JP2001280310A - 空気圧機器におけるセンサ取付機構 - Google Patents

空気圧機器におけるセンサ取付機構

Info

Publication number
JP2001280310A
JP2001280310A JP2000096427A JP2000096427A JP2001280310A JP 2001280310 A JP2001280310 A JP 2001280310A JP 2000096427 A JP2000096427 A JP 2000096427A JP 2000096427 A JP2000096427 A JP 2000096427A JP 2001280310 A JP2001280310 A JP 2001280310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw member
sensor
sensor mounting
mounting groove
position detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000096427A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Yamamoto
太 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2000096427A priority Critical patent/JP2001280310A/ja
Publication of JP2001280310A publication Critical patent/JP2001280310A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/20Other details, e.g. assembly with regulating devices
    • F15B15/28Means for indicating the position, e.g. end of stroke
    • F15B15/2892Means for indicating the position, e.g. end of stroke characterised by the attachment means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気圧機器の外面に設けられたセンサ取付溝
6に位置検出センサ7を固定位置調整可能に取り付ける
センサ取付機構1において、ねじ部材15を必要以上に
強くねじ込んでも位置検出センサ7に負荷が作用せず、
もって位置検出センサ7がこのねじ込みにより破損した
り誤作動したりするのを防止する。 【解決手段】 センサ取付溝6の開口部の両縁に沿って
互いに対向するように設けられた一対の張出部16と、
位置検出センサ7に設けた貫通孔12に差し込まれてセ
ンサ取付溝6の底面6aに当接するねじ部材15と、ね
じ部材15との螺合により相対変位して張出部16の裏
面16aに押し付けられる雌ねじ部材13とを有し、取
付完了時に位置検出センサ7がセンサ取付溝6の底面6
aから離れる方向に移動するのを制限する係合部18を
ねじ部材15に設けることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧機器の外面
に設けられたセンサ取付溝に位置検出センサを固定位置
調整可能に取り付ける空気圧機器におけるセンサ取付機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、公知のこの種のセ
ンサ取付機構51は、空気圧機器52の外面に設けたセ
ンサ取付溝53の開口部の両縁に沿って互いに対向する
ように設けられた一対の張出部54と、位置検出センサ
55に設けたねじ孔56に螺合してセンサ取付溝53の
底面53aに当接するねじ部材57とを有しており、ね
じ孔56とねじ部材57との螺合により位置検出センサ
55が図上上方向に変位して張出部54の裏面54aに
直接押し付けられるようになっている。
【0003】したがって、この従来のセンサ取付機構5
1によると、ねじ部材57を強くねじ込めばねじ込むほ
ど位置検出センサ55が張出部54の裏面54aに強く
押し付けられるために、ねじ部材57を必要以上に強く
ねじ込むと、位置検出センサ55が変形して破損した
り、誤作動を起こしたりすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、ねじ部材を必要以上に強くねじ込んでも位置検出
センサに負荷が作用せず、もって位置検出センサがこの
ねじ込みにより破損したり誤作動したりするのを防止す
ることが可能なセンサ取付機構を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるセンサ取付機構は、空気圧
機器の外面に設けられたセンサ取付溝に位置検出センサ
を固定位置調整可能に取り付けるセンサ取付機構におい
て、前記センサ取付溝の開口部の両縁に沿って互いに対
向するように設けられた一対の張出部と、前記位置検出
センサに設けた貫通孔に差し込まれて前記センサ取付溝
の底面に当接するねじ部材と、前記ねじ部材との螺合に
より相対変位して前記張出部の裏面に押し付けられる雌
ねじ部材とを有し、取付完了時に前記位置検出センサが
前記センサ取付溝の底面から離れる方向に移動するのを
制限する係合部を前記ねじ部材に設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】また、本発明の請求項2によるセンサ取付
機構は、空気圧機器と、前記空気圧機器の外面の長手方
向に設けられたセンサ取付溝と、前記センサ取付溝の開
口部の両縁に沿って対向して張り出す一対の張出部と、
前記センサ取付溝に移動可能に挿入され、前記センサ取
付溝の底面に向けて開口する貫通孔を有する位置検出セ
ンサと、前記貫通孔に差し込まれて前記センサ取付溝の
底面に当接するねじ部材と、前記ねじ部材に螺合するナ
ットとを備えた空気圧機器におけるセンサ取付機構であ
って、前記ねじ部材に前記センサ取付溝の底面との間で
僅かに隙間を空けて前記位置検出センサを挟持する係合
部が設けられていることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の請求項3によるセンサ取付
機構は、上記した請求項2のセンサ取付機構において、
貫通孔の内周面またはねじ部材の外周面の何れか一方に
突起を設けるとともに、他方に前記突起に係合可能な環
状凹部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】上記構成を備えた本発明の請求項1による
センサ取付機構においては、ねじ部材をねじ込んだとき
に、位置検出センサではなく、これに代わって雌ねじ部
材が張出部の裏面に押し付けられるために、位置検出セ
ンサにねじ込みによる負荷が作用するのを未然に防止す
ることが可能となる。また、取付完了時に位置検出セン
サがセンサ取付溝の底面から離れる方向に移動するのを
制限する係合部がねじ部材に設けられているために、位
置検出センサがセンサ取付溝内でガタつくのを有効に防
止することが可能となる。
【0009】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるセンサ取付機構においては、ねじ部材をねじ込ん
だときに、位置検出センサではなく、これに代わってナ
ットが張出部の裏面に押し付けられるために、位置検出
センサにねじ込みによる負荷が作用するのを未然に防止
することが可能となる。また、位置検出センサが、ねじ
部材に設けられた係合部とセンサ取付溝の底面との間で
僅かに隙間を空けて挟まれるために、位置検出センサが
センサ取付溝内でガタつくのを有効に防止することが可
能となる。
【0010】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項3によるセンサ取付機構においては、位置検
出センサの貫通孔の内周面およびねじ部材の外周面の何
れか一方に設けられた突起と、他方に設けられた環状凹
部とが互いに係合することにより、センサ取付溝に対す
る位置検出センサの取付前に、位置検出センサの貫通孔
に差し込まれたねじ部材、およびこのねじ部材と螺合し
たナットが位置検出センサから脱落するのを防止するこ
とが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0012】第一実施例・・・図1は、本発明の実施例
に係るセンサ取付機構1を備えた空気圧機器の一例であ
るエアシリンダ2の斜視図を示しており、図2は、当該
実施例に係る位置検出センサ7、ねじ部材15および雌
ねじ部材であるナット13の分解斜視図を示している。
また、図3は当該センサ取付機構1の平面図、図4は図
3におけるA−A線断面図、図5は図4におけるB−B
線拡大断面図である。
【0013】図1のエアシリンダ2は、そのボディ3に
設けた一対の配管ポート4からボディ3の内部に作動流
体である圧縮空気を給排することによりピストン(図示
せず)およびこのピストンから延びてボディ3の一端面
3aから突出するロッド5を軸方向に直線的に往復動さ
せるものである。ボディ3の外面3bには、複数のセン
サ取付溝6がボディ3の長手方向に沿ってかつピストン
およびロッド5の往復動方向と平行に設けられており、
このセンサ取付溝6にそれぞれ位置検出センサ7が一つ
ずつ移動可能に挿入されている。
【0014】図2に示すように、この位置検出センサ7
は、センサ素子である磁気近接スイッチ(図示せず)
と、この磁気近接スイッチの動作状態を表示する表示灯
8と、磁気近接スイッチおよび表示灯8を内蔵した棒状
を呈する樹脂製のセンサケース9と、磁気近接スイッチ
に接続されるとともにセンサケース9の後端9aから外
部に延びるリード線10とを備えており、磁気近接スイ
ッチが、ピストンに装着された被検出体であるマグネッ
ト(図示せず)の接近により信号を出力し、この信号を
リード線10を介して所望の箇所に伝達するように構成
されている。尚、この位置検出機構を構成する被検出体
およびセンサ素子は、マグネットと磁気近接スイッチと
に限定されるものではなく、被検出体を金属とするとと
もにセンサ素子を前記金属の誘導電流を検出して信号を
出力する高周波発信形近接センサとしても良く、この場
合には、ボディ2を合成樹脂等の非金属材料によって成
形することにしてセンサ素子がボディ2の成形材料の影
響を受けないようにする。
【0015】センサケース8の先端部には凹段部11が
設けられており、この凹段部11にセンサ取付溝6の底
面6aに向けて開口する貫通孔12が設けられている。
この貫通孔12の内周面にねじ加工は施されていない。
凹段部11には、その平面形状に対応して平面矩形状の
ナット13が配設されており、このナット13に設けら
れたねじ孔状のねじ手段14に螺合するねじ状のねじ部
材15が貫通孔12に差し込まれ、センサ取付溝6の底
面6aに当接する。ナット13の一対辺の幅はセンサケ
ース9の幅に略等しく、またセンサ取付溝6の幅はこれ
らの幅よりも僅かに大きく設定されており、よってナッ
ト13はセンサ取付溝6の側面6bに当接して回り止め
される。
【0016】センサ取付溝6に、その開口部の両縁に沿
って対向して張り出す一対の張出部16が設けられてお
り、ねじ部材15の回動によって、ナット13がこの張
出部16をその裏面16aから押圧する。
【0017】ねじ部材15には、その下端に設けられた
棒状ないしピン状の縮径部17によって、凹段部11の
上面に対向する係合部18が環状の対向面として形成さ
れており、この係合部18とセンサ取付溝6の底面6a
の間でセンサケース9を挟み込む。ねじ部材15におい
て、その縮径部17の長さLすなわち係合部18から
縮径部17の先端面(下面)までの長さLは貫通孔1
2の長さLすなわちセンサケース9の凹段部11の上
面からセンサケース9の下面までの長さLよりも僅か
に大きく設定されており、これにより凹段部11の上面
と係合部18との間には所定の大きさの隙間19が設定
されて、凹段部11の上面が係合部18によって押圧さ
れることがないように構成されている。また、貫通孔1
2の内径は縮径部17の外径に略等しく設定されてお
り、これによりねじ部材16とセンサケース9との間の
がたつきは極めて小さくなるように構成されている。
【0018】つぎに上記構成による位置検出センサ7の
取付方法を説明する。
【0019】先ず、ナット13に形成されたねじ手段1
4にねじ部材15をねじ込み、ねじ部材15の縮径部1
7をセンサケース9の貫通孔12に差し込む。次いで、
ボディ3の一方の端面から任意のセンサ取付溝6に位置
検出センサ7を差し込んで所望の位置に移動させた後、
ねじ部材15をねじ込むと、センサ取付溝6の側面6b
によって回り止めされたナット13が相対的に浮き上が
り、下端面がセンサ取付溝6の底面6aに当接したねじ
部材15がナット13をセンサ取付溝6の張出部16に
圧接させ、位置検出センサ7をボディ3に固定する。
【0020】上記構成によれば、ねじ部材15をねじ込
む際、このねじ部材15がその先端面でセンサ取付溝6
の底面6aを直接押圧する。また、その反力によりナッ
ト13がセンサ取付溝6の張出部16を押圧する。押圧
されるのは位置検出センサ7ではなく何れもボディ3で
ある。センサケース9はねじ部材15の係合部18とセ
ンサ取付溝6の底面6aとの間で僅かの隙間19を空け
て挟み込まれているために、ねじ部材15を必要以上に
強くねじ込んでも位置検出センサ7が破損したり、誤作
動を起こしたりすることがない。また、位置検出センサ
7はセンサ取付溝6に収容されているために、ボディ3
から突出して邪魔になることがなく、他の装置と接触し
て破損することもない。更に、見た目にもすっきりとし
た印象を与えることができる。
【0021】第二実施例・・・ねじ部材15に設けられ
る係合部18は縮径部17によってのみ形成されるわけ
ではなく、第二実施例として図6に示すように、ねじ部
材15に設けられた張出部20により形成されるもので
あっても良い。図示した張出部20は、ねじ部材15の
周面に設けられた環状の装着溝21に断面矩形の環状部
品を装着することにより形成されている。尚、係合部1
8は必ずしも環状である必要はなく、円周の一部から突
出するものであっても良く、円周の一部に設けられるも
のであっても良い。
【0022】上記構成において、ねじ部材15はセンサ
ケース9の貫通孔12に挿抜自在に差し込まれており、
位置検出センサ7をセンサ取付溝6に収容する以前に
は、このねじ部材15が貫通孔12から抜落することが
ある。ねじ部材15およびナット13は極めて小さな部
品であって、その紛失を防止するにはねじ部材15が貫
通孔12から抜け落ちないようにする必要がある。
【0023】第三実施例・・・このため、第三実施例で
は、図7に示すように、センサケース9に貫通孔12内
で半径方向に突出する突起22が一体的に設けられると
ともに、ねじ部材15の縮径部17の外周に突起22に
係合可能な環状凹部23が設けられている。図では、突
起22は断面円弧形に形成されており、環状凹部23は
突起22よりも大きな断面円弧形に形成されている。
【0024】この構成において、ねじ部材15の縮径部
17をセンサケース9の貫通孔12に差し込むと、縮径
部17の先端外周縁に設けられたテーパー面17aが突
起22の円弧面に当接し、センサケース9が柔軟性を有
する合成樹脂により形成されているために、更にねじ部
材15を貫通孔12に押し込むと、縮径部17のテーパ
ー面17aにより突起22がその弾性領域内で徐々に変
形し、縮径部17を乗り越えて、環状凹部23に係合す
る。したがって、この突起22と環状凹部23との係合
により、ねじ部材15およびこのねじ部材15に螺合し
たナット13がセンサケース9から抜け落ちるのを防止
することができる。
【0025】尚、突起22と環状凹部23との間には、
ねじ部材15の先端面がセンサケース9の下面から突出
可能にねじ込み方向の遊びが設けられているために、ね
じ部材15がその環状凹部23の内面において突起22
を押圧することはないように構成されている。図示した
突起22は環状であるが、必ずしも環状である必要はな
く、円周面から半径方向に突出する単一の突起、または
複数の突起を円周上に配置するようにしても良い。
【0026】第四実施例・・・また、第四実施例では、
図8に示すように、センサケース9の貫通孔12の内周
面に環状凹部23が設けられるとともに、ねじ部材15
の縮径部12の外周面に、環状凹部23に係合可能な突
起22が半径方向に突出するように一体的に設けられて
いる。図では、突起22は断面円弧形に形成されてお
り、環状凹部23は突起22よりも大きな断面円弧形に
形成されている。
【0027】この構成において、ねじ部材15の縮径部
17をセンサケース9の貫通孔12に差し込むと、突起
22がその円弧面において貫通孔12の上端開口周縁に
設けられたテーパー面12aに当接し、センサケース9
が柔軟性を有する合成樹脂により形成されているため
に、更にねじ部材15を貫通孔12に押し込むと、突起
22の円弧面によりテーパー面12aがその弾性領域内
で変形し、突起22が貫通孔12の内面を乗り越えて、
環状凹部23に係合する。したがって、この突起22と
環状凹部23との係合により、ねじ部材15およびこの
ねじ部材15に螺合したナット13がセンサケース9か
ら抜け落ちるのを防止することができる。
【0028】尚、突起22と環状凹部23との間には、
ねじ部材15の先端面がセンサケース9の下面から突出
可能にねじ込み方向の遊びが設けられているために、ね
じ部材15がその突起22により環状凹部23の内面を
押圧することはないように構成されている。図示した突
起22は環状であるが、必ずしも環状である必要はな
く、円周面から半径方向に突出する単一の突起、または
複数の突起を円周上に配置するようにしても良い。
【0029】第五実施例・・・また、第五実施例では、
図9に示すように、センサケース9に貫通孔12内で半
径方向に突出する突起22が一体的に設けられるととも
に、ねじ部材15の外周に突起22に係合可能な環状凹
部23が設けられている。図では、突起22は断面円弧
形に形成されており、環状凹部23は突起22よりも大
きな断面円弧形に形成されている。
【0030】この構成において、ねじ部材15をセンサ
ケース9の貫通孔12に差し込むと、このねじ部材15
の先端外周縁に設けられたテーパー面15aが突起22
の円弧面に当接し、センサケース9が柔軟性を有する合
成樹脂により形成されているために、更にねじ部材15
を貫通孔12に押し込むと、ねじ部材15のテーパー面
15aにより突起22がその弾性領域内で徐々に変形
し、ねじ部材15の先端部を乗り越えて、環状凹部23
に係合する。したがって、この突起22と環状凹部23
との係合により、ねじ部材15およびこのねじ部材15
に螺合したナット13がセンサケース9から抜け落ちる
のを防止することができる。
【0031】尚、突起22と環状凹部23との間には、
ねじ部材15の先端面がセンサケース9の下面から突出
可能にねじ込み方向の遊びが設けられているために、ね
じ部材15がその環状凹部23の内面において突起22
を押圧することはないように構成されている。図示した
突起22は環状であるが、必ずしも環状である必要はな
く、円周面から半径方向に突出する単一の突起、または
複数の突起を円周上に配置するようにしても良い。
【0032】また、この実施例では、環状凹部23の上
側の円弧面(アール面とも称する)が突起22の円弧面
に僅かな隙間19を空けて図上上下方向に対向してお
り、センサ取付溝6の底面6aとの間でセンサケース9
を挟み込む係合部18となっている。したがって、ねじ
部材15に別途、係合部18を設ける必要がなく、縮径
部17を設ける必要もないために、ねじ部材15の形状
を複雑にすることなく、センサ取付機構1をコンパクト
にすることができる。
【0033】第六実施例・・・また、第六実施例では、
図10に示すように、センサケース9の貫通孔12の内
周面に環状凹部23が設けられるとともに、ねじ部材1
5の外周面に、環状凹部23に係合可能な突起22が半
径方向に突出するように一体的に設けられている。図で
は、突起22は断面円弧形に形成されており、環状凹部
23は突起22よりも大きな断面円弧形に形成されてい
る。
【0034】この構成において、ねじ部材15をセンサ
ケース9の貫通孔12に差し込むと、突起22がその円
弧面において貫通孔12の上端開口周縁に設けられたテ
ーパー面12aに当接し、センサケース9が柔軟性を有
する合成樹脂により形成されているために、更にねじ部
材15を貫通孔12に押し込むと、突起22の円弧面に
よりテーパー面12aがその弾性領域内で変形し、突起
22が貫通孔12の内面を乗り越えて、環状凹部23に
係合する。したがって、この突起22と環状凹部23と
の係合により、ねじ部材15およびこのねじ部材15に
螺合したナット13がセンサケース9から抜け落ちるの
を防止することができる。
【0035】尚、突起22と環状凹部23との間には、
ねじ部材15の先端面がセンサケース9の下面から突出
可能にねじ込み方向の遊びが設けられているために、ね
じ部材15がその突起22により環状凹部23の内面を
押圧することはないように構成されている。図示した突
起22は環状であるが、必ずしも環状である必要はな
く、円周面から半径方向に突出する単一の突起、または
複数の突起を円周上に配置するようにしても良い。
【0036】また、この実施例では、突起22の下側
(下半分)の円弧面(アール面とも称する)が環状凹部
23の円弧面に僅かな隙間19を空けて図上上下方向に
対向しており、センサ取付溝6の底面6aとの間でセン
サケース9を挟み込む係合部18となっている。したが
って、ねじ部材15に別途、係合部18を設ける必要が
なく、縮径部17を設ける必要もないために、ねじ部材
15の形状を複雑にすることなく、センサ取付機構1を
コンパクトにすることができる。
【0037】上記実施例に係るセンサ取付機構1は、以
下の作用効果を奏することが可能である。
【0038】すなわち先ず、位置検出センサ7が、ねじ
部材15に設けられた係合部18とセンサ取付溝6の底
面6aとの間で僅かに隙間19を空けて挟まれるため
に、ねじ部材15を必要以上に強くねじ込んでも位置検
出センサ7が破損したり、誤作動を起こしたりすること
がない。
【0039】また、位置検出センサ7がセンサ取付溝6
に収容されるために、シリンダ2等の空気圧機器本体か
ら突出して邪魔になることがなく、他の装置と接触して
破損することもない。更に、見た目にもすっきりとした
印象を与えることができる。
【0040】また、突起22と環状凹部23とが互いに
係合することにより、ねじ部材15およびこのねじ部材
に螺合するナット13が位置検出センサ7から脱落して
紛失するのを防止することができる。
【0041】また、ねじ部材15の外周面に設けられた
突起22の外面、または環状凹部23の内周面を係合部
18とすることにより、ねじ部材15の形状を単純にす
ることができ、センサ取付機構1をコンパクトにするこ
とができる。
【0042】また、柔軟性を有する合成樹脂等によって
形成したセンサケース9に突起22または環状凹部23
を設けるようにしたために、この突起22または環状凹
部23を設けることによって製作コストが高くなること
がない。
【0043】更にまた、冷間鍛造やメタルインジェクシ
ョン等によってねじ部材15を製作することができるた
めに、係合部18や、突起22または環状凹部23等を
設けた比較的分雑な形状であっても製作コストが高くな
ることがない。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0045】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるセンサ取付機構においては、ねじ部材の
先端部がセンサ取付溝の底面に当接した状態でねじ部材
をねじ込んだときに、上記従来技術のように位置検出セ
ンサではなく、これに代わって雌ねじ部材がセンサ取付
溝の張出部の裏面に押し付けられるために、位置検出セ
ンサにねじ込みによる負荷が作用することがない。した
がって、ねじ部材を必要以上に強くねじ込んでも、位置
検出センサが破損したり、誤作動を起こしたりするのを
未然に防止することができる。また、取付完了時に位置
検出センサがセンサ取付溝の底面から離れる方向に移動
するのを制限する係合部がねじ部材に設けられているた
めに、位置検出センサがセンサ取付溝内でガタつくのを
有効に防止することができる。
【0046】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるセンサ取付機構においては、ねじ部材をねじ込ん
だときに、やはり位置検出センサではなく、これに代わ
ってナットが張出部の裏面に押し付けられるために、位
置検出センサにねじ込みによる負荷が作用することがな
い。したがって、ねじ部材を必要以上に強くねじ込んで
も、位置検出センサが破損したり、誤作動を起こしたり
するのを未然に防止することができる。また、位置検出
センサが、ねじ部材に設けられた係合部とセンサ取付溝
の底面との間で僅かに隙間を空けて挟まれるために、位
置検出センサがセンサ取付溝内でガタつくのを有効に防
止することができる。
【0047】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項3によるセンサ取付機構においては、位置検
出センサの貫通孔の内周面およびねじ部材の外周面の何
れか一方に設けられた突起と、他方に設けられた環状凹
部とが互いに係合することにより、センサ取付溝に対す
る位置検出センサの取付前に、位置検出センサの貫通孔
に差し込まれたねじ部材、およびこのねじ部材と螺合し
たナットが位置検出センサから脱落するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るセンサ取付機構を備
えたエアシリンダの斜視図
【図2】同実施例に係る位置検出センサ、ねじ部材およ
びナットの分解斜視図
【図3】同実施例に係るセンサ取付機構の平面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】図4におけるB−B線拡大断面図
【図6】本発明の第二実施例に係るセンサ取付機構の断
面図
【図7】本発明の第三実施例に係るセンサ取付機構の断
面図
【図8】本発明の第四実施例に係るセンサ取付機構の断
面図
【図9】本発明の第五実施例に係るセンサ取付機構の断
面図
【図10】本発明の第六実施例に係るセンサ取付機構の
断面図
【図11】従来例に係るセンサ取付機構の断面図
【符号の説明】
1 センサ取付機構 2 エアシリンダ(空気圧機器) 3 ボディ 4 配管ポート 5 ロッド 6 センサ取付溝 6a 底面 6b 側面 7 位置検出センサ 8 表示灯 9 センサケース 10 リード線 11 凹段部 12 貫通孔 12a,17a テーパー面 13 ナット(雌ねじ部材) 14 ねじ手段 15 ねじ部材 16,20 張出部 16a 裏面 17 縮径部 18 係合部 19 隙間 21 装着溝 22 突起 23 環状凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧機器(2)の外面に設けられたセ
    ンサ取付溝(6)に位置検出センサ(7)を固定位置調
    整可能に取り付けるセンサ取付機構(1)において、 前記センサ取付溝(6)の開口部の両縁に沿って互いに
    対向するように設けられた一対の張出部(16)と、前
    記位置検出センサ(7)に設けた貫通孔(12)に差し
    込まれて前記センサ取付溝(6)の底面(6a)に当接
    するねじ部材(15)と、前記ねじ部材(15)との螺
    合により相対変位して前記張出部(16)の裏面(16
    a)に押し付けられる雌ねじ部材(13)とを有し、 取付完了時に前記位置検出センサ(7)が前記センサ取
    付溝(6)の底面(6a)から離れる方向に移動するの
    を制限する係合部(18)を前記ねじ部材(15)に設
    けたことを特徴とする空気圧機器におけるセンサ取付機
    構。
  2. 【請求項2】 空気圧機器(2)と、前記空気圧機器
    (2)の外面の長手方向に設けられたセンサ取付溝
    (6)と、前記センサ取付溝(6)の開口部の両縁に沿
    って対向して張り出す一対の張出部(16)と、前記セ
    ンサ取付溝(6)に移動可能に挿入され、前記センサ取
    付溝(6)の底面(6a)に向けて開口する貫通孔(1
    2)を有する位置検出センサ(7)と、前記貫通孔(1
    2)に差し込まれて前記センサ取付溝(6)の底面(6
    a)に当接するねじ部材(15)と、前記ねじ部材(1
    5)に螺合するナット(13)とを備えた空気圧機器
    (2)におけるセンサ取付機構(1)であって、 前記ねじ部材(15)に前記センサ取付溝(6)の底面
    (6a)との間で僅かに隙間(19)を空けて前記位置
    検出センサ(7)を挟持する係合部(18)が設けられ
    ていることを特徴とする空気圧機器におけるセンサ取付
    機構。
  3. 【請求項3】 貫通孔(12)の内周面またはねじ部材
    (15)の外周面の何れか一方に突起(22)を設ける
    とともに、他方に前記突起(22)に係合可能な環状凹
    部(23)を設けたことを特徴とする請求項2記載の空
    気圧機器におけるセンサ取付機構。
JP2000096427A 2000-03-31 2000-03-31 空気圧機器におけるセンサ取付機構 Withdrawn JP2001280310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096427A JP2001280310A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 空気圧機器におけるセンサ取付機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096427A JP2001280310A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 空気圧機器におけるセンサ取付機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001280310A true JP2001280310A (ja) 2001-10-10

Family

ID=18611198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000096427A Withdrawn JP2001280310A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 空気圧機器におけるセンサ取付機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001280310A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20204874U1 (de) 2002-03-27 2002-12-12 Sick AG, 79183 Waldkirch Halterung für Magnetfeldsensoren
WO2007115619A1 (de) * 2006-04-06 2007-10-18 Festo Ag & Co. Kg Sensor und damit ausgestattetes arbeitsgerät
JP2008080477A (ja) * 2006-08-31 2008-04-10 Nitto Kohki Co Ltd 往復動工具
CN100402868C (zh) * 2002-10-30 2008-07-16 株式会社太阳 在工作缸中的能进行位置调节的传感器安装结构及安装方法
CN109296591A (zh) * 2017-07-24 2019-02-01 麻电子工业株式会社 安装装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20204874U1 (de) 2002-03-27 2002-12-12 Sick AG, 79183 Waldkirch Halterung für Magnetfeldsensoren
EP1348935A1 (de) * 2002-03-27 2003-10-01 Sick AG Halterung für Magnetfeldsensoren
US6868771B2 (en) 2002-03-27 2005-03-22 Sick Ag Mounting for magnetic field sensors
CN100402868C (zh) * 2002-10-30 2008-07-16 株式会社太阳 在工作缸中的能进行位置调节的传感器安装结构及安装方法
WO2007115619A1 (de) * 2006-04-06 2007-10-18 Festo Ag & Co. Kg Sensor und damit ausgestattetes arbeitsgerät
JP2008080477A (ja) * 2006-08-31 2008-04-10 Nitto Kohki Co Ltd 往復動工具
CN109296591A (zh) * 2017-07-24 2019-02-01 麻电子工业株式会社 安装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3295619B2 (ja) 流体圧シリンダにおけるセンサ取付具
US7830137B2 (en) Position detecting sensor
US4957449A (en) Connector housing unit having threaded fastener
WO2019142137A3 (en) Kingpin assembly with rotation sensor arrangement
SE516862C2 (sv) Avstämningsskruvanordning samt metod och resonator
JP2001280310A (ja) 空気圧機器におけるセンサ取付機構
JP4919902B2 (ja) 検知装置の取り付け装置
JP2000065009A (ja) 直線駆動装置
US3968708A (en) Adjustable wrench
JP2513170Y2 (ja) スイッチ取付装置
US20060018709A1 (en) Dual-ended press pin and assembly
JP2601918Y2 (ja) 流体圧シリンダの位置検出装置
US20060219062A1 (en) High torsional force structure of ratchet device
US7059222B2 (en) Slide stop device of a hexagonal spanner
JPH0650643Y2 (ja) シリンダにおけるセンサ装着機構
JP2592877Y2 (ja) 流体圧シリンダの位置検出装置
JPH0743458Y2 (ja) 磁気近接スイッチ付き流体圧シリンダ
JP4955515B2 (ja) 流体圧機器におけるセンサの取付け構造
JPH021524Y2 (ja)
JP2001263311A (ja) 流体圧シリンダのセンサ装着構造
US20230126249A1 (en) Torque Structure
JP2570369Y2 (ja) シリンダ装置
JP2554399Y2 (ja) シリンダ装置
JP2000308937A (ja) エア動作型ボールプランジャ
JPH04250302A (ja) 距離センサ付き作業シリンダ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605