JP2001250895A - Cpu装置への放熱器固定構造 - Google Patents

Cpu装置への放熱器固定構造

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JP2001250895A
JP2001250895A JP2000127378A JP2000127378A JP2001250895A JP 2001250895 A JP2001250895 A JP 2001250895A JP 2000127378 A JP2000127378 A JP 2000127378A JP 2000127378 A JP2000127378 A JP 2000127378A JP 2001250895 A JP2001250895 A JP 2001250895A
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JP
Japan
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clip
leg
width
radiator
cpu device
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Withdrawn
Application number
JP2000127378A
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English (en)
Inventor
Ryo Hashimoto
凉 橋本
Kazuo Kinaga
和郎 木永
Shoji Akutsu
昇治 阿久津
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU装置のCPUからの放熱器への伝熱効
率を向上させる。 【解決手段】 放熱器5を、CPU装置4に、放熱器5
側の第1クリップ20とCPU装置4側の第2クリップ30
とにより固定する。放熱器5の板状本体14に2つの内部
拡大溝17を形成する。内部拡大溝17内に第1クリップ20
のベース部21を配置する。ベース部21に2つの脚部22を
形成する。各脚部22の先端に爪部22aを設ける。第2ク
リップ30は、2つの板ばね部31と、両板ばね部31を連結
する連結部32とよりなる。板ばね部31は、ベース部31a
と第1傾斜部31bと水平部31cと第2傾斜部31dとよりな
る。水平部31cに脚部22が通る長穴33を形成する。脚部2
2をCPU装置4に貫通させる。板ばね部31を弾性変形
させて、脚部22を長穴33に通し、爪部22aを弾性変形し
た板ばね部31の水平部31cにおける長穴33の縁部に係合
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータのCPU搭載回路板を有するCPU装置への放
熱器固定構造に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金
を含むものとする。
【0003】
【従来の技術】たとえばデスクトップ型パーソナルコン
ピュータにおいては、ハウジング内のマザーボードと称
されるプリント回路基板に設けられたコネクタに、CP
U(中央演算処理装置)を搭載したCPU搭載回路板を
有するCPU装置が取付けられる場合がある。ところ
で、最近では、パーソナルコンピュータの多機能化や処
理速度の高速化が著しく、その結果CPUの出力が増大
し、発熱量も著しく増大しているので、CPUを効率良
く冷却することが要求されている。そこで、CPUから
発せられる熱を放熱する目的で、片面が平坦面となされ
た放熱基板および放熱基板の他面に設けられた放熱フィ
ンよりなる放熱器をCPU装置に固定することが考えら
れている。
【0004】従来、CPU装置への放熱器の固定は、た
とえば実用新案登録第3054704号公報に記載され
ているようにして行われている。なお、この公報に記載
されているCPU装置は、箱状のプラスチック製カバー
とカバーの開口を覆うアルミニウム板とよりなるケーシ
ングを備えており、ケーシング内にCPU搭載回路板
が、CPUがアルミニウム板が接触するように配置され
ているものである。このようなCPU装置への放熱器の
固定は、次のようにしてクリップを用いて行われてい
る。すなわち、放熱器の放熱基板、CPU装置のケーシ
ングのアルミニウム板およびカバー、ならびにCPU搭
載回路板に貫通穴が形成されている。ケーシングのプラ
スチック製カバーの周面には突起が形成されている。ま
た、クリップには2つの脚部が設けられており、一方の
脚部の先端部にはカバーの貫通穴の周囲の部分に係合す
る係合部が設けられ、他方の脚部の先端部にはカバーの
突起が嵌め入れられる貫通穴が形成されている。そし
て、放熱器を、その放熱基板の平坦面がCPU装置のケ
ーシングにおけるアルミニウム板外面に密接するように
配置し、クリップの一方の脚部を、放熱フィン側から放
熱基板、CPU装置のケーシングのアルミニウム板、C
PU搭載回路板およびプラスチック製カバーの貫通穴に
通すとともに、この脚部先端の係合部をカバーにおける
貫通穴の周囲の部分に係合させ、さらに他方の脚部の先
端部の貫通穴にカバー周面の突起を嵌合させることによ
り、放熱器がCPU装置に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の固定構造の場合、クリップがプラスチック製カ
バーに係合しているだけであるので、放熱器の放熱基板
とCPUのアルミニウム板とを密着させる力が十分では
ない。したがって、CPU装置のCPUからの放熱器へ
の伝熱効率が悪く、その結果十分な放熱性能が得られな
いという問題がある。
【0006】この発明の目的は、上記問題を解決し、C
PU装置のCPUからの放熱器への伝熱効率を向上させ
ることができるCPU装置への放熱器固定構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段と発明の効果】請求項1の
発明によるCPU装置への放熱器固定構造は、片面が平
坦面となされた放熱基板および放熱基板の他面に設けら
れた放熱フィンよりなる放熱器を、CPU搭載回路板を
有するCPU装置に、放熱器側に配される第1のクリッ
プおよびCPU装置側に配される第2のクリップを用い
て固定するCPU装置への放熱器固定構造であって、放
熱器の放熱基板の片面に内部拡大溝が形成され、第1ク
リップが、内部拡大溝の開口幅よりも大きくかつ底部幅
よりも小さな幅を有する帯板状のベース部と、ベース部
に対して直角をなすように設けられるとともに先端部に
係合部を有する脚部とよりなり、第2クリップが、第1
クリップの脚部先端の係合部が係合するばね状弾性部を
備えており、第1クリップのベース部が内部拡大溝内に
配置されるとともにその脚部が内部拡大溝内から外方に
伸びてCPU装置を貫通し、脚部先端の係合部が、弾性
変形させられた状態の第2クリップのばね状弾性部に係
合し、弾性変形したばね状弾性部により第1クリップが
CPU装置側に付勢されるようになされているものであ
る。
【0008】請求項1の発明のCPU装置への放熱器固
定構造によれば、ベース部が内部拡大溝内に配置される
ことにより第1クリップが放熱器に保持され、放熱器に
保持された第1クリップの脚部先端の係合部が、第2ク
リップの弾性変形したばね状弾性部に係合することによ
って、第1クリップがCPU装置側に付勢されるので、
ばね状弾性部の弾発力により放熱器がCPU装置に強く
押し付けられることになる。したがって、放熱器の放熱
基板とCPU装置との密着力が増大し、その結果CPU
装置のCPUから放熱器への伝熱効率が向上して十分な
放熱性能が得られる。
【0009】請求項2の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項1の発明において、放熱器の放熱
基板に2つの内部拡大溝が相互に間隔をおいて平行に形
成されるとともに、各内部拡大溝内に第1クリップのベ
ース部が配置され、ベース部に、その長さ方向に間隔を
おいて内部拡大溝の開口幅よりも小さな幅を有する2つ
の脚部が一体に形成され、各脚部の先端に折り返し状爪
部が設けられ、第2クリップが、幅方向を内部拡大溝の
長さ方向に向け、かつ2つの内部拡大溝における外側の
開口縁間の間隔よりも大きな長さを有する互いに平行な
2つの帯状板ばね部と、両板ばね部をその長さの中央部
で連結する連結部とよりなり、第2クリップの各板ばね
部が、CPU装置のカバーの外面に沿う平坦なベース部
と、ベース部の両端に連なってそれぞれ一体に形成さ
れ、かつ先端側に向かってカバーから遠ざかるように傾
斜した2つの第1傾斜部と、各第1傾斜部の先端に連な
って一体に形成された水平部と、各水平部の先端に連な
って一体に形成されるとともに先端側に向かってカバー
側に傾斜し、かつ先端がCPU装置のカバー外面に当接
する第2傾斜部とよりなり、各板ばね部の水平部に、脚
部が通りうる貫通穴が形成され、第2クリップの両板ば
ね部が、その水平部がカバー側に移動するように弾性変
形させられることにより、両第1クリップの一方の脚部
が第2クリップの一方の板ばね部における2つの貫通穴
に、同他方の脚部が第2クリップの他方の板ばね部にお
ける2つの貫通穴にそれぞれ通されるとともに、脚部先
端の爪部が、弾性変形させられた状態の板ばね部の水平
部における貫通穴の縁部に係合させられているものであ
る。
【0010】請求項3の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項1の発明において、放熱器の放熱
基板に2つの内部拡大溝が相互に間隔をおいて平行に形
成されるとともに、各内部拡大溝内に第1クリップのベ
ース部が配置され、各第1クリップのベース部に、内部
拡大溝の開口幅よりも小さな幅を有する帯板状脚部が、
その幅方向をベース部の幅方向に向けて一体に形成さ
れ、脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形成され、第2
クリップが、2つの内部拡大溝における外側の開口縁間
の間隔よりも大きな長さを有する帯状板ばねからなり、
第2クリップを形成する板ばねが、CPU装置のカバー
の外面に沿うベース部と、ベース部の両端に連なってそ
れぞれ一体に形成され、かつ先端側に向かってカバーか
ら遠ざかるように傾斜した2つの傾斜部とよりなり、一
方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さ
を有するとともにくびれ部の幅よりも大きな幅を有する
長穴が、その長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて
形成され、他方の傾斜部の一側縁部から、脚部の幅より
も狭くかつくびれ部の幅よりも広い幅を有するスリット
が、第2クリップの幅方向に伸びるように形成されてお
り、第2クリップがその長さ方向を第1クリップの長さ
方向を向くように配されるとともに、その長穴に、一方
の第1クリップの脚部が、くびれ部が長穴に対応する部
分にくるように通され、第2クリップが、弾性変形させ
られるとともに脚部の周りに回転させられることによっ
て、他方の第1クリップの脚部におけるくびれ部が第2
クリップのスリット内に入れられ、第1クリップの脚部
におけるくびれ部よりも先端側の部分が、弾性変形させ
られた状態の第2クリップの傾斜部における長穴の縁部
およびスリットの縁部に係合させられているものであ
る。
【0011】請求項4の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項1の発明において、放熱器の放熱
基板に2つの内部拡大溝が相互に間隔をおいて平行に形
成されるとともに、各内部拡大溝内に第1クリップのベ
ース部が配置され、各第1クリップのベース部に、内部
拡大溝の開口幅よりも小さな幅を有する帯板状脚部が、
その幅方向をベース部の幅方向に向けて一体に形成さ
れ、脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形成され、第2
クリップが、2つの内部拡大溝の開口における外側の開
口縁間の間隔よりも大きな長さを有する帯状板ばねから
なり、第2クリップを形成する板ばねが、CPU装置の
カバーの外面に沿うベース部と、ベース部の両端に連な
ってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側に向かってカ
バーから遠ざかるように傾斜した2つの傾斜部とよりな
り、一方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よりも長
い長さを有するとともにくびれ部の幅よりも大きな幅を
有する第1の長穴が、その長さ方向を第2クリップの幅
方向に向けて形成され、他方の傾斜部に、第1クリップ
の脚部の幅よりも長い長さを有する第2の長穴が、その
長さ方向を第2クリップの長さ方向に向けて形成されて
おり、第2クリップがその長さ方向を第1クリップの長
さ方向に向けて配されるとともに、その第1長穴に、一
方の第1クリップの脚部が、くびれ部が長穴に対応する
部分にくるように通され、第2クリップが、弾性変形さ
せられるとともに脚部の周りに回転させられることによ
って、他方の第1クリップの脚部が第2クリップの第2
長穴に通され、第1クリップの両脚部におけるくびれ部
よりも先端側の部分が、弾性変形させられた状態の第2
クリップの傾斜部における両長穴の縁部に係合させられ
ているものである。
【0012】請求項5の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項1の発明において、放熱器の放熱
基板に内部拡大溝が形成されるとともに、内部拡大溝内
に第1クリップのベース部が配置され、第1クリップの
ベース部に、その長さ方向に間隔をおいてベース部より
も小さな幅を有する2つの帯板状脚部が、その幅方向を
ベース部の長さ方向に向けて設けられ、各脚部の先端寄
りの部分にくびれ部が形成され、第2クリップが、第1
クリップの両脚部間の間隔よりも大きな長さを有する帯
状板ばねからなり、第2クリップを形成する板ばねが、
CPU装置のカバーの外面に沿うベース部と、ベース部
の両端に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側
に向かってカバーから遠ざかるように傾斜した2つの傾
斜部とよりなり、一方の傾斜部に、第1クリップの脚部
の幅よりも長い長さを有するとともにくびれ部の幅より
も大きな幅を有する長穴が、その長さ方向を第2クリッ
プの幅方向に向けて形成され、他方の傾斜部の一側縁部
から、脚部の幅よりも狭くかつくびれ部の幅よりも広い
幅を有するスリットが、第2クリップの幅方向に伸びる
ように形成されており、第2クリップがその長さ方向を
第1クリップの幅方向を向くように配されるとともに、
その長穴に、第1クリップの一方の脚部が、くびれ部が
長穴に対応する部分にくるように通され、第2クリップ
が、弾性変形させられるとともに脚部の周りに回転させ
られることによって、第1クリップの他方の脚部におけ
るくびれ部が第2クリップのスリット内に入れられ、第
1クリップの脚部におけるくびれ部よりも先端側の部分
が、弾性変形させられた状態の第2クリップの傾斜部に
おける長穴の縁部およびスリットの縁部に係合させられ
ているものである。
【0013】請求項6の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項1の発明において、放熱器の放熱
基板に内部拡大溝が形成されるとともに、内部拡大溝内
に第1クリップのベース部が配置され、第1クリップの
ベース部に、その長さ方向に間隔をおいてベース部より
も小さな幅を有する2つの帯板状脚部が、その幅方向を
ベース部の長さ方向に向けて設けられ、脚部の先端寄り
の部分にくびれ部が形成され、第2クリップが、第1ク
リップの両脚部間の間隔よりも大きな長さを有する帯状
板ばねからなり、第2クリップを形成する板ばねが、C
PU装置のカバーの外面に沿うベース部と、ベース部の
両端に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側に
向かってカバーから遠ざかるように傾斜した2つの傾斜
部とよりなり、一方の傾斜部に、第1クリップの脚部の
幅よりも長い長さを有するとともにくびれ部の幅よりも
大きな幅を有する第1の長穴が、その長さ方向を第2ク
リップの幅方向に向けて形成され、他方の傾斜部に、第
1クリップの脚部の幅よりも長い長さを有する第2の長
穴が、その長さ方向を第2クリップの長さ方向に向けて
形成されており、第2クリップがその長さ方向を第1ク
リップの幅方向に向けて配されるとともに、その第1長
穴に、第1クリップの一方の脚部が、くびれ部が長穴に
対応する部分にくるように通され、第2クリップが、弾
性変形させられるとともに脚部の周りに回転させられる
ことによって、第1クリップの他方の脚部が第2クリッ
プの第2長穴に通され、第1クリップの両脚部における
くびれ部よりも先端側の部分が、弾性変形させられた状
態の第2クリップの傾斜部における両長穴の縁部に係合
させられているものである。
【0014】請求項7の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、片面が平坦面となされた放熱基板および
放熱基板の他面に設けられた放熱フィンよりなる放熱器
を、CPU搭載回路板を有するCPU装置に、第1およ
び第2の2種類のクリップを用いて固定するCPU装置
への放熱器固定構造であって、放熱フィンの周りに放熱
器押さえ枠が嵌め被せられるとともに、放熱器押さえ枠
が放熱器の放熱基板の周縁部の少なくとも一部に係合さ
せられ、第1クリップが、帯板状のベース部と、ベース
部に対して直角をなすように設けられるとともに先端部
に係合部を有する脚部とよりなり、第2クリップが、第
1クリップの脚部先端の係合部が係合するばね状弾性部
を備えており、第1クリップのベース部が放熱器押さえ
枠に沿わされるとともに、その脚部が押さえ枠およびC
PU装置に貫通させられ、脚部先端の係合部が、弾性変
形させられた状態の第2クリップのばね状弾性部に係合
し、弾性変形したばね状弾性部により第1クリップがC
PU装置側に付勢されるようになされているものであ
る。
【0015】請求項7の発明のCPU装置への放熱器固
定構造によれば、第1クリップの脚部が、放熱器の放熱
基板と係合している押さえ枠およびCPU装置を貫通
し、この脚部先端の係合部が、第2クリップの弾性変形
したばね状弾性部に係合することによって、第1クリッ
プがCPU装置側に付勢されるので、ばね状弾性部の弾
発力により放熱器が押さえ枠を介してCPU装置に強く
押し付けられることになる。したがって、放熱器の放熱
基板とCPU装置との密着力が増大し、その結果CPU
装置のCPUから放熱器への伝熱効率が向上して十分な
放熱性能が得られる。
【0016】請求項8の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項7の発明において、方形状の放熱
器押さえ枠の互いに平行な2つの側枠部分が、放熱器の
方形状の放熱基板における互いに平行な2つの側縁部分
に一体に形成された外方張り出し部に係合させられ、2
つの第1クリップのベース部が、押さえ枠の上記2つの
側枠部分に沿わされ、第1クリップのベース部に、その
長さ方向に間隔をおいてベース部よりも小さい幅を有す
る帯板状脚部が、その幅方向をベース部の長さ方向に向
けて設けられ、各脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形
成され、第1クリップの両脚部間の間隔よりも長い2つ
の第2クリップが用いられ、各第2クリップが帯状板ば
ねからなり、第2クリップを形成する板ばねが、CPU
装置のカバーの外面に沿うベース部と、ベース部の両端
に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側に向か
ってカバーから遠ざかるように傾斜した2つの傾斜部と
よりなり、一方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よ
りも長い長さを有するとともにくびれ部の幅よりも大き
な幅を有する長穴が、その長さ方向を第2クリップの幅
方向に向けて形成され、他方の傾斜部の一側縁部から、
脚部の幅よりも狭くかつくびれ部の幅よりも広い幅を有
するスリットが、第2クリップの幅方向に伸びるように
形成されており、各第2クリップがその長さ方向が第1
クリップの幅方向を向くように配されるとともに、その
長穴に、各第1クリップの一方の脚部が、そのくびれ部
が長穴に対応する部分にくるように通され、各第2クリ
ップが、弾性変形させられるとともに脚部の周りに回転
させられることによって、各第1クリップの他方の脚部
におけるくびれ部が第2クリップのスリット内に入れら
れ、第1クリップの脚部におけるくびれ部よりも先端側
の部分が、弾性変形させられた状態の第2クリップの傾
斜部における長穴の縁部およびスリットの縁部に係合さ
せられているものである。
【0017】請求項9の発明によるCPU装置への放熱
器固定構造は、請求項7の発明において、方形状の放熱
器押さえ枠の互いに平行な2つの側枠部分が、放熱器の
方形状の放熱基板における互いに平行な2つの側縁部分
に一体に形成された外方張り出し部に係合させられ、2
つの第1クリップのベース部が、押さえ枠の上記2つの
側枠部分に沿わされ、第1クリップのベース部に、その
長さ方向に間隔をおいてベース部よりも小さい幅を有す
る帯板状脚部が、その幅方向をベース部の長さ方向に向
けて設けられ、各脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形
成され、第1クリップの両脚部間の間隔よりも長い2つ
の第2クリップが用いられ、各第2クリップが帯状板ば
ねからなり、第2クリップを形成する板ばねが、CPU
装置のカバーの外面に沿うベース部と、ベース部の両端
に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側に向か
ってカバーから遠ざかるように傾斜した2つの傾斜部と
よりなり、一方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よ
りも長い長さを有するとともにくびれ部の幅よりも大き
な幅を有する第1の長穴が、その長さ方向を第2クリッ
プの幅方向に向けて形成され、他方の傾斜部に、第1ク
リップの脚部の幅よりも長い長さを有する第2の長穴
が、その長さ方向を第2クリップの長さ方向に向けて形
成されており、各第2クリップがその長さ方向が第1ク
リップの幅方向を向くように配されるとともに、その第
1長穴に、各第1クリップの一方の脚部が、くびれ部が
第1長穴に対応する部分にくるように通され、各第2ク
リップが、弾性変形させられるとともに脚部の周りに回
転させられることにより、各第1クリップの他方の脚部
が第2クリップの第2長穴に通され、第1クリップの両
脚部におけるくびれ部よりも先端側の部分が、それぞれ
弾性変形させられた状態の第2クリップの傾斜部におけ
る2つの長穴の縁部に係合させられているものである。
【0018】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。なお、以下の説明において、全図
面を通じて同一物および同一部分には同一符号を付して
重複する説明を省略する。
【0019】実施形態1 この実施形態は、図1〜図6に示すものである。なお、
この実施形態において、図1の上下を上下といい、同図
の左側を前、これと反対側を後というものとする。ま
た、図3の左右を左右というものとする。
【0020】図1において、いわゆるタワー型と称せら
れるデスクトップ型パーソナルコンピュータのハウジン
グ(1)内には、マザーボード(2)が垂直状態で配置され、
マザーボード(2)の右側面に設けられた前後方向に長い
コネクタ(3)に、CPU装置(4)が水平状態で取付けられ
ている。CPU装置(4)の下面に放熱器(5)が固定されて
いる。放熱器(5)にはプラスチック製ダクト(6)が取付け
られており、ダクト(6)の後端部に装着されたファン(7)
によって、ハウジング(1)の前壁(1a)に形成された通気
口(8)から流入した空気が、ダクト(6)内に入り、ダクト
(6)内を流れて後壁(1b)に形成された通気口(9)から流出
するようになっている。
【0021】CPU装置(4)は、CPU(11)を搭載した
CPU搭載回路板(12)と、CPU搭載回路板(12)の上側
を覆うプラスチック製カバー(13)とを備えている。CP
U(11)は回路板(12)の下面側に配置されており、下方に
露出している(図3および図4参照)。
【0022】放熱器(5)は、上面全体が平坦面となされ
るとともに、その中央部にCPU(11)に接する受熱部(1
4a)が設けられたアルミニウム押出形材製放熱基板(14)
と、放熱基板(14)の下面に設けられ、かつ放熱基板(14)
の押出方向(左右方向)に間隔をおいて切り起こし状に
一体に形成された多数の舌状放熱フィン(15)からなる複
数、ここでは5つのフィン列(15A)とよりなる。これら
のフィン列(15A)は、それぞれ左右方向に伸びており、
相互に前後方向に間隔をおいて設けられている。各放熱
フィン(15)は、高さの中央部が右方に突出した略円弧状
である。放熱器(5)の放熱基板(14)の上面には、左右方
向に伸びるT字溝からなる内部拡大溝(17)が、前後方向
に間隔をおいて複数、ここでは2つ形成されている。内
部拡大溝(17)は、T字溝に限らず、あり溝であってもよ
い。放熱器(5)の放熱フィン(15)は、内部拡大溝(17)を
有する放熱基板(14)を押出成形するさいに一緒に形成し
た左右方向に伸びるフィン成形用凸条に、切り起こし加
工を施すことにより形成されたものである。
【0023】放熱器(5)は、放熱器(5)側に配される2つ
の第1のクリップ(20)と、CPU装置(4)側に配される
第2のクリップ(30)とを用いてCPU装置(4)に固定さ
れている。
【0024】第1クリップ(20)は、内部拡大溝(17)内に
配置される水平帯板状ベース部(21)と、ベース部(21)に
左右方向に間隔をおいて一体に形成された複数、ここで
は2つの脚部(22)とを備えている。ベース部(21)の幅
は、内部拡大溝(17)の開口縁間の幅よりも大きく、かつ
溝底部、すなわち内部拡大溝(17)の底面の幅よりも狭く
なっており、これによりベース部(21)の内部拡大溝(17)
内からの上方への抜けが防止されて第1クリップ(20)が
放熱器(5)の放熱基板(14)に保持されている。ベース部
(21)の長さは内部拡大溝(17)の長さよりも若干長く、そ
の左端部に下方屈曲部(21a)が一体に形成されている。
下方屈曲部(21a)が放熱器(5)の放熱基板(14)の左側面に
係合することにより、第1クリップ(20)の左右方向の位
置決めがなされるとともに、右方への抜けが防止されて
いる。下方屈曲部(21a)には、左方に突出するように切
り曲げ部(23)が形成されている。また、ベース部(21)の
右端部は、放熱基板(14)の右側面から若干外方に突出し
ている。この右方突出部を(21b)で示す。第1クリップ
(20)の脚部(22)は内部拡大溝(17)の開口幅よりも小さな
幅を有する帯状であって、その幅方向を前後方向に向け
て形成されている。脚部(22)の上端部には、左右方向内
方への折り返し状爪部(22a)(係合部)が設けられてい
る。第1クリップ(20)は、ばね鋼やステンレス鋼等から
なる薄板にプレス加工を施すことにより製造されたもの
であり、ばね状弾性を有している。
【0025】第2クリップ(30)は、幅方向を左右方向に
向けるとともに長さ方向を前後方向に向け、かつ2つの
内部拡大溝(17)における前後方向外側の開口縁間の間隔
よりも大きな長さを有する互いに平行な2つの帯状板ば
ね部(31)と、両板ばね部(31)をその長さの中央部で互い
に連結する連結部(32)とよりなる。第2クリップ(30)の
各板ばね部(31)は、CPU装置(4)のカバー(13)の外面
に沿う平坦な水平状ベース部(31a)と、ベース部(31a)の
両端に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側、
すなわち前後方向外方に向かって上方に傾斜した2つの
第1傾斜部(31b)と、各第1傾斜部(31b)の先端に連なっ
て一体に形成されるとともに前後方向外方に伸びる2つ
の水平部(31c)と、各水平部(31c)の先端に連なって一体
に形成されるとともに前後方向外方に向かって下方に傾
斜し、かつ先端がCPU装置(4)のカバー(13)の外面に
当接する2つの第2傾斜部(31d)とよりなる。各板ばね
部(31)の2つの水平部(31c)に、それぞれ第1クリップ
(20)の脚部(22)の幅よりも長い長さを有する長穴(33)
(貫通穴)が、その長さ方向を前後方向に向けて形成さ
れている。長穴(33)の左右方向の幅は、第1クリップ(2
0)の脚部(22)先端の爪部(22a)が、閉じるように弾性変
形した状態で通過しうるような大きさとなされている。
第2クリップ(30)は、ばね鋼やステンレス鋼等からなる
薄板にプレス加工を施すことにより製造されたものであ
り、ばね状弾性を有している。
【0026】放熱器(5)は、次のようにしてCPU装置
(4)に固定されている。
【0027】まず、第1クリップ(20)のベース部(21)
を、その右端部側から放熱器(5)の放熱基板(14)の内部
拡大溝(17)内に左端開口を通して挿入することにより、
第1クリップ(20)を放熱器(5)に保持させる。ついで、
第1クリップ(20)の脚部(22)を、CPU装置(4)に形成
された貫通穴(4a)に下方から通し、その先端部をCPU
装置(4)のカバー(13)よりも上方に突出させる。このと
き、脚部(22)の爪部(22a)先端とカバー(13)上面との間
隔は、第2クリップ(30)のベース部(31a)下面と水平部
(31c)上面との間隔よりも小さくなる。また、放熱器(5)
の放熱基板(14)上面の受熱部(14a)に熱伝導性樹脂フィ
ルム(図示略)を接着しておき、この熱伝導性樹脂フィ
ルムをCPU装置(4)のCPU(11)に密着させるように
CPU装置(4)を組み合わせる。
【0028】ついで、第2クリップ(30)を、各板ばね部
(31)の水平部(31c)の長穴(33)が、各脚部(22)の真上に
来るようにCPU装置(4)の上側に配し、第2クリップ
(30)の各板ばね部(31)の水平部(31c)を下方に押圧する
ことにより、各脚部(22)を長穴(33)内に強制的に挿通さ
せる。すなわち、両第1クリップ(20)の左側脚部(22)を
第2クリップ(30)の左側板ばね部(31)の2つの長穴(33)
に、右側脚部(22)を第2クリップ(30)の右側板ばね部(3
1)の2つの長穴(33)にそれぞれ強制的に通す。このと
き、各脚部(22)先端の爪部(22a)は、一旦閉じるように
弾性変形し、長穴(33)を通過した後元の状態に戻る。一
方、第2クリップ(30)の各板ばね部(31)の水平部(31c)
ならびに第1および第2傾斜部(31b)(31d)は、図4に鎖
線で示す状態から実線で示すように、水平部(31c)が下
方に移動するように弾性変形する。その結果、第1クリ
ップ(20)の爪部(22a)が、弾性変形させられた状態の第
2クリップ(30)の板ばね部(31)の水平部(31c)における
長穴(33)の縁部に係合させられる。こうして、CPU装
置(4)に放熱器(5)が固定される。この状態では、弾性変
形した第2クリップ(30)の各板ばね部(31)によって、第
1クリップ(20)が上方、すなわちCPU装置(4)側に付
勢される。したがって、放熱器(5)の放熱基板(14)の受
熱部(14a)が熱伝導性樹脂フィルムを介してCPU装置
(4)のCPU(11)に対して強く密着させられ、その結果
CPU装置(4)のCPU(11)から放熱器(5)への伝熱効率
が向上し、十分な放熱性能が得られる。
【0029】なお、参考のために、放熱器(5)へのダク
ト(6)の取付方法について次に述べる。ダクト(6)は、放
熱器(5)がCPU装置(4)に固定された後、放熱器(5)に
取付けられる。
【0030】ダクト(6)の上壁(6a)の前部は全幅にわた
って切り欠かれており、上壁(6a)が切り欠かれた部分に
おいて左右両側壁(6b)(6c)の上端部間に、放熱器(5)の
放熱基板(14)がくるようになされている。ダクト(6)の
左側壁(6b)内面における内部拡大溝(17)と対応する部分
には、上下方向に伸びかつ第1クリップ(20)の下方屈曲
部(21a)が嵌まる凹所(6d)が形成されている。凹所(6d)
の底面から左側壁(6b)の外面にかけて、第1クリップ(2
0)の下方突出部(21a)の切り曲げ部(23)が嵌まる貫通穴
(6e)が形成されている。ダクト(6)の右側壁(6c)におけ
る内部拡大溝(17)と対応する部分には、第1クリップ(2
0)の突出部(21b)を差し込む差込穴(6f)が形成されてい
る。また、ダクト(6)の右側壁(6c)内面の上端部におけ
る差込穴(6f)よりも上方の部分は、上方に向かって右方
に傾斜した傾斜面(6g)となされている。
【0031】そして、ダクト(6)は、放熱器(5)の放熱基
板(14)が、上壁(6a)が切り欠かれた部分の左右両側壁(6
b)(6c)の上端部間にくるように、下方から放熱器(5)に
被せられる。このとき、第1クリップ(20)のベース部(2
1)の突出部(21b)は、ダクト(6)の右側壁(6c)の傾斜面(6
g)に沿ってダクト(6)に対して下方に移動し、その結果
ダクト(6)の右側壁(6c)は右方に弾性変形し、突出部(21
b)が差込穴(6f)に嵌まると、右側壁(6c)が自身の弾性に
より元の状態に戻る。一方、ベース部(21)の下方屈曲部
(21a)の切り曲げ部(23)は、ダクト(6)の左側壁(6b)内面
に押されて右方に弾性変形し、貫通穴(6e)の部分に至る
と自身の弾性により元の形状に復元して貫通穴(6e)内に
嵌まり、その上端部が左側壁(6b)における貫通穴(6e)の
上縁部分に係合する。こうして、ダクト(6)が放熱器(5)
に取付けられる。
【0032】実施形態2 この実施形態は、図7〜図9に示すものである。なお、
この実施形態における上下、前後および左右は、実施形
態1と同じ方向を意味するものとする。
【0033】この実施形態の場合、第1クリップ(20)の
2つの帯板状脚部(22)の先端部には爪部(22a)は設けら
れておらず、両脚部(22)の先端寄りの部分にそれぞれく
びれ部(24)が形成されている。また、CPU装置(4)側
には2つの第2クリップ(40)が配されるようになってい
る。
【0034】各第2クリップ(40)は、放熱器(5)の放熱
基板(14)の両内部拡大溝(17)における前後方向外側の開
口縁の間隔よりも大きな長さを有する帯状板ばね(41)か
らなる。第2クリップ(40)を形成する板ばね(41)は、C
PU装置(4)のカバー(13)の外面に沿う平坦なベース部
(42)と、ベース部(42)の両端に連なってそれぞれ一体に
形成され、かつ先端側に向かって上方に傾斜した2つの
傾斜部(43)(44)とよりなる。一方の傾斜部(43)には、第
1クリップ(20)の脚部(22)の幅よりも長い長さを有する
とともにくびれ部(24)の幅よりも広い幅を有する長穴(4
5)が、その長さ方向を第2クリップ(40)の幅方向に向け
て形成されている。他方の傾斜部(44)には、その一側縁
部から、脚部(22)の幅よりも狭くかつくびれ部(24)の幅
よりも広い幅を有するスリット(46)が、第2クリップ(4
0)の幅方向に伸びるように形成されている。なお、長穴
(45)およびスリット(46)の幅は、それぞれ脚部(22)の厚
さよりも大きくなっている。第2クリップ(40)は、ばね
鋼やステンレス鋼等からなる薄板にプレス加工を施すこ
とにより製造されたものである。
【0035】実施形態2におけるその他の構成は、実施
形態1と同じである。
【0036】放熱器(5)は、次のようにしてCPU装置
(4)に固定されている。
【0037】第1クリップ(20)の放熱器(5)への取付け
と、放熱器(5)およびCPU装置(4)の組み合わせは、実
施形態1の場合と同様にして行われる。なお、CPU装
置(4)の貫通穴(4a)に通した脚部(22)のくびれ部(24)と
カバー(13)上面との間隔は、弾性変形していない状態の
第2クリップ(40)におけるベース部(42)下面と長穴(45)
およびスリット(46)との垂直方向の間隔よりも小さくな
っている。
【0038】そして、第2クリップ(40)を、その長さ方
向が左右方向を向きかつ一方の傾斜部(43)が左側にくる
ように配し、長穴(45)に、一方、ここでは後側の第1ク
リップ(20)の左側脚部(22)を、そのくびれ部(24)が長穴
(45)に対応する部分にくるように通す。ついで、第2ク
リップ(40)を、くびれ部(24)の周りに回転させながら、
スリット(46)が前側の第1クリップ(20)の左側脚部(22)
のくびれ部(24)と対応する高さ位置にくるように弾性変
形させ、スリット(46)内にくびれ部(24)を嵌め入れる。
そして、両第1クリップ(20)の左側脚部(22)におけるく
びれ部(24)よりも先端側の部分を、弾性変形させられた
状態の第2クリップ(40)における一方の傾斜部(43)の長
穴(45)の縁部および他方の傾斜部(44)のスリット(46)の
縁部にそれぞれ係合させる。こうして、放熱器(5)がC
PU装置(4)に固定される。このとき、第2クリップ(4
0)は、図7に鎖線で示す状態から実線で示すように弾性
変形し、弾性変形した第2クリップ(40)の図7に矢印A
で示す方向の弾発力によって、第1クリップ(20)が上
方、すなわちCPU装置(4)側に付勢される。したがっ
て、放熱器(5)の放熱基板(14)の受熱部(14a)が熱伝導性
樹脂フィルムを介してCPU装置(4)のCPU(11)に対
して強く密着させられ、その結果CPU装置(4)のCP
U(11)から放熱器(5)への伝熱効率が向上し、十分な放
熱性能が得られる。
【0039】実施形態3 この実施形態は、図10〜図12に示すものである。な
お、この実施形態における上下、前後および左右は、実
施形態1と同じ方向を意味するものとする。
【0040】この実施形態の場合、第2クリップの構成
を除いては実施形態2と同じ構成である。
【0041】第2クリップ(50)は、放熱器(5)の放熱基
板(14)の両内部拡大溝(17)における前後方向外側の開口
縁間の間隔よりも大きな長さを有する帯状板ばね(51)か
らなる。第2クリップ(50)を形成する板ばね(51)は、C
PU装置(4)のカバー(13)の外面に沿う逆V字状ベース
部(52)と、ベース部(52)の両端に連なってそれぞれ一体
に形成され、かつ先端側に向かって上方に傾斜した2つ
の傾斜部(53)(54)とよりなる。一方の傾斜部(53)に、第
1クリップ(20)の脚部(22)の幅よりも長い長さを有する
とともにくびれ部(24)の幅よりも広い幅を有する第1の
長穴(55)が、その長さ方向を第2クリップ(50)の幅方向
に向けて形成されている。また、他方の傾斜部(54)は一
方の傾斜部(53)よりも長く、ここに第1クリップ(20)の
脚部(22)の幅よりも長い長さを有する第2の長穴(56)
が、その長さ方向を第2クリップ(50)の長さ方向に向け
て形成されている。両長穴(55)(56)間の間隔は、前後の
第1クリップ(20)の左側脚部(22)どうしおよび右側脚部
(22)どうしの間隔よりも小さくなっている。なお、長穴
(55)(56)の幅は、脚部(22)の厚さよりも大きくなってい
る。第2クリップ(50)は、ばね鋼やステンレス鋼等から
なる薄板にプレス加工を施すことにより製造されたもの
である。
【0042】実施形態3におけるその他の構成は、実施
形態1と同じである。
【0043】放熱器(5)は、次のようにしてCPU装置
(4)に固定されている。
【0044】第1クリップ(20)の放熱器(5)への取付
と、放熱器(5)およびCPU装置(4)の組み合わせは、実
施形態1の場合と同様にして行われる。なお、CPU装
置(4)の貫通穴(4a)に通した脚部(22)のくびれ部(24)と
カバー(13)上面との間隔は、弾性変形していない状態の
第2クリップ(50)におけるベース部(52)下端と長穴(55)
およびスリット(56)との垂直方向の間隔よりも小さくな
っている。
【0045】そして、第2クリップ(50)を、その長さ方
向が左右方向を向きかつ一方の傾斜部(53)が左側にくる
ように配し、第1長穴(55)に、一方、ここでは後側の第
1クリップ(20)の左側脚部(22)を、そのくびれ部(24)が
第1長穴(55)に対応する部分にくるように通す。つい
で、第2クリップ(50)を、くびれ部(24)の周りに回転さ
せた後、第2長穴(56)が、前後方向に関して前側の第1
クリップ(20)の左側脚部(22)と対応する位置にくるよう
に、ベース部(52)をその長さ方向に収縮するように弾性
変形させ(図12矢印X参照)、第2長穴(56)に左側脚
部(22)を、そのくびれ部(24)が第2長穴(56)と対応する
高さ位置にくるまで通す。その後、第2クリップ(50)に
加えていた力を除去すると、後側の第1クリップ(20)の
脚部(22)におけるくびれ部(24)よりも先端側の部分が、
弾性変形させられた状態の第2クリップ(50)の第1傾斜
部(53)における第1長穴(55)の前後両側縁に係合すると
ともに、前側の第1クリップ(20)の脚部(22)におけるく
びれ部(24)よりも先端側の部分が、弾性変形させられた
状態の第2クリップ(50)の第2傾斜部(54)における第2
長穴(56)の後側縁部に係合する。こうして、放熱器(5)
がCPU装置(4)に固定される。このとき、第2クリッ
プ(50)は、図10に鎖線で示す状態から実線で示すよう
に弾性変形し、弾性変形した第2クリップ(50)の図10
に矢印Bで示す方向の弾発力によって、第1クリップ(2
0)が上方、すなわちCPU装置(4)側に付勢される。し
たがって、放熱器(5)の放熱基板(14)の受熱部(14a)が熱
伝導性樹脂フィルムを介してCPU装置(4)のCPU(1
1)に対して強く密着させられ、その結果CPU装置(4)
のCPU(11)から放熱器(5)への伝熱効率が向上し、十
分な放熱性能が得られる。
【0046】実施形態4 この実施形態は、図13〜図15に示すものである。な
お、この実施形態における上下、前後および左右は、実
施形態1と同じ方向を意味するものとする。
【0047】この実施形態の場合、第1クリップおよび
第2クリップの数、ならびに第1クリップの構成を除い
ては実施形態2と同じ構成である。
【0048】放熱器(5)の放熱基板(14)の上面における
前後方向の中央部には1つの内部拡大溝(17)が形成され
ており、この内部拡大溝(17)内に第1クリップ(100)の
水平帯板状ベース部(21)が嵌め入れられている。第1ク
リップ(100)のベース部(21)には、上方に突出した2つ
の脚部(101)が左右方向に間隔をおいて固着されてい
る。脚部(101)はベース部(21)よりも小さな幅を有する
帯板状であって、その幅方向が左右方向を向くように設
けられている。各脚部(101)の上端寄りの部分にくびれ
部(102)が形成されている。脚部(101)およびくびれ部(1
02)の寸法は実施形態2の脚部(22)およびくびれ部(24)
の寸法と同じである。第1クリップ(100)は、ばね鋼や
ステンレス鋼等からなる薄板にプレス加工を施すことに
より製造されたものであり、ばね状弾性を有している。
【0049】実施形態4におけるその他の構成は、実施
形態2と同じである。
【0050】第1クリップ(100)の放熱器(5)への取付け
と、放熱器(5)およびCPU装置(4)の組み合わせは、実
施形態2の場合と同様にして行われる。なお、CPU装
置(4)の貫通穴(4a)に通した脚部(101)のくびれ部(102)
とカバー(13)上面との間隔は、弾性変形していない状態
の第2クリップ(40)におけるベース部(42)下面と長穴(4
5)およびスリット(46)との垂直方向の間隔よりも小さく
なっている。
【0051】そして、1つの第2クリップ(40)を、その
長さ方向が前後方向を向きかつ一方の傾斜部(43)が前側
にくるように配し、長穴(45)に第1クリップ(100)の左
側脚部(101)を、そのくびれ部(102)が長穴(45)に対応す
る部分にくるように通す。ついで、第2クリップ(40)
を、くびれ部(102)の周りに回転させながら、スリット
(46)が右側脚部(101)のくびれ部(102)と対応する高さ位
置にくるように弾性変形させ、スリット(46)内にくびれ
部(102)を嵌め入れる。そして、第1クリップ(20)の脚
部(101)におけるくびれ部(102)よりも先端側の部分を、
弾性変形させられた状態の第2クリップ(40)における一
方の傾斜部(43)の長穴(45)の縁部および他方の傾斜部(4
4)のスリット(46)の縁部に係合させる。こうして、放熱
器(5)がCPU装置(4)に固定される。このとき、第2ク
リップ(40)は、図13に鎖線で示す状態から実線で示す
ように弾性変形し、弾性変形した第2クリップ(40)の図
13に矢印Cで示す方向の弾発力によって、第1クリッ
プ(100)が上方、すなわちCPU装置(4)側に付勢され
る。したがって、放熱器(5)の放熱基板(14)の受熱部(14
a)が熱伝導性樹脂フィルムを介してCPU装置(4)のC
PU(11)に対して強く密着させられ、その結果CPU装
置(4)のCPU(11)から放熱器(5)への伝熱効率が向上
し、十分な放熱性能が得られる。
【0052】図示は省略したが、上述した実施形態4に
おいて、実施形態2の第2クリップ(40)に代えて、実施
形態3の第2クリップ(50)を用いてもよい。
【0053】実施形態5 この実施形態は、図16〜図22に示すものである。な
お、この実施形態の説明においては、図16の右側を
前、これと反対側を後というものとする。また、図19
の上下、左右をそれぞれ上下、左右というものとする。
【0054】この実施形態の場合、マザーボード(2)に
設けられたコネクタ(3)はその長さ方向を上下方向に向
けており、このコネクタ(3)に、CPU装置(4)が、CP
U(11)が前方を向くとともにカバー(13)が後方を向くよ
うに垂直状態で取付けられている。そして、CPU装置
(4)の前面にアルミニウム製放熱器(60)が固定されてい
る。
【0055】放熱器(60)は、上下方向に長くかつ後面が
平坦面となされるとともに、その中央部にCPU(11)に
接する受熱部(61b)が設けられた放熱基板(61)と、放熱
基板(61)の前面に設けられ、かつ放熱基板(61)の押出方
向(上下方向)に間隔をおいて切り起こし状に一体に形
成された多数の舌状放熱フィン(62)からなる、ここでは
1つのフィン列(62A)とよりなる。各放熱フィン(62)は
高さの中央部が下方に突出した略円弧状である。
【0056】放熱器(60)の放熱フィン(62)は、実施形態
1の場合と同様に、放熱基板(61)を押出成形するさいに
一緒に形成した上下方向に伸びるフィン成形用凸条に、
切り起こし加工を施すことにより形成されたものであ
る。
【0057】ハウジング(1)内に、放熱器(60)側からハ
ウジング(1)の後壁(1b)に形成された空気流通口(9)に向
かって空気を導くように、ダクト(63)が設けられてお
り、ダクト(63)の空気流通口(9)側の端部内に冷却ファ
ン(7)が配置されている。そして、冷却ファン(7)を作動
させることにより、ハウジング(1)外の空気が前壁(1a)
の空気流通口(8)を通ってハウジング(1)内に流入し、ダ
クト(63)内に入って放熱器(60)の放熱フィン(62)を通過
した後、後壁(1b)の空気流通口(9)からハウジング(1)外
に送り出されるようになっている。
【0058】放熱器(60)は、放熱器(60)側に配される2
つの第1クリップ(70)と、CPU装置(4)側に配される
2つの第2クリップ(40)とを用いてCPU装置(4)に固
定されている。
【0059】放熱器(60)のフィン列(62A)の周りには、
上下方向に長い方形状であるアルミニウム製放熱器押さ
え枠(80)が前方から嵌め被せられており、その左右両側
枠部分(80a)が、放熱器(60)の放熱基板(61)に一体に形
成された左右方向外方への張り出し部(61a)に係合させ
られている。
【0060】両第1クリップ(70)は、それぞれ幅方向を
左右方向に向けるとともに長さ方向を上下方向に向け、
かつ押さえ枠(80)の両側枠部分(80a)の前面に沿う帯板
状ベース部(71)と、ベース部(71)の後面に上下方向に間
隔をおいて固着されかつ後方に伸びた複数、ここでは2
つの脚部(72)とを備えている。第1クリップ(70)の脚部
(72)はベース部(71)よりも小さな幅を有する帯状であっ
て、その幅方向が上下方向を向くように設けられてい
る。各脚部(72)の後端寄りの部分にくびれ部(73)が形成
されている。脚部(72)およびくびれ部(73)の寸法は実施
形態2の脚部(22)およびくびれ部(24)の寸法と同じであ
る。第1クリップ(70)は、ばね鋼やステンレス鋼等から
なる薄板にプレス加工を施すことにより製造されたもの
であり、ばね状弾性を有している。
【0061】放熱器(60)は、次のようにしてCPU装置
(4)に固定されている。
【0062】まず、2つの第1クリップ(70)の脚部(72)
を、それぞれ押さえ枠(80)の両側枠部分(80a)に形成さ
れた貫通穴(81)、およびCPU装置(4)に形成された貫
通穴(4a)に前方から通し、その先端部をCPU装置(4)
のカバー(13)よりも後方に突出させるとともに、ベース
部(71)を押さえ枠(80)の両側枠部分(80a)の前面に沿わ
せる。このとき、脚部(72)のくびれ部(73)とカバー(13)
後面との間隔は、弾性変形していない状態の第2クリッ
プ(40)におけるベース部(42)前面と長穴(45)およびスリ
ット(46)との水平方向の間隔よりも小さくなっている。
また、放熱器(60)の放熱基板(61)の受熱部(61b)には熱
伝導性樹脂フィルム(図示略)を接着しておき、この熱
伝導性樹脂フィルムをCPU(11)に密着させる。
【0063】ついで、第2クリップ(40)を、その長さ方
向が左右方向を向くように配し、一方の傾斜部(43)の長
穴(45)に、第1クリップ(70)の上側の脚部(72)を、その
くびれ部(73)が長穴(45)に対応する部分にくるように通
す。ついで、この第2クリップ(40)を、くびれ部(73)の
周りに回転させながら、スリット(46)が他方の脚部(72)
のくびれ部(73)と対応する位置にくるように弾性変形さ
せ、スリット(46)内にこの脚部(72)のくびれ部(73)を嵌
め入れる。そして、両第1クリップ(70)の脚部(72)にお
けるくびれ部(73)よりも先端側の部分を、弾性変形させ
られた状態の第2クリップ(40)における一方の傾斜部(4
3)の長穴(45)の縁部および他方の傾斜部(44)のスリット
(46)の縁部にそれぞれ係合させる。こうして、放熱器(6
0)がCPU装置(4)に固定される。このとき、第2クリ
ップ(40)は、図18に鎖線で示す状態から実線で示す状
態に弾性変形し、弾性変形した第2クリップ(40)の図1
8に矢印Dで示す方向への弾発力によって、第1クリッ
プ(70)が後方、すなわちCPU装置(4)側に付勢され
る。したがって、放熱器(60)の放熱基板(61)の受熱部(6
1b)が熱伝導性樹脂フィルムを介してCPU装置(4)のC
PU(11)に対して強く密着させられ、その結果CPU装
置(4)のCPU(11)から放熱器(60)への伝熱効率が向上
し、十分な放熱性能が得られる。
【0064】図示は省略したが、上述した実施形態5に
おいて、実施形態2の第2クリップ(40)に代えて、実施
形態3の第2クリップ(50)を用いてもよい。
【0065】上記5つの実施形態においては、CPU装
置(4)は、CPU(11)を搭載したCPU搭載回路板(12)
と、CPU搭載回路板(12)の上側を覆うプラスチック製
カバー(13)とを備えており、CPU(11)は回路板(12)の
外面側に配置されているが、この発明の放熱器固定構造
は、上述した実用新案登録第3054704号公報に記
載されているCPU装置にも適用可能である。この場
合、放熱器の放熱基板の平坦面がCPU装置のケーシン
グのアルミニウム板外面に接触させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の放熱器固定構造により
放熱器が固定されているCPU装置を備えたパーソナル
コンピュータの概略を示す垂直断面図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータにおけるCPU
装置の部分を拡大して示す平面図である。
【図3】図2のJ−J線断面図である。
【図4】図2のK−K線断面図である。
【図5】実施形態1におけるCPU装置への放熱器の固
定方法を示す分解斜視図である。
【図6】同じくCPU装置へ放熱器を固定した状態を示
す斜視図である。
【図7】この発明の実施形態2を示す要部の垂直断面図
である。
【図8】実施形態2におけるCPU装置への放熱器の固
定方法を示す分解斜視図である。
【図9】同じく第2クリップを第1クリップに係合させ
る方法を示す斜視図である。
【図10】この発明の実施形態3を示す図7相当の断面
図である。
【図11】実施形態3におけるCPU装置への放熱器の
固定方法を示す分解斜視図である。
【図12】同じく第2クリップを第1クリップに係合さ
せる方法を示す斜視図である。
【図13】この発明の実施形態4を示す図3相当の断面
図である。
【図14】実施形態4におけるCPU装置への放熱器の
固定方法を示す分解斜視図である。
【図15】同じく第2クリップを第1クリップに係合さ
せる方法を示す斜視図である。
【図16】この発明の実施形態5の放熱器固定構造によ
り放熱器が固定されているCPU装置を備えたパーソナ
ルコンピュータの概略を示す水平断面図である。
【図17】図16の部分拡大図である。
【図18】図17のL−L線断面図である。
【図19】図18のM−M線断面図である。
【図20】放熱器と第1クリップとの組み合わせ方を示
す分解斜視図である。
【図21】同じくCPU装置への放熱器の固定方法を示
す分解斜視図である。
【図22】同じくCPU装置へ放熱器を固定した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
(4):CPU装置 (5):放熱器 (11):CPU (12):CPU搭載回路板 (13):カバー (14):放熱基板 (14a):受熱部 (15):放熱フィン (15A):フィン列 (17):内部拡大溝 (20)(100):第1クリップ (21):ベース部 (22)(101):脚部 (22a):爪部 (24)(102):くびれ部 (30)(40)(50):第2クリップ (31):板ばね部(ばね状弾性部) (31a):ベース部 (31b):第1傾斜部 (31c):水平部 (31d):第2傾斜部 (32):連結部 (33):長穴(貫通穴) (41):板ばね部(ばね状弾性部) (42):ベース部 (43)(44):傾斜部 (45):長穴 (46):スリット (51):板ばね部(ばね状弾性部) (52):ベース部 (53)(54):傾斜部 (55):第1長穴 (56):第2長穴 (60):放熱器 (61):放熱基板 (61a):外方張り出し部 (62):放熱フィン (70):第1クリップ (72):脚部 (73):くびれ部 (80):放熱器押さえ枠 (80a):側枠部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 昇治 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AB04 BA01 BB10 EA11 5F036 BC33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面が平坦面となされた放熱基板および
    放熱基板の他面に設けられた放熱フィンよりなる放熱器
    を、CPU搭載回路板を有するCPU装置に、放熱器側
    に配される第1のクリップおよびCPU装置側に配され
    る第2のクリップを用いて固定するCPU装置への放熱
    器固定構造であって、 放熱器の放熱基板の片面に内部拡大溝が形成され、第1
    クリップが、内部拡大溝の開口幅よりも大きくかつ底部
    幅よりも小さな幅を有する帯板状のベース部と、ベース
    部に対して直角をなすように設けられるとともに先端部
    に係合部を有する脚部とよりなり、第2クリップが、第
    1クリップの脚部先端の係合部が係合するばね状弾性部
    を備えており、第1クリップのベース部が内部拡大溝内
    に配置されるとともにその脚部が内部拡大溝内から外方
    に伸びてCPU装置を貫通し、脚部先端の係合部が、弾
    性変形させられた状態の第2クリップのばね状弾性部に
    係合し、弾性変形したばね状弾性部により第1クリップ
    がCPU装置側に付勢されるようになされているCPU
    装置への放熱器固定構造。
  2. 【請求項2】 放熱器の放熱基板に2つの内部拡大溝が
    相互に間隔をおいて平行に形成されるとともに、各内部
    拡大溝内に第1クリップのベース部が配置され、ベース
    部に、その長さ方向に間隔をおいて内部拡大溝の開口幅
    よりも小さな幅を有する2つの脚部が一体に形成され、
    各脚部の先端に折り返し状爪部が設けられ、第2クリッ
    プが、幅方向を内部拡大溝の長さ方向に向け、かつ2つ
    の内部拡大溝における外側の開口縁間の間隔よりも大き
    な長さを有する互いに平行な2つの帯状板ばね部と、両
    板ばね部をその長さの中央部で連結する連結部とよりな
    り、第2クリップの各板ばね部が、CPU装置のカバー
    の外面に沿う平坦なベース部と、ベース部の両端に連な
    ってそれぞれ一体に形成され、かつ先端側に向かってカ
    バーから遠ざかるように傾斜した2つの第1傾斜部と、
    各第1傾斜部の先端に連なって一体に形成された水平部
    と、各水平部の先端に連なって一体に形成されるととも
    に先端側に向かってカバー側に傾斜し、かつ先端がCP
    U装置のカバー外面に当接する第2傾斜部とよりなり、
    各板ばね部の水平部に、脚部が通りうる貫通穴が形成さ
    れ、第2クリップの両板ばね部が、その水平部がカバー
    側に移動するように弾性変形させられることにより、両
    第1クリップの一方の脚部が第2クリップの一方の板ば
    ね部における2つの貫通穴に、同他方の脚部が第2クリ
    ップの他方の板ばね部における2つの貫通穴にそれぞれ
    通されるとともに、脚部先端の爪部が、弾性変形させら
    れた状態の板ばね部の水平部における貫通穴の縁部に係
    合させられている請求項1記載のCPU装置への放熱器
    固定構造。
  3. 【請求項3】 放熱器の放熱基板に2つの内部拡大溝が
    相互に間隔をおいて平行に形成されるとともに、各内部
    拡大溝内に第1クリップのベース部が配置され、各第1
    クリップのベース部に、内部拡大溝の開口幅よりも小さ
    な幅を有する帯板状脚部が、その幅方向をベース部の幅
    方向に向けて一体に形成され、脚部の先端寄りの部分に
    くびれ部が形成され、第2クリップが、2つの内部拡大
    溝における外側の開口縁間の間隔よりも大きな長さを有
    する帯状板ばねからなり、第2クリップを形成する板ば
    ねが、CPU装置のカバーの外面に沿うベース部と、ベ
    ース部の両端に連なってそれぞれ一体に形成され、かつ
    先端側に向かってカバーから遠ざかるように傾斜した2
    つの傾斜部とよりなり、一方の傾斜部に、第1クリップ
    の脚部の幅よりも長い長さを有するとともにくびれ部の
    幅よりも大きな幅を有する長穴が、その長さ方向を第2
    クリップの幅方向に向けて形成され、他方の傾斜部の一
    側縁部から、脚部の幅よりも狭くかつくびれ部の幅より
    も広い幅を有するスリットが、第2クリップの幅方向に
    伸びるように形成されており、第2クリップがその長さ
    方向を第1クリップの長さ方向を向くように配されると
    ともに、その長穴に、一方の第1クリップの脚部が、く
    びれ部が長穴に対応する部分にくるように通され、第2
    クリップが、弾性変形させられるとともに脚部の周りに
    回転させられることによって、他方の第1クリップの脚
    部におけるくびれ部が第2クリップのスリット内に入れ
    られ、第1クリップの脚部におけるくびれ部よりも先端
    側の部分が、弾性変形させられた状態の第2クリップの
    傾斜部における長穴の縁部およびスリットの縁部に係合
    させられている請求項1記載のCPU装置への放熱器固
    定構造。
  4. 【請求項4】 放熱器の放熱基板に2つの内部拡大溝が
    相互に間隔をおいて平行に形成されるとともに、各内部
    拡大溝内に第1クリップのベース部が配置され、各第1
    クリップのベース部に、内部拡大溝の開口幅よりも小さ
    な幅を有する帯板状脚部が、その幅方向をベース部の幅
    方向に向けて一体に形成され、脚部の先端寄りの部分に
    くびれ部が形成され、第2クリップが、2つの内部拡大
    溝の開口における外側の開口縁間の間隔よりも大きな長
    さを有する帯状板ばねからなり、第2クリップを形成す
    る板ばねが、CPU装置のカバーの外面に沿うベース部
    と、ベース部の両端に連なってそれぞれ一体に形成さ
    れ、かつ先端側に向かってカバーから遠ざかるように傾
    斜した2つの傾斜部とよりなり、一方の傾斜部に、第1
    クリップの脚部の幅よりも長い長さを有するとともにく
    びれ部の幅よりも大きな幅を有する第1の長穴が、その
    長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて形成され、他
    方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さ
    を有する第2の長穴が、その長さ方向を第2クリップの
    長さ方向に向けて形成されており、第2クリップがその
    長さ方向を第1クリップの長さ方向に向けて配されると
    ともに、その第1長穴に、一方の第1クリップの脚部
    が、くびれ部が長穴に対応する部分にくるように通さ
    れ、第2クリップが、弾性変形させられるとともに脚部
    の周りに回転させられることによって、他方の第1クリ
    ップの脚部が第2クリップの第2長穴に通され、第1ク
    リップの両脚部におけるくびれ部よりも先端側の部分
    が、弾性変形させられた状態の第2クリップの傾斜部に
    おける両長穴の縁部に係合させられている請求項1記載
    のCPU装置への放熱器固定構造。
  5. 【請求項5】 放熱器の放熱基板に内部拡大溝が形成さ
    れるとともに、内部拡大溝内に第1クリップのベース部
    が配置され、第1クリップのベース部に、その長さ方向
    に間隔をおいてベース部よりも小さな幅を有する2つの
    帯板状脚部が、その幅方向をベース部の長さ方向に向け
    て設けられ、各脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形成
    され、第2クリップが、第1クリップの両脚部間の間隔
    よりも大きな長さを有する帯状板ばねからなり、第2ク
    リップを形成する板ばねが、CPU装置のカバーの外面
    に沿うベース部と、ベース部の両端に連なってそれぞれ
    一体に形成され、かつ先端側に向かってカバーから遠ざ
    かるように傾斜した2つの傾斜部とよりなり、一方の傾
    斜部に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さを有す
    るとともにくびれ部の幅よりも大きな幅を有する長穴
    が、その長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて形成
    され、他方の傾斜部の一側縁部から、脚部の幅よりも狭
    くかつくびれ部の幅よりも広い幅を有するスリットが、
    第2クリップの幅方向に伸びるように形成されており、
    第2クリップがその長さ方向を第1クリップの幅方向を
    向くように配されるとともに、その長穴に、第1クリッ
    プの一方の脚部が、くびれ部が長穴に対応する部分にく
    るように通され、第2クリップが、弾性変形させられる
    とともに脚部の周りに回転させられることによって、第
    1クリップの他方の脚部におけるくびれ部が第2クリッ
    プのスリット内に入れられ、第1クリップの脚部におけ
    るくびれ部よりも先端側の部分が、弾性変形させられた
    状態の第2クリップの傾斜部における長穴の縁部および
    スリットの縁部に係合させられている請求項1記載のC
    PU装置への放熱器固定構造。
  6. 【請求項6】 放熱器の放熱基板に内部拡大溝が形成さ
    れるとともに、内部拡大溝内に第1クリップのベース部
    が配置され、第1クリップのベース部に、その長さ方向
    に間隔をおいてベース部よりも小さな幅を有する2つの
    帯板状脚部が、その幅方向をベース部の長さ方向に向け
    て設けられ、脚部の先端寄りの部分にくびれ部が形成さ
    れ、第2クリップが、第1クリップの両脚部間の間隔よ
    りも大きな長さを有する帯状板ばねからなり、第2クリ
    ップを形成する板ばねが、CPU装置のカバーの外面に
    沿うベース部と、ベース部の両端に連なってそれぞれ一
    体に形成され、かつ先端側に向かってカバーから遠ざか
    るように傾斜した2つの傾斜部とよりなり、一方の傾斜
    部に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さを有する
    とともにくびれ部の幅よりも大きな幅を有する第1の長
    穴が、その長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて形
    成され、他方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅より
    も長い長さを有する第2の長穴が、その長さ方向を第2
    クリップの長さ方向に向けて形成されており、第2クリ
    ップがその長さ方向を第1クリップの幅方向に向けて配
    されるとともに、その第1長穴に、第1クリップの一方
    の脚部が、くびれ部が長穴に対応する部分にくるように
    通され、第2クリップが、弾性変形させられるとともに
    脚部の周りに回転させられることによって、第1クリッ
    プの他方の脚部が第2クリップの第2長穴に通され、第
    1クリップの両脚部におけるくびれ部よりも先端側の部
    分が、弾性変形させられた状態の第2クリップの傾斜部
    における両長穴の縁部に係合させられている請求項1記
    載のCPU装置への放熱器固定構造。
  7. 【請求項7】 片面が平坦面となされた放熱基板および
    放熱基板の他面に設けられた放熱フィンよりなる放熱器
    を、CPU搭載回路板を有するCPU装置に、第1およ
    び第2の2種類のクリップを用いて固定するCPU装置
    への放熱器固定構造であって、 放熱フィンの周りに放熱器押さえ枠が嵌め被せられると
    ともに、放熱器押さえ枠が放熱器の放熱基板の周縁部の
    少なくとも一部に係合させられ、第1クリップが、帯板
    状のベース部と、ベース部に対して直角をなすように設
    けられるとともに先端部に係合部を有する脚部とよりな
    り、第2クリップが、第1クリップの脚部先端の係合部
    が係合するばね状弾性部を備えており、第1クリップの
    ベース部が放熱器押さえ枠に沿わされるとともに、その
    脚部が押さえ枠およびCPU装置に貫通させられ、脚部
    先端の係合部が、弾性変形させられた状態の第2クリッ
    プのばね状弾性部に係合し、弾性変形したばね状弾性部
    により第1クリップがCPU装置側に付勢されるように
    なされているCPU装置への放熱器固定構造。
  8. 【請求項8】 方形状の放熱器押さえ枠の互いに平行な
    2つの側枠部分が、放熱器の方形状の放熱基板における
    互いに平行な2つの側縁部分に一体に形成された外方張
    り出し部に係合させられ、2つの第1クリップのベース
    部が、押さえ枠の上記2つの側枠部分に沿わされ、第1
    クリップのベース部に、その長さ方向に間隔をおいてベ
    ース部よりも小さい幅を有する帯板状脚部が、その幅方
    向をベース部の長さ方向に向けて設けられ、各脚部の先
    端寄りの部分にくびれ部が形成され、第1クリップの両
    脚部間の間隔よりも長い2つの第2クリップが用いら
    れ、各第2クリップが帯状板ばねからなり、第2クリッ
    プを形成する板ばねが、CPU装置のカバーの外面に沿
    うベース部と、ベース部の両端に連なってそれぞれ一体
    に形成され、かつ先端側に向かってカバーから遠ざかる
    ように傾斜した2つの傾斜部とよりなり、一方の傾斜部
    に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さを有すると
    ともにくびれ部の幅よりも大きな幅を有する長穴が、そ
    の長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて形成され、
    他方の傾斜部の一側縁部から、脚部の幅よりも狭くかつ
    くびれ部の幅よりも広い幅を有するスリットが、第2ク
    リップの幅方向に伸びるように形成されており、各第2
    クリップがその長さ方向が第1クリップの幅方向を向く
    ように配されるとともに、その長穴に、各第1クリップ
    の一方の脚部が、そのくびれ部が長穴に対応する部分に
    くるように通され、各第2クリップが、弾性変形させら
    れるとともに脚部の周りに回転させられることによっ
    て、各第1クリップの他方の脚部におけるくびれ部が第
    2クリップのスリット内に入れられ、第1クリップの脚
    部におけるくびれ部よりも先端側の部分が、弾性変形さ
    せられた状態の第2クリップの傾斜部における長穴の縁
    部およびスリットの縁部に係合させられている請求項7
    記載のCPU装置への放熱器固定構造。
  9. 【請求項9】 方形状の放熱器押さえ枠の互いに平行な
    2つの側枠部分が、放熱器の方形状の放熱基板における
    互いに平行な2つの側縁部分に一体に形成された外方張
    り出し部に係合させられ、2つの第1クリップのベース
    部が、押さえ枠の上記2つの側枠部分に沿わされ、第1
    クリップのベース部に、その長さ方向に間隔をおいてベ
    ース部よりも小さい幅を有する帯板状脚部が、その幅方
    向をベース部の長さ方向に向けて設けられ、各脚部の先
    端寄りの部分にくびれ部が形成され、第1クリップの両
    脚部間の間隔よりも長い2つの第2クリップが用いら
    れ、各第2クリップが帯状板ばねからなり、第2クリッ
    プを形成する板ばねが、CPU装置のカバーの外面に沿
    うベース部と、ベース部の両端に連なってそれぞれ一体
    に形成され、かつ先端側に向かってカバーから遠ざかる
    ように傾斜した2つの傾斜部とよりなり、一方の傾斜部
    に、第1クリップの脚部の幅よりも長い長さを有すると
    ともにくびれ部の幅よりも大きな幅を有する第1の長穴
    が、その長さ方向を第2クリップの幅方向に向けて形成
    され、他方の傾斜部に、第1クリップの脚部の幅よりも
    長い長さを有する第2の長穴が、その長さ方向を第2ク
    リップの長さ方向に向けて形成されており、各第2クリ
    ップがその長さ方向が第1クリップの幅方向を向くよう
    に配されるとともに、その第1長穴に、各第1クリップ
    の一方の脚部が、くびれ部が第1長穴に対応する部分に
    くるように通され、各第2クリップが、弾性変形させら
    れるとともに脚部の周りに回転させられることにより、
    各第1クリップの他方の脚部が第2クリップの第2長穴
    に通され、第1クリップの両脚部におけるくびれ部より
    も先端側の部分が、それぞれ弾性変形させられた状態の
    第2クリップの傾斜部における2つの長穴の縁部に係合
    させられている請求項7記載のCPU装置への放熱器固
    定構造。
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