JP2001295813A - 作業機の油圧回路 - Google Patents

作業機の油圧回路

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JP2001295813A
JP2001295813A JP2000110248A JP2000110248A JP2001295813A JP 2001295813 A JP2001295813 A JP 2001295813A JP 2000110248 A JP2000110248 A JP 2000110248A JP 2000110248 A JP2000110248 A JP 2000110248A JP 2001295813 A JP2001295813 A JP 2001295813A
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Sota Takami
荘太 高見
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2217Hydraulic or pneumatic drives with energy recovery arrangements, e.g. using accumulators, flywheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の油圧アクチュエーターを作動させるた
めに、蓄圧装置や増圧装置を用いることは行われていた
が、エネルギーロスを改善するためのものではなかっ
た。 【解決手段】 油圧ポンプ31からの圧油を切換バルブ
34の操作により切り換え、油圧アクチュエーター11
に供給する作業車の油圧供給回路において、ポンプ出口
に油タンクへ戻るアンロード分岐油路35を設け、該分
岐位置と切換バルブとの間にチェックバルブ33を設
け、該チェックバルブと切換バルブとの間に、所定の油
圧以上で作動する蓄圧装置40または増圧装置50を接
続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧アクチュエータ
ーを有する作業機のポンプと切換バルブとの間に蓄圧装
置または増圧装置を設けて、作業時の騒音低減や原動機
の負荷軽減等を行い省エネ化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からバックホーやローダー等の油圧
アクチュエーターを装備する機器において、油圧アクチ
ュエーターを作動させるためには、操作レバー等の操作
具によって切換バルブを切り換えて、油圧アクチュエー
ターに作動油を送油して作業機を作動するようにしてい
る。そして、作業時において、油圧アクチュエーターに
かかる油圧を高圧に保つと共に、過度の油圧力から油圧
機器を保護するために、圧油供給回路にはリリーフバル
ブが用いられている。
【0003】例えば、図6に示すように、エンジン20
により油圧アクチュエーター駆動用の油圧ポンプ21と
チャージ用やパイロット操作用の油圧源となる補助油圧
ポンプ22が駆動され、油圧ポンプ21の出力側にはパ
イロット操作式の切換バルブ23が接続され、該切換バ
ルブ23の二次側に油圧アクチュエーターとして油圧シ
リンダー24が接続されている。
【0004】そして、切換バルブ23の一次側のタンク
ポートには、油タンク25へドレンする油路が連通さ
れ、該油タンク25への油路と前記主油圧ポンプ21の
出力側との間にリリーフバルブ26が接続されて、油圧
アクチュエーターへの供給油路に設定圧以上の油圧がか
かるとリリーフバルブ26が開いて余剰油圧をドレンさ
せて、設定圧を維持する構成としている。
【0005】また、前記補助油圧ポンプ22の出力側に
は操作用の切換バルブ27が接続され、該切換バルブ2
7は操作レバーの操作で小さな力で切り換えることがで
き、該切換バルブ27の出力ポートには前記切換バルブ
23の操作ポートと連通されている。そして、補助油圧
ポンプ22の出力側と油タンク25への油路との間にリ
リーフバルブ28を介装して、パイロット回路の上限油
圧を設定するように構成していた。
【0006】このような油圧回路構成で例えば、油圧ア
クチュエーターをバックホーに適用して掘削作業を行っ
た場合、油圧シリンダー24を縮小するように切換バル
ブ23を切り換え、バケットが硬い岩やストロークエン
ドに達した場合等では、主油圧回路の上限油圧に達して
リリーフバルブ26が切り換わり、設定値以上の油圧は
ドレンされる。このリリーフバルブ26を介してドレン
するときには絞られているために、主油圧ポンプ21に
は負荷がかかっている状態となり、油圧エネルギーの損
失が大きく、油温も上昇する。そしてこの油温を下げる
ためにはオイルクーラーやファン等が必要となってい
た。
【0007】このような構成に対して、アキュムレータ
を供給油路途中に接続してリリーフによる油圧損失を低
減する技術として、実公昭63−12207号の技術が
公知となっている。また、増圧回路を油圧アクチュエー
ターと切換バルブの間に並列に接続して、能率良く作業
できるようにした技術も公知となっている。例えば、特
開平7−269507号や特開平8−93708号の技
術である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の技術の
場合、プラダ型のアキュムレータを使用しているため
に、蓄圧したエネルギーのコントロールが難しく、油圧
回路が複雑となっていた。また、油圧シリンダーのヘッ
ド側またはロッド側の一方しか圧力を検知しておらず、
一方向の作動時にしか軽減できなかったのである。ま
た、後者の技術はトルクアシストするための技術であっ
て、エネルギーの損失を抑えるためのものではなっか
た。そこで本発明は、蓄圧装置または増圧装置を用い
て、油圧回路構成が簡単で、しかも省エネ化を図れるよ
うにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、油圧ポン
プからの圧油を切換バルブの操作により切り換え、油圧
アクチュエーターに供給する作業車の油圧供給回路にお
いて、ポンプ出口に油タンクへ戻るアンロード分岐油路
を設け、該分岐位置と切換バルブとの間にチェックバル
ブを設け、該チェックバルブと切換バルブとの間に、所
定の油圧以上で作動する蓄圧装置を接続した。
【0010】また、請求項2においては、油圧ポンプか
らの圧油を切換バルブの操作により切り換え、油圧アク
チュエーターに供給する作業車の油圧供給回路におい
て、ポンプ出口に油タンクへ戻るアンロード分岐油路を
設け、該分岐位置と切換バルブとの間にチェックバルブ
を設け、該チェックバルブと切換バルブとの間に、増圧
装置を接続した。
【0011】また、請求項3においては、前記アンロー
ド分岐油路に、アクチュエーターへの供給圧力により作
動するアンロードバルブを設けた。
【0012】また、請求項4においては、前記アクチュ
エーターへの供給圧力を圧力検知手段で検出し、前記ア
ンロード分岐油路にアンロードバルブを設けて、前記圧
力検知手段の出力でアンロードバルブを開閉するように
した。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1はバックホーの全体側面
図、図2は本発明の蓄圧装置を用いた油圧回路図、図3
は蓄圧装置の実施例を示す断面図、図4は本発明の増圧
装置を用いた油圧回路図、図5は増圧装置の実施例を示
す断面図、図6は従来の油圧回路図、図7は本発明の増
圧装置を適用した場合の油圧ポンプと原動機の出力変化
を示す図、図8は同じく従来の出力変化を示す図であ
る。
【0014】バックホーに本発明の油圧回路を適用した
場合について説明する。まず、図1においてバックホー
の全体構成から説明する。左右一対のクローラーを装備
したクローラー式走行装置1の上部に、旋回可能に旋回
フレーム2を取り付け、前方に排土板3を突出し、前記
旋回フレーム2の後部上に原動機となるエンジンやバッ
テリーや燃料タンク等を配置してボンネット14によっ
て覆っている。該旋回フレーム2の前後略中央上に座席
シートを配置して、該座席シートやその前部に配置する
操向や作業機の操作を行う操作レバー等の操縦部をキャ
ビン8によって覆っている。
【0015】前記旋回フレーム2の前部左右中央には取
付部2aを設けて、掘削作業機7の基部が枢支されてお
り、該掘削作業機7は、バケット4とアーム5とブーム
6とこれらを回動駆動するシリンダー等よりなり、該ブ
ーム6の基部はブームブラケット12に前後回動自在に
枢支され、該ブームブラケット12は前記旋回フレーム
2の前部左右中央に左右回動自在に支持され、スイング
シリンダー17によって左右回動可能としている。前記
ブーム6とブームブラケット12の間にブームシリンダ
ー11が介装されてブーム6を上下に回動可能としてい
る。該ブーム6と該ブーム6の先端に回動自在に取り付
けられたアーム5との間にはアームシリンダー10が介
装され、アーム5を前後に回動可能としている。該アー
ム5と該アーム5先端に枢支したバケット4の間にはバ
ケットシリンダー9が介装されて、バケット4を掬い込
み回動可能としている。
【0016】そして、前記ブームシリンダー6を油圧ア
クチュエーターとした本発明の油圧回路の実施例につい
て図2より説明する。原動機となるエンジン20により
油圧ポンプ31が駆動され、油タンク25に充填された
作動油を吸い込んで圧送する。該油圧ポンプ31の吐出
側にアンロード分岐油路35を設けて油タンク25と接
続され、該アンロード分岐油路35にアンロードバルブ
36が介装されている。該アンロードバルブ36は連通
位置Cとブロック位置Dを有する2ポート2位置切換の
電磁バルブから構成されている。
【0017】また、前記油圧ポンプ31の吐出側にチェ
ックバルブ33が接続され、該チェックバルブ33の二
次側に切換バルブ34が接続され、該切換バルブ34は
キャビン8内に設けた操作レバーを操作することによ
り、切り換えられるようにしており、該切換バルブ34
の二次側にブームシリンダー11が接続されている。操
作レバーの操作で切換バルブ34をA側に切り換える
と、ブームシリンダー11を縮小してブーム6を下方に
回動して掘取作業等ができる。逆方向に操作して切換バ
ルブ34をB側に切り換えると、ブームシリンダー11
を伸長してブーム6を上方に回動して持ち上げ作業等が
できる。
【0018】また、前記チェックバルブ33と切換バル
ブ24の油路39には圧力検知手段として圧力スイッチ
37が配置され、該圧力スイッチ37は前記アンロード
バルブ36のソレノイド36aと接続され、該圧力スイ
ッチ37が設定圧P2になるとONし、設定圧P1より
下がるとOFFとなるように設定されており、該圧力ス
イッチ37がONするとソレノイド36aが作動してア
ンロードバルブ36が切り換わる構成としている。
【0019】そして、前記チェックバルブ33と切換バ
ルブ34の間の油路39に蓄圧装置(バネ式アキュムレ
ータ)40が接続されている。該蓄圧装置40は例えば
図3に示すように構成されている。ケース41内にピス
トン42を摺動自在に収納し、該ケース41内のピスト
ン42で分離した一側の部屋は供給油路41aと連通
し、他側の部屋内にはバネ43と調節板44が収納さ
れ、該調節板44はケース41に螺装した調節ボルト4
5を回動することにより移動されてバネ圧(クラッキン
グ圧)P1を調節できるようにしている。
【0020】このような構成において、例えば、ブーム
6を下げるように、切換バルブ34をA側に切り換える
と、油圧ポンプ31からの圧油がチェックバルブ33、
切換バルブ34を介してブームシリンダー11に供給さ
れて縮小させる。チェックバルブ33と切換バルブ34
の間の油路39の油圧が、設定圧P1に達すると、蓄圧
装置40内のピストン42が摺動し、蓄圧され始める。
この設定油圧P1は前記調節ボルト45を回動すること
によって変更できる。
【0021】そして、前記油路39の油圧が設定圧P1
を越えて蓄圧が始まると、蓄圧装置40はバネ式である
ため、蓄圧しながらも更に油路39の圧力は高まってい
く。そして、回路上限設定圧P2(P2>P1)になる
と圧力スイッチ37がONし、ソレノイド36aが作動
してアンロードバルブ36がC位置に切り換えられて、
油圧ポンプ31と油タンク25の間が連通状態となり、
油圧ポンプ31は無負荷運転となり、騒音が低下し、熱
の発生も抑えられるのである。尚、前記回路上限設定圧
P2は従来のリリーフ圧に相当する。
【0022】一方、油路39においては、ブームシリン
ダー11が更に縮小されるときには蓄圧装置40から設
定圧P2でブームシリンダー11に圧油が供給される。
そして、蓄圧装置40内のバネ43が伸びてピストン4
2が最長ストローク位置まで摺動すると、油路39内の
油圧がP1以下に低下し、設定圧力P1になると圧力ス
イッチ37がOFFとなり、アンロードバルブ36がD
位置に切り換えられてアンロード分岐油路35はブロッ
クされ、油圧ポンプ31からの圧油はチェックバルブ3
3を介して油路39に送られ、再びブームシリンダー1
1へ送油され、油路39が設定圧P1以上になると、蓄
圧装置40にも送油されて蓄圧される。このようにして
前記動作が繰り返される。
【0023】また、切換バルブ34をB側に切り換えた
時も同様に作動する。そして、中立位置に戻すと、ブー
ムシリンダー11はその位置に維持され、蓄圧装置40
内の作動油は油タンク25にドレンされる。また、バケ
ットシリンダー9やアームシリンダー10やその他の油
圧アクチュエーターにも同様の回路を適用でき、作業時
のリリーフバルブからリリーフさせる代わりに無負荷で
ドレンさせることができて、ヒートバランスを向上で
き、省エネ化も図れるのである。
【0024】次に、増圧装置50を用いて省エネを図る
油圧回路構成について説明する。図4において、油圧ポ
ンプ31の吐出側にアンロード分岐油路35を設けて油
タンク25と接続され、該アンロード分岐油路35にア
ンロード弁51が介装されている。また、前記油圧ポン
プ31の吐出側にチェックバルブ33が接続され、該チ
ェックバルブ33の二次側に切換バルブ52が接続さ
れ、該切換バルブ52の二次側に油圧アクチュエーター
としてブームシリンダー11が接続されている。該切換
バルブ52はパイロット操作式の切換バルブで構成さ
れ、パイロット操作切換バルブ53の二次側に接続され
たパイロット油路54a・54bが操作入力ポートと接
続されている。該パイロット操作切換バルブ53の切り
換えを行う操作部がキャビン8内に設けた操作レバーと
連結されて、該操作レバーを操作することにより、切り
換えられるようにしている。
【0025】また、前記チェックバルブ33と切換バル
ブ52の間の油路54には前記アンロード弁51を切り
換える制御油路55と、増圧装置50に連通する油路5
6が接続されている。該アンロード弁51は油圧アクチ
ュエーターを駆動する上限の圧力Xを設定している。
【0026】また、パイロット圧を発生させる補助油圧
ポンプ57の吐出側にパイロット操作切換バルブ53
と、パイロット圧の上限を設定するリリーフバルブ59
が接続され、該リリーフバルブ59の二次側は増圧装置
50を介して油タンク25と接続されている。
【0027】前記増圧装置50は例えば図5に示すよう
に構成されている。ケース60内に断面視凸状のピスト
ン61と、該ピストン61を戻すためのバネ62と、該
ピストン61に力を加える断面視「エ」状のピストン6
3が収納されている。前記ピストン61の小径部61a
は前記油路56に臨んで配置され、大径部61bは前記
リリーフバルブ59の二次側に連通され、更に、ピスト
ン63の先端部63aに当接されている。該ピストン6
3の後端部63bは油路64及びチェックバルブ67を
介して前記ピストン61及びバネ62を収納したバネ室
65と連通させている。また、該油路64にはリリーフ
バルブ66を介して油タンク25と連通されている。ま
た、ピストン63のランド部63cは油タンク25と連
通されている。
【0028】このような構成において、操作レバーの操
作でパイロット操作切換バルブ53をE側に切り換える
と、補助油圧ポンプ57からの圧油がパイロット操作切
換バルブ53、油路54bを介して切換バルブ52の操
作ポートに送られて、切換バルブ52をB側に切り換え
て、ブームシリンダー11を伸長してブーム6を上方に
回動して持ち上げ作業等ができる。操作レバーを逆方向
に操作してパイロット操作切換バルブ53をF側に切り
換えると、油路54aに送油されて切換バルブ52をA
側に切り換えて、ブームシリンダー11を縮小してブー
ム6を下方に回動して掘取作業等ができる。
【0029】そして、前記ブームシリンダー11を伸長
または縮小作動させている時に、前記リリーフバルブ5
9の設定圧P4より増加して切り換えられると、増圧装
置50の大径部61bに圧油が送油されてピストン61
を摺動させる。この摺動により小径部61aに面してい
る油路56内の圧油が押し出されてブームシリンダー1
1を更に伸長または縮小させるのである。つまり、この
ピストン61の両端の小径部61aと大径部61bの面
積に反比例した油圧の出力が得られるのである。例え
ば、小径部61aの面積をS1、大径部61bの面積を
S2とすると、大径部61bに係る圧力P6はS2/S
1倍に増圧されて小径部61aから出力されるのであ
る。
【0030】この出力は回路の上限圧力と等しくなるよ
うに設定されている。ピストン61が摺動(前進、図5
における右方向への摺動)して、大径部61bが通路7
0を越えると、圧油が通路70及びチェックバルブ67
を介してピストン63の後端部63bにかかり、ピスト
ン63が摺動してランド部63cが圧油室71につなが
る。ランド部63cは油タンクにつながっているので、
圧油室71の圧油はタンクへとドレンされ、ピストン6
1はバネ62の力で初期位置に戻る。このときピストン
61がピストン63を押し戻し、再び圧油室は密閉され
る。通路64の油はバネ62の力で押し戻され、リリー
フバルブ66を介してドレンされる。このときチェック
バルブ67があるため通路64の油は通路70に流れ込
むことはない。そして、圧油室71の油がドレンされる
ことにより、ピストン61はバネ62の力で初期位置に
戻り、この時チェック弁72を介して油路56に油が吸
入される。このようにして前記動作が繰り返される。ま
た、油路54の油圧が上昇して回路の上限圧力に達する
と、制御油路55の圧力によりアンロード弁51が切り
換えられて、油圧ポンプ31と油タンク25の間が連通
状態となり、油圧ポンプ31は無負荷運転となる。
【0031】一方、油路56においては、ブームシリン
ダー11が更に縮小される時には、増圧装置50から設
定圧Xでブームシリンダー11に圧油が供給される。ま
た、増圧装置50内のピストン61が前進して大径部6
1bが通路70の位置を越え、圧油室71の油がドレン
されると、ピストン61は初期位置に戻る為、油路56
及び油路54の油圧が低下するが、制御油路55の油圧
も低下するためアンロード弁51がブロック位置に切り
換えられ、油圧ポンプ31からの圧油はチェックバルブ
33を介して油路54に送られ、再びブームシリンダー
11へ送油される。増圧装置50内のピストン61が初
期位置に戻り再び増圧作用が働き始めると、油路56及
び54の油圧が上昇してアンロード弁51が切り換わ
り、油圧ポンプ31は再び無負荷運転となる。このよう
にして前記動作が繰り返される。
【0032】このようにして、操作レバーを回動してパ
イロット操作切換バルブ53を切り換えると、通常の油
圧ポンプ31からの圧油によりブームシリンダー11が
作動され、更に、パイロット油圧も昇圧されてブームシ
リンダー11の作動に加えられて、エンジン20の負荷
を小さくして省エネルギー型の作業機を構成することが
できるのである。こうして増圧装置を使用した時の原動
機出力とポンプ出力は、図7の如くとなり、従来の場合
は図8の如くとなり、原動機の平均出力はps1からp
s2に下げることができるのである。なお、太実線aは
原動機出力を示し、細実線bは油圧ポンプ出力を示して
いる。但し、前記図2の油圧回路において圧力スイッチ
37の代わりにパイロット油圧を導いてアンロードバル
ブを開閉するように構成することもでき、また、図4の
油圧回路において、アンロード弁51の代わりに圧力ス
イッチ37とアンロードバルブ36を用いることも可能
である。また、圧力スイッチの代わりに圧力センサーを
用いて、ソレノイド駆動回路に入力する構成とすること
も可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
油圧ポンプからの圧油を切換バルブの操作により切り換
え、油圧アクチュエーターに供給する作業車の油圧供給
回路において、ポンプ出口に油タンクへ戻るアンロード
分岐油路を設け、該分岐位置と切換バルブとの間にチェ
ックバルブを設け、該チェックバルブと切換バルブとの
間に、所定の油圧以上で作動する蓄圧装置を接続したの
で、蓄圧装置に蓄圧した油圧はチェックバルブによって
ドレンされることなく油圧アクチュエーターに供給する
ことができ、このとき油圧ポンプの出力を低減でき、省
エネルギー化を図れる。また、蓄圧装置から圧油を供給
しているときにアンロード分岐油路からドレンさせるこ
とにより、作動油の量を低減できて、作動油タンクの容
量を小さくでき小型化を図ることができる。
【0034】また、請求項2の如く、油圧ポンプからの
圧油を切換バルブの操作により切り換え、油圧アクチュ
エーターに供給する作業車の油圧供給回路において、ポ
ンプ出口に油タンクへ戻るアンロード分岐油路を設け、
該分岐位置と切換バルブとの間にチェックバルブを設
け、該チェックバルブと切換バルブとの間に、増圧装置
を接続したので、増圧装置により増圧した圧油を油圧ア
クチュエーターに供給して油圧アクチュエーターの作動
を助長することができて、所要出力が低い仕様の油圧モ
ーターを採用することができて、コスト低減化を図れ
る。そして、増圧した油圧を供給しているときに、油圧
ポンプからの圧油をアンロードさせることで、油圧ポン
プの出力を低減でき、省エネルギー化できる。また、作
動油の量も低減できて、作動油タンクの容量も小さくで
き小型化を図ることができる。
【0035】また、請求項3の如く、前記アンロード分
岐油路に、アクチュエーターへの供給圧力により作動す
るアンロードバルブを設けたので、設定圧力になるとア
ンロードバルブが作動して軽負荷でドレンさせることが
でき、このドレン時は騒音が小さく、油温の上昇も小さ
く作動油の寿命を長くでき、しかも、オイルクーラーの
容量を低減できる。
【0036】また、請求項4の如く、前記アクチュエー
ターへの供給圧力を圧力検知手段で検出し、前記アンロ
ード分岐油路にアンロードバルブを設けて、前記圧力検
知手段の出力でアンロードバルブを開閉するようにした
ので、設定圧力に上昇するとアンロードバルブを開き、
無負荷でドレンさせることができ、油圧ポンプの負荷を
低減でき、このドレン時は騒音が小さく、油温の上昇も
小さく作動油の寿命を長くでき、しかも、オイルクーラ
ーの容量を低減でき、または、省略することができる。
また、設定油圧に下降すると閉じて油圧ポンプからの圧
油を油圧アクチュエーターに供給でき、効率をアップす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図である。
【図2】本発明の蓄圧装置を用いた油圧回路図である。
【図3】蓄圧装置の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の増圧装置を用いた油圧回路図である。
【図5】増圧装置の実施例を示す断面図である。
【図6】従来の油圧回路図である。
【図7】本発明の増圧装置を適用した場合の油圧ポンプ
と原動機の出力変化を示す図である。
【図8】同じく従来の出力変化を示す図である。
【符号の説明】
11 油圧シリンダー 31 油圧ポンプ 33 チェックバルブ 34 切換バルブ 35 アンロード分岐油路 40 蓄圧装置 50 増圧装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプからの圧油を切換バルブの操
    作により切り換え、油圧アクチュエーターに供給する作
    業車の油圧供給回路において、ポンプ出口に油タンクへ
    戻るアンロード分岐油路を設け、該分岐位置と切換バル
    ブとの間にチェックバルブを設け、該チェックバルブと
    切換バルブとの間に、所定の油圧以上で作動する蓄圧装
    置を接続したことを特徴とする作業機の油圧回路。
  2. 【請求項2】 油圧ポンプからの圧油を切換バルブの操
    作により切り換え、油圧アクチュエーターに供給する作
    業車の油圧供給回路において、ポンプ出口に油タンクへ
    戻るアンロード分岐油路を設け、該分岐位置と切換バル
    ブとの間にチェックバルブを設け、該チェックバルブと
    切換バルブとの間に、増圧装置を接続したことを特徴と
    する作業機の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記アンロード分岐油路に、アクチュエ
    ーターへの供給圧力により作動するアンロードバルブを
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    作業機の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエーターへの供給圧力を圧
    力検知手段で検出し、前記アンロード分岐油路にアンロ
    ードバルブを設けて、前記圧力検知手段の出力でアンロ
    ードバルブを開閉するようにしたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の作業機の油圧回路。
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