JP2001256739A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001256739A
JP2001256739A JP2000072889A JP2000072889A JP2001256739A JP 2001256739 A JP2001256739 A JP 2001256739A JP 2000072889 A JP2000072889 A JP 2000072889A JP 2000072889 A JP2000072889 A JP 2000072889A JP 2001256739 A JP2001256739 A JP 2001256739A
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JP
Japan
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pickup device
optical
optical pickup
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engaging member
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JP2000072889A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ishizuka
敦史 石塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高寿命化、及び、多機能化を可能にした光ピ
ックアップ装置を提供すること。 【解決手段】 光ピックアップ装置101は、円盤状記
録媒体にレーザ光を照射する照射装置110と、照射装
置110の移動を案内するアクセス用副軸202と、照
射装置110に一体的に係合する第一係合部材301
と、第一係合部材301に係合する係合爪部302aを
有する第二係合部材302と、を備え、係合爪部302
aが第一係合部材301に係合するとき、第二係合部材
302がアクセス用副軸202をアクセス用副軸202
の軸線方向に摺動自在に支持するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク、光ディスク等の円盤状記録媒体に対して、光学的に
情報を書き込み、又は読み取りを行うための光ピックア
ップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスクプレーヤーな
どのポータブル化に伴い、光ピックアップ装置も低価格
化はもとより、より一層の小型化及び薄型化が要求され
ている。
【0003】以下、図20〜22を参照しながら、従来
の光ピックアップ装置401について説明する。
【0004】光学基台411は、支持部411aで光デ
ィスク400の記録再生面に対して平行な方向、即ち光
ディスク400の半径方向(以下、トラッキング方向と
いう。)Kと平行するように設けられたアクセス用主軸
421を摺動自在に支持しており、支持部411b及び
411cで光ディスク400のトラッキング方向Kと平
行するように設けられたアクセス用副軸422を摺動自
在に支持している。したがって、光学基台411は、図
示しないアクセス用モータによりトラッキング方向Kに
移動できる。
【0005】ここで、支持部411b及び411cは、
アクセス用副軸422に対して略対称な位置に配置され
ており、支持部411bは、光学基台411のアクセス
用副軸422に対する図22中の矢印M方向への振れを
規制していて、支持部411cは、光学基台411のア
クセス用副軸422に対する図22中の矢印N方向への
振れを規制している。なお、支持部411bは直接アク
セス用副軸422に係合しているが、支持部411cは
アクセス用副軸422から微小な隙間を確保して位置し
ているので、光ピックアップ装置401は、より円滑に
低荷重でトラッキング方向Kに移動できるとともに、装
置の低音化、寿命確保をも達成できる。
【0006】また、光学基台411には、板ばねより形
成された振れ止めバネ412が設けられている。振れ止
めバネ412の一端側は、止めネジ413により光学基
台411上に固着され、他端側は、図21に示すように
屈曲されて先端部でアクセス用副軸422に図22中の
矢印N方向に圧接している。したがって、光学基台41
1がトラッキング方向Kに移動する際、衝撃及び振動が
加わったとしても、光学基台411は、振れ止めバネ4
12により、振動することを防止することができる。
【0007】また、光学基台411には、光学基台41
1とアクセス用副軸422との間に位置するように、光
集積素子414及び反射ミラー415が設置され、中央
部に、反射ミラー416及び対物レンズ417が設置さ
れている。
【0008】光ピックアップ装置401は、光ディスク
400に対して記録を行う場合、光集積素子414の中
の半導体レーザ(図示していない。)から発光されたレ
ーザ光を、反射ミラー415、反射ミラー416、及
び、対物レンズ417によって、光ディスク400の記
録再生面上の微小スポットに集光させる。また、光ピッ
クアップ装置401は、光ディスク400に対して再生
を行う場合、先ず記録時と同様に、光集積素子414の
中の半導体レーザから発光されたレーザ光を、反射ミラ
ー415、反射ミラー416、及び、対物レンズ417
によって、光ディスク400の記録再生面上の微小スポ
ットに集光させた後、光ディスク400の記録再生面上
の微小スポットに集光させられたレーザ光の光ディスク
400の記録再生面での反射光を、対物レンズ417、
反射ミラー416、及び、反射ミラー415によって、
光集積素子414の光電変換検出部(図示していな
い。)に戻し、光電変換検出部に戻された反射光の光量
の強弱により、データを認識する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ピックアップ装置401においては、光学基台4
11は強度、及び信頼性確保の目的から、材料としてア
ルミ等の金属を採用するのが一般的となっているが、金
属材料は摺動性が悪いので、光ディスク400に記録又
は再生するために、光学基台411のトラッキング方向
Kへの移動回数が増大すると、アクセス用副軸422を
支持する光学基台411の支持部411bにおいて、ア
クセス用副軸422との摺動による摩耗削れが発生して
いた。
【0010】したがって、従来の光ピックアップ装置4
01においては、光ピックアップ装置401は傾きを生
じ、対物レンズ417からの出射光の光軸が、光ディス
ク400の記録再生面に対して垂直な方向からずれて、
光ディスク400の記録再生面に集光された光スポット
の焦点ぼけを誘発し、記録又は再生ができなくなり、装
置の寿命が短い、という問題があった。
【0011】また、上記従来の光ピックアップ装置40
1においては、アクセス用副軸422を支持するために
光学基台411と一体的に形成された支持部411b及
び411cが設置されているために、支持部411b及
び411cの近傍に、プリズムや光集積素子等の光学部
品を配置することができなくなり、光ピックアップ装置
を多機能化し難い、という問題があった。
【0012】そこで、本発明は、高寿命化、及び、多機
能化を可能にした光ピックアップ装置を提供するもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
装置は、円盤状記録媒体にレーザ光を照射する照射装置
と、前記照射装置の移動を案内する案内軸と、を備えた
光ピックアップ装置において、前記照射装置に一体的に
係合する第一係合部材と、前記第一係合部材に係合する
係合爪部を有する第二係合部材と、を備え、前記係合爪
部が前記第一係合部材に係合するとき、前記第二係合部
材が前記案内軸を前記案内軸の軸線方向に摺動自在に支
持することを特徴とする。この構成により、第二係合部
材の材料を摺動性の良い材料にすることができるので、
案内軸と第二係合部材との間の磨耗削れを低減すること
ができ、高寿命な光ピックアップ装置を得ることができ
る。
【0014】また、本発明の光ピックアップ装置は、前
記第二係合部材の、前記案内軸を前記案内軸の軸線方向
に摺動自在に支持する部分が、樹脂材料から構成される
ことを特徴とする。この構成により、より確実に、案内
軸と第二係合部材との間の磨耗削れを低減することがで
き、高寿命な光ピックアップ装置を得ることができる。
【0015】また、本発明の光ピックアップ装置は、前
記係合爪部が前記第一係合部材に係合する方向が、前記
案内軸の軸線方向に垂直な方向であることを特徴とす
る。この構成により、第二係合部材を第一係合部材に、
他の部材に負担をかけることなく比較的容易に係合させ
ることができるので、他の部材の変形不良を引き起こす
ことなく、高寿命な光ピックアップ装置を得ることがで
きる。
【0016】また、本発明の光ピックアップ装置は、前
記係合爪部が前記第一係合部材に係合する方向が、前記
案内軸の軸線方向に平行な方向であることを特徴とす
る。この構成により、第二係合部材を第一係合部材に、
他の部材、特に、振れ止めばねに負担をかけることなく
比較的容易に係合させることができるので、他の部材、
特に、振れ止めばねの変形不良を引き起こすことなく、
高寿命な光ピックアップ装置を得ることができる。
【0017】また、本発明の光ピックアップ装置は、前
記係合爪部が前記第一係合部材に係合するとき、前記第
一係合部材及び前記第二係合部材のうち前記第二係合部
材のみが前記案内軸を支持することを特徴とする。この
構成により、第二係合部材のみが支持部を有し、光学基
台は支持部を有しないので、第二係合部材を光学基台に
係合させる前にプリズムや光集積素子等の光学部品を配
置すれば、支持部の近傍にプリズムや光集積素子等の光
学部品を配置することができ、多機能な光ピックアップ
装置を得ることができる。
【0018】
〔第1実施形態〕
【0019】図1〜6を用いて本発明の光ピックアップ
装置の第1実施形態について説明する。
【0020】まず、本実施形態に係る光ピックアップ装
置101の構成について説明する。
【0021】図1〜4において、光ピックアップ装置1
01は、円盤状記録媒体、即ち光ディスク100にレー
ザ光を照射する照射装置110と、光ディスク100の
トラッキング方向Kと平行するように設けられ、照射装
置110の移動を案内するアクセス用主軸201及びア
クセス用副軸202と、を備えている。ここで、アクセ
ス用副軸202は、案内軸を構成している。
【0022】照射装置110は、アクセス用主軸201
を摺動自在に支持する支持部111aを有する光学基台
111を備えていて、光学基台111は、支持部111
aでアクセス用主軸201を摺動自在に支持している。
【0023】また、光ピックアップ装置101は、照射
装置110に一体的に係合し、規制部301aを有する
第一係合部材301と、第一係合部材301に係合する
係合爪部302aと規制部302bとを有する第二係合
部材302と、を備えている。第二係合部材302は、
図4に示すように、係合爪部302aにより、第一係合
部材301に係合していて、第一係合部材301は、規
制部301aにより、アクセス用副軸202に対する光
学基台111の図3中の矢印N方向への振れを規制して
おり、第二係合部材302は、規制部302bにより、
アクセス用副軸202に対する光学基台111の図3中
の矢印M方向への振れを規制している。なお、規制部3
02bは直接アクセス用副軸202に係合しているが、
規制部301aはアクセス用副軸202から微小な隙間
を確保して位置しており、第二係合部材302は規制部
302bでアクセス用副軸202をアクセス用副軸20
2の軸線方向に摺動自在に支持している。
【0024】なお、第二係合部材302は、図5及び6
に示すような形状をしており、摺動性に優れた樹脂材料
で形成されている。
【0025】図1〜3において、照射装置110は、板
ばねより形成された振れ止めバネ112を備えている。
振れ止めバネ112の一端側は、止めネジ113により
光学基台111上に固着されていて、振れ止めバネ11
2の他端側は、屈曲された先端部でアクセス用副軸20
2に図3中の矢印N方向に圧接している。
【0026】また、照射装置110は、光学基台111
とアクセス用副軸202との間に位置するように設置さ
れた光集積素子114及び反射ミラー115と、光学基
台111の中央部に設置された反射ミラー116と、を
備えている。ここで、光集積素子114は、レーザ光を
発光する半導体レーザ(図示していない。)と、受光し
た光の光量に対応した電流を生成する光電変換検出部
(図示していない。)と、を備えている。
【0027】また、照射装置110は、底面に球状の凸
部117aを有したアクチュエータベース117を備え
ており、アクチュエータベース117は、反射ミラー1
16に対して光学基台111の反対側に、凸部117a
が光学基台111の球状の凹部111bに接するように
設置されている。
【0028】また、照射装置110は、アクチュエータ
ベース117上に設置された対物レンズ駆動装置(以
下、アクチュエータという。)120を備えている。ア
クチュエータ120は、アクチュエータベース117上
に固着された枠状のアクチュエータフレーム121と、
互いに平行する例えば4本の金属線122によって、ア
クチュエータフレーム121の中心部に、上下左右方向
に移動自在に保持されたレンズホルダ123と、レンズ
ホルダ123の両端部に設置された一対の磁石体124
と、アクチュエータフレーム121に一対の磁石体12
4と対向するように設置されたフォーカスコイル125
及びトラッキングコイル126と、を備えている。
【0029】また、照射装置110は、レンズホルダ1
23の中心部に保持された対物レンズ130を備えてい
る。
【0030】また、照射装置110は、対物レンズ13
0から光ディスク100に出射されるレーザ光の光軸を
光ディスク100の半径方向(通常、トラッキング方
向、若しくはラジアル方向と呼称している。)に調整す
るチルト調整用ネジ131と、対物レンズ130から光
ディスク100に出射されるレーザ光の光軸を光ディス
ク100の接線方向(通常、タンジェンシャル方向と呼
称している。)に調整するチルト調整用ネジ132と、
を備えており、チルト調整用ネジ131及び132は、
それぞれ、アクチュエータベース117のネジ穴にねじ
込まれている。
【0031】次に、本実施形態に係る光ピックアップ装
置101の作用について説明する。
【0032】アクセス用主軸201は、光学基台111
の支持部111aにより、摺動自在に支持されていて、
アクセス用副軸202は、第一係合部材301を介して
光学基台111に対して固定された第二係合部材302
の規制部302bにより、摺動自在に支持されているの
で、光学基台111は、図示しないアクセス用モータに
よりトラッキング方向Kに移動することができる。
【0033】光学基台111がトラッキング方向Kに移
動する際、衝撃及び振動が加わったとしても、照射装置
110は、振れ止めバネ112によって、振動すること
を防止される。
【0034】また、光ピックアップ装置101は、光デ
ィスク100に対して記録を行う場合、光集積素子11
4の半導体レーザから発光されたレーザ光を、反射ミラ
ー115、反射ミラー116、及び、対物レンズ130
によって、光ディスク100の記録再生面上の微小スポ
ットに集光させる。また、光ピックアップ装置101
は、光ディスク100に対して再生を行う場合、先ず記
録時と同様に、光集積素子114の半導体レーザから発
光されたレーザ光を、反射ミラー115、反射ミラー1
16、及び、対物レンズ130によって、光ディスク1
00の記録再生面上の微小スポットに集光させた後、光
ディスク100の記録再生面上の微小スポットに集光さ
せられたレーザ光の光ディスク100の記録再生面での
反射光を、対物レンズ130、反射ミラー116、及
び、反射ミラー115によって、光集積素子114の光
電変換検出部に戻し、光電変換検出部に戻された反射光
の光量の強弱により、データを認識する。
【0035】また、光ピックアップ装置101は、光デ
ィスク100に対して記録又は再生を行うとき、光ディ
スク100の反りに伴う上下運動によるフォーカスずれ
や、偏心などによるトラッキングずれを補正するため
に、アクチュエータ120によって、対物レンズ130
を光ディスク100の記録再生面に対して垂直な方向、
即ち光軸方向(以下、フォーカス方向という。)Lと、
トラッキング方向Kと、の2方向の制御を行う。詳細に
説明すると、光ディスク100に反りや偏心等があっ
て、記録又は再生時にフォーカスずれやトラッキングず
れが生じると、図示しない検出手段がフォーカスずれ又
はトラッキングずれを検出し、フォーカスずれ又はトラ
ッキングずれを補正するように、フォーカスコイル12
5及びトラッキングコイル126に制御信号を印加す
る。したがって、対物レンズ130はフォーカス方向L
又はトラッキング方向Kへ駆動され、フォーカスずれ及
びトラッキングずれは補正される。
【0036】なお、光ピックアップ装置101の性能維
持、即ちS/N比の高い信号を再生するために、対物レ
ンズ130から光ディスク100に出射されるレーザ光
の光軸を、光ディスク100の記録面に対して垂直にす
る光軸チルト調整が必要であるが、光ピックアップ装置
101は、チルト調整用ネジ131及び132によっ
て、光学基台111上でアクチュエータベース117を
摺動させて光軸チルト調整を行うことができる。
【0037】以下、本発明の特徴部分に係る作用につい
て説明する。
【0038】第二係合部材302が摺動性に優れた樹脂
材料で形成されているので、光ピックアップ装置101
においては、アクセス用副軸202と第二係合部材30
2との間の磨耗削れが生じ難く、光ピックアップ装置1
01は、騒音を防止することができるとともに寿命を延
ばすことができる。なお、本実施形態では、第二係合部
材302を形成する材料として樹脂材料を用いたが、摺
動性に優れた材料であれば他の材料であってもよい。
【0039】図1に示すように、第二係合部材302
は、矢印Oの方向、すなわち光ディスク100の接線方
向(タンジェンシャル方向)から挿入されるので、第二
係合部材302を第一係合部材301に、他の部材に負
担をかけることなく比較的容易に係合させることができ
るので、他の部材の変形不良を引き起こすことなく、高
寿命な光ピックアップ装置を得ることができる。
【0040】また、図4に示すように、第二係合部材3
02は、係合爪部302aにより、第一係合部材301
に係合しているので、固定用ネジなどが不要であり、省
スペース化、部品点数の削減、低価格化を実現できる。 〔第2実施形態〕
【0041】図7〜11を用いて本発明の光ピックアッ
プ装置の第2実施形態について説明する。
【0042】なお、第1実施形態に係る光ピックアップ
装置101と同一部分については、同一符号を付し、詳
細な説明を省略する。
【0043】まず、本実施形態に係る光ピックアップ装
置102の構成について説明する。
【0044】図7〜9において、光ピックアップ装置1
02は、照射装置110に一体的に係合し、規制部31
1aを有する第一係合部材311と、第一係合部材31
1に係合する係合爪部312aと規制部312bとを有
する第二係合部材312と、を備えている。図9に示す
ように、第二係合部材312は、係合爪部312aによ
り、第一係合部材311に係合していて、第一係合部材
311は、規制部311aにより、アクセス用副軸20
2に対する光学基台111の図8中の矢印N方向への振
れを規制しており、第二係合部材312は、規制部31
2bにより、アクセス用副軸202に対する光学基台1
11の図8中の矢印M方向への振れを規制している。な
お、規制部312bは直接アクセス用副軸202に係合
しているが、規制部311aはアクセス用副軸202か
ら微小な隙間を確保して位置しており、第二係合部材3
12は規制部312bでアクセス用副軸202をアクセ
ス用副軸202の軸線方向に摺動自在に支持している。
【0045】なお、第二係合部材312は、図10及び
11に示すような形状をしており、摺動性に優れた樹脂
材料で形成されている。
【0046】次に、本実施形態に係る光ピックアップ装
置102の作用のうち、本発明の特徴部分に係る作用に
ついて説明する。
【0047】第二係合部材312が摺動性に優れた樹脂
材料で形成されているので、光ピックアップ装置102
においては、アクセス用副軸202と第二係合部材31
2との間の磨耗削れが生じ難く、光ピックアップ装置1
02は、騒音を防止することができるとともに寿命を延
ばすことができる。なお、本実施形態では、第二係合部
材312を形成する材料として樹脂材料を用いたが、摺
動性に優れた材料であれば他の材料であってもよい。
【0048】図7に示すように、第二係合部材312
は、矢印Pの方向、すなわち光ディスク100の半径方
向(トラッキング方向)から挿入されるので、第二係合
部材312を第一係合部材311に、他の部材に負担を
かけることなく比較的容易に係合させることができるの
で、第1実施形態に係る光ピックアップ装置101に比
べ、他の部材の変形不良を引き起こすことなく、高寿命
な光ピックアップ装置を得ることができる。より詳細に
説明すると、第1実施形態に係る光ピックアップ装置1
01においては、図1に示すように、第二係合部材31
2は、矢印Oの方向、すなわち光ディスク100の接線
方向(タンジェンシャル方向)から挿入されるので、挿
入のための通り口を確保するために、挿入時に振れ止め
バネ112を変形させる必要があり、組立時に振れ止め
バネ112が塑性変形不良を引き起こす危険性を残して
いた。しかしながら、本実施形態に係る光ピックアップ
装置102においては、第一係合部材311に第二係合
部材312を矢印Pの方向から挿入するので、挿入の
際、障害となる部品が存在せず、組立時の製造不良を低
減させることができる。
【0049】また、図7に示すように、第二係合部材3
12は、係合爪部312aにより、第一係合部材311
に係合しているので、固定用ネジなどが不要であり、省
スペース化、部品点数の削減、低価格化を実現できる。 〔第3実施形態〕
【0050】図12〜19を用いて本発明の光ピックア
ップ装置の第3実施形態について説明する。
【0051】なお、第1実施形態に係る光ピックアップ
装置101と同一部分については、同一符号を付し、詳
細な説明を省略する。
【0052】まず、本実施形態に係る光ピックアップ装
置103の構成について説明する。
【0053】図12〜17において、光ピックアップ装
置103は、照射装置110に一体的に係合する第一係
合部材321と、第一係合部材321に係合する係合爪
部322aと規制部322b及び322cとを有する第
二係合部材322と、を備えている。図17に示すよう
に、第二係合部材322は、係合爪部322aにより、
第一係合部材321に係合していて、第二係合部材32
2は、規制部322cにより、アクセス用副軸202に
対する光学基台111の図16中の矢印N方向への振れ
を規制しており、規制部322bにより、アクセス用副
軸202に対する光学基台111の図16中の矢印M方
向への振れを規制している。なお、規制部322bは直
接アクセス用副軸202に係合しているが、規制部32
1aはアクセス用副軸202から微小な隙間を確保して
位置しており、第二係合部材322は規制部322bで
アクセス用副軸202をアクセス用副軸202の軸線方
向に摺動自在に支持している。
【0054】なお、第二係合部材322は、図18及び
19に示すような形状をしており、摺動性に優れた樹脂
材料で形成されている。
【0055】図12〜17において、照射装置110
は、第一係合部材321の近傍に、レーザ光を発光する
半導体レーザ(図示していない。)と、受光した光の光
量に対応した電流を生成する光電変換検出部(図示して
いない。)と、を備えた光集積素子141を備えてい
る。ここで、本実施形態においては、光集積素子114
の半導体レーザは、DVD(Digital Video Disc)を再
生する上で最適な波長であるレーザ光を発光し、光集積
素子114の半導体レーザは、CD(Compact Disc)を
再生する上で最適な波長であるレーザ光を発光するよう
になっている。また、照射装置110は、第一係合部材
321の近傍に、DVDに最適な波長のレーザ光を透過
し、CDに最適な波長のレーザ光を反射する面140a
を有する波長選択プリズム140を備えている。
【0056】次に、本実施形態に係る光ピックアップ装
置103の作用のうち、本発明の特徴部分に係る作用に
ついて説明する。
【0057】第二係合部材322が摺動性に優れた樹脂
材料で形成されているので、光ピックアップ装置103
においては、アクセス用副軸202と第二係合部材32
2との間の磨耗削れが生じ難く、光ピックアップ装置1
03は、騒音を防止することができるとともに寿命を延
ばすことができる。なお、本実施形態では、第二係合部
材322を形成する材料として樹脂材料を用いたが、摺
動性に優れた材料であれば他の材料であってもよい。
【0058】図15に示すように、第二係合部材322
は、矢印Qの方向、すなわち光ディスク100の半径方
向(トラッキング方向)から挿入されるので、第二係合
部材322を第一係合部材321に、他の部材に負担を
かけることなく比較的容易に係合させることができるの
で、第2実施形態に係る光ピックアップ装置102と同
様に、第1実施形態に係る光ピックアップ装置101に
比べ、他の部材の変形不良を引き起こすことなく、高寿
命な光ピックアップ装置を得ることができる。
【0059】また、図15に示すように、第二係合部材
322は、係合爪部322aにより、第一係合部材32
1に係合しているので、固定用ネジなどが不要であり、
省スペース化、部品点数の削減、低価格化を実現でき
る。
【0060】また、本実施形態においては、第1実施形
態に係る光ピックアップ装置101の第一係合部材30
1及び第2実施形態に係る光ピックアップ装置102の
第一係合部材311に比べ、第一係合部材321を小型
化することができるので、光学基台に対して垂直な方
向、即ち図16の矢印Mの方向から、第一係合部材32
1の近傍にプリズムや光集積素子等の光学部品を配置す
ることができる。更に、本実施形態においては、第一係
合部材321の近傍にプリズムや光集積素子等の光学部
品を配置した後、第二係合部材322を第一係合部材3
21に係合させることができるので、光ピックアップ装
置103を多機能化することができる。例えば、本実施
形態においては、第一係合部材321の近傍に配置する
光学部品として、光集積素子141及び波長選択プリズ
ム140を用いているので、光ピックアップ装置103
はDVD及びCDを再生することができる。もちろん、
本実施形態に係る光ピックアップ装置103において
は、DVD又はCDの代わりに、CD−R(Compact Di
sc‐Recordable)等の他の円盤状記録媒体を記録再生で
きる構成とすることもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第二係合部材の材料を摺動性の良い材料にすることがで
きるので、案内軸と第二係合部材との間の磨耗削れを低
減することができ、高寿命な光ピックアップ装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光ピックアップ装
置の平面図である。
【図2】図1に示した光ピックアップ装置の正面図であ
る。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【図4】図1のB−B矢視断面図である。
【図5】図1に示した光ピックアップ装置の第二係合部
材の三面図である。
【図6】図5のC−C矢視断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る光ピックアップ装
置の平面図である。
【図8】図7に示した光ピックアップ装置の正面図であ
る。
【図9】図7のD−D矢視断面図である。
【図10】図7に示した光ピックアップ装置の第二係合
部材の三面図である。
【図11】図10のE−E矢視断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る光ピックアップ
装置の一部分を示した平面図である。
【図13】図12のF−F矢視断面図である。
【図14】図12のG−G矢視断面図である。
【図15】図12に示した光ピックアップ装置の平面図
である。
【図16】図15に示した光ピックアップ装置の正面図
である。
【図17】図15のH−H矢視断面図である。
【図18】図15に示した光ピックアップ装置の第二係
合部材の三面図である。
【図19】図18のI−I矢視断面図である。
【図20】従来の光ピックアップ装置の平面図である。
【図21】図20に示した光ピックアップ装置の正面図
である。
【図22】図20のJ−J矢視断面図である。
【符号の説明】
100 光ディスク(円盤状記録媒体) 110 照射装置 202 アクセス用副軸(案内軸) 101、102、103 光ピックアップ装置 301、311、321 第一係合部材 302a、312a、322a 係合爪部 302、312、322 第二係合部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体にレーザ光を照射する照
    射装置と、 前記照射装置の移動を案内する案内軸と、 を備えた光ピックアップ装置において、 前記照射装置に一体的に係合する第一係合部材と、 前記第一係合部材に係合する係合爪部を有する第二係合
    部材と、 を備え、 前記係合爪部が前記第一係合部材に係合するとき、前記
    第二係合部材が前記案内軸を前記案内軸の軸線方向に摺
    動自在に支持することを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第二係合部材の、前記案内軸を前記
    案内軸の軸線方向に摺動自在に支持する部分が、樹脂材
    料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の光
    ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記係合爪部が前記第一係合部材に係合
    する方向が、前記案内軸の軸線方向に垂直な方向である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアッ
    プ装置。
  4. 【請求項4】 前記係合爪部が前記第一係合部材に係合
    する方向が、前記案内軸の軸線方向に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアッ
    プ装置。
  5. 【請求項5】 前記係合爪部が前記第一係合部材に係合
    するとき、前記第一係合部材及び前記第二係合部材のう
    ち前記第二係合部材のみが前記案内軸を支持することを
    特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光ピックアッ
    プ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669210B2 (en) 2005-09-29 2010-02-23 Toshiba Samsung Storage Technology Corporation Optical pickup device and optical disk device using the same

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