチャージ状態になっており、係止レバ
ー16aがシャッタ駆動レバーをチャージ位置で係止し
て、このチャージ状態を維持している。
部材10の作用を説明する。シャッターボタン20にな
んらの力も加えていない初期状態では、図2の実線で示
すように、電気接片23の脚部23a〜23dがプリン
ト接点31に、また脚部23e,23fがプリント接点
32,33にそれぞれ接触していて、ストロボの予備発
光及びフイルム給送は行われない。また、シャッターレ
リーズ機構16はチャージ状態になっており、係止レバ
ー16aがシャッタ駆動レバーをチャージ位置で係止し
て、このチャージ状態を維持している。
【0017】シャッターボタン20を押圧操作すると、
図2の仮想線で示すように、軸11,12を中心に第1
アーム部18が揺動し、第2アーム部22の先端部22
aに固定された電気接片23が、シャッターボタン20
のレリーズストロークに比べて大きく下方に変位する。
これにより、プリント接点34,35が脚部23c,2
3dにより短絡されてストロボの予備発光が行われる。
図2の仮想線で示すように、軸11,12を中心に第1
アーム部18が揺動し、第2アーム部22の先端部22
aに固定された電気接片23が、シャッターボタン20
のレリーズストロークに比べて大きく下方に変位する。
これにより、プリント接点34,35が脚部23c,2
3dにより短絡されてストロボの予備発光が行われる。
【0018】続いて、シャッター作動レバー21の揺動
により、係止レバー16aによるシャッタ駆動レバーの
係止が解除される。シャッタ駆動レバーは、バネ付勢に
より回動して鏡筒14内のシャッター羽根を開閉させて
写真フイルムに露光を与える。この時、シャッター羽根
は図示しないシンクロ接点を短絡させてストロボの本番
発光を行う。また、シャッター作動レバー21による係
止レバー16aの係止解除がなされた時に、プリント接
点32とプリント接点36は脚部23e,23fにより
短絡している。
により、係止レバー16aによるシャッタ駆動レバーの
係止が解除される。シャッタ駆動レバーは、バネ付勢に
より回動して鏡筒14内のシャッター羽根を開閉させて
写真フイルムに露光を与える。この時、シャッター羽根
は図示しないシンクロ接点を短絡させてストロボの本番
発光を行う。また、シャッター作動レバー21による係
止レバー16aの係止解除がなされた時に、プリント接
点32とプリント接点36は脚部23e,23fにより
短絡している。
【0019】シャッターボタン20への押圧操作を止め
ると、板バネ部24の付勢により、シャッターボタン2
0,シャッター作動レバー21及び電気接片23は、そ
れぞれの初期位置に復帰される。この際、脚部23fが
プリント接点36から離れ、プリント接点33に接触す
ると1コマ分のフイルム給送が行われる。これと同時に
シャッターレリーズ機構16のシャッターチャージが行
われる。
ると、板バネ部24の付勢により、シャッターボタン2
0,シャッター作動レバー21及び電気接片23は、そ
れぞれの初期位置に復帰される。この際、脚部23fが
プリント接点36から離れ、プリント接点33に接触す
ると1コマ分のフイルム給送が行われる。これと同時に
シャッターレリーズ機構16のシャッターチャージが行
われる。
【0020】以上説明した実施形態では、シャッターレ
リーズ部材10を鏡筒カバー部材15に取り付けたが、
本発明はこれに限定されることなく、カメラ本体以外の
カメラ構成部品、例えばカバー41や鏡筒部14に取り
付けてもよい。
リーズ部材10を鏡筒カバー部材15に取り付けたが、
本発明はこれに限定されることなく、カメラ本体以外の
カメラ構成部品、例えばカバー41や鏡筒部14に取り
付けてもよい。
【0021】なお、カメラ本体とシャッターボタンとの
間には、シャッターレリーズ機構等が組み付けられるた
め、シャッターレリーズ部材をカメラ本体に組み付ける
より、鏡筒カバー部材等のシャッターボタンに近い位置
にあるカメラ本体以外の部品にシャッターレリーズ部材
を組み付ける方が設計の自由度が増すとともに、組み立
て工程上も有利である。
間には、シャッターレリーズ機構等が組み付けられるた
め、シャッターレリーズ部材をカメラ本体に組み付ける
より、鏡筒カバー部材等のシャッターボタンに近い位置
にあるカメラ本体以外の部品にシャッターレリーズ部材
を組み付ける方が設計の自由度が増すとともに、組み立
て工程上も有利である。
【0022】また、上記実施形態では、本発明に係る起
動手段の例として電気接片を挙げたが、本発明はこれに
限定されることなく、例えばストロボ発光部をポップア
ップさせる等のメカ的な動作を行うものでもよい。
動手段の例として電気接片を挙げたが、本発明はこれに
限定されることなく、例えばストロボ発光部をポップア
ップさせる等のメカ的な動作を行うものでもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャッ
ターボタン,シャッター作動部,起動手段及び付勢部材
からシャッターレリーズ部材を構成し、これをカメラ本
体以外のカメラ構成部品に揺動自在に取り付けたので、
きわめて簡易でローコストな構成でありながらストロボ
の予備発光やフイルム給送を行うことができる。特に、
付勢部材をシャッターレリーズ部材と一体に設けたの
で、部品の削減によるローコスト化に寄与できる。
ターボタン,シャッター作動部,起動手段及び付勢部材
からシャッターレリーズ部材を構成し、これをカメラ本
体以外のカメラ構成部品に揺動自在に取り付けたので、
きわめて簡易でローコストな構成でありながらストロボ
の予備発光やフイルム給送を行うことができる。特に、
付勢部材をシャッターレリーズ部材と一体に設けたの
で、部品の削減によるローコスト化に寄与できる。
【0024】また、前記起動手段は、揺動支点からシャ
ッターボタンより遠い端部に設けられているので、シャ
ッターボタンのレリーズストロークに対して起動手段の
移動量を十分に大きくとることができ、設計の自由度が
増す。また、前記起動手段をカメラ構成部品に固定され
た回路基板のプリント接点と接触する電気接片とする
と、電気接片に接触されるプリント接点のパターンの大
きさや位置精度を緩やかに設計することができ、製造適
性が向上するため、カメラのローコスト化に寄与でき
る。
ッターボタンより遠い端部に設けられているので、シャ
ッターボタンのレリーズストロークに対して起動手段の
移動量を十分に大きくとることができ、設計の自由度が
増す。また、前記起動手段をカメラ構成部品に固定され
た回路基板のプリント接点と接触する電気接片とする
と、電気接片に接触されるプリント接点のパターンの大
きさや位置精度を緩やかに設計することができ、製造適
性が向上するため、カメラのローコスト化に寄与でき
る。
【0025】また、カメラ本体以外のカメラ構成部品と
しては、カメラ本体を覆うカバー,カメラ本体に組み付
けられる鏡筒部,この鏡筒部に固定される鏡筒カバー部
材のいずれかを選択できる。これにより、シャッターレ
リーズ部材をカメラ本体に組み付ける場合に比べて、設
計の自由度が増すとともに、組み立て工程上も有利にな
る。
しては、カメラ本体を覆うカバー,カメラ本体に組み付
けられる鏡筒部,この鏡筒部に固定される鏡筒カバー部
材のいずれかを選択できる。これにより、シャッターレ
リーズ部材をカメラ本体に組み付ける場合に比べて、設
計の自由度が増すとともに、組み立て工程上も有利にな
る。
【図1】鏡筒カバー部材に取り付けられた本発明のシャ
ッターレリーズ部材を示す説明図である。
ッターレリーズ部材を示す説明図である。
【図2】シャッターレリーズ部材を揺動させた状態を示
す説明図である。
す説明図である。
10 シャッターレリーズ部材 15 鏡筒カバー部材 18 第1アーム部 20 シャッターボタン 21 シャッター作動レバー 22 第2アーム部 23 電気接片 24 板バネ部 30 回路基板 31〜36 プリント接点
Claims (4)
- 【請求項1】 シャッターボタンが一体に形成され、シ
ャッターボタンの押圧操作に伴って揺動されるシャッタ
ーレリーズ部材において、 シャッターボタンの押圧操作に伴って初期位置からシャ
ッターレリーズ機構を作動させるシャッターレリーズ位
置に揺動されるシャッター作動部と、揺動支点を基準に
してシャッターボタンと同じ側に設けられ、シャッター
ボタンの押圧操作に伴って初期位置から撮影シーケンス
に係る所定動作を起動する起動位置に揺動される起動手
段と、揺動支点を基準にしてシャッターボタンの反対側
に設けられ、シャッター作動部及び起動手段を初期位置
へ付勢する付勢部材とからなり、カメラ本体以外のカメ
ラ構成部品に揺動自在に取り付けられることを特徴とす
るシャッターレリーズ部材。 - 【請求項2】 前記起動手段は、揺動支点からシャッタ
ーボタンより遠い端部に設けられていることを特徴とす
る請求項1記載のシャッターレリーズ部材。 - 【請求項3】 前記起動手段は、カメラ構成部品に固定
された回路基板のプリント接点と接触する電気接片であ
ることを特徴とする請求項1または2記載のシャッター
レリーズ部材。 - 【請求項4】 前記カメラ本体以外のカメラ構成部品
は、カメラ本体を覆うカバー,カメラ本体に組み付けら
れる鏡筒部,この鏡筒部に固定される鏡筒カバー部材の
いずれかであることを特徴とする請求項1ないし3いず
れか記載のシャッターレリーズ部材。
Priority Applications (4)
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