JP2001260815A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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JP2001260815A
JP2001260815A JP2001006057A JP2001006057A JP2001260815A JP 2001260815 A JP2001260815 A JP 2001260815A JP 2001006057 A JP2001006057 A JP 2001006057A JP 2001006057 A JP2001006057 A JP 2001006057A JP 2001260815 A JP2001260815 A JP 2001260815A
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cup
gas generator
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igniter
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JP2001006057A
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English (en)
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Junya Amano
順也 尼野
Akihiko Tanaka
昭彦 田中
Hiromichi Kubo
大理 久保
Hiroshi Hori
浩志 堀
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐環境性能に対する信頼性の高いガス発生器
を提供すること。 【解決手段】 燃焼によりガスを発生させるガス発生剤
14が充填された第1カップ10と、前記第1カップ10の内
側に配置されて通電により発火される着火薬を収納する
第2カップE を有する点火具12と、前記点火具12を前記
第1カップ10の中心に固定し前記ガス発生剤14及び該点
火具12を第1カップ10内に封じるホルダ9とを備えるガ
ス発生器50であり、前記第1カップ10内の空間S は、そ
のリーク量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下の密閉空間で
あるガス発生器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス発生器、特に
自動車のシートベルトプリテンショナーを作動させるの
に好適なガス発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を
保護するための安全装置の1つとして、シートベルトプ
リテンショナーが知られている。このプリテンショナー
は、ガス発生器が発生する多量の高温、高圧ガスにて作
動するものである。このプリテンショナーを作動させる
ための従来のガス発生器の一例を図13に示す。図13
のガス発生器108は、着火により多量のガスを発生す
るガス発生剤106と、通電により発火される着火薬を
収納する点火具104と、ガス発生剤を収納する第1カ
ップ102と、点火具104及び第1カップ102をそ
れぞれ中心に固定してガス発生剤106及び点火具10
4を第1カップ102との内側に封じるホルダ101
と、点火具104とホルダ101との隙間に配置されて
点火具104とホルダ101との隙間より水分が浸入す
るのを防止するOリング105と、点火具104より立
設された2本のピンAをショートさせておくためのショ
ーティングクリップ107とで構成される。
【0003】また、点火具104は、一般的に図12に
おいて示すように、着火薬Dを収納する第2カップE
と、第2カップE内に挿入され嵌め込まれて着火薬Dを
封じる塞栓Bと、塞栓B内を貫通する2本の金属棒材か
らなるピンAを備えている。前記第2カップEと塞栓B
はプラスチック樹脂等によって形成されている。また、
各ピンAは第2カップE内に突出し、その先端は電橋線
Fによって電気的に接続されている。電橋線Fは着火薬
Dに接する点火玉Cで覆われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車が供
用される環境においては、例えば、15年という長期に
わたってガス発生器の性能が保証される事が必要であ
る。しかしながら、従来のガス発生器では水、水蒸気等
の浸入によってガス発生剤や着火薬等を劣化させたり、
電橋線の腐食から断線を引き起こす事があった。そのた
め、その性能を保証することが難しいという問題を有し
ていた。本発明の目的は、耐環境性能に対する信頼性の
高いガス発生器を提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、前記ガス発生剤
を収納する第1カップ内の空間からのリーク量が1.9x10
-3[Pa ・m3/sec] 以下の密閉空間であるガス発生器が上
記課題を解決することを見出し、本発明に至ったもので
ある。即ち、請求項1に記載の本発明のガス発生器は、
燃焼によりガスを発生させるガス発生剤が充填された第
1カップと、前記第1カップの内側に配置され通電によ
り発火される着火薬を収納する第2カップを有する点火
具と、前記点火具を前記第1カップの中心に固定しガス
発生剤及び前記点火具を前記第1カップ内に封じるホル
ダとを備え、前記第1カップ内の空間は、その空間から
のリーク量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下の密閉空間で
あることを特徴とする。
【0006】リーク量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下で
ある密閉空間は、第1カップ内の空間への水や水蒸気の
浸入を十分に防ぎ、この空間内に充填されているガス発
生剤や点火具の第2カップに収納されている着火薬や点
火玉が、水分によってその性能を劣化させることがな
い。前記第1カップ内の空間を、その空間からのリーク
量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下の密閉空間とするに
は、様々な手段がある。具体的には、例えば、請求項2
乃至7に挙げられた手段がである。
【0007】請求項2に記載の本発明のガス発生器は、
請求項1に記載の特徴に加えて、ホルダと第1カップの
接合部に、接着剤、Oリング又はシートパッキンからな
るシール部材を用いることを特徴とする。これにより、
第1カップ内の空間からのリーク量を1.9x10-3[Pa ・m3
/sec] 以下とすることができる。
【0008】接着剤としては、−40℃から85℃の温
度変化においても割れを起こさないものであれば、特に
種類は問わないが、水分を透過しにくいエポキシ樹脂
や、シリコン系の接着剤が好ましい。また、シール部材
としてはOリングが、シートパッキンとしては、特に限
定されるものではないが、ニトリル、シリコン、エチレ
ンプロピレンゴム等の水分を透過しにくいものが好まし
い。これらシール部材は、ホルダとカップ体の接合部全
周にわたって設けられていることが好ましい。
【0009】また、請求項3に記載の本発明のガス発生
器は、請求項1に記載の特徴に加えて、ホルダと第1カ
ップの接合部に、シリコンを主成分とするシリコンシー
ル剤が配置されていることを特徴とする。シリコンシー
ル材の使用方法は、液状のシリコンシール剤をホルダー
の第1カップとの接合部に予め適量塗布し、乾燥させ
る。乾燥させた後にかしめによって第1カップをホルダ
に取り付ける。この時、シリコンシール剤は、ホルダー
と第1カップとの接合部全周にわたって塗布しておくの
が好ましい。
【0010】更にまた、請求項4に記載の本発明のガス
発生器は、請求項1に記載の特徴に加えて、ホルダと第
1カップの接合部を溶接していることを特徴とする。こ
れにより、第1カップ内の空間からのリーク量を1.9x10
-3[Pa ・m3/sec] 以下とすることができる。溶接方法と
しては特に限定はしないが、溶接時の発熱量が比較的小
さい抵抗溶接、YAG(Yttrium Alumin
ium Garnet)レーザ溶接が好ましい。
【0011】また、請求項5に記載の本発明のガス発生
器は、請求項1に記載の特徴に加えて、前記ガス発生剤
を前記第1カップの中に閉じ込め、前記第2カップから
遮断するセパレーターが設けられていることを特徴とす
る。前記セパレーターは、第2カップの塞栓などを通じ
てガス発生器外部から第1カップ内に湿気等の水分が浸
入するのを防ぎ、リーク量を1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以
下とすることに寄与する。
【0012】また、請求項6に記載の本発明のガス発生
器は、請求項1に記載の特徴に加えて、前記ホルダと前
記第2カップの塞栓とを一体に形成したことを特徴とす
る。この場合、ホルダと第2カップの塞栓との間に存在
していた隙間、言い換えれば、水分または空気の通路を
なくすことができる。ガス発生器外部から第1カップ内
に連通する経路が少なくなり、第1カップ内に浸入する
湿気等の水分や空気をより効果的に防止することがで
き、リーク量を1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下とすること
に寄与する。
【0013】更に、請求項7に記載の本発明のガス発生
器は、請求項1に記載の特徴に加えて、ホルダと点火具
との接合部に、シール部材としてOリング若しくはシー
トパッキンを用いる事を特徴とする。シール部材として
のOリング、シートパッキンの材質としては、特に限定
されるものではないが、ニトリル、シリコン、エチレン
プロピレンゴム等の水分を透過しにくいものが好まし
い。これらシール部材は、ホルダと点火具の接合部全周
にわたって設けられているのが好ましい。
【0014】上述してきた本発明のガス発生器はいずれ
もシートベルトプリテンショナー用ガス発生器として好
適なものである。そこで、請求項8に記載の本発明は、
請求項1に記載のガス発生器を備えてなるプリテンショ
ナーである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガス発生器の実施
形態を図面を参照しつつ説明する。 (第1の実施形態例)まず、本発明の第1の実施形態例
を説明する。図1に示すガス発生器50は、自動車のシ
ートベルトプリテンショナーを作動させるものである。
前記ガス発生器50は点火具12を点火することにより
ガス発生剤14を燃焼させ、急速に適量のガスを発生さ
せる。その結果、図示しないシートベルトプリテンショ
ナーが作動する。図1において、ガス発生器50は、第
1カップ10と、ガス発生剤14と、点火具12と、ホ
ルダ9とを有する。
【0016】前記ガス発生剤14は、フィルター又は/
及びクーラントを介することなく、第1カップ10の内
周に直接接触する状態にして充填されている。第1カッ
プ10は、大径の円筒部10a、小径の円筒部10bと
を有し、底側から1段階に拡径する実質的に有底円筒形
状をしている。前記大小の円筒部の境界部分の内周側に
段部29が形成されている。この第1カップ10の底に
は複数の線状の切欠き10cが設けられている。 第
1カップ10内に収納されるガス発生剤14の燃焼時
に、この切欠き10cが破断され図示しないシートベル
トプリテンショナーにガスが直接的に放出される。第1
カップ10の開口端には径方向の外方にのびるフランジ
部位10dが形成されており、かしめによってホルダ9
に取り付けられている。前記第1カップ10の材料とし
ては、ステンレス、アルミなどの金属材などが挙げられ
る。
【0017】前記点火具12は、図12に示されるよう
に、着火薬Dと、着火薬Dが充填される第2カップE
と、着火薬Dを発火させるための電気を通電する目的で
立設された2本のピンAと、塞栓Bを含む。前記点火具
12には、図1に示すような2本のピンAをショートさ
せておくためのショーティングクリップ11が取付けら
れている。このショーティングクリップ11は、静電気
などによる誤作動を防止するためのものである。図1に
おいて、前記ホルダ9は、ステンレス、アルミなどの金
属材や樹脂によって形成されている。前記ホルダ9は、
点火具12の塞栓Bの部分を挿入し嵌めるための第1孔
9cと、点火具12の塞栓Bをかしめるための突起9b
と、第1カップ10をかしめるための突起9aとを有し
ている。前記ホルダ9は、点火具12を第1カップ10
の中心に位置させるように、前記第1カップ10の位置
を固定すると共に前記点火具12の塞栓Bを保持してい
る。
【0018】前記点火具12とホルダ9の接触面間、即
ち、隙間にシール部材であるOリング13が設けられて
いる。ホルダ9と第1カップ10のかしめ部であるかし
め突起9aと第1カップ10との接触面間、即ち、隙間
にはエポキシ接着剤からなるシール部材51が設けられ
ている。前記Oリング13とシール部材51は、それぞ
れ、ホルダ9と点火具12との隙間、ホルダ9と第1カ
ップ10との隙間を密閉し、第1カップ10内に水や水
蒸気が浸入するのを防止している。ガス発生器50は、
上述のような構造により、第1カップ10内の空間Sか
らのリーク量を1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下としてい
る。これは、耐環境性能に優れたガス発生器である。
【0019】次に本発明のガス発生器50の製造法につ
いて説明する。まず、点火具12をOリング13を介し
てホルダ9にかしめにより固定する。次に、第1カップ
10にガス発生剤14充填する。点火具12が固定され
たホルダ9をガス発生剤14が充填された前記第1カッ
プ10に挿入し、かしめにより固定する。最後にホルダ
9と第1カップ10とのかしめ部であるかしめ突起9a
と第1カップ10との接触面間にエポキシ接着剤を塗布
し乾燥させてシール部材51を形成させる。
【0020】次に、本発明のガス発生器50の作動につ
いて説明する。図示しない衝突センサーが自動車の衝突
を感知すると、図12に示された点火具12に立設され
たピンAが通電される。そして、点火具12内の電橋線
Fが発熱し、点火玉Cが発火する。続いて、前記点火玉
Cの発火により、着火薬Dが発火し、燃焼する。着火薬
Dの燃焼に伴って点火具12の内部は高温且つ、高圧に
なり、着火薬Dが十分に燃焼する前に点火具12の第2
カップEが膨張して破断する。高温、且つ、高圧となっ
たガスや粒子が第1カップ10内の空間Sに向かって放
出される。この時、第1カップ10内のガス発生剤14
に高温、且つ、高圧のガスや粒子が吹き付けられる。そ
して、ガス発生剤14が点火される。
【0021】続いて、ガス発生剤14の燃焼により第1
カップ10内に発生した多量のガスは、第1カップ10
の内圧を急速に高め、やがて第1カップ10の底に設け
られている切欠き10cを破断して、図示しないシート
ベルトプリテンショナーへ導入され、シートベルトプリ
テンショナーが動作する。
【0022】(第2の実施形態例)次に、本発明の第2
の実施形態例を説明する。図2において示されるガス発
生器53は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図2において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図2において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、ホルダ9と第1カ
ップ10のフランジ部位10dとの接触面間、即ち、隙
間にシートパッキンからなるシール部材52を弾性力を
有して設けた点である。
【0023】前記Oリング13とシール部材52は、そ
れぞれ、ホルダ9と点火具12との隙間、ホルダ9と第
1カップ体10との隙間を密閉し、第1カップ10内に
水や水蒸気が浸入するのを防止している。前記ガス発生
器53は、上記のような構造により、第1カップ10内
の空間Sからリークされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・
m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能に優れた
ガス発生器である。
【0024】(第3の実施形態例)次に、本発明の第3
の実施形態例を説明する。図3において示されるガス発
生器55は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図3において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図3において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、ホルダ9と第1カ
ップ10のフランジ部位10dとの接触面間、即ち、隙
間にシリコンを主成分とするシリコンシール剤54を弾
性力を有して設けた点である。
【0025】前記Oリング13とシリコンシール剤54
は、それぞれ、ホルダ9と点火具12との隙間、ホルダ
9と第1カップ体10との隙間を密閉し、第1カップ1
0内に水や水蒸気が浸入するのを防止している。前記ガ
ス発生器55は、上記のような構造により、第1カップ
10内の空間Sからリークされるリーク量を、1.9x10-3
[Pa ・m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能に
優れたガス発生器である。
【0026】(第4の実施形態例)次に、本発明の第4
の実施形態例を説明する。図4において示されるガス発
生器57は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図4において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図4において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、ホルダ9と第1カ
ップ10のかしめ部であるかしめ突起9aと第1カップ
10との接触面間、即ち、隙間に、YAGレーザ溶接さ
れた溶接部56を形成した点である。
【0027】前記Oリング13と溶接部56は、それぞ
れ、ホルダ9と点火具12との隙間、ホルダ9と第1カ
ップ体10との隙間を密閉し、第1カップ10内に水や
水蒸気が浸入するのを防止している。前記ガス発生器5
7は、上記のような構造により、第1カップ10内の空
間Sからリークされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/s
ec] 以下としている。これは、耐環境性能に優れたガス
発生器である。
【0028】(第5の実施形態例)次に、本発明の第5
の実施形態例を説明する。図5において示されるガス発
生器18は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図5において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図5において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、第1カップ10内
にセパレーター15を設けた点である。
【0029】前記セパレーター15は、点火具12の第
2カップを覆い、その外周面は第1カップ10の内周面
に接している。前記第1カップ10内のセパレーター1
5の位置は、第1カップ10の筒状部の内側に設けられ
た段部29によって位置決めされる。前記セパレーター
15の材料は、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属
材や、PBT、フッ素樹脂等の樹脂などである。前記セ
パレーター15の形状は実質的な単尺円筒体である。前
記セパレーター15は、スコア(score)17と、第2孔
15aを有する。前記セパレーターは、ガス発生剤を充
填する第1カップの塞栓として機能し、前記第1カップ
内で点火具とガス発生剤とを遮断している。
【0030】前記スコア17は、点火具12のエネルギ
ーをガス発生剤14方向へ集中させるためにガス発生剤
14側に設けられている。前記スコア17はセパレータ
ー15を貫通しない程度に設けることが好ましいが、い
ったん貫通させた後これをアルミ箔などによって閉塞し
てもよい。前記第2孔15aは、点火具12の第2カッ
プEを挿入して嵌めるための孔である。その内面形状は
点火具12の第2カップEの外面形状に沿う形状とし
て、点火具12の第2カップEとセパレーター15との
間を実質的に密着させるのがよい。第2カップEとセパ
レーター15との隙間は、1mm以下であることが好ま
しく、0.2mm以下であることが更に好ましい。この
範囲の隙間であれば問題は生じない。
【0031】また、セパレーター15と第1カップ10
との接触面は密着させるものが好ましいが、密着させな
くとも水分の浸入経路を第1カップ10とセパレーター
15との隙間の一つにすることができる。従来では、第
1カップ102とホルダ101との隙間及び点火具10
2とホルダ101との隙間の2種の経路があった(図1
3参照)。更に、前記セパレーター15の第1カップ1
0と接する面に、Oリング16のようなシール部材を設
けることによって、防湿性をさらに確実なものとするこ
とができる。
【0032】前記シール部材であるOリング16は、前
記第1カップ10の内周面に接する部分であってセパレ
ーター15の外周面に沿って環状に設けられた溝15b
に設置される。そして、前記Oリング16は、セパレー
ター15の一部となりつつ、セパレーター15と第1カ
ップ10との間で弾力性を有して設けられる。このよう
な構造により、ガス発生剤14に浸入する水分は、セパ
レーター15と第1カップ10との接触面に存在する隙
間の1種類の経路に限定される。且つ、その経路にはセ
パレーター15と第1カップ10との間をシールするO
リング16が設置されている。前記ガス発生器18は、
上記のような構造により、第1カップ10内の空間Sか
らリークされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以
下としている。これは、耐環境性能に優れたガス発生器
である。
【0033】(第6の実施形態例)次に、本発明の第6
の実施形態例を説明する。図6において示されるガス発
生器23は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図6において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図6において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、第1カップ21内
にセパレーター19を設けた点である。図6に示すガス
発生器23は、内側に突出する凸部30が内周面に設け
られた第1カップ21を有する。
【0034】前記第1カップ21は、大径の円筒部21
a、小径の円筒部21bとを有し、底側から1段階に拡
径する実質的に有底円筒形状をしている。前記大小の円
筒部の境界部分の内周側に段部29が形成されている。
この第1カップ21の底には複数の線状の切欠き21c
が設けられている。 第1カップ10内に収納されるガ
ス発生剤14の燃焼時に、この切欠き21cが破断され
図示しないシートベルトプリテンショナーにガスが直接
的に放出される。第1カップ21の開口端には径方向の
外方にのびるフランジ部位21dが形成されており、か
しめによってホルダ9に取り付けられている。前記第1
カップ21の材料としては、ステンレス、アルミなどの
金属材などが挙げられる。
【0035】前記第1カップ21の内側に突出する凸部
30は、図5に示したガス発生器18の段部29に比し
て、第1カップ21の開口端側にずれている。そして、
第1カップ21の外周面からみると凹部となっている。
前記凸部30は、シートベルトプリテンショナーとの
取り付け上、前記段部29を設ける位置が限定される場
合に、セパレーター19の位置決め用に新たに設けられ
るものである。第1カップ21内の容積を図5に示され
たものよりも広く保ったまま、セパレーター19を位置
決めすることができる。前記凸部30は、第1カップ2
1の内周面であって、点火具12の第2カップEの高さ
方向の中央付近に相当する位置に設けられている。
【0036】このため、凸部30によって位置決めされ
るセパレーター19は軸心部19aが、点火具12の第
2カップEを覆うためにガス発生剤14側に盛り上がる
ように形成されている。そして、セパレーター19の外
周面の一部、具体的には、開口側は第1カップの大径の
円筒部21aの内周面に接する直径に定められている。
前記セパレーターは、ガス発生剤を充填する第1カップ
の塞栓として機能し、前記第1カップ内で点火具とガス
発生剤とを遮断している。
【0037】なお、ガス発生器23において、第1カッ
プ21に設けられた凸部30は、セパレーター19を嵌
める前にあらかじめ第1カップ21に設けられているも
のを示したが、第1カップ21にセパレーター19を嵌
めた後、第1カップ21を外からかしめて外周面に凹部
を形成することによって内周面に凸部30を形成し、セ
パレーター19を固定してもよい。また、セパレーター
19のOリング16が配設されているOリング溝19b
に向かって凸部30を形成するように第1カップ21の
相当部位を外からかしめてもよい。前記ガス発生器23
は、上記のような構造により、第1カップ21内の空間
Sからリークされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/se
c] 以下としている。これは、耐環境性能に優れたガス
発生器である。
【0038】(第7の実施形態例)次に、本発明の第7
の実施形態例を説明する。図7において示されるガス発
生器28は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図7において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図7において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、第1カップ10内
にカップ状のセパレーター24を設けた点である。前記
カップ状のセパレーター24は、第1カップ10ととも
にホルダ26にかしめによって取り付けられている。
【0039】ホルダ26は、第1カップ10とセパレー
ター24とを共にホルダ26に取り付けるためのかしめ
突起26aを有している。セパレーター24は点火具1
2を覆うようにカップ状に形成されてホルダ26に配設
されている。セパレーター24の外周面の一部、具体的
には、開口側は第1カップの大径の円筒部10aの内周
面に接するような直径、若しくはそれより僅かに小さい
直径に定められている。前記セパレーターは、ガス発生
剤を充填する第1カップの塞栓として機能し、前記第1
カップ内で点火具とガス発生剤とを遮断している。
【0040】また、セパレーター24の開口端には第1
カップ10とともにホルダ26に取り付けられるよう
に、径方向の外方に向かって拡がるフランジ部位24a
が形成されている。このフランジ部位24aは、ガス発
生剤14が充填されている第1カップ10のフランジ部
位10dと共にホルダ26に取り付けられている。前記
取り付け部分は、第1カップ10のフランジ部位10d
上にホルダ26のかしめ突起26aを押し曲げることに
よってかしめられている。前記第1カップ10のフラン
ジ部位10dとセパレーター24のフランジ部位24a
との間にはシール部材であるシートパッキン25が弾力
性を有して設けられている。セパレーター24のガス発
生剤14側には、スコア27が設けられている。
【0041】点火具12は、ホルダ26に直接かしめに
よって取り付けられてはいないが、セパレーター24に
よってホルダ26の第1孔26bに嵌められている。O
リング13はホルダ26と点火具12との間で弾力性を
有して設けられている。前記ガス発生器28は、上記の
ような構造により、第1カップ10内の空間Sからリー
クされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下とし
ている。これは、耐環境性能に優れたガス発生器であ
る。
【0042】(第8の実施形態例)次に、本発明の第8
の実施形態例を説明する。図8において示されるガス発
生器34は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図8において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図8において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、第1カップ10内
にカップ状のセパレーター32を設けた点である。前記
セパレーター32は、ホルダ31にかしめによって取り
付けられている。
【0043】ホルダ31は、第1カップ10を取り付け
るためのかしめ突起31aと、塞栓Bとともにセパレー
ター32を取り付けるためのかしめ突起31bとを有し
ている。セパレーター32は点火具12の第2カップE
及び点火具12の塞栓Bの先端部を覆うようにカップ状
に形成されている。ホルダ31にかしめよって取り付け
られるように、その開口端は塞栓Bの先端部に沿って径
方向斜め外方に向かって拡がるフランジ部位32aが形
成されている。前記セパレーター32のフランジ部位3
2a上に折り曲げられるようにしてかしめられたホルダ
31のかしめ突起31bによって、このフランジ部位3
2aは、点火具12の塞栓Bとともにホルダ31に取り
付けられる。ホルダ31とセパレーター32との接触面
の間、即ち、隙間には図示しないシール剤が塗布されて
いる。
【0044】次に、点火具12及びセパレーター32が
装着されたホルダ31はガス発生剤14が充填されてい
る第1カップ10に挿入されて嵌められる。そして、第
1カップ10のフランジ部位10d上へ折り曲げられる
ようにしてかしめられたホルダ31のかしめ突起31a
によって、前記第1カップ10はホルダ31に取り付け
られる。前記ホルダ31と第1カップ10との接触面間
にはシール部材であるOリング33が弾性力を有して設
けられている。前記点火具12は、ホルダ31に直接か
しめによって取り付けられていないが、セパレーター3
2によってホルダ31の第1孔31cに嵌められてい
る。なお、ホルダ31とセパレーター32との接触面間
にシール剤を塗布する代わりに、シートパッキンを嵌め
込んでも良い。
【0045】前記点火具12に沿って第1カップ10内
に浸入しようとする湿気は、ホルダ31及びセパレータ
ー32によって遮断される。ホルダ31は、強度及び透
湿性の観点から強固且つ、透湿性の低いステンレス、ア
ルミなどの金属材製とすることが好ましい。また、セパ
レーター32も同様に強度及び透湿性の観点から強固且
つ、透湿性の低いステンレス、アルミなどの金属材製と
することが好ましい。前記ガス発生器34は、上記のよ
うな構造により、第1カップ10内の空間Sからリーク
されるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下として
いる。これは、耐環境性能に優れたガス発生器である。
【0046】(第9の実施形態例)次に、本発明の第9
の実施形態例を説明する。図9において示されるガス発
生器43は、上記のガス発生器50と同様に、自動車の
シートベルトプリテンショナーを作動させるためのもの
である。尚、図9において、図1の部材と同様の働きを
するものについては、同一符号を付して重複説明を省略
する。図9において、図1と異なるところは、上記エポ
キシ樹脂のシール部材51に代えて、第1カップ36内
にカップ状のセパレーター37を設けた点である。図9
に示すガス発生器43は、ホルダ35と点火具38の塞
栓部分Bを樹脂にて形成し、一体化したものである。
【0047】第1カップ36は、大径の円筒部36a、
中径の円筒部36b、小径36cの円筒部とを有し、底
側から2段階に拡径する有底円筒形状をしている。前記
大中小の円筒部の境界部分の内周側に段部41a,41
bが形成されている。セパレーター37は点火具38を
覆うようにカップ状に形成されてホルダ35に配設され
ている。セパレーター37の外周面の一部、具体的に
は、開口側は第1カップの中径の円筒部36bの内周面
に接するような直径、若しくは、それよりも僅かに小さ
い直径に定められている。前記セパレーターは、ガス発
生剤を充填する第1カップの塞栓として機能し、前記第
1カップ内で点火具とガス発生剤とを遮断している。ま
た、セパレーター37の開口端には前記第1カップの大
径の円筒部36aの内周面にまで突出するフランジ部位
37aが形成されている。前記フランジ部位37aが前
記第1カップ36の開口側段部41aに当接することに
よって第1カップ36内でのセパレーター37の位置が
定められる。
【0048】ホルダ35には金属インサート42が一体
に設けられている。前記インサート42は円筒体42b
とその一端側から連続するリング状板体42aとからな
り、ホルダ35から突出するフランジを構成している。
前記第1カップ36の段部41aにセパレーター37の
フランジ部位37aを当接させ、前記フランジ部位37
aに前記金属インサート42のリング状板体42aをO
リング39を介して当接させる。その状態で、前記第1
カップ36の開口端部を金属インサート42の円筒体4
2bの他端上に折り曲げることによって、セパレーター
37のフランジ部位37aと金属インサート42と第1
カップ36とを一体となるようにかしめる。
【0049】このとき、第1カップ36の段部41aお
よびセパレーター37のフランジ部位37aは、金属イ
ンサート42側に押しつけられ、Oリング39が変形し
て相互間が密閉される。また、セパレーター37のガス
発生剤14側には、スコア40が設けられている。前記
ガス発生器43は、上記のような構造により、第1カッ
プ36内の空間Sからリークされるリーク量を、1.9x10
-3[Pa ・m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能
に優れたガス発生器である。
【0050】(第10の実施形態例)次に、本発明の第
10の実施形態例を説明する。図10において示される
ガス発生器47は、上記のガス発生器50と同様に、自
動車のシートベルトプリテンショナーを作動させるため
のものである。尚、図10において、図1の部材と同様
の働きをするものについては、同一符号を付して重複説
明を省略する。図10において、図1と異なるところ
は、上記エポキシ樹脂のシール部材51に代えて、第1
カップ45内にカップ状のセパレーター37を設けた点
である。図10に示すガス発生器47は、ホルダ44と
点火具38の塞栓部分Bを樹脂にて形成し一体化したも
のである。
【0051】第1カップ45は、大径の円筒部45a、
中径の円筒部45b、小径45cの円筒部とを有し、底
側から2段階に拡径する有底円筒形状をしている。前記
大中小の円筒部の境界部分の内周側に段部41a,41
bが形成されている。セパレーター37は点火具38を
覆うようにカップ状に形成されてホルダ44に配設され
ている。セパレーター37の外周面の一部、具体的に
は、開口側は第1カップの中径の円筒部45bの内周面
に接するような直径、若しくは、それよりも僅かに小さ
い直径に定められている。前記セパレーターは、ガス発
生剤を充填する第1カップの塞栓として機能し、前記第
1カップ内で点火具とガス発生剤とを遮断している。ま
た、セパレーター37の開口端には前記第1カップの大
径の円筒部45aの内周面にまで突出するフランジ部位
37aが形成されている。前記フランジ部位37aが前
記第1カップ45の開口側段部41aに当接することに
よって第1カップ45内でのセパレーター37の位置が
定められる。
【0052】ホルダ44には金属インサート46が一体
に設けられている。前記インサート46はリング状板体
であり、ホルダ44から突出するフランジを構成してい
る。前記第1カップ45の段部41aにセパレーター3
7のフランジ部位37aを当接させ、前記フランジ部位
37aに前記金属インサート42の一面をOリング39
を介して当接させる。その状態で、前記第1カップ45
の開口端部を金属インサート42の他面上に折り曲げる
ことによって、セパレーター37のフランジ部位37a
と金属インサート42と第1カップ45とを一体となる
ようにかしめる。
【0053】このとき、第1カップ45の段部41aお
よびセパレーター37のフランジ部位37aは、金属イ
ンサート42側に押しつけられ、Oリング39が変形し
て相互間が密閉される。また、セパレーター37のガス
発生剤14側には、スコア40が設けられている。前記
ガス発生器47は、上記のような構造により、第1カッ
プ45内の空間Sからリークされるリーク量を、1.9x10
-3[Pa ・m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能
に優れたガス発生器である。
【0054】(第11の実施形態例)次に、本発明の第
11の実施形態例を説明する。図11において示される
ガス発生器49は、上記のガス発生器50と同様に、自
動車のシートベルトプリテンショナーを作動させるため
のものである。尚、第11図において、図1の部材と同
様の働きをするものについては、同一符号を付して重複
説明を省略する。図11において、図1と異なるところ
は、上記エポキシ樹脂のシール部材51に代えて、第1
カップ36内にカップ状のセパレーター37を設けた点
である。図11に示すガス発生器49は、ホルダ48と
点火具38の塞栓部分Bを樹脂にて形成し、一体化した
ものである。
【0055】第1カップ36は、大径の円筒部36a、
中径の円筒部36b、小径36cの円筒部とを有し、底
側から2段階に拡径する有底円筒形状をしている。前記
大中小の円筒部の境界部分の内周側に段部41a,41
bが形成されている。セパレーター37は点火具38を
覆うようにカップ状に形成されてホルダ48に配設され
ている。セパレーター37の外周面の一部、具体的に
は、開口側は第1カップの中径の円筒部36bの内周面
に接するような直径、若しくは、それよりも僅かに小さ
い直径に定められている。前記セパレーターは、ガス発
生剤を充填する第1カップの塞栓として機能し、前記第
1カップ内で点火具とガス発生剤とを遮断している。ま
た、セパレーター37の開口端には前記第1カップの大
径の円筒部36aの内周面にまで突出するフランジ部位
37aが形成されている。前記フランジ部位37aが前
記第1カップ36の開口側段部41aに当接することに
よって第1カップ36内でのセパレーター37の位置が
定められる。
【0056】ホルダ48には金属インサート42が一体
に設けられている。前記インサート42は円筒体であ
り、ホルダ48から突出するフランジを構成している。
前記第1カップ36の段部41aにセパレーター37の
フランジ部位37aを当接させ、前記フランジ部位37
aに前記金属インサート42の一端をOリング39を介
して当接させる。その状態で、前記第1カップ36の開
口端部を金属インサート42の他端上に折り曲げること
によって、セパレーター37のフランジ部位37aと金
属インサート42と第1カップ36とを一体となるよう
にかしめる。
【0057】このとき、第1カップ36の段部41aお
よびセパレーター37のフランジ部位37aは、金属イ
ンサート42側に押しつけられ、Oリング39が変形し
て相互間が密閉される。また、セパレーター37のガス
発生剤14側には、スコア40が設けられている。前記
ガス発生器49は、上記のような構造により、第1カッ
プ36内の空間Sからリークされるリーク量を、1.9x10
-3[Pa ・m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能
に優れたガス発生器である。
【0058】上記複数のの実施形態例から判るように、
上記シール部材であるOリング、上記エポキシ接着剤か
らなるシール部材、上記シートパッキンからなるシール
部材、上記シリコンを主成分とするシリコンシール剤、
上記YAGレーザ溶接による溶接、上記セパレータ、ホ
ルダと点火具の塞栓部分Bを一体成形すること等の手段
は、いずれもガス発生剤を収納する第1カップ内の空間
Sからのリーク量を調節するのに有用な手段である。本
発明は、前記有用な手段を単独或いは適宜組み合わせる
ことにより、第1カップ内の空間Sからのリーク量を、
1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下としている全てのガス発生
器を含むものである。
【0059】(好ましいガス発生剤)本発明のガス発生
器に用いることができるガス発生剤として、従来から使
用されている無煙火薬を用いてもよい。しかし、本発明
のガス発生器に用いることができるガス発生剤として、
燃料成分として含窒素有機化合物、酸化剤成分として無
機化合物、及び少なくとも1 種以上の添加物を含有する
ガス発生剤が好ましい。前記燃料成分としては、アミノ
テトラゾール、硝酸グアニジン、ニトログアニジンより
なる群から選ばれる少なくとも1種以上が挙げられる。
前記酸化剤成分としては、硝酸ストロンチウム、硝酸ア
ンモニウム、硝酸カリウム、過塩素酸アンモニウム、過
塩素酸カリウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種
以上が挙げられる。
【0060】添加物として自己発火性触媒である三酸化
モリブデンが挙げられる。 また、他にガス発生剤に添
加しうる添加剤としては、バインダなどが挙げられ、バ
インダとして、グアガム、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、水溶性セルロースエーテル、ポリ
エチレングリコールよりなる群から選ばれる少なくとも
1種以上が挙げられる。好適なガス発生剤としては、燃
料成分として5−アミノテトラゾールおよび硝酸グアニ
ジン、酸化剤成分として硝酸ストロンチウムおよび過塩
素酸アンモニウム、自己発火性触媒として三酸化モリブ
デン、バインダーとしてグアガムを含有するガス発生剤
である。より好適には、燃料成分として5−アミノテト
ラゾ−ルを10〜30質量%、硝酸グアニジンを15〜
35質量%、酸化剤成分として硝酸ストロンチウムを1
0〜30質量%、過塩素酸アンモニウムを15〜35質
量%、自己発火性触媒として三酸化モリブデンを1〜1
0質量%、バインダーとしてグアガムを1〜10質量%
を含有するガス発生剤である。
【0061】(ガス発生剤の製造法)これらガス発生剤
の製造法を説明する。ガス発生剤の各成分を所定量計量
する。計量した後、V 型混合機により各成分を十分混合
する。前記混合物に10〜30質量%の水を添加し、さ
らに混合する。湿状になった前記混合物をニーダーによ
り練り上げて、粘りの有る塊を得る。これを真空押し出
し機にて所望の形状に成形する。これを60℃で15時
間、次に100℃で5時間乾燥させて所望のガス発生剤
を得る。
【0062】(点火具)本発明に用いることのできる点
火具としては、特に限定はない。また、点火玉には電橋
線の腐食を抑える成分、例えば、炭酸マグネシウムのよ
うな塩基性物質を含有させることもできるが、点火玉を
用いない点火具を採用することもできる。
【0063】
【実施例】以下、本発明の実施例により更に詳細に説明
する。なお、以下の実施例は全て同種の点火具、ガス発
生剤、点火具を用いた。 実施例1 図1に示される様なガス発生器50を作成した。まず、
点火具12をOリング13を介してホルダ9にかしめに
より固定した。次に、第1カップ10にガス発生剤14
として無煙火薬を1g計量、充填した。点火具12が固
定されたホルダ9をガス発生剤14の充填された第1カ
ップ10に挿入し、かしめにより固定した。最後にホル
ダ9の第1カップのかしめ部にエポキシ接着剤を塗布
し、乾燥させ、シール部材51を形成させた。ガス発生
器50の第1カップ10からのリーク量は、株式会社コ
スモ計器製容積検出型リークテストユニットLUW−7
0.71 を用いて測定を行った。
【0064】このようにして得られたガス発生器50の
湿度試験、及び着火遅れ時間測定の結果を表1として示
す。ここで湿度試験は、ガス発生器50内に組み込まれ
た点火具12内の電橋線Fの水蒸気による腐食を観察す
る目的で以下のようして行われた。温度80℃、95%
の条件下で1000時間ガス発生器を保持した後、ガス
発生器50に組み込まれた点火具12の電極ピンA間の
抵抗値を測定することにより行った。 また、着火遅れ
時間測定は、ガス発生剤14、及び着火薬Dの劣化を観
察する目的で行なわれた。ガス発生器50に通電を開始
した時間を0とし、内容積18ccのタンク内で圧力が
立ちあがるまでにかかった時間を算出することにより着
火遅れ時間の測定を行った。
【0065】実施例2 図2に示される様なガス発生器53を作成した。まず、
点火具12をOリング13を介してホルダ9にかしめに
より固定した。次に、第1カップ10にガス発生剤14
として無煙火薬を1g計量、充填した。点火具12が固
定されたホルダ9をガス発生剤14の充填された第1カ
ップ10にシートパッキンからなるシール部材52を介
して挿入し、かしめにより固定した。このようにして得
られたガス発生器53の第1カップ10からのリーク量
の測定、湿度試験、及び着火遅れ時間測定は、実施例1
と同様にして行った。その結果を表1として示す。
【0066】実施例3 図3に示される様なガス発生器55を作成した。まず、
点火具12をOリング13を介してホルダ9にかしめに
より固定した。次に、第1カップ10にガス発生剤14
として無煙火薬を1g計量、充填した。ホルダ9の第1
カップ10のフランジ10dと当接すべき面に液状のシ
リコンシール剤54を塗布して乾燥させる。その後、ガ
ス発生剤14の充填された第1カップ10内にホルダ9
を挿入し、ホルダ9に第1カップ10をかしめにより固
定した。
【0067】この時使用したシリコンシール剤54の性
質を以下に示す。 外観:液状 粘度:8Pa・s 比重:1.04(25℃) 硬さ:20(JIS- A) 引張強さ:2.0MPa 伸び:250% 乾燥時間:60分 アルミせん断接着力:0.9MPa
【0068】また、使用時にはトルエンでシリコンシー
ル剤54を以下のような割合で希釈して塗布した。 シリコンシール剤:トルエン=15:85(重量比) ガス発生器55のリーク量は、実施例1と同様にして測
定した。このようにして得られたガス発生器55の第1
カップ10からのリーク量の測定、湿度試験、及び着火
遅れ時間測定は、実施例1と同様にして行った。その結
果を表1として示す。
【0069】実施例4 図5に示される様なガス発生器57を作成した。まず、
点火具12をOリング13を介してホルダ9にかしめに
より固定した。次に、第1カップ10にガス発生剤14
として無煙火薬を1g計量、充填した。点火具12が固
定されたホルダ9にガス発生剤14の充填された第1カ
ップ10に挿入し、かしめにより固定した。ホルダ9の
かしめ突起9aと第1カップ10との接触部、即ち、前
記かしめ部をYAGレーザにより溶接した。前記第1カ
ップ10の外周面の全周に渡り前記かしめ部が形成され
ているので、その全周をYAGレーザにより溶接し、溶
接部56を形成した。このようにして得られたガス発生
器57の第1カップ10からのリーク量の測定、湿度試
験、及び着火遅れ時間測定は、実施例1と同様にして行
った。その結果を表1として示す。
【0070】比較例1 図13に示される様なガス発生器108を作成した。ま
ず、点火具104をOリング105を介してホルダ10
1にかしめにより固定した。次に、第1カップ102に
ガス発生剤106として無煙火薬を1g計量、充填し
た。点火具104が固定されたホルダ101をガス発生
剤106の充填された第1カップ102に挿入し、かし
めにより固定した。 このようにして得られた従来のガ
ス発生器108の第1カップ102からのリーク量の測
定、湿度試験、及び着火遅れ時間測定は、実施例1と同
様にして行った。その結果を表1として示す。
【0071】
【表1】
【0072】表1において、実施例1乃至4において、
リーク量は、いずれも1.9x10-3[Pa・m3/sec] 以下であ
る。湿度試験による点火具の電極ピン間抵抗値の変化は
0.01Ω以下でありガス発生器の性能低下は発生しな
い。しかし、リーク量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] よりも
多い比較例1において、湿度試験による点火具の電極ピ
ン間抵抗値の変化は0.82Ωであった。これは、点火
具の電橋線の腐食が進行している事を示している。この
様なガス発生器は15年という長い自動車への搭載期間
中において、断線を引き起こして作動不能となる可能性
がある事を示している。また、実施例1乃至4において
は着火遅れ時間が2ms未満の短い着火時間を実現して
いる。しかし、比較例1においては、ガス発生剤と着火
薬の劣化により、着火遅れ時間が14.5msである。
このようなガス発生器ではシートベルトプリテンショナ
ー等の性能を十分発揮できない。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明のガス発生器に
おいて、ガス発生剤が充填された第1カップ内の空間
は、そのリーク量が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下である
密閉空間であるので、第1カップ内の空間への水や水蒸
気の浸入を十分に防ぎ、この空間内に充填されているガ
ス発生剤や点火具の第2カップに収納されている着火薬
や点火玉が、水分によってその性能を劣化させることが
ない。
【0074】請求項2に記載の本発明のガス発生器は、
ホルダと第1カップの接合部に、接着剤、Oリング又は
シートパッキンからなるシール部材を用いているので、
ホルダと第1カップの接合面から前記第1カップ内への
水分の浸入を防ぐ事ができる。
【0075】また、請求項3に記載の本発明のガス発生
器は、ホルダと第1カップの接合部に、シリコンを主成
分とするシリコンシール剤が配置されているので、ホル
ダと第1カップの接合面から前記第1カップ内への水分
の浸入を防ぐ事ができる。
【0076】更にまた、請求項4に記載の本発明のガス
発生器は、ホルダと第1カップの接合部を溶接している
ので、ホルダと第1カップとの接合面から第1カップ内
部への水分等の浸入を防ぐ事ができる。
【0077】また、請求項5に記載の本発明のガス発生
器は、前記ガス発生剤を前記第1カップの中に閉じ込
め、前記第2カップから遮断するセパレーターが設けら
れているので、前記セパレーターは、第2カップの塞栓
などを通じてガス発生器外部から第1カップ内に湿気等
の水分が浸入するのを防ぐ。
【0078】また、請求項6に記載の本発明のガス発生
器は、前記ホルダと前記第2カップの塞栓とを一体に形
成したことを特徴とする。 この場合、ホルダと第2カ
ップの塞栓との間に存在していた隙間、言い換えれば、
水分または空気の通路をなくすことができる。ガス発生
器外部から第1カップ内に連通する経路が少なくなり、
第1カップ内に浸入する湿気等の水分や空気をより効果
的に防止することができる。
【0079】更に、請求項7に記載の本発明のガス発生
器は、ホルダと点火具との接合部に、シール部材として
Oリング若しくはシートパッキンを用いているので、水
分または空気の通路をなくすことができる。ガス発生器
外部から第1カップ内に連通する経路が少なくなり、第
1カップ内に浸入する湿気等の水分や空気をより効果的
に防止することができる。
【0080】請求項8に記載の本発明シートベルトプリ
テンショナーは、点火具の性能劣化やガス発生剤の性能
劣化を引き起こす水分や水蒸気などが第1カップ内部へ
浸入することを防ぐ請求項1に記載のガス発生器を備え
ているので、耐環境性能に対する信頼性の高いシートベ
ルトプリテンショナーを提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガス発生器の第1の実施形態例
の概略断面図である。
【図2】本発明に係わるガス発生器の第2の実施形態例
の概略断面図である。
【図3】本発明に係わるガス発生器の第3の実施形態例
の概略断面図である。
【図4】本発明に係わるガス発生器の第4の実施形態例
の概略断面図である。
【図5】本発明に係わるガス発生器の第5の実施形態例
の概略断面図である。
【図6】本発明に係わるガス発生器の第6の実施形態例
の概略断面図である。
【図7】本発明に係わるガス発生器の第7の実施形態例
の概略断面図である。
【図8】本発明に係わるガス発生器の第8の実施形態例
の概略断面図である。
【図9】本発明に係わるガス発生器の第9の実施形態例
の概略断面図である。
【図10】本発明に係わるガス発生器の第10の実施形
態例の概略断面図である。
【図11】本発明に係わるガス発生器の第11の実施形
態例の概略断面図である。
【図12】ガス発生器の点火具の概略断面図である。
【図13】従来の一般的なガス発生器の一例の概略断面
図である。
【符号の説明】
9 ホルダ 10 第1カップ 12 点火具 14 ガス発生剤 50 ガス発生器 E 第2カップ S 空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼によりガスを発生させるガス発生剤
    を充填する第1カップと、前記第1カップの内側に配置
    されて通電により発火される着火薬を収納する第2カッ
    プを有する点火具と、前記第1カップ及び前記点火具を
    固定し前記ガス発生剤及び該点火具を前記カップ体内に
    封じるホルダとを備えるガス発生器であって、 前記第1カップ体内の空間は、その空間からのリーク量
    が1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下の密閉空間であるガス発
    生器。
  2. 【請求項2】 前記ホルダと前記第1カップとの接合部
    に、接着剤、Oリング又はシートパッキンからなるシー
    ル部材が設けられている請求項1に記載のガス発生器。
  3. 【請求項3】 前記ホルダと前記第1カップとの接合部
    にシール手段としてシリコンを主成分としたシリコンシ
    ール剤が用いられている請求項1に記載のガス発生器。
  4. 【請求項4】 前記ホルダと前記第1カップとの接合部
    が溶接されている請求項1に記載のガス発生器。
  5. 【請求項5】 前記ガス発生剤を前記第1カップの中に
    閉じ込め、前記第2カップから遮断するセパレーターが
    設けられている請求項1に記載のガス発生器。
  6. 【請求項6】 前記ホルダと前記第2カップの塞栓とが
    一体に形成されている請求項1に記載のガス発生器。
  7. 【請求項7】 前記ホルダと前記点火具の接合部に、O
    リング又はシートパッキンからなるシール部材が設けら
    れている請求項1に記載のガス発生器。
  8. 【請求項8】 ガス発生器として請求項1に記載のガス
    発生器を備えてなるプリテンショナー。
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