JP2001293814A - 腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体 - Google Patents

腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体

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JP2001293814A
JP2001293814A JP2000108649A JP2000108649A JP2001293814A JP 2001293814 A JP2001293814 A JP 2001293814A JP 2000108649 A JP2000108649 A JP 2000108649A JP 2000108649 A JP2000108649 A JP 2000108649A JP 2001293814 A JP2001293814 A JP 2001293814A
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Noboru Sasaki
昇 佐々木
Hiroshi Umeyama
浩 梅山
Nobuo Furusawa
伸夫 古沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂層でサンドイッチ構造を形成させることに
より腰強度が高く、しかも耐衝撃性に優れた包装材料を
提供し、さらにサンドイッチ構造を構成する中間層の少
なくとも片面に金属蒸着を施すことにより遮光性優れ環
境に易しいと共にガスバリア性に優れる積層体を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】少なくとも片面に金属蒸着された中間層が
使用されている3層以上の樹脂層からなる積層体におい
て、その中の隣接する3層以上の層が単層あるいは積層
の中間層とこの中間層を挟む2枚の面材層からなるサン
ドイッチ構造を有し、中間層を挟む面材層に使用されて
いる同種あるいは異種の樹脂の弾性率が、中間層に使用
されている樹脂の弾性率より大きいことを特徴とする腰
強度と耐衝撃性に優れた遮光性に優れたガスバリア性積
層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品および医療品
や電子部材等の非食品等の包装分野に用いられる包装用
の積層体に関するもので、特に腰強度と耐衝撃性優れた
包装材料である共に、さらに遮光性とガスバリア性優れ
た包装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】包装材料におけるフィルムの腰強度につ
いては、包装機械適性や店頭での包装形態維持の面で重
要な要素になっている。一般的に腰を強くする場合、単
体の場合では厚みを厚くするか延伸させる。またポリエ
チレンなどの場合は、密度の高いポリエチレンに置き換
えて使用されるのが一般的である。また積層などして腰
強度を出す場合には延伸されたナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等のフィルムと貼り合せるなどの処
置がとられる。さらには、紙をラミネートして腰強度を
出す場合もある。
【0003】しかし、厚みを厚くする場合はその分コス
トがかかるため望ましくなく、延伸する場合について
は、樹脂の物性により制限されることが多い。またポリ
エチレンの場合、密度が高くなると耐衝撃性が劣ってく
るため腰強度と耐衝撃性のバランスをとることが困難で
ある。また、基材と貼り合せる場合においても要求とさ
れる腰強度が高くなると基材を積層するだけでは不十分
であり、結局積層される樹脂層自体の腰強度が要求され
る。
【0004】さらに包装材料として用いられる必要条件
として、遮光性やガスバリア性等がある。これらは、包
装材料に充填された内容物の変質を抑制しそれらの機能
や性質を保持するために必要不可欠な項目である。
【0005】一般的に遮光性とガスバリア性を両立する
材料としては、アルミニウム等の金属からなる金属箔が
主に用いられてきた。しかしながら金属箔は、遮光性と
ガスバリア性には優れるが、検査の際金属探知器が使用
できない、使用後の廃棄の際は不燃物として処理しなけ
ればならない等の問題があり、近年の環境意識の高まり
では使用しずらい傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、この様な場
合の包装材料として用いられる条件として、剛性を持た
せるために優れた腰強度および耐衝撃性、遮光性および
優れたガスバリア性、さらには環境にやさしいことが求
められているが、現在のところこれら全てを満たす包装
材料は見出されていない。
【0007】本発明は上記のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、樹脂層でサンドイッチ構造
を形成させることにより腰強度が高く、しかも耐衝撃性
に優れた包装材料を提供し、さらにサンドイッチ構造を
構成する中間層の少なくとも片面に金属蒸着を施すこと
により遮光性優れ環境に易しいと共にガスバリア性に優
れる積層体を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、まず請求項1記載の発明は、少なくとも片面
に金属蒸着された中間層が使用されている3層以上の樹
脂層からなる積層体において、その中の隣接する3層以
上の層が単層あるいは積層の中間層とこの中間層を挟む
2枚の面材層からなるサンドイッチ構造を有し、中間層
を挟む面材層に使用されている同種あるいは異種の樹脂
の弾性率が、中間層に使用されている樹脂の弾性率より
大きいことを特徴とする腰強度と耐衝撃性に優れた遮光
性に優れたガスバリア性積層体である。
【0009】また請求項2記載の発明は、少なくとも片
面に金属蒸着された中間層が使用されている3層以上の
樹脂層からなる積層体において、その中の隣接する3層
以上の層が単層あるいは積層の中間層とこの中間層をを
挟む2枚の面材層からなるサンドイッチ構造を有し、中
間層を挟む面材層に使用されている同種あるいは異種の
樹脂の弾性率(E1、E3)が、中間層に使用されてい
る樹脂の弾性率(E2)より、弾性率比(E1/E2、
E3/E2)で1.2倍以上大きいことを特徴とする腰
強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積
層体である。
【0010】また請求項3記載の発明は、中間層に使用
されている樹脂の膜厚が、面材層の樹脂層の膜厚より厚
いことを特徴とする請求項1または2記載の腰強度と耐
衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体であ
る。
【0011】また請求項4記載の発明は、前記蒸着金属
が、アルミニウムであることを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
た遮光性を有するガスバリア性積層体である。
【0012】また請求項5記載の発明は、前記面材層の
少なくとも一方に、ガスバリアフィルムが含まれている
こと特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリ
ア性積層体である。
【0013】また請求項6記載の発明は、前記ガスバリ
アフィルムが、プラスチック材料からなる基材の少なく
とも片面に、厚さ5〜300nmの無機酸化物からなる
蒸着薄膜層を積層したものであることを特徴とする請求
項5記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガ
スバリア性積層体である。
【0014】また請求項7記載の発明は、前記無機酸化
物が、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム
単体あるいはそれらの混合物であることを特徴とする請
求項6記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有する
ガスバリア性積層体である。
【0015】また請求項8記載の発明は、前記無機酸化
物からなる蒸着薄膜層上に、さらにガスバリア性被膜層
を積層した構成において、該ガスバリア性被膜層が、水
溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシドおよ
びその加水分解物または、(b)塩化錫の少なくとも一
方を含む水溶液あるいは水/アルコール混合溶液を主剤
とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなる層で
あること特徴とする請求項6または請求項7のいずれか
に記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガス
バリア性積層体である。
【0016】また請求項9記載の発明は、前記金属アル
コキシドが、テトラエトキシシランまたはトリイソプロ
ポキシアルミニウム、あるいはそれらの混合物であるこ
とを特徴とする請求項8記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
た遮光性を有するガスバリア性積層体である。
【0017】また請求項10記載の発明は、前記水溶性
高分子が、ポリビニルアルコールであることを特徴とす
る請求項8記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有
するガスバリア性積層体である。
【0018】また請求項11記載の発明は、前記ガスバ
リアフィルムが、プラスチック材料からなる基材の少な
くとも片面に、無機層状鉱物と水溶性高分子を主たる構
成成分とする複合薄膜層を積層したものあることを特徴
とする請求項5記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性
を有するガスバリア性積層体である。
【0019】また請求項12記載の発明は、前記複合薄
膜層中に、さらに金属アルコキシドあるいはその加水分
解物が含まれていることを特徴とする請求項11記載の
腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性
積層体である。
【0020】また請求項13記載の発明は、前記水溶性
高分子が、ポリビニルアルコール系樹脂またはそれらの
誘導体であることを特徴とする請求項11記載の腰強度
と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体
である。
【0021】また請求項14記載の発明は、前記無機層
状鉱物が、モンモリロナイトであることを特徴とする請
求項11記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有す
るガスバリア性積層体である。
【0022】さらに請求項15記載の発明は、前記複合
薄膜層中の無機層状鉱物の層間距離が、水溶性高分子と
の複合薄膜層形成前の無機層状鉱物単体時の層間距離に
対して1.2倍以上に拡大していることを特徴とする請
求項11または請求項14のいずれかに記載の腰強度と
耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体で
ある。
【0023】
【作用】上述した本発明によれば、硬い/柔らかい/硬
い層から構成されるサンドイッチ構造より、包装材料に
優れた腰強度および耐衝撃性を両立して付与することが
可能性である。さらにはそのサンドイッチ構造の中間の
少なくとも片面に金属蒸着を施しているため、優れたガ
スバリア性を持つと共に、遮光性性と環境適性に優れる
実用性の高い包装材料を提供することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いてさら
に詳細に説明する。図1は、本発明の腰強度と耐衝撃性
に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体を説明する
断面図である。
【0025】まず図1における本発明の腰強度と耐衝撃
性に優れたガスバリア性透明積層体を説明する。図1の
実施例においては、サンドイッチ構造の特色である硬い
/柔らかい/硬い層の3層構成なっており、図における
1および4はサンドイッチ構造の中で硬い層を形成する
面材層で、要求品質によってはこの層にガスバリアフィ
ルムを用いても構わない。また2はサンドイッチ構造の
中で柔らかい層を形成する中間層であり、3はその中間
層2の片面に形成された金属蒸着層である。
【0026】以下、本発明の特徴であるサンドイッチ構
造について、さらに詳細に説明する。サンドイッチ構造
とは、基本的には2枚の面材層(面材層1、面材層4)
の間に、他の種類あるいは他の機能をもつ中間層2を挟
んで接着積層してなるもので、面材層1、4は中間層2
に比べて薄くて強い材料層であり、中間層2は面材層
1、4に比べ厚くて柔らかい材料層である、と定義し、
全体として新しい機能が期待できる構造である。また、
中間層2は積層体で一向に構わない。また、挟むための
面材層1、4は、同種の材料でも異種材料でも構わな
い。
【0027】この構造は、その複合効果により特に軽量
かつ高剛性であるため、航空機や船、自動車、タンク、
建築等の分野において多く利用されている。この分野に
おいて、サンドイッチ構造に用いられる材料としては、
面材層1、4ではアルミ合金がもっとも汎用的で、鋼
板、チタン合金、マグネシウム合金といった金属材料や
木質系材料、無機材料といった非金属材料、さらに強化
プラスチックが用いられている。
【0028】中間層2(芯材)としては、アルミ合金、
ステンレス鋼、チタン合金がハニカムの形態で用いられ
るか、多孔質セラミックスや泡ガラス、木材、紙などが
用いられるが、芯材でもっとも多く使用されるのはフェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリスチロ
ール、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂などの嵩を増すよ
うなプラスチックが大きな分野を占めている。
【0029】プラスチックフィルム分野、特に包装材料
分野においては、種々積層する事により腰強度および耐
衝撃性の改良が試みられているが、サンドイッチ構造の
ような複合効果を利用した改良については現在まで行わ
れていない。
【0030】本発明では、面材層1、4に、同種あるい
は異種の中間層2より弾性率の大きい樹脂を用い、積層
フィルムに腰強度を持たせ、中間層2に衝撃強度のある
単層あるいは多層の樹脂層を設けることにより、積層フ
ィルムに衝撃強度を持たせている。
【0031】本発明において定義される弾性率とはヤン
グ率であるが、このほかフィルムあるいはシート等の剛
性を示すものであれば代替特性として採用でき、引張弾
性率でも、曲げ弾性率でも良い。また、弾性率でなくと
も剛性を示す尺度であれば良く、ループスティフネスな
どのスティフネス等でも一向に構わない。
【0032】面材層1、4に形成される樹脂は、弾性
率、剛性、腰強度が高く、目標とするフィルムの腰強度
を満足するために形成させる樹脂層であり、目標とする
フィルムの腰強度を満足する樹脂であれば良く、サンド
イッチ構造の理論から、中間層2に形成される樹脂層よ
り、面材層1、4に形成される樹脂層の方が、上記弾性
率が大きい樹脂の方が好ましく、一般にフィルムに使用
されるポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニルアルコールなど
の樹脂であれば良く、特に樹脂の種類を限定する必要は
なく、各種ガスバリアフィルムを用いても構わない。
【0033】すなわち、中間層2に形成される樹脂層よ
り面材層1、4に形成される樹脂層が、樹脂の弾性率が
大きく、剛性、腰強度の大きい樹脂を使用すれば、通常
の積層方法、弾性率の大きい樹脂を重ね合わせるよりフ
ィルムの剛性は上がり、腰のあるフィルムが得られる。
【0034】中間層2に対する、面材層1、4層に用い
られる上記弾性率、スティフネス等の強度比は、大きけ
れば良いが、1.2倍以上、好ましくは2倍以上大きい
ことが望ましい。
【0035】中間層2に形成される樹脂は、衝撃強度が
高く、目標とするフィルムの衝撃強度の要求品質を満足
するために形成させる樹脂層であり、目標とするフィル
ムの衝撃強度を満足する樹脂であれば良く、特に本発明
のサンドイッチ構成から樹脂の種類を限定する必要は一
向にないが、遮光性とガスバリア性を付与するためにそ
の少なくとも片面には後述する金属蒸着層を設ける必要
がある。
【0036】また、中間層2は積層構造でも良く、リサ
イクル材を積層したり、安い材料を積層したりしても一
向に構わない。
【0037】この時、積層した材料の弾性率は、構成す
る材料の弾性率×膜厚の合計を中間層2の層膜厚で除し
た平均値を代表値として用いれば良く、この値が面材層
の弾性率より小さければ良い。より好ましくは、2つの
面材層1、4の弾性率の小さい方の弾性率よりも小さい
ものとする。
【0038】本発明における積層フィルムの膜厚は、隣
接する3層の中間層2に使用される樹脂の膜厚が、中間
層を挟む面材層1、4それぞれの樹脂層の膜厚より厚い
方が、積層フィルムの衝撃強度を上げるという目的から
は、好ましい。つまり、衝撃強度を上げるために積層さ
せる中間層2を厚くすることにより、衝撃強度は上が
る。
【0039】さらに具体的例を示してサンドイッチ構造
を説明する。ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系の樹脂は、樹脂の密度により、樹脂の衝撃強
度あるいは弾性率つまり腰強度、剛性が大きく異なるた
め、ポリオレフィン系樹脂の積層のみで腰強度と耐衝撃
性に優れた樹脂積層体を形成させることができる。この
ためには、挟むための面材層1、4が挟まれる層である
中間層2より密度が大きければ良いが、より好ましくは
積層構成間に少なくとも0.015以上の密度差を設け
ば良い。
【0040】具体的には、剛性があり衝撃強度の弱い傾
向にある密度の高いポリエチレンあるいはポリプロピレ
ンを面材層1、4として用い、衝撃強度があり軟らかい
傾向にある密度の低いポリエチレンを中間層2として挟
み本発明の構成を形成させるだけで良く、密度の高いポ
リエチレンないしポリプロピレンと密度の低いポリエチ
レンの密度差は、要求するフィルムの物性により異な
り、密度差が少しでもあれば良いケースもあるが、0.
015以上あることが好ましい。
【0041】ポリプロピレン系の樹脂としては、ホモポ
リプロピレン、エチレンとの共重合ポリプロピレン等特
に制限するものではないが、挟まれる中間層2のポリエ
チレンより弾性率の大きいポリプロピレンであれば良
い。
【0042】また、ポリプロピレン系の樹脂のみでサン
ドイッチ構造を形成しても良く、弾性率、腰強度の高い
ポリプロピレンとしてはホモポリプロピレン、衝撃強度
の高いポリプロピレンとしてはブロック共重合ポリプロ
ピレンが上げられ、ポリプロピレンのみで本発明の構成
を形成させるには、ブロックポリプロピレンをホモポリ
プロピレンで挟む構成等が考えられる。
【0043】サンドイッチ構造を形成する樹脂が、各々
異種樹脂であり、各層間が完全に結合していないとき
は、本発明の剛性と衝撃強度に優れた樹脂積層フィルム
は得難いため、各層間は接着剤または接着性樹脂を介し
て完全に結合させる必要がある。
【0044】本発明の積層体に遮光性とガスバリア性を
付与することを目的に、中間層2の少なくとも片面に設
けられる金属蒸着層3について、詳細に説明する。本発
明に形成される金属蒸着層3は、ガスバリア性と遮光性
を付与することができれば、特に金属種類を限定する必
要がないが、上記特性と加工性を考慮すればアルミニウ
ムやチタン、銅などの蒸着膜を設けることがこのまし
く、この中では特にアルミニウムがより好ましい。
【0045】金属よりなる蒸着薄膜層を中間層2上に形
成する方法としては、例えば真空蒸着法、スパッタリン
グ法、イオンプレーティング法、電子ビーム法など種々
の方法を用いることができるが、生産性を考慮すれば現
時点は真空蒸着法を用いることがより好ましい。真空蒸
着法による真空蒸着装置の加熱手段としては電子線加熱
方式や抵抗加熱方式、誘導加熱方式等が好ましく、薄膜
と基材の密着成および薄膜の緻密性を向上させるため
に、プラズマアシスト法やイオンビームアシスト法を用
いることも可能である。
【0046】金属蒸着層3の厚さは、用いられる金属の
種類・構成により最適条件が異なるが、一般的には10
〜300nmの範囲内が望ましく、その値は適宜選択さ
れる。ただし膜厚が10nm未満であると均一な膜が得
られないことや膜厚が十分ではないことがあり、ガスバ
リア性や遮光性を付与できない恐れがある。また膜厚が
300nmを越える場合は薄膜にフレキシビリティを保
持させることができず、成膜後に折り曲げ、引っ張りな
どの外的要因により、薄膜に亀裂を生じるおそれがあ
る。好ましくは、20〜100nmの範囲内である。
【0047】次いでガスバリア性の要求品質によって面
材層に使用されるガスバリアフィルムにについて説明す
る。本発明に用いられるガスバリアフィルムは、要求す
るガスバリア性を付与できれば特に限定するものではな
いが、通常は図2に示すような、プラスチック基材5上
に無機酸化物からなる蒸着薄膜層6を積層したものや、
図3に示すような水溶性高分子と無機層状鉱物とからな
る複合薄膜層10を積層したものを用いることが多い。
【0048】本発明に使用されるガスバリアフィルムに
ついてさらに詳細に説明する。上述した基材5はプラス
チック材料であり、例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)およびポリエチレンナフタレートなどのポリ
エステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなど
のポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポ
リイミドフィルム等が用いられ、延伸、未延伸のどちら
でも良く、また機械的強度や寸法安定性を有するものが
良い。これらをフィルム状に加工して用いられる。これ
らの中では、2軸方向に任意に延伸されたポリエチレン
テレフタレートフィルムやポリプロピレンフィルム等が
好ましく用いられる。またこの基材5の表面に、周知の
種々の添加剤や安定剤、例えば帯電防止剤、紫外線防止
剤、可塑剤、滑剤などが使用されていても良く、薄膜と
の密着性を良くするために、前処理としてコロナ処理、
低温プラズマ処理、イオンボンバード処理を施しておい
ても良く、さらに薬品処理、溶剤処理などを施しても構
わない。
【0049】基材5の厚さはとくに制限を受けるもので
はないが、包装材料としての適性、他の層を積層する場
合も在ること、無機酸化物からなる蒸着薄膜層6や水溶
性高分子と無機層状鉱物からなる複合薄膜層10、ガス
バリア性被膜層7を形成する場合の加工性を考慮する
と、実用的には3〜200μmの範囲で、用途によって
6〜30μmとすることが好ましい。
【0050】また、量産性を考慮すれば、連続的に各層
を形成できるように長尺フィルムとすることが望まし
い。
【0051】次いで基材5上に、無機酸化物からなる蒸
着薄膜層6を積層した場合について詳細に説明する。無
機酸化物からなる蒸着薄膜層6は、酸化アルミニウム、
酸化珪素、酸化錫、酸化マグネシウム、あるいはそれら
の混合物などの無機酸化物の蒸着膜からなり、酸素や水
蒸気等のガスバリア性を有するものであればよい。その
中でも、特に酸化アルミニウムおよび酸化珪素が酸素透
過率および水蒸気透過率に優れるので好ましい。ただし
本発明の薄膜層は、上述した無機酸化物に限定されず、
上記条件に適合する材料であれば用いることができる。
【0052】蒸着薄膜層6の厚さは、用いられる無機化
合物の種類・構成により最適条件が異なるが、一般的に
は5〜300nmの範囲内が望ましく、その値は適宜選
択される。ただし膜厚が5nm未満であると均一な膜が
得られないことや膜厚が十分ではないことがあり、ガス
バリア材としての機能を十分に果たすことができない場
合がある。また膜厚が300nmを越える場合は薄膜に
フレキシビリティを保持させることができず、成膜後に
折り曲げ、引っ張りなどの外的要因により、薄膜に亀裂
を生じるおそれがある。好ましくは、5〜100nmの
範囲内である。
【0053】無機酸化物からなる蒸着薄膜層6を基材5
上に形成する方法としては種々在り、通常の真空蒸着法
により形成することができるが、その他の薄膜形成方法
であるスパッタリング法やイオンプレーティング法、プ
ラズマ気相成長法(CVD)などを用いることもでき
る。但し生産性を考慮すれば、現時点では真空蒸着法が
最も優れている。真空蒸着法による真空蒸着装置の加熱
手段としては電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導加熱
方式等が好ましく、薄膜と基材の密着成および薄膜の緻
密性を向上させるために、プラズマアシスト法やイオン
ビームアシスト法を用いることも可能である。また、蒸
着膜の透明性を上げるために蒸着の際、酸素ガスなど吹
き込んだりする反応蒸着を行っても一向に構わない。
【0054】さらに蒸着薄膜層6上に別の層を積層する
ことも可能である。例えば金属箔並の高度なガスバリア
性を付与するために設けられるガスバリア性被膜層7等
である。
【0055】上記の目的を達成するためのガスバリア性
被膜層7としては、水溶性高分子と(a)1種以上の金
属アルコキシドおよび加水分解物または、(b)塩化
錫、の少なくとも一方を含む水溶液あるいは水/アルコ
ール混合溶液を主剤とするコーティング剤からなる。水
溶性高分子と塩化錫を水系(水あるいは水/アルコール
混合)溶媒で溶解させた溶液、あるいはこれに金属アル
コキシドを直接、あるいは予め加水分解させるなど処理
を行ったものを混合した溶液を無機化酸化物からなる薄
膜層にコーティング、加熱乾燥し形成したもので必要が
ある。コーティング剤に含まれる各成分についてさらに
詳細に説明する。
【0056】本発明でコーティング剤に用いられる水溶
性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。特に
ポリビニルアルコール(以下、PVAとする)を本発明
の積層体のコーティング剤に用いた場合にガスバリア性
が最も優れるので好ましい。ここでいうPVAは、一般
にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基
が数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAから
酢酸基が数%しか残存していない完全PVAまでを含
み、特に限定されない。
【0057】また塩化錫は塩化第一錫(SnCl2)、
塩化第二錫(SnCl4)、あるいはそれらの混合物で
あってもよく、無水物でも水和物でも用いることができ
る。
【0058】さらに金属アルコキシドは、テトラエトキ
シシラン〔Si(OC254〕、トリイソプロポキシ
アルミニウム〔Al(O−2’−C373〕などの一
般式、M(OR)n(M:Si,Ti,Al,Zr等の
金属、R:CH3,C25等のアルキル基)で表せるも
のである。中でもテトラエトキシシラン、トリイソプロ
ポキシアルミニウムが加水分解後、水系の溶媒中におい
て比較的安定であるので好ましい。
【0059】上述した各成分を単独またはいくつかを組
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のガスバリア性を損なわない範囲で、イ
ソシアネート化合物、シランカップリング剤、あるいは
分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添
加剤を加えることができる。
【0060】例えばコーティング剤に加えられるイソシ
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(以下TDI)、トリフェニルメタ
ントリイソシアネート(以下TTI)、テトラメチルキ
シレンジイソシアネート(以下TMXDI)などのモノ
マー類と、これらの重合体、誘導体などがある。
【0061】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られるディッピング法、ロールコーティング法、スクリ
ーン印刷法、スプレー法、グラビア印刷法などの従来公
知の手段を用いることができる。被膜の厚さは、コーテ
ィング剤の種類や加工機や加工条件によって異なる。乾
燥後の厚さが、0.01μm以下の場合は、均一が塗膜
が得られなく十分なガスバリア性を得られない場合があ
るので好ましくない。また厚さが50μmを超える場合
は膜にクラックが生じ易くなるため問題がある。好まし
くは0.01〜50μmの範囲にあることが好ましく、
より好ましくは0.1〜10μmの範囲にあることであ
る。
【0062】次いで基材5上に水溶性高分子と無機層状
鉱物からなる複合薄膜層10を積層した場合について詳
細に説明する。この複合薄膜層10は、ガスバリア性を
付与すると共に、温度依存性や湿度劣化を抑制すること
を目的とする。上記目的の達成のために複合薄膜層10
としては、水溶性高分子と無機層状鉱物との複合物膜1
0である必要があり、さらに該無機層状鉱物の層間距離
が、水溶性高分子との複合被膜形成前の無機層状鉱物単
体の層間距離に対して1.2倍以上、より好ましくは2
倍以上拡大していることがより好ましい。
【0063】この層間距離は、X線回折法により複合被
膜10中の無機層状鉱物の底面反射(001面)を求め
ることにより算出することができる。即ち、X線回折法
に基づく算出によると、水溶性高分子と混合する前の上
述の無機層状鉱物の層間距離は、無機層状鉱物の種類や
水溶性高分子の種類によって異なるが、通常7〜15Å
となる。これに対して本発明中の複合物膜10中の無機
層状鉱物の層間距離は、その1.2倍以上となり、より
好ましいガスバリア性を有するものは2倍以上となる。
【0064】本発明においては、複合薄膜層10中では
無機層状鉱物と水溶性高分子とが単に混合分散している
のではなく、無機層状鉱物の層間に水溶性高分子がそれ
を拡大させるほどに入り込み、無機層状鉱物と水溶性高
分子とが分子レベルで複合化している。このため複合薄
膜層10はガスバリア性がに優れると共に、湿度劣化や
温度依存性を抑制できるものであると考える。
【0065】複合薄膜層10についてさらに詳細に説明
する。該複合薄膜層10中の無機層状鉱物とは、層状構
造を有する結晶性の無機化合物のことをいい、例えばカ
オリナイト、ハロイサイト、緑泥石、スメクタイト、バ
ーミキューライト、パイロフィライト、雲母等に代表さ
れる天然の粘土鉱物、合成スメクタイトなどの化成品な
どを挙げることができる。無機層状鉱物である限りは、
その種類、粒径、アスペクト比等は、目的とする要求品
質等により適宜選択することができ、特に限定されない
が、膨潤性が高く、層状構造の層間に水溶性高分子成分
が入り込んで層間が拡大した複合薄膜層を得られやすい
点からスメクタイト群の無機層状鉱物が適している。ス
メクタイト群の具体例としては、モンモリロナイト、サ
ポナイト等をあげることができ、その中でも、膨潤性や
分散性、価格面や加工性等の点からモンモリロナイトで
あることがより好ましい。
【0066】一方、複合薄膜層10形成のもうひとつの
成分である水溶性高分子とは、無機層状鉱物との相溶性
があり、かつその層間に入り込み易ければ特に限定しな
いが、例えばポリビニルアルコールやエチレン−ビニル
アルコール共重合体などのポリビニルアルコール系また
はそれらの誘導体、セルロースやでんぷんなどの糖類、
ポリアクリル酸やメタクリル酸などの重合体や誘導体な
ど用いることができる。さらにガスバリア発現性の面か
ら判断すると、ポリビニルアルコール系樹脂またはそれ
らの誘導体であることがより好ましい。
【0067】上記ポリビニルアルコール系樹脂とは、酢
酸ビニルを重合・ケン化(アルカリ処理)して水酸基を
有した高分子の総称であり、ケン化の程度には特に限定
はなく酢酸基が数十%残存している部分ケン化ポリビニ
ルアルコールから酢酸基が数%しか残存していない完全
ケン化ポリビニルアルコールまで、さらに1〜40mo
l%程度エチレンを含有して重合されたエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体まで広く使用可能である。
【0068】無機層状鉱物と水溶性高分子の混合方法に
ついては、周知の方法が使用でき特に限定しない。ま
た、配合比は要求品質によりその値が異なるが、通常無
機層状鉱物と水溶性高分子との重量比で1:99〜9
0:10の範囲であることが好ましい。
【0069】この複合薄膜層の形成において、複合薄膜
層10中の無機層状鉱物の層間距離の調整は、使用する
無機層状鉱物と水溶性高分子との組み合わせ、配合割
合、混合時の加熱温度等を適宜選択することにより行う
ことができる。
【0070】またこの複合薄膜層10中にその他の成分
を添加することも可能である。例えば、ガスバリア性の
温湿度依存性、被膜強度、耐水性をより改善することを
目的に添加する金属アルコキシドあるいはその加水分解
物等である。
【0071】上記金属アルコキシドとは、一般式M(O
R)n(MはSi、Al、Ti等の金属元素、Rは炭素
数が1〜4までの低級アルキル基)で表すことができる
ものであり、例えばテトラエトキシシランやトリイソプ
ロポキシアルミニウム等を用いることができる。また、
これらの加水分解物としては、そのアルコキシド基の一
部が加水分解しているものでも全て加水分解されたもの
でも両方共に用いることができる。
【0072】上記金属アルコキシドの加水分解物を含有
させた複合薄膜層を得る場合には、無機層状鉱物と水溶
性高分子とを混合して得られた複合液中に、金属アルコ
キシドの加水分解物を添加すれば良い。その場合の添加
量は、耐水性、可撓性の点から複合液に対して重量で1
〜80%とするのが好ましい。
【0073】複合薄膜層10の厚さは、一般的には乾燥
後の厚さで0.01〜50μmの範囲になるようにコー
ティングすることが好ましく、より好ましくは0.1〜
5μmの範囲にあることである。0.01μm以下の場
合は均一な塗膜が得られにくく、逆に50μmを越える
場合は膜が割れやすくなり、また不経済のため問題があ
る。
【0074】また基材5とこの複合薄膜層10との密着
性を向上させるために、アンダーコート層9を設けるこ
との可能性である。例えばポリウレタン系樹脂が使用可
能で、さらに広範囲なプラスチック材料の基材に適応す
るためはポリウレタン系樹脂に界面活性剤を添加して用
いることがより好ましい。
【0075】上記ポリウレタン系樹脂とは、主鎖あるい
は側鎖にウレタン結合を有するものであれば特に限定す
るものでなく、例えば、主鎖あるいは側鎖にウレタン結
合を有するものは勿論、ポリエステルポリオールやポリ
エーテルポリオール、アクリルポリオールなどのポリオ
ールとイソシアネート基をもつイソシアネート化合物と
を反応させてウレタン結合を形成するものでも良い。中
でも縮合系ポリエステルポリオール、ラクトン系ポリエ
ステルポリオールなどのポリエステルポリオールとトリ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート等のイソシアネート化合
物とを混合して得られるポリウレタン系樹脂が、最も密
着性に優れるので好ましい。
【0076】両者の混合方法については、周知の方法が
使用でき、特に限定しない。また配合比についても特に
制限されるものでないが、イソシアネート化合物が少な
すぎると硬化不良を引き起こす場合があるため、好まし
くはポリオール由来のOH基とイソシアネート化合物由
来のNCO基が当量換算で1:0.5〜1:40の範囲
であることである。
【0077】上記界面活性剤とは、親油基と親水基を持
つ有機系組成物の総称であり、親水性と親油性という相
反する性質のものをつなぎ合わせる効果が得られるた
め、洗剤原料、乳化剤、分散剤、帯電防止剤、潤滑剤、
顔料分散剤、各種触媒などに用いられるものであり、界
面活性剤の種類として親水基の違いによりアニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両
性界面活性剤に分類される。これらをポリウレタン系樹
脂に添加することで、密着層の表面を親水性に改質しガ
スバリア性被膜層の形成に効果を発揮する。経済性を考
慮すると、少量の添加量で十分な効果が得られるアミン
やピリジン誘導体などのカチオン界面活性剤がより好ま
しい。
【0078】カチオン界面活性剤が少量でも十分に機能
を発揮する理由として、複合薄膜層の構成成分である無
機層状鉱物の表面積が大きい側の珪酸4面体層表面が陰
電荷で帯電しているため、カチオン系界面活性剤がアン
ダーコート層の塗布面上を陽電荷(カチオン)に帯電す
ることで、複合薄膜層中の無機層状鉱物がアンダーコー
ト層界面に並行に配向した状態となって形成されている
と考えられる。
【0079】界面活性剤の添加量について、ポリウレタ
ン系樹脂成分/界面活性剤の混合比率は、重量比で10
000/1〜10/1の範囲が好ましい。10000/
1より少ないと被膜の形成に与える効果が見られなくな
り、また10/1より多いと塗布前に液中でイソシアネ
ート化合物と反応して沈殿物などを生じたり、界面活性
剤は比較的高価であるため経済性に欠けてしまうためで
ある。
【0080】アンダーコート層9の厚さは特に限定しな
いが、厚さが0.001μm以下では密着効果や界面活
性剤による被膜形成効果が薄れ、逆に1μm以上では不
経済であるため好ましくない。一般的には0.001〜
1μmの範囲で、実用的には0.05〜0.5μmであ
ることが望ましい。乾燥方法についても特に限定される
ものでなく、通常の方法等で構わない。
【0081】アンダーコート層9および複合薄膜層10
の形成方法としては、通常のコーティング方法を用いる
ことができる。例えばディッピング法、ロールコート、
グラビアコート、リバースコート、エアナイフコート、
コンマコート、ダイコート、スクリーン印刷法、スプレ
ーコート、グラビアオフセット法等が用いることができ
る。これらの塗工方式を用いて基材の少なくとも片面に
塗布する。この場合、アンダーコート層9と複合薄膜層
10を別々に設けても構わないし、多色のグラビア印刷
機等を用いて両層を同時に設けても構わない。コストの
面を考慮すること、同時に形成した方がより好ましい。
乾燥方法は、熱風乾燥、熱ロール乾燥、赤外線照射な
ど、特に限定しない。
【0082】さらに上述した面材層1、4や面材層1、
4に使用したガスバリアフィルムのガスバリア層面やそ
の反対面上にその他の層を積層することも可能である。
例えば印刷層や外側基材・中間基材である。印刷層は、
包装袋などとして実用的に用いるために形成されるもの
であり、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース
系、ポリアマイド系、塩酢ビ系等の従来から公知に用い
られているインキバインダー樹脂に各種顔料、ビヒク
ル、可塑剤、乾燥剤、安定剤等の添加剤などが添加され
てなるインキにより構成される層で、文字や絵柄等が形
成されている。形成方法としては、例えばオフセット印
刷法、グラビア印刷法、シルクスクリーン印刷法等の周
知の印刷方式を用いることができる。厚さは、0.1〜
2.0μmの範囲で適宜選択される。
【0083】また外側基材や中間基材は、より機能的な
包装材料を得るために設けられるもので、一般的に機械
的強度の面からポリエチレンテレフタレート(PET)
およびポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフ
ィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレ
フィンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミ
ドフィルム等が好ましく用いられ、特に二軸方向に任意
に延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リプロピレンフィルム等がより好ましい。
【0084】その厚さは、材質や要求品質に応じて決め
られるが、一般的に5〜50μmの範囲内で使用可能で
あるが、本発明の特徴であるサンドイッチ構造が崩れな
い範囲で使用することが必要不可欠である。またその形
成方法としては、2液硬化型ウレタン系樹脂等の接着剤
を用いて貼り合わせるドライラミネート法、ノンソルベ
ントラミネート法、エキストルーションラミネート法等
の公知の方法により積層できる。
【0085】また面材層1、4のどちらか一方やその層
の外側にヒートーシール層を形成および積層することも
可能である。ヒートシール層は、袋状包装体などを形成
する際の接着部に利用されるものであり、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−ポリビニルアルコ
ール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体およびそれらの金属架橋物等の樹脂が用いられる。厚
さは目的に応じて決められるが、一般的には5〜200
μmの範囲で使用可能である。しかしその厚さは、本発
明の特徴であるサンドイッチ構造が崩れない範囲で使用
することが必要である。
【0086】ヒートシール層の形成方法としては、上述
樹脂からなるフィルム状のものを1液湿潤硬化または2
液反応硬化ウレタン系接着剤などを用いて貼り合わせる
ドライラミネート法、無溶剤接着剤を用いて貼り合わせ
るノンソルベント型ドライラミネート法、ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂を加熱溶融させカーテン状に押出し
貼り合わせるエキストルージョンラミネート法や共押し
出しラミネート法等いずれも公知の積層方法により形成
することができる。
【0087】本発明の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性
を有するガスバリア性積層体を具体的な実施例を挙げて
さらに説明する。
【0088】〈実施例1〉中間層2として厚さ30μm
の直鎖低密度ポリエチレンA(MI=4、密度=0.9
05、引張弾性率=105MPa)、面材層4として厚
さ10μmの直鎖低密度ポリプロピレンB(MI=2.
5)を共押し出し方法で製膜してフィルム化し、さらに
その中間層2上に金属蒸着薄膜層3として、抵抗加熱方
式による真空蒸着装置により金属アルミニウムを蒸発さ
せ、厚さ40nmのアルミニム蒸着薄膜層を形成した。
【0089】さらに金属蒸着薄膜層3上に、面材層1と
して厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルムを
2液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート
法により積層し、本発明の腰強度と耐衝撃性に優れた遮
光性を有するガスバリア性積層体を得た。
【0090】〈実施例2〉実施例1において、面材層1
として厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの少なくとも片面に、電子線加熱方式によ
る真空蒸着装置により金属アルミニウムを蒸発させそこ
に酸素ガスを導入し、厚さ15nmの酸化アルミニウム
の蒸着薄膜層6を設けたものを用いた以外は同様に、発
明の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリ
ア性積層体を得た。
【0091】〈実施例3〉実施例2において、面材層1
の蒸着薄膜6面上に、さらにガスバリア性被膜層7とし
て下記組成からなるコーティング剤をグラビアコート法
により厚さ0.5μm形成した以外は同様に本発明の腰
強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア積層
体を得た。
【0092】コーティング剤の組成は、液と液を配
合比(wt%)で60/40に混合したもの。(注:
テトラエトキシシラン10.4gに塩酸(0.1N)8
9.6gを加え、30分間撹拌し加水分解させた固形分
3wt%(SiO2換算)の加水分解溶液 ポリビニ
ルアルコールの3wt%水/イソプロピルアルコール溶
液(水:イソプロピルアルコール重量比で90:1
0))
【0093】〈実施例4〉実施例1において、面材層1
として厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム
の片面に、アンダーコート層9としてコート液A(下記
参照)をグラビアコート法により、80℃のオーブンに
通して塗布量0.1(g/m2)を形成し、次いで複合
薄膜層10としてコート液B(下記参照)をグラビアコ
ート法により、80℃のオーブンに通して塗布量0.5
(g/m2)を形成したものを用いた以外は同様に本発
明の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリ
ア性積層体を得た。
【0094】〈アンダーコート層9のコート液の調整〉 1)主成分のポリエステルポリオール(分子量約200
00)に、イソシアネート化合物としてトリレンジイソ
シアネート(TDI)を、当量換算でポリエステルポリ
オール由来のOH基に対してイソシアネート化合物由来
のNCO基が1:8になるように混合したポリウレタン
樹脂成分に、さらに添加剤として非イオン界面活性剤を
固形分重量比でポリウレタン樹脂成分50に対して1の
割合で添加してコート液Aを得た。
【0095】〈複合薄膜層10のコート液の調整〉 2)無機層状化合物として高純度モンモリロナイトに、
水溶性高分子としてポリビニルアルコール(重合度17
00)を、重量換算で1:1になるように水で希釈して
コート液Bを得た。
【0096】〈比較例1〉実施例1において、中間層2
の片面に金属から蒸着薄膜層を設けなかった以外は、同
様に積層体を得た。
【0097】〈比較例2〉実施例1において、中間層2
と面材層4として厚さ40μmのポリプロピレン単層と
した以外は、同様に積層体を得た。
【0098】〈評価〉実施例および比較例の各積層体に
ついて、(1)酸素透過率(ml/m2・day・MP
a)、(2)水蒸気透過率(gr/m2・day)
(3)透明性、(4)腰強度、(5)衝撃強度を評価し
た。その結果を表1に示す。
【0099】(1)酸素透過率 酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製 OXT
RAN−10/50A)を用いて、30℃−70%RH
中の条件下で測定した。
【0100】(2)水蒸気透過率 水蒸気透過率測定装置(モダンコントロール社製 PE
RMATRAN−W/W31)を用いて、40℃−90
%RH中の条件下で測定した。
【0101】(3)遮光性 分光光度計(島津制作所製 UV−3100)を用いて
350nmの波長における透過率(%)を測定した。
【0102】(4)腰強度 腰強度(mN)として、ループスティフネスを測定し
た。ループスティフネスは、幅25mm、長さ12cm
の短冊状のサンプルを作り、押しつぶし距離20mm、
圧縮速度3.5mm/secにてループをつぶし、ルー
プの反発力を測定するもので、その値が大きいほど、腰
強度が大きいこと示す。
【0103】(5)衝撃強度 衝撃強度(N)は、−10℃の環境下において直径13
mm、重さ6.5kgの重錘を、高さ1.3mから落と
し、最大荷重を測定した。値が大きいほど、衝撃強度が
高いことを示す。
【0104】
【表1】
【0105】実施例に対して比較例は、包装材料として
必要としたガスバリア性(酸素透過率、水蒸気透過
率)、遮光性、剛性および耐衝撃性等の特性を全て満た
すものはないが、実施例はそれらの特性を全て満たして
いると言える。
【0106】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、樹脂層
においてサンドイッチ構造を形成させることにより、腰
強度と耐衝撃性に優れた包装材料と提供できる。さらに
ガスバリア性と遮光性を付与するためにサンドイッチ構
造の中間層の少なくとも片面に金属からなる蒸着薄膜層
を設けているので実用性の高い包装材料を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有
するガスバリア積層体の一実施例を示す断面図。
【図2】面材層を形成するガスバリアフィルムの1例を
示す断面図。
【図3】面材層を形成するガスバリアフィルムの他の例
を示す断面図。
【符号の説明】
1…面材層 2…中間層 3…金属蒸着薄膜層 4…面材層 5…基材 6…無機酸化物薄膜層 7…ガスバリア性被膜層 9…アンダーコート層 10…複合薄膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA17E AA18E AA19E AA20E AB01B AB01E AB10B AC03E AK01A AK01C AK01D AK01E AK21E AK52E AK63A AK63C AK63D BA06 BA07 BA10A BA10D BA13 BA26 CC00E EH66B EH66E GB15 GB23 GB41 GB66 JA20A JA20B JA20C JA20D JA20E JB09E JD02A JD02D JD02E JK01 JK07A JK07B JK07C JK07D JK07E JK10 JN02 YY00A YY00C YY00D

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片面に金属蒸着された樹脂フィ
    ルムからなる中間層を含む3層以上の樹脂層からなる積
    層体において、その中の隣接する3層以上の層が単層あ
    るいは積層された中間層とこの中間層を挟む2枚の面材
    層とからなるサンドイッチ構造を有し、中間層を挟む面
    材層に使用されている同種あるいは異種の樹脂の弾性率
    が、中間層に使用されている樹脂の弾性率より大きいこ
    とを特徴とする腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有す
    るガスバリア性積層体。
  2. 【請求項2】少なくとも片面に金属蒸着された樹脂フィ
    ルムからなる中間層を含む3層以上の樹脂層からなる積
    層体において、その中の隣接する3層以上の層が単層あ
    るいは積層の中間層とこの中間層を挟む2枚の面材層と
    からなるサンドイッチ構造を有し、中間層を挟む面材層
    に使用されている同種あるいは異種の樹脂の弾性率(E
    1、E3)が、中間層に使用されている樹脂の弾性率
    (E2)より、弾性率比(E1/E2、E3/E2)で
    1.2倍以上大きいことを特徴とする腰強度と耐衝撃性
    に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  3. 【請求項3】中間層に使用されている樹脂の膜厚が面材
    層の樹脂層の膜厚より厚いことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優
    れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  4. 【請求項4】蒸着金属が、アルミニウムであることを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の腰
    強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積
    層体。
  5. 【請求項5】面材層の少なくとも一方が、ガスバリアフ
    ィルムであることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を
    有するガスバリア性積層体。
  6. 【請求項6】ガスバリアフィルムが、プラスチック材料
    からなる基材の少なくとも片面に、厚さ5〜300nm
    の無機酸化物からなる蒸着薄膜層を積層したものである
    ことを特徴とする請求項5記載の腰強度と耐衝撃性に優
    れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  7. 【請求項7】無機酸化物が、酸化アルミニウム、酸化珪
    素、酸化マグネシウム単体あるいはそれらの混合物であ
    ることを特徴とする請求項6記載の腰強度と耐衝撃性に
    優れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  8. 【請求項8】無機酸化物からなる蒸着薄膜層上に、さら
    にガスバリア性被膜層を積層した構成において、該ガス
    バリア性被膜層が、水溶性高分子と、(a)1種以上の
    金属アルコキシドおよびその加水分解物または、(b)
    塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液あるいは水/アル
    コール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、
    加熱乾燥してなる層であること特徴とする請求項6また
    は請求項7のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
    た遮光性を有するガスバリア性積層体。
  9. 【請求項9】金属アルコキシドが、テトラエトキシシラ
    ンまたはトリイソプロポキシアルミニウム、あるいはそ
    れらの混合物であることを特徴とする請求項8記載の腰
    強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積
    層体。
  10. 【請求項10】水溶性高分子が、ポリビニルアルコール
    であることを特徴とする請求項8記載の腰強度と耐衝撃
    性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  11. 【請求項11】ガスバリアフィルムが、プラスチック材
    料からなる基材の少なくとも片面に、無機層状鉱物と水
    溶性高分子を主たる構成成分とする複合薄膜層を積層し
    たものであることを特徴とする請求項5記載の腰強度と
    耐衝撃性に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  12. 【請求項12】複合薄膜層中に、さらに金属アルコキシ
    ドあるいはその加水分解物が含まれていることを特徴と
    する請求項11記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性
    を有するガスバリア性積層体。
  13. 【請求項13】水溶性高分子が、ポリビニルアルコール
    系樹脂またはそれらの誘導体であることを特徴とする請
    求項11記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有す
    るガスバリア性積層体。
  14. 【請求項14】無機層状鉱物が、モンモリロナイトであ
    ることを特徴とする請求項11記載の腰強度と耐衝撃性
    に優れた遮光性を有するガスバリア性積層体。
  15. 【請求項15】複合薄膜層中の無機層状鉱物の層間距離
    が、水溶性高分子との複合薄膜層形成前の無機層状鉱物
    単体時の層間距離に対して1.2倍以上に拡大している
    ことを特徴とする請求項11または請求項14のいずれ
    かに記載の腰強度と耐衝撃性に優れた遮光性を有するガ
    スバリア性積層体。
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