JP2001272283A - 温度履歴インジケータ - Google Patents

温度履歴インジケータ

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JP2001272283A
JP2001272283A JP2000082010A JP2000082010A JP2001272283A JP 2001272283 A JP2001272283 A JP 2001272283A JP 2000082010 A JP2000082010 A JP 2000082010A JP 2000082010 A JP2000082010 A JP 2000082010A JP 2001272283 A JP2001272283 A JP 2001272283A
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Morito Uemura
盛人 植村
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品包装に直接添付できるディスポーザブル
であり、且つ、細菌の繁殖に適した温度領域において、
食品衛生における管理、維持に有用な温度履歴インジケ
ータを提供する。 【解決手段】 分離された複数の試薬を混合することに
より反応が開始される温度履歴インジケータにおいて、
該試薬として、酵素、酵素基質を用い、該酵素と該酵素
基質との反応が発色反応であり、且つ、該発色反応が一
定温度範囲内で行われ、特定の色を呈することを特徴と
する温度履歴インジケータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度履歴インジケー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度と時間的経過を記録する技術
としては、温度センサーと記憶媒体を組み合わせた自記
記録温度計が使用されている。電気的温度センサーとI
Cを使用したポータブルで、且つ、コンピュータにダウ
ンロードできる装置も使われている。
【0003】近年、生鮮食料品の物流・保管時の温度管
理の必要性が増加し、微生物増殖の危険性のある温度範
囲の温度履歴インジケータとして、特開平11−194
053号では温度依存性を持たせた染料の拡散を利用し
た温度履歴インジケータが提案されている。また、特開
平9−264797号では熱崩壊するキレート色素を利
用した温度履歴インジケータが提案されている。また、
米国特許第5,964,181号では、特定の融点を有
す有機化合物とマイクロフォーラスメンブレンを組み合
わせた温度インジケータが提案されている。
【0004】しかしながら、ディスポーザブルで安価か
つ簡易に使用できる温度履歴センサーとしては、未だ、
不十分であった。
【0005】そこで、食品包装に直接添付できるディス
ポーザブルで簡易な温度履歴インジケータが要望されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、食品
包装に直接添付できるディスポーザブルで簡易な温度履
歴インジケータを提供することであり、特に詳しくは、
微生物の増殖に適した温度領域において、食品衛生にお
ける管理、維持に有用な温度履歴インジケータを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の項目1〜16によって達成された。
【0008】1.分離された複数の試薬を混合すること
により記録が開始される温度履歴インジケータにおい
て、該試薬として、酵素、酵素基質を用い、該酵素と該
酵素基質が発色反応を起こし、且つ、該発色反応が一定
温度範囲内で行われ、特定の色を呈することを特徴とす
る温度履歴インジケータ。
【0009】2.分離された複数の試薬を混合すること
により記録が開始される温度履歴インジケータにおい
て、該試薬として、酵素、酵素基質を用い、該酵素と該
酵素基質との反応がpH変動を起こし、且つ、該反応が
一定温度範囲内で行なわれ、該pH変動をpH指示薬に
より検出することを特徴とする温度履歴インジケータ。
【0010】3.分離された複数の試薬を混合すること
により記録が開始される温度履歴インジケータにおい
て、該試薬として、微生物、酵素基質、および培地を用
い、一定温度範囲内において該微生物が増殖し、該微生
物中の酵素が該酵素基質と発色反応を起こし、特定の色
を呈することを特徴とする温度履歴インジケータ。
【0011】4.分離された複数の試薬を混合すること
により記録が開始される温度履歴インジケータにおい
て、該試薬として、微生物、培地を用い、一定温度範囲
内において該微生物が増殖し、該増殖に伴いpH変動を
起こし、該pH変動をpH指示薬により検出することを
特徴とする温度履歴インジケータ。
【0012】5.一定温度範囲が0〜80℃の範囲内で
あることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載
の温度履歴インジケータ。
【0013】6.一定温度範囲が5〜65℃の範囲内で
あることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載
の温度履歴インジケータ。
【0014】7.酵素と酵素基質が同一の包装容器内に
配置され、該酵素と該酵素基質を混合することを特徴と
する前記1または2に記載の温度履歴インジケータ。
【0015】8.微生物、酵素基質または培地の少なく
とも一方が各々、同一の包装容器内に配置され、該微生
物と該酵素基質または培地を混合することを特徴とする
前記3に記載の温度履歴インジケータ。
【0016】9.微生物、培地が各々、同一の包装容器
内に配置され、該微生物と該培地を混合することを特徴
とする前記4に記載の温度履歴インジケータ。
【0017】10.酵素または酵素基質の少なくとも一
方が液体試薬であり、且つ、該液体試薬部位を押圧する
ことにより、他方の試薬と混合させることを特徴とする
前記1、2または7に記載の温度履歴インジケータ。
【0018】11.微生物、酵素基質及び培地から選ば
れる少なくとも一つが液体試薬であり、且つ、該液体試
薬部位を押圧することにより、他方の試薬と混合させる
ことを特徴とする前記3または8に記載の温度履歴イン
ジケータ。
【0019】12.微生物または培地が液体試薬であ
り、且つ、該液体試薬部位を押圧することにより、他方
の試薬と混合させることを特徴とする前記4または9に
記載の温度履歴インジケータ。
【0020】13.酵素または酵素基質が、該酵素と該
酵素基質との反応により生成される色素Aとは異なる色
相を有する色素Bを予め含有することを特徴とする前記
1または3に記載の温度履歴インジケータ。
【0021】14.酵素及び酵素基質が、各々、成型フ
ィルムに内蔵されており、使用開始時、押圧をかけるこ
とにより、該酵素、該酵素基質を隔てる該成型フィルム
を剥離し、該酵素と該酵素基質を混合することを特徴と
する前記10に記載の温度履歴インジケータ。
【0022】15.微生物、酵素基質または培地が、成
型フィルムに内蔵されており、使用開始時、押圧をかけ
ることにより、該微生物と該酵素基質または該培地を隔
てる該成型フィルムを剥離し、該微生物と該酵素基質ま
たは該培地を混合することを特徴とする前記11に記載
の温度履歴インジケータ。
【0023】16.微生物及び培地が、成型フィルムに
内蔵されており、使用開始時、押圧をかけることによ
り、該微生物と該培地を隔てる該成型フィルムを剥離
し、該微生物と該培地を混合することを特徴とする前記
12に記載の温度履歴インジケータ。
【0024】以下、本発明を詳細に説明する。本発明は
温度履歴インジケータであり、好ましくは、その温度履
歴が目視判定でき、且つ、食品の温度履歴を示すのに好
適な温度履歴インジケータである。食品の物流および保
管においては、微生物の増殖を防止する為に高温または
低温の温度管理が行われる。本発明の温度履歴インジケ
ータは、微生物の増殖のファクターである温度および時
間と良好な相関関係を示す温度履歴インジケータを提供
するものである。微生物の繁殖は、温度および時間以外
のファクター、例えば繁殖に必要な栄養素、水分活性、
増殖阻害物質などに影響される為、あらゆる条件におい
て相関するものではないが、本発明により温度と時間の
経過についての簡易な記録が可能となり、微生物の増殖
のみならず、食品の賞味期限についての表示としても利
用可能である。
【0025】本発明者等は、分離された複数の試薬を混
合することにより酵素反応が開始される温度履歴インジ
ケータにおいて、前記試薬が酵素と酵素基質から形成さ
れた場合、前記試薬が微生物と不特定の酵素基質を含む
培地から形成された場合の各々において、一定温度範囲
で特定の色を呈するように調製することにより、細菌の
繁殖時の温度、時間と良好な相関関係を示す温度履歴イ
ンジケータの開発に成功した。
【0026】しばしば、食品の温度管理の不備により、
細菌が増殖し食中毒が発生することがあるが、温度履歴
インジケータにより未然に防止することも可能である。
こうした背景により、食品の包装材料に添付できるよう
な安価で簡便なディスポーザブルな温度履歴インジケー
タが求められているが、我々は、下記のような課題
(a)〜(d)の克服に成功した。
【0027】(a)5℃〜65℃の温度範囲をカバーで
き、細菌繁殖が最も活発な35℃近辺でインジケータの
検出感度がピークを示すこと (b)温度履歴を半定量的に目視判定できるような色変
化、好ましくは色相変化を示すこと (c)インジケータ自身の保存条件には左右されず、ス
タート時から履歴を開始できるもの (d)安価でかつ誰にでも使用できるような操作が簡易
なもの 本発明の温度履歴インジケータは、食品の包装容器に添
付することにより、食品衛生における管理・維持に有用
である。
【0028】本発明に係る酵素について説明する。本発
明に係る酵素としては、微生物由来、動物由来、植物由
来の酵素が使用可能であるが、微生物由来の酵素が好ま
しい。また、人工的に修飾された酵素でもよい。例え
ば、酸化還元反応により色素形成を促進するジアホラー
ゼ、パーオキシダーゼ、加水分解反応により色素放出を
促進するβ−ガラクトシダーゼ、アルカリフォスファタ
ーゼ、エステラーゼなどが挙げられる。
【0029】酵素反応時の酵素の活性としては、35℃
付近で酵素活性がピークを示し、5℃以下、65℃以上
では活性を示さないものが好ましい。酵素は粉末(凍結
乾燥)で添加されてもよいし緩衝液中に添加されてもよ
い。
【0030】本発明においては、温度履歴インジケータ
自身の保存安定性が高いことが好ましいので、温度安定
性の高い酵素が好ましく用いられる。
【0031】酵素の温度安定性を向上させる目的で単体
に固定化させてもよい。固定化に用いる単体としては不
織布、微粒子ビーズ、ゲルなどが挙げられる。酵素は精
製されたものでも粗製のものでも使用できる。
【0032】本発明に係る微生物について説明する。本
発明の温度履歴インジケータの試薬として用いられる微
生物としては、乳酸菌、酵母、大腸菌等のような生きた
微生物が挙げられるが、食品衛生上から、乳酸菌、酵母
(例えば、ビール酵母等)のような人体に全く無害な微
生物の使用が好ましい。
【0033】微生物を使う場合は、請求項3に記載のよ
うに、微生物の増殖が温度依存性を有し、且つ、増殖と
共に微生物が作り出す酵素量が増加する。そこで、その
増加した酵素と酵素基質とを発色反応させ、温度履歴イ
ンジケータとして利用する。微生物を使用する場合に
は、酵素基質を添加しても良いし、しなくとも良い。培
地中に酵素基質を含んでいる場合には添加しないことも
可能である。
【0034】また、請求項4に記載の場合は、微生物の
増殖時、微生物の代謝物により、周りのpH変動がおこ
ることに着目し、そのpH変動を温度履歴インジケータ
として利用するものである。
【0035】また、温度履歴インジケータとしてより一
層有効に用いる為には、微生物を凍結乾燥のように不活
化し、養分となる培地を微生物と分離させる形態で調製
することが好ましい。
【0036】本発明に係る酵素基質について説明する。
本発明に係る酵素基質は酵素の選択によって決定される
が、酵素との反応により発色色素を形成するものが用い
られ、また、一般的には、臨床検査試薬や酵素免疫測定
法に使用されているものを利用できる。酵素基質は緩衝
液中に好ましい濃度で添加され得る。前述した酵素の酵
素基質としては、ジアホラーゼに対するNADHおよび
テトラゾリウム塩類、パーオキシダーゼに対するベンジ
ジン類やナフトール類、β−ガラクトシダーゼに対する
インドリルガラクトピラノシド類、アルカリフォスファ
ターゼに対するインドールフォスフェート類、エステラ
ーゼに対するフルオレセインエステル類等が挙げられ
る。
【0037】酵素が緩衝液中にある場合は、酵素基質は
粉末状でも添加できる。酵素と酵素基質は分離された形
態で構成される。酵素および酵素基質は複数であっても
よい。温度依存性が異なる複数の酵素および酵素基質を
使用すると温度履歴に則して、異なる色相変化を得るこ
とも可能である。一方、酵素および酵素基質がそれぞれ
1種類の場合には、温度履歴に対し酵素反応によって生
成した色素は単一であり色素濃度の上昇で検知できる。
濃度上昇に加え、色相変化でも検知できるように、予め
生成する発色色素と異なる色相の色素を含有させること
も可能である。
【0038】例えば、青色色素を予め酵素基質液中に予
め含ませ、温度履歴開始時に赤色色素を生成する酵素と
混合した場合、温度履歴に従って、青色、紫色、赤色の
ごとく色相の変化で認識され、容易に温度履歴を目視判
定できる。
【0039】本発明に係るpH指示薬について説明す
る。本発明に係るpH指示薬としては、従来公知のpH
指示薬を用いることができる。例えば、周りのpHによ
り吸光波長が変化する水溶性の染料が適しており、その
ような染料の具体例としては、2,6−ジニトロフェノ
ール、メチルエロー、ブロムフェノールブルー、ブロム
フェノールレッド、コンゴーレッド、メチルオレンジ、
アリザリンS、ブロムクレゾールグリーン、メチルレッ
ド、クロロフェノールレッド、p−ニトロフェノール、
ブロムクレゾールパープル、ブロムチモールブルー、フ
ェノールレッド、クレゾールレッド、m−クレゾールパ
ープル、トロペオリン、チモールブルー、フェノールフ
タレイン等が挙げられる。
【0040】また、主として酸性側で用いるpH指示薬
としては、チモールブルー(TB、pH1.2から2.
8が変色範囲)、ジメチルイエロー(DY、pH2.9
から4.0が変色範囲)、メチルオレンジ(MO、pH
3.1から4.4が変色範囲)、ブロームフェノールグ
リーン(BPB、pH3.0から4.6が変色範囲)、
ブロームクレゾールグリーン(BCG、pH3.8から
5.4が変色範囲)、メチルレッド(MR、pH4.2
から6.3が変色範囲)、ブロームチモールブルー(B
TB、pH6.0から7.6が変色範囲)、テトラブロ
モフェノールブルーなどがある。
【0041】これに対して、主としてアルカリ側で用い
る指示薬としては、フェノールレッド(PR、pH6.
8から8.0が変色範囲)、フェノールフタレイン(P
P、pH8.2から10.0が変色範囲)、チモールフ
タレイン(TP、pH9.3から10.5が変色範
囲)、アリザリンイエロー(AY、pH10.1から1
2.1が変色範囲)などが挙げられる。
【0042】本発明においては、温度履歴インジケータ
に試薬として用いる酵素の加水分解反応を検知したり、
また、試薬として用いる微生物の代謝によって変化する
雰囲気のpH変化を検知できればいいので、アルカリ側
で用いるpH指示薬、酸性側で用いるpH指示薬のどち
らも使用することができるが、酵母として、ビール酵母
を用いたり、微生物として乳酸菌などを用いる場合等
は、雰囲気が酸性側になるので、上記の中でも酸性側で
作用するpH指示薬が好ましく用いられる。
【0043】本発明に係るpH指示薬の酵母または微生
物に対する使用量としては、0.001〜1質量%の範
囲が好ましく、より好ましくは0.01〜0.5質量%
の範囲である。
【0044】試薬として、酵素および酵素基質を用いる
本発明の温度履歴インジケータの容器は、温度履歴の開
始時に両者を混合するという機能を有する点に特徴があ
る。酵素、酵素基質の両試薬を混合するためには、下記
のような手段が挙げられる。
【0045】(a)酵素または酵素基質の一方をフィル
ムシートに含有させ、温度履歴開始時にフィルムのカバ
ーシートを剥離し、酵素または酵素基質の片方の液体試
薬を滴下する。
【0046】(b)酵素および酵素基質を別層のフィル
ムに含有させ、温度履歴開始時に水分を含ませることに
より酵素反応を開始させる。予め酵素および酵素基質を
隔てるためのフィルムを設け、開始時に剥離撤去するこ
ともできる。
【0047】(c)酵素と酵素試薬を膜を隔てて含有さ
せ、片方の試薬格納部分を押圧することにより、膜を破
壊し両試薬を混合する。
【0048】(d)少なくとも一端が塞がれた導管によ
り酵素と酵素基質の両試薬の格納部分が連絡されている
形態で、温度履歴開始時に、上記導管を押圧により切断
導通させ、両試薬を混合する。
【0049】(e)酵素または酵素基質の一方をマイク
ロカプセル内に格納し、温度履歴開始時に押圧すること
によりマイクロカプセルを破壊し両試薬を混合する。
【0050】(f)酵素または酵素基質の少なくとも一
方が液体試薬であり、両試薬をフィルム成形した容器に
ヒートシールすることによって格納し(所謂ブリスター
パッケージ)、温度履歴開始時に押圧することにより、
両試薬の境界部が弱接着されている為に剥離し両試薬が
混合する。
【0051】上記記載の手段は、試薬として、酵素、酵
素基質を用いる本発明の温度履歴インジケータの容器の
みならず、試薬として、酵素、pH指示薬を用いる場
合、試薬として、微生物、酵素基質を用いる場合、試薬
として、微生物、pH指示薬を用いる場合等にも同様に
適用することが出来る。
【0052】また、本発明においては、上記記載の手段
に限定されない。本発明の温度履歴インジケータが用い
られる温度範囲について説明する。
【0053】次に、本発明の温度履歴インジケータにお
いては、酵素と酵素基質との酵素反応が発色反応であ
り、且つ、前記発色反応が0〜80℃の範囲内で進行す
ることが好ましく、更に好ましくは、5〜65℃であ
る。
【0054】本発明の温度履歴インジケータは、食品の
流通・保管時の温度管理等に使用されるが、食品関連の
温度管理の目的は微生物(細菌)の増殖を抑制すること
にある。即ち、細菌が増殖する適温である5〜65℃の
温度を避けることが重要である。特に、20〜40℃の
範囲では増殖が活発に起こる。4℃以下では細菌は休眠
状態にあり増殖しない。また、50℃から65℃程度で
も休眠状態にあり、75℃以上だと死滅するのが一般的
である。例外的には、100度以上でも死滅しない細菌
も知られているが、その場合でも増殖はしない。
【0055】本発明の温度履歴インジケータは、食品材
料の包装材、例えばダンボール箱に貼り付けて使用され
ることが考えられることから、テープやシールの様な粘
着剤を裏面に有する形状が好ましい。また、温度履歴開
示時を書き込むことができるスペースを設けることもで
きる。
【0056】
【実施例】以下に本発明の実施例を述べるが、本発明は
これらに限定されない。
【0057】実施例1 下記のように展開用シートを作製、ついで、酵素試薬展
開域に下記の酵素基質液を滴下し、使用前の温度履歴イ
ンジケータを作製した。それを図1(a)に示す。
【0058】《展開用シートの作製》0.3mm厚の白
色PETフィルムを横5cm、縦2cmに切断し片面に
幅2cmの両面テープを貼り付けた。2mm厚のポリプ
ロピレン板を同様に横5cm、縦2cmに切断し酵素試
薬展開域として横2cm、縦1cmの楕円形にくり貫
き、PETフィルム上に接着剤で貼り付けた。
【0059】《酵素基質液の調製》以下の通り、酵素基
質液を調製した。
【0060】X−Gal(5−Bromo−4−Chl
oro−3−Indolyl−β−D−Galacto
pyranoside)3mgをDMF(ジメチルフォ
ルムアミド)1mlに溶解した。食塩10g、燐酸1水
素ナトリウム1.5gを蒸留水700mlに溶解した
後、希塩酸によりpH7.5に調整した。この緩衝液5
0mlにX−Gal溶液0.1mlを添加し、酵素基質
液とした。酵素基質液0.2mlを展開用シート上に滴
下し、室温で乾燥させ、透明のビニールテープで上面を
シールした。
【0061】《酵素液の調製》5mgのβ−ガラクトシ
ダーゼ(大腸菌由来、500units/mg)の凍結
乾燥品を生理食塩水1mlに溶解した。さらに、生理食
塩水により100倍に希釈し4℃に保存した。食塩10
g、燐酸1水素ナトリウム1.5gおよびグリセリン2
00gを蒸留水500mlに溶解し、希塩酸によりpH
7.2に調整した。この緩衝液50mlに上記酵素溶液
の希釈液100μlを加え酵素液とした。この酵素液を
滴下ボトルに充填させた。
【0062】《温度履歴試験結果》図1(b)に示すよ
うに、上記展開シートのビニールテープを剥離し、酵素
液を滴下ボトルから4滴落とした後、再びビニールテー
プで上面をシールし、図1(c)のようなサンプルを3
枚用意した。それぞれのサンプルを4℃、37℃、65
℃の3種類の恒温槽の壁に貼り付けた。指定の時間ごと
に630nmにおける反射濃度を測定し、結果を表1に
示した。
【0063】
【表1】
【0064】表1から、本発明の試料は、37℃に於い
ては、時間とともに青色に発色するが、4℃、65℃で
は、殆ど発色は観察されないことから、本発明の温度履
歴インジケータが特定の温度における履歴を明確に記録
できることが明らかである。
【0065】実施例2 下記のように、図2(a)に示すようなブリスター包装
容器型の温度履歴インジケータを作製した。
【0066】《ブリスター包装容器型の温度履歴インジ
ケータの作製》厚さ0.3mmのポリプロピレンフィル
ムを220℃で成形した。2個所の凹部分の境界部分に
低軟化点のポリエチレンコート剤をコートし弱接着部位
を作製した。2個所の凹部分の一方に酵素基質液0.3
ml、他方に酵素含有不織布1枚をセットした。この成
形フィルムに0.1mmの白色ポリプロピレンフィルム
をかぶせ、220℃、5秒間熱接着させた。白色ポリプ
ロピレンフィルム面に両面テープを貼りつけた。さら
に、縦6cm×横2cmの外形で温度履歴インジケータ
部分を打ち抜いた。
【0067】《酵素基質液の調製》1gの4−meth
ylumbelliferyl Phosphate・
2Naを5mlの蒸留水に溶解した。10gの食塩、2
gの炭酸水素ナトリウムおよびチモールブルー50mg
を500mlの蒸留水に溶解し、1モル/リットルの水
酸化ナトリウム水溶液により、pH9.0に調整した。
上記基質と緩衝液を混合し酵素基質液を調製した。
【0068】《酵素含有不織布の調製》5mgのアルカ
リフォスファターゼ(牛すい臓由来、500unit/
mg)の乾燥粉末を生理食塩水5mlに溶解し、さらに
生理食塩水で1000倍に希釈した。不織布(ES繊
維、日本バイリーン社製)を1cm×1cm、厚さ2m
mに断裁し、上記酵素液100μlを滴下したのち凍結
乾燥した。
【0069】《温度履歴試験結果》図2(b)に示すよ
うに、上記のブリスター包装容器型の温度履歴インジケ
ータの基質溶液含有部11を押圧して潰し、酵素含有不
織布12に含浸させた。次いで、2個分のラップ包装さ
れた挽き肉100gをスーパーマーケットで購入し、各
々、上記のブリスター包装容器型の温度履歴インジケー
タを貼り、35℃のインキュベータ、4℃の冷蔵庫に各
々、保存した。下記時間経過に添って、挽き肉1g中の
細菌数を一般細菌用寒天培地にて測定し、また、図2
(c)に示すように温度履歴インジケータの呈色の温度
変化を目視で観察した。表2に、温度履歴インジケータ
と食品中の細菌数との相関を示す。
【0070】
【表2】
【0071】表2から、4℃保存時には、開始から48
時間後において、細菌数の増加は僅かであり、インジケ
ータの色変化も僅かである、これに対して、35℃保存
条件下、48時間後の試料は約10万倍以上の細菌の増
加が見られ、これに対応して、インジケータの色変化も
薄青〜赤褐色と大きく変化し、細菌の繁殖と見事な相関
関係を示している。以上から、本発明の温度履歴インジ
ケータは、食品の包装容器に添付することにより、食品
衛生における管理、維持に極めて有用であることが明ら
かである。
【0072】実施例3 《酵素基質液の調製》2,3,5−Triphenyl
tetrazolium Chlorideの0.1
g、ブドウ糖20g、ガゼイイン製ペプトン5g、硫酸
マグネシウム0.5g、燐酸水素カリウム1g、テトラ
サイクリン0.03g、およびベンジルペニシリンカリ
ウム1mgを蒸留水1000mlに溶解した後、0.2
2μmポアサイズのフィルターを通し除菌した。
【0073】《酵母の調製》パン酵母の乾燥粉末1gを
100mlの蒸留水に溶解した後、0.22μmポアサ
イズのフィルターを通し除菌した。実施例2と同様に不
織布に上記酵母溶液100μlを滴下したのち凍結乾燥
した。
【0074】《ブリスター包装の作製》実施例2に記載
の方法と同様にして、ブリスター包装を行った。酵素基
質溶液0.3mlおよび酵母含有不織布を装填した。
【0075】《温度履歴試験結果》本発明の温度履歴イ
ンジケータの発色程度を判定する色見本を以下のように
設定した。
【0076】無色:温度管理合格 桃色:要注意 赤色:温度管理不合格 サンドイッチが収納されたダンボール箱の裏ブタ上に本
発明のインジケータを添付し、条件(1)4℃、24時
間、条件(2)室温(20℃)、12時間、条件(3)
室温(20℃)、24時間に各々、放置した。
【0077】結果として、4℃の試料については、本発
明のインジケータは無色を示し、一方、室温12時間で
は桃色に、室温24時間では赤色に変化しているのが観
察された。
【0078】以上から、本発明の温度履歴インジケータ
は、特定の温度領域、特定の時間領域における履歴を記
録できることが判る。
【0079】
【発明の効果】本発明により、食品包装に直接添付でき
るディスポーザブルであり、且つ、食品衛生における管
理、維持に有用な温度履歴インジケータを提供すること
が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、使用前の展開用シート型の温度履歴
インジケータの概略図、断面図を示し、(b)は、使用
開始時の展開用シート型の温度履歴インジケータの概略
図を示し、(c)は、温度履歴を受けた後の展開用シー
ト型の温度履歴インジケータの概略図を示す。
【図2】(a)は、使用前のブリスター包装容器型の温
度履歴インジケータの概略図、断面図を示し、(b)
は、使用開始時のブリスター包装容器型の温度履歴イン
ジケータの断面図を示し、(c)は、温度履歴を受けた
後のブリスター包装容器型の温度履歴インジケータの概
略図と目視判定用の色見本の概略図を示す。
【符号の説明】
1 酵素基質を含んだ乾燥寒天ゲルを含む包装部分 2、10 使用開始日時を記入する空白部分 3、5 ビニールテープ 4 酵素溶液の1滴 6 発色部分 7 基質溶液を含む包装部分 8 押圧により剥離する部分 9 酵素を含む不織布 11 使用開始時に押圧される基質溶液を含む包装部分 12 発色した不織布 13 色見本

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離された複数の試薬を混合することに
    より記録が開始される温度履歴インジケータにおいて、
    該試薬として、酵素、酵素基質を用い、該酵素と該酵素
    基質が発色反応を起こし、且つ、該発色反応が一定温度
    範囲内で行われ、特定の色を呈することを特徴とする温
    度履歴インジケータ。
  2. 【請求項2】 分離された複数の試薬を混合することに
    より記録が開始される温度履歴インジケータにおいて、
    該試薬として、酵素、酵素基質を用い、該酵素と該酵素
    基質との反応がpH変動を起こし、且つ、該反応が一定
    温度範囲内で行なわれ、該pH変動をpH指示薬により
    検出することを特徴とする温度履歴インジケータ。
  3. 【請求項3】 分離された複数の試薬を混合することに
    より記録が開始される温度履歴インジケータにおいて、
    該試薬として、微生物、酵素基質、および培地を用い、
    一定温度範囲内において該微生物が増殖し、該微生物中
    の酵素が該酵素基質と発色反応を起こし、特定の色を呈
    することを特徴とする温度履歴インジケータ。
  4. 【請求項4】 分離された複数の試薬を混合することに
    より記録が開始される温度履歴インジケータにおいて、
    該試薬として、微生物、培地を用い、一定温度範囲内に
    おいて該微生物が増殖し、該増殖に伴いpH変動を起こ
    し、該pH変動をpH指示薬により検出することを特徴
    とする温度履歴インジケータ。
  5. 【請求項5】 一定温度範囲が0〜80℃の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の温度履歴インジケータ。
  6. 【請求項6】 一定温度範囲が5〜65℃の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の温度履歴インジケータ。
  7. 【請求項7】 酵素と酵素基質が同一の包装容器内に配
    置され、該酵素と該酵素基質を混合することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の温度履歴インジケータ。
  8. 【請求項8】 微生物、酵素基質または培地の少なくと
    も一方が各々、同一の包装容器内に配置され、該微生物
    と該酵素基質または培地を混合することを特徴とする請
    求項3に記載の温度履歴インジケータ。
  9. 【請求項9】 微生物、培地が各々、同一の包装容器内
    に配置され、該微生物と該培地を混合することを特徴と
    する請求項4に記載の温度履歴インジケータ。
  10. 【請求項10】 酵素または酵素基質の少なくとも一方
    が液体試薬であり、且つ、該液体試薬部位を押圧するこ
    とにより、他方の試薬と混合させることを特徴とする請
    求項1、2または7に記載の温度履歴インジケータ。
  11. 【請求項11】 微生物、酵素基質及び培地から選ばれ
    る少なくとも一つが液体試薬であり、且つ、該液体試薬
    部位を押圧することにより、他方の試薬と混合させるこ
    とを特徴とする請求項3または8に記載の温度履歴イン
    ジケータ。
  12. 【請求項12】 微生物または培地が液体試薬であり、
    且つ、該液体試薬部位を押圧することにより、他方の試
    薬と混合させることを特徴とする請求項4または9に記
    載の温度履歴インジケータ。
  13. 【請求項13】 酵素または酵素基質が、該酵素と該酵
    素基質との反応により生成される色素Aとは異なる色相
    を有する色素Bを予め含有することを特徴とする請求項
    1または3に記載の温度履歴インジケータ。
  14. 【請求項14】 酵素及び酵素基質が、各々、成型フィ
    ルムに内蔵されており、使用開始時、押圧をかけること
    により、該酵素、該酵素基質を隔てる該成型フィルムを
    剥離し、該酵素と該酵素基質を混合することを特徴とす
    る請求項10に記載の温度履歴インジケータ。
  15. 【請求項15】 微生物、酵素基質または培地が、成型
    フィルムに内蔵されており、使用開始時、押圧をかける
    ことにより、該微生物と該酵素基質または該培地を隔て
    る該成型フィルムを剥離し、該微生物と該酵素基質また
    は該培地を混合することを特徴とする請求項11に記載
    の温度履歴インジケータ。
  16. 【請求項16】 微生物及び培地が、成型フィルムに内
    蔵されており、使用開始時、押圧をかけることにより、
    該微生物と該培地を隔てる該成型フィルムを剥離し、該
    微生物と該培地を混合することを特徴とする請求項12
    に記載の温度履歴インジケータ。
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