JP2001266280A - 自動検針通報装置及び自動検針通報システム - Google Patents

自動検針通報装置及び自動検針通報システム

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JP2001266280A
JP2001266280A JP2000078823A JP2000078823A JP2001266280A JP 2001266280 A JP2001266280 A JP 2001266280A JP 2000078823 A JP2000078823 A JP 2000078823A JP 2000078823 A JP2000078823 A JP 2000078823A JP 2001266280 A JP2001266280 A JP 2001266280A
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power generation
meter reading
automatic meter
charging current
secondary battery
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JP2000078823A
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Yoshinori Komi
義憲 小海
Masami Saruta
雅己 猿田
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Chiyoda Security Service Kk
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Security Service Kk
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】わざわざ現場に出向かなくても発電手段の発電
状態を確認できるようにしたい。 【解決手段】要求コマンドの内容が第1の発電状態通報
処理を指している場合には、ステップ103に移行し、
充電電流値及び充電電圧値を読み込み、ステップ104
に移行し、それら読み込んだ最新の充電電流値及び充電
電圧値をホストコンピュータに送信する。ステップ10
5に移行した場合には、カウンタi及びタイマを利用し
て、2時間間隔で12回に渡って充電電流値及び充電電
圧値を読み込み、それらを記憶領域に保存し、ステップ
111で取得コマンドの入力が確認されたら、ステップ
112に移行して、2時間間隔で12回に渡る充電電流
値及び充電電圧値をホストコンピュータに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各家庭等におけ
る電力、ガス、水道等の使用量を計測するメータ(マイ
コンメータ)の検針情報を、無線通信を利用して遠隔地
(供給側等)に通報する自動検針通報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、例えば、
特許第2880597号に係る装置や特開平11−22
5215号公報に記載された装置等があり、これら従来
の装置にあっては、太陽電池を装置の電源として利用す
るようになっていた。つまり、太陽電池を装置の電源と
して利用すれば、商用電源を利用する場合に比べて省エ
ネが図られるとともに、商用電源から配線を引っ張るこ
とが難しい位置にも装置を設置できるという利点がある
ため、装置の普及に貢献することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】太陽電池のような自己
発電機能を自動検針通報装置に備える利点は上記の通り
であるが、その一方で、商用電源を利用した場合に比べ
て、自動検針通報装置の設置後にその自己発電機能が正
常に働かず自動検針通報処理に支障を来す恐れがある。
例えば、自己発電機能として太陽電池を利用した場合、
自動検針通報装置の設置の際に晴れていなかったために
正確な日当り状況が確認できず、実はその設置場所は太
陽電池で発電するには好ましくない位置であった、或い
は、設置の際には日当たりがよくても、その後に周辺に
建物が立ったために日当たりが悪くなってしまった、と
いうことも考えられるからである。このため、設置後に
日当り状況を確認するために再度現場に出向く、或い
は、検針情報が正しく通報されないことが判った後に、
自動検針通報装置の設置位置を変更するために再度現場
に出向く、というようなことが必要になってしまう。
【0004】さらに、自己発電機能を備えた自動検針通
報装置にあっては、自己発電機能が良好に働かなかった
ために二次電池の電圧が低下してしまうと、発電手段の
発電機能が回復しない限り二次電池の電圧が低下したま
まになってしまい、自動検針通報処理が行えなくなって
しまうという不具合もあった。本発明は、このような従
来の技術が有する解決すべき課題に着目してなされたも
のであって、わざわざ現場に出向かなくても発電手段の
発電状態を確認することができる自動検針通報装置及び
自動検針通報システム、並びに、一旦電圧が低下した二
次電池の電圧を容易に復旧させることができる自動検針
通報装置及び自動検針通報システムを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、メータの検針情報を無線通
信を利用して遠隔地に通報する自動検針通報装置であっ
て、自動検針通報処理を行うための電子回路と、この電
子回路に電力を供給する二次電池と、この二次電池に充
電電流を供給する発電手段と、を備えるとともに、前記
発電手段の発電状態を通報する発電状態通報手段を設け
た。
【0006】請求項2に係る発明は、上記請求項1に係
る発明である自動検針通報装置において、前記発電状態
を複数回に渡って記憶可能な記憶手段を設け、前記発電
状態通報手段は、前記記憶手段に記憶されている複数回
に渡る前記発電状態を通報するようにした。請求項3に
係る発明は、上記請求項1又は2に係る発明である自動
検針通報装置において、前記二次電池に充電電流を供給
できる供給経路を複数設け、それら供給経路のうちの一
つを前記発電手段に接続し、前記供給経路のうちの他の
一つの端部にコネクタを設け、そのコネクタを介して前
記発電手段とは別の装置から前記二次電池に充電電流を
供給できるようにした。
【0007】一方、請求項4に係る発明は、上記目的を
達成するために、メータの検針情報を無線通信を利用し
て遠隔地に通報する自動検針通報装置であって、自動検
針通報処理を行うための電子回路と、この電子回路に電
力を供給する二次電池と、この二次電池に充電電流を供
給する発電手段と、を備えるとともに、前記二次電池に
充電電流を供給できる供給経路を複数設け、それら供給
経路のうちの一つを前記発電手段に接続し、前記供給経
路のうちの他の一つの端部にコネクタを設け、そのコネ
クタを介して前記発電手段とは別の装置から前記二次電
池に充電電流を供給できるようにした。
【0008】そして、請求項5に係る発明である自動検
針通報システムは、請求項1乃至請求項3のいずれかに
記載の自動検針通報装置と、前記検針情報を収集するホ
ストコンピュータと、を備えるとともに、前記ホストコ
ンピュータは、前記自動検針通報装置が通報した前記発
電状態をも受信するようにした。ここで、請求項1に係
る発明にあっては、発電状態通報手段を設けたため、本
装置の設置場所に出向かなくても、発電手段の発電状態
を認識することが可能となる。なお、発電状態通報手段
が通報する発電状態の具体的なデータとしては、発電手
段から二次電池に供給される充電電流の値が好適である
が、その充電電流と共に二次電池の充電電圧の値を通報
するようにしてもよい。
【0009】また、本発明に適用可能な発電手段として
は、太陽電池を利用した発電装置、風力を利用した発電
装置、地熱を利用した発電装置等が考えられる。そし
て、発電状態通報手段が発電状態を通報するタイミング
としては、その発電状態を受信する装置側からの通報要
求に応じて直ちに若しくは要求時刻に通報するというも
のでもよいし、或いは、所定の決められた時刻になると
若しくは所定の時間間隔で発電状態通報手段が自動的に
発電状態を通報するというものでもよい。
【0010】一方、請求項2に係る発明にあっては、記
憶手段を設けたため、発電手段の瞬間的な発電状態のみ
ならず、過去の発電状態をも通報することが可能とな
る。例えば、ある日の発電状態を2時間置きに測定して
記憶手段に保存しておき、その保存されている一日分
(12個)の発電状態に関するデータを通報する、とい
うことも可能になる。すると、一日の発電状態の変化
や、発電状態の最高値、最低値が判るから、発電手段に
よる充電が問題なく行われているか否かをより正確に判
断することができる。
【0011】さらに、請求項3に係る発明にあっては、
コネクタを介して二次電池を充電することができるか
ら、発電手段の発電状態が悪くこのままでは二次電池の
充電電圧が低下して処理に支障を来す可能性がある場合
等に、容易に対処することができる。例えば、発電手段
の発電状態が一時期だけ悪かったような場合(太陽電池
を利用している場合の梅雨時等)には、装置の配設位置
を変えても発電状態が良好になる訳ではないし、商用電
源から電力を供給するための配線工事をするほどのコス
トを掛けるのは得策でないから、持ち運び出来る発電機
やバッテリを本装置の近傍に持っていき、その出力端子
を本装置の上記コネクタに接続し、発電手段の発電状態
が良好になるまでの間に必要な電力分だけ二次電池を充
電する、という簡易な方法で対処することができる。
【0012】その他、例えば発電手段で得られる充電電
流が必要な値の半分程度であり、発電手段の設置位置を
変えるだけでは十分な充電電流が確保できないことが明
らかなような場合には、残り半分の充電電流を得るため
に別の発電手段を設置し、その別の発電手段の出力端子
を本装置のコネクタに接続して、十分な充電電流が得ら
れるようにする、という比較的簡易な方法で対処するこ
とができる。
【0013】請求項4に係る発明にあっても、コネクタ
を介して二次電池を充電することができるから、二次電
池の充電電圧が低下して処理に支障を来す可能性がある
場合等に、容易に対処することができる。そして、請求
項5に係る発明にあっては、ホストコンピュータにおい
て、検針情報と発電状態との両方を取得することがで
き、その取得した発電状態に関するデータに基づいて、
例えば、個々の自動検針通報装置の発電状態をオペレー
タに知らせる処理、発電状態が不良である自動検針通報
装置を判断してそれをオペレータに知らせる処理、発電
状態が不良である自動検針通報装置を判断してその不良
の程度に応じた対処方法をもオペレータに知らせる処
理、等を実行することも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態にお
ける自動検針通報装置1の構成を示すブロック図であ
り、この自動検針通報装置1は、装置本体10と、二次
電池20と、太陽電池30と、通信回路40と、を備え
ている。
【0015】装置本体10は、不揮発メモリ11aに保
存されたプログラムを、スイッチ及び読込回路から構成
される設定スイッチ入力回路11bの設定状態並びにク
ロック回路11cから供給されるクロックパルスに従っ
て実行可能なCPU11を備えていて、このCPU11
には、外部回路インタフェース12を介してマイコンメ
ータ50が接続されている。
【0016】マイコンメータ50は、例えばガス検針用
であれば、ガス配管又はガスボンベの近傍に配置されて
いて、ガスの使用料を検針した結果である検針情報や、
ガスボンベの場合にはその残量が所定量以下になったこ
とを知らせる警報情報等を生成し、それら情報を装置本
体10に供給し、供給された情報が外部回路インタフェ
ース12を通じてCPU11に入力されるようになって
いる。
【0017】また、CPU11には、通信回路インタフ
ェース13を介して通信回路40が接続されている。通
信回路40は具体的には携帯電話やPHS(Personal H
andy-phone System )等の無線通信機器であり、かかる
通信回路40は、CPU11からの制御コマンドに応じ
通信回線41を通じてホストコンピュータ60に対する
通報を行ったり、或いは、ホストコンピュータ60から
通信回線41を通じて送られてくる情報や制御コマンド
をCPU11に送信するようになっている。
【0018】装置本体10内の各電子回路や通信回路4
0は、二次電池20から図示しない電源配線を通じて供
給される電力によって駆動するようになっており、その
二次電池20には、太陽電池30から充電電流が供給さ
れるようになっている。具体的には、装置本体10内に
設けられた太陽電池インタフェース14、電源制御回路
15及び二次電池インタフェース16を介して、太陽電
池30の充電電流出力側と二次電池20の充電電流供給
側とが常時接続されていて、太陽電池30の発電電力が
充電電流として二次電池20に供給されるようになって
いる。
【0019】そして、二次電池インタフェース16とC
PU11との間には、充電電流読取回路17と充電電圧
読取回路18とが並列に設けられている。充電電流読取
回路17は、二次電池インタフェース16を通じて二次
電池20に供給される充電電流の値を計測するために、
その電流値を電圧値に変換してCPU11に供給し、C
PU11内部のA/D変換器にて電流値として計測す
る。そして、CPU11は、任意のタイミングで充電電
流読取回路17を通して充電電流値を読み込み、自己の
メインメモリ11d内に確保されている充電電流値記憶
領域11eに保存するようになっている。なお、本実施
の形態における充電電流値記憶領域11eは、複数回
(例えば、12回、24回等)分の充電電流の計測値を
保存できるだけの容量となっている。
【0020】これに対し、充電電圧読取回路18は、二
次電池20に充電されている電圧値を計測するために、
その電圧値のレンジを変換してCPU11に供給し、C
PU11内部のA/D変換器にて電圧値として計測す
る。そして、CPU11は、任意のタイミングで充電電
圧読取回路18を通して充電電圧値を読み込み、自己の
メインメモリ11d内に確保されている充電電圧値記憶
領域11fに保存するようになっている。この充電電圧
値記憶領域11fも、複数回(例えば、12回、24回
等)分の充電電圧の計測値を保存できるだけの容量とな
っている。
【0021】一方、電源制御回路15には、通常時は使
用されないコネクタ15aが設けられていて、このコネ
クタ15aには、太陽電池30以外の外部装置(例え
ば、持ち運び可能な発電機)35が接続可能となってい
る。そして、電源制御回路15は、コネクタ15aに外
部装置30が接続されていない通常時には、太陽電池イ
ンタフェース14を介して供給される太陽電池30側の
充電電流のみを二次電池インタフェース16に供給し、
コネクタ15aに外部装置35が接続されその外部装置
35からの充電電流が供給されている特別充電時には、
太陽電池30から供給される充電電流とともに、外部装
置35から供給される充電電流をも二次電池インタフェ
ース16に供給するようになっている。つまり、本実施
の形態における自動検針通報装置1は、二次電池20に
充電電流を供給できる供給経路として、太陽電池インタ
フェース14→電源制御回路15→二次電池インタフェ
ース16という経路と、コネクタ15a→電源制御回路
15→二次電池インタフェース16という経路との二つ
を備えていて、通常時は前者のみが使用され、特別充電
時には両方が使用されるようになっている。
【0022】この自動検針通報装置1の主たる機能は、
マイコンメータ50が計測した検針情報を通信回路40
及び通信回線41を通じて遠隔地にあるホストコンピュ
ータ60に通報するという自動検針通報処理であり、よ
り具体的には、マイコンメータ50から送られてくる検
針情報をCPU11が認識し、CPU11は、その認識
した検針情報を、通信回路40を利用して、予め決めら
れた日時若しくは通信回路部40を通じて送られてくる
通報要求に応じて、通信回路41上にあるPHSの基地
局経由でホストコンピュータ60に通報する、というも
のである。
【0023】その一方で、この自動検針通報装置1は、
太陽電池30の発電状態をホストコンピュータ60に通
報する発電状態通報処理をも実行するようになってい
る。発電状態通報処理は、ホストコンピュータ60から
通信回線41及び通信回路40を介して送信されてくる
要求コマンドに応じて不揮発メモリ11aに予め記憶さ
れているプログラムをCPU11が読み出し、そのプロ
グラムに従ってCPU11において実行される処理であ
って、この実施の形態では、第1及び第2という二種類
の発電状態通報処理が設定されている。
【0024】第1の発電状態通報処理は、要求コマンド
が送信された時点における充電電流値及び充電電圧値を
ホストコンピュータ60に送信する、という処理であ
る。即ち、ホストコンピュータ60から送信されてきた
要求コマンドが、第1の発電状態通報処理に対応するも
のである場合には、CPU11は、充電電流読取回路1
7から供給されている充電電流値及び充電電圧読取回路
18から供給されている充電電圧値を読み込み、それら
最新の充電電流値及び充電電圧値を一組として、直ちに
通信回路40及び通信回線41を通じてホストコンピュ
ータ60に通報するようになっている。
【0025】これに対し、第2の発電状態通報処理は、
要求コマンドが送信された時点から2時間間隔で12
回、充電電流値及び充電電圧値を読み込んで充電電流値
記憶領域11e及び充電電圧値記憶領域11fに順次記
憶して12回分の充電電流値及び充電電圧値を保存し、
そして、次にホストコンピュータ60から発電状態の取
得コマンドが送信されてきたら、充電電流値記憶領域1
1e及び充電電圧値記憶領域11fに保存されている1
2回に渡る充電電流値及び充電電圧値を、それぞれを読
み込んだ時刻情報とともに、ホストコンピュータ60に
送信する、という処理である。即ち、2時間間隔で計1
2回測定して24時間分の充電電流値及び充電電圧値を
取得し、その24時間分の発電状態をホストコンピュー
タ60に送信する、というものである。なお、発電状態
とともに送信する時刻情報は、測定の開始時刻と時間間
隔とに基づいてCPU11内で演算することもできる
し、或いは、実際に充電電流値及び充電電圧値を読み込
んだ時刻をそれら充電電流値及び充電電圧値と対応付け
してメインメモリ11dに記憶しておくということも可
能である。
【0026】図2は、自動検針通報装置1内で実行され
る発電状態通報処理の概要を示すフローチャートであ
り、以下、フローチャートに従って発電状態通報処理実
行中の動作について説明する。即ち、この発電状態通報
処理は所定時間間隔毎の割込処理として実行され、先
ず、そのステップ101において、ホストコンピュータ
60から要求コマンドが入力されているか否かを判断
し、要求コマンドの入力が確認されるまでステップ10
1において待機する。そして、要求コマンドの入力が確
認されたら、ステップ102に移行し、要求コマンドの
内容が、第1の発電状態通報処理を指すものであるか、
第2の発電状態通報処理を指すものであるかを判断し、
第1の発電状態通報処理を指していると判断した場合に
は、ステップ103に移行し、充電電流読取回路17か
ら供給される充電電流値及び充電電圧読取回路18から
供給される充電電圧値を読み込む。そして、ステップ1
04に移行し、ステップ103で読み込んだ最新の充電
電流値及び充電電圧値をホストコンピュータ60に送信
し、これで今回の図2の処理を終了する。
【0027】一方、ステップ102の処理で第2の発電
状態通報処理を指していると判断した場合には、ステッ
プ105に移行し、カウンタiを1にセットする。そし
て、ステップ106に移行し、充電電流読取回路17か
ら供給される充電電流値及び充電電圧読取回路18から
供給される充電電圧値を読み込み、それらを充電電流値
記憶領域11e及び充電電圧値記憶領域11fに保存す
る。
【0028】次いで、ステップ107に移行して、カウ
ンタiが12に達したか否かを判断し、達していない場
合にはステップ108に移行し、タイマをクリア・スタ
ートさせる。そして、ステップ109でタイマの経過時
間が2時間に達したか否かを判断し、経過するまで待機
し、ステップ109の判定が「YES」となったら、ス
テップ110に移行してカウンタiをインクリメントさ
せてから、ステップ106に戻る。
【0029】そして、ステップ107の判定が「YE
S」となったら、発電状態を12回分記憶したと判断
し、ステップ111に移行する。ステップ111では、
ホストコンピュータ60から取得コマンドが入力される
まで待機し、取得コマンドの入力が確認されたら、ステ
ップ112に移行して、充電電流値記憶領域11e及び
充電電圧値記憶領域11fに保存されている過去24時
間(2時間間隔で12回)に渡る充電電流値及び充電電
圧値をホストコンピュータ60に送信し、これで今回の
図2の処理を終了する。
【0030】図3は、発電状態としての充電電流値及び
充電電圧値を受信したホストコンピュータ60における
処理の概要を示すフローチャートであり、以下、発電状
態を受信した後のホストコンピュータ60側における動
作について説明する。このホストコンピュータ60にお
ける処理も所定時間間隔毎の割込処理として実行され、
先ず、そのステップ201において、自動検針通報装置
1から発電状態が通報されてきたか否かを判断し、発電
状態が通報されてくるまで待機する。そして、発電状態
が通報されてきたら、ステップ202に移行し、通報さ
れてきた発電状態が、第1の発電状態通報処理による瞬
間的な充電電流値及び充電電圧値なのか、或いは、第2
の発電状態通報処理による24時間に渡る充電電流値及
び充電電圧値なのかを判断する。
【0031】ステップ202において第1の発電状態通
報処理による瞬間的な充電電流値及び充電電圧値である
と判断された場合には、ステップ203に移行し、受信
した充電電流値及び充電電圧値をコンピュータ画面に表
示する。そして、ステップ204に移行し、充電電流値
及び充電電圧値に基づいて太陽電池30の発電状態が極
端に悪いか否かを判断し、そこで悪いと判断された場合
にはステップ205に移行して例えば「要確認」等の警
報をコンピュータ画面に表示する。
【0032】一方、ステップ202において第2の発電
状態通報処理による充電電流値及び充電電圧値であると
判断された場合には、ステップ206に移行し、12回
分の充電電流値及び充電電圧値を、横軸を時間、縦軸を
充電電流値及び充電電圧値としてグラフに表示する。次
いで、ステップ207に移行し、充電電流値の2時間毎
の移り変わりから、1日の総発電電力、発電電力の瞬間
的な最高値・最低値、並びに平均発電電力等を求め、そ
して、ステップ208に移行し、ステップ207で求め
た各値をコンピュータ画面に表示する。
【0033】さらに、ステップ209に移行し、ステッ
プ207で求めた各値に基づき、発電状態についての診
断を行い、その診断結果をステップ210でコンピュー
タ画面に表示する。なお、ステップ209における診断
としては、太陽電池30における発電が正常に行われて
いるか否かを第1に行い、正常に行われていれば直ちに
正常であるという診断を行い、正常でなく異常であると
判断された場合には、それがどの程度の異常であるかを
判定する。ここでの異常である場合の判定は、例えば、
「総発電電力が適正値を多少下回っているが充電電圧が
充分なので自動検針通報装置1における処理が直ちに不
可能になるようなことはない」、「総発電電力が適正値
を大きく下回っているので自動検針通報装置1における
処理は数日後には不可能になる可能性がある」、「総発
電電力が適正値を大きく下回りしかも充電電圧も低下気
味にあるので自動検針通報装置1における処理がまもな
く不可能になる可能性がある」といった具合に、自動検
針通報装置1における処理が不可能になる頃合いを含め
て行うことが望ましい。
【0034】そして、オペレータは、コンピュータ画面
に表示された診断結果を参考に、自動検針通報装置1毎
の対応策を決定する。太陽電池30における発電が正常
に行われている場合や、多少の異常は認められても自動
検針通報装置1における処理が直ちに不可能になるよう
なことはない場合には、特に対策を講じる必要はない
が、例えば、自動検針通報装置1における処理が数日後
若しくは直ちに不可能になるような場合には、次のよう
な手順で特別充電を行う。
【0035】即ち、二次電池20への充電が必要である
自動検針通報装置1の近傍に、運搬可能な小型の発電機
35を持っていき、その発電機35の出力端を、装置本
体10の電源制御回路15のコネクタ15aに接続す
る。そして、発電機35を駆動させて発電を行い、そこ
で発生した充電電流を、コネクタ15a、電源制御回路
15及び二次電池インタフェース16を介して、二次電
池20に供給し、二次電池20をフル充電状態とする。
【0036】なお、このような発電機35で充電する対
応策は、自動検針通報装置1における処理が不可能にな
ることを取り敢えず回避するための対策であり、例えば
梅雨時のために太陽電池30の発電状態が悪いが、もう
暫く経てば梅雨が明けて太陽電池30の発電状態も回復
する、というような場合に有効な対応策である。これに
対し、そもそも太陽電池30の設置位置が日陰になるこ
とが多く、発電機35で充電して一時的に二次電池20
の充電電圧を高めても再度の充電が必要となることが明
らかな場合には、先ずは、太陽電池30を日向に動かす
ことを思案し、それが可能な場合には太陽電池30の移
動を行う。そして、太陽電池30の移動が得策でない場
合には、別の太陽電池を用意し、その用意した太陽電池
の電力出力端を自動検針通報装置1の電源制御回路15
のコネクタ15aに接続する、という対策を行う。つま
り、太陽電池30の発電能力不足分を別の太陽電池で補
い、最終的に二次電池20に供給される充電電流値を満
足できる値にする、ということである。
【0037】このように、本実施の形態における自動検
針通報装置1及びホストコンピュータ60からなるシス
テムによれば、自動検針通報装置1における発電状態を
通報できるようにしたため、自動検針通報装置1の設置
場所に出向かなくても、ホストコンピュータ60のオペ
レータは、太陽電池30の発電状態を認識することがで
きる。このため、オペレータは、特別充電を行う等の適
切な対処を的確に講じることができるから、より信頼性
の高いシステムとなる。
【0038】また、本実施の形態における自動検針通報
装置1によれば、充電電流値記憶領域11e及び充電電
圧値記憶領域11fを設けるとともに、それら充電電流
値記憶領域11e及び充電電圧値記憶領域11fに所定
時間間隔で充電電流値及び充電電圧値を記憶させ、そし
て、そこに保存されている複数回に渡る発電状態を通報
することも可能であるため、ホストコンピュータ60に
おいてより的確な判断及び対策が行えるという利点もあ
る。
【0039】しかも、本実施の形態における自動検針通
報装置によれば、電源制御回路15にコネクタ15aを
設けることにより、太陽電池30以外の装置からも充電
電流を供給できるようにしたため、上述しような発電機
35を用いる対応策や別の太陽電池を設ける対応策等
を、容易に講じることができる。ここで、本実施の形態
では、装置本体10に含まれる各回路が電子回路に対応
し、太陽電池30が発電手段に対応し、図2における処
理が発電状態通報手段に対応し、充電電流値記憶領域1
1e及び充電電圧値記憶領域11fが記憶手段に対応す
る。
【0040】なお、上記実施の形態では、発電手段とし
て太陽電池30を設けた場合について説明しているが、
これに限定されるものではなく、風力を利用した発電装
置、地熱を利用した発電装置等も適用可能である。ま
た、上記実施の形態では、発電状態として充電電流及び
充電電圧の両方を通報するようにしているが、これに限
定されるものではなく、充電電流だけを通報するように
してもよい。
【0041】さらに、上記実施の形態では、発電状態を
通報する機能を自動検針通報装置1は備えているが、そ
の通報する機能を省略し、設置現場に出向いて太陽電池
30の発電状態を確認するような構成にしたとしても、
電源制御回路15のコネクタ15aを介して発電機35
等から充電電流を供給できる構成を有していれば、二次
電池20の充電電圧が低下した際等に上述したような発
電機35を用いる対応策や別の太陽電池を設ける対応策
等を、容易に講じることができるという利益を享受でき
る。
【0042】そして、上記実施の形態では、ホストコン
ピュータ60において、受信した発電状態に基づいた診
断等をも行うようになっているが、これに限定されるも
のではなく、ただ単に受信した発電状態をコンピュータ
画面に表示するだけであってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、自動検針通報装置
における発電状態を通報できるようにしたため、自動検
針通報装置の設置場所に出向かなくても、ホストコンピ
ュータのオペレータは発電手段の発電状態を認識できる
という効果がある。特に、請求項2に係る発明によれ
ば、複数回に渡る発電状態を通報できるようにしたた
め、ホストコンピュータにおいてより的確な判断及び対
策が行えるという効果もある。
【0044】また、請求項3に係る発明によれば、コネ
クタを介して二次電池を充電することができるから、自
動検針通報装置における処理に支障を来す可能性がある
場合等に、容易に対処することができるという効果もあ
る。そして、請求項4に係る発明にあっても、コネクタ
を介して二次電池を充電することができるから、自動検
針通報装置における処理に支障を来す可能性がある場合
等に、容易に対処することができるという効果がある。
【0045】さらに、請求項5に係る発明にあっては、
ホストコンピュータにおいて、例えば、個々の自動検針
通報装置の発電状態をオペレータに知らせる処理、発電
状態が不良である自動検針通報装置を判断してそれをオ
ペレータに知らせる処理、発電状態が不良である自動検
針通報装置を判断してその不良の程度に応じた対処方法
をもオペレータに知らせる処理、等を実行することも可
能となるから、より信頼性の高いシステムになるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】自動検針通報装置における発電状態通報処理の
概要を示すフローチャートである。
【図3】ホストコンピュータにおける処理の概要を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動検針通報装置 10 装置本体 11 CPU 11e 充電電流値記憶領域(記憶手段) 11f 充電電圧値記憶領域(記憶手段) 12 外部回路インタフェース 13 通信回路インタフェース 14 太陽電池インタフェース 15 電源制御回路 15a コネクタ 16 二次電池インタフェース 17 充電電流読取回路 18 充電電圧読取回路 20 二次電池 30 太陽電池(発電手段) 35 発電機(発電手段とは別の装置) 40 通信回路 41 通信回線 50 マイコンメータ 60 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿田 雅己 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB02 BB01 BB09 BC02 CC08 EE11 GG01 GG08 5K048 AA05 BA36 CA08 DA02 DB01 DC01 EA11 EB08 EB10 EB12 FB05 FB06 FB09 FC01 GB05 HA01 HA02 HA05 HA07 HA34 HA37 HA39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータの検針情報を無線通信を利用して
    遠隔地に通報する自動検針通報装置であって、自動検針
    通報処理を行うための電子回路と、この電子回路に電力
    を供給する二次電池と、この二次電池に充電電流を供給
    する発電手段と、を備えるとともに、前記発電手段の発
    電状態を通報する発電状態通報手段を設けたことを特徴
    とする自動検針通報装置。
  2. 【請求項2】 前記発電状態を複数回に渡って記憶可能
    な記憶手段を設け、前記発電状態通報手段は、前記記憶
    手段に記憶されている複数回に渡る前記発電状態を通報
    するようになっている請求項1記載の自動検針通報装
    置。
  3. 【請求項3】 前記二次電池に充電電流を供給できる供
    給経路を複数設け、それら供給経路のうちの一つを前記
    発電手段に接続し、前記供給経路のうちの他の一つの端
    部にコネクタを設け、そのコネクタを介して前記発電手
    段とは別の装置から前記二次電池に充電電流を供給でき
    るようにした請求項1又は請求項2記載の自動検針通報
    装置。
  4. 【請求項4】 メータの検針情報を無線通信を利用して
    遠隔地に通報する自動検針通報装置であって、自動検針
    通報処理を行うための電子回路と、この電子回路に電力
    を供給する二次電池と、この二次電池に充電電流を供給
    する発電手段と、を備えるとともに、前記二次電池に充
    電電流を供給できる供給経路を複数設け、それら供給経
    路のうちの一つを前記発電手段に接続し、前記供給経路
    のうちの他の一つの端部にコネクタを設け、そのコネク
    タを介して前記発電手段とは別の装置から前記二次電池
    に充電電流を供給できるようにしたことを特徴とする自
    動検針通報装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の自動検針通報装置と、前記検針情報を収集するホスト
    コンピュータと、を備えるとともに、前記ホストコンピ
    ュータは、前記自動検針通報装置が通報した前記発電状
    態をも受信するようになっていることを特徴とする自動
    検針通報システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527493A (ja) * 2005-01-03 2008-07-24 ローズマウント インコーポレイテッド ワイヤレスプロセスフィールド装置の診断機能
JP2011216101A (ja) * 2011-06-07 2011-10-27 Shiro Kanbe 計測システム
JP2012023656A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Sharp Corp 端末網制御装置およびテレメータシステム
JP2014072872A (ja) * 2012-10-02 2014-04-21 Panasonic Corp 自動検針装置、ガスメーター、およびガス自動検針システム

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