JP2001268416A - 反射型撮像装置 - Google Patents

反射型撮像装置

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JP2001268416A
JP2001268416A JP2000072890A JP2000072890A JP2001268416A JP 2001268416 A JP2001268416 A JP 2001268416A JP 2000072890 A JP2000072890 A JP 2000072890A JP 2000072890 A JP2000072890 A JP 2000072890A JP 2001268416 A JP2001268416 A JP 2001268416A
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reflection
gear
optical axis
reflection type
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JP2000072890A
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English (en)
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Kenji Takahashi
健二 高橋
Joji Wada
穣二 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複雑な構造を有することなく、回
動動作の構造を簡単にし、背面方向も撮像可能な反射型
撮像装置を提供すること。 【解決手段】 反射型撮像装置10は、正面および背面に
設けられ、入射光軸Cを入力する、すなわち視野像を入
力する視野窓13a、13bと、正面および背面とも鏡から
なり、視野窓13a、13bからの視野像を反射させてCC
D11に導く反射鏡12とを備え、反射鏡12を回動させるこ
とにより、正面および背面から入射された入射光軸Cを
CCD11に導くようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、監視カ
メラ、医療用カメラなど小型カメラとして使用する撮像
装置に関し、特に、撮像範囲を正面と背面とを切換えて
使用する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話などの普及にともない、
携帯端末装置において、電子メールや画像情報などデー
タを送受信することが増えてきており、これらの携帯端
末において使用される画像入力装置としては、小型カメ
ラを使用するようになっている。
【0003】しかし、このような小型カメラは、携帯端
末装置に固定設置されていることが多く、その上、撮像
範囲の広いこと、使い勝手の良いこと、携帯する上で壊
れにくく耐久性の良いことが求められている。
【0004】従来、この種の撮像装置にあっては、撮像
装置のカメラ部を180度に回転させることにより、正
面、背面の撮像エリアをカバーするものがあり、その代
表的なものを図7に示す。
【0005】図7(a)、(b)に示す撮像装置1は、結
像された像を光電変換する撮像素子を有するカメラ部2
と、焦点および撮像範囲を調整するレンズ3と、光電変
換により得られた画像を送出する出力ケーブル4とを備
え、カメラ部2は、中心に回動軸5を有し、この回動軸
5を中心軸として180度に回動するようになってい
る。
【0006】このように、カメラ部2を180度に回動
させることにより、正面方向だけでなく、背面方向をも
撮像できるようにようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】しかしながら、上述のような撮像装置で
は、カメラ部自体を回動させることになるので、回動す
るカメラ部と固定部とを接続する配線が必要となり、し
たがって、回動動作をすることによって、回転時の屈曲
による配線寿命の低下を招き、また、カメラ部内部の電
気回路を有するプリント基板が頻繁に動かされ、故障率
が高くなるという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に、正面方向だけでなく背面方向をも撮像でき、回動動
作の構造を簡単にして回動動作による故障原因を取り除
くことができる撮像装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決する手段】上記目的を達するために、本発
明の請求項1記載の反射型撮像装置は、一方向から入射
する入射光軸に対して直角に設けられ結像された像を光
電変換する撮像素子と、表面および裏面に反射面を有
し、前記撮像素子の光軸上に設けられ前記入射光軸を反
射させることによって前記撮像素子に導く反射板と、前
記反射板を回動させ前記反射面を変えることによって、
他方向からの入射光軸を前記撮像素子に導くようにした
回動手段とを備えた構成を有している。この構成によ
り、撮像素子は回動せずに、他方向から入射された入射
光軸においても、撮像素子に入力することができるの
で、回動手段に複雑な構造および配線を有することな
く、一方向だけでなく他方向も容易に撮像範囲すること
ができる。
【0011】また、本発明の請求項2記載の反射型撮像
装置は、請求項1記載の反射型撮像装置において、前記
回動手段が、前記反射板の中心軸を回動軸として、前記
反射板を回動させるようにした構成を有している。この
構成により、撮像素子は回動せずに、他方向から入射さ
れた入射光軸においても、撮像素子に入力することがで
きるので、回動手段に複雑な構造および配線を有するこ
となく、一方向だけでなく他方向も容易に撮像範囲する
ことができる。
【0012】また、本発明の請求項3記載の撮像装置
は、請求項2記載の反射型撮像装置において、前記回動
手段が、回動ノブを有し、前記回動ノブが、本体外部表
面に配設された構成を有している。この構成により、回
動ノブによって、外部より反射板を任意に回動させるこ
とができ、反射板の反射面を容易に切換えることができ
る。
【0013】また、本発明の請求項4記載の反射型撮像
装置は、請求項1乃至3の何れかに記載の反射型撮像装
置において、前記反射板の一端部に設けられた歯車と、
前記歯車に対向して固着され前記歯車と噛合する平面歯
車とを設けた構成を有している。この構成により、反射
板が回動するとき、歯車を、平面歯車上を回動させるこ
とができ、反射板を滑らかに動かせることができるとと
もに、移動後、的確に任意の位置に反射板を固定するこ
とができる。
【0014】また、本発明の請求項5記載の反射型撮像
装置は、請求項1乃至4の何れかに記載の反射型撮像装
置において、前記反射板の回動位置を検出する検出手段
と、前記撮像素子に結像された像を電気的に反転する像
反転手段とを設け、前記検出手段で検出した検出情報に
基づいて前記像反転手段を動作させるようにした構成を
有している。この構成により、反射板の位置が検出でき
るので、撮像している方向がどちらか判断することがで
き、撮像方向が異なっても同位相で画像を出力すること
ができる。
【0015】また、本発明の請求項6記載の反射型撮像
装置は、請求項5記載の反射型撮像装置において、前記
検出手段が、前記反射板の端部に設けられた被検出部
と、前記端部の位置を検出する位置センサと、からなる
構成を有している。この構成により、反射板の端部の位
置を位置センサによって検出することができるので、反
射板の回動位置を検出することができる。
【0016】また、本発明の請求項7記載の反射型撮像
装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の反射型撮像装
置において、前記反射板の反射面に凸面鏡を用いるよう
にした構成を有している。この構成により、反射面を凸
面鏡に変更するだけで、容易に撮像範囲を広くすること
ができる。
【0017】また、本発明の請求項7記載の反射型撮像
装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の反射型撮像装
置において、前記反射板の反射面に凹面鏡を用いるよう
にした構成を有している。この構成により、反射面を凹
面鏡に変更するだけで、容易に被撮像体を拡大すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0019】図1〜6は、本発明に係る反射型撮像装置
の一実施形態を示す図である。
【0020】図1は、本発明に係る反射型撮像装置の背
面斜視図であり、図2(a)は、正面方向撮像時の反射
型撮像装置の断面図、図2(b)は、背面方向接像時の
反射型撮像装置の断面図である。
【0021】図1、図2に示すように、反射型撮像装置
10は、底部に結像された像を光電変換する撮像素子(以
下、CCDという)11を配設したカメラ筐体50と、反射
鏡12を配設した反射鏡筐体51とを備え、この反射鏡体51
の上部は、湾曲した上部湾曲部52を有し、反射鏡12の端
部が通る最外郭の弧軌道に沿うように形成されている。
また、カメラ筐体50と反射鏡筐体51は、像が透過できる
ように接合されている。
【0022】また、この反射型撮像装置10は、正面およ
び背面に設けられ、入射光軸Cを入力する、すなわち視
野像を入力する視野窓13a、13bと、正面および背面と
も鏡からなり、視野窓13a、13bからの視野像を反射さ
せてCCD11に導く反射鏡12とを備え、CCD11は、入
射光軸Cに直角に設けられている。
【0023】CCD11は、前面上部に撮像レンズ14を配
設し、CCD実装基板15に固定されている。また、CC
D11は、この撮像レンズ14を介し、反射鏡12によって反
射された視野像を結像して、この像を光電変換するよう
になっている。
【0024】反射鏡12は、CCD11の光軸C上の上部に
設けられた反射鏡筐体51に設けられている。この反射鏡
筐体51は、カメラ筐体50と接合されており、反射鏡筐体
51との接合面16は、光軸Cを透過する構造を有してい
る。
【0025】また、反射鏡12は、この反射鏡12の上下端
部に棒状部材17a、17bが接合されており、この棒状部
材17a、17bにより反射鏡12は担持されている。この反
射鏡12および棒状部材17a、17bは、本発明にかかる反
射板を構成している。
【0026】この棒状部材17a、17bの両端部には、支
柱部材18a、18bが設けられている。この支柱部材18a
は、棒状部材17aの一端部と、棒状部材17bの一端部に
接合されており、また、支柱部材18bは、棒状部材17a
の他端部と、棒状部材17bの他端部に接合されている。
【0027】この支柱部材18a、18bの中心部には、撮
像装置10の側面部に配設されている回動ノブ19の一部が
嵌合されており、この回動ノブ19を回動させることによ
って、反射鏡12を回動するようになっている。この嵌合
部に関しては後述する。
【0028】図3(a)に示すように、棒状部材17aの一
端部と支柱部材18aの一端部との接合面には、ローラ20
aが設けられており、このローラ20aは、反射鏡筐体51
の上部湾曲部52の内壁面に当接されている。反射鏡12が
回動ノブ19によって回動されるときは、ローラ20aは、
ローラ20a自体を回動させるとともに、上部湾曲部52の
内壁面に沿って移動するようになっている。
【0029】棒状部材17aの他端部と支柱部材18bの一
端部との接合面にも、ローラ20bが設けられており、ロ
ーラ20aと同様に、撮像装置10の上部湾曲部52の内壁面
に当接され、反射鏡12が回動ノブ19によって回動される
ときは、ローラ20bは、ローラ20b自体を回動させると
ともに、上部湾曲部52の内壁面に沿って移動するように
なっている。
【0030】また、図3(b)に詳示すように、棒状部
材17bの一端部と支柱部材18aの一端部との接合面に
は、ギヤローラ21aが設けられており、このギヤローラ
21aと、接合面16との当接面に、平面ギヤ22aが設けら
れている。ギヤローラ21aは、この平面ギヤ22aと噛合
しており、反射鏡12が回動されたとき、ギヤローラ21a
自体がギヤローラ21aの中心を回動軸として回動すると
ともに、平面ギヤ22a上を移動するようになっている。
【0031】同様にして、棒状部材17bの一端部と支柱
部材18bの一端部との接合面には、ギヤローラ21bが設
けられており、ギヤローラ21bと、接合面16との当接面
には、平面ギヤ22bが設けられている。また、ギヤロー
ラ21bは、この平面ギヤ22bと噛合しており、ギヤロー
ラ21aと同様に、反射鏡12が回動されたとき、ギヤロー
ラ21b自体がギヤローラ21bの中心を回動軸として回動
するとともに、平面ギヤ22b上を移動するようになって
いる。
【0032】したがって、反射鏡12の回動動作を任意の
位置で静止させたとしても、ギヤローラ21a、21bは、
平面ギヤ22a、22bに噛合されているので、ギヤローラ
21a、21bは、静止位置において固定され、反射鏡12を
任意の位置で固定することができるようになっている。
【0033】支柱部材18a、18b、回動ノブ19、ローラ
20a、20b、ギヤローラ21a、21b、平面ギヤ22a、22
bは、本発明に係る回動手段を構成しており、また、ギ
ヤローラ21a、21bおよび平面ギヤ22a、22bは、それ
ぞれ、本発明に係る歯車および平面歯車を構成してい
る。
【0034】ここで、反射鏡12を回動させるための回動
ノブ19の構造を図4を用いて説明する。
【0035】図4(a)は、回動ノブ19の斜視図であ
り、図4(b)は、支柱部材18aの中心に設けられ、長
方形の孔部を有する偏心孔30の断面図である。
【0036】図4(a)に示すように、回動ノブ19の回
動軸31の先端には、長方体の嵌合部32を有し、偏心孔30
に嵌合できるようになっている。また、この嵌合部32
は、2個のコイルバネ33a、33bによって、偏心孔30内
で挟持されている。
【0037】したがって、回動ノブ19を回動させると、
ローラ20a、20bは、上部湾曲部52に当接しながら、回
動するようになっているので、支持部材18aは接合面16
に向かって、圧力が生じるようになっている。このた
め、ギヤローラ21aと平面ギヤ22aの噛合面にも、ギヤ
ローラ21aから平面ギヤ22aに圧力が生じ、ギヤローラ
21aが平面ギヤ22aを押力をかけるとともに、回動する
ようになっている。
【0038】このとき、上述したように、回動軸31の位
置は固定されたまま、支柱部材18aの中心が偏心するよ
うになっているので、回動軸31は、位置ずれを生ずるこ
となく、反射鏡12を滑らかに回動させるように、反射鏡
12に回動力を伝達するようになっている。
【0039】また、平面ギヤ22aには、位置センサ23が
組込まれており、ギヤローラ21aが平面ギヤ22a上を回
動すると、この位置センサ23がギヤローラ21aの位置を
検出するようになっている。
【0040】この位置センサ23は、例えば、圧力で抵抗
値が変化するセンサの構造を有する。したがって、上述
のように、反射鏡12を回動させると、ギヤローラ21aか
ら平面ギヤ22aに圧力が生じるので、位置センサ23は、
圧力が生じた位置に抵抗値の変化を検出するようになっ
ている。また、この位置センサ23は、本発明に係る検出
手段を構成している。
【0041】次に、反射鏡12の部材について、図5を用
いて説明する。
【0042】通常、反射鏡12の部材としては、表面およ
び裏面とも平面鏡を用いるようになっているが、例え
ば、平面鏡の代わりに、凸面鏡および凹面鏡を用いる
と、表面部材を交換するだけで、撮像範囲の変更、およ
び、さまざまな撮像効果を得ることができる。
【0043】図5は、反射鏡12の部材の組合せの一部を
例示した図であり、ここでは、反射鏡に平面鏡、凸面鏡
および凹面鏡の3種類を用いている。
【0044】図5(a)は、表面に平面鏡、裏面に凸面
鏡を有したものであり、図5(b)は、表面に平面鏡、
裏面に凹面鏡を有したものであり、図5(c)は、表面
に凹面鏡、裏面に凸面鏡を有したものであり、図5
(d)は、表面および裏面とも凸面鏡を有したものであ
る。
【0045】反射鏡12に凸面鏡を用いると、図5(a)
に示すように、平面鏡を使用した時に比べて、視野角が
拡大するので、撮像範囲が広くなり、魚眼的な映像を取
得することができるようになっている。
【0046】また、反射鏡に凹面鏡を用いると、図5
(b)に示すように、視野角が減少するので、撮像範囲
は狭くなる一方、被写体は拡大される。
【0047】このように、平面鏡、凸面鏡および凹面鏡
を組合せることにより、容易に撮像範囲を変更すること
ができ、また、さまざまな撮像効果を簡単に得ることが
できるようになっている。
【0048】次に、図6の画像補正回路の系統図を用い
て、CCD11において取得した画像補正について説明す
る。
【0049】図6に示す画像補正回路40は、カメラ筐体
50に設けられ、CCD11において光電変換された画像デ
ータを補正し、出力するものである。
【0050】この画像補正回路40は、画像データをアナ
ログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換部41
と、画像データの上下および左右を反転する画像データ
反転部42と、画像反転部42から出力された画像データを
アナログ信号に変換し直すD/A変換部43と、画像反転
を行うかどうかの判断を行う中央演算処理装置(以下、
CPUという)44と、位置センサ23において取得した反
射鏡12の位置データをデジタル信号に処理する位置デー
タ処理部45と、位相データを格納するメモリ46とを備え
ている。
【0051】A/D変換部41は、CCD11で取得した画
像データをデジタル信号に変換し、画像反転部42に出力
するようになっている。
【0052】画像反転部42には、A/D変換部41におい
てデジタル信号に変換された画像データが入力され、C
PU44の指示に従って、この画像データの上下および左
右を反転するようになっている。また、画像反転部42
は、本発明に係る像反転手段を構成している。
【0053】D/A変換部43は、画像反転部42におい
て、画像反転された画像データをアナログ信号に変換し
て外部に画像補正した映像を出力するようになってい
る。
【0054】CPU44には、位置データ処理部45におい
てデジタル信号に変換された位置データが入力されるよ
うになっている。
【0055】例えば、このCPU44は、この位置データ
と、メモリ46に格納され、反射鏡12の位置と反射面とを
対応させた反射面情報を保持している位置データとを照
合し、使用している反射面を算出するようになってお
り、この算出結果より撮像方向を決定し、画像反転部42
を制御するようになっている。
【0056】このように本実施形態では、正面から入射
する入射光軸Cに対して直角に設けられ結像された像を
光電変換するCCD11と、表面および裏面に反射面を有
するとともに、CCD11の光軸上に設けられ、入射光軸
Cを反射させることによってCCD11に導く反射鏡12と
を備え、入射光軸Cが背面から入射されたとき、反射鏡
12を回動させ反射面を変えることによって、背面からの
入射光軸CをCCD11に導くようにしているので、CC
D11は回動せずに、背面から入射された入射光軸Cにお
いても、CCD11に入力することができ、複雑な構造お
よび配線を有することなく、容易に回動動作をすること
ができ、撮像範囲を広くすることができる。
【0057】また、本実施形態では、反射鏡12の中心軸
を回動軸とし、この回動軸に撮像装置10の外部表面にあ
る回動ノブ19を設けるようになっているので、回動ノブ
19によって、反射鏡12を任意に回動させることができ、
表面および裏面の撮像方向を容易に切換えることができ
る。
【0058】また、本実施形態では、反射鏡12の一端部
に設けられたギヤローラ21a、21bと、平面ギヤ22a、
22bとを設けるようになっているので、反射鏡12が回動
するとき、ギヤローラ21a、21bを、平面ギヤ22a、22
b上を回動させることができ、反射鏡12を滑らかに動か
せることができるとともに、移動後、的確に任意の位置
に反射鏡12を固定することができる。
【0059】また、本実施形態では、反射鏡12の回動位
置を検出する位置センサ23と、CCD11に結像された像
を電気的に反転する画像反転部42とを設け、位置センサ
23で検出した検出情報に基づいて画像反転部42を動作さ
せるようになっているので、反射鏡12の位置が検出でき
るとともに、撮像方向が異なっても同位相で画像を出力
することができる。
【0060】また、本実施形態では、反射鏡12の反射面
に凸面鏡および凹面鏡を用いるようになっているので、
反射面の部材を変更するだけで、容易に撮像範囲を変更
することができ、また、種々の撮像効果を得ることがで
きる。
【0061】なお、本実施形態において、反射鏡12の位
置センサ23として、圧力センサを用いているが、反射鏡
12の回動する端部に設けられた被検出部と、この端部の
位置を検出する位置センサとから構成されるようにして
もよい。
【0062】例えば、ギヤローラ21aの内部に被検出部
を設け、この被検出部に強磁性体を配設し、位置センサ
23に磁気センサを用いることにより、ギヤローラ21aの
位置を検出するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射型撮
像装置は、撮像素子は回動せずに、他方向から入射され
た入射光軸においても、撮像素子に入力することができ
るので、回動手段に複雑な構造および配線を有すること
なく、容易に回動動作をさせることができ、撮像方向を
切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射型撮像装置の一実施形態の背
面斜視図である。
【図2】(a)は、一実施形態の正面方向撮像時の断面
図であり、(b)は、この背面方向接像時の断面図であ
る。
【図3】(a)は、一実施形態の側面透視図であり、
(b)は、一実施形態のギヤローラと平面ギヤの噛合構
造を説明するための図である。
【図4】(a)は、一実施形態の回動ノブの斜視図であ
り、図4(b)は、支柱部材の中心部と回動ノブとの嵌
合部を説明するための図である。
【図5】(a)は、一実施形態の反射鏡において、表面
に平面鏡、裏面に凸面鏡を用いた図であり、(b)は、
表面に平面鏡、裏面に凹面鏡を用いた図であり、(c)
は、表面に凹面鏡、裏面に凸面鏡を用いた図であり、
(d)は、表面および裏面とも凸面鏡用いた図である。
【図6】一実施形態の画像補正回路の系統図である。
【図7】従来の反射型撮像装置の断面図である。
【符号の説明】
11 CCD(撮像素子) 12 反射鏡(反射板) 17a、17b 棒状部材(反射板) 18a、18b 支柱部材(回動手段) 19 回動ノブ(回動手段) 20a、20b ローラ(回動手段) 21a、21a ギヤローラ(回動手段、歯車) 22a、22b 平面ギヤ(回動手段、平面歯車) 23 位置センサ(検出手段) 42 画像反転部(像反転手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H054 AA01 BB02 2H101 AA00 5C022 AA01 AC42 AC51 AC78 5C024 BX04 BX07 CX00 EX41 GY01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向から入射する入射光軸に対して直
    角に設けられ結像された像を光電変換する撮像素子と、
    表面および裏面に反射面を有し、前記撮像素子の光軸上
    に設けられ前記入射光軸を反射させることによって前記
    撮像素子に導く反射板と、前記反射板を回動させ前記反
    射面を変えることによって、他方向からの入射光軸を前
    記撮像素子に導くようにした回動手段とを備えたことを
    特徴とする反射型撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記回動手段が、前記反射板の中心軸を
    回動軸として、前記反射板を回動させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の反射型撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記回動手段が、回動ノブを有し、前記
    回動ノブが、本体外部表面に配設されたことを特徴とす
    る請求項2記載の反射型撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記反射板の一端部に設けられた歯車
    と、前記歯車に対向して固着され前記歯車と噛合する平
    面歯車とを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の反射型撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記反射板の回動位置を検出する検出手
    段と、前記撮像素子に結像された像を電気的に反転する
    像反転手段とを設け、前記検出手段で検出した検出情報
    に基づいて前記像反転手段を動作させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の反射型撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段が、前記反射板の端部に設
    けられた被検出部と、前記端部の位置を検出する位置セ
    ンサと、から構成されたことを特徴とする請求項5記載
    の反射型撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記反射板の反射面に凸面鏡を用いるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載の反射型撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記反射板の反射面に凹面鏡を用いるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載の反射型撮像装置。
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