JP2001294834A - 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着性光学部材 - Google Patents

粘着剤組成物及びそれを用いた粘着性光学部材

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JP2001294834A
JP2001294834A JP2000111672A JP2000111672A JP2001294834A JP 2001294834 A JP2001294834 A JP 2001294834A JP 2000111672 A JP2000111672 A JP 2000111672A JP 2000111672 A JP2000111672 A JP 2000111672A JP 2001294834 A JP2001294834 A JP 2001294834A
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Takashi Suzuki
貴志 鈴木
Kenji Sato
健司 佐藤
Kazuhiro Kon
和弘 今
Toshio Sugizaki
俊夫 杉崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】易加水分解性の材料に適用し、その加水分解に
よる劣化を抑制し、耐久性を向上させ得る粘着剤組成
物、及びこの粘着剤組成物を有する粘着性光学部材を提
供する。 【解決手段】(A)(メタ)アクリル酸エステル系共重
合体と、(B)架橋剤と、(C)フェノール誘導体を含
む粘着剤組成物、及び光学部材の少なくとも片面に上記
粘着剤組成物からなる層を設けてなる粘着性光学部材で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着剤組成物及び
それを用いた粘着性光学部材に関する。さらに詳しく
は、本発明は、易加水分解性の材料(基材や被着体な
ど)に適用して、その加水分解による劣化を抑制し、耐
久性を向上させ得る粘着剤組成物、及びこの粘着剤組成
物層を有する偏光板や位相差板などの粘着性光学部材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着剤としては、アクリル系、ポ
リウレタン系、ポリエステル系、ゴム系、シリコーン系
粘着剤などがあるが、一般にアクリル系粘着剤がよく用
いられている。このアクリル系粘着剤は、通常(メタ)
アクリル酸エステル系共重合体と架橋剤を含むものであ
る。上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体として
は、例えば(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオク
チル、(メタ)アクリル酸デシルなどの(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体と、架橋点を形成するための官能
性単量体、具体的には(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルなどの水
酸基を含む官能性単量体や、(メタ)アクリル酸、マレ
イン酸、クロトン酸、イタコン酸などのカルボキシル基
を含む官能性単量体などとの共重合体が用いられる。し
かしながら、このようなアクリル系粘着剤においては、
易加水分解性材料、例えばセルロースアセテート系フィ
ルムなどに適用した場合、該アクリル系粘着剤における
(メタ)アクリル酸エステル系共重体に含まれているカ
ルボキシル基の作用により、材料が加水分解されやす
く、特に高温・高湿の環境下では、該材料の加水分解に
よる劣化が著しいという問題が生じる。ところで、光学
部品の中には、その表面に偏光板を貼付して使用するも
のがあり、その代表例として、液晶表示装置(LCD)
の液晶セルが知られている。この液晶セルは、一般に配
向層を形成した2枚の透明電極基板を、その配向層を内
側にして、スペーサにより所定の間隙になるように配置
し、その周辺をシールして該間隙に液晶材料を挟持させ
ると共に、上記2枚の透明電極基板の外側表面に、それ
ぞれ粘着剤層を介して偏光板が配設された構造を有して
いる。上記偏光板は、一般的には、ポリビニルアルコー
ル系偏光子の両面に、トリアセチルセルロース(TA
C)フィルムを貼り合わせた3層構造の基材を有してお
り、そして、その片面には液晶セルなどの光学部品に貼
着するための粘着剤層が形成され、さらに、この粘着剤
層には、剥離シートが貼着されている。また、この偏光
板の該粘着剤層と反対側の面には、通常表面保護フィル
ムが設けられている。このような偏光板を前記液晶セル
に貼付する場合には、まず剥離シートを剥がし、露出し
た粘着剤層を介して液晶セルに貼付したのち、表面保護
フィルムを剥離する。上記偏光板に設けられる粘着剤層
には、一般にアクリル系粘着剤が常用されている。しか
しながら、このアクリル系粘着剤は、前述のように、そ
の中の(メタ)アクリル酸エステル系共重合体に含まれ
るカルボキシル基の作用により、偏光板のTACフィル
ムの加水分解を促進させ、偏光板の劣化をもたらし、特
に、高温・高湿の環境下では、この劣化が著しい。一
方、STN方式の液晶表示装置においては、液晶セルと
偏光板の間に位相差板を設ける方式が普及してきてい
る。この位相差板としては、一般に、延伸処理されたポ
リビニルアルコールフィルムの片面又は両面にTACフ
ィルムを設け、その表面にアクリル系粘着剤層を設けて
なるものが用いられている。この粘着剤層を介して、一
層又は複数層の位相差板をSTNセルに貼り合わせ、最
外層に偏光板を貼り合わせることにより、液晶表示装置
を構成するものであるが、この場合も、上記位相差板に
おいては、前述の偏光板と同様にTACフィルムの加水
分解による劣化の問題が生じる。このような問題を解決
するために、例えば、粘着剤に含まれるカルボキシル基
の量を少なくする方法(特開昭59−111114号公
報)、三級アミンを添加する方法(特開平4−2548
03号公報)などが提案されている。しかしながら、カ
ルボキシル基を少なくする方法においては、粘着物性の
バランスが悪くなるのを免れないという欠点があるし、
一方、三級アミンを添加する方法においては、粘着剤中
に含まれている架橋剤と各官能基との反応性制御が困難
となって、粘着剤のポットライフが短くなり、作業工程
が悪化するなどの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、易加水分解性の材料に適用して、その加
水分解による劣化を抑制し、耐久性を向上させ得る粘着
剤組成物、及びこの粘着剤組成物層を有する偏光板や位
相差板などの粘着性光学部材を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、(メタ)アク
リル酸エステル系共重合体と、架橋剤と、フェノール誘
導体を含む粘着剤組成物により、その目的を達成し得る
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、(1)(A)(メタ)ア
クリル酸エステル系共重合体と、(B)架橋剤と、
(C)フェノール誘導体を含むことを特徴とする粘着剤
組成物、(2)(C)成分のフェノール誘導体を、
(A)成分100重量部当たり、0.01〜10重量部
の割合で含む第1項記載の粘着剤組成物、(3)(C)
成分のフェノール誘導体が、単環フェノール化合物、2
環フェノール化合物、3環フェノール化合物及び4環フ
ェノール化合物の中から選ばれる少なくとも1種である
第1項又は第2項記載の粘着剤組成物、(4)単環フェ
ノール化合物が2,6−ジ−tert−ブチル−p−ク
レゾール、ブチルヒドロキシアニソール又はステアリル
β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネートであり、2環フェノール化合
物が4,4'−ブチリデンビス(3−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)又は3,6−ジオキサオクタメ
チレンビス[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]であり、
3環フェノール化合物が1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブ
タンであり、4環フェノール化合物がテトラキス[メチ
レン−3−(3',5'−ジ−tert−ブチル−4'−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]メタンである第3
項記載の粘着剤組成物、(5)アセチルセルロース系フ
ィルムに適用する第1項ないし第4項のいずれかに記載
の粘着剤組成物、(6)光学部材の少なくとも片面に、
第1項ないし第5項のいずれかに記載の粘着剤組成物か
らなる層を設けたことを特徴とする粘着性光学部材、及
び(7)光学部材が偏光板又は位相差板である第6項記
載の粘着性光学部材、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の粘着剤組成物は、(A)
成分として(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を、
(B)成分として架橋剤を、(C)成分としてフェノー
ル誘導体を含むものである。上記(A)成分の(メタ)ア
クリル酸エステル系共重合体としては、(B)成分の架
橋剤によって架橋され得る架橋点を有するものが用いら
れる。このような架橋点を有する(メタ)アクリル酸エス
テル系共重合体としては特に制限はなく、従来粘着剤の
樹脂成分として慣用されている(メタ)アクリル酸エステ
ル系共重合体の中から、任意のものを適宜選択して用い
ることができる。このような架橋点を有する(メタ)アク
リル酸エステル系共重合体としては、エステル部分のア
ルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステ
ルと、活性水素をもつ官能基を有する単量体と、所望に
より用いられる他の単量体との共重合体を好ましく挙げ
ることができる。ここで、エステル部分のアルキル基の
炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルの例とし
ては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチ
ル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシ
ル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸パ
ルミチル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。一方活性水素をもつ官能基を有す
る単量体の例としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒ
ドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチ
ルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ドなどのアクリルアミド類;(メタ)アクリル酸モノメチ
ルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノエ
チル、(メタ)アクリル酸モノメチルアミノプロピル、
(メタ)アクリル酸モノエチルアミノプロピルなどの(メ
タ)アクリル酸モノアルキルアミノアルキル;アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン
酸、シトラコン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸な
どが挙げられる。これらの単量体は単独で用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、所望
により用いられる他の単量体の例としては酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;エチレ
ン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩
化ビニル、ビニリデンクロリドなどのハロゲン化オレフ
ィン類;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン
系単量体;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなど
のジエン系単量体;アクリロニトリル、メタクリロニト
リルなどのニトリル系単量体;N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどのN,
N−ジアルキル置換アクリルアミド類などが挙げられ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0006】本発明の粘着剤組成物において、(A)成
分として用いられる(メタ)アクリル酸エステル系共重合
体は、その共重合形態については特に制限はなく、ラン
ダム、ブロック、グラフト共重合体のいずれであっても
よい。また、分子量としては、重量平均分子量で50万
〜200万の範囲にあるものが好ましい。この重量平均
分子量が50万未満では被着体との密着性や接着耐久性
が不十分となるおそれがあるし、200万を超えると基
材の伸縮に対する追従性が低下する原因となる。密着
性、接着耐久性及び追従性などを考慮すると、この重量
平均分子量は、80万〜180万のものが好ましく、特
に120万〜160万のものが好ましい。なお、上記重
量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値
である。本発明においては、この(A)成分の(メタ)ア
クリル酸エステル系共重合体は1種を単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、所
望により、上記高分子量の(メタ)アクリル酸エステル系
共重合体と、低分子量、例えば重量平均分子量が10万
以下の(メタ)アクリル酸エステル系単独重合体や共重合
体を併用することもできる。本発明の粘着剤組成物にお
ける(B)成分の架橋剤としては特に制限はなく、従来
アクリル系粘着剤において架橋剤として慣用されている
ものの中から、任意のものを適宜選択して用いることが
できる。このような架橋剤としては、例えばポリイソシ
アネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ジアルデヒド類、メチロールポリマーなどが挙げら
れるが、本発明においては、ポリイソシアネート化合物
が好ましく用いられる。ここで、ポリイソシアネート化
合物の例としては、トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ートなどの芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタン
ジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネートな
ど、及びそれらのビウレット体、イソシアヌレート体、
さらにはエチレングリコール、プロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ヒ
マシ油などの低分子活性水素含有化合物との反応物であ
るアグクト体などを挙げることができる。本発明におい
ては、この(B)成分の架橋剤は1種を単独で用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
その使用量は、架橋剤の種類にもよるが、前記(A)成
分の(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100重量部
に対し、通常0.001〜50重量部、好ましくは、0.
01〜10重量部の範囲で選定される。
【0007】本発明の粘着剤組成物においては、(C)
成分としてフェノール誘導体が用いられる。このフェノ
ール誘導体は、本発明の粘着剤組成物が適用される易加
水分解性材料、例えばアセチルセルロース系フィルムな
どの加水分解を抑制する目的で用いられるものである。
このフェノール誘導体としては、例えば単環フェノール
化合物、2環フェノール化合物、3環フェノール化合物
及び4環フェノール化合物などの中から、適宜1種又は
2種以上を選び用いるのがよい。このフェノール誘導体
の具体例としては、単環フェノール化合物として、2,
6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、ブチルヒ
ドロキシアニソール及びステアリルβ−(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネートなどを、2環フェノール化合物として、4,4'−
ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)及び3,6−ジオキサオクタメチレンビス
[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオネート]などを、3環フェノ
ール化合物として1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタンな
どを、4環フェノール化合物としてテトラキス[メチレ
ン−3−(3',5'−ジ−tert−ブチル−4'−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどを好まし
く挙げることができる。本発明においては、この(C)
成分のフェノール誘導体の使用量は、前記(A)成分の
(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100重量部に対
して、通常0.01〜10重量部の範囲で選定される。
この量が0.01重量部未満では加水分解抑制効果が十
分に発揮されず、本発明の目的が達せられないおそれが
あるし、10重量部を超えるとその量の割には加水分解
抑制効果の向上があまり認められず、むしろ経済的に不
利となる上、粘着物性に悪影響を与える原因となる。加
水分解抑制効果、粘着物性及び経済性などを考慮する
と、このフェノール誘導体の使用量は、0.05〜5重
量部の範囲が好ましく、特に0.1〜2重量部の範囲が
好適である。本発明の粘着剤組成物には、本発明の目的
が損なわれない範囲で、所望により、従来粘着剤組成物
に使用されている公知の各種添加剤、例えば可塑剤、シ
ランカップリング剤、紫外線吸収剤などを添加すること
ができる。上記各種添加剤のうち、特にシランカップリ
ング剤を粘着剤組成物に添加すると、湿熱条件下におけ
る液晶セル(ガラス)に対する粘着性を向上させ、偏光
板や位相差板の浮きや剥がれが生じにくくなる。このシ
ランカップリング剤としては、分子内にアルコキシシリ
ル基を少なくとも1個有する有機ケイ素化合物であっ
て、粘着剤成分との相溶性がよく、かつ光透過性を有す
るもの、例えば実質上透明なものが好適である。このよ
うなシランカップリング剤としては、例えばビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキ
シ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシ
シランなどが挙げられ、その添加量は、粘着剤組成物1
00重量部に対し、0.001〜10重量部の範囲が好
ましく、特に0.005〜5重量部の範囲が好ましい。
このような組成を有する本発明の粘着剤組成物は、易加
水分解性材料に適用した場合、該材料の加水分解による
劣化を抑制し、特に高温・高湿の環境下における耐久性
を向上させることができる。したがって、特に加水分解
されやすいアセチルセルロース系フィルムに適用するの
が好適である。本発明の粘着剤組成物を光学部材に用い
る場合には、該組成物は、特に光透過性を有するものが
有利である。
【0008】本発明においては、前記粘着剤組成物から
なる層(以下、粘着剤層と略称することがある。)を基
材の少なくとも片面に設けて、粘着シートとして使用す
ることができる。基材としては、例えばグラシン紙、コ
ート紙、キャストコート紙などの紙基材、これらの紙基
材にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂をラミネートした
ラミネート紙、あるいはポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
トなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンやポリ
メチルペンテンなどのポリオレフィンフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム、酢酸セルロース系フィルムなどの
プラスチックフィルムや、これらを含む積層シートなど
が挙げられ、粘着シートの用途により、適宜選択され
る。この粘着シートは、被着体に粘着剤層を転写するた
めの部材として用いることができるし、また該粘着シー
トを所望の被着体に貼着するための部材としても用いる
ことができる。前者の用途に用いる場合には、基材に、
通常シリコーン樹脂などの剥離剤が塗布される。この場
合、基材の厚さとしては特に制限はないが、通常20〜
150μm程度である。後者の用途の場合、基材の種類
及び厚さは、その用途に応じて適当なものが選定され
る。また、この場合、粘着剤層の上に、所望により、通
常の剥離シートを設けることができる。上記粘着シート
においては、粘着剤層の厚さは、通常5〜150μm、
好ましくは10〜90μm程度である。次に、本発明の
粘着性光学部材は、光学部材の少なくとも片面に、前述
の粘着剤組成物からなる層を設けたものである。上記光
学部材としては、TACフィルムを有する偏光板及び位
相差板などを好ましく挙げることができる。上記偏光板
としては、例えば液晶表示装置用、光量調整用、偏光干
渉応用装置用、光学的欠陥検出器用などがある。本発明
の粘着性光学部材としては、特に液晶表示装置における
液晶セル用の偏光板や位相差板に、前述の粘着剤組成物
からなる層を設けたものが好適である。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、各例で得られた光学部材の
性能は、以下に示す方法に従って評価した。 〈光学部材の性能評価〉100℃、Dryの高温条件で
100時間、及び80℃、90%RHの湿熱条件下で1
00時間耐久試験を行い、目視によりTACフィルムの
劣化(白濁、変色など)及びガラス基板からの浮きや剥
がれを観察し、光学部材の性能を評価した。 実施例1 重量平均分子量120万のアクリル酸エステル共重合体
(アクリル酸ブチル単位97重量%、アクリル酸単位3
重量%)100重量部、架橋剤としてトリメチロールプ
ロパントリレンジイソシアネート0.05重量部、フェ
ノール誘導体として2,6−ジ−tert−ブチル−p
−クレゾール0.5重量部をトルエン200重量部に加
えて粘着剤溶液を調製した。次に、片面にシリコーン樹
脂を塗布した厚さ38μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルム[リンテック社製、商品名:SP PET3
8]からなる基材のシリコーン樹脂塗布面上に、上記粘
着剤溶液を塗布し、100℃で1分間乾燥処理し、厚さ
30μmの粘着剤層を有する粘着シートを作製した。こ
の粘着シートを厚さ80μmのTACフィルム表面に、
粘着剤層が接するように貼着したのち、常温で1週間エ
ージングを行い、縦80mm、横150mmの粘着性光学部
材を作製した。次に、この粘着性光学部材を、基材を剥
がし、露出した粘着剤層を介して、ガラス基板に貼付し
た。このものについては、高温条件及び湿熱条件で耐久
試験を行い、その性能を評価したところ、TACフィル
ムの劣化は確認されず、また、ガラス基板からの浮きや
剥がれも生じなかった。 実施例2〜7 実施例1において、フェノール誘導体として、2,6−
ジ−tert−ブチル−p−クレゾールの代わりに第1
表に示す種類のものを第1表に示す量で用いた以外は、
実施例1と同様にして、光学部材を作製し、その性能を
評価した。結果を第1表に示す。なお、第1表における
フェノール誘導体の記号は、下記の化合物を意味する。 C−1:ブチルヒドロキシアニソール C−2:ステアリルβ−(3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート C−3:4,4'−ブチリデンビス(3−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール) C−4:3,6−ジオキサオクタメチレンビス[3−
(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオネート] C−5:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン C−6:テトラキス[メチレン−3−(3',5'−ジ−
tert−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン
【0010】
【表1】
【0011】実施例8 実施例1で用いたアクリル酸エステル共重合体100重
量部、重量平均分子量5万のアクリル酸ブチル単独重合
体50重量部、架橋剤としてトリメチロールプロパント
リレンジイソシアネート0.05重量部、フェノール誘
導体として2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾ
ール0.5重量部をトルエン300重量部に加えて粘着
剤溶液を調製した。以下、実施例1と全く同様な操作を
行ったところ、高温条件及び湿熱条件での耐久試験にお
いて、TACフィルムの劣化は確認されず、また、ガラ
ス基板からの浮きや剥がれも生じなかった。 実施例9 実施例1において、さらにシランカップリング剤である
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.05
重量部を加えた以外は、実施例1と同様にして粘着剤溶
液を調製した。以下、実施例1と全く同様な操作を行っ
たところ、高温条件及び湿熱条件での耐久試験におい
て、TACフィルムの劣化は確認されず、また、ガラス
基板からの浮きや剥がれも生じなかった。 比較例1 実施例1において、2,6−ジ−tert−ブチル−p
−クレゾールを加えなかったこと以外は、実施例1と全
く同様な操作を行ったところ、高温条件及び湿熱条件で
の耐久試験において、湿熱条件では、TACフィルムに
白濁が認められ、高湿条件では、ガラス基板から剥がれ
が生じた。
【0012】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、易加水分解性
の材料に適用して、その加水分解による劣化を抑制し、
耐久性を向上させることができる。したがって、液晶セ
ル用の偏光板や位相差板に適用した場合、それらに設け
られているTACフィルムの加水分解を抑制し、特に高
温・高湿の環境下における耐久性の向上を図ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今 和弘 埼玉県蕨市錦町5−14−42 リンテック株 式会社内 (72)発明者 杉崎 俊夫 埼玉県蕨市錦町5−14−42 リンテック株 式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BB13 BB33 BB44 BB51 BB54 4J004 AA10 AA12 AA13 AA14 AA17 AB01 CA02 CA04 CA06 CB02 CC03 FA10 4J040 DF041 DF051 DL121 DM001 EB112 EB132 EC002 EF181 GA05 GA07 GA14 GA15 GA22 HB17 HB36 HB37 HB38 HB40 JA09 JB09 KA16 KA29 LA01 LA10 MA09 MB03 NA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(メタ)アクリル酸エステル系共重
    合体と、(B)架橋剤と、(C)フェノール誘導体を含
    むことを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】(C)成分のフェノール誘導体を、(A)
    成分100重量部当たり、0.01〜10重量部の割合
    で含む請求項1記載の粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】(C)成分のフェノール誘導体が、単環フ
    ェノール化合物、2環フェノール化合物、3環フェノー
    ル化合物及び4環フェノール化合物の中から選ばれる少
    なくとも1種である請求項1又は2記載の粘着剤組成
    物。
  4. 【請求項4】単環フェノール化合物が2,6−ジ−te
    rt−ブチル−p−クレゾール、ブチルヒドロキシアニ
    ソール又はステアリルβ−(3,5−ジ−tert−ブ
    チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートであ
    り、2環フェノール化合物が4,4'−ブチリデンビス
    (3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)又は
    3,6−ジオキサオクタメチレンビス[3−(3−te
    rt−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
    プロピオネート]であり、3環フェノール化合物が1,
    1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
    ert−ブチルフェニル)ブタンであり、4環フェノー
    ル化合物がテトラキス[メチレン−3−(3',5'−ジ
    −tert−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロ
    ピオネート]メタンである請求項3記載の粘着剤組成
    物。
  5. 【請求項5】アセチルセルロース系フィルムに適用する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の粘着剤組成物。
  6. 【請求項6】光学部材の少なくとも片面に、請求項1な
    いし5のいずれかに記載の粘着剤組成物からなる層を設
    けたことを特徴とする粘着性光学部材。
  7. 【請求項7】光学部材が偏光板又は位相差板である請求
    項6記載の粘着性光学部材。
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