JP2001288116A - 活性酸素抑制組成物とその製造方法 - Google Patents

活性酸素抑制組成物とその製造方法

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JP2001288116A
JP2001288116A JP2000100655A JP2000100655A JP2001288116A JP 2001288116 A JP2001288116 A JP 2001288116A JP 2000100655 A JP2000100655 A JP 2000100655A JP 2000100655 A JP2000100655 A JP 2000100655A JP 2001288116 A JP2001288116 A JP 2001288116A
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oil
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Fuyuki Mitsuyama
冬樹 光山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造過程や保存中において失活することのない
活性酸素抑制組成物や油剤化の十分な活性酸素抑制組成
物を提供する。そのような活性酸素抑制組成物のコスト
ダウンをはかる。さらに、これら活性酸素抑制組成物を
容易かつ安定して製造できる方法を提供する。 【解決手段】活性酸素抑制組成物は食用カスと酵母のう
ちの一つ以上を原料として含む物質からなり、これに添
加材が加えられてSOD様物質を含有している。活性酸
素抑制組成物の製造方法は、原料作製ステップのとき酵
母と食用カスのうちの一つ以上を選択してこれを原料の
一部または全部とし、SOD様物質含有ステップのとき
添加材を添加して原料にSOD様物質を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活性酸素抑制組成物
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】活性酸素抑制組成物については、健康の
維持と増進、疾病や老化の予防と治療に著効であるとい
う報告が多くあり、これの研究が医薬・健康食品・健康
飲料などの分野で多角的に進められている。
【0003】ヒトの体内で産生される活性酸素や過酸化
脂質(以下活性酸素等という)とSOD (Super Oxisid
e Dismutase)と称する酵素との関係についてはつぎのよ
うな知見がある。活性酸素等が体内で過剰産生される
と、動脈硬化や癌などの成人病をはじめアトピーや喘息
のようなアレルギー性疾患・自己免疫疾患・その他の難
病までが惹き起こされる。この過剰な活性酸素等を消去
して人体組織を破壊から守るというのがSODである。
したがってSODは疾病のない健康体を維持する上で重
要な働きをする酵素といえる。とはいえ、SODは加齢
とともに漸減するので成人などはこれが不足しがちにな
る。ちなみに成人の場合はSOD不足のために40歳を
越えたあたりから成人病が多発する。また、慢性や急性
の刺激とか化学物質の摂取や侵入とかによって過剰な活
性酸素等が体内で生成される場合も、SODが不足する
ために前述した諸疾病を惹き起す。これについては近時
医学の分野で実証ずみである。それゆえ、医学をはじめ
とする各種の分野でSODが注目されている。
【0004】SOD様作用のある物質(以下SOD様物
質という)は各種の動植物に含まれており、最近では化
学的に合成されるようにもなっている。このSOD様物
質を経口または注射で人体に投与したときの臨床結果と
して、確実な疾病予防や治療効果が出はじめているとい
う報告例もある。とくに健康食品や経口薬品などの形態
で具体化されたSOD様物質は普遍的に使用されやすい
ので望ましい。当然のことであるが、自然のものでつく
られたSOD様物質は各種の副作用がない点で化学的に
合成されたものよりもよい。また、動物性脂質が成人病
等の大きな原因であることを鑑みた場合、自然のSOD
様物質の中では、植物性のものが動物性のものよりも安
全であるといえる。
【0005】SOD様物質を含有したもので卓効のある
製剤や物質については、特許第1366268号公報
(公知文献1)に開示された植物系栄養剤のほか、特開
昭63−79834号公報(公知文献2)や特開平6−
9421号公報(公知文献3)に記載された活性酸素抑
制物質が知られている。これらの文献にみられる製剤や
物質は下記のようなものである。
【0006】公知文献1の植物系栄養剤は、焼炒粉砕し
た玄米粉および大豆粉に緑茶粉を混合し、これに麹菌を
少量添加して粉末としたものをゴマ油および大豆油より
なる植物性混合油中に4日前後浸漬して有効成分を抽出
した後、遠心分離で沈殿物を除き、残った油状物をゼラ
チンなどのカプセルに封入したものである。公知文献1
はその製剤の効果として、SODを多量に含むほか、多
くのビタミン類も活性化し、生体の活力、活動性を増進
させる作用があるという。
【0007】公知文献2の活性酸素抑制物質は、植物種
子またはその胚芽を焙煎し、つぎに、これに微生物を加
えて発酵させ、その後、焙煎した植物より得た植物油を
上記発酵処理物に添加してなるものである。同文献2の
活性酸素抑制物質は、また、ビタミンC、ビタミンCの
誘導体、または、これらを含有する植物体を必要に応じ
て添加するというものである。公知文献2は、前記文献
1の製剤について、原料となる植物体の加工方法などに
問題があるため有効成分である活性酸素抑制物質の活性
が低いことを指摘し、これを改善したという。すなわち
公知文献2の発明は、原料となる植物体を遠赤外線でゆ
っくり焙煎して活性酸素抑制物質の失活防止と有効成分
の遊離低分子化をはかるだけでなく、焙煎後の原料を発
酵させて有効成分の遊離低分子化を促進することにより
活性酸素抑制物質の活性が著しく向上したという。
【0008】公知文献3の活性酸素抑制物質は、米胚芽
または小麦胚芽と大豆とからなる穀物原料を100℃以
下の温度で焙煎し、ついで、これに麹を加えて発酵させ
微粉末化したものを、上記と同じ低温焙煎後のゴマから
採取した油と生ゴマから採取した油との混合油に添加し
てなる。そして微粉末と混合油との合計量に対する混合
油の割合を60〜95%としている。公知文献3は前記
文献2の活性酸素抑制物質について、試験管内では活性
酸素や過酸化脂質の産生を著しく抑制するが、ヒトの体
内では油脂分に富んだ細胞膜への浸透力が弱いため、所
期の抑制作用を必ずしも有効に発揮しないと指摘する。
その対策として公知文献3の発明は混合油を上記のごと
く大量添加している。かくて十分に油剤化された活性酸
素抑制物質は、これと細胞膜との親和性が高められて疾
病箇所などの細胞内にまで十分に到達する。ゆえに公知
文献3の活性酸素抑制物質では、ほぼ期待したとおりの
効果が得られるという。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公知文献1〜3の
うちでは文献3の活性酸素抑制物質が最も優れている。
その理由は、植物性原料を100℃以下のゆるやかな低
温焙煎で遊離低分子化し活性化していること、これを発
酵処理でさらに遊離低分子化していること、低温焙煎ゴ
マから採取した油の成分を有効に活用し、これと生ゴマ
から採取した油との混合油を発酵後の微粉末に添加して
油剤化を十分にしていることなど、これらによる相乗効
果を発揮するからである。とくに植物性原料の低温焙煎
法は、旧来の高温焙煎法に比較して活性酸素抑制物質の
失活をより回避できるから望ましい。
【0010】しかしながら低温焙煎法も、現状の技術水
準では相対的に優位というだけであって完璧な手段とは
いいがたい。すなわち焙煎法の場合は低温であるか高温
であるかを問わず失活が不可避的に生じる。低温焙煎法
の際、かなりの活性酸素抑制物質が失活することは実験
で判明している。その一方で、活性酸素抑制物質は保存
中にも失活する。したがって活性酸素抑制物質は、長く
保存するというケースにおいて前述した諸機能や諸効果
をほとんど喪失してしまう。その対策として焙煎・発酵
などの処理を施さない植物体の微粉末を低分子活性酸素
抑制物質に添加することも行われているが、失活を改善
する上で十分な成果をあげていない。
【0011】さらに活性酸素抑制組成物については、高
価な原料に各種の添加材を加えていくという場合に製品
のコストダウンが困難になる。それにこの種の組成物を
簡易な手段でつくることも残された課題である。
【0012】
【発明の目的】本発明は上述した技術的課題を解決する
ためになされたものである。したがって本発明の目的
は、製造過程や保存中において失活することのない活性
酸素抑制組成物や油剤化の十分な活性酸素抑制組成物を
提供すること、そのような活性酸素抑制組成物のコスト
ダウンをはかること、さらに、これら活性酸素抑制組成
物を容易かつ安定して製造できる方法を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
活性酸素抑制組成物は、所期の目的を達成するために下
記の課題解決手段を特徴とする。すなわち請求項1記載
の活性酸素抑制組成物は、食用カスと酵母とのうちの一
つ以上を原料として含む物質からなり、これに添加材が
加えられてSOD様物質を含有していることを特徴とす
る。
【0014】本発明の請求項2に係る活性酸素抑制組成
物は、請求項1記載のものにおいて、SOD様物質が低
分子化されていることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3に係る活性酸素抑制組成
物は、請求項1または2記載のものが油剤化物質の添加
によって油剤化されていることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項4に係る活性酸素抑制組成
物は、請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、活
性安定化剤が添加されてSOD様物質の活性が保持され
ていることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5に係る活性酸素抑制組成
物は、請求項1〜4いずれかに記載のものにおいて、他
の添加材としてオリゴ糖をも含有していることを特徴と
する。
【0018】本発明の請求項6に係る活性酸素抑制組成
物の製造方法は、所期の目的を達成するために下記の課
題解決手段を特徴とする。すなわち請求項6記載の方法
は、原料作製ステップとSOD様物質含有ステップとを
備え、原料作製ステップでは酵母と食用カスのうちの一
つ以上を選択してこれを原料の一部または全部とし、S
OD様物質含有ステップでは添加材を添加して原料にS
OD様物質を含有させることを特徴とする。
【0019】本発明の請求項7に係る活性酸素抑制組成
物の製造方法は、所期の目的を達成するために下記の課
題解決手段を特徴とする。すなわち請求項7記載の方法
は、原料作製ステップとSOD様物質含有ステップと発
酵ステップと油剤化ステップと活性安定化ステップとを
備え、原料作製ステップでは酵母と食用カスのうちの一
つ以上を選択してこれを原料の一部または全部とし、S
OD様物質含有ステップでは添加材を添加してSOD様
物質を原料に含有させ、発酵ステップでは原料を発酵処
理して発酵処理物をつくり、油剤化ステップでは油剤化
物質を発酵処理物に添加してこれを油剤化処理し、活性
安定化ステップでは原料作製ステップ・発酵ステップ・
油剤化ステップのうちの一つ以上のステップであって、
そのステップ前後にわたる任意時点で一回以上、SOD
様物質の活性安定化剤を添加することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項8に係る活性酸素抑制組成
物の製造方法は、請求項6または7に記載した方法にお
いて、失活のない低分子化SOD様物質をSOD様物質
含有ステップで含有させることを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明に係る活性酸素抑制組成物をヒトに投与
して細胞内にまで到達させたときは、体内で産生された
過剰な活性酸素等が消去されるため人体組織が破壊を免
れる。これは各種の疾患や疾病を予防したり治療したり
する上で有用な物質ということであり、とくに成人病の
対策や難病の対策に欠かせない。本発明に係る活性酸素
抑制組成物のうちで、低分子化されていたり油剤化され
ていたりするものは細胞膜に対する浸透性がよく、細胞
内にまで十分に到達するから卓効のある製剤になり得
る。本発明に係る活性酸素抑制組成物のうちで活性安定
化剤によりSOD様物質の失活を防いだもの、すなわ
ち、活性なSOD様物質を多量に含むものは、有害な活
性酸素や過酸化脂質を消失させる機能が高くその効果も
著しい。
【0022】本発明に係る活性酸素抑制組成物の原料
は、基本的には酵母と食用カスのうちのいずれか一つ以
上である。これに添加材を加えてSOD様物質を含有さ
せる。この場合の原料が食用カスの場合は活性酸素抑制
組成物の大幅なコストダウンをはかることができる。
【0023】本発明に係る活性酸素抑制組成物の製造方
法は、原料作製ステップやSOD様物質含有ステップが
基本である。すなわち当該方法は、基本的にこれら二つ
のステップだけでよいから、活性酸素抑制組成物を容易
に製造することができる。また、上記両ステップに発酵
ステップ・油剤化ステップ・活性安定化ステップなどを
加えれば、有用で有益な活性酸素抑制組成物の安定製造
が実現する。もちろんこれらのステップにも特段の難度
がなく設備費が嵩まない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る活性酸素抑制組成物
とその製造方法の実施形態を以下に説明する。
【0025】本発明において用いられる原料の一つは食
用カスである。ここでいう食用カスとは、食品の製造過
程・飲料の製造過程・酒類の製造過程・医薬品の製造過
程・その他で発生する各種カス(粕・糟・滓)のうち
で、ヒトまたは動物が摂取しても害がないとされている
ものの総称である。かかる食用カスの具体的なものとし
て、使用済み酵母・酒類のカス(例:酒粕)・豆腐のカ
ス(おから)・穀類のカス(例:糠類)・果実の搾りカ
ス・野菜の搾りカス・食用油の搾りカス・澱粉のカスな
どをあげることができる。これらの食用カスは、ヒトま
たは動物が摂取する食品としてみた場合、ビタミン類・
無機質類・灰分・食物繊維のいずれか一つ以上を成分中
に含んでいる。このうちには有益で有用な当該成分を豊
富に含むものもある。また、これらのうちには、SOD
様物質を含有するものや、後述の活性安定化剤として機
能するものもある。本発明で用いられる原料の他の一つ
は未使用の酵母である(これは食用カスに該当しな
い)。これの具体例として、ビール酵母・パン酵母・清
酒酵母(麹)・葡萄酒酵母などをあげることができる。
本発明においては、食用カスと酵母のうちの一つ以上が
不可欠の原料となる。したがって主要原料としては食用
カスおよび/または酵母が用いられる。換言すると原料
は、食用カスのみであったり、酵母のみであったり、食
用カスと酵母との混合物であったりする。食用カスと酵
母との混合物からなる原料の場合に、食用カスが使用済
み酵母で、酵母が未使用酵母ということもある。
【0026】本発明において活性酸素抑制組成物に含有
させるSOD様物質は、フラボノイド類・ポリフェノー
ル類・タンニン・トコフェロール・ビタミンBのほ
か、公知ないし周知のものである。ゆえに本発明での不
可欠な添加材は、SOD様物質そのもの、および/また
は、SOD様物質を含有する物質ということになる。S
OD様物質を含有する物質については、穀物類・果実類
・野菜類・種子類・茶の葉・茸類・海草類・藻類(クロ
レラを含む)・樹木・竹・笹・草(ハーブを含む)など
のうちからSOD様物質を含むものを選択する。また、
樹皮・果皮・花・葉・茎・根・芽・胚芽・糠・果汁のよ
うな部分を取り出してこれを添加材にすることもある。
SOD様物質(フラボノイド類・ポリフェノール類・タ
ンニン・トコフェロール・ビタミンBなど)を豊富に
含む米・小麦・大麦・大豆・小豆・モロコシ・鳩麦・エ
ンドウのごとき種子類や茶の葉(抹茶も含む)・海草・
クロレラなどは望ましい添加材であり、柚のしぼり汁な
ど柑橘類の果汁も望ましい添加材である。この説明で明
らかなように、添加材は液状・粉末状・顆粒状のいずれ
であってもよい。SOD様物質の場合は、天然の原料か
らそれが抽出されたものである。
【0027】SOD様物質の活性安定化剤については、
代表的一例としてトレハロースをあげることができる。
トレハロースは自然界に広く存在する非還元性二糖であ
って人体に無害のものである。動植物のトレハロースに
は、凍結・熱・乾燥などの障害から自身を保護する機能
があるといわれている。トレハロースには、また、植物
のSOD様活性を安定化させる作用があることも認めら
れている。他にビタミンC・ビタミンE・マルトースな
ども、この種の活性安定化剤として用いることができ
る。
【0028】前記以外の添加材として、細菌類(例:ビ
フィズス菌・乳酸菌・他の有用で安全な細菌)やオリゴ
糖をあげることができる。
【0029】本発明の活性酸素抑制組成物は以上で理解
できるように、食用カスと酵母のうちの一つ以上を原料
として含む物質からなり、これに添加材が加えられてS
OD様物質を含有したものである。この場合の具体的な
態様を述べると下記〜のようになる。SOD様物
質を含むが、SOD様物質を低分子化処理していないも
の。SOD様物質を含み、SOD様物質活性安定化剤
も添加されているが、SOD様物質を低分子化処理して
いないもの。SOD様物質を含み、SOD様物質を失
活させないように低分子化処理したもの。SOD様物
質を含み、SOD様物質活性安定化剤を添加してこれを
失活させないように低分子化処理したもの。
【0030】上記におけるのものは、これに含まれ
るSOD様物質を低分子化している。原料中のSOD様
物質を低分子化するときは、遠赤外線・超音波・高周波
・低周波など任意のエネルギを利用して原料焙煎する。
具体的にいうと、一例では遠赤外線を原料に照射してこ
れを焙煎し、他の一例では超音波エネルギを原料に与え
てこれを焙煎し、さらに他の一例では遠赤外線と超音波
との両方を用いて原料を焙煎する。焙煎のときは、処理
温度(焙煎温度)を40℃〜100℃望ましくは50℃
〜95℃に保持するほか、原料を焦がさないようにしな
がらゆっくりと焙煎する。かかる焙煎によると、原料中
のSOD様物質(高分子物質)が重合を断ち切られて低
分子化する。低分子後のSOD様物質は重合のないフリ
ー状態であるから細胞内に取り込むことができる。焙煎
後のものは粉末状や顆粒状に粉砕するが、焙煎前に原料
などを細かく砕いておいてもよい。のものは、また、
焙煎前および/または焙煎中にSOD様物質活性安定化
剤を添加する。この場合の活性安定化剤は既述のうちの
一種以上であるが、トレハロースを欠かさないことが望
ましい。原料に添加したSOD様物質活性安定化剤は、
上記焙煎の際に、SOD様活性を安定させてSOD様物
質の失活を防ぐから、多くのSOD様物質が活性化状態
を保持する。このSOD様物質活性安定化剤を焙煎後の
原料に添加することもある。なお低分子化処理しない上
記のものも、これらを細かく砕いて用いる。
【0031】本発明の活性酸素抑制組成物については原
料段階で発酵処理することがある。その一例では上記
のものを発酵処理し、他の一例では上記のうちの
一つ以上と上記ものとの混合物を発酵処理する。別の
一例では、上記のうちのいずれか一つ、または、
いずれか二つ以上を発酵処理する。発酵については、微
生物を利用するもの・発酵物質を用いるもの・発酵物質
の前駆体を用いるものなど各種の手段があるから、これ
らのうちのいずれか一つ以上の手段で原料を数10分〜
10日前後(通常は3〜36時間程度)発酵処理すれば
よい。微生物発酵では、発酵菌のほか各種の安全な嫌気
性菌や好気性菌を用いる。発酵物質による発酵では、成
熟した「パパイヤやパイナップルの果汁・イチジクの果
皮・ブドウの果皮・若竹の皮」などを用いるほか、ジア
スターゼ・パクレアチンなどの消化酵素、プロテアーゼ
・ペプシン・トリプシンなど微生物由来の蛋白質加水分
解酵素を用いる。また、発酵物質の前駆体による発酵で
は、上記の消化酵素や蛋白質加水分解酵素を生成する前
駆物質を用いる。以上のような手段で発酵処理したも
の、すなわち発酵処理物では、微生物や酵素などで重合
がさらに切断されるためSOD様物質の低分子化がより
促進する。この発酵処理物にも既述の活性安定化剤を添
加してよい。
【0032】本発明の活性酸素抑制組成物は、発酵処理
したものを油剤化したり、発酵処理しないもの(非発酵
処理物)を油剤化したりするため、これに油剤化物質を
添加する。この場合の油剤化物質は油脂系のものであ
る。油脂系の油剤化物質とは、植物油・動物油・調合油
(混合油)・加工油などを含めた上位概念語である。植
物油にはゴマ油・オリーブ油・コーン油・大豆油・菜種
油・綿実油・糠油・パーム油・ヒマワリ油・ヤシ油・落
花生油などがある。動物油にはスッポン油(スッポンか
ら採取した油)・肝油・魚油のほか、漢方などで用いら
れる油がある。調合油は、異種の植物油を調合したもの
・異種の動物油を調合したもの・植物油と動物油とを調
合したものなどである。加工油は油を粉末化したもので
ある。より具体的な油剤化物質を数例をあげると、下記
〜のようなものになる。遠赤外線焙煎および/ま
たは超音波焙煎した後のゴマから採取したペースト状の
油。遠赤外線焙煎および/または超音波焙煎した後の
ゴマから採取した油と生ゴマから採取した油との混合
油。スッポン油。そして一例では油剤化物質の
いずれかを非発酵処理物または発酵処理物に添加する。
他の一例では油剤化物質を非発酵処理物または発酵
処理物に添加する。さらに他の一例では油剤化物質
を非発酵処理物または発酵処理物に添加する。油剤化物
質の添加量は、非発酵処理物または酵処理物をA、油剤
化物質をBとした場合、{B÷(A+B)}×100が
50〜98重量%となるような範囲内で設定するが、こ
れに限定するものでない。また油剤化物質を添加した後
の非発酵処理物または発酵処理物を超音波処理するのも
望ましい。既述のとおり細胞膜は油親和性が大である。
本発明活性酸素抑制組成物のごとく油剤化したものは、
細胞膜を難なく通過して細胞内に到達することができ
る。この場合において、油剤化物質を用いたものは、
活性酸素抑制効果・精力回復効果・精力増強効果などが
焙煎抽出ゴマ油にあるということで望ましい。油剤化物
質を用いたものも精力回復効果や精力増進効果がある
ので望ましい。また、油剤化物質の割合が大きくなるほ
ど油剤化が十分となるので、そのようにすることは望ま
しい。その場合に油剤化物質を用いれば十分な油剤化
も容易に行える。
【0033】本発明の活性酸素抑制組成物については、
これにビタミンCおよび/またはビタミンCの誘導体を
含有した物質を添加することもある。ビタミンCとその
誘導体は強力な還元性物質であり、それ自体に活性酸素
抑制作用が認められるから、これらを含有した活性酸素
抑制組成物の場合は、その相乗効果を獲得する。ビタミ
ンCとその誘導体は、また、麹などの自壊作用を抑制
し、該活性酸素抑制組成物を安定化させるから、遊離生
成した既述の低分子物質による活性酸素抑制作用も強化
する。ビタミンCの誘導体には、ビタミンCナトリウム
など塩やビタミンCパルミテートなどのエステルがあ
る。ビタミンCまたはその誘導体を含有するものとして
は、大麦・大根の若葉や根・レモン・椰子の実・緑茶・
ほうれん草などを例としてあげることができる。また、
これらを加工して必要な成分を抽出したものも利用する
ことができる。
【0034】本発明の方法は以上に述べた活性酸素抑制
組成物を製造するための手段であり、以下に述べるよう
な各ステップを備えている。
【0035】原料作製ステップでは、酵母と食用カスの
うちの少なくとも一つ以上を原料として選択する。もち
ろんこの場合に、酵母や食用カス以外のものも原料とし
て選択してよい。二種以上の原料を選択した場合には、
これらを混合したり攪拌したりして均質なものに仕上げ
る。
【0036】SOD様物質含有ステップでは、SOD様
物質そのもの、および/または、SOD様物質を含有す
る物質を添加材として選択し、これを上記原料に添加す
る。こうすることで原料はSOD様物質を含有する。こ
のSOD様物質は一部または全部が低分子化されてお
り、失活はしていない。このステップのものを具体的に
いえば、段落[0029][0030]で述べた
のものということになる。また、これらのうちで焙煎
処理を要するものは、既述の遠赤外線・超音波・高周波
・低周波などいずれか一つ以上のエネルギで焙煎されて
いる。とくにいえば遠赤外線焙煎や超音波焙煎である。
【0037】発酵ステップでは原料を発酵処理して発酵
処理物をつくる。具体的には段落[0031]で述べた
〜の発酵処理物とか、それらの組み合わせによる発
酵処理物とかをつくる。この発酵に際して、微生物利用
する手段・発酵物質を用いる手段・発酵物質の前駆体を
用いる手段等を任意に採用することも、段落[003
1]で述べたとおりである。
【0038】油剤化ステップでは、油剤化物質を非発酵
処理物または発酵処理物に添加してこれを油剤化処理す
る。具体的には段落[0032]で述べた油剤化物質
〜のうちから所望のものを任意数だけ用い、それを発
酵処理物に添加する。この場合に、既述の範囲内で油剤
化物質の添加量を設定する。ここで油剤化物質を添加し
た後の発酵処理物を超音波処理することもある。
【0039】活性安定化ステップにおいては、原料作製
ステップ・発酵ステップ・油剤化ステップのうちの一つ
以上のステップであって、そのステップ前後にわたる任
意時点で一回以上、SOD様物質の活性安定化剤を添加
する。換言すると、原料作製前・原料作製中・原料作製
後・発酵前・発酵中・発酵後・油剤化前・油剤化中・油
剤化後のうちの任意の一時点で一回以上、あるいは、こ
れらのうちの複数時点で一回または複数回、活性安定化
剤を添加するというものである。したがって前記原料
を用いるときは、これで活性安定化ステップを終えて
いることになる。活性安定化ステップは、また、実施自
由度が上記のとおりであるから、活性安定化剤を随時添
加することができる。この活性安定化ステップで用いら
れる活性安定化剤は段落[0027]に詳記されてい
る。
【0040】本発明の方法においては、原料以外の既述
のものを添加材とし、これを任意のステップで原料に添
加することがある。
【0041】
【実施例1】原料たる使用済みビール酵母(粉末状)1
66gに、SOD様物質を豊富に含有する抹茶34gを
添加材として加え、これらを均質に攪拌して活性酸素抑
制組成物を得た。
【0042】
【比較例】前記公知文献2(特開昭63−79834号
公報)に示された実施例のうちで、活性酸素抑制効果の
最も高い実施例No.8のものを購入し、これを比較例とし
た。
【0043】
【評価1】実施例1と比較例それぞれの活性酸素抑制組
成物について、これらの活性酸素消去活性を電子スピン
共鳴(ESR)法で測定した。測定結果は、実施例1の
活性酸素消去活性が1.0×10単位/gで、比較例
の活性酸素消去活性が2.7×10単位/gであっ
た。これから明らかなように、活性酸素消去活性につい
ては実施例1が比較例を約4倍ほど上回っている。すな
わち本発明品(実施例1)の優位性が認められる。
【0044】
【実施例2】はじめは原料たる使用済みビール酵母(粉
末状)100gをセラミック製の鍋に入れ、これを90
〜96℃の加熱下でゆるやかに攪拌しながら30分間遠
赤外線焙煎した。つぎに該焙煎物に種麹3gを加え、こ
れを36〜40℃の温度で3日間発酵させて発酵物を得
た。一方で、ゴマ44gを上記と同じく30分間遠赤外
線焙煎した後、該焙煎物を石臼で微粉末化した。こうし
て得られた微粉末焙煎物に上記発酵物を混ぜ合わせて油
剤化した。しかるのち、SOD様物質を含有する抹茶3
6gや柚のしぼり汁20gを上記油剤化物に加え、これ
らを均質に攪拌して活性酸素抑制組成物を得た。
【0045】
【評価2】実施例2の活性酸素抑制組成物についても、
前記と同様の測定法で活性酸素消去活性を測定したとこ
ろ、その値は1.2×10単位/gであった。かかる
本発明品(実施例2)も比較例の同値を格段に上回って
いる。
【0046】上述した各実施例では使用済みビール酵母
(食用カス)を原料として用いた。使用済みビール酵母
は栄養価が高いにもかかわらず通常は廃棄されることが
多い。したがって本発明は、廃棄物を有効利用して有意
な活性酸素抑制組成物を提供していることになる。これ
は換言して、そのような活性酸素抑制組成物を得る際の
原料コスト負担が実質的にないということである。使用
済みビール酵母以外の食用カス(例:既述のもの)も、
ほとんどのものが廃棄されたり低価格で取り引きされて
いたりするが、その栄養価は高い。したがって使用済み
ビール酵母以外の食用カスを原料とし、上記各実施例に
準じてつくられる活性酸素抑制組成物も、低コストで有
意なものにできあがる。一方、未使用の酵母を原料とす
るものは食用カス系のものをコスト面で上回ることがで
きないが、活性酸素抑制組成物としては十分に有効性が
ある。食用カスや未使用酵母のうちの一つ以上を原料と
する場合に、食用することのできる他の原料を一種以上
組み合わせてもよい。原料への添加材についても、SO
D様物質そのもの、および/または、SOD様物質を含
有する物質のほか、一種以上のものを添加してよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る活性酸素抑制組成物は、食
用カスと酵母のうちの一つ以上を原料として含む物質か
らなり、これに添加材が加えられてSOD様物質を含有
しているものである。したがって当該活性酸素抑制組成
物を摂取したヒトまたは動物は、体内で産生された過剰
な活性酸素等を消去され、それで体組織の破壊を免れ
る。本発明に係る活性酸素抑制組成物のうちで、低分子
化されているものや油剤化されているものは、細胞膜に
対する浸透性がよいから上記の活性酸素消去活性が著し
い。さらにSOD様物質の活性安定化剤を含むものは製
造過程や長期保存においてSOD様物質が失活しがた
い。とくに原料の一部または全部が食用カスからなるも
のは、この有用で有益な活性酸素抑制組成物を大幅にコ
ストダウンすることができる。
【0048】本発明方法は、原料作製ステップのとき、
酵母と食用カスのうちの一つ以上を選択してこれを原料
の一部または全部とし、SOD様物質含有ステップのと
き、添加材を添加して原料にSOD様物質を含有させて
活性酸素抑制組成物を製造する。この方法によるとき
は、難度のないきわめてシンプルな手段で所定の活性酸
素抑制組成物をつくることができる。本発明法におい
て、上記両ステップのほか、発酵ステップ・油剤化ステ
ップ・活性安定化ステップなども加えて活性酸素抑制組
成物をつくるときは、種々の特徴効果を有する活性酸素
抑制組成物が安定して得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/00 A61K 45/00 A61P 39/06 A61P 39/06 Fターム(参考) 4B018 LE03 LE05 MD31 MD52 MD56 MD59 MD81 ME06 ME10 ME12 MF13 4C084 AA02 AA16 MA52 NA14 ZC021 4C086 AA01 AA02 EA01 NA14 ZA45 ZB05 ZB13 ZC20 4C087 AA01 AA02 BC11 MA52 NA14 ZC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用カスと酵母のうちの一つ以上を原料と
    して含む物質からなり、これに添加材が加えられてSO
    D様物質を含有していることを特徴とする活性酸素抑制
    組成物。
  2. 【請求項2】SOD様物質が低分子化されている請求項
    1記載の活性酸素抑制組成物。
  3. 【請求項3】油剤化物質の添加によって油剤化されてい
    る請求項1または2記載の活性酸素抑制組成物。
  4. 【請求項4】活性安定化剤が添加されてSOD様物質の
    活性が保持されている請求項1〜3いずれかに記載の活
    性酸素抑制組成物。
  5. 【請求項5】他の添加材としてオリゴ糖をも含有してい
    る請求項1〜4いずれかに記載の活性酸素抑制組成物。
  6. 【請求項6】原料作製ステップとSOD様物質含有ステ
    ップとを備え、原料作製ステップでは酵母と食用カスの
    うちの一つ以上を選択してこれを原料の一部または全部
    とし、SOD様物質含有ステップでは添加材を添加して
    原料にSOD様物質を含有させることを特徴とする活性
    酸素抑制組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】原料作製ステップとSOD様物質含有ステ
    ップと発酵ステップと油剤化ステップと活性安定化ステ
    ップとを備え、原料作製ステップでは酵母と食用カスの
    うちの一つ以上を選択してこれを原料の一部または全部
    とし、SOD様物質含有ステップでは添加材を添加して
    SOD様物質を原料に含有させ、発酵ステップでは原料
    を発酵処理して発酵処理物をつくり、油剤化ステップで
    は油剤化物質を発酵処理物に添加してこれを油剤化処理
    し、活性安定化ステップでは原料作製ステップ・発酵ス
    テップ・油剤化ステップのうちの一つ以上のステップで
    あって、そのステップ前後にわたる任意時点で一回以
    上、SOD様物質の活性安定化剤を添加することを特徴
    とする活性酸素抑制組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】失活のない低分子化SOD様物質をSOD
    様物質含有ステップで含有させる請求項6または7記載
    の活性酸素抑制組成物の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品
JP2011078404A (ja) * 2009-09-08 2011-04-21 Shinichi Koshida スマート抹茶
CN111418682A (zh) * 2020-05-22 2020-07-17 吴成祥 一种提升人体免疫功能的sod聚能香袋泡茶及其制备方法
JP2021031440A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 雄二 松川 天然物由来の低分子抗酸化性化合物を含有する活性酸素除去剤と、マクロファージとリンパ球を増強するために用いられる天然物由来の免疫活性化剤とを有する抗腫瘍剤セット

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