JP2001262453A - バッグフィルタ用などのフェルト材 - Google Patents

バッグフィルタ用などのフェルト材

Info

Publication number
JP2001262453A
JP2001262453A JP2000071544A JP2000071544A JP2001262453A JP 2001262453 A JP2001262453 A JP 2001262453A JP 2000071544 A JP2000071544 A JP 2000071544A JP 2000071544 A JP2000071544 A JP 2000071544A JP 2001262453 A JP2001262453 A JP 2001262453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
felt material
fibers
silica
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000071544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3676176B2 (ja
Inventor
Kiyobumi Tashiro
清文 田代
Hideo Nakamura
英雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiko KK
Fujikoo KK
Original Assignee
Fujiko KK
Fujikoo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujiko KK, Fujikoo KK filed Critical Fujiko KK
Priority to JP2000071544A priority Critical patent/JP3676176B2/ja
Publication of JP2001262453A publication Critical patent/JP2001262453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3676176B2 publication Critical patent/JP3676176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッグフィルタなどに用いた際に、各種の熱
設備から高温下で放出される煤塵を効率よく捕集する。 【解決手段】 原繊維から可溶性成分または有機分を除
去した後に焼成するシリカ繊維と、融点約250℃以上
または無融点である耐熱性の有機繊維からなるカードラ
ップをニードルパンチングで一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉やボイラー
などの各種の熱設備から高温下で放出される煤塵を効率
よく捕集するバッグフィルタなどに用いるフェルト材に
関する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミや産業廃棄物の焼却炉,窯炉や
石炭ボイラなどでは、大気汚染防止法によって煤塵の排
出基準が規模別に定められているため、集塵機に取り付
けるバッグフィルタで出***塵濃度を排出基準以下にす
ることが必要である。この含塵ガスは、ガス温度が高く
且つ酸性物質を多量に含み、これらの熱設備に取付ける
バッグフィルタは耐熱・耐酸性であることを要する。こ
のため、バッグフィルタの素材には、耐熱・耐酸性が優
れたテトラフルオロエチレン繊維(PTFE繊維)、ポ
リフェニレンサルファイド繊維(PPS繊維)、ポリイ
ミド繊維、アラミド繊維などのニードルパンチフェルト
材を使用することが一般的である。
【0003】 近年、耐熱性フェルト材の素材改良はさ
らに進歩し、特公平2−14456号や特公平2−36
704号では、PTFE繊維と0.1〜1デニールの細
いガラス繊維とを配合し、これをニードルパンチングで
一体化した複合フェルト材を提案している。また、特許
第2594844号では、耐熱性の有機繊維にガラス繊
維を混入し、添加する有機繊維としてはPPS繊維、ア
ラミド繊維,PTFE繊維などが例示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バッグフィルタに用い
るフェルト材において、前記のようにガラス繊維を一部
でも混入すると、イニシャルコストでは有利であって
も、ガラス繊維は酸性雰囲気中で劣化しやすく、酸性物
質を多量に含む含塵ガスを処理すると比較的短期間でフ
ィルタ交換を頻繁に行うことを要し、結果的には不経済
になってしまう。また、ガラス繊維は、硬くて脆いため
にカーディングおよびニードルパンチングの工程で切断
して脱落しやすく、フェルト加工の作業環境を悪化させ
るという問題がある。ガラス繊維は、個々の繊維が剛直
であるため、フェルト加工の作業者の皮膚を刺激するこ
とも生じがちである。
【0005】 本発明は、ガラス繊維混入のフェルト材
に関する前記の問題点を改善するために提案されたもの
であり、ガラス繊維に比べて耐酸性と耐熱性が優れたシ
リカ繊維を有機繊維に混入することにより、耐用年数が
相当に長くなってバッグフィルタ用などとして好適なフ
ェルト材を提供することを目的としている。本発明の他
の目的は、フェルト加工の作業環境を悪化させることが
少ないバッグフィルタ用などのフェルト材を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフェルト材は、集塵機に取り付けるバ
ッグフィルタなどに用い、原繊維から可溶性成分または
有機分を除去した後に焼成するシリカ繊維と、融点約2
50℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維からな
るカードラップをニードルパンチングで一体化し、熱処
理によって所定の厚みと密度に定める。この一体化の際
には、耐熱性の有機繊維の基布を介在させると好まし
い。
【0007】 本発明のフェルト材において、シリカ繊
維は1〜40重量%、耐熱性の有機繊維は60〜99重
量%であると好ましい。シリカ繊維が全体の1重量%未
満であると、バッグフィルタ用などのフェルト材とし
て、伸びが大きいうえに経時的な強度劣化が大きく、所
望の耐熱性を得ることができない。一方、シリカ繊維が
40重量%を超えても、コストの上昇の割りにはフェル
ト材の物性が良化せず、コストの点で不経済である。
【0008】 本発明で用いるシリカ繊維は、主として
ガラス繊維の原繊維から可溶性成分または有機分を除去
した後に焼成して製造する。好適なシリカ繊維は、Eガ
ラス、ソーダシリカガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダ
ケイ酸ガラス、ソーダライム系ガラスなどから短繊維ま
たは長繊維を製造し、これらの繊維を酸処理して可溶性
成分を溶出してから焼成してシリカ骨格を形成させる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のフェルト材において、用
いるシリカ繊維は、シリカガラス繊維とも称し、原繊維
から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成してい
る。例えば、シリカ繊維として、Eガラス、ソーダシリ
カガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダライム系ガラスな
どの短繊維をブロー法によって製造し、この短繊維を酸
処理して可溶性成分を溶出してから焼成してシリカ骨格
を形成させると、例えばシリカ分は約95%以上に達す
る。一般に、原繊維として、アルカリ含有率1%以下の
ボロンシリケートガラスであるEガラス繊維を用いると
好ましく、例えば、日本無機社などが生産を行いまたは
吉野社でもシリカ繊維(品番:FY−6)として販売し
ている。
【0010】 シリカ繊維を得るには、紡糸に適した粘
度に調整したケイ酸ソーダをノズルを通して繊維化し、
さらに酸処理によってソーダ分を溶出させた後に焼成し
てもよい。また、ケイ素のアルコキド溶液を重合してか
ら粘度を調整して紡糸し、得た生繊維から有機分を除去
した後に焼成してもよい。これらの長繊維の場合には、
通常、サイジング剤を加えてから所定の長さに裁断して
使用すればよく、例えば、エンカ社または旭硝子社など
で生産されている。
【0011】 これらのシリカ繊維は、耐酸性および耐
熱性が通常のガラス繊維よりも遙かに高い。これらのシ
リカ繊維は、本質的に多孔質繊維であり、通常のガラス
繊維に比べて柔軟であるうえに、比重が2.5前後であ
るガラス繊維よりも相当に軽い。また、熱膨張率がガラ
ス繊維に比べて約1/10という低さであり、フェルト
材における寸法安定性が優れている。さらに、シリカ繊
維は、通常のガラス繊維に比べて電気絶縁抵抗が高く、
誘電率および誘電正接値が低いという特性も有する。
【0012】 一方、本発明で用いる有機繊維は、比較
的柔軟な耐熱性繊維であり、融点約250℃以上または
無融点であることを要する。本発明のフェルト材は、例
えば、熱設備に取付けるバッグフィルタとして高温環境
で使用する際に、含塵ガスの温度は200℃前後に達す
ることが多く、このために比較的多く加える耐熱性の有
機繊維が融点が250℃以上でないと、耐久性を欠くこ
とになる。また、「無融点」とは、加熱時に溶融温度よ
りも分解温度が低いことによって融点測定が困難な繊維
を意味し、該繊維は約250℃に加熱しても熱分解を生
じない。
【0013】 融点約250℃以上の有機繊維として、
PTFE繊維(融点327℃)、PPS繊維(融点28
7℃)、メタフェニレンイソフタルアミド繊維(融点3
25℃)、ポリエーテルエーテルケトン繊維(融点34
5℃)、66ナイロン繊維(融点250〜260℃)、
ポリエステル繊維(融点255〜260℃)、ヘテロ環
繊維などが例示できる。無融点の耐熱性有機繊維として
は、ポリイミド繊維(ガラス転移点315℃)、ポリ−
p−フェニレンテレフタルアミド繊維、ポリ−p−ベン
ズアミド繊維、共重合アラミド繊維などが例示できる。
これらの繊維は複合繊維や混合繊維の態様であってもよ
い。
【0014】 図1に例示するように、シリカ繊維1お
よび耐熱性の有機繊維2は、相互に混綿してウェブとす
るかまたは各繊維単独のウェブを用い、用途に応じて1
00〜1000g/m積層してカードラップを形成す
る。この際に、図2に示すように、フェルト材7は、2
等分のカードラップ3,3の間に耐熱性の有機繊維の基
布5を介在させるかまたは単独カードラップの下方に配
置すると、フェルト材7の寸法安定性が増すので好まし
い。基布5は、通常のモノフィラメントやマルチフィラ
メント織布でもスパン糸の織布でも使用可能である。
【0015】 得たカードラップ3は、ニードルパンチ
ングで一体化し、このニードルパンチにおける針本数
は、250〜350本/cm程度であればよい。フェ
ルト材7をフィルタとして用いるため、カレンダなどの
熱処理によって所定の厚みと密度すなわち通気度に調整
して捕集効率を高め、このカレンダ加工において約20
0〜300℃で数分間プレスする。最後に、フェルト材
7の表面を毛焼き加工して遊び毛を除くことが望まし
い。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0017】実施例1 本発明で用いるウェブは、図1に示すように、繊度6.
7デニールであるPTFE繊維1(商品名:トヨフロ
ン、東レ社製)70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維
2(日本無機社製)30重量%とを均一に混綿して製造
する。次に、このウェブを積層して目付410g/m2
のカードラップを形成する。
【0018】 図2に示すように、2等分のカードラッ
プ3,3の間に、目付240g/m2であるPTFE繊
維のマルチフィラメント織布(商品名:トヨフロン、東
レ社製)の基布5を介在させ、針本数300本/cm2
でニードルパンチングする。さらに、300℃で3分間
テンタープレート上で熱処理すると、目付650g/m
2、厚さ1.1mm、通気度14cc/cm・秒である
フェルト材7を得る。
【0019】 得たフェルト材7は、熱収縮率(240
℃、24時間)が縦2.1%、横1.0%である。ま
た、ホットストレッチ率(230℃、1時間)は0.5
%である。
【0020】 次に、フェルト材7の捕集効率を下記の
条件で測定する。 濾過速度 3m/分 ダスト種 白色溶融アルミナ(平均粒度:4μm) ダスト濃度 5±2g/m 試験期間 2300秒(100パルス) この結果、フェルト材7の捕集効率は99.99%に達
する。
【0021】 フェルト材7の濾取効果を測定するため
に、該フェルト材によって寸法が直径130mm、長さ
6.0mであるバッグフィルタを縫製し、都市ゴミ焼却
用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガス
温度190〜210℃、濾過速度1m/分であり、間欠
運転を行う。含塵ガスは、水分50%、塩化水素400
ppm、SOx100ppmを含んでいる。
【0022】 この集塵機を7ヶ月運転した結果、バッ
グフィルタには何の問題も発生しなかった。使用したバ
ッグフィルタの圧力損失は16kPa(120mmA
g)になる。
【0023】実施例2 繊度0.6〜6デニール(平均2.2デニール)である
PTFE繊維(商品名:プロフィレン、レンチン社製)
80重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日本無機社
製)20重量%とを均一に混綿してウェブを製造する。
次に、このウェブを積層して目付480g/m2のカー
ドラップを形成する。
【0024】 2等分のカードラップの間に、目付12
0g/m2であるPTFE繊維のモノフィラメント織布
(商品名:ラステックス、ジャパンゴア社製)の基布を
介在させ、針本数320本/cm2でニードルパンチン
グする。さらに、300℃で3分間テンタープレート上
で熱処理すると、目付600g/m 2、厚さ1.1mm、
通気度18cc/cm・秒であるフェルト材を得る。
【0025】 得たフェルト材は、熱収縮率(240
℃、24時間)が縦2.0%、横0.6%である。ま
た、ホットストレッチ率(230℃、1時間)は0.4
%である。
【0026】 次に、得たフェルト材の捕集効率を実施
例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7
の捕集効率は99.98%に達する。
【0027】 このフェルト材の濾取効果を測定するた
めに、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長
さ3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物
焼却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、
ガス温度180〜200℃、濾過速度1.2m/分であ
る。
【0028】 この集塵機を12ヶ月運転した結果、バ
ッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用した
バッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmA
g)になる。
【0029】実施例3 繊度2デニールであるPPS繊維(商品名:トルコン、
東レ社製)70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日
本無機社製)30重量%とを均一に混綿してウェブを製
造する。次に、このウェブを積層して目付430g/m
2のカードラップを形成する。
【0030】 2等分のカードラップの間に、目付12
0g/m2であるPPS繊維のスパン糸織布(商品名:
トルコン、東レ社製)の基布を介在させ、針本数300
本/cm2でニードルパンチングする。さらに、220
℃で3分間テンタープレート上で熱処理してから毛焼き
加工すると、目付550g/m2、厚さ1.5mm、通気
度17cc/cm・秒であるフェルト材を得る。
【0031】 次に、得たフェルト材の捕集効率を実施
例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7
の捕集効率は99.99%に達する。
【0032】 フェルト材の濾取効果を測定するため
に、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長さ
3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物焼
却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガ
ス温度160〜180℃、濾過速度1.3m/分であ
る。
【0033】 この集塵機を12ヶ月運転した結果、バ
ッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用した
バッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmA
g)になる。
【0034】実施例4 繊度2デニールであるPPS繊維(商品名:トルコン)
70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日本無機社
製)30重量%とを均一に混綿してウェブを製造する。
次に、このウェブを積層して目付430g/m2のカー
ドラップを形成する。
【0035】 2等分のカードラップの間に、目付12
0g/m2であるPTFE繊維のモノフィラメント織布
(商品名:ラステックス)の基布を介在させ、針本数3
20本/cm2でニードルパンチングする。さらに、2
10℃で3分間テンタープレート上で熱処理すると、目
付550g/m2、厚さ1.5mm、通気度19cc/c
・秒であるフェルト材を得る。
【0036】 次に、得たフェルト材の捕集効率を実施
例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7
の捕集効率は99.98%に達する。
【0037】 フェルト材の濾取効果を測定するため
に、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長さ
3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物焼
却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガ
ス温度160〜180℃、濾過速度1.3m/分であ
る。
【0038】 この集塵機を12ヶ月運転した結果、バ
ッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用した
バッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmA
g)になる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係るフェルト材では、シリカ繊
維および耐熱性の有機繊維からなるカードラップを用
い、この種のシリカ繊維は、通常のガラス繊維に比べて
耐酸性および耐熱性が遙かに高く且つ柔軟である。した
がって、本発明のフェルト材は、酸性雰囲気中でも劣化
しにくく、酸性物質を多量に含む含塵ガスを処理しても
長期間使用できて結果的に経済的である。また、シリカ
繊維を有するフェルト材は、全体が比較的柔軟であるた
めにカーディングおよびニードルパンチングの工程で繊
維が脱落することが少なく、フェルト加工において良好
な作業環境を維持できるうえに、ガラス繊維のような作
業者の皮膚刺激が発生しない。
【0040】 本発明のフェルト材では、含有するシリ
カ繊維が通常のガラス繊維に比べて相当に軽く且つ熱膨
張率が低いので、使用時の寸法安定性が良くなって長期
間の使用が可能となる。また、耐熱性の有機繊維の基布
を介在させると、その寸法安定性がいっそう増し、バッ
グフィルタなどの強度保持率を使用後数年間維持でき
る。
【0041】 本発明のフェルト材は、各種の熱設備に
取付けるバッグフィルタなどに使用すると、シリカ繊維
はガラス繊維より値段が高くても、きわめて高価なPT
FE繊維などに比べると安く、全体としてPTFE繊維
などの使用量が少なくなって経済的である。また、本発
明のフェルト材は、バッグフィルタに用いると2年以上
交換不要であるから、交換作業用の人員や時間の点でも
節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案で用いるカードラップを例示する拡大
断面図である。
【図2】 本発明に係るバッグフィルタ用のフェルト材
を拡大して示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シリカ繊維 2 耐熱性の有機繊維 3 ラップ 5 基布 7 フェルト材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵機に取り付けるバッグフィルタなど
    に用いるフェルト材であって、原繊維から可溶性成分ま
    たは有機分を除去した後に焼成するシリカ繊維と、融点
    約250℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維か
    らなるカードラップをニードルパンチングで一体化し、
    熱処理によって所定の厚みと密度に定めるバッグフィル
    タ用などのフェルト材。
  2. 【請求項2】 集塵機に取り付けるバッグフィルタなど
    に用いるフェルト材であって、原繊維から可溶性成分ま
    たは有機分を除去した後に焼成するシリカ繊維と、融点
    約250℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維か
    らなるカードラップと、耐熱性の有機繊維の基布とをニ
    ードルパンチングで全体を一体化し、熱処理によって所
    定の厚みと密度に定めるバッグフィルタ用などのフェル
    ト材。
  3. 【請求項3】 シリカ繊維が1〜40重量%、耐熱性の
    有機繊維が60〜99重量%からなる請求項1または2
    記載のフェルト材。
  4. 【請求項4】 シリカ繊維として、Eガラス、ソーダシ
    リカガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダケイ酸ガラス、
    ソーダライム系ガラスなどから短繊維または長繊維を製
    造し、これらの繊維を酸処理して可溶性成分を溶出して
    から焼成してシリカ骨格を形成させる請求項1、2また
    は3記載のフェルト材。
JP2000071544A 2000-03-15 2000-03-15 バッグフィルタ Expired - Lifetime JP3676176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071544A JP3676176B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 バッグフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071544A JP3676176B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 バッグフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001262453A true JP2001262453A (ja) 2001-09-26
JP3676176B2 JP3676176B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=18590117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071544A Expired - Lifetime JP3676176B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 バッグフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3676176B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022401A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Fujikoo:Kk 非粘着性のフェルト材とその製造法
WO2005080657A1 (ja) * 2004-02-19 2005-09-01 Nippon Felt Co., Ltd. ニードルフェルトおよびバグフィルター
JP2006171046A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fujikoo:Kk オイル供給装置とクリーニング装置
JP2006176906A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Nippon Felt Co Ltd 繊維集合体、並びにこれを用いた耐熱フェルト、乾式フィルター材およびバグフィルター
JP2008522056A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 プロペックス ジオソリューションズ コーポレイション 難燃性繊維混紡、防火遮熱布、および関連する方法
JP2010095815A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Toray Ind Inc 混綿綿およびそれからなる不織布、ならびに混綿綿の製造方法
US8211195B2 (en) 2006-05-26 2012-07-03 Propex Inc. Hot gas filtration fabrics with silica and flame resistant fibers
JP2013112967A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Kowa:Kk シリカクロスの製造方法並びにその製造方法により得られるエキスパンションジョイント用耐火帯としてのシリカクロス
KR101433322B1 (ko) 2013-01-22 2014-08-22 주식회사 유일 시트용 쿠션재의 제조방법 및 이를 이용한 차량용 시트의 제조방법
JP2017070764A (ja) * 2010-09-22 2017-04-13 カー‐フェー・システム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 分量カプセルおよび分量カプセルを用いて飲料を生成するための方法
CN109371569A (zh) * 2018-10-30 2019-02-22 中材科技股份有限公司 一种密度可调可控的针刺预制体及其制备方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022401A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Fujikoo:Kk 非粘着性のフェルト材とその製造法
JP4723821B2 (ja) * 2003-06-13 2011-07-13 株式会社フジコー 非粘着性のフェルト材とその製造法
WO2005080657A1 (ja) * 2004-02-19 2005-09-01 Nippon Felt Co., Ltd. ニードルフェルトおよびバグフィルター
EP1861524A4 (en) * 2004-11-30 2010-05-19 Propex Geosolutions Corp MIXTURES BASED ON NON-FLAMMABLE FIBERS, HEAT BARRIER FABRICS AND FIRE-CUTTING AND ASSOCIATED METHODS
JP2008522056A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 プロペックス ジオソリューションズ コーポレイション 難燃性繊維混紡、防火遮熱布、および関連する方法
JP2006171046A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fujikoo:Kk オイル供給装置とクリーニング装置
JP2006176906A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Nippon Felt Co Ltd 繊維集合体、並びにこれを用いた耐熱フェルト、乾式フィルター材およびバグフィルター
US8211195B2 (en) 2006-05-26 2012-07-03 Propex Inc. Hot gas filtration fabrics with silica and flame resistant fibers
JP2010095815A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Toray Ind Inc 混綿綿およびそれからなる不織布、ならびに混綿綿の製造方法
JP2017070764A (ja) * 2010-09-22 2017-04-13 カー‐フェー・システム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 分量カプセルおよび分量カプセルを用いて飲料を生成するための方法
KR20180110175A (ko) * 2010-09-22 2018-10-08 카-페 시스템 게엠베하 일회용 캡슐 및 일회용 캡슐을 사용하는 음료의 제조방법
KR102048651B1 (ko) * 2010-09-22 2019-11-25 카-페 시스템 게엠베하 일회용 캡슐 및 일회용 캡슐을 사용하는 음료의 제조방법
JP2013112967A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Kowa:Kk シリカクロスの製造方法並びにその製造方法により得られるエキスパンションジョイント用耐火帯としてのシリカクロス
KR101433322B1 (ko) 2013-01-22 2014-08-22 주식회사 유일 시트용 쿠션재의 제조방법 및 이를 이용한 차량용 시트의 제조방법
CN109371569A (zh) * 2018-10-30 2019-02-22 中材科技股份有限公司 一种密度可调可控的针刺预制体及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3676176B2 (ja) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4876579B2 (ja) フィルター材
JP2001262453A (ja) バッグフィルタ用などのフェルト材
JP2010264430A (ja) バグフィルター用ろ布
WO2009141899A1 (ja) エアフィルター用のフェルト材
CN107899301B (zh) 一种阻燃过滤棉
KR100691352B1 (ko) 니들 펠트 및 백 필터
JP2008012494A (ja) フィルター用シート、フィルター部材およびバグフィルター
JP3722259B2 (ja) 高ろ過性バグフィルター用ろ布及びその製造方法
EP3437710B1 (en) Laminated polyarylene sulfide heat-resistant filter
JP3674764B2 (ja) ポリアリ−レンスルヒド不織布及びオイルフィルタ−及びバグフィルター用不織布
JP3800388B2 (ja) 高集塵効率バグフィルター用ろ布およびその製造方法
CN115300995B (zh) 提高无碱玻璃纤维过滤材料强力及柔韧性的制备方法
KR102192514B1 (ko) 고내열성 하이브리드 백필터 구조체 및 그 제조방법
JP3769780B2 (ja) 積層体
JP5585274B2 (ja) 耐熱性フィルター用長繊維不織布の製造方法
KR100799732B1 (ko) 백 필터용 등의 펠트재
JP2016187767A (ja) 耐熱フィルター用フェルトおよびそれからなるバグフィルター
JPH11137929A (ja) フィルター材及びそれを用いたフィルター
JP2004160381A (ja) 寸法安定性に優れた高機能フィルター材
JP2017164727A (ja) 耐熱フィルター用乾式不織布およびそれからなるバグフィルター
JP3430424B2 (ja) 濾布用不織布
JPH09173730A (ja) 高温排ガス集塵用濾過布及びその製造方法
JP2008132463A (ja) バグフィルター用フェルト
JP2016187768A (ja) 耐熱フィルター用フェルトおよびそれからなるバグフィルター
KR20220110907A (ko) 폴리이미드를 이용한 고내열성 백필터 제조용 부직포 구조체 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3676176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term