JP2001259357A - 廃ガスの処理方法およびその処理装置 - Google Patents

廃ガスの処理方法およびその処理装置

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JP2001259357A
JP2001259357A JP2000070903A JP2000070903A JP2001259357A JP 2001259357 A JP2001259357 A JP 2001259357A JP 2000070903 A JP2000070903 A JP 2000070903A JP 2000070903 A JP2000070903 A JP 2000070903A JP 2001259357 A JP2001259357 A JP 2001259357A
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JP
Japan
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gas
waste gas
water
decomposed
waste
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Application number
JP2000070903A
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English (en)
Inventor
Junichi Matsushita
純一 松下
Asami Nagao
朝巳 長尾
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Tokai University
Original Assignee
Tokai University
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可燃性や支燃性等の性質を有する半導体製造用
ガス等の被分解ガスを含む廃ガスを効率的かつ安全に無
害化する廃ガス処理方法を提供する。 【解決手段】可燃性ガス、支燃性ガスまたは酸性ガスか
らなる被分解ガスを含む廃ガスが接触混合された水を電
解処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
工程で排出される可燃性、支燃性等の性質を持つ半導体
製造用ガス等の被分解ガスを含む廃ガスの処理方法およ
び廃ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造工程で使用されるガス
の種類は多く、半導体集積回路をはじめとする半導体デ
バイスの高性能化、低コスト化の目的からさらに半導体
製造用ガスの多様化が進んでいる。特に、半導体デバイ
スプロセスにおけるウェハ処理工程では種々のガスが使
用されているが、この種のガスは通常、毒性、可燃性、
または支燃性等の性質を有する。このような背景にあっ
て、半導体製造用ガスの使用頻度および使用量の増大化
が加速されており、半導体製造工程で排出される廃ガス
の無害化処理技術が必要とされている。
【0003】従来、半導体製造工程で排出される廃ガス
は、ガス種に応じて、種々の処理がなされている。例え
ばシラン、ホスフィン、ジボラン、塩素、三フッ化窒
素、三フッ化塩素等のガス種の場合、これらのガス種を
含む廃ガスは、触媒の存在下で加熱分解処理されてい
る。また、テトラエトキシシラン(TEOS)、トリメ
トキシリン(TMOP)、トリメトキシボロン(TMO
B)等のガス種の場合には、水や薬液等を用いた湿式処
理によりなされている。これら以外にも吸着剤を用いた
吸着固定処理や燃料を用いた燃焼バーナによる燃焼処理
等も行なわれているが、吸着固定処理では高価な吸着剤
の交換が頻繁に必要であったり、燃焼処理では窒素酸化
物の発生排出による二次的な環境汚染を生み出している
といった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体製造プロセス等から排気される可燃性や支燃性等の性
質を有する半導体製造用ガス等の被分解ガスを含む廃ガ
スを効率的に、低ランニングコストで、かつ安全に無害
化処理する処理方法を提供することである。
【0005】本発明の別の目的は、このような処理を行
なうための廃ガス処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃ガス処理
方法は、可燃性ガス、支燃性ガスまたは酸性ガスからな
る被分解ガスを含む廃ガスが接触混合された水を電解処
理することにより前記被分解ガスを分解する処理方法で
ある。
【0007】前記廃ガスが接触混合された水は、さらに
酸化性ガスが共存した状態で電解処理されることが好ま
しい。
【0008】前記被分解ガスは、シラン、ホスフィン、
ジボラン、テトラエトキシシラン、トリメトキシリン、
トリメトキシボロン、一酸化炭素およびアンモニアから
選ばれる少なくとも一種の可燃性ガスであるか、塩素、
三フッ化窒素、三フッ化塩素および一酸化二窒素から選
ばれる少なくとも一種の支燃性ガスであるか、或いはフ
ッ化水素、三塩化ホウ素、四塩化ケイ素および四フッ化
ケイ素から選ばれる少なくとも一種の酸性ガスである。
【0009】本発明に係る廃ガス処理装置は、可燃性ガ
ス、支燃性ガスまたは酸性ガスからなる被分解ガスを含
む廃ガスが接触混合された水を電解処理することにより
前記被分解ガスを分解する廃ガス処理装置であって、電
解処理手段と、前記被分解ガスを含む廃ガスを送給する
ガス送給手段と、水を供給する水供給手段と、前記ガス
送給手段により送給される廃ガスと前記水供給手段によ
り供給される水とを接触混合して前記電解処理手段に導
入するための導入手段とを具備する処理装置である。こ
の廃ガス処理装置において、さらに、前記廃ガスが接触
混合された水と共存させる酸化性ガスを供給するための
酸化性ガス供給手段を備えることが好ましい。
【0010】本発明に係る別の廃ガス処理方法は、可燃
性ガスまたは支燃性ガスからなる被分解ガスを含む廃ガ
スと還元性を有するアルカリ性水とを接触させて前記被
分解ガス成分を分解する処理方法である。
【0011】前記被分解ガスは、シラン、ホスフィン、
ジボラン、テトラエトキシシラン、トリメトキシリンお
よびトリメトキシボロンから選ばれる少なくとも一種の
可燃性ガスであるか、或いは塩素、三フッ化窒素、三フ
ッ化塩素および一酸化二窒素から選ばれる少なくとも一
種の支燃性ガスである。
【0012】本発明に係る別の廃ガス処理装置は、可燃
性ガスまたは支燃性ガスからなる被分解ガスを含む廃ガ
スと、還元性を有するアルカリ性水とを接触させて前記
被分解ガスを分解する廃ガス処理装置であって、前記被
分解ガスを含む廃ガスを送給するガス送給手段と、還元
性を有するアルカリ性水を生成するアルカリ性水生成手
段と、このアルカリ性水生成手段の還元性を有するアル
カリ性水を供給するアルカリ性水供給手段と、このアル
カリ性水供給手段により供給される還元性を有するアル
カリ性水と前記ガス送給手段により送給される廃ガスと
を接触させるための気液接触手段とを具備する処理装置
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付の図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】図1に示す廃ガス処理装置は、廃ガスの供
給源1と、水封ポンプ2と、電解処理ユニット3とを備
えている。この廃ガス処理装置はさらに、酸化性ガスと
してのオゾンガスを生成するオゾン生成ユニット4を備
えている。
【0015】水封ポンプ2は、気体吸込口および液体吸
込口の二つの吸込口と一つの吐出口とを有し、気体吸込
口に吸込まれた気体と液体吸込口に吸込まれた液体とが
ポンプ内部で気液接触されるとともに吐出口から吐出さ
れる構造を有する。
【0016】廃ガス供給源1は、水封ポンプ2の気体吸
込口にライン6を通して連通されている。ライン6には
マスフローコントローラ5が介在されている。オゾン生
成ユニット4は、水封ポンプ2の気体吸込口とマスフロ
ーコントローラ5との間のライン6部分にライン7を通
して接続されている。ライン7にはマスフローコントロ
ーラ8が介在されている。
【0017】図示しない給水源は、水封ポンプ2の液体
吸込口にライン10を通して連通され、このライン10
にはマスフローコントローラ9が介在されている。
【0018】水封ポンプ2の吐出口は、電解処理ユニッ
ト3の上流部にライン11を通して接続されている。
【0019】電解処理ユニット3内には、例えばPtか
らなる陽電極(図示せず)と例えばPtからなる陰電極
(図示せず)とが設けられ、これら両電極は、図示しな
い直流電源にそれぞれ接続されている。電解処理ユニッ
ト3は、陽電極および陰電極の両電極間の電流密度が可
変可能に制御されるようになっている。電解処理ユニッ
ト3内において、前記陽電極および前記陰電極の両電極
間には、例えば半透膜からなる隔膜(図示せず)が設け
られており、陽極側領域と陰極側領域との二つの領域が
形成されている。
【0020】吸着ユニット14は、電解処理ユニット3
の前記陽極側領域の下流部に連通するライン12と、前
記陰極側領域の下流部に連通するライン13との二つの
ラインを通して電解処理ユニット3の下流側に接続され
ている。この吸着ユニット14内には、吸着剤(例えば
日本パイオニクス社製のPIOCLEAN−QやPIO
CLEAN−C等)が充填されている。
【0021】なお、ライン12,13部分には電解処理
ユニット3からの固体生成物を除去するためのトラップ
をそれぞれ設けてもよい。また、オゾンガス生成ユニッ
ト4の代わりに酸化性ガスとして酸素ガス等の供給源を
備えてもよい。
【0022】次に、前述した構成の廃ガス処理装置を用
いて廃ガスの処理方法を説明する。
【0023】廃ガス供給源1からの廃ガスは、ライン6
を通ってマスフローコントローラ5によりその流量を制
御され、ライン6を流通する。
【0024】給水源からの水はライン10を通ってマス
フローコントローラ9によりその流量を制御された後、
運転状態にある水封ポンプ2の液体吸込口に吸込まれ
る。
【0025】オゾン生成ユニット4で生成されたオゾン
ガスは、ライン7を通ってマスフローコントローラ21
によりその流量を制御され、ライン6内に導入される。
ライン6内に導入されたオゾンガスは、ライン6内に流
通する前記廃ガスと混合され、廃ガスおよびオゾンガス
の混合ガスとしてライン6を流通する。
【0026】上記廃ガスは、可燃性ガス、支燃性ガスま
たは酸性ガスからなる被分解ガスを含有する。上記可燃
性ガスとしては、シラン(SiH4)、ホスフィン(P
3)、ジボラン(B26)、テトラエトキシシラン
(Si(OC254)、トリメトキシリン(P(OC
33)およびトリメトキシボロン(B(OCH33
等のガスを挙げることができ、これらのうち単独でも二
種以上混合された混合ガスであってもよい。上記支燃性
ガスとしては、塩素(Cl2)、三フッ化窒素(N
3)、三フッ化塩素(ClF3)、一酸化二窒素(N2
O)等のガスを挙げることができ、これらのうち単独で
あっても二種以上混合された混合ガスであってもよい。
上記酸性ガスとしては、フッ化水素(HF)、三塩化ホ
ウ素(BCl3)、四塩化ケイ素(SiCl4)、四フッ
化ケイ素(SiF4)等のガスを挙げることができ、こ
れらのうち単独であっても二種以上混合された混合ガス
であってもよい。廃ガス中に占める被分解ガスの割合
は、1体積%以下であることが好ましい。
【0027】上記廃ガスの流量は10リットル/min
(標準状態)に、上記オゾンガスの流量は1リットル/
min(標準状態)に、水の流量は4リットル/min
にそれぞれ制御することが好ましい。
【0028】ライン6を通過した前記混合ガスは、運転
状態にある水封ポンプ2の気体吸込口に吸込まれ、液体
吸込口に吸込まれた水と水封ポンプ2の内部で接触混合
され、吐出口から吐出される。廃ガスおよびオゾンガス
が接触混合された水は、ライン11を通って電解処理ユ
ニット3内に導入され、通電された陽電極および陰電極
により電解処理を施される。
【0029】上記電解処理の際の電流密度は、10〜1
00A/m2にすることが好ましい。
【0030】上述した廃ガスが接触混合された水をオゾ
ンガスと共存した状態で電解処理する処理方法によれ
ば、被分解ガスはより効率的かつほぼ安全に分解され、
無害化される。
【0031】電解処理ユニット3から排気される排気ガ
スは、被分解ガスの含有量が大幅に低減されるので、そ
のまま大気中に放出してもよいが、図1に示すように電
解処理ユニット3の下流側に設けられた吸着ユニット1
4内を通過させることにより吸着ユニット14内に充填
された吸着剤に被分解ガスの残留分を吸着させて実質的
に被分解ガス成分を含まないガスとして大気中に放出す
ることが望ましい。
【0032】次に、図2を参照して本発明に係る別の廃
ガス処理方法を説明する。
【0033】図2に示す廃ガス処理装置は、還元性を有
するアルカリ性水が収容される処理槽50と廃ガス供給
源51とを備えている。廃ガス供給源51は、処理糟5
0内の液担部にライン52を通して連通している。この
ライン52にはマスフローコントローラ53が介在され
ている。処理槽50内の気担部は、ライン54を通して
ガスクロマトグラフ55に連通している。ガスクロマト
グラフ55には、大気開放されたライン56が設けられ
ている。
【0034】上述した図2の廃ガス処理装置において、
廃ガス供給源から供給される廃ガスは、ライン52を通
ってマスフローコントローラ53によりその流量を制御
され、処理槽50内に導入される。廃ガスは、処理槽5
0内にあらかじめ収容された還元性を有するアルカリ性
水中に導入され、このアルカリ性水と接触される。アル
カリ性水との接触後の廃ガスは、ガスクロマトグラフ5
5に導入され、このガスクロマトグラフ55によるガス
分析が行われた後、ライン56を通って系外に排気され
る。
【0035】上記廃ガスは、可燃性ガスまたは支燃性ガ
スからなる被分解ガスを含有する。上記可燃性ガスおよ
び上記支燃性ガスとしては、前述した図1の廃ガス処理
装置を用いた廃ガス処理方法で説明したのと同様のもの
を挙げることができる。
【0036】前記被分解ガスは、廃ガス中に占める割合
が1体積%以下であることが好ましい。上記還元性を有
するアルカリ性水の酸化還元電位は、−700〜−90
0mVであることが好ましい。また、このアルカリ性水
は、pH=10〜14であることが好ましい。
【0037】前記廃ガスと前記アルカリ性水との接触に
おいては、アルカリ性水の単位体積当たりに接触される
被分解ガス量が5〜10体積%となるように廃ガス量を
制御することが好ましい。
【0038】上述した被分解ガスを含む廃ガスと還元性
を有するアルカリ性水とを接触させる廃ガス処理方法に
よれば、廃ガス中に含まれた被分解ガスを効率的かつほ
ぼ安全に分解し、無害化することができる。
【0039】次に、図3および図4を参照して本発明に
係わる別の廃ガス処理方法および廃ガス処理装置を説明
する。
【0040】図3に示す廃ガス処理装置は、還元性を有
するアルカリ性水生成手段としての電解水生成ユニット
20と気液接触手段としての湿式スクラバー21とを備
えている。図示しない給水源は、電解水生成ユニット2
0の上流側にライン30を通して接続されている。電解
水生成ユニット20の下流部は酸性水出口とアルカリ性
水出口とを有している。電解水生成ユニット20により
生成された酸性水は酸性水出口を介してライン23aを
通り、系外に排水されるようになっている。湿式スクラ
バー21は、前記アルカリ性水出口にライン23bを通
して接続され、かつライン23bにはマスフローコント
ローラ24が介在されている。
【0041】湿式スクラバー21の詳細を図4に示す。
湿式スクラバー21は、貯液室30と、この貯液室30
上に載置された円筒状又は角筒状の処理室31とを備え
ている。
【0042】処理室31内には、複数の棚32が設けら
れている。棚32は、その全面にわたり多数の開口部が
開口している。多数のラッシリング33は、各棚32上
に互いに隣接して載置されている。
【0043】ガスノズル39は、処理室31の内底部付
近に設けられている。このガスノズル39は、その噴射
口が上方に向くようにされている。図示しない廃ガス供
給源は、ガスノズル39とライン40を通して連通して
いる。ライン40にはマスフローコントローラ41が介
在されている。
【0044】シャワーノズル34は、処理室31内の上
部壁直下に設けられており、このシャワーノズル34
は、複数の噴射孔が開孔している。
【0045】ポンプ35は、処理室31の外部に設けら
れている。ポンプ35の吐出側は、シャワーノズル34
とライン37を通して接続されている。ライン37に
は、マスフローコントローラ36が介在されている。ポ
ンプ35の吸込側は、貯液室30とライン38を通して
連通している。
【0046】ライン42は、処理室31の内底部近傍の
側壁部に接続され、処理室31と連通している。
【0047】ファン43は、処理室31の頂部に設けら
れ、かつライン44を通して大気開放されている。
【0048】次に、前述した構成の廃ガス処理装置を用
いて廃ガスの処理方法を説明する。
【0049】廃ガス供給源から供給された廃ガスは、ラ
イン40を通ってマスフローコントローラ41によりそ
の流量を制御され、ガスノズル34に導入される。ガス
ノズル34に導入された廃ガスは、処理室31内で上方
に噴射される。ガスノズル34から上方に噴射された廃
ガスは、運転状態にあるファン43によって棚32の開
口部を介してさらに上方に向かう。
【0050】上記廃ガスは、可燃性ガスまたは支燃性ガ
スからなる被分解ガスを含有する。上記可燃性ガスおよ
び上記支燃性ガスとしては、前述した図1の廃ガス処理
装置を用いた廃ガス処理方法において説明したのと同様
のものを挙げることができる。被分解ガスは、廃ガス中
に占める割合が1体積%以下であることが好ましい。
【0051】ガスノズル34からの廃ガスの噴射量は、
1〜10リットル/min(標準状態)であることが好
ましい。
【0052】電解水生成ユニット20で生成された還元
性を有するアルカリ性水は、還元性を維持したままライ
ン23bを通過して貯液室30内に導入される。
【0053】上記還元性を有するアルカリ性水の酸化還
元電位およびpHは、前述の図2を参照して説明した廃
ガス処理方法と同様、−700〜−900mV、pH=
10〜14であることが好ましい。
【0054】貯液室30内のアルカリ性水は、ポンプ3
5により汲み上げられ、ライン37を通ってマスフロー
コントローラ36によりその流量を制御され、シャワー
ノズル34に導入される。シャワーノズル34に導入さ
れたアルカリ性水は、噴射孔から下方に処理室31内に
噴射される。シャワーノズル34からのアルカリ性水の
噴射量は、1〜2リットル/minであることが好まし
い。
【0055】シャワーノズル34から下方に噴射された
アルカリ性水は、還元性を維持したまま最上段の棚32
上のラッシリング33に到達してこれを伝い、棚32の
開口部から流下する。還元性を有するアルカリ性水は、
この過程を各棚32毎に繰り返し、最終的に処理室31
内の底部に流下し、ライン41を通って処理室31外に
排出される。
【0056】ガスノズル39から上方に噴射された廃ガ
スは、棚32の開口部を介してさらに上方に引かれる過
程で、上述した流下するアルカリ性水との接触を繰り返
す。こうして、廃ガスは、処理室31内で還元性を有す
るアルカリ性水と十分に接触されることにより、廃ガス
中に含まれた被分解ガスが効率的かつほぼ安全に分解さ
れ、無害化される。被分解ガスが分解された廃ガスは、
ファン43によりライン44を通って処理室31外に排
気される。
【0057】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を前述した図
面を参照して説明する。
【0058】(実施例1)前述した図1に示す廃ガス処
理装置を用い、水封ポンプ2として(株)イワキ製DP
N−02SASB−06−15C−6および電解処理ユ
ニット3として連続式電解水製造装置「アクアリファイ
ンAC−2.0L(エイアールブイ株式会社製商品
名)」を用いた。この電解処理ユニット3は、電解処理
ユニット3内に導入された水から酸化還元電位+100
0mV以上、pH2.7以下の酸性水および酸化還元電
位−800mV以下、pH11以上のアルカリ性水をそ
れぞれ2リットル/minの生成速度で生成する性能を
有するものである。なお、本実施例1では、オゾン生成
ユニット4は用いなかった。
【0059】まず、水道水をライン10を通して運転状
態にある水封ポンプ2の液体吸込口に吸込ませて吐出口
から吐出させ、ライン11、電解処理ユニット3、ライ
ン12,13および吸着ユニット14に流通させ、吸着
ユニット14から排出させた状態を保った。このときの
水道水の流量は、マスフローコントローラ9により4リ
ットル/minに制御した。
【0060】次に、廃ガスとして、被分解ガスとしての
シラン(SiH4)ガスを1体積%含む窒素ガスをライ
ン6に流通させた。このときの廃ガスの流量はマスフロ
ーコントローラ5により200cm3/min(標準状
態)に制御した。
【0061】上記シランガスは、運転状態の水封ポンプ
2の気体吸込口に吸込まれ、あらかじめ水封ポンプ2内
に流通された水道水とポンプ内部で接触して吐出口から
シランガスが接触混合された水として吐出され、ライン
11を通って電解処理ユニット3内に導入された。
【0062】次いで、電解処理ユニット3を稼動状態に
し、シランガスが接触混合された水を電解処理した。こ
のときの電解処理の電流密度は1A/m2とした。
【0063】こうしてシランガスが接触混合された水を
電解処理した結果、電解処理ユニット3の陽極側出口か
らは酸性水とともに微粒子の排出が認められた。この微
粒子は、元素分析の結果、SiO2であることが判明し
た。なお、電解処理ユニット3の陰極側出口からは上記
したような固体生成物の排出は認められなかった。ま
た、電解処理ユニット3の陽極側領域および陰極側領域
の両出口から排出された排ガス分をそれぞれ回収し、シ
リンジで所定量採取してガスクロマトグラフに導入し、
排ガス中のシラン濃度を測定した。その結果、いずれの
出口から採取した排ガスについても、シランガスは1p
pm未満とほとんど検出されなかった。
【0064】(実施例2)図1に示す廃ガス処理装置を
用いた。水封ポンプ2および電解処理ユニット3は、上
記実施例1で説明したのと同じものを用いた。本実施例
2では、さらにオゾン生成ユニット4として日本オゾン
社製ON−10−02を用いた。このオゾン生成ユニッ
ト4を稼動させてオゾンガスを生成し、生成されたオゾ
ンガスをライン7を通してマスフローコントローラ21
により10リットル/minに流量制御し、ライン6内
に導入した以外、実施例1と同様にしてシランガスの処
理を行った。
【0065】その結果、実施例1と同様に電解処理ユニ
ット3の陽極側出口からは酸性水とともにSiO2微粒
子の排出が認められ、電解処理ユニット3の陰極側出口
からは上記したような固体生成物の排出は認められなか
った。また、電解処理ユニット3の陽極側領域および陰
極側領域の両出口から排出された排ガス中のシラン濃度
は、1ppm未満とほとんど検出されなかった。
【0066】(実施例3)被分解ガスとしてのテトラエ
トキシシランガスを含む廃ガスを、前述した図2に示す
装置を用いて次に述べる操作により処理した。
【0067】ガラス製容器からなる処理槽50(内容積
約236cm3)内にpH;12.0、酸化還元電位;
−760mVのアルカリ性水0.2リットルを外気に触
れさせずに収容し、このアルカリ性水中に廃ガス供給源
51から1体積%テトラエトキシシランガス/99体積
%窒素ガスの混合ガスからなる廃ガスをライン52を通
して導入し、処理槽50内のアルカリ性水と接触させ
た。このときの廃ガスの流量はマスフローコントローラ
53により1リットル/minに制御した。この気液接
触を20分間継続して行なうとともに、ライン54を通
って処理槽50外に排気されるガスにつきガスクロマト
グラフ55によりテトラエトキシシランの分析および濃
度測定を継続して行なった。
【0068】その結果、テトラエトキシシランガスは、
3ppm以下とほとんど検出されなかった。また、容器
50内の水の一部を採取し、液クロマトグラフにより分
析したところ、テトラエトキシシラン成分は全く検出さ
れず、テトラエトキシシランはほぼ完全に分解されたこ
とがわかった。なお、テトラエトキシシランガスは、上
記気液接触操作において20分を超えた時点ではじめて
その濃度上昇が認められた。
【0069】(実施例4)前述した図3に示す廃ガス処
理装置を用いた。電解水生成ユニット20としては、実
施例1で説明したのと同じ連続式電解水製造装置「アク
アリファインAC−2.0L」を、湿式スクラバー21
としてセイコー化工機株式会社製「SBS−F4 FU
−3」を用いた。
【0070】まず、水道水をライン22を通して電解水
生成ユニット20に導入し、還元性を有するアルカリ性
水を生成させるとともに、このアルカリ性水をライン2
3bを通してマスフローコントローラ24により流量2
リットル/minに制御し、貯液室30内に導入した。
このアルカリ性水はpH;12.0、酸化還元電位;−
820mVであった。貯液室30内に導入されたアルカ
リ性水をポンプ35により圧送し、マスフローコントロ
ーラ36によりその流量を2リットル/minに制御し
てシャワーノズル34から処理室31内で下方に噴射さ
せた。
【0071】次に、廃ガスとして、アルミニウムのドラ
イエッチング装置から排出された被分解ガスとしての塩
素ガス(100cm3/min)および三塩化ホウ素ガ
ス(30cm3/min)に排気用ドライポンプにより
供給されたパージ用窒素ガス(2000cm3/mi
n)を混合した混合ガスを用いた。この廃ガスをライン
40に導入し、その流量をマスフローコントローラ41
により約40リットル/minに制御してガスノズル3
9に導入した。導入された廃ガスは、処理室31内でガ
スノズル39から上方に噴射され、運転状態にあるファ
ン43により上方に引かれ、処理室31内で下方に流下
する上記アルカリ性水と接触された。
【0072】湿式スクラバー21のファン43によりラ
イン44を通って排気される排気ガスについて、排気ガ
ス中の塩素ガス濃度、三塩化ホウ素ガス濃度および塩化
水素ガス濃度をガスクロマトグラフにより測定した。そ
の結果、これらいずれのガスも検出限界である1ppm
未満であった。
【0073】さらに、ライン41を通って排出される排
液中の塩素成分および次亜塩素酸イオン成分につき全残
留塩素濃度計を用いて測定したところ、いずれの成分も
検出限界である1ppm未満であった。
【0074】(比較例1)アルカリ性水として水酸化ナ
トリウム水溶液(pH=12.0)を用いた以外、実施
例3と同様にして、排気ガス中の塩素ガス濃度、三塩化
ホウ素ガス濃度および塩化水素ガス濃度を測定した。そ
の結果、いずれのガスも検出限界である1ppm未満で
あった。また、排液中の塩素濃度および次亜塩素酸イオ
ン濃度を測定したところ、次亜塩素酸イオン濃度は検出
限界である1ppm未満であったが、塩素濃度は約50
ppmであった。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、半導体製造プロセス等
から排気される可燃性や支燃性等の性質を有する半導体
製造用ガス等の被分解ガスを含む廃ガスを効率的に、低
ランニングコストで、かつほぼ安全に無害化する廃ガス
処理方法および廃ガス処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る廃ガス処理装置を示す
概略図。
【図2】本発明の実施形態に係る別の廃ガス処理装置を
示す概略図。
【図3】図2の廃ガス処理装置の湿式スクラバーを示す
断面模式図。
【図4】本発明の実施形態に係るさらに別の廃ガス処理
装置を示す概略図。
【符号の説明】
1,51…廃ガス供給源、 2…水封ポンプ、 3,20…電解処理ユニット、 4…オゾン生成ユニット、 5,8,9,24,36,41,53…マスフローコン
トローラ、 6,7,10,11,12,13,15,22,23
a,24b,37,38,40,42,44,52,5
4,56…ライン、 14…吸着ユニット、 21…湿式スクラバー、 30…貯液室、 31…処理室、 32…棚、 33…ラッシリング、 34…シャワーノズル、 35…ポンプ、 39…ガスノズル、 43…ファン、 50…処理槽、 55…ガスクロマトグラフ。
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性ガス、支燃性ガスまたは酸性ガス
    からなる被分解ガスを含む廃ガスが接触混合された水を
    電解処理することにより前記被分解ガスを分解すること
    を特徴とする廃ガス処理方法。
  2. 【請求項2】 前記廃ガスが接触混合された水は、さら
    に酸化性ガスが共存した状態で電解処理されることを特
    徴とする請求項1記載の廃ガス処理方法。
  3. 【請求項3】 前記可燃性ガスは、シラン、ホスフィ
    ン、ジボラン、テトラエトキシシラン、トリメトキシリ
    ン、トリメトキシボロン、一酸化炭素およびアンモニア
    から選ばれる少なくとも一種のガスであることを特徴と
    する請求項1記載の廃ガス処理方法。
  4. 【請求項4】 前記支燃性ガスは、塩素、三フッ化窒
    素、三フッ化塩素および一酸化二窒素から選ばれる少な
    くとも一種のガスであることを特徴とする請求項1記載
    の廃ガス処理方法。
  5. 【請求項5】 前記酸性ガスは、フッ化水素、三塩化ホ
    ウ素、四塩化ケイ素および四フッ化ケイ素から選ばれる
    少なくとも一種のガスであることを特徴とする請求項1
    記載の廃ガス処理方法。
  6. 【請求項6】 可燃性ガス、支燃性ガスまたは酸性ガス
    からなる被分解ガスを含む廃ガスが接触混合された水を
    電解処理することにより前記被分解ガスを分解する廃ガ
    ス処理装置であって、 電解処理手段と、 前記被分解ガスを含む廃ガスを送給するガス送給手段
    と、 水を供給する水供給手段と、 前記ガス送給手段により送給される廃ガスと前記水供給
    手段により供給される水とを接触混合して前記電解処理
    手段に導入するための導入手段と、を具備する廃ガス処
    理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記廃ガスが接触混合された水
    と共存させる酸化性ガスを供給するための酸化性ガス供
    給手段を備えることを特徴とする請求項6記載の廃ガス
    処理装置。
  8. 【請求項8】 可燃性ガスまたは支燃性ガスからなる被
    分解ガスを含む廃ガスと還元性を有するアルカリ性水と
    を接触させて前記被分解ガスを分解することを特徴とす
    る廃ガス処理方法。
  9. 【請求項9】 前記可燃性ガスは、シラン、ホスフィ
    ン、ジボラン、テトラエトキシシラン、トリメトキシリ
    ンおよびトリメトキシボロンから選ばれる少なくとも一
    種のガスであることを特徴とする請求項8記載の廃ガス
    処理方法。
  10. 【請求項10】 前記支燃性ガスは、塩素、三フッ化窒
    素、三フッ化塩素および一酸化二窒素から選ばれる少な
    くとも一種のガスであることを特徴とする請求項8記載
    の廃ガス処理方法。
  11. 【請求項11】 可燃性ガスまたは支燃性ガスからなる
    被分解ガスを含む廃ガスと、還元性を有するアルカリ性
    水とを接触させて前記被分解ガスを分解する廃ガス処理
    装置であって、 前記被分解ガスを含む廃ガスを送給するガス送給手段
    と、 還元性を有するアルカリ性水を生成するアルカリ性水生
    成手段と、 このアルカリ性水生成手段の還元性を有するアルカリ性
    水を供給するアルカリ性水供給手段と、 このアルカリ性水供給手段により供給される還元性を有
    するアルカリ性水と前記ガス送給手段により送給される
    廃ガスとを接触させるための気液接触手段と、を具備す
    る廃ガス処理装置。
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