JP2001295404A - 鉄筋付捨型枠中空管打込み工法 - Google Patents

鉄筋付捨型枠中空管打込み工法

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JP2001295404A
JP2001295404A JP2000116316A JP2000116316A JP2001295404A JP 2001295404 A JP2001295404 A JP 2001295404A JP 2000116316 A JP2000116316 A JP 2000116316A JP 2000116316 A JP2000116316 A JP 2000116316A JP 2001295404 A JP2001295404 A JP 2001295404A
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hollow
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Keiichi Niihara
敬一 新原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場作業の省力化ができ、工期を短縮すること
ができる鉄筋付捨型枠中空管打込み工法の提供 【解決手段】 この発明の鉄筋付捨型枠中空管打込み工
法は、捨型枠パネル1の長手方向に、所定高さhの複数
個のスラブ筋2を、所定間隔dをおいて平行に配設して
なる鉄筋付捨型枠Aの所要枚数を、床スラブを構築しよ
うとする空間部3に布設し、スラブ筋2の間隔d部に中
空管10を嵌着し、スラブ筋2の上弦筋4に直交するよ
うに上端筋12を配設したのち、コンクリ−ト13を所
定の厚さに打設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリ−
ト造等の床スラブを構築する際に適用される鉄筋付捨型
枠中空管打込み工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリ−ト造等の床スラブ
として中空スラブを構築する場合には、図5に示すよう
に、まずベニヤ板等からなる型枠14の下側に根太及び
大引15を所定の間隔(通常、90cm程度)であてが
い、根太及び大引15を所定の間隔(通常、90cm程
度)をおいて支柱16によって支えている。
【0003】ついで、ボイド部材のプラスチックや金属
からなる中空管18を配置する位置決めを行い、下端筋
17を型枠14から所定間隔離隔して格子状に配設す
る。
【0004】次に、前記型枠14にボイド部材の位置決
めをしたその位置に、中空管18を固定するための固定
具19を釘等で型枠14に打ち付け固定する。
【0005】次に、前記固定具19に中空管18を装着
し、固定する。ついで、中空管18の上部に上端筋20
を格子状に配設し、下端筋17と上端筋20とを連結片
21で連結したのち、コンクリ−ト22を所定厚さ打設
し、コンクリ−ト22が型枠存置期間若しくは強度の確
認を行ったのち、前記根太及び大引15や支柱16、型
枠14を除去して、所定厚さの中空スラブを構築してい
る。
【0006】したがって、上記のような従来の工法で
は、次のような問題点があった。 型枠を多数の箇所で支えなければならないので、根太
及び大引、支柱の取付・取外し作業に長時間を要する。 上記支柱が多数あるために工事中の安全空間が損なわ
れる。 中空管を配置する位置決め作業が必要である。位置決
めを正確に行わないとスラブの強度が不均一になる。 中空管の固定具の取付作業が必要である。この作業は
かなり面倒な作業である。 中空管を固定具に装着・固定する作業が必要である。 型枠に使用したベニヤ板等の廃材処理が必要になる。 各作業工程を並行して行えないので、工期を短縮する
ことが困難である。 省力化が困難であるので、コストの削減ができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で記述した問題点を解消するためになされたもので、
現場作業の省力化ができ、工期を短縮並びに安全な作業
空間を確保することができる鉄筋付捨型枠中空管打込み
工法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】鉄筋付捨型枠中空管打込
み工法は、鉄筋コンクリ−ト造等の床スラブを構築する
場合に、捨型枠パネルの長手方向に、所定高さの複数個
のスラブ筋を、所定間隔をおいて平行に配設してなる鉄
筋付捨型枠の所要枚数を、前記床スラブを構築しようと
する空間部に布設し、前記スラブ筋の間隔部に中空管を
嵌着し、前記スラブ筋の上弦筋に直交するように上端筋
を配設したのち、コンクリ−トを打設することにより所
定厚さの中空スラブを形成することを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図1〜図4に示すよう
に、鉄筋コンクリ−ト造等の床スラブを構築する場合
に、捨型枠パネル1の長手方向に、所定高さhの複数個
のスラブ筋2を、所定間隔dをおいて平行に配設してな
る鉄筋付捨型枠Aの所要枚数を、前記床スラブを構築し
ようとする空間部3に布設する。
【0010】鉄筋付捨型枠Aは専門工場で製造され、前
記スラブ筋2は、図2〜図3に示すように、一般に、端
末固定筋3、端末固定筋3の上端に固着されている上弦
筋4、捨型枠パネル1から上方へ所定間隔だけ離隔して
端末固定筋3に固着されている下弦筋5と、上弦筋4と
下弦筋5に固着されているトラス筋6からなっている。
【0011】スラブ筋2の上弦筋4には、所定の間隔を
おいて、谷部7が捨型枠パネル1に固着されている吊材
9の山部8が跨り固着されている。
【0012】鉄筋付捨型枠Aの標準寸法は、横巾60c
m、長さ5m以下(長尺も可能)であり、スラブ筋2の
間隔d及び高さhは、中空管10の外径に合わせて設定
される。
【0013】専門工場で製造された鉄筋付捨型枠Aはト
ラス筋6の作用で、支持間隔(通常3〜3.5m)を大
きくとることができる。
【0014】所要枚数の鉄筋付捨型枠Aを床スラブを構
築しようとする空間部3に連結して、布設し、図4に示
すように、スラブ筋2の下弦筋5に直交するように下端
筋11を所定の間隔で配設し、下弦筋5に針金等で固定
する。
【0015】前記スラブ筋2の間隔d部に中空管10を
嵌着する。スラブ筋2は等間隔で並行に配設されている
ので、中空管10はスラブ筋2の間隔d部に嵌着するだ
けでよい。(ただし、コンクリ−ト打設時の浮き上がり
防止治具を設置すること。)
【0016】ついで、図4に示すように、スラブ筋2の
上弦筋4に直交するように上端筋12を配設し、上弦筋
4に針金等で固定する。これで、型枠工事、鉄筋工事、
配管工事の全てが終了する。
【0017】ついで、図4に示すように、コンクリ−ト
13を所定の厚さに打設し、所定厚さの中空スラブを形
成する。
【0018】なお、床スラブを構築しようとする空間部
3の面積が3.5mx3.5m以下の場合には、支柱を
設置する必要はない。(ただし、荷重によって異な
る。)
【0019】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、次のような効果を呈する。 型枠工事、鉄筋工事、配管工事を連続して行えるの
で、作業効率が向上し、工期を短縮できる。 型枠の支持間隔を大きくとれるので、型枠支持施工時
間を短縮できるとともに、仮設費用を節減でき、なお、
作業空間の安全性が向上する。 中空管を配置する位置決め作業及び固定具取付作業が
不要になるので、現場作業の省力化になる。 中空管を使用しているので、スラブ自重が軽くなるた
め、鉄筋付捨型枠単独施工よりも大きなスパンがとれ
る。 在来の型枠工法によって発生するベニヤ板等の廃材処
理が不要になる。 鉄筋付捨型枠の方向を変えることにより、中空スラブ
の二方向にも対応できる。 鉄筋付捨型枠単独の場合より、スラブ自重が軽くなる
ので、片持ちスラブのスパンを大きくとれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床スラブを構築しようとする空間部の示す平面
【図2】鉄筋付捨型枠の部分的概略斜視図
【図3】図2におけるA−A断面図
【図4】図3において、上・下端筋、中空管を配設し、
コンクリ−トを打設した状態を示す断面図
【図5】従来の中空スラブ工法の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 捨型枠パネル 2 スラブ筋 3 床スラブを構築しようとする空間部 4 スラブ筋の上弦筋 5 スラブ筋の下弦筋 6 トラス筋(ウェブ筋) 7 吊材の谷部 8 吊材の山部 9 吊材 10 中空管 11 下端筋 12 上端筋 13 コンクリ−ト A 鉄筋付捨型枠 d スラブ筋の間隔 h スラブ筋の高さ 14 型枠 15 根太及び大引 16 支柱 17 下端筋 18 中空管 19 固定具 20 上端筋 21 連結片 22 コンクリ−ト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリ−ト造等の床スラブを構築す
    る場合に、捨型枠パネルの長手方向に、所定高さの複数
    個のスラブ筋を、所定間隔をおいて平行に配設してなる
    鉄筋付捨型枠の所要枚数を、前記床スラブを構築しよう
    とする空間部に布設し、前記スラブ筋の間隔部に中空管
    を嵌着し、前記スラブ筋の上弦筋に直交するように上端
    筋を配設したのち、コンクリ−トを打設することにより
    所定厚さの中空スラブを形成することを特徴とする鉄筋
    付捨型枠中空管打込み工法
JP2000116316A 2000-04-18 2000-04-18 鉄筋付捨型枠中空管打込み工法 Pending JP2001295404A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508532B1 (ko) * 2002-10-23 2005-08-17 주식회사 용마엔지니어링 속빈 슬래브교의 구조
CN1304704C (zh) * 2003-02-26 2007-03-14 邱则有 一种现浇钢筋砼楼盖
CN102359066A (zh) * 2011-08-05 2012-02-22 中国神华能源股份有限公司 一种桥梁
CN104563353A (zh) * 2013-10-10 2015-04-29 李勇 混凝土空心楼盖用轻体箱及其制作方法
JP2018199968A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 清水建設株式会社 合成床版
CN109653420A (zh) * 2019-01-18 2019-04-19 中如建工集团有限公司 现浇内置gbf高注合金方箱空心板施工方法
CN111622405A (zh) * 2020-05-22 2020-09-04 河南中烟工业有限责任公司 一种空心混凝土的制备方法

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