JP2001265685A - サービス創造サーバ及びネットワークシステム - Google Patents

サービス創造サーバ及びネットワークシステム

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JP2001265685A
JP2001265685A JP2000078649A JP2000078649A JP2001265685A JP 2001265685 A JP2001265685 A JP 2001265685A JP 2000078649 A JP2000078649 A JP 2000078649A JP 2000078649 A JP2000078649 A JP 2000078649A JP 2001265685 A JP2001265685 A JP 2001265685A
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JP2000078649A
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Hironao Ozu
浩直 小津
Hironobu Abe
博信 阿倍
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のネットワークシステムでは、サービス
の提供側やサービスの利用側が多様化すると、サービス
をスムーズに行うことが困難になるという問題点があっ
たが、本発明では、サービスの授受をスムーズに行うこ
とができるサービス創造サーバ及びネットワークシステ
ムを提供する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ15等のサービ
ス利用側から送信されたサービス要求とサービス利用側
情報とがサーバ12で受信され、サーバ12でさらにサ
ービス提供側情報を付加して送信された情報を受信して
解析し、必要なサービスモジュールをサービス要素デー
タベース17から取得して、サーバ12やパーソナルコ
ンピュータ15に送信するサービス創造サーバ及びネッ
トワークシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
授受されるサービスに関連する設定変更やプログラムモ
ジュールの配信を行うサービス創造サーバ及びネットワ
ークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを含むネットワー
クの整備により、多様な形態でネットワーク上の各要素
が相互通信を行うようになってきている。当初は限られ
たワークステーションのみが専用線によって結合されて
いたが、近年では、電話回線を介して家庭用のパーソナ
ルコンピュータが接続可能になり、さらに携帯電話機を
利用してPDA(personal digital assistance)のよ
うな小型の携帯端末が接続できるようになっているほ
か、携帯電話機自体が携帯端末としての機能を備えるも
のも開発されている。
【0003】従来、これらのネットワークシステムにお
けるサービス状況について、図6を参照して説明する。
従来の一般的なネットワークシステムは、図6に示すよ
うに、サービスサイト1を含むサーバ2と、中継ノード
3と、ゲートウエイ4と、無線通信設備5及び公衆電話
回線設備6を含む電話回線サービス7と、ブラウザ8a
を含む携帯電話機9と、ブラウザ8bを含むパーソナル
コンピュータ10とから構成されている。尚、本来なら
ば、さらに多様な構成要素がこのネットワークシステム
に接続、配置されているのが全体の構成であるが、ここ
では説明のため、これらの構成要素に限定して説明す
る。
【0004】サービスサイト1は、一般に複数のHTM
L(HyperText Markup Language)文書や、それととも
に用いられる画像データ、CGI(Common Gateway Int
erface)プログラムや各種のJavaプログラム、及び
特定のプラグインをブラウザ側で処理されるべきデータ
(例えば米国MacroMedia社のFlush(商
標)など)がコンテンツデータとして含まれている。サ
ーバ2は、これらのコンテンツデータをネットワークを
介して受信した要求に応えて配信する。中継ノード3
は、ネットワーク上で往来するデータをパケットの単位
で中継する。ゲートウエイ4は、異なる種類のネットワ
ークを相互接続する。無線通信設備5はPHSや携帯電
話機等のシステムであり、各携帯電話機(PHSを含
む)の位置登録情報を管理する管理局や各地に配置され
た基地局、これらを統括して公衆電話回線網(PSTN
乃至ISDN)に接続するための統括局を含む。公衆電
話回線設備6は、公衆電話回線としてのPSTN又はI
SDN回線網とこれらの回線網を介して送受されるデー
タの交換を行う交換機システムを含む。電話回線サービ
ス7は、これらの無線・有線回線を通じて、サービスに
係るデータの送受信を行う。
【0005】ブラウザ8は、HTML文書を解析表示す
るNetscapeNavigator(商標)等の処
理プログラムである。一般にこれらのブラウザでは、各
データはMIME(Multipurpose Internet Mail Exten
sions)種別に分類され、ブラウザ8内で、各種別のデ
ータをどのように扱うかが事前に設定されており、ブラ
ウザはこの設定に基づいて各データを処理している。具
体的に、ブラウザ8には、事前に図7に示すようなテー
ブルが設定されている。このテーブルには、例えば図7
に示すように、HTMLはTEXT(テキスト)として
ブラウザ自身によって処理されるべき指定がされ、MP
EG(Motion Picture Experts Group)の動画データ
は、MPEGデータとして、QuickTime(商
標)を用いたプラグイン(ブラウザ機能を拡張するサー
ビスモジュール)に出力されて処理されるべき指定がさ
れている。また、このブラウザ8には、Javaアプレ
ットを実行するためのJavaVM(Virtual Machin
e)やプラグインの実行環境がセットアップされている
もの(主としてパーソナルコンピュータ上で動作するも
の)といないもの(主として携帯電話機などで動作する
もの)とがある。
【0006】携帯電話機9は、JavaVMやプラグイ
ンの実行環境がセットアップされていないブラウザ8a
を含み、PDC(personal digital cellular)やCD
MA(Code Division Multiple Access)方式等により
無線通信設備5とサービスに係るデータを交換する。パ
ーソナルコンピュータ10は、モデムやTA(Tarminal
Adapter)等の機器を介してISDNを含む電話回線網
に接続され、公衆電話回線設備6との間でサービスに係
るデータを交換する。
【0007】従来、ネットワークを介してサービスを受
けるには、例えばパーソナルコンピュータ10を操作し
て、電話回線網を介して電話回線サービス7の公衆電話
回線設備6を経由して、ゲートウエイ4にアクセスし、
さらに、パーソナルコンピュータ10上でブラウザ8b
を起動して、ゲートウエイ4にアクセスする。このゲー
トウエイ4は、電話回線網を介して受信したデータを複
数の中継ノード3を介してサーバ2に送信する。サービ
スの需要者は、携帯電話機9やパーソナルコンピュータ
10からこのように多くの中継点を経てサービスサイト
1に対して、そのコンテンツデータを取得する要求をす
る。
【0008】ここで、このコンテンツデータにMPEG
データが関連づけられているときには、MPEGデータ
に対するMIMEコードとともに、当該MPEGデータ
がサービスサイト1からネットワーク上の中継ノード3
をホップしてゲートウエイ4に到来し、このゲートウエ
イ4が電話回線網を介してパーソナルコンピュータ10
に送信し、ブラウザ8bがこのMIMEコードを参照し
て、適切なプラグインを読み込んで、このプラグインに
よりデータを処理してその結果を表示する。
【0009】一方、携帯電話機9からのアクセスでは、
無線通信設備5を用いるほかは、パーソナルコンピュー
タ10からと同様の経路によりサービスに係るデータの
授受が行われるのであるが、プラグインを実行する環境
がないため、プラグインに関連した処理は行われること
なく、MPEGデータを見ることができない。
【0010】さらに、パーソナルコンピュータ10にお
いて、必要なプラグインがインストールされていない場
合は、プラグインを提供するwebページにアクセスし
て、プラグインの取得処理を行うよう設定されているブ
ラウザ8bもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のネットワークシステムでは、サービスを提供するサ
ービス提供側と、サービスを享受するブラウザ側と、こ
れらの間でサービスに係るデータを中継するプロバイダ
を含むネットワーク上の各ノードとがそれぞれサービス
に係るデータを適切に扱わないと、ブラウザ側でサービ
スを享受できなくなるが、サービス提供側とサービス利
用側とを含むネットワーク上の各ノードの種類が多様化
するにつれ、全てのノードでデータを適切に扱うことが
困難になり、サービスの提供をスムーズに行うのが困難
になるという問題点があった。
【0012】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、サービスの提供をスムーズにできるサービス創造サ
ーバ及びネットワークシステムを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、ネットワークを介
してサービス提供側からサービス利用側に所定のサービ
スが提供されるシステムに接続されたサービス創造サー
バであって、前記サービス提供側の現有サービス提供機
能及び前記サービス利用側の現有サービス利用機能の少
なくとも一方を既存サービス構成として認識する手段
と、前記所定のサービスの内容と前記認識の結果とに応
じて、前記サービス提供側又はサービス利用側の少なく
とも一方の既存サービス構成を拡張的に変更する手段
と、を含むことを特徴とする。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、ネットワークを介してサービス提供
側からサービス利用側に所定のサービスが提供されるシ
ステムに接続されたサービス創造サーバであって、前記
サービス提供側の現有サービス提供機能と前記サービス
利用側の現有サービス利用機能とを既存サービス構成と
して認識する手段と、前記所定のサービスの内容と前記
認識の結果とに応じて、前記サービス提供側とサービス
利用側の少なくとも一方の既存サービス構成を拡張的に
変更するためのサービスモジュールを選出する手段と、
前記サービスモジュールを前記サービス提供側とサービ
ス利用側と少なくとも一方に提供する手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、サービス創造サーバであって、ネッ
トワークを介してサービス利用側からサービス提供側に
対してのサービス要求を取得する取得手段と、前記サー
ビス要求に応じて、当該サービスの提供に際して必要と
なるサービスモジュールを拡張サービスモジュールとし
て選択する選択手段と、前記選択された拡張サービスモ
ジュールを前記サービスの提供側又はサービス利用側の
少なくとも一方に対して配信する配信手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、サービス創造サーバであって、ネッ
トワークを介してサービス利用側からサービス提供側に
対してのサービス要求を取得する取得手段と、前記サー
ビス利用側と、サービス提供側との現有サービスモジュ
ールを既存サービスモジュールの情報として特定する手
段と、前記サービス要求と既存サービスモジュール情報
とに応じて、当該サービスの提供及び利用に際して必要
となる拡張サービスモジュール群を選出する手段と、前
記拡張サービスモジュールを前記サービス提供側又はサ
ービス利用側の少なくとも一方に対して配信する手段
と、を含むことを特徴とする。
【0017】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項3又は4記載のサービス創造
サーバであって、選出された拡張サービスモジュールの
各々の間の第1整合性又は当該拡張サービスモジュール
の各々と、既存サービスモジュールとの第2整合性の少
なくとも一方を検証する検証手段をさらに含むことを特
徴とする。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項5記載のサービス創造サーバ
であって、前記検証手段は、サービス提供側及びサービ
ス利用側からなるシステムの仮想環境を構築する手段
と、前記仮想環境で前記拡張サービスモジュール群を動
作させる手段と、を含み、当該仮想環境での動作不具合
の有無を検出して、整合性を検証することを特徴とす
る。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項3乃至6記載のサービス創造
サーバにおいて、前記配信手段は、前記選択手段で特定
された各モジュールの配信順序を設定する手段と、前記
設定に基づいて各モジュールを配信する手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0020】上記従来例の問題点を解決するための請求
項8記載の発明は、請求項7記載のサービス創造サーバ
において、前記配信順序を設定する手段は、サービス利
用側から配信を開始するよう設定し、サービス提供側に
対して最後に配信を行うよう設定することを特徴とす
る。
【0021】上記従来例の問題点を解決するための請求
項9記載の発明は、ネットワークを介してサービス提供
側からサービス利用側に対し、中継局を介して所定のサ
ービスが提供されるシステムに接続されたサービス創造
サーバであって、少なくとも前記サービス提供側の現有
サービス提供機能又は中継局の現有サービス提供機能又
はサービス利用側の現有サービス利用機能のいずれかを
既存サービス構成として認識する手段と、少なくとも前
記所定のサービスの内容と認識の結果とに応じて、サー
ビス提供側又は中継局又はサービス利用側のいずれかの
既存サービス構成を拡張的に変更する手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0022】上記従来例の問題点を解決するための請求
項10記載の発明は、ネットワークシステムにおいて、
ネットワークを介して要求されたサービスを提供するサ
ービス提供側装置と、前記サービス提供側装置に対しサ
ービス要求を出力して、サービスを享受するサービス利
用側装置と、サービス創造サーバとを含み、前記サービ
ス創造サーバは、前記サービス提供側の現有サービス提
供機能及び前記サービス利用側の現有サービス利用機能
の少なくとも一方を既存サービス構成として認識する手
段と、前記サービス要求の内容と前記認識の結果とに応
じて、前記サービス提供側又はサービス利用側の少なく
とも一方の既存サービス構成を拡張的に変更する手段
と、を含むことを特徴とする。
【0023】上記従来例の問題点を解決するための請求
項11記載の発明は、ネットワークシステムにおいて、
サービス利用側からサービス提供側に対するサービス要
求と、前記サービス利用側とサービス提供側との現有サ
ービス機能とに応じて、前記サービス提供側とサービス
利用側の少なくとも一方に対して、当該要求されたサー
ビスの提供のためのソフトウエアが配信されることを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の第1の実
施の形態に係るネットワークシステムは、図1に示すよ
うに、サービスサイト11を含むサーバ12と、複数の
中継ノード3と、ゲートウエイ4と、無線通信設備5と
公衆電話回線設備6とを含む電話回線サービス7と、ブ
ラウザ13を含む携帯電話機14と、ブラウザ13を含
むパーソナルコンピュータ15と、サービス創造サーバ
16と、サービス要素データベース17とから構成さ
れ、これらの構成要素は相互にネットワーク接続されて
いる。
【0025】また、サービス創造サーバ16は、図2に
示すように、システム状態監視部18と、要求受信部1
9と、要求解析部20と、要求解析データベース(D
B)21と、要求条件データベース検索部22と、要求
条件データベース管理部23と、要求条件データベース
24と、要求条件データベース登録部25と、サービス
要素データベース管理部26と、サービス要素データベ
ース検索部27と、ダウンロード部28と、サービス群
検証部29と、サービス管理部30と、サービス格納部
31と、送信制御部32と、送信部33とから構成され
ている。また、サービス要素データベース17は、図1
に示したように、サーバサービスデータベース34と、
端末サービスデータベース35とから基本的に構成され
ている。尚、従来のものと同様の構成をとる部分につい
ては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0026】尚、サービス創造サーバ16の要求解析部
20及び要求条件データベース検索部22が本発明の既
存サービス構成を認識する手段に、ダウンロード部28
とサービス群検証部29とサービス管理部30とサービ
ス格納部31とが既存サービス構成を拡張的に変更する
手段に、システム状態監視部18と要求受信部19とが
取得手段に、サービス要素要求条件データベース検索部
22とサービス要素データベース検索部27とデータベ
ース管理部26とがサービスモジュールを選出又は選択
する手段に、送信制御部32と送信部33とがサービス
モジュールを提供又は配信する手段に、サービス群検証
部29が検証手段にそれぞれ対応している。
【0027】以下、各部を具体的に説明する。サービス
サイト11は、従来のサービスサイト1と同様のもので
ある。サーバ12は、ブラウザ側から到来したコンテン
ツ要求をサービス要求として、そのままサービス創造サ
ーバ16に送信し、併せて自己(及びそのコンテンツ)
を特定するサービス提供側の情報を送信する。また、サ
ーバ12は、後に説明するサービス創造サーバ16から
この要求の返信をそのまま受け、またこの返信とともに
配信されるサービスモジュールを受信する。そして、受
信した当該サービスモジュールが自己宛か否かを判断
し、自己宛であれば、このサービスモジュールをインス
トールして起動し、返信された要求に伴うサービスを実
施する。さらに、このサーバ12は、サービス創造サー
バ16から受信したサービスモジュールが自己宛でなけ
れば、当該サービスモジュールをブラウザ側に送信し、
返信された要求に伴うサービスを実施する。尚、ここで
サービスの実施とは、サービスに係るデータの送信を行
うことを示す。
【0028】ブラウザ13は、従来のブラウザ8と同様
に、URI(Uniform Resource Identifier)を送信し
てサービス要求を送信する。本実施の形態において特徴
的なことは、このブラウザ13がサービス要求に、サー
ビス利用側(携帯電話機やパーソナルコンピュータな
ど)の情報を含めて送信することである。携帯電話機1
4は、ブラウザ13の処理を行うとともに、無線通信設
備5を介してサーバ12からサービス創造サーバ16に
より配信されたサービスモジュールを受信してインスト
ールし、このサービスモジュールを起動して、サービス
の利用処理をブラウザ13とともに行う。
【0029】パーソナルコンピュータ15は、ブラウザ
13の処理を行うとともに、サーバ12からサービス創
造サーバ16により配信されたサービスモジュールを受
信してインストールし、このサービスモジュールを起動
して、サービスの利用処理をブラウザ13とともに行
う。
【0030】サービス創造サーバ16は、サービス利用
側としての携帯電話機14又はパーソナルコンピュータ
15と、サービス提供側としてのサーバ12とに設定さ
れている既存のサービス構成を認識し、また、サーバ1
2からサービスの要求内容を受信して、認識したサービ
ス構成と、サービスの要求内容とに基づいて、不足して
いるサービスモジュールを検出し、当該サービスモジュ
ールを配信する処理を基本的に行っている。このサービ
ス創造サーバ16の動作については、後にさらに詳しく
説明する。
【0031】サービス要素データベース17は、サービ
ス提供側であるサーバ12に対し配信されるべきサービ
スモジュールを格納したサーバサービスデータベース3
4と、サービス利用側である携帯電話機14又はパーソ
ナルコンピュータ15に対して配信されるべきサービス
モジュールを格納した端末サービスデータベース35と
からなり、サービス創造サーバ16からの要求に応じ
て、サービスモジュールを読み出して、サービス創造サ
ーバ16に対して送信する。
【0032】ここで、サービス創造サーバ16の動作に
ついて説明する。サービス創造サーバ16のシステム状
態監視部18は、電話回線の切断などのネットワーク状
況を監視し、監視の結果を要求解析部20に出力する。
この監視は、具体的にはポーリング用のパケットを送出
して、当該パケットに対する返答により行われる。要求
受信部19は、サーバ12を介してサービス要求ととも
に、端末の情報、サービス提供側情報を受信し、要求解
析部20に出力する。要求解析部20は、要求解析デー
タベース21を参照して、サービス要求又はネットワー
ク状況に応じて、必要なサービスモジュールを特定する
ための基礎情報を出力する。要求解析データベース21
は、図3に示すように、サービス要求やネットワーク状
況、及びサービス提供側情報の内容に応じて必要なサー
ビスモジュールを特定するための基礎情報を対応づけて
格納している。
【0033】この基礎情報は、例えば図3に示すよう
に、サービス要求の内容が「MPEG4映像再生」であ
り、サービス提供側情報に示されたコンテンツ内容が
「MPEG2」であった場合には、この再生に必要なサ
ービス利用側及びサービス提供側で実行されるプログラ
ムモジュールを関連づけて格納している。この場合には
例えば、サービス利用側にMPEG4再生モジュールが
必要で、サービス提供側にMPEG2データからMPE
G4データに変換するモジュールが必要であることを表
している。また、サービス要求の内容が「電子商取引」
であり、サービス提供側情報によりサービス提供側にセ
キュリティに関する機能がない場合には、セキュリティ
機能を実現するためのSSL(Secure Socket Layor)
通信を実現するモジュールや、個人認証のためのモジュ
ールが特定される。
【0034】さらに、この基礎情報には、サービス提供
側で実行されるものばかりでなく、サービス利用側で実
行されるサービスモジュールも含まれる。例えばサービ
ス提供側のコンテンツがMPEG4映像であり、サービ
ス要求が「MPEG4映像再生」であると、サービス利
用側で実行されるサービスモジュールであって、MPE
G4再生のためのサービスモジュールが特定される。
【0035】要求条件データベース検索部22は、端末
の情報をキーとして要求条件データベース24を検索
し、基礎情報に表されたサービスモジュールのうち、サ
ービス利用側に適合するサービスモジュールを表す参照
情報としてのサービス利用側サービスモジュールキーを
生成する。また、この要求条件データベース検索部22
はサービス提供側の情報をキーとして要求条件データベ
ース24を検索し、基礎情報に表されたサービスモジュ
ールのうち、サービス提供側に適合するサービスモジュ
ールに対する参照情報としてのサービス提供側サービス
モジュールキーを生成する。さらに、この要求条件デー
タベース検索部22は、これら適合するサービスモジュ
ールをどのように組み合わせて配信するかを表す情報を
組み合わせパラメータとしてサービス群検証部29に出
力する。尚、以下の説明では、サービス利用側サービス
モジュールキーとサービス提供側サービスモジュールキ
ーとを合わせてサービスモジュールキーと略称する。
【0036】要求条件データベース管理部23は、要求
条件データベース登録部25から入力されたデータに基
づいて要求条件データベース24に格納されている要求
条件データの編集処理を行う。要求条件データベース2
4は、図4に示すように、基礎情報と、サービス利用側
情報及びサービス提供側情報とに関連づけて、適合する
サービスモジュールの参照情報を設定している。尚、サ
ービスモジュールが既存のサービスモジュールとの関係
で不要である場合には、その旨が示されている。
【0037】要求条件データベース登録部25は、サー
ビス創造サーバ16を管理する管理者から入力される情
報に基づいてサービス利用側情報又はサービス提供側情
報と、これらに対応する既存サービスとを要求条件デー
タベース24に設定して格納する。
【0038】サービス要素データベース管理部26は、
サービス要素データベース検索部27から入力される検
索式情報を用いてサービス要素データベース17から対
応するサービスモジュールを検索し、対応するサービス
モジュールが検索されたならば、このサービスモジュー
ルの格納場所を表す参照情報をダウンロード部28に出
力する。サービス要素データベース検索部27は、要求
条件データベース検索部22から入力されるサービスモ
ジュールキーに基づいて、サービス要素データベース1
7を検索するための検索式情報を生成して、サービス要
素データベース管理部26に出力する。
【0039】ダウンロード部28は、サービス要素デー
タベース管理部26から入力された参照情報を用いて、
サービス要素データベース17から対応するサービスモ
ジュールをダウンロードして、サービス管理部30に出
力し、サービス格納部31に格納させる。ここでサービ
ス格納部31で格納されたサービスモジュールが本発明
の拡張サービスモジュールに相当する。
【0040】サービス群検証部29は、サービス格納部
31に格納されたサービスモジュール間の整合性を検証
する。この検証は具体的には、各サービスモジュールが
取り扱うことのできるデータ形式と、各サービスモジュ
ールが出力するデータ形式とを調べることで実現でき
る。すなわち、MPEG2画像をMPEG4画像に変換
して出力するサービスモジュールと、MPEG4画像を
表示するサービスモジュールとは整合しているが、前者
のMPEG4を出力する変換サービスモジュールと、モ
ーションJPEG画像を表示するサービスモジュールと
は整合していないと判断される。
【0041】また、このサービス群検証部29は、サー
ビス格納部31に格納されたサービスモジュールが携帯
電話機14やパーソナルコンピュータ15のブラウザ1
3等、各装置に既存のサービスモジュールと整合してい
るか否かを検証する。この検証は、各装置の現在の仮想
環境を構築し、当該仮想環境内でサービス格納部31に
格納されたサービスモジュールを実行して整合している
か否かをエミュレーションにより検証すればよい。この
サービス群検証部29の処理が、本発明の仮想環境を構
築する手段と、この仮想環境で拡張サービスモジュール
を動作させる手段とに相当する。さらに、このサービス
群検証部29は、これらの検証に成功して、サービス群
が整合していると判断すると、送信制御部32に当該検
証を完了したサービスモジュールを送信する指示を出力
する。
【0042】サービス管理部30は、サービス格納部3
1に格納されているサービスモジュールをサービス要求
とサービス利用側情報とサービス提供側情報とに関連づ
けて管理している。また、このサービス管理部30は、
サービス群検証部29からサービスモジュールを取得す
る要求の入力を受けて、要求されたサービスモジュール
をサービス群検証部29に出力する。さらに、このサー
ビス管理部30は、送信制御部32からサービスモジュ
ールを取得する要求の入力を受けて、当該要求されたサ
ービスモジュールを出力する。サービス格納部31は、
サービスモジュールを格納している。
【0043】送信制御部32は、サービス群検証部29
からサービスモジュールを送信する指示の入力を受け
て、当該指示されたサービスモジュールを取得する要求
をサービス管理部30に出力して、サービスモジュール
を取得し、関連するサービス要求をさらにサービス管理
部30から取得して、これらを併せて、送信部33に出
力して、サーバ12に対して送信させる。
【0044】このように、本実施の形態のネットワーク
システムでは、サービス利用側としての携帯電話機14
やパーソナルコンピュータ15が、ブラウザ13からサ
ービスサイト11へのサービス要求に対し、端末情報を
付加してサーバ12に送信し、サーバ12がこのサービ
ス要求にサービス提供側情報をさらに付加してサービス
創造サーバ16に当該サービス要求を送信する。サービ
ス創造サーバ16では、このサービス要求を受信して、
その内容を解析し、対応するサービスモジュールを特定
するとともに、サービス利用側の現有サービスと、サー
ビス提供側の現有サービスとを特定する。そして、対応
するサービスモジュールを各データベースから取得し
て、上記特定した現有サービスとの整合性やサービスモ
ジュール間の整合性を判断し、整合していれば、サービ
スモジュールを送信する。
【0045】ここで、サービスを享受する側の準備が整
っていないのに、サービスの供給が開始されることを防
止するために、この送信制御部32がサービスごとに事
前に定義された依存関係に従い、サービスを受けるサー
ビス利用側から順に送信するよう送信部33を制御する
ことが好ましい。また、サービスモジュールがインスト
ールされたか否かをシステム状態監視部18によって検
出できるときには、検出結果に基づいて、例えばサービ
ス利用側での準備が完了したことを検出してから、サー
ビス提供側にサービスモジュールを送信したり、サービ
ス提供側に対し、先にサービスモジュールを送信してお
き、当該サービスモジュールによるサービス提供をこの
検出の結果により開始制御することも好ましい。この送
信制御部32の動作が本発明の配信順序を設定する手段
に相当する。
【0046】このように、本実施の形態によれば、サー
ビスに係るデータを処理するために必要なソフトウエア
であるサービスモジュールがサービス提供側とサービス
利用側とに配信されるため、サービスに係るデータを円
滑に処理でき、サービスの提供をスムーズに行うことが
できる。
【0047】実施の形態2.本発明の第2の実施の形態
に係るネットワークシステムは、図5に示すように、サ
ービスサイト11を含むサーバ12と、複数の中継ノー
ド3と、ゲートウエイ4と、無線通信設備5と公衆電話
回線設備6とを含む電話回線サービス7と、ブラウザ1
3を含む携帯電話機14と、ブラウザ13を含むパーソ
ナルコンピュータ15と、サービス創造サーバ16と、
サービス要素データベース17とから構成され、これら
の構成要素は相互にネットワーク接続されている。
【0048】ここでサービス創造サーバ16は、図2に
示した、第1の実施の形態のものと同様のものである。
また、サービス要素データベース17は、図5に示した
ように、サーバサービスデータベース34と、端末サー
ビスデータベース35と、ネットワークサービスデータ
ベース36とから基本的に構成されている。尚、第1の
実施の形態のものと同様の構成をとる部分については同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態
のネットワークシステムは、基本的には図1に示した第
1の実施の形態に係るネットワークシステムと同様の構
成をとるものであるが、中継ノード3及びゲートウエイ
4の動作と、サービス創造サーバ16の動作とが若干異
なる。
【0049】すなわち、本実施の形態においては、中継
ノード3とゲートウエイ4とは、サービス利用側として
の携帯電話機14やパーソナルコンピュータ15からサ
ーバ12へ向かうサービス要求のデータに対し、それぞ
れの現有機能を表す情報(中間ノード情報)を付加しつ
つ中継動作を行う。
【0050】また、サービス創造サーバ16は、これら
中間ノード情報に基づいて配信するサービスモジュール
を選択する。具体的に中間ノード情報に示されたゲート
ウエイ4の情報により、電話回線網を介して授受される
回線が9600bpsでのパケット交換(PDC等で用
いられているもの)である場合には、サービス要求や、
サービス提供側情報に応じて、必要であると判断される
場合には、サーバ12に対して、データを圧縮するため
のサービスモジュールを送信し、同様に、サービス利用
側の情報に応じて、サービス利用側に対して、圧縮され
たデータを伸長するためのサービスモジュールが配信さ
れる。これらのサービスモジュールについても、サービ
ス群検証部29の働きにより、例えばLZH(Lampel-Z
ip-Huffman)圧縮するサービスモジュールがサービス提
供側に対して配信されるときには、サービス利用側に配
信される伸長用のサービスモジュールも、LZH圧縮に
対応したものが選出される。
【0051】さらに、本実施の形態において特徴的なこ
とは、サービス創造サーバ16が、サーバ12や携帯電
話機14,パーソナルコンピュータ15ばかりでなく、
中継ノード3やゲートウエイ4に対してもサービスモジ
ュールを配信して、そのサービスを拡張することであ
る。具体的に本実施の形態のサービス創造サーバ16
は、サービス利用側から受信したサービス要求の内容に
より、中継ノード3やゲートウエイ4で必要となるサー
ビスモジュールを特定し、中継ノード3等からの中間ノ
ード情報から中継ノード3やゲートウエイ4の既存サー
ビスとの比較により、送信すべきサービスモジュールを
ネットワークサービスデータベース36から取得して、
整合性を検証し、整合性が検証されたならば、当該サー
ビスモジュールを配信する。ここで、サービスモジュー
ルの配信は、サービス利用側に近い側又はサーバ12に
近い側から順に配信することが好ましい。
【0052】また、本実施の形態のサービス創造サーバ
16は、システム状態監視部18により検出されたシス
テム状態の変化に応じて必要となるサービスモジュール
を特定してサービス要求におけるのと同様にして、中継
ノード3やゲートウエイ4の既存サービスとの関連にお
いて適切なサービスモジュールをネットワークサービス
データベース36から取得して配信する。
【0053】本実施の形態のネットワークシステムで
は、サービス創造サーバ16が、ネットワーク上でサー
ビスの授受が行われる経路全体に対し、必要なサービス
モジュールを整合性に配慮しつつ配信するので、サービ
スの授受をスムーズに行うことができる。
【0054】具体的に本実施の形態のネットワークシス
テムの動作について説明する。サービス利用側としての
パーソナルコンピュータ15が端末情報とともに、例え
ば電子商取引のサービス要求を電話回線を介してゲート
ウエイ4に出力すると、ゲートウエイ4がこのサービス
要求に自己の中間ノード情報をさらに付して、サーバ1
2に複数の中継ノード3を介して送信する。ここで、各
中継ノード3でも、対応する中間ノード情報が付加され
る。サーバ12は、複数の中継ノード3を介して受信し
たデータ(サービス要求、端末情報、複数の中間ノード
情報からなるデータ)にサービス提供側情報を付加し
て、サービス創造サーバ16に送信する。
【0055】すると、サービス創造サーバ16がこのサ
ービス要求と、端末情報、中間ノード情報及びサービス
提供側情報に応じて、要求解析データベース21及び要
求条件データベース24を参照して、必要なサービスモ
ジュールを特定する。ここでは、電子商取引に必要なセ
キュリティを達成するための暗号化モジュールと、利用
者認証モジュールと、確実なデータ伝送のための再送モ
ジュールとが特定されたとする。
【0056】サービス創造サーバ16は、これら特定し
たサービスモジュールをサービス要素データベース17
のサーバサービスデータベース34と、端末サービスデ
ータベース35と、ネットワークサービスデータベース
36から各々取得して、サービス利用側としてのパーソ
ナルコンピュータ15と、中間ノード情報に示された中
継ノード3及びゲートウエイ4と、サーバ12とに対応
するサービスモジュールを配信する。
【0057】そして、パーソナルコンピュータ15と、
サーバ12とには、データを暗号化して送受するための
暗号化モジュールと、利用者を認証するための認証モジ
ュールとが配信されて、そのサービスの授受が可能にな
り、また、各中継ノード3とゲートウエイ4とには、再
送モジュールが配信されてデータの再送が行われるよう
になり、確実なデータ伝送のサービスを利用者が享受で
きる。
【0058】さらに、本実施形態において特徴的なこと
は、サービス利用側及びサービス提供側に配信されるサ
ービスモジュールを特定する際に、中間ノード情報が配
慮されることである。具体的には、ゲートウエイ4が通
信速度9600bpsにてサービス利用側と通信してい
ることを表す中間ノード情報を付加したときには、サー
ビス創造サーバ16はこの通信速度に適合したサービス
モジュールを配信することになる。
【0059】このように、本実施形態のサービス創造サ
ーバ16は、ネットワークを介してサービス提供側から
サービス利用側に対し、中継ノード3やゲートウエイ4
等の中継局を介して所定のサービスが提供されるシステ
ムに接続され、サービス提供側の現有サービス提供機
能、中継局の現有サービス提供機能、サービス利用側の
現有サービス利用機能の少なくともいずれかを既存サー
ビス構成として認識する手段と、所定のサービスの内容
と認識の結果とに応じて、サービス提供側、中継局、サ
ービス利用側の少なくともいずれかの既存サービス構成
を拡張的に変更する手段と、を含むことが特徴的であ
る。
【0060】また、別の視点からは、本実施形態のサー
ビス創造サーバ16は、ネットワーク上の中継局を介し
てサービス利用側からサービス提供側に対して送信され
るサービス要求又はネットワークの状態情報を取得する
システム状態監視部18及び要求受信部19に相当する
取得手段と、サービス要求又はネットワークの状態情報
に応じて、必要となるサービスモジュールを拡張サービ
スモジュールとして選択する要求解析部20,要求条件
データベース検索部22等からなる選択手段と、選択さ
れた拡張サービスモジュールをサービス提供側、中継
局、サービス利用側の少なくともいずれかに対して配信
する送信制御部32等の配信手段とを含むことが特徴的
である。ここで、拡張サービスモジュールを選択する際
に要求条件データベース検索部22等がサービス利用
側、中継局、サービス提供側の各々での現有サービスモ
ジュールを既存サービスモジュールの情報として特定
し、これらの情報に配慮することが好ましい。
【0061】さらに、選出された拡張サービスモジュー
ルの各々の間の第1整合性又は当該拡張サービスモジュ
ールの各々と、既存サービスモジュールとの第2整合性
の少なくとも一方を検証するサービス群検証部29に相
当する検証手段をさらに含むことが好適である。
【0062】尚、本発明の第1,第2の実施の形態にお
けるサービス創造サーバ16は、サービスモジュールの
配信をサーバ12を介して行うようにしておくことも好
ましい。このようにすることで、利用者はサービス創造
サーバ16の存在を意識する必要がなく、サーバ12に
対してのみアクセスすれば、適切なサービスモジュール
の組み合わせが配信されてサービスを享受することがで
きるようになり、利便性を向上できる。
【0063】このように、本発明の第1,第2の実施の
形態のネットワークシステムでは、サービスモジュール
をサービス要素データベース17にて一局管理してお
り、バージョンアップ時の混乱を防止できる。また、こ
のサービスモジュールの配信はサービス創造サーバ16
からしか行われないため、他に悪質なサービスモジュー
ル配信者(ウイルス等を混入したサービスモジュールを
配信する者等)がいても、サーバ12がサービス創造サ
ーバ16を常に利用することで、セキュリティを向上で
きる。
【0064】さらに、本発明の第1,第2の実施の形態
のネットワークシステムでは、サービス創造サーバ16
が、サービスモジュールを配信する先の現有サービス提
供/利用機能(既存モジュール)との整合性に配慮して
いるため、思わぬコンフリクトを避けることができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ネットワ
ークを介してサービス提供側からサービス利用側に所定
のサービスが提供されるシステムに接続され、サービス
提供側の現有サービス提供機能及びサービス利用側の現
有サービス利用機能の少なくとも一方を既存サービス構
成として認識し、所定のサービスの内容と認識の結果と
に応じて、サービス提供側又はサービス利用側の少なく
とも一方の既存サービス構成を拡張的に変更するサービ
ス創造サーバとしているので、ネットワークを介して行
われるサービスの授受をスムーズに行うことができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、ネットワー
クを介してサービス提供側からサービス利用側に所定の
サービスが提供されるシステムに接続され、サービス提
供側の現有サービス提供機能及びサービス利用側の現有
サービス利用機能の少なくとも一方を既存サービス構成
として認識し、所定のサービスの内容と認識の結果とに
応じて、サービス提供側又はサービス利用側の少なくと
も一方の既存サービス構成を拡張的に変更するためのサ
ービスモジュールを選出し、サービス提供側とサービス
利用側との少なくとも一方に対して選出したサービスモ
ジュールを提供するサービス創造サーバとしているの
で、ネットワークを介して行われるサービスの授受をス
ムーズに行うことができる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、サービス利
用側からサービス提供側に対してのサービス要求を取得
し、サービス要求に応じて必要なサービスモジュールを
選択して配信するサービス創造サーバとしているので、
ネットワークを介してソフトウエアにて行われるサービ
スの授受をスムーズに行うことができる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、サービス利
用側からサービス提供側に対してのサービス要求を取得
し、サービス利用側とサービス提供側との既存サービス
モジュールを特定し、特定した既存サービスモジュール
の情報とサービス要求とに応じて必要なサービスモジュ
ールを選択して配信するサービス創造サーバとしている
ので、ネットワークを介してソフトウエアにて行われる
サービスの授受をスムーズに行うことができる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、拡張サービ
スモジュール群の間又は拡張サービスモジュールと既存
サービスモジュールとの整合性を検証する請求項3又は
4記載のサービス創造サーバとしているので、思わぬコ
ンフリクトの発生を防ぎつつ、ネットワークを介してソ
フトウエアにて行われるサービスの授受をスムーズに行
うことができる。
【0070】請求項6記載の発明によれば、サービス提
供側及びサービス利用側のシステムの仮想環境を構築
し、この仮想環境で拡張サービスモジュール群を動作さ
せて検証を行う請求項5記載のサービス創造サーバとし
ているので、拡張サービスモジュール間及び既存サービ
スモジュールとの間での思わぬコンフリクトの発生を防
ぎつつ、ネットワークを介してソフトウエアにて行われ
るサービスの授受をスムーズに行うことができる。
【0071】請求項7記載の発明によれば、モジュール
の配信順序を設定し、この配信順序で配信を行う請求項
3乃至6記載のサービス創造サーバとしているので、ネ
ットワークを介してソフトウエアにて行われるサービス
の授受をスムーズに行うことができる。
【0072】請求項8記載の発明によれば、サービス利
用側から配信を開始するよう設定し、サービス提供側に
対して最後に配信を行うサービス創造サーバとしている
ので、ネットワークを介してソフトウエアにて行われる
サービスの授受をスムーズに行うことができる。
【0073】請求項9記載の発明によれば、ネットワー
クを介してサービス提供側からサービス利用側に所定の
サービスが提供されるシステムに接続され、サービス提
供側の現有サービス提供機能、中継局の現有サービス提
供機能、サービス利用側の現有サービス利用機能のいず
れかを既存サービス構成として認識し、所定のサービス
の内容と認識の結果とに応じて、サービス提供側、中継
局、サービス利用側のいずれかの既存サービス構成を拡
張的に変更するサービス創造サーバとしているので、ネ
ットワークを介して行われるサービスの授受をスムーズ
に行うことができる。
【0074】請求項10記載の発明によれば、サービス
提供側装置がネットワークを介して要求されたサービス
を提供し、サービス利用側装置がサービス要求を出力
し、サービス創造サーバがサービス提供側の現有サービ
ス提供機能及びサービス利用側の現有サービス利用機能
の少なくとも一方を既存サービス構成として認識し、サ
ービス要求と既存サービス構成の認識結果とに応じて、
サービス提供側装置又はサービス利用側装置の既存サー
ビス構成を拡張的に変更するネットワークシステムとし
ているので、サービス提供側装置とサービス利用側装置
との間でのサービスの授受をスムーズにできる。
【0075】請求項11記載の発明によれば、サービス
利用側からサービス提供側に対するサービス要求と、サ
ービス利用側とサービス提供側との現有サービス機能に
応じてサービス利用側又はサービス提供側の少なくとも
一方に対して要求されたサービスの授受のためのソフト
ウエアが配信されるネットワークシステムとしているの
で、ネットワークを介して行われるサービスの授受をス
ムーズにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クシステムの構成ブロック図である。
【図2】 サービス創造サーバの構成ブロック図であ
る。
【図3】 要求解析データベースに格納されているテー
ブルの一例を表す説明図である。
【図4】 要求条件データベースに格納されているデー
タの一例を表す説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クシステムの構成ブロック図である。
【図6】 従来のネットワークシステムの構成ブロック
図である。
【図7】 従来のブラウザでの処理設定の一例を表す説
明図である。
【符号の説明】
1,11 サービスサイト、2,12 サーバ、3 中
継ノード、4 ゲートウエイ、5 無線通信設備、6
公衆電話回線設備、7 電話回線サービス、8,13
ブラウザ、9,14 携帯電話機、10,15 パーソ
ナルコンピュータ、16 サービス創造サーバ、17
サービス要素データベース、18 システム状態監視
部、19 要求受信部、20 要求解析部、21 要求
解析データベース、22 要求条件データベース検索
部、23 要求条件データベース管理部、24 要求条
件データベース、25 要求条件データベース登録部、
26サービス要素データベース管理部、27 サービス
要素データベース検索部、28 ダウンロード部、29
サービス群検証部、30 サービス管理部、31サー
ビス格納部、32 送信制御部、33 送信部、34
サーバサービスデータベース、35 端末サービスデー
タベース、36 ネットワークサービスデータベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B085 AA04 BG07 CA04 5B089 GA11 GA21 GA25 GA31 GB04 HA01 HA11 JB02 JB04 KA00 KB09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してサービス提供側か
    らサービス利用側に所定のサービスが提供されるシステ
    ムに接続されたサービス創造サーバであって、 前記サービス提供側の現有サービス提供機能及び前記サ
    ービス利用側の現有サービス利用機能の少なくとも一方
    を既存サービス構成として認識する手段と、 前記所定のサービスの内容と前記認識の結果とに応じ
    て、前記サービス提供側又はサービス利用側の少なくと
    も一方の既存サービス構成を拡張的に変更する手段と、 を含むことを特徴とするサービス創造サーバ。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介してサービス提供側か
    らサービス利用側に所定のサービスが提供されるシステ
    ムに接続されたサービス創造サーバであって、 前記サービス提供側の現有サービス提供機能と前記サー
    ビス利用側の現有サービス利用機能とを既存サービス構
    成として認識する手段と、 前記所定のサービスの内容と前記認識の結果とに応じ
    て、前記サービス提供側とサービス利用側の少なくとも
    一方の既存サービス構成を拡張的に変更するためのサー
    ビスモジュールを選出する手段と、 前記サービスモジュールを前記サービス提供側とサービ
    ス利用側と少なくとも一方に提供する手段と、 を含むことを特徴とするサービス創造サーバ。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介してサービス利用側か
    らサービス提供側に対してのサービス要求を取得する取
    得手段と、 前記サービス要求に応じて、当該サービスの提供に際し
    て必要となるサービスモジュールを拡張サービスモジュ
    ールとして選択する選択手段と、 前記選択された拡張サービスモジュールを前記サービス
    提供側又はサービス利用側の少なくとも一方に対して配
    信する配信手段と、 を含むことを特徴とするサービス創造サーバ。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介してサービス利用側か
    らサービス提供側に対してのサービス要求を取得する取
    得手段と、 前記サービス利用側と、サービス提供側との現有サービ
    スモジュールを既存サービスモジュールの情報として特
    定する手段と、 前記サービス要求と既存サービスモジュール情報とに応
    じて、当該サービスの提供及び利用に際して必要となる
    拡張サービスモジュール群を選出する手段と、 前記拡張サービスモジュールを前記サービス提供側又は
    サービス利用側の少なくとも一方に対して配信する手段
    と、 を含むことを特徴とするサービス創造サーバ。
  5. 【請求項5】 選出された拡張サービスモジュールの各
    々の間の第1整合性又は当該拡張サービスモジュールの
    各々と、既存サービスモジュールとの第2整合性の少な
    くとも一方を検証する検証手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項3又は4記載のサービス創造サーバ。
  6. 【請求項6】 前記検証手段は、サービス提供側及びサ
    ービス利用側からなるシステムの仮想環境を構築する手
    段と、 前記仮想環境で前記拡張サービスモジュール群を動作さ
    せる手段と、 を含み、当該仮想環境での動作不具合の有無を検出し
    て、整合性を検証することを特徴とする請求項5記載の
    サービス創造サーバ。
  7. 【請求項7】 前記配信手段は、前記選択手段で特定さ
    れた各モジュールの配信順序を設定する手段と、 前記設定に基づいて各モジュールを配信する手段と、 を含むことを特徴とする請求項3乃至6記載のサービス
    創造サーバ。
  8. 【請求項8】 前記配信順序を設定する手段は、サービ
    ス利用側から配信を開始するよう設定し、サービス提供
    側に対して最後に配信を行うよう設定することを特徴と
    する請求項7記載のサービス創造サーバ。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介してサービス提供側か
    らサービス利用側に対し、中継局を介して所定のサービ
    スが提供されるシステムに接続されたサービス創造サー
    バであって、 少なくとも前記サービス提供側の現有サービス提供機能
    又は中継局の現有サービス提供機能又はサービス利用側
    の現有サービス利用機能のいずれかを既存サービス構成
    として認識する手段と、 少なくとも前記所定のサービスの内容と認識の結果とに
    応じて、サービス提供側又は中継局又はサービス利用側
    のいずれかの既存サービス構成を拡張的に変更する手段
    と、を含むことを特徴とするサービス創造サーバ。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して要求されたサー
    ビスを提供するサービス提供側装置と、 前記サービス提供側装置に対しサービス要求を出力し
    て、サービスを享受するサービス利用側装置と、 サービス創造サーバとを含み、 前記サービス創造サーバは、 前記サービス提供側の現有サービス提供機能及び前記サ
    ービス利用側の現有サービス利用機能の少なくとも一方
    を既存サービス構成として認識する手段と、前記サービ
    ス要求の内容と前記認識の結果とに応じて、前記サービ
    ス提供側又はサービス利用側の少なくとも一方の既存サ
    ービス構成を拡張的に変更する手段と、 を含むことを特徴とするネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 サービス利用側からサービス提供側に
    対するサービス要求と、前記サービス利用側とサービス
    提供側との現有サービス機能とに応じて、前記サービス
    提供側とサービス利用側の少なくとも一方に対して、当
    該要求されたサービスの提供のためのソフトウエアが配
    信されることを特徴とするネットワークシステム。
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