JP2001260167A - 型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポンプの製造方法 - Google Patents

型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポンプの製造方法

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gear pump
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型から取り出した時に、完成状態で各部品
の組み込みが完了しているように物品を成形でき、しか
も取り出し、保持、移動手段により同一型で組み立てブ
ロック化できる型内組み立て装置を提供する。 【解決手段】 可動型2とスライド型3とを備えた射出
成形用の金型である。前記可動型2とスライド型3の一
方で第1の成形品5を他方で第2の成形品7を成形する
と共に第3の成形品6を可動型2若しくはスライド型3
にて成形し、前記第3の成形品6を型部から取り出して
保持して第1若しくは第2の成形品5,7の組み込み位
置に移動させると共に組み込み手段により前記成形品
5,7に組み込み、第1若しくは第2の成形品5,7が
成形されたスライド型3を移動させて第1と第2の成形
品5,7を接合するように二次成形を行うことにより第
3の成形品6が組み込まれた物品を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形に用いる
金型において、外形にあたる第1と第2の成形品の中に
第3の成形品を組み込むための一連の動作を金型内で行
うことが可能なようにした型内組み立て装置及びそれを
用いたギアポンプの製造方法に関し、特に、その第3の
成形品の取り出し、保持、移動手段を備えた型内組み立
て装置及びそれを用いたギアポンプの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来ではケースに当たる成形品にギアの
ような機能部品を組み入れる際には、それぞれ別工程に
て成形し、組み込んだ後にネジ等の締結手段によって完
成体とする方法が一般的である。
【0003】射出成形においても、型内組み立ての概念
は存在したが、その多くはインサート成形であり、他部
品を予め型部内に設置し、第1若しくは第2の成形に際
してそのインサート部材を樹脂内に取り込んで一体物に
するという工法が採られている。
【0004】或いは、別工程にて予め製作された第3の
成形品をロボットや治具等を用いて第1若しくは第2の
成形品の所定の位置に挿入やはめ込みを行い、成形品を
得る工法もある。
【0005】また、二色成形においても、金型の一部を
後退させてできるスペースや二次樹脂充填用のキャビテ
ィを持つ金型に一次成形品及び金型を移動させて二次樹
脂を充填して異材質や異色の複合成形品を得る方法が一
般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来例の
方法にあっては、各々の部品毎に金型が必要であり、金
型の面数だけ成形条件や品質の管理が必要となり、また
組み立て工数の確保、物流の煩雑化などの課題があり、
コストアップの要因となると共に良品歩留まり率の低下
に繋がる。
【0007】また二色成形では、異材質によって摺動、
可動できる部品の成形は可能であるが、ケース状の成形
品に第3の成形品を組み入れ、前記第3の成形品を塞ぐ
ようにケース状の成形品及び第3の成形品とは異なる成
形品を被せる或いは接合させるという動作は不可能であ
る。
【0008】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、金型から取り出した時に、完成状態で各部品の
組み込みが完了しているように物品を成形でき、しかも
取り出し、保持、移動手段により同一型で組み立てブロ
ック化できる型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポ
ンプの製造方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の型内組み立て装置は、可動型とスラ
イド型とを備えた射出成形用の金型であって、前記可動
型とスライド型の一方で第1の成形品を他方で第2の成
形品を成形すると共に第3の成形品を可動型若しくはス
ライド型にて成形し、前記第3の成形品を型部から取り
出して保持して第1若しくは第2の成形品の組み込み位
置に移動させると共に組み込み手段により前記成形品に
組み込み、第1若しくは第2の成形品が成形されたスラ
イド型を移動させて第1と第2の成形品を接合するよう
に二次成形を行うことにより第3の成形品が組み込まれ
た物品を得るようにしたことを特徴とする。このように
構成したことにより、第1の成形品と第2の成形品と第
3の成形品とを同時に成形し、型開きした状態で第3の
成形品を型部から取り出して保持し、この状態で第1若
しくは第2の成形品の組み込み位置に移動させて組み込
み手段で組み込み、スライド型を移動させて第1の成形
品と第2の成形品とを組み合わせて接合するように成形
することで金型内で成形すると共に組み立てることがで
きるものであって、金型から取り出した時に完成状態で
各部品の組み込みを完了している物品を取り出すことが
でき、これにより生産性を大幅に向上できる。
【0010】また本発明の請求項2の型内組み立て装置
は、請求項1において、可動型若しくはスライド型に成
形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すた
めの取り出し部と、取り出された第3の成形品を保持す
る保持部と、保持した第3の成形品を第1若しくは第2
の成形品の組み込む位置まで移動させる移動部を有した
ことを特徴とする。第3の成形品を成形した後に第3の
成形品を取り出し部で金型キャビティから取り出し、こ
の取り出した第3の成形品を保持部に保持して移動部で
第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動して
組み込むことができる。
【0011】また本発明の請求項3の型内組み立て装置
は、請求項1において、可動型若しくはスライド型に成
形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すた
めの取り出し部と、第3の成形品を第1若しくは第2の
成形品の組み込み位置まで移動させる移動部とを有した
ことを特徴とする。第3の成形品を成形した後に第3の
成形品を取り出し、この取り出した第3の成形品を移動
部で第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動
して組み込むことができる。
【0012】また本発明の請求項4の型内組み立て装置
は、請求項1において、複数個の第3の成形品を互いに
組み合わせて第1若しくは第2の成形品に挿入するよう
にしたことを特徴とする。複数個の第3の成形品を成形
した後にこれを組み合わせてから組み込むことができ、
複数の第3の成形品を組み込むものでも一度に組み込ん
で組み立てることができる。
【0013】また本発明の請求項5の型内組み立て装置
は、請求項1において、第3の成形品は別部材をインサ
ート成形したインサート成形品であることを特徴とす
る。
【0014】また本発明の請求項6の型内組み立て装置
は、請求項1において、第1と第2の成形品でケースを
構成するように両者を成形し、第3の成形品はこのケー
ス内部に配置するように構成したことを特徴とする。ケ
ース内部に第3の成形品を組み込んだ構造の物品を製造
できる。
【0015】また本発明の請求項7の型内組み立て装置
は、請求項2において、取り出し部は第3の成形品を可
動型若しくはスライド型の内包部から押し出すようにし
たことを特徴とする。可動型若しくはスライド型の内包
部から取り出し部にて押し出して第3の成形品を取り出
すことができる。
【0016】また本発明の請求項8の型内組み立て装置
は、請求項2において、取り出し部は第3の成形品が保
持部によって保持されるまで第3の成形品を保持するよ
うにしたことを特徴とする。取り出し部で第3の成形品
を取り出した後に保持部で第3の成形品を確実に保持で
きる。
【0017】また本発明の請求項9の型内組み立て装置
は、請求項2において、取り出し部に保持されている成
形品を離反する方向に移動させる解除手段を設け、前記
保持部は成形品が取り出し部より離反した直後に成形品
を保持するようにしたことを特徴とする。第3の成形品
を取り出し部で取り出したとき第3の成形品を保持部で
保持するまで取り出し部で保持できて保持部で第3の成
形品を確実に保持できる。保持部で第3の成形品を保持
したとき取り出し部からこの成形品を離反できる。
【0018】また本発明の請求項10の型内組み立て装
置は、請求項2において、保持部は第3の成形品を機械
的に掴むようにしたことを特徴とする。保持部で第3の
成形品を機械的に掴んで確実に保持できる。
【0019】また本発明の請求項11の型内組み立て装
置は、請求項2において、保持部は第3の成形品をエア
ー若しくは吸盤等の吸着手段により保持するようにした
ことを特徴とする。第3の成形品を吸着にて保持するこ
とにより容易に保持できると共に第3の成形品を傷付け
たりしないように保持することができる。
【0020】また本発明の請求項12の型内組み立て装
置は、請求項3において、取り出し部は第3の成形品を
可動型若しくはスライド型の内包部から押し出すことを
特徴とする。可動型若しくはスライド型の内包部から取
り出し部にて押し出して第3の成形品を取り出すことが
できる。
【0021】また本発明の請求項13の型内組み立て装
置は、請求項3において、取り出し部は第3の成形品を
第1若しくは第2の成形品への組み込む位置に移動させ
る移動手段も兼ねるようにしたことを特徴とする。取り
出し部で第3の成形品を第1若しくは第2の成形品への
組み込み位置に移動させ、取り出し部で第3の成形品を
取り出して組み込むことができる。
【0022】また本発明の請求項14の型内組み立て装
置は、請求項3において、移動部は第3の成形品を第1
若しくは第2の成形品に組み込む際に案内する補助ガイ
ド手段を有したことを特徴とする。第3の成形品を第1
若しくは第2の成形品に組み込む際に補助ガイド手段で
ガイドして組み込むことができ、第3の成形品を簡単且
つ確実に組み込むことができる。
【0023】また本発明の請求項15の型内組み立て装
置は、請求項4において、第3の成形品としてギアを噛
み合わせて組み込むことを特徴とする。組み込む第3の
成形品がギアでも噛み合わせて組み込むことができる。
【0024】また本発明の請求項16の型内組み立て装
置は、請求項15において、ギアを噛み合い方向にスラ
イドして噛み合わせるようにしたことを特徴とする。ギ
ア同士を容易に噛み合わせることができる。
【0025】また本発明の請求項17の型内組み立て装
置は、請求項15において、ギア同士を接近させつつ噛
み合わせるようにしたことを特徴とする。ギア同士を容
易に噛み合わせることができる。
【0026】また本発明の請求項18の型内組み立て装
置は、請求項15において、第3の成形品としてのギア
を噛み合わせるための補助ガイドはギアの歯の一部をガ
イドするように形成されたことを特徴とする。補助ガイ
ドでギアを噛み合わせるとき、ギアの歯部をガイドして
ギアを確実に噛み合わせることができる。
【0027】また本発明の請求項19の型内組み立て装
置は、請求項15において、第1と第2の成形品が結合
するまでの工程で、ギアにグリスを塗る手段を設けたこ
とを特徴とする。ギアにグリスを塗って組み立てること
ができ、グリスを塗った状態まで組み立てることができ
る。
【0028】また本発明の請求項20のギアポンプの製
造方法は、請求項15乃至請求項19の何れかに記載の
型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあた
って、第1の成形品と第2の成形品で対向したところに
流入口と吐出口を有しているギアポンプのケース体を形
成し、第3の成形品を一対のギアとし、ギアが噛み合っ
た状態で前記ケース体に組み込むと共に、前記ギアに軸
を組み込み、その軸をケース体をより突出させることを
特徴とする。ケース体内に一対のギアが組み込まれ、ケ
ース体に流入口と吐出口とを設けたギアポンプを完成し
た状態で取り出すことができる。
【0029】また本発明の請求項21のギアポンプの製
造方法は、請求項15乃至請求項19のいずれかの型内
組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたっ
て、第3の成形品が成形される前に駆動軸を前記成形品
を形成する金型にセットすることを特徴とする。第3の
成形品であるギアを成形するときギアに一体に設ける駆
動軸をインサート成形できる。
【0030】また本発明の請求項22のギアポンプの製
造方法は、請求項15乃至請求項19のいずれかの型内
組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたっ
て、第3の成形品が成形される前に従動軸を前記成形品
を形成する金型にセットすることを特徴とする。第3の
成形品であるギアを成形するときギアに一体に設ける従
動軸をインサート成形できる。
【0031】また本発明の請求項23のギアポンプの製
造方法は、請求項15乃至請求項19のいずれかの型内
組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたっ
て、第3の成形品が第1或いは第2の成形品の組み込ま
れる前の工程において、第3の成形品にグリスを塗布す
ることを特徴とする。第3の成形品であるギアにグリス
を塗布して組み込むことができ、グリスの塗布されたギ
アポンプを完成した状態で取り出すことができる。
【0032】また本発明の請求項24のギアポンプの製
造方法は、第3の成形品であるギアを噛み合わせて回転
させながらグリスを塗布すると共に、前記ギアが第1或
いは第2の成形品と接する内面にグリスを塗布すること
を特徴とする。ギアの回りに充分に行き亙るようにグリ
スを塗布することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の型
内組み立て装置は物品の一例としてギアポンプを製造す
るものであるが、図6は製造されるギアポンプを示すも
のである。駆動ギアaと従動ギアbとを噛み合わせた状
態でケーシングc内に組み込まれ、駆動ギアaに駆動軸
dが一体に設けられると共に従動ギアbが従動軸eに回
転自在に設けられ、ケーシングcには流入口hと流出口
iが設けられており、駆動軸dにモータ等の駆動源を接
続して駆動させることにより、噛み合った駆動ギアaと
従動ギアbとを回転させ、流入口hから流入した流体を
流出口iから流出させるようになっている。またケーシ
ングcはポンプ性能確保のためのポンプ押さえ板jにて
各ギアa,bを押さえる形で蓋をした状態になってい
る。同じく、各ギアa,bとケーシングcとは略接触し
た形で形成されている。
【0034】図1乃至図5は型内組み立て装置の一例を
示す。上記ギアポンプを製造する射出成形金型1は可動
型2、スライド型3、固定型4にて構成され、スライド
型3は図の上下方向にスライドするように配設されてい
る。上下方向のスペースが確保できない構造において
は、前後方向にスライドするように配設してもよい。可
動型2には第1の成形品5と第3の成形品6を成形する
キャビティが形成され、スライド型3には第2の成形品
7を成形するキャビティが形成される。第3の成形品6
を成形するキャビティは図に示すように可動型2側に設
けてもよいし、スライド型3側に設けてもよい。固定型
4側には射出成形機の一次射出シリンダ8や二次射出シ
リンダ9が配置されている。
【0035】図1は一次成形直後の金型内の状態を示し
ているが、可動型2、スライド型3及び固定型4が型締
めされ、一次射出シリンダ8から一次成形樹脂材料が射
出されてキャビティに第1の成形品5、第2の成形品7
及び第3の成形品6が成形されている。ギアポンプを例
にした場合、一次成形により第1の成形品5にあたるケ
ーシングcと、第3の成形品6にあたる駆動ギアa及び
従動ギアbと、第2の成形品7にあたるポンプ押さえ板
jを同時に成形した状態である。またこの一次成形はそ
の前の段階でケーシングc及び駆動ギアaのキャビティ
のそれぞれに従動軸eと駆動軸dを組み込んでから成形
され、従動軸eがケーシングcにインサート成形される
と共に駆動軸dが駆動ギアaにインサート成形される。
【0036】図2は上記のように一次成形した後に冷却
時間を経て型を開いた状態を示している。この状態では
第3の成形品6が取り出し手段(図示せず)により取り
出され、移動組み込み手段10により保持されている。
このとき不要なスプルー・ランナー33はこの時点で型
外に取り出される。このように取り出して移動組み込み
手段10に保持した第3の成形品6はこの時点でグリス
が塗布される。ギアポンプを例とした場合、グリスは一
対のギアa,bを回転させながら、ギアa,b同士が接
する箇所を中心に塗布する。同様にケーシングcとポン
プ押さえ板のギアa,bと接する箇所にも塗布する。
【0037】図3は移動組み込み手段10で保持した第
3の成形品6を第1の成形品5への組み込み位置まで移
動している途中の状態を示す。またこのとき、図4に示
すようにスライド型3も第2の成形品7を第1の成形品
5に対向する位置までスライドさせた状態で待機させ
る。この状態はギアポンプを例とした場合、駆動ギアa
と従動ギアbを取り出し手段によって取り出して移動組
み込み手段10にて保持し、移動途中で前記両ギアa,
bを移動組み込み手段10によって互いに噛み合わせて
第1の成形品5にあたるケーシングcの位置まで移動さ
せた状態である。この状態から第3の成形品6が第1の
成形品5に移動組み込み手段10にて組み込まれる。
【0038】図4は前記移動組み込み手段10により第
3の成形品6を第1の成形品5に組み込んだ状態を示し
ている。ギアポンプを例とした場合、噛み合った状態の
駆動、従動の各ギアa,bがケーシングc内に組み込ま
れ、ケーシングcに設けられた従動軸eに従動ギアbが
回転自在に挿通され、駆動ギアaに設けられた駆動軸d
がケーシングcの穴に挿入されるように組み込んだ状態
である。また駆動軸dはモータ等の駆動源との接続のた
めにケーシングcから突出するように組み込まれる。
【0039】図5は二次成形状態を示したものである。
第1の成形品5には第3の成形品6が組み込まれ、第2
の成形品7と第1の成形品5とがケース状に構成される
ように位置決めされる。この状態で二次射出シリンダ9
から二次成形樹脂材料が射出され、第1の成形品5と第
2の成形品7を接合するように二次射出成形が行われ
る。ギアポンプを例とした場合、駆動、従動のギアa,
bが組み込まれたケーシングcにポンプ押さえ板jを被
せ、ケーシングcとの接合部に樹脂を充填して互いに融
着してケース体を形成し、ギアポンプとしての完成体と
なった状態である。
【0040】また、本例では第1の成形品5と第2の成
形品7は二次成形により接合され、部品が組み込まれた
ケース体の例を挙げているが、第2の成形品7、即ちス
ライド型3がない状態で、第1の成形品5と第3の成形
品6のみが組み立てられる金型や製品構造としてもよ
い。
【0041】(第2の実施の形態)上記図1から図5に
示す第3の成形品6の移動組み込み手段10は、第3の
成形品6を金型キャビティから取り出す取り出し部と、
第3の成形品6を保持する保持部と、保持した第3の成
形品6を移動させる移動部を有する構造となっており、
以下に前記取り出し部と保持部に関する具体例について
示す。尚、図1乃至図5では取り出し部の例としては図
示していないが、可動型2或いはスライド型3に内包さ
れた状態の第3の成形品6を型部の外方向へ押し出して
取り出す構造を有する。例えば、図7に示すように成形
機のエジェクター機能を有するエジェクタープレート1
1を型部の外方向へ押し出す方向に移動させ、前記エジ
ェクタープレート11に取り付けられたエジェクターピ
ン12により第3の成形品6を取り出す構造が挙げられ
る。また図1乃至図5に示す移動組み込み手段10に取
り出す機能を持たせて取り出す方法、或いはこれらを複
合させた方法にて取り出してもよい。
【0042】(第3の実施の形態)図7はエジェクター
ピン12により第3の成形品6を押し出した状態を示し
たものである。図7の位置、即ち第3の成形品6が型部
から完全に押し出された場合はそのまま落下してしまう
場合が多いが、図8に示すように第3の成形品6を押し
出すエジェクターピン12の先端に抜け止め13を設け
ることによりエジェクターピン12に第3の成形品6を
保持しており、この状態が保持部23により第3の成形
品6が保持されるまで保たれている。なお、図8(a)
(b)は先端にアンダーカット34となる形状を設けて
第3の成形品6を保持する例である。図8(a)は抜け
止め13がネジ状に形成されており、確実な固定ができ
ると共に解放する際に無理な負荷に加わらず、第3の成
形品6へ与える変形を抑えることができる。図8(c)
は複数本の補助ピン14にて抜け止め13を形成してあ
り、第3の成形品6が型部から完全に押し出されても補
助ピン14にて第3の成形品6を保持するようになって
いる。
【0043】(第4の実施の形態)図9は図1乃至図5
に示す例で、第3の成形品6を組み込むための移動組み
込み手段10における取り出し部の具体例を示したもの
である。エジェクターピン12で押し出された第3の成
形品6は型部の外まで押し出される。移動した第3の成
形品6は前記抜け止め13が設けられており、落下しな
い状態になっている。その後、エジェクターピン12が
設定された保持時間経過後に元の位置まで後退するが、
このとき、エジェクターピン12の先端の抜け止め13
はエジェクターピン12が後退する動作により解放さ
れ、図9(a)(b)に示すように第3の成形品6がエ
ジェクターピン12から離反すると同時に、保持部の一
例としての補助プレート15が第3の成形品6を保持で
きる位置まで移動して第3の成形品6を保持できるよう
になっている。
【0044】前記抜け止め13から第3の成形品6を離
反させる例としての1つは、前記したようなエジェクタ
ーピン12の戻り動作をそのまま利用する方法がある。
通常、エジェクターピン12の戻りは金型内に組み込ま
れたエジェクタープレート11のリターン用スプリング
にて行われる。よって、解放力としては弱いので軽量な
成形品に適用できる。
【0045】中、大重量を有する成形品や位置決め精度
が必要な成形品、或いは離型抵抗の大きい成形品の場合
は、図9(c)のように取り出し部として、別駆動源を
有する取り出し及び抜け止め解放機構16を設ける。そ
の方法としては、図に示すようなエアーもしくは油圧に
よるシリンダー駆動、或いは図7(a)に示す形状にお
いて対応が必要な回転駆動を備えたスライド装置17な
どが考えられる。
【0046】(第5の実施の形態)図10、図11は第
3の成形品6を組み込むための移動組み込み手段10に
おける保持部の具体例を示したものである。図10は第
3の成形品6を機械的な動作、機構によって保持する方
法を示している。この方法としては図10(a)に示す
ように補助プレート15にて両側から挟み込んで保持す
る方法や、図10(b)(c)に示すような駆動部18
を有する爪状の保持具19による保持がある。保持具1
9については、対象となる第3の成形品6の形状によっ
て最適な形状を決めればよい。
【0047】図11は第3の成形品6を吸着によって保
持する方法を示している。尚、図1乃至図5に示す移動
組み込み手段10もこの例について示している。移動組
み込み手段10には第3の成形品6に適した形状の吸着
用保持部20を設けてあり、図11(a)に示すように
金型から取り出された第3の成形品6に吸着用保持部2
0を移動させて接触させ、吸着手段により吸着して図1
1(b)に示すように保持するようになっている。吸着
用保持部20は吸盤でもよいし、エアーを吸うことによ
り真空にして保持してもよく、移動組み込み手段10及
び第3の成形品6に適した形状、配置、数とする。
【0048】(第6の実施の形態の例)図12乃至図1
6は他の例の型内組み立て装置について示したものであ
る。この例も図1乃至図5に示す例と基本的に同じであ
るが、異なる点だけを主に述べる。本例では、第3の成
形品6を金型キャビティから取り出す取り出し部(図示
せず)と、取り出された第3の成形品6を第1の成形品
5若しくは第2の成形品7に組み込む挿入ガイド21を
有している。
【0049】図12は一次成形直後の金型内の状態を示
しており、一次成形によって第1の成形品5、第2の成
形品7及び第3の成形品6を同時に成形している。この
例では第1の成形品5を可動型2側へ、第2の成形品7
及び第3の成形品6をスライド型3側に配置した状態で
ある。ギアポンプを例にした場合、一次成形により第1
の成形品5にあたるケーシングcと、第3の成形品6に
あたる駆動ギアa及び従動ギアbと、第2の成形品7に
あたるポンプ押さえ板jを同時に成形した状態である。
またこの一次成形はケーシングc及び駆動ギヤaのキャ
ビティに各々に従動軸eと駆動軸dを組み込んでから成
形する。
【0050】図13は一次成形後に冷却時間を経て、型
を開いた状態を示している。スライド型3に成形される
第3の成形品6と第2の成形品7はスライド型3に保持
された状態で移動される。不要なスプルー・ランナー3
3はこの時点で型外に取り出される。
【0051】図14は金型が開いてできたスペースに挿
入ガイド21を移動させ、取り出し手段によって第1の
成形品5に組み込んでいる状態を示したものである。挿
入ガイド21内は第3の成形品6を噛み合わせながら第
1の成形品5に組み込む形状となっており、ギアポンプ
を例とした場合、駆動ギアaと従動ギアbを噛み合わ
せ、噛み合った状態の駆動、従動の各ギアa,bがケー
シングc内に組み込まれ、ケーシングcに設けられた従
動軸eに従動ギアbが回転自在に挿通され、駆動ギアa
に設けられた駆動軸dがケーシングcの穴に挿入される
ように組み込まれる。
【0052】図15はスライド型3で成形され、スライ
ド型3に保持されたままの第2の成形品7を第1の成形
品5に蓋する位置にスライド型3を移動させた状態を示
している。
【0053】図16は二次成形状態を示したものであ
る。第1の成形品5には第3の成形品6が組み込まれ、
第2の成形品7が第1の成形品5とで中空体を構成され
るように位置決めされる。この状態で二次射出シリンダ
9から二次成形樹脂材料が射出され、第1の成形品5と
第2の成形品7を接合するように二次射出成形が行われ
る。ギアポンプを例とした場合、駆動、従動のギアa,
bが組み込まれたケーシングcにポンプ押さえ板jを被
せ、ケーシングcとの接合部に樹脂を充填して互いに融
着してケース体を形成し、ギアポンプとしての完成体と
なった状態である。
【0054】挿入ガイド21はスライド型3から押し出
されて取り出された第3の成形品6を保持し、第1の成
形品5の所定の位置に組み込むための移動、組み込み手
段を兼ねている。取り出された第3の成形品6は、横方
向或いは上下方向等の設置可能スペースに設置されると
共に金型が所定の位置まで開いた後に所定の位置に移動
してきた挿入ガイド21のガイド部22に沿って第1の
成形品5に組み込まれる。ガイド部22は第3の成形品
6の形状に適した形状に設定し、単に第1の成形品5に
案内するだけでなく、位置決めや、組み合わせや、噛み
合せができる機能を備えたものを用いることができる。
【0055】(第7の実施の形態)図17は上記例の成
形で用いられる取り出し部の構造を示している。可動型
2或いはスライド型3に成形され、内包された状態の第
3の成形品6を型部の外方向へ押し出して取り出す構造
を有する。成形機のエジェクタ機能を有するエジェクタ
ープレート11を図17(a)に示すように型部の外方
向へ押し出す方向に移動させ、前記エジェクタープレー
ト11に取り付けられたエジェクターピン12により第
3の成形品6を取り出し、保持部23に保持する構造が
挙げられる。
【0056】(第8の実施の形態)図18は第1の成形
品5、第2の成形品7に組み込む第3の成形品6が駆動
ギアaや従動ギアbである場合の例を示す。尚、金型全
体の動作は図1乃至図5に示している。可動型2或いは
スライド型3に成形された2個のギアa,bは取り出し
部により押し出され、保持構造を有する移動組み込み手
段10によって保持される。その後、移動組み込み手段
10の保持構造部24が図18(a)に示すようにギア
a,bの噛み合い方向に移動して2つのギアa,bの歯
が噛み合わされ、図18(b)に示すように第1の成形
品5または第2の成形品7に挿入される。その具体的方
法としては、摺動ガイド、エアーシリンダを組み込み、
2つのギアを保持した保持部をギアa,bが噛み合う方
向にスライドさせてギアa,bを噛み合わせる方法が挙
げられる。
【0057】(第9の実施の形態)図19は同じく第3
の成形品6がギアa,bで、互いに噛み合わせる他の例
について示したものである。尚、金型全体の動作は図1
2乃至図16に示している。挿入ガイド21は図19
(b)に示すように一方に押し出されたギアa,bを受
け入れるギア入口部26を有すると共に他方に第1の成
形品5に組み込むのに必要な寸法を有したギア出口部2
7を有している。ギア入口部26はギアa,bを挿入ガ
イド21にスムーズに入り込ませるために、成形される
2つのギアa,bのキャビティより若干大き目の寸法に
設定されている。ギア出口部27は第1の成形品5の開
口より若干小さめの寸法に設定されている。即ち、挿入
ガイド21のギア入口部26とギア出口部27とではそ
の寸法に差を持たせている。また2つのギアa,bは成
形時には別々のキャビティにあり、ギアa,bは噛み合
っていない状態である。このギアa,bを取り出し部の
エジェクターピン12等で押し出し、別々の状態のギア
a,bを挿入ガイド21に押しながら入れてゆくことに
より、ギア入口部26とギア出口部27の寸法の差によ
り徐々に接近し、ギア出口部27付近で2つのギアa,
bが噛み合う構造となっており、そのまま、さらにギア
a,bを押し続けることにより、第1の成形品5内に噛
み合ったギアa,bが組み込まれる。
【0058】また前記挿入ガイド21にギアa,bを押
し込みの際に、ギアa,bが回転しないように、また互
いの歯がずれることなく噛み合うように、2つのギア
a,bの歯の一部の位置をガイドする凸或いは凹形状2
8を図19(c)のように有している。図19(c)に
示す例ではギアa,bの上下部に配置しているが、ギア
が複数個の場合は各々のギアに1箇所だけ設けてもよい
し、また微小なギアである場合はギア形状そのままのガ
イド形状をガイド部に設けることができる。
【0059】また第1の成形品5と第2の成形品7とを
結合するまでの工程でギアa,bにグリス29を塗る工
程を図20のように設けてもよい。例として、第2の成
形品7との接触による問題が生じることが考えられる場
合は図20(c)に示すように組み込んだ後で、金型が
閉じる前の状態でギアa,bの表面にグリス塗布装置に
より塗布する。ギアa,b全体にグリス塗布が必要な場
合は、移動組み込み手段10にグリス塗布装置を設け、
ギアa,bを保持して第1の成形品5へ移動するまでの
間に塗布する。或いは図21に示すように挿入ガイド2
1をギアa,bが通過する際にグリス塗布装置30にて
挿入ガイド21からグリス29を注入し、回転させなが
ら押し込む方法が挙げられる。
【0060】(第10の実施の形態)また第3の成形品
6は樹脂のみの単体の成形品でなく、他の部品をインサ
ート成形したインサート成形品であってもよい。その例
としては前述のように図1及び図12に示す第3の成形
品6であるギアa及び第1の成形品5であるケーシング
cが成形されるキャビティ内に予め軸d,eをインサー
トしておいて一次の成形を行っている。インサートする
部品については、ここでは軸であるが、他にネジ等の固
定具、異材質部品等でも可能である。インサートの方法
としては、軸の場合はエアーで搬送して所定位置にセッ
テングする方法やロボット等のピックアンドプレイス機
構によりセッテングする方法がある。
【0061】(第11の実施の形態)また第1の成形品
5と第2の成形品7との互いの位置関係に関して述べる
と次の通りである。第1の成形品5と第2の成形品7と
は上記のようにスライド型により、互いに二次成形で組
み合わせられ、その形態はケース状になり、中に空間を
有する物品となる。本例ではこの空間内に第3の成形品
6を移動組み込み手段10によって配置させた例につい
て示している。
【0062】具体例として図1から図5を用いて説明す
ると、第1の成形品5、第2の成形品7及び第3の成形
品6は一次成形にて形成され、最初に移動組み込み手段
10によって第1の成形品5と第3の成形品6とが組み
込まれ(5+6)、次の工程にて第2の成形品7と第
1、第3の成形品組み立て品(5+6)が接合されてい
る。これにより、第3の成形品6を空間内に配置した第
1から第3までの成形品組み立て体(5+6+7)を得
ることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明は射出成形金型において、型開き
後にできるスペースに成形品の保持機能を有した移動組
み込み手段を挿入することにより、一旦、金型から取り
出された成形品を保持し、再度、同じ金型内の別のキャ
ビティに成形されている成形品の所定の位置に移動して
組み込むことができるので、スライド型との併用により
ケース状部品の内部に機構部品を有した物品の成形が可
能である。また最適な条件・金型の管理を行うことによ
り、完成した成形品の内部部品は良品として取り扱うこ
とができ、別工程で製作する場合には必要である品質、
寸法の検査工程、部品の管理等が省け、大幅な納期短縮
が可能である。従来は各々、別工程で成形し、最終的に
はネジ締め等の接合手段によってなされていた内部に機
構部品を有している物品も、移動組み込み手段及びスラ
イド型によって同一金型内で成形、組み立て、接合を行
うことができるので、1物品当たりのサイクル短縮が可
能である。
【0064】また移動組み込み手段に保持機構だけな
く、噛み合わせ方向にスライドできる機構を設けること
により、複数個の成形品を保持した状態で噛み合わせ、
或いは嵌め込みや組み立てができるので、複雑な機構部
品の成形ができると共に工程数、工数が別部品を作って
組み立てる場合に対して大幅に削減することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型内組み立て装置の一例の一次成形し
ている状態の断面図である。
【図2】同上の型開きして第3の成形品を取り出した状
態の断面図である。
【図3】同上の第3の成形品を移動している状態を示す
断面図である。
【図4】同上のスライド型を移動した状態の断面図であ
る。
【図5】同上の二次成形している状態の断面図である。
【図6】同上により成形される物品の一例のギアポンプ
を示し、(a)は正面から見た断面図、(b)は側面か
ら見た断面図である。
【図7】同上の第3の成形品を取り出し部で取り出す状
態を示す断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上のエジェクターピン
に第3の成形品を抜け止めする構造を示す断面図であ
る。
【図9】同上の取り出し部の他の例を説明する断面図で
ある。
【図10】(a)は移動組み込み手段における保持部の
具体的な一例を示す正面図、(b)は(a)の他例の正
面図、(c)は(b)の一部切欠側面図である。
【図11】同上の第3の成形品を吸着保持する過程を説
明する説明図である。
【図12】同上の型内組み立て装置の他の例の一次成形
している状態の断面図である。
【図13】同上の型開きしてスライド型を移動している
状態の断面図である。
【図14】同上の第3の成形品を組み込んでいる状態を
示す断面図である。
【図15】同上のスライド型をさらに移動した状態の断
面図である。
【図16】同上の二次成形している状態の断面図であ
る。
【図17】同上の取り出し部で第3の成形品を取り出す
状態を説明する断面図である。
【図18】同上のギアを噛み合わせる状態を説明する説
明図である。
【図19】(a)(b)(c)は同上の挿入ガイドでガ
イドしてギアを組み込む状態を説明する断面図である。
【図20】(a)(b)(c)は同上のグリスを塗る手
順を説明する断面図である。
【図21】同上のグリスを塗布する他例を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 射出成形金型 2 可動型 3 スライド型 5 第1の成形品 6 第3の成形品 7 第2の成形品 10 移動組み込み手段 a 駆動ギア b 従動ギア c ケーシング d 駆動軸 e 従動軸 j ポンプ押さえ板

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動型とスライド型とを備えた射出成形
    用の金型であって、前記可動型とスライド型の一方で第
    1の成形品を他方で第2の成形品を成形すると共に第3
    の成形品を可動型若しくはスライド型にて成形し、前記
    第3の成形品を型部から取り出して保持して第1若しく
    は第2の成形品の組み込み位置に移動させると共に組み
    込み手段により前記成形品に組み込み、第1若しくは第
    2の成形品が成形されたスライド型を移動させて第1と
    第2の成形品を接合するように二次成形を行うことによ
    り第3の成形品が組み込まれた物品を得るようにしたこ
    とを特徴とする型内組み立て装置。
  2. 【請求項2】 可動型若しくはスライド型に成形された
    第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り
    出し部と、取り出された第3の成形品を保持する保持部
    と、保持した第3の成形品を第1若しくは第2の成形品
    の組み込む位置まで移動させる移動部を有したことを特
    徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  3. 【請求項3】 可動型若しくはスライド型に成形された
    第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り
    出し部と、第3の成形品を第1若しくは第2の成形品の
    組み込み位置まで移動させる移動部とを有したことを特
    徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  4. 【請求項4】 複数個の第3の成形品を互いに組み合わ
    せて第1若しくは第2の成形品に挿入するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  5. 【請求項5】 第3の成形品は別部材をインサート成形
    したインサート成形品であることを特徴とする請求項1
    記載の型内組み立て装置。
  6. 【請求項6】 第1と第2の成形品でケースを構成する
    ように両者を成形し、第3の成形品はこのケース内部に
    配置するように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の型内組み立て装置。
  7. 【請求項7】 取り出し部は第3の成形品を可動型若し
    くはスライド型の内包部から押し出すようにしたことを
    特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  8. 【請求項8】 取り出し部は第3の成形品が保持部によ
    って保持されるまで第3の成形品を保持するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  9. 【請求項9】 取り出し部に保持されている成形品を離
    反する方向に移動させる解除手段を設け、前記保持部は
    成形品が取り出し部より離反した直後に成形品を保持す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み
    立て装置。
  10. 【請求項10】 保持部は第3の成形品を機械的に掴む
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立
    て装置。
  11. 【請求項11】 保持部は第3の成形品をエアー若しく
    は吸盤等の吸着手段により保持するようにしたことを特
    徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  12. 【請求項12】 取り出し部は第3の成形品を可動型若
    しくはスライド型の内包部から押し出すことを特徴とす
    る請求項3記載の型内組み立て装置。
  13. 【請求項13】 取り出し部は第3の成形品を第1若し
    くは第2の成形品へ組み込む位置に移動させる移動手段
    も兼ねるようにしたことを特徴とする請求項3記載の型
    内組み立て装置。
  14. 【請求項14】 移動部は第3の成形品を第1若しくは
    第2の成形品に組み込む際に案内する補助ガイド手段を
    有したことを特徴とする請求項3記載の型内組み立て装
    置。
  15. 【請求項15】 第3の成形品としてギアを噛み合わせ
    て組み込むことを特徴とする請求項4記載の型内組み立
    て装置。
  16. 【請求項16】 ギアを噛み合い方向にスライドして噛
    み合わせるようにしたことを特徴とする請求項15記載
    の型内組み立て装置。
  17. 【請求項17】 ギア同士を接近させつつ噛み合わせる
    ようにしたことを特徴とする請求項15記載の型内組み
    立て装置。
  18. 【請求項18】 第3の成形品としてのギアを噛み合わ
    せるための補助ガイドはギアの歯の一部をガイドするよ
    うに形成されたことを特徴とする請求項15記載の型内
    組み立て装置。
  19. 【請求項19】 第1と第2の成形品が結合するまでの
    工程で、ギアにグリスを塗る手段を設けたことを特徴と
    する請求項15記載の型内組み立て装置。
  20. 【請求項20】 請求項15乃至請求項19の何れかに
    記載の型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造する
    にあたって、第1の成形品と第2の成形品で対向したと
    ころに流入口と吐出口を有しているギアポンプのケース
    体を形成し、第3の成形品を一対のギアとし、ギアが噛
    み合った状態で前記ケース体に組み込むと共に、前記ギ
    アに軸を組み込み、その軸をケース体をより突出させる
    ことを特徴とするギアポンプの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項15乃至請求項19のいずれか
    の型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあ
    たって、第3の成形品が成形される前に駆動軸を前記成
    形品を形成する金型にセットすることを特徴とするギア
    ポンプの製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項15乃至請求項19のいずれか
    の型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあ
    たって、第3の成形品が成形される前に従動軸を前記成
    形品を形成する金型にセットすることを特徴とするギア
    ポンプの製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項15乃至請求項19のいずれか
    の型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあ
    たって、第3の成形品が第1或いは第2の成形品に組み
    込まれる前の工程において、第3の成形品にグリスを塗
    布することを特徴とするギアポンプの製造方法。
  24. 【請求項24】 第3の成形品であるギアを噛み合わせ
    て回転させながらグリスを塗布すると共に、前記ギアが
    第1或いは第2の成形品と接する内面にグリスを塗布す
    ることを特徴とする請求項23記載のギアポンプの製造
    方法。
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