JP2001272121A - 2段圧縮冷凍装置の制御方法 - Google Patents

2段圧縮冷凍装置の制御方法

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JP2001272121A
JP2001272121A JP2000085534A JP2000085534A JP2001272121A JP 2001272121 A JP2001272121 A JP 2001272121A JP 2000085534 A JP2000085534 A JP 2000085534A JP 2000085534 A JP2000085534 A JP 2000085534A JP 2001272121 A JP2001272121 A JP 2001272121A
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stage compression
evaporator
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Toshiyuki Ebara
俊行 江原
Masaya Tadano
昌也 只野
Takashi Yamakawa
貴志 山川
Atsushi Oda
淳志 小田
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2段圧縮式ロータリーコンプレッサ12、凝
縮器、第1と第2の電子膨張弁18、36、中間冷却
器、キャピラリーチューブ38および蒸発器40を冷媒
配管により接続して冷凍サイクルを構成する2段圧縮冷
凍装置10において、中間冷却器の手前に設けた第1の
電子膨張弁と蒸発器に接続されるキャピラリーチューブ
の手前に設けた第2の電子膨張弁の開度をキャピラリー
チューブの入口側に設けた温度センサ52と蒸発器の入
口側および出口側に設けた温度センサ54および56の
各検出温度と設定基準温度に基づきマイコンを含む制御
回路58により自動調整すると共にコンプレッサ12を
インバータ回路50により回転数制御して蒸発器40に
供給される冷媒流量を制御する。 【効果】 この発明によれば、低圧圧力(蒸発温度)の
調整を可能とし、また、コンプレッサ12の停止時に冷
媒が高圧側から低圧側に流入するのを防止し、再運転時
の各部温度安定までの到達時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2段圧縮冷凍装置の制
御方法に関し、特にたとえば2段圧縮冷凍サイクルの減
圧装置として電子膨張弁とキャピラリーチューブを使用
した2段圧縮冷凍装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、2シリンダ型の2段圧縮式ロー
タリーコンプレッサを用いた2段圧縮冷凍サイクルは、
減圧作用を行う膨張弁前の温度を下げ、過冷却を大きく
とれる特徴があるので蒸発器において十分な冷却作用を
発揮することができる。
【0003】しかし、運転開始時には気体の状態、もし
くは気体と液体の2相状態の冷媒を膨張させるために、
例えばキャピラリーチューブを用いると、チューブ内径
が大きくなる。また、定常運転時には膨張弁前は液冷媒
であるため、理論上は数十メートルの長さを必要とする
ことになる。逆に、キャピラリーチューブの内径を小さ
くすると加工が困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、キャピラリーチ
ューブの代わりに電子膨張弁を使用した場合でも、オリ
フィス径を小さくしないと低圧圧力を調節できず、小さ
いオリフィス径は加工が困難になる。さらに、コンプレ
ッサ停止後に電子膨張弁を閉じると、冷媒が高圧側から
低圧側の蒸発器内に流れ込み、蒸発器内が高圧となり、
例えば冷蔵庫の場合には庫内温度が上昇して再起動時に
安定状態になるまでに相当の時間を要し、運転効率が悪
くなるという問題がある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、2
段圧縮冷凍サイクルにおける減圧装置として電子膨張弁
とキャピラリーチューブを併用し、電子膨張弁の弁開度
を適宜制御することによりキャピラリーチューブの実質
的な長さを調整して運転効率のよい2段圧縮冷凍装置の
制御方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、低段側圧縮
部と高段側圧縮部を有する2段圧縮式コンプレッサ、凝
縮器、第1と第2の電子膨張弁、中間冷却器、キャピラ
リーチューブおよび蒸発器とを冷媒配管により接続して
中間冷却サイクルと主冷却サイクルを含む冷凍サイクル
を構成する2段圧縮冷凍装置において、(a)蒸発器の
入口側温度を検出する温度センサによる検出温度と設定
された各基準温度とを判定し、(b)その結果に応じて
インバータ手段によりコンプレッサの運転周波数を設定
してこのコンプレッサの運転を開始し、(c)運転開始
後に第1および第2の電子膨張弁の開度を所定開度に設
定し、さらに(d)コンプレッサの運転を一定時間継続
した後、第2の電子膨張弁の開度を半開にするようにし
た、2段圧縮冷凍装置の制御方法である。
【0007】
【作用】2段圧縮冷凍装置において、蒸発器の入口側温
度に応じて運転周波数を設定してコンプレッサの運転を
開始し、その後第1および第2の電子膨張弁の開度を夫
々20%と全開(100%)にして一定時間コンプレッ
サの運転を継続した後、第2の電子膨張弁の開度を半開
(50%)にするので、コンプレッサの始動時には蒸発
器における冷媒の蒸発温度は高くなる(=蒸発圧力は高
くなる)が、大量の冷媒を蒸発器に流せるため冷凍能力
は大きくできる。また、コンプレッサ始動直後におい
て、第2の電子膨張弁近傍の冷媒状態は、過冷却がとれ
ておらずガス状態であるが、この膨張弁開度を全開にし
ているので蒸発器に対する冷媒流量も不足することはな
い。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、運転開始時には蒸発
器に対する冷媒流量を十分確保されるので、大きな冷凍
能力を得ることができ、効率のよい2段圧縮冷凍サイク
ルが可能となる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明により一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1に示すこの発明による制御方法を実施し
た2段圧縮冷凍装置10は、低段側圧縮部12a、高段
側圧縮部12bおよび両圧縮部12aと12bを互いに
180度位相をずらして回転駆動せしめる電動機部12
cとを有する2シリンダ型の2段圧縮式ロータリーコン
プレッサ12、凝縮器14、後述の第3の中間冷却器1
6、第1の電子膨張弁18、後述の第1の中間冷却器2
0および合流器としてのアキュムレ−タ22を冷媒配管
24および26、分岐配管28、冷媒配管30および3
2により環状に接続して構成される中間冷却サイクル
と、ロータリーコンプレッサ12、凝縮器14、第3の
中間冷却器16、第2の中間冷却器34、第2の電子膨
張弁36、第1の中間冷却器20、キャピラリーチュー
ブ38および蒸発器40を冷媒配管24および26、分
岐配管42、冷媒配管44および46により環状に接続
して構成される主冷却サイクルとを含む。また、ロータ
リーコンプレッサ12の低段側圧縮部12aの吐出側と
アキュムレータ22とは冷媒配管48で接続されてい
る。
【0011】そして、2段圧縮冷凍装置10を構成する
冷媒回路内には、例えばR−134aなどのHFC冷媒
やHC冷媒が所定量封入され、ロータリーコンプレッサ
12の潤滑油はエステル油、エーテル油、アルキルベン
ゼン油、鉱物油などが利用されるが、この実施例におい
ては、冷媒としてR−134aが用いられ、また、潤滑
油としてエステル油が使用されている。
【0012】次に上述の2段圧縮冷凍装置10における
冷却動作の概要を説明する。
【0013】図1において、電動機部12cによりロー
タリーコンプレッサ12が駆動されると、実線矢印で示
されるように、低段側圧縮部12aに吸込まれて1段目
の圧縮をされたガス冷媒は冷媒配管48を通りアキュム
レータ22に流入し、ここで第3の中間冷却器16を経
由した低温ガス冷媒と合流して高段側圧縮部12bに吸
込まれる。
【0014】そして、高段側圧縮部12bで2段目の圧
縮をされて吐出される高温高圧ガス冷媒は、冷媒配管2
4を経由して凝縮器14に流入し、そこで放熱して凝縮
されて液状冷媒となり第3の中間冷却器16と熱交換し
た後、冷媒配管26を通り分岐配管28および42によ
り二方に分岐される。
【0015】一方の分岐配管28を流れる液状冷媒はそ
の後第1の電子膨張弁18で減圧され、第1の中間冷却
器20および第3の中間冷却器16を経由する過程で周
囲から熱を奪うことにより気化して低圧ガス冷媒とな
り、冷媒配管30からアキュムレータ22に流入し、そ
こでロータリーコンプレッサ12の低段側圧縮部12a
から冷媒配管48を通り吐出される低圧ガス冷媒と合流
して冷媒配管32よりロータリーコンプレッサ12の高
段側圧縮部12bに吸入される。
【0016】また、他方の分岐配管42を流れる液状冷
媒は、第2の中間冷却器34で熱交換した後、第2の電
子膨張弁36で減圧され、第1の中間冷却器20におい
て第1の電子膨張弁18で減圧された冷媒とさらに熱交
換を行い過冷却された後、キャピラリーチューブ38で
減圧されて蒸発器40に流入し、そこで蒸発する。この
時周囲から熱を奪うことによって蒸発器40は冷却作用
を発揮する。
【0017】さらに、蒸発器40を出た低圧低温ガス冷
媒は、第2の中間冷却器34を通過する間に第3の中間
冷却器16より供給される液状冷媒と熱交換して冷媒配
管46を通りロータリーコンプレッサ12の低段側圧縮
部12aに吸引される。
【0018】この低段圧縮部12aから吐出された一段
目の圧縮ガス冷媒は冷媒配管48を通り前述した如くア
キュムレータ22にて第3の中間冷却器16を出た低温
ガス冷媒と合流した後、冷媒配管32から高段圧縮部1
2bに吸引され、前述の様にさらに2段目の圧縮がなさ
れる。以後同様のサイクルが繰り返し行われることによ
り2段圧縮冷凍サイクル運転が維持されるものである。
【0019】上述の説明より明らかな如く、第3の中間
冷却器16において凝縮器14から供給される液状冷媒
を過冷却すると共に、キャピラリーチューブ38および
蒸発器40に流れる他方の冷媒をさらに第1の中間冷却
器20および第2の中間冷却器34において過冷却する
ことができる。
【0020】ここで、図1に示される2段圧縮冷凍装置
の制御動作の概要について説明する。
【0021】先ず、ロータリーコンプレッサ12は、イ
ンバータ回路50により回転数が制御される電動機部1
2cにより駆動制御される。
【0022】また、キャピラリーチューブ38の入口側
管部に第1の温度センサ52を設けると共に、蒸発器4
0の入口側管部と出口側管部には第2の温度センサ54
および第3の温度センサ56を夫々設け、これらの各温
度センサ52、54および56で検出された検出信号を
入力とするマイコンを含む制御回路58により第1の電
子膨張弁18および第2の電子膨張弁36の弁開度を制
御すると共に、インバータ回路50を介してロータリー
コンプレッサ12を周波数制御により駆動制御する。ま
た、各電子膨張弁18および36は図示されないステッ
ピングモータを含む弁駆動部19および37を備え、こ
の弁駆動部19および37により弁開度が自動調整され
る。
【0023】そして、キャピラリーチューブ38の入口
側管部を流れる冷媒を過冷却のとれた液状態にする必要
がある。もしも、十分に過冷却がとれていない場合や、
2相状態(液冷媒とガス冷媒の混合状態)の場合は、蒸
発器40の入口側温度が極端に低温となり、キャピラリ
ーチューブ38の入口側温度との温度差が大きくなる。
【0024】そのために、2段圧縮冷凍サイクルでは、
ロータリーコンプレッサ12の運転停止中に、過冷却サ
イクルにある冷媒が外気(周囲温度)によって温めら
れ、第2の電子膨張弁36の前に存在する液冷媒も過冷
却度が小さくなっている。そして、この第2の電子膨張
弁36の前段に存在する冷媒の過冷却度によって必要と
するキャピラリーチューブ38の長さが異なるものであ
る。ロータリーコンプレッサ12の運転開始と同時に過
冷却の効果が次第に出てきて、第2の電子膨張弁36の
前段の冷媒温度が下がり過冷却を取れるようになると、
それに合わせてキャピラリーチューブ38の長さを変え
る(=絞り量を変える)必要が生じる。この発明におい
ては、この切換変更を第2の電子膨張弁36を用いて適
切に行うものである。
【0025】また、ロータリーコンプレッサ12の停止
時にこの第2の電子膨張弁36を全閉することにより冷
媒回路を遮断して、蒸発器40に対する高圧側から低圧
側への冷媒の流入を阻止する。
【0026】即ち、ロータリーコンプレッサ12を冷凍
負荷に応じてインバータ回路50により回転数を制御す
る際、第2の温度センサ54および第3の温度センサ5
6により蒸発器40の入口側温度および出口側温度を夫
々検出し、その温度差から蒸発器40を流れる冷媒の加
熱度(スーパーヒート)を測定できる。例えば、加熱度
が大きすぎる(冷媒ガスが多い)場合は、第2の電子膨
張弁36を制御回路58の指令により開いて蒸発器40
に対する冷媒流入量を多くする。逆に、加熱度が小さ過
ぎる(冷媒液が多い)場合は、第2の電子膨張弁36を
マイコンを含む制御回路58の指令により絞って蒸発器
40に対する冷媒流入量を削減する。
【0027】このように、冷媒の加熱度に応じて第2の
電子膨張弁36を最適な弁開度に制御することによりキ
ャピラリーチューブ38との併用で、バランスのとれた
より効率的な2段圧縮冷凍サイクルを行うことができ
る。
【0028】次に、上述の制御動作を図2および図3に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】まず、スタートをし、ステップS1で蒸発
器40の入口側管部に設けた第2の温度センサ54の検
出温度が設定基準温度T1、例えば−22℃より高いか
否かを判断し、その結果が“YES”であればステップ
S3へ進み、“NO”であればスタートに戻る。
【0030】ステップS3では、第2の温度センサ54
の検出温度が更に設定基準温度T2、例えば−10℃よ
り高いか否かを判断し、その結果が“YES”であれば
ステップS5へ進みコンプレッサ12の運転周波数40
Hz以上の設定を行い、ステップS9でコンプレッサ1
2の運転を開始する。ステップS3で“NO”であれ
ば、ステップS9でコンプレッサ12の運転周波数40
Hzの設定を行いステップS9へ進む。
【0031】ステップS11では、コンプレッサ12の
運転開始後5秒経過したか否かを判断し、その結果が
“NO”であれば元に戻り、“YES”であれば、ステ
ップS13へ進み第1の電子膨張弁18の開度を全開の
20%、第2の電子膨張弁36の開度を全開(100
%)とする。
【0032】更に、ステップS15では、コンプレッサ
12の運転時間が、例えば120秒経過したか否かを判
断し、その結果が“NO”であれば元に戻り、“YE
S”であればステップS17へ進み、第2の電子膨張弁
36の開度を半開(50%)とする。
【0033】ステップS19では、蒸発器40の出口側
管部に設けた第3の温度センサ56による検出温度が設
定基準温度T1(−22℃)より低いか否かを判断し、
その結果が“YES”であればステップS21へ進み、
制御回路58からの制御指令に基づき弁駆動部37によ
り第2の電子膨張弁36を半開状態から1ステップ閉じ
て絞りステップS25へ進む。また、ステップS19に
おいて、“NO”であればステップS23で第2の電子
膨張弁36を半開状態から1ステップ開いて開度を大き
くしステップS25へ進む。
【0034】ステップS25では、第3の温度センサ5
6により検出される蒸発器40の出口温度が設定基準温
度T3、例えば−33℃以下であれば、ステップS27
へ進み、コンプレッサ12の運転を停止すると共に、第
1の電子膨張弁18および第2の電子膨張弁36を全閉
として一連の制御動作を終了し、以後同様の制御動作を
繰り返し実行する。
【0035】一方、ステップS25における判断結果
が、“NO”の場合、ステッップS29で10秒タイマ
ーを作動して、ステップS31で第1の温度センサ52
によりキャピラリーチューブ38の入口側温度T4、例
えば9℃を目標としたPID制御を行い、ステップS3
3では第1の電子膨張弁18を開閉調整してステップS
19に戻り、先に説明した一連の動作を行う。
【0036】以上の制御動作を冷凍冷凍庫に適用した場
合を事例として要約説明すると以下のようになる。 1)スタートからすステップS17まで コンプレッサ12の運転停止中、例えば冷凍冷蔵庫の冷
凍室・冷蔵室とも温度上昇しており、コンプレッサ12
始動直後は、冷却負荷としては大きい状態にある。その
ため、蒸発温度はそれほど低くなくても良いが大きな冷
凍能力を必要としている。
【0037】そこで、第2の電子膨張弁36を大きく開
くことにより、蒸発温度は高くなる(=蒸発圧力は高く
なる)が、蒸発器40に大量の冷媒を流せるため冷凍能
力は大きくなる。また、この電子膨張弁36近傍の冷媒
の状態は、過冷却がとれておらずガス状態であるが、膨
張弁開度を大きく開いているので冷媒流量が不足するこ
とはなく、蒸発器40に十分供給される。 2)ステップ19以降からエンドまで 上述の「スタートからステップS17まで」の行程で冷
凍室・冷蔵室ともにある程度まで冷却は進んでおり、更
に低温まで冷却するには蒸発温度をさらに低くしていく
(=蒸発圧力をさらに下げる)必要がある。
【0038】ここでは、第2の電子膨張弁36を少しず
つ閉めていく(絞る)のであるが、急激に閉め過ぎてし
まうと蒸発温度は下がるが、冷媒の流量が極端に低下
し、冷凍能力不足の状態に陥り、蒸発器の温度とともに
冷凍室・冷蔵室の温度が上昇してしまう。
【0039】そこで、蒸発器温度(出口側温度)の状態
をフィードバックしながら(ステップS19〜ステップ
S23)徐々にゆっくりと電子膨張弁36を閉じてい
く。 3)ステップS31からステップS33 この行程は、キャピラリーチューブ38に流入する冷媒
の過冷却度を安定して作り出すために中間冷却サイクル
(分流回路)の電子膨張弁18の開度を温度センサ52
の温度情報をもとに制御する。
【0040】以上説明したように、この発明によれば、
2段圧縮冷凍サイクルにおいて低圧圧力(=蒸発温度)
の調整を可能にする。また、冷媒が高圧部から蒸発器内
に流れ込むのを防止し、再運転時の各部温度安定までの
到達時間を短くできる。更に、この発明による2段圧縮
冷凍装置を冷凍冷蔵庫に適用した場合、扉の開閉などの
外乱により庫内温度が変化しても目標温度に最短時間で
到達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である2段圧縮冷凍装置の
制御方式を含む冷媒回路図である。
【図2】図1に示す2段圧縮冷凍装置の制御動作を示す
一部のフローチャートである。
【図3】図1に示す2段圧縮冷凍装置の制御動作を示す
他の一部のフローチャートである。
【符号の説明】
10 …2段圧縮冷凍装置 12 …2シリンダ型2段圧縮式ロータリーコンプレッ
サ 12a …低段側圧縮部 12b …高段側圧縮部 12c …電動機部 14 …凝縮器 16 …第3の中間冷却器 18 …第1の電子膨張弁 19 …弁駆動部 20 …第1の中間冷却器 34 …第2の中間冷却器 36 …第2の電子膨張弁 37 …弁駆動部 38 …キャピラリーチューブ 40 …蒸発器 50 …インバータ回路 52 …第1の温度センサ 54 …第2の温度センサ 56 …第3の温度センサ 58 …制御回路(マイコンを含む)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 貴志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小田 淳志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低段側圧縮部と高段側圧縮部を有する2段
    圧縮式コンプレッサ、凝縮器、第1の電子膨張弁、中間
    冷却器、第2の電子膨張弁、キャピラリーチューブおよ
    び蒸発器とを冷媒配管により接続して中間冷却サイクル
    と主冷却サイクルを含む冷凍サイクルを構成する2段圧
    縮冷凍装置において、 (a)前記蒸発器の入口側温度を検出する温度センサに
    よる検出温度と設定された各基準温度とを判定し、 (b)その結果に応じてインバータ手段により前記コン
    プレッサの運転周波数を設定して前記コンプレッサの運
    転を開始し、 (c)前記運転開始後に前記第1および第2の電子膨張
    弁の開度を所定開度に設定し、さらに (d)前記コンプレッサの運転を一定時間継続した後、
    前記第2の電子膨張弁の開度を半開にするようにした、
    2段圧縮冷凍装置の制御方法。
  2. 【請求項2】さらに、(e)前記蒸発器の出口側温度を
    検出する温度センサによる検出温度と前記基準温度とを
    判定し、その結果に応じて前記第2の電子膨張弁の開度
    調整を行い、 (f)前記温度センサによる検出温度が所定基準温度以
    下になった場合、前記コンプレッサの運転を停止すると
    共に、前記両電子膨張弁を全閉にするようにした、請求
    項1記載の2段圧縮冷凍装置の制御方法。
  3. 【請求項3】さらに、(g)前記温度センサによる検出
    温度が前記所定基準温度に達していない場合、前記キャ
    ピラリーチューブの入口側温度を検出する温度センサに
    よる所定温度を目標とするPID制御を行い、前記第1
    の電子膨張弁の開閉調整を行うようにした、請求項2記
    載の2段圧縮冷凍装置の制御方法。
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