JP2001292335A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2001292335A JP2000106936A JP2000106936A JP2001292335A JP 2001292335 A JP2001292335 A JP 2001292335A JP 2000106936 A JP2000106936 A JP 2000106936A JP 2000106936 A JP2000106936 A JP 2000106936A JP 2001292335 A JP2001292335 A JP 2001292335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなケーブルの敷設工事を行う必要がな
く、伝送損失が少なくインターネットに接続可能にす
る。 【解決手段】 双方向共同受信システム2のヘッド側に
設けたコンバータ22が、基地局16から無線で送信された
第1下りデータ信号を双方向共同受信システム2で伝送
可能な周波数の第2下りデータ信号に変換して、双方向
共同受信システム2のヘッド側に出力する。双方向共同
受信システム2の端末側に設けられた送受信ユニット38
が、第2下りデータ信号をパーソナルコンピュータ13に
おいて処理可能な第3下りデータ信号に変換してコンピ
ュータ13に出力する。送受信ユニット38は、コンピュー
タ13からの第1上りデータ信号を、双方向共同受信シス
テム2で伝送可能である周波数の第2上りデータ信号に
変換し、双方向共同受信システム2の端末に出力する。
双方向共同受信システム2で伝送された第2上りデータ
信号を、無線で基地局に送信可能である周波数の第3上
りデータ信号に、コンバータ22が変換し、基地局16に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインターネ
ットに情報端末機器を接続するデータ伝送システムに関
し、特に、双方向共同受信システムを使用するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータが普及し
ている。パーソナルコンピュータの利用において最も注
目されているのは、パーソナルコンピュータを情報端末
機器として使用して、インターネットへ接続することで
ある。パーソナルコンピュータのインターネットへの接
続には、パーソナルコンピュータが備えているモデムや
ISDNを利用することが多い。
【0003】しかし、ビルやマンション等の場合、電話
のモジュラージャックの設置位置やISDN用のターミ
ナルアダプターの設置場所から、パーソナルコンピュー
タの設置場所まで伝送用のケーブルを敷設しなければな
らず、パーソナルコンピュータが増設されるごとに、敷
設工事が必要になる。構内無線や無線LANの使用も考
えられるが、屋内の異なる部屋に配置されているパーソ
ナルコンピュータに接続するためには、基本的にはケー
ブルと複数のアクセスポイントとを設置するための工事
が必要になる。また、構内無線や無線LANで使用され
ている周波数帯は、GHz帯であるので、その伝送損失
が大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビルやマン
ションのような建物では、その建物内だけで完結してい
る双方向共同受信システムが既に設置されていることが
ある。この場合、ヘッドエンドがプロバイダー機能を備
えていないと、CATVインターネットとして使用する
ことはできないが、様々な部屋にテレビジョン受信用の
ケーブルが既に敷設されている。
【0005】本発明は、このような双方向共同受信シス
テムを利用して、新たなケーブルの敷設工事を大規模に
行う必要がなく、また伝送損失が少なくインターネット
に接続可能なデータ伝送システム及びこのシステムに使
用する送受信用コンバータ、送受信用ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ伝送
システムは、少なくともテレビジョン放送信号を下り信
号として複数の端末にヘッド側から伝送し、前記各端末
から前記ヘッド側に上り信号を伝送する双方向共同受信
システムを使用する。このシステムは、ヘッド側にプロ
バイダー機能を有していないものである。この双方向共
同受信システムのヘッド側に第1の下り変換手段が設け
られている。この下り変換手段は、基地局から無線で送
信された第1下りデータ信号を双方向共同受信システム
において伝送可能な周波数の第2下りデータ信号に変換
して、双方向共同受信システムのヘッド側に出力する。
基地局は、例えばプロバイダーに伝送路を介して接続さ
れている。基地局は、プロバイダーから伝送された下り
情報信号を第1下りデータ信号に周波数変換してもよい
し、或いはプロバイダーから第1下りデータ信号がその
まま伝送され、それをそのまま送信してもよい。双方向
共同受信システムの端末側に第2の下り変換手段が設け
られている。第2の下り変換手段は、第2下りデータ信
号を情報端末機器において処理可能な第3下りデータ信
号に変換して、前記情報端末機器に出力する。端末側に
第1上り変換手段が設けられている。第1上り変換手段
は、情報端末機器から入力された第1上りデータ信号
を、双方向共同受信システムで伝送可能である周波数の
第2上りデータ信号に変換して、双方向共同受信システ
ムの端末に出力する。双方向共同受信システムのヘッド
側に第2上り変換手段が設けられている。第2上り変換
手段は、第2上りデータ信号を無線で前記基地局に送信
可能である周波数の第3上りデータ信号に変換して、前
記基地局に送信する。なお、第1下りデータとは、第3
上りデータ信号とは、同一の周波数帯とすることもでき
る。
【0007】このデータ伝送システムでは、基地局と双
方向共同受信システムとの間では、上り及び下りのデー
タ信号は、無線によって送信されているが、双方向共同
受信システムのヘッドから各端末までの間では、双方向
共同受信システムを利用して伝送されている。既存の双
方向共同受信システムを利用しているので、各端末まで
新たにケーブルの敷設工事を行う必要がなく、使用する
情報端末機器が増加しても容易に対応することができ
る。また、無線による伝送は、基地局と双方向共同受信
システムとの間のみで行われるので、伝送損失も全面的
に無線伝送を行う場合と比較して少なくなる。
【0008】第1の下り変換手段と、第2の上り変換手
段は、それぞれ周波数変換手段を有するものにできる。
この場合、これら周波数変換手段には、共通の局部発振
器から局部発振信号が供給される。第1の下り変換手段
から出力される第2下りデータ信号と、第2の上り変換
手段に供給される第2上りデータ信号とは、同一周波数
帯のものである。
【0009】このように構成した場合、ヘッド側に共に
設けられる第1下り変換手段と第2上り変換手段の構成
を簡易にでき、設備費を低下させることができる。
【0010】第2の下り変換手段と、第1の上り変換手
段とは、それぞれ周波数変換手段を有するものにでき
る。この場合、これら周波数変換手段には、共通の局部
発振器から局部発振信号が供給される。第2の下り変換
手段から出力される第3下りデータ信号と、第1の上り
変換手段に供給される第1上りデータ信号とは、同一周
波数帯のものである。
【0011】このように構成した場合、各端末側に共に
設けられる第1の上り変換手段と、第2下り変換手段と
の構成を簡易にでき、設備費を低下させることができ
る。特に、第1の上り変換手段と、第2下り変換手段と
は、各端末にそれぞれ設けられるものであるので、設備
費を低下させる意義は大きい。
【0012】第2の下り変換手段は、前記端末に接続さ
れかつ第2下りデータ信号を無線で送信可能な第4下り
データ信号に変換する第3の下り変換手段と、情報端末
機器に接続され、かつ第4下りデータ信号を第3下りデ
ータ信号に変換する第4の下り変換手段とを、有するも
のとできる。この場合、第1の上り変換手段は、情報端
末機器に接続され、かつ前記情報端末機器からの第1下
りデータ信号を無線で伝送可能な第4上りデータ信号に
変換して送信する第3の上り変換手段と、端末に接続さ
れ、かつ第4上りデータ信号を受信して、第2上りデー
タ信号に変換する第4の上り変換手段とを、有する。
【0013】このように構成した場合、各端末と情報端
末機器とを無線で接続することができる。各端末と情報
端末機器との距離は比較的短いので、伝送損失は余り大
きくなく、むしろ、各端末と情報端末機器との間を接続
するケーブルが不要になる利点が非常に大きい。
【0014】本発明による送受信用コンバータは、例え
ば双方向共同受信システムが設けられている建物の外部
に設けられ、下り変換手段を有している。この下り変換
手段は、基地局から無線で送信された第1下り信号を、
双方向共同受信システムにおいて伝送可能な周波数の第
2下り信号に変換して、前記双方向共同受信システムに
伝送する。さらに、上り変換手段も有している。上り変
換手段は、双方向共同受信システムを介してそれの端末
から伝送された第1上り信号を無線で前記基地局に送信
可能で、第1下り信号と異なる周波数の第2上り信号に
変換して、前記基地局に送信する。これら上り及び下り
変換手段は、1つの筐体内に収容することが望ましい。
【0015】この送受信用コンバータを設置することに
よって、既存の双方向共同受信システムを利用して、イ
ンターネットに情報端末機器を接続することができる。
【0016】前記下り変換手段と、前記上り変換手段と
は、それぞれ周波数変換手段を有するものとできる。こ
の場合、これら周波数変換手段には、共通の局部発振器
から局部発振信号が供給される。下り変換手段から出力
される第2下り信号と、上り変換手段に供給される第2
上り信号とは、同一周波数帯のものである。
【0017】本発明による送受信ユニットは、双方向共
同受信システムの端末に配置される。このユニットは、
下り変換手段を有し、この下り変換手段は、基地局から
無線で送信された第1下り信号を、双方向共同受信シス
テムのヘッド側で変換して、双方向共同受信システムの
各端末に伝送した、双方向共同受信システムで伝送可能
な周波数の第2下り信号を、情報端末機器において処理
可能な第3下り信号に変換する。さらに、上り変換手段
も有している。上り変換手段は、情報端末機器からの第
1上り信号を、双方向共同受信システムの端末からヘッ
ド側に伝送される、前記双方向共同受信システムで伝送
可能な周波数帯である周波数の第2上り信号に周波数変
換して、双方向共同受信システムの端末に出力する。こ
の上り及び下り変換手段も1つの筐体に収容することが
望ましい。
【0018】このように構成した場合、情報端末機器に
双方向共同受信システムを伝送された下り信号を情報端
末機器で処理可能な信号に変換する機器や、情報端末機
器からの上り信号を双方向共同受信システムで伝送可能
な信号に変換する機器を、設ける必要がない。従って、
一般に使用されている情報端末機器をそのまま使用する
ことができる。
【0019】本発明による送受信ユニットは、端末に設
けられた第1送信手段を有している。第1送信手段は、
基地局から無線で送信された第1下り信号を、双方向共
同受信システムのヘッド側で変換して、双方向共同受信
システムの各端末に伝送した、双方向共同受信システム
で伝送可能な周波数の第2下り信号を、無線で送信可能
な第3下り信号に変換して送信する。さらに、この送受
信ユニットは、情報端末機器に接続された第1の受信手
段も有している。第1の受信手段は、第3下り信号を受
信して、情報端末機器において処理可能な第4下り信号
に変換して、情報端末機器に出力する。この送受信ユニ
ットは、情報機器に接続された第2送信手段も有してい
る。第2送信手段は、情報端末機器からの第1上り信号
を無線で送信可能な周波数帯の第2上り信号に変換し
て、送信する。さらに、この送受信ユニットは、端末に
設けられた第2受信手段も有している。第2受信手段
は、第2上り信号を受信して、双方向共同受信システム
において伝送可能な周波数の第3上り信号に変換して、
双方向共同受信システムの端末に供給する。
【0020】このように構成した場合、端末と情報端末
機器との間での信号の授受を無線で行うことができるの
で、ケーブルの敷設が不要になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態のデータ伝
送システムは、図1に示すように、双方向共同受信シス
テム2を有している。この双方向共同受信システム2
は、例えばビル共同受信システムと称されるもので、ビ
ルの屋上等に設置されたBS(CS)アンテナ4によっ
て受信された衛星放送信号、衛星通信信号または両者か
らなる衛星信号と、地上波テレビジョン放送受信用アン
テナ6によって受信したUHF、VHFまたは両者のテ
レビジョン放送信号からなる地上波テレビジョン放送信
号を、混合器付きブースタ8によって混合増幅した各信
号を、ビル内の各部屋にそれぞれ設けたテレビジョン端
子10に伝送するものである。
【0022】この双方向共同受信システム2は、双方向
分配器12や、双方向直列ユニット14等から構成され
ている。なお、図示していないが、双方向幹線増幅器や
双方向分岐増幅器や双方向分配増幅器等も使用される。
【0023】このような双方向共同受信システム2が設
けられている状態において、このビルの各部屋に設けら
れた情報端末機器、例えばパーソナルコンピュータ13
をインターネットに接続する場合、このビルの近傍の電
柱14等の頂部のような見晴らしのよい場所に基地局1
6が設置される。この基地局16は、基地局16から離
れた場所に設置されているプロバイダーのサーバー(図
示せず)に光ファイバーケーブルまたは同軸ケーブルに
よって接続され、サーバーからの下りデータ信号を、例
えば5.3GHzまたは2.4GHzの周波数帯域幅が
例えば80乃至100MHzの一部のチャンネルを使用
する第1下りデータ信号(第1下り信号)に変換して、
アンテナ18から送信する。
【0024】また、双方向共同受信システム2が設置さ
れているビルの屋上等には、アンテナ18から送信され
た第1下りデータ信号を受信可能にアンテナ20が設置
されている。このアンテナ20で受信された第1下り信
号は、コンバータ22に供給される。
【0025】このコンバータ22は、1つの筐体内に設
けられた小型のもので、図2に示すように、入出力端子
23を有し、これにはアンテナ20によって受信された
第1下りデータ信号が供給されている。この第1下りデ
ータ信号は、分配合成器24を介して、第1の下り変換
手段、例えば下り用ミキサー26に供給される。下り用
ミキサー26には、局部発振器28から局部発振信号が
供給されている。この局部発振信号の発振周波数は、第
1下りデータ信号を、双方向共同受信システム2で伝送
可能な周波数帯のうち空き周波数帯、例えば250MH
z乃至350MHzなどのスーパーハイバンドまたは6
70MHz乃至770MHzのUHF帯の一部空きチャ
ンネル(地域によって異なる)等の第2下りデータ信号
(第2下り信号)に周波数変換可能な周波数に選択され
ている。
【0026】この下り用ミキサー26からの第2下りデ
ータ信号は、送受信切換器30を介して入出力端子32
に供給される。この入出力端子32から図1に示す混合
器34に供給される。この混合器34において、第2下
りデータ信号と、混合器付きブースタ8の出力信号とが
混合され、双方向共同受信システム2のヘッド側に供給
される。
【0027】混合器34の混合出力(第2下りデータ信
号と、地上波テレビジョン放送信号と、衛星信号との混
合信号)は、双方向共同受信システム2内を伝送され
て、ビル内の様々な部屋の各テレビジョン端子10に伝
送される。このとき、第2下りデータ信号は、双方向共
同受信システム2において伝送可能な低い周波数にダウ
ンコンバートされているので、双方向共同受信システム
2における伝送によって大きな減衰を受けることがな
い。また、双方向共同受信システム2が既存の場合、新
たにビル内の各部屋にケーブルを敷設する必要がない。
【0028】テレビジョン端子10に供給された混合器
34からの混合出力は、各部屋に設けられている分波器
36によって、第2下りデータ信号と、地上波テレビジ
ョン放送信号及び衛星信号とにそれぞれ分波され、地上
波テレビジョン放送信号及び衛星信号は、図示していな
いテレビジョン受信機に供給され、視聴者によって視聴
される。
【0029】一方、第2下りデータ信号は、送受信ユニ
ット38に供給される。送受信ユニット38は、1つの
筐体内に設けられた小型のもので、図3に示すように、
送受信ユニット38は、入出力端子40を有し、これに
分波器36から第2下りデータ信号が供給される。第2
下りデータ信号は、分配合成器42を介して第2の下り
変換手段、例えば下り用ミキサー44に供給される。下
り用ミキサー44には、局部発振器46から局部発振信
号が供給されている。この局部発振信号は、第2下りデ
ータ信号をパーソナルコンピュータ13が処理できる周
波数帯の第3下りデータ信号(第3下り信号)に周波数
変換するために必要な周波数を有している。この第3下
りデータ信号は、送受信切換器48を介して入出力端子
50に供給され、これよりパーソナルコンピュータ13
に出力される。従って、パーソナルコンピュータ13で
は、第3下りデータ信号に基づいて、例えばWebを見
ることができる。
【0030】また、パーソナルコンピュータ13から出
力された第1上りデータ信号(第1上り信号)〔これ
は、第3下りデータ信号と同一の周波数帯のものであ
る。〕は、送受信ユニット38の入出力端子50から送
受信切換器48を介して第1の上り変換手段、例えば上
り用ミキサー52に供給される。この上り用ミキサー5
2には、局部発振器46から下り用ミキサー44に供給
したのと同じ局部発振信号が供給されている。従って、
第1上りデータ信号は、第2下りデータ信号と同様に、
250MHz乃至350MHzなどのスーパーハイバン
ドまたは670MHz乃至770MHzのUHF帯の一
部空きチャンネル等に周波数変換される。このように、
第1上りデータ信号も、既存の双方向共同受信システム
2によって伝送可能な周波数帯の第2上りデータ信号
(第2上り信号)にアップコンバートし、双方向共同受
信システム2を使用して伝送しているので、第2上りデ
ータ信号は、双方向共同受信システム2における伝送に
よって大きな減衰を受けることがない。また、双方向共
同受信システム2が既存の場合、新たにビル内の各部屋
にケーブルを敷設する必要がない。第2上りデータ信号
は、分配合成器42及び入出力端子40を介して双方向
共同受信システム2のヘッド側まで伝送され、図1に示
す混合器34を経てコンバータ22に供給される。
【0031】コンバータ22では、第2上りデータ信号
は、コンバータ22の入出力端子32から送受信切換器
30を経て、第2の上り変換手段、例えば上り用ミキサ
ー54に供給される。上り用ミキサー54には、下り用
ミキサー26に供給したのと同一の局部発振信号が、局
部発振器28から供給されている。これによって、第2
上りデータ信号は、第1下りデータ信号と同一の周波数
帯、例えば5.3GHzまたは2.4GHzの第3上り
データ信号(第3上り信号)に周波数変換される。第3
上りデータ信号は、増幅器56によって増幅された後、
分配合成器24及び入出力端子23を介してアンテナ2
0に供給され、アンテナ20から送信される。第3上り
データ信号は、アンテナ18によって受信され、基地局
16で上り信号に復調され、光ファイバーまたは同軸ケ
ーブルを介してプロバイダーに伝送される。従って、パ
ーソナルコンピュータ13からの上りデータ信号による
指令がプロバイダーから所定のサーバーに伝送される。
【0032】第2の実施形態を図4及び図5に示す。第
2の実施形態では、双方向共同受信システム2のテレビ
ジョン端子10に接続された送受信ユニットが異なる。
他は、第1実施形態と同様に構成されているので、詳細
な説明は省略する。
【0033】第1実施形態では、テレビジョン端子10
とパーソナルコンピュータ13とは、1台の送受信ユニ
ット38を介在させて有線で接続したが、第2実施形態
では、テレビジョン端子10とパーソナルコンピュータ
13とにそれぞれ送受信ユニット60、62を接続し、
両送受信ユニット60、62間で無線通信を行う。
【0034】即ち、テレビジョン端子10に双方向共同
受信システム2から伝送された第2下りデータ信号は、
図5(a)に示す送受信ユニット60の入出力端子64
に供給され、分配合成器66を介して第3下り変換手
段、例えば下りミキサー68に供給される。下りミキサ
ー68には局部発振器70から局部発振信号が供給さ
れ、第2下りデータ信号を第4下りデータ信号(第4下
り信号)に周波数変換する。この第4下りデータ信号
は、例えば後述するアンテナ78から送信可能な高周波
帯の信号で、増幅器72によって増幅され、送受信切換
器74を介して入出力端子76に供給され、更に図4に
示すアンテナ78から送受信ユニット62に向けて送信
される。
【0035】送受信ユニット62では、アンテナ80に
よって受信された第4下りデータ信号が、図5(b)に
示す入出力端子82に供給される。第4下りデータ信号
は、入出力端子82から分配合成器84を介して第4下
り変換手段、例えば下りミキサー86に供給される。下
りミキサー86には局部発振器88から局部発振信号が
供給されており、第4下りデータ信号を第1実施形態で
示した第3下りデータ信号に周波数変換する。第3下り
データ信号は増幅器90によって増幅された後、送受信
切換器92を介して入出力端子94に出力され、この入
出力端子94からパーソナルコンピュータ13に出力さ
れる。
【0036】一方、パーソナルコンピュータ13からの
第1上りデータ信号は、送受信ユニット62の入出力端
子94から送受信切換器92を介して第3上り変換手
段、例えば上りミキサー96に供給される。この上りミ
キサー96には、局部発振器88から下りミキサー86
に供給したのと同一の局部発振信号が供給され、第1上
りデータ信号は、第4上りデータ信号(第4上り信号)
に周波数変換される。第4上りデータ信号は、第4下り
データ信号と同一の周波数帯である。この第4下りデー
タ信号は、分配合成器84、入出力端子82を経て、図
4に示すアンテナ80から送受信ユニット60のアンテ
ナ78に向けて送信される。
【0037】送受信ユニット60のアンテナ78で受信
された第4上りデータ信号は、送受信ユニット60の入
出力端子76、送受信切換器74を経て、第4変換手
段、例えば上りミキサー98に供給される。上りミキサ
ー98には、局部発振器70から、下りミキサー68に
供給したのと同一の局部発振信号が供給され、第4上り
データ信号は、第2上りデータ信号に周波数変換され
る。この第2上りデータ信号は、分配合成器66及び入
出力端子64を介してテレビジョン端子10に供給さ
れ、双方向共同受信システム2に伝送される。なお、送
受信ユニット60、62は、いずれも1つの筐体に収容
された小型のものである。
【0038】このようにテレビジョン端子10に接続さ
れた送受信ユニット60と、パーソナルコンピュータ1
3に接続された送受信ユニット62とで無線通信を行う
ように構成してあるので、ケーブルの敷設が不要であ
り、パーソナルコンピュータ13の設置位置の自由度が
高くなる。
【0039】なお、第2の実施形態の第4上りデータ信
号及び第4下りデータ信号の周波数帯としては、第1下
りデータ信号及び第3上りデータ信号と同様に、5.3
GHzまたは2.4GHzの周波数帯域を使用すること
もできる。この場合、無線伝送距離は比較的短いので、
大きな減衰は生じない。無論、他の周波数帯を使用する
こともできる。第2の実施形態では、送受信ユニット6
0、62において、単に周波数変換したが、例えば変調
器及び復調器を送受信ユニット60、62それぞれに設
ければ、第1下りデータ信号及び第3上りデータ信号と
は異なる変調方式とすることもできる。
【0040】上記の2つの実施形態では、双方向共同受
信システム2は、衛星信号と地上波テレビジョン放送信
号とを伝送するものとしたが、少なくとも地上波テレビ
ジョン放送信号を伝送するものであれば使用できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によるデータ伝送
システムや、このシステムに使用する送受信用コンバー
タ、送受信用ユニットでは、双方向共同受信システムを
利用してるので、新たなケーブルの敷設工事を大規模に
行う必要がなく、かつ伝送損失が少なくインターネット
に接続可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のデータ伝送システム
のブロック図である。
【図2】図1のデータ伝送システムで使用するコンバー
タのブロック図である。
【図3】図1のデータ伝送システムで使用する送受信ユ
ニットのブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態のデータ伝送システムの
所要部のブロック図である。
【図5】図4のデータ伝送システムで使用する2つの送
受信ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
2 双方向共同受信システム 13 パーソナルコンピュータ(情報端末機器) 16 基地局 22 コンバータ(第1下り変換手段、第2上り変換手
段) 38 送受信ユニット(第2下り変換手段、第1上り変
換手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともテレビジョン放送信号を下り
    信号として複数の端末にヘッド側から伝送し、前記各端
    末から前記ヘッド側に上り信号を伝送する双方向共同受
    信システムと、 この双方向共同受信システムのヘッド側に設けられ、基
    地局から無線で送信された第1下りデータ信号を前記双
    方向共同受信システムにおいて伝送可能な周波数の第2
    下りデータ信号に変換して、前記双方向共同受信システ
    ムのヘッド側に出力する第1の下り変換手段と、 前記端末側に設けられ、第2下りデータ信号を情報端末
    機器において処理可能な第3下りデータ信号に変換し
    て、前記情報端末機器に出力する第2の下り変換手段
    と、 前記端末側に設けられ、前記情報端末機器から入力され
    た第1上りデータ信号を、前記双方向共同受信システム
    で伝送可能である周波数の第2上りデータ信号に変換し
    て、前記双方向共同受信システムの端末に出力する第1
    上り変換手段と、 前記双方向共同受信システムのヘッド側に設けられ、前
    記第2上りデータ信号を無線で前記基地局に送信可能で
    ある周波数の第3上りデータ信号に変換して、前記基地
    局に送信する第2の上り変換手段とを、具備するデータ
    伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ伝送システムにお
    いて、第1の下り変換手段と、第2の上り変換手段は、
    それぞれ周波数変換手段を有し、これら周波数変換手段
    には、共通の局部発振器から局部発振信号が供給される
    データ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ伝送システムにお
    いて、第2の下り変換手段と、第1の上り変換手段と
    は、それぞれ周波数変換手段を有し、これら周波数変換
    手段には、共通の局部発振器から局部発振信号が供給さ
    れるデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータ伝送システムにお
    いて、第2の下り変換手段は、 前記端末に接続され、第2下りデータ信号を無線で送信
    可能な第4下りデータ信号に変換する第3の下り変換手
    段と、 前記情報端末機器に接続され、第4下りデータ信号を第
    3下りデータ信号に変換する第4の下り変換手段とを、
    有し、 第1の上り変換手段は、 前記情報端末機器に接続され、前記情報端末機器からの
    第1下りデータ信号を無線で伝送可能な第4上りデータ
    信号に変換して送信する第3の上り変換手段と、 前記端末に接続され、第4上りデータ信号を受信して、
    第2上りデータ信号に変換する第4の上り変換手段と
    を、有するデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 基地局から無線で送信された第1下り信
    号を、双方向共同受信システムにおいて伝送可能な周波
    数の第2下り信号に変換して、前記双方向共同受信シス
    テムに伝送する下り変換手段と、 前記双方向共同受信システムを介してそれの端末から伝
    送された第1上り信号を無線で前記基地局に送信可能で
    ある周波数の第2上り信号に変換して、前記基地局に送
    信する上り変換手段とを、具備する送受信用コンバー
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の送受信用コンバータにお
    いて、前記下り変換手段と、前記上り変換手段とは、そ
    れぞれ周波数変換手段を有し、これら周波数変換手段に
    は、共通の局部発振器から局部発振信号が供給される送
    受信用コンバータ。
  7. 【請求項7】 基地局から無線で送信された第1下り信
    号を、前記双方向共同受信システムのヘッド側で変換し
    て、前記双方向共同受信システムの各端末に伝送した、
    双方向共同受信システムで伝送可能な周波数の第2下り
    信号を、情報端末機器において処理可能な第3下り信号
    に変換する、前記端末に設けられた下り変換手段と、 前記情報端末機器からの第1上り信号を、前記双方向共
    同受信システムの端末からヘッド側に伝送される、前記
    双方向共同受信システムで伝送可能な周波数である周波
    数の第2上り信号に周波数変換して、前記双方向共同受
    信システムの端末に出力する、前記端末に設けられた上
    り変換手段とを、有する送受信ユニット。
  8. 【請求項8】 基地局から無線で送信された第1下り信
    号を、前記双方向共同受信システムのヘッド側で変換し
    て、前記双方向共同受信システムの各端末に伝送した、
    双方向共同受信システムで伝送可能な周波数の第2下り
    信号を、無線で送信可能な第3下り信号に変換して送信
    する、前記端末に設けられた第1送信手段と、 情報端末機器に接続され、第3下り信号を受信して、前
    記情報端末機器において処理可能な第4下り信号に変換
    して、前記情報端末機器に出力する第1の受信手段と、 前記情報端末機器に接続され、前記情報端末機器からの
    第1上り信号を無線で送信可能な周波数帯の第2上り信
    号に変換して、送信する第2送信手段と、 前記端末に設けられ、前記第2上り信号を受信して、前
    記双方向共同受信システムにおいて伝送可能な周波数の
    第3上り信号に変換して、前記双方向共同受信システム
    の端末に供給する第2送信手段とを、具備する送受信ユ
    ニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002354439A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Synclayer Inc ネットワークシステム
JP2005303748A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Maspro Denkoh Corp 共同受信システム
US7489899B2 (en) 2003-01-08 2009-02-10 Seiko Epson Corporation Information network building method and network connection circuit for communication between terminals of a physical premises
JP5798213B1 (ja) * 2014-05-26 2015-10-21 西日本電信電話株式会社 信号伝送システム及び信号伝送方法

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