JP2001282930A - サービス提供方法およびシステム - Google Patents

サービス提供方法およびシステム

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JP2001282930A
JP2001282930A JP2000089709A JP2000089709A JP2001282930A JP 2001282930 A JP2001282930 A JP 2001282930A JP 2000089709 A JP2000089709 A JP 2000089709A JP 2000089709 A JP2000089709 A JP 2000089709A JP 2001282930 A JP2001282930 A JP 2001282930A
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JP
Japan
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user
service
medical
information
service provider
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JP2000089709A
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English (en)
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Masahiro Kimura
正博 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療サービス等の健康に関連する事象に係るサ
ービスを利用するサービス利用者のサービス利用手続き
を大幅に簡素化する。 【解決手段】コンピュータシステムを用いて利用者に対
しその健康に関連する事象に係るサービスを提供するサ
ービス提供センタ11。利用者に対して健康に関連する事
象に係るサービスを提供する複数のサービス提供業者2
〜5を、通信部15およびコンピュータ16の処理により登
録するデータベース17と、複数のサービス提供業者2〜5
の内の少なくとも1つの業者から送られた利用者の健康
に関連する事象に係る複数の情報を通信部15およびコン
ピュータ16の処理により記憶するデータベース17と、複
数のサービス提供業者2〜5の内の少なくとも1つの業者
における利用者に対する前記健康に関連する事象に係る
サービス提供時において、データベース17に記憶された
健康に関連する事象に係る複数の情報の中から、提供サ
ービスに関連する少なくとも1つの情報を取り出して当
該少なくとも1つの業者へ送る処理を行なう通信部15お
よびコンピュータ16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムを利用して利用者に対して、医療サービス、薬処方
サービス、保険金支払サービス、介護サービス等、利用
者の健康に関連する事象に係るサービスを提供するサー
ビス提供方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】国民は、様々な場面において、自らの健
康に関連する事象に係るサービスをサービス提供元であ
るサービス提供業者から受けている。
【0003】例えば、ある人が病気を患うと、その人
(患者)は、医療サービス提供業者である例えば掛かり
付けの病院に行って診療サービスを受ける。そして、患
者は、その病院から渡された処方箋を持って、掛かり付
けの薬処方サービス提供業者である薬局へ行き、薬局の
処方箋に基づく薬処方サービスにより調合された薬を受
け取る。
【0004】また、病気の程度が重く入院する必要があ
る場合において、患者が医療保険金支払サービス提供業
者である医療保険会社の医療保険に加入している際に
は、患者側(患者本人や家族)は、その医療保険会社に
出向いて保険金請求手続きを行なうことにより、医療保
険会社から入院費等の医療保険金が支給される。
【0005】一方、例えば、ある人に急病が発生する
と、その急病人側(急病人自身、あるいは家族等)から
急病発生の連絡を受けた消防署の処理により出動した救
急車両は、急病人位置まで急行する。そして、救急車両
の乗車員は、急病人を救急車両内に収容し、急病人自身
の掛かり付け病院や、周囲の急病人受け入れ病院を探
し、急病人を受け入れできる病院に対して急病人を搬送
している。
【0006】このとき、急病人が上記医療保険会社の医
療保険に加入している際には、急病人側(急病人本人や
家族)は、その医療保険会社に出向いて医療保険金請求
手続きを行なうことにより、医療保険会社から入院費等
の医療保険金が支給される。
【0007】さらに、ある人が例えば交通事故等の事故
や火災を発生させると、その事故・火災発生人側(本
人、あるいは周囲の人等)から事故発生の連絡を受けた
警察署および消防署の処理により出動したパトロール車
両、消防車両および救急車両は、事故発生地に出向く。
そして、救急車両は、事故発生入等が負傷している場合
には、急病人の場合と同様に、事故発生人等の負傷者を
病院に対して搬送する。また、消防車両の乗組員は発生
した火災の消火を行ない、パトロール車両の乗組員は事
故発生現場における事故検証処理等を行なう。
【0008】このとき、事故発生人が損害保険金支払サ
ービス供業者である損害保険会社の損害保険に加入して
いる際には、事故発生人側(事故発生入本人や家族)
は、その損害保険会社に出向いて損害保険金請求手続き
を行なうことにより、損害保険会社から損害保険金が支
給される。
【0009】一方、高齢者等の介護保険の被保険者側
(本人、その家族等)が介護保険・介護サービスの対象
であると判断した際には、被保険者側は、対応する市町
村に介護保険の申請手続きを行ない、市町村から通知さ
れた認定結果を受けて、介護サービス提供業者に対して
介護サービスを受ける手続きを行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、健康に関連する事象に係るサービスを提供する複数
のサービス提供業者は、それぞれ個別にサービス利用者
に対してサービスを提供するのみであり、それぞれのサ
ービス提供業者が有しているサービス利用者に対する情
報を相互に利用・活用することができなかった。
【0011】したがって、サービス利用者は、自らサー
ビス提供を受けるために必要な情報を用意してサービス
提供業者に対してサービス提供を受けるための手続きを
行なう必要がある。
【0012】すなわち、薬処方サービスを受けるサービ
ス利用者は、自ら処方箋を薬処方サービス提供業者へ持
参し薬が調合されるまでの間待たなければならず、サー
ビス利用効率が悪かった。
【0013】また、入院時や事故等により医療・損害保
険金支払サービスを受けるサービス利用者側(本人ある
いは家族)は、医療・損害保険金支払サービス業者へ出
向いて医療・損害保険金請求手続きを行なわなければ、
医療・損害保険金を受け取ることができないため、サー
ビス利用者側にとって非常に面倒であり、手続きの簡素
化が強く要求されていた。
【0014】さらに、急病時や事故時等において、その
急病・負傷人を搬送する救急車側では、その急病・負傷
人の病歴等の診療情報、その急病・負傷人の掛かり付け
の医療サービス提供業者(病院)の位置、急病・負傷位
置の周囲の医療サービス提供業者(病院)の診療科目等
を把握することができないため、急病・負傷人を何処の
医療サービス提供業者へ搬送するのか判断することが難
しく、急病・負傷人を受け入れ可能な最も近い病院から
順番に搬送しているのが現状であった。
【0015】したがって、急病・負傷人の病状・負傷内
容によっては、搬送した病院では診療ができず、急病・
負傷人が複数の病院間を、いわゆるたらい回しされる恐
れも生じており、改善を望む要望が強かった。
【0016】また、急病・負傷人を受け入れる医療サー
ビス提供業者(病院)においても、事前に急病・負傷人
の病歴や、その病状・負傷内容を把握することができな
いため、その病院に収容されてから急病・負傷人に対し
て的確な処置を施すまでに時間がかかり、改善が望まれ
ていた。
【0017】さらに介護保険の被保険者側は、介護サー
ビスを受ける際には、対応する市町村に介護保険の申請
手続きを行ない、さらに、市町村から通知された認定結
果を受けて介護サービス提供業者に対して介護サービス
を受ける手続きを行なわなければならず非常に面倒であ
り、手続きの簡素化が強く要望されていた。
【0018】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、医療サービス、薬処方サービス、医療・損害保険
金支払サービス、救急車両による搬送サービスおよび介
護サービス等を利用する際のサービス利用者のサービス
利用手続きを大幅に簡素化することにより、サービス利
用者のサービス利用効率を大幅に向上させることをその
第1の目的とする。
【0019】また、本発明は、上述した事情に鑑みてな
されたもので、救急車両で搬送される急病・負傷人を、
その病歴や掛かり付けの医療サービス提供業者等に応じ
て適切な医療サービス提供業者へ搬送することを可能に
し、さらに、救急車両側から急病・負傷人の病状・負傷
内容等を事前に受入先の医療サービス提供業者へ送るこ
とを可能にすることをその第2の目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための請求項1に記載した発明によれば、コンピュータ
システムを用いて利用者に対しその健康に関連する事象
に係るサービスを提供するサービス提供システムであっ
て、前記利用者に対して前記健康に関連する事象に係る
サービスを提供する複数のサービス提供業者を登録する
サービス提供業者登録手段と、前記複数のサービス提供
業者の内の少なくとも1つの業者における前記利用者に
対する前記健康に関連する事象に係るサービス提供時に
おいて、前記複数のサービス提供業者の内の少なくとも
1つの業者において得られた前記利用者の前記健康に関
連する事象に係る複数の情報の中から、前記提供サービ
スに関連する少なくとも1つの情報を抽出して当該少な
くとも1つの業者へ送る情報提供手段とを備えている。
【0021】請求項2記載の発明によれば、前記利用者
の前記健康に関連する事象に係る複数の情報は、前記複
数のサービス提供業者の内の少なくとも1つの業者から
送信されており、当該健康に関連する事象に係る複数の
情報を記憶する記憶手段を備え、前記情報提供手段は、
前記提供サービスに関連する少なくとも1つの情報を、
前記記憶手段に記憶された複数の情報の中から抽出して
前記少なくとも1つの業者へ送る手段である。
【0022】請求項3記載の発明によれば、前記利用者
の前記健康に関連する事象に係る複数の情報は、前記複
数のサービス提供業者の内の少なくとも1つの業者側で
記憶されており、前記情報提供手段は、前記提供サービ
スに関連する少なくとも1つの情報を、前記少なくとも
1つの業者側で記憶された複数の情報の中から抽出して
前記少なくとも1つの業者へ送る手段である。
【0023】請求項4記載の発明によれば、前記複数の
サービス提供業者は、前記利用者の健康に関連する事象
に係るサービスとして、前記利用者に対する診療サービ
スおよび前記利用者に対する薬処方サービスをそれぞれ
提供するようになっており、前記複数の情報は、前記診
療サービス提供業者により得られた前記利用者の病歴、
前記利用者に対する診療サービスの内容、前記利用者に
対する処方箋の内容を含む診療情報を含んでいるととも
に、前記情報提供手段は、前記薬処方サービス提供業者
における前記利用者に対する薬処方サービス提供時にお
いて、前記診療情報から前記利用者に対する処方箋の内
容を取り出して前記薬処方サービス提供業者へ送る手段
を備えている。
【0024】上述した目的を達成するための請求項5記
載の発明によれば、前記複数のサービス提供業者は、前
記利用者の健康に関連する事象に係るサービスとして、
前記利用者に対する診療サービスおよび前記利用者と締
結された保険契約に基づく保険金支払サービスをそれぞ
れ提供するようになっており、前記複数の情報は、前記
診療サービス提供業者により得られた前記利用者の診療
サービスの内容を含む診療情報を含んでいるとともに、
前記情報提供手段は、前記診療サービス提供業者におけ
る前記利用者に対する前記診療サービス提供時におい
て、当該診療サービス提供業者からの要求に応じて、前
記診療情報を前記保険金支払サービス提供業者へ送る手
段を備えている。
【0025】請求項6記載の発明によれば、前記複数の
サービス提供業者は、前記利用者の健康に関連する事象
に係るサービスとして、前記利用者に対する診療サービ
スおよび前記利用者と締結された介護契約に基づく介護
サービスをそれぞれ提供するようになっており、前記複
数の情報は、前記診療サービス提供業者により得られた
利用者の障害の内容を含む診療情報を含んでいるととも
に、前記情報提供手段は、前記診療サービス提供業者に
おける前記利用者に対する前記診療サービス提供時にお
いて、当該診療サービス提供業者からの要求に応じて、
前記診療情報を前記介護サービス提供業者へ送る手段を
備えている。
【0026】上述した目的を達成するための請求項7記
載の発明によれば、コンピュータシステムを用いて利用
者に対し医療サービスおよび保険金支払サービスを提供
するサービス提供システムであって、前記利用者に対し
て前記医療サービスを提供可能な当該利用者の掛かり付
けの医療サービス提供業者を含む複数の医療サービス提
供業者、前記利用者と締結された医療保険契約に基づく
医療保険金支払サービス提供業者および前記利用者を前
記複数の医療サービス提供業者の内の何れか1つに搬送
可能な救急車両を登録する登録手段と、前記複数の医療
サービス提供業者の位置情報および診療科目情報を記憶
する第1の記憶手段と、前記利用者掛かり付けの医療サ
ービス提供業者により得られた前記利用者の病歴を含む
診療情報および前記医療保険金支払サービス提供業者に
より得られた前記利用者の医療保険契約内容を当該利用
者の認証情報に対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
前記利用者側から当該利用者の認証情報および現在位置
情報を含む急病情報が送信された際に、その急病情報に
応じて、前記救急車両に対して出動要請指令を送信する
手段と、前記認証情報に対応する利用者の診療情報を前
記第2の記憶手段から読み出し、前記出動要請指令送信
先の救急車両に対して提供する手段と、前記救急車両か
ら送られた前記利用者の容態を表す容態情報、前記第1
の記憶手段に記憶された複数の医療サービス提供業者の
位置情報および診療科目情報に応じて、前記登録された
複数の医療サービス提供業者の中から最適な医療サービ
ス提供業者を選択し、その選択医療サービス提供業者に
対して前記利用者の認証情報を含む容態情報を送信する
手段と、前記選択医療サービス提供業者により得られた
前記利用者の治療内容を表す情報と前記第2の記憶手段
に記憶された当該利用者の医療保険契約内容とを比較
し、その比較結果に応じて、前記利用者の認証情報を含
む医療保険金支払要求を前記医療保険金支払サービス提
供業者に送信する手段とを備えている。
【0027】上述した目的を達成するための請求項8記
載の発明によれば、コンピュータシステムを用いて利用
者に対して医療サービスおよび保険金支払サービスを提
供するサービス提供システムであって、前記利用者に対
して前記医療サービスを提供可能な当該利用者の掛かり
付けの医療サービス提供業者を含む複数の医療サービス
提供業者、前記利用者と締結された医療保険契約に基づ
く医療保険金支払サービス提供業者、前記利用者と締結
された損害保険契約に基づく損害保険金支払サービス提
供業者、前記利用者を前記複数の医療サービス提供業者
の内の何れか1つに搬送可能な救急車両および事故処理
用のパトロール車両を登録する登録手段と、前記複数の
医療サービス提供業者の位置情報および診療科目情報を
記憶する第1の記憶手段と、前記利用者掛かり付けの医
療サービス提供業者により得られた前記利用者の病歴を
含む診療情報、前記医療保険金支払サービス提供業者に
より得られた前記利用者の医療保険契約内容および前記
損害保険金支払サービス提供業者により得られた前記利
用者の損害保険契約内容情報を当該利用者の認証情報に
対応付けて記憶する第2の記憶手段と、前記利用者側か
ら当該利用者の認証情報および現在位置情報を含む事故
情報が送信された際に、その事故情報に応じて、前記救
急車両およびパトロール車両に対して出動要請指令を送
信する手段と、前記認証情報に対応する利用者の診療情
報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記出動要請指
令送信先の救急車両に対して提供する手段と、前記救急
車両から送られた前記利用者の容態を表す容態情報、前
記第1の記憶手段に記憶された複数の医療サービス提供
業者の位置情報および診療科目情報に応じて、前記登録
された複数の医療サービス提供業者の中から最適な医療
サービス提供業者を選択し、その選択医療サービス提供
業者に対して前記利用者の認証情報を含む容態情報を送
信する手段と、前記選択医療サービス提供業者により得
られた前記利用者の治療内容を表す情報と前記第2の記
憶手段に記憶された前記利用者の医療保険契約内容とを
比較し、その比較結果に応じて前記利用者の認証情報を
含む医療保険金支払要求を前記医療保険金支払サービス
提供業者に送信する手段と、前記パトロール車両から送
られた事故状況を表す情報に応じて、その事故状況情報
と前記第2の記憶手段に記憶された前記利用者の損害保
険契約内容とを比較し、その比較結果に応じて前記利用
者の認証情報を含む損害保険金支払要求を前記損害保険
金支払サービス提供業者に送信する手段とを備えてい
る。
【0028】上述した目的を達成するための請求項9記
載の発明においては、コンピュータシステムを用いて利
用者に対し医療サービスおよび介護サービスを提供する
サービス提供システムであって、前記利用者に対して前
記医療サービスを提供可能な当該利用者の掛かり付けの
医療サービス提供業者および前記利用者と締結された介
護契約に基づく介護サービス提供業者を登録する登録手
段と、前記利用者掛かり付けの医療サービス提供業者に
より得られた前記利用者の病歴を含む診療情報を前記利
用者の認証情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記
利用者側から当該利用者の認証情報および必要とされる
介護情報を含む介護要求が送信された際に、前記認証情
報に対応する利用者の診療情報を読み出し、読み出した
利用者の診療情報と前記介護要求に対応する介護サービ
ス提供要求とを前記介護サービス提供業者に対してそれ
ぞれ送信する送信手段とを備えている。
【0029】請求項10記載の発明において、前記利用
者の金融機関の口座番号を記憶する口座番号記憶手段
と、前記利用者と前記サービス提供に関する契約を締結
した際に契約料金を前記金融機関の前記口座番号に対応
する口座から引き落とす手段と、前記利用者の前記サー
ビス利用時に、そのサービス利用料金を前記利用者の前
記金融機関の前記口座番号に対応する口座から引き落と
す手段とを備えている。
【0030】上述した目的を達成するための請求項11
記載の発明においては、コンピュータシステムを用いて
利用者に対しその健康に関連する事象に係るサービスを
提供するサービス方法であって、前記利用者に対して前
記健康に関連する事象に係るサービスを提供する複数の
サービス提供業者を登録するステップと、前記複数のサ
ービス提供業者の内の少なくとも1つのサービス提供業
者における前記利用者に対する前記健康に関連する事象
に係るサービス提供時において、前記複数のサービス提
供業者の内の少なくとも1つにより得られた前記利用者
の前記健康に関連する事象に係る複数の情報の中から、
前記提供サービスに関連する少なくとも1つの情報を抽
出して当該少なくとも1つのサービス提供業者へ送るス
テップとを備えている。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明のサービス提供方法および
システムの実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の実施の形態に係るサービ
ス提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【0033】図1によれば、サービス提供システム1
は、サービス利用者に対して、その健康に関連する事象
に係るサービスを提供するための複数のサービス提供業
者2〜5と、電話回線、ISDN、通信専用線等を単独
あるいは複数個組み合わせて構成された通信回線(イン
ターネット等の通信ネットワーク)10を介して上記複
数のサービス提供業者2〜5と情報通信可能であり、複
数のサービス提供業者2〜5から送られた複数の情報を
記憶して相互利用させるためのサービスセンタ(サービ
スシステム)11とを備えている。
【0034】このサービスセンタ11は、図1に示すよ
うに、自センタ11と通信ネットワーク10との間の情
報通信を正確に行なうための所定の通信プロトコル(例
えば、TCP/IP)に従ったインタフェース処理を行
なう通信部15と、半導体メモリ等のメモリ内蔵型コン
ピュータ16と、各サービス提供業者2〜5を予め登録
するとともに、その各サービス提供業者2〜5から送ら
れた情報を蓄積記憶するためのデータベース17と、コ
ンピュータ16の処理データを表示出力可能なモニタ1
8と、センタ側オペレータの操作により、例えばモニタ
18の表示画面を介してコンピュータ16に対して情報
を入力可能な入力部19とを備えており、これら各構成
要素15〜19は、バス20により通信可能に相互接続
されている。
【0035】サービス提供業者2は、サービス利用者に
対して診療サービス等の医療サービスを提供する複数の
病院2a1〜2anであり、全ての医療サービス利用者
の現在までの病歴、現在までに処置した診療サービスの
内容等を含む診療情報を、各サービス利用者毎に分類し
てデータベース52に蓄積記憶している。
【0036】サービス提供業者3は、サービス利用者に
対して薬処方サービスを提供する薬局であり、全ての薬
処方サービス利用者の投薬歴情報を各サービス利用者毎
に分類してデータベース53に蓄積記憶している。
【0037】また、サービス提供業者4は、サービス利
用者と締結された医療保険契約(生命保険契約等)に基
づく医療保険金支払サービスおよびサービス利用者と締
結された損害保険契約(自動車保険契約、火災保険契約
等)に基づく損害保険金支払サービスをそれぞれ提供す
る保険会社であり、全ての保険契約者(保険金支払サー
ビス利用者)の保険契約内容を各保険契約者毎に分類し
てデータベース54に蓄積記憶している。
【0038】さらに、サービス提供業者5は、サービス
利用者と締結された介護契約に基づく介護サービスを提
供する介護サービス会社であり、全ての保険契約者(介
護サービス利用者)の保険契約内容を各保険契約者毎に
分類してデータベース55に蓄積記憶している。
【0039】そして、各サービス提供業者2(2a1・
・・2an)〜5には、サービスセンタ11に対して自
サービス提供業者からサービス利用者に係る情報を送信
するとともに、サービスセンタ11から送られた情報を
受信するための端末22〜25がそれぞれ設けられてい
る。
【0040】すなわち、各端末22〜25は、通信ネッ
トワーク10を介した自端末22〜25およびサービス
センタ11の通信部15間の上記所定の通信プロトコル
に従った情報通信インタフェース処理を行なう通信部3
2〜35と、サービス提供に係る処理用およびサービス
提供に係る情報送受信用のメモリ内蔵・ディスプレイ一
体型コンピュータ42〜45と、サービス提供に係る情
報蓄積記憶用のデータベース52〜55と、端末側オペ
レータの操作により、例えばコンピュータ31のディス
プレイの表示画面を介してコンピュータ31に対して情
報を入力可能な入力部62〜65とをそれぞれ備えてお
り、これら各構成要素32、42、52、62…35、
45、55、65は、各端末22〜25内でバス67に
より通信可能に相互接続されている。
【0041】また、サービス提供システム1は、サービ
スセンタ11のデータベース17に登録された緊急時に
おけるサービス利用者搬送用の救急車両70と、サービ
スセンタ11のデータベース17に登録された事故処理
用のパトロール車両71と、サービスセンタ11のデー
タベース17に登録された火災消火・防止用の消防車両
72と、事故車両運搬用のレッカー車両73とを備えて
いる。
【0042】また、介護サービス会社5は、サービス利
用者宅を巡回させる巡回介護車両74を有している。
【0043】そして、これら複数の車両70〜74に
は、通信ネットワーク10を介して情報通信可能な車載
システム80が搭載されている。
【0044】車載システム80は、図2に示すように、
通信ネットワーク10を介した自車載システム80とサ
ービスセンタ11の通信部15間の情報通信インタフェ
ース処理を行なう通信部81と、例えば3つのGPS衛
星から送信されたGPS信号等の位置情報を受信して自
車両70〜74の現在位置を求める位置情報受信部82
と、自車両70〜74全体の走行制御を行なうメモリ内
蔵・ディスプレイ一体型コントローラ83と、例えばコ
ントローラ83のディスプレイの表示画面を介してコン
トローラ83に対して情報を入力可能な情報入力部84
と、音声情報および画像・文字情報の内の少なくとも1
つをナビゲーション情報として、例えばコントローラ8
3のディスプレイを介して出力可能な情報出力部85と
を備えている。
【0045】サービスセンタ11のデータベース17に
は、複数の病院2a1〜2anの位置情報および診療科
目情報が予め登録されている。
【0046】また、車載システム80のコントローラ8
3のメモリには、データベース化された自車両(ドライ
バ)ナビゲート用の地図画像が予め記憶されている。
【0047】次に、本実施形態に係わるサービス提供シ
ステム1の全体動作・処理について詳細に説明する。
【0048】サービス利用者は、サービス提供システム
1のサービスの利用を希望する際に、例えば、自らの掛
かり付け(あるいは初めて)の病院2akにおいて診療
を受けた際、あるいは保険会社4で医療保険契約および
損害保険契約を締結した際に、病院2a/保険会社4に
設けられた端末22/24の入力部62/64を操作し
て、自らの認証情報(例えば、ID等、以下、IDとし
て説明する)、名前、住所、掛かり付け病院(その識別
情報)2ak、薬局(その識別情報)3、医療保険契約
および損害保険契約締結保険会社(その識別情報)4、
通信回線10を介してサービスセンタ11とオンライン
で接続されている取引金融機関90(その識別情報)お
よび取引金融機関90における自分の口座番号等の会員
登録用情報(入会情報;個人情報)を入力する。
【0049】なお、病院2akや保険会社4に限らず、
サービス利用者は、自らが所有する携帯電話、携帯情報
端末等の通信回線10を介してサービスセンタ11と通
信可能な通信機器91を介して上記入会情報をサービス
センタ11に入力することが可能である。
【0050】すなわち、通信機器91は、例えば液晶デ
ィスプレイ、操作入力部、スピーカ、コンピュータおよ
びメモリ等を有しており、通信回線10を介して受信し
た情報を液晶ディスプレイを介して表示出力したり、ス
ピーカを介して音声出力可能になっている。また、上記
入会情報は、サービス利用者の操作入力部操作によりサ
ービスセンタ11に入力することができる。
【0051】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、入力された会員情報に基づいて、その会員情報に対
応するサービス利用者を、上記IDを有する利用者とし
てデータベース17に登録し(図3;ステップS1)、
サービス利用者(利用登録者)の金融機関90の口座番
号から会員登録料金を引き落とす(ステップS2)。
【0052】次いで、コンピュータ16は、会員情報
(個人情報)に対応するサービス利用者の現在までの病
歴・現在までに処置した診療サービスの内容等を含む診
療情報の提供要求、上記サービス利用者の現在までの投
薬歴情報提供要求、上記サービス利用者の医療・損害保
険契約内容提供要求および当該サービス利用者の介護契
約内容提供要求を、掛かり付け病院2ak、薬局3、保
険会社4および介護サービス会社5にそれぞれ送信する
(ステップS3)。
【0053】掛かり付け病院2akのコンピュータ42
は、送信された提供要求に対応する患者(サービス利用
者)の診療情報をデータベース52から読み出してサー
ビスセンタ11のコンピュータ16に送信し、提供要求
に含まれるサービス利用者のID(利用者ID)と診療
情報とを対応付けてデータベース52に記憶し、薬局3
のコンピュータ43は、送信された提供要求に対応する
サービス利用者の投薬歴情報をデータベース53から読
み出してサービスセンタ11のコンピュータ16に送信
し、提供要求に含まれるサービス利用者の利用者IDと
投薬歴情報とを対応付けてデータベース53に記憶す
る。
【0054】同様に、保険会社4のコンピュータ44
は、送信された提供要求に対応するサービス利用者の保
険契約内容をデータベース54から読み出してサービス
センタ11のコンピュータ16に送信し、提供要求に含
まれるサービス利用者の利用者IDと保険契約内容とを
対応付けてデータベース54に記憶し、介護サービス会
社5のコンピュータ45は、送信された提供要求に対応
するサービス利用者の介護契約内容をデータベース55
から読み出してサービスセンタ11のコンピュータ16
に送信し、提供要求に含まれるサービス利用者の利用者
IDと介護契約内容とを対応付けてデータベース55に
記憶する。
【0055】コンピュータ16は、送信された診療情
報、投薬歴情報、医療・損害保険契約内容および介護契
約内容を、対応するサービス利用者の利用者IDに関連
付けてデータベース17に蓄積記憶する(ステップS
4)。
【0056】この結果、会員登録されたサービス利用者
の診療情報、投薬歴情報、保険契約内容および介護契約
内容がそれぞれサービスセンタ11のデータベース17
に蓄積記憶される。
【0057】以下、会員登録されたサービス利用者が
(1)病気にかかった時、(2)急病を患った時、
(3)事故・火災に係った時および(4)介護サービス
を利用する時の各場面におけるサービス提供システム1
の全体動作について説明する。
【0058】(1)サービス利用者が病気にかかった時 サービス利用者は、病気にかかったとき、掛かり付け病
院2akに行って診療サービスを受ける。
【0059】このとき、掛かり付け病院2akの端末2
2のコンピュータ42は、サービス利用者に対する診療
終了時において、例えば医師や看護婦から入力部62を
介して入力されたサービス利用者に処方される薬の処方
箋情報を利用者IDとともにサービスセンタ11のコン
ピュータ16に送信する(図4;ステップS10)。
【0060】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信されたサービス利用者の処方箋情報を、利用者
IDとともに薬局3のコンピュータ43に送信する(ス
テップS11)。
【0061】薬局3の端末23におけるコンピュータ4
3は、送信されてきた処方箋情報およびサービス利用者
IDをデータベース53に記憶し、そのディスプレイに
表示する(ステップS12)。
【0062】薬局3の薬剤師は、ディスプレイ表示され
た処方箋情報に基づいて薬を調合する。この結果、サー
ビス利用者の診療終了時、すなわち、サービス利用者が
病院2にいる間に、薬局3において薬の調合が行なわれ
る。
【0063】したがって、診療を終えたサービス利用者
が薬局3へ向かい、自らの利用者IDを提示すると、す
ぐに調合の終了した薬をもらうことができ、薬局3での
待ち時間が大幅に短縮される。
【0064】一方、診療サービス終了時において、医師
がサービス利用者の病気治療のためには入院が必要であ
ると判断した際に、病院2akのコンピュータ42は、
医師等から入力部62を介して入力されたサービス利用
者の入院を表す情報を含む診療内容をサービス利用者I
Dとともにサービスセンタ11のコンピュータ16に送
信する(ステップS20)。
【0065】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信されたサービス利用者の診療内容を、サービス
利用者IDおよびデータベース17に記憶されたIDに
対応する口座番号とともに保険会社4のコンピュータ4
4に送信する(ステップS21)。
【0066】保険会社4のコンピュータ44は、送信さ
れてきた診療内容、サービス利用者IDおよび口座番号
をデータベース54に記憶して医療保険契約内容と照合
し(ステップS22)、支給できる保険金(入院還付
金)を、金融機関90におけるサービス利用者IDの口
座番号に振り込む(ステップS23)。
【0067】この結果、サービス利用者は、保険会社4
に行って入院還付金支給手続きを行なうことなく、自動
的に入院還付金(保険金)の支給を受けることができ
る。
【0068】さらに、診療サービス終了時において、医
師がサービス利用者の病気の内容により、介護保険の申
請を行なって介護サービスの提供を受けた方がよいと判
断した際に、病院2akのコンピュータ42は、医師等
から入力部62を介して入力されたサービス利用者の障
害の内容を含む診療情報をサービス利用者IDとともに
サービスセンタ11のコンピュータ16に送信する(図
5;ステップS30)。
【0069】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信されたサービス利用者の診療情報を、サービス
利用者IDとともに、通信ネットワーク10とオンライ
ン接続された上記サービス利用者の住居が存在する市町
村95の端末96に送信する(ステップS31)。
【0070】市町村95の端末96は、送信された障害
内容を含む診療情報および市町村職員により行なわれて
いる調査結果等に基づいて、そのサービス利用者の介護
保険の給付認定を行ない、その認定結果をサービスセン
タ11のコンピュータ16に送信する(ステップS3
2)。
【0071】コンピュータ16は、サービス利用者の障
害内容を含む診療情報および送信されてきた介護保険認
定結果を、サービス利用者IDとともに介護サービス会
社5のコンピュータ45に送信する(ステップS3
3)。
【0072】介護サービス会社5のコンピュータ45
は、送信されてきた診療情報および介護保険認定結果に
応じて、サービス利用者が利用可能な介護サービスを受
ける手続きを行なう(ステップS34)。
【0073】この結果、サービス利用者は、自ら市町村
へ出向いて介護保険契約手続きを行なうことなく、かつ
介護サービス会社5へ出向いて介護サービス利用手続き
を行なうことなく、自動的に介護保険手続きおよび介護
サービス利用手続きを行なうことができる。
【0074】(2)サービス利用者が急病を患った時 サービス利用者は、自身に急病が発生したとき、自身の
操作あるいは家族の操作により、通信機器91を介して
利用者IDおよび現在位置をサービスセンタ11のコン
ピュータ16に送信する(図6;ステップS40)。
【0075】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信された利用者IDおよび現在位置に基づいて、
データベース17に登録した救急車両70の車載システ
ム80に対して、急病のサービス利用者の現在位置情報
を送信する(ステップS41)。
【0076】救急車両70の車載システム80のコント
ローラ83は、位置情報受信部82により受信された自
車両の位置情報、送信された利用者の現在位置情報およ
びメモリに記憶された地図画像に応じて、自車両70を
利用者の現在位置までナビゲートするための地図画像お
よび音声情報を含むナビゲート情報を生成し、情報出力
部85を介して表示出力する(ステップS42)。
【0077】この結果、救急車両70のドライバは、表
示出力されたナビゲート情報に基づいて自車両を迅速に
利用者現在位置まで走行させることができる。
【0078】一方、サービスセンタ11のコンピュータ
16は、利用者から送られたIDに対応する利用者の病
歴等を含む診療情報を救急車両70の車載システム80
に対して送信し(ステップS43)、救急車両70の車
載システム80のコントローラ83は、送信された診療
情報を情報出力部85を介して表示出力する(ステップ
S44)。
【0079】この結果、利用者現在位置に到着して患者
(サービス利用者)を救急車両70内に乗り入れた際
に、救急車両70に乗車している救急員は、表示出力さ
れた診療情報を参照しながら、サービス利用者に対する
適切な処置を施すことができる。
【0080】そして、救急車両70に乗車している救急
員は、情報入力部84を操作して、サービス利用者の容
態(病状・負傷内容等)を表す容態情報を車載用コント
ローラ83に入力し、車載用コントローラ83は、入力
された容態情報をサービスセンタ11のコンピュータ1
6に送信する(ステップS45)。
【0081】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、データベース17を参照し、サービス利用者掛かり
付けの病院2akを含む複数の病院2a1〜2anの位
置情報・診療科目および救急車両70から送信された容
態情報に応じて、複数の病院2a1〜2anの中から最
適な病院2ai(その容態を診療できる病院であり、か
つ利用者現在位置から最も近い病院)を選択し、選択し
た病院2aiに対して利用者IDおよび容態情報をそれ
ぞれ送信する(ステップS46)。
【0082】選択病院2aiの端末22におけるコンピ
ュータ42は、送信されてきた利用者IDおよび容態情
報を情報出力部84を介して表示出力する(ステップS
47)。
【0083】この結果、選択病院2aiの医師や看護婦
は、表示出力された利用者の容態情報に基づいて、その
利用者受け入れの準備を利用者が運び込まれるよりも十
分前に行なうことができる。
【0084】このようにして、救急車両70は選択病院
2aiに到着し、患者(サービス利用者)は、予め十分
な受け入れ準備が整った選択病院2aiに運び込まれ、
医師等によりその容態に基づく治療が行なわれる。
【0085】治療終了後、選択病院2aiの医師や看護
婦は、端末22の入力部62を操作して、利用者の治療
内容をコンピュータ42に入力し、コンピュータ42
は、入力された治療内容をサービスセンタ11のコンピ
ュータ16に送信する(ステップS48)。
【0086】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信された治療内容とデータベース17に記憶した
利用者の医療保険契約内容とを比較し、その比較結果に
より保険金支給の必要ありと判断した場合には、利用者
ID、口座番号および支給保険金額を含む保険金支払要
求を保険会社4のコンピュータ44に対して送信する
(ステップS49)。
【0087】保険会社4のコンピュータ44は、送信さ
れてきた利用者ID・対応する口座番号を含む保険金支
払要求に応じて、対応する医療保険金を、金融機関90
におけるサービス利用者IDの口座番号に振り込む(ス
テップS50)。
【0088】この結果、サービス利用者に対して、その
病歴を含む診療情報に基づいて救急車両70内において
適切な処置を施すことができ、さらに、その容態および
急病発生位置に応じて、最適な受入先の病院2aiを選
択することができ、その選択した病院2aiに対してサ
ービス利用者を搬送することができるため、サービス利
用者の病院への搬送速度および治療効率を大幅に高める
ことができる。
【0089】また、救急車両70側からサービス利用者
の病状等の容態を事前に受入先の病院2aiへ提供する
ことができるため、病院2aiに収容されてから医師が
治療にあたるまでほとんど時間がかからず、治療効率を
飛躍的に高めることができる。
【0090】さらに、サービス利用者は、自ら何ら手続
きを行なうことなく、自動的に医療保険金の支給を受け
ることができるため、サービス利用者の医療保険金支払
に関する満足度を大幅に高めることができる。
【0091】(3)サービス利用者が事故に係った時 サービス利用者は、自身が事故に係って負傷したとき、
自身の操作あるいは周辺の人の操作により、通信機器9
1を介してIDおよび現在位置(事故発生位置)をサー
ビスセンタ11のコンピュータ16に送信する(図7;
ステップS60)。
【0092】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、データベース17に登録した救急車両70、パトロ
ール車両71およびレッカー車両72それぞれの車載シ
ステム80に対して、事故発生位置情報を送信する(ス
テップS61)。
【0093】救急車両70、パトロール車両71および
レッカー車両72の車載システム80のコントローラ8
3は、位置情報受信部82により受信された自車両の位
置情報、送信された利用者の現在位置情報およびメモリ
に記憶された地図画像に応じて、自車両70および71
を事故発生位置までナビゲートするための地図画像およ
び音声情報を含むナビゲート情報を生成し、情報出力部
85を介して表示出力する(ステップS62)。
【0094】この結果、救急車両70、パトロール車両
71およびレッカー車両72のドライバは、表示出力さ
れたナビゲート情報に基づいて自車両を迅速に事故発生
位置まで走行させることができる。
【0095】以下、サービスセンタ11のコンピュータ
16、救急車両70の車載システム80におけるコント
ローラ83、複数の病院2a1〜2anの中から選択さ
れた最適な病院2aiのコンピュータ42および保険会
社4のコンピュータ43の処理、すなわち、救急車両7
0内での処置、容態(負傷状態)の病院2aiへの送信
処理等については、前掲図6のステップS43〜S50
の処理と同様である。
【0096】一方、パトロール車両71の乗組員は、情
報入力部84を操作して、周囲の事故状況および利用者
の事故情報を車載用コントローラ83に入力し、車載用
コントローラ83は、入力された事故状況を表す情報を
サービスセンタ11のコンピュータ16に送信する(ス
テップS63)。
【0097】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信された事故状況情報とデータベース17に記憶
した利用者の損害保険契約内容とを比較し、その比較結
果により保険金支給の必要ありと判断した場合には、利
用者ID、口座番号および支給保険金額を含む保険金支
払要求を保険会社4のコンピュータ44に対して送信す
る(ステップS64)。
【0098】保険会社4のコンピュータ44は、送信さ
れてきた利用者ID・対応する口座番号を含む保険金支
払要求に応じて、対応する損害保険金を、金融機関90
におけるサービス利用者IDの口座番号に振り込む(ス
テップS65)。
【0099】すなわち、サービス利用者が事故に係った
場合であっても、サービス利用者が急病を患った場合と
同様に、利用者の病院への搬送速度および治療効率の大
幅な向上、治療効率の飛躍的向上、医療保険金支払に関
する満足度の大幅な向上をそれぞれ実現することがで
き、さらに、サービス利用者は、自ら何ら手続きを行な
うことなく、自動的に損害保険金の支給を受けることが
できるため、サービス利用者の損害保険金支払に関する
満足度をも大幅に向上させることができる。
【0100】なお、サービス利用者が火災に係った時に
おいては、レッカー車両73の代りに消防車両72を出
動させ、この消防車両72により、発生した火災の消火
が行なわれる。
【0101】このサービス利用者が火災に係って負傷し
た時では、パトロール車両71のステップS63の“事
故状況情報送信処理”の代りに、消防車両72により、
“火災状況情報送信処理”が行なわれ、サービスセンタ
11のコンピュータ16により、火災状況情報と保険契
約内容との比較処理が行なわれる。そして、保険金支払
の必要がある場合にのみ、保険会社4のコンピュータ4
4を介して保険金が利用者に支給される。
【0102】このサービス利用者が火災に係った場合に
おいても、事故に係った場合と同様の効果が得られる。
【0103】また、例えば、サービス利用者単独の自損
交通事故や車両故障の場合において、サービス提供業者
として、タクシー等の代替車両提供業者とサービスセン
タ11が情報通信可能な場合には、サービスセンタ11
のコンピュータ16は、事故発生位置情報を代替車両提
供業者のコンピュータに送信する。
【0104】そして、代替車両提供業者のコンピュータ
は、無線等の通信処理により、所定の代替車両のドライ
バに対して、事故発生位置情報を送信する。
【0105】この結果、所定の代替車両を運転するドラ
イバは、自代替車両を事故発生位置まで運転してサービ
ス利用者を自代替車両に乗り込ませ、目的位置まで運送
することができる。
【0106】さらに、例えば、サービス利用者単独の自
損交通事故や車両故障の場合において、サービス提供業
者として、駅やバス停等の公共交通情報を蓄積保持する
公共交通情報提供業者とサービスセンタ11が情報通信
可能な場合には、サービスセンタ11のコンピュータ1
6は、事故発生位置情報を公共交通情報提供業者のコン
ピュータに送信する。
【0107】そして、公共交通情報提供業者のコンピュ
ータは、無線等の通信処理により、サービスセンタ11
のコンピュータ16を介してサービス利用者の通信機器
91に対して、事故発生位置の最寄りの駅やバス停等の
代替移動交通手段に関する情報を送信する。
【0108】この結果、サービス利用者は、通信機器9
1を介して送信された情報を受信して音声出力や画像出
力することにより、事故発生位置の最寄りの代替移動交
通手段に関する情報を確認することができる。
【0109】さらに、サービス利用者は、通信機器91
の操作入力部を操作して目的位置を入力し、入力された
目的位置情報がサービスセンタ11のコンピュータ16
等を介して公共交通情報提供業者のコンピュータに送ら
れると、この公共交通情報提供業者のコンピュータは、
無線等の通信処理により、最寄り駅やバス停から目的位
置までの交通経路(乗り換え案内も含む)情報を、サー
ビスセンタ11のコンピュータ16を介してサービス利
用者の通信機器91に対して送信する。
【0110】この結果、サービス利用者は、通信機器9
1を介して送信された情報を受信して音声出力や画像出
力することにより、事故発生位置の最寄り駅やバス停か
ら目的地までの経路情報を確認することができる。
【0111】なお、上記サービス利用者が単独時(単身
住まい)である場合の急病や事故・火災に係った時にお
いて、サービスセンタ11のデータベース17にサービ
ス利用者の家族や親戚の連絡先(電話番号等)が登録さ
れている場合には、サービスセンタ11のコンピュータ
16は、サービス利用者に急病や事故・火災等が発生し
たことを表す緊急情報を、その連絡先へ通知する。
【0112】この結果、サービス利用者の家族や親戚
は、サービス利用者本人が連絡することなく、サービス
利用者本人に急病や事故・火災等が発生したことを即座
に知ることができる。
【0113】(4)サービス利用者が介護サービスを受
ける時 サービス利用者は、介護サービスを利用する際、自身の
操作あるいは家族の操作により、通信機器91を介して
利用者IDおよび必要とされる介護情報を含む介護要求
をサービスセンタ11のコンピュータ16に送信する
(図8;ステップS70)。
【0114】サービスセンタ11のコンピュータ16
は、送信された利用者IDおよび介護要求に基づいて、
データベース17を参照し、そのデータベース17に登
録したサービス利用者IDに対応する利用者の診療情報
を読み出し、読み出した診療情報、利用者IDおよび介
護要求に対応する介護サービス提供要求を介護サービス
会社5のコンピュータ45に送信する(ステップS7
1)。
【0115】介護サービス会社5のコンピュータ45
は、送信された利用者の診療情報に対応する介護サービ
ス提供要求に応じて、そのような介護サービスを提供可
能な巡回介護車両74に対して、利用者の診療情報に基
づく介護内容および利用者IDに対応する自宅の住所を
含む介護指令を送信する(ステップS72)。
【0116】巡回介護車両47の車載システム80のコ
ントローラ83は、送信された介護指令における介護内
容を情報出力部85を介して表示出力するとともに、位
置情報受信部82により受信された自車両の位置情報、
送信された利用者の自宅住所およびメモリに記憶された
地図画像に応じて、自車両74を利用者の自宅までナビ
ゲートするための地図画像および音声情報を含むナビゲ
ート情報を生成し、情報出力部85を介して表示出力す
る(ステップS73)。
【0117】この結果、巡回介護車両74のドライバ
は、表示出力されたナビゲート情報に基づいて自車両を
迅速に利用者の自宅まで走行させることができる。
【0118】そして、巡回介護車両74に同乗する介護
者(ヘルパー)は、利用者の診療情報に基づく介護内容
に従って、サービス利用者を介護することができるた
め、その利用者の病歴や現在の疾患等に即した適切な介
護を行なうことができ、介護サービス利用者の満足度を
向上させることができる。
【0119】なお、本実施形態においては、利用者に対
しその健康に関連する事象に係るサービスとして、サー
ビス利用者が(1)病気にかかった時、(2)急病を患
った時、(3)事故・火災に係った時および(4)介護
サービスを利用する時の4つの場面においてサービス提
供方法およびシステムを適用したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、利用者に対しその健康に関連す
る事象に係る他のサービスに対して、本発明のサービス
提供方法およびシステムを適用可能である。
【0120】例えば、会員登録された複数のサービス利
用者の中で、複数の病院2a1〜2anの何れかの病院
で診療を受けているが、保険に入っていない(何れの保
険会社とも医療保険契約を締結していない)サービス利
用者の情報は、保険会社4にとっては、例えば、その保
険未契約サービス利用者に保険を勧めたり、新たな保険
を開発する際の材料になる等、非常に有用である。
【0121】したがって、サービスセンタ11のコンピ
ュータ16は、データベース17に登録された診療情報
を有しかつ医療保険契約内容を有さないサービス利用者
の利用者IDおよび金融機関90における自センタ11
の口座番号(金融機関90に自センタ11の口座がある
場合、無い場合は、サービスセンタ11が口座を有する
通信回線10とオンライン接続された他の金融機関の口
座番号)を保険会社4のコンピュータ44に送信する。
【0122】保険会社4のコンピュータ44は、送信さ
れたサービス利用者IDをデータベース54に記憶し、
上記利用者ID情報提供に関する対価を、サービスセン
タ11の口座番号に振り込む。
【0123】この結果、サービス利用者の診療情報等を
さらに有効に活用することができる。
【0124】また、例えば、会員登録された複数のサー
ビス利用者の中で、薬局に掛かり付けであるサービス利
用者の掛かり付け薬局、そのサービス利用者の職業・家
族構成、掛かり付け薬局の営業時間等の情報は、他の薬
局にとっては、自薬局の製品を売りこむためには、非常
に有用である。
【0125】したがって、会員登録情報として、サービ
ス利用者の職業・家族構成情報がデータベース17に登
録されており、かつ複数のサービス利用者の掛かり付け
薬局から、そのサービス利用者の投薬歴情報に加えて掛
かり付け薬局の営業時間情報が送信されデータベース1
7に登録されている場合において、サービスセンタ11
のコンピュータ16は、データベース17に登録された
薬局掛かり付けサービス利用者の職業・家族構成情報、
掛かり付け薬局の営業時間情報、サービス利用者の利用
者IDおよび金融機関90における自センタ11の口座
番号を他の薬局3のコンピュータコンピュータ43に送
信する。
【0126】薬局3のコンピュータ43は、送信された
薬局掛かり付けサービス利用者のID、職業・家族構成
情報および掛かり付け薬局の営業時間情報をデータベー
ス53に記憶し、上記職業・家族構成情報および掛かり
付け薬局の営業時間情報提供に関する対価を、サービス
センタ11の口座番号に振り込む。
【0127】この結果、サービス利用者の診療情報等を
さらに有効に活用することができる。
【0128】なお、上記変形例では、サービス利用者の
個人情報や所定のサービス提供業者の営業情報を他のサ
ービス提供業者に提供することになるので、予めサービ
ス利用者や情報提供元のサービス提供業者に対して、上
記提供に関する承諾を受けておく必要がある。また、サ
ービス利用者に対しては、会員登録時において、登録時
に入力する個人情報の中で、サービス提供業者に公開可
能な情報と非公開の情報とを指定してもらうことも可能
である。
【0129】さらに、サービスセンタ11のコンピュー
タ16は、データベース17に登録された会員登録され
た複数のサービス利用者に対して、登録済みのサービス
提供業者の各種サービスを斡旋することにより、その斡
旋行為の対価を対応するサービス提供業者から徴収する
ことも可能である。
【0130】例えば、データベース17に会員登録され
た複数のサービス利用者の中で、非登録のサービス提供
業者(薬局等)を掛かり付けにしているサービス利用者
が存在する場合には、そのサービス利用者(の通信機器
91)に対して登録済みのサービス提供業者(薬局等)
を斡旋する情報を提供することにより、その登録済みサ
ービス提供業者(薬局等)から斡旋行為の対価を徴収す
ることができる。
【0131】また、データベース17に会員登録された
複数のサービス利用者(の通信機器91)に対して、登
録済みのサービス提供業者(例えば保険会社)のサービ
スに係る商品(例えば、保険商品)を斡旋する情報を提
供し、対応する保険商品の契約成立の際に、保険会社か
ら斡旋行為の対価を徴収することができる。
【0132】そして、本実施形態においては、センタ側
のデータベースに対して、各サービス提供業者から予め
送信された診療情報、投薬歴情報、医療・損害保険契約
内容および介護契約内容等の健康に関連する事象に係る
複数の情報を予め蓄積記憶したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、診療情報、投薬歴情報、医療・損
害保険契約内容および介護契約内容等の健康に関連する
事象に係る複数の情報を情報提供元である各サービス提
供業者側のデータベースに記憶しておき、所定のサービ
ス提供業者が所定のサービス提供時に所定の情報を必要
な際に、センタ側のコンピュータが所定の情報を記憶す
るサービス提供業者側のデータベースから所定の情報を
読み出して、所定のサービス提供業者に提供するように
構成してもよい。
【0133】さらに、本実施形態では、会員登録された
サービス利用者が(1)病気にかかった時、(2)急病
を患った時、(3)事故・火災に係った時および(4)
介護サービスを利用する時の各場面におけるサービス提
供システム1の全体動作について説明したが、未登録の
サービス利用者が上記(1)〜(4)の事象に遭遇した
際においても、本発明のサービス提供システムを利用可
能であり、その場合においては、未登録のサービス利用
者は、最初に入会情報を入力すればよい。
【0134】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わるサー
ビス提供方法およびシステムによれば、複数のサービス
提供業者(医療サービス提供業者、薬処方サービス提供
業者、医療・損害保険金支払サービス提供業者等)やサ
ービス提供車両(救急車両、パトロール車両等)からの
要求等に応じて、当該複数のサービス提供業者およびサ
ービス提供車両の内の少なくとも一部から提供されたサ
ービス利用者の健康に関連する事象に係る複数の情報
(診療情報、医療・損保保険契約内容、介護契約内容
等)の中から、要求送信元の業者や車両の提供サービス
に関連する少なくとも1つの情報を抽出して、その要求
送信元の業者や車両に対して送ることができる。
【0135】したがって、サービス利用者は、各サービ
ス提供業者やサービス提供車両に対して、サービス提供
に必要な情報を入力する作業などを含むサービス利用手
続きを行なうことなく、所要のサービス提供業者やサー
ビス提供車両からサービスを受けることができ、サービ
ス利用者のサービス利用効率を大幅に向上させることが
できる。
【0136】また、本発明に係わるサービス提供方法お
よびシステムによれば、救急車両で搬送される急病・事
故や火災等が原因の負傷を負ったサービス利用者の病歴
等を含む診療情報、複数の医療サービス提供業者の位置
情報・診療科目等を記憶しているため、その診療情報、
位置情報・診療科目を参照することにより、救急車両内
においてサービス利用者に対して的確な処置を施すこと
ができ、さらに、サービス利用者の急病・負傷発生位置
および容態等に基づいて最適な医療サービス提供業者を
選択し、選択した医療サービス提供業者に対して急病・
負傷した利用者を搬送することができ、サービス利用者
の病院への搬送速度および治療効率を大幅に高めること
ができる。
【0137】そして、本発明に係わるサービス提供方法
およびシステムによれば、救急車両側から急病・負傷人
の容態(病状・負傷内容等)を事前に受入先の医療サー
ビス提供業者へ送ることができるため、受入先の医療サ
ービス提供業者は、利用者への治療に対する準備を万全
に行なうことができ、利用者が医療サービス提供業者へ
搬送されてからその業者が治療にあたるまでほとんど時
間がかからず、治療効率を飛躍的に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るサービス提供システ
ムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1における各車両に搭載された車載システム
の概略構成を示すブロック図。
【図3】サービスセンタのコンピュータの処理の一例を
示す概略フローチャート。
【図4】サービス利用者が病気にかかった際のサービス
センタのコンピュータ、病院の端末におけるコンピュー
タ、薬局の端末におけるコンピュータ、保険会社の端末
におけるコンピュータそれぞれの処理の一例を示す概略
フローチャート。
【図5】サービス利用者が病気にかかった際のサービス
センタのコンピュータ、病院の端末におけるコンピュー
タ、沿い町村の端末、介護サービス会社の端末における
コンピュータそれぞれの処理の一例を示す概略フローチ
ャート。
【図6】サービス利用者が急病を患った際の利用者側の
通信機器、サービスセンタのコンピュータ、救急車両の
コントローラ、病院の端末におけるコンピュータ、市町
村の端末、保険会社の端末におけるコンピュータそれぞ
れの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図7】サービス利用者が事故に係って負傷した際の利
用者側の通信機器、サービスセンタのコンピュータ、救
急車両のコントローラ、パトロール車両のコントロー
ラ、レッカー車両のコントローラ、病院の端末における
コンピュータ、保険会社の端末におけるコンピュータそ
れぞれの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図8】サービス利用者が介護サービスを利用する際の
利用者側の通信機器、サービスセンタのコンピュータ、
介護サービス会社の端末におけるコンピュータ、介護車
両のコントローラそれぞれの処理の一例を示す概略フロ
ーチャート。
【符号の説明】 1 サービス提供システム 2(2a1〜2an) サービス提供業者(病院) 3 サービス提供業者(薬局) 4 サービス提供業者(保険会社) 5 介護サービス会社 10 通信ネットワーク 11 サービスセンタ 15、32、33、34 通信部 16、42、43、44 コンピュータ 17、52、53、54 データベース 18 モニタ 19、62、63、64 入力部 20、67 バス 70 救急車両 71 パトロール車両 72 消防車両 73 レッカー車両 74 巡回介護車両

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムを用いて利用者に
    対しその健康に関連する事象に係るサービスを提供する
    サービス提供システムであって、 前記利用者に対して前記健康に関連する事象に係るサー
    ビスを提供する複数のサービス提供業者を登録するサー
    ビス提供業者登録手段と、前記複数のサービス提供業者
    の内の少なくとも1つの業者における前記利用者に対す
    る前記健康に関連する事象に係るサービス提供時におい
    て、前記複数のサービス提供業者の内の少なくとも1つ
    の業者において得られた前記利用者の前記健康に関連す
    る事象に係る複数の情報の中から、前記提供サービスに
    関連する少なくとも1つの情報を抽出して当該少なくと
    も1つの業者へ送る情報提供手段とを備えたことを特徴
    とするサービス提供システム。
  2. 【請求項2】 前記利用者の前記健康に関連する事象に
    係る複数の情報は、前記複数のサービス提供業者の内の
    少なくとも1つの業者から送信されており、当該健康に
    関連する事象に係る複数の情報を記憶する記憶手段を備
    え、前記情報提供手段は、前記提供サービスに関連する
    少なくとも1つの情報を、前記記憶手段に記憶された複
    数の情報の中から抽出して前記少なくとも1つの業者へ
    送る手段であることを特徴とする請求項1記載のサービ
    ス提供システム。
  3. 【請求項3】 前記利用者の前記健康に関連する事象に
    係る複数の情報は、前記複数のサービス提供業者の内の
    少なくとも1つの業者側で記憶されており、前記情報提
    供手段は、前記提供サービスに関連する少なくとも1つ
    の情報を、前記少なくとも1つの業者側で記憶された複
    数の情報の中から抽出して前記少なくとも1つの業者へ
    送る手段であることを特徴とする請求項1記載のサービ
    ス提供システム。
  4. 【請求項4】 前記複数のサービス提供業者は、前記利
    用者の健康に関連する事象に係るサービスとして、前記
    利用者に対する診療サービスおよび前記利用者に対する
    薬処方サービスをそれぞれ提供するようになっており、
    前記複数の情報は、前記診療サービス提供業者により得
    られた前記利用者の病歴、前記利用者に対する診療サー
    ビスの内容、前記利用者に対する処方箋の内容を含む診
    療情報を含んでいるとともに、 前記情報提供手段は、前記薬処方サービス提供業者にお
    ける前記利用者に対する薬処方サービス提供時におい
    て、前記診療情報から前記利用者に対する処方箋の内容
    を取り出して前記薬処方サービス提供業者へ送る手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のサービス提供シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記複数のサービス提供業者は、前記利
    用者の健康に関連する事象に係るサービスとして、前記
    利用者に対する診療サービスおよび前記利用者と締結さ
    れた保険契約に基づく保険金支払サービスをそれぞれ提
    供するようになっており、前記複数の情報は、前記診療
    サービス提供業者により得られた前記利用者の診療サー
    ビスの内容を含む診療情報を含んでいるとともに、 前記情報提供手段は、前記診療サービス提供業者におけ
    る前記利用者に対する前記診療サービス提供時におい
    て、当該診療サービス提供業者からの要求に応じて、前
    記診療情報を前記保険金支払サービス提供業者へ送る手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のサービス提
    供システム。
  6. 【請求項6】 前記複数のサービス提供業者は、前記利
    用者の健康に関連する事象に係るサービスとして、前記
    利用者に対する診療サービスおよび前記利用者と締結さ
    れた介護契約に基づく介護サービスをそれぞれ提供する
    ようになっており、前記複数の情報は、前記診療サービ
    ス提供業者により得られた利用者の障害の内容を含む診
    療情報を含んでいるとともに、 前記情報提供手段は、前記診療サービス提供業者におけ
    る前記利用者に対する前記診療サービス提供時におい
    て、当該診療サービス提供業者からの要求に応じて、前
    記診療情報を前記介護サービス提供業者へ送る手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載のサービス提供シス
    テム。
  7. 【請求項7】 コンピュータシステムを用いて利用者に
    対し医療サービスおよび保険金支払サービスを提供する
    サービス提供システムであって、 前記利用者に対して前記医療サービスを提供可能な当該
    利用者の掛かり付けの医療サービス提供業者を含む複数
    の医療サービス提供業者、前記利用者と締結された医療
    保険契約に基づく医療保険金支払サービス提供業者およ
    び前記利用者を前記複数の医療サービス提供業者の内の
    何れか1つに搬送可能な救急車両を登録する登録手段
    と、前記複数の医療サービス提供業者の位置情報および
    診療科目情報を記憶する第1の記憶手段と、前記利用者
    掛かり付けの医療サービス提供業者により得られた前記
    利用者の病歴を含む診療情報および前記医療保険金支払
    サービス提供業者により得られた前記利用者の医療保険
    契約内容を当該利用者の認証情報に対応付けて記憶する
    第2の記憶手段と、前記利用者側から当該利用者の認証
    情報および現在位置情報を含む急病情報が送信された際
    に、その急病情報に応じて、前記救急車両に対して出動
    要請指令を送信する手段と、前記認証情報に対応する利
    用者の診療情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前
    記出動要請指令送信先の救急車両に対して提供する手段
    と、前記救急車両から送られた前記利用者の容態を表す
    容態情報、前記第1の記憶手段に記憶された複数の医療
    サービス提供業者の位置情報および診療科目情報に応じ
    て、前記登録された複数の医療サービス提供業者の中か
    ら最適な医療サービス提供業者を選択し、その選択医療
    サービス提供業者に対して前記利用者の認証情報を含む
    容態情報を送信する手段と、前記選択医療サービス提供
    業者により得られた前記利用者の治療内容を表す情報と
    前記第2の記憶手段に記憶された当該利用者の医療保険
    契約内容とを比較し、その比較結果に応じて、前記利用
    者の認証情報を含む医療保険金支払要求を前記医療保険
    金支払サービス提供業者に送信する手段とを備えたこと
    を特徴とするサービス提供システム。
  8. 【請求項8】 コンピュータシステムを用いて利用者に
    対して医療サービスおよび保険金支払サービスを提供す
    るサービス提供システムであって、 前記利用者に対して前記医療サービスを提供可能な当該
    利用者の掛かり付けの医療サービス提供業者を含む複数
    の医療サービス提供業者、前記利用者と締結された医療
    保険契約に基づく医療保険金支払サービス提供業者、前
    記利用者と締結された損害保険契約に基づく損害保険金
    支払サービス提供業者、前記利用者を前記複数の医療サ
    ービス提供業者の内の何れか1つに搬送可能な救急車両
    および事故処理用のパトロール車両を登録する登録手段
    と、前記複数の医療サービス提供業者の位置情報および
    診療科目情報を記憶する第1の記憶手段と、前記利用者
    掛かり付けの医療サービス提供業者により得られた前記
    利用者の病歴を含む診療情報、前記医療保険金支払サー
    ビス提供業者により得られた前記利用者の医療保険契約
    内容および前記損害保険金支払サービス提供業者により
    得られた前記利用者の損害保険契約内容情報を当該利用
    者の認証情報に対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記利用者側から当該利用者の認証情報および現在位置
    情報を含む事故情報が送信された際に、その事故情報に
    応じて、前記救急車両およびパトロール車両に対して出
    動要請指令を送信する手段と、前記認証情報に対応する
    利用者の診療情報を前記第2の記憶手段から読み出し、
    前記出動要請指令送信先の救急車両に対して提供する手
    段と、前記救急車両から送られた前記利用者の容態を表
    す容態情報、前記第1の記憶手段に記憶された複数の医
    療サービス提供業者の位置情報および診療科目情報に応
    じて、前記登録された複数の医療サービス提供業者の中
    から最適な医療サービス提供業者を選択し、その選択医
    療サービス提供業者に対して前記利用者の認証情報を含
    む容態情報を送信する手段と、前記選択医療サービス提
    供業者により得られた前記利用者の治療内容を表す情報
    と前記第2の記憶手段に記憶された前記利用者の医療保
    険契約内容とを比較し、その比較結果に応じて前記利用
    者の認証情報を含む医療保険金支払要求を前記医療保険
    金支払サービス提供業者に送信する手段と、前記パトロ
    ール車両から送られた事故状況を表す情報に応じて、そ
    の事故状況情報と前記第2の記憶手段に記憶された前記
    利用者の損害保険契約内容とを比較し、その比較結果に
    応じて前記利用者の認証情報を含む損害保険金支払要求
    を前記損害保険金支払サービス提供業者に送信する手段
    とを備えたことを特徴とするサービス提供システム。
  9. 【請求項9】 コンピュータシステムを用いて利用者に
    対し医療サービスおよび介護サービスを提供するサービ
    ス提供システムであって、 前記利用者に対して前記医療サービスを提供可能な当該
    利用者の掛かり付けの医療サービス提供業者および前記
    利用者と締結された介護契約に基づく介護サービス提供
    業者を登録する登録手段と、前記利用者掛かり付けの医
    療サービス提供業者により得られた前記利用者の病歴を
    含む診療情報を前記利用者の認証情報に対応付けて記憶
    する記憶手段と、前記利用者側から当該利用者の認証情
    報および必要とされる介護情報を含む介護要求が送信さ
    れた際に、前記認証情報に対応する利用者の診療情報を
    読み出し、読み出した利用者の診療情報と前記介護要求
    に対応する介護サービス提供要求とを前記介護サービス
    提供業者に対してそれぞれ送信する送信手段とを備えた
    ことを特徴とするサービス提供システム。
  10. 【請求項10】 前記利用者の金融機関の口座番号を記
    憶する口座番号記憶手段と、前記利用者と前記サービス
    提供に関する契約を締結した際に契約料金を前記金融機
    関の前記口座番号に対応する口座から引き落とす手段
    と、前記利用者の前記サービス利用時に、そのサービス
    利用料金を前記利用者の前記金融機関の前記口座番号に
    対応する口座から引き落とす手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1乃至9の内の何れか1項記載のサービス
    提供システム。
  11. 【請求項11】 コンピュータシステムを用いて利用者
    に対しその健康に関連する事象に係るサービスを提供す
    るサービス方法であって、 前記利用者に対して前記健康に関連する事象に係るサー
    ビスを提供する複数のサービス提供業者を登録するステ
    ップと、前記複数のサービス提供業者の内の少なくとも
    1つのサービス提供業者における前記利用者に対する前
    記健康に関連する事象に係るサービス提供時において、
    前記複数のサービス提供業者の内の少なくとも1つによ
    り得られた前記利用者の前記健康に関連する事象に係る
    複数の情報の中から、前記提供サービスに関連する少な
    くとも1つの情報を抽出して当該少なくとも1つのサー
    ビス提供業者へ送るステップとを備えたことを特徴とす
    るサービス提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003054762A1 (fr) * 2001-12-20 2003-07-03 Hikaru Ishii Procede permettant la fourniture de soins medicaux d'urgence
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