JP2001259943A - 艤装支援システム - Google Patents

艤装支援システム

Info

Publication number
JP2001259943A
JP2001259943A JP2000077530A JP2000077530A JP2001259943A JP 2001259943 A JP2001259943 A JP 2001259943A JP 2000077530 A JP2000077530 A JP 2000077530A JP 2000077530 A JP2000077530 A JP 2000077530A JP 2001259943 A JP2001259943 A JP 2001259943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outfitting
projection
projector
stage
support system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000077530A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Miyauchi
達哉 宮内
Michitaro Usui
道太郎 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000077530A priority Critical patent/JP2001259943A/ja
Publication of JP2001259943A publication Critical patent/JP2001259943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 艤装作業の効率を向上させる艤装支援システ
ムを、提供する。 【解決手段】 躯体Kにおける各艤装ステージGの投影
領域Eに対して画像を投影するプロジェクタ27,この
プロジェクタ27を移動させる走行フレーム21及び本
体部22を有する台車2,台車制御コントローラ23,
及び投影制御装置26等により、艤装支援システムSを
構成した。台車制御コントローラ23は、作業順に従っ
て、プロジェクタ27を各艤装ステージGの対応位置へ
順次移動させる。投影制御装置26は、プロジェクタ2
7により、当該艤装ステージGに対応する図面をその投
影領域Eに投影させる。なお、投影領域Eには、平面図
M1だけでなく、側面図や詳細図M2等も投影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、躯体その他に対す
る各種艤装品の取り付け作業に利用される艤装支援シス
テムに、関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型の船舶は、複数のブロック
が互いに結合された構造を有する。即ち、このような船
舶は、予め工場において夫々製造された各ブロックがド
ックにおいて互いに結合されることにより、建造される
のである。
【0003】なお、工場において製造されるブロック
は、立体的な構造を有する躯体に対して作業員が艤装作
業を施すことにより、完成する。この艤装作業とは、作
業員が、各種図面を参照しながら、パイプ,ダクト,及
び金物等の各種艤装品を取り付けてゆく作業のことであ
る。なお、躯体は、予め、複数の艤装ステージに区分け
されている。そして、艤装作業は、これら各艤装ステー
ジ毎になされる。即ち、ある艤装ステージに対する艤装
作業が完了した後に、次の艤装ステージに対する艤装作
業がなされるのである。
【0004】従来、この艤装作業の効率を向上させるた
めに、プロジェクタを用いた艤装支援システムが提案さ
れている。艤装支援システムは、躯体の上方に設置され
たレール上を走行する台車と、この台車上に設置された
プロジェクタを、備えている。そして、台車が作業対象
の艤装ステージ上方の位置に水平移動した状態で、プロ
ジェクタは、躯体における当該艤装ステージに、直接、
図面を投影する。なお、この図面は、躯体に対して艤装
品が取り付けられた状態を示す平面図である。作業員
は、この投影された平面図を見ながら、艤装作業を行う
ことになる。このため、作業員は、躯体における作業場
所床面を見るだけで、当該艤装ステージに対応した平面
図を参照することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
艤装支援システムでは、躯体に投影されるのは、平面図
だけである。しかしながら、作業員は、この平面図に加
えて、側面図や詳細図等をも併せて参照しなければ、実
際の艤装作業を行うことはできない。従って、作業員
は、紙等に印刷された側面図や詳細図を併せて利用しな
ければならない。このため、作業員は、多数の図面の中
から、現在作業中の艤装ステージに対応する各種図面を
全て取り出さなければ、艤装作業を行うことができな
い。従って、このような艤装作業においては、これらの
図面を取り出す作業に時間がかかっていた。
【0006】また、ある艤装ステージに対する艤装作業
が終了した後に、作業員は、作業指示者の指示に従い、
次の艤装ステージへ移動して艤装作業を再開していた。
このため、各艤装ステージにおける作業終了後に、作業
指示待ち時間,及び,作業員が指示を受ける時間が発生
してしまうという問題があった。
【0007】そこで、作業指示者による指示を待つこと
なく、作業員が効率良く艤装作業を行うことができるよ
うに支援する艤装支援システムを提供することを、本発
明の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による艤装支援シ
ステムは、上記課題を解決するために、以下のような構
成を採用した。
【0009】即ち、この艤装支援システムは、躯体に設
定された複数の艤装ステージの投影領域に対して画像を
投影するプロジェクタ,及び,該プロジェクタを、前記
各艤装ステージの投影領域に対して画像を投影可能な対
応位置へ移動させる移動装置を備えた艤装支援システム
であって、予め定められた作業順に従って、前記プロジ
ェクタを各艤装ステージの対応位置へ順次移動させるよ
うに前記移動装置を制御するコントローラと、前記移動
装置が、前記プロジェクタを前記各艤装ステージの対応
位置に移動させた場合に、前記プロジェクタにより、当
該艤装ステージに対応する図面をその投影領域に投影さ
せる投影制御装置とを、備えたことを特徴とする。
【0010】このように構成されると、コントローラ
は、作業順に従ってプロジェクタを各艤装ステージの対
応位置へ順次移動させる。そして、投影制御装置は、プ
ロジェクタにより、各艤装ステージに対応する図面をそ
の投影領域に投影させる。このため、作業員は、投影領
域に投影された図面を見ながら艤装作業を行い、作業順
に従って、各艤装ステージに対する艤装作業を実行して
ゆく。
【0011】また、この艤装支援システムは、前記各艤
装ステージの作業順に従って前記プロジェクタを各艤装
ステージの対応位置に順次移動させるように前記コント
ローラに指示する移動制御データを、該コントローラへ
送信するとともに、前記各艤装ステージの投影領域毎に
選択された図面を前記投影制御装置に投影させるように
指示する投影指示データを、該投影制御装置へ送信する
指示装置を、さらに備えていてもよい。この場合、前記
コントローラは、前記移動制御データに従って、前記プ
ロジェクタを各艤装ステージの対応位置に順次移動させ
るように前記移動装置を制御し、前記投影制御装置は、
前記プロジェクタが各艤装ステージの対応位置にある場
合、前記投影指示データに従って、前記プロジェクタに
より当該艤装ステージの投影領域に図面を投影させても
よい。
【0012】さらに、前記投影制御装置は、前記プロジ
ェクタにより、前記投影領域における複数の投影部分か
ら選択された1つ以上の投影部分からなる領域に図面を
投影させるとともに、当該選択された投影部分以外の投
影部分に他の図面を投影させてもよい。
【0013】また、この艤装支援システムは、躯体に設
定された投影領域における複数の投影部分毎に夫々画像
を投影するプロジェクタと、前記プロジェクタにより、
前記投影部分から選択された1つ以上の投影部分からな
る領域に図面を投影させるとともに、当該選択された投
影部分以外の投影部分に他の図面を投影させる投影制御
装置とを、備えていてもよい。
【0014】なお、投影部分の各投影領域は、4つに限
らず任意の数設定されることとしてもよい。また、各投
影領域に対応させて複数のプロジェクタが設けられても
よい。さらに、1台のプロジェクタが1つ又は複数の投
影部分を投影してもよい。また、この艤装支援システム
は、船舶の艤装作業の他にも、ブロック法を利用した橋
梁や建築物の艤装作業に利用されてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本実施形態による艤装支
援システムSの一部及び躯体Kを示す概略図である。こ
の図に示されるように、工場内には、予め、躯体Kが所
定の位置に設置されている。
【0016】図2は、艤装支援システムSの一部を示す
説明図である。また、図3は、艤装支援システムSの概
略ブロック図である。図2に示されるように、この艤装
支援システムSは、一対の走行用レール1,1,及び台
車2を、備えている。これら各走行用レール1,1は、
躯体Kの上方における所定の水平面内において互いに平
行に配置されている。なお、これら各走行用レール1,
1は、工場内に予め設置された天井クレーン用のレール
であってもよい。また、各走行用レール1に対して平行
な方向を走行方向とし、水平面内においてこの走行方向
に垂直な方向を横行方向とする。
【0017】台車2は、走行フレーム21,及び本体部
22を、有している。この走行フレーム21は、互いに
平行な一対の横行用レール211,211と、これら横
行用レール211,211の各端部同士を連結する一対
の連結部材212,212を備え、矩形状の外形を有し
ている。
【0018】そして、これら各連結部材212,212
には、各一対の走行車輪213,213が夫々取り付け
られている。これら各走行車輪213は、その回転軸を
各横行用レール211,211に対して平行に向けて、
各連結部材212,212の外方へ突出した状態で、該
連結部材212,212に軸支されている。そして、こ
の走行フレーム21は、一方の連結部材212における
各走行車輪213,213を、一方の走行用レール1上
に載せるとともに、他方の連結部材212における各走
行車輪213,213を、他方の走行用レール1上に載
せることにより、これら各走行用レール1,1上に搭載
されている。
【0019】本体部22は、略矩形板状の基台221,
及び4つの横行用車輪222を、有している。これら各
横行用車輪222は、夫々、基台221の各長辺におけ
る各端部近傍に、その回転軸を基台221の各短辺に対
して垂直に向けて、当該基台221に軸支されている。
そして、この本体部22は、基台221の一方の長辺側
の各横行用車輪222,222を、走行フレーム21に
おける一方の横行用レール211に載せるとともに、基
台221の他方の長辺側の各横行用車輪222,222
を、走行フレーム21における他方の横行用レール21
1に載せることにより、走行フレーム21上に搭載され
ている。
【0020】次に、この艤装支援システムSにおける台
車駆動系について、説明する。図2及び図3に示される
ように、台車2は、その走行フレーム21上に配置され
た一対の走行用モータドライバ214,214を、さら
に備えている。また、走行フレーム21の各連結部材2
12,212における一方の走行用車輪213,213
には、一対の走行用モータ215,215が夫々連結さ
れている。これら各走行用モータ215,215は、各
走行用モータドライバ214,214に夫々接続されて
いる。
【0021】また、台車2は、その本体部22の基台2
21上に配置された一対の横行用モータドライバ22
3,223を、備えている。また、基台221の各長辺
における一方の横行用車輪222,222には、一対の
横行用モータ224,224が夫々連結されている。こ
れら各横行用モータ224,224は、各横行用モータ
ドライバ223,223に夫々接続されている。
【0022】さらに、台車2は、図3に示されるよう
に、互いに接続された台車制御コントローラ23及び台
車位置演算装置24を、有している。例えば、これら台
車制御コントローラ23及び台車位置演算装置24は、
本体部22に搭載されていてもよい。また、この台車制
御コントローラ23は、各走行用モータドライバ21
4,214,及び,各横行用モータドライバ223,2
23に、夫々接続されている。
【0023】そして、台車制御コントローラ23は、各
走行用モータドライバ214,214により各走行用モ
ータ215,215へ駆動電流を供給させることによ
り、これら各走行用モータ215,215を回転させ
る。すると、これら各走行用モータ215,215に夫
々連結された各走行用車輪213,213が回転するた
め、走行フレーム21は、本体部22を搭載した状態で
走行方向に移動する。
【0024】また、台車制御コントローラ23は、各横
行用モータドライバ223,223により各横行用モー
タ224,224へ駆動電流を供給させることにより、
これら各横行用モータ224,224を回転させる。す
ると、これら各横行用モータ224,224に夫々連結
された各横行用車輪222,222が回転するため、本
体部22は、横行方向に移動する。なお、走行フレーム
21及び本体部22は、後述するプロジェクタ27を移
動させる移動装置に相当し、台車制御コントローラ23
は、この移動装置を制御するコントローラに相当する。
【0025】さらに、台車2は、センサ部25を備えて
いる。このセンサ部25は、走行フレーム21上に設け
られた走行方向用の位置センサ251,及び,本体部2
2上に設けられた横行方向用の位置センサ252を、有
する。これら各位置センサ251,252は、台車位置
演算装置24に夫々接続されている。そして、位置セン
サ251は、台車2の本体部22の走行方向における位
置を検出して走行方向に関する計測データとして台車位
置演算装置24へ送信する。一方、位置センサ252
は、台車2の本体部22の横行方向における位置を検出
して横行方向に関する計測データとして台車位置演算装
置24へ送信する。
【0026】次に、この艤装支援システムSにおける画
像投影系について、説明する。図1及び図3に示される
ように、この艤装支援システムSは、投影制御装置2
6,及び4台のプロジェクタ27を、有している。例え
ば、投影制御装置26は、各プロジェクタ27毎に設け
られた合計4台のパーソナルコンピュータにより、構成
されていてもよい。
【0027】これら投影制御装置26及び各プロジェク
タ27は、台車2における本体部22に搭載されてい
る。そして、この投影制御装置26は、各プロジェクタ
27により躯体K上の投影領域Eに図面を投影させる。
図4は、躯体K上における投影領域Eを模式的に示す図
である。この図4に示されるように、躯体K上における
矩形状の領域が投影領域Eになる。この投影領域Eは、
1つの艤装ステージにおける作業場所の床面全域をカバ
ーできるサイズに設定されている。なお、この投影領域
Eのサイズは、投影制御装置26の記憶装置内に記憶さ
れたプロジェクタ27の投影時のズーム率と台車2の高
さセンサHにより計測された投影距離に従って、決定さ
れる。
【0028】そして、この投影領域Eは、4つの矩形状
の投影部分E1から構成されている。これら各投影部分
E1は、夫々、各プロジェクタ27により投影される。
即ち、投影制御装置26は、その記憶装置内に、各プロ
ジェクタ27毎にその投影中心を指定するオフセットデ
ータを予め記憶しており、このオフセットデータに従っ
て、各プロジェクタ27に投影領域E内における各投影
部分E1へ夫々画像を投影させる。なお、投影制御装置
26は、各プロジェクタ27により、投影領域全域Eに
1つの大きな図面を投影させることもできるが、各投影
部分E1毎に異なる図面を投影させることもできる。
【0029】さらに、投影制御装置26は、各プロジェ
クタ27により、各投影部分E1から選択される1以上
の投影部分E1に対して1つの図面を投影するととも
に、選択された投影部分E1以外の投影部分E1に対し
て他の図面を表示することもできる。例えば、図5に示
されるように、投影制御装置26は、3つのプロジェク
タ27により、3つの投影部分E1に1つの連続した図
面M1を表示させるとともに、他の1つのプロジェクタ
27により、他の投影部分E1に他の図面M2を投影さ
せたり、艤装に必要な文字・図形情報などを投影させる
ことができるのである。
【0030】次に、この艤装支援システムSの指示装置
3について説明する。図7は、この艤装支援システムS
におけるデータの流れを示す説明図である。以下、この
図7を併せて参照して説明する。
【0031】図3及び図7に示されるように、この艤装
支援システムSは、台車2における台車制御コントロー
ラ23に接続された指示装置3を、備えている。例え
ば、この指示装置3と台車制御コントローラ23とは、
無線LAN等により互いに接続されていてもよい。ま
た、この指示装置3は、パーソナルコンピュータにより
構成されていてもよい。
【0032】そして、この指示装置3には、その図示せ
ぬ記憶装置に図面データを、記憶している。この図面デ
ータには、艤装ブロックの平面図,側面図及び詳細図等
が、含まれている。なお、この図面データはデータベー
ス化されており、指示装置3は、艤装ブロックの図面に
おける各艤装ステージ毎に区分けされた部分について検
索することができる。
【0033】実際の艤装作業の前に、作業指示者は、こ
の指示装置3を用いて、各艤装ステージの作業順を指示
するとともに、各艤装ステージにおいて投影すべき画面
を指示する。なお、作業員は、1度に1つの艤装ステー
ジに対して作業を行い、1つの艤装ステージに対する作
業が完了した後に、次の艤装ステージに移動することに
なっている。そこで、作業指示者は、当該躯体Kに対す
る艤装作業が全体として最も効率よく行われるように、
予め、これら各艤装ステージの作業順を決定して、指示
装置3に対してその作業順を指示しておくのである。
【0034】図6は、躯体Kにおける各艤装ステージG
を示す説明図である。この図6に示されるように、躯体
Kは、複数の艤装ステージGに区分けされている。そし
て、作業指示者は、これら各艤装ステージGの作業順を
決定する。例えば、作業指示者は、指示装置3の図示せ
ぬ画面上に複数の艤装ステージGに区分けされて表示さ
れた艤装ブロックの平面図を参照しながら、最も好まし
い作業順に従って各艤装ステージGを選択してゆく。す
ると、指示装置3は、作業指示者により選択された各艤
装ステージGの作業順を認識する。そして、図6に示さ
れる例では、各艤装ステージGに対する艤装作業は、G
〔1〕〜G〔16〕の順に実施されることになる。
【0035】この指示装置3は、作業指示者に指示され
た各艤装ステージGの作業順に基づき、台車2における
本体部22を各艤装ステージG上方の位置(対応位置)
に、当該作業順に従って最短で移動させるように台車制
御コントローラ23に対して指示する移動制御データ
を、作成する。そして、図7に示されるように、指示装
置3は、作成した移動制御データを台車制御コントロー
ラ23へ送信する。
【0036】また、作業指示者は、この指示装置3を用
いて、該指示装置3内の記憶装置に記憶された図面デー
タにおいて、各艤装ステージG毎に対応させて投影する
べき部分を指示してゆく。なお、作業員は、ブロックの
平面図とともに側面図や詳細図を参照して、実際の艤装
作業を行う。このため、作業指示者は、各艤装ステージ
Gに関し、艤装ブロックの平面図,及び,その他の図面
のうち当該艤装ステージGにおける作業に必要な部分を
指示する。
【0037】さらに、作業指示者は、各艤装ステージG
の投影領域Eにおける各投影部分E1のうち平面図を投
影すべき投影部分E1を選択する。例えば、図5に示さ
れるように、作業指示者は、ある艤装ステージGに対し
て、その3つの投影部分E1に対して平面図M1を投影
させるように、決定する。そして、作業指示者は、平面
図M1が投影されるべき投影部分E1以外の投影部分に
対して、その他の図面(側面図又は詳細図等)を投影さ
せるように、決定する。
【0038】作業指示者は、このように決定した情報、
即ち、各艤装ステージGにおいて、その投影領域Eにお
けるどの投影部分Eにどの図面を投影するかを示す情報
を、指示装置3に入力する。図7に示されるように、こ
の指示装置3は、当該情報,及び上記のように選択され
た図面を含む図面データを、投影指示データとして投影
制御装置26へ送信する。
【0039】このように、実際の艤装作業に先立って、
指示装置3からは、台車制御コントローラ23に対して
移動制御データが送信されるとともに、投影制御装置2
6に対して投影指示データが送信される。
【0040】次に、実際の艤装作業時のデータの流れに
ついて、説明する。まず、艤装作業開始時に、台車制御
コントローラ23は、移動制御データを読み出して、最
初の艤装ステージG〔1〕上方の位置へ、台車2の本体
部22を移動させる。即ち、台車制御コントローラ23
は、各走行用モータドライバ214,214を制御して
走行フレーム21を走行方向に移動させるとともに、各
横行用モータドライバ223,223を制御して本体部
22を横行方向に移動させる。
【0041】センサ部25は、常に、その各位置センサ
251,252により、台車2の本体部22の走行方向
における位置,及び横行方向における位置に対応した計
測データを取得するとともに、この計測データを台車位
置演算装置24へ送信している。そして、台車位置演算
装置24は、この計測データを、台車2の本体部22の
走行方向における位置及び横行方向における位置を示す
位置データに変換する。さらに、台車位置演算装置24
は、この位置データを、台車制御コントローラ23及び
投影制御装置26へ夫々送信する。
【0042】なお、台車制御コントローラ23は、この
位置データにより台車2の本体部22の位置を認識する
ことにより、該本体部22を所望の位置に正確に停止さ
せることができるのである。
【0043】また、台車2の本体部22が停止すると、
投影制御装置26は、位置データ,及び,予めその記憶
装置内に記憶した位置変換データに基づいて、この本体
部22がどの艤装ステージG上に停止しているかを認識
する。なお、この位置変換データは、台車位置演算装置
24から取得した位置データの座標系と投影指示データ
中の図面データの座標系との変換関係を示すデータであ
る。
【0044】そして、この投影制御装置26は、当該艤
装ステージG上に画像を投影する。即ち、この投影制御
装置26は、指示装置3から取得した投影指示データ,
並びに,その記憶装置内に記憶しているオフセットデー
タ,及びサイズデータに基づいて、投影画面を作成して
各プロジェクタ27に投影させる。
【0045】従って、まず、最初の作業対象である
〔1〕番の艤装ステージGに、画像が投影されることに
なる。例えば、図5に示されるように、この艤装ステー
ジGには、その投影領域における3つの投影部分E1に
図面(平面図)M1が投影されるとともに、他の1つの
投影部分に、その他の図面(側面図又は詳細図等)M2
が投影される。このため、作業員は、平面図M1を参照
するとともに、その他の図面M2を併せて参照すること
ができるので、紙の図面を用いなくとも、当該艤装ステ
ージGにおける躯体Kの床面を見るだけで、艤装作業を
行うことができる。
【0046】そして、作業員は、〔1〕番の艤装ステー
ジGに対する艤装作業を終えると、作業指示者による指
示を待つことなく、自身でリモコン等を操作することに
より、台車制御コントローラ23に対して作業完了の旨
を通知する。すると、台車制御コントローラ23は、移
動制御データに従って、台車2の本体部22を次の
〔2〕番の艤装ステージGの上方の位置へ移動させる。
【0047】そして、この台車2の本体部22が停止す
ると、投影制御装置26は、位置データ及び位置変換デ
ータに基づいて、この本体部22が〔2〕番の艤装ステ
ージG上に停止していることを認識する。さらに、投影
制御装置26は、当該艤装ステージG上に対応する画像
を投影する。即ち、この投影制御装置26は、投影指示
データ,オフセットデータ,及びサイズデータに基づい
て、投影画面を作成して各プロジェクタ27に投影させ
る。作業員は、当該艤装ステージG上に表示された平面
図M1及びその他の図面M2を参照しながら、上記と同
様に艤装作業を行うことができる。
【0048】そして、作業員がこの〔2〕番の艤装ステ
ージGに対する艤装作業を終えて、台車制御コントロー
ラ23に対して作業完了の旨を通知すると、以降、同様
に、台車制御コントローラ23は、台車2の本体部22
を次の艤装ステージGの上方の位置へ移動させ、投影制
御装置26は、各プロジェクタ27により当該艤装ステ
ージGに対応する画像を投影させ、作業員は艤装作業を
行う。
【0049】このように、各艤装ステージGには、その
作業順に従って、順次、艤装作業が施されてゆくことに
なる。なお、各艤装ステージGにおいて、作業員は、平
面図M1とその他の図面M2とをともに参照することが
できるので、紙の図面を探す手間がなくなるとともに、
作業時間が短縮される。また、作業員は、各艤装ステー
ジGに対する作業完了後、次の艤装ステージGへ移動す
る際に、作業指示者による指示を待つ必要がない。この
ため、当該躯体K全体に対する艤装作業に要する時間
が、短縮されるのである。
【0050】
【発明の効果】以上のように構成された艤装支援システ
ムにより、躯体における各艤装ステージの作業順に従っ
て、当該艤装ステージの投影領域に図面が投影される
と、作業員は、効率のよい作業順に従って、艤装作業を
実行することができる。また、この艤装支援システム
が、各投影領域に対して複数種の図面を投影させた場
合、作業員は、複数種の図面を同時に参照することによ
り、効率よく艤装作業を実行することができる。従っ
て、艤装作業の効率が向上し、作業時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 艤装支援システムの一部及び躯体を示す概略
【図2】 艤装支援システムの一部を示す説明図
【図3】 艤装支援システムの概略ブロック図
【図4】 躯体上における投影領域を模式的に示す図
【図5】 投影領域に投影される図面を模式的に示す図
【図6】 躯体における各艤装ステージを示す説明図
【図7】 艤装支援システムにおけるデータの流れを示
す説明図
【符号の説明】
2 台車 21 走行フレーム 22 本体部 23 台車制御コントローラ 26 投影制御装置 27 プロジェクタ E 投影領域 E1 投影部分 G 艤装ステージ K 躯体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体に設定された複数の艤装ステージの投
    影領域に対して画像を投影するプロジェクタ,及び,該
    プロジェクタを、前記各艤装ステージの投影領域に対し
    て画像を投影可能な対応位置へ移動させる移動装置を備
    えた艤装支援システムであって、 予め定められた作業順に従って、前記プロジェクタを各
    艤装ステージの対応位置へ順次移動させるように前記移
    動装置を制御するコントローラと、 前記移動装置が、前記プロジェクタを前記各艤装ステー
    ジの対応位置に移動させた場合に、前記プロジェクタに
    より、当該艤装ステージに対応する図面をその投影領域
    に投影させる投影制御装置とを、備えたことを特徴とす
    る艤装支援システム。
  2. 【請求項2】前記各艤装ステージの作業順に従って前記
    プロジェクタを各艤装ステージの対応位置に順次移動さ
    せるように前記コントローラに指示する移動制御データ
    を、該コントローラへ送信するとともに、前記各艤装ス
    テージの投影領域毎に選択された図面を前記投影制御装
    置に投影させるように指示する投影指示データを、該投
    影制御装置へ送信する指示装置を、さらに備え、 前記コントローラは、前記移動制御データに従って、前
    記プロジェクタを各艤装ステージの対応位置に順次移動
    させるように前記移動装置を制御し、 前記投影制御装置は、前記プロジェクタが各艤装ステー
    ジの対応位置にある場合、前記投影指示データに従っ
    て、前記プロジェクタにより当該艤装ステージの投影領
    域に図面を投影させることを特徴とする請求項1記載の
    艤装支援システム。
  3. 【請求項3】前記投影制御装置は、前記プロジェクタに
    より、前記投影領域における複数の投影部分から選択さ
    れた1つ以上の投影部分からなる領域に図面を投影させ
    るとともに、当該選択された投影部分以外の投影部分に
    他の図面を投影させることを特徴とする請求項1又は2
    記載の艤装支援システム。
  4. 【請求項4】躯体に設定された投影領域における複数の
    投影部分毎に夫々画像を投影するプロジェクタと、 前記プロジェクタにより、前記投影部分から選択された
    1つ以上の投影部分からなる領域に図面を投影させると
    ともに、当該選択された投影部分以外の投影部分に他の
    図面を投影させる投影制御装置とを備えたことを特徴と
    する艤装支援システム。
JP2000077530A 2000-03-21 2000-03-21 艤装支援システム Pending JP2001259943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077530A JP2001259943A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 艤装支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077530A JP2001259943A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 艤装支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001259943A true JP2001259943A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18595083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000077530A Pending JP2001259943A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 艤装支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001259943A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021039425A1 (ja) * 2019-08-28 2021-03-04
CN113632454A (zh) * 2019-03-29 2021-11-09 松下知识产权经营株式会社 投影***、投影装置以及投影方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113632454A (zh) * 2019-03-29 2021-11-09 松下知识产权经营株式会社 投影***、投影装置以及投影方法
US11937024B2 (en) 2019-03-29 2024-03-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection system, projection device and projection method
JPWO2021039425A1 (ja) * 2019-08-28 2021-03-04
WO2021039425A1 (ja) * 2019-08-28 2021-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム及び投影方法
JP7262022B2 (ja) 2019-08-28 2023-04-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム及び投影方法
US11812203B2 (en) 2019-08-28 2023-11-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection system and projection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3552775B1 (en) Robotic system and method for operating on a workpiece
JP3230453B2 (ja) 大型構造物の溶接ロボット装置
JP4544145B2 (ja) ロボットの干渉回避方法およびロボット
CN109764877A (zh) 一种机器人跨楼层导航方法、装置及机器人
CN206530117U (zh) 智能全向移载平台泊车机器人
CN110155883B (zh) 桥式起重机路径规划***
EP1693164A1 (en) Robot imaging device comprising a camera mounted on a movable positioning structure
US10603795B2 (en) Autonomous navigational system for floor preparation and maintenance equipment
JP2014021624A (ja) 自律走行装置、及び自律走行システム
JPWO2015141445A1 (ja) 移動体
WO2010044277A1 (ja) 移動体ナビゲーション装置
CN109879175B (zh) 一种行吊***及其控制方法
JPS6055414A (ja) 加工装置
JP2001259943A (ja) 艤装支援システム
JP3991637B2 (ja) 無人車
JP5293361B2 (ja) 作業支援装置および作業支援方法
JPH1179020A (ja) 移動点支承ブーム及び磁気クローラロボットによる高所検査装置
JPH11325820A (ja) 鉄道線路の障害物位置計測装置
JPH045555Y2 (ja)
JP4168440B2 (ja) 移動台車
SU841921A1 (ru) Машина дл шлифовани мозаичныхпОлОВ
JP3435447B2 (ja) 走行ロボット
JPH1015856A (ja) 産業用ロボット装置
JP2004110287A (ja) Agv経路探索方法及びプログラム
JP2024083999A (ja) 吹き付け装置及び吹き付けシステム