JP2001285669A - 同期信号処理回路および表示装置 - Google Patents

同期信号処理回路および表示装置

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JP2001285669A JP2000098879A JP2000098879A JP2001285669A JP 2001285669 A JP2001285669 A JP 2001285669A JP 2000098879 A JP2000098879 A JP 2000098879A JP 2000098879 A JP2000098879 A JP 2000098879A JP 2001285669 A JP2001285669 A JP 2001285669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の同期信号処理回路は、ダイバーシティ
アンテナの切り換えノイズ等により映像の同期乱れが生
じている。 【解決手段】 複合同期信号を水平および垂直同期に分
離101,102して水平同期信号および垂直同期信号
を出力する同期信号処理回路であって、前記垂直同期で
あると判断して前記垂直同期信号を出力した後、所定時
間内に再度垂直同期を判別した場合でも、予め設定した
水平ライン数に対応する期間103,105,106は
該再度判別された垂直同期をマスク107,108して
出力しないマスク手段を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期信号処理回路お
よび表示装置に関し、特に、テレビジョン放送やビデオ
装置(VTR)等からのビデオ信号に含まれる複合同期
信号(CSYNC)から水平同期信号(HSYNC)お
よび垂直同期信号(VSYNC)を分離して出力する同
期信号処理回路に関する。
【0002】近年、例えば、ダイバーシティアンテナを
用いて車内でテレビジョン放送を液晶表示装置等に表示
するカーテレビジョンシステムやテレビ付きカーナビゲ
ーション装置が使用されるようになって来ている。この
ようなダイバーシティアンテナを用いたテレビ付きカー
ナビゲーション装置等では、例えば、ダイバーシティア
ンテナの切り換えノイズ等により映像の同期乱れが生じ
ている。さらに、例えば、VTRで画像を再生しながら
テープを早送りする場合等においても、同期が取れずに
画像の乱れが生じる問題がある。そこで、ダイバーシテ
ィアンテナの切り換えノイズやVTRの画像再生時の早
送り操作等による映像の同期乱れを防止することができ
る同期信号処理回路および表示装置の提供が要望されて
いる。
【0003】
【従来の技術】図1は同期信号処理回路が適用される液
晶表示システムの一例を概略的に示すブロック図であ
り、例えば、車に搭載されるカーテレビジョンシステム
の一例を示すものである。図1において、参照符号1は
TVチューナー、2はRGBデコーダ、3は液晶表示ユ
ニット、4はオンスクリーン制御回路、5は映像信号合
成回路、10はVTR、そして、11はアンテナ(ダイ
バーシティアンテナ)を示している。ここで、液晶表示
ユニット3は、液晶表示部(画像表示部)31と同期信
号処理および液晶制御部32とを備えて構成されてい
る。なお、本発明が対象とする同期信号処理回路は、同
期信号処理および液晶制御部32に含まれる。
【0004】図1に示されるように、TVチューナー1
或いはVTR10からのビデオ信号(複合同期信号+映
像信号)は、RGBデコーダ2に供給され、映像信号
(RGB)および複合同期信号(CSYNC)に分離さ
れる。RGBデコーダ2からの映像信号RGBは、映像
信号合成回路5に供給され、オンスクリーン制御回路4
からのオンスクリーン用の映像信号と合成され、さら
に、映像信号合成回路5により合成された映像信号RG
B’は、液晶表示ユニット3の液晶表示部31に供給さ
れる。そして、液晶表示部31の表示画面(LCD)上
には、TVチューナー1等による映像(311)と共
に、オンスクリーン制御回路4によるオンスクリーン画
像(312)が表示されるようになっている。
【0005】RGBデコーダ2からの複合同期信号CS
YNCは、液晶表示ユニット3の同期信号処理および液
晶制御部32に供給され、複合同期信号CSYNCに同
期した水平同期信号HSYNCおよび垂直同期信号VS
YNCが出力される。ここで、同期信号処理および液晶
制御部32から出力された水平同期信号HSYNCおよ
び垂直同期信号VSYNCは、例えば、オンスクリーン
制御回路4に供給され、RGBデコーダ2からの映像信
号と同期したオンスクリーン用の映像信号が生成され、
映像信号合成回路5において同期を保持しつつ合成され
る。
【0006】同期信号処理および液晶制御部32は、液
晶表示部31を駆動する各種の制御信号を出力し、映像
信号合成回路5の出力RGB’に応じた映像を液晶表示
部31に表示させる。ここで、液晶表示部31には、例
えば、TVチューナー1の出力に応じた映像(311)
と共に、オンスクリーン画像(312)も一緒に表示さ
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2および図3は 従
来の同期信号処理回路における課題を説明するためのタ
イミング図であり、図3は図2を時間方向に縮めて垂直
カウンタリセット信号(VD2H)と共に示すものであ
る。図2および図3に示されるように、例えば、垂直同
期信号VSYNC(VSYNC0)は、複合同期信号C
SYNCにおける3H(3水平同期期間)を積分するこ
とで得るようになっている。しかしながら、例えば、T
Vチューナー1がテレビジョン放送を受信中にダイバー
シティアンテナ11の切り換えが行われると、このアン
テナの切り換えノイズを垂直同期信号VSYNC(VS
YNC1)として誤って認識する恐れがある。すなわ
ち、1垂直同期期間(1V:1フレーム)内で2つの垂
直同期信号VSYNC(VSYNC0,VSYNC1)
を検出して2つの垂直カウンタリセットパルスV−RS
T(V−RST0,V−RST1)が出力され、その結
果、垂直カウンタが1垂直同期期間1V内で2回リセッ
ト(すなわち、垂直カウンタリセットパルスV−RST
の立ち下がりタイミイング(垂直カウンタリセットVD
2H)でリセット)されることになる。
【0008】図4は従来の同期信号処理回路における課
題を説明するための図である。図4において、参照符号
331は、液晶表示部31の外部に設けられたスイッチ
を示している。ここで、液晶表示部31のオンスクリー
ン画像312は、スイッチ331と対応しており、例え
ば、各スイッチの機能を表示するようになっている。し
かしながら、上述したように、例えば、ダイバーシティ
アンテナ11の切り換え等により1垂直同期期間(1
V)内に複数(例えば、2つ)の垂直同期信号(VSY
NC0,VSYNC1)を検出した場合、オンスクリー
ン画像312は、例えば、液晶表示部31において上下
に揺れたりしてスイッチ331と液晶表示部31のオン
スクリーン画像312とがずれたり乱れたりすることが
あった。或いは、VTR10で画像を再生しながらテー
プを早送りする場合等においても、1垂直同期期間内に
複数の垂直同期信号を検出して液晶表示部31の映像に
同期乱れが生じることがあった。
【0009】このように、従来のカーテレビジョンシス
テムやテレビ付きカーナビゲーション装置において、水
平同期信号HSYNCおよび垂直同期信号VSYNC
は、単に複合同期信号CSYNCから分離して得るよう
になっているため、例えば、ダイバーシティアンテナの
切り換えやVTRの画像再生時の早送り操作等によるノ
イズが複合同期信号CSYNCに混入すると、その複合
同期信号CSYNCの1フレーム中に複数回の垂直同期
が含まれていると誤って判別してしまうことがあった。
その結果、正常な周期の水平/垂直同期が判別或いは分
離出力できなくなり、同期乱れが発生して正常な映像を
表示できないことになっていた。
【0010】本発明は、上述した従来の技術における課
題に鑑み、複合同期信号中に不要なパルス等が混入した
場合でも、その影響を受けることなく水平および垂直同
期信号を分離出力して映像の同期乱れを防止することが
できる同期信号処理回路および表示装置の提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期信号処
理回路は、複合同期信号を水平および垂直同期に分離し
て水平同期信号および垂直同期信号を出力するものであ
り、マスク手段を備えている。このマスク手段は、垂直
同期であると判断して垂直同期信号を出力した後、所定
時間内に再度垂直同期を判別した場合でも、予め設定し
た水平ライン数に対応する期間は該再度判別された垂直
同期をマスクして出力しないようになっている。
【0012】本発明に係る表示装置は、上述の同期信号
処理回路、および、画像表示部(例えば、液晶表示部)
を備えている。同期信号処理回路は、さらに、サンプリ
ング保持手段および切り換え手段を備える。サンプリン
グ保持手段は、垂直同期信号を出力した後のマスク期間
において、複合同期信号の中に垂直同期が存在するかど
うかをサンプリングしその値を保持する。切り換え手段
は、nを2以上の整数とし、マスク期間にnフレーム連
続して複合同期信号中に垂直同期が存在した場合には、
n+1フレーム目においてその複合同期信号から分離さ
れた垂直同期信号をマスクせずに出力するようになって
いる。
【0013】すなわち、本発明は、複合同期信号をデジ
タル的に積分し、垂直同期分離パルス(垂直同期信号V
SYNC)が1フレーム(1フィールド、1垂直同期期
間1V)中に複数回得られたとしても、最初のパルスを
垂直同期部分として使用する。さらに、最初のパルスが
誤判別で複合同期信号の垂直同期部分ではない時は、マ
スク期間内に得られる垂直同期パルスでライン数を内部
レジスタに記憶し、第2フレームで同様に垂直同期パル
スが立った値と比較して一致した場合には、第3フレー
ムで複合同期信号に対する外部垂直同期信号の位相を変
える。
【0014】これにより、例えば、テレビ付きカーナビ
ゲーション装置を使用中に、ビルの間や山間部等でTV
信号の受信状態が弱くなってダイバーシティアンテナが
より電波の強い複数本の1本に垂直同期期間中に切り換
わる時や、VTRで画像を再生しながらテープを早送り
する場合等において、ノイズが頻繁に複合同期信号内に
混在した場合であっても判別信号出力をマスクすること
によりノイズ部分を垂直同期信号であると誤判別しなく
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る同期信号処理
回路および表示装置の実施例を図面を参照して詳述す
る。図5は本発明に係る同期信号処理回路の一実施例を
示すブロック図であり、図6〜図8は図5の同期信号処
理回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【0016】図5において、参照符号100は同期信号
処理回路、101は水平同期信号分離回路、102は垂
直同期信号分離回路、103はラインカウンタ、104
は波形成形器、105はメモリレジスタ、106は比較
器、107はラインマスク信号生成回路、そして、10
8は論理ゲート(ANDゲート)を示している。ここ
で、同期信号処理回路100は、前述した図1の液晶表
示システムにおける同期信号処理および液晶制御部32
に含まれる。
【0017】図5に示されるように、本実施例の同期信
号処理回路100は、従来の同期信号処理回路に設けら
れる水平同期信号分離回路101および垂直同期信号分
離回路102に加えて、ラインカウンタ103、波形成
形器104、メモリレジスタ105、比較器106、ラ
インマスク信号生成回路107、および、ANDゲート
108を備えて構成される。
【0018】水平同期信号分離回路101は、RGBデ
コーダ(2)からの複合同期信号CSYNCを受け取っ
て信号S1(水平同期信号HSYNC)を分離出力し、
また、垂直同期信号分離回路102は、複合同期信号C
SYNCを受け取って信号S2(垂直同期信号VSYN
C)を分離出力する。ラインカウンタ103は、水平同
期信号分離回路101の出力信号S1(垂直カウンタ用
パルスCS1,CS2)を受け取ってそのパルス数をカ
ウントし、カウント値(S3)をラインマスク信号生成
回路107に供給する。ラインマスク信号生成回路10
7は、垂直同期分離回路102からのパルス(出力S
2)が1フレームに1回通過すると設定されているライ
ン数間(水平ラインに対応する期間)は垂直同期分離回
路102の出力(S2)が波形成形器104に入力(S
8)するのを抑制し、ラインカウンタ103のリセット
および波形成形器104のセットの誤動作を防止する。
ここで、ラインカウンタ103は、垂直同期信号分離回
路102の出力信号S2(ラインカウンタリセットパル
スRST)によりリセットされるようになっている。
【0019】本実施例の同期信号処理回路の動作の概略
を説明すると、まず、図5および図6に示されるよう
に、ラインカウンタ103の出力S3(カウント値:水
平同期信号HSYNCをカウントして得られた垂直同期
信号VSYNC)は、ラインマスク信号生成回路107
に供給され、垂直同期信号分離回路102の出力S2
(複合同期信号CSYNCから得られた垂直同期信号V
SYNC)が1フレーム(1フィールド:1垂直同期期
間)に1回通過すると設定されているライン数間(例え
ば、190水平同期期間:190H)は垂直同期信号分
離回路102の出力が波形成形器104に供給されるの
を抑制(マスク)するようになっている。
【0020】すなわち、垂直同期信号分離回路102が
複合同期信号CSYNCから垂直同期信号VSYNCを
分離出力すると、例えば、ダイバーシティアンテナの切
り換えノイズ等による誤った垂直同期信号によるライン
カウンタ103のリセット等の誤動作を防止するため
に、その後の所定期間(例えば、190Hの期間)だけ
垂直同期信号分離回路102の出力信号S2がANDゲ
ート108によりマスクされる。具体的に、垂直同期信
号分離回路102が垂直同期信号VSYNCを分離出力
した後の190Hの期間、ANDゲート108の負論理
入力S7(ラインマスク信号生成回路107の出力VD
2H)が高レベル“H”となって、垂直同期信号分離回
路102の出力S2はマスクされる。
【0021】次に、図5および図7に示されるように、
例えば、垂直同期信号分離回路102が複合同期信号C
SYNCから垂直同期信号VSYNCを分離出力するこ
とができない場合(欠落の場合)には、例えば、ライン
カウンタ103で水平同期信号HSYNCを所定数(例
えば、522回)だけカウントし、その得られた垂直同
期信号VSYNC(S3)を波形成形して出力する。こ
のとき、同時に、垂直同期信号分離回路102で複合同
期信号CSYNCから分離出力される信号S2(垂直同
期信号VSYNC)も監視されるようになっており、例
えば、その監視された垂直同期信号VSYNC(垂直同
期信号分離回路102の出力信号S2))が3フレーム
分連続して正しく出力されている場合には、ラインカウ
ンタ103で水平同期信号HSYNCのパルス数をカウ
ントして得られた出力S3(VSYNC)を複合同期信
号から分離された垂直同期信号VSYNCに切り換える
ようになっている。
【0022】すなわち、複合同期信号CSYNCから分
離出力された垂直同期信号VSYNC(S2)が欠落し
ていると、垂直カウンタリセットパルスV−RST0は
出力されないので、水平同期信号HSYNCを所定数だ
けカウントして得られた内部の垂直同期信号VSYNC
(S3)に基づいた垂直カウンタリセット信号VD2H
STR0,VD2HSTR1,…が使用される。このと
き、複合同期信号CSYNCから分離出力される垂直同
期信号VSYNC(垂直カウンタリセットパルスV−R
ST)も監視されており、例えば、3フレーム分連続し
て垂直カウンタリセットパルスV−RST1〜V−RS
T3が出力されていると、それまでの内部の垂直同期信
号に基づいた垂直カウンタリセット信号VD2HSTR
3から、複合同期信号から分離出力される垂直同期信号
に基づいた垂直カウンタリセットパルスV−RST4に
切り換えられることになる。
【0023】さらに、図5および図8に示されるよう
に、例えば、垂直同期信号分離回路102が複合同期信
号CSYNCから分離出力した垂直同期信号VSYNC
がずれた場合も、例えば、ラインカウンタ103により
水平同期信号HSYNCを所定数だけカウントして得ら
れた内部の垂直同期信号VSYNC(S3)を用いて垂
直同期を取ることになる。
【0024】すなわち、複合同期信号CSYNCからの
垂直同期信号VSYNCがずれた位置に出力されている
と、垂直カウンタリセットパルスV−RST0は出力さ
れないので、上述した欠落の場合と同様に、水平同期信
号HSYNCを所定数だけカウントして得られた内部の
垂直同期信号に基づいた垂直カウンタリセット信号VD
2HSTR0,VD2HSTR1,…が使用される。こ
のときも、複合同期信号CSYNCから分離出力される
垂直同期信号VSYNC(垂直カウンタリセットパルス
V−RST)が監視されており、例えば、3フレーム分
連続して垂直カウンタリセットパルスV−RST1〜V
−RST3が出力されていると、それまでの内部の垂直
同期信号に基づいた垂直カウンタリセット信号VD2H
STR3から、複合同期信号から分離出力される垂直同
期信号に基づいた垂直カウンタリセットパルスV−RS
T4に切り換えられることになる。ここで、垂直カウン
タリセットパルス(V−RST1〜V−RST3)が連
続して出力されるフレーム数は、3フレームに限定され
るものではなく、例えば、2以上の様々なフレーム数に
設定することができる。
【0025】なお、本発明の表示装置は、上述した同期
信号処理回路、および、画像表示部(例えば、液晶表示
部31)を備える。以下、本実施例の同期信号処理回路
の各構成および動作を詳述する。図9は図5の同期信号
処理回路における水平同期信号分離回路101の一例を
示すブロック図であり、図10は図8の水平同期信号分
離回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【0026】図9に示されるように、水平同期信号分離
回路101は、位相検波器111、電圧制御発振器(V
CO)112、水平カウンタ113,114、および、
波形成形器115を備えて構成されている。図10に示
されるように、水平カウンタ113は、1水平同期期間
1Hに1回のパルスを有する出力CS1を出力し、ま
た、水平カウンタ114は、1水平同期期間1Hに2回
のパルスを有する出力CS2を出力するようになってい
る。これら水平カウンタ113および114の出力CS
1,CS2(垂直カウンタ用パルス)は、ラインカウン
タ103に供給される。ここで、水平カウンタ113の
出力CS1は、波形成形器115により波形成形され、
水平同期信号HSYNCとして外部に出力されることに
なる。
【0027】図11は図5の同期信号処理回路における
垂直同期信号分離回路102の一例を示すブロック図で
あり、図12は図11の垂直同期信号分離回路の動作を
説明するためのタイミング図である。図11に示される
ように、垂直同期信号分離回路102は、例えば、積分
回路として構成され、アップダウンカウンタ(UP/D
OWNカウンタ)121およびカウンタ122を備えて
いる。UP/DOWNカウンタ121は、カウンタ12
2により垂直同期信号VSYNCが分離出力されると、
リセットされるようになっている。垂直同期信号分離回
路102は、複合同期信号CSYNCの垂直同期信号部
分(3H)を検出して、垂直同期信号VSYNC(ライ
ンカウンタリセットパルスRST)を分離出力するもの
で、UP/DOWNカウンタ121の出力CS3および
ラインカウンタリセットパルスRSTは、図12に示さ
れるような波形となる。なお、垂直同期信号分離回路1
02の出力S2は、前述した図5に示されるように、ラ
インカウンタ103、メモリレジスタ105およびライ
ンマスク信号生成回路107に供給されると共に、AN
Dゲート108を介して波形成形器104に供給されて
いる。ここで、ラインマスク信号(S7)が出力されて
ラインマスクが行われている時においても、複合同期信
号CSYNCはUP/DOWNカウンタ121に入力さ
れカウンタ122を動かして垂直同期の判別を行ってい
る。
【0028】図13は図5の同期信号処理回路における
ラインカウンタ103、メモリレジスタ105および比
較器106の一例を示すブロック図であり、図14は図
13のラインカウンタ、メモリレジスタおよび比較器の
動作を説明するためのタイミング図である。図13に示
されるように、ラインカウンタ103は、垂直方向制御
用ラインカウンタ131およびメモリ用ラインカウンタ
132を備えている。垂直方向制御用ラインカウンタ1
31には、水平同期信号分離回路101における水平カ
ウンタ113の出力CS1および垂直同期信号分離回路
102からのラインカウンタリセットパルスRST(S
2)が供給され、また、メモリ用ラインカウンタ132
には、水平同期信号分離回路101における水平カウン
タ114の出力CS2およびラインカウンタリセットパ
ルスRSTが供給されている。従って、垂直方向制御用
ラインカウンタ131は、1水平同期期間(1H)に1
回カウントアップし、また、メモリ用ラインカウンタ1
32は、1水平同期期間に2回カウントアップする。
【0029】メモリレジスタ105は、プリセット用の
Dフリップフロップ151、セレクタ152およびセッ
ト用のDフリップフロップ153を備えている。Dフリ
ップフロップ151のD入力には、メモリ用ラインカウ
ンタ132の出力S30が供給され、そのイネーブル入
力に供給されたスタートパルスV−RSTS(図6の垂
直カウンタリセットパルスV−RSTの立ち上がりタイ
ミングで出力されるパルス)に応じて取り込んで保持す
るようになっている。セレクタ152は、制御信号SS
に応じて、例えば、スイッチオン時および最初の垂直同
期期間に固定値(522)を選択し、その他の場合には
フリップフロップ151の出力を選択して出力するよう
になっている。Dフリップフロップ153のD入力に
は、セレクタ152の出力が供給され、そのイネーブル
入力に供給されたラインカウンタリセットパルスRST
(S2)に応じて取り込んで保持するようになってい
る。なお、フリップフロップ151および153は、例
えば、10ビットの値を処理するためにそれぞれ10個
ずつ設けられている。
【0030】比較器106は、例えば、マグニチュード
コンパレータにより構成され、入力S30(メモリ用ラ
インカウンタ132の出力)と入力S5(フリップフロ
ップ153の出力)が等しいときに(S30=S5)、
パルスを出力する。なお、メモリレジスタ105の出力
S5は、スタートパルスV−RSTSおよびラインカウ
ンタリセットパルスRSTに応じて取り込まれたメモリ
用ラインカウンタ132の出力(カウント値)、或い
は、固定値(522)となっている。
【0031】これにより、図14に示されるように、例
えば、メモリ用ラインカウンタ132が522までカウ
ントすると、疑UP/DOWNカウント出力CS3’が
出力され、そして、疑ラインカウンタリセットパルスR
ST’が出力されることになる。なお、疑ラインカウン
タリセットパルスRST’は、正規のラインカウンタリ
セットパルスRSTよりも後のタイミングで出力される
ようになっている。
【0032】ここで、複合同期信号CSYNC内に垂直
同期信号が有ると判断されると、垂直同期分離回路(1
02)より常時パルスが出力され、そのパルスが出力さ
れた位置(ラインカウンタ103の数)がメモリレジス
タ105に格納される。値が格納されたフレームを第1
フレームとすれば、第2フレームにおいてもラインマス
ク期間内に垂直同期信号が有ると判断し、垂直同期分離
回路(102)からパルスが出力されたラインカウンタ
103の値と第1フレームでメモリレジスタ105に格
納した値とを比較器106で比較し、一致すると第3フ
レームではラインマスク信号S7の動作抑制を行って、
垂直同期が判別でき垂直同期分離からパルスが出力され
る度にラインカウンタ103をリセットして垂直同期信
号VSYNCを出力する。
【0033】図15は図5の同期信号処理回路における
ラインマスク信号生成回路107の一例を示すブロック
図である。図15に示されるように、ラインマスク信号
生成回路107は、ANDゲート171およびJKフリ
ップフロップ172を備えて構成される。ANDゲート
171には、比較器106の出力S6および垂直同期信
号分離回路102の出力S2が供給され、このANDゲ
ート171の出力がフリップフロップ172のJ入力に
供給されている。フリップフロップ172のK入力に
は、ラインカウンタの出力S3が供給され、また、クロ
ック入力CKにはクロック信号が供給されるようになっ
ている。ここで、K入力に供給されるラインカウンタの
出力S3は、例えば、190Hをカウントした信号であ
り、フリップフロップ172の出力S7は、190Hの
マスク信号(図6のVD2H参照)となる。
【0034】フリップフロップ172の出力S7は、A
NDゲート108の負論理入力に供給され、高レベル
“H”の間(190Hの期間)ANDゲート108の正
論理入力に供給された垂直同期信号分離回路102の出
力S2をマスクするようになっている。以上において、
マスク期間は、190Hに限定されるものではなく、様
々な値とすることができ、また、セレクタ152に設定
する固定値(522)も適宜変更することができる。さ
らに、例えば、図5に示すラインカウンタ103、波形
成形器104、メモリレジスタ105、比較器106、
ラインマスク信号生成回路107および論理ゲート10
8等の構成は様々に変形することができるのはいうまで
もない。
【0035】上述したように、本発明の同期信号処理回
路の各実施例によれば、車等の移動体の環境下で頻繁に
起こるアンテナの切り換えの際に生じる不要なパルス
や、VTR再生時における早送り等の際に生じる不要な
パルスにより同期信号処理回路が誤動作するという従来
の問題を解消することができ、同期信号処理回路として
の精度を向上させることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、複合同期信号中に不要なパルス等が混入した場合で
も、その影響を受けることなく水平および垂直同期信号
を分離出力することのできる同期信号処理回路および表
示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同期信号処理回路が適用される液晶表示システ
ムの一例を概略的に示すブロック図である。
【図2】従来の同期信号処理回路における課題を説明す
るためのタイミング図(その1)である。
【図3】従来の同期信号処理回路における課題を説明す
るためのタイミング図(その2)である。
【図4】従来の同期信号処理回路における課題を説明す
るための図である。
【図5】本発明に係る同期信号処理回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図6】図5の同期信号処理回路の動作を説明するため
のタイミング図(その1)である。
【図7】図5の同期信号処理回路の動作を説明するため
のタイミング図(その2)である。
【図8】図5の同期信号処理回路の動作を説明するため
のタイミング図(その3)である。
【図9】図5の同期信号処理回路における水平同期信号
分離回路の一例を示すブロック図である。
【図10】図9の水平同期信号分離回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図11】図5の同期信号処理回路における垂直同期信
号分離回路の一例を示すブロック図である。
【図12】図11の垂直同期信号分離回路の動作を説明
するためのタイミング図である。
【図13】図5の同期信号処理回路におけるラインカウ
ンタ、メモリレジスタおよび比較器の一例を示すブロッ
ク図である。
【図14】図13のラインカウンタ、メモリレジスタお
よび比較器の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【図15】図5の同期信号処理回路におけるラインマス
ク信号生成回路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…TVチューナ 2…RGBデコーダ 3…液晶表示ユニット 4…オンスクリーン制御回路 5…映像信号合成回路 10…VTR 11…アンテナ(ダイバーシティアンテナ) 31…液晶表示部 32…同期信号処理および液晶制御部 100…同期信号処理回路 101…水平同期信号分離回路 102…垂直同期信号分離回路 103…ラインカウンタ 104…波形成形器 105…メモリレジスタ 106…比較器 107…ラインマスク信号生成回路 108…論理ゲート(ANDゲート) CSYNC…複合同期信号 HSYNC…水平同期信号 VSYNC…垂直同期信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合同期信号を水平および垂直同期に分
    離して水平同期信号および垂直同期信号を出力する同期
    信号処理回路であって、 前記垂直同期であると判断して前記垂直同期信号を出力
    した後、所定時間内に再度垂直同期を判別した場合で
    も、予め設定した水平ライン数に対応する期間は該再度
    判別された垂直同期をマスクして出力しないマスク手段
    を備えることを特徴とする同期信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の同期信号処理回路にお
    いて、該同期信号処理回路は、さらに、 前記垂直同期信号を出力した後のマスク期間において、
    前記複合同期信号の中に垂直同期が存在するかどうかを
    サンプリングし、該サンプリングした値を保持するサン
    プリング保持手段と、 前記複合同期信号の垂直同期部分に同期した前記垂直同
    期信号に切り換える切り換え手段とを備えることを特徴
    とする同期信号処理回路。
  3. 【請求項3】 複合同期信号から水平同期信号を分離す
    る水平同期信号分離手段と、 前記複合同期信号から垂直同期信号を分離する垂直同期
    信号分離手段と、 該垂直同期信号分離手段により垂直同期信号を分離出力
    した後、予め設定したマスク期間は当該垂直同期信号分
    離手段の出力をマスクするマスク手段とを備えることを
    特徴とする同期信号処理回路。
  4. 【請求項4】 複合同期信号から水平同期信号を分離す
    る水平同期信号分離手段と、 前記複合同期信号から垂直同期信号を分離する垂直同期
    信号分離手段と、 該垂直同期信号分離手段による垂直同期信号が所定の期
    間内で分離されない場合を検出する検出手段と、 前記垂直同期信号が所定の期間内で分離されない場合、
    前記水平同期信号分離手段による1水平同期期間を所定
    数カウントして内部垂直同期信号を生成する内部垂直同
    期信号生成手段と、 前記垂直同期信号が所定の期間内で分離されない場合で
    も、前記垂直同期信号分離手段の出力を監視する監視手
    段と、 前記垂直同期信号が所定の期間内で分離されない場合に
    は前記内部垂直同期信号を選択して出力し、且つ、該内
    部垂直同期信号が選択された後、前記監視手段により前
    記垂直同期信号分離手段の出力が予め定められたフレー
    ム数だけ連続して検出された場合には該垂直同期信号分
    離手段の出力を選択して出力する選択手段とを備えるこ
    とを特徴とする同期信号処理回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の同
    期信号処理回路と、画像表示部とを備えることを特徴と
    する表示装置。
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