JP2001267991A - 送信装置、送信方法、通信システム及びその通信方法 - Google Patents

送信装置、送信方法、通信システム及びその通信方法

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JP2001267991A
JP2001267991A JP2000079377A JP2000079377A JP2001267991A JP 2001267991 A JP2001267991 A JP 2001267991A JP 2000079377 A JP2000079377 A JP 2000079377A JP 2000079377 A JP2000079377 A JP 2000079377A JP 2001267991 A JP2001267991 A JP 2001267991A
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transmission
transmitting
antenna
signal
transmission signal
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Ryuji Kono
隆二 河野
Kazunori Watanabe
和憲 渡辺
Mitsuharu Ishii
光治 石井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の送信信号を干渉しあう異なる送信ビー
ムにのせて送信し、受信側において送信信号を分離受信
し、受信信号間の相関関係に基づき、最尤推定によって
もとの送信信号を推定する送信装置及び通信システムを
実現する。 【解決手段】送信装置において、符号化手段は送信信号
を符号化し、少なくとも二つの送信信号S1とS2を生
成し、これらの送信信号を搬送波周波数に変調しそれぞ
れ重み付けてアンテナ素子に供給し、重みを制御するこ
とで空間的に部分的に重なり合ったビームによって変調
出力信号が送信される。受信装置において、伝送路適応
アンテナによって送信信号を分離受信し、少なくとも二
つの受信信号RS1とRS2を受信し、受信信号間の相
関関係に基づき、最尤推定法、例えば、ビタビ復号アル
ゴリズムを用いてもとの送信信号を推定することで、復
号信号の誤り率を低減させ、通信品質の改善を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナを用いて
送信信号を空間、時間アナログ符号化を行う送信装置、
当該送信装置を用いた通信システム、その送信方法及び
通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信においてアップリンク
(Uplink)とダウンリンク(Downlink)の通信量が異な
る、いわゆる非対称通信路への対応や、移動局側での装
置の簡素化、また、周波数の利用効率の向上などの観点
から、区間、時間において効率的な通信が要求される。
特に、次世代移動通信システムIMT2000の無線ア
クセスの方式として、W−CDMA(Wide band Code D
ivision Multiple Access)が採用されたことを受け
て、このW−CDMAのシステムの容量を増大させる有
力な技術として、複数のアンテナ素子を用いた送信ダイ
バシティ、または複数のアンテナ素子を用いた適応アン
テナアレイなどの方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方式では、送信側において複数の送信ビームで送信
する場合、ビーム間の干渉によって生じた送信信号の相
関性に関する検討がほとんど行われていない。さらに、
ビーム間の干渉による送信信号の相関性を積極的に利用
して通信効率の向上及び通信品質の改善をはかることは
なかった。このため、複数のビームを形成して送受信を
行ういわゆる空間ダイバシティの場合では、ビーム間の
干渉をできるだけ抑えて干渉を抑制することがほとんど
で、送信信号の相関性が有効に活用されていなかった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、複数の送信ビームを形成して信
号を送信する場合、ビーム間の重なり合いによって送信
信号に相関性を持たせて、受信側では分離受信した複数
の受信信号間の相関性を考慮して最尤推定によってもと
の送信信号を推定することによって、受信信号の誤り率
を低減でき、通信効率の向上及び通信品質の改善を実現
できる送信装置及び通信システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の送信装置は、送信信号を符号化し、少なく
とも第1送信信号と第2送信信号の二つの送信信号を生
成する符号化手段と、少なくとも第1ビームと第2ビー
ムの二つのビームが形成される送信アンテナと、上記第
1送信信号を上記第1ビームにのせて送信し、上記第2
送信信号を上記第2ビームにのせて送信する送信手段と
を有し、上記第1ビームと第2ビームのパターンは、部
分的に重なり合うように形成されている。
【0006】また、本発明では、好適には、上記送信ア
ンテナは、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナ
であり、上記送信手段は、上記搬送波周波数に変調した
上記第1送信信号と第2送信信号をそれぞれ所定の重み
で重み付けて、上記各アンテナ素子に供給する。
【0007】また、本発明では、好適には、上記各アン
テナ素子の重みを決定し、上記第1ビームと第2ビーム
それぞれのビームパターンを制御する重み決定手段を有
し、当該重み決定手段は、通信路の特性に応じて上記各
アンテナ素子の重みを決定する。
【0008】また、本発明の通信システムは、送信信号
を符号化し、少なくとも第1送信信号と第2送信信号の
二つの送信信号を生成する符号化手段と、少なくとも第
1送信ビームと第2送信ビームの二つのビームが形成さ
れる送信アンテナと、上記第1送信信号を上記第1送信
ビームにのせて送信し、上記第2送信信号を上記第2送
信ビームにのせて送信する送信手段と、通信路の伝搬歪
みを補償するビーム整形を行い、当該整形されたビーム
で上記送信アンテナによって送信された信号を受信する
受信アンテナと、上記受信アンテナの受信信号に応じ
て、最尤推定によってもとの送信信号を推定する復号手
段とを有し、上記第1送信ビームと第2送信ビームのパ
ターンは、部分的に重なり合うように形成されている。
【0009】また、本発明では、好適には、上記受信ア
ンテナは、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナ
である。
【0010】また、本発明では、好適には、上記受信ア
ンテナは、第1の受信ビームと第2の受信ビームが形成
され、当該第1受信ビームと第2受信ビームによって上
記送信アンテナによって送信された信号を分離して受信
する。
【0011】また、本発明では、好適には、上記復号手
段は、上記第1受信ビームによって受信した受信信号と
第2受信ビームによって受信した受信信号との相関関係
に基づいて、最尤推定、例えば、ビタビ復号処理によっ
て、もとの送信信号を推定する。
【0012】また、本発明の送信方法は、送信信号を符
号化し、少なくとも第1送信信号と第2送信信号の二つ
の送信信号を生成するステップと、上記第1送信信号と
第2送信信号をそれぞれ所定の搬送波周波数に変調する
ステップと、上記第1送信信号を第1の重みで重み付け
て、送信アンテナを構成する各アンテナ素子に供給し、
第1送信ビームを形成して送信し、上記第2送信信号を
第2の重みで重み付けて上記各アンテナ素子に供給し、
上記第1送信ビームと部分的に重なり合う第2送信ビー
ムを形成して送信するステップとを有する。
【0013】さらに、本発明の通信方法は、送信信号を
符号化し、少なくとも第1送信信号と第2送信信号の二
つの送信信号を生成するステップと、上記第1送信信号
と第2送信信号をそれぞれ所定の搬送波周波数に変調す
るステップと、上記第1送信信号を第1の重みで重み付
けて、送信アンテナを構成する各アンテナ素子に供給
し、第1送信ビームを形成して送信し、上記第2送信信
号を第2の重みで重み付けて上記各アンテナ素子に供給
し、上記第1送信ビームと部分的に重なり合う第2送信
ビームを形成して送信するステップと、通信路の伝搬歪
みを補償するビーム整形を行い、当該整形されたビーム
で上記送信アンテナによって送信された信号を受信する
ステップと、上記受信アンテナの受信信号に応じて、最
尤推定によってもとの送信信号を推定するステップとを
有する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る通信システム
の一実施形態を示す構成図である。図示のように、本実
施形態の通信システムは、送信装置100、通信路20
0、及び受信装置300によって構成されている。
【0015】送信装置100において、送信信号Si
符号化され、さらに搬送波周波数に変調され、複数のア
ンテナ素子からなるアンテナアレイによって送信され
る。送信アンテナによって送信された信号が、通信路2
00を介して受信装置300に伝送される。
【0016】通信路は、送信装置100と受信装置30
0の間の電波の伝搬経路である。通常、通信路200の
伝搬特性は一定ではなく、時間的に変化する。特に、移
動通信システムの場合、例えば、送信装置100が基地
局、受信装置300が移動通信端末で、かつ受信装置3
00が移動しながら通信を行う場合に、通信路200の
伝搬特性、または歪み特性は常に変化する。
【0017】受信装置300において、受信アンテナに
よって受信した信号が復調され、さらに復号処理によっ
て復号され、もとの送信信号にもっとも近い復号信号S
O が出力される。通常、通信路200の歪みによって、
復号信号SO がもとの送信信号を完全に復元することは
なく、一定の誤り率で誤りが生じる。送信装置100で
行われる符号化処理及び受信装置300において行われ
る復号処理によって、復号信号SO の誤り率が低減され
る。
【0018】図1に示すように、本実施形態の送信装置
100では、複数のアンテナ素子によって構成されたア
ンテナアレイによって、複数の送信ビームが形成される
(図1では、一例として2つのビームB1とB2を示し
ている)。ビームB1,B2は、互いのビームパターン
の一部分が、空間的に重なり合っている。即ち、ビーム
B1とB2によって送信された信号は、アンテナアレイ
のビームパターンに応じて互いに干渉しあって、相関関
係を有する。
【0019】図2は、送信装置100の一構成例を示し
ている。図示のように、送信装置100は、符号化回路
110、変調回路120、ビーム制御回路130及びア
ンテナアレイ140によって構成されている。以下、図
2を参照しつつ、送信装置100の各部分の構成及び機
能について詳細に説明する。
【0020】符号化回路110は、入力信号Si に対し
て、所定の符号化方式によって符号化を行い、少なくと
も二つの異なるデータ列(ビットストリーム(Bit Stre
am)とも呼ばれる)D1,D2が出力される。なお、本
実施形態では、符号化回路110における符号化方式及
び出力されるデータ列の数が特に限定されるものではな
く、必要に応じて最適な符号化方式が選択される。ま
た、選択された符号化方式に従って、出力されるそれぞ
れのデータ列のビットレート(Bit Rate)が異なる。例
えば、符号化回路110において、入力信号Si に応じ
て畳み込み符号化によって、符号化率1/2のデータ列
D1が生成され、また、データ列D1の生成と並行に、
入力信号Si に応じて他の畳み込み符号化によって、符
号化率1/3のデータ列D2が生成される。このため、
符号化回路110によって出力される二つのデータ列D
1とD2のビットレートr1とr2が異なり、この例で
は、r1/r2=2/3である。
【0021】符号化回路110によって出力されたデー
タ列D1とD2がそれぞれ変調回路120によって搬送
波周波数に変調される。なお、変調回路120におい
て、例えば、CDMA通信方式のように、拡散符号列を
用いて送信信号の周波数スペクトル拡散を行うことがで
きる。
【0022】周波数変調の結果、搬送波周波数に変調さ
れた二つの送信信号S1とS2が生成され、それぞれビ
ーム制御回路130に供給される。ビーム制御回路13
0は、それぞれのアンテナ素子の重みを制御し、各アン
テナ素子の重みに応じてアンテナアレイ130のビーム
パターンを制御する。ビーム制御回路130は、与えら
れた重み関数に応じて各アンテナ素子に供給する送信信
号の振幅及び位相を制御することによって、アンテナア
レイ140のビームパターンを制御する。
【0023】アンテナアレイ140は、複数のアンテナ
素子によって構成されている。ビーム制御回路130に
よって、それぞれのアンテナ素子に重み付けされた送信
信号が供給されるので、各アンテナ素子の重みに応じて
送信時のビームパターンが制御される。アンテナ素子に
供給される信号の重みの制御は、重み関数または重みベ
クトルに従って行われる。
【0024】図3は、アンテナアレイの送信ビームパタ
ーンの一例を示すグラフである。図示のように、アンテ
ナパターンには、二つのビームB1とB2が形成されて
いる。ここで、ビームB1とB2のメインローブのピー
ク方向をそれぞれθ1,θ2とすると、図3の例では、
θ1=0、θ2=10度である。
【0025】図3に示すビームパターンB1及びB2を
形成するには、各アンテナ素子にそれぞれ重みベクトル
W1,W2に応じて振幅及び位相が制御された送信信号
を供給すればよい。ここで、アンテナアレイ130を構
成するアンテナ素子の数をnとすると、重みベクトルW
1とW2は、次式に示すように、それぞれn次元のベク
トルによって表すことができる。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】ビーム制御回路130は、重みベクトルに
従って、送信信号を重み付けて各アンテナ素子に供給す
る。図4は、ビーム制御回路130の一構成例を示す回
路図である。この例においてビーム制御回路130は、
二つの重みベクトルW1及びW2に応じて、変調回路1
20によって出力された二つの送信信号S1とS2それ
ぞれの振幅、位相を制御して各アンテナ素子に供給す
る。
【0029】図4に示すように、ビーム制御回路130
は、複素乗算器131−1,131−2,…,131−
n,132−1,132−2,…,132−n,加算器
133−1,133−2,…,133−nによって構成
されている。
【0030】ここで、重みベクトルW1を〔w1
(1),w1(2),…,w1(n)〕として、重みベ
クトルW2を〔w2(1),w2(2),…,w2
(n)〕として表記する。変調出力信号S1は、複素乗
算器131−1,131−2,…,131−nによっ
て、それぞれ重みベクトルW1のn個構成要素w1
(1),w1(2),…,w1(n)との乗算が行われ
る。同様に、変調信号S2は、複素乗算器132−1,
132−2,…,132−nによって、それぞれ重みベ
クトルW2のn個の係数w2(1),w2(2),…,
w2(n)との乗算が行われる。
【0031】乗算器131−1,132−1の出力が加
算器133−1によって加算され、アンテナ素子141
−1に供給され、乗算器131−2,132−2の出力
が加算器133−2によって加算され、アンテナ素子1
41−2に供給され、…、乗算器131−n,132−
nの出力が加算器133−nによって加算され、アンテ
ナ素子141−nに供給される。
【0032】アンテナ素子141−1,141−2,
…,141−nは、加算器133−1,133−2,
…,133−nによって供給された信号に応じて電波を
発生し、空間に放射する。この結果、アンテナアレイ1
40によって二つの送信ビームB1とB2が生成され、
変調回路120によって出力された二つの変調信号S
1,S2がそれぞれ異なる送信ビームB1,B2にのせ
て送信される。
【0033】ビームB1とB2は、例えば、図3に示す
パターンを有する。即ち、ビームB1とB2は、空間的
にそれぞれの一部分が互いに重なり合っている。このた
め、ビームB1とB2にのせて送信された送信信号S1
とS2は、互いに干渉しあって、相関関係を持つ。ここ
で、ビームB1とB2の間の干渉量をそれぞれαとβと
する。即ち、ビームB1に対するビームB2の干渉量を
αとし、ビームB2に対するビームB1の干渉量をβと
する。
【0034】ここで、ビームB1及びB2を形成するた
めのステアリングベクトル(Steering Vector )をそれ
ぞれA1(=〔a1(1),a1(2),…,a1
(n)〕)及びA2(=〔a2(1),a2(2),
…,a2(n)〕)とすれば、干渉量α、βをそれぞれ
次式によって求められる。
【0035】
【数3】
【0036】
【数4】
【0037】式(3)及び式(4)において、A1T
A2T は、それぞれステアリングベクトルA1,A2の
転置行列を示す。
【0038】ビームB1とB2間の干渉量α,βに基づ
いて本実施形態の送信装置の数学的なモデルを図5に示
すことができる。図示のように、送信信号Si が符号化
回路110によって符号化され、変調され、二つの変調
出力信号S1とS2が出力される。これらの変調出力信
号がそれぞれアンテナアレイ140のビームB1とB2
にのせて送信されるので、ビームB1によって送信され
た信号にビームB2によって送信された信号が混入さ
れ、同様に、ビームB2によって送信された信号にビー
ムB1によって送信された信号が混入される。
【0039】ここで、変調回路120によって出力され
た二つの変調出力信号をそれぞれS1(t),S2
(t)とし、変調出力信号S1(t),S2(t)がそ
れぞれビーム制御回路130に入力される。ビーム制御
回路130によって、重みベクトルに応じて重み付けさ
れた送信信号が各アンテナ素子に供給され、各アンテナ
素子によって形成される送信ビームB1とB2によって
空間に放射される。送信ビームB1とB2が互いに干渉
しあった結果、ビームB1及びB2のメインローブ方向
における放射信号X1(t)とX2(t)をそれぞれ次
式によって表すことができる。
【0040】
【数5】 X1(t)=S1(t)+αS2(t)…(5)
【0041】
【数6】 X2(t)=S2(t)+βS1(t)…(6)
【0042】このように、ビームB1とB2によって送
信された二つの信号S1(t)とS2(t)が互いに干
渉しあって空間に放射される。このため、受信側におい
て、例えば、二つまたは二つ以上の受信ビームが形成さ
れた受信アンテナによって送信信号を分離受信する結
果、受信された少なくとも二つの信号間に相関関係を持
つ。受信信号の相関関係に応じて、最尤推定、例えば、
ビタビ復号することによって、復号信号の誤り率を低減
することができ、通信システムの信頼性の向上を実現で
きる。
【0043】図6は、本実施形態の送信装置の他の構成
例を示している。図示のように、この送信装置100a
において、符号化回路110aが図2に示す送信装置の
符号化100と異なる点を除けば、他の各構成部分は、
図2に示す送信回路100とほぼ同じである。
【0044】送信装置100aは、遅延回路112によ
って構成されている。入力信号Siは、例えば、所定の
情報源データに基づいて生成されたデータ列である。こ
の入力信号Si が一方そのまま、データ列D1として変
調回路120に入力され、他方遅延回路112に入力さ
れる。遅延回路112によって、入力されたデータ列の
各ビットが所定の遅延時間で遅延して、入力信号Si
比べて時間軸上で遅れたデータ列D2が生成され、変調
回路120に入力される。
【0045】上述したように、この送信装置100aに
おいて、符号化回路100aは、入力信号Si に対し
て、その遅延信号をもとの信号に併せて、符号化したデ
ータ列として変調回路120に供給される。
【0046】符号化回路110a以降の各部分回路は、
図2に示す送信装置100のそれぞれの部分とほぼ同じ
構成を有し、同じように機能する。即ち、変調回路12
0によって、入力された二つのデータ列D1とD2に応
じて、所定の搬送波周波数に変調した変調出力信号S1
とS2が生成され、ビーム生成回路130に出力され
る。ビーム生成回路130によって、所定の重みベクト
ルに応じて、アンテナアレイ140の各アンテナ素子に
供給する信号が生成される。アンテナアレイ140にお
いて、各アンテナ素子によって供給される信号に応じた
電波が空間に放射されるので、重みベクトルによって設
定されたビームパターンで電波信号が放射され、空間的
に部分的に重なり合った二つの送信ビームによって電波
信号が送信される。
【0047】即ち、本例の符号化回路110aを用いる
ことによって、入力信号を所定の遅延時間で遅らせた遅
延回路112を用いて、もとの情報データを時間軸上遅
延回路112の遅延時間分だけずらして二重送信され
る。例えば、もとの信号とその遅延信号がそれぞれ異な
るビームにのせて送信することによって、受信装置にお
いて二つのビームによって送信された信号をそれぞれ分
離受信すると、受信された二つの信号が互いに相関関係
を有する。この相関関係に基づき、受信装置では、最尤
推定、例えば、ビタビ復号によって受信信号をそれぞれ
復号することによって、復号によって再生された信号の
誤り率が大幅に低減されるので、通信システムの信頼性
の向上がはかれる。
【0048】図7は、送信装置の他の構成例を示してい
る。図示のように、この例において送信装置100b
に、ビーム制御回路130に重みベクトルW1とW2を
提供する重みベクトル決定回路150が設けられてい
る。上述したように、ビーム制御回路130において、
与えられた重みベクトルに応じて変調出力信号S1,S
2の振幅、位相をそれぞれ変えた信号をアンテナアレイ
140の各アンテナ素子に供給することによって、所定
のビームが形成される。例えは、二つの重みベクトルW
1,W2に応じて、空間的に部分的に重なり合った二つ
のビームが形成され、これらのビームにそれぞれ変調出
力信号をのせて送信することによって、一定の相関関係
を持つ信号が送信される。そして、受信側において、二
つのビームによって送信された信号をそれぞれ受信し
て、これらの受信信号間の相関関係に基づき、最尤推
定、例えば、ビタビ復号を行うことでもとの送信信号を
推定する。
【0049】実際では、送受信装置間の通信路の状況が
絶えず変化する。特に移動体通信システムの場合、受信
装置が例えば、移動通信端末の場合、送信装置と受信装
置間の通信路が常に変化するので、送信側では、固定の
重みベクトルに基づき送信アンテナのビームを制御する
と、通信路の変化に対応できず、通信品質が低下するお
それがある。このため、通信路の状況に応じて送信アン
テナのビームを適応させることが望まれる。これを実現
する一つの方法として、本例のように、重みベクトル決
定回路を設けて、通信路の変化に応じて最適に設定した
重みベクトルをビームを制御回路に提供することが有効
である。
【0050】図7において、重みベクトル決定回路15
0は、通信路の特性に応じて最適な重みベクトルW1と
W2を決定し、ビーム制御回路130に提供する。通信
路の特性の推定は、送受信装置の間に既知の信号を伝送
することによって実現できる。例えば、通信を開始する
前に、送信装置100から所定のパイロット信号を送信
する。なお、このパイロット信号は、所定の取り決めに
よって決定された信号であり、送受信装置両方にとって
既知であることが必要である。受信装置では受信したパ
イロット信号に応じて通信路における歪み特性などを推
定することが可能である。そして、受信装置によって推
定した通信路の特性を送信側に送信し、重みベクトル決
定回路150は、受信装置から受け取った推定結果に応
じて通信路の歪み特性を知ることができ、これに応じて
最適な重みベクトルを設定することができる。また、受
信装置の簡略化のために、受信装置では、通信路特性の
推定を行わず、単に受信したパイロット信号を送信装置
に返送することもできる。この場合、送信装置は、受信
装置から返送されてきパイロット信号に基づき、通信路
の歪み特性を推定することができ、当該推定の結果に応
じて重みベクトル決定回路150は、最適な重みベクト
ルを設定することができる。
【0051】通信開始後、所定の時間間隔において、送
信装置によってパイロット信号を送信信号に挿入して送
信される。これに基づき、受信装置または送信装置によ
って、一定の時間間隔で通信路特性を推定することがで
きるので、移動体通信などの場合に、通信路の歪み特性
の変化に応じて最適な重みベクトルを動的に設定でき
る。
【0052】なお、重みベクトルの決定方法は、上述し
た例に限られることはない。例えば、経験的に通信路特
性の変化パターンなどが既知の場合、予め通信路特性の
取りうる値に応じて複数の重みベクトルを算出して記憶
装置に格納する。通信を行うとき、経験的に最適な重み
ベクトルを記憶装置から読み出して、それに基づいてビ
ーム制御を行うことによって、上述した例のようにリア
ルタイム(実時間)に重みベクトルを最適に制御するこ
とができなくても、一定の誤差範囲内に重みベクトルを
適切に設定可能である。
【0053】次に、本発明の通信システムにおける受信
装置300について説明する。図8は、受信装置300
の一構成例を示す図である。図示のように、受信装置3
00は、受信アンテナ310、周波数変換回路320及
び復号回路330によって構成されている。
【0054】受信アンテナ310は、送信装置100に
よって送信された電波信号を受信し、受信信号を周波数
変換回路320に供給する。ここで、受信アンテナ31
0は、一つのアンテナ、または複数のアンテナ素子から
なるアンテナアレイによって構成することができる。受
信アンテナは、通信路の歪みを補償できるよう、その特
性、例えば、ビームパターンが最適に制御される。即
ち、受信アンテナを空間フィルタと見なすことができ、
この空間フィルタは、通信路特性と逆の特性を持つよう
に制御される。これによって、通信路によって生じた歪
みが受信アンテナによって抑制され、空間領域において
受信信号の等化処理が行われる。受信アンテナ310の
最も好適な例として、アダプティブアレイアンテナ(適
応アレイアンテナ)が挙げられる。
【0055】受信アンテナ310によって受信した信号
が周波数変換回路320に供給され、周波数変換が行わ
れる。周波数変換の結果搬送波周波数から、例えば、ベ
ースバンドに変換された受信信号が出力される。ここ
で、例えば、送信装置によって、二つの送信信号S1と
S2がそれぞれ異なるビームにのせて送信され、受信ア
ンテナ310によって、受信信号を空間的に分離して、
送信側の二つのビームに対応してそれぞれ二つの受信信
号RS1,RS2が受信される。受信信号RS1とRS
2がそれぞれ周波数変換回路320によって周波数変換
され、二つの受信データ列RD1とRD2が出力され
る。
【0056】送信装置100によって送信された信号
は、送信アンテナアレイ140のビームの重なり合いに
よって、互いに相関関係を持つ。即ち、受信装置300
において、受信アンテナ310によって受信した二つの
信号RS1,RS2が互いに相関関係を持つ。このた
め、周波数変換回路320から出力された二つのデータ
列RD1とRD2の間にも相関関係を有する。
【0057】復号回路330は、最尤推定法、例えば、
ビタビ復号に基づいて、周波数変換によって得られた二
つのデータ列RD1,RD2に応じて、送信装置100
によって送信されたもの送信情報、即ち図2に示す送信
信号Si にもっとも近い復号信号SO を推定する。
【0058】ビタビ復号アルゴリズムに基づいて構成さ
れた復号回路は、受信されたデータ列の各状態に基づ
き、各状態に遷移するパスでの尤度関数として、符号間
の距離を表すメトリックを計算し、時間的な遷移をたど
りながら各時点の候補から受信信号との尤度が最大とな
るものを選択し、最終的にもっとも尤度の高いデータ列
を送信側によって送信されたもとの情報系列として推定
する。この場合、得られたデータ列は、復号過程でパス
が確定した時点の出力であり、これに対応する情報デー
タは、この出力に対する入力系列を逆に求めることで得
られる。このように、ビタビ復号アルゴリズムを用いる
ことで、最大尤度のデータ列をトレリス線図を用いて効
果的に探索することが可能である。
【0059】図9は、図8に示す受信装置300の復号
回路330の復号処理に使われるトレリス線図を示して
いる。復号回路330は、ビタビ復号アルゴリズムに基
づき、図9に示すトレリス線図を用いて、受信されたデ
ータ列に応じて元の送信信号の推定信号SO を求めるこ
とができる。
【0060】図10は、本実施形態の通信システムのビ
ット誤り率(BER:Bit Error Rate)をコンピュータ
シミュレーションによって算出した結果を示すグラフで
ある。ここで、比較のために、従来のダイバシティ送信
を行う場合のビット誤り率も同時に表示している。
【0061】ここで、コンピュータシミュレーションの
条件として、通信路は、レイリーフェージング環境であ
る。送信装置の送信アンテナアレイによって形成された
二つの送信ビームB1とB2の干渉量αとβが等しく、
且つ、α=β=0.7994である。なお、送信ビーム
B1とB2の干渉量は、受信装置では既知の情報とす
る。
【0062】送信アンテナアレイは、6個のアンテナ素
子によって構成されたアンテナアレイであり、また、受
信アンテナは、6個のアンテナ素子によって構成された
アンテナアレイである。送信アンテナアレイによって、
二つの送信ビームB1とB2が形成され、送信ビームB
1とB2のメインローブの角度を、それぞれ0度と5度
とする。受信側において、受信アンテナアレイによっ
て、受信信号を空間的に分離して受信する。受信アンテ
ナアレイによって二つの受信ビームが形成され、これら
の受信ビームのメインローブの角度を、それぞれ0度と
10度とする。
【0063】図10に示すように、受信信号の信号対雑
音比SNR(例えば、受信信号電力と雑音の平均電力と
の比)が増大するにつれて、受信信号のビット誤り率が
低下していく。同じ送受信条件及び通信路環境におい
て、本発明による送受信方式は、従来のダイバシティ送
信方式に比べて、ビット誤り率が低く抑制される。即
ち、本発明の通信方式によって、受信信号の誤りが少な
くなり、通信システムの信頼性の向上を実現できる。
【0064】上述した本発明の実施形態においては、送
信装置100及び受信装置300がアレイアンテナを用
いて、複数のビームを形成して信号の送受信を行う。本
発明は、これに限定されるものではなく、アレイアンテ
ナの他に、ビームパターンを任意に制御可能な他のアン
テナを用いることも可能である。即ち、送信装置100
において、互いに部分的に重なり合った複数の送信ビー
ムを形成し、送信信号をそれぞれのビームにのせて送信
ことによって、空間・時間的にアナログ符号化された信
号を送信することができる。受信装置300において、
複数の受信ビームによって互いに相関関係を持つ少なく
とも二つの信号を分離受信し、最尤推定によってもとの
送信信号を推定できる。
【0065】なお、受信側における分離受信は、受信ア
ンテナのビームによって空間的に行うことに限られず、
時間あるいは周波数軸上で行うことができる。例えば、
図6に示す送信装置100aによって、時間的にずらし
て送信された二つの送信信号に対して、受信側では時間
的に分離受信することで、互いに相関関係をもつ二つの
信号を受信できる。また、送信側において、異なる周波
数に変調された二つの信号がそれぞれ異なる送信ビーム
によって送信された場合、受信側では、送信信号の周波
数の違いによって二つの信号を分離受信することも可能
である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信装置
及び通信システムによれば、送信側では互いに一部分が
重なり合った複数のビームが形成された送信アンテナを
用いて、異なる符号化処理で符号化した送信信号をそれ
ぞれ複数の送信ビームにのせて送信し、受信側では、そ
れぞれの信号を分離受信して、受信信号の間の相関関係
を考慮して、最尤推定によってもとの送信信号を復号す
ることで、復号信号の誤り率を低減でき、通信システム
効率の向上及び通信品質の改善を実現できる。また、受
信装置における最尤推定としてビタビ復号処理を行うこ
とによって、実時間で復号を実現でき、受信装置の簡略
化及び復号処理の高速化を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムの一実施形態を示す
回路図である。
【図2】本発明の通信システムにおける送信装置の一構
成例を示す図である。
【図3】アンテナビームパターンの一例を示すグラフで
ある。
【図4】送信装置におけるビーム制御回路の一構成例を
示す回路図である。
【図5】送信装置の数学的なモデルを示す概念図であ
る。
【図6】本発明の送信装置の他の構成例を示す図であ
り、符号化回路は遅延回路を用いて構成された例であ
る。
【図7】重み関数を求める重みベクトル決定回路を含む
送信装置の一構成例を示す図である。
【図8】受信装置の一構成例を示す図である。
【図9】受信装置の復号回路におけるビタビ復号のトレ
リス線図を示す図である。
【図10】本発明の通信方式と従来のダイバシティ送信
方式とのビット誤り率を比較するグラフである。
【符号の説明】 100…送信装置、 110…符号化回路、 120…変調回路、 130…ビーム制御回路、 131−1,131−2,…,131−n…乗算器、 132−1,132−2,…,132−n…乗算器、 133−1,133−2,…,133−n…加算器、 140…アンテナアレイ、 141−1,141−2,…,141−n…アンテナ素
子、 200…通信路、 300…受信装置、 310…受信アンテナアレイ、 320…周波数変換回路、 330…復号回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 13/00 H04L 1/00 B H04L 1/00 H04J 13/00 A (72)発明者 石井 光治 神奈川県横浜市保土ヶ谷区常磐台56−27 ホズミハイツ201 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 EA04 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA24 FA31 FA32 GA02 HA05 HA10 5K014 AA01 BA11 HA05 HA10 5K022 EE02 EE22 EE32 5K059 AA08 BB08 CC09 DD32 DD33 EE02

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信信号を符号化し、少なくとも第1送信
    信号と第2送信信号の二つの送信信号を生成する符号化
    手段と、 少なくとも第1ビームと第2ビームの二つのビームが形
    成される送信アンテナと、 上記第1送信信号を上記第1ビームにのせて送信し、上
    記第2送信信号を上記第2ビームにのせて送信する送信
    手段とを有し、上記第1ビームと第2ビームのパターン
    は、部分的に重なり合うように形成されている送信装
    置。
  2. 【請求項2】上記送信アンテナは、複数のアンテナ素子
    からなるアレーアンテナである請求項1記載の送信装
    置。
  3. 【請求項3】上記送信手段は、所定の搬送波周波数に変
    調した上記第1送信信号と第2送信信号をそれぞれ所定
    の重みで重み付けて、上記各アンテナ素子に供給する請
    求項2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】上記各アンテナ素子の重みを決定し、上記
    第1ビームと第2ビームそれぞれのビームパターンを制
    御する重み決定手段を有する請求項3記載の送信装置。
  5. 【請求項5】上記重み決定手段は、通信路の特性に応じ
    て上記各アンテナ素子の重みを決定する請求項4記載の
    送信装置。
  6. 【請求項6】上記符号化手段は、上記送信信号を所定の
    遅延時間で遅延する遅延回路を含む請求項1記載の送信
    装置。
  7. 【請求項7】送信信号を符号化し、少なくとも第1送信
    信号と第2送信信号の二つの送信信号を生成するステッ
    プと、 上記第1送信信号と第2送信信号をそれぞれ所定の搬送
    波周波数に変調するステップと、 上記第1送信信号を第1の重みで重み付けて、送信アン
    テナを構成する各アンテナ素子に供給し、第1送信ビー
    ムを形成して送信し、上記第2送信信号を第2の重みで
    重み付けて上記各アンテナ素子に供給し、上記第1送信
    ビームと部分的に重なり合う第2送信ビームを形成して
    送信するステップとを有する送信方法。
  8. 【請求項8】通信路の特性に応じて、上記第1の重み及
    び上記第2の重みを決定する請求項7記載の送信方法。
  9. 【請求項9】送信信号を符号化し、少なくとも第1送信
    信号と第2送信信号の二つの送信信号を生成する符号化
    手段と、 少なくとも第1送信ビームと第2送信ビームの二つの送
    信ビームが形成される送信アンテナと、 上記第1送信信号を上記第1送信ビームにのせて送信
    し、上記第2送信信号を上記第2送信ビームにのせて送
    信する送信手段と、 所定の受信ビームが形成され、当該受信ビームを用いて
    上記送信アンテナによって送信された信号を受信する受
    信アンテナと、 上記受信アンテナの受信信号に応じて、最尤推定によっ
    てもとの送信信号を推定する復号手段とを有し、上記第
    1送信ビームと第2送信ビームのパターンは、部分的に
    重なり合うように形成されている通信システム。
  10. 【請求項10】上記送信アンテナは、複数のアンテナ素
    子からなるアレーアンテナである請求項9記載の通信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】上記送信手段は、所定の搬送波周波数に
    変調した上記第1送信信号と第2送信信号をそれぞれ所
    定の重みで重み付けて、上記各アンテナ素子に供給する
    請求項10記載の通信システム。
  12. 【請求項12】上記各アンテナ素子の重みを決定し、上
    記第1ビームと第2ビームそれぞれのビームパターンを
    制御する重み決定手段を有する請求項11記載の通信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】上記重み決定手段は、通信路の特性に応
    じて上記各アンテナ素子の重みを決定する請求項12記
    載の通信システム。
  14. 【請求項14】上記受信アンテナは、複数のアンテナ素
    子からなるアレーアンテナである請求項9記載の通信シ
    ステム。
  15. 【請求項15】上記受信アンテナは、通信路の伝搬歪み
    に応じて上記受信ビームのビームパターンを整形する請
    求項9記載の通信システム。
  16. 【請求項16】上記受信アンテナによって受信した信号
    を分離する分離受信手段を有する請求項9記載の通信シ
    ステム。
  17. 【請求項17】上記復号手段は、上記分離受信手段によ
    って出力された少なくとも二つの受信信号間の相関関係
    に基づいて、もとの送信信号を推定する請求項16記載
    の通信システム。
  18. 【請求項18】上記受信アンテナは、第1受信ビームと
    第2受信ビームが形成され、当該第1受信ビームと第2
    受信ビームによって上記送信アンテナによって送信され
    た信号を分離して受信する請求項9記載の通信システ
    ム。
  19. 【請求項19】上記復号手段は、上記第1受信ビームに
    よって受信した受信信号と第2受信ビームによって受信
    した受信信号との相関関係に基づいて、もとの送信信号
    を推定する請求項18記載の通信システム。
  20. 【請求項20】上記復号手段は、ビタビ復号アルゴリズ
    ムを用いて、上記第1受信ビームによって受信した受信
    信号と上記第2受信ビームによって受信した受信信号と
    の相関関係に基づき、もとの送信信号を推定する請求項
    18記載の通信システム。
  21. 【請求項21】送信信号を符号化し、少なくとも第1送
    信信号と第2送信信号の二つの送信信号を生成するステ
    ップと、 上記第1送信信号と第2送信信号を所定の搬送波周波数
    に変調するステップと、 上記第1送信信号を第1の重みで重み付けて、送信アン
    テナを構成する各アンテナ素子に供給し、第1送信ビー
    ムを形成して送信し、上記第2送信信号を第2の重みで
    重み付けて上記各アンテナ素子に供給し、上記第1送信
    ビームと部分的に重なり合う第2送信ビームを形成して
    送信するステップと、 通信路の伝搬歪みを補償するビーム整形を行い、当該整
    形されたビームで上記送信アンテナによって送信された
    信号を受信するステップと、 上記受信アンテナの受信信号に応じて、最尤推定によっ
    てもとの送信信号を推定するステップとを有する通信方
    法。
  22. 【請求項22】通信路の特性に応じて、上記第1の重み
    及び上記第2の重みを決定する請求項21記載の通信方
    法。
  23. 【請求項23】第1の受信ビームと第2の受信ビームを
    形成し、当該第1受信ビームと第2受信ビームによって
    上記送信アンテナによって送信された信号を分離して受
    信するステップを有する請求項21記載の通信方法。
  24. 【請求項24】上記第1受信ビームによって受信した受
    信信号と第2受信ビームによって受信した受信信号との
    相関関係に基づき、最尤推定によってもとの送信信号を
    推定するステップを有する請求項23記載の通信方法。
  25. 【請求項25】ビタビ復号アルゴリズムを用いて、上記
    第1受信ビームによって受信した受信信号と上記第2受
    信ビームによって受信した受信信号との相関関係に基づ
    き、もとの送信信号を推定するステップを有する請求項
    23記載の通信方法。
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