JP2001289243A - 動圧軸受モータ - Google Patents

動圧軸受モータ

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JP2001289243A
JP2001289243A JP2000104042A JP2000104042A JP2001289243A JP 2001289243 A JP2001289243 A JP 2001289243A JP 2000104042 A JP2000104042 A JP 2000104042A JP 2000104042 A JP2000104042 A JP 2000104042A JP 2001289243 A JP2001289243 A JP 2001289243A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で、また簡単な構成でもってスラ
スト動圧軸受部の摩耗を抑え、モータの寿命を延ばすこ
とができる動圧軸受モータを提供すること。 【解決手段】 静止部材2と、この静止部材2に対して
回転自在である回転部材4と、静止部材2に装着された
ステータ26と、回転部材4に装着されたロータマグネ
ット18と、回転部材4に作用するラジアル荷重を支持
するためのラジアル動圧軸受部50,52と、回転部材
4に作用するスラスト荷重を支持するためのスラスト動
圧軸受部60と、を備える動圧軸受モータ。スラスト動
圧軸受部60を構成する回転部材4及び2静止部材の少
なくともいずれか一方の面には耐摩耗性及び耐焼付け性
を有する摺動部材102が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑流体の動圧を
利用して回転部材を回転支持する動圧軸受モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク等の記録媒体を回転駆動す
るためのスピンドルモータ、回転多面鏡を回転駆動する
ためのスキャナ用モータ、各種OA機器に用いられるモ
ータでは、静止部材と回転部材との間に介在された潤滑
流体の動圧を利用して回転部材を回転自在に支持する動
圧軸受モータが提案され実用に供されている。このよう
な動圧軸受モータは、静止部材と、静止部材に対して回
転自在である回転部材と、静止部材に装着されたステー
タと、回転部材に装着されたロータマグネットと、回転
部材に作用するラジアル荷重を支持するためのラジアル
動圧軸受部と、回転部材に作用するスラスト荷重を支持
するためのスラスト動圧軸受部と、を備えている。この
動圧軸受モータでは、回転部材が所定方向に回転する
と、ラジアル及びスラスト動圧軸受部において潤滑流体
の圧力が高められ、圧力が高められた潤滑流体を介して
回転部材が支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような動圧軸受モ
ータにおいては、回転部材、またこれに装着した載置物
(記録ディスク、回転多面鏡等)の自重によって比較的
大きなスラスト荷重が作用するが、回転部材の回転数が
低い時(起動時、停止時)、スラスト動圧軸受部の潤滑
流体の圧力が低く、回転部材に作用するスラスト荷重に
充分に抗することができず、スラスト軸受部において摺
れ、カジリが発生し、このスラスト軸受部が摩耗損傷し
易いという問題がある。
【0004】近年、モータの小型化、薄型化、低価格化
の傾向が進み、このような要求を満足ように、スラスト
プレートを省略した動圧軸受モータが提案されている。
かかる動圧軸受モータでは、回転部材に作用するラジア
ル荷重は二つのラジアル動圧軸受部で支持するが、回転
部材に作用するスラスト荷重は一つのスラスト動圧軸受
部で支持するように構成され、このように構成すること
によって、従来2つ設けていたスラスト動圧軸受部を一
つ省略している。この動圧軸受モータでは、スラスト動
圧軸受部によって、回転部材が軸線方向に浮き上がる方
向の動圧が発生するように構成されており、このことに
関連して、この浮き上がり方向の力を打ち消すように、
回転部材に上記浮き上がり方向と反対方向の力を磁気バ
イアスよって加えるように構成されている。
【0005】この動圧軸受モータでは、回転部材及びこ
れに装着された載置物の自重に加えて磁気バイアスによ
る偏倚力がスラスト荷重として作用し、より大きなスラ
スト力が作用するようになる。それ故に、このような動
圧軸受モータでは、スラスト動圧軸受部における上述し
た摺れ、カジリが一層発生し易く、モータの寿命が更に
短くなる。動圧軸受モータにおいて、スラスト動圧軸受
部の摩耗損傷を回避するために、スラスト軸受部を構成
する部材の表面に、スプレーによって二硫化モリブデン
等の固定潤滑剤の被覆を形成する技術も知られている
が、このような二硫化モリブデンのスプレーコーティン
グでは、塗装ムラが発生し易く、それ故に、塗装後にそ
の表面を研磨する必要がある。また、塗装後の研磨作業
においては、研磨する部位が回転部材の入り組んだ内面
であるので、コーティング面の研磨作業が容易でない。
加えて、スプレーコーティングに際し、塗布しない部位
をジグ等でマスキングしなければならない。これらのこ
とから、二硫化モリブデンのスプレーコーティング作業
は煩雑で、手間を要し、モータの低コスト化を阻害する
原因の一つとなる。
【0006】本発明の目的は、簡単な作業で、また簡単
な構成でもってスラスト動圧軸受部の摩耗を抑え、モー
タの寿命を延ばすことができる動圧軸受モータを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、静止部材と、
この静止部材に対して回転自在である回転部材と、前記
静止部材に装着されたステータと、前記ステータに対向
して前記回転部材に装着されたロータマグネットと、前
記回転部材に作用するラジアル荷重を支持するためのラ
ジアル動圧軸受部と、前記回転部材に作用するスラスト
荷重を支持するためのスラスト動圧軸受部と、を備える
動圧軸受モータにおいて、前記スラスト軸受部は、軸線
方向に対向する前記回転部材及び静止部材の少なくとも
いずれか一方の面に設けられたスラスト動圧発生溝と、
前記回転部材と前記静止部材とが軸線方向に対向するこ
とによって形成される間隙に保持されて前記回転部材の
回転時に前記スラスト動圧発生溝によって動圧が誘起さ
れる潤滑流体とによって構成されるとともに、前記スラ
スト動圧軸受部を構成する前記回転部材及び前記静止部
材の少なくともいずれか一方の面には耐摩耗性及び耐焼
付け性を有する摺動部材が装着され、前記摺動部材は、
薄板状金属プレートの表面に鉛又は錫を含有する材料あ
るいはフッ素樹脂、黒鉛又は二硫化モリブデンのうち少
なくともいずれか一つを含有する固体潤滑剤による被覆
を形成した複合材料、あるいはセラミック又は銅系の材
料から形成されることを特徴とする。
【0008】本発明に従えば、回転部材に作用するスラ
スト荷重を支持するスラスト動圧軸受部は、回転部材及
び静止部材の少なくともいずれか一方に設けられたスラ
スト動圧発生溝と、このスラスト動圧発生溝によって動
圧が誘起される潤滑流体とから構成され、このスラスト
動圧軸受部を構成する回転部材及び静止部材の少なくと
もいずれか一方の面に、耐摩耗性及び耐焼付け性を有す
る摺動部材が装着される。従って、この摺動部材によっ
て回転部材の低回転時(起動時、停止時)における摩
耗、焼付きが抑えられ、モータの寿命を延ばすことがで
きる。また、この摺動部材は、スプレーコーティング等
の作業ではなく、例えば接着剤等によって簡単に装着す
ることができ、簡単な作業でもってモータに取り付ける
ことができる。また、この摺動部材は、薄板状金属プレ
ートの表面に鉛又は錫を含有する材料による被覆を形成
した複合材料、薄板状金属プレートの表面にフッ素樹
脂、黒鉛又は二硫化モリブデンのうち少なくともいずれ
か一つを含有する固体潤滑剤による被覆を形成した複合
材料、あるいはセラミック又銅系の材料から形成される
ので、スラスト荷重に対する充分な耐摩耗性及び耐焼付
き性を有するとともに、プレス加工等によって所定形状
に容易に加工することができ、安価に製作することがで
きる。薄板状金属プレートとしては鋼又は銅系材料の薄
板状プレートを用いることができ、また銅系材料として
は、アルミ青銅、マンガン青銅等を用いることができ
る。
【0009】また、本発明では、前記摺動部材は、プレ
ス加工により形成され、このプレス加工を施す際に、前
記摺動部材の表面に前記スラスト動圧発生溝が形成され
ることを特徴とする。本発明に従えば、摺動部材はプレ
ス加工により形成され、このプレス加工の際にスラスト
動圧発生溝が形成されるので、スラスト動圧発生溝を加
工するための専用加工工程を必要とせず、動圧発生溝の
加工を簡単に且つ容易に行うことができる。
【0010】また、本発明では、前記回転部材は、円板
状部とこの円板状部の外周部から垂下され内周面に前記
ロータマグネットが装着される筒状部とを有するロータ
と、前記円板状部の中心部から軸線方向に延設される軸
部材とを備え、前記静止部材は、前記軸部材が挿通され
る中空円筒状の軸受スリーブを有しており、前記スラス
ト動圧軸受部は、前記軸受スリーブの軸線方向一方端部
側の端面と、これと軸線方向に対向する前記ロータの円
板状部との間に構成され、前記ロータを前記軸受スリー
ブの軸線方向一方端部側の端面方向に押圧するように作
用するスラスト荷重を支持していることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、回転部材はロータの円板
状部から延びる軸部材を有し、静止部材は中空円筒状の
軸受スリーブを有し、スラスト動圧軸受部は軸受スリー
ブの軸線方向一端部側の端面とこれと対向するロータの
円板状部との間に構成されるので、軸部材の倒れを防止
して回転部材を安定して支持することができ、また回転
振れが生じても短時間内にその姿勢が回復する。また、
本発明では、前記ラジアル動圧軸受部は、前記軸受スリ
ーブの内周面及び/又はこれと径方向に対向する前記軸
部材の外周面に設けられたラジアル動圧発生溝と、前記
軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外周面とが径方向
に対向することによって形成される間隙に保持されて前
記回転部材の回転時に前記ラジアル動圧発生溝によって
動圧が誘起される潤滑流体とによって構成され、前記軸
受スリーブには、前記軸受スリーブの内周面と前記軸部
材の外周面との間に形成される間隙の軸線方向中央部に
開口して該間隙内に外気を導入する呼吸孔が形成され、
前記軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外周面との間
に形成される間隙には、前記呼吸孔の開口部に対応して
径方向間隙拡大部が形成されて前記呼吸孔を通じて導入
された外気が保持される気体介在部が設けられるととも
に、前記軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外周面と
の間に形成される間隙の前記気体介在部の軸線方向両端
側にそれぞれ潤滑流体が保持されて前記ラジアル動圧軸
受部が軸線方向に離間して一対構成され、前記一対のラ
ジアル動圧軸受部の一方には、前記ラジアル動圧発生溝
として前記潤滑流体を前記スラスト動圧軸受部方向に圧
送するよう屈曲点が幅方向中央より前記スラスト動圧軸
受部側に偏倚したアンバランス型へリングボーン溝が形
成され、前記一対のラジアル動圧軸受部の他方には、前
記ラジアル動圧発生溝として屈曲点が幅方向中央にある
バランス型へリングボーン溝が形成され、また、前記ス
ラスト動圧軸受部は、前記アンバランス型へリングボー
ン溝が形成されたラジアル動圧軸受部に隣接して構成さ
れ、前記スラスト動圧軸受部が規定される間隙には、前
記アンバランス型へリングボーン溝が形成されたラジア
ル動圧軸受部を規定する間隙に保持された潤滑流体に連
続して潤滑流体が保持されるとともに、前記スラスト動
圧軸受部には前記動圧発生溝として前記潤滑流体を径方
向内方に向かって圧送するスパイラル溝が形成されてい
ることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、軸受スリーブには軸受ス
リーブと軸部材との間の間隙に外気を導入する呼吸孔が
形成され、この呼吸孔の開口部に対応して径方向間隙拡
大部が設けられ、この径方向間隙拡大部の両側に一対の
ラジアル動圧軸受部が設けられているので、一対のラジ
アル動圧軸受部の潤滑流体に混入した後に分離した気泡
は、かかる呼吸孔を通して排出され、混入した気泡によ
る悪影響、例えば熱膨張による潤滑流体の飛散等を防止
することができる。また、スラスト動圧軸受部の隣接す
る一方のラジアル動圧軸受部の動圧発生溝がアンバラン
ス型へリングボーン溝から構成され、他のラジアル動圧
軸受部の動圧発生溝がバランス型へリングボーン溝から
構成され、またスラスト動圧軸受部の動圧発生溝がスパ
イラル溝から形成され、潤滑流体は、一方のスラスト動
圧軸受部からスラスト動圧軸受部にわたって連続して保
持されるとともに、これと分離して他方のラジアル動圧
軸受部に保持されるので、一対のラジアル動圧軸受部と
一つのスラスト動圧軸受部とによる比較的簡単な軸受構
造でもって、回転部材に作用するラジアル荷重及びスラ
スト荷重を所要の通りに支持することができる。
【0013】更に、本発明では、前記軸部材は前記軸受
スリーブの他方端部に係止して前記ロータの抜けを防止
するための径方向張出部を有し、前記ロータは前記スラ
スト動圧軸受部で誘起される動圧によるスラスト荷重の
支持方向と軸線方向に対向する方向に磁気付勢されるこ
とを特徴とする。本発明に従えば、軸部材が径方向張出
部を有するので、この径方向張出部が軸受スリーブの他
方端部に係止することによって、回転部材の静止部材か
らの抜けを確実に防止することができる。また、ロータ
はスラスト動圧軸受部の動圧によるスラスト荷重の支持
方向と反対方向に磁気付勢されるので、ロータの動圧に
よる浮き上がりを抑え、ロータを安定して回転させるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う動圧軸受モータの一実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従う動圧軸受モータの一例として
のスピンドルモータを示す断面図であり、図2は、図1
のスピンドルモータにおける動圧流体軸受手段及びその
近傍を拡大して示す部分拡大断面図である。図1におい
て、動圧軸受モータの一例としての図示のスピンドルモ
ータは、静止部材2と、この静止部材2に対して回転自
在である回転部材4とを備え、回転部材4は、ロータと
してのロータハブ6と、このロータハブ6に固定された
軸部材20とを有している。図示の形態では、静止部材
2は静止部材本体8を有し、この静止部材本体8は記録
媒体駆動装置のハウジングのベースプレートを構成し、
この静止部材本体8にその上面開口を覆うようにカバー
部材(図示せず)が取り付けられ、静止部材本体8及び
カバー部材が上記ハウジングを構成する。尚、静止部材
本体8を取付ブラケットから構成し、この取付ブラケッ
トを上記ハウジングのベースプレートに取り付けるよう
にしてもよい。
【0015】回転部材4のロータハブ6は、円板状部1
0及びこの円板状部10の外周部から垂下して静止部材
本体8に向けて延びる筒状部12を有するハブ本体14
を備え、このハブ本体14の筒状部12の下端部には半
径方向外方に突出する環状フランジ16が設けられ、環
状フランジ16にハードディスクの如き記録媒体(図示
せず)が載置される。また、ハブ本体14の筒状部12
の内周面には環状ロータマグネット18が装着されてい
る。
【0016】この実施形態では、回転部材4の軸部材2
0の一方端部(図1において上端部)はハブ本体14の
円板状部10の中心部に例えば圧入によって固定されて
いる。また、静止部材2は中空円筒状の軸受スリーブ2
2を有している。静止部材本体8の略中央部には略円筒
スリーブ状の支持筒部24が一体的に設けられ、支持筒
部24は静止部材本体8から実質上垂直上方に延びてお
り、軸受スリーブ22はこの支持筒部24に例えば圧入
によって固定され、軸受スリーブ22の一方端部側は上
記支持筒部24から突出している。そして、回転部材4
の軸部材20は静止部材2の軸受スリーブ22に挿通さ
れ、このようにして、回転部材4は静止部材2に回転自
在に支持されている。
【0017】静止部材本体8の支持筒部24の外周面に
は、ロータマグネット18に対向してステータ26が装
着されている。ステータ26は、コアプレートを積層す
ることによって構成されるステータコア28と、このス
テータコア28に所要の通りに巻かれたコイル30とか
ら構成され、ステータコア28が支持筒部24に外嵌固
定される。従って、コイル30に駆動電流が所要の通り
に供給されると、磁化されるステータコア28とロータ
マグネット18の相互磁気作用によって、ロータ6が所
定方向に回転駆動される。
【0018】このスピンドルモータでは、ロータマグネ
ット18の一方端部の端面(図1において下端面)に対
向して、静止部材本体8の所定部位に磁性リング32が
配設されている。この磁性リング32は、ロータマグネ
ット18との磁気作用によってロータ本体14を相対的
にアキシャル方向(図1において上下方向)に吸引する
ように、即ち静止部材本体側8側に磁気付勢するように
作用し、これによって、回転時の軸受スリーブ22に対
するロータ6及び軸部材20の浮き上がりを防止する。
【0019】次に、図1及び図2を参照して、回転部材
4に作用するラジアル荷重を支持するためのラジアル動
圧軸受部及び回転部材に作用するスラスト荷重を支持す
るためのスラスト軸受部について説明する。図示の軸部
材20は、軸部34と、この軸部34の他方端部(図1
及び図2において下端部)に設けられた径方向張出部3
6とを有し、軸部34が横断面が円形状の細長い軸38
から構成され、径方向張出部36が頭部40(径方向張
出部36として機能する)を有する係止部材42から構
成されている。この形態では、軸38には軸線方向に貫
通して雌ねじ孔44が設けられている。また、係止部材
42には頭部40から延びる雄ねじ部46が設けられ、
係止部材42の雄ねじ部46が軸38の雌ねじ孔44に
螺着され、このように構成することによって、軸38及
び係止部材42に変形等が生じることなく両者を簡単に
かつ確実に固定することができる。かく係止部材42を
螺着すると、その頭部40が軸38より半径方向外方に
張出し、かかる頭部40が軸受スリーブ22の他方端部
(図1及び図2において下端部に形成された大内径部6
4の底部)に当接することによって、静止部材2に対す
るロータ6の抜けが防止される。尚、固定時の変形等が
問題とならない場合、軸部材20の径方向張出部36を
プレート状部材から構成し、このプレート状部材を軸3
8に圧入等によって固定するようにしてもよい。また、
軸部材20の軸部34に径方向張出部36を一体的に設
けるようにしてもよい。
【0020】この実施形態では、軸部材20の軸部34
及びこれと半径方向に対向する軸受スリーブ22との間
に一対のラジアル動圧軸受部50,52が構成されてい
る。ラジアル動圧軸受部50,52はラジアル動圧発生
溝54,56と、軸部材20の外周面と軸受スリーブ2
2の内周面とが径方向に対向することによって形成され
る間隙に保持された潤滑流体、例えばオイルとを含み、
この潤滑流体には回転部材4の回転時にラジアル動圧発
生溝54,56の作用によって動圧が誘起され、かく誘
起される動圧を利用して回転部材4に作用するラジアル
荷重が支持される。この形態では、ラジアル動圧発生溝
54,56が軸受スリーブ22の内周面に軸線方向(図
1及び図2において上下方向)に間隔をおいて一対設け
られている。尚、ラジアル動圧発生溝54,56は軸受
スリーブ22の内周面に代えて、又はそれに加えて軸部
材20の軸部34の外周面に設けるようにしてもよい。
【0021】また、軸受スリーブ22及びこれと軸線方
向に対向するハブ本体14の円板状部10との間にスラ
スト動圧軸受部60が構成されている。スラスト動圧軸
受部60はスラスト動圧発生溝66と、軸受スリーブ2
2の一方端部の端面とハブ本体14の円板状部10とが
軸線方向に対向することによって形成される間隙に保持
された潤滑流体、例えばオイルとを含み、この潤滑流体
には回転部材4が回転時にスラスト動圧発生溝66の作
用によって動圧が誘起され、かく誘起される動圧を利用
して回転部材4に作用するスラスト荷重が支持される。
この形態では、スラスト動圧発生溝66がロータハブ6
の円板状部10側に設けられている。この形態では、ハ
ブ本体14の円板状部10の内面に、軸受スリーブ22
の一方端部の端面(図1及び図2において上端面)に対
向して摺動部材102が装着され、この摺動部材102
の表面にスラスト動圧発生溝66が設けられている。摺
動部材102については、後に詳述する。スラスト動圧
発生溝66は、ハブ本体14の円板状部10側に代え
て、又はこれに加えて軸受スリーブ22の一方端部の端
面側に設けるようにしてもよい。
【0022】この形態では、図1及び図2から理解され
るように、下側に配置されたラジアル動圧軸受部52に
おいては、そのラジアル動圧発生溝56に、また上側に
配置されたラジアル動圧軸受部50及びスラスト動圧軸
受部60においては、それらのラジアル動圧発生溝54
からスラスト動圧発生溝66にわたって連続して、潤滑
流体としてのオイルが充填されている。そして、このこ
とに関連して、更に次の通りに構成されている。下側の
ラジアル動圧軸受部52の動圧発生溝56は、屈曲点が
幅方向(図1及び図2において上下方向)中央部にある
通常のバランス型ヘリングボーン溝であり、その幅方向
(図1、図2において上下方向)中央部で流体圧力が最
も高くなるように構成されている。上側のラジアル動圧
軸受部50の動圧発生溝54は屈曲点が幅方向中央より
上側に偏倚したアンバランス型ヘリングボーン溝であ
り、また、スラスト動圧軸受部60の動圧発生溝66は
内周方向に圧力が高くなるスパイラル溝であり、ラジア
ル動圧軸受部50の幅方向中央より上側に偏倚した部分
で流体圧力が最も高くなるように構成されている。この
ように構成することによって、2つのラジアル動圧軸受
部50,52と1つのスラスト動圧軸受部60によって
回転部材4に作用するラジアル荷重及びスラスト荷重を
所要の通りに支持することができ、動圧軸受構造を簡単
にすることができるとともに、モータの全高を低くして
その薄型化を図ることができる。
【0023】軸受スリーブ22の軸線方向略中央部、即
ち一対のラジアル動圧軸受部50,52の間の部位には
環状凹部68が形成され、この環状凹部68の上下方向
両端部と軸部材20の軸部34との間にテーパシール部
72,74(この形態では、軸受スリーブ22のテーパ
面によって構成されている)が設けられ、かく構成する
ことによって環状凹部68に径方向間隙拡大部70が設
けられている。また、軸部材20の径方向張出部36の
外周面と軸受スリーブ22の大内径部64の内周面との
間、及びハブ本体14の円板状部10に設けられた環状
垂下部76の内周面と軸受スリーブ22の一方端部の外
周面との間に、テーパシール部78,80(この形態で
は、径方向張出部36のテーパ面及び軸受スリーブ22
のテーパ面から構成されている)が設けられている。従
って、ラジアル及びスラスト動圧軸受部50,52,6
0の潤滑流体の界面はこれらテーパシール部72,7
4,78,80に位置している。
【0024】これらテーパシール部72,74,78,
80に関連して、更に、次の通り構成されている。軸受
スリーブ22には、径方向間隙拡大部70から半径方向
外方にこれを貫通して延びる呼吸孔82が設けられてい
る。また、静止部材2の一部と軸受スリーブ22の一方
端部の端面(図1及び図2において下端面)との間に通
気空間84が設けられている。この形態では静止部材本
体8の支持筒部24の内側の下面開口を密封するように
薄いプレート86が貼着され、このプレート86と軸受
スリーブ22の他方端部の端面との間に通気空間84が
形成される。更に、静止部材本体8には呼吸孔82及び
通気空間84をモータ内部(ステータ26及びロータマ
グネット18が収容された内部空間)に連通するための
連通路が88が設けられ、この連通路88が支持筒部2
4の内周面に形成され、この連通路88の一端が通気空
間84に、またその中間部が呼吸孔82に連通し、その
他端がモータ内部に連通している。このように構成され
るので、呼吸孔82の開口部に対応して径方向間隙拡大
部70が設けられ、この径方向間隙拡大部70には連通
孔88及び呼吸孔82を通してモータ内部の圧力、即ち
外気が作用するので、径方向間隙拡大部70は気体介在
部として作用する。更に、ハブ本体14の垂下部76と
軸受スリーブ22の他方端部との間には、テーパシール
部80をモータ内部に連通するための環状の連通空間9
4が設けられている。
【0025】このように構成されているので、モータ内
部の圧力、即ち外気がテーパシール部72,74,7
8,80の境界面に作用し、潤滑流体の外部への漏れ、
飛散等を防止することができる。また、ラジアル及びス
ラスト動圧軸受部50,52,60の潤滑流体に混入し
た気泡は潤滑流体の流体圧力が低い界面にて、即ちテー
パシール部72,74,78,80にて分離されるが、
テーパシール部72,74にて分離された空気は径方向
間隙拡大部70、呼吸孔82及び連通路88を通して、
テーパシール部78にて分離された空気は通気空間84
及び連通路88を通して、またテーパシール部80にて
分離された空気は連通空間94を通してモータ内部に排
出される。このように潤滑流体に混入した空気は分離さ
れた後にモータ内部に排出されるので、混入した気泡に
よる悪影響、例えば混入した気泡の熱膨張に起因する飛
散等を回避することができる。
【0026】次に、摺動部材102について説明する
と、図示の摺動部材102はリング状に形成され、例え
ば接着剤によってハブ本体14の円板状部10の内面に
固着される。この摺動部材102は、耐摩耗性及び耐焼
付け性を有することが重要であり、このような摺動部材
102を装着することによって、スラスト動圧軸受部6
0における摩耗、焼付きの発生を抑えることができる。
このような摺動部材102は、母材としての薄板状金属
プレートの表面に鉛又は錫を含有する材料による被覆を
形成した複合材料や、薄板状金属プレートの表面にフッ
素樹脂、黒鉛又は二硫化モリブデンのうち少なくともい
ずれか一つを含有する固体潤滑剤による被覆を形成した
複合材料や、セラミック又は銅系の材料から形成され
る。薄板状金属プレートとしては鋼プレート、銅系材料
のプレートでよく、セラミック材料としては例えばアル
ミナ等でよく、また銅系の材料としてはアルミ青銅、マ
ンガン青銅でよい。
【0027】摺動部材102は、例えばプレス加工によ
ってリング状に形成され、比較的簡単に形成することが
できる。プレス加工により形成する場合、このプレス加
工の際にスラスト動圧発生溝66を同時に形成すること
もでき、かく形成することによってスラスト動圧発生溝
66を形成するための専用の作業工程を省略することが
できる。この実施形態では、スラスト動圧発生溝66を
形成した摺動部材102をハブ本体14の円板状部10
の内面に装着しているが、これに代えて、軸受スリーブ
22の一方端部の端面に装着するようにしてもよい。あ
るいは、上述した構成に代えて、摺動部材102(これ
にはスラスト動圧発生溝66が設けられていない)をハ
ブ本体14の内面側(又は軸受スリーブ22の一方端部
の端面側)に装着し、これと軸線方向に対向する軸受ス
リーブ22の一方端部の端面(又はハブ本体14の内
面)にスラスト動圧発生溝66を設けるようにしてもよ
い。また、これらの構成に代えて、軸受スリーブ22の
一方端部の端面及びハブ本体14の内面の双方に摺動部
材102を設けるようにしてもよい。
【0028】以上、本発明に従うモータの一実施形態に
ついて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形乃至修正が可能である。例えば、軸受スリーブ
22とプレート86との間に、必要に応じて、略C形状
のスペーサ98を介在させるようにしてもよい。かかる
場合、スペーサ98の空隙部を連通路88に向けて配置
し、この空隙部を連通空間84として機能させることに
よって、連通空間84を確実に設けることができる。
【0029】また、例えば、図示の実施形態では、記録
媒体を回転駆動するためのスピンドルモータに適用して
説明したが、これに限定されることなく、スキャナ用モ
ータ、各種OA機器用モータに広く適用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の動圧軸受モータによ
れば、回転部材の低回転時(起動時、停止時)における
スラスト動圧軸受部の摩耗、焼付きが抑えられ、モータ
の寿命を延ばすことができる。また、この摺動部材の製
作が容易で、簡単な作業でもって取り付けることができ
る。
【0031】また、本発明の請求項2の動圧軸受モータ
によれば、スラスト動圧発生溝を加工するための専用加
工工程を必要とせず、動圧発生溝の加工を簡単に且つ容
易に行うことができる。また、本発明の請求項3の動圧
軸受モータによれば、スラスト動圧軸受部が軸受スリー
ブの軸線方向一端部側の端面とこれと対向するロータの
円板状部との間に構成されるので、軸部材の倒れを防止
して回転部材を安定して支持することができる。
【0032】また、本発明の請求項4の動圧軸受モータ
によれば、一対のラジアル動圧軸受部の潤滑流体に混入
した気泡を呼吸孔を通して排出し、混入した気泡による
悪影響を防止することができる。また、一対のラジアル
動圧軸受部と一つのスラスト動圧軸受部とによる比較的
簡単な軸受構造でもって、回転部材に作用するラジアル
荷重及びスラスト荷重を所要の通りに支持することがで
きる。更に、本発明の請求項5の動圧軸受モータによれ
ば、軸部材の径方向張出部によって、回転部材の静止部
材からの抜けを確実に防止することができる。また、ス
ラスト動圧軸受部の動圧によるスラスト荷重の支持方向
と反対方向にロータを磁気付勢するので、ロータの動圧
による浮き上がりを抑え、ロータを安定して回転させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うモータの一例としてのスピンドル
モータを示す断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータにおける動圧流体軸受
手段及びその近傍を拡大して示す部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 静止部材 4 回転部材 6 ロータハブ 10 円板壁部 14 ハブ本体 18 ロータマグネット 20 軸部材 22 軸受スリーブ 26 ステータ 32 磁性リング 50,52 ラジアル動圧軸受部 56,58 ラジアル動圧発生溝 60 スラスト動圧軸受部 66 スラスト動圧発生溝 82 呼吸孔 102 摺動部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、この静止部材に対して回転
    自在である回転部材と、前記静止部材に装着されたステ
    ータと、前記ステータに対向して前記回転部材に装着さ
    れたロータマグネットと、前記回転部材に作用するラジ
    アル荷重を支持するためのラジアル動圧軸受部と、前記
    回転部材に作用するスラスト荷重を支持するためのスラ
    スト動圧軸受部と、を備える動圧軸受モータにおいて、 前記スラスト軸受部は、軸線方向に対向する前記回転部
    材及び静止部材の少なくともいずれか一方の面に設けら
    れたスラスト動圧発生溝と、前記回転部材と前記静止部
    材とが軸線方向に対向することによって形成される間隙
    に保持されて前記回転部材の回転時に前記スラスト動圧
    発生溝によって動圧が誘起される潤滑流体とによって構
    成されるとともに、前記スラスト動圧軸受部を構成する
    前記回転部材及び前記静止部材の少なくともいずれか一
    方の面には耐摩耗性及び耐焼付け性を有する摺動部材が
    装着され、 前記摺動部材は、薄板状金属プレートの表面に鉛又は錫
    を含有する材料あるいはフッ素樹脂、黒鉛又は二硫化モ
    リブデンのうち少なくともいずれか一つを含有する固体
    潤滑剤による被覆を形成した複合材料、あるいはセラミ
    ック又は銅系の材料から形成されることを特徴とする動
    圧軸受モータ。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材は、プレス加工により形成
    され、このプレス加工を施す際に、前記摺動部材の表面
    に前記スラスト動圧発生溝が形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の動圧軸受モータ。
  3. 【請求項3】 前記回転部材は、円板状部とこの円板状
    部の外周部から垂下され内周面に前記ロータマグネット
    が装着される筒状部とを有するロータと、前記円板状部
    の中心部から軸線方向に延設される軸部材とを備え、 前記静止部材は、前記軸部材が挿通される中空円筒状の
    軸受スリーブを有しており、 前記スラスト動圧軸受部は、前記軸受スリーブの軸線方
    向一方端部側の端面と、これと軸線方向に対向する前記
    ロータの円板状部との間に構成され、前記ロータを前記
    軸受スリーブの軸線方向一方端部側の端面方向に押圧す
    るように作用するスラスト荷重を支持していることを特
    徴とする請求項1又は2記載の動圧軸受モータ。
  4. 【請求項4】 前記ラジアル動圧軸受部は、前記軸受ス
    リーブの内周面及び/又はこれと径方向に対向する前記
    軸部材の外周面に設けられたラジアル動圧発生溝と、前
    記軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外周面とが径方
    向に対向することによって形成される間隙に保持されて
    前記回転部材の回転時に前記ラジアル動圧発生溝によっ
    て動圧が誘起される潤滑流体とによって構成され、 前記軸受スリーブには、前記軸受スリーブの内周面と前
    記軸部材の外周面との間に形成される間隙の軸線方向中
    央部に開口して該間隙内に外気を導入する呼吸孔が形成
    され、前記軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外周面
    との間に形成される間隙には、前記呼吸孔の開口部に対
    応して径方向間隙拡大部が形成されて前記呼吸孔を通じ
    て導入された外気が保持される気体介在部が設けられる
    とともに、前記軸受スリーブの内周面と前記軸部材の外
    周面との間に形成される間隙の前記気体介在部の軸線方
    向両端側にそれぞれ潤滑流体が保持されて前記ラジアル
    動圧軸受部が軸線方向に離間して一対構成され、 前記一対のラジアル動圧軸受部の一方には、前記ラジア
    ル動圧発生溝として前記潤滑流体を前記スラスト動圧軸
    受部方向に圧送するよう屈曲点が幅方向中央より前記ス
    ラスト動圧軸受部側に偏倚したアンバランス型へリング
    ボーン溝が形成され、 前記一対のラジアル動圧軸受部の他方には、前記ラジア
    ル動圧発生溝として屈曲点が幅方向中央にあるバランス
    型へリングボーン溝が形成され、 また、前記スラスト動圧軸受部は、前記アンバランス型
    へリングボーン溝が形成されたラジアル動圧軸受部に隣
    接して構成され、前記スラスト動圧軸受部が規定される
    間隙には、前記アンバランス型へリングボーン溝が形成
    されたラジアル動圧軸受部を規定する間隙に保持された
    潤滑流体に連続して潤滑流体が保持されるとともに、前
    記スラスト動圧軸受部には前記動圧発生溝として前記潤
    滑流体を径方向内方に向かって圧送するスパイラル溝が
    形成されていることを特徴とする請求項3記載の動圧軸
    受モータ。
  5. 【請求項5】 前記軸部材は前記軸受スリーブの他方端
    部に係止して前記ロータの抜けを防止するための径方向
    張出部を有し、前記ロータは前記スラスト動圧軸受部で
    誘起される動圧によるスラスト荷重の支持方向と軸線方
    向に対向する方向に磁気付勢されることを特徴とする請
    求項3又は4記載の動圧軸受モータ。
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