JP2001293704A - 木質ボード製造装置及び木質ボード製造方法 - Google Patents

木質ボード製造装置及び木質ボード製造方法

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JP2001293704A
JP2001293704A JP2000115773A JP2000115773A JP2001293704A JP 2001293704 A JP2001293704 A JP 2001293704A JP 2000115773 A JP2000115773 A JP 2000115773A JP 2000115773 A JP2000115773 A JP 2000115773A JP 2001293704 A JP2001293704 A JP 2001293704A
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wood
adhesive
nozzle
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water component
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JP2000115773A
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Tadashi Kimura
忠 木村
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N3/00Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
    • B27N3/04Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres from fibres

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Wood Science & Technology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離強度の強い高品質の木質ボードを製造で
きる木質ボード製造装置及び木質ボード製造方法を提供
する。 【解決手段】 第1ノズル部22aと第2ノズル部22
bから接着剤成分と水成分を噴霧させ、接着剤成分と水
成分を衝突混合させることにより、最微粒子化した接着
剤を得ることができる。この最微粒化した接着剤は、木
質小片又は木質繊維に均等に混ざるため、混合むらに起
因する物性の低下を防止でき、良好な物性の木質ボード
を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質小片又は木質
繊維に接着剤を添加して木質ボードを製造する木質ボー
ド製造装置及び木質ボード製造方法に関し、特に木質小
片又は木質繊維の接着強度を向上させることができるも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの木質ボードは、接着剤成分、熱及
び圧力を用いて木質小片又は木質繊維を固めて一体の仕
上板製品にすることにより製造されている。この木質ボ
ードの製造方法は、基本的には、木材のような原料をチ
ッパーにより小片に砕くか、リファイナによって所望寸
法の繊維に解繊し、接着剤成分とその他の化学薬品から
なる接着剤を混合し、部分的に脱水成分し、マットに成
形し、熱圧プレス機の加熱したプラテン間で圧縮して所
望厚み及び密度の木質ボードを形成する方法である。
【0003】ここで、解繊された木質小片又は木質繊維
への接着剤の混合方法は、高品質の木質ボードを得る上
で重要である。特開平2−270303号公報には、木
材をリファイナーにて解繊した木質小片又は木質繊維を
ブローラインによりドライヤーに送る際、ブローライン
に連結されたノズル組立体から乳濁化した接着剤を供給
する方法が提案されている。この方法では、ノズル組立
体内で接着剤成分を予め乳化させてから、その乳濁液を
木質小片又は木質繊維に吹き付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−270303号公報に記載の装置及び方法では、木
質小片又は木質繊維に接着剤を添加して熱プレスで得ら
れた木質ボードの品質は、剥離強度等の特性上で満足す
べきものではなかった。
【0005】この理由を種々検討調査した結果、特開平
2−270303号公報に記載の装置及び方法では、接
着剤の分散が不十分であるため、所定品質の木質ボード
を得ることができないことが判った。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであって、その目的とするところは、剥離強度の強い
高品質の木質ボードを製造できる木質ボード製造装置及
び木質ボード製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく発
明者が完成した請求項1記載の発明は、接着剤成分と水
成分とを混合して得られる接着剤を木質小片又は木質繊
維に添加する混合添加装置を備え、前記木質小片又は木
質繊維から木質ボードを製造する木質ボード製造装置に
おいて、前記混合添加装置は、前記接着剤成分を噴霧す
る少なくとも1以上の第1ノズル部と、前記水成分を噴
霧する少なくとも1以上の第2ノズル部と、前記第1ノ
ズル部及び前記第2ノズル部の噴霧口を所定の角度で対
向させ、前記接着剤成分と前記水成分を衝突混合させる
ように、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部を支持
するノズル本体とからなる多頭型ノズルを備える装置で
ある木質ボード製造装置である。
【0008】第1ノズル部と第2ノズル部から接着剤成
分と水成分を噴霧させ、接着剤成分と乳化剤や離型剤を
含んでもよい水成分を衝突混合させることにより、最微
粒子化した接着剤を得ることができる。この最微粒化し
た接着剤は、木質小片又は木質繊維に均等に混ざるた
め、混合むらに起因する物性の低下を防止でき、良好な
物性の木質ボードを製造できる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記複数頭型ノズ
ルは、添加剤を噴霧する1以上の第3ノズル部を備える
ものである請求項1記載の木質ボード製造装置である。
【0010】接着剤成分又は水成分と反応性の添加剤を
予め接着剤成分又は水成分と混合して木質小片等に添加
すると、ノズルが目詰まりすることがあるが、請求項2
記載の発明によれば、接着剤成分又は水成分と反応性の
添加剤を木質小片等に添加する場合でも、接着剤成分や
水成分と別個に第3ノズルから添加剤を噴霧できるの
で、ノズルが目詰まりするのを防止できる。尚、添加剤
は、硬化剤、防虫剤、防腐剤、防蟻剤、サイズ剤、離型
剤等である。
【0011】請求項3記載の発明は、前記第3ノズル部
は、その噴霧口が、前記第1ノズル部及び前記第2ノズ
ル部の噴霧口と所定の角度で対向し、前記第1ノズル部
及び前記第2ノズル部並びに前記第3ノズル部の外部で
前記接着剤成分と前記水成分と前記添加剤とを衝突混合
させ、前記添加剤を含んだ接着剤を吹き出させるよう
に、前記ノズル本体に支持されている請求項2記載の木
質ボード製造装置である。
【0012】第1ノズル部及び第2ノズル部並びに第3
ノズル部から接着剤成分と水成分と添加剤とを噴霧さ
せ、接着剤成分と水成分と添加剤とを衝突混合させるこ
とにより、添加剤を含んだ接着剤を最微粒子化させるこ
とができる。このため、添加剤を含んだ接着剤を木質小
片又は木質繊維に均等に混合させることができ、良好な
物性の木質ボードを製造できる。
【0013】請求項4記載の発明は、前記接着剤成分
が、イソシアネートである請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載の木質ボード製造装置である。
【0014】接着剤成分として水成分と急激に反応する
イソシアネートを用いる場合でも、第1ノズル部及び第
2ノズル部から接着剤成分と水成分を噴霧して衝突混合
させるため、第1ノズル部及び第2ノズル部の噴霧口が
目詰まりしない。
【0015】請求項5記載の発明は、接着剤成分と水成
分とを混合して得られる接着剤を木質小片又は木質繊維
に添加し、前記木質小片又は木質繊維から木質ボードを
製造する木質ボード製造方法において、前記接着剤成分
と前記水成分をそれぞれ別個に噴霧させ、前記接着剤成
分と前記水成分を衝突混合させ、得られた前記接着剤を
前記木質小片又は木質繊維に吹き出させる工程を含む木
質ボード製造方法である。
【0016】接着剤成分と水成分を別個に噴霧させ、接
着剤成分と水成分を衝突混合させることにより、最微粒
子化した接着剤を得ることができる。この最微粒化した
接着剤は、木質小片又は木質繊維に均等に混ざるため、
混合むらに起因する物性の低下を防止でき、良好な物性
の木質ボードを製造できる。
【0017】請求項6記載の発明は、前記接着剤と一緒
に又は分離して添加剤を前記木質小片又は木質繊維に添
加する工程を含む請求項5記載の木質ボード製造方法で
ある。
【0018】接着剤に加えて木質小片又は木質繊維に添
加剤を添加すると、添加する添加剤の種類に応じて種々
の性質を備えた木質ボードを製造できる。例えば、添加
剤として防虫剤を添加すると、防虫効果を備えた木質ボ
ードを製造できる。また、接着剤と分離して添加する
と、接着剤成分又は水成分と反応性の添加剤を使用する
ことができ、ノズルが目詰まりするのを防止できる。
尚、接着剤成分又は水成分と反応性の添加剤を予め接着
剤成分又は水成分と混合して添加すると、ノズルが目詰
まりすることがあるためである。尚、添加剤は、硬化
剤、防虫剤、防腐剤、防蟻剤、サイズ剤、離型剤等であ
る。
【0019】請求項7記載の発明は、前記工程が、前記
接着剤成分と前記水成分と添加剤をそれぞれ別個に噴霧
させ、前記接着剤成分と前記水成分と前記添加剤とを衝
突混合させ、得られた前記接着剤を前記木質小片又は木
質繊維に吹き出させる工程である請求項5記載の木質ボ
ード製造方法である。
【0020】接着剤成分と水成分と添加剤とをそれぞれ
別個に噴霧させ、接着剤成分と水成分と添加剤とを衝突
混合させることにより、添加剤を含んだ接着剤を最微粒
子化させることができる。このため、添加剤を含んだ接
着剤を木質小片又は木質繊維に均等に混合させることが
でき、良好な物性の木質ボードを製造できる。尚、添加
剤は、硬化剤、防虫剤、防腐剤、防蟻剤、サイズ剤、離
型剤等である。
【0021】請求項8記載の発明は、前記接着剤成分
が、イソシアネートである請求項5乃至請求項7のいず
れかに記載の木質ボード製造方法である。
【0022】接着剤成分として水成分と急激に反応する
イソシアネートを用いる場合でも、接着剤成分と水成分
をそれぞれ別個に噴霧して衝突混合させるため、ノズル
の噴霧口が目詰まりしない。
【0023】
【発明の実施の形態】本実施形態に係る木質ボード製造
装置を図面に基づいて説明する。図1に示すように、木
質ボード製造装置1は、木材チップを供給する供給装置
2と、ダイジェスター3と、リファイナー4と、ブロー
ライン5と、ドライヤー6と、第1サイクロン8と、第
2サイクロン9と、繊維貯槽10と、成形手段を構成す
る成形部11、12、13と、混合添加装置21(図2
参照)とを有し、木材チップを解繊し木質小片又は木質
繊維に接着剤成分であるイソシアネートを添加して木質
ボードを成形するようになっている。
【0024】ダイジェスター3は、供給装置2の下流側
に接続されており、木材チップを軟化させるようになっ
ている。リファイナー4は、ダイジェスター3の下流側
に接続されており、軟化させた木材チップを解繊するよ
うになっている。ブローライン5は、リファイナー4か
ら接続された配管であり、解繊され多量の水成分分を含
む木質小片又は木質繊維をドライヤー6に送るようにな
っている。ドライヤー6は、供給口6aから約150℃
〜約200℃の飽和蒸気を送り、木質小片又は木質繊維
を脱水成分して、木質小片又は木質繊維の重量含水成分
率を低下させるようになっている。
【0025】ドライヤー6の下流側端部には、第1サイ
クロン8が連結されており、第1サイクロン8は、飽和
蒸気流から木質小片又は木質繊維を分離しながら、重量
含水成分率を低下させるようになっている。第1サイク
ロン8の下流側には、第2サイクロン9が連結されてお
り、第2サイクロン9も飽和蒸気流から木質小片又は木
質繊維を分離しながら重量含水成分率を低下させるよう
になっている。そして、第2サイクロン9の下流側に
は、繊維貯留槽10が連結されており、繊維貯留槽10
は、木質小片又は木質繊維から蒸気を蒸発させながら、
木質小片又は木質繊維を貯留して最終的には、重量含水
成分率を15%以下まで低下させるようになっている。
【0026】成形部11、12、13は、成形機11
と、プレプレス12と、熱圧プレス13とを有してお
り、繊維貯留槽10から送られた木質小片又は木質繊維
を成形部11で所定の木質ボード状に成形し、プレプレ
ス12で形状を整えた後、熱圧プレス13で熱を加えて
木質ボードを硬化させるようになっている。
【0027】混合添加装置21は、ドライヤー6の下流
側6bの供給口7bに設けられており、イソシアネート
と水成分を混合して得られた接着剤をドライヤー6内を
流れる木質小片又は木質繊維に添加するようになってい
る。図2は、この混合添加装置の概略を説明する図であ
る。混合添加装置21は、双頭型ノズル22と、図示さ
れないイソシアネート供給源と、図示されない水成分供
給源と、図示されない圧搾空気供給源とを備えており、
水成分とイソシアネートを衝突させて混合し、得られた
接着剤を木質小片又は木質繊維に向けて吹き出すように
なっている。
【0028】双頭型ノズル22は、接着剤成分を噴霧す
る第1ノズル部22aと、水成分を噴霧する第2ノズル
部22bと、ノズル本体22cとからなり、双頭型ノズ
ル22の外部で水成分とイソシアネートを衝突混合させ
るようになっている。
【0029】第1ノズル部22a及び第2ノズル部22
bは、各噴霧口22d、22eを所定の角度で対向する
ように、ノズル本体22cに支持されている。ノズル本
体22cの内部には、圧搾空気の流路cと、イソシアネ
ートの流路aと、水成分の流路bとが形成されている。
圧搾空気の流路cは、ノズル本体22c内で二手に分か
れて第1ノズル部22a及び第2ノズル部22bの方へ
伸びており、第1ノズル部22a及び第2ノズル部22
bに圧搾空気を供給するようになっている。また、イソ
シアネートの流路aは、ノズル本体22cから第1ノズ
ル部22aの方へ伸びており、第1ノズル部22aにイ
ソシアネートを供給するようになっている。水成分の流
路bは、ノズル本体22cから第2ノズル部22bの方
へ伸びており、第2ノズル部22bに水成分を供給する
ようになっている。
【0030】第1ノズル部22a及び第2ノズル部22
bは、図3に示すように、同芯の2重円筒に形成されて
おり、その中心がイソシアネートの流路aと、水成分の
流路bを構成し、その周りが圧搾空気の流路cを構成す
る。これにより、第1ノズル部22aからは、イソシア
ネートと圧搾空気が同時に噴射され、第2ノズル部22
bからは、水成分と圧搾空気が同時に噴射される。ま
た、第1ノズル部22a及び第2ノズル部22bの先端
の噴霧口22d、22eは、互いに近接するように配置
されており、イソシアネートと水成分の衝突により混合
された接着剤を圧搾空気の噴射により木質小片又は木質
繊維に吹きつけるように配置されている。
【0031】次に、本実施形態に係る木質ボード製造方
法を図1の木質ボード製造装置1を用いた場合を例にし
て説明する。木質ボードの製造には、木質小片又は木質
繊維に接着剤を均等に分散させることが木質ボードの剥
離強度の観点から特に重要である。本実施形態に係る木
質ボード製造方法は、最微粒化した接着剤を木質小片又
は木質繊維に添加することにより、接着剤を木質小片又
は木質繊維に均等に分散させる方法である。
【0032】図2及び図3に示すように、イソシアネー
ト供給源から供給されたイソシアネートは、第1ノズル
部22aに送られる。また、水成分供給源から供給され
た水成分は、第2ノズル部22bに送られる。第1ノズ
ル部22a及び第2ノズル部22bは、各噴霧口22
d、22eを所定の角度で対向するように配置されてい
るため、各噴霧口22d、22eから噴霧されたイソシ
アネートと水成分は、第1ノズル部22a及び第2ノズ
ル部22bの外部で衝突して混合される。このように、
イソシアネートと水成分を混合する際に、衝突させるの
は、イソシアネートと水成分の反応により得られる接着
剤の粒径を最微粒化させるためである。また、第1ノズ
ル部22a及び第2ノズル部22bの外部で衝突させる
こととしたのは、イソシアネートと水成分は急激に反応
するため、ノズル内部で予め反応させると、ノズルの噴
霧口で目詰まりを起こす場合があるからである。
【0033】衝突混合された接着剤は、イソシアネート
及び水成分の噴霧と同時に第1ノズル部22a及び第2
ノズル部22bから噴射されている圧搾空気によって、
木質小片又は木質繊維に向けて吹きつけられる。第1ノ
ズル部22a及び第2ノズル部22bは、各噴霧口22
d、22eを所定の角度で対向するように配置されてい
るため、各噴霧口22d、22eから噴射された圧搾空
気は、第1ノズル部22a及び第2ノズル部22bの外
部で衝突し、一体となって木質小片又は木質繊維に向か
う気流を形成する。この気流によって、衝突混合された
霧状の接着剤は、木質小片又は木質繊維に添加される。
このように、接着剤が木質小片又は木質繊維に均等に分
散しやすいように、霧状の接着剤を最微粒化させて添加
するため、木質小片又は木質繊維と均等に混ざる。これ
により、接着剤の混合むらがなくなり、剥離強度の強い
木質ボードを得ることができる。
【0034】本発明の木質小片又は木質繊維とは、針葉
樹や広葉樹等の木質材料を針状,棒状や板状の小片にし
たものや繊維状まで解繊したものである。得られるボー
ドの曲げ強度を大きくしたい場合は、棒状又は板状の小
片がよい。本発明の木質材料としては、前記針葉樹や広
葉樹以外に椰子の木,ゴムの木,コーリャン茎,トウモ
ロコシ茎,バガス,モミ殻,麻,わら,アシ,い草,椰
子の実などであってもよい。
【0035】尚、木質小片又は木質繊維に添加される接
着剤は、木質小片又は木質繊維の重量に対して約7%〜
約10%が適量である。イソシアネート及びポリイソシ
アネート系と水成分から接着剤を得る場合、イソシアネ
ート及びポリイソシアネート系と水成分の混合比は、
1:0.2〜5.0割合がよい。
【0036】本実施形態に係る木質ボード製造装置及び
木質ボード製造方法では、上記のように、接着剤成分と
してイソシアネートを用いる場合を例に説明したが、接
着剤成分は、イソシアネートに限定されるものではな
い。従って、例えば、尿素系やフェノール系等の他の適
切な熱硬化性接着剤成分であってもよい。
【0037】本発明で用いられるイソシアネートとして
は、イソシアネート基を有する化合物であれば、全て用
いることができる。噴霧をするために好ましいイソシア
ネートとしては、常温での粘度が500mPa・s以下
であり、さらに労働安全性の面から揮発性の少ないイソ
シアネートがよい。このような化合物として、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレ
ンポリイソシアネート、さらにはそれらとポリオール化
合物をイソシアネート基過剰の条件で反応させたイソシ
アネート末端プレポリマーを挙げることができる。さら
にはイソシアネート基の一部をカルボジイミド化したい
わゆる液状MDIも挙げることができる。
【0038】また、木質小片又は木質繊維に接着剤を添
加(噴霧)する際、必要に応じて添加剤を、予め接着剤
成分又は水成分に分散又は溶解させて、あるいは、接着
剤と一緒に、あるいは、分離して添加(噴霧)すること
ができる。添加剤を予め接着剤成分等に分散又は溶解さ
せるに際しては、添加剤と反応しない成分側において行
う必要がある。
【0039】添加剤を接着剤と一緒に添加(噴霧)する
場合、図2に示す双頭型ノズル22に代えて、イソシア
ネート(接着剤成分)を噴霧する第1ノズル部22aと
水成分を噴霧する第2ノズル部22bと添加剤を噴霧す
る第3ノズル部を備えた複数頭型ノズルを使用してもよ
い。この場合、各ノズル部から噴霧された接着剤成分と
水成分と添加剤は、互いに衝突混合し、添加剤を含んだ
接着剤が最微粒子化する。このため、接着剤だけでな
く、添加剤も木質小片又は木質繊維に均等に混合させる
ことができる。
【0040】また、添加剤を接着剤と分離して添加する
場合、混合添加装置21は、図2に示す双頭型ノズル2
2と別個に単頭型ノズルを備え、この単頭型ノズルによ
り添加剤を添加してもよい。
【0041】また、図2に示す双頭型ノズル22や複数
頭型ノズルを設ける位置は、ドライヤー6の下流側の供
給口7bに限定されるものではない。従って、ブローラ
イン5、第1サイクロン8、第2サイクロン9のいずれ
かに供給口7a、7c、7dを設け、その位置に図2に
示す双頭型ノズル22や複数頭型ノズルを設けてもよ
い。また、単頭型ノズルを設ける場合には、単頭型ノズ
ルは、図2に示す双頭型ノズル22が設けられている供
給口以外の供給口7a〜7dのいずれかの位置に設けら
れる。
【0042】次に、本実施形態に係る木質ボード製造装
置1の他の例を図4に基づいて説明する。木質ボード製
造装置31は、木質ボードのうち、特にパーティクルボ
ードを製造する装置であるため、以下、パーティクルボ
ード製造装置として説明する。
【0043】パーティクルボード製造装置31は、フレ
ーカー32と、第1ドライヤー33と、レファイナー3
4と、第2ドライヤー35と、エヤーシフター36と、
表層用サイロ37と、芯層用サイロ38と、チップミキ
サー39と、チップブレンダー40と、フォーミングマ
シン41と、ホットプレス42と、ワイドベルトサンダ
ー43と、サイジングソー44と、混合添加装置21と
を備えており、木材チップを解繊し木質小片又は木質繊
維に接着剤成分であるイソシアネートを添加してパーテ
ィクルボードを成形するようになっている。
【0044】フレーカー32は、供給されたチップを所
定の大きさに切削するようになっている。第1ドライヤ
ー33は、フレーカー32の下流側に接続されており、
切削され多量の水成分分を含むチップを脱水成分するよ
うになっている。レファイナー34は、第1ドライヤー
33の下流側に接続されており、脱水成分されたチップ
を木質繊維に解繊するようになっている。第2ドライヤ
ー35は、レファイナー34の下流側に接続されてお
り、木質繊維を更に脱水成分するようになっている。エ
ヤーシフター36は、第2ドライヤー35の下流側に接
続されており、脱水成分された木質繊維を、細かい木質
繊維と粗い木質繊維とに仕分けながら、表層用サイロ3
7と芯層用サイロ38に搬送するようになっている。表
層用サイロ37は、エヤーシフター36の下流側に接続
されており、細かい木質繊維を一定量蓄積するようにな
っている。また、芯層用サイロ38は、エヤーシフター
36の下流側に表層用サイロ37と並列に接続されてお
り、粗い木質繊維を一定量蓄積するようになっている。
【0045】チップミキサー39は、表層用サイロ37
の下流側に接続されており、表層用サイロ37から供給
された細かい木質繊維と接着剤を混合するようになって
いる。また、チップブレンダー40は、芯層用サイロ3
8の下流側に接続されており、芯層用サイロ38から供
給された粗い木質繊維と接着剤を混合するようになって
いる。フォーミングマシン41は、チップミキサー39
と、チップブレンダー40の下流側に接続されており、
粗い木質繊維がボードの中心となり、細かい木質繊維が
ボードの表層になるように、木質繊維をマット状のパー
ティクルボードに成形するようになっている。ホットプ
レス42は、フォーミングマシン41の下流側に接続さ
れており、マット状のパーティクルボードを熱圧成形す
るようになっている。ワイドベルトサンダー43は、ホ
ットプレス42の下流側に接続されており、熱圧成形さ
れた木質ボードをサイジングソー44に搬送するように
なっている。サイジングソー44は、木質ボードを所定
形状に裁断するようになっている。
【0046】混合添加装置21(図2参照)は、チップ
ミキサー39の供給口39a及びチップブレンダー40
の供給口40aに設けられており、イソシアネートと水
成分を混合して得られた接着剤を木質繊維に添加するよ
うになっている。
【0047】尚、チップミキサー39及びチップブレン
ダー40に接着剤を添加する際、必要に応じて添加剤を
添加することができる。この場合、混合添加装置21
は、図2に示す双頭型ノズルと別個に単頭型ノズルを備
え、この単頭型ノズルにより供給口39b、40bから
添加剤を木質繊維に添加する。ここで、添加剤は、硬化
剤、防虫剤、防腐剤、防蟻剤、サイズ剤、離型剤等であ
る。
【0048】また、接着剤と添加剤を混合してチップミ
キサー39及びチップブレンダー40に添加することも
できる。この場合、混合添加装置21は、図2に示す双
頭型ノズル22に代えて、イソシアネート(接着剤成
分)を噴霧する第1ノズル部22aと水成分を噴霧する
第2ノズル部22bと添加剤を噴霧する第3ノズル部を
備えた複数頭型ノズルを使用してもよい。この複数頭型
ノズルを用いると、各ノズル部から噴霧された接着剤成
分と水成分と添加剤は、互いに衝突混合し、添加剤を含
んだ接着剤が得最微粒子化する。このため、接着剤だけ
でなく、添加剤も木質小片又は木質繊維に均等に混合さ
せることができる。
【0049】木質ボード製造装置1、31の製造ライン
2〜13、32〜44の構成は、上記混合添加装置21
を備える構成であれば、図1及び図4に示す製造ライン
の木質ボード製造装置に限定されない。
【0050】
【発明の効果】請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
の発明は、接着剤成分と水成分を噴霧させ、接着剤成分
と水成分を衝突混合させることにより、最微粒子化した
接着剤を得ることができる。この最微粒化した接着剤
は、木質小片又は木質繊維に均等に混ざるため、混合む
らに起因する物性の低下を防止でき、良好な物性の木質
ボードを製造できるという効果を奏する。
【0051】請求項2記載の発明は、接着剤成分又は水
成分と反応性の添加剤を木質小片等に添加する場合で
も、接着剤成分や水成分と別個に第3ノズルから添加剤
を噴霧できるので、ノズルが目詰まりするのを防止でき
るという効果を奏する。
【0052】請求項3又は請求項7記載の発明は、接着
剤成分と水成分と添加剤とをそれぞれ別個に噴霧させ、
接着剤成分と水成分と添加剤とを衝突混合させることに
より、添加剤を含んだ接着剤を最微粒子化させることが
できる。このため、添加剤を含んだ接着剤を木質小片又
は木質繊維に均等に混合させることができ、良好な物性
の木質ボードを製造できるという効果を奏する。
【0053】請求項4又は請求項8記載の発明は、急激
に反応するイソシアネートと水成分を衝突混合させるた
め、ノズルの噴霧口が目詰まりするのを防止できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木質ボード製造装置の概略を説明
する図である。
【図2】本発明に係る混合添加装置の概略を説明する図
である。
【図3】接着剤成分と水成分の衝突混合の状態を説明す
る図である。
【図4】本発明に係る木質ボード製造装置の他の例を説
明する図である。
【符号の説明】
1、31 木質ボード製造装置 6a 供給口 7a〜7d 供給口 21 混合添加装置 22 双頭型ノズル(複数頭型ノズル) 22a 第1ノズル部 22b 第2ノズル部 22c ノズル本体 22d、22e 噴霧口 a イソシアネートの供給路 b 水成分の供給路 c 圧搾空気の供給路 39a、40a 供給路 39b、40b 供給路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤成分と水成分とを混合して得られ
    る接着剤を木質小片又は木質繊維に添加する混合添加装
    置を備え、前記木質小片又は木質繊維から木質ボードを
    製造する木質ボード製造装置において、 前記混合添加装置は、 前記接着剤成分を噴霧する第1ノズル部と、前記水成分
    を噴霧する第2ノズル部と、前記第1ノズル部及び前記
    第2ノズル部の噴霧口を所定の角度で対向させ、前記第
    1ノズル部及び前記第2ノズル部の外部で前記接着剤成
    分と前記水成分を衝突混合させ、得られた前記接着剤を
    吹き出させるように、前記第1ノズル部及び前記第2ノ
    ズル部を支持するノズル本体とからなる複数頭型ノズル
    を備える装置である木質ボード製造装置。
  2. 【請求項2】 前記複数頭型ノズルは、添加剤を噴霧す
    る1以上の第3ノズル部を備えるものである請求項1記
    載の木質ボード製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第3ノズル部は、その噴霧口が、前
    記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の噴霧口と所定の
    角度で対向し、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部
    並びに前記第3ノズル部の外部で前記接着剤成分と前記
    水成分と前記添加剤とを衝突混合させ、前記添加剤を含
    んだ前記接着剤を吹き出させるように、前記ノズル本体
    に支持されている請求項2記載の木質ボード製造装置。
  4. 【請求項4】 前記接着剤成分は、イソシアネートであ
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の木質ボード
    製造装置。
  5. 【請求項5】 接着剤成分と水成分とを混合して得られ
    る接着剤を木質小片又は木質繊維に添加し、前記木質小
    片又は木質繊維から木質ボードを製造する木質ボード製
    造方法において、 前記接着剤成分と前記水成分をそれぞれ別個に噴霧さ
    せ、前記接着剤成分と前記水成分を衝突混合させ、得ら
    れた前記接着剤を前記木質小片又は木質繊維に吹き出さ
    せる工程を含む木質ボード製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接着剤と一緒に又は分離して添加剤
    を前記木質小片又は木質繊維に添加する工程を含む請求
    項5記載の木質ボード製造方法。
  7. 【請求項7】 前記工程は、前記接着剤成分と前記水成
    分と添加剤をそれぞれ別個に噴霧させ、前記接着剤成分
    と前記水成分と前記添加剤とを衝突混合させ、得られた
    前記接着剤を前記木質小片又は木質繊維に吹き出させる
    工程である請求項5記載の木質ボード製造方法。
  8. 【請求項8】 前記接着剤成分は、イソシアネートであ
    る請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の木質ボード
    製造方法。
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