JP2001296193A - 操舵力検出用磁歪式トルクセンサ - Google Patents

操舵力検出用磁歪式トルクセンサ

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JP2001296193A
JP2001296193A JP2000114958A JP2000114958A JP2001296193A JP 2001296193 A JP2001296193 A JP 2001296193A JP 2000114958 A JP2000114958 A JP 2000114958A JP 2000114958 A JP2000114958 A JP 2000114958A JP 2001296193 A JP2001296193 A JP 2001296193A
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magnetic
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torque sensor
steering
shaft
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Nobuhiro Sezaki
伸拓 瀬崎
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱によるエネルギーロスが少なく、磁気的
電気的に安定であって十分な機械的強度を備えた操舵力
検出用磁歪式トルクセンサを提供すること。 【解決手段】 励磁コイル22a,22bと検出コイル
20,21を備えたコイルボビン23とヨーク24を一
体化した磁気検出ユニット12と、非磁性高導電材のケ
ーシング15とを設け、ケーシング15に磁気検出ユニ
ット12を内嵌して取り付けると共に、ケーシング15
に貫通孔26a,26bを配備し、この貫通孔にベアリ
ング27a,27bを介してセンサ軸8を取り付ける。
ケーシング15で磁気漏れとノイズの侵入を防止して磁
気検出ユニット12によるトルク検出の精度を確保し、
磁気検出ユニット12とケーシング15との間の間隙で
発熱によるエネルギーロスをなくす。また、センサ軸8
に接続するステアリングシャフト9やステアリング出力
軸3から伝達される不用意な外力をベアリング27a,
27bを介してケーシング15で受けることで磁気検出
ユニット12に対する外力の影響をなくし、トルク検出
精度の安定化をはかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵力検出用磁歪
式トルクセンサの改良、特に、磁気漏れの改善と機械的
な強度の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリングシャフトに作用する操舵力
を検出してトルク検出信号を出力することによってパワ
ーステアリングシステムを駆動制御する操舵力検出用磁
歪式トルクセンサが既に公知である。
【0003】この種の磁歪式トルクセンサは、ステアリ
ングシャフトとステアリング出力軸とを接続するセンサ
軸の外周に斜交して取り付けられた磁気異方性部材と、
この磁気異方性部材を取り巻く励磁コイルおよび検出コ
イルとによって構成され、運転者のステアリング操作に
応じてセンサ軸に生じる微小な捩れを磁気異方性部材の
透磁率の変化として検出することにより、ステアリング
シャフトに作用する操舵力を検知するものである。
【0004】従来の操舵力検出用磁歪式トルクセンサは
格別の磁気シールド手段を備えていなかったため、車両
に対する磁歪式トルクセンサの取り付けの前後でセンサ
が外部環境の変化による影響を受け、トルク検出信号を
出力する検出コイルの出力調整、特に、取り付け前の段
階において磁歪式トルクセンサ単体のままで中点電位調
整を実施することが難しいといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような問
題を解決するため、検出コイルや励磁コイルの外周を非
磁性高導電材からなるシールドで覆って検出コイルや励
磁コイルからの磁気漏れや外部からのノイズの侵入を防
止し、センサ周りの磁気的な環境を安定させるようにし
た操舵力検出用磁歪式トルクセンサが提案されている。
【0006】この操舵力検出用磁歪式トルクセンサは、
図5に示されるように、コイルボビン100に巻回され
た検出コイル101の外周を非磁性高導電材からなるシ
ールド102で覆うことによって検出コイル101から
の磁気漏れを改善すると共に、その外周部を軟磁性材の
ヨーク103で覆うことによって外部ノイズの侵入を防
止しようとしたものである。
【0007】しかし、検出コイル101の外周に密接し
て非磁性高導電材のシールド102が配備されていたた
め、発熱によるエネルギーロスが大きくなり、磁歪式ト
ルクセンサの感度が低下するといった欠点があった。
【0008】また、ヨーク103が剥き出しの状態で装
着されているため、この部分に外力が作用してヨーク1
03の特性が変化してしまう場合があり、取り扱いに注
意を要するといった煩わしさがある。
【0009】更に、検出コイル101やシールド102
の取り付け等のために様々な部分を縮径させたり拡径さ
せりしてコイルボビン100を形成しており、このコイ
ルボビン100にベアリング104を介して直接的にセ
ンサ軸105を固定していたため、センサ軸105に接
続するステアリングシャフトやステアリング出力軸の偏
心等によってコイルボビン100に過剰な負荷が作用す
ると、コイルボビン100自体に変形や損傷が生じる可
能性があり、更には、検出コイル101,シールド10
2,ヨーク103等の部材間にも相対的な位置変化が生
じて、検出特性に変動が生じるといった問題がある。
【0010】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、発熱によるエネルギーロスが少なく、
また、磁気的に安定であって十分な機械的強度を備えた
操舵力検出用磁歪式トルクセンサを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
シャフトとステアリング出力軸との間に介装されたセン
サ軸と、このセンサ軸の外周部に固着された磁気異方性
部材と、磁気異方性部材を取り巻く励磁コイルと検出コ
イルとを巻回したコイルボビンと、このコイルボビンを
包囲するヨークとを備えた操舵力検出用磁歪式トルクセ
ンサであり、前記目的を達成するため、特に、一面を開
口した容器状の非磁性高導電材によって形成されたケー
シング本体と前記開口を塞ぐアクセスパネルとから成る
ケーシングを設けると共に、前記コイルボビンと前記ヨ
ークとを一体化して磁気検出ユニットを構成し、この磁
気検出ユニットを前記ケーシング本体に内嵌して装着す
る一方、前記ケーシング本体において前記磁気検出ユニ
ットの軸方向の両端部に位置する二つの面の各々に前記
センサ軸を挿通するための貫通孔を配備し、この貫通孔
に軸受けを介して前記センサ軸を回転自在に取り付けた
ことを特徴とする構成を有する。
【0012】磁気検出ユニットを内装した非磁性高導電
材のケーシング本体とアクセスパネルが磁気シールドと
して機能し、検出コイルや励磁コイルからの磁気漏れを
改善すると共に、外部からのノイズの侵入を防止する。
これにより、車両に対する磁歪式トルクセンサの取り付
けの前後で生じる磁気的な外部環境の変化の影響が取り
除かれ、磁歪式トルクセンサの検出特性が安定する。ま
た、励磁コイルおよび検出コイルとケーシング本体およ
びアクセスパネルとの間には十分な間隙が形成されるの
で、これらのコイルと非磁性高導電材との相互干渉によ
って生じる発熱等のエネルギーロスが改善され、磁歪式
トルクセンサの感度低下が防止される。しかも、磁気検
出ユニットの最外郭に設けられたヨークはケーシング本
体とアクセスパネルとによって保護されるので、ヨーク
に対して不用意な外力が作用することはなくなり、装置
全体の取り扱いも容易となる。更に、磁気異方性部材を
固着したセンサ軸は、磁気検出ユニットの軸方向の両端
部に位置するケーシング本体の二つの面の各々に設けら
れた貫通孔に軸受けを介して回転自在に取り付けられる
ので、ステアリングシャフトやステアリング出力軸とセ
ンサ軸との間に偏心が生じているような場合であって
も、励磁コイルや検出コイルおよびヨークを取り付けた
コイルボビンに外力による変形や損傷が生じることはな
く、機械的な強度も十分となって、コイルボビンの変形
やこれに伴う部材間の相対位置の変動等に起因する特性
変化が解消される。
【0013】ケーシング本体の開口を塞ぐアクセスパネ
ルは、検出コイルからの信号を処理する電気部品を実装
した多層回路基板によって形成することが可能である。
【0014】この種の多層回路基板は、基板自体に銅箔
層を備えているため、非磁性高導電材からなる磁気シー
ルドの代わりとして十分に使用することが可能である。
非磁性高導電材から成る専用のアクセスパネルを設ける
必要がなく、回路基板によって磁気シールドを兼用する
ようにしたので、装置全体のコストダウンが達成され
る。
【0015】また、前記アクセスパネルと磁気検出ユニ
ットとの間に非磁性高導電材からなるシールドパネルを
介装することも可能である。
【0016】この場合、多層回路基板自体の銅箔層のみ
を磁気シールドとして利用する場合に比べると多少のコ
スト高となるが、より確実なシールド効果を得ることが
可能となり、磁歪式トルクセンサの磁気的な安定性が更
に向上する。
【0017】更に、センサ軸を支える軸受けとしては、
通常のベアリングの他にも、非磁性高導電材からなるブ
ッシュを利用することが可能である。
【0018】通常のベアリングに代えて非磁性高導電材
のブッシュを利用することにより、磁気漏れやノイズの
侵入が一層軽減され、磁歪式トルクセンサの磁気的な安
定性を更に向上させることができる。ケーシング本体や
シールドパネルの非磁性高導電材としては重量や加工の
容易性を考慮してアルミニウム合金等の採用が望ましい
が、軸受けとなるブッシュの素材としては、耐磨耗性等
も考慮し、JIS PBC2材等の素材を利用することが望まし
い。
【0019】また、磁気検出ユニットの軸方向の両端部
に位置するケーシング本体の二つの面の各々の内側と磁
気検出ユニットの軸方向の両端部の各々には、ケーシン
グ本体に対して磁気検出ユニットを位置決めするための
凹凸嵌合部を形成し、磁気検出ユニットの軸方向の両端
部と前記二つの面の各々の内側との間を接着剤によって
固着するようにする。
【0020】このようにして、ケーシング本体に対して
磁気検出ユニットを正確に位置決めして固着する構成と
することにより、磁気検出ユニットに設けられた励磁コ
イルや検出コイルと、ケーシング本体にベアリング或い
はブッシュ等を介して取り付けられたセンサ軸との相対
的な位置関係を適切に保持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の幾つかについて詳細に説明する。図4は自動車
用パワーステアリングシステムのうちステアリングシャ
フトと操舵装置との間の接続部の構造について簡略化し
て示した断面図である。
【0022】図4に示されるように、スパーギァ1とピ
ニオン2を一体に備えたステアリング出力軸3は、複数
のベアリング4,5を介してハンドルコラム6内に回転
自在に取り付けられている。そして、このステアリング
出力軸3にスプライン嵌合したセンサ軸8、および、セ
ンサ軸8に一端をスプライン嵌合させたステアリングシ
ャフト9を介し、ステアリングシャフト9の他端に設け
られたステアリング・ハンドル(図示せず)の操作によ
って、ステアリング出力軸3が回転駆動されるようにな
っている。
【0023】また、ステアリング出力軸3に設けられた
ピニオン2には、操舵装置(図示せず)のラック10が
噛合しており、公知のラック&ピニオン構造により、ピ
ニオン2の回転に応じて自動車の操舵輪の舵角が調整さ
れる。
【0024】そして、この操舵作業の過程で、ステアリ
ングシャフト9とステアリング出力軸3とを接続するセ
ンサ軸8に微小な捩れが生じ、操舵力検出用磁歪式トル
クセンサ7は、この捩れを磁気的に検出し、トルク検出
信号としてパワーステアリングコントローラ(図示せ
ず)に出力する。
【0025】パワーステアリングコントローラは、トル
ク検出信号の大小に基いて運転者によるステアリング・
ハンドルの操作方向と操舵力を求め、これに応じた方向
と力でパワーアシスト用の電動機11を駆動し、電動機
11の電動機軸に固着されたピニオン(図示せず)によ
ってスパーギァ1、要するに、ステアリング出力軸3の
ピニオン2を回転させて、運転者によるステアリング操
作をパワーアシストする。
【0026】以上が、操舵力検出用磁歪式トルクセンサ
7を利用した自動車用パワーステアリングシステムの構
成の概略であるが、本発明の要旨と直接の関わりのない
操舵装置の機械的な構成、および、パワーステアリング
コントローラの電気的な構成に関しては既に公知である
ので説明を省略した。
【0027】次に、本実施形態の操舵力検出用磁歪式ト
ルクセンサ7について詳細に説明する。図1は操舵力検
出用磁歪式トルクセンサ7の構造について詳細に示した
斜視図である。
【0028】操舵力検出用磁歪式トルクセンサ7は、概
略において、センサ軸8と磁気検出ユニット12、およ
び、ケーシング15を形成するケーシング本体13とア
クセスパネル14とによって構成される。
【0029】このうち、ステアリングシャフト9とステ
アリング出力軸3を接続するセンサ軸8の構成に関して
は従来のものと同様である。つまり、センサ軸8の軸方
向の中央部には、軸心に対し約45度の角度で斜交して
一対の磁気異方性部材16,17が一体に固着され、ま
た、センサ軸8の両端部には、ステアリング出力軸3に
接続するためのスプライン溝18とステアリングシャフ
ト9に接続するためのスプライン溝19とが設けられて
いる。なお、周溝39,40は位置ずれ防止のためのC
リングを装着するためのものであり、この部分には、操
舵力検出用磁歪式トルクセンサ7の組み立ての最終段階
で、図1に示されるCリング38a,38bが取り付け
られることになる。
【0030】磁気検出ユニット12は、図2(a)に示
されるように、概略において、磁気異方性部材16,1
7のための検出コイル20,21と、各検出コイル2
0,21に対応する励磁コイル22a,22b、およ
び、これらのコイル20,21,22a,22bを巻回
したコイルボビン23と、コイルボビン23を包囲して
設けられたヨーク24とによって構成される。
【0031】このうち、ヨーク24は、組み立ての都合
上、円弧断面を有する2つのヨーク部材24a,24b
とによって構成され、検出コイル20,21および励磁
コイル22a,22bを巻回したコイルボビン23の両
側から、これら2つのヨーク部材24a,24bを固着
することによって、最終的に、一体型の磁気検出ユニッ
ト12が形成される。なお、舌片45はスペーサとして
機能するもので、ヨーク部材24a,24bの取り付け
の際の位置決め部材として使用される。
【0032】そして、検出コイル20,21および励磁
コイル22a,22bからのリード線群25は、コイル
ボビン23の中央部で集合され、図1に示されるよう
に、ヨーク部材24a,24bの合わせ目に形成された
切欠部を抜けて上方に突出している。
【0033】ケーシング15は、図1に示されるよう
に、ケーシング本体13とアクセスパネル14とによっ
て構成される。
【0034】ケーシング本体13は、一面を開口した直
方体容器状の非磁性高導電材、例えば、アルミニウム合
金等によって形成されており、その内部には、アクセス
パネル14と平行に磁気検出ユニット12が装着される
ようになっている。
【0035】そして、磁気検出ユニット12の軸方向の
両端部に位置する二つの面、つまり、ケーシング本体1
3の面13a,13bの各々には、センサ軸8を挿通す
るための貫通孔26a,26bが穿設され、センサ軸8
を回転自在に軸支するベアリング27a,27bの外輪
が固定されるようになっている。これらの貫通孔26
a,26bは、図2(a)に示されるように、外側に位
置する大径部と内側に位置する小径部とによって構成さ
れる段付きの孔で、大径部に挿入されたベアリング27
a,27bの外輪を大径部と小径部との間の段差部によ
って支える。
【0036】ケーシング本体13は形状が単純であるた
め、鋳造等の型抜きによって容易に製造することがで
き、最終的に精度が必要となる部分、例えば、貫通孔2
6a,26b等の部分に対してのみ機械的な仕上げ加工
を施せばよい。無論、NCフライス等を利用したポケッ
ト加工を始めとする切削加工によってケーシング本体1
3を製造することも可能である。
【0037】ケーシング本体13の面13aの内側に
は、図1に示すように、磁気検出ユニット12を位置決
めするための段差によって形成される凹凸嵌合部28が
設けられ、また、面13bの内側にも、これと同様の形
状の凹凸嵌合部28(図示せず)が設けられている。
【0038】そして、これに対応して、磁気検出ユニッ
ト12の軸方向の両端部、つまり、コイルボビン23の
両端部には、コイルボビン23をケーシング本体13の
面13a,13bの内側に接着するための接着面を確保
するためのフランジ部29a,29bと切欠部30a,
30bが設けられ、これらのフランジ部29aと切欠部
30a、および、フランジ部29bと切欠部30bの各
々によって、磁気検出ユニット12の両端の凹凸嵌合部
31a,31bが形成される。
【0039】磁気検出ユニット12をケーシング本体1
3に取り付ける際には、磁気検出ユニット12をケーシ
ング本体13の上面の開口から挿入し、磁気検出ユニッ
ト12の凹凸嵌合部31aをケーシング本体13の面1
3aの凹凸嵌合部28に嵌合させ、同時に、磁気検出ユ
ニット12の凹凸嵌合部31bをケーシング本体13の
面13bの凹凸嵌合部に嵌合させて、磁気検出ユニット
12のフランジ部29aをケーシング本体13の面13
aの内側に、また、磁気検出ユニット12のフランジ部
29bをケーシング本体13の面13bの内側に接着す
る。
【0040】また、本実施形態のアクセスパネル14
は、検出コイル20,21からの信号を処理するための
電気部品を実装した多層回路基板によって構成される。
多層回路基板は基板自体に銅箔層を備えているため、非
磁性高導電材からなるシールドの代わりとして使用する
ことが可能であり、この多層回路基板(アクセスパネル
14)によってケーシング本体13の開口を塞ぐことに
より、検出コイル20,21や励磁コイル22a,22
bからの磁気漏れや外部からのノイズの侵入を効果的に
防止することができる。
【0041】なお、ここでいう電気部品とは、例えば、
検出コイル20,21からの信号を整流するための整流
回路や、信号の偏差を求める比較回路、および、ローパ
スフィルタ等の平滑回路であり、最終的に出力されるト
ルク検出信号の電位を調整するためのゲイン調整回路や
中点電位調整回路等を含む場合もある。
【0042】アクセスパネル14は、その四隅に設けら
れたネジ通し穴にセットスクリュー32を挿通され、ケ
ーシング本体13の開口にネジ止めされる。この際、検
出コイル20,21および励磁コイル22a,22bか
らのリード線群25が多層回路基板から成るアクセスパ
ネル14に設けられたコネクタ部33と嵌合し、検出コ
イル20,21および励磁コイル22a,22bと多層
回路基板との間の電気的な接続作業が行われる。
【0043】そして、センサ軸8をコイルボビン23に
挿入し、センサ軸8の両端部から図1のCリング38
a,38bを差し込み、センサ軸8の周溝39にCリン
グ38aを、また、センサ軸8の周溝40にCリング3
8bを環装して、ベアリング27a,27bの内輪に対
してセンサ軸8を軸方向に固定し、ケーシング本体13
に対するセンサ軸8の軸方向のずれを防止する。組み立
ての完了した操舵力検出用磁歪式トルクセンサ7の状態
を図2(b)に示す。
【0044】このようにして組み立てられた操舵力検出
用磁歪式トルクセンサ7をハンドルコラム6に取り付け
る際には、まず、図4に示されるようなハンドルコラム
6のハッチ35、および、ステアリングシャフト9を取
り外した状態で、ケーシング取り付けスペース37の右
側開口部から操舵力検出用磁歪式トルクセンサ7を挿入
し、センサ軸8のスプライン溝18とステアリング出力
軸3のソケット部3aとを嵌合する。なお、ステアリン
グシャフト9を取り外すときのステアリングコラム6の
分割位置を図4に二点鎖線で示す。
【0045】そして、ステアリングシャフト9のソケッ
ト部9aとセンサ軸8のスプライン溝19とを嵌合さ
せ、図4に二点鎖線で示されるステアリングコラム6の
分割位置をネジで固定する。
【0046】次いで、操舵力検出用磁歪式トルクセンサ
7からのコネクタ付ケーブル34をハッチ35の孔に通
した後、ゴムブッシュでハッチ35に固定し、このコネ
クタ付ケーブル34を介して操舵力検出用磁歪式トルク
センサ7の多層回路基板をパワーステアリングコントロ
ーラ(図示せず)と電気的に接続する。
【0047】以上に述べた通り、本実施形態において
は、検出コイル20,21や励磁コイル22a,22b
を備えた磁気検出ユニット12が、アルミニウム合金等
から成るケーシング本体13と磁気シールド効果のある
多層回路基板から成るアクセスパネル14とで構成され
るケーシング15によって磁気的にシールドされるの
で、検出コイル20,21や励磁コイル22a,22b
からの磁気漏れが改善され、同時に、外部からのノイズ
の侵入も防止される。これにより、車両に対する操舵力
検出用磁歪式トルクセンサ7の取り付けの前後で生じる
磁気的な外部環境の変化の影響が取り除かれ、操舵力検
出用磁歪式トルクセンサ7の磁気的な安定性が保証され
る。
【0048】また、取り付けの前後で生じる磁気的な特
性の変動が解消される結果、操舵力検出用磁歪式トルク
センサ7とパワーステアリングコントローラ(図示せ
ず)とを車両に実装して実際の接続を施さなくても、単
体の操舵力検出用磁歪式トルクセンサ7を調整してトル
ク検出信号の中点電位等を適正に調整することができる
ようになり、このようにして調整された操舵力検出用磁
歪式トルクセンサ7をそのまま車両に実装しても、十分
なトルク検出精度を確保できるようになった。
【0049】同時に、ケーシング15によって検出コイ
ル20,21や励磁コイル22a,22bおよびヨーク
24等の電気部品が外部の環境から遮断されるため、温
度変化や湿気等に対する耐久性も向上するといったメリ
ットがある。
【0050】また、コイルボビン23やヨーク24等に
よって構成される円筒状の磁気検出ユニット12に対
し、これを内包するケーシング15が直方体形状で形成
されているため、励磁コイル22a,22bや検出コイ
ル20,21と非磁性高導電材のケーシング15との間
には十分な間隙が形成され、これらのコイル20,2
1,22a,22bと非磁性高導電材のケーシング15
との相互干渉による発熱等のエネルギーロスが解消さ
れ、トルク検出の感度低下も防止される。
【0051】しかも、磁気検出ユニット12の最外郭に
設けられたヨーク24はケーシング15によって機械的
に保護されるので、損傷や歪によって磁気的な変化を起
こし易いヨーク24に対して不用意な外力が作用するこ
とはなくなり、操舵力検出用磁歪式トルクセンサ7全体
の取り扱いも容易となる。
【0052】更に、センサ軸8は、ケーシング本体13
の対向する二つの面に設けられた貫通孔26a,26b
にベアリング27a,27bを介して回転自在に取り付
けられるので、励磁コイル22a,22bや検出コイル
20,21およびヨーク24を取り付けたコイルボビン
23に直接的な外力が作用することはなくなり、コイル
ボビン23の相対的な機械的強度が向上する。このた
め、コイルボビン23の歪み等によって生じる部材間の
相対位置の変動、例えば、磁気異方性部材16,17に
対する励磁コイル22a,22bや検出コイル20,2
1の位置ずれや離間距離の変動等も解消され、操舵力検
出用磁歪式トルクセンサ7の初期精度を長期間に亘って
安定的に保持できるようになる。
【0053】また、磁気検出ユニット12の凹凸嵌合部
31a,31bとケーシング本体13の凹凸嵌合部2
8,28との嵌合により、検出コイル20,21や励磁
コイル22を備えた磁気検出ユニット12と、センサ軸
8を取り付けるケーシング本体13との間の精密な位置
決め作業が達成されるので、センサ軸8に固着された磁
気異方性部材16,17と磁気検出ユニット12に設け
られた検出コイル20,21および励磁コイル22a,
22bとの相対的な位置関係も確実に保証され、コイル
ボビン23とは別部材のケーシング本体13を介してセ
ンサ軸8を取り付けているにも関わらず、高精度のトル
ク検出精度が達成される。
【0054】次に、前述した実施形態から派生する簡単
な変形例の幾つかについて簡単に説明する。
【0055】まず、図3(a)は、アクセスパネル14
と磁気検出ユニット12との間に非磁性高導電材から成
るシールドパネル41を介装した操舵力検出用磁歪式ト
ルクセンサ7’について示した部分断面図である。シー
ルドパネル41は、例えば、ケーシング本体13の開口
と隣接する四つの面の上端部の内側に図3(a)に示さ
れるような切欠42を設け、この切欠42によって形成
される段差部にセットスクリュー等を利用して取り付け
るようにする。また、リード線群25がシールドパネル
41と接触して不用意な短絡が生じないよう、シールド
パネル41の中央部には適当な大きさの開口43を穿設
するようにする。他の構造に関しては図1および図2を
参照して説明した実施形態と同様である。
【0056】このような構造を適用した場合、シールド
パネル41の部品追加とその取り付けに伴う追加工工程
の増加によって多少の製造コストの増大はあるが、多層
回路基板からなるアクセスパネル14の銅箔層のみをシ
ールドとして利用する場合に比べ、磁気的なシールド効
果を大幅に向上させることができ、磁歪式トルクセンサ
の一層の性能向上に役立つ。
【0057】これとは逆に、非磁性高導電材のシールド
パネルをケーシング本体13の開口に取り付け、このシ
ールドパネルと磁気検出ユニット12との間に多層回路
基板を装着した構成とすることも可能である。
【0058】また、図3(b)は、通常のベアリング2
7a,27bに代えて非磁性高導電材からなるブッシュ
44,44を利用してセンサ軸8を回転自在に保持した
変形例である。ブッシュ44の素材としては、例えば、
JIS PBC2材(銅系の合金)等の素材を利用することが可
能である。磁気漏れやノイズの侵入が一層軽減される結
果、磁歪式トルクセンサの磁気的な安定性を更に向上さ
せることができるようになる。
【0059】更に、図3(b)に示されるように、ケー
シング本体13の底部を円弧状の面取り形状とすれば、
鋳造等の型抜きを利用した製造工程が一層容易となり、
歩留まりの向上や製造コストの低減化が達成される。ま
た、この面取りによって、ハンドルコラム6のケーシン
グ取り付けスペース37にケーシング本体13を挿入す
ときの作業も容易となり、全体的な組み立て作業が円滑
化される。
【0060】
【発明の効果】本発明の操舵力検出用磁歪式トルクセン
サは、励磁コイルと検出コイルを巻回したコイルボビン
とヨークとを一体化した磁気検出ユニットを非磁性高導
電材から成るケーシングに収める構成としたので、検出
コイルや励磁コイルからの磁気漏れが改善され、同時
に、外部からのノイズの侵入も防止される。この結果、
車両に対する磁歪式トルクセンサの取り付けの前後で生
じる磁気的な外部環境の変化の影響が取り除かれ、磁歪
式トルクセンサの磁気的な安定性が保証されると共に、
磁歪式トルクセンサを車両に実装する前の段階で磁歪式
トルクセンサ単体での出力調整も可能となった。また、
励磁コイルおよび検出コイルとケーシングとの間に十分
な間隙が形成されるため、これらのコイルと非磁性高導
電材との相互干渉によって生じる発熱等のエネルギーロ
スが改善され、磁歪式トルクセンサの感度低下が防止さ
れる。しかも、磁気検出ユニットの最外郭に設けられた
ヨークはケーシングによって保護されるので、ヨークに
不用意な外力が作用して磁気的な特性が変化する心配も
なくなり、装置全体の取り扱いが容易となる。また、磁
気異方性部材を取り付けたセンサ軸は、ケーシングに設
けた貫通孔にベアリング等の軸受けを介して取り付ける
構成となっているので、ステアリングシャフトやステア
リング出力軸等に偏心が生じているような場合であって
も、励磁コイルや検出コイルおよびヨーク等を取り付け
たコイルボビンに直接的な外力が作用して変形や損傷が
生じることはなく、コイルボビンの機械的な強度が確保
されるので、励磁コイルや検出コイルおよびヨーク等を
始めとする部材間の相対位置の変動等に起因する磁気的
な特性変化も解消される。
【0061】更に、検出コイルからの信号を処理する電
気部品を実装した多層回路基板で形成されるアクセスパ
ネルによってケーシング本体に蓋をして密閉型のケーシ
ングを構成するようにしているので、非磁性高導電材に
よって独立したアクセスパネルを製造してケーシング本
体をシールドする場合と比べ、装置全体の製造コストを
軽減化することができ、また、装置の軽量化も達成され
る。
【0062】そして、これに加え、アクセスパネルと磁
気検出ユニットとの間に非磁性高導電材からなるシール
ドパネルを介装するようにすれば、より確実なシールド
効果を得ることが可能となり、磁歪式トルクセンサの磁
気的な性能が更に安定する。
【0063】また、ベアリングに代えて非磁性高導電材
からなるブッシュを利用してセンサ軸を軸支することに
より、磁気漏れやノイズの侵入が一層軽減され、磁歪式
トルクセンサの磁気的電気的な安定性を更に向上させる
ことができる。
【0064】更に、磁気検出ユニットとケーシングの双
方に、磁気検出ユニットを正確に位置決めするための凹
凸嵌合部を形成し、磁気検出ユニットの両端部とケーシ
ングの内側との間を接着剤によって固着する構成である
ため、磁気検出ユニットに設けられた励磁コイルや検出
コイルと、ケーシングにベアリングやブッシュを介して
取り付けられたセンサ軸との相対的な位置関係が適切に
確保され、安定したトルク検出が行える。つまり、ケー
シングを利用してセンサ軸を軸支することによって生じ
る機械的な強度の向上を、トルク検出精度の低下といっ
た弊害を生じることなく、確実に達成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の操舵力検出用磁歪式トル
クセンサの構成の概略について示した斜視図である。
【図2】図2(a)は同実施形態の操舵力検出用磁歪式
トルクセンサの内部構造を示した部分断面図、図2
(b)は同実施形態の操舵力検出用磁歪式トルクセンサ
をステアリングシャフトの軸方向から見て示した側面図
である。
【図3】図3(a)はアクセスパネルと磁気検出ユニッ
トとの間に非磁性高導電材のシールドパネルを介装した
操舵力検出用磁歪式トルクセンサについて示した部分断
面図、図3(b)は通常のベアリングに代えて非磁性高
導電材からなるブッシュを適用した操舵力検出用磁歪式
トルクセンサについて示した側面図である。
【図4】自動車用パワーステアリングシステムのうちス
テアリングシャフトと操舵装置との接続部の周辺につい
て示した断面図である。
【図5】従来の操舵力検出用磁歪式トルクセンサの構成
の概略について示した断面図である。
【符号の説明】
1 スパーギァ 2 ピニオン 3 ステアリング出力軸 4,5 ベアリング 6 ハンドルコラム 7 操舵力検出用磁歪式トルクセンサ 8 センサ軸 9 ステアリングシャフト 10 ラック 11 電動機 12 磁気検出ユニット 13 ケーシング本体 13a,13b 磁気検出ユニットの軸方向の両端部に
位置する二つの面 14 アクセスパネル 15 ケーシング 16 磁気異方性部材 17 磁気異方性部材 18 スプライン溝 19 スプライン溝 20 検出コイル 21 検出コイル 22a,22b 励磁コイル 23 コイルボビン 24 ヨーク 25 リード線群 26a,26b 貫通孔 27a,27b ベアリング 28 凹凸嵌合部 29a,29b フランジ部 30a,30b 切欠部 31a,31b 凹凸嵌合部 32 セットスクリュー 33 コネクタ部 34 コネクタ付ケーブル 35 ハッチ 37 ケーシング取り付けスペース 38a,38b Cリング 39 周溝 40 周溝 41 シールドパネル 42 切欠 43 開口 44 ブッシュ 45 舌片 100 コイルボビン 101 検出コイル 102 シールド 103 ヨーク 104 ベアリング 105 センサ軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトとステアリング出
    力軸との間に介装されたセンサ軸と、このセンサ軸の外
    周部に固着された磁気異方性部材と、前記磁気異方性部
    材を取り巻く励磁コイルと検出コイルとを巻回したコイ
    ルボビンと、前記コイルボビンを包囲するヨークとを備
    えた操舵力検出用磁歪式トルクセンサにおいて、 一面を開口した容器状の非磁性高導電材によって形成さ
    れたケーシング本体と前記開口を塞ぐアクセスパネルと
    から成るケーシングを設けると共に、前記コイルボビン
    と前記ヨークとを一体化して磁気検出ユニットを構成
    し、この磁気検出ユニットを前記ケーシング本体に内嵌
    して装着する一方、前記ケーシング本体において前記磁
    気検出ユニットの軸方向の両端部に位置する二つの面の
    各々に前記センサ軸を挿通するための貫通孔を配備し、
    この貫通孔に軸受けを介して前記センサ軸を回転自在に
    取り付けたことを特徴とする操舵力検出用磁歪式トルク
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記アクセスパネルは、前記検出コイル
    からの信号を処理する電気部品を実装した多層回路基板
    によって形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の操舵力検出用磁歪式トルクセンサ。
  3. 【請求項3】 前記アクセスパネルと前記磁気検出ユニ
    ットとの間に非磁性高導電材からなるシールドパネルが
    介装されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の操舵力検出用磁歪式トルクセンサ。
  4. 【請求項4】 前記軸受けは、非磁性高導電材からなる
    ブッシュによって形成されていることを特徴とする請求
    項1,請求項2または請求項3記載の操舵力検出用磁歪
    式トルクセンサ。
  5. 【請求項5】 前記ケーシング本体において前記磁気検
    出ユニットの軸方向の両端部に位置する二つの面の各々
    の内側と、前記磁気検出ユニットの軸方向の両端部の各
    々には、前記ケーシング本体に対して前記磁気検出ユニ
    ットを位置決めするための凹凸嵌合部が形成され、前記
    磁気検出ユニットの軸方向の両端部と前記二つの面の各
    々の内側との間が接着剤によって固着されていることを
    特徴とする請求項1,請求項2,請求項3または請求項
    4記載の操舵力検出用磁歪式トルクセンサ。
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