JP2001262599A - 滑り止め機能を備えた鉄蓋 - Google Patents

滑り止め機能を備えた鉄蓋

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JP2001262599A
JP2001262599A JP2000079327A JP2000079327A JP2001262599A JP 2001262599 A JP2001262599 A JP 2001262599A JP 2000079327 A JP2000079327 A JP 2000079327A JP 2000079327 A JP2000079327 A JP 2000079327A JP 2001262599 A JP2001262599 A JP 2001262599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑り止め機能を有し、また、視覚的に識別し
やすい絵柄が表わされた鉄蓋を提供することにある。 【解決手段】 鉄蓋上面の基準底面2に対して突出して
形成された絵柄用突部3と、基準底面2および絵柄用突
部3の上面に多数分散して突設された滑り止め用突起4
(主突起4A、副突起4B)とを備えている。基準底面
2は、基準底面2と絵柄用突部3との境界を識別させる
ために識別用突条5が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、滑り止め機能を
備えた鉄蓋、特に、絵柄用突部および滑り止め用突起の
両方が鉄蓋上面に形成された鉄蓋、および、絵柄を視覚
的に識別しやすいようにした鉄蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下水道、電力、通信設備用ピット等に
通じるマンホールを開閉するための鉄蓋として、鉄蓋が
設置される都市等を代表する建物、草花、樹木等を絵柄
用突部によって表面に表わした鉄蓋が用いられ、画一的
な模様が形成された鉄蓋に比べて、視覚的に優れている
鉄蓋として、近年、人気を集めている。
【0003】しかしながら、このような絵柄が表わされ
た鉄蓋においては、絵柄によっては、絵柄を構成する一
つの絵柄用突部の上面積が大きくなる場合がある。この
ように、一つの絵柄用突部の上面積が大きくなると、特
に、雨天時に車のスリップ事故を招く恐れが高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
絵柄が表わされた鉄蓋に滑り止め機能を持たせた鉄蓋の
開発が望まれていたが、かかる鉄蓋は、未だ提案されて
いない。
【0005】そこで、上記鉄蓋を得るべく鋭意工夫を重
ねた結果、本願発明等は、絵柄が表わされた鉄蓋に滑り
止め用突起を形成すれば、絵柄が表わされた鉄蓋に滑り
止め機能を持たせることができ、更に、絵柄が表わされ
た鉄蓋に滑り止め用突起を形成することによって、視覚
的に絵柄が識別しずらくなる問題を解決するには、絵柄
を構成する絵柄用突部以外の面、即ち、基準底面を凹凸
に形成すれば良いといった知見を得た。
【0006】従って、この発明の目的は、滑り止め機能
を有すると共に、視覚的に識別しやすい絵柄が表わされ
た鉄蓋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
鉄蓋上面の基準底面に対して突出して形成された絵柄用
突部と、前記基準底面および前記絵柄用突部の上面に多
数分散して突設された滑り止め用突起とを備えているこ
とに特徴を有するものである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記滑り止め用突
起は、縦スリットによって分割されていることに特徴を
有するものである。
【0009】請求項3記載の発明は、前記滑り止め用突
起は、主突起と副突起とからなり、前記主突起の前記基
準底面からの高さ(L1)、前記副突起の前記基準底面
からの高さ(L2)および前記絵柄用突部の前記基準底
面からの高さ(L3)の間には、L1>L2>L3の関
係があることに特徴を有するものである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記主突起および
前記副突起の内の少なくとも前記主突起は、縦スリット
によって分割されていることに特徴を有するものであ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、前記基準底面は、
前記基準底面と前記絵柄用突部との境界を識別させるた
めに凹凸に形成されていることに特徴を有するものであ
る。
【0012】請求項6記載の発明は、前記凹凸は、複数
本の識別用突条が密着して平行に形成されたものからな
っていることに特徴を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の滑り止め機能を備えた
鉄蓋の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、請求項1の発明の鉄蓋を示す部分
平面図、図2は、縦スリットによって分割された滑り止
め用突起を示す正面図、図3は、縦スリットによって分
割された滑り止め用突起を示す平面図、図4は、階段状
に形成された滑り止め用突起を示す正面図、図5は、図
1のA−A線断面図、図6は、請求項5の発明の鉄蓋を
示す部分平面図、図7は、図6のA−A線断面図、図8
は、凹凸模様を示す平面図、図9は、図8のA−A線断
面図、図10は、別の凹凸模様を示す平面図、図11
は、図10のA−A線断面図である。
【0015】図1から図11において、1は、鉄蓋、2
は、鉄蓋1の上面の基準底面、3は、基準底面2に対し
て突出させて形成された絵柄用突部であり、この例で
は、絵柄用突部は、ゆりの花の形状にかたどられてい
る。4は、基準底面2および絵柄用突部3の上面に多数
分散して形成された滑り止め用の円柱状突起である。
【0016】このように、基準底面2および絵柄用突部
3の上面に突起4が多数分散して形成されているので、
一つの絵柄用突部3の上面積が大きな場合にも、車のタ
イヤと鉄蓋1との摩擦抵抗が増加するので、スリップを
軽減することができる。
【0017】図2および図3に示すように、滑り止め用
突起4を縦スリットSによって複数に分割すれば、突起
4の角の数が増加するので、それだけ摩擦抵抗が増加す
る。
【0018】また、図4に示すように、滑り止め用突起
4を先細りの階段状に形成すれば、突起4の側面抵抗が
増加するので、特に、二輪車のタイヤとの摩擦抵抗が増
加する。
【0019】図5および図6に示すように、滑り止め用
突起4を主突起4Aと副突起4Bとによって構成し、主
突起4Aの基準底面2からの高さ(L1)を、副突起4
Bの基準底面2からの高さ(L2)に比べて高くすれ
ば、主突起4Aが先行して摩耗し、次いで、副突起4B
が摩耗するので、滑り止め用突起4の滑り止め効果の寿
命が延びる。絵柄用突部3の基準底面2からの高さ(L
3)は、(L2)より低く形成されている。即ち、L1
とL2とL3との間に、L1>L2>L3の関係を持た
せる。この場合も、摩擦抵抗が増加を目的として、少な
くとも主突起4Aを縦スリットSによって分割しても良
く、また、側面抵抗の増加を目的として、少なくとも主
突起4Aを先細りの階段状に形成しても良い。
【0020】絵柄が表わされた鉄蓋において、絵柄は、
その境界線によって視覚的に認識されるが、上述のよう
に、多数の滑り止め用突起を鉄蓋上面に分散させると、
絵柄の境界線が不明確になって、視覚的に絵柄が識別し
ずらくなる。
【0021】そこで、図8および図9に示すように、基
準底面2に断面山形の複数本の識別用突条5を密着して
平行に形成して、基準底面2を凹凸にすれば、基準底面
2にストライプ模様が形成されるので、基準底面2と絵
柄用突部3との境界が明確になる。これによって、視覚
的に絵柄が識別しずらくなるといった問題が解決され
る。
【0022】基準底面2を凹凸にする別の手段として、
図10および図11に示すように、複数個の識別用突起
6を分散して形成しても良い。突起6の形状は、この例
のように、角柱状以外に円柱状等であっても良い。この
場合には、基準底面2に格子模様が形成されるので、基
準底面2と絵柄用突部3との境界が明確になる。これに
よって、視覚的に絵柄が識別しずらくなるといった問題
が解決される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 基準底面および絵柄用突部の上面に滑り止め用突起
を多数分散して突設することによって、一つの絵柄用突
部の上面積が大きい場合であっても、優れた滑り止め効
果を得ることができる。 基準底面を凹凸に形成することによって、絵柄が表
わされた鉄蓋に滑り止め用突起を分散して形成すること
によって、視覚的に絵柄が識別しずらくなる問題を解決
することができる。 滑り止め用突起を縦スリットによって複数に分割す
ることによって、突起の角の数が増加するので、それだ
け摩擦抵抗を増加させることができる。 滑り止め用突起を先細りの階段状に形成することに
よって、突起の側面抵抗が増加するので、特に、二輪車
のタイヤとの摩擦抵抗を増加させることができる。 滑り止め用突起を主突起と副突起とによって構成
し、主突起の基準底面からの高さを、副突起の基準底面
からの高さに比べて高くすれば、主突起が先行して摩耗
し、次いで、副突起が摩耗するので、滑り止め用突起の
滑り止め効果の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の鉄蓋を示す部分平面図であ
る。
【図2】縦スリットによって分割された滑り止め用突起
を示す正面図である。
【図3】縦スリットによって分割された滑り止め用突起
を示す平面図である。
【図4】階段状に形成された滑り止め用突起を示す正面
図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】請求項5の発明の鉄蓋を示す部分平面図であ
る。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】凹凸模様を示す平面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】別の凹凸模様を示す平面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1:鉄蓋 2:基準面 3:絵柄用突起 4:滑り止め用突起 4A:主突起 4B:副突起 5:識別用突条 6:識別用突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄蓋上面の基準底面に対して突出して形
    成された絵柄用突部と、前記基準底面および前記絵柄用
    突部の上面に多数分散して突設された滑り止め用突起と
    を備えていることを特徴とする滑り止め機能を備えた鉄
    蓋。
  2. 【請求項2】 前記滑り止め用突起は、縦スリットによ
    って分割されていることを特徴とする、請求項1記載の
    滑り止め機能を備えた鉄蓋。
  3. 【請求項3】 前記滑り止め用突起は、主突起と副突起
    とからなり、前記主突起の前記基準底面からの高さ(L
    1)、前記副突起の前記基準底面からの高さ(L2)お
    よび前記絵柄用突部の前記基準底面からの高さ(L3)
    の間には、L1>L2>L3の関係があることを特徴と
    する、請求項1記載の滑り止め機能を備えた鉄蓋。
  4. 【請求項4】 前記主突起および前記副突起の内の少な
    くとも前記主突起は、縦スリットによって分割されてい
    ることを特徴とする、請求項3記載の滑り止め機能を備
    えた鉄蓋。
  5. 【請求項5】 前記基準底面は、前記基準底面と前記絵
    柄用突部との境界を識別させるために凹凸に形成されて
    いることを特徴とする、請求項1から4の内の何れか1
    つに記載の滑り止め機能を備えた鉄蓋。
  6. 【請求項6】 前記凹凸は、複数本の識別用突条が密着
    して平行に形成されたものからなっていることを特徴と
    する、請求項5記載の滑り止め機能を備えた鉄蓋。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006225994A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Asahi Tec Corp 地下構造物用蓋およびその評価方法
JP2007321336A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Takiron Co Ltd 防滑性床材
JP2008050933A (ja) * 2006-07-27 2008-03-06 Ground Design Kenkyusho:Kk 地下構造物用蓋
JP2009002139A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Jhy-Cheng Chen マンホールおよびハンドホールの蓋とその製造方法
JP2010261306A (ja) * 2010-07-20 2010-11-18 Asahi Tec Environmental Solutions Corp 地下構造物用蓋

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