JP2001277978A - 自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造 - Google Patents

自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造

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JP2001277978A JP2000125999A JP2000125999A JP2001277978A JP 2001277978 A JP2001277978 A JP 2001277978A JP 2000125999 A JP2000125999 A JP 2000125999A JP 2000125999 A JP2000125999 A JP 2000125999A JP 2001277978 A JP2001277978 A JP 2001277978A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内装カバーの破断開放部の材質と膨張係
数の異なった金属製の補強板材であっても、互いの熔着
部に温度変化によってそり等の発生による影響を及ぼす
ことのない自動車用エアーバッグ装置における補強板材
の構造を提供しようとするものである。 【解決手段】 前記エアーバッグケース22の開口部2
2aと対向する前記内装カバー21の裏面位置に破断溝
により脆弱部を形成した破断開放部30と、該破断開放
部に対応する形状の補強板材33とを備えた自動車用エ
アーバッグ装置において、前記補強板材33を前記破断
開放部裏面と熔着により固定する水平本体部33aと、
該水平本体部33aからヒンジ部34を介して折り曲げ
形成した取付部35とで構成すると共に、前記水平本体
部33aには前記補強板材33の長尺方向に対して所定
の間隔で短尺方向に並列に複数形成したものであるスリ
ット33bを形成した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
の衝突時に助手席の乗員を衝突から保護して、安全性を
確保するための自動車用エアーバッグ装置における補強
板材の構造に関し、特に、エアーバッグ膨張展開用の破
断開放部を補強する補強板材と破断開放部との溶着を確
実にするようにした補強板材の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に適用されるエアーバ
ッグ装置は、基本的に、エアーバッグと、このエアーバ
ッグを折り畳んだ状態で収容するエアーバッグケース
と、エアーバッグを膨張展開するインフレータを備え、
インストルメントパネルの助手席,ハンドル,側柱部な
ど乗員と対向する位置の内側に装着される構成になって
いる。そして、前記インストルメントパネルカバーに
は、エアーバッグケースの開口部の大きさに対応するミ
シン目状の破断溝を設けることにより、エアーバッグ膨
張展開用の破断開放部が形成されている。また、この破
断開放部の内壁面には金属製の補強板材が一体に固着さ
れており、この補強板材に設けたヒンジ部はインストル
メントパネルに連結される構造になっている。
【0003】上記のように構成された自動車用エアーバ
ッグ装置において、車両が衝突した際には、その衝突時
の衝撃力をセンサで検出し、このセンサで検出した衝撃
力が予め定めた値以上になった否かをCPU等からなる
制御装置で判定し、衝撃力が設定値以上と判定された時
に制御装置から出力される信号によりインフレータを動
作させて所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッ
グに供給することにより、エアーバッグを急速に膨張展
開させる。すなわち、エアーバッグが膨張展開される
と、その展開圧力で補強板材を含むインストルメントパ
ネルカバー(以下内装カバーという)の破断開放部が内
側から押圧されるため、破断開放部が破断溝に沿い破断
されて内装カバーから部分的に分離されるとともに、こ
の分離された破断開放部は補強板材のヒンジ部を支点に
して内装カバーの外方へ開かれる。これと同時に、エア
ーバッグは、破断開放部が開くことで形成された開口か
ら内装カバーの外方へ更に膨張展開され、このエアーバ
ッグの膨張展開時の緩衝作用で助手席等の乗員の胸部や
頭部を支えることにより、乗員を車両衝突時の衝撃力か
ら保護するようにしている。
【0004】ところで、自動車のインストルメントパネ
ルは、一般的にポリプロピレン等の合成樹脂材により一
体成形されたインストルメントパネルコアーと、このイ
ンストルメントパネルコアーの表面を覆うポリプロピレ
ン等の合成樹脂製のインストルメントパネルカバー(内
装カバー)とから構成されている。以下、従来における
破断開放部の裏面側に熔着される補強板材について、図
1ないし図3を参照して説明する。図1は内装カバーに
形成された破断開放部及び破断開放部を内面から補強す
る補強板材の斜視図、図2はエアーバッグが膨張展開す
る前の要部の説明用断面図、図3はエアーバッグが膨張
展開した時の要部の説明用断面図を示している。
【0005】この図1において、破断開放部1の補強板
材2は、破断開放部1の内壁面と一致する形状に湾曲さ
れているとともに、破断開放部1の面積より僅か小さい
略長方形に形成されている。そして、この補強板材2の
短尺方向の上端には、エアーバッグの膨張展開につれて
外方(矢印方向)に折り曲げられるヒンジ部3が補強板
材2の長尺方向に延在して形成されている。このヒンジ
部3は、補強板材2の裏面側後方へほぼ直角に折り曲げ
た中間部4及び、この中間部4の端縁から上方へほぼ直
角に折り曲げられた連結部5を備えている。また、連結
部5には支持部材6の基部6Aがボルト・ナット7によ
って固定されている。支持部材6は補強板材2の裏面側
後方へ伸びる一対の支持片6Bを有し、この両支持片6
Bの先端は、図2に示すように、タッピングねじ8によ
り、内装カバー9に固定することで、補強板材2を内装
カバー9に支持できる構成になっている。また、支持部
材6の基部6Aには、ケース支持部材10がボルト・ナ
ット7により固定されており、このケース支持部材10
には、図示省略のエアーバッグを収納するエアーバッグ
ケース11がボルト・ナット12に固着されている。
【0006】また、上記補強板材2には、その短尺方向
に延在する補強用の凹部2Aが補強板材2の長尺方向に
間隔をおいて複数形成されている。さらに、補強板材2
には短尺方向に長い複数の結合孔2Bが互いに近接して
縦・横に並べて形成され、この結合孔2Bを1グループ
として、補強板材2の全域にわたり所定の間隔で縦・横
にほぼ均等に配列した形態に設けられている。
【0007】また、上記破断開放部1の内装カバー9内
壁面には、上記各グループの各結合孔2Bと同一の配列
にした数の凸条1Aが各グループの配列に対応して形成
されており、この凸条1Aを結合孔2Bに係合した後、
補強板材2の裏面に突出する突出端を加熱溶融してかし
めることにより、補強板材2を破断開放部1の内壁面に
一体に熔着固定できる構成になっている。
【0008】上記の構成において、図示省略したエアー
バッグが膨張展開すると、その展開押圧力により、補強
板材2が内側から強い力で押圧されるため、内装カバー
9の破断開放部1が破断線に沿い破断されて内装カバー
9から分離されるとともに、補強板材2のヒンジ部3が
図2に示す状態から図3に示す状態に折り曲げられ、同
時にケース支持部材10も図3に示す状態に折り曲げら
れる。これにより、分離された破断開放部1は図2に示
す状態から図3に示す状態に展開されるため、内装カバ
ー9に開口9Aが形成される。これに伴い、開口9Aか
ら図示省略のエアーバッグが内装カバー9の外方へ更に
膨張展開することで初期の目的を達成することできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動車用エアーバッグ装置では、内装カバ
ー9の破断開放部1がエアーバッグの膨張展開により破
断溝から破断して開く時、補強板材2のヒンジ部3及び
ケース支持部材10が、図3に示すように折り曲げられ
る構造になっているため、このヒンジ部3及びケース支
持部材10の折り曲げ時に発生する反力が支持部材6の
支持片6Bを通して、タッピングねじ8がねじ込まれる
インストルメントパネルカバー9の支持部材固定箇所9
Bに集中し、この支持部材固定箇所9Bが破断して内装
カバー9から分離されてしまう。その結果、補強板材2
を含めた破断開放部1の開き動作が不安定になり、エア
ーバッグの開口9Aからの膨張展開に支障を来すことが
ある。
【0010】また、破断開放部1と補強板材2は、破断
開放部1の全域に均等に配列した凸条1Aを、同一配列
の結合孔2Bに係合した状態で凸条1Aの補強板材裏面
への突出端を加熱溶融してかしめることで一体化する構
造になっており、特に補強板材2は一体形状の金属板で
構成されているのに対し、内装カバーはポリプロピレン
等の合成樹脂材により一体成形された樹脂成形品から構
成されている関係で、両材料の線膨張係数が異なってお
り、夏期時など自動車内の温度が上昇した場合或るは寒
冷地において、自動車内の温度が下降した場合に、温度
が上昇時では110°C、下降時ではマイナス35°C
前後となり、かなりの温度差が生じ、前記内装カバー9
の破断開放部1の裏面に熔着した補強板材2に、材質の
伸びまたは収縮により、そり等による変形が発生し、前
記破断開放部1裏面との熔着部が剥がれていまい、破断
開放部1の破断溝に沿う破断に支障を来し、ヒンジ部3
を支点とする補強板材2の開き動作がスムーズにできな
くなるほか、破断開放部1が破断された後の開口9Aの
縁部に亀裂が生じたり最悪の状態では破断開放部が飛散
してしまうという問題がある。
【0011】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るためになされたもので、本発明の目的は、内装カバー
の破断開放部の材質と膨張係数の異なった金属製の補強
板材を使用した場合であっても、互いの熔着部に温度変
化によってそり等の発生による影響を及ぼすことのな
く、破断開放が支障を来すことなくスムーズに行うこと
ができ、かつ破断開放部と補強板材間に隙間が生じた
り、破断開放部と補強板材の溶着箇所が破断して破断開
放部が飛散することのない自動車用エアーバッグ装置に
おける補強板材の構造を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、車両内装カバーに
よって被覆されたフロント部、ハンドル中央部及び側柱
部の少なくとも1個所に配設された、インフレータから
のガスにより膨張展開されるエアーバッグを折り畳んだ
状態で収容すると共に前記内装カバーの裏面と対向する
個所に開口部を有するエアーバッグケースを備え、前記
エアーバッグケースの開口部と対向する前記内装カバー
の裏面位置に破断溝により脆弱部を形成した破断開放部
と、該破断開放部に対応する形状の補強板材とを備えた
自動車用エアーバッグ装置において、前記補強板材を前
記破断開放部裏面と熔着により固定する水平本体部と、
該水平本体部からヒンジ部を介して折り曲げ形成した取
付部とで構成すると共に、少なくとも前記水平本体部に
は変形吸収手段を形成したことを特徴とする。
【0013】請求項2〜6の発明は、請求項1に記載の
自動車用エアーバッグ装置において、前記変形吸収手段
は、前記補強板材の長尺方向に対して所定の間隔で短尺
方向に並列に複数形成したスリットで構成し、該スリッ
トを前記補強板材の短尺方向に対して所定の間隔で長尺
方向の両端から交互に複数形成した。また、前記スリッ
トを前記補強板材の長尺方向に対して所定の間隔で短尺
方向の対応する両端から連結部を介して並列に複数形成
した。さらに、前記変形吸収手段は、前記補強板材の水
平本体部及びヒンジ部を介して折り曲げ形成した取付部
に形成すると共に、前記水平本体部及び取付部の各長尺
方向に対してそれぞれ所定の間隔で短尺方向の対応する
両端から連結部を介して並列に複数形成したスリット
と、前記連結部近傍に形成した開口孔から構成した。請
求項7の発明は、車両内装カバーによって被覆されたフ
ロント部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1個
所に配設された、インフレータからのガスにより膨張展
開されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると共
に、前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有
するエアーバッグケースを備え、前記エアーバッグケー
スの開口部と相対向する前記内装カバーの裏面位置に破
断溝により脆弱部を形成した破断開放部と、該破断開放
部に対応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアー
バッグ装置において、前記内装カバーの破断開放部の輪
郭部の裏面長尺方向に、所定間隔で係合孔を有し、かつ
前記内装カバーとの連接角隅部に折損部を形成した補強
用リブを突設し、前記係合孔に前記エアーバッグケース
の側端面長尺方向に固着したフック部を、前記補強板材
のヒンジ部から下方に延長される取付部と共に係止する
と共に、前記補強板材の少なくとも水平本体部に変形吸
収部を形成したことを特徴とする。
【0014】請求項13の発明は、車両内装カバーによ
って被覆されたフロント部、ハンドル中央部及び側柱部
の少なくとも1個所に配設された、インフレータからの
ガスにより膨張展開されるエアーバッグを折り畳んだ状
態で収容すると共に前記内装カバーの裏面と対向する個
所に開口部を有するエアーバッグケースを備え、前記エ
アーバッグケースの開口部と対向する前記内装カバーの
裏面位置に破断溝により脆弱部を形成した破断開放部
と、該破断開放部に対応する形状の補強板材とを備えた
自動車用エアーバッグ装置において、前記内装カバー
に、前記エアーバッグケースの開口部と相対向する輪郭
部と、この輪郭部の長尺方向ほぼ中央に沿って形成した
破断溝による脆弱部により分割可能となる破断開放部を
有し、かつ前記内装カバーの裏面側には、前記エアーバ
ッグケースの開口部の長尺方向に対向させて係合孔を有
する補強用リブを設け、前記分割されるそれぞれの破断
開放部の裏面にはそれぞれ補強板材の水平本体部を固着
し、該本体部の折曲部に形成したヒンジ部を介して延長
形成した取付部を前記ケースに設けたフック部により前
記補強用リブと共に係止すると共に、前記各補強板材の
少なくとも水平本体部に変形吸収部を形成したことを特
徴とする。
【0015】請求項19の発明は、請求項1〜18のい
ずれかに記載の自動車用エアーバッグ装置において、前
記補強板材の水平本体部には、前記破談開放部の裏面に
形成した熔着用凸条を嵌合する結合孔を形成し、かつ前
記結合孔は前記凸条の熔着面積より大きく形成したこと
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図4は本発明にかかる自
動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造に係る
実施形態を示す助手席用エアーバッグ装置に適用した状
態の要部斜視図、図5は本発明の実施形態における助手
席用のエアーバッグ装置が作動した状態の補強板材を示
す要部縦断面図である。
【0017】図4及び図5において、21はインストル
メントパネルコアー20の表面を覆うインストルメント
パネルカバー(以下内装カバーという)で、これらはポ
リプロピレン等の合成樹脂材により一体成形された樹脂
成形品から構成されている。前記内装カバー21はタッ
ピングねじ等の適宜の手段により車両の骨組み(図示せ
ず)に固定されたインストルメントパネルコアー20に
固定される。
【0018】前記内装カバー21の左側部分の助手席
(日本車対応)と対向する箇所には、図4,図5に示す
ように、金属製のエアーバッグケース22が収容される
収容部23が隔壁部材(図示せず)により形成されてい
る。なお、外国車対応の場合は前記構成と対称位置に設
けられる。前記隔壁部材は、ケース22等の内装カバー
21への組み付けを容易にするために複数のタッピング
ねじにより車両の骨組みに着脱可能に固定される構成に
なっている。また、前記収容部23と相対向する内装カ
バー21の箇所には、エアーバッグ27の膨張展開時に
開放される破断開放部30が形成されている。この破断
開放部30は、ケース22の開口部22aとほぼ同一面
積で長方形状をなしており、後述するレーザ加工によっ
て形成された破断溝によって破断されると共に、破断開
放部30の長尺方向中央に形成した脆弱部である破断溝
の分割部30bから観音開きの2分割可能に形成されて
いる。
【0019】前記内装カバー21の前記破断開放部30
の長尺方向にはそれぞれ下方に向けて対峙した複数の係
合孔25aを有する一対の補強用リブ25が突設される
と共に、前記補強用リブ25の前記内装カバー21との
連接角隅部に折損部としての薄肉部26が形成されてい
る。また、ケース22内には、エアバッグ27が折り畳
んだ状態で収納されており、このエアバッグ27には、
隔壁部材の外側に配設される図示省略のインフレータ
(ガス発生器)にガス吹き込みパイプを通して接続され
ている。さらに前記エアーバッグケース22には、長尺
方向の前,後面にはそれぞれ所定間隔で熔着により固定
したフック部36が複数突設されている。
【0020】前記破断開放部30は、前記内装カバー2
1の下部に配設された前記ケース22の開口部22aと
相対向する大きさに形成されたものであって、前記破断
開放部30の左右方向に延びるほぼ中央部に形成された
分割部30bから分割される前,後破断開放部31,3
2から構成されたものである。なお、前記2分割される
前,後破断開放部31,32は、前記車両の助手席側の
後破断開放部32をフロントガラス50側の前破断開放
部31より僅かに小さい面積の破断開放部となるように
分割部30bを片寄らせて形成してもよい。
【0021】前記破断開放部30の破断溝からなる輪郭
部30a及び分割部30bは、レーザ発生手段(図示せ
ず)から発生するパルス状のレーザを前記内装カバー2
1の裏面側から破断開放部30の輪郭部30aおよび分
割部30bに沿い相対移動させながら照射して前記内装
カバー21に脆弱部を構成する。
【0022】前記分割されるそれぞれの前,後破断開放
部31,32の裏面にはそれぞれ補強板材33,33の
水平本体部33a,33aが熔着により固着され、前記
水平本体部33a,33aに連接するヒンジ部34から
下方に折曲げ延長された取付部35が設けられており、
該取付部35には前記エアーバッグケース22の前,後
端部に突設固定したフック部36と係止する長孔37が
形成されている。さらに前記補強板材33,33の水平
本体部33a,33aには本願の特徴とする変形吸収手
段としてのスリット33bが前記補強板材の長尺方向に
対して所定の間隔で短尺方向に向けて並列に複数形成さ
れている。尚、前記スリット33bは、前記補強板材の
短尺方向に対して所定の間隔で長尺方向に向けて両端か
ら交互に複数形成したものであってもよい。
【0023】また、前記補強板材33,33は、破断開
放部30の前,後破断開放部31,32の内壁面と外形
がそれぞれ一致する形状の略長方形に形成されたスリッ
ト33bを除く水平本体部には、それぞれ短尺方向に長
い複数の結合孔38が互いに近接して縦・横に並べて形
成され、この複数の結合孔38を1ブロックとし、この
ブロックを補強板材33の全域にわたり所定の間隔で縦
・横に配列して設けられている。
【0024】そして、前記前,後破断開放部31,32
の内壁面には、前記各ブロックの各結合孔38と同一の
配列にした数の凸条39が各ブロックの配列に対応して
形成されており、この凸条39を結合孔38に係合し、
その突出端を加熱溶融してかしめることにより、各補強
板材33,33を前,後破断開放部31,32の内壁面
に一体に固定できる構成になっている。
【0025】次に、前記収容部23と相対向する内装カ
バー21に破断開放部30を形成する場合について説明
する。エアーバッグ27の膨張展開時に破断する破断開
放部30の輪郭部30a及び分割部30bを内装カバー
21に形成するに際しては、図示省略した周知のレーザ
発生手段から所定の周波数、例えば7kHzのパルス状
のレーザ(出力=3〜5kW)を一定の周期で間欠的に
発生させ、このレーザを内装カバー21の裏面側から、
その裏面に固着した補強板材33の外形縁部に沿って所
定の速度で相対移動しながら照射する。これにより、内
装カバー21には、相対移動速度とレーザ発生手段から
のレーザ発生パターンに応じて破断溝状の脆弱部が形成
される。
【0026】このようなパターンの破断溝を内装カバー
21の前記補強板材33の外形縁部の全周囲に沿って形
成することにより、脆弱部が形成される。この脆弱部で
囲まれた輪郭部30a領域と分割部30bとがエアーバ
ッグ27の膨張展開時に破断される。なお、前記車両の
助手席側の分割された後破断開放部32は、前記エアー
バッグ27の膨張展開時に前記内装カバー21の水平面
21bより連続する助手席正面の傾斜面21c側に突出
しない大きさとすることが好ましい。
【0027】以上のように構成された、本発明の実施形
態に係る助手席用のエアーバッグ装置によれば、自動車
などの車両が衝突した際には、その衝突時の衝撃力をセ
ンサで検出し、このセンサで検出した衝撃力が予め定め
た値以上になった否かをCPU等からなる制御装置で判
定し、設定値以上と判定された時に制御装置から出力さ
れる信号によりインフレータを動作させて所定のガスを
発生させ、このガスをエアーバッグ27に供給すること
により、エアーバッグ27を急速に膨張展開させる。
【0028】そして、エアーバッグ27の膨張展開初期
時には、補強板材33,33の下側にエアーバッグ27
の圧力が掛かり、破断開放部30の分割部30bを破断
し、次に補強板材33,33の取付部35,35が長孔
37を介して前記エアーバッグケース22のフック部3
6に係止された状態であるので、前記補強板材33,3
3が前記長穴37で僅かに摺動して上方への移動に対す
る圧力負担を軽減すると共に、前記補強板材33の水平
本体部33aにスリット33bを形成した構成としたの
で、温度変化に伴う変形を吸収することにより熔着部の
剥がれもないため、前,後破断開放部31,32との熔
着部に対する負担が少なくなり、衝撃吸収性が向上し、
前,後破断開放部31,32の飛散を防止する。
【0029】さらに、エアーバッグ27の膨張展開完了
直前時には前記補強用リブ25の連接角隅部に形成した
折損部である薄肉部26から前記補強用リブ25が折損
して前,後破断開放部31,32が輪郭部30a及び分
割部30bに沿い破断されて、内装カバー21から分離
されるとともに、この分離された前,後破断開放部3
1,32は各補強板材33,33のヒンジ部34を支点
にして内装カバー21の外方へ開かれる。
【0030】これと同時に、エアーバッグ27は開かれ
た破断開放部31,32から内装カバー21の外方へ膨
張展開され、この膨張展開されたエアーバッグ27の緩
衝作用で助手席の乗員の胸部や頭部を支えることによ
り、乗員を車両衝突時の衝撃力から保護して、その安全
性を確保することができる。
【0031】したがって、上記のように構成された助手
席用エアーバッグ装置によれば、破断開放部31,32
を内装カバー21の裏面にレーザ加工により形成した脆
弱部である輪郭部30a及び分割部30bで展開できる
ようにし、かつ破断開放部31,32と補強板材33,
33との材質の異なる膨張係数の相違に伴う熔着に対す
る悪影響をスリット33bによって改善した構成とした
ので、内装カバー21の破断開放部31,32が変形す
ることなく補強板材33,33と共に確実に展開するこ
とで危険が防止される。
【0032】また、前述の実施例では、補強用リブ25
に形成された薄肉部26を補強用リブ25の外側面に形
成した凹部としたが、凹部に代えて、貫通穴を形成して
折損部としてもよいことは勿論である。さらに、上述の
実施例ではエアーバッグ装置を助手席用のものについて
説明したが、ハンドル中央部、側柱部などに配設するエ
アーバッグ装置についても適用できることは勿論であ
る。
【0033】図6はこの発明の補強板材の変形例を示す
もので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側
面図である。この変形例に係る補強板材33,33は、
破断開放部が中央で2分割する両開き構造のものに適用
されるもので、この補強板材33,33には変形吸収手
段であるスリット33dが、前記補強板材33の水平本
体部33aに形成されると共に、前記水平本体部33a
の長尺方向に対してそれぞれ所定の間隔で短尺方向に向
けて対応する両端から連結部33dを介して並列に複数
形成され、前記連結部33dの対応する近傍に形成した
開口孔33e,33eを形成したものである。さらに
前記補強板材33,33の水平本体部33a,33aに
は、前記破断開放部の裏面に形成された熔着用凸条39
を係合する結合孔38を有し、かつ前記結合孔38は前
記凸条39の熔着面積Aより大きく形成したものであ
る。
【0034】したがって、この変形例による補強板材3
3によれば、変形吸収手段であるスリット33d、即ち
前記水平本体部33aの長尺方向に対してそれぞれ所定
の間隔で短尺方向に向けて対応する両端から連結部33
dを介して並列に複数形成したスリット33c,33c
及び前記連結部33dの対応する両端近傍に形成した開
口孔33e,33eによって、車内の温度変化によっ
て、影響される補強板材33の伸長,収縮による変形を
吸収することができると共に、前記破断開放部の裏面に
形成した熔着用凸条39を係合する結合孔38を前記凸
条39の熔着面積Aより大きく形成したことによって、
前記補強板材33の伸長,収縮による変形時に前記熔着
用凸条39が開口孔38内を移動可能となり、熔着部の
破断が防止されるものである。
【0035】図7は、この発明による補強板材33,3
3のさらに異なる図6の実施形態の変形例を示すもの
で、前記補強板材33,33のヒンジ部34を介して折
り曲げ形成した取付部35の長尺方向に対してそれぞれ
所定の間隔で短尺方向の対応する両端から連結部35a
を介して並列に複数形成したスリット35b,35b
と、前記連結部35a近傍に対応して形成した開口孔3
5c,35cを形成したものである。図中37はエアー
バッグケース22のフック部36を係合する係合孔であ
る。尚、前記以外の構成については、前述の実施形態と
同様なので、同一付号を付してその説明を省略する。
【0036】この変形例によれば、前記補強板材の取付
部に対しても、スリット等の変形吸収手段を形成したの
で、前記補強板材の伸長,収縮による変形時に変形吸収
作用を助長することが出来る。さらにまた、上記実施形
態においては、破断開放部が中央で2分割する両開きの
ものについて説明したが、破断開放部が分割せず、かつ
補強板材が1個の場合であっても上述の実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明の自動車用エアーバ
ッグ装置によれば、車両内装カバーによって被覆された
フロント部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1
個所に配設された、インフレータからのガスにより膨張
展開されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると
共に前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有
するエアーバッグケースを備え、前記エアーバッグケー
スの開口部と対向する前記内装カバーの裏面位置に破断
溝により脆弱部を形成した破断開放部と、該破断開放部
に対応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアーバ
ッグ装置において、前記補強板材を前記破断開放部裏面
と熔着により固定する水平本体部と、該水平本体部から
ヒンジ部を介して折り曲げ形成した取付部とで構成する
と共に、少なくとも前記水平本体部に変形吸収手段を形
成した構成としたので、内装カバーの破断開放部の材質
と膨張係数の異なった金属製の補強板材であっても、互
いの熔着部に温度変化によってそり等の発生による影響
を及ぼすことのなく、破断開放が支障を来すことなくス
ムーズに行うことができ、かつ破断開放部と補強板材間
に隙間が生じたり、破断開放部と補強板材の溶着箇所が
破断して破断開放部が飛散することない。また、補強板
材の変形が抑えられることで、変形を抑えるための補強
構造が省略でき、部品が安価に製作できる効果がある。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車用エアーバッグ装置における内装
カバーに形成された破断開放部及び破断開放部を内面か
ら補強する補強板材の斜視図。
【図2】従来の自動車用エアーバッグ装置におけるエア
ーバッグが膨張展開する前の要部の説明用断面図。
【図3】従来の自動車用エアーバッグ装置におけるエア
ーバッグが膨張展開した時の要部の説明用断面図。
【図4】図4は本発明にかかる自動車用エアーバッグ装
置における補強板材の構造に係る実施形態を示す助手席
用エアーバッグ装置に適用した状態の要部斜視図。
【図5】図5は本発明の実施形態における助手席用のエ
アーバッグ装置が作動した状態の補強板材を示す要部縦
断面図。
【図6】本発明の助手席用のエアーバッグ装置における
補強板材の変形例を示すもので、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図。
【図7】本発明の助手席用のエアーバッグ装置における
補強板材のさらに異なる変形例を示す正面図。
【符号の説明】
20 インストルメントパネルコアー 21 インストルメントパネルカバー(内装カバ
ー) 21b 水平面 21c 傾斜面 22 エアーバッグケース 22a 開口部 23 収容部 24 隔壁部材 25 補強用リブ 25a 係合孔 26 薄肉部(折損部) 27 エアーバッグ 30 破断開放部 30a 輪郭部 30b 分割部 31,32 前後破断開放部 33,33 補強板材 33a 水平本体部 33b スリット 34 ヒンジ部 35 取付部 36 フック部 37 長孔 38 結合孔 39 凸条

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内装カバーによって被覆されたフロ
    ント部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1個所
    に配設された、インフレータからのガスにより膨張展開
    されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると共に
    前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有する
    エアーバッグケースを備え、前記エアーバッグケースの
    開口部と対向する前記内装カバーの裏面位置に破断溝に
    より脆弱部を形成した破断開放部と、該破断開放部に対
    応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアーバッグ
    装置において、 前記補強板材を前記破断開放部裏面と熔着により固定す
    る水平本体部と、該水平本体部からヒンジ部を介して折
    り曲げ形成した取付部とで構成すると共に、少なくとも
    前記水平本体部には変形吸収手段を形成したことを特徴
    とする自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構
    造。
  2. 【請求項2】前記変形吸収手段は、前記補強板材の長尺
    方向に対して所定の間隔で短尺方向に並列に複数形成し
    たスリットである請求項1記載の自動車用エアーバッグ
    装置における補強板材の構造。
  3. 【請求項3】 前記変形手段は、前記補強板材の短尺方
    向に対して所定の間隔で長尺方向の両端から交互に複数
    形成したスリットである請求項1記載の自動車用エアー
    バッグ装置における補強板材の構造。
  4. 【請求項4】前記変形吸収手段は、前記補強板材の長尺
    方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端から
    連結部を介して並列に複数形成したスリットである請求
    項1記載の自動車用エアーバッグ装置における補強板材
    の構造。
  5. 【請求項5】前記変形吸収手段は、前記補強板材の水平
    本体部及びヒンジ部を介して折り曲げ形成した取付部に
    形成すると共に、前記水平本体部及び取付部の各長尺方
    向に対してそれぞれ所定の間隔で短尺方向の対応する両
    端から連結部を介して並列に複数形成したスリットと、
    前記連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項1記載
    の自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造。
  6. 【請求項6】 前記変形吸収手段は、前記補強板材の長
    尺方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端か
    ら連結部を介して並列に複数形成したスリットと、前記
    連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項1記載の自
    動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造。
  7. 【請求項7】車両内装カバーによって被覆されたフロン
    ト部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1個所に
    配設された、インフレータからのガスにより膨張展開さ
    れるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると共に、
    前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有する
    エアーバッグケースを備え、前記エアーバッグケースの
    開口部と相対向する前記内装カバーの裏面位置に破断溝
    により脆弱部を形成した破断開放部と、該破断開放部に
    対応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアーバッ
    グ装置において、前記内装カバーの破断開放部の輪郭部
    の裏面長尺方向に、所定間隔で係合孔を有し、かつ前記
    内装カバーとの連接角隅部に折損部を形成した補強用リ
    ブを突設し、前記係合孔に前記エアーバッグケースの側
    端面長尺方向に固着したフック部を、前記補強板材のヒ
    ンジ部から下方に延長される取付部と共に係止すると共
    に、前記補強板材の少なくとも水平本体部に変形吸収部
    を形成したことを特徴とする自動車用エアーバッグ装置
    における補強板材の構造。
  8. 【請求項8】 前記変形手段は、前記補強板材の短尺方
    向に対して所定の間隔で長尺方向の両端から交互に複数
    形成したスリットである請求項7記載の自動車用エアー
    バッグ装置における補強板材の構造。
  9. 【請求項9】 前記変形手段は、前記補強板材の短尺方
    向に対して所定の間隔で長尺方向の両端から交互に複数
    形成したスリットである請求項7記載の自動車用エアー
    バッグ装置における補強板材の構造。
  10. 【請求項10】前記変形吸収手段は、前記補強板材の長
    尺方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端か
    ら連結部を介して並列に複数形成したスリットである請
    求項7記載の自動車用エアーバッグ装置における補強板
    材の構造。
  11. 【請求項11】前記変形吸収手段は、前記補強板材の水
    平本体部及びヒンジ部を介して折り曲げ形成した取付部
    に形成すると共に、前記水平本体部及び取付部の各長尺
    方向に対してそれぞれ所定の間隔で短尺方向の対応する
    両端から連結部を介して並列に複数形成したスリット
    と、前記連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項7
    記載の自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構
    造。
  12. 【請求項12】 前記変形吸収手段は、前記補強板材の
    長尺方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端
    から連結部を介して並列に複数形成したスリットと、前
    記連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項7記載の
    自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造。
  13. 【請求項13】車両内装カバーによって被覆されたフロ
    ント部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1個所
    に配設された、インフレータからのガスにより膨張展開
    されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると共に
    前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有する
    エアーバッグケースを備え、前記エアーバッグケースの
    開口部と対向する前記内装カバーの裏面位置に破断溝に
    より脆弱部を形成した破断開放部と、該破断開放部に対
    応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアーバッグ
    装置において、前記内装カバーに、前記エアーバッグケ
    ースの開口部と相対向する輪郭部と、この輪郭部の長尺
    方向ほぼ中央に沿って形成した破断溝による脆弱部によ
    り分割可能となる破断開放部を有し、かつ前記内装カバ
    ーの裏面側には、前記エアーバッグケースの開口部の長
    尺方向に対向させて係合孔を有する補強用リブを設け、
    前記分割されるそれぞれの破断開放部の裏面にはそれぞ
    れ補強板材の水平本体部を固着し、該本体部の折曲部に
    形成したヒンジ部を介して延長形成した取付部を前記ケ
    ースに設けたフック部により前記補強用リブと共に係止
    すると共に、前記各補強板材の少なくとも水平本体部に
    スリットを形成したことを特徴とする自動車用エアーバ
    ッグ装置における補強板材の構造。
  14. 【請求項14】 前記変形手段は、前記補強板材の短尺
    方向に対して所定の間隔で長尺方向の両端から交互に複
    数形成したスリットである請求項13記載の自動車用エ
    アーバッグ装置における補強板材の構造。
  15. 【請求項15】 前記変形手段は、前記補強板材の短尺
    方向に対して所定の間隔で長尺方向の両端から交互に複
    数形成したスリットである請求項13記載の自動車用エ
    アーバッグ装置における補強板材の構造。
  16. 【請求項16】前記変形吸収手段は、前記補強板材の長
    尺方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端か
    ら連結部を介して並列に複数形成したスリットである請
    求項13記載の自動車用エアーバッグ装置における補強
    板材の構造。
  17. 【請求項17】前記変形吸収手段は、前記補強板材の水
    平本体部及びヒンジ部を介して折り曲げ形成した取付部
    に形成すると共に、前記水平本体部及び取付部の各長尺
    方向に対してそれぞれ所定の間隔で短尺方向の対応する
    両端から連結部を介して並列に複数形成したスリット
    と、前記連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項1
    3記載の自動車用エアーバッグ装置における補強板材の
    構造。
  18. 【請求項18】 前記変形吸収手段は、前記補強板材の
    長尺方向に対して所定の間隔で短尺方向の対応する両端
    から連結部を介して並列に複数形成したスリットと、前
    記連結部近傍に形成した開口孔からなる請求項13記載
    の自動車用エアーバッグ装置における補強板材の構造。
  19. 【請求項19】 前記補強板材の水平本体部には、前記
    破談開放部の裏面に形成した熔着用凸条を係合する結合
    孔を形成し、かつ前記結合孔は前記凸条の熔着面積より
    大きく形成したことを特徴とする請求項1〜18のいず
    れかに記載の自動車用エアーバッグ装置における補強板
    材の構造。
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